JP4746527B2 - 防水コネクタボックスの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、防水コネクタボックスの製造方法に関し、特に、運動場や各種公園等の屋外に設置され、各種電気装置に電気を供給する防水コネクタボックスの製造方法に関するものである。
運動場や各種公園等の屋外において、競技用のピストル、ゴールタイマ、写真判定カメラ、風速計等や、その他の電気装置に電気を供給するための電源部材として、防水コネクタボックスが地下に埋設されている。この防水コネクタボックスは、筐体に装着されたコネクタの結合端子に連結されて電気接続するリード部に電気配線がなされ、その配線線材が筐体外の電源に接続されている。この防水コネクタボックスは、筐体内又はコネクタの結合端子若しくはリード部に雨水等の水分が浸入すると、異極間で短絡して電気的事故を招いたり、焼損することがあるため、防水処置がなされている。
この防水コネクタボックスの防水処置のうち、例えば、コネクタの背面側から基台と結合端子との間及び基台とハウジングとの間を防水処置するものとして、液密コネクタに係る発明(特許文献1参照)が知られている。この液密コネクタに係る発明は、ハウジング11に貫設された端子挿通孔12内に挿通される端子(結合端子)13と、前記端子挿通孔12の内壁面14との間の隙間15を液密に封止するべく該隙間15にエポキシ樹脂等の充填材16を充填し、前記ハウジング11の外側表面にOリング6を装着して、ハウジング11内に浸入したオイルが前記隙間15を介して変速機ケース7の外部に漏れ出さないようにしたものである。
また、筐体内に絶縁性樹脂を充填して防水処置するものとしては、電子部品組立体に係る発明(特許文献2参照)が知られている。この電子部品組立体に係る発明は、電子部品を搭載した回路基板13を収容するケース12に、回路基板13に接続されたコネクタ14を液密に雌雄係合させて装着し、回路基板13を収容しかつコネクタ14を装着した状態のケース12に樹脂材15を充填して構成し、ケース12に対しコネクタ14を液密に雌雄係合させて装着するだけで、ケース12とコネクタ14の間の隙間をシールするようにしたものである。
特開2000−133371号公報 特開2000−208961号公報
しかしながら、特許文献1に記載された従来の技術による液密コネクタでは、端子挿通孔12の内壁面14との間の隙間15を液密に封止するべく、エポキシ樹脂等からなる充填材16をハウジング11の背面側に充填するので、大量の充填材16が硬化による膨張又は毛細管現象等により滲出して、端子挿通孔12の内壁面14との間の隙間15から外部へ漏出することがある。この漏出量は充填材16の充填量と比例的に多くなる。また、この従来の技術では、ハウジング11の外側表面と変速機ケース7との隙間には、Oリング6を装着するものであるから、Oリング6の劣化により水分の浸入を防止することができない。
また、特許文献2に記載された従来の技術による電子部品組立体では、回路基板13を収容しかつコネクタ14を装着した状態のケース12に樹脂材15を充填するので、大量の樹脂材15が硬化する際に膨張又は毛細管現象等により滲出して、ケース12とコネクタ本体40の脚部43との隙間から漏出することがある。特に、この従来例ではケース12内に充填される樹脂材15が多くなるので、外部への漏出量が多くなる。また、この従来の技術では、コネクタ本体40と接続ピン端子(結合端子)14aとの隙間には樹脂材15が充填されないので、この隙間からの水分の浸入を防止することができない。
そこで、本発明は、上述した従来の技術による液密コネクタ又は電子部品組立体が有する課題を解決するために提案されたものであって、コネクタの結合端子と基台との隙間及び基台とハウジングとの隙間又は筐体各部の隙間から雨水等の水分が浸入しないとともに、コネクタの背面側に形成される隙間に充填材を充填する場合及び筐体内に充填材を充填する場合に外部に充填材が漏出しない新規な防水コネクタボックスの製造方法を提供することを目的とするものである。
