JP4747717B2 - 光アクセスネットワークにおけるセンタ側装置、マルチキャスト通信方法、装置および光アクセスネットワーク - Google Patents

光アクセスネットワークにおけるセンタ側装置、マルチキャスト通信方法、装置および光アクセスネットワーク Download PDF

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Description

本発明は、光アクセスネットワークにおけるセンタ側装置、マルチキャスト通信方法、装置および光アクセスネットワークに係り、特にマルチキャストサービスの品質の向上を図った光アクセスネットワークにおけるセンタ側装置、マルチキャスト通信方法、装置および光アクセスネットワークに関する。
xDSL(x−Digital Subscriber Line)は、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)、HDSL(High-bit-rate DSL)、RADSL(Rate-Adaptive DSL)、SDSL(Symmetric DSL)、VDSL(Very-high-bit-rate DSL)の総称である。このxDSLは、既存の加入者回線、すなわち、主に、電話用として利用されている電話回線(銅線)を利用して、最大で数十メガビット/秒(Mbps)の高速パケット通信を可能にするモデム技術である。
xDSLの中で代表的な技術としてADSLを用いたADSL回線サービスが存在する。ADSL回線サービス等のxDSLを用いたサービスを利用すると、加入者は、常時接続による高速インターネットアクセスが可能となる。ただし、電話回線を使用してパケット通信を行うので、電話回線の距離や線路の特性や電話局舎から加入者宅までの線路の周辺環境条件により、伝送特性やデータ通信速度が影響を受けるという問題がある。
そこで、xDSL技術を使用したアクセスネットワークに代わり、光技術を使用したアクセスネットワークが普及しつつある。光技術を使用したアクセスネットワークとは、1本の光ファイバに分岐装置(スプリッタ)を接続して複数本に光を分岐し、分岐後の光ケーブルをそれぞれの加入者宅に接続し、イーサネット(登録商標)を使用してパケット通信を行うEPON(Ethernet(登録商標) Passive Optical Network)と呼ばれる光アクセスネットワークをいう。このPON技術は、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers,Inc.)802.3ahにて勧告化されている。
EPONシステムは、図示しない通信事業者局に設置されるセンタ側装置(OLT:Optical Line Terminal)と加入者の宅内や屋外に設定される複数の加入者側装置(ONU:Optical Netowrk Unit)により構成される。この光アクセスネットワークでは、例えば複数の加入者宅の近くまで1本の光ファイバを敷設し、その先でそれぞれの加入者分を分岐すればよい。
光アクセスネットワークの適用により、メタルアクセスネットワークよりも更に高帯域かつ高品質なパケット通信を加入者に提供することができる。特に加入者に対する画像配信サービスが積極的に展開されつつあり、この点でも光アクセスネットワークは優位に立つ。
画像配信サービスは、複数のユーザにリアルタイムで比較的大容量のデータを送信することを前提とする。このため、ネットワークの効率的な利用の観点から、1対多で通信を行うマルチキャストサービスが適している。マルチキャストサービスとして広く普及しているのがIP(Internet Protocol)通信による実現方法である。IPv4(Internet Protocol version 4)では、IGMP(Internet Group Management Protocol)を用いて、サブネット上に、マルチキャストに参加しているホストがあるかどうかをルータが管理するようにしている。IGMPには、バージョン(Version)か「1」と「2」の2種類存在している。IPv6(Internet Protocol version 6)では、たとえばルータとホスト間で使用されるマルチキャストグループ管理プロトコルとしてのMLD(Multicast Listner Discovery)がある。これらIGMPやMLDは、IPマルチキャストグループの管理に使用されるプロトコルであり、マルチキャストをサポートするマルチキャストルータとマルチキャストデータを受信する端末(クライアント)によって使用される。
そこで、IP通信によりマルチキャストを実現させるプロトコルが第1の提案として存在する(たとえば特許文献1参照)。この第1の提案で、図示しないマルチキャストルータは、処理要求を文字列として表わしたクエリ(Query)メッセージパケットを定期的に端末にマルチキャストする。このクエリメッセージパケットを受信した端末は、マルチキャストルータに対して、レポート(Report)メッセージパケットを返信する。このレポートメッセージパケットに中には、端末が参加するマルチキャストグループのマルチキャストアドレスが格納されている。
端末からのレポートメッセージパケットを受信したマルチキャストルータは、マルチキャストグループへの参加の意思を表明している端末を認識し、情報をルーティング処理に反映する。これにより、複数の端末に対して、マルチキャストデータパケットがマルチキャストされ配信されることになる。
一方、ある端末がその時点で参加しているマルチキャストグループから離脱する場合には、リーブ(Leave)メッセージパケットを送信する。リーブメッセージパケットを受信したマルチキャストルータは、離脱の意思を表明した端末に対して、マルチキャストデータパケットの配信を停止する。
第1の提案では、以上のような手順でマルチキャストサービスを提供するが、更に、マルチキャスト実現の際の各プロトコルをスヌープ(監視)し、スヌープした結果と論理リンク制御を連動させることで、ルーティングの機能ブロックを加入者側に配備することなくマルチキャストサービスを提供している。
更に、マルチキャストグループに参加している端末分に依存することなく、またマルチキャストデータパケットをコピーすることなく各端末に配信する第2の提案も存在する(たとえば特許文献2参照)。
図8は、従来の一般的な光アクセスネットワークの要部を表わしたものである。従来の光アクセスネットワーク100でセンタ側装置(OLT)101は、装置全体を制御する制御盤102と、複数のPONインタフェース盤(PON I/F)1031、1032、……103nにより構成されている。この従来のセンタ側装置101による光アクセスネットワーク100は、センタ側装置101の各PONインタフェース盤1031、1032、……103nのそれぞれに接続される光ファイバ1041、1042、……104nと、これらの光ファイバ1041、1042、……104nを図示しないn×N加入者にそれぞれ分岐するための1×Nスプリッタ1051、1052、……105nと、分岐後の1×Nスプリッタ1051、1052、……105nにそれぞれ接続される複数の加入者側装置(ONU)10611〜1061N、10621〜1062N、……106n1〜106nNにより構成される加入者側装置部分と、PONインタフェース盤1031、1032、……103nの図で左側(ネットワーク側)のインタフェースであるSNI(Service Node Interface)ポート1081、1082、……108nがL2スイッチ109にそれぞれ接続されるネットワーク側装置部分とで構成されている。
