JP6324187B2 - 送風機 - Google Patents

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本発明は、送風機に関するものである。
換気扇などの送風機に用いられる小型のモータは、単相電源で駆動するものが多く、コンデンサを接続することにより進相電流を容易に作り出せるコンデンサモータ(AC単相二巻線モータ)が殆どである。このAC単相二巻線モータは、通常、主巻線及び補助巻線を有している。
AC単相二巻線モータは、たとえば主巻線及び補助巻線が巻き付けられた固定子と、固定子の内側に配置された回転子とを有している。なお、このAC単相二巻線モータの回転子は、固定子の主巻線及び補助巻線による作用により、うず電流が発生する巻線が設けられている。
ところで、換気扇などの送風機は、たとえば室内と室外とを連通するダクトの端部に取り付けられる。ここで、このダクトは、給気及び排気などに利用されるものであるが、設置された場所に応じて長さなどが異なる。たとえば、ダクトが長いほど、また、ダクトの流路断面が狭いほど、流路抵抗が大きくなり、送風のための圧力損失が増大する。
また、ダクトのうちの室外側の部分に外風が吹き付けられ、ダクト内に、この外風が流入する場合がある。このように、ダクト内に流入する外風などの外乱が発生すると、送風機の給気量及び排気量が変化することがある。そこで、ダクト長など及び外乱などの影響があっても風量変動を抑制するように制御する送風機が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2013−9580号公報(たとえば、段落0002−0006参照)
AC単相二巻線モータでは、運転及び停止程度の制御しかできず、きめ細かい制御が実現できない場合が多く、制御性が悪い。このため、送風機を設置するダクト長及び外乱などの流路抵抗の変動要因に対して、送風機の送風能力を調整し、風量の変動を抑制することは難しい。
特許文献1に記載の技術は、風量変動を抑制する制御を行うが、固定子に巻き付けられた3相の巻線に3相交流を供給して回転磁界を発生させる送風機が前提である。
また、特許文献1に記載の技術では、3相交流をモータに供給するインバータ回路、及び3相の固定子をそれぞれ設計して、送風機の回転数を調整する回路を製造する必要があり、これらを製造するための製造コストが発生する。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、風量変動が発生してしまうことを抑制すること、及び、製造コストを抑制することができる送風機を提供することを目的としている。
本発明に係る送風機は、家屋に設置された任意の風路長のダクトに取り付けられた送風機であって、空気が流れ、ダクトと連通する流路が形成された本体と、二相の固定子巻線を有する固定子と、永久磁石を有し、固定子の内側に配置された回転自在の回転子とを有し、本体に設けられたDCブラシレスモータと、DCブラシレスモータに設けられたファンと、直流電圧を交流電圧に変換してDCブラシレスモータに交流電圧を供給する三相のインバータと、インバータをPWM制御する制御部と、インバータの直流母線に接続されたシャント抵抗と、シャント抵抗を流れる直流母線電流を検出するのに利用される電流検出部と、回転子の磁極の位置を検出する磁極位置検出部と、ダクトの中に設けられ静圧を検出する静圧検出手段と、を備え、制御部は、ダクトの流路抵抗が異なってもファンの風量が設定された風量になるように、モータ電流値とモータ電流値に対応する回転子の回転数とから構成される一対の数値が記憶されている記憶手段と、モータ電流値及び回転数が、一対の数値になるようにインバータを制御するインバータ制御手段と、直流母線電流に基づいてモータ電流値を算出するモータ電流算出手段と、磁極位置検出部の検出結果に基づいて回転数を算出する回転数算出手段と、静圧検出手段の検出結果に基づいて、記憶手段に記憶されている一対の数値を設定する一定風量設定手段とを有し、インバータ制御手段は、算出されたモータ電流値及び回転数と、予め設定されている一対の数値とに基づいてインバータを制御するものである。
