JP4746718B2 - 高炉設備、高炉設備の耐震性能向上方法および連結制震装置 - Google Patents

高炉設備、高炉設備の耐震性能向上方法および連結制震装置 Download PDF

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Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、耐震性能を向上させた高炉設備、高炉設備の耐震性能向上方法および連結制震装置に関する。
本願は、2009年1月27日に、日本に出願された特願2009−014903号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
【背景技術】
【0002】
製鐵所の高炉設備は、高炉本体の周りに原料投入設備等を支持するための炉体櫓が配置された構造を有する。従来の高炉設備においては、高炉本体に炉体櫓を強固に結合させることで高炉設備全体の耐震性能を高めていた。しかし、炉体櫓の高さは、高炉本体の高さのおよそ2倍の高さであるため、特に炉体櫓上部の地震に対する応答(振幅)が過大となってしまうという問題点があった。
【0003】
そこで、現在の製鐵所における高炉設備においては、高炉本体と炉体櫓とを結合させない構造、いわゆるフリースタンド形式がとられている。フリースタンド形式では、炉体櫓の耐震性能を向上させるために、炉体櫓自身の剛性を高める補強工事が行われる。しかしながら、炉体櫓の構成部材を増設し、さらに既存の各部材の補強を必要とするため、炉体櫓の重量が従来よりも大幅に増加してしまう。しかしながら、既存の高炉設備基礎(高炉本体および炉体櫓の土台)が支持しうる荷重には限界があるため、炉体櫓の大幅な重量増につながる耐震工事は、困難である。
【0004】
一方、耐震性能向上技術としては、特許文献1には、固有周期の異なる構造物同士を連結制震機構で連結する構造が開示されている。また、特許文献2には、ダンパーを用いた焼却プラントの制震架構が開示されている。
【先行技術文献】
特許文献
[0005]
特許文献1:特開2002−266517号公報
特許文献2:日本国特許第3277803号公報
発明の概要
発明が解決しようとする課題
[0006]
しかしながら、上記特許文献1、2に開示された耐震性能向上技術は、いずれも高炉設備のような高炉と架構とが一体となった高い構造物を対象としていない。また、特許文献1に記載の構造は、構造物の熱変形に関する考慮がなされていないため、操業時に熱変形を起こす高炉設備には適さない。また、特許文献2に記載の制震架構は、水平方向(前後左右方向)の地震動(地震入力)に対する耐震性能を向上させるが、上下方向の地震動に対して効率的に制震効果を発揮することはできない。
[0007]
そこで、本発明は、製鐵所の高炉設備において全方向からの地震入力に対し効率的に制震効果を発揮する連結制震装置を提供することを目的とする。さらに、本発明は、この連結制震装置の取り付け方法の工夫により、熱変形に対応可能で、効率的な耐震性能を有する高炉設備を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段
[0008]
(1)高炉設備であって、高炉本体と;前記高炉本体を囲む炉体櫓と;前記高炉本体の高さの1/2以上の位置に設けられ、前記高炉本体と前記炉体櫓との間を連結する連結制震装置と;を含み、前記連結制震装置は、前記高炉本体に取り付けられる高炉取付け部と、前記炉体櫓に取り付けられる炉体櫓取付け部と、前記高炉取付け部と前記炉体櫓取付け部との間に連結される伸縮可能な制震機構とを含み、前記高炉取付け部は、前記制震機構が鉛直方向に移動可能に前記高炉本体に取り付けられる。
(2)上記(1)に記載の高炉設備では、前記制震機構の伸縮方向が前記高炉本体の円周方向を含むように前記連結制震装置が前記高炉本体に取り付けられてもよい。
(3)上記(1)に記載の高炉設備では、前記制震機構の伸縮方向が前記高炉本体の半径方向を含むように前記連結制震装置が前記高炉本体に取り付けられてもよい。
[0009]
