JP4747969B2 - 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム Download PDF

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Description

この発明は、プリンタやMFP(Multi Function Peripherals) などの画像形成装置に適用される画像処理装置、及び画像処理装置における画像処理方法、並びに画像処理装置のコンピュータに画像処理を実行させるための画像処理プログラムに関する。
プリンタなどの画像出力装置では、ICCプロファイルに基づいて画像データの色変換が行われているが、温度や湿度などの環境の変化や、プリンタエンジンの経年劣化の影響により、たとえ同じスクリーンパターンで印字を行っても、再現される濃度(=γ特性)に変化が生じる。その結果、例えばマゼンタ(Magenta)成分が全体的に濃くなって人肌の再現性が悪くなったり、ブラック(Black)成分が全体的に薄くなってシャドー部分が白く抜けてしまったりする。特にレーザービームプリンタのように、トナーを用いた画像出力装置でこの傾向が顕著に現れる。
このため、従来より、エンジンやコントローラで以下のようなキャリブレーション処理を適用することにより、前記問題を解決することが行われている。
[デバイスキャリブレーション]
中間転写ベルト上に、トナー付着量を変化させた複数のパッチを印字し、それを濃度センサで読み取ることで、目標とするベタ濃度(=最大濃度)が得られるように、エンジン側で調整を行う。
[ソフトキャリブレーション]
中間転写ベルト上に、スクリーンパターンを変化させた複数のパッチを印字し、それを濃度センサで読み取ることで、現在のγ特性を算出する。もしくは、紙にパッチを印字して、それを濃度計や測色計で読み取ることで、現在のγ特性を算出する。得られたγ特性を、目標とするγ特性に一致させるように階調変換(キャリブレーション)曲線を算出し、コントローラ側で色変換後のCMYKデータに階調変換曲線を適用する。
上記の各例では、デバイスキャリブレーションとしてベタ濃度の合わせ込みを、ソフトキャリブレーションとして中間調の合わせ込みを、それぞれ行っている。一般的には、どちらのキャリブレーションも、中間転写ベルト上へ印字されたパッチをセンサで読み取り、全て自動で処理することが多い。
あるいは、高精度の色の安定性を求められる場合は、ソフトキャリブレーションは、濃度計や測色計などを用いてマニュアルで行われることもある。
しかし、このような手法においては、デバイスキャリブレーションの精度誤差のため、CMYKのベタ濃度が目標値から外れてしまう場合がある。ベタ濃度が目標値よりも濃くなっている場合は、ソフトキャリブレーションによってベタ濃度を下げることは可能だが、目標値よりも薄くなっている場合は、ベタ濃度を上げることはできない。
上述の問題は、CMYKトナー全てについて言えることではあるが、特にKのベタ濃度が目標値よりも薄くなっている場合は、ブルーからブラックへのグラデーションの部分でKが抜けてしまい、結果として白抜けなどの問題が発生することがある。これは、ICCプロファイルにおいて、画像の最暗部(RGBが全て0、など)は、K100%+CMY(=合計が画像出力装置のトナー使用最大制限量)というトナー配分量で構成されることが一般的であり、Kのベタ薄がダイレクトに濃度低下に直結するためである。
トナーを同時に載せすぎると、紙に転写できずに抜け(トラッピング不良)が発生するため、通常、画像出力装置に応じてトナー使用最大制限量が設定されているが、特に低価格プリンタなどでは、非常に低い設定値(最大200%など)に設定されている場合があり、このような場合に上記問題は顕著になる。
なお、特許文献1、2には、ユーザがICCプロファイルを選択して色変換可能な技術が開示されている。また、特許文献3には、YMCK変換させたデータのトナー使用量が、制限値を超えているかどうかを判断し、超えている場合には、制限値内に収まるようにUCR量を変化させる技術が開示されている。
特開2004−214871号公報 特開2004−213410号公報 特開2005−161580号公報
しかし、上記公報に記載された技術は、いずれも、CMYKのベタ濃度が目標値よりも薄くなっている場合の前述した問題を解決するものではなく、このため、CMYKのベタ濃度が目標値よりも薄くなっている場合の対応策が望まれている。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、ベタ濃度が目標値よりも薄くなっている場合に、これを修正して、白抜けなどの問題の発生を防止することができる画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムを提供することを目的とする。
上記課題は以下の手段によって解決される。
