JP4747619B2 - カバーレイフィルムおよびフレキシブル配線板 - Google Patents

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本発明は、カバーレイフィルムおよびフレキシブル配線板に関する。
近年の電子機器の高密度化に伴い、これに用いられるプリント配線板の多層化が進んでおり、フレキシブルプリント配線板にも多層構造のものが多く用いられている。
このような多層フレキシブルプリント配線板は、例えば片面フレキシブル基板と両面フレキシブル基板との間に絶縁層を設けて多層構造にしたものである。この絶縁層には、ガラス繊維に樹脂を含浸して得られるプリプレグ、ボンディングシートと呼ばれる接着シート等が用いられている。
また、片面または両面フレキシブル回路基板にも、回路部を保護するカバーレイフィルムが用いられている。
したがって、内層の回路部を保護するために用いられるカバーレイフィルムは、フレキシブル基板部との良好な接着性のみならず、絶縁層との良好な接着性も要求される。
このようなカバーレイフィルムのベースフィルムとしては、耐熱性、絶縁性、屈曲性等が要求されるためポリイミドフィルム等が多く用いられている。
しかし、ポリイミドフィルム等をベースフィルムとするカバーレイフィルムは、前述した絶縁層と密着性が不十分であったり、熱膨張係数の差から生じる応力により部品実装を想定した耐熱テスト(半田リフロー試験等)で界面剥離が生じたりする場合があった。
そこで、カバーレイフィルムと、絶縁層との密着性を向上するためにコロナ処理などの処理が行なわれている(例えば特許文献1参照)。しかし、半導体素子等の部品実装を想定して行なわれる処理後(例えば40℃、90%での吸湿処理)に230℃以上の半田リフローを行なうといった厳しい環境下ではカバーレイフィルムと絶縁層との密着性が不十分となる場合があった。
特開昭54−39873号公報
本発明の目的は、カバーレイフィルムと絶縁層との密着性を向上することができるカバーレイフィルムを提供することにある。
また、本発明の目的は、信頼性の高いフレキシブル配線板を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(6)に記載の本発明により達成される。
(1) フレキシブル配線板の内層の回路部を保護するために用いられるカバーレイフィルムであって、フィルム状の基材と、前記基材の一方の面側に設けられた熱硬化性樹脂としてエポキシ樹脂組成物またはアクリル系樹脂組成物を含む第1接着剤層と、前記基材の他方の面側に設けられた熱可塑性樹脂としてシリコン変性ポリイミド樹脂またはポリアミドイミド樹脂を含む第2接着剤層とを有し、前記第2接着剤層の動的粘弾性測定で得られるTanδのピーク温度である軟化温度[T2]は、前記第1接着剤層の動的粘弾性測定で得られるTanδのピーク温度である軟化温度[T1]よりも高く、(T2−T1)は、50℃以上であり、かつ前記第1接着剤層を前記回路部に接合して用いることを特徴とするカバーレイフィルム。
(2)前記第1接着剤層の厚さは、前記第2接着剤層の厚さより厚いものである上記(1)に記載のカバーレイフィルム。
(3)前記第1接着剤層の厚さ[A]と、前記第2接着剤層の厚さ[B]との比(A/B)は、2〜30である上記(1)または(2)に記載のカバーレイフィルム。
)前記基材は、ポリイミドフィルム、アラミド樹脂フィルムおよび液晶ポリマーフィルムの中から選ばれるいずれかである上記(1)ないし()のいずれかに記載のカバーレイフィルム。
)上記(1)ないし()のいずれかに記載のカバーレイフィルムを有するフレキシブル配線板。
本発明によれば、カバーレイフィルムと絶縁層との密着性を向上することができるカバーレイフィルムを得ることができる。
また、本発明によれば、信頼性の高いフレキシブル配線板を得ることができる。
また、前記第1接着剤層の厚さ[A]と、前記第2接着剤層の厚さ[B]との比を特定の範囲とした場合、回路の埋め込み性にも優れている。
また、前記第2接着剤層の軟化温度[T2]と、前記第1接着剤層の軟化温度[T1]との差を、50℃以上にした場合、作業性に優れている。