(5)高炉本体と、前記高炉本体を囲む炉体櫓とを備える高炉設備の耐震性能向上方法であって、前記高炉本体と前記炉体櫓とを連結させる連結制震装置を前記高炉本体の高さの1/2以上の位置に設け、前記連結制震装置は、前記高炉本体に取り付けられる高炉取付け部と、前記炉体櫓に取り付けられる炉体櫓取付け部と、前記高炉取付け部と前記炉体櫓取付け部との間に連結される伸縮可能な制震機構とを含み;前記高炉取付け部は、前記制震機構が鉛直方向に移動可能に前記高炉本体に取り付けられることを特徴とする耐震性能向上方法。
(6)上記(5)に記載の耐震性能向上方法では、前記制震機構の伸縮方向が前記高炉本体の円周方向を含むように前記連結制震装置が前記高炉本体に取り付けられてもよい。
(7)上記(5)に記載の耐震性能向上方法では、前記制震機構の伸縮方向が前記高炉本体の半径方向を含むように前記連結制震装置が前記高炉本体に取り付けられてもよい。
[0010]
(8)連結制震装置であって、高炉本体に取り付けられる高炉取付け部と;前記高炉本体を支持する炉体櫓に取り付けられる炉体櫓取付け部と;前記高炉取付け部と前記炉体櫓取付け部との間に連結される伸縮可能な制震機構とを含み、前記高炉取付け部は、前記制震機構が鉛直方向に移動可能に前記高炉本体に取り付けられる。
発明の効果
[0011]
本発明によれば、熱変形に対応可能で、効率的な耐震性能を有する高炉設備と、高炉設備において全方向からの地震入力に対し効率的に制震効果を発揮する連結制震装置とを提供することができ、高炉設備の耐震性能の向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の一実施形態に係る高炉設備1の概略側面図である。
【図2】x−x面で切断した図1の高炉設備1の断面図である。
【図3A】本発明の一実施形態に係る連結制震装置20の概略図である。
【図3B】高炉本体11に取り付けられた本発明の一実施形態に係る連結制震装置20の斜視図である。
【図3C】高炉本体11に取り付けられた本発明の一実施形態に係る連結制震装置20の高炉取付け部21の側面図である。
【図3D】炉体櫓12に取り付けられた本発明の一実施形態に係る連結制震装置20の炉体櫓取付け部22の側面図である。
【図4A】本発明の一実施形態に係る連結制震装置20の概略図である。
【図4B】ボールジョイント45を用いた場合の本発明の一実施形態に係る連結制震装置20の斜視図である。
【図5】連結制震装置20の配置例を示す説明図である。
【図6A】図5に示すように高炉本体11と炉体櫓12との間に取り付けられた本発明の一実施形態に係る連結制震装置20の斜視図である。
【図6B】連結部材としてボールジョイントを用いた場合の本発明の一実施形態に係る連結制震装置20の斜視図である。
【図7】連結制震装置20の配置例を示す説明図である。
【図8】連結制震装置20を設置する位置を示した高炉設備1の概略図である。
【図9】実施例の解析結果を示す図である。
【図10】現状の高炉設備1を改修した場合において、地震時に高炉基礎10にかかる負担荷重の想定値を棒グラフで表した概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態の一例を、図面を参照して説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0014】
図1は、本発明の一実施形態に係る高炉設備1の概略側面図である。高炉設備1は、設備基礎10の上部に設けられた略円柱形状の高炉本体11と、高炉本体11の周囲を囲う炉体櫓12と連結制震装置20とを備える。炉体櫓12は、高炉本体11へ原料を供給するための原料投入設備等を支持するため、高炉本体11より高く組まれている。また、炉体櫓12は、炉体櫓本体12aと床梁12bとから構成される。この床梁12bは、作業床(図示しない)を支持し、高炉本体11を囲むようにして複数の高さに設けられている。
【0015】
高炉本体11の高さの1/2以上の位置(高さ)の高炉本体11と床梁12bとの間に形成された隙間には、高炉本体11と炉体櫓12(床梁12b)とを連結する連結制震装置20が複数設けられている。図2は、x−x面で切断した図1の高炉設備1の断面図である。高炉本体11の外周面と床梁12bの内側面との間の隙間に、連結制震装置20が設けられている。本発明の一実施形態においては、後述する制震機構23が高炉本体11の外周に沿って円周状に配置されるように10個の連結制震装置20を用いている。なお、図2に示される例では、連結制震装置20は、10箇所に設けたが、10箇所に限定されない。
【0016】
図3Aは、本発明の一実施形態に係る連結制震装置20を示す概略図である。図3Aに示すように、連結制震装置20は、高炉取付け部21と、炉体櫓取付け部22と、伸縮自在な制震機構23とを備えている。この制震機構23は、高炉取付け部と炉体櫓取付け部との間に連結されている。
【0017】
高炉取付け部21は、高炉側取付け板30と低摩擦板31と基礎板32とを備える3層の構成である。低摩擦板31は、高炉側取付け板30と基礎板32との間に配置され、基礎板32に取り付けられている。高炉側取付け板30(高炉取付け部21)は、水平面内において制震機構23が回転できるように、連結部材であるピンジョイント25によって制震機構23の一端(第一端)と接続されている。また、高炉側取付け板30には、上下方向(鉛直方向)に伸びる長穴35が設けられている。この長穴35には、基礎板32および低摩擦板31に固定された接合ボルト36が挿入される。そのため、高炉側取付け板30は、低摩擦板31に面接触しながら、上下方向(鉛直方向)に移動できる。また、高炉取付け部21は、高炉側取付け板30と低摩擦板31との間で分離可能である。
【0018】
同様に、炉体櫓取付け部22は、櫓側取付け板40と櫓側基礎板46とから構成される。この櫓側取付け板40(炉体櫓取付け部22)は、連結部材であるピンジョイント26によって制震機構23の他端(第二端)と接続されている。また、炉体櫓取付け部22は、櫓側取付け板40と櫓側基礎板46との間で分離可能である。櫓側取付け板40は、接合ボルト41によって櫓側基礎板46に固定される。
【0019】
また、図3Bは、図2に示すように高炉本体11と炉体櫓12との間に取り付けられた本発明の一実施形態に係る連結制震装置20の斜視図である。また、図3Cは、高炉本体11に取り付けられた高炉取付け部21の側面図(高炉本体11の円周方向から見た図)である。さらに、図3Dは、炉体櫓12に取り付けられた炉体櫓取付け部22の側面図(高炉本体11の円周方向から見た図)である。図3B及び図3Cに示すように、基礎板32(高炉取付け部21)は、支持部材33によって高炉本体11の外周面に固定される。同様に、図3B及び図3Dに示すように、櫓側基礎板46(炉体櫓取付け部22)は、櫓側支持部材47によって床梁12b(炉体櫓12)の内側面に取り付けられる。本発明の一実施形態に係る連結制震装置20が上記に示すような構成であるため、高炉本体11の外周面と床梁12bの内側面との間の隙間の大きさに応じて、高炉本体11と床梁12bとの間に連結制震装置20を容易に取り付けることが可能である。
【0020】
この制震機構23は、高炉本体11と炉体櫓12との間の振動エネルギーを吸収する役割を果たす。そのため、制震機構23として、例えば油圧ダンパー、空気ダンパー、鋼製履歴ダンパー、粘弾性ダンパー等の伸縮自在な部材が用いられる。また、以下では、この制震機構23の伸縮方向Lを基準にして連結制震装置20の配置方法を説明する。例えば、図2では、制震機構23の伸縮方向Lが高炉本体11の円周方向とほぼ一致するように連結制震装置20が配置されている。
【0021】
以上のように構成される本発明の一実施形態における高炉設備1において、地震入力があった場合、連結制震装置20の効果によって制震効果が得られる。即ち、水平方向の地震入力に対しては、各連結制震装置20に設けられた制震機構23が伸縮する。この制震機構23によって、高炉本体11と炉体櫓12との間の水平方向の振動エネルギーが吸収され、水平方向の制震効果が発揮される。この場合、高炉本体11の外周に沿って円周状に複数の制震機構23が設けられているので、各連結制震装置20の制震機構23によって、水平面内におけるあらゆる方向の地震入力を吸収することができる。一方、垂直方向の地震入力に対しては、各連結制震装置20の高炉取付け部21において、高炉側取付け板30が低摩擦板31に面接触しながら上下方向に移動する。すなわち、高炉取付け部21は、高炉本体11に対して制震機構23が上下方向に移動自在となるように取り付けられている。この高炉取付け部21と制震機構23とによって、高炉本体11と炉体櫓12との間の垂直方向の振動エネルギーが吸収され、垂直方向の制震効果が得られる。したがって、地震発生時には、高炉設備1(特に炉体櫓12)に発生する水平及び垂直両方向の変位が複数の連結制震装置20によって吸収され、高炉設備1にかかる地震力が軽減される。
【0022】
ここで、高炉側取付け板30は、低摩擦板31に面接触しながら上下方向に移動する。そのため、低摩擦板31として、例えばテフロン(登録商標)板やSUS板等を用いれば、高炉側取付け板30と低摩擦板31との間の摩擦係数を低くでき、連結制震装置20の損壊等の問題を回避できる。
【0023】
また、高炉設備1の操業時には、炉内の熱により高炉本体11に100mm程度の熱変形が起こる場合がある。しかし、連結制震装置20の取り付けにピンジョイント25、26を用い、さらに、高炉側取付け板30と高炉本体11の外周面との間に熱変形に柔軟に対応できる低摩擦板31を設けることにより、高炉設備1の操業時における高炉本体11の熱変形による制震機構23の損傷が防止される。同様に、高炉設備1の操業停止時の冷却に伴う高炉本体11の熱変形による制震機構23の損傷も防止される。
【0024】
また、高炉設備1においては、高炉の容量増加や操業効率改善のため、適宜改造工事が行われる。本発明の実施形態にかかる連結制震装置20を用いることで高炉設備1の耐震性能が向上するため、従来よりも耐震補強工事の規模が縮小し、工事期間や工事費用等の面で効率化が図れる。また、耐震補強工事の際に高炉設備基礎10にかかる荷重を減らすことができるため、設備基礎10の補強等を軽減することができる。同様に、高炉新設工事においても、工事期間や工事費用等の面で効率化が可能である。
【0025】
上記の実施形態においては、制震機構23と高炉本体11との連結および制震機構23と炉体櫓12との連結には、それぞれピンジョイント25およびピンジョイント26を用いている。しかしながら、本発明は、この連結方法(連結構造)に限定されない。例えば、図4Aに示すように、高炉取付け部21と制震機構23との連結および櫓取付け部22と制震機構23との連結にボールジョイント45を用いてもよい。この場合、ボールジョイント本体45aは、高炉側取付け板30及び櫓側取付け板40に直接設置される。ボールジョイント45のアーム45bが全方向(水平面内及び鉛直面内)に回転可能であるため、接合ボルト36によって高炉側取付け板30を基礎板32に直接固定し、低摩擦板31を省略しても良い。すなわち、制震機構23が全方向(水平方向および垂直方向)に伸縮できるようにピンジョイントやボールジョイントのような連結部材と高炉取付け部21もしくは櫓取付け部22とを組み合わせればよい。しかしながら、制震機構23と高炉本体11との連結および制震機構23と炉体櫓12との連結には、少なくとも水平面内で回転可能な軸(アーム)を有する連結部材を用いることが好ましい。
【0026】
図4Bは、連結部材としてボールジョイント45を用いた場合の本発明の一実施形態に係る連結制震装置20の斜視図である。図4Bに示すように、高炉側取付け板30(高炉取付け部21)および櫓側取付け板40(櫓取付け部22)は、それぞれ高炉本体11および炉体櫓12(床梁12b)に固着されている。しかしながら、連結制震装置20の制震機構23がボールジョイント45によって全方向(水平方向および垂直方向)に伸縮自在であるため、全方向からの地震入力に対し制震効果が発揮される。
【0027】
また、上記の実施形態においては、図2に示したように、制震機構23が高炉本体11の円周方向に沿うように連結制震装置20を配置したが、本発明は、この配置方法に限定されない。図5を参照して以下にその一例を説明する。
【0028】
図5は、連結制震装置20の配置例を示す説明図である。図6Aは、図5に示すように高炉本体11と炉体櫓12との間に取り付けられた本発明の一実施形態に係る連結制震装置20の斜視図である。図6Bは、連結部材としてボールジョイントを用いた場合の本発明の一実施形態に係る連結制震装置20の斜視図である。図5に示す実施形態においては、複数の連結制震装置20(図5中では9箇所)は、制震機構23の伸縮方向Lが高炉本体11の半径方向となるように配置される。この配置においても、図2に示す実施形態と同様に、地震発生時には、複数の連結制震装置20によって高炉設備1(特に炉体櫓12)に発生する水平及び垂直両方向の変位が吸収され、高炉設備1にかかる地震力が軽減される。また、図5及び図6Aに示す連結制震装置20の配置例の場合、ピンジョイント25とピンジョイント26と制震機構23とが直線上に配置されるため、図2に示す実施形態の場合と比べ、容易に連結制震装置20を設置することができる。さらに、図5、図6A及び図6Bに示す連結制震装置20の配置例の場合、連結制震装置20の追加や交換を柔軟に行うことができる。
【0029】
一方、図2、図3A及び図4に示す実施形態では、連結制震装置20を設置するための空間を減らすことができる。従って、高炉本体11と床梁12bとの間の隙間が狭い構成をとる高炉設備1においても複数の連結制震装置20を設置することが可能となる。
【0030】
すなわち、連結制震装置20の設置をできる限り容易にするため、制震機構23の伸縮方向が高炉本体11の半径方向を含むように連結制震装置20を配置してもよい。また、高炉本体11と床梁12bとの間の空間に応じて、制震機構23の伸縮方向が高炉本体11の円周方向を含むように連結制震装置20を配置してもよい。このように、高炉本体11と床梁12bとの間の隙間に応じて、制震機構23の伸縮方向と高炉本体11の半径方向とがなす角度を任意に決めることができる。なお、図2に示す実施形態と図5に示す実施形態とを組み合わせてもよい。
【0031】
また、連結制震装置20は、高炉設備1に複数設けられることが好ましい。この場合、水平面内におけるあらゆる方向からの地震入力に対応するために、複数の連結制震装置20の内の少なくとも2個は、ほぼ直交するように高炉本体11の外周面上に取り付けられることが好ましい。そのため、例えば、図7に示すように、連結制震装置20は、2個であってもよい。
【実施例】
【0032】
本発明者らは、製鐵所の高炉設備1において、上記の実施形態に示した連結制震装置20を高炉の各高さに設置した場合の制震応答の解析を行った。以下に、図面を参照してその解析結果を説明する。
【0033】
図8は、連結制震装置20を設置する位置を示した高炉設備1の概略図である。高炉本体11の高さは、約50mである。また、連結制震装置20の設置箇所は、炉体櫓12における高さ25m床、35m床、41m床、49m床の位置のいずれかである。さらに、連結制震装置20の配置方法は、図2に示す実施形態と同じである。このような条件で地震時の高炉本体11及び炉体櫓12の水平変位の解析を行った。その解析結果を示すグラフが図9である。なお、地震の想定レベルは、25cm/s、200gal、震度5強である。
【0034】
図9に示されるように、高炉本体11の水平変位は、炉体櫓12の水平変位に比べて小さい。なお、高炉本体11の水平変位は、連結制震装置20の設置箇所(設置高さ)にほとんど依存しないため、1本の曲線データで表されている。また、図9に示されるように、連結制震装置20を設置しない場合と比較して、25m床の位置に連結制震装置20を設置した場合の炉体櫓12の水平変位は、27.4%低減した。同様に、35m床の位置に連結制震装置20を設置した場合には、炉体櫓12の水平変位は、48.8%低減した。さらに、41m床または49m床の位置に連結制震装置20を設置した場合には、炉体櫓12の水平変位は、58%以上低減した。この解析結果により、連結制震装置20の好ましい設置位置は、以下の通りであることが分かった。すなわち、連結制震装置20の設置位置は、高炉本体11の高さの1/2以上の高さ(位置)が好ましい。また、連結制震装置20の設置位置は、35m床(高炉本体11の底から35mの高さ)以上の高さの位置がより好ましい。
【0035】
また、図10には、現状の高炉設備1を拡大する改造をした場合において、地震時に高炉基礎10にかかる負担荷重を棒グラフで表した概略図を示した。ここで、「a」で示す比較例では、連結制震装置20を設置せずに高炉設備1の改造を行った。「b」で示す実施例では、図3Aに示す本発明の一実施形態の連結制震装置20を41m床に設置して高炉設備1の改造を行った。なお、「w」は、改造前の状態(現状)である。
【0036】
