JP5659139B2 - 集約装置、パケット転送装置、マルチキャストネットワークシステム及びマルチキャスト中継制御方法 - Google Patents

集約装置、パケット転送装置、マルチキャストネットワークシステム及びマルチキャスト中継制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、集約装置、パケット転送装置、マルチキャストネットワークシステム及びマルチキャスト中継制御方に係り、インターネットにおけるマルチキャスト中継技術に関し、特にIGMP/MLD制御パケットの集約に関する技術に関する。
マルチキャストは、インターネットにおいてルータが複数の回線へパケットを複製出力することにより、受信された1つのパケットを同時に複数の受信者へ送信する技術である。送信者がそれぞれの送信先にパケットを複数回送るのに比べて少ない量のパケットで複数の送信先にパケットを送ることが可能であるため、特にストリーミングやビデオ会議に代表される大容量トラフィックを必要とするリアルタイムマルチメディア通信に適している。
マルチキャストでは受信者の参加状況を管理するために通常はIGMP(Internet Group Management Protocol:非特許文献1)またはMLD(Multicast Listener Discovery:非特許文献2)が用いられる。IGMP/MLDでは受信者は参加したい時にIGMP ReportまたはMLD Reportを送信し、離脱したい時にIGMP LeaveまたはMLD Doneをルータに対して送信する。また、ルータは参加継続希望を確認するために周期的にGeneral Queryを受信者に対して送信する。これに対して、参加継続を希望する受信者はIGMP ReportまたはMLD Reportを送り返すことでマルチキャスト中継は維持される。一方でGeneral Queryに対する応答がなかった場合には参加継続の意思がないものとして、一定時間後にタイムアウトし、該受信者に対するマルチキャスト中継を停止する。
マルチキャストではマルチキャスト経路の生成やルータ間でのマルチキャスト経路の交換に通常はPIM−SM(Protocol Independent Multicast−Sparse Mode:非特許文献3)が用いられる。マルチキャストではRPF(Reverse Path Forwarding)の計算によりマルチキャストパケットの送信者方向に位置するルータを上流ルータと呼び、それ以外の方向に位置するルータを下流ルータと呼ぶ。PIM−SMではPIM−Join/Pruneパケットによる下流ルータの参加状況とIGMP/MLDによる受信者の参加状況からマルチキャストパケットの出力先を含むマルチキャスト経路を生成する。そして、出力先が存在する場合には上流ルータに対してPIM−Join/Pruneパケットを送信して参加要求を行う。上流ルータよりマルチキャストパケットを受信すると、ルータはマルチキャスト経路の出力先に対してそれを転送する。
IETF、「Internet Group Management Protocol、Version 2」、RFC2236 IETF、「Multicast Listener Discovery(MLD) for IPv6」、RFC2710 IETF、「Protocol Independent Multicast − Sparse Mode(PIM−SM)」、RFC4602 IETF、「IGMP/MLD − Based Multicast ForwardingProtocol(IGMP/MLD Proxying)」、RFC4601
まず、図面を参照して対象とするシステムの概略を説明する。なお、各図面及びその説明は、本発明の課題をわかりやすくするためのものであり、必ずしも従来技術を構成するものではない。
図1はマルチキャストにおける一般的なネットワーク構成を表している。ルータ101は送信者102を収容している上流ルータ103と接続している。また、下流ルータ104と接続しているとともに、回線群105を通じて受信者群106を収容している。下流ルータ104からは参加離脱要求としてPIM−Join/Pruneパケット107を受信し、受信者群106からはIGMP/MLD Report/Leaveパケット108を受信する。そして、必要に応じて上流ルータ103に対してPIM−Join/Pruneパケット109を送信する。参加要求が送信者102を収容しているルータまで届くとデータ中継が開始され、ルータ101は上流ルータ103からのデータを参加要求のあった下流ルータ104ならびに受信者端末106に対して送信する。
図2はマルチキャスト中継を実現するルータ101の内部構造を表している。ルータ101はCPU上で動作するプログラムによって複数の処理を行うソフトウェア処理部201と、専用LSI(ASIC)や物理層LSI(PHY)によってデータパケットを高速に転送するフォワーディング部202とにより構成されている。ソフトウェア処理部201とフォワーディング部202は回線206で接続されている。
フォワーディング部202は物理回線やその中に定義される論理回線を収容し、それらの回線群にて受信したデータパケットをソフトウェア処理部201より設定された経路情報に基づいて高速に転送する。また、フォワーディング部202はデータパケット以外のプロトコル制御に必要な制御パケットをフィルタ機能により抽出し、回線206を通じてソフトウェア処理部201に通知する処理を実行する。
ソフトウェア処理部201はPIMやIGMP/MLDといったプロトコルの処理を行い、データパケットの転送に必要な経路情報を生成する。ソフトウェア処理部201は例えばPIMやIGMP/MLDにおいてはフォワーディング部202で抽出されたPIM−Join/Pruneパケット203やIGMP/MLD Report/Leaveパケット204を受信し、プロトコル処理で生成されたマルチキャスト経路情報をフォワーディング部202に設定する(205)。
図3はソフトウェア処理部201の内部構造を表している。ソフトウェア処理部201ではPIM−Join/Pruneパケット203はPIMプロトコル処理部301で処理され、IGMP/MLD Report/Leaveパケット204はIGMP/MLDプロトコル処理部302で処理される。そして、参加状況をマルチキャスト経路計算部303に通知し、マルチキャスト経路計算部303マルチキャスト経路を生成する。生成されたマルチキャスト経路はマルチキャスト経路設定部304より経路設定205が行われる。