以下、本発明のカバーレイフィルムおよびフレキシブル配線板について詳細に説明する。
図1は、本発明のカバーレイフィルムの一例を示す断面図である。図2は、本発明のフレキシブル配線板の一例を示す断面図である。
まず、カバーレイフィルムについて説明する。
図1に示すように、カバーレイフィルム1は、フィルム状の基材2と、基材2の一方の面側(図1中上側)に設けられた第1接着剤層3と、基材2の他方の面側(図1中下側)に設けられた第2接着剤層4とで構成されている。
基材2としては、例えばポリイミド樹脂フィルム、ポリアミドイミド樹脂フィルム等のポリイミド系樹脂フィルム、アラミド樹脂フィルム、ポリアミド樹脂フィルム等のポリアミド系樹脂フィルム、全芳香族ポリエステルをフィルム化した液晶ポリマー系フィルムが挙げられる。これらの中でもポリイミド系樹脂フィルムが好ましい。これにより、耐熱性を向上することができる。
基材2の厚さは、特に限定されないが、5〜50μmが好ましく、特に10〜25μmが好ましい。厚さが前記下限値未満であると絶縁信頼性が低下する場合があり、前記上限値を超えるとフレキシブル性が低下する場合がある。
基材2の一方の面側には、第1接着剤層3が設けられている。第1接着剤層3は、フレキシブル配線板の内層の回路面に接合されて、回路面を保護する機能を有している。
第1接着剤層3は、第1組成物で構成されている。第1組成物は、通常カバーレイフィルムに用いられているものを用いることができ、例えばアクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアミドイミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、マレイミド系樹脂、フェノキシ系樹脂等の熱可塑性樹脂および/または熱硬化性樹脂を含むことが好ましい。これらの中でもエポキシ系樹脂に代表される熱硬化性樹脂を含むことが好ましい。これにより、接着後に熱硬化させることで耐熱性を向上することができ、それによって信頼性を向上することができる。
前記熱硬化性樹脂および/または前記熱可塑性樹脂の含有量は、特に限定されないが、前記第1組成物全体の50〜85重量%が好ましく、特に60〜70重量%が好ましい。含有量が前記範囲内であると、特に回路間の埋め込み性、密着性に優れる。
前記第1組成物は、前記熱硬化性樹脂および/または熱可塑性樹脂に加えて、溶融シリカ、水酸化アルミ、炭酸カルシウム等の充填材、アミン系、フェノール系、イミダゾール系等の硬化剤、硬化促進剤等の添加剤を含有していても良い。
このような第1組成物は、液状または層状のどちらでも構わない。第1組成物が液状である場合、基材2へコーティング等した後にある程度硬化して層状とすることができる。
また、第1組成物が層状である場合、プレスラミネートまたはロールラミネートにより基材2に設けることができる。このときのラミネートについては、真空下でも大気圧下でもどちらでもよい。
また、基材2の他方の面側には、第2接着剤層4が設けられている。第2接着剤層4は、他の基板の絶縁層と接合されて、カバーレイフィルムと絶縁層との密着性を向上する機能を有している。
第2接着剤層4は、第2組成物で構成されているが、前記第1組成物と異なる組成物で構成されていても、同じ組成物で構成されていても良い。これらの中でも、異なる組成物で構成されていることが好ましい。これにより、異なる軟化温度を有する各接着剤層を容易に得ることができる。
前記第2組成物としては、例えば(熱可塑性)ポリイミド、(熱可塑性)ポリアミドイミド等の(熱可塑性)ポリイミド系樹脂および(熱可塑性)ポリイミド系樹脂のシリコン変性物、ポリエーテルサルフォンおよびポリエーテルサルフォンの末端変性物(例えば水酸基変性、カルボキシル基変性およびアミノ基変性等)等の耐熱性の熱可塑性樹脂等が挙げられる。これらの中でも熱可塑性ポリイミド系樹脂が好ましく、特にシリコン変性(熱可塑性)ポリイミド系樹脂が最も好ましい。これにより、層間に用いられる絶縁性層との密着性が向上し、信頼性の高い(多層)フレキシブルプリント配線板を提供することができる。さらに、第1接着剤層3により回路を保護する接着を行なう際に、第2接着剤層4が流れ出すのを防止することができる。さらに、プレス部材等との接着や付着を防ぐこともできる。