図10に示されるように、比較例では、拡大改造によって高炉基礎10にかかる強度的負担が大幅に増え、大がかりな補強が必要となる。しかしながら、実施例のように、本発明の制震構造を採用することによって、拡大改造を行った場合でも、高炉基礎10にかかる負担荷重は、高炉基礎10に必要とされる強度の許容値を満足する(許容値以下である)。加えて、実施例では、現状よりも高炉基礎10にかかる負担荷重を軽減する効果を発揮しうることがわかった。同様に、炉体櫓12に入力される地震エネルギーが低減されるため、柱や梁、ブレースといった主要な構造部材の補強を大幅に削減できることもわかった。
【0037】
以上、本発明の実施形態の一例を説明したが、本発明は、図面に示された形態に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【産業上の利用可能性】
【0038】
本発明は、耐震性能を向上させた高炉設備、高炉設備の耐震性能向上方法および高炉設備の耐震性能を向上させる連結制震装置に適用できる。
【符号の説明】
【0039】
1 高炉設備
10 設備基礎
11 高炉本体
12 炉体櫓
12a 炉体櫓本体
12b 床梁
20 連結制震装置
21 高炉取付け部
22 炉体櫓取付け部
23 制震機構
25 ピンジョイント
26 ピンジョイント
30 高炉側取り付け板
31 低摩擦板
32 基礎板
33 支持部材
35 長穴
36 接合ボルト
40 櫓側取り付け板
41 接合ボルト
45 ボールジョイント
45a ボールジョイント本体
45b アーム
46 櫓側基礎板
47 櫓側支持部材

Claims (7)

  1. 高炉本体と;
    前記高炉本体を囲む炉体櫓と;
    前記高炉本体の高さの1/2以上の位置に設けられ、前記高炉本体と前記炉体櫓との間を連結する連結制震装置と;
    を含み、
    前記連結制震装置は、
    前記高炉本体に取り付けられる高炉取付け部と、
    前記炉体櫓に取り付けられる炉体櫓取付け部と、
    前記高炉取付け部と前記炉体櫓取付け部との間に連結される伸縮可能な制震機構とを含み、
    前記高炉取付け部は、前記制震機構が鉛直方向に移動可能に前記高炉本体に取り付けられる
    ことを特徴とする高炉設備。
  2. 前記制震機構の伸縮方向が前記高炉本体の円周方向を含むように前記連結制震装置が前記高炉本体に取り付けられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の高炉設備。
  3. 前記制震機構の伸縮方向が前記高炉本体の半径方向を含むように前記連結制震装置が前記高炉本体に取り付けられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の高炉設備。
  4. 高炉本体と、前記高炉本体を囲む炉体櫓とを備える高炉設備の耐震性能向上方法であって、
    前記高炉本体と前記炉体櫓とを連結させる連結制震装置を前記高炉本体の高さの1/2以上の位置に設け、
    前記連結制震装置は、
    前記高炉本体に取り付けられる高炉取付け部と、
    前記炉体櫓に取り付けられる炉体櫓取付け部と、
    前記高炉取付け部と前記炉体櫓取付け部との間に連結される伸縮可能な制震機構とを含み;
    前記高炉取付け部は、前記制震機構が鉛直方向に移動可能に前記高炉本体に取り付けられる
    ことを特徴とする耐震性能向上方法。
  5. 前記制震機構の伸縮方向が前記高炉本体の円周方向を含むように前記連結制震装置が前記高炉本体に取り付けられる
    ことを特徴とする請求項5に記載の耐震性能向上方法。
  6. 前記制震機構の伸縮方向が前記高炉本体の半径方向を含むように前記連結制震装置が前記高炉本体に取り付けられる
    ことを特徴とする請求項5に記載の耐震性能向上方法。
  7. 高炉本体に取り付けられる高炉取付け部と;
    前記高炉本体を支持する炉体櫓に取り付けられる炉体櫓取付け部と;
    前記高炉取付け部と前記炉体櫓取付け部との間に連結される伸縮可能な制震機構とを含み、
    前記高炉取付け部は、前記制震機構が鉛直方向に移動可能に前記高炉本体に取り付けられる
    ことを特徴とする連結制震装置。
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