JP4748175B2 - 冷水循環システム - Google Patents

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Description

本発明は、省エネルギー化が可能な冷水循環システム(空調用や生産冷却水用に冷熱を連続供給する目的の冷水循環設備を含む)に関し、特に、冷水蓄熱槽を含む設備システムにおいて、冷水二次ポンプと冷凍機の最適な運転制御を行うことによりエネルギー効率向上が可能となる冷水循環システムに関する。
図3は、従来一般に使用されている既存の冷水循環システムにおける主要部の構成概略図である。
冷水一次ポンプ1は、冷水蓄熱槽(以下、蓄熱槽ということがある。)2の高温部2aから冷水(戻り冷水)を吸い上げ、冷凍機3に送り、目的とする温度まで冷やす。冷やされた冷水(送り冷水)は、一旦、蓄熱槽2の低温部2bに入り、そこから必要な量だけが冷水二次ポンプ5に汲み上げられ、送りヘッダー6を経由して、1又は2以上の負荷設備8に送られる。送られた冷水は、負荷設備8を冷却するために用いられ、その負荷の大きさに比例して冷水の温度が上昇する。その後、冷水は、戻りヘッダー9、集合管10を通って、蓄熱槽2の高温部2aに戻る。冷凍機3には、クーリングタワー31と冷却水ポンプ32が補機として付随しており、これら補機と冷水一次ポンプ1は冷凍機3と連動して動作する。(以下、冷水一次ポンプ1と補機、及びこれと常時連動して運転する冷凍機3の補助設備が存する場合、それらすべてを含めて冷凍機3ということがある。)
冷水二次ポンプ5の送水量を制御する方法としては、送りヘッダー6の水圧を送りの圧力検出器12で測定し、その圧力をあらかじめ一定に設定した値、またはその設定値を流量計11で検出した冷水量に応じて修正した値になる様にポンプ運転制御器13によって圧力を調整して冷水を送る仕組みとなっている。
ここでは、制御二方弁16(温度検出器23に付随する制御信号変換器24からの信号により開閉制御)により段階なく増減調整される負荷設備8の必要水量を、流量計11で計測し、ポンプ運転制御器13が必要な台数を冷水二次ポンプ5の標準能力から判断して段階的に選定するシステムとなっている。この際、冷水二次ポンプ5には、運転電力の周波数を自動に変化させて送水量を調整する動力インバーターは備わっていない事が標準的な方法であり、その必要な流量を確保すべく、冷水二次ポンプ5の運転台数は余裕をもって決定される。この為、通常は過剰な送水が発生し、これを過剰水の返り管7により蓄熱槽2の低温部2bに戻しながら運転する事を標準の形態としている。
この際、冷水一次ポンプ1と冷水二次ポンプ5の送水量は必ずしも同一ではなく、たとえば、冷水一次ポンプ1からの送水量が多い場合、その差の冷水は蓄熱槽2の高温部2aとは温度差を持った蓄熱槽2の蓄熱部2cに低温度の冷水が冷熱として貯められる。その差がついた冷水の温度の境目は、冷水一次ポンプ1と冷水二次ポンプ5の送水量のバランスにより蓄熱槽2の蓄熱部2cにおいて移動する。蓄熱槽2の蓄熱部2c中に図示される点線(図3では6本)は、蓄熱槽2で水温の境目となる小割りの仕切りを表している。
この原理により、負荷設備8から戻る冷水の設計温度と蓄熱槽2の蓄熱部2c内部の冷水温度との差をその容積に掛け合わせた値をもとに蓄熱された冷熱の量を計算して、この値を一日の時間帯ごとに定めた目標値以上に保つ管理を行なう冷凍機台数制御器15により、冷凍機3の運転を制御することが一般に行われている。そのため、蓄熱槽2の蓄熱部2cには小割りの仕切りごとに温度検出器20が設置されている。
先に記述の冷水二次ポンプ5の台数制御を行なう場合は、常に必要な流量以上の冷水二次ポンプ5の送水を適切に減らして送水圧力を目標の値に調整するためにも過剰水の返り管7を通過する冷水があり、その水量分の動力は常に無駄となっている。