本発明に係る送風機によれば、上記構成を有しているため、流路抵抗の変化に対して風量変動が発生するのを抑制すること、及び、製造コストを抑制することができる。
本発明の実施の形態1に係る送風機の説明図である。 本発明の実施の形態1に係る送風機の有するモータの概要構成の説明図である。 本発明の実施の形態1に係る送風機の回路構成などを示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る送風機の制御部のブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る送風機の回転数とモータ電流との関係を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る送風機が家屋に設置された状態の説明図である。 本発明の実施の形態2に係る送風機の制御部のブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る送風機が家屋に設置された状態の説明図である。 本発明の実施の形態3に係る送風機の模式図である。 本発明の実施の形態3に係る送風機を有するHEMSを備えた家屋の模式図である。 本発明の実施の形態3に係る送風機の制御部のブロック図である。 AC単相二巻線モータの説明図である。
以下、本発明に係る送風機の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態1に係る送風機100の説明図である。図1を参照して送風機100の概要構成について説明する。図1において、本実施の形態1に係る送風機100がダクト用換気扇である場合を一例に示している。
本実施の形態1に係る送風機100は、流路抵抗の変化に対して風量変動が発生してしまうことを抑制すること、及び、製造コストを抑制することができる改良が加えられたものである。
送風機100は、たとえば、室内と室外とをつなぐ風路を形成する方形状の枠体である本体101と、回転自在に設けられたシロッコファン102と、シロッコファン102を回転させる二相のDCブラシレスモータであるモータ50と、モータ50を制御する制御部30などを有しているものである。なお、制御部30は、モータ50を制御するためインバータなどの制御回路を有する制御基板を備え、この制御基板がモータ50内に内蔵されている。つまり、送風機100は、制御部30の制御回路部分をすべてモータ50に内蔵している。
本体101は、たとえば家屋に設置されたダクトのうちの室内側の部分に取り付けられているものである。本体101には、空気が流れる風路が形成されている。そして、本体101の風路上には、シロッコファン102が設けられたモータ50が配置されている。シロッコファン102は、中央部に設けられたボス部と周方向に複数設けられた羽根とを有するものである。シロッコファン102のボス部には、たとえば、モータ50の回転子に接続されたシャフト103の端部が接続される。
モータ50は、2相の巻線が巻き付けられる固定子と、固定子の内周面側と対向するように固定子の内側に回転自在に設けられる回転子とを有しているものである。制御部30は、後述するインバータのトランジスタのオンオフを制御して、モータ50の回転子の回転数を制御するものである。
図2は、本実施の形態1に係る送風機100の有するモータ50の概要構成の説明図である。図3は、本実施の形態1に係る送風機100の回路構成などを示す説明図である。図4は、本実施の形態1に係る送風機の制御部30のブロック図である。図5は、本実施の形態1に係る送風機100の回転数とモータ電流との関係を示す説明図である。図2〜図5を参照して送風機100の構成について説明する。
[送風機100の構成]
まず、モータ50がコンデンサモータの固定子を流用して製造したことについて説明する。換気扇などの送風機に用いられる小型のモータは、単相電源で駆動するものが多く、コンデンサを接続することにより進相電流を容易に作り出せるコンデンサモータ(AC単相二巻線モータ)が殆どである。このAC単相二巻線モータは、通常、主巻線及び補助巻線を有している。AC単相二巻線モータは、たとえば主巻線及び補助巻線が巻き付けられた固定子と、固定子の内側に配置された回転子とを有している。なお、このAC単相二巻線モータの回転子は、固定子の主巻線及び補助巻線による作用により、回転磁界が発生する巻線が設けられている。