このような構造のルータ101において近年では受信者端末106の収容数を拡大することを求められることが多くなってきた。前述したようにIGMP/MLDにおいてはプロトコルの仕様上、参加継続希望の確認のためにIGMP/MLD Reportパケット108を周期的に各受信者から受信する。
ソフトウェア処理部201は複数の処理を汎用プロセッサであるCPUで動作させているため、内容によっては一部の処理が滞ることがある。また、ソフトウェア処理部201とフォワーディング部202を結ぶ回線206はフォワーディング部202内やフォワーディング部202と回線群との間に比べると帯域が少ないため、この回線206を通るパケットは量が多いと輻輳が発生し、パケットが廃棄されることがある。
受信者端末106の収容数を拡大すると、上述の周期的なIGMP/MLD Reportパケット108が増加し、回線206を通るIGMP/MLD Reportパケット204も増加する。この結果、回線206で輻輳が発生し、一部のIGMP/MLD Reportパケット204が廃棄されることがある。この状態が続くとやがては一部の受信者端末106において参加継続が維持できなくなり、マルチキャスト中継が停止する。
さらに、受信者端末106の収容数拡大はソフトウェア処理部201にIGMP/MLDプロトコル処理の負荷を増大させ、状況によっては他機能の処理に影響を与えることがある。
また、従来技術として非特許文献4に示すIGMP/MLD proxyがある。これは同一回線内に存在する複数の受信者からのIGMP/MLD Reportを受信すると、同じグループに対するIGMP/MLD Reportは一つだけをルータに送信する機能である。これによりルータが受信するIGMP/MLD Reportの数を減らすことができる。IGMP/MLD proxyは同一回線内の受信者に対しては有効であるが、受信者が複数の回線に接続する場合は、IGMP/MLD Reportの数を減らすことはできない。
以上の点に鑑み、本発明は、IGMP/MLD集約装置などの集約装置からルータへのマルチキャスト制御パケットを削減し、かつ、ルータのソフトウェア処理部の負荷を低減することを目的とする。また、本発明は、受信者の収容数を拡大可能することを目的とする。
本発明の第1の解決手段によると、
複数の第1回線により複数のマルチキャスト受信端末を収容する集約装置と、複数の第2回線により該集約装置と接続され、マルチキャストグループに参加するマルチキャスト受信端末に対応する第2回線を管理し、マルチキャストパケットを複製して各第2回線から前記複数のマルチキャスト受信端末に送信するパケット転送装置とを備えたマルチキャストネットワークシステムにおける前記集約装置であって、
前記マルチキャスト受信端末から第1回線を介して受信されるマルチキャストグループへの参加又は離脱を要求する制御パケットと、前記マルチキャスト受信端末により要求されたマルチキャストパケットとを識別する制御パケット識別部と、
マルチキャストグループの識別情報毎に、該マルチキャストグループに参加する第1回線の識別情報又は該第1回線に対応する第2回線の識別情報を記憶する集約テーブルと、
前記制御パケット識別部で識別された制御パケットに基づき、該制御パケットに含まれるマルチキャストグループの識別情報について、該マルチキャストグループに参加する第1回線の識別情報又は該第1回線に対応する第2回線の識別情報を更新する集約処理部と
を備え、
前記集約処理部は、マルチキャストグループに参加する第1回線の識別情報又は該第1回線に対応する第2回線の識別情報に変更があると、マルチキャストグループに参加する回線を特定する集約パケットを前記パケット転送装置に送信する前記集約装置が提供される。
本発明の第2の解決手段によると、
マルチキャストグループに参加するマルチキャスト受信端末に対応する回線を管理し、該回線から前記マルチキャスト受信端末にマルチキャストパケットを送信するパケット転送装置であって、
マルチキャストグループに参加するマルチキャスト受信端末に対応する回線を管理する管理部と、
前記マルチキャスト受信端末から回線を介して受信されるマルチキャストグループへの参加又は離脱を要求する制御パケットと、前記マルチキャスト受信端末により要求されたマルチキャストパケットとを識別し、前記マルチキャストパケットを前記マルチキャスト受信端末に転送する転送部と、
マルチキャストグループの識別情報毎に、該マルチキャストグループに参加する回線の識別情報を記憶する集約テーブルと、
前記転送部で識別された制御パケットに基づき、該制御パケットに含まれるマルチキャストグループの識別情報について、該マルチキャストグループに参加する回線の識別情報を更新する集約処理部と
を備え、
前記集約処理部は、マルチキャストグループに参加する回線の識別情報に変更があると、マルチキャストグループに参加する回線を特定する集約パケットを前記管理部に送信する前記パケット転送装置が提供される。
本発明の第3の解決手段によると、
複数の第1回線により複数のマルチキャスト受信端末を収容する集約装置と、
複数の第2回線により該集約装置と接続され、マルチキャストグループに参加するマルチキャスト受信端末に対応する第2回線を管理し、マルチキャストパケットを複製して各第2回線から前記複数のマルチキャスト受信端末に送信するパケット転送装置と
を備え、
前記集約装置は、
前記マルチキャスト受信端末から第1回線を介して受信されるマルチキャストグループへの参加又は離脱を要求する制御パケットと、前記マルチキャスト受信端末により要求されたマルチキャストパケットとを識別する制御パケット識別部と、
マルチキャストグループの識別情報毎に、該マルチキャストグループに参加する第1回線の識別情報又は該第1回線に対応する第2回線の識別情報を記憶する集約テーブルと、
前記制御パケット識別部で識別された制御パケットに基づき、該制御パケットに含まれるマルチキャストグループの識別情報について、該マルチキャストグループに参加する第1回線の識別情報又は該第1回線に対応する第2回線の識別情報を更新する集約処理部と
を有し、
前記集約処理部は、マルチキャストグループに参加する第1回線の識別情報又は該第1回線に対応する第2回線の識別情報に変更があると、マルチキャストグループに参加する回線を特定する集約パケットを前記パケット転送装置に送信するマルチキャストネットワークシステムが提供される。
本発明の第4の解決手段によると、
