JP4746755B2 - タイヤのユニフォーミティ及び/または動釣合試験装置 - Google Patents

タイヤのユニフォーミティ及び/または動釣合試験装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タイヤのユニフォーミティ試験装置及び/または動釣合試験装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、回転しているタイヤが発生する力のばらつきを測定するユニフォーミティ試験と、タイヤの偏心状態を測定する動釣合試験が知られている。ユニフォーミティ試験は、タイヤの外周面に回転ドラムを押し当てた状態でタイヤを回転させ、タイヤの径方向とスラスト方向の負荷変動を測定するよう構成されている。また、動釣合試験は、タイヤを回転させた時の振動状態の変化などからタイヤの偏心を検出するものである。
【0003】
このユニフォーミティ試験や動釣合試験を行う試験装置としては、たとえば特開平11−183298号記載のタイヤのユニフォーミティ及び動釣合複合試験装置がある。上記公報記載の試験装置は、スピンドルハウジング内で玉軸受を介して回転可能に支持されているスピンドルにタイヤを取り付けて所定の回転数で回転させる。
【0004】
ユニフォーミティ試験時においてはタイヤの外周面に回転ドラムを数百kgf以上の力で押し付けた状態でスピンドルごとタイヤを回転させ、そのときの負荷の変動を回転ドラム内に設置されたロードセルによって測定している。ここでロードセルはロードセル自身のひずみから負荷を検出するセンサであるので、ユニフォーミティ試験時にスピンドルがその回転軸に垂直な面方向に振動するとユニフォーミティ試験に必要な負荷変動の測定結果が不正確なものとなる。従って、上記公報記載の試験装置は、ユニフォーミティ試験時にはスピンドルの振動を抑えるために前記スピンドルハウジングを押さえつけている。
【0005】
一方、動釣合試験時には回転ドラム無しでスピンドルごとタイヤを回転させ、そのときにタイヤの不釣合いから生じる加振力を前記スピンドルハウジングと装置のベースとの間に挿置されたロードセルによって測定している。ここで、ロードセルはロードセル自身のひずみからロードセルにかかる荷重を計測するセンサであるので、スピンドルハウジングが自由に振動できるようにする必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従って、上記のようなユニフォーミティ試験と動釣合試験とを実施可能な装置は、ユニフォーミティ試験時にはスピンドルハウジングの振動を防止し一方動釣合試験時にはスピンドルハウジングを自由に振動させなければならないため、装置構成が大掛かりかつ複雑なものとなっていた。
【0007】
【発明の目的】
上述した事情に鑑み、本発明はより簡素な構成でユニフォーミティ試験と動釣合試験とを実施可能な装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明により、スピンドルハウジング内で複数の軸受を介して回転可能に支持されたスピンドルを回転させて、スピンドルに取り付けられたタイヤの動釣合試験又はユニフォーミティ試験を行うタイヤ試験装置が提供される。スピンドルは、該スピンドルに装着された第1リムと、第1リムと対向して配置され、第1リムに対して昇降可能且つ第1リムと同軸に回転自在な第2リムとによりタイヤを挟持する。第2リムは、第2リムの回転軸から垂下延設された嵌合軸を有し、スピンドルは嵌合軸が挿入される空洞部を有し、この空洞部の内周には嵌合軸と嵌合可能な嵌合部が設けられている。また、スピンドルの嵌合部は、複数の軸受のうちの1つと略同じ高さに位置する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態のユニフォーミティ及び動釣合複合試験装置1(以下、複合試験装置1とする)の基本構成を示す側面図である。なお、以下の説明では、図1に示すように「上」と「下」を定義するが、複合試験装置1の構成は上下逆であっても良く、あるいは横置きであっても良い。
【0018】
複合試験装置1の装置フレームは、ベース50と、ベース50から鉛直上方に延びる支柱52と、支柱52に支えられた天板54とから成っている。ベース50には、タイヤTを保持して回転させるスピンドル120が取り付けられている。
【0019】
複合試験装置1は、タイヤTを下部リム10と上部リム20とで上下に挟みこんで保持するよう構成されている。まず、このタイヤTを支持するための構成について説明する。
【0020】
