JP4743053B2 - 生体認証装置、生体認証方法およびプログラム - Google Patents

生体認証装置、生体認証方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4743053B2
JP4743053B2 JP2006241157A JP2006241157A JP4743053B2 JP 4743053 B2 JP4743053 B2 JP 4743053B2 JP 2006241157 A JP2006241157 A JP 2006241157A JP 2006241157 A JP2006241157 A JP 2006241157A JP 4743053 B2 JP4743053 B2 JP 4743053B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dictionary
authentication
authenticated
person
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006241157A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008064928A (ja
Inventor
靖雄 吉岡
毅彦 川▲原▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP2006241157A priority Critical patent/JP4743053B2/ja
Priority to TW096131269A priority patent/TWI342548B/zh
Priority to EP07016837A priority patent/EP1901239A3/en
Priority to US11/848,220 priority patent/US20080059805A1/en
Priority to KR1020070090008A priority patent/KR100901231B1/ko
Priority to CN2007101495444A priority patent/CN101138499B/zh
Publication of JP2008064928A publication Critical patent/JP2008064928A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4743053B2 publication Critical patent/JP4743053B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07CTIME OR ATTENDANCE REGISTERS; REGISTERING OR INDICATING THE WORKING OF MACHINES; GENERATING RANDOM NUMBERS; VOTING OR LOTTERY APPARATUS; ARRANGEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS FOR CHECKING NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • G07C9/00Individual registration on entry or exit
    • G07C9/30Individual registration on entry or exit not involving the use of a pass
    • G07C9/32Individual registration on entry or exit not involving the use of a pass in combination with an identity check
    • G07C9/37Individual registration on entry or exit not involving the use of a pass in combination with an identity check using biometric data, e.g. fingerprints, iris scans or voice recognition
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/117Identification of persons
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F18/00Pattern recognition
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F18/00Pattern recognition
    • G06F18/20Analysing
    • G06F18/28Determining representative reference patterns, e.g. by averaging or distorting; Generating dictionaries
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V40/00Recognition of biometric, human-related or animal-related patterns in image or video data
    • G06V40/10Human or animal bodies, e.g. vehicle occupants or pedestrians; Body parts, e.g. hands

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Evolutionary Biology (AREA)
  • Evolutionary Computation (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Computational Biology (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Collating Specific Patterns (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Description