複数の第1回線により複数のマルチキャスト受信端末を収容する集約装置と、複数の第2回線により該集約装置と接続され、マルチキャストグループに参加するマルチキャスト受信端末に対応する第2回線を管理し、マルチキャストパケットを複製して各第2回線から前記複数のマルチキャスト受信端末に送信するパケット転送装置とを備えたマルチキャストネットワークシステムにおけるマルチキャスト中継制御方法であって、
マルチキャスト受信端末から第1回線を介して受信されるマルチキャストグループへの参加又は離脱を要求する制御パケットと、マルチキャスト受信端末により要求されたマルチキャストパケットとを識別するステップと、
マルチキャストグループの識別情報毎に該マルチキャストグループに参加する第1回線の識別情報又は該第1回線に対応する第2回線の識別情報を記憶する集約テーブルと、識別された制御パケットとに基づき、該制御パケットに含まれるマルチキャストグループの識別情報について、該マルチキャストグループに参加する第1回線の識別情報又は該第1回線に対応する第2回線の識別情報を更新するステップと、
マルチキャストグループに参加する第1回線の識別情報又は該第1回線に対応する第2回線の識別情報に変更があると、マルチキャストグループに参加する回線を特定する集約パケットを前記パケット転送装置に送信するステップと
を含むマルチキャスト中継制御方法が提供される。
本発明によると、IGMP/MLD集約装置などの集約装置からルータへのIGMP/MLD Reportパケットなどのマルチキャスト制御パケットを削減し、かつ、ルータのソフトウェア処理部の負荷を低減することができる。また、本発明によると、受信者の収容数を拡大できる。
マルチキャストの一般的なネットワーク構成図。 ルータの構造を示す図。 ソフトウェア処理部の構成図。 実施例1におけるネットワーク構成図。 集約装置の構造を示す図。 集約テーブルの説明図。 回線番号変換データベースの説明図。 ビットマップの説明図。 集合パケットの説明図。 集約装置側フローチャート。 ルータ側フローチャート。 L2集線装置を使用したネットワーク構成例。 実施例2のネットワーク構成図。 実施例2の集約装置の構成図。 実施例2のフローチャート。 実施例3のネットワーク構成図。 実施例3の集約装置の構成図。
1.実施例1
図4はIGMP/MLD集約装置401を含むマルチキャストネットワークシステムの実施形態の一つである。
図4のように受信者端末106と回線群を収容するフォワーディング部202の間にIGMP/MLD Reportパケット108を集約する専用装置401を新たに設ける。IGMP/MLD集約装置401は回線群(複数の第1回線)105を通じて受信者端末106を収容し、回線群(複数の第2回線)402を通じてルータ101のフォワーディング部(転送部)202に接続する。
IGMP/MLD集約装置401ではIGMP/MLD Reportパケット108を抽出し、IGMP/MLDプロトコル処理を行う。IGMP/MLDプロトコル処理では従来と同様に参加状況を管理を行う。そして、各回線の参加状況をまとめた情報を新たに作成する集合パケット404でソフトウェア処理部(管理部)201に通知する。また、集合パケット404は参加状況に変化が生じたとき、およびソフトウェア処理部201からの要求によって送信する。この例では集合パケット404の送信経路として、専用回線403を設けている。IGMP/MLD集約装置401ではIGMP/MLD Reportパケット108以外のパケットについてはもう一方の回線402、105に中継する。
ルータ101−2は、ソフトウェア処理部201−2とフォワーディング部202を有する。ルータ101のソフトウェア処理部201−2は、図3のルータ201−1の構成に加え、集合パケット受信処理部405を有する。
図5はIGMP/MLD集約装置401の内部構成を表している。受信者端末106を収容している回線群105とルータ101のフォワーディング部202に接続している回線群402の間にはフィルタ部(制御パケット識別部)501が存在する。フィルタ部501ではIGMP/MLD制御パケットの抽出を行い、IGMP/MLDプロトコル処理部302へ転送する。それ以外のパケットはもう一方の回線402、105に転送する。
IGMP/MLDプロトコル処理部302ではIGMP/MLDのプロトコル処理を行い、参加状況に変化、すなわち新規参加もしくは最終離脱、タイムアウトが発生した場合には集約処理部502へ通知を行う。
集約処理部502ではIGMP/MLDプロトコル処理部302から通知を受けると管理している集約テーブル503を更新する。そして、集合パケット404を生成し、ルータ101のソフトウェア処理部201に向けて送信する。
生成された集合パケット404は専用回線403を通じてルータ101のソフトウェア処理部201に向けて送信する。集合パケット404は、本実施例では専用回線を通じて送信する例を示しているが、専用のIPアドレスやTCPまたはUDPポート番号などを割り当て、ルータ101のフォワーディング部202でそれを抽出するフィルタを導入した上で既存の回線を通じて送信してもよい。
ソフトウェア処理部201とIGMP/MLD集約装置401の間において、受信者端末106を収容している回線の識別番号が異なる場合がある。このため、IGMP/MLD集約装置401あるいはソフトウェア処理部201のいずれかにおいて、それを変換する処理が必要である。
図5ではIGMP/MLD集約装置401側で回線の識別情報を書き換えるために、回線番号変換データベース504を備えている。この回線番号変換データベース504は事前に管理者より設定される。回線番号の変換処理はソフトウェア処理部201側で行う場合には回線番号変換データベース504はソフトウェア処理部201に存在する。
図示していないが、IGMP/MLD集約装置401は、パケット処理を行うLSIと、集約機能ブロック505の処理およびIGMP/MLDプロトコル処理を行うCPUと、回線番号変換データベース504および集約テーブル503を格納するメモリを備える。
図6−1は集約テーブル503を表している。集約テーブル503にはグループアドレス列601、ソースアドレス列602、参加回線の集合列603を含む。グループアドレス列601はIGMP/MLD Reportパケット108により参加要求されたグループアドレスが入る。ソースアドレス列602はIGMPv3またはMLDv2のReportパケットにおいてソースアドレス指定で参加要求された場合に、そのアドレスが入る。ソースアドレスが指定されなかった場合には任意を表すIPアドレス、例えば255.255.255.255が入る。
参加回線の集合列603は現在参加状態になっている回線の識別情報の集合が入る。
