JP4746832B2 - パターン形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、液晶表示装置に用いる薄膜トランジスタ(TFT)の製造方法およびそのパターンの形成方法に関する。
液晶表示装置用のアクティブマトリクス基板では、TFT、特に逆スタガ型のTFTが一般的に使用される。この液晶表示装置用アクティブマトリクス基板の製造では、現在5回のフォトリソグラフィ工程(以下、フォトリソ工程という)が必要である。
この液晶表示装置用のアクティブマトリクス基板を構成する素子構造(例えば、TFT構造)は、半導体集積回路の場合よりも非常に単純であり、その製造工程の短縮が急務となってきている。
この製造工程の短縮には、上記フォトリソ工程の削減が効果的である。本発明者は、長年このフォトリソ工程の削減および簡略化について検討してきた。そして、特開平11−307780号公報(特許文献1)等には、フォトリソグラフィ技術での露光方法の工夫でもって、膜厚が互いに異なる複数の領域を有するレジストマスクを形成する方法を提案し、このようなレジストマスクを利用してTFTを製造する技術を開示している。
本発明は、上記の液晶表示装置用アクティブマトリクス基板の製造工程を更に短縮するものである。そこで、本発明者は、上記膜厚が互いに異なる複数の領域を有するレジストマスクを利用した新規なパターン形成方法を考案し、このパターン形成方法を駆使することで、上記アクティブマトリクス基板を構成するTFTの製造工程を大幅に低減できるようにした。このパターン形成方法は、基本的には、膜厚が互いに異なる複数の領域を有するレジストマスク形成技術とリフトオフ技術とから成る。
このリフトオフ技術は、半導体集積回路の配線の形成においてよく使用されてきた。そこで、従来の技術として、初めにこのリフトオフ技術での配線形成について、特開平7−240535号公報(特許文献2)に記載された先行技術を参考にして図12、図13に基づき説明する。
図12(a)に示すように、透明絶縁性基板であるガラス基板201上にTFTのゲート電極のような下層電極202をクロム等の金属をパターニングして形成する。そして、下層電極202を被覆するようにTFTのゲート絶縁膜のような絶縁膜203を形成する。そして、公知のフォトリソグラフィ技術で第1開口204を有する第1レジストマスク205を形成し、第1レジストマスク205をエッチングマスクにして前記絶縁膜203に下層電極202表面に達するコンタクト孔206を形成する。
次に、図12(b)に示すような遮光部207および透光部208を有するフォトマスク209をマスクにして、再度第1レジストマスク205を露光照射光210で露光する。この露光後に、積層した上記レジスト膜を通常の方法でもって現像する。
このようにして、図12(c)に示すように、上記コンタクト孔206よりも間口の大きな第2開口211を有する第2レジストマスク212を形成する。
次に、金属膜213をスパッタ法で全面に堆積させる。このようにして、図13(a)に示すように、第2開口211で絶縁膜203表面、第2レジストマスク表面に被着し、下層電極202に接続する金属膜213を形成する。
次に、通常のリフトオフ技術で上記第2レジストマスク212を除去する。この第2レジストマスク212の除去工程で、同時に、上記第2レジストマスク212上に被着する金属膜213が除去され、金属膜213がパターニングされる。続いて、第2レジストマスク212を剥離除去する。
このようにして、図13(b)に示すように、絶縁膜203に設けたコンタクト孔206を通して下層電極202に接続する上層電極214を形成する。
特開平11−307780号公報 特開平7−240535号公報
以上に説明したように、互いに接続する2層の配線を形成する従来の技術においては、その方法がリフトオフ技術によるものであっても、あるいはエッチング技術であっても、下層電極、コンタクト孔、上層電極のために少なくとも3回のフォトリソ工程が必要になる。
上述した従来の技術は、リフトオフ技術のフォトリソ工程を短縮しようとするものである。しかし、従来の技術では、絶縁膜203のエッチングにおいて、例えばドライエッチングにおいて、第1レジストマスク205は光照射あるいはイオン照射を受けその表面が変質する。このように変質した第1レジストマスク205に、図12(b)で説明した露光照射光210でパターン転写しようとしてもうまくいかない。このために、この方法は、アクティブマトリクス基板の製造における電極あるいは配線の形成には適用できない。
また、現在では、液晶表示装置の製造コストの低減が必須になってきている。しかし、このような液晶表示装置用のアクティブマトリクス基板を製造するために、従来の技術では、最低5回のフォトリソ工程が用いられている。そこで、液晶表示装置用のアクティブマトリクス基板を製造するためのフォトリソ工程数の削減が必須となってきており、そのための技術開発が強く望まれている。
このようなフォトリソ工程数の削減は、必然的に液晶表示装置の製造歩留まりの増大をもたらしその生産性を向上させるようになる。そして、その信頼性も向上させるようになる。