ここで、この巻線を有する回転子の代わりに、永久磁石を有する回転子を設けることでDCブラシレスモータを構成することができる。具体的には、主巻線に対応する部分及び補助巻線に対応する部分をインバータのアームにそれぞれ接続し、モータに供給される電圧を2相としたDCブラシレスモータを構成することができる。モータ50は、このような工程を経て製造することができる二相のDCブラシレスモータである。
モータ50は、AC単相二巻線モータと同じ固定子を使ってDCブラシレスモータが生産することができ、送風機を製造する際の部品及び製造設備などを共用化することができ、製造コストを抑制することができるメリットを有する。モータ50は、AC単相二巻線モータ用の固定子と、磁石を有する回転子とに対して、三相インバータ駆動を行うものである。これにより、モータ50は、モータ発生トルク脈動を抑えるための正弦波駆動を実現している。
送風機100のモータ50は、二相のDCブラシレスモータであり、図2に示すように、第1のα相巻線2及び第2のα相巻線3と第1のβ相巻線4及び第2のβ相巻線5が巻き付けられている固定子1と、固定子1の内側に回転自在に配置されている永久磁石を有する回転子12とを有しているものである。ここで、モータ50のうちの2つの相をα相とβ相と称している。第1のα相巻線2及び第2のα相巻線3の端部側にはα相巻線端子6が設けられ、第1のβ相巻線4及び第2のβ相巻線5の端部側にはβ相巻線端子7が設けられている。
送風機100は、図3に示すように、モータ50を駆動するための駆動回路Cを有しているものである。駆動回路Cは、制御部30によってオンオフが切り替えられるスイッチング素子を有するインバータ20と、4つのダイオードを有する整流回路21と、整流回路21に接続された平滑手段22と、インバータ20に接続されたシャント抵抗23とを有している。
また、送風機100は、シャント抵抗23を流れる直流母線電流を算出するのに利用される電流検出部31と、モータ50の回転子12の磁極位置を検出するのに利用される磁極位置検出手段32及び磁極位置検出手段33と、流路抵抗の大小に関する情報を入力するスイッチなどに対応する入力手段34と、駆動回路Cのインバータ20を制御する制御部30とを有している。
(駆動回路Cについて)
インバータ20は、各相(a相、b相、c相)に対応する三対のスイッチング素子(アーム)を有する回路である。このスイッチング素子は、たとえばトランジスタなどを採用することができる。インバータ20は、予め設定された大きさの電圧(電流)及び予め設定された大きさの周波数を有する交流電力に変換(交流変換)し、負荷となる二相のモータ50に供給して駆動させる回路である。
インバータ20は、一対のスイッチング素子を有するアームが3つ並列に接続されているものである。インバータ20は、a相に対応する第1のアーム20A、b相に対応する第2のアーム20B及びc相に対応する第3のアーム20Cを有しているものである。このとき、モータ50の各相には、位相を90°ずれた交流電圧が印加される。第1のアーム20Aのうちの一対のスイッチング素子の間は、モータ50における2相のうちの一方に対応するα相巻線端子6に接続されている。第2のアーム20Bのうちの一対のスイッチング素子の間は、モータ50における2相のうちの他方に対応するβ相巻線端子7に接続されている。
制御部30は、インバータ20のスイッチング素子のスイッチング動作を制御し、変換する電圧(電流)及び周波数を任意に変化させることでモータ50の可変速制御を実現することができる。
整流回路21は、たとえば100Vの交流電圧電源である交流電源24に接続されているものである。整流回路21はたとえばダイオードなどの整流素子をブリッジ接続して構成し、交流電源24による電力の整流を行うものである。平滑手段22は、交流電源24及び整流回路21による電圧を平滑してインバータ20に印加するのに利用されるものである。このため、インバータ20に供給される電力は直流となる。なお、平滑手段22としては、たとえばコンデンサを採用することができる。
