JP4744322B2 - 手書き入力装置、手書き入力方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents

手書き入力装置、手書き入力方法、及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、スタイラスペン、ペン型タブレット等のペン型入力装置を用いて、コンピュータの表示画面上の入力領域に手書きで入力することが可能な手書き入力装置、手書き入力方法、及びコンピュータプログラムに関する。
スタイラスペン、ペン型タブレット等のペン型入力装置を用いて、コンピュータの表示画面上の入力領域に手書きで入力を行う手書き入力装置が多々開発されている。多くの手書き入力装置は、複数の枠で囲繞された入力項目が画面上に配置されており、特定の入力項目に手書き文字の筆跡を入力する場合、該入力項目への入力を検知した時点で入力項目を拡大し、ユーザによる手書き文字の入力を容易としている。このような技術は、特に小型化されたコンピュータにおける手書き入力処理に有用である。
例えば特許文献1では、手書き項目を入力可能な枠領域を記憶しておき、枠領域への入力を受け付けた場合、該枠領域を適宜拡大表示する手書き情報入力装置が開示されている。枠領域への入力を受け付けた時点で入力項目である枠領域が拡大されることから、表示画面が狭小である場合であっても、ユーザはストレスなく手書き文字を入力することができる。
また、特許文献2では、表示装置に表示された複数の入力領域を有する画面のうち、一の入力領域の指定を受け付けた場合、指定入力領域が存在する位置で、指定入力領域を予め定められた倍率又は任意の倍率で指定入力領域の原サイズから拡大するペン入力システムが開示されており、特許文献1と同様、表示画面が狭小である場合であっても、ユーザはストレスなく手書き文字を入力することができる。
特開昭63−157222号公報 特開2004−318637号公報
しかし、従来の手書き入力装置は、入力項目に画数の少ない文字、単純な図形等のような筆跡を入力する場合、ユーザが筆跡を入力したつもりであっても、入力項目を拡大する拡大表示の指示と誤解され、筆跡を入力することができない、又は拡大表示された入力項目に再度入力する必要があるという問題点があった。
また、入力項目内の特定の位置、例えば左上隅への入力を受け付けた場合、入力項目を拡大表示する指示であるとみなす方法では、隣接する入力項目の一方が拡大表示された場合、拡大表示される位置によっては所定の入力項目に対して拡大表示する指示を入力することができず、拡大表示された入力項目の拡大解除を行ってからでなければ入力を受け付けることができないおそれがあるという問題点もあった。
上述した特許文献1及び2では、いずれも入力項目に対する指示を受け付けた場合に該入力項目を拡大するが、入力項目に対する指示を受け付けた場合には無条件に拡大することから、特に入力項目を拡大する必要なく筆跡を入力することができるときであっても、入力項目が拡大され、拡大表示された後でしか筆跡を入力することができないという問題点があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、所定の入力領域への入力は筆跡入力であると特定し、所定の入力領域外への入力である場合には、筆跡入力であるのか拡大指示等であるのか判定することにより、拡大表示してから筆跡を入力しようと意図している場合にのみ、入力対象となる所定の入力領域を拡大することが可能な手書き入力装置、手書き入力方法、及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
本願は、画面上に一又は複数存在する所定の入力領域の位置、大きさに関する情報を含む入力領域情報を記憶してある記憶手段を有し、筆跡、所定の入力領域を拡大し、拡大入力領域がある場合は該拡大入力領域を元の大きさへ、書き込まれた筆跡とともに縮小する拡大指示の入力を画面上で受け付け、受け付けた入力の画面上での座標値を取得する手書き入力装置において、取得した座標値が前記所定の入力領域内又は前記拡大入力領域内であるか否かを判定する第1の判定手段と、該第1の判定手段で、前記所定の入力領域内でなく、前記拡大入力領域内でもないと判定された場合、受け付けた入力が前記拡大指示であるか否かを判定する第2の判定手段と、該第2の判定手段で拡大指示であると判定された場合、受け付けた入力の画面上の座標値に基づいて、拡大入力領域があるときは、該拡大入力領域と拡大指示の対象となる所定の入力領域とを特定し、既に拡大されている入力領域がないときは、拡大指示の対象となる所定の入力領域のみを特定する手段と、前記特定された所定の入力領域を拡大表示し、前記特定された拡大入力領域がある場合のみ、前記特定された拡大入力領域を元の大きさへ、該拡大入力領域内の筆跡とともに縮小表示する手段と、前記第1の判定手段で前記所定の入力領域内又は前記拡大入力領域内であると判定された場合又は前記第2の判定手段で拡大指示ではないと判定された場合、受け付けた筆跡を表示する手段とを備え、前記第2の判定手段は、入力の受け付けを開始した位置と入力の受け付けを終了した位置との距離が所定値以下であるか否かを判断する手段を備え、該手段で所定値以下であると判断した場合、拡大指示であると判定し、所定値を超えると判断した場合、筆跡の入力と判定するようにしてあることを特徴とする手書き入力装置、手書き入力方法及びコンピュータプログラムを開示する。