参加回線の集合列603はIGMP/MLDプロトコル処理部302からの通知により対象回線の追加や削除を行う。集約テーブル503はIGMP/MLDプロトコル処理部302からの通知により新規参加となると、各情報を含むエントリをテーブルに追加し、参加回線の集合列603が空になると、該当するエントリをテーブルから削除する。
図6−1では項番1で回線105aからグループアドレスG1への参加要求があったことを表している。項番2では回線105aと105bの両方からグループアドレスG2かつソースアドレスS1への参加要求があったことを表している。なお、回線番号を変換する場合、回線群402の識別情報が記憶されてもよい。
参加回線の集合列603は、例えばビットマップ形式で情報を管理する。図7は参加回線の集合列603をビットマップ形式で管理する場合の例である。
ビットマップ701はIGMP/MLD集約装置401が収容する回線数を賄えるビット幅を持ち、各ビット702や703や704には各回線の参加状況が割り当てられる。図7ではビット702aと703aと704aには回線105aの参加状況が、ビット702bと703bと704bには回線105bの参加状況がそれぞれ割り当てられている。それぞれのビット702や703や704は、例えば参加状態では1とし、離脱状態では0とする。
ビットマップ701−2は図6−1の集約テーブル503における項番1の参加回線の集合を表している。このエントリにおいては参加状態にあるのは回線105aのみであるため、ビット703aのみが1となる。
同様にビットマップ701−3は図6−1の集約テーブル503における項番2の参加回線の集合を表している。このエントリにおいては参加状態にあるのは回線105aと105bであるため、ビット704aと704bが1となる。
図6−2は回線番号変換データベース504を表している。回線番号変換データベース504にはIGMP/MLD集約装置回線番号列651とルータ回線番号列652を含む。IGMP/MLD集約装置回線番号列651は受信者回線105の回線番号が入り、ルータ回線番号列652には集約装置接続回線402の回線番号が入る。
図6−2では項番1で受信者回線105aと集約装置接続回線402aが対応していることを表し、項番2で受信者回線105bと集約装置接続回線402bが対応していることを表している。なお、回線番号以外にも、回線を識別する適宜の識別情報を用いてもよい。
図8は集合パケット404を表している。集合パケット404はIPヘッダ801とIGMP/MLDヘッダ802、グループアドレス情報803、回線情報804を含む。IPヘッダ801で使用するIPアドレスはルータ101のフォワーディング部202が識別できて、ソフトウェア処理部201に通知できるものを使用する。
IGMP/MLDヘッダ802には参加や離脱要求を示すタイプ情報が含まれる。グループアドレス情報803にはグループアドレス805とソースアドレス806が含まれる。グループアドレス805には集約テーブル503のグループアドレス列601に含まれる内容を入れ、ソースアドレス806にはソースアドレス列602に含まれる内容を入れる。回線情報(参加状況情報)804にはグループアドレス情報803に含まれるアドレスに対する参加回線の集合807が含まれる。参加回線の集合807には集約テーブル503の参加回線の集合列603に含まれる内容を入れる。
図6−1に示す場合、項番1のグループG1に対しては、回線情報804にはビットマップ701−2を格納する。グループG2に対しては、回線情報にはビットマップ701−3を格納する。
本実施例では集合パケット404はIGMP/MLDパケットを使用する例について説明しているが、グループアドレス、ソースアドレス、参加している回線情報を含むパケットであれば、IGMP/MLDパケットでなくても良い。また、回線情報には参加回線の識別番号を格納するようにしてもよい。
図9は集約装置401のフローチャートである。IGMP/MLD集約装置401では回線105よりパケットを受信すると(901)、フィルタ部501でIGMP/MLD制御パケットかを判定する(902)。ここでIGMP/MLD制御パケットでない場合には、フィルタ部501は、受信したパケットを回線402に転送して(903)、処理を終了する(909)。
IGMP/MLD制御パケットだった場合には、フィルタ部501は、パケットをIGMP/MLDプロトコル処理部302に転送し、IGMP/MLDプロトコル処理部302でIGMP/MLDプロトコルの処理を行う(904)。また、IGMP/MLDプロトコル処理部302でタイムアウトが発生した場合(905)にも、IGMP/MLDプロトコルの処理を行う(904)。なお、IGMP/MLDプロトコル処理は、公知の処理を用いることができる。IGMP/MLDプロトコル処理の結果、参加状況に変化すなわち新規参加または最終離脱が発生した場合には(906)、それを集約処理部502へと通知する。参加状況に変化がなかった場合には、そのまま終了する(909)。
集約処理部502では参加状況の変化に応じて集約テーブル503の更新を行う(907)。例えば、上述のように集約テーブル503の参加回線の集合603に新たな回線情報を加えたり、エントリを追加・削除したりする。その後、集約処理部502は、集合パケット404をルータ101のソフトウェア処理部201に向けて送信してから(908)、処理を終了する(909)。
なお、参加状況に変化判定(906)と集約テーブルの更新処理(907)は入れ替えてもよい。つまり、IGMP/MLDプロトコル処理(904)の結果を常に集約処理部502へと通知し、集約処理部502で集約テーブル503を更新した後、参加回線の集合列603に変化があれば集合パケット404を送信する。
図10はルータ側、すなわちルータ101−2のソフトウェア処理部201−2でのフローチャートである。まず、通常のPIMやIGMP/MLDの処理であるが、例えば下流ルータ104などの装置からPIM制御パケットを受信すると(1001)、PIMプロトコル処理部(301)においてプロトコル処理を行い(1002)、次にマルチキャスト経路計算処理部(303)でマルチキャスト経路を生成する(1003)。
ルータ101−2がIGMP/MLD制御パケットを受信した場合には(1004)、IGMP/MLDプロトコル処理部(302)でプロトコル処理を行い(1005)、PIMと同様にマルチキャスト経路計算処理部(303)でマルチキャスト経路を生成する(1003)。各プロトコルの処理、マルチキャスト経路の生成は、公知の技術など適宜の手法を用いることができる。