また、前記第2組成物が前記第1組成物と同じ場合は、前述の通りである。
前記シリコン変性ポリイミドのシリコン変性率は、特に限定されないが、該ポリイミド全体の15〜35重量%が好ましく、特に20〜30重量%が好ましい。変性率が前記範囲内であると、軟化温度が150℃〜250℃となり、基材への密着性をより向上することができる。
前記ポリイミド系樹脂の重量平均分子量は、特に限定されないが、2万〜50万が好ましく、特に5万〜25万が好ましい。重量平均分子量が前記範囲内であると、特に吸湿半田耐熱性に優れる。
前記重量平均分子量は、例えばゲルパーミエーションクロマトグラフィー(G.P.C.)で測定することができる。
前記第2組成物は、前記熱可塑性樹脂に加えて、溶融シリカ、水酸化アルミ、炭酸カルシウム等の充填材、カップリング剤、レベリング剤等の添加剤を含有していても良い。
このような第2組成物は、液状または層状のどちらでも構わない。第2組成物が液状である場合、基材2へコーティング等して用いることができる。
また、第2組成物が層状である場合、プレスラミネートまたはロールラミネートにより基材2に設けることができる。このときのラミネートについては、真空下でも大気圧下でもどちらでもよい。
次に、第1接着剤層3と、第2接着剤層4との関係について述べる。
<軟化温度>
第2接着剤層4の軟化温度[T2]は、第1接着剤層3の軟化温度[T1]より高いことを特徴とする。これにより、多層積層する際の作業性を向上することができる。
具体的に、例を挙げて説明すると、例えば回路面をカバーレイフィルム1で保護するために、第1接着剤層3と回路面とを接合する場合、その接合温度では、第1接着剤層3は接合するために軟化している。一方、第2接着剤層4の軟化温度[T2]は高いため、接合温度では第2接着剤層4は接着しない。そのため、第1接着剤層3と回路面とを接合する温度であっても、第2接着剤層4がプレス工程での当板等に付着や転写することを防止することができる。
なお、ここで軟化温度とは、第1接着剤層3および第2接着剤層4を用いた際の接着可能な温度(例えば接着可能な最低温度)を意味する。
前記軟化温度は、例えば動的粘弾性(DMA)で測定したtanδのピーク温度で評価することができる。
具体的に第1接着剤層3の軟化温度[T1]は、特に限定されないが、40〜150℃が好ましく、特に45〜100℃が好ましい。軟化温度[T1]が前記下限値未満であると室温で粘着性が発現し作業性を低下させる場合があり、前記上限値を超えると第2接着剤層が接着を始める場合がある。
また、具体的に第2接着剤層4の軟化温度[T2]は、特に限定されないが、150℃以上が好ましく、特に200℃以上が好ましく、最も210〜300℃が好ましい。軟化温度[T2]が前記範囲内であると、特に耐熱性と作業性とに優れる。
また、第2接着剤層4の軟化温度[T2]と、第1接着剤層3の軟化温度[T1]との差(T2−T1)は、特に限定されないが、50℃以上が好ましく、80℃以上がより好ましく、最も90〜190℃が好ましい。差が前記範囲内であると、特に第1接着剤層3を回路間に埋め込む際の作業性に優れる。
ここで、第1接着剤層3と、第2接着剤層4とを構成する組成物が同じである場合、分子量、架橋度を種々選択することにより、前記軟化温度を調整することができる。
<厚さ>
第1接着剤層3の厚さ[A]は、特に限定されないが、第2接着剤層4の厚さ[B]よりも厚いことが好ましい。これにより、回路間埋め込み性を向上することができる。
また、第1接着剤層3の厚さ[A]と、第2接着剤層4の厚さ[B]との比(A/B)は、特に限定されないが、1〜30であることが好ましく、特に2〜5であることが好ましい。厚さの比が前記下限値未満であると回路間埋め込み性が低下する場合があり、前記上限値を超えると絶縁層との密着力が低下する場合がある。
具体的に第1接着剤層3の厚さ[A]は、特に限定されないが、10〜50μmが好ましく、特に20〜40μmが好ましい。厚さが前記範囲内であると、特に回路部の保護機能に優れる。