本願では、画面上に一又は複数存在する所定の入力領域の位置、大きさに関する情報を含む入力領域情報を記憶し、筆跡、所定の入力領域を拡大し、拡大入力領域がある場合は該拡大入力領域を元の大きさへ、書き込まれた筆跡とともに縮小する拡大指示の入力を画面上で受け付け、受け付けた入力の画面上での座標値を取得する。取得した座標値が所定の入力領域内又は拡大入力領域内であるか否かを判定し、所定の入力領域内でなく、拡大入力領域内でもないと判定された場合、受け付けた入力が拡大指示であるか否かを判定する。拡大指示であると判定された場合、受け付けた入力の画面上の座標値に基づいて、拡大入力領域があるときには、該拡大入力領域と拡大指示の対象となる所定の入力領域とを特定し、既に拡大されている入力領域がないときには、拡大指示の対象となる所定の入力領域のみを特定し、特定された所定の入力領域を拡大表示し、特定された拡大入力領域がある場合のみ、特定された拡大入力領域を元の大きさへ、該拡大入力領域内の筆跡とともに縮小表示する。所定の入力領域内又は拡大入力領域内であると判定された場合又は拡大指示ではないと判定された場合、受け付けた筆跡を表示する。これにより、所定入力領域内で入力を受け付けた場合には、ユーザは所定入力領域を拡大することなくそのまま筆跡入力すると判断して、拡大表示することなく筆跡の入力を受け付けることができる。また、所定入力領域外で入力を受け付けた場合には、筆跡入力であるか、拡大表示等であるかを判定することで、筆跡入力時には所定入力領域外でそのまま筆跡入力を受け付け、拡大表示の場合には対応する所定入力領域を拡大表示することで筆跡の入力を容易ならしめる。したがって、所定入力領域を拡大して筆跡を入力したい場合には、所定入力領域の近傍で拡大表示指示を入力することにより、確実に所定入力領域を拡大することが可能となる。また、他の所定入力領域の拡大表示により、所望の所定入力領域を拡大する入力の障害となることがない。
本願では、画面上に前記所定の入力領域が複数存在しており、取得した座標値に最も近接する拡大されていない所定の入力領域内であるか否かを判定する。これにより、所定入力領域内であるか否かを、入力を受け付けた座標値に最も近接する拡大されていない入力領域を対象として判断することができ、ユーザが筆跡を入力する対象となる所定入力領域を一意に特定することが可能となる。
本願によれば、所定の入力領域内で入力を受け付けた場合には、ユーザは所定の入力領域を拡大することなくそのまま筆跡入力すると判断して、拡大表示することなく筆跡の入力を受け付けることができる。また、所定の入力領域外で入力を受け付けた場合には、筆跡入力であるか、拡大指示等であるかを判定することで、筆跡入力時には所定の入力領域外でそのまま筆跡入力を受け付け、拡大指示の場合には対応する所定の入力領域を拡大表示することで筆跡の入力を容易ならしめる。したがって、所定の入力領域を拡大して筆跡を入力したい場合には、所定の入力領域の近傍で拡大指示を入力することにより、確実に所定の入力領域を拡大することが可能となる。また、他の所定入力領域を拡大指示すると、その入力領域を拡大する前に、既に拡大されている入力領域がある場合は、自動的に元の大きさに戻り中に書かれた文字もそれに合わせて縮小表示されるので、所望の所定入力領域を拡大する入力の障害となることがない。
本願によれば、所定の入力領域内であるか否かを、入力を受け付けた座標値に最も近接する拡大されていない入力領域を対象として判断することができ、ユーザが筆跡を入力する対象となる所定の入力領域を一意に特定することが可能となる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図1は、本発明の実施の形態に係る手書き入力装置1の構成を示すブロック図である。手書き入力装置1は、装置全体を制御するCPU等の制御手段11、本発明の実施の形態に係る手書き入力装置1で実行可能なコンピュータプログラム101及びデータ等の各種情報を記録したCD−ROM等の記録媒体102から各種情報を読み取るCD−ROMドライブ等の補助記憶手段12、補助記憶手段12により読み取った各種情報を記録するハードディスク等の記録手段13を備えている。そして記録手段13から本発明に係るコンピュータプログラム101及びデータ等の各種情報を読み取り、情報を一時的に記憶するRAM等の記憶手段14に記憶させてコンピュータプログラム101に含まれる各種手順を制御手段11により実行することで、コンピュータは、本発明に係る手書き入力装置1として動作する。
手書き入力装置1は、さらに外部とデータ通信する通信手段15、スタイラスペン、ペン型タブレット等の手書き入力手段16、及びモニタ等の表示手段17を備えている。手書き入力手段16は表示手段17と一体化されており、表示手段17に表示されている画像に対して筆跡又は指示の入力を受け付け、受け付けた入力は、内部バス18を介して制御手段11へ送られる。
図2は、本発明の実施の形態に係る手書き入力装置1の制御手段11の手書き入力処理の手順を示すフローチャートである。手書き入力装置1の制御手段11は、入力を受け付けたか否かを判断し(ステップS201)、制御手段11は入力を受け付けるまで待ち状態となる(ステップS201:NO)。制御手段11が、入力を受け付けたと判断した場合(ステップS201:YES)、制御手段11は、受け付けた入力の画面上での座標値を取得する(ステップS202)。手書き入力装置1は、所定の入力領域の位置、大きさに関する情報を含む入力領域情報を記憶してある入力領域情報記憶部131を記録手段13に備えており、制御手段11は、取得した座標値を、入力領域情報記憶部131と照会して、所定の入力領域内における入力であるか否かを判断する(ステップS203)。なお、判定に用いる座標値は、取得した座標値の最初の座標値で良い。
図3は、本発明の実施の形態に係る手書き入力装置1の表示手段17に表示する画面の一例を示す図であり、図4は、本発明の実施の形態に係る手書き入力装置1の入力領域情報記憶部131に記憶されているデータ構成の一例を示す図である。図3に示すように、入力領域は漢字を入力する枠領域であり、それぞれの枠領域の左上隅に表示してある数字は、枠領域を識別する情報である枠IDを示している。この例では、説明の便宜上、枠IDを示しているが、実際の画面には必ずしも表示する必要はない。