図2は、スピンドル120を示す側断面図である。スピンドル120は、中空部120aとブラケット部120bからなる。また、スピンドル120の中空部120aの上端は水平方向に突出してフランジ部120eを成す。スピンドル120はスピンドルハウジング110によって(複列円筒ころ軸受112a及び112b、及び組合せアンギュラ玉軸受113を介して)回転可能に支持されている。ここで、複列円筒ころ軸受112a及び112bはラジアル方向よりスピンドル軸を支持し、また組合せアンギュラ玉軸受113はラジアル方向とスラスト方向の双方よりスピンドル軸を支持する。
【0021】
スピンドル120のフランジ部120eには中空シャフト170が同軸に(中心軸が一直線上に並ぶように)固定されている。さらに、中空シャフト170の上端部には下部リム10が取り付けられている。上端部に上部リム20が固定されたロックシャフト300を、中空シャフト170を貫通してブラケット部120bに挿入することにより、下部リム10と上部リム20との間でタイヤTを挟み込んで保持することができる。
【0022】
ここで、ブラケット部120bのロックシャフト300が挿入される空洞部の中途はくびれている。ブラケット部120bにロックシャフト300が挿入されると、このくびれた部分である嵌合部はロックシャフト300の側面と密着する。すなわち、ユニフォーミティ試験時においては、回転ドラムからロックシャフト300に加えられる曲げ荷重をブラケット部120bの嵌合部は中空シャフト170と共に支持する。
【0023】
また、嵌合部120eは複列円筒ころ軸受112aと組合せアンギュラ玉軸受113との間に形成されているのでロックシャフト300からブラケット部120bの嵌合部に印加されるラジアル方向の荷重は、複列円筒ころ軸受112aと組合せアンギュラ玉軸受113の双方によって強固に支持される。
【0024】
ロックシャフト300の中部の外周にはロック溝302が多段状に形成されている。また、中空シャフト170の側面には貫通孔が穿孔されている。この貫通孔にはロック部材160が挿置されており、ロック部材160はロック用シリンダ165によって前記貫通孔内を、ロックシャフト300の外周面に近接/離間する方向に駆動される。
【0025】
なお、中空シャフト170の上下方向の長さは、中空シャフト170の側面に穿孔された貫通孔の上下方向の幅よりもわずかに大きい程度に抑えられている。従って、嵌合部120eの位置における曲げモーメントは最低限に抑えられるのでロックシャフト300および中空シャフト170のラジアル方向の変形が抑えられ、より正確なユニフォーミティの測定が可能となる。
【0026】
図3にスピンドル120およびロックシャフト300の、ロック部材160周辺の拡大断面図を示す。ロック部材160とロック用シリンダ165は、ロックシャフト300の中心軸に対して放射状に90°おきに4組設けられている(図3では2組のみ示す)。ロック部材160のロックシャフト300の外周面に対向する先端部にはロック爪162が形成されている。ロック爪162は縦に6段配列されており、このロック爪162がロックシャフト300のロック溝302に係合する。
【0027】
ロック部材160はロック用シリンダ165のプランジャー166の先端部に取り付けられている。ロック用シリンダ165へのエアの供給については後述する。プランジャー166は、ロック用シリンダ165の本体に設けられたばね168によってロックシャフト300から離れる方向に付勢されている。即ち、ロック部材160はロックシャフト300から離れる方向に付勢されている。かくして、ロック用シリンダ165がオンの時にはロック部材160がロックシャフト300に係合し、ロック用シリンダ165がオフの時にはロック部材160がロックシャフト300を解放する。
【0028】
以上のように構成されているため、ロックシャフト300をスピンドル120のブラケット部120bに挿入してロック用シリンダ165をオンすることによって、下部リム10と上部リム20の間でタイヤTを挟んで確実に保持することができる。また、ロック用シリンダ165をオフしてロックを解除すると共にロックシャフト300をスピンドル120から引き抜くことにより、下部リム10と上部リム20の間からタイヤTを外すことができる。なお、ロックシャフト300を駆動するための構成は後述する。
【0029】
なお、ロック用シリンダ165のそれぞれに近接した位置には図示しない近接センサが備えられている。この近接センサはスピンドルハウジング110上に固定されており、ロック用シリンダ165と近接センサとの距離が1mm以内であるかどうかを検知可能である。ロック用シリンダ165がオフであるときロック用シリンダ165と近接センサとの距離が1mm以内となり、それ以外のときはロック用シリンダ165と近接センサとの距離が1mmを越えるような位置に近接センサは設置されている。従って近接センサをモニタリングすることにより、ロック部材160がロックシャフト300に係合する位置(ロック位置)にあるか、ロックシャフト300から離れた位置(ロック解除位置)にあるかを確認することができる。
【0030】