また、ポンプ運転制御器13においては、一般的に、必要送水圧力の不足を恐れて、送りヘッダー6での送水圧力は高めに設定され、また、冷水二次ポンプ5の標準能力は少なめに設定されるため、実際に運転される台数は多めになりがちで、過剰な冷水の送水を助長していることが多い。
また、制御二方弁16の開度が冷却対象物17の要求による自動制御で小さくなり必要な冷水量が少なくなると、その量の送水により生じる配管抵抗に対抗するための圧力(送りヘッダー6における送水圧力)は、送水量の2乗に比例して減少することが物理現象として知られている。
この現象を活用し、冷水二次ポンプ5の無駄な送水量を減らすことでの省エネルギーを目的とした制御として、送りヘッダー6と戻りヘッダー9との冷水の差圧を測定する差圧センサからの測定信号に基づいて動力インバーターの回転周波数を変化させて冷水二次ポンプ5の送水圧力を調整することで、冷水送水量を必要最低限に減らすという制御手法が知られている(特許文献1参照)。
特許第3530824号公報
前記述の冷水二次ポンプ5により過剰な圧力で、過剰な冷水が送水されている場合には、冷水が負荷設備8を通過する時に冷熱が移動したこと(熱交換)を示す、負荷設備8への入り水温と出の水温の差は、特に負荷設備8の稼動負荷率が小さめの時に顕著に、その定格設計温度差よりも小さくなることが一般に知られている。この際、冷凍機3の冷水吸い込み温度はその設計定格値よりも低くなり、この結果、冷水二次ポンプ5の運転動力の無駄のみならず、冷凍機3の運転効率(成績係数)が高くない運転傾向をもたらす。
また、特許文献1記載の手法では、過剰な冷水の送水動力を削減できる一方で、負荷設備8を通過する冷水の流量が減る結果、負荷設備8での熱交換により蓄熱槽の高温部2aに戻る冷水の温度が過剰に高まり、冷凍機3の吸い込み冷水の設計定格値を超え、許容できる温度を超えてしまう場合でも、それを自動的に予知して冷凍機3を保護する事ができない。その為に、冷凍機3の故障や冷凍機3で作る送り冷水の温度保証の不能などの問題を発生し得る。
また、冷水二次ポンプ5の運転周波数を下げる方法のみで送水量を低減する場合、冷水二次ポンプ5の送水量と送水圧力を同時に減らす手法であるために、冷水送水配管の末端にある負荷設備8においてその管路の圧力損失が、同じ系内部の他部分より特に大きい場合には、要求される必要充分な水量が確保出来ない問題が発生し得る。
また、この方法では、たとえば、蓄熱槽が地中にある場合に、建物最上階などの高い位置にある負荷設備8に冷水を送水するときには、最低必要な圧力を確保出来ないため、送水が困難な場合がある。
さらに、冷凍機3の運転台数を決定するために、従来は蓄熱槽2への蓄熱量を管理して、その管理された蓄熱量に基づき、運転台数を制御する設備が一般に導入されていた。これは、一日の各時点で常に目標とする蓄熱量に届くまで、過剰台数か否かを問わずに冷凍機3を運転する台数制御手法である。その結果、低い運転負荷率の冷凍機3を多めの台数で運転して、省エネルギー的ではない運転がされている場合も見られる。
また、その運転台数を制御する設備の構築には、多くの水温計測点とその計測器具や専用コントローラーを必要とし、新築時からこの設備を持たない場所では、冷凍機台数を制御する仕組みの導入が困難であった。
従って、本発明の目的は、冷水二次ポンプによる送水量が過剰および不足状態とならないよう最適な量に制御してシステム全体の運転動力(消費エネルギー)を削減できる冷水循環システムを提供することにある。また、本発明の別の目的は、冷水二次ポンプによる送水量が過剰および不足状態とならないよう最適な量に制御する、並びに、重要な冷却の機能を最も優先してシステム本来の目的を満足させる、及び/又は、冷凍機の最適な運転台数制御を可能とする、ことにより、システム全体の運転動力(消費エネルギー)を削減できる冷水循環システムを提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、少なくとも、複数の負荷設備と、前記負荷設備から戻ってくる戻り冷水を少なくとも1つの冷凍機へ送る冷水一次ポンプと、動力インバーターを備え、前記冷凍機で冷やされた