そして、図4に示すように、入力領域情報記憶部131には、枠IDごとに画面上の枠領域中心の座標値、例えばx−y座標系での座標値、枠領域の縦横のサイズ、拡大指示を受け付けた場合に拡大する拡大率、および拡大されているか否かを示す拡大フラグを記憶してある。拡大フラグが‘1’である場合、対応する枠領域が拡大されていることを示している。なお、座標原点は、画面上の位置であれば特に限定されるものではなく、本実施の形態では、画面左上隅を原点とし、右方向をx軸の正方向、下方向をy軸の正方向としている。
制御手段11が、取得した座標値が所定の入力領域内であるか否かは、入力領域情報記憶部131で記憶されている枠領域内の座標値であるか否かに基づいて判断する。入力領域情報記憶部131の照会は、記憶されているすべての枠領域に対して枠領域内であるか否かを判断しても良いし、取得した座標値と画面上の枠領域中心の座標値との距離を算出し、最も短い距離に位置する枠領域についてのみ、枠領域内であるか否かを判断しても良い。
なお、取得した座標値と画面上の枠領域中心の座標値との距離を算出し、最も短い距離に位置する枠領域についてのみ、枠領域内であるか否かを判断する場合、取得した座標値によっては、複数の入力領域が対象となる場合が生じ得る。この場合、拡大されていない枠領域、又は筆跡が入力されていない枠領域を優先して選択する。手書き入力を行う者は、筆跡を入力する場合には枠領域内に筆記し、該枠領域を拡大する場合には枠領域の外側を選択する。したがって、拡大されていない枠領域、すなわち拡大フラグが‘0’である枠領域を優先して選択することにより、手書き入力を行う者の意図を的確に操作に反映することが可能となる。また、既に筆跡が入力されている枠領域に対して再度入力する可能性よりも筆跡が入力されていない枠領域に対して入力する可能性の方が高いことから、筆跡が入力されていない枠領域を優先して選択することが好ましい。筆跡が入力されているな否かについても枠IDごとに同様の識別情報を記憶することにより、容易に判断することが可能となる。
制御手段11が、取得した座標値が、所定の入力領域内又はその拡大入力領域内であると判断した場合(ステップS203:YES)、制御手段11は、受け付けた入力が筆跡の入力であるものと判断し、該所定の入力領域を拡大することなく、受け付けた筆跡の入力を表示する(ステップS204)。制御手段11が、取得した座標値が、所定の入力領域内でないと判断した場合(ステップS203:NO)、制御手段11は、受け付けた入力が所定の入力領域の拡大指示(拡大解除指示)であるか否かを判断する(ステップS205)。
制御手段11が、受け付けた入力が所定の入力領域の拡大指示であると判断した場合(ステップS205:YES)、制御手段11は、受け付けた入力の画面上の座標値に基づいて拡大指示の対象となる所定の入力領域と拡大解除の対象となる拡大入力領域を特定する(ステップS206)。制御手段11は、特定された所定の入力領域を拡大表示し、特定された拡大入力領域を元の大きさにその中の筆跡を含めて縮小(拡大解除)表示し(ステップS207)、ステップS201へ戻り、上述した処理を繰り返す。
制御手段11が、受け付けた入力が拡大指示ではないと判断した場合(ステップS205:NO)、制御手段11は、受け付けた入力が筆跡の入力であるものと判断し、該所定の入力領域の外部で受け付けた筆跡の入力を表示する(ステップS204)。
受け付けた入力が所定の入力領域の拡大指示であるか否かを判断する方法は、特に限定されるものではない。例えば、入力の受け付けを開始した位置と入力の受け付けを終了した位置との間の距離、すなわち手書き入力手段16であるスタイラスペンのペンダウン位置とペンアップ位置との間の距離が所定値以下であるか否かに基づいて、拡大指示又は拡大解除指示であるのか、それとも筆跡の入力であるのかを判断しても良い。筆跡を入力する場合には、スタイラスペンのペンダウン位置とペンアップ位置との間の距離が一定値を超えることから、距離の大小に基づいて、筆跡の入力であるのか、近接する枠領域の拡大指示であるのかを判断することができる。
図5は、本発明の実施の形態に係る手書き入力装置1の制御手段11の入力識別処理の手順を示すフローチャートである。手書き入力装置1の制御手段11は、入力の受け付けを開始した位置の座標値L1及び入力の受け付けを終了した位置の座標値L2を取得し(ステップS501)、両者間の距離L1L2を算出する(ステップS502)。制御手段11は、距離L1L2が所定値より大きいか否かを判断する(ステップS503)。
制御手段11が、距離L1L2が所定値より大きいと判断した場合(ステップS503:YES)、制御手段11は、枠領域外での筆跡入力であると判断する(ステップS504)。制御手段11が、距離L1L2が所定値以下であると判断した場合(ステップS503:NO)、制御手段11は、近接する枠領域の拡大指示(拡大解除指示)であると判断する(ステップS505)。
受け付けた入力が所定の入力領域の拡大指示であるか否かの判断方法は、他にも入力の受け付けを開始してから終了するまでの時間、すなわち手書き入力手段16であるスタイラスペンをペンダウンしてからペンアップするまでの時間が所定の時間以内であるか否かに基づいて判断しても良い。筆跡を入力する場合の方が、単に枠領域の拡大指示を入力する場合よりも、スタイラスペンをペンダウンしてからペンアップするまでの時間が長いことから、スタイラスペンをペンダウンしてからペンアップするまでの時間の大小に基づいて、筆跡の入力であるのか、近接する枠領域の拡大指示であるのかを判断することができる。拡大指示をすると、指定した入力領域を拡大する前に、既に拡大されている入力領域がないか確認し、既に入力されている入力領域があると、該入力領域を拡大解除する。また、次の拡大指示がない場合は、ペンアップしてから、所定の時間が経過した時点で拡大解除指示がなされたものと見なしても良い。