(1)第1のトナー使用最大制限量のもとで生成された第1のICCプロファイルと、第1のトナー使用最大制限量を超えた第2のトナー使用最大制限量のもとで生成された第2のICCプロファイルを記憶する記憶手段と、前記第1のICCプロファイルに基づくKのベタ濃度が低くなったか否かを判断する判断手段と、前記判断手段により、前記Kのベタ濃度が低くなったと判断されるまでは、ICCプロファイルとして前記第1のICCプロファイルを選択し、前記Kのベタ濃度が低くなったと判断された場合には、前記第2のICCプロファイルを選択する選択手段と、前記選択されたICCプロファイルを用いて画像データの色変換を行う色変換手段と、を備えたことを特徴とする画像処理装置。
(2)前記第2のICCプロファイルは、前記第1のICCプロファイルよりも、CMYの比率が高く設定されている前項1に記載の画像処理装置。
(3)前記第2のICCプロファイルの第2のトナー使用最大制限量は、予め定められたKのベタ濃度の低下度合いに応じて設定されている前項1に記載の画像処理装置。
(4)前記予め定められたKのベタ濃度の種々の低下度合いに応じて設定された種々の前記第2のトナー使用最大制限量に基づいて、種々の前記第2のICCプロファイルが生成され、前記記憶手段に記憶されている前項3に記載の画像処理装置。
(5)第1のトナー使用最大制限量のもとで生成された第1のICCプロファイルと、第1のトナー使用最大制限量を超えた第2のトナー使用最大制限量のもとで生成された第2のICCプロファイルを記憶手段に記憶するステップと、前記第1のICCプロファイルに基づくKのベタ濃度が低くなったか否かを判断するステップと、前記Kのベタ濃度が低くなったと判断されるまでは、ICCプロファイルとして前記第1のICCプロファイルを選択し、前記Kのベタ濃度が低くなったと判断された場合には、前記第2のICCプロファイルを選択するステップと、前記選択されたICCプロファイルを用いて画像データの色変換を行うステップと、を備えたことを特徴とする画像処理方法。
(6)第1のトナー使用最大制限量のもとで生成された第1のICCプロファイルと、第1のトナー使用最大制限量を超えた第2のトナー使用最大制限量のもとで生成された第2のICCプロファイルを記憶手段に記憶するステップと、前記第1のICCプロファイルに基づくKのベタ濃度が低くなったか否かを判断するステップと、前記Kのベタ濃度が低くなったと判断されるまでは、ICCプロファイルとして前記第1のICCプロファイルを選択し、前記Kのベタ濃度が低くなったと判断された場合には、前記第2のICCプロファイルを選択するステップと、前記選択されたICCプロファイルを用いて画像データの色変換を行うステップと、をコンピュータに実行させるための画像処理プログラム。
前項(1)に記載された発明によれば、Kのベタ濃度が低くなるまでは、第1のトナー使用最大制限量のもとで生成された第1のICCプロファイルが選択され、このプロファイルを用いて画像データの色変換が行われる。一方、Kのベタ濃度が低くなった場合には、第1のトナー使用最大制限量を超えた第2のトナー使用最大制限量のもとで生成された第2のICCプロファイルが選択され、このプロファイルを用いて画像データの色変換が行われるから、Kのベタ濃度の低下を、他のトナーの使用配分量の増大により補うことができる。このため、白抜けなどの問題の発生を防止することができる。
前項(2)に記載された発明によれば、第2のICCプロファイルは、前記第1のICCプロファイルよりも、CMYの比率が高く設定されているから、Kのベタ濃度の低下を補うことができる。
前項(3)に記載された発明によれば、第2のICCプロファイルの第2のトナー使用最大制限量は、予め定められたKのベタ濃度の低下度合いに応じて設定されている。例えば、Kのベタ濃度が10%程度低下した場合、他のトナーの使用割合を10%程度増やすことで、第2のICCプロファイルに基づく実際のトナーの合計使用量は、第1のICCプロファイルに基づく合計使用量とさほど差がなく、実用上問題を生じることはない。
前項(4)に記載された発明によれば、予め定められたKのベタ濃度の種々の低下度合いに応じて設定された種々の第2のトナー使用最大制限量に基づいて、種々の前記第2のICCプロファイルが生成され、記憶手段に記憶されているから、実用上全く問題のない第2のICCプロファイルとなすことができる。
前項(5)に記載された発明によれば、Kのベタ濃度が低くなるまでは、第1のトナー使用最大制限量のもとで生成された第1のICCプロファイルが選択され、このプロファイルを用いて画像データの色変換が行われる。一方、Kのベタ濃度が低くなった場合には、第1のトナー使用最大制限量を超えた第2のトナー使用最大制限量のもとで生成された第2のICCプロファイルが選択され、このプロファイルを用いて画像データの色変換が行われるから、Kのベタ濃度の低下を、他のトナーの使用配分量の増大により補うことができる。このため、白抜けなどの問題の発生を防止することができる。