本発明の目的は、上記のフォトリソ工程数を簡便に削減できる新規なパター形成方法を提供することにある。本発明の他の目的は、液晶表示装置の製造工程を大幅に短縮するTFTの新しい製造方法を提供することにある。
このために、本発明は、絶縁基板上に下層電極を形成し前記下層電極を被覆して絶縁膜を成膜する工程と、複数の厚さを有するようにパターニングしたレジストマスクであって膜厚の薄い領域を第1部分とし膜厚の厚い領域を第2部分とし前記第1部分に開口が形成された前記レジストマスクを前記絶縁膜表面に形成する工程と、前記レジストマスクをエッチングマスクにして前記絶縁膜をエッチングして前記開口部に前記下部電極の表面に達するコンタクト孔を形成する工程と、続いて、前記第1部分をエッチング除去した後残存する前記第2部分を被覆して全面に導電体膜を成膜する工程と、前記導電体膜の成膜後において前記第2部分を除去することでリフトオフにより前記導電体膜をパターニングする工程とを含む。
ここで、前記第1部分のエッチング除去は、ハロゲン化合物ガスと酸素ガスとをプラズマ励起した活性種によるドライエッチングで行う。あるいは、前記絶縁膜のエッチングはドライエッチングであり、前記ドライエッチングで前記第2部分の表面改質を行い、前記第1部分のドライエッチングで前記第2部分の断面形状が逆テーパになるようにする。
ここで、フォトリソグラフィ工程で使用するフォトマスクのマスクパターンにおいて遮光部と半透光部と透光部とを形成し、1回の露光で前記遮光部パターンと半透光部パターンと透光部パターンとをレジスト膜(感光性有機膜)に転写照射した後、現像を通して前記レジストマスクを形成する。あるいは、フォトリソグラフィ工程の露光において互いに異なるマスクパターンを有する2種以上のフォトマスクを用いてレジスト膜の所定の領域に連続露光照射した後、現像を通して前記レジストマスクを形成する。前記レジスト膜は、互いに異なる露光感度を有する2層のレジスト膜で構成される。
あるいは、本発明は、絶縁基板上に薄膜トランジスタ(TFT)を形成する方法であって、前記TFTを構成する材料膜を前記絶縁膜基板上に積層して成膜する工程と、膜厚が互いに異なる複数の領域を有するレジストマスクを前記材料膜の最上層にパターニングして形成する工程と、前記レジストマスクをエッチングマスクにして前記積層した材料膜のうち複数の材料膜を加工する工程と、再度、膜厚が互いに異なる複数の領域を有する別のレジストマスクを形成後、上記リフトオフを用いたパターン形成方法で導電体膜をパターニングしTFT用の電極あるいは配線を形成する工程とを含む。
あるいは、本発明は、絶縁基板上にゲート電極をパターニングして形成し前記絶縁基板およびゲート電極を被覆してゲート絶縁膜、半導体薄膜、オーミックコンタクト用半導体薄膜、ソース・ドレイン用導電膜を順次積層する工程と、膜厚の薄い領域の第1部分と膜厚の厚い領域の第2部分とを有するレジストマスクを前記ソース・ドレイン用導電膜上にパターニングして形成する工程と、前記レジストマスクをエッチングマスクにしたエッチングで前記ソース・ドレイン用導電膜、オーミックコンタクト用半導体薄膜、半導体薄膜を順次エッチングする工程と、ハロゲン化合物ガスと酸素ガスとをプラズマ励起した活性種によるドライエッチングで前記第1部分がエッチングされるまで前記レジストマスクをエッチバックする工程と、前記エッチバック工程後に残存する前記第2部分をエッチングマスクにしたエッチングで前記ソース・ドレイン用導電膜、オーミックコンタクト用半導体薄膜をパターニングする工程と、前記レジストマスクを除去した後に全面にパッシベーション膜を形成し、再度、膜厚が互いに異なる複数の領域を有する別のレジストマスクを形成し、上記リフトオフを用いたパターン形成方法で導電体膜をパターニングし前記ゲート電極、ソース・ドレイン電極にそれぞれ接続する配線を形成する工程とを含む。
あるいは、本発明は、絶縁基板上にゲート電極用導電膜、ゲート絶縁膜、半導体薄膜、オーミックコンタクト用半導体薄膜、ソース・ドレイン用導電膜を順次積層する工程と、膜厚の薄い領域の第1部分と膜厚の厚い領域の第2部分とを有するレジストマスクを前記ソース・ドレイン用導電膜上にパターニングして形成する工程と、前記レジストマスクをエッチングマスクにしたエッチングで前記ソース・ドレイン用導電膜、オーミックコンタクト用半導体薄膜、半導体薄膜、ゲート絶縁膜、ゲート電極用導電膜を順次エッチングする工程と、ハロゲン化合物ガスと酸素ガスとをプラズマ励起した活性種によるドライエッチングで前記第1部分がエッチングされるまで前記レジストマスクをエッチバックする工程と、前記エッチバック工程後に残存する前記第2部分をエッチングマスクにしたエッチングで前記ソース・ドレイン用導電膜、オーミックコンタクト用半導体薄膜をパターニングする工程と、前記レジストマスクを除去した後に全面にパッシベーション膜を形成し、再度、膜厚が互いに異なる複数の領域を有する別のレジストマスクを形成し、上記リフトオフを用いたパターン形成方法で導電体膜をパターニングし前記ゲート電極、ソース・ドレイン電極にそれぞれ接続する配線を形成する工程とを含む。