このように従来のセンタ側装置101は、1つのPONインタフェース盤103単位にネットワーク(図示せず)と接続するL2スイッチ109等のスイッチと接続されるSNIポート108が存在する構成となっている。したがって、センタ側装置101がPONインタフェース盤1031、1032、……103nを収容する場合、それぞれのSNIポート1081、1082、……108nを、たとえばL2スイッチ109のポートにそれぞれに接続している。そして、これらn本のSNIポート1081、1082、……108nが、それぞれのPONインタフェースのネットワークとの接続を保証していることになる。
図9は、このような従来の光アクセスネットワークでマルチキャストデータを転送する様子を表わしたものである。この図9で図8と同一部分には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。図9に示した光アクセスネットワーク100Aで、ルータ121は、第1および第2のL2スイッチ109A、109Bと接続されている。第1のL2スイッチ109Aは、第1のセンタ側装置101Aおよび1×Nスプリッタ1051A、1052A、……105nAを介して複数の加入者側装置10611A〜1061NA、10621A〜1062NA、……106n1A〜106nNAに接続されている。第1のセンタ側装置101Aから加入者側装置10611A〜1061NA、10621A〜1062NA、……106n1A〜106nNAまでの回路構成は、図8と全く同一である。第2のL2スイッチ109Bから第2のセンタ側装置101Bおよびこれ以降の回路部分は、第1のL2スイッチ109Aから第1のセンタ側装置101Aおよびこれ以降の回路部分と実質的に同一なので、これらの回路部分の図示および説明は適宜省略する。
この従来のアクセスネットワーク100Aの構成で、ルータ121は、収容している第1および第2のL2スイッチ109A、109Bに対してマルチキャストデータパケットを配信する。第1のL2スイッチ109Aを代表的に説明する。第1のL2スイッチ109Aは、収容している第1のセンタ側装置101AのそれぞれのSNIポート1081〜108nに対して、ライン131で示すようにマルチキャストデータパケットをコピーして配信する。各PONインタフェース盤1031、1032、……103nは、SNIポート1081〜108nから受信したマルチキャストデータパケットをそれぞれのONU10611〜1061N、10621〜1062N、……106n1〜106nNへライン1321〜132nで示すように配信する。
特開2004−343243号(第0013段落、図1) 特開2004−214758号(第0010段落、図1)
ところで、特許文献1あるいは特許文献2に示した従来のマルチキャスト通信方法によれば、マルチキャストデータパケットが、たとえば図8のセンタ側装置101と複数の加入者側装置10611〜1061N、10621〜1062N、……106n1〜106nNの間のPON区間において、マルチキャスト外のデータパケットの帯域と品質を劣化させるという問題があった。
これは、特許文献1および特許文献2に記載された従来技術では、センタ側装置101と複数の加入者側装置10611〜1061N、10621〜1062N、……106n1〜106nNのそれぞれで光信号がブロードキャストされるというPONの特徴を利用して、データのコピー処理を不要としている。すなわち、各PONインタフェース盤1031、1032、……103nによって送信されたすべてのデータパケットは、同一のPON区間のすべての加入者に配信しているので、コピー処理が不要である。このため、マルチキャストデータパケットは、すべての加入者端末にまで到達している。したがって、図示しない加入者端末では、自端末宛に対応するデータパケットのみを内部で取り込み、これ以外のデータを廃棄するというフィルタ処理を実施していることとなる。
ところが、マルチキャストデータパケットと同様にマルチキャスト外のデータパケット(以下、マルチキャスト外データパケットと称する。)もPON区間の特徴によりブロードキャスト配信をされている。このため、各加入者端末では、自分宛でないデータパケットはフィルタ処理を実施して廃棄している。ところが、センタ側装置101のPONインタフェース盤103に収容される多数の加入者がそれぞれマルチキャストグループに参加すると、これに比例してPON区間へ配信されるマルチキャストデータが増大する。この結果、マルチキャスト外データパケットの通信帯域を圧迫するといった問題が発生する。
次に、第2番目の問題点は、SNIポート1081、1082、……108nでも、マルチキャストデータパケットが、マルチキャスト外データパケットの帯域と品質を劣化させる等の悪影響を及ぼす点である。これは、センタ側装置101のPONインタフェース盤103に収容される多数の加入者がそれぞれマルチキャストグループに参加すると、これに比例してSNIポート108へ配信されるマルチキャストデータパケットが増大する。この結果として、マルチキャスト外データパケットの通信帯域を圧迫するようになるからである。
次に、第3の問題点は、光アクセスネットワーク100が収容されるL2スイッチ109の負荷が大となり、提供されるマルチキャストサービスのデータ帯域や品質に関する制限や劣化が発生するということである。
その理由は、従来のセンタ側装置101では、マルチキャストデータパケットやマルチキャスト外データパケットの処理を、各PONインタフェース盤1031、1032、……103nがそれぞれ独自に行う非集線型で処理していた。このため、センタ側装置101に複数のSNIポート1081〜108nを収容するL2スイッチ109が、所定の場合にSNIポート1081、1082、……108nの分だけマルチキャストデータパケットをコピーして配信しなければならないという問題があった。これにより、マルチキャストサービスのデータ帯域や品質が、L2スイッチ109の処理性能に依存し、アクセスネットワークにおけるマルチキャストサービス展開に関する制限事項が発生したり、マルチキャストサービスの品質の劣化が発生することになった。
そこで本発明の目的は、マルチキャスト外データパケットの帯域や品質を劣化させることなく、マルチキャストサービスを実現させる光アクセスネットワークにおけるセンタ側装置、マルチキャスト通信方法、装置および光アクセスネットワークを提供することにある。
本発明では、(イ)それぞれ加入者端末を収容した複数の加入者側装置を複数ずつ1つのユニットとして束ねる形で用意されこれら束ねられたユニット単位の加入者側装置の各々との間でパケットデータの送受信を行う所定数のユニット別通信制御手段と、(ロ)前記した加入者端末のいずれかを宛先としたマルチキャストデータパケットをマルチキャスト用ポートを介して受信するマルチキャスト用受信手段と、(ハ)前記したマルチキャストデータパケット以外のデータパケットとしてのマルチキャスト外データパケットを前記したユニット別通信制御手段ごとに受信するマルチキャスト外データパケット受信手段と、(ニ)前記したマルチキャスト用受信手段の受信したマルチキャストデータパケットを同時に送信する宛先のグループとしてのマルチキャストグループに応じて前記した所定数のユニット別通信制御手段の内の該当するものに割り振るマルチキャストデータパケット割振手段とを光アクセスネットワークにおけるセンタ側装置が具備する。
また本発明では、(イ)マルチキャストデータパケットを受信するマルチキャスト通信用のポートと前記したマルチキャストデータパケット以外のデータパケットとしてのマルチキャスト外データパケットを受信する他の通信ポートのうちの前記したマルチキャスト通信用のポートを用いてマルチキャストデータパケットを受信するマルチキャストデータパケット受信ステップと、(ロ)このマルチキャストデータパケット受信ステップで受信したマルチキャストデータパケットをスヌープしてそれぞれ加入者端末を収容した複数の加入者側装置を複数ずつ1つのユニットとして束ねる形で用意されこれら束ねられたユニット単位の加入者側装置の各々との間でパケットデータの送受信を行う所定数のユニット別通信制御手段のいずれを介してそのマルチキャストデータパケットを加入者端末側に送り出すかを判別する割振判別ステップと、(ハ)この割振判別ステップで割り振られたそれぞれのユニット別通信制御手段からそれぞれマルチキャストデータパケットが1組ずつ送り出されるようにマルチキャストデータパケット受信ステップで受信したマルチキャストデータパケットをコピーするコピーステップとをマルチキャスト通信方法が具備する。