複列円筒ころ軸受112aをスピンドル120に嵌入する方法を図4を用いて説明する。スピンドル120のブラケット部120bには方形断面のカラー121aが嵌入されている。ここでカラー121aの上面はブラケット部120bの上端に形成されたフランジ部の下面に当接する。
【0031】
ここで、ブラケット部120bの、複列円筒ころ軸受112aと係合する部分の外周は上方に向かって太くなるテーパ面120dを形成している。また、複列円筒ころ軸受112aの内周は、テーパ面120dと同一勾配の、上方に向かって太くなるテーパ状に形成されている。また、テーパ面120dの上端部の径は複列円筒ころ軸受112aの内周の径よりもわずかに大きい。
【0032】
さらに、複列円筒ころ軸受112aと組合せアンギュラ玉軸受113との間には方形断面のカラー121bが嵌入されている。ここでカラー121bの上面は複列円筒ころ軸受112aの下端に当接する。同様に、カラー121bの下面は組合せアンギュラ玉軸受113の上端に当接する。さらに、ブラケット部120bには方形断面のカラー121cが嵌入されている。ここで、カラー121cの上面は組合せアンギュラ玉軸受113の下端に当接する。
【0033】
さらに、ブラケット部120bにはおねじ部120cが螺設されている。なお、おねじ部120cはカラー121a、複列円筒ころ軸受112a、カラー121b、組合せアンギュラ玉軸受113およびカラー121cをブラケット部120bに嵌入したときのカラー121cの下面より下方に螺接されている。
【0034】
ここで、カラー121a、複列円筒ころ軸受112a、カラー121b、組合せアンギュラ玉軸受113およびカラー121cをブラケット部120bに順次嵌入する。なお、このとき複列円筒ころ軸受112aはブラケット部120bに嵌入される。
【0035】
次いで、おねじ部120cと螺接可能なめねじ部が内周に形成された付勢ナット114aをおねじ部120cに螺着し、さらに所定のトルクで締め付けることにより、複列円筒ころ軸受112aは上方に押し込まれる。次いで、付勢ナット114aのゆるみを防止するため、おねじ部120cにゆるみ止めナット114bを螺着し、ゆるみ止めナット114bの上面を付勢ナット114aの下面に対して付勢させる。
【0036】
前述のようにテーパ面120dの上端部の径は複列円筒ころ軸受112aの内周の径よりもわずかに大きいので、この結果、テーパ面120dと複列円筒ころ軸受112aの内周は密着する。よって、スピンドル120と複列円筒ころ軸受112aの内輪が完全に一体化されるのでスピンドル120と複列円筒ころ軸受112aとの間のガタツキが防止される。さらに、組合せアンギュラ玉軸受113の内輪と鋼球、および鋼球と外輪とのクリアランスが最小限に抑えられるため、組合せアンギュラ玉軸受113の内輪と鋼球、および鋼球と外輪との間のガタツキが防止される。
【0037】
なお、複列円筒ころ軸受112bをスピンドル120に嵌入する方法は複列円筒ころ軸受112aをスピンドル120に嵌入する方法と同様である。ここで、複列円筒ころ軸受112bにかかるラジアル方向の荷重は複列円筒ころ軸受112aにかかるラジアル方向の荷重と比べて小さいので、付勢ナットが直接複列円筒ころ軸受112bを付勢するようにすればよく、ゆるみ止めナットは使用しない。すなわち、複列円筒ころ軸受112bをスピンドル120の中空部120aに嵌入した後、中空部120aの外周に螺接されたおねじ部に付勢ナット114cを螺着する。
【0038】
スピンドルハウジング110は、角柱形状の部材であり、その中央部スラスト方向に複列円筒ころ軸受112a及び112b、及び組合せアンギュラ玉軸受113を装着可能な貫通孔が穿孔されている。また、複合試験装置1の装置フレームから延出する図示しない支持軸によって、スピンドルハウジング110はベース50に剛体支持されている。
【0039】
ユニフォーミティ試験は、回転ドラムを数百kgf以上の力で押し付けた状態でスピンドルごとタイヤを回転させ、そのときの負荷の変動から回転しているタイヤが発生する力のばらつきを測定する試験である。本発明の実施の形態においては、上記負荷の変動は、この回転ドラムに取り付けられた図示しないロードセルによって計測される。
【0040】
また、動釣合試験は回転ドラム無しでスピンドルごとタイヤを回転させ、そのときにタイヤの不釣合いから生じる加振力からタイヤの偏心状態を測定する試験である。上記加振力はスピンドルハウジング110の一側面の4箇所に設置された圧電素子185によって計測される。
【0041】
圧電素子185は、例えばKISTLER社製水晶式圧電式力センサ9103Aのような、おおよそ0〜10000kgfの測定範囲を有する円筒形状のセンサであり、その軸方向に印加された荷重を電気信号に変換する。スピンドル120が受ける荷重を正確に計測するため、圧電素子185はスピンドルハウジング110と一体化されている。
【0042】