上述した目的を達成するため、第1の発明(請求項1記載の発明)に係る防水コネクタボックスの製造方法は、ハウジングに装着され、他のコネクタと結合する結合端子が基台に配置されてなる少なくとも1個のコネクタと、上記コネクタが取り付けられてなるとともに上記結合端子と電気的に接続された接続部材が収納された筐体と、を備えてなる防水コネクタボックスの製造方法であって、上記コネクタの背面側から上記基台と結合端子との間の隙間及び上記基台とハウジングとの間の隙間に接着性充填材を充填する充填材充填工程と、上記筐体内に絶縁性樹脂を充填する絶縁性樹脂充填工程と、により製造されてなり、上記充填材充填工程は、上記コネクタの背面を上向きにして上記基台と結合端子との間の隙間及び上記基台とハウジングとの間の隙間を閉塞する程度に少量の上記接着性充填材を最初に充填する第1の充填材充填工程と、この第1の充填材充填工程で充填された該接着性充填材が硬化した後に再び該接着性充填材を充填する第2の充填材充填工程と、により製造されてなることを特徴とするものである。
この第1の発明では、筐体内に絶縁性樹脂を充填する絶縁性樹脂充填工程に先立って行われる充填材充填工程は、上記コネクタの背面を上向きにして上記基台と結合端子との間の隙間及び上記基台とハウジングとの間の隙間を閉塞する程度に少量の上記接着性充填材を最初に充填する第1の充填材充填工程と、この第1の充填材充填工程で充填された該接着性充填材が硬化した後に再び該接着性充填材を充填する第2の充填材充填工程とからなることから、絶縁性樹脂充填工程において筐体内に充填される絶縁性樹脂が、コネクタの背面側から基台と結合端子との間及び基台とハウジングとの間より漏出することがない。
また、第2の発明(請求項2記載の発明)に係る防水コネクタボックスの製造方法は、前記第1の発明において、前記筺体は、筺本体と、前記基台と結合端子とコネクタとハウジングとを備えた蓋体とからなり、前記第1の充填材充填工程が終了した直後に、上記蓋体を90度起こすことにより、局部的に多くなった部分の接着性充填材を前記基台と結合端子との間の隙間及び上記基台とハウジングとの間の隙間から流出させ、該接着性充填材の自重又は毛細管現象により、該接着性充填材が前記コネクタの正面側に下降することを防止してなることを特徴とするものである。
この第2の発明では、前記第1の充填材充填工程が終了した直後に、上記蓋体を90度起こすことにより、局部的に多くなった部分の接着性充填材を前記基台と結合端子との間の隙間及び上記基台とハウジングとの間の隙間から流出させ、該接着性充填材の自重又は毛細管現象により、該接着性充填材が前記コネクタの正面側に下降することを防止してなることから、絶縁性樹脂充填工程において筐体内に充填される絶縁性樹脂が、コネクタの背面側から基台と結合端子との間及び基台とハウジングとの間より漏出することがない。
また、第3の発明(請求項3記載の発明)は、上記第1又は第2の発明の何れかにおいて、筐体内に絶縁性樹脂を充填する絶縁性樹脂充填工程は、絶縁性樹脂を最初に充填する第1の絶縁性樹脂充填工程と、この第1の絶縁性樹脂充填工程で充填された該絶縁性樹脂が硬化した後に再び該絶縁性樹脂を充填する第2の絶縁性樹脂充填工程と、により製造されてなることを特徴とするものである。
この第3の発明では、筐体内に絶縁性樹脂を充填する絶縁性樹脂充填工程は、絶縁性樹脂を最初に充填する第1の絶縁性樹脂充填工程と、この第1の絶縁性樹脂充填工程で充填された該絶縁性樹脂が硬化した後に再び該絶縁性樹脂を充填する第2の絶縁性樹脂充填工程とにより製造されてなるので、絶縁性樹脂の1回当たりの充填量が少ないことから、絶縁性樹脂の硬化による1回当たりの膨張や自重又は毛細管現象による滲出が少なく、該絶縁性樹脂が外部に漏出しない。
特に、第1の絶縁性樹脂充填工程における絶縁性樹脂の充填量を少なくし、第2の絶縁性樹脂充填工程において残量を充填することが好ましく、これにより、第1の絶縁性樹脂充填工程での絶縁性樹脂の硬化による膨張や自重又は毛細管現象による滲出を少なくして、該絶縁性樹脂が硬化した後に第2の絶縁性樹脂充填工程で残量を充填することで、それぞれの工程における絶縁性樹脂の外部への漏出が容易に防止できる。
上記第1の発明(請求項1記載の発明)では、筐体内に絶縁性樹脂を充填する絶縁性樹脂充填工程に先立って行われる充填材充填工程は、上記コネクタの背面を上向きにして上記基台と結合端子との間の隙間及び上記基台とハウジングとの間の隙間を閉塞する程度に少量の上記接着性充填材を最初に充填する第1の充填材充填工程と、この第1の充填材充填工程で充填された該接着性充填材が硬化した後に再び該接着性充填材を充填する第2の充填材充填工程とからなることから、接着性充填材の自重又は毛細管現象による滲出が少なく、該接着性充填材が外部に漏出しない。したがって、コネクタの基台と結合端子との隙間若しくは基台とハウジングとの隙間は封じられて、雨水等の水分が浸入することはないことから、異極間で短絡して電気的事故を招いたり、焼損したりすることが防止できる。また、絶縁性樹脂充填工程において筐体内に充填される絶縁性樹脂が、コネクタの背面側から基台と結合端子との間及び基台とハウジングとの間より漏出することがない。
また、第2の発明(請求項2記載の発明)では、前記第1の充填材充填工程が終了した直後に、上記蓋体を90度起こすことにより、局部的に多くなった部分の接着性充填材を前記基台と結合端子との間の隙間及び上記基台とハウジングとの間の隙間から流出させ、該接着性充填材の自重又は毛細管現象により、該接着性充填材が前記コネクタの正面側に下降することを防止してなることから、絶縁性樹脂充填工程において筐体内に充填される絶縁性樹脂が、コネクタの背面側から基台と結合端子との間及び基台とハウジングとの間より漏出することがない。
また、第3の発明(請求項3記載の発明)では、筐体内に絶縁性樹脂を充填する絶縁性樹脂充填工程は、絶縁性樹脂を最初に充填する第1の絶縁性樹脂充填工程と、この第1の絶縁性樹脂充填工程で充填された該絶縁性樹脂が硬化した後に再び該絶縁性樹脂を充填する第2の絶縁性樹脂充填工程とにより製造されてなるので、絶縁性樹脂の1回当たりの充填量が少ないことから、絶縁性樹脂の硬化による1回当たりの膨張や自重又は毛細管現象による滲出が少なく、該絶縁性樹脂が外部に漏出しない。したがって、筐体内の隙間は封じられて、雨水等の水分が浸入することはないことから、異極間で短絡して電気的事故を招いたり、焼損したりすることが防止できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。この実施の形態に係る防水コネクタボックス1は、図1に示すように、ハウジング12に装着され、図示しない他のプラグ側のコネクタと結合する結合端子14が基台13に配置されてなるレセプタクル側のコネクタ9と、このコネクタ9が取り付けられてなるとともに結合端子14と電気的に接続された接続部材24が収納された筐体2と、を備えて構成される。そして、上記コネクタ9の背面側(基台13の背面13f側)からは基台13と結合端子14との間の隙間及び基台13とハウジング12との間の隙間に、接着性充填材18が充填されてなるとともに、筐体2内の密閉空間には絶縁性樹脂19が充填されている。
上記防水コネクタボックス1の筐体2は、筐本体3の左端面3aと蓋体4のフランジ部4aとの間に筐本体3内への防水用のパッキング5を挟んで、蓋体4が、図1又は図2に示す4個の六角ボルト7により螺着されている。その蓋体4の内壁4bには、コネクタ9を構成するハウジング12のフランジ部12cとで筐本体3内への防水用のパッキング16を挟んで、ハウジング12が、図1又は図2に示す3本の止めねじ17により螺着されている。
このハウジング12はフランジ部12cの正面側に正面側筒部12dと、背面側に背面側筒部12fとが形成され、背面側筒部12fには基台穴12gが形成され、この基台穴12gに基台13の膨出外径部13aが挿入されている。この基台13には、正面側に図2に示す3個の小径穴13cと、この小径穴13cと連通する同心位置の背面側に該小径穴13cよりも大径の3個の端子穴13bとがそれぞれ形成され、端子穴13bには、それぞれの背面側から3個の結合端子14が挿入されるとともに、各結合端子14の先端は、正面側の小径穴13cとの段部にそれぞれ当接して位置決めされる。
これらの結合端子14は、正面側が開口された筒状の結合部14aと、この結合部14aと連なり該結合部14aよりも小径で筒状のリード部14bとによりそれぞれ構成され、各結合部14aには、図示しない他のプラグ側のコネクタのプラグ端子を受け入れて結合する3個(図2参照)のプラグ穴14cがそれぞれ形成されている。また、筒状に形成された各リード部14bは、後端側が基台13の背面13fからそれぞれ突出してなり、前記プラグ穴14cとは隔離された半田穴14dがそれぞれ形成されるとともに、これらの後端部の一部が切り欠かれている。この半田穴14dの後端部には、接続部材24の配電線25がそれぞれ挿入されるとともに、リード部14bと配電線25とは半田15の溶着によりそれぞれ接続されている。
これら3個の結合端子14のリード部14bに接続されたそれぞれの配電線25は、絶縁素材で形成された被覆チューブ26によりそれぞれ被覆されているとともに、これら3本の被覆チューブ26は一まとめに束ねられて、キャプタイヤ27内に挿通されている。また、筐本体3の下壁3bには外套28が挿通され、この外套28の内周にはコード穴28aが形成され、このコード穴28aに、前記束ねられた配電線25とともにキャプタイヤ27が挿通され、筐本体3の外部に延設されて電源に接続されている。
前記外套28には、雄ねじ28bと六角頭28cとが形成され、雄ねじ28bの筐本体3の外側には、筐本体3内への防水用のパッキング29と、このパッキング29を挟むようにして外ナット32とが挿通されるとともに、内側には、内ナット31が挿通されている。そして、これらの外ナット32と内ナット31とを締付けることにより、パッキング29が外ナット32と筐本体3とに挟持されるとともに、外套28が筐本体3の下壁3bに締着される。
このようにして接続部材24が接続された後の前記コネクタ9の背面側(基台13の背面13f側)には、基台13と結合端子14との間の隙間13s及び基台13とハウジング12との間の隙間12sとともに、基台13の背面13fに、ゲル状で硬化性の接着性充填材18を充填して、コネクタ9の正面側(基台13の正面13e側)から背面側(基台13の背面13f側)へ雨水等の水分が浸入することを防止している。この接着性充填材18としては、コニシ株式会社製の商品名:ボンドG17、品番:♯13023でなる接着剤が使用されている。
また、筐本体3の後方壁3cの略中央部には、絶縁性樹脂19を筐本体3に充填するための2個の充填穴3dが形成され、これら充填穴3dからゲル状で硬化性の絶縁性樹脂19を充填して、組付け後の筐体2の外側から内側へ雨水等の水分が浸入することを防止している。この絶縁性樹脂19の充填作業は、前記接続部材24がそれぞれ接続され、前記コネクタ9の背面側(基台13の背面13f側)に接着性充填材18が充填されるとともに、前記蓋体4と外套28とが筐本体3にそれぞれ締着された後に、前記充填穴3d内を含む筐体2内の密閉空間に充填される。この絶縁性樹脂19としては、株式会社スリーボンド社製の商品名:スリーロンジー、品番:E115/ThreeBond2105Mでなるレジンが使用されている。