あるいは、本発明は、絶縁基板上にゲート電極をパターニングして形成し前記絶縁基板およびゲート電極を被覆してゲート絶縁膜を形成して、前記ゲート絶縁膜上に半導体薄膜とオーミックコンタクト用半導体薄膜とをパターニングして形成する工程と、膜厚の薄い領域の第1部分と膜厚の厚い領域の第2部分とを有するレジストマスクを前記ゲート絶縁膜およびパターニングした半導体薄膜、オーミックコンタクト用半導体薄膜を被覆して形成する工程と、前記レジストマスクをエッチングマスクにしたエッチングで前記ゲート絶縁膜をドライエッチングし前記ゲート電極表面に達するコンタクト孔を形成する工程と、ハロゲン化合物ガスと酸素ガスとをプラズマ励起した活性種によるドライエッチングで前記第1部分がエッチングされるまで前記レジストマスクをエッチバックする工程と、前記エッチバック工程後に残存する前記第2部分を被覆して全面に金属導電膜を形成する工程と、前記第2部分を除去するリフトオフの方法で前記金属導電膜をパターニングして前記ゲート電極に接続する配線およびTFTのソース・ドレイン電極を形成する工程とを含む。
このように、本発明では、TFTを構成する材料膜を絶縁膜基板上に積層して成膜してから、膜厚が互いに異なる複数の領域を有するレジストマスクを上記材料膜の最上層にパターニングして形成する。そして、このレジストマスクを用いたリフトオフの方法で導電体膜のパターニングを行う。あるいは、別に形成した膜厚が互いに異なる複数の領域を有するレジストマスクをエッチングマスクにして積層した材料膜のうち複数の材料膜を順次に加工する。
上記のような新規なパターン形成方法および加工方法により、従来の技術で5回のフォトリソ工程で製造していた液晶表示装置を2回あるいは3回のフォトリソ工程で製造できるようになる。
そして、このような工程短縮により、液晶表示装置の製造歩留まりが向上して
生産性が増大し、液晶表示装置の製造コストが大幅に低減する。
以上に説明した本発明の主要部では、TFTを構成する材料膜を絶縁膜基板上に積層して成膜してから、膜厚が互いに異なる複数の領域を有するレジストマスクを上記材料膜の最上層にパターニングして形成する。そして、このレジストマスクを用いたリフトオフの方法で導電体膜のパターン形成を行う。あるいは、別に形成した膜厚が互いに異なる複数の領域を有するレジストマスクをエッチングマスクにして積層した材料膜のうち複数の材料膜を順次に加工する。
上記のような新規なパターン形成方法および加工方法により、従来の技術で5回のフォトリソ工程で製造していた液晶表示装置を2回あるいは3回のフォトリソ工程で製造できるようになる。
そして、このような工程短縮により、液晶表示装置の製造歩留まりが向上して生産性が増大し、液晶表示装置の製造コストが大幅に低減する。さらには、その信頼性が大幅に向上する。
次に、本発明の新規なパターン形成方法を第1の実施の形態として図1に基づいて説明する。ここで、図1は、本発明の特徴を示す2層の電極の製造工程順の断面図である。
図1(a)に示すように、従来の技術で説明したのと同様に、ガラス基板101上にTFTのゲート電極のような下層電極2をクロム等の金属をパターニングして形成する。そして、下層電極2を被覆する絶縁膜3を形成する。
次に、特開平11−307780号公報に記載した方法でもって、膜厚の薄い領域である第1部分4と膜厚の厚い領域である第2部分5で構成されたレジストマスク6を形成する。ここで、第1部分4の膜厚は0.5μm程度であり、パターニングで第1開口7が形成される。また、第2部分5の膜厚は2.5μm程度であり、パターニングで第2開口8が形成される。このようなレジストマスクは、1回のフォトリソ工程で形成されるものである。
次に、上記のようなレジストマスク6をエッチングマスクにして、絶縁膜3を反応性イオンエッチング(RIE)でドライエッチングする。このようにして、下層電極2表面に達するコンタクト孔9を形成する。上記ドライエッチング工程では、プラズマ中のイオンがレジストマスク6表面を照射しその表面を硬化および改質させる。
次に、O2 とCF4 の混合ガスをプラズマ励起してこれらのイオンあるいはラジカルすなわち活性種を形成し、上記レジストマスク6にドライエッチングでのエッチバックを施す。このエッチバックにより上記レジストマスク6の第1部分4のみを除去する。このドライエッチングでは、レジストマスク6の第2部分5もエッチングされサイドエッチを生じる。このようにして、図1(b)に示すような逆テーパ形状の第2開口8aを有するレジストマスク6の第2部分5aを残存させる。ここで、残存した第2部分5aの膜厚は1.5μm程度となる。
次に、従来の技術で説明したように、膜厚0.8μm程度の金属膜10を直進性スパッタ法で全面に堆積させる。このようにして、図1(c)に示すように、第2開口8a領域で絶縁膜3表面、第2部分5a表面に被着し、下層電極2に接続する金属膜10を形成する。このスパッタ工程では、上述したように第2開口8aが逆テーパ形状に成るために、上記金属膜10が第2開口8aの側壁に被着することが抑制される。
次に、通常のリフトオフ技術でレジストマスクの第2部分5aを除去する。この第2部分5aの除去工程で、同時に、上記第2部分5a上に被着する金属膜10が除去され、金属膜10がパターニングされる。続いて、第2部分5aを剥離除去する。