また、具体的に第2接着剤層4の厚さ[B]は、特に限定されないが、5μm以下が好ましく、特に1〜4μmが好ましい。厚さが前記範囲内であると、作業性と接着性とのバランスに優れる。
次に基材2に第1接着剤層3および第2接着剤層4を形成する方法について説明する。
基材2に第1接着剤層3および第2接着剤層4を形成する方法としては、予め一方の面に片方の接着剤層を形成した後に他方の面に他の接着剤層を形成する方法、基材2の両面に第1接着剤層3および第2接着剤層4を共に形成する方法等が挙げられる。
これらの中でも基材2の両面に第1接着剤層3および第2接着剤層4を共に形成する方法が好ましい。これにより、カバーレイフィルム1を効率良く生産することができる。
基材2の両面に第1接着剤層3および第2接着剤層4を共に形成する塗工機としては、例えば縦型の乾燥機を有するダブルダイコーターが好ましく用いられる。これにより、二つのダイ(吐出部)から第1接着剤層3を形成するワニスおよび第2接着剤層4を形成するワニスをそれぞれ塗布することができる。また、吐出する圧力等の条件により、第1接着剤層3および第2接着剤層4の厚さの制御を容易に実施することができる。
次に、基材2の両面に塗布されたワニスを、例えば縦型の熱風乾燥機で乾燥する。前記乾燥機を出て直ぐのトップロールには、水冷チャンバーが設けられたテフロン(登録商標)コーティングロールを用いることが好ましい。これにより、乾燥処理直後の塗布面が接触しても接着剤層が転写することを防止することができる。さらに、軟化温度の高い接着剤層が塗布された面側を前記水冷チャンバーが設けられたテフロン(登録商標)コーティングロールに接触するように塗工することが好ましい。
また、基材2を巻き取る前には離型紙を共にラミネートすることが好ましい。これにより、ごみ等の異物の付着および転写を防止することができる。
また、市販のカバーレイ(一方の面のみに接着剤層が設けられている)を用いて、他方の面側(接着剤の付いていない側)にのみに、同様の方法で軟化温度の高い方の接着剤を塗布、乾燥して目的のものを得ることもできる。
次に、上記に記載のカバーレイフィルムを用いたフレキシブル配線板について図2に基づいて説明する。
フレキシブル配線板10は、図2に示すように、片面フレキシブル基板5と、両面フレキシブル基板6の図2中上側とがカバーレイフィルム1を介して接着されている。また、片面フレキシブル基板7と、両面フレキシブル基板6の図2中下側とがカバーレイフィルム1を介して接着されている。
なお、両面フレキシブル基板6は、片面フレキシブル基板5および7より突出した突出部64を有している。
片面フレキシブル基板5は、基材51と、基材51の一方面側に設けられたプリプレグ(絶縁層)52と、基材51の他方面側に設けられた導体回路53とを有している。
導体回路53はメッキ処理されており、導体回路53上にメッキ54が形成されている。
メッキ54が形成された導体回路53および導体回路53が形成されていない基材51を覆うようにソルダーレジスト55が形成されている。
ソルダーレジスト55の所定部分には、開口部56が形成されている。
両面フレキシブル基板6は、基材61の両方の面に導体回路62、63が形成されている。
カバーレイフィルム1は、上述した通りフィルム状の基材2と、基材2の一方面側(図1中上側)に設けられた第1接着剤層3と、基材2の他方面側(図1中下側)に設けられた第2接着剤層4とで構成されている。
第1接着剤層3は、両面フレキシブル基板6の導体回路62と接着しており、第2接着剤層4は、片面フレキシブル基板5のプリプレグ52と接着している。
片面フレキシブル基板7は、基材71と、基材71の一方面側に設けられたプリプレグ(絶縁層)72と、基材71の他方面側に設けられた導体回路73とを有している。
導体回路73はメッキ処理されており、導体回路73上にメッキ74が形成されている。
メッキ74が形成された導体回路73および導体回路73が形成されていない基材71を覆うようにソルダーレジスト75が形成されている。
ソルダーレジスト75の所定部分には、開口部76が形成されている。