本発明は、音声(声紋)や指紋といった生体的な特徴量(以下「生体情報」という)を利用した認証の技術に関する。
正当な利用者から予め採取された生体情報の集合(以下「辞書」という)と認証の対象者(以下「被認証者」という)から採取された生体情報とを照合することで被認証者の正当性を判定する生体認証(バイオメトリクス認証)の技術が従来から提案されている。特許文献1には、正当な利用者の生体情報が変動した場合であっても認証の精度を低下させないために、被認証者から採取された生体情報と辞書の生体情報との類似度が閾値を上回る場合(すなわち被認証者が正当な利用者である場合)に辞書を適宜に更新する構成が開示されている。
特開平11−184491号公報
しかし、特許文献1のように辞書が随時に更新される構成によっても、正当な利用者の体調や認証時の周囲の環境に応じて生体情報が短時間に大幅に変動するような場合には、認証の精度を高水準に維持することが困難である。例えば人間の音声から採取された生体情報(例えばケプストラム)は起床の直後と昼間の活動中とで大きく変動する。また、静寂な環境と騒々しい環境とでは発話の仕方(特に声量や声質)が大幅に相違する。ひとつの辞書が認証に使用される特許文献1の構成のもとで、以上のように時間や環境が相違する各ケースにおいても正当な利用者を適正に認証しようとすれば、正当でない被認証者が正当と誤認される可能性が上昇するという問題がある。このような事情に鑑みて、本発明は、生体情報が変動する場合でも認証の精度を高水準に維持するという課題の解決を目的としている。
以上の課題を解決するために、本発明の第1の態様に係る生体認証装置は、生体情報を含む辞書を記憶する記憶手段と、被認証者の生体情報を取得する情報取得手段と、記憶手段が記憶する辞書の生体情報と情報取得手段が取得した生体情報との類否を示す指標値に基づいて被認証者の正当性を認証する認証手段と、指標値が第1閾値(例えば図2や図3の閾値VTHR1)よりも類似側にある第1の場合に、情報取得手段が取得した生体情報に基づいて記憶手段の辞書を更新し、指標値が、第1閾値と当該第1閾値よりも非類似側の第2閾値(例えば図2や図3の閾値VTHR2)との間にある第2の場合に、情報取得手段が取得した生体情報に応じた新規な辞書を生成して記憶手段に格納する辞書管理手段とを具備する。以上の態様によれば、第2の場合に新規な辞書が作成されるから、正当な権利者の生体情報が短期的に変動する場合であっても認証の精度を高水準に維持することが可能である。なお、利用者による操作部への操作に応じて第1閾値や第2閾値が変更される構成も採用される。
本発明の好適な態様において、認証手段は、第1の場合に被認証者の正当性を肯定し、指標値が第2閾値よりも非類似側にある場合に被認証者の正当性を否定する。この態様においては、辞書の更新や追加の可否を判断する基準となる第1閾値や第2閾値が、被認証者の正当性を判断する基準としても使用されるから、各々の判断に別個の閾値が使用される構成と比較して処理が簡素化される。
本発明の好適な態様において、認証手段による認証とは別個に被認証者の正当性を認証する補助認証手段を具備し、辞書管理手段は、第2の場合に、補助認証手段が被認証者の正当性を肯定したときには新規な辞書を作成し、補助認証手段が被認証者の正当性を否定したときには新規な辞書を作成しない。以上の態様においては、生体情報が第1閾値と第2閾値との間にあるときに、補助認証手段によって被認証者の正当性が判定された場合に限って新規な辞書が作成されるから、正当な利用者以外の被認証者から取得された生体情報に基づいて新たな辞書が作成されるといった事態は有効に回避される。
本発明のひとつの態様に係る生体認証装置は、各々が生体情報を含む複数の辞書を記憶する記憶手段と、被認証者の生体情報を取得する情報取得手段と、記憶手段が記憶する複数の辞書の各々の生体情報と情報取得手段が取得した生体情報との類否を示す複数の指標値に基づいて被認証者の正当性を認証する認証手段と、複数の指標値のうち類似度が最大となる指標値が第1閾値よりも類似側にある第1の場合に、当該指標値に対応した辞書を、情報取得手段が取得した生体情報に基づいて更新し、複数の指標値のうち類似度が最大となる指標値が、第1閾値と当該第1閾値よりも非類似側の第2閾値との間にある第2の場合に、情報取得手段が取得した生体情報に応じた新規な辞書を生成して記憶手段に格納する辞書管理手段とを具備する。以上の態様によれば、第2の場合に新規な辞書が作成されるから、第1の態様と同様に、正当な権利者の生体情報が短期的に変動する場合であっても認証の精度を高水準に維持することが可能である。
第2の態様に係る生体認証装置においては、記憶手段に記憶された辞書の総数を削減する辞書削減手段を具備する構成が好適に採用される。辞書削減手段は、記憶手段に格納された辞書の総数が所定の最大値(例えば図4の変数nCHKDIC)に到達した場合に辞書の削減を実行する。以上のように辞書削減手段を具備する構成によれば、記憶手段に必要となる容量を低減することが可能である。辞書の総数の最大値は、利用者による操作部への操作に応じて変更される。
例えば、辞書削減手段としては、記憶手段に記憶された複数の辞書のうち辞書管理手段による更新の回数が閾値(例えば図4の閾値UPDATE_thr)を下回る辞書を削除する手段や、記憶手段が記憶する複数の辞書に対する更新の回数の合計が所定値を上回る場合に、当該複数の辞書のうち非更新の回数が閾値(例えば図4の閾値UnUPDATE_thr)を上回る辞書を削除する手段が好適に採用される。以上の態様によれば、複数の辞書のうち使用の頻度が低い辞書が削除されるから、認証の精度を高水準に維持しながら、記憶手段に必要となる容量を低減することができる。なお、更新の回数や非更新の回数と比較される閾値は、利用者による操作部への操作に応じて変更される。
また、辞書削減手段が、記憶手段が記憶する複数の辞書のうち類似度が閾値(例えば図4の閾値INTERDIC_thr)を上回る2個の辞書を、両者の併合または一方の削除によってひとつの辞書に削減する構成も好適である。以上の態様によれば、類似度の高い複数の辞書がひとつの辞書に削減されるから、生体情報の変動に対応するという作用を損なうことなく、記憶手段に必要となる容量を低減することができる。各辞書の類似度と対比される比較される閾値は、利用者による操作部への操作に応じて変更される。
以上の各態様に係る生体認証装置は、被認証者を認証する方法としても特定される。本発明のひとつの形態に係る生体認証方法は、被認証者の生体情報を取得し、記憶手段に記憶された辞書に含まれる生体情報と取得した生体情報との類否を示す指標値に基づいて被認証者の正当性を認証し、指標値が第1閾値よりも類似側にある第1の場合に、取得した生体情報に基づいて記憶手段の辞書を更新し、指標値が、第1閾値と当該第1閾値よりも非類似側の第2閾値との間にある第2の場合に、取得した生体情報に応じた新規な辞書を生成して記憶手段に格納することを特徴としている。以上の方法によれば、本発明の生体認証装置と同様の作用および効果が奏される。
本発明に係る生体認証装置は、各処理に専用されるDSP(Digital Signal Processor)などのハードウェア(電子回路)によって実現されるほか、CPU(Central Processing Unit)などの汎用の演算処理装置とプログラムとの協働によっても実現される。本発明に係るプログラムは、 生体情報を含む辞書を記憶する記憶手段を具備するコンピュータに、被認証者の生体情報を取得する情報取得処理と、記憶手段が記憶する辞書の生体情報と情報取得処理で取得した生体情報との類否を示す指標値に基づいて被認証者の正当性を認証する認証処理と、指標値が第1閾値よりも類似側にある第1の場合に、情報取得処理で取得した生体情報に基づいて記憶手段の辞書を更新し、指標値が、第1閾値と当該第1閾値よりも非類似側の第2閾値との間にある第2の場合に、情報取得処理で取得した生体情報に応じた新規な辞書を生成して記憶手段に格納する辞書管理処理とを実行させる内容である。以上のプログラムによっても、本発明に係る生体認証装置と同様の作用および効果が奏される。なお、本発明のプログラムは、CD−ROMなど可搬型の記録媒体に格納された形態で利用者に提供されてコンピュータにインストールされるほか、ネットワークを介した配信の形態でサーバ装置から提供されてコンピュータにインストールされる。
<A:生体認証装置の構成>
図1は、本発明の実施の形態に係る生体認証装置の構成を示すブロック図である。生体認証装置100は、被認証者が特定の言葉を発声したときの音声に基づいて当該被認証者の正当性(予め登録された正規の利用者であるか否か)を判定する装置であり、携帯電話機や情報処理装置など各種の電子機器に搭載される。図1に示すように、生体認証装置100は、情報取得部10と記憶装置20と制御部30と操作部40と出力部50とを具備する。
情報取得部10は、被認証者の生体情報DINを取得する手段(情報取得手段)であり、入力部12と分析部14とを含む。入力部12は、被認証者が発した音声を収音する機器(例えばマイクロホン)である。分析部14は、入力部12に入力された音声を分析することで、当該音声の特徴を反映した生体情報DINを生成する。例えば分析部14は、被認証者が発声した音声のケプストラムの時系列的なベクトル列を生体情報DINとして生成する。したがって、周波数分析(例えばFFT(Fast Fourier Transform)処理)を含む各種の演算を実行する手段が分析部14として好適に採用される。