このようにして、図1(d)に示すように、絶縁膜3に設けたコンタクト孔9を通して下層電極2に接続する上層配線11を形成する。
本発明では、上述の説明で判るように、2回のフォトリソ工程でもって下層電極、コンタクト孔、上層電極を形成できる。すなわち、フォトリソ工程数が削減する。
そして、本発明では、上述したようにレジストマスクの第2部分5aに逆テーパ形状の第2開口8aを容易に形成できる。このために、リフトオフ技術での上層電極のパターニングが従来の技術より非常に容易になる。また、上層電極の信頼性が大幅に向上し、その製造歩留まり及び量産性が大幅に向上する。
次に、液晶表示装置の製造工程が大幅に短縮されるようになるTFTの製造方法を説明していく。本発明の第2の実施の形態として、3回のフォトリソ工程でTFTおよび液晶表示装置を製造する方法について、図2乃至図6に基づいて説明する。ここで、図2は上記液晶表示装置用アクティブマトリクス基板の画素部の模式的な平面図である。ここで、判り易くするために図中に斜線が施されている。そして、図3乃至図6は、上記アクティブマトリクス基板を構成する逆スタガ型のTFT、すなわち画素部あるいは保護回路部を構成するTFTの製造工程順の断面図である。
図2の破線で示すように、ガラス基板21上にスイッチトランジスタであるTFTのゲート電極22が形成される。そして、図中で右上から左下への斜線で示した領域の半導体層23が形成される。更に左上から右下への斜線で示した領域に、ソース・ドレイン電極24とソース・ドレイン電極25が形成される。ここで、ソース・ドレイン電極24は、アクティブマトリクス基板のデータ配線を構成することになる。
上記ゲート電極22は、コンタクト孔26を通してゲート端子電極27に接続される。同様に、ソース・ドレイン電極24はコンタクト孔28を通して透明電極配線30に接続される。更に、ソース・ドレイン電極25はコンタクト孔29を通して透明画素電極31に接続される。図示しないが、この透明画素電極31上に液晶が形成されることになる。ここで、ゲート端子電極27、透明電極配線30、透明画素電極31は透明導電体であるITOで構成される。
次に、上記逆スタガ型のTFTの製造方法を説明する。図3(a)に示すように、ガラス基板21上にゲート電極22をクロム(Cr)導電膜のパターニングで形成する。ここで、ゲート電極22の膜厚は200nm程度である。そして、ゲート電極22上にゲート絶縁膜32を形成する。ここで、ゲート絶縁膜32は、膜厚500nmのシリコン窒化膜で構成される。
次に、半導体薄膜である膜厚が300nm程度のアモルファスシリコン膜33、オーミックコンタクト用半導体薄膜である膜厚が50nm程度のn+ アモルファスシリコン膜34、クロムのようなソース・ドレイン用導電膜である金属導電膜35を積層して堆積させる。
次に、フォトリソ工程で、図3(b)に示すように、上記金属導電膜35表面にレジスト膜36を形成する。ここで、レジスト膜36はポジ形レジストであり、膜厚はそれぞれ2.0μmである。そして、図3(b)に示すような遮光部37、半透光部38及び透光部39を有するフォトマスク40をマスクにして、上記レジスト膜36を露光照射光41で露光する。この露光後に、上記レジスト膜36を通常の方法でもって現像する。
このような遮光部、半透光部及び透過光を有するフォトマスクの例について説明する。図3(b)に示す例では、フォトマスク40上に、例えばクロム金属で遮光部37が所定のパターンに形成されている。そして、半透光部38は、ハーフトーン材料でもって形成される。ここで、ハーフトーン材料は、例えばタングステンシリサイド等である。このようにして、半透光部が形成される。なお、透過部39は、上記クロム金属およびハーフトーン材料の存在しない領域である。
この他、遮光部、半透光部及び透過光を有するフォトマスクの例としては、フォトマスク基板上に、例えばクロム金属で遮光部が所定のパターンに形成される。そして、半透光部は、上記クロム金属の薄膜化で形成される。この場合には、上記のクロム金属の薄膜部の形成されている領域で、露光照射光の半分程度が透過するように設定される。このようにして、半透光部が形成される。
以上のようにして、図3(c)に示すような膜厚の薄い第1部分42と膜厚の厚い第2部分43とで構成されたレジストマスク44を金属導電膜35上の所定の領域に形成する。ここで、上述したフォトマスク40の遮光部37の転写パターンが上記レジストマスク44の第2部分43となり、半透光部38の転写パターンがレジストマスク44の第1部分42となる。
次に、図4(a)に示すように、上述したレジストマスク44をエッチングマスクとして、金属導電膜35、n+アモルファスシリコン膜34、アモルファスシリコン膜33を順次にエッチングする。このようにして、図4(a)に示すように、島状のアモルファスシリコン層である半導体層23、島状のn+アモルファスシリコン層45および金属導電層46を形成する。