すなわち、圧電素子185をスピンドルハウジング110と一体化させるために、圧電素子固定プレート102とスピンドルハウジング110の一側面との間に圧電素子185は挟持されている。圧電素子固定プレート102の圧電素子185が当接している箇所には、圧電素子固定プレート102の板厚方向に圧電素子185の穴部と略同径の貫通孔102aが穿孔されている。同様に、スピンドルハウジング110の圧電素子185が当接している箇所には、圧電素子185が取り付けられるスピンドルハウジング110の一側面の板厚方向に圧電素子185の穴部と略同径の貫通孔110aが穿孔されている。なお、スピンドルハウジング110の貫通孔110aの内周にはめねじが螺刻されている。
【0043】
また、スピンドルハウジング110の貫通孔110aのめねじと螺接可能なするおねじが全側面にわたって螺刻された円柱形上のバー186が、圧電素子固定プレート102の貫通孔102aおよび圧電素子185に挿通されている。さらにバー186はスピンドルハウジング110の貫通孔110aに螺嵌されている。なお、バー186の先端部は複列円筒ころ軸受112aまたは112bと当接している。
【0044】
ここで、バー186の圧電素子固定プレート102より突出している部分(図2中左側)はナット187が螺着されている。ナット187は所定のトルクで締め上げられており、その結果ナット187は約5000kgfの軸力で圧電素子固定プレート102を押圧する。従って、圧電素子185は、圧電素子固定プレート102とスピンドルハウジング110の一側面との間に約5000kgfの力で挟持され、圧電素子固定プレート102及びスピンドルハウジング110と一体化する。
【0045】
スピンドル120の中空部120aの下部には、スピンドル120を回転駆動するためのプーリ140が取り付けられている。プーリ140には無端ベルト142が掛け渡されており、ベース50に固定されたスピンドル駆動モータ130により(無端ベルト142を介して)回転駆動される。即ち、スピンドル駆動モータ130を回転させると、下部リム10と上部リム20の間でタイヤTを保持したままスピンドル120が回転する。
【0046】
スピンドル120は、その中空部120aのの下端に設けられたロータリージョイント145から空気をタイヤTに送り込む(インフレートする)よう構成されている。そのため、スピンドル120の中空部120a内には、この中空部120aを上下に貫通するエアパイプ115が設けられている。エアパイプ115の上端部はフランジ116によりエアパイプ115に固定され、下端部はロータリージョイント145に連結されている。
【0047】
ロータリージョイント145には、エアパイプ115に空気を送り込むためのエアホース132が連結されている。エアホース132からロータリージョイント145を経由して送り込まれた空気は、エアパイプ115を上方に抜け、ブラケット部120b内に形成されたエア通路138にさらに抜け、切換弁131に到達する。切換弁131はエア通路138に抜けた空気をブラケット部120bか中空シャフト170のエア通路172に向かうエア通路135のどちらに送るかを切り替えるものである。なお、ホイール未装着のタイヤTを試験する場合は、エア通路138に抜けた空気はエア通路135に向かうよう設定されている。従って、エアホース132からロータリージョイント145を経由して送り込まれた空気は、中空シャフト170のエア通路172を通ってタイヤTの内部に送り込まれる。
【0048】
かくして、ロータリージョイント145からエア通路172までの部分が、タイヤTにエアをインフレートするためのエア供給系を構成する。また、エア通路135からは、前述のロック用シリンダ165にエアを供給するためのエア通路136が分岐している。エア通路136の中途には開閉弁133が設置されている。すなわち、ロック用シリンダ165をオンにする場合は開閉弁133を開いてロック用シリンダ165にエアを供給する。
【0049】
なお、上部リム20をロックシャフト300に取り付けるための取付部材310の先端には、後述のチャック爪210に外側から係合される係合フランジ部320が設けられている。
【0050】
ロックシャフト300を上下に駆動してスピンドル120に挿入する(あるいは引き抜く)インサーターユニット200は、図1に示す天板54のさらに上方に配置された昇降ハウジング60に取り付けられている。昇降ハウジング60は、4組の鉛直方向に延びるリニアガイド61によって上下動可能に支持されている。また、昇降ハウジング60はサーボモータ66によって駆動されるボールねじ65と、昇降ハウジング60外面に設けられたボールねじ65に螺合するねじ孔が穿孔されたアーム部67によって上下に駆動される。
【0051】