前項(6)に記載された発明によれば、Kのベタ濃度が低くなるまでは、第1のトナー使用最大制限量のもとで生成された第1のICCプロファイルを選択し、このプロファイルを用いて画像データの色変換を行い、Kのベタ濃度が低くなった場合には、第1のトナー使用最大制限量を超えた第2のトナー使用最大制限量のもとで生成された第2のICCプロファイルを選択し、このプロファイルを用いて画像データの色変換を行う処理を、コンピュータに実行させることができる。
以下、この発明の一実施形態を説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る画像処理装置が用いられた画像処理システムの要部を示すブロック図である。
この画像処理システムは、画像処理装置1と画像データを印字する画像出力装置2を備えている。
前記画像処理装置1は記憶部11と、ICCプロファイル選択部12と、色変換部13と、階調変換部14を備えている。
前記記憶部11は、ハードディスク装置(HDD)や他のメモリ装置からなり、画像データや各種のICCプロファイル、その他のデータを記憶するものである。
前記ICCプロファイル選択部12は、画像出力装置2の画像出力部21により中間転写ベルト(図示せず)上に印字されたベタパッチを、画像出力装置2の濃度センサ22で読み込むことにより得られたベタ濃度、あるいは画像出力部21により紙に印字されたベタパッチ画像を、画像処理装置1の内部あるいは外部に設けられた濃度計や測色計3で読み込むことにより得られたベタ濃度に基づいて、対応するICCプロファイルを選択するものである。より具体的には、ICCプロファイル選択部12はベタ濃度を監視して、ベタ濃度が目標値よりも低下しているかどうかを判断し、ベタ濃度が低下していない場合は、通常の第1のICCプロファイルを選択し、ベタ濃度が低下すると低下度合いに応じて第2のICCプロファイルを選択するものとなされている。第1、第2のICCプロファイルについては、後述する。
前記色変換部13は、前記ICCプロファイル選択部12により選択されたICCプロファイルを用いて、RGB画像データのCMYKデータへの色変換を行うものである。
前記階調変換部14は、現在のγ特性を算出して、目標とするγ特性に一致させるように階調変換曲線を算出し、色変換後のCMYKデータに階調変換曲線を適用するものである。
なお、画像処理装置1の全体動作は、図示しないCPUが、記憶部11や図示しないROM等に記録された画像処理プログラムを実行することにより制御される。
前記画像出力装置2は、画像処理装置1から送信されてきた画像データを、電子写真方式等により用紙に印字する画像出力部21と、画像出力部21の中間転写ベルト等に印字されたベタパッチからベタ濃度を読み取る濃度センサ22を備えている。
図2は、RGBデータをCMYKデータに色変換するときのICCプロファイルを示す表である。
図2のT1はLab色座標を、T2は前記色座標に対応する第1のICCプロファイルをそれぞれ示し、この第1のICCプロファイルT2は、Kのベタ濃度が低下していない通常時に用いられるものである。
図2のT3は、Kのベタ濃度の低下時つまりベタ濃度が薄くなっている時に用いられる第2のICCプロファイルであり、この例ではKのベタ濃度が10%薄くなっているときに用いられるICCプロファイルを示している。
図2において、最も暗い色であるL=0、a=0、b=0に対応する、第1のICCプロファイルT2におけるCMYK比率は、C30%、M40%、Y30%、K100%であるのに対し、第2のICCプロファイルT3におけるCMYK比率は、C34%、M43%、Y33%、K100%に設定されている。
この比率から理解されるように、K100%+CMYで規定されるトナー使用最大制限量(最大トナー量ともいう)が、第1のICCプロファイルT2では200%であるのに対し、第2のICCプロファイルT3では210%であり、第1のICCプロファイルT2のトナー使用最大制限量を超えるトナー使用最大制限量に設定されている。しかも、第1のICCプロファイルT2ではK100%に対してC+M+Y=100%であるのに対して、第2のICCプロファイルT3ではK100%に対してC+M+Y=110%に設定されており、第2のICCプロファイルT2では、CMYの比率が高くなっている。従って、第2のICCプロファイルT3を用いることで、Kのベタ濃度の低下を、C、M、Yのトナーの使用配分量の増大により補うことができる。このため、白抜けなどの問題の発生を防止することができる。
また、この例では、第2のICCプロファイルT3のトナー使用最大制限量(210%)は、第1のICCプロファイルT2のトナー使用最大制限量(200%)よりも10%大きく設定されている。これは、Kのベタ濃度の低下は10%であることから、第2のICCプロファイルT3のトナー使用最大制限量の第1のICCプロファイルT2のトナー使用最大制限量に対する増加割合は、ベタ濃度の低下分である10%と同じになるように、換言すればベタ濃度の低下分を補うように設定されているからである。従って、第2のICCプロファイルT3に基づく実際のトナーの合計使用量は、第1のICCプロファイルT2に基づく合計使用量とさほど差がなく、実用上問題を生じることはない。