ここで、金属導電膜35のエッチングは、エッチャントとして硝酸第2セリウムアンモニウムと過塩素酸の混合した化学薬液を用いたウェットエッチングで行う。そして、n+ アモルファスシリコン膜34、アモルファスシリコン膜33は、反応ガスとしてプラズマ励起したCl2 とHBrの混合ガスを用いたRIEでドライエッチングする。このドライエッチング工程では、シリコン窒化膜で構成されたゲート絶縁膜32はほとんどエッチングされない。
次に、O2 とCF4の混合ガスをプラズマ励起してこれらのイオンあるいはラジカル等の活性種を形成し、レジストマスク44を異方性ドライエッチングでエッチバックする。このエッチバック工程では、サイドエッチは余り生じないでレジストマスク44の第1部分42が除去される。このようにして、図4(b)に示すように、金属導電層46上に残存した第2部分43aを形成する。
次に、図4(c)に示すように、上記レジストマスクの第2部分43aをエッチングマスクにして、金属導電層46、n+ アモルファスシリコン層45を順次エッチングする。このようにして、ソース・ドレイン電極24,25を形成し、更にオーミック層47,48を形成する。
次に、上記第2部分43aを除去し、図5(a)に示すように全面にパッシベーション膜49を形成する。ここで、パッシベーション膜49は、膜厚500nm程度のシリコン窒化膜で構成される。
次に、図1で説明したのと同様な方法でもって、膜厚の薄い領域である第1部分と膜厚の厚い領域である第2部分で構成されたレジストマスク50を形成する。ここで、第1部分には第1開口51が形成され、第2部分には第2開口52が形成される。
次に、上記のレジストマスク50をエッチングマスクにして、パッシベーション膜49あるいはゲート絶縁膜32をRIEでドライエッチングする。ここで、反応ガスはSF6 とHeの混合ガスをプラズマ励起したものである。このようにして、図5(b)に示すように、ゲート電極22上、ソース・ドレイン電極24,25上にコンタクト孔26,28,29を形成する。
次に、図1で説明したのと同様に、O2 とCF4 の混合ガスをプラズマ励起し、上記レジストマスク50にエッチバックを施す。このエッチバックにより上記レジストマスク50の第1部分を除去する。このドライエッチングで、図6(a)に示すように、逆テーパ形状の開口を有するレジストマスク50aを残存させる。そして、ゲート電極22,ソース・ドレイン電極24,25に接続するように膜厚0.8μm程度の透明電極膜53を直進性スパッタ法で全面に堆積させる。そして、通常のリフトオフ技術でレジストマスク50aを除去する。
このようにして、図1で説明したのと同様に図6(b)に示すように、ゲート電極22に接続するゲート端子電極27を形成し、ソース・ドレイン電極24に接続する透明電極配線30を形成し、ソース・ドレイン電極25に接続する透明画素電極31を形成する。以上のようにして、画素部のTFTを形成する。
本発明では、上述の説明で判るように、従来の技術では5回のフォトリソ工程が必要なところを3回のフォトリソ工程でもってTFTを製造することができる。このためにTFTで構成される液晶表示装置の製造工程が大幅に短縮する。そして、液晶表示装置の製造歩留まりが向上して生産性が増大する。更には、液晶表示装置の製造コストが大幅に低減すると共に信頼性の高いTFTの製造が容易になる。
次に、本発明の第3の実施の形態を図7および図8に基づいて説明する。本実施の形態では、2回のフォトリソ工程でTFTおよび液晶表示装置を製造する方法について説明する。ここで、図7と図8は、上記アクティブマトリクス基板を構成する逆スタガ型のTFT、すなわち画素部あるいは保護回路部を構成するTFTの主要な製造工程順の断面図である。
初めに、ゲート電極となるクロム導電膜、ゲート絶縁膜、アモルファスシリコン膜、n+ アモルファスシリコン膜、金属導電膜を積層して堆積させる。
次に、フォトリソ工程で、図7(a)に示すように、最上層となる金属導電膜表面にレジストマスク62を形成する。ここで、レジストマスク62は、膜厚の薄い領域である第1部分63、膜厚の厚い領域である第2部分64とを有している。ここで、第1部分63の膜厚は1.0μm程度であり、第2部分64の膜厚は3.0μm程度である。このようなレジストマスク62は、第2の実施の形態の図3で説明した方法で形成する。
次に、図7(a)に示すように、上述したレジストマスク62をエッチングマスクとして、上記金属導電膜、n+ アモルファスシリコン膜、アモルファスシリコン膜、ゲート絶縁膜、クロム導電膜を順次にエッチングする。このようにして、ゲート電極65、ゲート絶縁膜66、半導体層67、n+アモルファスシリコン層68および金属導電層69を形成する。ここで、金属導電膜、クロム導電膜のエッチングの方法は、第2の実施の形態で説明したのと同様である。そして、n+アモルファスシリコン膜およびアモルファスシリコン膜のエッチングは、SF6 、HClおよびHeの混合ガスをプラズマ励起したドライエッチングで行う。また、ゲート絶縁膜のエッチングは、SF6 とHeの混合ガスをプラズマ励起したドライエッチングで行う。