冷水を送り冷水として、当該動力インバーターの運転周波数に応じた送水量の冷水を前記負荷設備へ送る冷水二次ポンプと、温度検出器により検出される冷却対象物に送る熱媒体の温度に基づいて開閉制御することで、前記冷水二次ポンプにより送られてくる前記送り冷水の量を段階なく増減調整する制御弁と、前記動力インバーターの運転周波数を制御して、前記冷水二次ポンプの前記送り冷水の前記送水量を調整するポンプ運転制御器とを備えた冷水循環システムであって、前記ポンプ運転制御器は、前記送り冷水の温度と前記戻り冷水の温度との検出温度差と前記負荷設備の定格設計温度差との差の絶対値が減少する方向へ、前記検出温度差に基づいて前記動力インバーターの運転周波数を制御して前記送り冷水の前記負荷設備への前記送水量を調整する周波数制御機構と、更に、前記負荷設備のうち、あらかじめ選択された特定負荷設備において、当該特定負荷設備からの警報がないか否かを確認し、該確認の結果、当該警報がある時は、前記周波数制御機構による制御よりも優先し、前記冷水二次ポンプの前記動力インバーターをあらかじめ設定した周波数で制御する優先制御機構を有していることを特徴とする冷水循環システムを提供する。本発明における冷水循環システムには、空調用や生産冷却水用に冷熱を連続供給する目的の冷水循環設備(例えば、空調システム)が含まれる。また、優先制御機構は、前記動力インバーターの運転周波数を、或いは前記動力インバーターの運転周波数と前記冷水二次ポンプの運転台数を制御することができる。
上記の本発明は、前記冷水二次ポンプを2台以上備えた冷水循環システムであって、前記ポンプ運転制御器は、前記送り冷水の温度と前記戻り冷水の温度との検出温度差を前記負荷設備の定格設計温度差に近づけるように、前記動力インバーターの運転周波数と前記冷水二次ポンプの運転台数とを制御することを特徴とする発明を含む。
本発明によれば、冷水二次ポンプによる送水量が過剰および不足状態とならないよう最適な量に制御してシステム全体の運転動力(消費エネルギー)を削減できる冷水循環システムを提供できる。またさらに、冷水二次ポンプによる送水量が過剰および不足状態とならないよう最適な量に制御する、並びに、重要な冷却の機能を最も優先してシステム本来の目的を満足させる、及び/又は、冷凍機の最適な運転台数制御を可能とする、ことにより、システム全体の運転動力(消費エネルギー)を削減できる冷水循環システムを提供できる。
〔本発明の実施の形態に係る冷水循環システムの構成〕
図1は、本発明の実施の形態に係る冷水循環システムにおける主要部の構成概略図である。図2は、図1に示す冷水循環システムの動作例を示すフローチャートである。図1において図3と同一の構成については同一の符号を付す。図3と同一部分についての説明は省略(又は簡略化)し、図3と異なる部分について中心に説明する。
本実施の形態における冷水循環システムは、戻り冷水と送り冷水を貯える蓄熱槽(冷水蓄熱槽)2と、戻り冷水を蓄熱槽2の高温部2aから冷凍機3を介して蓄熱槽2の低温部2bへ送る冷水一次ポンプ1と、動力インバーター51を備え、送り冷水を蓄熱槽2の低温部2bから負荷設備81A,81Bへ送る冷水二次ポンプ5と、冷水二次ポンプ5の動作を制御するポンプ運転制御器131とを備える。冷水二次ポンプ5は、1台又は2台以上である場合がある。
<冷水二次ポンプ運転制御器>
ポンプ運転制御器131は、送り水の温度と戻り水の温度の検出温度差を負荷設備81A,81Bの定格設計温度差に近づけるように、すなわち、負荷設備81A,81Bの熱交換設計上の最大温度差を確保するように、冷水二次ポンプ5の運転台数と動力インバーター51の運転周波数とを制御する。ここで、負荷設備の定格設計温度差とは、その設備の設計仕様書に記載された定格能力を発揮する際の冷水流量が配管で当該設備に入り、熱交換後に出て来るときの前後の温度差であり、1つの冷水循環システムにおいて一般に統一して設定される値である。また、本実施の形態における定格設計温度差には、その設計仕様書に基く温度差(上記の熱交換後に出て来るときの前後の温度差)をもとに一定の修正を加えた値を定格設計温度差に設定する場合(例えば、当該温度差から0.5℃を差し引いた値を当制御器における定格設計温度差として採用する、など)も含まれる。