シャント抵抗23は、整流回路21とインバータ20との配線である直流母線に接続されている抵抗である。シャント抵抗23の両端側には、電流検出部31が接続されている。
(制御部30などについて)
電流検出部31は、たとえば平均化回路(図示省略)を有するものである。シャント抵抗23は、インバータ20のスイッチング時に直流母線に流れるパルス状の電流を、その電流に比例したパルス状電圧に変換し、電流検出部31の平均化回路に出力する。電流検出部31の平均化回路は、シャント抵抗23から入力されるパルス状電圧を、ローパスフィルタに通してインバータ20の直流母線に流れる電流の平均値相当に変換する。ここでいう直流母線電流とは、この電流の平均値に対応する量である。電流検出部31では、この直流母線電流の情報を制御部30に出力する。
磁極位置検出手段32及び磁極位置検出手段33は、モータ50の回転子に付設されるものであり、永久磁石を有する回転子の位置情報を制御部30に出力するものである。
入力手段34は、たとえば、サービスマンなどに操作されるディップスイッチなどで構成することができるものである。入力手段34は、たとえば、流路抵抗を5段階に分けて一定風量設定手段30Cに出力することができるものである。
制御部30は、図4に示すように、インバータ20を制御するインバータ制御手段30Aと、各種情報が記憶されている記憶手段30Bと、入力手段34における入力に対応するモータ電流値及び回転子の回転数を設定する一定風量設定手段30Cと、磁極位置検出手段32及び磁極位置検出手段33から磁極位置検出信号が出力される回転数算出手段30Dと、電流検出部31からモータ電流の算出をするモータ電流算出手段30Eとを有しているものである。
インバータ制御手段30Aは、インバータ20の3つのアームのスイッチング素子のオンオフを切り替えるものである。インバータ制御手段30Aは、一定風量設定手段30Cに設定されたモータ電流値及び回転子の回転数になるように、インバータ20のスイッチング素子のオンオフを制御する。一定風量設定手段30Cは、たとえば、スイッチング素子のオンの時間を長くすることで電圧を増大させることができる。すなわち、電圧を大きくすることで、モータ50に供給される電流(モータ電流)を増大させることができる。 また、一定風量設定手段30Cは、たとえば、スイッチング素子を制御する周期を短くすることで回転数を増大させることができる。これにより、インバータ制御手段30Aは、後述する一対の数値L1〜L5にモータ電流及び回転数を近づけていくことができる。
上記は、スイッチング素子の制御の一例ではあるが、インバータ制御手段30Aは、適宜スイッチング素子のオンオフのタイミングを制御することで、電圧(電流)及び回転子の回転数を制御することができる。
インバータ制御手段30Aは、一定風量設定手段30Cに設定されている一対の数値と、回転数算出手段30Dで算出された回転子の回線数及びモータ電流算出手段30Eで算出されたモータ電流値とに基づいて、インバータ20を制御する。これについては、後述する。
記憶手段30Bは、図5に示すようなモータ電流及びこのモータに対応する回転数に関する情報が記憶されているものである。具体的には、図5では、送風機100が風量Q1で吹き出すためのモータ電流及び回転子の回転数との関係を示す第1の曲線Y1と、送風機100が風量Q2で吹き出すためのモータ電流及び回転子の回転数との関係を示す第2の曲線Y2とが示されている。
第1の曲線Y1上には、流路抵抗の大きさに応じて設定された一対の数値L1〜一対の数値L5が設定されている。すなわち、一対の数値L1〜L5は、第1の曲線Y1上に位置している。同様に、第2の曲線Y2上には、流路抵抗の大きさに応じて設定された一対の数値T1〜T5が設定され、これらはいずれも第2の曲線Y2上に位置している。ここで、一対の数値L1から一対の数値L5に向かうにしたがって風路の流路抵抗が大きいということに対応している。同様に、一対の数値T1から一対の数値T5に向かうにしたがって風路の流路抵抗が大きいということに対応している。