また本発明では、(イ)マルチキャスト通信用のポートを用いてマルチキャストデータパケットを受信するマルチキャストデータパケット受信手段と、(ロ)前記したマルチキャストデータパケット以外のデータパケットとしてのマルチキャスト外データパケットを前記したマルチキャスト通信用のポート以外のポートを用いて受信するマルチキャスト外データパケット受信手段と、(ハ)前記したマルチキャストデータパケット受信手段によって受信したマルチキャストデータパケットをスヌープしてそれぞれ加入者端末を収容した複数の加入者側装置を複数ずつ1つのユニットとして束ねる形で用意されこれら束ねられたユニット単位の加入者側装置の各々との間でパケットデータの送受信を行う所定数のユニット別通信制御手段のいずれを介してそのマルチキャストデータパケットを加入者端末側に送り出すかを判別する割振判別手段と、(ニ)この割振判別手段で割り振られたそれぞれのユニット別通信制御手段からそれぞれマルチキャストデータパケットが1組ずつ送り出されるようにマルチキャストデータパケット受信手段で受信したマルチキャストデータパケットをコピーするコピー手段とをマルチキャスト通信装置が具備する。
また本発明では、(イ)ネットワークから送られてきたデータパケットをその同時に送信する宛先の数に応じてマルチキャストデータパケットあるいはそれ以外のデータパケットとしてのマルチキャスト外データパケットとして送出するルータと、(ロ)宛先としての加入者端末と、(ハ)加入者端末をそれぞれ収容した複数の加入者側装置と、(ニ)前記したルータの出力する前記したマルチキャストデータパケットをマルチキャスト用ポートを介して受信するマルチキャスト用受信手段と、前記した複数の加入者側装置を複数ずつ1つのユニットとして束ねる形で用意されこれら束ねられたユニット単位の加入者側装置の各々との間でパケットデータの送受信を行う所定数のユニット別通信制御手段と、前記したマルチキャストデータパケット以外のデータパケットとしてのマルチキャスト外データパケットを前記したユニット別通信制御手段ごとに受信するマルチキャスト外データパケット受信手段と、前記したマルチキャスト用受信手段の受信した前記したマルチキャストデータパケットの宛先に応じてコピーを行い、前記した所定数のユニット別通信制御手段の内の該当するものに振り分けるマルチキャストパケット振分手段とを備えたセンタ側装置とを光アクセスネットワークが具備する。
以上説明したように本発明によれば、センタ側装置がマルチキャストデータパケットをマルチキャスト外データパケットと分離して処理できるので、マルチキャスト外データパケットに悪影響を与えないようにマルチキャストデータパケットを効率的にコピーして配信することができる。
以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施例の光アクセスネットワークの構成の概要を表わしたものである。本実施例の光アクセスネットワーク200は、図示しないネットワークから送られてくるデータパケットをルータ201、L2(レイヤ2)スイッチ202を介して終端するセンタ側装置(OLT)203を備えている。センタ側装置203は、装置全体の制御を行う装置制御盤211と、マルチキャスト通信の制御を行うマルチキャスト(MC)制御盤212と、複数のPONインタフェース盤(PON I/F)2131、2132、……213nにより構成されている。これら複数のPONインタフェース盤2131、2132、……213nには、それぞれに対応させて光ファイバ2141、2142、……214nの一端が接続されており、これらの他端は1×Nスプリッタ2151、2152、……215nの合波側に接続されている。1×Nスプリッタ2151、2152、……215nは、それぞれ1対Nで光を分岐するスプリッタで構成されており、これらの分岐側にはそれぞれN本ずつの光ファイバ21611〜2161N、21621〜2162N、……216n1〜216nNの一端が接続されている。これらの光ファイバ21611〜2161N、21621〜2162N、……216n1〜216nNの他端には、複数の加入者側装置(ONU)21711〜2171N、21721〜2172N、……217n1〜217nNが対応して接続されている。
ここで、この光アクセスネットワーク200は、加入者側装置部分と、ネットワーク側装置部分とで構成されている。加入者側装置部分は、センタ側装置203の各PONインタフェース盤2131、2132、……213n、光ファイバ2141、2142、……214n、1×Nスプリッタ2151、2152、……215n、光ファイバ21611〜2161N、21621〜2162N、……216n1〜216nNおよび複数の加入者側装置21711〜2171N、21721〜2172N、……217n1〜217nNで構成されている。
また、ネットワーク側は、マルチキャスト制御盤203のネットワーク側のインタフェースであるSNIポート221と、PONインタフェース盤2131、2132、……213nのネットワーク側インタフェースであるSNIポート2221、2222、……222nがL2スイッチ202にそれぞれ接続されている。L2スイッチ202は、経路231を通って、マルチキャストルータであるルータ201に接続されている。
この図1には示していないが、複数の加入者側装置21711〜2171N、21721〜2172N、……217n1〜217nNには、マルチキャストサービスを受けるためのSTB(Set Top Box)とテレビジョン、あるいは、パーソナルコンピュータ、更には、VoIP(Voice over IP)サービス端末等の加入者端末が接続されている。なお、この図1で光ファイバ2141、2142、……214nと、1×Nスプリッタ2151、2152、……215nと、光ファイバ21611〜2161N、21621〜2162N、……216n1〜216nNを説明の都合上、PON区間と総称する場合がある。なお、本実施例の光アクセスネットワーク200は、GEPON(Gigabit Ethernet(登録商標) Passive Optical Network)システムとして構築されている。
図2は、本実施例におけるセンタ側装置の具体的な構成とその周辺を表わしたものである。センタ側装置203の装置制御盤211は、装置制御部241を備えている。装置制御部241は、図示しないがCPU(Central Processing Unit)と、このCPUが実行する制御プログラムを格納すると共に、制御プログラムの実行に際して各種のデータを一時的に格納する作業用メモリ領域を備えたメモリから構成されている。
マルチキャスト制御盤212は、SNIポート221に接続されたマルチキャスト(MC)通信部251を備えている。マルチキャスト通信部251は、ネットワークからマルチキャストデータパケットを受信したり、IPマルチキャストグループの管理に使用されるプロトコルのマルチキャスト制御メッセージパケットを送受信するようになっている。