また、ルータ101−2がIGMP/MLD集約装置401からの集合パケット404を受信すると(1006)、集合パケット受信処理(405)にて集合パケット404を解析して参加状況の変化を確認した(1007)後、マルチキャスト経路計算処理部(303)でマルチキャスト経路を生成する(1003)。
マルチキャスト経路計算処理(1003)では、各プロトコルの参加状況を論理和(OR演算)にてマージしてマルチキャスト経路へ反映する。すなわち、マルチキャスト経路が存在しなければ生成し、既にマルチキャスト経路が存在すれば参加状況を追加・削除する。生成されたマルチキャスト経路はマルチキャスト経路設定部(304)を通じてフォワーディング部202に設定(1008)し、処理を終了する(1009)。
IGMP/MLD集約装置401の導入によりルータ101のソフトウェア処理部201では太線部分のフロー(1006、1007)が追加となる。
本実施例では、IGMP/MLD集約装置401でIGMP/MLD Report/Leaveパケットを処理し、受信者端末106が接続される回線ごとの参加状況に変化があった場合のみ、ルータ101のソフトウェア処理部201へ通知する。これにより、ソフトウェア処理部201での処理が軽減され、かつ、ソフトウェア処理部201とフォワーディング部202間の回線の輻輳を防ぐことができる。また、ルータ101は、IGMP/MLD集約装置401の配下の受信者(受信者の端末)106に対するマルチキャストパケットは、ルータ101で複製してマルチキャストグループに参加する受信者端末の回線402に送信される。このように、ルータ101では、受信者の管理ができる。
2.実施例2
図11に示すようにルータ101と受信者端末106の間にはL2集線装置1101が存在し、ルータ101とL2集線装置1101を集線回線1102で接続するネットワーク構成に、本発明を適用する実施例について説明する。集線回線1102内にはVLANタグにより多重化された論理回線群1103が存在し、それらにより個々の受信者端末106を識別している。
図11に示す構成でIGMP/MLD集約装置401を適用すると、図12の構成となる。IGMP/MLD集約装置401はルータ101と物理回線(例えば光ファイバ)1201で接続され、L2集線装置1101と集線回線1102で接続される。物理回線1201には論理回線群(複数の第2回線)1202が存在し、物理回線1102には論理回線群(複数の第1回線)1103が存在する。
図13は本実施例におけるIGMP/MLD集約装置401の構造を示す図である。物理回線1102や物理回線1201と、フィルタ部501や集約機能ブロック505などのブロックとの間には論理回線識別・多重化部1301a、1301bがそれぞれ存在する。論理回線識別・多重化部1301では受信したパケットを、パケットに付与されたVLANタグを基に適切な処理部位へと転送する。送信するパケットについてはVLANタグを付与することで物理回線に多重化して送信する。なお、VLANタグ以外にも論理回線を識別する適宜の識別情報を用いても良い。
本実施例では、IGMP/MLD集約装置401とL2集線装置1101は別装置であるが、フィルタ部501と集約機能ブロック505をL2集線装置1101に含めてひとつの装置としても良い。
図14は実施例2におけるIGMP/MLD集約装置401のフローチャートを表している。図9のフローチャートと比べ、最初と最後に論理回線識別・多重化部1301で実現される太線の論理回線の識別1401と論理回線の多重化1402が追加される。
なお、論理回線の識別1401とIGMP/MLD制御パケットかの判定902は入れ替えてもよい。
3.実施例3
実施例1と実施例2はIGMP/MLD集約装置401をルータとは別装置とする場合について説明した。本実施例ではIGMP/MLD集約装置401をルータ101に内蔵する実施例について説明する。図15はIGMP/MLD集約装置401をルータ101に内蔵する場合の構成図である。
フォワーディング部202とIGMP/MLD集約装置401は内部回線1501で接続されている。フォワーディング部202では、IGMP/MLD制御パケットの抽出を行い、内部回線1501を通じてIGMP/MLD集約装置401に転送する。例えば、フォワーディング部202が図5のフィルタ部501を有する。これによりフォワーディング部202で受信したIGMP/MLD Reportパケット204をIGMP/MLD集約装置401に転送する。IGMP/MLD集約装置401は内部回線1501を通じて集合パケット404をソフトウェア処理部201に送り返す。
本実施例におけるIGMP/MLD集約装置401を含むブロック1502はルータ101のメインボード上に直付けされてもよいし、別ボードやインタフェースカードの形をとっていてもよい。
図16は本実施例におけるIGMP/MLD集約装置401の構造である。実施例2と同じく内部回線1501と集約機能ブロック505の間には論理回線識別・多重化部1301が存在する。また、IGMP/MLD集約装置401の接続形態からIGMP/MLD Reportパケット108と集合パケット404は同一の内部回線1501を通じて送受信する。
上述の各実施例によると、IGMP/MLD集約装置からルータへのIGMP/MLD Reportパケットを削減できるとともに、IGMP/MLDプロトコル処理をIGMP/MLD集約装置で実施することでソフトウェア処理部の負荷を低減することができる。その結果、受信者の収容数を拡大することができる。また、ソフトウェア処理部からの集合パケットの要求を行うことで、装置起動時などソフトウェア処理部が初期化されたときに迅速な復旧が行える。
4.構成例
[構成例1]
IGMP/MLD集約装置は、例えば、マルチキャスト受信者を収容する装置であって、
前記マルチキャスト受信者から送信されるマルチキャストグループへの参加・離脱を要求する制御パケットと前記マルチキャスト受信者が要求するマルチキャストパケットを識別し、前記マルチキャストパケットは前記マルチキャスト受信者に転送する制御パケット識別部と、
前記制御パケットで要求されたマルチキャストグループを管理するマルチキャストグループ管理部と
前記マルチキャストグループ管理部で生成・保持するマルチキャストグループ管理テーブルと、
前記制御パケットで要求するマルチキャストグループと受信した回線の情報を集約してグループ参加状況情報として管理し、前記グループ参加状況の変化に応じて集約情報を含む集約パケットを送信するグループ集約情報管理部と