本実施の形態においては、運転周波数での制御を優先し、運転周波数では制御しきれなくなったときに、運転台数での制御(運転台数の増減)を起動させることが望ましい。
負荷設備としては、例えば、空調機の除湿コイル或いは冷却コイル、生産冷却水用熱交換器、ドライコイル等が挙げられる。
温度計測の為には、送り水の温度では送り主管または送りヘッダー6に、また戻り水の温度では戻りヘッダー9、集合管10等にと、それぞれ送水配管の集合部分に設けた温度検出器により、例えば、図1に示したように、送りヘッダー6に設けた送りの温度検出器18、集合管10に設けた戻りの温度検出器19により温度検出(計測)される。
(動力インバーター周波数制御機構)
ポンプ運転制御器131は、送り水の温度と戻り水の温度の検出温度差と負荷設備81A,81Bの定格設計温度差との差があらかじめ設定した許容値を外れた時間が、あらかじめ設定した一定の時間を連続して、または、あらかじめ設定した時間内に累積して過ぎた場合に、動力インバーター51の運転周波数を上記検出温度差と上記定格設計温度差との差の絶対値が小さくなる方向へ変化させる周波数制御機構を有することができる。これにより、戻り冷水の温度を冷凍機3における熱交換設計上の最適な温度差(定格設計温度差)となるように維持することができ、冷水二次ポンプ5と冷凍機3との全体運転効率を最も良くするように送り冷水の量を制御できる。
あらかじめ設定する許容値は、例えば、±0.5〜1.0℃程度に設定する。また、「あらかじめ設定する許容値」、「あらかじめ設定する一定の時間」、「あらかじめ設定する時間内」は、運転後、冷水循環システムの効率が最適となるように、適宜調整することが望ましい。
(冷水二次ポンプ運転台数制御機構)
ポンプ運転制御器131は、動力インバーター51の運転周波数が、あらかじめ設定した最高周波数に到達し、あらかじめ設定した一定時間を継続した場合に冷水二次ポンプ5の運転台数を増加し、また、あらかじめ設定した最低周波数に到達し、あらかじめ設定した一定時間を継続した場合に冷水二次ポンプ5の運転台数を減ずる台数制御機構を有することができる。これにより、動力インバーター51の運転周波数の調整のみでは行なえない範囲までの送水量の増減を行い、戻り冷水の温度を冷凍機3での高い運転効率(成績係数)確保の為に最適な状態に維持することができる。
最高周波数は、その地域の商用運転周波数(50ヘルツ又は60ヘルツ)に設定することが望ましく、最低周波数は、予測される最少冷水量を送るためにその配管系の形状を考慮して最低限必要とされる圧力を発生できる周波数(例えば、30〜35ヘルツ)に設定することが望ましい。また、運転が最適となるように、適宜調整することが望ましい。
(優先制御機構)
ポンプ運転制御器131は、1又は複数の負荷設備から選択して設定された1つ以上の特定負荷設備、例えば、負荷設備81A,81Bのうち、あらかじめ選択された特定負荷設備81Aにおいて、特定負荷設備81Aに要求される必須の機能を満たすことを送り冷水の温度と戻り冷水の温度との検出温度差を負荷設備の定格設計温度差に近づける事よりも優先(最優先する場合を含む)するように、動力インバーター51の運転周波数を、或いは動力インバーター51の運転周波数と冷水二次ポンプ5の運転台数を制御する優先制御機構を有することができる。
特定負荷設備の選択基準は、特に限定されるものではないが、例えば、必要な冷水量が最も送られにくい条件の下にある事を判断基準にして、冷水二次ポンプ5から一番遠隔地に設置された負荷設備や、一番高所に設置された負荷設備等を選択することができ、その数は1つ以上であればよく、すべてを選択して設定しておいてもよい。