MC制御メッセージ・データ分離多重処理部252は、マルチキャスト通信部251より受信したデータの中からマルチキャスト制御メッセージパケットとマルチキャストデータパケットを分離するようになっている。そして、マルチキャスト制御メッセージパケットはIGMP・MLDスヌーピング部253へ転送し、マルチキャストデータパケットの方はコピー処理部254の方に転送する。また、MC制御メッセージ・データ分離多重処理部252はIGMP・MLDスヌーピング部253からマルチキャスト制御メッセージパケットを受信するようになっている。この受信したマルチキャスト制御メッセージパケットをMC制御メッセージ・データ分離多重処理部252はMC通信部251に転送する。
一方、コピー処理部254は、MC制御メッセージ・データ分離多重処理部252よりマルチキャストデータパケットを受信すると、フィルタ情報部255を参照して、このマルチキャストデータパケットを各PONインタフェース盤2131、2132、……213nのうちの該当するものに対してコピーするようになっている。そして、装置内マルチキャストデータパス257を介して装置内で配信するようになっている。
フィルタ情報部255は、その内部にフィルタ情報管理テーブル258を格納している。フィルタ情報管理テーブル258は、マルチキャストデータパケットのコピー処理に関する情報を管理するテーブルであり、これについては後に具体的に説明する。IGMP・MLDスヌーピング部253は、各PONインタフェース盤2131、2132、……213nやネットワークから装置内マルチキャスト制御メッセージパス259を介して受信したIPマルチキャストグループの管理に使用されるプロトコルのIGMPやMLDのマルチキャスト制御メッセージパケットを処理する。そして、IGMP・MLDスヌーピング部253に接続されたマルチキャスト(MC)情報部261のデータの更新を行う。また、これと同時に、その結果をIGMP・MLDスヌーピング部253に接続されたサービス管理部262へ通知するようになっている。
マルチキャスト情報部261は、マルチキャスト管理テーブル264を格納している。マルチキャスト管理テーブル264は、センタ側装置203でマルチキャストサービスの展開情報を管理するテーブルであり、これについては後に具体的に説明する。サービス管理部262は、各PONインタフェース盤2131、2132、……213nのフィルタ情報部2711〜271nのフィルタ情報管理テーブル272を装置内フィルタ情報制御パス265を介して更新するようになっている。
各PONインタフェース盤2131、2132、……213nは共に同一の回路構成となっている。そこで次に、PONインタフェース盤213nを代表として回路構成を説明する。PONインタフェース盤213nは、前記したフィルタ情報部271nの他にパケット入出力部273nを備えている。パケット入出力部273nは、SNIポート222nを介してネットワークとのマルチキャスト外データパケットの通信を実現するようになっている。PON通信部274nは、パケット入出力部273nと、IEEE802.3ahに準拠し、PON区間を介してそれぞれに接続している加入者側装置217n1〜217nNとのデータ通信を行うようになっている。
フィルタ情報部271nは、マルチキャスト制御盤212のサービス管理部262によって更新されるフィルタ情報管理テーブル272を保持している。また、MC制御メッセージ・データ分離多重部275nは、マルチキャスト制御盤212を介して、ネットワークと加入者間で送受信されるマルチキャスト制御メッセージパケットとマルチキャストデータパケットをSNIポート222nからパケット入出力部273nを介してネットワークと加入者間で送受信されるマルチキャスト外データパケットと分離多重するようになっている。
このPONインタフェース盤213nには、MCパケット振分部276nが配置されている。MCパケット振分部276nは、以下の3つの機能を備えている。第1の機能は、装置内マルチキャストデータパス257を介して、マルチキャスト制御盤212から入力されるマルチキャストデータパケットをコピー処理部277nへ転送する機能である。第2の機能は、マルチキャスト制御盤212の装置内マルチキャスト制御メッセージパス259を介して入力されるマルチキャスト制御メッセージパケットをMC制御メッセージ・データ分離多重部275nに転送する機能である。MCパケット振分部276nの最後の機能は、MC制御メッセージ・データ分離多重部275nから入力された、あるいはMC制御メッセージ・データ分離多重部275nからマルチキャスト制御メッセージパケットを装置内マルチキャスト制御メッセージパス259を介して、マルチキャスト制御盤212へ転送する機能である。コピー処理部277nは、MCパケット振分部276nから受け取ったマルチキャストデータパケットをフィルタ情報部271nの内容に従ってコピーして、各加入者へ配信することになる。
図3は、マルチキャスト管理テーブルの構成を示したものである。マルチキャスト管理テーブル264は、マルチキャストアドレスすなわちIPグループアドレスとマルチキャストグループ識別子を対応付けたものである。このマルチキャスト管理テーブル264は、マルチキャスト情報部261に格納されており、センタ側装置203でマルチキャストサービスの展開情報を管理するために使用される。
図4は、フィルタ情報管理テーブルの構成を示したものである。フィルタ情報管理テーブル258は、フィルタ情報部255に格納され、マルチキャストデータパケットのコピー処理に関する情報を管理するようになっている。このフィルタ情報管理テーブル258は、カード番号281、ONU番号282、ONU MAC(Media Access Control)アドレス283、ロジカルリンク識別子284およびマルチキャストグループ識別子285により構成されている。
以上のような構成の光アクセスネットワークで、まず、加入者がマルチキャストサービスに参加する場合の動作を説明する。この場合には、図2における、この加入者に対応するPONインタフェース盤213nのPON通信部274nが、加入者からのレポートメッセージパケットを受信し、MC制御メッセージ・データ分離多重部275nへ転送する。
MC制御メッセージ・データ分離多重部275nは、加入者のレポートメッセージパケットを受信するとIPマルチキャストグループの管理に使用されるプロトコルの制御メッセージパケットであることを認識し、MCパケット振分部276nへ転送する。MCパケット振分部276nは、レポートメッセージパケットをマルチキャスト制御盤212のIGMP・MLDスヌーピング部253へ転送する。IGMP・MLDスヌーピング部253は、レポートメッセージパケットを受信し、既に自センタ側装置203でマルチキャストサービスとして提供中であるか、否かをマルチキャスト情報部261のマルチキャスト管理テーブル264(図3)を検索することで判別する。
マルチキャスト管理テーブル264の検索の結果、未登録なマルチキャストグループであることが判別した場合、IGMP・MLDスヌーピング部253は、マルチキャスト管理テーブル264にマルチキャストアドレスとマルチキャストグループ識別子を登録し、サービス管理部262へ加入者からのマルチキャストサービス参加によりマルチキャスト管理テーブル264の更新があったことを通知する。サービス管理部262は、装置内フィルタ情報制御パス265を介して、PONインタフェース盤213nのフィルタ情報部271nを更新する。
ところで、図4に示したフィルタ情報管理テーブル258で、ONU(加入者側装置)番号282とONU MACアドレス283およびロジカルリンク識別子284は、IEEE802.3ahに準拠したPON通信部274nの動作に対応して関連付けられており、センタ側装置203で管理するための情報である。EPONを使用したネットワークシステムでは、図1にも示したように1台のセンタ側装置(OLT)203と複数の加入者側装置(ONU)21711〜2171N、21721〜2172N、……217n1〜217nNでLLID(Logical Link IDentifer:ロジカルリンク識別子)を用いて、ポイント ツー マルチポイント(Point-to-Multipoint:1対多)のイーサネット(登録商標)接続を実現している。