そして片面フレキシブル基板5と同様に、片面フレキシブル基板7と、両面フレキシブル基板6とはカバーレイフィルム1を介して接着されている。
カバーレイフィルム1の第1接着剤層3は、両面フレキシブル基板6の導体回路63と接着しており、第2接着剤層4は、片面フレキシブル基板7のプリプレグ72と接着している。
片面フレキシブル基板5および片面フレキシブル基板7との電気的接合を行なうために、スルーホール8が形成されメッキ処理がされている。
以上、フレキシブル配線板について上述の好適な実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、両面フレキシブル基板6の片方だけに、本発明のカバーレイフィルム1を用いても良い。すなわち、両面フレキシブル基板6の片面だけにカバーレイフィルム1を介して片面フレキシブル基板5または7を接着しても良く、他方の面は、通常のカバーレイフィルムを用いても良い。しかし、両面フレキシブル基板6の両面をカバーレイフィルム1で接着することが好ましい。これにより、応力の集中等を防止することができる。
次にこの両面接着剤付きカバーレイを使用した多層フレキシブルプリント配線板の作製方法について説明する。
通常の方法にて得られたフレキシブル両面配線板の表裏に所定の打抜き加工を行なった本発明のカバーレイを表面の接着剤が接するように配し、通常のカバーレイと同様に真空プレスにて積層を行なう。次に層間絶縁性接着シートとして所定の打抜き加工を行なったプリプレグを挟むようにして通常の方法で得られたフレキシブル片面配線板を真空プレス積層することで4層のフレキシブルプリント配線板が得られる。6層のフレキシブルプリント配線板が必要な場合は前述の片面板の代わりに本発明のカバーレイを積層した両面板を使用すればよい。
次に、本発明を実施例および比較例に基づいて詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
(実施例1)
1.カバーレイフィルムの製造
第1接着剤としてエポキシ系樹脂組成物で構成されているワニス(住友ベークライト社製、W−370、軟化温度70℃)と、第2接着剤としてシリコン変性ポリイミドワニス(住友ベークライト社製、軟化温度210℃、シリコン変性率約20%、重量平均分子量約8万)と、フィルム状の基材としてポリイミドフィルム(厚さ12.5μm)と、を用いた。
そして、ポリイミドフィルムに対して、乾燥後の接着剤の厚さが、それぞれ第1接着剤が20μmに、第2接着剤が3μmになるように、ダブルダイコーターにて塗布し、フィルム状基材の両面に軟化温度がそれぞれ異なる接着剤を配したカバーレイを得た。(第1接着剤の軟化温度と、第2接着剤の軟化温度との差が、140℃)
2.多層フレキシブル配線板の製造
2.1両面フレキシブル基板の製造
支持基材(ポリイミドフィルム、厚さ12.5μm)の両面に、銅箔(厚さ12μm)が配置されている両面基板(有沢製作所社製 PKW)を、ドリルで穴開けした後、無電解メッキし、次に電解銅メッキによりスルーホールを形成して、表裏の電気的導通を形成した。その後、エッチングにより、配線パターンを形成した。そして、両面フレキシブル基板のフレキシブル部の配線パターンに、上述のカバーレイフィルムの第1接着剤が配線パターンに接するように配し、120℃、2MPa、90分の真空プレスにて表面被覆を形成した。最後に、外形サイズに裁断し、カバーレイフィルムを有する両面フレキシブル基板を得た。
2.2片面フレキシブル基板の製造
支持基材(ポリイミドフィルム、厚さ12.5μm)の片面に、銅箔(厚さ12μm)が配置されている片面基板(有沢製作所社製 PKW)に、エッチングで配線パターンを形成して、片面フレキシブル基板を得た。
2.3 多層フレキシブル配線板の製造
上述のカバーレイフィルムを有する両面フレキシブル基板の両面に、それぞれプリプレグ(有沢製作所社製 SAU、厚さ0.1mm)を介して片面フレキシブル基板を位置合わせ用のピンガイド付き治具を用いてレイアップした。その後、250℃のスポットヒーターにて部分的に位置決めのため仮接着し、180℃、2MPa、60分の真空プレスにて積層した。次にメカニカルドリルにてスルーホールをあけ、デスミア、ダイレクトめっき、パネルめっきと順次、通常の工程を経て、最終的に多層フレキシブル配線板を得た。