図5は、インサーターユニット200の構造を示す側面図である。インサーターユニット200は、略円筒形状のユニット本体240を有している。ユニット本体240は、略円筒形状のユニット本体240とスピンドル120とが同軸に(中心軸が一直線上に並ぶように)なるように昇降ハウジング60に取り付けられている。
【0052】
ユニット本体240の下部にはロックシャフト300の係合フランジ部320に外側から係合する3本(図5中では2本のみ記載)のチャック爪210が設けられている。チャック爪210は図示しないバネ部材によってユニット本体240のラジアル方向外側に向けて付勢されている。
【0053】
また、チャック爪210はエア圧によりユニット本体240のラジアル方向に駆動される。すなわち、ユニット本体240内に備えられた図示しないエア供給口にエアを供給すると、このエアはチャック爪210をユニット本体240のラジアル方向内側に向けて付勢する。従ってユニット本体240にエアを供給することにより、チャック爪210がユニット本体240のラジアル方向内側に移動し、ロックシャフト300の係合フランジ部320をチャックする。一方この状態からユニット本体240よりエアを抜くと、バネ部材の付勢力によってチャック爪210はユニット本体240のラジアル方向外側に移動し、チャックが解除される。
【0054】
以上のように構成された複合試験装置1によるタイヤTの保持は以下のようにして行われる。まずインサーターユニット200のユニット本体240にエアを供給してチャック爪210でロックシャフト300をチャックし、ボールねじ65を駆動して昇降ハウジング60を上昇させてロックシャフト300をスピンドル120から引き抜く。次いで、下部リム10にタイヤTをセットした後、ボールねじ65を再び駆動して昇降ハウジング60をタイヤTのリム幅に応じた適切な位置に下降させる。次いで、ロック用シリンダ165をオンして、ロック部材160をロックシャフト300に係合させる。さらに、インサーターユニット200のユニット本体240からエアを抜いてチャック爪210によるチャックを解除し、上部リムがスピンドル120に伴って回転できるようにする。
【0055】
なお、ロックシャフト300の多段のロック溝302のどの段に(ロック部材160の)ロック爪162を係合させるかによって、上部リム10と下部リム20との間隔をタイヤ幅に合わせて調節することができる。この調節については、説明を省略する。
【0056】
次に、複合試験装置1を用いたユニフォーミティ試験と動釣合試験について説明する。
【0057】
動釣合試験を行う際には、複合試験装置1の制御部(図示せず)は、下部リム10と上部リム20の間で保持されたタイヤTの内部に空気をインフレートした後、スピンドル120を回転させ、スピンドル120の回転中に圧電素子185にかかる負荷の変動を検出する。検出された負荷変動に基づいて動釣合を計算する方法は公知であるため、説明は省略する。複合試験装置1は、動釣合の計算結果に基づいてタイヤTのどの部分にバランスウエイトを載せるべきかを算出し、図示しないマーキング装置によって、当該箇所にマーキングを施す。
【0058】
ユニフォーミティ試験では、スピンドル120の側方に設けられた回転ドラム300を用いる。回転ドラム30は、タイヤTに対して近接/離間する方向に延びるレール31の上をスライド可能な可動ハウジング32に搭載され、図示しないモータにより駆動されるラックピニオン機構35(ピニオン36・ラック38)によってタイヤTに対して近接/離間方向に移動する。
【0059】
ユニフォーミティ試験の際には、複合試験装置1の制御部(図示せず)は、ラックピニオン機構35により回転ドラム30をタイヤTに押し付け、スピンドル120を回転させる。そして、スピンドル120の回転中に回転ドラム30に取り付けられたロードセルによりタイヤTが受ける負荷変動を、回転ドラム30がタイヤTから受ける反力として検出する。検出された負荷変動に基づいてユニフォーミティを計算する方法は公知であるため、説明は省略する。複合試験装置1は、ユニフォーミティの計算結果に基づいてタイヤTのどの部分をどれだけ削るかを算出し、図示しない切削装置によってタイヤTの切削を行う。
【0060】
このように構成されているため、この実施形態の複合測定装置1によれば、一台の装置でユニフォーミティと動釣合の両方を測定することができる。
【0061】
また、この実施形態の複合測定装置1は上記のようなホイール装着前のタイヤのみにとどまらず、ホイール装着後のタイヤに対してもユニフォーミティと動釣合の両方を測定することができる。
【0062】
ホイール装着後のタイヤに対してもユニフォーミティと動釣合の両方を測定する場合の複合測定装置1の構成を図6に示す。ホイール装着後のタイヤに対して測定する場合は、上部リム20が固定されたロックシャフト300の代わりにホイールを上から押圧するトップアダプタ500を、また下部リム10が固定された中空シャフト170の代わりにトップアダプタ500を下方に引き込む引き込みシリンダユニット600を用いている。