特定負荷設備81Aに要求される必須の機能とは、その特定負荷設備が対応する建物施設の空調環境の維持や、対応する設備部分での生産条件の維持であり、例えば、室内乾球温度の一定化や室内露点温度の一定化、あるいは生産冷却水温度の一定化などが挙げられる。要求される必須の機能のうち、1つ以上をあらかじめ選択して設定しておく。
<冷凍機台数制御器>
本実施の形態においては、冷凍機3の運転台数を制御する冷凍機台数制御器151を備えることができる。冷凍機3は、1台であっても複数台であってもよい。
冷凍機台数制御器151は、蓄熱槽2の高温部2aと低温部2bの中間部に位置する蓄熱部2cに設けられた起動温度検出器21および停止温度検出器22を用いて、起動温度検出器21による検出温度があらかじめ設定した上限温度以上となった時に即時、または当該上限温度以上となった後、あらかじめ設定した時間を経過した時に冷凍機3の運転台数を増加し、停止温度検出器22による検出温度があらかじめ設定した下限温度以下となった時に即時、または当該下限温度以下となった後、あらかじめ設定した時間を経過した時に冷凍機3の運転台数を減ずる制御を行なう。
起動温度検出器21は、蓄熱量の最少限度を判定するために、蓄熱槽2の蓄熱部2cのうち低温部2bの至近(低温部2bに近い部分)、例えば低温部2b側の端部に設置され、停止温度検出器22は、蓄熱量の最大限度を判定するために、蓄熱槽2の蓄熱部2cのうち高温部2aの至近(高温部2aに近い部分)、例えば高温部2a側の端部に設置される。
なお、本実施の形態において、過剰水の返り管7は、設置しなくてもよい。図1においても過剰水の返り管7を図示しているのは、既存設備にある過剰水の返り管7をあえて撤去する必要はないとの意味である。また、この返り管7には、万一、制御二方弁16が全閉止の際に誤って運転された冷水二次ポンプ5の圧力開放手段として圧力開放弁を取りつける事もあり得る。
<本発明の実施の形態に係る冷水循環システムの動作>
冷水二次ポンプ5は、ポンプ運転制御器131においてあらかじめ設定された動力インバーター51の初期周波数HZIN、冷水二次ポンプ5の初期台数PNにて運転が開始される。その後、送りの温度検出器18が測定する温度TH1と戻りの温度検出器19が測定する温度TH2との検出温度差の値DT(=TH2−TH1)を、負荷設備81A,81Bの定格設計温度差DTSに近づけるように、ポンプ運転制御器131における動力インバーター51の周波数と冷水二次ポンプ5の運転台数に修正が加えられて運転が継続される。
その際、動力インバーター51の最高周波数HZMaxは、その地域の商用運転周波数(50ヘルツ又は60ヘルツ)に設定する。また、最低周波数HZMinは、最低限必要な冷水量を送るために必要と予測される圧力を発生できる周波数に設定し、運転を継続しながら省エネルギー性を高める数字への調整を手動、または自動で行なうものとする。
一定時間WTの運転後に、DTSとDTの比較を行ない、その差が許容される大きさDTPを超えた時間があらかじめ定める時間TLに到達した時のみ、現在の動力インバーター51の運転設定周波数をその(DT−DTS)の絶対値が小さくなる方に修正を加える。これにより、常に定格設計温度差に近いDTを得る動きを継続して行うことができる。
その制御動作を継続する中で、運転中の冷水二次ポンプ5が複数台ある場合は、それらの吐出圧力が同一となるように動力インバーター51の設定周波数に修正を加えるものとする。
その制御動作により動力インバーター51の運転周波数が、最高周波数HZmaxに到達した場合は、運転する冷水二次ポンプ5の台数を1台加えるものとする。また、最低周波数HZMinに到達した場合は、運転する冷水二次ポンプ5の台数を1台減ずるものとする。冷水二次ポンプ5の台数が増減されたときは、運転中の冷水二次ポンプ5の総吐出圧力が急変しないように、運転周波数で調整制御がなされる。
以上の制御動作を行なう中で、例えば、圧力水頭を負荷設備81Aが負荷設備81Bより高く要求することがわかっている場合には、あらかじめその温度検出器23Aおよび付属する制御信号変換器24Aより、ポンプ運転制御器131へ温度の異常を示す警報信号を送る仕組みを設け、その信号をもとに異常信号が消えるまで、冷水量を増やす制御動作が行われる。