なお、図2の表のLab色座標T1におけるL=10、a=0、b=0に対応する、第1、第2ののICCプロファイルT2、T3におけるCMYK比率についても、第1のICCプロファイルT2がC30%、M40%、Y30%、K95%であるのに対し、第2のICCプロファイルT3ではC32%、M42%、Y31%、K100%に設定されている。この場合も、第2のICCプロファイルT3のトナー使用量(205%)は、第1のICCプロファイルT2のトナー使用量(195%)よりも大きく設定されており、CMYの比率も大きくなっている。
図2の表のLab色座標T1におけるL=20、a=0、b=0に対応する、第1、第2のICCプロファイルT2、T3におけるCMYK比率についても、同様である。
このように、Kのベタ濃度が低い条件でのICCプロファイル(第2のICCプロファイル)T3では、トナー使用最大制限量を通常のICCプロファイル(第1のICCプロファイル)T2に比べて大きく設定しておく。トナー使用最大制限量の増加量としては、次のように算出する。即ち、CMYK各トナーの付着量と濃度の関係を予め求めておき、Kの濃度が薄くなった分のトナー付着量の減少分を算出(推測)し、CMYトナー付着量の合計がその減少分と一致するようにする。例えば、前述したように、Kのトナー付着量が10%減少した場合は、トナー使用最大制限量を10%増加させた状態で、20%減少した場合は20%増加させた状態で、第2のICCプロファイルを作成すれば良い。
図3は、第2のICCプロファイルT3の他の例を示すものであり、図2と同じくKのベタ濃度が10%薄くなっているときのICCプロファイルである。この例では、Lab色座標T1におけるL=0、a=0、b=0及びL=10、a=0、b=0に対応する色についてのみ、第2のICCプロファイルT3では図2に示した第2のICCプロファイルT3と同じCMYK比率に設定されており、L=20、a=0、b=0に対応する色及びそれよりもよりも明るい色、換言すればKのベタ濃度が90%以下については、図2に示した通常使用される第1のICCプロファイルT2と同じ数値が設定されている。これは、Kのベタ濃度が90%以下の色については、階調変換部14によるγ補正等の通常のソフトキャリブレーション処理で対応することができることから、γ補正等で対応できない90〜100%の濃度についてのみCMYK比率を変更したものである。
なお、図2及び図3に示した実施形態では、第2のICCプロファイルT3として、Kのベタ濃度が10%薄くなっているときのものを示したが、10%薄のものだけでなく、Kのベタ濃度を種々に変更したものを予め作成して記憶部11に記憶しておき、ソフトキャリブレーション時には、濃度センサ22や濃度計や測色計3で読み取ったKのベタ濃度に応じて、適切なICCプロファイルを選択使用する。ICCプロファイルの作成に際して、Kの濃度を変更する方法としては、画像出力部(エンジン)21の印字濃度を直接制御することが挙げられる。もしエンジンの印字濃度が制御できない場合は、スクリーンパターンを利用して、見た目の濃度を薄くする方法を用いても良い(ただしこの場合は、厳密には色が合わない可能性がある)。
図4は、Kのベタ濃度が低下したときに適用される第2のICCプロファイルT3の作成処理を示すフローチャートである。
ステップS1では、画像出力装置2側で、通常濃度、ベタ10%薄(通常の90%相当)、ベタ20%薄(通常の80%相当)というように、ベタ濃度を複数種類制御しながら、プロファイル作成用チャートを出力する。
次に、ステップS2で、ベタ薄の度合いに応じて、トナー使用最大制限量(最大トナー量)を増加することにより、図2の表に示したような第2のICCプロファイルT3を作成する。
図3の表に示したような第2のICCプロファイルT3を作成する場合には、ステップS3において、通常のベタ濃度で生成した第1のICCプロファイルT2を基に、通常のベタ濃度の90〜100%に相当するCMYK比率のみを置き換えて作成する。通常のベタ濃度の0〜90%部分は、前述したように、γ補正等による通常のキャリブレーション処理により対応可能である。
こうして作成した各種のICCプロファイルは、記憶部11に記憶しておく。
図5は、画像データに色変換を施して出力する際の処理を示すフローチャートである。
ステップS11において、画像出力部21により中間転写ベルト上にベタパッチを印字したのち、ステップS2で、印字されたベタパッチを濃度センサ22により読み込む。