記憶装置20は、辞書DIC(DIC_1〜DIC_m)や認証の処理に使用される各種の変数を記憶する手段(記憶手段)である。磁気記憶装置や半導体記憶装置や光記憶装置など様々な機器が記憶装置20として採用される。記憶装置20は、生体認証装置100に固定的に設置された機器であっても、生体認証装置100に対して自在に着脱される可搬型の機器(メモリ)であってもよい。辞書DICは、認証に際して生体情報DINと対比(照合)される生体情報D0を含むテンプレートファイルである。図1に示すように、記憶装置20には、複数(図1ではm個)の辞書DIC_1〜DIC_mを格納し得る容量の記憶領域が確保される。
制御部30は、生体認証装置100の各部を制御する機器である。本形態の制御部30は、プログラムの実行によって認証部32・辞書管理部34・辞書削減部36および補助認証部38として機能する演算処理装置(CPU)である。もっとも、以上の各部の機能を実現する電子回路を含むDSPなどのハードウェア回路を制御部30として採用してもよい。
認証部32は、情報取得部10(分析部14)から供給される生体情報DINと記憶装置20に記憶された辞書DICの生体情報D0とを照合することで被認証者の正当性を判定する。認証部32による判定の結果は出力部50に出力される。辞書管理部34は、記憶装置20に記憶された各辞書DICの更新や記憶装置20に対する新規な辞書DICの追加を実行する。辞書削減部36は、記憶装置20に記憶された辞書DICの総数mを、複数の辞書DICの併合や何れかの辞書DICの削除によって削減する。辞書管理部34や辞書削減部36による具体的な処理の内容や各処理の時機については後述する。補助認証部38は、認証部32による認証とは別個に被認証者の正当性を補助的に認証(以下「補助認証」という)する手段である。
操作部40は、利用者によって操作される複数の操作子を含む。利用者は、操作部40を適宜に操作することで、認証に使用される各種の変数の変更や認証の開始を制御部30に指示することができる。出力部50は、認証部32による認証の結果を出力する手段である。例えば、認証の結果を画像として出力する表示機器や認証の結果を音声で出力する放音装置が出力部50として好適に採用される。
<B:生体認証装置の動作>
次に、図2から図4を参照して、以上に説明した生体認証装置100の動作を説明する。
まず、正当な利用者の辞書DIC_1を新規に登録(以下「初期登録」という)するための動作を説明する。利用者は、操作部40の操作によって初期登録の開始を指示したうえで入力部12に対して特定の言葉を発声する。分析部14は、入力部12に入力された音声から実際に利用者が発声した区間を抽出し、当該区間内の波形の分析によって生体情報D0(例えばケプストラムのベクトル列)を生成する。生体情報D0の生成には公知の様々な技術が採用される。図1に破線で図示されるように、分析部14が生成した生体情報D0は、最初の辞書DIC_1として記憶装置20に格納される。
以上の手順で辞書DIC_1の初期登録が完了すると、以後においては認証が必要な時機が到来するたびに制御部30が図2の処理を実行する。認証が必要な時機としては、例えば、生体認証装置100が搭載された電子機器が電源の投入を契機として動作を開始する時機や、電子機器が所定の動作(例えば特定の情報に対するアクセス)を開始する時機がある。認証が開始すると、被認証者は、入力部12に対して所定の言葉を発声する。分析部14は、初期登録時と同様の処理によって音声から生体情報DINを生成して制御部30に出力する。
図2の処理が開始すると、認証部32は、分析部14から取得した生体情報DINと記憶装置20が記憶する辞書DIC_1の生体情報D0との距離DST_1を算定する(ステップSA10)。距離DST_i(iは1≦i≦mを満たす整数)は、生体情報DINと辞書DIC_iの生体情報D0とが類似(整合)する程度の指標となる数値である。距離DST_iの算定には、2種類のベクトル列について相互間の正規化距離を算定するDPマッチングなど各種のパターンマッチング技術が利用される。距離DST_iが小さいほど生体情報DINと辞書DIC_iの生体情報D0とは類似する(すなわち被認証者が正当な利用者である可能性が高い)。
次に、認証部32は、ステップSA10で算定した距離DST_1が閾値VTHR1を下回るか否かを判定する(ステップSA11)。閾値VTHR1は、記憶装置20に記憶された変数であり、操作部40に対する操作に応じて制御部30が適宜に変更する。ただし、閾値VTHR1は、認証が充分に高精度となる程度に小さい数値(すなわち距離DST_1が採り得る数値の範囲のうち類似度が充分に高い範囲内の数値)に設定される。したがって、距離DST_1が閾値VTHR1を下回る場合(すなわち生体情報DINと生体情報D0とが充分に類似する場合)、制御部30は、ステップSA12およびステップSA13の処理を実行したうえで、被認証者が正当な利用者と認証されたことを出力部50から被認証者に報知する(ステップSA14)。以上のように認証が適正に完了すると、電子機器による各種の処理が許可される。
ステップSA12において、制御部30は、今回の認証に際して新たに取得した生体情報DINに基づいて記憶装置20の辞書DIC_1を更新する(ステップSA12)。例えば、制御部30は、既存の辞書DIC_1の生体情報D0と新規な生体情報DINとの平均値を、辞書DIC_1の新たな生体情報D0として記憶装置20に格納する。なお、ステップSA12においては、記憶装置20に格納された生体情報D0を新たな生体情報DINに置換してもよい。
次のステップSA13において、制御部30は、記憶装置20に格納された各変数に今回の辞書DIC_1の更新を反映させる。さらに詳述すると、制御部30は、変数nUPDATE_1および変数nUPDATE_allの各々に「1」を加算するとともに、変数nUnUPDATE_1をゼロに初期化する。変数nUPDATE_iは、辞書DIC_iが過去に更新された回数である。変数nUPDATE_allは、記憶装置20に記憶された総ての辞書DICに対する更新の回数の合計である。また、変数nUnUPDATE_iは、認証に際して辞書DIC_iが更新されなかった回数である。
ステップSA11において距離DST_1が閾値VTHR1を下回らないと判定した場合、制御部30は、距離DST_1が閾値VTHR2を下回るか否かを判定する(ステップSA15)。閾値VTHR2は、記憶装置20に記憶された変数であり、操作部40に対する操作に応じて制御部30が変更する。ただし、閾値VTHR2は、閾値VTHR1よりも大きい数値(閾値VTHR1よりも非類似側の距離DST_1に対応した数値)に設定される。
距離DST_1が閾値VTHR1と閾値VTHR2との間の範囲内にある場合、距離DST_1が閾値VTHR1を下回る場合と比較すると被認証者を直ちに正当であると認定できる程度には生体情報DINと生体情報D0とが類似していないものの、被認証者の正当性を確定的に否定できるほどに生体情報DINと生体情報D0とが乖離している訳でもない。そこで、距離DST_1が閾値VTHR2よりも小さい場合(VTHR1≦DST_1<VTHR2)、補助認証部38による補助認証の結果を補助的に考慮して被認証者の正当性が判定される(ステップSA16およびステップSA17)。
記憶装置20には正当な利用者が予め登録したパスワードが記憶される。補助認証部38は、被認証者に対してパスワードの入力を促し(ステップSA16)、これに応答して被認証者が操作部40から入力したパスワードと記憶装置20に登録されたパスワードとが合致するか否かを判定する(ステップSA17)。ステップSA17の判定が肯定されると、制御部30は、ステップSA18およびステップSA19の処理を実行したうえで処理をステップSA14に移行する。すなわち、認証が適正に完了したことが出力部50から報知されたうえで電子機器による各種の処理が可能となる。
距離DST_1が閾値VTHR1以上であるけれども補助認証によって正当な利用者と判定されたということは、正当な利用者の音声の特性が利用者の体調や周囲の環境に応じて変動した場合である可能性が高い。そこで、今回の認証時と同様の特性の生体情報DINが今後の認証で入力された場合に直ちに(すなわち補助認証部38による補助認証を実行するまでもなく)正当な利用者と判定できるように、辞書管理部34は、ステップSA18において、今回の認証に際して取得した生体情報DINを含む新規な辞書DIC_2を生成して記憶装置20に格納する。さらに、制御部30は、記憶装置20に記憶された各変数に今回の辞書DIC_2の追加を反映させる(ステップSA19)。すなわち、制御部30は、変数nUPDATE_2(辞書DIC_2の更新の回数)および変数nUPDATE_allの各々に「1」を加算するとともに、辞書DIC_2の非更新の回数である変数nUnUPDATE_2をゼロに初期化する。また、制御部30は、今回の認証で更新されなかった辞書DIC_1の変数nUnUPDATE_1に「1」を加算する。