実施の形態1では、記憶手段30Bには、第1の曲線Y1及び第2の曲線Y2に対応する演算式が記憶されているのではなく、第1の曲線Y1上に位置する複数の一対の数値L1〜L5及び第2の曲線Y2上に位置する複数の一対の数値T1〜T5が記憶されている。なお、風量Q1で運転できればよいのであれば、複数の一対の数値T1〜T5については記憶されていなくてもよいし、風量Q1及び風量Q2以外の風量Q3などでも運転したい場合には、その他の複数の一対の数値が記憶されていてもよい。
一定風量設定手段30Cは、入力手段34に入力された流路抵抗の情報に基づいて、記憶手段30Bに記憶された一対の数値を設定するものである。ここで、サービスマンは、送風機100が設置される一般的なダクトよりも長いダクトに送風機100を設置しなければならない状況にあるとする。また、送風機100の風量としてQ1を出したい状況にあるとする。このとき、サービスマンは、ダクト長が長いことから入力手段34に、一対の数値L5といった流路抵抗が高い場合に押されるスイッチを入力する。これにより、一定風量設定手段30Cには、モータ電流及び回転子の回転数が大きい一対の数値L5が設定される。インバータ制御手段30Aは、一定風量設定手段30Cに設定された一対の数値L5を満たすように、インバータ20を制御する。
回転数算出手段30Dは、磁極位置検出手段32及び磁極位置検出手段33の検出結果に基づいてモータ50の回転子の回転数を算出するものである。回転数算出手段30Dで算出された回転数の情報は、インバータ制御手段30Aに出力される。
モータ電流算出手段30Eは、電流検出部31から出力された直流母線電流値に基づいてモータ50に供給される電流値(モータ電流値)を算出するものである。モータ電流算出手段30Eで算出されたモータ電流値の情報は、インバータ制御手段30Aに出力される。
インバータ制御手段30Aは、一定風量設定手段30Cに設定されている一対の数値と、回転数算出手段30Dで算出された回転子の回線数及びモータ電流算出手段30Eで算出されたモータ電流値とを比較し、インバータ20の有するスイッチング素子のオンオフを制御するものである。たとえば、一対の数値における所定の回転数よりも、回転数算出手段30Dの回転数の方が小さい場合には、インバータ制御手段30Aは回転子の回転数が増大するようにインバータ20を制御する。なお、一対の数値における所定の回転数と回転数算出手段30Dの回転数との偏差が大きければ、インバータ制御手段30Aは、その分だけ回転子の回転数が増大するようにインバータ20を制御する。
[動作説明について]
図6は、本実施の形態1に係る送風機100が家屋200A及び家屋200Bに設置された状態の説明図である。ここで、送風機100は、図6(a)及び図6(b)では、キッチンコンロ152の上側のフード151に設置されている。図6(a)及び図6(b)では、キッチンコンロ152にユーザー153が立っている様子を一例として示している。また、図6(a)に示す家屋200Aのダクト152Aは、図6(b)に示す家屋200Bのダクト152Bよりも長い。このため、図6(a)に示す家屋200Aの方が、図6(b)に示す家屋200Bよりも流路抵抗が大きく、圧力損失が大きくなる。すなわち、図6(a)の家屋200Aの方が風量変動が大きくなりやすいということである。なお、ここでいう流路は、送風機100の本体101における流路と、ダクト152Aの流路とを合わせたものである。
なお、この図6の説明では、送風機100の風量としてQ1を出したい状況にあるとする。サービスマンは、家屋200Aに設置された送風機100には、一対の数値L4或いは一対の数値L5などの大きいものを入力する。一方、サービスマンは、家屋200Bに設置された送風機100には、一対の数値L1或いは一対の数値L2などの小さいものを入力する。これにより、家屋200Aに送風機100を設置しても、家屋200Bに送風機100を設置しても、風量Q1とすることができる。すなわち、ダクト152A及びダクト152Bから吹き出される空気の風量を、共に風量Q1とすることができる。
なお、望んだ風量が得られない場合には、次のようにすることで解消することができる。たとえば、家屋200Aの送風機100に対して一対の数値L4を設定したが、想定していたよりもダクト152Aの流路抵抗が大きく、ダクト152Aから吹き出される空気の風量が風量Q1に満たなかったとする。この場合には、サービスマンは、一対の数値L5を入力することで風量Q1を得ることができる。
[実施の形態1に係る送風機100の有する効果]
本実施の形態1に係る送風機100は、記憶手段30Bに予め記憶されている一対の数値を満たすようにインバータ制御手段30Aが、インバータ20を制御するものである。なお、一対の数値には、流路抵抗の大小に応じた複数のものが存在している。サービスマンは、送風機100が設置される家屋などの状況に応じて、一対の数値を設定することができるということである。このため、送風機100が風量変動してしまうことを抑制することができる。
また、送風機100のモータ50は、AC単相二巻線モータと同じ固定子1を使って構成することができる2相のDCブラシレスモータである。すなわち、図12に示すAC単相二巻線モータの有する固定子1をモータ50の固定子1として流用することができる。このため、本実施の形態1に係る送風機100を製造する際の部品及び製造設備などを共用化することができ、製造コストを抑制することができる。なお、図12では、固定子1、巻線が設けられた回転子12、交流電源24、進相電流を得るためのコンデンサ25を示している。
送風機100は、AC単相二巻線モータではなくDCブラシレスモータであるモータ50を有するものである。このため、モータ50に供給される電圧(制御)を制御することで回転子の回転数を容易に制御することができ、制御性に優れている。
本実施の形態1に係る送風機100は、風量を一定に制御できる機能を備えているため、必要以上の送風エネルギーを消費することを抑制でき、省エネ及び低騒音化を実現することができる。
本実施の形態1では、一対の数値L1〜L5などを一例として説明したが、5つに限定されるものではない。2つ以上の一対の数値を有していれば、同様の効果を得ることができる。
実施の形態2.
図7は、実施の形態2に係る送風機110の制御部30のブロック図である。図8は、実施の形態2に係る送風機110が家屋200Cに設置された状態の説明図である。図7及び図8を参照して実施の形態2に係る送風機100について説明する。なお、本実施の形態2では、実施の形態1と共通する構成については同一符号を付し、相違点について中心に説明するものとする。
実施の形態1では、サービスマンが、ダクトなどの流路抵抗に対して予め当たりをつけ、自らが静圧の大小について設定する態様であった。一方、本実施の形態2は、静圧の情報を検出する機構を設け、静圧の大小についての設定を送風機110側で実施する態様である。流路抵抗と静圧との間には相関関係があるので、この関係を利用して風量の一定化を実現する。
本実施の形態2では、記憶手段30Bには、第1の曲線Y1及び第2の曲線Y2に対応する演算式が記憶されている。また、送風機110は、入力手段34の代わりに、たとえばダクト152Cに設置され、ダクト152Cの静圧を検出するのに利用される圧力計35を有している。なお、ダクト152Cの静圧は、送風機110の本体101の流路における静圧に対応している。また、制御部30は、圧力計35の出力に基づいてダクト152Cの静圧を算出する静圧算出手段30Fを有している。
ここで、送風機110で風量Q1を出したい状況にあるものとする。一定風量設定手段30Cは、静圧算出手段30Fの静圧の算出結果に基づいて、記憶手段30Bに記憶されている第1の曲線Y1上の1点を一対の数値として設定する。たとえば、静圧の算出結果が大きければ、その分、大きい一対の数値を設定する。
[実施の形態2に係る送風機110の有する効果]
本実施の形態2に係る送風機110は、本実施の形態1に係る送風機100と同様の効果を奏することに加えて次の効果を有する。すなわち、本実施の形態2に係る送風機110は、静圧の大小についての設定を送風機110側で実施することができ、予めサービスマンが静圧などを見積もる等の負担を軽減することができる。
また、本実施の形態2に係る送風機110は、第1の曲線Y1及び第2の曲線Y2に対応する演算式が記憶されているので、よりきめ細やかに、静圧の大小に対応することができ、より確実に静圧変動を抑制することができる。
実施の形態3.