次に、図4で説明したのと同様に、O2 とCF4 の混合ガスをプラズマ励起し、レジストマスク62を異方性ドライエッチングでエッチバックする。このエッチバック工程で、レジストマスク62の第1部分63を除去する。そして、金属導電層69上に残存する第2部分64aを形成する。
次に、上記第2部分64aをエッチングマスクにして、上記金属導電層69、n+ アモルファスシリコン層68を順次エッチングする。このようにして、図7(b)に示すように、オーミック層70,71およびソース・ドレイン電極72,73を形成する。
次に、上記第2部分64aを除去し、図7(c)に示すように全面にパッシベーション膜74を形成する。
次に、図5で説明したのと同様に、膜厚の薄い領域である第1部分と膜厚の厚い領域である第2部分で構成されたレジストマスク75を形成する。そして、上記のレジストマスク75をエッチングマスクにしたドライエッチングを施す。このエッチング工程では、図8(a)に示すように、ゲート電極65上のパッシベーション膜74、半導体層67、ゲート絶縁膜66を順次ドライエッチングしコンタクト孔76を形成する。同時に、ソース・ドレイン電極72,73上にコンタクト孔77,78を形成する。
以下、図6(a)で説明したのと同様にして、図8(b)に示すように、逆テーパ形状の開口を有するレジストマスク75aを形成し、透明電極膜79を直進性スパッタ法で全面に堆積させた後、通常のリフトオフ技術でレジストマスク75aを除去する。このようにして、図6(b)で説明したようにゲート電極65、ソース・ドレイン電極72およびソース・ドレイン電極73にそれぞれ接続する配線あるいは電極を形成する。
次に、上記のようにして形成される場合の上記液晶表示装置用アクティブマトリクス基板の画素部の模式的な平面図について図9に基づいて説明する。ここで、判り易くするために図中に斜線が施されている。
図9の破線で示すように、スイッチトランジスタであるTFTのゲート電極65が形成される。そして、図中で右上から左下への斜線で示した領域の半導体層67が形成される。ここで、ゲート電極65と半導体層67は同一のパターンになる。更に左上から右下への斜線で示した領域に、ソース・ドレイン電極72とソース・ドレイン電極73が形成される。ここで、ソース・ドレイン電極72は、3つに分割されている。これは、ソース・ドレイン電極のパターンと同一のパターンがゲート電極および半導体層として形成されるためである。
上記ゲート電極65は、コンタクト孔76を通してゲート端子電極80に接続される。同様に、ソース・ドレイン電極72はコンタクト孔77を通して透明電極配線81に接続される。更に、ソース・ドレイン電極73はコンタクト孔78を通して透明画素電極82に接続される。
上記第3の実施の形態での効果は、第2の実施の形態で説明したものよりも更に顕著になる。
次に、本発明の第4の実施の形態を図10および図11に基づいて説明する。本実施の形態では、本発明のパターン形成の特徴を更に説明する。但し、この場合ではTFTを4回のフォトリソ工程でもって形成する。
初めに、図10(a)に示すように、クロム導電膜をパターニングしガラス基板91上にゲート電極92を形成する。そして、ゲート絶縁膜93を成膜し半導体層94とn+ アモルファスシリコン層95を形成する。
次に、第2あるいは第3の実施の形態で説明したのと同様に、フォトリソ工程で、図10(b)に示すように、レジストマスク96を形成する。ここで、レジストマスク96は、膜厚の薄い領域である第1部分97、膜厚の厚い領域である第2部分98とを有している。そして、ゲート電極92上のゲート絶縁膜93にコンタクト孔99を形成する。
次に、O2 とCF4 の混合ガスをプラズマ励起し、レジストマスク96を異方性ドライエッチングでエッチバックする。このエッチバック工程で、レジストマスク96の第1部分97を除去する。そして、図10(c)に示すように残存する第2部分98aを形成する。
次に、図10(d)に示すように、透明電極膜100と金属導電膜101とを積層して形成する。ここで、透明電極膜は100はITO膜であり、金属導電膜101はクロム膜である。そして、上記の第2部分98aを剥離する。すなわちリフトオフを行い、図11(a)に示すように、ゲート電極92に接続するゲート端子電極102、n+ アモルファスシリコン層95に接続するソース・ドレイン電極103,104を形成する。ここで、ゲート端子電極102、ソース・ドレイン電極103,104は共に上記2層の導電体膜で構成される。
次に、上記ソース・ドレイン電極103,104をエッチングマスクにしてn+ アモルファスシリコン層95をエッチングする。このようにして、図11(b)に示すように、半導体層94の端部にソース・ドレイン電極103,104にそれぞれ接続するオーミック層105,106を形成する。
そして、全面にパッシベーション膜107を堆積しゲート端子電極102上に開口部108を形成する。更に、ソース・ドレイン電極104の領域にある金属導電膜101も除去して透明画素電極109を形成する。
本発明では、液晶表示装置の製造において、TFTのような半導体素子を構成する材料膜を予め多層の積層膜として堆積し、上記積層膜をパターニングするためのエッチングマスクとして、複数の厚さを有するようにパターニングしたレジストマスクを形成する。