距離DST_1が閾値VTHR2を上回るほどに生体情報DINと生体情報D0とが乖離する場合(ステップSA15:NO)や補助認証でパスワードが合致しない場合(ステップSA17:NO)には被認証者が正当な利用者でない可能性が高い。したがって、ステップSA15やステップSA17の判定が否定されると、制御部30は、被認証者の正当性が否定されたことを出力部50から報知する(ステップSA20)。以上のように被認証者の正当性が否定されると、電子機器による各種の処理は禁止される。
図2の処理によって記憶装置20に複数の辞書DIC_1〜DIC_mが格納されると、以後においては認証の必要な時機が到来するたびに、図3に例示された手順で制御部30が認証を実行する。認証が開始すると、被認証者は、入力部12に対して所定の言葉を発声する。分析部14は、被認証者の音声から生体情報DINを生成して制御部30に出力する。
図3の処理が開始すると、認証部32は、記憶装置20が記憶するm個の辞書DIC_1〜DIC_mの各々の生体情報D0と分析部14が取得した生体情報DINとに基づいて距離DST_1〜DST_mを算定し、距離DST_1〜DST_mの最小値(以下「最小距離」という)MINDSTを特定する(ステップSB10)。すなわち、最小距離MINDSTは、辞書DIC_1〜DIC_mに含まれるm種類の生体情報D0のうち生体情報DINとの類似度が最大となる生体情報D0と当該生体情報DINとの距離である。
次いで、認証部32は、最小距離MINDSTが閾値VTHR1を下回るか否かを判定する(ステップSB11)。最小距離MINDSTが閾値VTHR1を下回るほどに生体情報DINと生体情報D0とが類似する場合には、被認証者を正当な利用者と認定できる。したがって、ステップSB11の判定が肯定された場合、制御部30は、ステップSB12およびステップSB13を実行したうえで、正当性が認証されたことを出力部50から被認証者に報知する(ステップSB14)。以上のように正当性が肯定されると、電子機器による各種の処理が許可される。
ステップSB12において、辞書管理部34は、図2のステップSA12と同様の処理によって辞書DIC_dMINDSTを生体情報DINに応じた内容に更新する。辞書DIC_dMINDSTは、生体情報DINとの距離が最小距離MINDSTである生体情報D0を含む辞書DICである。さらに、制御部30は、記憶装置20に格納された各変数にステップSB12の更新を反映させる(ステップSB13)。すなわち、制御部30は、変数nUPDATE_dMINDST(辞書DIC_dMINDSTの更新の回数)および変数nUPDATE_allの各々に「1」を加算するとともに、変数nUnUPDATE_dMINDST(辞書DIC_dMINDSTの非更新の回数)をゼロに初期化する。また、制御部30は、辞書DIC_dMINDST以外の各辞書DICについて非更新の回数を示す変数nUnUPDATE_1〜nUnUPDATE_m(nUnUPDATE_dMINDSTを除く)に「1」を加算する。
ステップSB11にて最小距離MINDSTが閾値VTHR1以上であると判定すると、制御部30は、図2のステップSA15と同様に、最小距離MINDSTが閾値VTHR2を下回るか否かを判定する(ステップSB15)。ステップSB15の判定が肯定される場合、制御部30は、記憶装置20に記憶された辞書DICの総数mが最大値nMAXDICを上回るか否かを判定する(ステップSB16)。最大値nMAXDICは、記憶装置20に記憶されるとともに操作部40に対する操作に応じて制御部30が変更する。ステップSB16にて辞書数mが最大値nMAXDICを下回ると判定した場合には、図2のステップSA16およびステップSA17と同様に、補助認証部38による補助認証が実行される(ステップSB17およびステップSB18)。ステップSB18にて正当な利用者と判定されると、辞書管理部34は、今回の認証に際して取得した生体情報DINに基づいて新規な辞書DIC_m+1を生成する(ステップSB19)。さらに、制御部30は、図2のステップSA19と同様の処理によって、記憶装置20に格納された各変数に辞書DIC_m+1の作成を反映させる(ステップSB20)。
ステップSB15において最小距離MINDSTが閾値VTHR2以上であると判定された場合やステップSB18において正当な利用者でないと判定された場合、図2と同様に、制御部30は、被認証者の正当性が否定されたことを出力部50から報知したうえで(ステップSB21)、電子機器による各種の処理を禁止する。
ステップSB16において辞書DICの総数mが最大値nMAXDICに到達した(m≧nMAXDIC)と判定した場合、制御部30は、図4に示すように、記憶装置20に記憶された既存の辞書DICを削減する処理を実行する。以下に説明する辞書DICの削減によって、図3のステップSB19においては最大値nMAXDICを越えない範囲で新規な辞書DICを追加することが可能となる。
図4の処理を開始すると、制御部30は、変数nUPDATE_allが閾値nCHKDICを上回るか否かを判定する(ステップSC10)。制御部30は、ステップSC10の判定が否定された場合には処理を図2のステップSB21に移行し、ステップSC10の判定が肯定された場合には処理をステップSC11に移行する。すなわち、総ての辞書DIC_1〜DIC_mに対する更新の回数の合計(nUPDATE_all)が閾値nCHKDICを上回ることを契機として、既存の辞書DICを削減するための処理が実行される。記憶装置20に記憶された閾値nCHKDICは、操作部40に対する操作に応じて制御部30が適宜に変更する。
ステップSC11において、制御部30は、各辞書DICに対応したm個の変数nUnUPDATE_1〜nUnUPDATE_mのなかに閾値UnUPDATE_thrを上回る数値があるか否かを判定する(ステップSC11)。変数nUnUPDATE_iは、ステップSA11やステップSB11において辞書DIC_iが認証に使用されない(ステップSA12やステップSB12において更新されない)場合に増加するから、変数nUnUPDATE_iが大きいということは、辞書DIC_iの使用の頻度が低い(すなわち辞書DIC_iの生体情報D0に類似する生体情報DINが被認証者から取得される頻度が低い)ということを意味する。そこで、ステップSC11の判定が肯定されると、辞書削減部36は、変数nUnUPDATE_iが閾値UnUPDATE_thrを上回るひとつの辞書DICを記憶装置20から削除し、各辞書DICの番号iが「1」から「m-1」まで連続するように残余の(m-1)個の辞書DICを再配列する(ステップSC12)。そして、制御部30は、ステップSC12における削除によって確保された記憶領域に記憶されるべき辞書DIC_nMAXDIC(この時点では未作成)の変数nUPDATE_nMAXDICおよび変数nUnUPDATE_nMAXDICをゼロに初期化したうえで(ステップSC13)、図3のステップSB17に処理を移行する。
ステップSC11の判定が否定される場合、制御部30は、変数nMINUPDATEが閾値UPDATE_thrを下回るか否かを判定する(ステップSC14)。変数nMINUPDATEは、各辞書DICに対応するm個の変数nUPDATE_1〜nUPDATE_mの最小値である。閾値UPDATE_thrは、操作部40に対する操作に応じて変更される。変数nUPDATE_iは、ステップSA11やステップSB11にて辞書DIC_iが認証に使用されるたびに増加するから、変数nUPDATE_iが小さいということは、辞書DIC_iの使用の頻度が低いことを意味する。そこで、ステップSC14の判定が肯定されると、辞書削減部36は、変数nUPDATE_iが最小値nMINUPDATEであったひとつの辞書DIC_dMINUPDATEを記憶装置20から削除し、各辞書DICの番号iが「1」から「m-1」まで連続するように残余の(m-1)個の辞書DICを再配列する(ステップSC15)。そして、制御部30は、ステップSC13における変数の更新を経たうえで図3のステップSB17に処理を移行する。
ステップSC14の判定が否定される場合、記憶装置20に格納されたm個の辞書DIC_1〜DIC_mのうち生体情報D0が相互に類似する2個の辞書DICを併合するための処理(ステップSC16〜ステップSC18)が実行される。ステップSC16において、制御部30は、記憶装置20に格納されたm個の辞書DIC_1〜DIC_mのなかから2個を選択する総ての組合せについて各辞書DICの相互間の距離を算定し、ここで算定した距離の最小値MIN_INTERDIC_DSTを特定する。さらに、制御部30は、最小値MIN_INTERDIC_DSTが閾値INTERDIC_thrを下回るか否かを判定する(ステップSC17)。閾値INTERDIC_thrは、記憶装置20に記憶されるとともに操作部40に対する操作に応じて変更される。