図6は、本発明の実施の形態に係る手書き入力装置1の制御手段11の入力識別処理の他の手順を示すフローチャートである。手書き入力装置1の制御手段11は、入力の受け付けを開始した時点で計時を開始し(ステップS601)、入力の受け付けを終了した時点までの時間Tを取得する(ステップS602)。制御手段11は、時間Tが所定値より大きいか否かを判断する(ステップS603)。制御手段11が、時間Tが所定値より大きいと判断した場合(ステップS603:YES)、制御手段11は、枠領域外での筆跡入力であると判断する(ステップS604)。制御手段11が、時間Tが所定値以下であると判断した場合(ステップS603:NO)、制御手段11は、近接する枠領域の拡大指示(拡大解除指示)であると判断する(ステップS605)。
もちろん、画面上の所定の領域を、拡大指示を受け付けることが可能な指示領域として事前に特定しておき、該指示領域内で入力を受け付けた場合には、拡大指示であると判断するようにしても良い。図7は、指示領域を設けた場合の画面表示の一例を示す図である。
図7に示すように、画面上に複数の枠領域71、72、・・・が配置されており各枠領域71の外側の一定範囲内に指示領域73(斜線部)を設けている。スタイラスペンにより指示領域73にて入力を受け付けた場合、制御手段11は、指示領域73が囲繞する枠領域72を拡大表示する。これにより、枠外の領域への筆跡入力か、枠領域の拡大指示又は拡大解除指示であるのか、判断処理を実行することなく判断することができ、演算処理負荷を軽減することが可能となる。
図8は、漢字入力を手書き入力で行う場合の、本実施の形態に係る手書き入力装置1の画面表示の一例を示す図である。図8に示すように筆跡入力の対象となる複数の枠領域71、72、・・・が画面上に配置されており、拡大された枠領域74に手書き文字「花」が入力されている。この状態で、スタイラスペンにより、枠領域71外である入力ポイント81にて入力を受け付ける。
図9は、入力ポイント81にてスタイラスペンの入力を受け付けた時点の画面表示の一例を示す図である。図8に示すように、入力ポイント81と離れている枠領域71、71、・・・はそのまま表示され、入力ポイント81と最も近接している枠領域82が拡大されて表示されている。すなわち、取得した入力の座標値と最も近接する枠領域82が拡大されておらず、他の枠領域72が拡大されている場合、拡大されている枠領域72の拡大表示を解除し、入力ポイント81と最も近接している枠領域82が拡大されて表示される。これにより、筆跡入力を行う枠領域のみを拡大表示することができ、手書き文字の入力が容易となる。
なお、取得した座標値と最も近接する枠領域が既に拡大されている場合、該枠領域の拡大表示を解除することが好ましい。拡大表示は枠領域内へ筆跡を入力するための処理であることから、枠領域外でスタイラスペンによる入力を受け付けた場合には、一義的に拡大解除指示であると判断することにより、不要な演算処理の実行を回避することが可能となる。
以上のように本実施の形態によれば、所定入力領域内で入力を受け付けた場合には、ユーザは所定入力領域を拡大することなくそのまま筆跡入力すると判断して、拡大表示することなく筆跡の入力を受け付けることができる。また、所定入力領域外で入力を受け付けた場合には、筆跡入力であるか、拡大指示等であるかを判定することで、筆跡入力時には所定入力領域外でそのまま筆跡入力を受け付け、拡大指示の場合には対応する所定入力領域を拡大表示することで筆跡の入力を容易ならしめる。したがって、所定入力領域を拡大して筆跡を入力したい場合には、所定入力領域の近傍で拡大指示を入力することにより、確実に所定入力領域を拡大することが可能となる。また、他の所定入力領域の拡大表示により、所望の所定入力領域を拡大する入力の障害となることがない。
以上の実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
画面上に一又は複数存在する所定の入力領域の位置、大きさに関する情報を含む入力領域情報を記憶してある記憶手段を有し、
筆跡、所定の入力領域を拡大し、拡大入力領域がある場合は該拡大入力領域を元の大きさへ、書き込まれた筆跡とともに縮小する拡大指示の入力を画面上で受け付け、受け付けた入力の画面上での座標値を取得する手書き入力装置において、
取得した座標値が前記所定の入力領域内又は前記拡大入力領域内であるか否かを判定する第1の判定手段と、
該第1の判定手段で、前記所定の入力領域内でなく、前記拡大入力領域内でもないと判定された場合、受け付けた入力が前記拡大指示であるか否かを判定する第2の判定手段と、
該第2の判定手段で拡大指示であると判定された場合、受け付けた入力の画面上の座標値に基づいて、拡大入力領域があるときは、該拡大入力領域と拡大指示の対象となる所定の入力領域とを特定し、既に拡大されている入力領域がないときは、拡大指示の対象となる所定の入力領域のみを特定する手段と、
前記特定された所定の入力領域を拡大表示し、前記特定された拡大入力領域がある場合のみ、前記特定された拡大入力領域を元の大きさへ、該拡大入力領域内の筆跡とともに縮小表示する手段と、
前記第1の判定手段で前記所定の入力領域内又は前記拡大入力領域内であると判定された場合又は前記第2の判定手段で拡大指示ではないと判定された場合、受け付けた筆跡を表示する手段と
を備えることを特徴とする手書き入力装置。
(付記2)
画面上に前記所定の入力領域が複数存在しており、