【0063】
図7は、一般的なホイール付きタイヤCの断面図(a)と正面図(b)である。ホイールWは、タイヤを取り付けるリム部Rと、車軸のハブなどに取り付けられるディスク部Dにより構成されている。ディスク部Dの中心にはハブ穴Hが形成されている。又、このハブ穴の周囲には、複数個(ここでは4個)のボルト穴Bが形成されている。
【0064】
図8は、ホイール付きタイヤCを保持する場合のスピンドル120の側断面図である。スピンドル120の上端部には引き込みシリンダユニット600が図示しないボルトによって固定されている。引き込みシリンダユニット600の上端部には、ホイール付きタイヤCのホイールWのディスク部Dに当接する当接面603が設けられている。
【0065】
また、当接面603の中央部にはトップアダプタ500の挿入シャフト503が摺動可能に装着されるシャフト係合孔604が穿孔されている。さらに、当接面603のシャフト係合孔604周縁部は所定高さ上方に突出して円環形状の突出部605を成す。突出部605の外径はホイール付きタイヤCのホイールWのハブ穴Hと略同一であるので、ハブ穴Hに突出部605が嵌入されるようホイール付きタイヤCを当接面603上に設置することにより、ホイール付きタイヤCはスピンドル120と同軸になるよう位置ぎめされる。
【0066】
引き込みシリンダユニット600の上方には、ホイールWを当接面603に押しつけるトップアダプタ500が設けられている。トップアダプタ500は、ホイールのボルト穴Bの内部のブシュに係合する複数の(ここでは4本)ピン501と、これら複数のピンを突設した円板502からなっている。さらに、円板502の中心部からは、引き込みシリンダユニット600の内部に軸方向に挿入される挿入シャフト503が下方に延びている。図8では、トップアダプタ500の挿入シャフト503は引き込みシリンダユニット600の内部に挿入されている。
【0067】
さらに、インサーターユニット200によってトップアダプタ500を昇降させるため、円板502の上方には円柱形状の取付部材510が形成されていてる。取付部材510の先端には、インサーターユニット200のチャック爪210に外側から係合される係合フランジ部520が設けられている。なお、トップアダプタ500を昇降させる方法はロックシャフト300を昇降させる方法と同一であるので、説明は省略する。
【0068】
また、図8に示すように、挿入シャフト503を引き込みシリンダユニット600の内部に引き込むため、引き込みシリンダユニット600の内部の気室620には軸方向に摺動可能な円盤状のピストン610が設けられている。さらに、ピストン610がスピンドルの軸方向に摺動できるよう、ピストン610の中心部からは引き込みシリンダユニット600の内部に軸方向に挿入されるガイドシャフト613が下方に延びている。ガイドシャフト613が引き込みシリンダユニット600の下面に穿孔されたガイドシャフト係合孔606に摺動可能に係合することにより、ピストン610はスピンドル120の中心軸に対して常に略垂直に保たれる。なお、ガイドシャフト613の先端はガイドシャフト係合孔606を通過してスピンドル120のブラケット部120bに挿置される。
【0069】
また、ピストン610をスピンドル120の中心軸方向に移動させるため、ガイドシャフト613およびピストン610には、スピンドル120のブラケット部120bから気室620のピストン610より上側の部分621に空気を供給するエア経路614が形成されている。
【0070】
同様に、ピストン610をスピンドル120の中心軸方向に移動させるため、シリンダユニット600の下面には、スピンドル120のエア経路135から気室620のピストン610より下側の部分622に空気を供給するエア経路615が形成されている。
【0071】
従って、切換弁131を操作してエア通路138に抜けた空気をブラケット部120bに送ることにより、気室620のピストン610より上側の部分621の内圧が上がり、ピストン610は降下する。一方切換弁131を操作してエア通路138に抜けた空気をスピンドル120のエア経路135に送ることにより、気室620のピストン610より下側の部分622の内圧が上がり、ピストン610は上昇する。
【0072】
ピストン610の上面には挿入シャフト連結部630が形成されている。挿入シャフト連結部630と上述の挿入シャフト503とはいわゆるコレットチャックによりチャックされるよう構成されている。即ち、挿入シャフト連結部630には、挿入シャフト503を挿入するための挿入孔631が形成されており、挿入シャフト503の外周と挿入孔631の間の壁632には、ボール633を保持する保持溝634が形成されている。保持溝634は、ボール633を脱落不能に且つ壁厚方向に移動可能に保持するよう構成されている。又、壁632の厚みはボール633の外径よりも小さいため、ボール633は挿入孔631の内部に突出するか、連結部630の外周よりも外側に突出するかのいずれかの状態にある。