制御部30は、ステップSC17の判定が否定された場合には処理を図3のステップSB21に移行し、ステップSC17の判定が肯定された場合には処理をステップSC18に移行する。ステップSC18において、辞書削減部36は、相互間の距離が最小値MIN_INTERDIC_DSTである2個の辞書DIC(すなわち生体情報D0が最も類似する組み合わせの2個の辞書DIC)を併合し、各辞書DICの番号iが「1」から「m-1」まで連続するように残余の(m-1)個の辞書DICを再配列する(ステップSC18)。2個の辞書DICの併合は、例えば、各々の生体情報D0の平均値を含むひとつの辞書DICを新規に作成するとともに既存の2個の辞書DICを削除する処理である。もっとも、ステップSC18においては、各々の距離が最小値MIN_INTERDIC_DSTと算定された2個の辞書DICの一方を単純に削除してもよい。ステップSC18を実行すると、制御部30は、ステップSC13における変数の更新を経たうえで図3のステップSB17に処理を移行する。
以上に説明したように、本形態においては、生体情報DINと生体情報D0との距離(図2のDST_1や図3のMINDST)が閾値VTHR1と閾値VTHR2との間の範囲内にある場合に、当該生体情報DINに応じた辞書DICが新規に作成される。例えば、起床の直後と昼間の活動中との各々における生体情報DINについて別個の辞書DICが作成される。また、静寂な環境と騒々しい環境との各々における生体情報DINについて別個の辞書DICが作成される。したがって、正当な利用者から取得される生体情報DINが短期的に変動する場合であっても認証の精度を高水準に維持することが可能である。
なお、距離が閾値VTHR2を上回る場合には被認証者の正当性は否定され、距離が閾値VTHR1と閾値VTHR2との間にある場合には補助認証部38によって正当性が補助的に認証される。したがって、各々の距離が閾値VTHR1を上回る程度に生体情報DINと生体情報D0とが相違する場合にも新たな辞書DICが作成されるとは言っても、正当な利用者以外の被認証者から取得された生体情報DINに基づいて新たな辞書DICが作成されるという危険性は有効に排除される。
また、生体情報DINと辞書DIC_iの生体情報D0との距離が閾値VTHR1を下回る場合には辞書DIC_iが更新される(図2のステップSA12や図3のステップSB12)。したがって、生体情報DINと生体情報D0との距離が閾値VTHR1を下回る範囲内で、正当な利用者の生体情報DINが長期にわたって徐々に変動するような場合であっても、認証の精度を高水準に維持しながら生体情報DINの変動に対応することが可能である。さらに、被認証者の正当性を判断する基準となる閾値VTHR1や閾値VTHR2が、辞書DICの更新や追加の可否を決定する基準としても使用される。したがって、閾値VTHR1や閾値VTHR2とは別個の変数を基準として辞書DICの更新や追加の可否が決定される構成と比較して、制御部30による処理の負荷が軽減されるという利点もある。
ところで、認証に使用される複数の辞書を作成する方法としては、例えば、発声の仕方を変化させながら利用者に複数回にわたって発声させ、各回の発声から取得した生体情報D0について複数の辞書を作成する方法も考えられる。しかしながら、この方法においては、発声の仕方を変えながら発声するという煩雑な作業を利用者に強制する結果となるから利便性に欠けるという問題がある。これに対し、本形態においては、生体情報DINおよび生体情報D0の距離と閾値VTHR1および閾値VTHR2との大小に応じて自動的に辞書DICの更新や作成が実行される。したがって、辞書DICの更新や作成を利用者に認識させることなく認証の精度を随時に改善できるという利点がある。
また、利用者は発声の仕方を変化させているつもりでも、実際の発声は、起床の直後と昼間の活動中とにおける発声の相違や静寂な環境と騒々しい環境とにおける発声の相違ほどには変化していない場合が多い。したがって、発声の仕方を強制的に変化させる方法では、生体情報DINが短期的に(例えば早朝と昼間とで)大きく変化するような場合にまで高精度な認証を実行することは困難である。本形態によればこれらの問題も解消される。
本形態においては、認証や辞書DICの更新・追加・削除に使用される各種の変数を利用者が適宜に変更できる。したがって、利用者の要求に合致した認証を実現することが可能となる。例えば、閾値VTHR1や閾値VTHR2を増加させるほど高頻度に辞書DICの更新や追加が実行され、閾値VTHR1や閾値VTHR2を減少させるほど高精度な認証が実現される。また、辞書DICの個数の最大値nMAXDICを増加させた場合には、記憶装置20に多数の辞書DICが格納されることで多様な発声に対応することが可能となり、最大値nMAXDICを減少させた場合には、記憶装置20に格納されるデータの容量が削減される。
<C:変形例>
以上の各形態には様々な変形を加えることができる。具体的な変形の態様を例示すれば以下の通りである。なお、以下の各態様を適宜に組み合わせてもよい。
(1)変形例1
以上の形態においては、音声から抽出された生体情報DINに基づいて認証が実行される構成を例示したが、認証に使用される生体情報は適宜に変更される。例えば、手や網膜など身体の各部における静脈のパターンや顔面の画像、あるいは指紋や虹彩や筆跡といった様々な特徴量を生体情報DINとして認証に利用することができる。以上のような生体情報DINを利用する場合には、身体の各部や筆跡の画像を認識する機器が入力部12として採用される。以上の形態に例示した音声に加えて筆跡や顔面の形態といった生体情報DINは短期間に大きく変化する場合が多いから、生体情報の変動に拘わらず高精度な認証が実現される本発明は、これらの生体情報DINを認証に使用した生体認証装置100に特に好適に採用される。
(2)変形例2
以上の形態においては、操作部40から入力されたパスワードに基づいて補助認証部38が補助認証を実行する構成を例示したが、補助認証の方式は適宜に変更される。例えば、操作部40から入力されたパスワードを認証に利用する構成に代えて、またはこの構成とともに、入力部12から音声として入力されたパスワードを認証に利用する構成も採用される。すなわち、補助認証部38は、入力部12に音声として入力されたパスワードを音声認識技術によって特定し、この特定したパスワードと記憶装置20に登録されたパスワードとを照合することで認証を実行する。以上の例示から理解されるように、補助認証部38は、認証部32による認証とは別個に(より具体的には、生体情報DINとは別途に被認証者から取得した情報(パスワード)に基づいて)、補助的な認証を実行する手段であればよい。
(3)変形例3
以上の形態においては辞書DICがひとつずつ削減される構成を例示したが、複数の辞書DICが一括的に削除される構成も採用される。例えば、図4のステップSC12においては、変数nUnUPDATE_iが閾値UnUPDATE_thrを上回る複数の辞書DICを削除してもよい。
(4)変形例4
入力部12と分析部14とは生体認証装置100から適宜に省略される。例えば、入力部12および分析部14を備えた端末が通信網を介して生体認証装置100に接続された構成も採用される。この構成においては、端末の分析部14が生成した生体情報DINを、生体認証装置100が通信網を介して受信したうえで認証に使用する。以上の構成においては、通信網から生体情報DINを受信する手段が本発明のひとつの形態における情報取得手段として機能する。
(5)変形例5
以上の形態においては生体情報DINと生体情報D0との距離DST_iが認証に利用される構成を例示したが、生体情報DINと生体情報D0との類似度の指標となる数値は距離に限定されない。例えば、生体情報DINと生体情報D0とが類似するほど数値が増加する性質の変数(指標値)に基づいて認証が実行される構成も採用される。以上の構成においては、閾値VTHR2が閾値VTHR1よりも小さい数値(すなわち非類似側の数値)とされる。そして、ステップSA11やステップSB11においては指標値が閾値VTHR1を上回るか否か(類似側にあるか否か)が判定され、ステップSA15やステップSB15においては指標値が閾値VTHR2を上回るか否かが判定される。
(6)変形例6
制御部30による処理に使用される各変数(例えば閾値VTHR1やVTHR2)が複数の利用者の各々について個別に記憶装置20に格納される構成としてもよい。制御部30は、複数の変数群のうち被認証者が認証に先立って指定した変数群に基づいて認証や辞書DICの更新・追加または削減といった各種の処理を実行する。以上の構成によれば、ひとつの電子機器が複数の利用者で共用される場合に各利用者を適切に認証できるから、電子機器の利便性が向上するという利点がある。
本発明の実施の形態に係る生体認証装置の構成を示すブロック図である。 制御部による処理の流れを示すフローチャートである。 制御部による処理の流れを示すフローチャートである。 制御部による処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
100……生体認証装置、10……情報取得部、12……入力部、14……分析部、20……記憶装置、30……制御部、32……認証部、34……辞書管理部、36……辞書削減部、38……補助認証部、40……操作部、50……出力部。