ロジカルリンク識別子284は、従来のイーサネット(登録商標)のMAC(Media Access Control)フレームのプリアンブルに2バイト構成で組み込まれており、PON区間としてセンタ側装置203と各加入者側装置21711〜2171N、21721〜2172N、……217n1〜217nNの間の区間で使用されるようになっている。PON区間では、伝送されてきた光をN通りに分岐している。したがってセンタ側装置203がある特定の加入者側装置217へ送信するフレームも、分岐の対象となったすべての加入者側装置217で受信されてしまう。
そこで、加入者側装置217は、センタ側装置203から送信されるイーサフレームのプリアンブルを参照し、自分に割り当てられたLLIDと比較する。この結果、両者が同一の場合には、自宛のイーサフレームであることを認識し、加入者側装置217の受信対象フレームとなる。これに対して、センタ側装置203から送信されるイーサフレームのプリアンブルが自分に割り当てられたLLIDと相違する場合には、そのフレームを廃棄することになる。このようにLLIDを使用して、センタ側装置203と各加入者側装置21711〜2171N、21721〜2172N、……217n1〜217nNは、ポイント ツー ポイント(Point-to-Point:1対1))通信をエミュレートしている。
センタ側装置203は、カード番号281、ONU番号282、ONU MACアドレス283およびロジカルリンク識別子284により、接続している加入者側装置217を参照して、加入者を監視および管理している。
サービス管理部262は、その管理情報に、加入者が参加しているマルチキャストグループ番号を付与することにより、どの加入者が、どのマルチキャストグループに参加しているかを管理するためのフィルタ情報管理テーブル258を構築している。
マルチキャスト制御盤212は、フィルタ情報管理テーブル258のすべてを保持しているが、マルチキャストサービスを管理するために、その一部であるカード番号281とマルチキャストグループ識別子285をマルチキャスト制御盤212のフィルタ情報部255にマルチキャスト(MC)制御盤フィルタ情報286(図4)として格納し、複数のPONインタフェース盤2131、2132、……213nについては、ONU番号282、ONU MACアドレス283、ロジカルリンク識別子284およびマルチキャストグループ識別子285を、PONインタフェース盤(PON I/F盤)フィルタ情報部271のフィルタ情報287(図4)として格納するようになっている。図4で丸印(○)は、格納される欄を示している。
IGMP・MLDスヌーピング部253は、加入者から送られてきたレポートメッセージパケットを、マルチキャスト制御盤212内のMC制御メッセージ・データ分離多重処理部252へ転送する。MC制御メッセージ・データ分離多重処理部252は、このレポートメッセージパケットをマルチキャスト通信部251により、ネットワーク側へ送信させる。
このレポートメッセージパケットは、図1に示すL2スイッチ202を経てルータ201で受信される。マルチキャストルータとなるルータ201は、これを基にしてマルチキャストデータパケットの送出を開始することになる。
ルータ201から送り出されたマルチキャストデータパケットは、センタ側装置203内のマルチキャスト制御盤212におけるマルチキャスト通信部251とMC制御メッセージ・データ分離多重処理部252を介して、コピー処理部254へ転送される。コピー処理部254は、受信したマルチキャストデータパケットを認識し、PONインタフェース盤2131、2132、……213nのいずれにコピーをすべきかを、フィルタ情報部255のフィルタ情報管理テーブル258を参照して判別する。
例えば、マルチキャストグループ識別子「001」に対応するマルチキャストデータパケットを受信したとする。この場合には、図4に示すフィルタ情報管理テーブル258で、マルチキャストグループ識別子285が「001」となっているカード番号281を取得する。この例では、カード番号281が「1」と「M」と「N」となる。そこで、これら「1」、「M」、「N」のカード番号281へのコピーを実施し、装置内マルチキャストデータパス257を介して、送信する。ここで、「2」のカード番号では、マルチキャストサービスに参加している加入者が存在しないので、マルチキャストグループ識別子285が「001」となっていない。そこで、「2」のカード番号へのコピー処理は実施されない。
また、コピー処理部254が受信したマルチキャストデータパケットのマルチキャストグループ識別子285の欄が「002」となっていたとする。この場合には、フィルタ情報部255の図4に示すフィルタ情報管理テーブル258を参照することで、「1」および「2」のカード番号281へのコピー処理が実施されることになる。そして、装置内マルチキャストデータパス257を介して、送信される。「M」および「N」のカード番号281については、マルチキャストサービスに参加している加入者が存在しないのでコピー処理は実施されない。
なお、カード番号281が「1」の欄では、マルチキャストグループ識別子284の欄が「002」となっている箇所が2つある。これは、2加入者が存在することを示している。しかしながら、マルチキャスト制御盤212は、PONインタフェース盤213ごとに1つずつコピーを行う。したがって、この場合に、コピー処理部254によるコピーの数は増加しない。
以上と同様に、マルチキャストグループ識別子285が「003」の場合には、「2」、「M」および「N」のカード番号281へのコピー処理が実施されることになる。そして、装置内マルチキャストデータパス257を介して、送信が行われる。この場合、「1」のカード番号281には、マルチキャストサービスに参加している加入者が存在しないのでコピー処理は実施されない。
PONインタフェース盤213nのMCパケット振分部276nは、マルチキャストデータパケットを受信し、これがデータパケットであることを認識した場合には、これをコピー処理部277nへ転送する。コピー処理部277nは、フィルタ情報部271nのフィルタ情報管理テーブル272を参照し、どのロジカルリンク識別子を保持する加入者へマルチキャストデータパケットをコピーするか判定する。
図4に示したフィルタ情報管理テーブルを参照すると、例えば、マルチキャストグループ識別子285の欄が「001」となっているマルチキャストデータパケットの場合は、ロジカルリンク識別子が「n1」の加入者へコピーされる。また、マルチキャストグループ識別子285の欄が「003」のマルチキャストデータパケットの場合は、ロジカルリンク識別子が「n2」の加入者へコピーされる。
コピー処理されたマルチキャストデータは、MC制御メッセージ・データ分離多重部275nへ渡され、マルチキャスト外データパケットに多重されて、PON通信部274nより、加入者へのみ配信される。
PON通信部274nは、コピー処理されたマルチキャストデータパケットのイーサフレームのプリアンブルにIEEE802.3ahにて規定されているLLIDを付与して送信する。更に、マルチキャストデータパケットのQoS(Quality of Service)処理は、図示されていないQoS処理部で保証されている。
レポートメッセージパケットが登録済であるマルチキャストグループの場合、IGMP・MLDスヌーピング部253は、ネットワーク側への転送とマルチキャスト管理テーブル264にマルチキャストアドレス、ならびにマルチキャストグループ識別子の登録を実施しない。ただし、IGMP・MLDスヌーピング部253は、サービス管理部262へ加入者からのマルチキャストサービス参加によって、加入者からマルチキャストグループへの参加要求を通知する。
