JP4742134B2 - 小型広帯域アンテナおよび無線通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、誘電体プリント基板を利用したアンテナに関し、特に、広帯域の無線通信に用いる小型のアンテナに関する。
従来、超広帯域の無線通信技術であるUWB(Ultra Wide Band)技術が知られている。一般に、UWB技術は、ワイヤレスTV、あるいは、ノートパソコンまたは携帯情報端末のための無線LAN等に利用される。UWB技術を用いた通信の周波数としては、例えば3.1GHz〜4.9GHzが想定されるが、その通信を実現するには、UWBの無線通信に対処し得るアンテナが必要とされる。
従来知られた広帯域アンテナとして、例えば、図25に示すようなディスコーンアンテナ200’がある。ディスコーンアンテナ200’は、同軸中心導体204’が同軸外部導体205’により覆われた同軸ケーブル203’に、放射素子となる円板201’および円錐板202’が図示の態様にて取り付けられたものである。
また、上記のディスコーンアンテナ200’のような立体的なアンテナのほか、従来、プリント基板に放射素子が形成された平面的なアンテナがある。この種のアンテナ技術として、例えば、後述の非特許文献1には、自己補対放射素子を用いた広帯域アンテナが記載されている。このアンテナは、ダイポールアンテナ(Dipole Antenna:双極アンテナ)の2系統の放射素子に相当する2つのパターンがプリント基板に形成されたものである。2つのパターンのうち一方はプリント基板の表面に形成され、他方は、基板の裏面において表面のパターンと対向しないよう形成される。
電子情報通信学会論文誌(B)Vol.J88−B No.9、2005年9月、1662ページ〜1673ページ
ところで、昨今では、上記のUWB技術を利用し、携帯情報端末やノートパソコンのためのUSB(Universal Serial Bus)接続をワイヤレスで実現する技術が提案されている。一般に、携帯情報端末やノートパソコンに装着されるUSB機器のサイズは、携帯情報端末やノートパソコンのサイズや持ち運び性を考慮し、いわゆるメモリスティックのように極力小型であることが望まれる。このメモリスティックの場合、そのサイズは、長さ60mmx幅15mmx厚さ8mm程度が一般的である。したがって、UWB技術によりUSBを実現するにあたっては、端末に装着する無線インタフェース機器のサイズも、メモリスティックのサイズと同程度であることが要求される。
UWB技術に係るスティック形状のUSB機器、すなわち端末に装着する無線インタフェース機器には、アンテナ及びそれに接続された通信回路を実装したプリント基板が搭載されている。このプリント基板の面積は、およそ長さ50mmx幅10mmであるが、そのうちアンテナに与えられる面積は長さ20mmx幅10mm程度である。
前述のディスコーンアンテナ200は、無線通信において広帯域な特性が得られるが、図25に示すように、その形状は立体的であり且つ大型化し易い。よって、携帯情報端末に装着する無線インタフェース機器のアンテナには不向きである。一方、非特許文献1にて提案されているアンテナは、平面的なものであるが、アンテナに必要とされる面積が長さ65mmx幅40mmである。従って、この技術を、アンテナの面積が長さ20mmx幅10mm程度に制限される上述の無線インタフェース機器に適用することは困難である。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、広帯域の無線通信に使用されるアンテナをより小型にプリント基板へ形成する技術を提供することにある。
本発明に係る小型広帯域アンテナは、誘電体基板に形成された放射素子および該放射素子に双極の電位を供給する給電手段を備え、前記放射素子は、前記給電手段から接地電位が供給される給電点を有する接地電位部と、前記給電手段から接地電位と対の電位が供給される給電点を有する対極電位部とを有し、前記接地電位部および対極電位部は、それぞれが前記誘電体基板の表裏にテーパ形状に形成され且つ相互に容量結合する一対の導体を含み、それぞれの前記給電点が前記誘電体基板の表裏いずれかの同一面の各導体のテーパ頂部に位置する。
本発明の基本構想は、ダイポールアンテナの2系統の放射素子をそれぞれ分割し、分割により形成された素子部分を誘電体基板の表裏に配置するというものである。よって、基板の同一面上には、2系統の素子部分が存在する。かかる構成のアンテナに給電がなされると、表裏に形成された同一系統の素子部分は、互いに重なり合う箇所すなわち誘電体基板を介して対向する箇所で容量結合する。これにより、同一系統の素子部分が基板を介して電気的に接続される。