前記グループ集約情報管理部で生成・保持する集約情報を管理する集約管理テーブル
を備える。
[構成例2]
構成例1に記載の集約管理テーブルは、
前記マルチキャストグループへの参加・離脱を要求する制御パケットに含まれるアドレス情報と
前記制御パケットを受信した一つ以上の回線情報を保持すること
を特徴のひとつとする。
[構成例3]
構成例1に記載のIGMP/MLD集約装置と接続するマルチキャスト中継装置であって、
受信するマルチキャストパケットを中継するためのマルチキャスト中継テーブルと、
前記受信するマルチキャストパケットの中継先を計算するマルチキャスト経路計算処理部と
前記マルチキャスト経路計算処理部で生成したマルチキャスト経路を管理するマルチキャスト経路テーブルと、
前記マルチキャスト経路テーブルを前記マルチキャスト中継テーブルに設定するマルチキャスト経路設定部と
構成例1に記載の前記集約情報を含むパケットを受信する前記集約パケット受信部
を備え、
前記マルチキャスト経路計算部は、前記集約パケットに含まれる前記グループ参加状況情報を用いて中継先を計算すること
を特徴のひとつとする。
[構成例4]
構成例1に記載のIGMP/MLD集約装置であって、
前記集約パケットに含まれる回線情報を、構成例3に記載のマルチキャスト中継装置の前記マルチキャスト経路計算処理部で使用可能な回線情報に変換する回線情報変換処理部と
前記回線情報変換処理で変換するための回線情報を管理する回線データベースを備えること
を特徴のひとつとする。
[構成例5]
また、他の態様においては、IGMP/MLD集約装置は、例えばマルチキャスト受信者を収容する装置であって、
受信するマルチキャストパケットを中継するためのマルチキャスト中継テーブルと、
前記受信するマルチキャストパケットの中継先を計算するマルチキャスト経路計算処理部と
前記マルチキャスト経路テーブルを前記マルチキャスト中継テーブルに設定するマルチキャスト経路設定部と
前記マルチキャスト受信者から送信されるマルチキャストグループへの参加・離脱を要求する制御パケットと前記マルチキャスト受信者が要求するマルチキャストパケットを識別し、前記マルチキャストパケットは前記マルチキャスト受信者に中継するパケット転送部と、
前記制御パケットで要求されたマルチキャストグループを管理するマルチキャストグループ管理部と
前記制御パケットで要求するマルチキャストグループと受信した回線の情報を集約してグループ参加状況情報として管理し、前記グループ参加状況の変化に応じて集約情報を含む集約パケットを送信するグループ集約情報管理部と
前記グループ集約情報管理部で生成・保持する集約情報を管理する集約管理テーブル
を備え、
前記パケット転送部は前記制御パケットを、前記グループ集約情報管理部に転送し、
前記グループ集約情報管理部は、前記集約パケットを前記マルチキャスト経路計算処理部に転送し、
前記マルチキャスト経路計算部は、前記集約パケットに含まれる前記グループ参加状況情報を用いて中継先を計算すること
を特徴のひとつとする。
[構成例6]
他の態様においてIGMP/MLD集約装置は、例えば、マルチキャストパケットを転送する装置であって、
受信したパケットをパケットに付与されるVLANタグを元に転送先を決めたり、送信するパケットにVLANタグを付与する論理回線識別・多重化部と
マルチキャスト受信者から送信されるマルチキャストグループへの参加・離脱を要求する制御パケットと前記マルチキャスト受信者が要求するマルチキャストパケットを識別し、前記マルチキャストパケットは、前記マルチキャスト受信者に転送するために論理回線・多重化識別部に転送する制御パケット識別部と
前記制御パケットで要求されたマルチキャストグループを管理するマルチキャストグループ管理部と
前記制御パケットで要求するマルチキャストグループと受信した回線の情報を集約してグループ参加状況情報として管理し、前記グループ参加状況の変化に応じて集約情報を含む集約パケットを送信するグループ集約情報管理部と
前記グループ集約情報管理部で生成・保持する集約情報を管理する集約管理テーブル
を備える。
[構成例7]
マルチキャスト中継を制御する方式は、
受信するマルチキャストパケットを中継するためのマルチキャスト中継テーブルと、
前記受信するマルチキャストパケットの中継先を計算するマルチキャスト経路計算処理ステップと
前記マルチキャスト経路テーブルを前記マルチキャスト中継テーブルに設定するマルチキャスト経路設定ステップと
前記マルチキャスト受信者から送信されるマルチキャストグループへの参加・離脱を要求する制御パケットと前記マルチキャスト受信者が要求するマルチキャストパケットを識別し、前記マルチキャストパケットは前記マルチキャスト受信者に中継するパケット転送ステップと、
前記制御パケットで要求されたマルチキャストグループを管理するマルチキャストグループ管理ステップと
前記制御パケットで要求するマルチキャストグループと受信した回線の情報を集約してグループ参加状況情報として管理し、前記グループ参加状況の変化に応じて集約情報を含む集約パケットを送信するグループ集約情報管理ステップと
前記グループ集約情報管理部で生成・保持する集約情報を管理する集約管理テーブル
を備え、
前記パケット転送ステップは前記制御パケットを、前記グループ集約情報管理ステップに転送し、
前記グループ集約情報管理ステップは、前記集約パケットを前記マルチキャスト経路計算処理ステップに転送し、
前記マルチキャスト経路計算部は、前記集約パケットに含まれる前記グループ参加状況情報を用いて中継先を計算すること
を特徴のひとつとする。
[構成例8]
マルチキャストネットワークシステムは、例えば、マルチキャスト受信者を収容するIGMP/MLD集約装置とマルチキャスト中継装置からなるマルチキャストネットワークシステムであって、
前記IGMP/MLD集約装置は、前記マルチキャスト受信者から送信されるマルチキャストグループへの参加・離脱を要求する制御パケットと前記マルチキャスト受信者が要求するマルチキャストパケットを識別し、前記マルチキャストパケットは前記マルチキャスト受信者に転送する制御パケット識別部と、
前記制御パケットで要求されたマルチキャストグループを管理するマルチキャストグループ管理部と
前記制御パケットで要求するマルチキャストグループと受信した回線の情報を集約してグループ参加状況情報として管理し、前記グループ参加状況の変化に応じて集約情報を含む集約パケットを前記マルチキャスト中継装置に送信するグループ集約情報管理部と
前記グループ集約情報管理部で生成・保持する集約情報を管理する集約管理テーブル