Claims (10)

  1. 生体情報を含む辞書を記憶する記憶手段と、
    被認証者の生体情報を取得する情報取得手段と、
    前記記憶手段が記憶する辞書の生体情報と前記情報取得手段が取得した生体情報との類否を示す指標値に基づいて被認証者の正当性を認証する認証手段と、
    前記指標値が第1閾値よりも類似側にある第1の場合に、前記情報取得手段が取得した生体情報に基づいて前記記憶手段の辞書を更新し、前記指標値が、前記第1閾値と当該第1閾値よりも非類似側の第2閾値との間にある第2の場合に、前記情報取得手段が取得した生体情報に応じた新規な辞書を生成して前記記憶手段に格納する辞書管理手段と
    を具備する生体認証装置。
  2. 前記認証手段は、前記第1の場合に被認証者の正当性を肯定し、前記指標値が前記第2閾値よりも非類似側にある場合に被認証者の正当性を否定する
    請求項1に記載の生体認証装置。
  3. 前記認証手段による認証とは別個に被認証者の正当性を認証する補助認証手段を具備し、
    前記辞書管理手段は、前記第2の場合に、前記補助認証手段が被認証者の正当性を肯定したときには前記新規な辞書を作成し、前記補助認証手段が被認証者の正当性を否定したときには前記新規な辞書を作成しない
    請求項1または請求項2に記載の生体認証装置。
  4. 各々が生体情報を含む複数の辞書を記憶する記憶手段と、
    被認証者の生体情報を取得する情報取得手段と、
    前記記憶手段が記憶する複数の辞書の各々の生体情報と前記情報取得手段が取得した生体情報との類否を示す複数の指標値に基づいて被認証者の正当性を認証する認証手段と、
    前記複数の指標値のうち類似度が最大となる指標値が第1閾値よりも類似側にある第1の場合に、当該指標値に対応した辞書を、前記情報取得手段が取得した生体情報に基づいて更新し、前記複数の指標値のうち類似度が最大となる指標値が、前記第1閾値と当該第1閾値よりも非類似側の第2閾値との間にある第2の場合に、前記情報取得手段が取得した生体情報に応じた新規な辞書を生成して前記記憶手段に格納する辞書管理手段と
    を具備する生体認証装置。
  5. 前記記憶手段が記憶する複数の辞書のうち前記辞書管理手段による更新の回数が閾値を下回る辞書を削除する辞書削減手段
    を具備する請求項4に記載の生体認証装置。
  6. 前記記憶手段が記憶する複数の辞書のうち非更新の回数が閾値を上回る辞書を削除する辞書削減手段
    を具備する請求項4に記載の生体時認証装置。
  7. 前記記憶手段が記憶する複数の辞書のうち類似度が閾値を上回る2個の辞書を、両者の併合または一方の削除によってひとつの辞書に削減する辞書削減手段
    を具備する請求項4に記載の生体認証装置。
  8. 前記辞書削減手段は、前記記憶手段に格納された辞書の総数が所定値に到達した場合に辞書の削減を実行する
    請求項5から請求項7の何れかに記載の生体認証装置。
  9. 被認証者の生体情報を取得し、
    記憶手段に記憶された辞書に含まれる生体情報と前記取得した生体情報との類否を示す指標値に基づいて被認証者の正当性を認証し、
    前記指標値が第1閾値よりも類似側にある第1の場合に、前記取得した生体情報に基づいて前記記憶手段の辞書を更新し、前記指標値が、前記第1閾値と当該第1閾値よりも非類似側の第2閾値との間にある第2の場合に、前記取得した生体情報に応じた新規な辞書を生成して前記記憶手段に格納する
    生体認証方法。
  10. 生体情報を含む辞書を記憶する記憶手段を具備するコンピュータに、
    被認証者の生体情報を取得する情報取得処理と、
    前記記憶手段が記憶する辞書の生体情報と前記情報取得処理で取得した生体情報との類否を示す指標値に基づいて被認証者の正当性を認証する認証処理と、
    前記指標値が第1閾値よりも類似側にある第1の場合に、前記情報取得処理で取得した生体情報に基づいて前記記憶手段の辞書を更新し、前記指標値が、前記第1閾値と当該第1閾値よりも非類似側の第2閾値との間にある第2の場合に、前記情報取得処理で取得した生体情報に応じた新規な辞書を生成して前記記憶手段に格納する辞書管理処理と
    を実行させるプログラム。