図9は、本実施の形態3に係る送風機111の模式図である。図10は、本実施の形態3に係る送風機111を有するHEMSを備えた家屋の模式図である。図11は、本実施の形態2に係る送風機111の制御部30のブロック図である。図9〜図11を参照して実施の形態3に係る送風機111について説明する。なお、本実施の形態3では、実施の形態1、2と共通する構成については同一符号を付し、相違点について中心に説明するものとする。
近年は、住宅の省エネ環境を実現する手段として必要な環境に応じて最小のエネルギーで快適環境を実現するためのHEMSと呼ばれるシステムが構築されつつある。換気・送風機もそのシステムに組み込まれると予想され、外部から機器の運転状態を検知してきめ細かな制御が要求され、外部の制御機器との通信手段が必要になる。本実施の形態3では、送風機111をHEMSに組み込んだ態様について説明する。
図10に示すように、実施の形態3では、送風機111をHEMS(Home Energy Management System)を備えた家屋200Dに設置している。なお、家屋200Dには、HEMSコントローラ201と、ルータ205と、ルータ205に接続されている端末206と、空気調和装置の室内機204と、送風機111とが設けられている。端末206は、たとえば携帯電話、パソコンなどに対応するものであり、ユーザーが家屋200Dで消費されている電力などを確認することができるものである。
実施の形態3に係る送風機111の制御部30は、実施の形態1に係る送風機100の制御部30に加えて後述する通信手段30Gを備えているものである。なお、実施の形態1に係る送風機100の制御部30の代わりに、実施の形態2に係る送風機110の制御部30を用いてもよい。この場合には、圧力計35をダクトなどに設置すればよい。
制御部30は、入力手段34より入力された情報を出力する通信手段30Gを有している。たとえば、入力手段34より入力された情報は、一旦記憶手段30Bに格納され、その後、通信手段30Gによって外部(HEMSコントローラ201)に出力される。
通信手段30Gは、各種情報を入出力するものである。たとえば、通信手段30Gは、一対の数値に関する情報も入出力することができる。なお、通信手段30Gは、通信線S2を介してHEMSコントローラ201に接続されている。制御部30の情報は、通信線S2を介してHEMSコントローラ201に出力される。逆に、HEMSコントローラ201の情報も、通信線S2を介して制御部30に出力される。すなわち、HEMSコントローラ201と制御部30とはシリアル通信可能に接続されている。
このため、HEMSコントローラ201側から通信線S2を介して通信手段30Gに、一対の数値の情報を出力することもできる。通信手段30Gは、出力された一対の数値の情報を一定風量設定手段30Cに出力する。そして、一定風量設定手段30Cは、この出力された一対の数値を設定する。インバータ制御手段30Aは、一定風量設定手段30Cが設定した一対の数値となるように、インバータ20を制御する。このように、HEMSに適用することによって、送風機111の管理をすることができる。
記憶手段30Bは、DCブラシレスモータであるモータ50の故障に関する情報を入力できるように構成されている。たとえば、モータ50の温度が予め設定された温度以上となった場合に、記憶手段30Bは、それに対応する情報を記憶する。この場合には、送風機111のモータ50に温度検出手段(図示省略)を設けるとともに、制御部30に温度異常判定手段(図示省略)を設ければよい。そして、温度検出手段の検出結果に基づいて温度異常判定手段がモータ50の異常を判定した場合に、温度異常判定手段は記憶手段30Bに出力し、記憶手段30Bにその情報を記憶させる。通信手段30Gは、この故障に関する情報をHEMSコントローラ201に出力する。これにより、故障情報、運転履歴などをユーザーが容易に確認することができ、送風機111の故障などを素早く知ることができる。
なお、接続された電源線S1での入り切りではなく、外部との通信目的で設けた通信線S2で機器の運転状態を通信による信号の授受で制御することにより、細かな風量を調整する運転、消費電力を抑えるための運転をしたり、時計機能を備えて時間により送風機111の運転停止を制御したりすることができる。
[本実施の形態3に係る送風機111の有する効果]