(実施例2)
第1接着剤および第2接着剤の乾燥後の厚さを以下のようにした以外は、実施例1と同様にした。
第1接着剤および第2接着剤の乾燥後の厚さを、共に15μmとした。
(実施例3)
第1接着剤として以下のものを用いた以外は、実施例1と同様にした。
第1接着剤として、アクリル系樹脂組成物で構成されているワニス(住友ベークライト社製 W−360、軟化温度40℃)を用いた。(第1接着剤の軟化温度と、第2接着剤の軟化温度との差が、170℃)
(実施例4)
第1接着剤として以下のものを用いた以外は、実施例1と同様にした。
第1接着剤として、エポキシ系樹脂組成物で構成されているワニス(住友ベークライト社製 W−380、軟化温度110℃)を用いた。(第1接着剤の軟化温度と、第2接着剤の軟化温度との差が、100℃)
(実施例5)
第2接着剤として以下のものを用いた以外は、実施例1と同様にした。
第2接着剤として、シリコン変性ポリイミドワニス(住友ベークライト社製、軟化温度150℃、シリコン変性率約35%、重量平均分子量約25万)を用いた。(第1接着剤の軟化温度と、第2接着剤の軟化温度との差が、80℃)
(実施例6)
第1接着剤および第2接着剤として以下のものを用いた以外は、実施例1と同様にした。
第1接着剤としてエポキシ系樹脂組成物で構成されているワニス(住友ベークライト社製 W−380、軟化温度110℃)を用い、第2接着剤としてシリコン変性ポリイミドワニス(住友ベークライト社製、軟化温度160℃、シリコン変性率約30%、重量平均分子量約20万)を用いた。(第1接着剤の軟化温度と、第2接着剤の軟化温度との差が、50℃)
(実施例7)
フィルム状基材として以下のものを用いた以外は、実施例1と同様にした。
ポリイミドフィルムに代えて、アラミドフィルム(帝人アドバンストフィルム社製、アラミカ、厚さ12.5μm)を用いた。
(実施例8)
フィルム状基材として以下のものを用いた以外は、実施例1と同様にした。
ポリイミドフィルムに代えて、液晶ポリマーフィルム(ゴア社製、BIAC、厚さ25μm)を用いた。
(実施例9)
第2接着剤として以下のものを用いた以外は、実施例1と同様にした。
ポリアミドイミド樹脂ワニス(東洋紡社製、バイロマックスHR16NN、軟化温度320℃、重量平均分子量約3万)を用いた。
(実施例10)
第2接着剤として実施例1で使用した第1接着剤に含まれる硬化促進剤の配合量を調整することで塗布、乾燥後の架橋度を高め、軟化温度を130℃とした以外は実施例1と同様にした。
(比較例1)
カバーレイフィルムとして以下のものを用いた以外は、実施例1と同様にした。
カバーレイフィルムとして、ポリイミドフィルム(厚さ12.5μm)の片面にエポキシ系樹脂組成物(住友ベークライト社製、W−370、軟化温度70℃)が厚さ25μmで塗布されているカバーレイフィルム(住友ベークライト社製、TFF−361)を用いた。
(比較例2)
カバーレイフィルムとして以下のものを用いた以外は、実施例1と同様にした。
カバーレイフィルムとして、比較例1で用いたカバーレイフィルム(住友ベークライト社製、TFF−361、厚さ25μm)の他方面側にもエポキシ樹脂組成物(住友ベークライト社製、W−370、軟化温度70℃)を厚さ20μmで塗布したものを用いた。
各実施例および各比較例で得られた多層フレキシブル配線板について、以下の評価を行なった。評価項目を、内容と共に示す。得られた結果を表1に示す。
1.密着性
密着性は、プリプレグとカバーレイフィルムとの間のピール強度で評価した。ピール強度は、JIS規格C5016−8.1に準じて測定した。各符号は、以下の通りである。
◎:1N/mm以上
○:0.5N/mm以上〜1N/mm未満
△:0.4N/mm以上〜0.5N/mm未満
×:0.4N/mm未満
2.吸湿半田耐熱性
吸湿半田耐熱性は、得られた多層フレキシブル配線板を、下記の条件で温度処理した後に最高温度260℃の半田リフロー処理を2サイクル行い、プリプレグとカバーレイフィルムとの間に剥離または膨れが無いものを合格とした。各符号は、以下の通りである。