前記第1の判定手段は、取得した座標値に最も近接する拡大されていない所定の入力領域内であるか否かを判定するようにしてあることを特徴とする付記1記載の手書き入力装置。
(付記3)
画面上に前記所定の入力領域が複数存在しており、
前記第1の判定手段は、取得した座標値に最も近接する所定の入力領域が複数存在する場合、拡大されていない所定の入力領域、又は筆跡が入力されていない所定の入力領域を選択して判定するようにしてあることを特徴とする付記2記載の手書き入力装置。
(付記4)
取得した座標値と最も近接する所定の入力領域が拡大されている場合、前記所定の入力領域の拡大表示を解除するようにしてあることを特徴とする付記1乃至3のいずれか一項に記載の手書き入力装置。
(付記5)
前記第2の判定手段は、
入力の受け付けを開始した位置と入力の受け付けを終了した位置との距離が所定値以下であるか否かを判断する手段を備え、
該手段で所定値以下であると判断した場合、拡大指示であると判断し、所定値を越えると判断した場合、筆跡の入力と判断するようにしてあることを特徴とする付記1乃至4のいずれか一項に記載の手書き入力装置。
(付記6)
前記第2の判定手段は、
入力の受け付けを開始してから終了するまでの時間が所定の時間以内であるか否かを判断する手段を備え、
該手段で所定の時間以内であると判断した場合、拡大指示であると判定し、所定の時間を越えると判断した場合、筆跡の入力と判断するようにしてあることを特徴とする付記1乃至4のいずれか一項に記載の手書き入力装置。
(付記7)
前記第2の判定手段は、
入力の受け付けを終了してから次の入力の受け付けを開始するまでの時間が所定の時間を超えたか否かを判断する手段を備え、
該手段で所定の時間を超えたと判断した場合、拡大指示又は拡大解除指示であると判定するようにしてあることを特徴とする付記1乃至4のいずれか一項に記載の手書き入力装置。
(付記8)
前記拡大指示を受け付けることが可能な指示領域を特定する座標値を記憶しておき、
前記第2の判定手段は、
取得した座標値が前記指示領域に含まれるか否かを判断する手段を備え、
該手段で含まれると判断した場合、指示領域に入力座標があったときには、拡大指示であると判定するようにしてあることを特徴とする付記1乃至4のいずれか一項に記載の手書き入力装置。
(付記9)
画面上に一又は複数存在する所定の入力領域の位置、大きさに関する情報を含む入力領域情報を記憶し、
筆跡、所定の入力領域を拡大し、拡大入力領域がある場合は該拡大入力領域を元の大きさへ、書き込まれた筆跡とともに縮小する拡大指示の入力を画面上で受け付け、受け付けた入力の画面上での座標値を取得する手書き入力方法において、
取得した座標値が前記所定の入力領域内又は前記拡大入力領域内であるか否かを判定し、
前記所定の入力領域内でなく、前記拡大入力領域内でもないと判定された場合、受け付けた入力が前記拡大指示であるか否かを判定し、
拡大指示であると判定された場合、受け付けた入力の画面上の座標値に基づいて、拡大入力領域があるときは、該拡大入力領域と拡大指示の対象となる所定の入力領域とを特定し、既に拡大されている入力領域がないときは、拡大指示の対象となる所定の入力領域のみを特定し、
特定された所定の入力領域を拡大表示し、特定された拡大入力領域がある場合のみ、前記特定された拡大入力領域を元の大きさへ、該拡大入力領域内の筆跡とともに縮小表示し、
前記所定の入力領域内又は前記拡大入力領域内であると判定された場合又は拡大指示ではないと判定された場合、受け付けた筆跡を表示することを特徴とする手書き入力方法。
(付記10)
画面上に一又は複数存在する所定の入力領域の位置、大きさに関する情報を含む入力領域情報を記憶してある記憶手段を有し、
筆跡、所定の入力領域を拡大し、拡大入力領域がある場合は該拡大入力領域を元の大きさへ、書き込まれた筆跡とともに縮小する拡大指示の入力を画面上で受け付け、受け付けた入力の画面上での座標値を取得するコンピュータで実行することが可能なコンピュータプログラムにおいて、
前記コンピュータを、
取得した座標値が前記所定の入力領域内又は前記拡大入力領域内であるか否かを判定する第1の判定手段、
該第1の判定手段で、前記所定の入力領域内でなく、前記拡大入力領域内でもないと判定された場合、受け付けた入力が前記拡大指示であるか否かを判定する第2の判定手段、
該第2の判定手段で拡大指示であると判定された場合、受け付けた入力の画面上の座標値に基づいて、拡大入力領域があるときは、該拡大入力領域と拡大指示の対象となる所定の入力領域とを特定し、既に拡大されている入力領域がないときは、拡大指示の対象となる所定の入力領域のみを特定する手段、
前記特定された所定の入力領域を拡大表示し、前記特定された拡大入力領域がある場合のみ、前記特定された拡大入力領域を元の大きさへ、該拡大入力領域内の筆跡とともに縮小表示する手段、及び
前記第1の判定手段で前記所定の入力領域内又は前記拡大入力領域内であると判定された場合又は前記第2の判定手段で拡大指示ではないと判定された場合、受け付けた筆跡を表示する手段
として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
本発明の実施の形態に係る手書き入力装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る手書き入力装置の制御手段の手書き入力処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る手書き入力装置の表示手段に表示する画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る手書き入力装置の入力領域情報記憶部に記憶されているデータ構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る手書き入力装置の制御手段の入力識別処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る手書き入力装置の制御手段の入力識別処理の他の手順を示すフローチャートである。 指示領域を設けた場合の画面表示の一例を示す図である。 本実施の形態に係る手書き入力装置の画面表示の一例を示す図である。 入力ポイントにてスタイラスペンの入力を受け付けた時点の画面表示の一例を示す図である。
