JPS6079638A - 陰極線管の電子銃封入装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ この発明は、陰極線管の電子銃封入装置に関するもので
ある。

［従来技術］ 第１図は一般的な陰極線管の電子銃封入装置における封
入加工の状態を示している。図において、（１）はガラ
スバルブ、（２）および（３）はそれぞれガラスバルブ
（１）の一部を構成するコーン部およびネック部、（４
）は電子銃、（５）は電子銃（４）の一部を構成するス
テム、（６）は封入冶具、（９）はガラスバルブ（１）
を保持するホルダ、（１２）はカラスバルブ（１）のネ
ック部（３）を固定するチャック、（１６）はステム（
５）を支持するマウントピンである。

上記封入冶具（６）は基台（７）に立設された支柱（８
）と、この支柱（８）に装備されたホルダ（９）および
チャック（１２）と、上記基台（７）の中心部に位苦し
上記マウントピン（１６）が着脱自在に嵌合されるマウ
ントピン主軸（１７）とから構成されている。

他方、」二記ホルタ（９）はコーン部（２）を保持する
受具（１１）と、これを支持する基体（ｌ０）とから構
成されている。そして、チャック（１２）はブロック（
１３）と、このブロック（１３）に数句けられたチャッ
ク爪部（１４）およびチャックハンドル部（１５）とか
ら構成されている。

カラスバルブ（１）に市イ３１ｅ　（４）を封入するに
は、まず、マウントピン（１６）に電子銃（４）のステ
ム（５）を挿着し、ガラスバルブ（１）のコーン部（２
）を受只（１１）に保持させるとともに、チャックハン
ドル部（１５）を回転操作して、ネック部（３）をチャ
ック爪部（１４）で第２図に示すように挟持することに
より、ネック部（３）とステム（５）との中心がほぼ一
致するようになる。

その後、第３図に示すように、カスバーナ（１８）の炎
（１９）にて１．１人加工を行なう。すなわち、ネック
部（３）の不要部（２０）を炎（１９）にて溶断し、ネ
ック部（３）とステム（５）とを溶着する。第３図は正
常に封入加工を終了した状態を示している。しかしなが
ら、実際の封入加工においては、第４図に示すように、
ネック部（３）の不要部（２０）が溶断てきないものが
あり、このような陰極線管は不良品となる。

このように溶断できない主な原因は、第４図に示すよう
に、不要部（２０）の一部（２１）がマウントビンン（
１６’）に溶着するためである。一度溶着すると、マウ
ントピン（１６）のその個所にカラスか再度溶着し、不
良を連続して引きおこすこととなり、封入加工の作業歩
留を著しく低下させる。

第５図はマウントピン（１６）の断面図であるか、」−
記のような不良を軽減させる目的で、従来よりマウンＩ
・ピン（１６）の材料としてカラスか溶着しにくい金属
、たとえばタクタイルｖｊ鉄などを採用したり、他方、
マウントピン（１６）の形状および表面の仕上げを工夫
したりして、ガラスのひっかかりを軽減する改善を行な
い、多少の不良軽減に効果を上げたか、まだ十分とはい
えない。

［発明の概要コ この発明は上記従来の欠点を解消するためになされたも
ので、マウントピンへのネック部の不要部の溶着を完全
になくし、１１人加工の作業歩留を飛躍的に向上させ得
る陰極線管の電子銃封入装置を提供することを目的とす
る。

［発明の実施例］ 以下、この発明の実施例を図面にしたがって説明する。

第６図はこの発ＩＩＪの実施例おけるマウントピン（２
２）の断面を示し、本体（２３）にガラスの離型剤を塗
布することにより、ネック部（３）の不要部（２０）の
内面に対応する外表面に塗布膜（２４）が形成しである
。同図から明らかなように、ステム（５）の挿着！（２
５）には通常＃型剤を塗Ｉｔｊｌ、ない。

なお、離型剤としては、一般的にグラフアイＩ・粉体や
窒化ポロン（Ｂ　Ｎ）粉体がよく知られている。

第７図および第８図は上記離型剤のマウントピン（２２
）への具体的塗布方法を示す図である。

第７図はマウントピン（２２）のステム（５）の挿着Ｉ
！ｌ！（２５）を遮へいする前の状態を示しており、（
２６）は遮へい具、（２７）は遮へい具（２６）の一部
でマウントピン（２２）のステムリード孔（２８）に挿
入されるピンである。

第８図はマウントピン（２２）に遮へい具（２６）を挿
着し、筆（２９）に＃Ｉｌ型剤、たとえば上記窒化ポロ
ン粉体と水との混合溶液を浸透させ、マウントピン（２
２）の所定個所に塗布するところを示している。なお、
塗布は筆（２９）によらなくてもよく、たとえば同溶液
をスプレーにて塗布してもよい。

このようにして得られたマウンＩ・ピン（２２）を封入
冶具（６）に挿着して、封入加工を行なった状態を第９
図に示している。同図かられかるように、ネック部（３
）の不要部（３０）とマウンＩ・ピン（２２）の塗布膜
（２４）との間には間隙（３１）ができ、全く溶着が生
じない。

［発明の効果］ 以上のように、この発明によれば、封入加工作業の歩留
が飛躍的に向上し、加えて、溶着の心配かないためマウ
ントピンの材料を耐摩耗性、耐熱性の優れたものに置き
代えることにより、マウントピンの寿命も飛躍的に向上
し、マウントピンそれ自体のコストタウンならびに取り
代え時間の大幅な低減を図ることができるなど、その実
用的効果が大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は一般的な陰極線管の電子銃封入装置における封
入加工の状態を示す正面図、第２図はネック部をチャッ
クにて固定した状態を示す平面図、第３図は封入加工を
正常に終了した状態を示す部分断面図、第４図は封入加
工が不良である状態を示す部分断面図、第５図は従来の
マウントピンの断面図、第６ＩＡはこの発明の実施例に
おけるマウントピンの断面図、第７図および第８図はマ
ウントピンに塗布膜を形成する具体的な方法を示す断面
図、第９図は封入加工を終了した状態を示す部分断面図
である。 （１）・・・ガラスバルブ、（３）・・・ネック部、（
４）’−・・電子銃、（５）・・中ステム、（６）φ・
奉封入拍具、（７）・・噛基台、（１１）・・・受具、
（１２）・・・チャック、（ｉｓ）・・・カスバーナ、
（２２）−・・マウントピン、（２４）・・・離型剤の
塗布膜なお、図中同一符合は同一または相当部分を示す
。 代理人　大岩増雄 □□賜 （１５第７図　第８図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）基台と、この基台上に設けられて立て姿勢に配置
   されたカラスバルブを保持する受具と、上記基台上に設
   けられて上記カラスバルブのネック部を固定するチャッ
   クと、上記基台の中心に位置し上記ガラスバルブのネッ
   ク部内に収容された電子銃を支持するマウントピンと、
   上記カラスバルブのネック部と電子銃のステムとを溶着
   するために封入冶具の周辺に配設されたカス八−すとを
   具備した陰極線管の゛電子銃封入装置において、上記マ
   ウントピンのネック部内面に対応した外表面にカラスの
   離型剤を塗布したことを特徴とする陰極線管の電子銃封
   入装置。