JP2006241157A 2006-09-06 2006-09-06 生体認証装置、生体認証方法およびプログラム Expired - Fee Related JP4743053B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006241157A JP4743053B2 (ja) 2006-09-06 2006-09-06 生体認証装置、生体認証方法およびプログラム
TW096131269A TWI342548B (en) 2006-09-06 2007-08-23 Biometrics authentication apparatus
EP07016837A EP1901239A3 (en) 2006-09-06 2007-08-28 Biometrics authentication apparatus
US11/848,220 US20080059805A1 (en) 2006-09-06 2007-08-30 Biometrics authentication apparatus
KR1020070090008A KR100901231B1 (ko) 2006-09-06 2007-09-05 생체 인증 장치, 생체 인증 방법 및 프로그램 명령어를포함하는 기계 판독가능 매체
CN2007101495444A CN101138499B (zh) 2006-09-06 2007-09-06 生物测量认证设备

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006241157A JP4743053B2 (ja) 2006-09-06 2006-09-06 生体認証装置、生体認証方法およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008064928A JP2008064928A (ja) 2008-03-21
JP4743053B2 true JP4743053B2 (ja) 2011-08-10

Family

ID=38670729

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006241157A Expired - Fee Related JP4743053B2 (ja) 2006-09-06 2006-09-06 生体認証装置、生体認証方法およびプログラム

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20080059805A1 (ja)
EP (1) EP1901239A3 (ja)
JP (1) JP4743053B2 (ja)
KR (1) KR100901231B1 (ja)
CN (1) CN101138499B (ja)
TW (1) TWI342548B (ja)

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5245971B2 (ja) * 2009-03-26 2013-07-24 富士通株式会社 生体情報処理装置および方法
US8897500B2 (en) * 2011-05-05 2014-11-25 At&T Intellectual Property I, L.P. System and method for dynamic facial features for speaker recognition
CN102915731B (zh) * 2012-10-10 2019-02-05 百度在线网络技术(北京)有限公司 一种个性化的语音识别的方法及装置
JP6227418B2 (ja) * 2014-01-07 2017-11-08 株式会社Nttドコモ 画像認識装置、及び画像認識方法
JP6377921B2 (ja) * 2014-03-13 2018-08-22 綜合警備保障株式会社 話者認識装置、話者認識方法及び話者認識プログラム
US10438204B2 (en) * 2014-05-19 2019-10-08 American Express Travel Related Services Copmany, Inc. Authentication via biometric passphrase
CN105227307A (zh) * 2014-06-03 2016-01-06 阿里巴巴集团控股有限公司 身份验证方法与系统以及服务器数据处理方法和服务器
GB2528040A (en) * 2014-07-02 2016-01-13 Validsoft Uk Ltd Authentication method and server
JP6407634B2 (ja) * 2014-09-02 2018-10-17 株式会社Kddiテクノロジー 通話装置、声紋データの判定結果通知方法およびプログラム
JP6407633B2 (ja) * 2014-09-02 2018-10-17 株式会社Kddiテクノロジー 通話装置、声紋データの判定基準更新方法およびプログラム
KR101675728B1 (ko) * 2015-01-05 2016-11-14 주식회사 슈프리마 정보처리기기를 이용한 사용자 인증 처리 방법 및 장치
US9870456B2 (en) * 2015-03-30 2018-01-16 Synaptics Incorporated Systems and methods for biometric authentication
JP2017097188A (ja) * 2015-11-25 2017-06-01 日本電信電話株式会社 話者らしさ評価装置、話者識別装置、話者照合装置、話者らしさ評価方法、プログラム
CN105528821B (zh) * 2015-12-25 2017-08-29 成都比善科技开发有限公司 一种智能门禁系统
CN105389879B (zh) * 2015-12-25 2017-09-29 成都比善科技开发有限公司 一种智能门禁系统及其控制方法
JP6621678B2 (ja) * 2016-02-15 2019-12-18 ルネサスエレクトロニクス株式会社 認証装置、認証システム及び認証方法
CN106782564B (zh) * 2016-11-18 2018-09-11 百度在线网络技术(北京)有限公司 用于处理语音数据的方法和装置
CN108306736B (zh) * 2017-01-11 2023-02-03 北京三星通信技术研究有限公司 使用心电信号进行身份认证的方法及设备
KR101756059B1 (ko) 2017-03-17 2017-07-10 이진혁 가변적 생체정보 기반의 복합 인증 시스템 및 이를 이용한 복합 인증 방법
KR101756058B1 (ko) * 2017-03-17 2017-07-10 이진혁 가변적 생체정보 기반의 인증 시스템 및 이를 이용한 인증 방법
JP2019010415A (ja) * 2017-06-30 2019-01-24 ヤマハ株式会社 電子血圧計、血圧測定方法、及び電子聴診器
CN108806050A (zh) * 2018-06-27 2018-11-13 北京安恒数通信息技术有限公司 出入管理方法和系统
EP3740949B1 (en) * 2018-07-06 2022-01-26 Veridas Digital Authentication Solutions, S.L. Authenticating a user
US20230198983A1 (en) * 2021-12-02 2023-06-22 Ford Global Technologies, Llc Enhanced biometric authorization