本発明によれば、放射素子を構成する接地電位部及び対極電位部のそれぞれを分割し、分割により形成された素子部分となる各導体を基板の表裏に配置したことから、アンテナの小型化を図ることができる。また、各導体をテーパ状に形成したことにより、広帯域の周波数特性を得ることができる。したがって、UWBの無線通信によりUSBを実現する技術にも対処することが可能となる。
本発明の小型広帯域アンテナの第1の実施形態の構成図である。 第1の実施形態のアンテナの表裏を示す構成図である。 本発明の小型広帯域アンテナの第2の実施形態の構成図である。 第2の実施形態のアンテナの表裏を示す構成図である。 本発明の小型広帯域アンテナの第3の実施形態の構成図である。 第3の実施形態のアンテナの表裏を示す構成図である。 本発明の小型広帯域アンテナの第4の実施形態の構成図である。 第4の実施形態のアンテナの表裏を示す構成図である。 本発明の小型広帯域アンテナの第5の実施形態の構成図である。 第5の実施形態のアンテナの表裏を示す構成図である。 本発明の小型広帯域アンテナの第6の実施形態の構成図である。 第6の実施形態のアンテナの表裏を示す構成図である。 本発明の小型広帯域アンテナの第7の実施形態の構成図である。 第7の実施形態のアンテナの表裏を示す構成図である。 本発明の小型広帯域アンテナの第8の実施形態の構成図である。 第8の実施形態のアンテナの表裏を示す構成図である。 本発明の小型広帯域アンテナの第9の実施形態の構成図である。 第9の実施形態のアンテナの表裏を示す構成図である。 本発明の小型広帯域アンテナの第10の実施形態の構成図である。 本発明の小型広帯域アンテナの第11の実施形態の構成図である。 本発明の小型広帯域アンテナの第12の実施形態の構成図である。 本発明の小型広帯域アンテナの第13の実施形態の構成図である。 第13の実施形態のアンテナの表裏を示す構成図である。 本発明の小型広帯域アンテナのリターンロス特性の説明図である。 従来のディスコーンアンテナの構成図である。 第14の実施形態のアンテナの表裏を示す構成図である。 第14の実施形態のアンテナのリターンロス特性の説明図である。 第15の実施形態のアンテナの表裏を示す構成図である。 第16の実施形態のアンテナの表裏を示す構成図である。 第17の実施形態のアンテナの表裏を示す構成図である。 無線通信装置の概略ブロック図である。
符号の説明
101〜117:アンテナ
1、61:プリント基板(誘電体基板)
2:同軸ケーブル
3:同軸中心導体
4:同軸外部導体
5:同軸外部導体接続線
11〜17、31、32、41、42:導体
21、51、73:スルーホール
71:マイクロストリップライン
72:グランド
200:プリント基板(誘電体基板)
201:グランド
202:マイクロストリップライン
203、301、401:スタブ
204:スルーホール
《実施形態の構成の説明1》
図1に、本発明の第1の実施形態のアンテナ101の構成を示す。図2は、アンテナ101の表面及び裏面における導体パターンの態様を一括して示すものである。本実施形態のアンテナ101においては、放射素子としての後述の導体11〜導体16およびインピーダンス整合部として機能する導体17がプリント基板1上にパターン形成されている。プリント基板1は、長手方向の寸法を「Y」および短手方向の寸法を「X」(X<Y)とした矩形を成す誘電体基板である。即ち、本実施形態および以下の実施形態でいうプリント基板は、その外面に導体がプリントされるべき誘電体基板のことを指す。
アンテナ101には、放射素子に双極(Dipole)の電位を供給する給電手段としての同軸ケーブル2が接続されている。同軸ケーブル2は、接地電位が与えられた同軸外部導体4と、これに被覆され接地電位と対の電位を供給する同軸中心導体3とを備える。
プリント基板1は矩形状をなしており、放射素子はプリント基板1の2つの長手方向外周辺(寸法Yの直線状外周辺)と2つの短手方向外周辺(寸法Xの直線状外周辺)とにより規定される矩形状のアンテナ領域に形成されている。
導体11は、プリント基板1の表面において第1の長手方向外周辺の中央近傍より上方の短手方向外周辺に向かって広がるテーパ形状の導体パターンである。この導体11は、プリント基板1の上方の1つの頂点を直角点とした大略直角三角形に形成されると共に、その直角三角形の斜辺から基板1の第2の長手方向外周辺の方へと突出する凸部を有する。この凸部は、基板の上方端部付近で三角形または台形に形成される。
導体12は、プリント基板1の裏面において第2の長手方向外周辺の中央近傍より上方の短手方向外周辺に向かって広がるテーパ形状の導体パターンである。この導体12は、プリント基板1の上方の1つの頂点を直角点とした大略直角三角形に形成されると共に、その直角三角形の斜辺から基板1の第1の長手方向外周辺の方へと突出する凸部を有する。この凸部は、基板の上方端部付近で三角形または台形に形成される。これら導体11及び導体12は、接地電位と対になる電位が供給される対極電位部に対応する構成要素である。