本実施の形態3に係る送風機111は、通信手段30Gを有するため、外部からの運転制御が容易になっている。たとえば、住宅や、物全体の空調設備との連動制御により空調負荷を増大させないような換気コントロールが容易になったり、空調機との協調運転などが容易に実現できるため快適な環境づくりを余分なエネルギー消費を抑制しながら達成することができる。
1 固定子、2 第1のα相巻線、3 第2のα相巻線、4 第1のβ相巻線、5 第2のβ相巻線、6 α相巻線端子、7 β相巻線端子、12 回転子、20 インバータ、20A 第1のアーム、20B 第2のアーム、20C 第3のアーム、21 整流回路、22 平滑手段、23 シャント抵抗、24 交流電源、25 コンデンサ、30 制御部、30A インバータ制御手段、30B 記憶手段、30C 一定風量設定手段、30D 回転数算出手段、30E モータ電流算出手段、30F 静圧算出手段、30G 通信手段、31 電流検出部、32 磁極位置検出手段、33 磁極位置検出手段、34 入力手段、35 圧力計、50 モータ、100 送風機、101 本体、102 シロッコファン、103 シャフト、110 送風機、111 送風機、151 フード、152 キッチンコンロ、152A ダクト、152B ダクト、152C ダクト、153 ユーザー、200A 家屋、200B 家屋、200C 家屋、200D 家屋、201 HEMSコントローラ、204 室内機、205 ルータ、206 端末、C 駆動回路、Q1 風量、Q2 風量、Q3 風量、S1 電源線、S2 通信線、Y1 第1の曲線、Y2 第2の曲線。

Claims (5)

  1. 家屋に設置された任意の風路長のダクトに取り付けられた送風機であって、
    空気が流れ、前記ダクトと連通する流路が形成された本体と、
    二相の固定子巻線を有する固定子と、永久磁石を有し、前記固定子の内側に配置された回転自在の回転子とを有し、前記本体に設けられたDCブラシレスモータと、
    前記DCブラシレスモータに設けられたファンと、
    直流電圧を交流電圧に変換して前記DCブラシレスモータに前記交流電圧を供給する三相のインバータと、
    前記インバータをPWM制御する制御部と、
    前記インバータの直流母線に接続されたシャント抵抗と、
    前記シャント抵抗を流れる直流母線電流を検出するのに利用される電流検出部と、
    前記回転子の磁極の位置を検出する磁極位置検出部と、
    前記ダクトの中に設けられ静圧を検出する静圧検出手段と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記ダクトの流路抵抗が異なっても前記ファンの風量が設定された風量になるように、モータ電流値と前記モータ電流値に対応する前記回転子の回転数とから構成される一対の数値が記憶されている記憶手段と、
    前記モータ電流値及び前記回転数が、前記一対の数値になるように前記インバータを制御するインバータ制御手段と
    前記直流母線電流に基づいて前記モータ電流値を算出するモータ電流算出手段と、
    前記磁極位置検出部の検出結果に基づいて前記回転数を算出する回転数算出手段と、
    前記静圧検出手段の検出結果に基づいて、前記記憶手段に記憶されている前記一対の数値を設定する一定風量設定手段とを有し、
    前記インバータ制御手段は、
    算出された前記モータ電流値及び前記回転数と、予め設定されている前記一対の数値とに基づいて前記インバータを制御する
    ことを特徴とする送風機。
  2. 前記記憶手段は、
    前記DCブラシレスモータの故障に関する情報を記憶する
    ことを特徴とする請求項に記載の送風機。
  3. 前記制御部は、
    前記記憶手段に記憶されている前記DCブラシレスモータの故障に関する情報を出力し、前記一対の数値に関する情報を入出力する通信手段を有する
    ことを特徴とする請求項に記載の送風機。
  4. 前記通信手段は、
    出力された前記一対の数値の情報を前記一定風量設定手段に出力する
    ことを特徴とする請求項に記載の送風機。
  5. 前記制御部は、
    前記DCブラシレスモータ内に内蔵されている
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の送風機。
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