符号の説明
1 手書き入力装置
11 制御手段
14 記憶手段
16 手書き入力手段
101 コンピュータプログラム
102 記録媒体

Claims (10)

  1. 画面上に一又は複数存在する所定の入力領域の位置、大きさに関する情報を含む入力領域情報を記憶してある記憶手段を有し、
    筆跡、所定の入力領域を拡大し、拡大入力領域がある場合は該拡大入力領域を元の大きさへ、書き込まれた筆跡とともに縮小する拡大指示の入力を画面上で受け付け、受け付けた入力の画面上での座標値を取得する手書き入力装置において、
    取得した座標値が前記所定の入力領域内又は前記拡大入力領域内であるか否かを判定する第1の判定手段と、
    該第1の判定手段で、前記所定の入力領域内でなく、前記拡大入力領域内でもないと判定された場合、受け付けた入力が前記拡大指示であるか否かを判定する第2の判定手段と、
    該第2の判定手段で拡大指示であると判定された場合、受け付けた入力の画面上の座標値に基づいて、拡大入力領域があるときは、該拡大入力領域と拡大指示の対象となる所定の入力領域とを特定し、既に拡大されている入力領域がないときは、拡大指示の対象となる所定の入力領域のみを特定する手段と、
    前記特定された所定の入力領域を拡大表示し、前記特定された拡大入力領域がある場合のみ、前記特定された拡大入力領域を元の大きさへ、該拡大入力領域内の筆跡とともに縮小表示する手段と、
    前記第1の判定手段で前記所定の入力領域内又は前記拡大入力領域内であると判定された場合又は前記第2の判定手段で拡大指示ではないと判定された場合、受け付けた筆跡を表示する手段と
    を備え
    前記第2の判定手段は、
    入力の受け付けを開始した位置と入力の受け付けを終了した位置との距離が所定値以下であるか否かを判断する手段を備え、
    該手段で所定値以下であると判断した場合、拡大指示であると判定し、所定値を超えると判断した場合、筆跡の入力と判定するようにしてある
    ことを特徴とする手書き入力装置。
  2. 画面上に一又は複数存在する所定の入力領域の位置、大きさに関する情報を含む入力領域情報を記憶してある記憶手段を有し、
    筆跡、所定の入力領域を拡大し、拡大入力領域がある場合は該拡大入力領域を元の大きさへ、書き込まれた筆跡とともに縮小する拡大指示の入力を画面上で受け付け、受け付けた入力の画面上での座標値を取得する手書き入力装置において、
    取得した座標値が前記所定の入力領域内又は前記拡大入力領域内であるか否かを判定する第1の判定手段と、
    該第1の判定手段で、前記所定の入力領域内でなく、前記拡大入力領域内でもないと判定された場合、受け付けた入力が前記拡大指示であるか否かを判定する第2の判定手段と、
    該第2の判定手段で拡大指示であると判定された場合、受け付けた入力の画面上の座標値に基づいて、拡大入力領域があるときは、該拡大入力領域と拡大指示の対象となる所定の入力領域とを特定し、既に拡大されている入力領域がないときは、拡大指示の対象となる所定の入力領域のみを特定する手段と、
    前記特定された所定の入力領域を拡大表示し、前記特定された拡大入力領域がある場合のみ、前記特定された拡大入力領域を元の大きさへ、該拡大入力領域内の筆跡とともに縮小表示する手段と、
    前記第1の判定手段で前記所定の入力領域内又は前記拡大入力領域内であると判定された場合又は前記第2の判定手段で拡大指示ではないと判定された場合、受け付けた筆跡を表示する手段と
    を備え、
    前記第2の判定手段は、
    入力の受け付けを開始してから終了するまでの時間が所定の時間以内であるか否かを判断する手段を備え、
    該手段で所定の時間以内であると判断した場合、拡大指示であると判定し、所定の時間を超えると判断した場合、筆跡の入力と判定するようにしてある
    ことを特徴とする手書き入力装置。
  3. 画面上に一又は複数存在する所定の入力領域の位置、大きさに関する情報を含む入力領域情報を記憶してある記憶手段を有し、
    筆跡、所定の入力領域を拡大し、拡大入力領域がある場合は該拡大入力領域を元の大きさへ、書き込まれた筆跡とともに縮小する拡大指示の入力を画面上で受け付け、受け付けた入力の画面上での座標値を取得する手書き入力装置において、
    取得した座標値が前記所定の入力領域内又は前記拡大入力領域内であるか否かを判定する第1の判定手段と、
    該第1の判定手段で、前記所定の入力領域内でなく、前記拡大入力領域内でもないと判定された場合、受け付けた入力が前記拡大指示であるか否かを判定する第2の判定手段と、
    該第2の判定手段で拡大指示であると判定された場合、受け付けた入力の画面上の座標値に基づいて、拡大入力領域があるときは、該拡大入力領域と拡大指示の対象となる所定の入力領域とを特定し、既に拡大されている入力領域がないときは、拡大指示の対象となる所定の入力領域のみを特定する手段と、
    前記特定された所定の入力領域を拡大表示し、前記特定された拡大入力領域がある場合のみ、前記特定された拡大入力領域を元の大きさへ、該拡大入力領域内の筆跡とともに縮小表示する手段と、