を備えるIGMP/MLD集約装置であって、
前記マルチキャスト中継装置は、
受信するマルチキャストパケットを中継するためのマルチキャスト中継テーブルと、
前記受信するマルチキャストパケットの中継先を計算するマルチキャスト経路計算処理部と
前記マルチキャスト経路計算処理部で生成したマルチキャスト経路を管理するマルチキャスト経路テーブルと、
前記マルチキャスト経路テーブルを前記マルチキャスト中継テーブルに設定するマルチキャスト経路設定部と
前記IGMP/MLD集約装置から前記集約情報を含むパケットを受信する前記集約パケット受信部を備え、
前記マルチキャスト経路計算部は、前記集約パケットに含まれる前記グループ参加状況情報を用いて中継先を計算する処理
を備えるマルチキャスト中継装置であること
を特徴のひとつとする。
本発明は、例えば、マルチキャストを行うネットワークシステムに利用可能である。
101. ルータ
102. 送信者
103. 上流ルータ
104. 下流ルータ
105. 受信者回線
106. 受信者
107. PIM−Joinパケット
108. IGMP/MLD Reportパケット
109. PIM−Joinパケット
201. ソフトウェア処理部(CPU)
202. フォワーディング部(スイッチングLSI, ASIC)
203. PIM−Joinパケット
204. IGMP/MLD Reportパケット
205. マルチキャスト経路設定
206. ソフトウェア処理部とフォワーディング部を結ぶ回線
301. PIMプロトコル処理部
302. IGMP/MLDプロトコル処理部
303. マルチキャスト経路計算部
304. マルチキャスト経路設定部
401. IGMP/MLD集約装置
402. 集約装置接続回線
403. 集合パケット送信回線
404. 集合パケット
405. 集合パケット受信処理
501. フィルタ部
502. 集約処理部
503. 集約テーブル
504. 回線番号変換データベース
505. 集約機能ブロック
601. グループアドレス列
602. ソースアドレス列
603. 参加回線の集合列
651. IGMP/MLD集約装置回線番号列
652. ルータ回線番号列
701. ビットマップ
702. ビット
703. ビット
704. ビット
801. IPヘッダ
802. IGMP/MLDヘッダ
803. グループアドレス情報
804. 回線情報
805. グループアドレス
806. ソースアドレス
807. 参加回線の集合
1101. L2集線装置
1102. 集線回線
1103. 集線回線内の論理回線
1201. 集約装置接続回線
1202. 集約装置接続回線内の論理回線
1301. 論理回線識別・多重化部
1501. IGMP/MLD集約装置とフォワーディング部を結ぶ回線
1502. 集約装置構成ブロック

Claims (10)

  1. IGMP(Internet Group Management Protocol)またはMLD(Multicast Listener Discovery)によるマルチキャストパケットを受信する複数のマルチキャスト受信端末を複数の第1回線により収容する集約装置と、複数の第2回線により該集約装置と接続され、マルチキャストグループに参加するマルチキャスト受信端末に対応する第2回線を管理し、マルチキャストパケットを複製して各第2回線から前記複数のマルチキャスト受信端末に送信するパケット転送装置とを備えたマルチキャストネットワークシステムにおける前記集約装置であって、
    前記マルチキャスト受信端末から第1回線を介して受信されるマルチキャストグループへの参加又は離脱を要求する、IGMPまたはMLDによる制御パケットと、前記マルチキャスト受信端末により要求されたマルチキャストパケットとを識別する制御パケット識別部と、
    マルチキャストグループの識別情報毎に、該マルチキャストグループに参加する第1回線の識別情報又は該第1回線に対応する第2回線の識別情報を記憶して前記マルチキャスト受信端末のマルチキャストグループへの参加状況を管理する集約テーブルと、
    前記制御パケット識別部で識別された前記制御パケットに基づき、該制御パケットに含まれるマルチキャストグループの識別情報について、該マルチキャストグループに参加する第1回線の識別情報又は該第1回線に対応する第2回線の識別情報を更新する集約処理部と
    前記制御パケットに基づいて、マルチキャストグループに属する前記マルチキャスト受信端末の参加状況に変更があるかを判断するプロトコル処理部と
    を備え、
    前記集約処理部は、前記プロトコル処理部がマルチキャストグループに属する前記マルチキャスト受信端末の参加状況に変更があると判断することでマルチキャストグループに参加する第1回線の識別情報又は該第1回線に対応する第2回線の識別情報に変更があると、マルチキャストグループに参加する回線を特定する集約パケットを前記パケット転送装置に送信するよう集約パケットを制御する集約装置。
  2. 前記集約パケットは、
    前記第1又は第2回線に対応する複数のビットを有し、各ビットの値が、該第1又は第2回線がマルチキャストグループに参加するか否かを表す請求項1に記載の集約装置。
  3. 前記マルチキャスト受信端末を収容する第1回線の識別情報と、前記パケット転送装置と接続され、該マルチキャスト受信端末に対するマルチキャストパケットを受信する第2回線の識別情報とが対応して記憶された回線変換データベース
    をさらに備え、
    前記集約処理部は、制御パケットを受信した第1回線の識別情報を前記第2回線の識別情報に変換する請求項1に記載の集約装置。
  4. 前記集約処理部は、
    マルチキャストパケットが送信される第2回線とは別の、前記パケット転送装置との専用回線を介して前記集約パケットを該パケット転送装置に送信する請求項1に記載の集約装置。
  5. 前記マルチキャスト受信端末を収容する集線装置と接続される物理回線に複数の論理回線が設定され、
    前記パケット転送装置と接続される物理回線に複数の論理回線が設定され、
    前記集約装置は、受信するパケットの論理回線を識別し、及び、送信するパケットに論理回線の識別子を付与する論理回線処理部をさらに備え、
    前記第1回線及び前記第2回線は該論理回線である請求項1に記載の集約装置。