温度処理:−65℃/30分と、125℃/30分との温度条件を、1000サイクル処理し、その後40℃/90%/96時間の吸湿処理した。
○:剥離や膨れが全くない
×:剥離または膨れが僅かでも生じた
3.作業性
作業性を、第1接着剤層と回路面とを接合するプレス工程において第2接着剤層が当板等に付着や転写することがないことで評価した。なお、比較例2では、プレス工程において付着等が有り、最終的に多層フレキシブル配線板を製造することができなかった。各符号は、以下の通りである。
◎:付着、転写等無し。
○:付着が一部有るが、容易に剥離可能であり作業可能なレベル。
△:付着、転写等が一部有り、作業不可能なレベル。
×:付着、転写等が有る。
4.耐熱性
耐熱性は、125℃、1000時間処理後の導通抵抗値変化率で評価した。各符号は、以下の通りである。
◎:変化率が5%未満
○:変化率が5%以上10%未満
△:変化率が10%以上20%未満
×:変化率が20%以上
5.スルーホール間の絶縁信頼性
スルーホール間の絶縁信頼性は、85℃/85%/DC50V/1000時間処理後の絶縁抵抗値で評価した。各符号は、以下の通りである。
○:絶縁抵抗値が1*10Ω以上
×:絶縁抵抗値が1*10Ω未満
Figure 0004747619
表1から明らかなように、実施例1〜9は、密着性に優れていた。
また、実施例1〜9は、吸湿半田耐熱性にも優れていた。
また、実施例1〜9は、スルーホール間の絶縁信頼性にも優れており、信頼性が高いことが確認された。
また、実施例1〜3および7〜9は、作業性にも特に優れていた。
また、実施例1、2、4および7〜9は、耐熱性にも特に優れていた。
本発明によれば、内層回路の歪みおよび回路基板の波打ちが少ない回路基板を得ることができる。本発明の回路基板の製造方法は、回路基板の中でもフレキシブル回路基板の製造に用いることが好ましく、特に多層フレキシブル回路基板の製造方法に用いることが好ましいものである。
カバーレイフィルムの一例を示す断面図である。 フレキシブル配線板の一例を示す断面図である。
符号の説明
1 カバーレイフィルム
2 基材
3 第1接着剤層
4 第2接着剤層
5 片面フレキシブル基板
51 基材
52 プリプレグ
53 導体回路
54 メッキ
55 ソルダーレジスト
56 開口部
6 両面フレキシブル基板
61 基材
62 導体回路
63 導体回路
64 突出部
7 片面フレキシブル基板
71 基材
72 プリプレグ
73 導体回路
74 メッキ
75 ソルダーレジスト
76 開口部
8 スルーホール
10 フレキシブル配線板

Claims (5)

  1. フレキシブル配線板の内層の回路部を保護するために用いられるカバーレイフィルムであって、
    フィルム状の基材と、
    前記基材の一方の面側に設けられた熱硬化性樹脂としてエポキシ樹脂組成物またはアクリル系樹脂組成物を含む第1接着剤層と、
    前記基材の他方の面側に設けられた熱可塑性樹脂としてシリコン変性ポリイミド樹脂またはポリアミドイミド樹脂を含む第2接着剤層とを有し、
    前記第2接着剤層の動的粘弾性測定で得られるTanδのピーク温度である軟化温度[T2]は、前記第1接着剤層の動的粘弾性測定で得られるTanδのピーク温度である軟化温度[T1]よりも高く、(T2−T1)は、50℃以上であり、
    かつ前記第1接着剤層を前記回路部に接合して用いることを特徴とするカバーレイフィルム。
  2. 前記第1接着剤層の厚さは、前記第2接着剤層の厚さより厚いものである請求項1に記載のカバーレイフィルム。
  3. 前記第1接着剤層の厚さ[A]と、前記第2接着剤層の厚さ[B]との比(A/B)は、〜30である請求項1または2に記載のカバーレイフィルム。
  4. 前記基材は、ポリイミドフィルム、アラミド樹脂フィルムおよび液晶ポリマーフィルムの中から選ばれるいずれかである請求項1ないしのいずれかに記載のカバーレイフィルム。
  5. 請求項1ないしのいずれかに記載のカバーレイフィルムを有するフレキシブル配線板。
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