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4724542A (en) 1986-01-22 1988-02-09 International Business Machines Corporation Automatic reference adaptation during dynamic signature verification
JPS63213897A (ja) * 1987-03-02 1988-09-06 株式会社リコー 話者認識装置における辞書更新方式
US5040213A (en) * 1989-01-27 1991-08-13 Ricoh Company, Ltd. Method of renewing reference pattern stored in dictionary
WO2004097740A1 (ja) 1996-08-26 2004-11-11 Masahiko Yamaguchi 指紋認識装置における辞書画像の更新方式
WO1998050880A1 (de) * 1997-05-07 1998-11-12 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren zur anpassung eines referenzdatensatzes anhand mindestens eines eingabedatensatzes durch einen rechner
JP3337633B2 (ja) * 1997-12-03 2002-10-21 富士通株式会社 データ圧縮方法及びデータ復元方法並びにデータ圧縮プログラム又はデータ復元プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JPH11184491A (ja) * 1997-12-18 1999-07-09 Ricoh Co Ltd 音声認識装置
WO2000019383A2 (en) * 1998-09-11 2000-04-06 Loquitor Technologies Llc Generation and detection of induced current using acoustic energy
JP3590285B2 (ja) * 1999-01-27 2004-11-17 株式会社東芝 生体情報認識装置およびその方法
US6256737B1 (en) * 1999-03-09 2001-07-03 Bionetrix Systems Corporation System, method and computer program product for allowing access to enterprise resources using biometric devices
US6597812B1 (en) * 1999-05-28 2003-07-22 Realtime Data, Llc System and method for lossless data compression and decompression
JP2003066985A (ja) * 2001-08-22 2003-03-05 Nec Corp 携帯型通信機器の使用者認証方式
TWI278782B (en) * 2001-08-24 2007-04-11 Toshiba Corp Personal recognition apparatus
KR100438841B1 (ko) 2002-04-23 2004-07-05 삼성전자주식회사 이용자 검증 및 데이터 베이스 자동 갱신 방법, 및 이를이용한 얼굴 인식 시스템
US7437296B2 (en) * 2003-03-13 2008-10-14 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Speech recognition dictionary creation apparatus and information search apparatus
JP2004309779A (ja) * 2003-04-07 2004-11-04 Casio Comput Co Ltd 音声認証装置
WO2005096213A1 (en) 2004-03-05 2005-10-13 Thomson Licensing Face recognition system and method
JP4257250B2 (ja) * 2004-03-30 2009-04-22 富士通株式会社 生体情報照合装置並びに生体特徴情報絞込み装置,生体特徴情報絞込みプログラムおよび同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
JP4601380B2 (ja) * 2004-10-08 2010-12-22 富士通株式会社 生体認証システムの登録方法、生体認証システム及びそのプログラム
JP4387273B2 (ja) * 2004-09-10 2009-12-16 東芝テック株式会社 個人認証装置
KR20060063599A (ko) * 2004-12-07 2006-06-12 한국전자통신연구원 사용자 인식 시스템 및 그 방법

Also Published As

Publication number Publication date
TW200818119A (en) 2008-04-16
JP2008064928A (ja) 2008-03-21
EP1901239A2 (en) 2008-03-19
EP1901239A3 (en) 2012-01-04
TWI342548B (en) 2011-05-21
CN101138499B (zh) 2010-06-09
KR100901231B1 (ko) 2009-06-08
KR20080022524A (ko) 2008-03-11
CN101138499A (zh) 2008-03-12
US20080059805A1 (en) 2008-03-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4743053B2 (ja) 生体認証装置、生体認証方法およびプログラム
JP4403426B2 (ja) 生体認証装置及び生体認証プログラム
US7434063B2 (en) Authentication method, apparatus, and system
US7447339B2 (en) Unique code generating apparatus, method, program and recording medium
JP5426403B2 (ja) ハイブリッド生体認証装置、ハイブリッド生体認証方法、ハイブリッド生体認証用コンピュータプログラム。
JP2006107340A (ja) 生体情報認証装置及び方法,並びに生体情報認証プログラム及び生体情報認証プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
CN112818909A (zh) 图像更新方法、装置、电子设备及计算机可读介质
JP4951415B2 (ja) 生体認証システム
JP2010049357A (ja) 認証装置、認証システム及び認証方法
JP2007058683A (ja) 認証装置
JP2006085268A (ja) 生体認証システムおよび生体認証方法
JP4812497B2 (ja) 生体照合システム
JP2003186836A (ja) 複合認証システム
JP5511277B2 (ja) 認証システム
JP2007305011A (ja) 生体認証装置
JP2012123526A (ja) 生体認証装置、および生体認証方法
CN112232443A (zh) 身份认证方法、装置、设备及存储介质
JP4884052B2 (ja) 生体認証システム
JP4481191B2 (ja) 生体認証装置、生体認証方法、ならびに、プログラム
JP2005157746A (ja) 本人認証装置
Orság et al. Biometric Security Systems: Fingerprint and Speech Technology.
GB2511467A (en) Access management system and method
WO2022224639A1 (ja) 物体認識装置、物体認識装置の制御方法
CN115033862A (zh) 生物特征模板更新方法、装置、芯片及设备
JPS63106798A (ja) 個人認証装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090717

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110315

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110412

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110425

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140520

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4743053

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees