JP4744505B2 - モータ駆動制御装置、モータ駆動制御方法及び座標変換方法、並びに換気扇、液体用ポンプ、送風機、冷媒圧縮機、空気調和機及び冷蔵庫 - Google Patents

モータ駆動制御装置、モータ駆動制御方法及び座標変換方法、並びに換気扇、液体用ポンプ、送風機、冷媒圧縮機、空気調和機及び冷蔵庫 Download PDF

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Description

本発明は、モータ駆動制御装置、モータ駆動制御方法及び座標変換方法、並びに換気扇、液体用ポンプ、送風機、冷媒圧縮機、空気調和機及び冷蔵庫に関し、特に、2相の固定子巻線と、磁極を有する回転子とを備えたモータの制御に関する。
近年、省エネや快適性への関心の高まりから、定風量運転や、低風量長時間連続(24時間対応)運転機能を備える製品が好まれている。その場合、送風量を可変とする必要がある。従来、送風量を連続的に可変する誘導電動機の電動機駆動装置は、例えば、「単相2巻線式誘導電動機150の主巻線152および始動巻線154は2相電源の第1の相電圧VP1および第2の相電圧VP2の両端に接続される。巻線152と154の間は共通巻線156によって接続される。2相電源は好ましい位相角で電動機150を駆動する。」ものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、例えば、「2相の固定子巻線(主巻線4aと補助巻線4b)を有するモータ4を、6石のインバータ回路3により、主巻線4aの電圧波形Vmを基準に、補助巻線4bの電圧波形Vaの電圧位相と、2相巻線の共通端子5cの電圧波形Vcの電圧位相と電圧波高値を各々自由に調整する。」ものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平6−54585号公報(要約) 特開2005−184885号公報(要約)
同期電動機(以下「モータ」ともいう)は、原理上、固定子(以下「ステータ」ともいう)が発生する回転磁界と回転子(以下「ロータ」ともいう)の磁極とが同期しないと連続的にトルクを発生しないため、回転子の状態に合わせて回転磁界を制御する必要がある。このような同期電動機の制御として、回転子の磁極位置を検知する磁極位置センサを設けないセンサレス制御がある。しかし、一般的な同期電動機は、制御性が良い3相モータが用いられており、2相の同期電動機に対し低騒音かつ高効率で磁極位置検知センサレス運転をするための制御技術は開発されていなかった。また、上記特許文献1,2には、2相誘導電動機の駆動装置が示されているが、2相の同期電動機の制御には適用することができない。
また、モータをインバータ回路により駆動する場合、上下アームのスイッチングを同時に切り替えると、スイッチング素子それぞれの特性バラツキやドライブ回路の遅延等によるスイッチングタイミングのズレからアーム短絡が起こる恐れがある。それを防ぐため、上下アームの同時オフ時間(以下「デッドタイム」ともいう)が設けられる。
しかしながら、このデッドタイムにより電圧指令と実際の出力電圧とに誤差が発生し、制御性能を低下させる原因となる。特に、2相モータの場合、制御軸が対称でないため、制御軸が原点対称になっている3相モータの制御においては見られない、デッドタイムによる電圧誤差が引き起こす出力電圧位相差の誤差も発生する。このような出力電圧位相差に誤差が発生した場合、所望の制御軸とは異なる軸で制御を行っていることになるため、電圧利用率が下がり、所望の制御を行った場合より損失が多くなる、という問題点があった。
また、出力電圧位相差に誤差が発生するのに伴い、モータ電流の位相差にも誤差が現れる。このようなモータ電流位相差に誤差がある場合、回転座標変換により求めた回転座標軸上の電流には電気周波数の2倍でリプルが現れ、これがトルクリプルを引き起こし、騒音、振動の原因となる、という問題点があった。
従来、デッドタイムによる電圧誤差分の電圧を印加してその影響を抑える方法がとられているが、デッドタイムによる電圧誤差は、電流と逆位相に同期した矩形波状の電圧であることから、矩形波状の電圧を印加することになるため、騒音発生の原因となる、という問題点があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、デッドタイムの電圧誤差によるモータ電流の位相差誤差を抑制して、2相の同期電動機を動作させることができる、モータ駆動制御装置、モータ駆動制御方法及び座標変換方法、並びに換気扇、液体用ポンプ、送風機、冷媒圧縮機、空気調和機及び冷蔵庫を得ることを目的とする。
この発明に係るモータ駆動制御装置は、2相の固定子巻線と、磁極を有する回転子とを備えたモータを駆動するモータ駆動制御装置において、交流電圧を整流して直流電圧に変換する整流回路と、PWM制御により前記直流電圧を交流電圧に変換して前記モータに印加するインバータ回路と、前記モータの固定子巻線に流れる電流を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段が検出した電流に基づき、前記モータを駆動するための出力電圧指令値を求め、前記インバータ回路のデッドタイムによる電圧誤差の影響を抑制するように、前記出力電圧指令値を前記2相の固定子巻線に与える電圧座標に座標変換し、該変換された出力電圧指令値に基づき、前記インバータ回路をPWM制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記モータの線間電圧の位相差を検出する位相差検出手段と、前記位相差検出手段が検出した線間電圧の位相差に基づき、前記モータの線間電圧の位相差が所望の位相差となるような位相差指令値を決定する出力電圧位相差指令決定手段と、前記出力電圧位相差指令決定手段により決定された位相差指令に基づき、前記出力電圧指令値を座標変換する座標変換部とを備えたものである。
この発明は、インバータ回路のデッドタイムによる電圧誤差の影響を抑制するように、出力電圧指令値を2相の固定子巻線に与える電圧座標に座標変換することにより、デッドタイムの電圧誤差によるモータ電流の位相差誤差を抑制して、2相の同期電動機を動作させることができる。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るモータとモータ駆動制御装置の回路図である。図1において、モータ駆動制御装置は、整流回路2と、インバータ回路5と、センサレス制御手段10と、電流検出手段11とにより構成され、商用電源1から供給される電力により駆動される2相同期電動機(以下、「モータ7」という)の運転を制御するものである。
商用電源1は、日本の一般家庭の場合、100V50Hzまたは60Hzの単相交流が一般的に使用されている。また、業務用や海外では200V以上の単相交流が使用されることがある。
整流回路2は全波整流回路となっており、交流電圧を直流電圧に変換する。例えば、商用電源1がAC100VではDC140Vへ変換する。この整流回路2は、4個の整流ダイオード3a〜3dをブリッジ接続してされる。更に、電解コンデンサ4により平滑している。
インバータ回路5には整流回路2で整流された直流電圧出力が入力され、後述するセンサレス制御手段10の動作によりPWM制御を行い、入力された直流電圧を任意電圧、任意周波数の3相交流に変換する。インバータ回路5は、例えばIGBT等のスイッチング素子6a〜6fを各々ブリッジ接続している。また、各々のスイッチング素子6a〜6fには並列に逆電流方向に高速ダイオードが内蔵されている。この内蔵されている高速ダイオードはスイッチング素子6a〜6fがオフしたとき還流電流を流す働きをする。更に、インバータ回路5には、スイッチング素子6a〜6fの各アームの電流を電圧に変換するシャント抵抗12が設けられている。また、このインバータ回路5のスイッチング制御の際は、アーム短絡を防止するため、上下アームの同時オフ時間(デッドタイム)が設けられる。
モータ7は、2相同期電動機(ブラシレスDCモータ:BLDCM)である。モータ7は、主巻線8aと補助巻線8bとを有し、主巻線8aと補助巻線8b(以下、区別しないときは単に「巻線8」という)の、一方の端子が共通端子となる2相巻線を有する固定子(図示せず)と、永久磁石から成る複数の磁極を有する回転子であるマグネットロータ9とからなる。また、主巻線8aと補助巻線8bは位相90度異なる機械的位置に配置されている。また、モータ7は主巻線端子Mと補助巻線端子Sと各々の巻線8の共通端子Cを有している。モータ7の各端子は、それぞれインバータ回路5の出力端子に接続されている。
電流検出手段11は、インバータ回路5のシャント抵抗12により電圧に変換したインバータ回路5の各アームの電流を、増幅・レベルシフトを行いセンサレス制御手段10に各アーム電流を出力するものである。
センサレス制御手段10は、電流検出手段11から得られる各アーム電流から、インバータ回路5のスイッチング素子6a〜6fのスイッチング時間を決定することでPWM(パルス幅変調:Pulse Width Modulation)を行い、モータ7の巻線8に電圧を印加し、巻線8の巻線電流を制御することで、マグネットロータ9に同期した回転磁界を発生し、モータ7を駆動制御する。
図2は、実施の形態1に係るセンサレス制御手段の構成を示すブロック図である。図2において、センサレス制御手段10は、電流座標変換部21と、電流制御部22と電圧座標変換部23と、すべり補償部26と、速度制御器27とθe演算部28と、PWM信号発生手段35とにより構成されている。
電流座標変換部21は、電流検出手段11から入力された各アーム電流を2相静止座標軸上のαβ軸電流へ変換するαβ軸電流変換部24と、このαβ軸電流をdq軸電流idqに変換するdq軸電流変換部25とにより構成されており、電流検出手段11から入力された電流を励磁電流成分であるd軸電流(id)とトルク電流成分であるq軸電流(iq)とに変換する。
すべり補償部26は、電流座標変換部21から入力されたdq軸電流idqのトルク電流成分(iq)に基づき、速度指令値(後述)の角速度を補償する補償量ωdを演算して速度制御器27へ入力する。
速度制御器27は、すべり補償部26から入力された補償量ωdを用いて、外部から与えられる目標の角速度値である速度指令値ωrefを補償し、補償された後の速度指令値である一次角速度ω1を演算する。
θe演算部28は、一次角速度ω1を積分して位相角θeを求める。この位相角θeはdq軸電流変換部25及びαβ軸電圧指令変換部32の座標変換に用いられる。
電流制御部22は、電流誤差演算部29と、ローパスフィルタ30と電流制御器31とで構成される。電流誤差演算部29は、外部から与えられるd軸電流指令値id*と、電流座標変換部21から入力されたdq軸電流idqの励磁電流成分(id)との誤差ierrを演算して電流制御器31へ入力する。ローパスフィルタ30は電流座標変換部21から入力されたdq軸電流idqの高周波成分を除去して、フィルタ通過後のdq軸電流idq_filを電流制御器31へ入力する。電流制御器31は、外部から与えられるd軸電流指令id*と、速度制御器27から得られた一次角速度ω1と、電流誤差演算部29から得られた電流誤差ierrと、ローパスフィルタ30から得られたフィルタ通過値idq_filとから、モータ7を駆動するための出力電圧指令値であるdq軸電圧指令Vdqを演算する。
電圧座標変換部23は、αβ軸電圧指令変換部32と、MCS軸電圧指令変換部33と、位相差指令演算部34とで構成される。αβ軸電圧指令変換部32は、θe演算部28から得られた位相角θeを用いて、dq軸電圧指令Vdqをαβ軸電圧指令Vαβに変換する。MCS軸電圧指令変換部33は、位相差指令演算部34で演算された位相差指令θ*に基づき、αβ軸電圧指令VαβをMCS軸電圧指令VMCS−Nに変換する。
PWM信号発生手段35は、電圧座標変換部23のMCS軸電圧指令VMCS−Nからインバータ回路5の各スイッチング素子6a〜6fのスイッチング信号Mp、Cp、Sp、Mn、Cn、Snを発生する。
図3は、実施の形態1に係るセンサレス制御手段の電圧座標変換部の構成を示すブロック図である。図3に示すように、位相差指令演算部34は、モータ7のモータ線間電圧VMS−Cの位相差を検出する位相差検出手段41と、位相差検出手段41で検出したモータ線間電圧VMS−Cの位相差に基づき、モータ7のモータ線間電圧VMS−Cの位相差が所望の位相差となるような位相差指令θ*を決定する出力電圧位相差指令決定手段42とで構成される。
このような構成による本実施の形態1におけるモータ駆動制御装置の動作を図1〜図6を用いて次に説明する。
図4は、実施の形態1に係るセンサレス制御部における座標系を示す図である。図4において、dq軸71は、マグネットロータ9の主磁束(φ)方向をd軸、回転方向に90度進んだ位相をq軸とし、一次角速度ω1で回転する座標系である。γδ軸72は、磁極位置検知センサを用いない制御においてdq軸71に対応する座標系である。つまり、本実施の形態ではマグネットロータ9の位置を検出するセンサを用いないため、センサレス制御手段10において、制御上のdq軸としてγδ軸72を定義する。図4に示すように、d軸及びq軸は、γ軸及びδ軸に対してそれぞれΔθだけ回転した角度位置に位置している。後述する各演算においてはdq軸71に対応するγδ軸72を用いて演算を行う。
尚、図4において、Iaはモータ7に流れる電流の大きさであり、q軸電流(iq)とd軸電流(id)の合成ベクトルである、φはマグネットロータ9により生じる磁束ベクトルであり、その大きさは誘起電圧定数φfであり、d軸上に位置する。また、ω・φは磁束(φ)により生じる電圧ベクトル、R・Iaはモータ7の抵抗により生じる電圧降下分を補償する電圧ベクトル、Vaはモータ7に印加される電圧であり、ω・φとR・Iaの合成ベクトルである。
図1において、電流検出手段11は、インバータ回路5のシャント抵抗12により検出された各アームのシャント電流を増幅・レベルシフトを行い、シャント電流iMs、iCs、iSsとしてセンサレス制御手段10へ入力する。このシャント電流iMs、iCs、iSsを用いて、センサレス制御手段10は、モータ7を駆動するためにインバータ回路5が出力する電圧を演算により求め、インバータ回路5内のスイッチング素子のオン・オフを制御するためのPWM信号を出力する。
センサレス制御手段10は、以下に説明する動作にてPWM信号を出力する。図2において、電流座標変換部21は、電流検出手段11により検出された巻線電流iM、iSを、αβ軸電流変換部24により、2相静止座標上のαβ軸電流へ変換する。次に、このαβ軸電流を、dq軸電流変換部25により、θe演算部28から得られる位相角θeを用いてdq軸電流idqに変換し、すべり補償部26、電流誤差演算部29及びローパスフィルタ30へ入力する。
すべり補償部26は、入力されたdq軸電流idqのトルク電流成分(iq)に基づき、速度指令値の角速度を補償する補償量ωdを演算して速度制御器27へ入力する。速度制御器27では、速度指令値ωrefと補償量ωdとの差分を取り、一次周波数ω1を求め、θe演算部28と電流制御器31へ入力する。
一方、電流誤差演算部29は、外部から与えられるd軸電流指令値id*と、電流座標変換部21から入力されたdq軸電流idqの励磁電流成分(id)との誤差ierrを次式(1)より演算し、電流制御器31へ入力する。
Figure 0004744505
ここで、id*はd軸電流指令値、idはd軸電流、iqはq軸電流、Lqはq軸インダクタンス、Ldはd軸インダクタンス、φfは誘起電圧定数である。
ローパスフィルタ30は、電流座標変換部21から入力されたdq軸電流idqの高周波成分を除去して、フィルタ通過後のdq軸電流であるフィルタ通過値idq_filを電流制御器31へ入力する。
電流制御器31は、外部から与えられるd軸電流指令値id*と、速度制御器27から得られた一次角速度ω1と、電流誤差演算部29から得られた電流誤差ierrと、ローパスフィルタ30から得られたフィルタ通過値idq_filとから、モータ7を駆動するためのdq軸電圧指令Vdqを次式を用いて演算する。
Figure 0004744505
ここで、id*はd軸電流指令値、idはd軸電流、iqはq軸電流、ierrは電流誤差、Lqはq軸インダクタンス、Ldはd軸インダクタンス、φfは誘起電圧定数、ω1は一次角速度、Rは1相あたりの抵抗値、Kqはq軸制御ゲイン、Kdはd軸制御ゲインである。
電圧座標変換部23は、αβ軸電圧指令変換部32により、dq軸電圧指令Vdqをθe演算部28から得られた位相角θeを用いて、αβ軸電圧指令Vαβに変換する。
一方、位相差指令演算部34は、図3に示すように、位相差検出手段41により、例えばモータ線間電圧又は線間電圧のゼロクロス時間の時間差などからモータ線間電圧VMS−Cの位相差を検出し、出力電圧位相差指令決定手段42により、検出したモータ線間電圧VMS−Cの位相差に基づき、インバータ回路5のデッドタイムによる電圧誤差の影響を抑制する位相差指令値θ*を決定し、MCS軸電圧指令変換部33に入力する。
ここで、位相差指令値θ*の決定動作について図5を用いて説明する。
図5は、実施の形態1に係るモータ線間電圧VMS−Cの位相差の誤差を示す図である。この図は、インバータ回路5の出力端子(M,S,C)における出力電圧ベクトルと、モータ線間電圧VMS−Cの位相差を示している。また、図5(a)は、インバータ回路5のデッドタイムの影響が無く、線間電圧VMCとVSCとが所望の位相差である90degの場合を示し、図5(b)は、インバータ回路5のデッドタイムの影響を受けて、線間電圧VMCとVSCとの位相差に誤差が発生した場合を示している。図に示すように、例えば位相差指令値θ*が90degのときに、検出された線間電圧VMCとVSCとの位相差が例えば100degである場合、位相差誤差は10degである。このとき出力電圧位相差指令決定手段42は、位相差指令値θ*を90degより小さい値に決定し、モータ線間電圧VMS−Cの位相差が所望の90degとなるようにする。
次に、位相差指令演算部34は、MCS軸電圧指令変換部33により、αβ軸電圧指令Vαβを、位相差指令θ*に基づいて、2相の固定子巻線に与える電圧座標であるMCS軸電圧指令VMCS−Nに変換してPWM信号発生手段35へ入力する。
図6は、実施の形態1に係る電圧座標変換部における座標系を示す図である。この図は、αβ軸81上のαβ軸電圧指令Vαβを、MCS軸82上のMCS軸電圧指令VMCS−Nに変換するMCS軸電圧指令変換部33における座標系である。特に、M、C、S軸電圧指令を最大とし、電圧利用率を最大とする条件で、位相差指令θ*に基づいて座標変換を行った場合を示している。MCS軸電圧指令変換部33において、αβ軸81上の電圧指令Vαβを、MCS軸82上の電圧指令VMCS−Nに変換するには次式(3)を用いる。このような座標変換を用いることで、デッドタイムによる電圧誤差の影響で発生するモータ電流位相差誤差を抑制することができる。
Figure 0004744505
次に、PWM信号発生手段35は、電圧座標変換部23のMCS軸電圧指令VMCS−Nから、PWM信号として、インバータ回路5の各スイッチング素子6a〜6fのスイッチング信号Mp、Cp、Sp、Mn、Cn、Snを発生する。このPWM信号を基にインバータ回路5内のスイッチング素子6a〜6fがオン・オフ動作し、整流回路2の直流電圧が3相交流に変換されモータ7に印加される。尚、PWM信号における添え字の「p」は上アームスイッチング素子であることを示し、添え字の「n」は下アームスイッチング素子であることを示す。また、M、C、Sはモータ7が接続される端子に対応するスイッチング素子であることを示している。即ち、スイッチング信号「Mp」はスイッチング素子6aの駆動信号である。
以上のような動作により、インバータ回路5のシャント電流を用いて、モータ2相電流iM、iSを求め、さらにそれから、トルク電流成分iq、励磁電流成分idを求め、インバータ回路5のスイッチング素子6a〜6fをPWM制御することにより、ロータ磁極位置センサ信号を用いず、モータ7の制御を可能ならしめることができる。
また、出力電圧の位相差指令θ*に基づき、αβ軸電圧指令VαβをMCS軸電圧指令VMCS−Nに座標変換することにより、デッドタイムによる電圧誤差の影響であるモータ線間電圧位相差の誤差及びモータ電流位相差の誤差を抑制することができる。
また、モータ線間電圧位相差の誤差を抑制することにより、制御軸が対称でない2相モータであっても、所望の制御軸により制御を行うことができ、電圧利用率を向上させて、制御性能劣化の抑制、及び損失増加の抑制を図ることができる。
また、モータ電流位相差の誤差を抑制することにより、トルクリプルを低減させることができ、騒音、振動の低減を図ることができる。
また、従来のデッドタイム補正のような矩形波状の電圧を印加する必要がないので、電圧印加に伴う騒音増加を抑制することができる。
実施の形態2.
図7は、実施の形態2に係るセンサレス制御手段の電圧座標変換部の構成を示すブロック図である。図7に示すように、電圧座標変換部23は、αβ軸電圧指令変換部32と、MCS軸電圧指令変換部33と位相差指令演算部34とで構成される。
本実施の形態における位相差指令演算部34は、モータ7のモータ電流の位相差として、例えばαβ軸電流変換部24で求めたαβ軸電流のゼロクロスの時間差などからαβ軸電流iαβの位相差を検出する位相差検出手段51と、位相差検出手段51で検出したαβ軸電流iαβの位相差に基づき、モータ7の線間電圧の位相差が所望の位相差となるような位相差指令値θ*を決定し、MCS軸電圧指令変換部33に入力する出力電圧位相差指令決定手段52とで構成される。
尚、その他の構成及び動作は上述した実施の形態1と同様である。
αβ軸電圧指令変換部32は、θe演算部28から得られた位相角θeを用いて、γδ軸電圧指令Vγδをαβ軸電圧指令Vαβに変換する。MCS軸電圧指令変換部33は、上記実施の形態1と同様に変換式(3)を用いて、αβ電圧指令VαβをMCS軸電圧指令VMCS−Nに変換する。このとき、MCS軸電圧指令変換部33で用いられる座標変換式の成分は、位相差指令演算部34で決定された位相差指令θ*に基づき変化することになる。
このような構成により、αβ軸電流iαβの位相差に基づき出力電圧の位相差指令θ*を決定し、αβ電圧指令VαβをMCS軸電圧指令VMCS−Nに変換しても、上記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態3.
図8は、実施の形態3に係るセンサレス制御手段の電圧座標変換部の構成を示すブロック図である。図8に示すように、電圧座標変換部23は、αβ軸電圧指令変換部32と、MCS軸電圧指令変換部33と位相差指令演算部34とで構成される。
本実施の形態における位相差指令演算部34は、回転速度ωに応じて位相差指令θ*を決定する出力電圧位相差指令決定手段61で構成される。
尚、その他の構成及び動作は上述した実施の形態1と同様である。
図8に示すように、出力電圧位相差指令決定手段61には、マグネットロータ9の回転速度ωの値が入力される。この回転速度ωは、速度制御器27が算出した一次角速度ω1から、例えばマグネットロータ9の極数などから定まる所定の算出式を用いて演算により求めることができる。そして、出力電圧位相差指令決定手段61は、例えば予め保持しておいたテーブルを参照して、入力された回転速度ωに対応する位相差指令θ*を決定する。
αβ軸電圧指令変換部32は、θe演算部28から得られた位相角θeを用いて、dq軸電圧指令Vdqをαβ軸電圧指令Vαβに変換する。MCS軸電圧指令変換部33は、上記実施の形態1と同様に変換式(3)を用いて、αβ電圧指令VαβをMCS軸電圧指令VMCS−Nに変換する。このとき、MCS軸電圧指令変換部33で用いられる座標変換式の成分は、位相差指令演算部34で決定された位相差指令θ*に基づき変化することになる。
このような構成により、回転速度ωに基づき出力電圧の位相差指令θ*を決定し、αβ電圧指令VαβをMCS軸電圧指令VMCS−Nに変換しても、上記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態4.
図9は、実施の形態4に係る換気扇の断面を模式的に示した図である。図に示すように、換気扇は、上述した実施の形態1〜3の何れかのモータ駆動制御装置により制御されるモータ7と、金属筐体95、シロッコファン96、換気扇グリル97と、金属製の電気品BOX98とにより構成される。この換気扇は、天井壁99に取り付けられる。また、シロッコファン96には、モータ7のロータシャフトが接続され、モータ7により回転駆動される。尚、電気品BOX98はウレタン等の樹脂で防湿加工され、モータ駆動制御装置の電子回路が内蔵される。これにより、換気扇が浴室等の湿度の高い環境に設置することが可能である。このような構成によりモータ7を運転させても、上記実施の形態1と同様の効果が得られることはいうまでもない。
実施の形態5.
図10は、実施の形態5に係る空気調和機の構成を示す図である。図10において、本実施の形態における空気調和機は、室外機101、室内機104を備え、室外機101には図示しない冷媒回路に接続され冷凍サイクルを構成する冷媒圧縮機102、図示しない熱交換器に送風する室外機用の送風機103を備えている。そして、この冷媒圧縮機102、送風機103は、上述した実施の形態1〜3の何れかのモータ駆動制御装置により制御されるモータ7により回転駆動される。このような構成によりモータ7を運転させても、上記実施の形態1と同様の効果が得られることはいうまでもない。
実施の形態6.
図11は、実施の形態6に係る冷蔵庫の構成を示す図である。図11において、本実施の形態における冷蔵庫111は、図示しない冷媒回路に接続され冷凍サイクルを構成する冷媒圧縮機112、冷却室113内に設けられた冷却器114で生成された冷気を冷蔵室、冷凍室等に送るための冷気循環用の送風機115を備えている。そして、この冷媒圧縮機112、送風機115は、上述した実施の形態1〜3の何れかのモータ駆動制御装置により制御されるモータ7により回転駆動される。このような構成によりモータ7を運転させても、上記実施の形態1と同様の効果が得られることはいうまでもない。
尚、モータ7により駆動される対象負荷として、液体循環用ポンプや井戸ポンプについて適用し、上述した実施の形態1〜3の何れかのモータ駆動制御装置により運転させても、上記実施の形態1と同様の効果が得られることはいうまでもない。
実施の形態1に係るモータとモータ駆動制御装置の回路図である。 実施の形態1に係るセンサレス制御手段の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係るセンサレス制御手段の電圧座標変換部の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係るセンサレス制御部における座標系を示す図である。 実施の形態1に係るモータ線間電圧VMS−Cの位相差の誤差を示す図である。 実施の形態1に係る電圧座標変換部における座標系を示す図である。 実施の形態2に係るセンサレス制御手段の電圧座標変換部の構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係るセンサレス制御手段の電圧座標変換部の構成を示すブロック図である。 実施の形態4に係る換気扇の断面を模式的に示した図である。 実施の形態5に係る空気調和機の構成を示す図である。 実施の形態6に係る冷蔵庫の構成を示す図である。
符号の説明
1 商用電源、2 整流回路、3a 整流ダイオード、3b 整流ダイオード、3c 整流ダイオード、3d 整流ダイオード、4 電解コンデンサ、5 インバータ回路、6a スイッチング素子、6b スイッチング素子、6c スイッチング素子、6d スイッチング素子、6e スイッチング素子、6f スイッチング素子、7 モータ、8 巻線、8a 主巻線、8b 補助巻線、9 マグネットロータ、10 センサレス制御手段、11 電流検出手段、12a シャント抵抗、12b シャント抵抗、12c シャント抵抗、21 電流座標変換部、22 電流制御部、23 電圧座標変換部、24 αβ軸電流変換部、25 dq軸電流変換部、26 すべり補償部、27 速度制御器、28 θe演算部、29 電流誤差演算部、30 ローパスフィルタ(LPF)、31 電流制御器、32 αβ軸電圧指令変換部、33 MCS軸電圧指令変換部、34 位相差指令演算部、35 PWM信号発生手段、41 位相差検出手段、42 出力電圧位相差指令決定手段、51 位相差検出手段、52 出力電圧位相差指令決定手段、61 出力電圧位相差指令決定手段、71 dq軸、72 γδ軸、81 αβ軸、82 MCS軸、83a モータ線間電圧(主巻線電圧)、83b モータ線間電圧(補助巻線電圧)、84 位相差指令θ*、91 モータフレーム、92 ベアリング、93 ステータ、94 換気扇、95 金属筐体、96 シロッコファン、97 換気扇グリル、98 電気品BOX、99 天井壁、101 室外機、102 冷媒圧縮機、103 送風機、104 室内機、111 冷蔵庫、112 冷媒圧縮機、113 冷却室、114 冷却器、115 送風機、M 主巻線端子、S 補助巻線端子、C 共通端子。

Claims (20)

  1. 2相の固定子巻線と、磁極を有する回転子とを備えたモータを駆動するモータ駆動制御装置において、
    交流電圧を整流して直流電圧に変換する整流回路と、
    PWM制御により前記直流電圧を交流電圧に変換して前記モータに印加するインバータ回路と、
    前記モータの固定子巻線に流れる電流を検出する電流検出手段と、
    前記電流検出手段が検出した電流に基づき、前記モータを駆動するための出力電圧指令値を求め、前記インバータ回路のデッドタイムによる電圧誤差の影響を抑制するように、前記出力電圧指令値を前記2相の固定子巻線に与える電圧座標に座標変換し、該変換された出力電圧指令値に基づき、前記インバータ回路をPWM制御する制御手段と
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記モータの線間電圧の位相差を検出する位相差検出手段と、
    前記位相差検出手段が検出した線間電圧の位相差に基づき、前記モータの線間電圧の位相差が所望の位相差となるような位相差指令値を決定する出力電圧位相差指令決定手段と、
    前記出力電圧位相差指令決定手段により決定された位相差指令に基づき、前記出力電圧指令値を座標変換する座標変換部と
    を備えたことを特徴とするモータ駆動制御装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記モータのモータ電流の位相差を検出する位相差検出手段と、
    前記位相差検出手段が検出したモータ電流の位相差に基づき、前記モータの線間電圧の位相差が所望の位相差となるような位相差指令値を決定する出力電圧位相差指令決定手段と、
    前記出力電圧位相差指令決定手段により決定された位相差指令に基づき、前記出力電圧指令値を座標変換する座標変換部と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載のモータ駆動制御装置。
  3. 前記制御手段は、
    速度指令値から求められた前記回転子の回転速度に応じて位相差指令値を決定する出力電圧位相差指令決定手段と、
    前記出力電圧位相差指令決定手段により決定された位相差指令に基づき、前記出力電圧指令値を座標変換する座標変換部と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載のモータ駆動制御装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記出力電圧指令値を2相静止座標系の電圧指令値に変換するαβ軸電圧指令変換部を更に備え、
    前記座標変換部は、前記2相静止座標系の電圧指令値を、前記出力電圧位相差指令決定手段で決定された位相差指令に基づいて、前記2相の固定子巻線に与える電圧座標に変換することを特徴とする請求項1〜の何れかに記載のモータ駆動制御装置。
  5. 2相の固定子巻線と、磁極を有する回転子とを備えたモータを駆動するモータ駆動制御方法において、
    交流電圧を整流して直流電圧に変換する整流ステップと、
    PWM制御により前記直流電圧を交流電圧に変換して前記モータに印加する印加ステップと、
    前記モータの固定子巻線に流れる電流を検出する検出ステップと、
    検出された電流に基づき、前記モータを駆動するための出力電圧指令値を求め、前記印加ステップにおけるデッドタイムによる電圧誤差の影響を抑制するように、前記出力電圧指令値を前記2相の固定子巻線に与える電圧座標に座標変換し、該変換された出力電圧指令値に基づき、前記PWM制御を行う制御ステップと
    を有し、
    前記制御ステップは、
    前記モータの線間電圧の位相差を検出する位相差検出ステップと、
    検出された前記線間電圧の位相差に基づき、前記モータの線間電圧の位相差が所望の位相差となるような位相差指令値を決定する出力電圧位相差指令決定ステップと、
    決定された前記位相差指令に基づき、前記出力電圧指令値を座標変換する座標変換ステップと
    を有することを特徴とするモータ駆動制御方法。
  6. 前記制御ステップは、
    前記モータのモータ電流の位相差を検出する位相差検出ステップと、
    検出された前記モータ電流の位相差に基づき、前記モータの線間電圧の位相差が所望の位相差となるような位相差指令値を決定する出力電圧位相差指令決定ステップと、
    決定された前記位相差指令に基づき、前記出力電圧指令値を座標変換する座標変換ステップと
    を有することを特徴とする請求項記載のモータ駆動制御方法。
  7. 前記制御ステップは、
    速度指令値から求められた前記回転子の回転速度に応じて位相差指令値を決定する出力電圧位相差指令決定ステップと、
    決定された前記位相差指令に基づき、前記出力電圧指令値を座標変換する座標変換ステップと
    を有することを特徴とする請求項記載のモータ駆動制御方法。
  8. 前記座標変換ステップは、
    前記出力電圧指令値を2相静止座標系の電圧指令値に変換するステップと、
    前記2相静止座標系の電圧指令値を、前記出力電圧位相差指令決定ステップで決定された位相差指令に基づいて、前記2相の固定子巻線に与える電圧座標に変換するステップと
    を有することを特徴とする請求項の何れかに記載のモータ駆動制御方法。
  9. 2相の固定子巻線と、磁極を有する回転子とを備えたモータを、インバータ回路を用いてPWM制御により駆動するモータ駆動制御において、出力電圧指令値を前記2相の固定子巻線に与える電圧座標に変換する座標変換方法であって、
    前記モータの線間電圧の位相差指令値を取得する位相差指令値取得ステップと、
    前記出力電圧指令値を2相静止座標系の電圧指令値に変換するαβ軸電圧指令変換ステップと、
    前記位相差指令値に基づき、前記モータの各相電圧指令を最大とし、電圧利用率を最大とする条件で、前記2相静止座標系の電圧指令値を前記2相の固定子巻線に与える電圧座標に座標変換する電圧座標変換ステップと
    を有することを特徴とする座標変換方法。
  10. 前記位相差指令値取得ステップは、
    前記モータの線間電圧の位相差を検出する位相差検出ステップと、
    検出された前記線間電圧の位相差に基づき、前記モータの線間電圧の位相差が所望の位相差となるような位相差指令値を決定する出力電圧位相差指令決定ステップと
    を有することを特徴とする請求項記載の座標変換方法。
  11. 前記位相差指令値取得ステップは、
    前記モータのモータ電流の位相差を検出する位相差検出ステップと、
    検出された前記モータ電流の位相差に基づき、前記モータの線間電圧の位相差が所望の位相差となるような位相差指令値を決定する出力電圧位相差指令決定ステップと
    を有することを特徴とする請求項記載の座標変換方法。
  12. 前記位相差指令値取得ステップは、
    速度指令値から求められた前記回転子の回転速度に応じて位相差指令値を決定する出力電圧位相差指令決定ステップと
    を有することを特徴とする請求項記載の座標変換方法。
  13. 2相の固定子巻線と、磁極を有する回転子とを備えたモータと、
    請求項1〜の何れかに記載のモータ駆動制御装置と
    を備えたことを特徴とする換気扇。
  14. 2相の固定子巻線と、磁極を有する回転子とを備えたモータと、
    請求項1〜の何れかに記載のモータ駆動制御装置と
    を備えたことを特徴とする液体用ポンプ。
  15. 2相の固定子巻線と、磁極を有する回転子とを備えたモータと、
    請求項1〜の何れかに記載のモータ駆動制御装置と
    を備えたことを特徴とする送風機。
  16. 2相の固定子巻線と、磁極を有する回転子とを備えたモータと、
    請求項1〜の何れかに記載のモータ駆動制御装置と
    を備えたことを特徴とする冷媒圧縮機。
  17. 請求項15に記載の送風機を備えたことを特徴とする空気調和機。
  18. 請求項15に記載の送風機を備えたことを特徴とする冷蔵庫。
  19. 請求項16に記載の冷媒圧縮機を備えたことを特徴とする空気調和機。
  20. 請求項16に記載の冷媒圧縮機を備えたことを特徴とする冷蔵庫。
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