このようなレジストマスクの形成方法には種々のバリエーションがある。以下、これについて説明する。
第2の実施の形態は、ポジ形レジストを塗布し、1回の露光法でパターン転写する場合となっている。上記の第2の実施の形態では1層レジスト膜を用いているが、2層レジスト膜を用いても可能である。この2層レジスト膜を使用する場合には、下層レジスト膜の露光感度が上層レジスト膜の露光感度より低くなるようにすればよい。そして、下層レジスト膜に上記第1部分を形成し、上層レジスト膜に第2部分を形成する。このようにすると、転写パターンの精度が大幅に向上する。
また、上記1回の露光法の場合にレジスト膜として1層のネガ形レジストを用いてもよい。ネガ形レジストは一般にポジ形レジストに比べ露光感度が低いために容易に1層レジスト膜で対応できる。あるいは、ネガ形の2層レジスト膜を用いてもよい。しかし、このネガ形レジストを用いる場合には、フォトマスクは、第2の実施の形態のフォトマスク40とは異なるものとなる。この場合には、フォトマスク40の遮光部37が透光部となり、透光部39が遮光部となる。そして、半透光部38は同じである。
また、本発明では、複数のフォトマスクを用いて連続露光しパターン転写してもよい。すなわち、1層のレジスト膜に重ね露光を行い現像することで上記レジストマスクを形成することができる。この場合、ポジ形あるいはネガ形のレジスト膜、2層レジスト膜を使用することができる。
上記の実施の形態では、ゲート電極あるいはソース・ドレイン電極をクロムで形成する場合について説明した。ソース・ドレイン電極となる金属導電膜あるいはゲート電極の材料として、Ti、Mo、Wあるいはこれらの合金を使用できることに言及しておく。
また、以上の実施の形態では絶縁基板上に逆スタガ型のTFTを形成する場合について説明した。本発明は、スタガ型のTFTを形成する場合でも同様に適用できることに言及しておく。
上記の実施の形態では、複数の厚さを有するようにパターニングしたレジストマスクにおいて膜厚の薄い領域を第1部分とし膜厚の厚い領域を第2部分とした。ここで、上記第2部分の表面を選択的にシリル化してもよい。この場合は、下地段差が大きな場合に非常に有効になる。すなわち、第1部分のエッチング除去の工程で、下地段差が大きな場合でも第2部分の膜べりは無くなる。このシリル化適用の技術については、本発明者が特開平11−307780号公報に詳細に開示している。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、実施の形態が適宜変更され得るものである。
本発明の第1の実施の形態を説明するための2層電極の製造工程順の断面図である。 本発明の第2の実施の形態を説明するための液晶表示装置の画素部の平面図である。 本発明の第2の実施の形態を説明するためのTFTの製造工程順の断面図である。 上記工程の続きを説明するためのTFTの製造工程順の断面図である。 上記工程の続きを説明するためのTFTの製造工程順の断面図である。 上記工程の続きを説明するためのTFTの製造工程順の断面図である。 本発明の第3の実施の形態を説明するためのTFTの製造工程順の断面図である。 上記工程の続きを説明するためのTFTの製造工程順の断面図である。 本発明の第3の実施の形態を説明するための液晶表示装置の画素部の平面図である。 本発明の第4の実施の形態を説明するためのTFTの製造工程順の断面図である。 上記工程の続きを説明するためのTFTの製造工程順の断面図である。 従来の技術を説明するための2層電極の製造工程順の断面図である。 上記工程の続きを説明するための製造工程順の断面図である。
符号の説明
1,21,61,91 ガラス基板
2 下層電極
3 絶縁膜
4,42,63,97 第1部分
5,5a,43,43a,64,64a,98,98a 第2部分
6,44,50,50a,62,75,75a,96 レジストマスク
7,51 第1開口
8,8a,52 第2開口
9,26,28,29,76,77,78,99 コンタクト孔
10 金属膜
11 上層電極
22,65,92 ゲート電極
23,67,94 半導体層
24,25,72,73,103,104 ソース・ドレイン電極
27,80,102 ゲート端子電極
30,81 透明電極配線
31,82,109 透明画素電極
32,66,93 ゲート絶縁膜
33 アモルファスシリコン膜
34 n+ アモルファスシリコン膜
35,101 金属導電膜
36 レジスト膜
37 遮光部
38 半透光部
39 透光部
40 フォトマスク
41 露光照射光
45,68,95 n+ アモルファスシリコン層
46,69,79 金属導電層
47,48,70,71,105,106 オーミック層
49,74,107 パッシベーション膜
53,79,100 透明電極膜
108 開口部

Claims (19)