  6. マルチキャストグループに参加しIGMP(Internet Group Management Protocol)またはMLD(Multicast Listener Discovery)によるマルチキャストパケットを受信するマルチキャスト受信端末に対応する回線を管理し、該回線から前記マルチキャスト受信端末にマルチキャストパケットを送信するパケット転送装置であって、
    マルチキャストグループに参加するマルチキャスト受信端末に対応する回線を管理する管理部と、
    前記マルチキャスト受信端末から回線を介して受信されるマルチキャストグループへの参加又は離脱を要求する、IGMPまたはMLDによる制御パケットと、前記マルチキャスト受信端末により要求されたマルチキャストパケットとを識別し、前記マルチキャストパケットを前記マルチキャスト受信端末に転送する転送部と、
    マルチキャストグループの識別情報毎に、該マルチキャストグループに参加する回線の識別情報を記憶して前記マルチキャスト受信端末のマルチキャストグループへの参加状況を管理する集約テーブルと、
    前記転送部で識別された前記制御パケットに基づき、該制御パケットに含まれるマルチキャストグループの識別情報について、該マルチキャストグループに参加する回線の識別情報を更新する集約処理部と
    前記制御パケットに基づいて、マルチキャストグループに属する前記マルチキャスト受信端末の参加状況に変更があるかを判断するプロトコル処理部と
    を備え、
    前記集約処理部は、前記プロトコル処理部がマルチキャストグループに属する前記マルチキャスト受信端末の参加状況に変更があると判断することでマルチキャストグループに参加する回線の識別情報に変更があると、マルチキャストグループに参加する回線を特定する集約パケットを前記管理部に送信するよう集約パケットを制御するパケット転送装置。
  7. IGMP(Internet Group Management Protocol)またはMLD(Multicast Listener Discovery)によるマルチキャストパケットを受信する複数のマルチキャスト受信端末を複数の第1回線により収容する集約装置と、
    複数の第2回線により該集約装置と接続され、マルチキャストグループに参加するマルチキャスト受信端末に対応する第2回線を管理し、マルチキャストパケットを複製して各第2回線から前記複数のマルチキャスト受信端末に送信するパケット転送装置と
    を備え、
    前記集約装置は、
    前記マルチキャスト受信端末から第1回線を介して受信されるマルチキャストグループへの参加又は離脱を要求する、IGMPまたはMLDによる制御パケットと、前記マルチキャスト受信端末により要求されたマルチキャストパケットとを識別する制御パケット識別部と、
    マルチキャストグループの識別情報毎に、該マルチキャストグループに参加する第1回線の識別情報又は該第1回線に対応する第2回線の識別情報を記憶して前記マルチキャスト受信端末のマルチキャストグループへの参加状況を管理する集約テーブルと、
    前記制御パケット識別部で識別された前記制御パケットに基づき、該制御パケットに含まれるマルチキャストグループの識別情報について、該マルチキャストグループに参加する第1回線の識別情報又は該第1回線に対応する第2回線の識別情報を更新する集約処理部と
    前記制御パケットに基づいて、マルチキャストグループに属する前記マルチキャスト受信端末の参加状況に変更があるかを判断するプロトコル処理部と
    を有し、
    前記集約処理部は、前記プロトコル処理部がマルチキャストグループに属する前記マルチキャスト受信端末の参加状況に変更があると判断することでマルチキャストグループに参加する第1回線の識別情報又は該第1回線に対応する第2回線の識別情報に変更があると、マルチキャストグループに参加する回線を特定する集約パケットを前記パケット転送装置に送信するよう集約パケットを制御するマルチキャストネットワークシステム。
  8. 前記パケット転送装置は、
    受信された集約パケットに応じたグループ参加状況を用いて、受信されるマルチキャストパケットの中継先を計算するマルチキャスト経路計算部を有する請求項7に記載のマルチキャストネットワークシステム。
  9. 前記マルチキャスト経路計算部は、前記集約装置から受信する集約パケットと、他の装置から受信するマルチキャスト参加要求とを統合したグループ参加状況に基づき、受信されるマルチキャストパケットの中継先を計算する請求項8に記載のマルチキャストネットワークシステム。
  10. IGMP(Internet Group Management Protocol)またはMLD(Multicast Listener Discovery)によるマルチキャストパケットを受信する複数のマルチキャスト受信端末を複数の第1回線により収容する集約装置と、複数の第2回線により該集約装置と接続され、マルチキャストグループに参加するマルチキャスト受信端末に対応する第2回線を管理し、マルチキャストパケットを複製して各第2回線から前記複数のマルチキャスト受信端末に送信するパケット転送装置とを備えたマルチキャストネットワークシステムにおけるマルチキャスト中継制御方法であって、
    マルチキャスト受信端末から第1回線を介して受信されるマルチキャストグループへの参加又は離脱を要求する、IGMPまたはMLDによる制御パケットと、マルチキャスト受信端末により要求されたマルチキャストパケットとを識別するステップと、
    マルチキャストグループの識別情報毎に該マルチキャストグループに参加する第1回線の識別情報又は該第1回線に対応する第2回線の識別情報を記憶して前記マルチキャスト受信端末のマルチキャストグループへの参加状況を管理する集約テーブルと、識別された前記制御パケットとに基づき、該制御パケットに含まれるマルチキャストグループの識別情報について、該マルチキャストグループに参加する第1回線の識別情報又は該第1回線に対応する第2回線の識別情報を更新するステップと、
    前記制御パケットに基づいて、マルチキャストグループに属するマルチキャスト受信端末の参加状況に変更があるかを判断するステップと、
    マルチキャストグループに属する前記マルチキャスト受信端末の参加状況に変更があることでマルチキャストグループに参加する第1回線の識別情報又は該第1回線に対応する第2回線の識別情報に変更があると、マルチキャストグループに参加する回線を特定する集約パケットを前記パケット転送装置に送信するよう集約パケットを制御するステップと
    を含むマルチキャスト中継制御方法。
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