次いで、ステップS3で、ICCプロファイル選択部12は、読み込まれた濃度が低下しているか否かを判断して、記憶部11に記憶されているICCプロファイルの中から該当するベタ濃度に対応するICCプロファイルを選択する。つまり、ベタ濃度か低下していない場合には、通常の第1のICCプロファイルを選択し、ベタ濃度か目標値よりも低下すると、低下度合いに応じた第2のICCプロファイルを選択する。そして、ステップS14に進む。
なお、中間転写ベルトに印字されたベタパッチを読み込むのではなく、ステップS17のようにベタパッチ画像を紙に印字し、ステップS18で、濃度計や測色計3によりベタ濃度を読み込んで、ステップS13において、対応するICCプロファイルを選択しても良い。
ステップS14では、色変換部13が、記憶部11に記憶されている画像データを読み込み、ステップS15では、ステップS13で選択されたICCプロファイルにより、読み込んだ画像データを色変換する。その後、ステップS16で、画像出力部21から画像データを出力する。
この発明の一実施形態に係る画像処理装置が用いられた画像処理システムの構成図である。 第1、第2のICCプロファイルを示す表である。 第2のICCプロファイルの別の例を示す表である。 ICCプロファイルの作成処理を示すフローチャートである。 画像データを出力する際の処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 画像処理装置
11 記憶部
12 ICCプロファイル選択部(選択手段、判断手段)
13 色変換部
2 画像出力装置
21 画像出力部
22 濃度センサ
3 削色計

Claims (6)

  1. 第1のトナー使用最大制限量のもとで生成された第1のICCプロファイルと、第1のトナー使用最大制限量を超えた第2のトナー使用最大制限量のもとで生成された第2のICCプロファイルを記憶する記憶手段と、
    前記第1のICCプロファイルに基づくKのベタ濃度が低くなったか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により、前記Kのベタ濃度が低くなったと判断されるまでは、ICCプロファイルとして前記第1のICCプロファイルを選択し、前記Kのベタ濃度が低くなったと判断された場合には、前記第2のICCプロファイルを選択する選択手段と、
    前記選択されたICCプロファイルを用いて画像データの色変換を行う色変換手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第2のICCプロファイルは、前記第1のICCプロファイルよりも、CMYの比率が高く設定されている請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第2のICCプロファイルの第2のトナー使用最大制限量は、予め定められたKのベタ濃度の低下度合いに応じて設定されている請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記予め定められたKのベタ濃度の種々の低下度合いに応じて設定された種々の前記第2のトナー使用最大制限量に基づいて、種々の前記第2のICCプロファイルが生成され、前記記憶手段に記憶されている請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 第1のトナー使用最大制限量のもとで生成された第1のICCプロファイルと、第1のトナー使用最大制限量を超えた第2のトナー使用最大制限量のもとで生成された第2のICCプロファイルを記憶手段に記憶するステップと、
    前記第1のICCプロファイルに基づくKのベタ濃度が低くなったか否かを判断するステップと、
    前記Kのベタ濃度が低くなったと判断されるまでは、ICCプロファイルとして前記第1のICCプロファイルを選択し、前記Kのベタ濃度が低くなったと判断された場合には、前記第2のICCプロファイルを選択するステップと、
    前記選択されたICCプロファイルを用いて画像データの色変換を行うステップと、
    を備えたことを特徴とする画像処理方法。
  6. 第1のトナー使用最大制限量のもとで生成された第1のICCプロファイルと、第1のトナー使用最大制限量を超えた第2のトナー使用最大制限量のもとで生成された第2のICCプロファイルを記憶手段に記憶するステップと、
    前記第1のICCプロファイルに基づくKのベタ濃度が低くなったか否かを判断するステップと、
    前記Kのベタ濃度が低くなったと判断されるまでは、ICCプロファイルとして前記第1のICCプロファイルを選択し、前記Kのベタ濃度が低くなったと判断された場合には、前記第2のICCプロファイルを選択するステップと、
    前記選択されたICCプロファイルを用いて画像データの色変換を行うステップと、
    をコンピュータに実行させるための画像処理プログラム。
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