【0073】
連結部630の外周は引き込みシリンダユニット600の連結部係合内周壁641に囲まれている。連結部係合内周壁641には、周方向に延びる溝(他よりも内径の大きな部分)642が形成されている。連結部630に保持されたボール633が溝642と同じ高さにある時には、ボール633は連結部630の外周よりも外側に突出する余地がある。この状態で、挿入シャフト503を連結部630の挿入孔631に(ボール633に邪魔されずに)挿入することができる。
【0074】
挿入シャフト503を連結部630の挿入孔631に挿入した後、気室620のピストン610より上側の部分621にエアを送り、ピストン610ごと連結部630を下方に移動させると、(連結部630よりも外側に突出できなくなった)ボール633が挿入孔631の内側に突出し、挿入シャフト503の先端部に形成された係合溝503aに係合する。これにより、挿入シャフト503は、引き込みシリンダユニット600内で確実にチャックされる。又、この時、トップアダプタ500のピン501はホイールWのボルト穴Bに係合しており、ホイール付きタイヤCを引き込みシリンダユニット600の当接面603に対して押圧している。
【0075】
一方、この状態から気室620のピストン610より下側の部分622にエアを送り、ピストン610ごと連結部630を上方に移動させると、(連結部630よりも外側に突出できなくなった)ボール633と係合溝503aの係合が解除される。従って、トップアダプタ500のピン501によるホイール付きタイヤCの引き込みシリンダユニット600の当接面603に対する押圧状態が解除される。
【0076】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のタイヤのユニフォーミティ及び/または動釣合試験装置によれば、より簡素な構成でユニフォーミティ試験と動釣合試験とを実施可能な装置が実現できる。さらに、本発明のタイヤのユニフォーミティ及び/または動釣合試験装置によれば、より高精度のユニフォーミティ及び/または動釣合試験が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のユニフォーミティ及び動釣合複合試験装置の基本構成を示す側面図である。
【図2】本発明の実施の形態のスピンドルを示す側断面図である。
【図3】本発明の実施の形態のスピンドルおよびロックシャフトの、ロック部材周辺の拡大断面図である。
【図4】本発明の実施の形態のスピンドルおよびロックシャフトの、ロック部材周辺における一部切断した斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態のインサーターユニットの内部構造を示す側面図である。
【図6】本発明の実施の形態においてホイール装着後のタイヤに対して測定を実施するする場合の複合測定装置の構成を示す側面図である。
【図7】一般的なホイール付きタイヤの断面図と正面図である。
【図8】本発明の実施の形態において、ホイール付きタイヤを保持する場合のスピンドルの側断面図である。
【図9】本発明の実施の形態において、ホイール付きタイヤを保持する場合のスピンドルの側断面図である。
【符号の説明】
1 複合試験装置
10 下部リム
20 上部リム
30 回転ドラム
50 ベース
60 昇降ハウジング
65 ボールねじ
66 サーボモータ
67 アーム部
102 圧電素子固定プレート
110 スピンドルハウジング
112a 複列円筒ころ軸受
112b 複列円筒ころ軸受
113 組合せアンギュラ玉軸受
114a 付勢ナット
114b ゆるみ止めナット
114c 付勢ナット
120 スピンドル
120b ブラケット部
120c おねじ部
120d テーパ面
160 ロック部材
162 ロック爪
185 圧電素子
187 ナット
200 インサータユニット
240 ユニット本体
210 チャック爪
300 ロックシャフト
302 ロック溝
320 係合フランジ部
500 トップアダプタ
501 ピン
503 挿入シャフト
520 係合フランジ部
600 引き込みシリンダユニット
604 シャフト係合孔
610 ピストン
613 ガイドシャフト
614 エア経路
620 気室
630 挿入シャフト連結部
631 挿入孔
633 ボール
634 保持溝

Claims (15)

  1. スピンドルハウジング内で複数の軸受を介して回転可能に支持されたスピンドルを回転させて、前記スピンドルに取り付けられたタイヤの動釣合試験又はユニフォーミティ試験を行うタイヤ試験装置であって、
    前記スピンドルは、前記スピンドルに装着された第1リムと、前記第1リムと対向して配置され、前記第1リムに対して昇降可能且つ前記第1リムと同軸に回転自在な第2リムとにより前記タイヤを持し、
    前記第2リムは、前記第2リムの回転軸から垂下延設された嵌合軸を有し、
    前記スピンドルは前記嵌合軸が挿入される空洞部を有し、該空洞部の内周には前記嵌合軸と嵌合可能な嵌合部が設けられており、
    前記スピンドルの嵌合部は、前記複数の軸受のうちの1つと略同じ高さに位置する
    ことを特徴とするタイヤ試験装置。
  2. 支持軸を介して前記スピンドルハウジングを剛体支持するベース
    を更に備えることを特徴とする、請求項1に記載のタイヤ試験装置。
  3. 前記スピンドルは回転軸を鉛直方向に向けて配置され、
    前記第1リムは前記スピンドルの上端に装着された下部リムであり、
    前記第2リムは前記第1リムの上側に配置された上部リムである
    ことを特徴とする、請求項1又は請求項2のいずれか一項に記載のタイヤ試験装置。
  4. 前記上部リムを所定位置に保持するロック部材
    を更に備え
    前記下部リムは、
    前記下部リムの回転軸から垂下延設された、前記嵌合軸が挿通される嵌合軸挿通筒と、
    前記嵌合軸挿通筒の側面に穿孔されたロック部材係合孔と、
    を有し、
    前記嵌合軸挿通筒の先端は、前記スピンドルの一端上に固定され、
    前記ロック部材は、前記ロック部材係合孔内を前記下部リムの半径方向に摺動可能に進退して、前記嵌合軸に形成されたロック溝に噛合して前記嵌合軸をロックし、
    前記嵌合軸挿通筒の前記下部リムの回転軸方向の長さが、前記ロック部材の前記下部リムの回転軸方向の長さの1〜2倍である
    ことを特徴とする、請求項3に記載のタイヤ試験装置。
  5. 前記嵌合軸挿通筒の前記下部リムの回転軸方向の長さが、前記ロック部材の前記下部リムの回転軸方向の長さの1〜1.5倍であることを特徴とする、請求項に記載のタイヤ試験装置。
  6. 前記複数の軸受の少なくとも1つラジアル円筒ころ軸受であることを特徴とする、請求項2に記載のタイヤ試験装置。
  7. 前記ラジアル円筒ころ軸受が、複列円筒ころ軸受であることを特徴とする、請求項に記載のタイヤ試験装置。
  8. 前記スピンドルは、前記スピンドルハウジング内で、少なくとも1つのスラスト軸受によってさらに支持されていることを特徴とする、請求項又は請求項7のいずれか一項に記載のタイヤ試験装置。
  9. 前記スラスト軸受が、組合せアンギュラ玉軸受であることを特徴とする、請求項に記載のタイヤ試験装置。
  10. 前記スピンドルの前記ラジアル円筒ころ軸受と係合する部分の外周がテーパ状に形成され、
    前記ラジアル円筒ころ軸受の内周が、前記テーパ状に形成された前記スピンドルの外周部と同一勾配のテーパ状に形成され、
    前記ラジアル円筒ころ軸受の内輪と、前記テーパ状に形成された前記スピンドルの外周部とが密接するように前記ラジアル円筒ころ軸受は前記スピンドルに挿着されていることを特徴とする、請求項から請求項のいずれか一項に記載のタイヤ試験装置。
  11. 前記ラジアル円筒ころ軸受は、前記テーパ状に形成された前記スピンドルの外周部の細径側から太径側に向かってスラスト方向に押し込まれることによって前記スピンドルに挿着されることを特徴とする、請求項10に記載のタイヤ試験装置。
  12. 前記テーパ状に形成された前記スピンドルの外周部の細径側に隣接した部分におねじ部が螺設され、
    前記ラジアル円筒ころ軸受が前記スピンドルに挿入された後に、前記スピンドルのおねじ部と螺接可能なめねじ部が内周に形成されたカラーを前記スピンドルに螺着することにより、前記ラジアル円筒ころ軸受は前記テーパ状に形成された前記スピンドルの外周部の細径側から太径側に向かってスラスト方向に押し込まれることを特徴とする、請求項11に記載のタイヤ試験装置。
  13. 前記カラーは所定のトルクで前記スピンドルに螺着されることを特徴とする、請求項12に記載のタイヤ試験装置。
  14. 前記スピンドルハウジング表面に当接して設置され、筒状に形成された圧電素子と、
    前記支持軸により剛体支持され、前記スピンドルハウジングとの間で前記圧電素子を挟持する圧電素子固定部材と、
    前記圧電素子によって検出された負荷変動に基づいて動釣合を計算する計算手段と、
    を更に備え、
    前記スピンドルハウジングは、前記圧電素子の筒内に挿通された固定ねじにより、前記圧電素子を介して前記圧電素子固定部材に固定され、
    前記固定ねじは前記ラジアル円筒ころ軸受と略同じ高さに位置することを特徴とする、請求項2又は請求項6から13のいずれか一項に記載のタイヤ試験装置。
  15. 前記固定ねじの先端が前記ラジアル円筒ころ軸受と当接することを特徴とする、請求項14に記載のタイヤ試験装置。
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