サービス管理部262は、装置内フィルタ情報制御パス265を介して、PONインタフェース盤213nのフィルタ情報部271nを更新する。このようにして、マルチキャスト制御盤212と各PONインタフェース盤213nのフィルタ情報管理テーブル258、272nが更新されたこととなり、コピー処理部254、277nのコピー処理が追加される。ただし、PONインタフェース盤213nに既に参加済み加入者が存在する場合は、マルチキャスト制御盤212のコピー処理の追加はなく、PONインタフェース盤213nのコピー処理部277nのマルチキャストデータパケットのコピー先が増えることになる。
次に、加入者が参加しているマルチキャストグループから離脱する場合を説明する。この場合、その加入者は、リーブ(Leave)メッセージパケットを送信する。すると、加入者を収容しているPONインタフェース盤213nのPON通信部274nが、加入者からのリーブメッセージパケットを受信し、MC制御メッセージ・データ分離多重部275nへ転送する。
MC制御メッセージ・データ分離多重部275nは、リーブメッセージパケットを受信するとIPマルチキャストグループの管理に使用されるプロトコルの制御メッセージパケットであることを認識し、MCパケット振分部276nへ転送する。MCパケット振分部276nは、リーブメッセージパケットをマルチキャスト制御盤212のIGMP・MLDスヌーピング部253へ転送する。
IGMP・MLDスヌーピング部253は、リーブメッセージパケットを受信すると、既に自センタ側装置203でマルチキャストサービスとして提供中であるか、否かをマルチキャスト情報部261のマルチキャスト管理テーブル264を参照することで判別する。更に、IGMP・MLDスヌーピング部253は、そのリーブメッセージパケットに含まれるマルチキャストグループに、他加入者が存在するか否かについてサービス管理部262へ問い合わせを実施する。その結果、センタ側装置203内にマルチキャストグループの他加入者が存在する場合、IGMP・MLDスヌーピング部253は、リーブメッセージパケットのネットワーク側への転送とマルチキャスト管理テーブル264に対するマルチキャストアドレス、ならびにマルチキャストグループ識別子の登録解除を実施しない。
この場合、サービス管理部262は、離脱要求した加入者だけの登録を解除するために、装置内フィルタ情報制御パス265を介して、PONインタフェース盤213nのフィルタ情報部271nを更新する。これにより、マルチキャスト制御盤212とPONインタフェース盤213nのフィルタ情報管理テーブル258、272nが更新されたこととなり、コピー処理部254、277nのコピー処理が更新される。ただし、PONインタフェース盤213nに既に参加済み加入者が存在する場合は、マルチキャスト制御盤212のコピー処理の変更はなく、PONインタフェース盤213nのコピー処理部277nのマルチキャストデータパケットのコピー先が減ることになる。
センタ側装置203内にマルチキャストグループの他加入者が存在しない場合、IGMP・MLDスヌーピング部253は、リーブメッセージパケットをマルチキャスト制御盤212内のMC制御メッセージ・データ分離多重処理部252へ転送し、マルチキャスト通信部251からネットワーク側へ送信する。リーブメッセージパケットをL2スイッチ202を介して受信したマルチキャストルータとなるルータ201は、マルチキャストデータパケットの送出を停止する。
一方、マルチキャスト制御盤212内のサービス管理部262は、離脱要求した加入者の登録を解除するために装置内フィルタ情報制御パス265を介して、PONインタフェース盤213nのフィルタ情報部271nを更新する。これにより、マルチキャスト制御盤212とPONインタフェース盤213nのフィルタ情報管理テーブル258、272nが更新されたこととなり、コピー処理部254、277nのコピー処理が停止されることになる。
次に、図1を参照し、本実施例のセンタ側装置203による光アクセスネットワークの構成での加入者端末とネットワーク間でのデータ通信経路を説明する。この実施例の説明から明らかなように、マルチキャスト制御メッセージパケットやマルチキャストデータパケットの場合には、次のようなデータ通信経路となる。ルータ201、L2スイッチ202、マルチキャスト制御盤212のSNIポート221、マルチキャスト制御盤212、各PONインタフェース盤2131、2132、……213n、それぞれのPON区間と、各PONインタフェース盤に収容されている加入者側装置21711〜2171N、21721〜2172N、……217n1〜217nNとを介してネットワークから加入者端末へ送信される。これは図1で示す経路231でセンタ側装置203に到達し、ここから各経路2911〜291nを経て、それぞれの加入者端末に到達するものである。
一方、マルチキャスト外データパケットの場合には、次のようなデータ通信経路となる。ルータ201、L2スイッチ202、各PONインタフェース盤2131、2132、……213nのSNIポート2221、2222、……222n、各PONインタフェース盤2131、2132、……213n、それぞれのPON区間と、各PONインタフェース盤2131、2132、……213nに収容されている加入者側装置21711〜2171N、21721〜2172N、……217n1〜217nNとを介してネットワーク間と加入者端末は、データ送受信が実施される。これは図1で示す経路301でルータ201とL2スイッチ202の通信が行われ、L2スイッチ202とセンタ側装置203の間では、センタ側装置203内の各PONインタフェース盤2131、2132、……213nのSNIポートをそれぞれ用いた経路3021、3022、……302nによる通信が行われる。
このように本実施例の光アクセスネットワークで、マルチキャスト制御メッセージパケットとマルチキャストデータパケットは、マルチキャスト専用のSNIポート221を介してネットワークより受信し、各PONインタフェース盤2131、2132、……213nによって多重化されて、加入者へ送信される。一方、加入者端末からネットワークへ送信されるマルチキャスト外データパケットは、PONインタフェース盤2131、2132、……213nのうちの受信したPONインタフェース盤213によってマルチキャスト関連のパケットと分離され、そのPONインタフェース盤213に対応するSNIポート222によりネットワーク側へ送信される。
以上説明した実施例の光アクセスネットワーク200によれば、マルチキャスト制御盤212を使用してマルチキャストサービスを管理しているので、マルチキャストデータを効率良く加入者へ配信することができる。しかも、マルチキャストグループに参加する加入者数が増加したり、マルチキャストグループ数が増大しても、マルチキャスト外データパケットの帯域と品質が保証される。
<発明の第1の変形例>
図5は、本発明の第1の変形例におけるセンタ側装置の具体的な構成とその周辺を表わしたものである。この第1の変形例を示す図5で、先の実施例の図2と同一部分には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。この変形例のセンタ側装置203Aでは、図2に示したマルチキャスト制御盤212が、マルチキャスト制御部401として、装置制御盤211Aに組み込まれている。また、マルチキャスト専用のSNIポート221は、先の実施例でマルチキャスト制御盤212内に配置されていたが、これがマルチキャスト制御部401に変更されたのに伴い、マルチキャスト制御部401に存在する。
このように第1の変形例では、回路的には以上の2点が異なる。したがって、第1の変形例におけるセンタ側装置203Aおよびこれを含めた光アクセスネットワーク200Aの動作は、先の実施の実施例と同一である。