  1. 基板上にパターンを形成する方法であって、前記基板上に電極を構成する膜を形成する工程と、前記基板及び前記電極を構成する膜上に第一の絶縁膜を形成する工程と、パターンを構成する少なくとも1つの半導体膜、オーミックコンタクト用半導体膜、及び第一の導電性膜を前記第一の絶縁膜上に形成する工程と、膜厚が異なる複数の領域を有する第1のレジストマスクをエッチングマスクにして、前記少なくとも1つの第一の導電性膜をエッチング加工する工程と、前記第1のレジストマスクの膜厚の薄い領域を除去して残った膜厚の厚い領域をエッチングマスクにして前記少なくとも1つの第一の導電性膜の一部とオーミックコンタクト用半導体膜の一部をエッチング加工する工程と、前記第1のレジストマスクを除去する工程と、前記加工された少なくとも1つの第一の導電性膜を被覆して第2の絶縁膜を成膜する工程と、膜厚が異なる複数の領域を有し膜厚の薄い領域を第1部分とし、膜厚の厚い領域を第2部分とした第2のレジストマスクを前記第2の絶縁膜上に形成する工程と、前記第2のレジストマスクにより少なくとも前記第2の絶縁膜を反応性イオンエッチングのドライエッチングで加工し、少なくとも前記電極と加工された前記第一の導電性膜に接続するコンタクト孔を形成するとともに前記反応性イオンエッチングのドライエッチングのプラズマの中のイオンにより前記第2のレジストマスクの前記第2の部分の表面を硬化および改質する工程と、前記第2のレジストマスクの前記第1部分を除去して膜厚の厚い前記第2部分のみを残す工程において、前記第1部分を、ハロゲン化合物ガスと酸素ガスとをプラズマ励起した活性種によるドライエッチングで、前記第2部分の断面形状が逆テーパになるようにする工程と、前記コンタクト孔を介し、下層の前記電極と上層の前記加工された第一の導電性膜をそれぞれ接続する第二の導電性膜を形成する工程とを有することを特徴とするパターン形成方法。
  2. 前記第二の導電性膜を加工する工程において前記第2のレジストマスクのリフトオフによりパターニングする工程を、更に含む請求項に記載のパターン形成方法。
  3. 前記少なくとも1つの第二の導電性膜は、金属膜及び透明膜のうち少なくともいずれか一つを含む請求項1又は2に記載のパターン形成方法。
  4. 前記少なくとも1つの第二の導電性膜は、画素電極からなる請求項に記載のパターン形成方法。
  5. 前記第1のレジストマスクの少なくともいずれか一方の膜厚の薄い部分の除去は、ハロゲン化合物ガスと酸素ガスをプラズマ励起した活性種によるドライエッチングで行う請求項1乃至4のいずれか1つに記載のパターン形成方法。
  6. フォトリソグラフィ工程の露光において互いに異なるマスクパターンを有する2種以上のフォトマスクを用いてレジスト膜の所定の領域に連続露光照射した後、現像を行い前記第1及び第2のレジストマスクの少なくとも1つを形成する請求項1乃至のいずれか1つに記載のパターン形成方法。
  7. 前記第1及び第2のレジストマスクの少なくとも1つは、層構造のレジスト膜を加工して形成される請求項1乃至のいずれか1つに記載のパターン形成方法。
  8. 前記レジスト膜が、2層構造の場合において、下層レジスト膜を、前記第1及び第2のレジストマスクの少なくとも1つの膜厚の薄い領域になるように形成し、上層レジスト膜を、前記第1及び第2のレジストマスクの少なくとも1つの膜厚の厚い領域になるように形成する請求項に記載のパターン形成方法。
  9. 前記第1及び第2のレジストマスクの少なくとも1つは、感光性有機膜で構成される請求項1乃至のいずれか1つに記載のパターン形成方法。
  10. 第2の絶縁膜は、パッシベーション膜を含む請求項1乃至のいずれか1つに記載のパターン形成方法。
  11. 前記電極は、ゲート電極を含む請求項1乃至10のいずれか1つに記載のパターン形成方法。
  12. 前記ゲート電極は、該ゲート電極から延在する配線を更に含む請求項11記載のパターン形成方法。
  13. 前記加工された少なくとも1つの第一の導電性膜は、ソース・ドレイン電極を構成する請求項1乃至12のいずれか1つに記載のパターン形成方法。
  14. 前記ソース・ドレイン電極は、該ソース・ドレイン電極から延在する配線を更に含む請求項13記載のパターン形成方法。
  15. 前記画素電極は、該画素電極から延在する配線を更に含む請求項に記載のパターン形成方法。
  16. 前記電極はゲート電極からなり、前記加工した少なくとも1つの第二の導電性膜が、前記ゲート電極に接続される請求項1乃至15のいずれか1つに記載のパターン形成方法。
  17. 前記少なくとも1つの第一の導電性膜はソース・ドレイン電極からなり、前記加工した少なくとも1つの第二の導電性膜が、前記ソース・ドレイン電極に接続される請求項2乃至15のいずれか1つに記載のパターン形成方法。
  18. 前記電極はゲート電極からなり、前記少なくとも1つの第一の導電性膜はソース・ドレイン電極からなり、前記ゲート電極から延在するゲート配線と、前記ソース・ドレイン電極から延在するソース・ドレイン配線とは、互いに立体交差するよう形成される請求項1乃至17のいずれか1つに記載のパターン形成方法。
  19. 前記ゲート配線と前記ソース・ドレイン配線の一方が引出し部を含むことで互いに立体交差するよう形成される請求項18に記載のパターン形成方法。
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