一方、冷凍機3は、当初あらかじめ設定した初期台数RNで運転が開始される。その後、蓄熱槽2の蓄熱部2cの低温部寄りに設けた起動温度検出器21が、あらかじめ定めた温度以上を検知した場合はRNに1台を加える。また、蓄熱槽2の蓄熱部2cの高温部寄りに設けた停止温度検出器22が、あらかじめ定めた温度以下を検知した場合はRNから1台を減ずる。
この制御の動作を行なうことで冷凍機3の台数は最低限となり、冷凍機3に連動するクーリングタワー31、冷却水ポンプ32の台数も最低限となる。また、運転中の冷凍機3は吸い込み温度が低くなりすぎる従来の一般的な状態が解消され、成績係数が高い運転が出来る。したがって、冷凍機3についても大きな省エネとなり、システムとしての運転効率は高い値を維持する。
次に、図2を参照して、より具体的に本発明の実施の形態に係る冷水循環システムの動作(制御)を説明する。
(ステップS1)
ステップS1では、システムの起動により、あらかじめ設定した初期の冷水二次ポンプ5の台数PNを初期設定周波数HZINで運転開始する。
(ステップS2)
ステップS2では、あらかじめ選択(設定)した特定負荷設備81Aからの警報がないことを確認して、ステップS3に進む。警報がある時はCase3として、ステップS19に進む。
(ステップS3)
ステップS3では、運転状態において計測される温度差DT(=TH2−TH1)と負荷設備81A,81Bの設計温度差DTSとの比較をおこなう。この温度DTがDTS以下である時(DT≦DTS)はステップS4に進み(Case1)、大きい時(DT>DTS)はステップS12に進む(Case2)。
(ステップS4)(Case1)
ステップS4では、DTがDTSよりも下側許容幅DTPL以上小さい値(DT≦DTS−DTPL)であればステップS5に進み、大きければ(DT>DTS−DTPL)ステップS2の手前に戻る。
(ステップS5)(Case1)
ステップS5では、その維持時間を計測し、設定時間TL継続した場合のみにステップS6に進み、そうでなければステップS2の手前に戻る。
(ステップS6)(Case1)
ステップS6では、あらかじめ設定した周波数HZL分を下げ、ステップS7に進む。
(ステップS7,S8)(Case1)
ステップS7では、運転周波数HZが最低周波数HZMin以上であれば(HZ≧HZMin)、一定時間WT1をステップS8でとった後にステップS2の手前に戻る。ステップS7で、運転周波数HZが最低周波数HZMinを下回る値になった場合(HZ<HZMin)はステップS9に進む。
(ステップS9,S10)(Case1)
ステップS9では、冷水二次ポンプ5の運転台数PNを1台減らしてステップS10に進み、運転中の同ポンプの送水圧力を揃え、かつ、減台以前と等しい送水圧力となる様に、各インバーターを設定周波数HZNLに調整してステップS11に進む。(各ポンプの特性から各々のHZNLの数字は異なる場合がある。)
(ステップS11)(Case1〜3)
ステップS11では、設定変更後の効果を安定させるため一定時間WT3経たあとにステップS2の手前に戻る。
(ステップS12)(Case2)
ステップS3の判断で、Case2となった場合は、ステップS12に進み、DTがDTSよりも上側許容幅DTPU以上大きい値であれば(DT≧DTS+DTPU)ステップS13に進み、小さければ(DT<DTS+DTPU)ステップS2の手前に戻る。
(ステップS13)(Case2)
ステップS13では、その維持時間を計測し、設定時間TU継続した場合のみにステップS14に進み、そうでなければステップS2の手前に戻る。
(ステップS14)(Case2)
ステップS14では、あらかじめ設定した周波数HZU分を上げステップS15に進む。
(ステップS15,S16)(Case2〜3)