このように、本発明の第1の変形例では、マルチキャスト制御部401を装置制御盤211Aに組み込んでセンタ側装置203Aを実現することにした。このため、センタ側装置203Aの初期稼動時には、マルチキャスト制御部401を装置制御盤211Aに組み込まない状態として運用し、マルチキャストサービスを実際に提供することになった時点で、マルチキャスト制御部401を追加することが可能である。これにより、センタ側装置という1つの装置で、サービスの展開時期に合わせたマイグレーションを持たせることができ、サービスインフラの設備投資を有効に計画することができるという効果が得られる。
<発明の第2の変形例>
図6は、本発明の第2の変形例におけるセンタ側装置の具体的な構成とその周辺を表わしたものである。この第2の変形例を示す図6で、先の実施例の図2と同一部分には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。この変形例のセンタ側装置203Bは、装置制御・多重盤501を具備している。この装置制御・多重盤501は、汎用なL2スイッチの機能を有するレイヤ2スイッチ部502と、本発明の第1の変形例で示したマルチキャスト制御部401で構成されている点が先の実施例と異なる。また、この第2の変形例では、図1に示したネットワークに配置されたL2スイッチ202と接続するSNIポート222が、装置制御・多重盤501に集約されている点と、マルチキャスト専用のSNIポート221がマルチキャスト制御部401にあり、そのマルチキャスト(MC)通信部251に接続されている点でも先の実施例と異なっている。
ここでレイヤ2スイッチ部502の有する汎用なL2スイッチの機能とは、自分自身で管理している一般的な図示しないFDB(Forwarding Data Base)に従ってデータを各PONインタフェース盤2131、2132、……213nに送信し、PON区間を介して、適切な加入者側装置217へそのデータを転送される機能である。なお、汎用のL2スイッチの詳細な動作は、当業者にとってよく知られているので、レイヤ2スイッチ部502の説明は省略する。
第2の変形例の光アクセスネットワーク200Bのセンタ側装置203Bの動作は、実施例と同一である。ただし、センタ側装置203B内のマルチキャストデータパケットとマルチキャスト制御メッセージパケットとマルチキャスト外データパケットの通過経路が異なっている。
すなわち、ネットワーク側のL2スイッチ202とセンタ側装置203Bの接続は、マルチキャスト専用のSNIポート221と、SNIポート222との2ポートとなる。図1に示す実施例では、SNIポート222に対応するものとしてSNIポート2221〜222nが使用されていた。第2の変形例でマルチキャスト外データパケットは、装置制御・多重盤501のレイヤ2スイッチ部502のSNIポート222を介して送受信される。レイヤ2スイッチ部502の加入者端末側で、データ503は各PONインタフェース盤2131、2132、……213nに分離され、あるいは各PONインタフェース盤2131、2132、……213nから送られてきたものが多重される。
一方、第2の変形例のSNIポート221の方は、先の実施例および第1の変形例と同様に、マルチキャスト制御メッセージパケットとマルチキャストデータパケットの送受信のために使用されることになる。
図7は、この第2の変形例における光アクセスネットワークでのマルチキャストおよびユニキャストデータの転送の様子を表わしたものである。マルチキャスト制御メッセージパケットやマルチキャストデータパケットは、ルータ201、L2スイッチ202を経て経路231でセンタ側装置203Bの装置制御・多重盤501に到達し、ここから各経路2911、2912、……291nを経て、それぞれの加入者端末(図示せず)に到達する。これは、実施例と同一である。
マルチキャスト外データパケットの場合には、経路301でルータ201とL2スイッチ202の通信が行われ、L2スイッチ202とセンタ側装置203Bの間では、センタ側装置203B内のレイヤ2スイッチ部502とL2スイッチ202との間でSNIポート222を介した送受信が行われることになる。
このように第2の変形例のセンタ側装置203Bは、マルチキャスト制御部401を組み込む形となっている。したがって、先の第1の変形例と同様に、光アクセスネットワーク200Bの初期稼動時は、マルチキャスト制御部401なしでの運用とし、マルチキャストサービスを実際に提供することになった時点で、マルチキャスト制御部401を追加することができる。これにより、センタ側装置203Bという1つの装置に、サービスの展開時期に合わせたマイグレーションを持たせることができる。この結果、サービスインフラの設備投資を有効に計画することができるという効果が得られる。
また、この変形例では、マルチキャスト外データパケットを送受信するためにSNIポート222を1本としセンタ側装置203Bで集約している。これにより、センタ側装置203Bが接続されるL2スイッチ202の必要とするポート数を削減することができるので、ネットワークの構築コストを削減することができる。
なお、実施例等ではルータ201からマルチキャストデータパケットが送信されるものとして説明したが、それ以外の回路装置(たとえばルータとセンタ側装置の間に配置される回路装置)がこの役割を担ってもよいことは当然である。
本発明の第1の実施例の光アクセスネットワークの構成の概要を表わしたブロック図である。 本実施例におけるセンタ側装置の具体的な構成とその周辺を表わしたブロック図である。 本実施例のマルチキャスト管理テーブルの構成を示した説明図である。 本実施例のフィルタ情報管理テーブルの構成を示した説明図である。 本発明の第1の変形例におけるセンタ側装置の具体的な構成とその周辺を表わしたブロック図である。 本発明の第2の変形例におけるセンタ側装置の具体的な構成とその周辺を表わしたブロック図である。 第2の変形例における光アクセスネットワークでのマルチキャストおよびユニキャストデータの転送の様子を表わした説明図である。 従来の一般的な光アクセスネットワークの要部を表わしたブロック図である。 従来の光アクセスネットワークでマルチキャストデータを転送する様子を表わした説明図である。
符号の説明
200、200A、200B 光アクセスネットワーク
201 ルータ
202 L2(レイヤ2)スイッチ
203、203A、203B センタ側装置(OLT)
211、211A 装置制御盤
212 マルチキャスト(MC)制御盤
213 PONインタフェース盤(ユニット別通信制御手段)
215 1×Nスプリッタ
217 加入者側装置(ONU)
221 SNIポート(マルチキャストデータパケット専用)
222 SNIポート(マルチキャスト外データパケット用)
241 装置制御部
251 マルチキャスト(MC)通信部
252 MC制御メッセージ・データ分離多重処理部
253 IGMP・MLDスヌーピング部
254 コピー処理部
255、271 フィルタ情報部
258、272 フィルタ情報管理テーブル
261 マルチキャスト情報部
264 マルチキャスト管理テーブル
273 入出力部
274 PON通信部
275 MC制御メッセージ・データ分離多重部
276 MCパケット振分部
401 マルチキャスト制御部
501 装置制御・多重盤
502 レイヤ2スイッチ部

Claims (14)

  1. それぞれ加入者端末を収容した複数の加入者側装置を複数ずつ1つのユニットとして束ねる形で用意されこれら束ねられたユニット単位の加入者側装置の各々との間でパケットデータの送受信を行う所定数のユニット別通信制御手段と、
    前記加入者端末のいずれかを宛先としたマルチキャストデータパケットをマルチキャスト用ポートを介して受信するマルチキャスト用受信手段と、
    前記マルチキャストデータパケット以外のデータパケットとしてのマルチキャスト外データパケットを前記ユニット別通信制御手段ごとに受信するマルチキャスト外データパケット受信手段と、
    前記マルチキャスト用受信手段の受信したマルチキャストデータパケットを同時に送信する宛先のグループとしてのマルチキャストグループに応じて前記所定数のユニット別通信制御手段の内の該当するものに割り振るマルチキャストデータパケット割振手段
    とを具備することを特徴とする光アクセスネットワークにおけるセンタ側装置。
  2. 前記マルチキャスト用ポートは、IPマルチキャストグループの管理に使用されるプロトコルの制御メッセージとマルチキャストデータパケットを共に送受信するポートであることを特徴とする請求項1記載の光アクセスネットワークにおけるセンタ側装置。
  3. 前記マルチキャストデータパケット割振手段は、IPマルチキャストグループの管理に使用されるプロトコルの制御メッセージをスヌープするスヌーピング手段を備え、前記スヌーピング手段のスヌープの結果から前記所定数のユニット別通信制御手段へのマルチキャストデータパケットの割り振りを行うことを特徴とする請求項1記載の光アクセスネットワークにおけるセンタ側装置。
  4. IPマルチキャストグループの管理に使用されるプロトコルの制御メッセージとマルチキャストデータパケットをマルチキャスト外データパケットと分離多重する分離多重手段を具備することを特徴とする請求項1記載の光アクセスネットワークにおけるセンタ側装置。
  5. 前記複数の加入者側装置との間に設定されるロジカルリンク単位で前記マルチキャスト用受信手段の受信したマルチキャストデータパケットをコピーする装置内分散コピー手段を具備することを特徴とする請求項1記載の光アクセスネットワークにおけるセンタ側装置。
  6. 前記スヌーピング手段は、前記加入者側装置からから送られてきたマルチキャストサービスに参加する内容を表わしたレポートメッセージパケットを前記分離多重手段に転送し、前記分離多重手段は前記マルチキャストデータパケットを送出するネットワーク側にこのレポートメッセージパケットを送信させることを特徴とする請求項3および請求項4記載の光アクセスネットワークにおけるセンタ側装置。
  7. 前記ユニット別通信制御手段のそれぞれに対応させて前記マルチキャストグループを識別するマルチキャストグループ識別子が記されたユニット別通信制御手段・マルチキャストグループ識別子対応テーブルを備え、前記装置内分散コピー手段は前記ユニット別通信制御手段・マルチキャストグループ識別子対応テーブルをコピーの対象となる前記マルチキャストデータパケットのマルチキャストグループ識別子を用いて検索した結果としてヒットしたユニット別通信制御手段のそれぞれについて1つずつ前記マルチキャストデータパケットをコピーすることを特徴とする請求項5記載の光アクセスネットワークにおけるセンタ側装置。
  8. 前記ロジカルリンクは1対多の光スプリッタを配置したEPON区間に設定されることを特徴とする請求項5記載の光アクセスネットワークにおけるセンタ側装置。
  9. 前記光アクセスネットワークはGEPONシステムであることを特徴とする請求項8記載の光アクセスネットワークにおけるセンタ側装置。
  10. マルチキャストデータパケットを受信するマルチキャスト通信用のポートと前記マルチキャストデータパケット以外のデータパケットとしてのマルチキャスト外データパケットを受信する他の通信ポートのうちの前記マルチキャスト通信用のポートを用いてマルチキャストデータパケットを受信するマルチキャストデータパケット受信ステップと、
    このマルチキャストデータパケット受信ステップで受信したマルチキャストデータパケットをスヌープしてそれぞれ加入者端末を収容した複数の加入者側装置を複数ずつ1つのユニットとして束ねる形で用意されこれら束ねられたユニット単位の加入者側装置の各々との間でパケットデータの送受信を行う所定数のユニット別通信制御手段のいずれを介してそのマルチキャストデータパケットを加入者端末側に送り出すかを判別する割振判別ステップと、
    この割振判別ステップで割り振られたそれぞれのユニット別通信制御手段からそれぞれマルチキャストデータパケットが1組ずつ送り出されるように前記マルチキャストデータパケット受信ステップで受信したマルチキャストデータパケットをコピーするコピーステップ
    とを具備することを特徴とするマルチキャスト通信方法。
  11. マルチキャスト通信用のポートを用いてマルチキャストデータパケットを受信するマルチキャストデータパケット受信手段と、
    前記マルチキャストデータパケット以外のデータパケットとしてのマルチキャスト外データパケットを前記マルチキャスト通信用のポート以外のポートを用いて受信するマルチキャスト外データパケット受信手段と、
    前記マルチキャストデータパケット受信手段によって受信したマルチキャストデータパケットをスヌープしてそれぞれ加入者端末を収容した複数の加入者側装置を複数ずつ1つのユニットとして束ねる形で用意されこれら束ねられたユニット単位の加入者側装置の各々との間でパケットデータの送受信を行う所定数のユニット別通信制御手段のいずれを介してそのマルチキャストデータパケットを加入者端末側に送り出すかを判別する割振判別手段と、
    この割振判別手段で割り振られたそれぞれのユニット別通信制御手段からそれぞれマルチキャストデータパケットが1組ずつ送り出されるように前記マルチキャストデータパケット受信手段で受信したマルチキャストデータパケットをコピーするコピー手段
    とを具備することを特徴とするマルチキャスト通信装置。
  12. ネットワークから送られてきたデータパケットをその同時に送信する宛先の数に応じてマルチキャストデータパケットあるいはそれ以外のデータパケットとしてのマルチキャスト外データパケットとして送出するルータと、
    前記宛先としての加入者端末と、
    前記加入者端末をそれぞれ収容した複数の加入者側装置と、
    前記ルータの出力する前記マルチキャストデータパケットをマルチキャスト用ポートを介して受信するマルチキャスト用受信手段と、前記複数の加入者側装置を複数ずつ1つのユニットとして束ねる形で用意されこれら束ねられたユニット単位の加入者側装置の各々との間でパケットデータの送受信を行う所定数のユニット別通信制御手段と、前記マルチキャストデータパケット以外のデータパケットとしてのマルチキャスト外データパケットを前記ユニット別通信制御手段ごとに受信するマルチキャスト外データパケット受信手段と、前記マルチキャスト用受信手段の受信した前記マルチキャストデータパケットの宛先に応じてコピーを行い、前記所定数のユニット別通信制御手段の内の該当するものに振り分けるマルチキャストパケット振分手段とを備えたセンタ側装置
    とを具備することを特徴とする光アクセスネットワーク。
  13. 前記センタ側装置は、装置全体を制御する装置制御手段を配置した装置制御盤を備え、前記マルチキャスト用受信手段と前記マルチキャストパケット振分手段を少なくとも配置したマルチキャスト用部品は、この装置制御盤に対して追加的に取付自在となっていることを特徴とする請求項12記載の光アクセスネットワーク。
  14. 前記マルチキャスト用受信手段は前記ルータからL2スイッチを介してデータパケットを受け取る手段であり、前記マルチキャスト外データパケットは前記L2スイッチに対応してその機能を有するレイヤ2スイッチ部を介して前記所定数のユニット別通信制御手段に転送されることを特徴とする請求項12記載の光アクセスネットワーク。
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