    前記第1の判定手段で前記所定の入力領域内又は前記拡大入力領域内であると判定された場合又は前記第2の判定手段で拡大指示ではないと判定された場合、受け付けた筆跡を表示する手段と
    を備え、
    前記第2の判定手段は、
    入力の受け付けを終了してから次の入力の受け付けを開始するまでの時間が所定の時間を超えたか否かを判断する手段を備え、
    該手段で所定の時間を超えたと判断した場合、拡大指示又は拡大解除指示であると判定するようにしてある
    ことを特徴とする手書き入力装置。
  4. 画面上に前記所定の入力領域が複数存在しており、
    前記第1の判定手段は、取得した座標値に最も近接する拡大されていない所定の入力領域内であるか否かを判定するようにしてあることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の手書き入力装置。
  5. 画面上に一又は複数存在する所定の入力領域の位置、大きさに関する情報を含む入力領域情報を記憶し、
    筆跡、所定の入力領域を拡大し、拡大入力領域がある場合は該拡大入力領域を元の大きさへ、書き込まれた筆跡とともに縮小する拡大指示の入力を画面上で受け付け、受け付けた入力の画面上での座標値を取得する手書き入力方法において、
    取得した座標値が前記所定の入力領域内又は前記拡大入力領域内であるか否かを判定し、
    前記所定の入力領域内でなく、前記拡大入力領域内でもないと判定された場合、入力の受け付けを開始した位置と入力の受付を終了した位置との距離が所定値以下であるか否かを判断し、
    所定値以下であると判断した場合、受け付けた入力が拡大指示であると判定し、所定値を超えると判断した場合、受け付けた入力が筆跡の入力であると判定し、
    拡大指示であると判定された場合、受け付けた入力の画面上の座標値に基づいて、拡大入力領域があるときは、該拡大入力領域と拡大指示の対象となる所定の入力領域とを特定し、既に拡大されている入力領域がないときは、拡大指示の対象となる所定の入力領域のみを特定し、
    特定された所定の入力領域を拡大表示し、特定された拡大入力領域がある場合のみ、前記特定された拡大入力領域を元の大きさへ、該拡大入力領域内の筆跡とともに縮小表示し、
    前記所定の入力領域内又は前記拡大入力領域内であると判定された場合又は拡大指示ではないと判定された場合、受け付けた筆跡を表示することを特徴とする手書き入力方法。
  6. 画面上に一又は複数存在する所定の入力領域の位置、大きさに関する情報を含む入力領域情報を記憶し、
    筆跡、所定の入力領域を拡大し、拡大入力領域がある場合は該拡大入力領域を元の大きさへ、書き込まれた筆跡とともに縮小する拡大指示の入力を画面上で受け付け、受け付けた入力の画面上での座標値を取得する手書き入力方法において、
    取得した座標値が前記所定の入力領域内又は前記拡大入力領域内であるか否かを判定し、
    前記所定の入力領域内でなく、前記拡大入力領域内でもないと判定された場合、入力の受け付けを開始してから終了するまでの時間が所定の時間以内であるか否かを判断し、
    所定の時間以内であると判断した場合、受け付けた入力が拡大指示であると判定し、所定の時間を超えると判断した場合、受け付けた入力が筆跡の入力と判定し、
    拡大指示であると判定された場合、受け付けた入力の画面上の座標値に基づいて、拡大入力領域があるときは、該拡大入力領域と拡大指示の対象となる所定の入力領域とを特定し、既に拡大されている入力領域がないときは、拡大指示の対象となる所定の入力領域のみを特定し、
    特定された所定の入力領域を拡大表示し、特定された拡大入力領域がある場合のみ、前記特定された拡大入力領域を元の大きさへ、該拡大入力領域内の筆跡とともに縮小表示し、
    前記所定の入力領域内又は前記拡大入力領域内であると判定された場合又は拡大指示ではないと判定された場合、受け付けた筆跡を表示することを特徴とする手書き入力方法。
  7. 画面上に一又は複数存在する所定の入力領域の位置、大きさに関する情報を含む入力領域情報を記憶し、
    筆跡、所定の入力領域を拡大し、拡大入力領域がある場合は該拡大入力領域を元の大きさへ、書き込まれた筆跡とともに縮小する拡大指示の入力を画面上で受け付け、受け付けた入力の画面上での座標値を取得する手書き入力方法において、
    取得した座標値が前記所定の入力領域内又は前記拡大入力領域内であるか否かを判定し、
    前記所定の入力領域内でなく、前記拡大入力領域内でもないと判定された場合、入力の受け付けを終了してから次の入力の受け付けを開始するまでの時間が所定の時間を超えたか否かを判断し、
    所定の時間を超えたと判断した場合、受け付けた入力が拡大指示又は拡大解除指示であると判定し、
    拡大指示であると判定された場合、受け付けた入力の画面上の座標値に基づいて、拡大入力領域があるときは、該拡大入力領域と拡大指示の対象となる所定の入力領域とを特定し、既に拡大されている入力領域がないときは、拡大指示の対象となる所定の入力領域のみを特定し、
    特定された所定の入力領域を拡大表示し、特定された拡大入力領域がある場合のみ、前記特定された拡大入力領域を元の大きさへ、該拡大入力領域内の筆跡とともに縮小表示し、
    前記所定の入力領域内又は前記拡大入力領域内であると判定された場合又は拡大指示ではないと判定された場合、受け付けた筆跡を表示することを特徴とする手書き入力方法。
  8. 画面上に一又は複数存在する所定の入力領域の位置、大きさに関する情報を含む入力領域情報を記憶してある記憶手段を有し、
    筆跡、所定の入力領域を拡大し、拡大入力領域がある場合は該拡大入力領域を元の大きさへ、書き込まれた筆跡とともに縮小する拡大指示の入力を画面上で受け付け、受け付けた入力の画面上での座標値を取得するコンピュータで実行することが可能なコンピュータプログラムにおいて、