ステップS15では、運転周波数HZが最高周波数HZMax以下ならば(HZ≦HZMax)、一定時間WT2をS16でとった後にステップS2の手前に戻る。ステップS15で、運転周波数HZが最高周波数HZMaxを超えた値(HZ>HZMax)になった場合はステップS17に進む。
(ステップS17,S18)(Case2〜3)
ステップS17では、冷水二次ポンプ5の運転台数PNを1台増やしてステップS18に進み、運転中の同ポンプの送水圧力を揃え、かつ、増台以前と等しい送水圧力となる様に各インバーターを設定周波数HZNUに調整してステップS11に進んで、一定時間WT3経たあとにステップS2の手前に戻る。(各ポンプの特性から各々のHZNUの値は異なる場合がある。)
(ステップS19)(Case3)
ステップS2の判断で、Case3となった場合は、ステップS19に進み、冷水二次ポンプ5のインバーターをあらかじめ設定した周波数HZEだけ上げてステップS15に進む。以降は、Case2と同じ動きをたどる。
以上説明した本実施の形態は、本発明の概念の説明と例示を目的としたものであり、実際にはこの思想に基づく制御の構成は更に高度な付加機能を設け、修正を経た他の手法によっても可能である。上記実施の形態は、その同一思想に基いて修正された構成を含む基本原理を示すに過ぎず、基本概念下での将来の修正を含む。
〔実施の形態の効果〕
上記の本発明の実施の形態によれば、下記の効果を奏する。
(1)冷水循環システムの運転中に常時変化しつづける、負荷設備が必要とする冷熱量に対応して、送り水と戻り水の温度差を一定としながら水量を可変とする制御を行なうことで、各負荷設備が設計通りの熱交換部分の温度差で充分に機能を発揮することを確認でき、過剰でも過少でもない、適当な流量を判断し確保できることとなる。これにより、送り圧力を一定としていた従来の方式(水量が過剰の傾向)に比べ、その動力が削減できる効果が現れる。その際、従来比較で戻り水の温度は高くなり、冷凍機の定格の吸込み温度に近づく。この結果として冷凍機の成績係数が最も高い運転が可能となる。したがって、ポンプの動力を削減しながら、かつ、冷凍機の動力も削減できることとなり、大きな省エネルギーの成果が現れる。
(2)負荷設備で必要とする冷水の過不足が僅かの時に直ちに動作せずに、一定時間にわたり限界量を超えた時にのみ冷水二次ポンプの運転周波数と運転台数を変化させる仕組みとしたため、緩やかに、かつ確実に、適当な二次冷水ポンプの運転周波数と運転台数を決定できる仕組みとなる。これにより、冷水循環システムを熟練した調整員の判断規準に近い方法で制御でき、自動的に施設の運転管理を行うことができる。
(3)配管の抵抗を予測して圧力損失による差のみを監視する従来の方法では、必ずしも必要な冷水の量が確保されたとはいえず、重要な管理点での冷却機能が確保できる保証がなかったが、冷水二次ポンプの動力を削減することに優先して、生産現場などの重要な冷却対象設備の必須な機能を確保できる制御システムとしたため、システム全体の機能保証をしつつ、かつ、省エネルギーの調整も行なうことができる。
(4)冷凍機の運転台数制御を蓄熱槽により行なう場合、従来の制御方法は必ずしも最低台数かつ最高効率の運転を志向していなかったが、本実施の形態によれば、省エネルギー性を重視し、最低台数かつ最高効率の冷凍機の運転を自動的に志向できる。さらに、設備面でも起動側と停止側の2点の電極設備で対応でき、その制御動作も単純であることから、既存設備での新規導入が必要な状況にあっても冷凍機の運転台数調整機構を安価な方法で提供できる。
本発明の実施の形態に係る冷水循環システムにおける主要部の構成概略図である。 図1に示す冷水循環システムの動作例を示すフローチャートである。 既存の冷水循環システムにおける主要部の構成概略図である。
符号の説明
1 冷水一次ポンプ
2 蓄熱槽
2a 蓄熱槽の高温部
2b 蓄熱槽の低温部
2c 蓄熱槽の蓄熱部
3 冷凍機
5 冷水二次ポンプ
6 送りヘッダー
7 過剰水の返り管
8 負荷設備
9 戻りヘッダー
10 集合管
11 流量計
12 送りの圧力検出器
13 ポンプ運転制御器
15 冷凍機台数制御器
16 制御二方弁
17,17A,17B 冷却対象物
18 送りの温度検出器
19 戻りの温度検出器
20 温度検出器
21 起動温度検出器
22 停止温度検出器
23,23A,23B 温度検出器
24,24A,24B 制御信号変換器
31 クーリングタワー
32 冷却水ポンプ
51 動力インバーター
81A,81B 負荷設備
131ポンプ運転制御器
151冷凍機台数制御器

Claims (6)

  1. 少なくとも、
    数の負荷設備と、
    前記負荷設備から戻ってくる戻り冷水を少なくとも1つの冷凍機へ送る冷水一次ポンプと、
    動力インバーターを備え、前記冷凍機で冷やされた冷水を送り冷水として、当該動力インバーターの運転周波数に応じた送水量の冷水を前記負荷設備へ送る冷水二次ポンプと、
    温度検出器により検出される冷却対象物に送る熱媒体の温度に基づいて開閉制御することで、前記冷水二次ポンプにより送られてくる前記送り冷水の量を段階なく増減調整する制御弁と、
    前記動力インバーターの運転周波数を制御して、前記冷水二次ポンプの前記送り冷水の前記送水量を調整するポンプ運転制御器と
    を備えた冷水循環システムであって、
    前記ポンプ運転制御器は、
    前記送り冷水の温度と前記戻り冷水の温度との検出温度差と前記負荷設備の定格設計温度差との差の絶対値が減少する方向へ、前記検出温度差に基づいて前記動力インバーターの運転周波数を制御して前記送り冷水の前記負荷設備への前記送水量を調整する周波数制御機構と、
    更に、前記負荷設備のうち、あらかじめ選択された特定負荷設備において、当該特定負荷設備からの警報がないか否かを確認し、該確認の結果、当該警報がある時は、前記周波数制御機構による制御よりも優先し、前記冷水二次ポンプの前記動力インバーターをあらかじめ設定した周波数で制御する優先制御機構を有していることを特徴とする冷水循環システム。
  2. 前記優先制御機構は、前記動力インバーターの運転周波数を、或いは前記動力インバーターの運転周波数と前記冷水二次ポンプの運転台数を制御することを特徴とする請求項1に記載の冷水循環システム。
  3. 前記冷水二次ポンプを2台以上備えた冷水循環システムであって、
    前記ポンプ運転制御器は、前記送り冷水の温度と前記戻り冷水の温度との検出温度差を前記負荷設備の定格設計温度差に近づけるように、前記動力インバーターの運転周波数と前記冷水二次ポンプの運転台数とを制御することを特徴とする請求項1または2に記載の冷水循環システム。
  4. 前記送り冷水の温度は送り主管または送りヘッダー等の第1の集合管部分に、前記戻り冷水の温度は戻り主管または戻りヘッダー等の第2の集合管部分に、それぞれ設けた温度検出器により計測されて、前記検出温度差が求められることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の冷水循環システム。
  5. 前記ポンプ運転制御器は、前記検出温度差と前記定格設計温度差との差があらかじめ設定した許容値を外れた時間が、あらかじめ設定した一定の時間を連続して、または、あらかじめ設定した時間内に累積して過ぎた場合に、前記動力インバーターの運転周波数を前記検出温度差と前記定格設計温度差との差の絶対値が小さくなる方向へ変化させる周波数制御機構を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の冷水循環システム。
  6. 前記ポンプ運転制御器は、前記動力インバーターの運転周波数が、あらかじめ設定した最高周波数に到達した場合に前記冷水二次ポンプの運転台数を増加し、あらかじめ設定した最低周波数に到達した場合に前記冷水二次ポンプの運転台数を減ずる台数制御機構を有することを特徴とする請求項3に記載の冷水循環システム。
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