また、ハウジング12の正面側筒部12dには雄ねじ12hが螺刻され、この雄ねじ12hにはキャップ34の雌ねじ(符号は省略する)が螺合され、このキャップ34は、ハウジング12の正面12aとでコネクタ9内への防水用のパッキング35を挟んで、ハウジング12の雄ねじ12hに螺着されている。なお、このキャップ34は、平素はハウジング12に螺着されているが、図示しない他のプラグ側のコネクタを結合させる際には、取外してから使用する。また、筐本体3の背面側には、図3に示すように、4隅に4個の雌ねじ3fが螺刻され、これらの雌ねじ3fは、防水コネクタボックスを所定の場所に設置する際に、図示しない収容箱等の側壁にボルト締めするためのものである。
また、図4は他の防水コネクタボックス101の例を示し、図1乃至図3により説明した上記の防水コネクタボックス1のコネクタ9が1個であるのに対して、本例ではコネクタを2個備える構成であって、同様の事項については説明を省略し、相違する事項についてのみ説明する。この例の図示しない筐体を構成する蓋体104には、2個のハウジング112A,112Bが、それぞれ3個の止めねじ117により並列に螺着されている。
これらのハウジング112A,112Bには、基台113A,113Bがそれぞれ内装されており、ハウジング112Aには3個の小径穴113cが形成され、ハウジング112Bには5個の小径穴113dが形成されて、それぞれの背面側(紙面の裏側)に、図示しない結合端子が挿入されている。これらを備えた蓋体104は、図示しない筐本体に4個の六角ボルト107により螺着されている。そして、各コネクタの背面側には、図1に示すコネクタ9と同様にゲル状で硬化性の図示しない接着性充填材がそれぞれ充填されるとともに、組付け後の図示しない筐体内にはゲル状で硬化性の図示しない絶縁性樹脂が充填されている。
つぎに、上述した防水コネクタボックス1に係る作用効果を説明する。この防水コネクタボックス1では、コネクタ9の背面側(基台13の背面13f側)からは基台13と結合端子14との間の隙間13s及び基台13とハウジング12との間の隙間12sに、接着性充填材18が充填されてなるとともに、筐体2内の密閉空間には絶縁性樹脂19が充填されてなるので、コネクタ9の基台13と結合端子14との隙間若しくは基台13とハウジング12との隙間又は筐体各部の隙間は封じられて、雨水等の水分が浸入することはないことから、異極間で短絡して電気的事故を招いたり、焼損することが防止できる。
次に、防水コネクタの製造方法に係る実施の形態とともに、その作用効果について説明する。この実施の形態に係る防水コネクタボックスの製造方法は、上述した構成でなる図1に示す防水コネクタボックス1の製造方法であって、上記コネクタ9の背面側(基台13の背面13f側)から上記基台13と結合端子14との間及び上記基台13とハウジング12との間に、接着性充填材18を充填する充填材充填工程と、上記筐体2内の密閉空間に絶縁性樹脂19を充填する絶縁性樹脂充填工程と、により製造されてなるものである。
これらの充填工程のうち、前記充填材充填工程は、前記接着性充填材18を最初に充填する第1の充填材充填工程と、この第1の充填材充填工程で充填された該接着性充填材18が硬化した後に、再び該接着性充填材18を充填する第2の充填材充填工程と、により製造されてなるものである。また、前記絶縁性樹脂充填工程は、前記絶縁性樹脂を最初に充填する第1の絶縁性樹脂充填工程と、この第1の絶縁性樹脂充填工程で充填された該絶縁性樹脂が硬化した後に再び該絶縁性樹脂を充填する第2の絶縁性樹脂充填工程と、により製造されてなるものである
そして、接着性充填材18を充填する充填材充填工程は、図5に示すように、蓋体4にコネクタ9を構成するハウジング12が、3本の止めねじ17により螺着されるとともに、結合端子14のリード部14bに接続部材24を構成する配電線25が接続された後のコネクタ9の背面側(基台13の背面13f側)に、第1の充填材充填工程において、基台13と結合端子14との間の隙間13s及び基台13とハウジング12との間の隙間12sとともに、基台13の背面13fに、ゲル状で硬化性の最初の接着性充填材18を充填して硬化させる。
なお、蓋体4に螺着されたレセプタクル側のコネクタ9を構成する基台13の端子穴13bと、結合端子14の結合部14aとの隙間が大きく、がたつきがある場合には、接着性充填材18の硬化後に、他のプラグ側のコネクタのプラグ端子との間に齟齬が生じて装着できなくなるので、接着性充填材18を充填する前に、予め図1に示すキャップ34及びパッキング35を取り外して、図示しない他のプラグ側のコネクタのプラグ端子を結合端子14の結合部14aに係合させた状態で、接着性充填材18を充填して前記齟齬を防止する。
次の第2の充填材充填工程において、上記第1の充填材充填工程において充填した接着性充填材18が硬化した後に再び接着性充填材18を充填して硬化させる。なお、これらの第1及び第2の充填材充填工程においては、図5に示すように、コネクタ9の背面側(基台13の背面13f側)を上向きにすると充填が容易にできる。
この場合において、第1の充填材充填工程における接着性充填材18の充填量が多いと、基台13と結合端子14との間の隙間13s及び基台13とハウジング12との間の隙間12sから、接着性充填材18の自重又は毛細管現象により、接着性充填材18が滲出して外部へ漏出し、図示しない他のプラグ側のコネクタが装着できない等の不具合が生じる。そこでこの不具合を防止するために、第1の充填材充填工程における接着性充填材18の充填量を少なくし、第2の充填材充填工程において残量を充填することが好ましい。
ここで、第1の充填材充填工程における接着性充填材18の充填量を少なくする手段として、最初の充填の際には、図5に示すように、コネクタ9の背面側(基台13の背面13f側)を上向きにして、基台13と結合端子14との間の隙間13s及び基台13とハウジング12との間の隙間12sとともに、基台13の背面13fに、前記各隙間12s,13sを閉塞する程度に少量の接着性充填材18を充填し、この接着性充填材18を充填した直後に蓋体4を90度起こして蓋体4の一方の外壁4c又は他方の外壁4dを下にし、局部的に多くなった部分の接着性充填材18を流出させることで、接着性充填材18の自重又は毛細管現象により、接着性充填材18が下方へ降下することを防止し、各隙間12s,13sからの漏出を阻止して硬化させることができる。
その結果、第2の充填材充填工程において充填する接着性充填材18の充填量が多くなっても、最初に充填された接着性充填材18が硬化した後であるため、接着性充填材18の自重又は毛細管現象による各隙間12s,13sからの漏出を阻止することができるとともに、各隙間13s,12sと、基台13の背面13fとに、接着性充填材18が充填されたコネクタ9の正面側(基台13の正面13e側)から背面側(基台13の背面13f側)へ雨水等の水分が浸入することを防止している。なお、接着性充填材18としては、コニシ株式会社製の商品名:ボンドG17、品番:♯13023でなる接着剤が使用されている。
つぎに、絶縁性樹脂19を充填する絶縁性樹脂充填工程は、図6に示すように、接続部材24がそれぞれ接続され、コネクタ9の背面側(基台13の背面13f側)に接着性充填材18が充填されるとともに、蓋体4と外套28とが筐本体3にそれぞれ締着された後に、防水コネクタボックス1の図6に示す筐体3の後方壁3cを上向きにして、筐本体3の後方壁3cに、2個の充填穴3d(図3参照)の外側に、これら充填穴3dの内径と略同一の内径を有する2個のパイプ材21を接着剤19sにより仮接着する。この接着剤は、前記パイプ材21が絶縁性樹脂19を充填後に除去されるものであるから、前記パイプ材21が容易に除去できるものがよい(本例では、絶縁性樹脂19を使用)。
そして、第1の絶縁性樹脂充填工程において、筐体3の後方壁3cを上向きにして前記パイプ材21を注入口とし、筐体2内の密閉空間に、筐本体3の充填穴3d(図3参照)からゲル状で硬化性の最初の絶縁性樹脂19aを充填して硬化させる。次の第2の絶縁性樹脂充填工程において、上記第1の絶縁性樹脂充填工程により充填した絶縁性樹脂19aが硬化した後に、再び残りの絶縁性樹脂19bを2個のパイプ材21の中途まで注入することで、筐本体3に充満するように充填して硬化させる。この硬化の途上又は硬化後に、2個のパイプ材21を筐本体3から除去するとともに、筐本体3内に充満され、筐本体3の充填穴3d外に膨出した余分な絶縁性樹脂19bを除去する(図1参照)。
この場合において、第1の絶縁性樹脂充填工程における絶縁性樹脂19aの充填量を少なくし、第2の絶縁性樹脂充填工程において残量を充填することが好ましく、これにより、第1の絶縁性樹脂充填工程での絶縁性樹脂19aの硬化による膨張や自重又は毛細管現象による滲出を少なくして、該絶縁性樹脂19aが硬化した後に第2の絶縁性樹脂充填工程で残量を充填することで、それぞれの工程における絶縁性樹脂19a,19bの外部への漏出が容易に防止できる。
ここで、第1の絶縁性樹脂充填工程における絶縁性樹脂19aの充填量を少なくする手段として、最初の充填の際には、図6に示す筐体2内の密閉空間の約20乃至50%を充填して硬化させることで硬化による膨張や自重又は毛細管現象による滲出を少なくし、各隙間からの漏出を阻止して硬化させることができる。その結果、第2の絶縁性樹脂充填工程において充填する絶縁性樹脂19bの充填量が多くなっても、最初に充填された絶縁性樹脂19aが硬化した後であるため、膨張や自重又は毛細管現象による各隙間からの漏出を阻止することができるとともに、筐体2内の密閉空間に、雨水等の水分が浸入することを防止している。なお、絶縁性樹脂19としては、株式会社スリーボンド社製の商品名:スリーロンジー、品番:E115/ThreeBond2105Mでなるレジンが使用されている。
そして、このような製造方法により、筐体2内に絶縁性樹脂19を充填する絶縁性樹脂充填工程に先立ち、充填材充填工程において、コネクタ9の背面側から基台13と結合端子14との間及び基台14とハウジング12との間に接着性充填材18を充填するから、絶縁性樹脂充填工程において筐体2内に充填される絶縁性樹脂19が、コネクタ9の背面側(基台13の背面13f側)から基台13と結合端子14との間及び基台13とハウジング12との間から漏出することがない。
また、コネクタ9の背面側(基台13の背面13f側)から基台13と結合端子14との間の隙間及び基台13とハウジングとの間の隙間に、接着性充填材18を充填する充填材充填工程は、接着性充填材18を最初に充填する第1の充填材充填工程と、この第1の充填材充填工程で充填された該接着性充填材18が硬化した後に再び該接着性充填材18を充填する第2の充填材充填工程とにより製造されてなるので、接着性充填材18の1回当たりの充填量が少ないことから、基台13と結合端子14との間の隙間及び基台13とハウジングとの間の隙間より、接着性充填材18の自重又は毛細管現象により接着性充填材18が滲出せず、コネクタ9と他のコネクタとの電気的接触部位にまで接着性充填材18が漏出することを防止できる。
特に、第1の充填材充填工程における接着性充填材18の充填量を少なくし、第2の充填材充填工程において残量を充填することが好ましく、これにより、第1の充填材充填工程での接着性充填材18の自重又は毛細管現象による滲出を少なくして、該接着性充填材18が硬化した後に第2の充填材充填工程で残量を充填することで、それぞれの工程における接着性充填材18の外部への漏出が容易に防止できる。
また、筐体2内に絶縁性樹脂19を充填する絶縁性樹脂充填工程は、絶縁性樹脂19aを最初に充填する第1の絶縁性樹脂充填工程と、この第1の絶縁性樹脂充填工程で充填された該絶縁性樹脂19aが硬化した後に再び該絶縁性樹脂19bを充填する第2の絶縁性樹脂充填工程とにより製造されてなるので、絶縁性樹脂19a,19bの1回当たりの充填量が少ないことから、絶縁性樹脂19a,19bの硬化による1回当たりの膨張や自重又は毛細管現象による滲出が少なく、該絶縁性樹脂19a,19bが外部に漏出しない。
特に、第1の絶縁性樹脂充填工程における絶縁性樹脂19aの充填量を少なくし、第2の絶縁性樹脂充填工程において残量を充填することが好ましく、これにより、第1の絶縁性樹脂充填工程での絶縁性樹脂19aの硬化による膨張や自重又は毛細管現象による滲出を少なくして、該絶縁性樹脂19aが硬化した後に第2の絶縁性樹脂充填工程で残量を充填することで、それぞれの工程における絶縁性樹脂19a,19bの外部への漏出が容易に防止できる。
なお、本発明に係る防水コネクタボックス又は防水コネクタボックスの製造方法の実施の形態においては、コネクタはレセプタクル側のコネクタ9を図示して説明したが、プラグ側のコネクタであっても、本発明は実施できる。また、コネクタ9の結合端子14は3個で図示して説明したが、この結合端子14の個数について限定されるものではない。
本発明の実施の形態に係る防水コネクタボックスの全体を示し、図2のA-A断面図である。 防水コネクタボックスの正面図である。 図1の右側面図である。 他の防水コネクタボックスの例を示す正面図である。 防水コネクタボックスの製造方法に係り、コネクタの背面側から接着性充填材を充填する充填材充填工程を示す断面図である。 防水コネクタボックスの製造方法に係り、筐体内に絶縁性樹脂を充填する絶縁性樹脂充填工程を示す断面図である。
符号の説明
1 防水コネクタボックス
2 筐体
3 筐本体
3d 充填穴
4 蓋体
9 コネクタ
12 ハウジング
12g 基台穴
12s 隙間
13 基台
13b 端子穴
13f 背面
13s 隙間
14 結合端子
14a 結合部
14b リード部
18 接着性充填材
19 絶縁性樹脂
24 接続部材
25 配電線

Claims (3)

  1. ハウジングに装着され、他のコネクタと結合する結合端子が基台に配置されてなる少なくとも1個のコネクタと、
    上記コネクタが取り付けられてなるとともに上記結合端子と電気的に接続された接続部材が収納された筐体と、を備えてなる防水コネクタボックスの製造方法であって、
    上記コネクタの背面側から上記基台と結合端子との間の隙間及び上記基台とハウジングとの間の隙間に接着性充填材を充填する充填材充填工程と、
    上記筐体内に絶縁性樹脂を充填する絶縁性樹脂充填工程と、により製造されてなり、
    上記充填材充填工程は、上記コネクタの背面を上向きにして上記基台と結合端子との間の隙間及び上記基台とハウジングとの間の隙間を閉塞する程度に少量の上記接着性充填材を最初に充填する第1の充填材充填工程と、
    この第1の充填材充填工程で充填された該接着性充填材が硬化した後に再び該接着性充填材を充填する第2の充填材充填工程と、
    により製造されてなることを特徴とする防水コネクタボックスの製造方法。
  2. 前記筺体は、筺本体と、前記基台と結合端子とコネクタとハウジングとを備えた蓋体とからなり、
    前記第1の充填材充填工程が終了した直後に、上記蓋体を90度起こすことにより、局部的に多くなった部分の接着性充填材を前記基台と結合端子との間の隙間及び上記基台とハウジングとの間の隙間から流出させ、該接着性充填材の自重又は毛細管現象により、該接着性充填材が前記コネクタの正面側に下降することを防止してなることを特徴とする請求項1記載の防水コネクタボックスの製造方法。
  3. 前記絶縁性樹脂充填工程は、前記絶縁性樹脂を最初に充填する第1の絶縁性樹脂充填工程と、
    この第1の絶縁性樹脂充填工程で充填された該絶縁性樹脂が硬化した後に再び該絶縁性樹脂を充填する第2の絶縁性樹脂充填工程と、
    により製造されてなることを特徴とする請求項1又は2記載の何れかの防水コネクタボックスの製造方法。
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