    前記コンピュータを、
    取得した座標値が前記所定の入力領域内又は前記拡大入力領域内であるか否かを判定する第1の判定手段、
    該第1の判定手段で、前記所定の入力領域内でなく、前記拡大入力領域内でもないと判定された場合、受け付けた入力が前記拡大指示であるか否かを判定する第2の判定手段、
    該第2の判定手段で拡大指示であると判定された場合、受け付けた入力の画面上の座標値に基づいて、拡大入力領域があるときは、該拡大入力領域と拡大指示の対象となる所定の入力領域とを特定し、既に拡大されている入力領域がないときは、拡大指示の対象となる所定の入力領域のみを特定する手段、
    前記特定された所定の入力領域を拡大表示し、前記特定された拡大入力領域がある場合のみ、前記特定された拡大入力領域を元の大きさへ、該拡大入力領域内の筆跡とともに縮小表示する手段、及び
    前記第1の判定手段で前記所定の入力領域内又は前記拡大入力領域内であると判定された場合又は前記第2の判定手段で拡大指示ではないと判定された場合、受け付けた筆跡を表示する手段
    として機能させるようにしてあり、
    前記第2の判定手段は、
    入力の受け付けを開始した位置と入力の受け付けを終了した位置との距離が所定値以下であるか否かを判断し、所定値以下であると判断した場合、拡大指示であると判定し、所定値を超えると判断した場合、筆跡の入力と判定するように機能させるようにしてある
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
  9. 画面上に一又は複数存在する所定の入力領域の位置、大きさに関する情報を含む入力領域情報を記憶してある記憶手段を有し、
    筆跡、所定の入力領域を拡大し、拡大入力領域がある場合は該拡大入力領域を元の大きさへ、書き込まれた筆跡とともに縮小する拡大指示の入力を画面上で受け付け、受け付けた入力の画面上での座標値を取得するコンピュータで実行することが可能なコンピュータプログラムにおいて、
    前記コンピュータを、
    取得した座標値が前記所定の入力領域内又は前記拡大入力領域内であるか否かを判定する第1の判定手段、
    該第1の判定手段で、前記所定の入力領域内でなく、前記拡大入力領域内でもないと判定された場合、受け付けた入力が前記拡大指示であるか否かを判定する第2の判定手段、
    該第2の判定手段で拡大指示であると判定された場合、受け付けた入力の画面上の座標値に基づいて、拡大入力領域があるときは、該拡大入力領域と拡大指示の対象となる所定の入力領域とを特定し、既に拡大されている入力領域がないときは、拡大指示の対象となる所定の入力領域のみを特定する手段、
    前記特定された所定の入力領域を拡大表示し、前記特定された拡大入力領域がある場合のみ、前記特定された拡大入力領域を元の大きさへ、該拡大入力領域内の筆跡とともに縮小表示する手段、及び
    前記第1の判定手段で前記所定の入力領域内又は前記拡大入力領域内であると判定された場合又は前記第2の判定手段で拡大指示ではないと判定された場合、受け付けた筆跡を表示する手段
    として機能させるようにしてあり、
    前記第2の判定手段は、
    入力の受け付けを開始してから終了するまでの時間が所定の時間以内であるか否かを判断し、所定の時間以内であると判断した場合、拡大指示であると判定し、所定の時間を超えると判断した場合、筆跡の入力と判定するように機能するようにしてある
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
  10. 画面上に一又は複数存在する所定の入力領域の位置、大きさに関する情報を含む入力領域情報を記憶してある記憶手段を有し、
    筆跡、所定の入力領域を拡大し、拡大入力領域がある場合は該拡大入力領域を元の大きさへ、書き込まれた筆跡とともに縮小する拡大指示の入力を画面上で受け付け、受け付けた入力の画面上での座標値を取得するコンピュータで実行することが可能なコンピュータプログラムにおいて、
    前記コンピュータを、
    取得した座標値が前記所定の入力領域内又は前記拡大入力領域内であるか否かを判定する第1の判定手段、
    該第1の判定手段で、前記所定の入力領域内でなく、前記拡大入力領域内でもないと判定された場合、受け付けた入力が前記拡大指示であるか否かを判定する第2の判定手段、
    該第2の判定手段で拡大指示であると判定された場合、受け付けた入力の画面上の座標値に基づいて、拡大入力領域があるときは、該拡大入力領域と拡大指示の対象となる所定の入力領域とを特定し、既に拡大されている入力領域がないときは、拡大指示の対象となる所定の入力領域のみを特定する手段、
    前記特定された所定の入力領域を拡大表示し、前記特定された拡大入力領域がある場合のみ、前記特定された拡大入力領域を元の大きさへ、該拡大入力領域内の筆跡とともに縮小表示する手段、及び
    前記第1の判定手段で前記所定の入力領域内又は前記拡大入力領域内であると判定された場合又は前記第2の判定手段で拡大指示ではないと判定された場合、受け付けた筆跡を表示する手段
    として機能させるようにしてあり、
    前記第2の判定手段は、
    入力の受け付けを終了してから次の入力の受け付けを開始するまでの時間が所定の時間を超えたか否かを判断し、所定の時間を超えたと判断した場合、拡大指示又は拡大解除指示であると判定するように機能するようにしてある
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
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