導体13は、プリント基板1の表面において第1の長手方向外周辺の中央近傍より下方の短手方向外周辺に向かって広がるテーパ形状の導体パターンである。導体14は、プリント基板1の裏面において第2の長手方向外周辺の中央近傍より下方の短手方向外周辺に向かって広がるテーパ形状の導体パターンである。これらは、接地電位が供給される接地電位部に対応する構成要素であり、プリント基板1の異なる頂点を直角点とした大略直角三角形に形成される。
導体15及び導体16は、プリント基板1の第1および第2の長手方向外周辺に対応する両側面に形成され、導体11及び導体12に接合された導体であり、プリント基板1の上方の短手方向外周辺に隣接して位置する導体11及び導体12間を短絡する手段である。導体17は、プリント基板1の表面の導体11から伸長するカギ状(L字状)のスタブ導体であり、その屈曲方向は該スタブ導体の先端部が導体11に対向する(すなわち導体11の斜辺と概ね平行になる)ように設定される。これら導体15、導体16及び導体17は、同軸ケーブル2の特性インピーダンスと、同軸ケーブル2から導体11側を見た入力インピーダンスとを整合させるためのインピーダンス整合部に対応する構成要素である。
なお、スタブとしての導体17の形状は、その先端が開放されていれば、図示のようなカギ状に限らず、曲りのない直線的な帯状としてもよい。また、スタブの配置は、図示の導体17のように導体11のテーパ頂部付近とすることに限らず、インピーダンス整合の都合に応じて他の配置とすることができる。
かかる構成のアンテナ101において、その給電は、図1に示すように、同軸ケーブル2の同軸中心導体3を導体11のテーパ頂部にハンダ付けし、また、同軸外部導体4を導体13のテーパ頂部からプリント基板1の第1の長手方向外周辺に沿って一様にハンダ付けすることにより実現する。かくして、接地電位部および対極電位部の給電点は、誘電体基板1の表面の導体11,13のテーパ頂部に位置する。
以上のように、接地電位部の一対の導体13,14は、各導体のテーパ頂部の近傍の領域同士が誘電体基板1を介して対向することなく配置され、各導体のテーパ頂部の近傍の領域以外の一部の領域(下方の短手方向外周辺に隣接する領域)同士が誘電体基板1を介して対向して配置されている。同様に、対極電位部の一対の導体11,12は、各導体のテーパ頂部の近傍の領域同士が誘電体基板1を介して対向することなく配置され、各導体のテーパ頂部の近傍の領域以外の一部の領域(上方の短手方向外周辺に隣接する領域)同士が誘電体基板1を介して対向して配置されている。
接地電位部および対極電位部のそれぞれの給電点の位置する導体11,13は、そのテーパ頂部同士がプリント基板1の外形と一致する矩形状のアンテナ領域の第1の長手方向辺の中央の近傍に配置され、且つテーパ頂部を挟む辺のうちの一方がアンテナ領域の第1の長手方向辺に合致している。また、接地電位部および対極電位部のそれぞれの前記給電点の位置する導体と対をなす導体12,14は、そのテーパ頂部同士が前記アンテナ領域の第2の長手方向辺の中央の近傍に配置され、且つテーパ頂部を挟む辺のうちの一方がアンテナ領域の第2の長手方向辺に合致している。更に、接地電位部の一対の導体13,14のテーパ頂部を挟む辺のうちの他方(即ち斜辺)同士が交差し、対極電位部の一対の導体11,12のテーパ頂部を挟む辺のうちの他方(即ち斜辺)同士が交差している。尚、この交差は、実際に交わることを意味するものではなく、基板の表面または裏面の法線方向から見た場合に交差して見えることを意味する。
図3に、本発明の第2の実施形態のアンテナ102の構成を示す。図4は、アンテナ102の表面及び裏面における導体パターンの態様を一括して示すものである。本実施形態のアンテナ102と、図1に示す前述のアンテナ101との差異は、導体11及び導体12間の短絡手段にある。具体的には、図1のアンテナ101の短絡手段が側面の導体15及び導体16であるのに対し、本実施形態のアンテナ102は、図3及び図4に示すスルーホール21を短絡手段とする。
スルーホール21は、別名ビアホールと称される従来知られた短絡手段であり、その構造は、導体11及び導体12間に位置するプリント基板1を貫通する穴の内壁に導体が形成されたものである。スルーホール21の数は、図示の例では、プリント基板1における上方の両側面に沿って3箇所ずつ、計6箇所であるが、高周波的にみて、すなわち使用する波長の長さに対してスルーホール21が十分小さいものであれば、2個ずつまたは1個ずつ、あるいは3個ずつ以上など、適宜設定が可能である。また、スルーホール21の配置も図示のものに限らない。
図5に、本発明の第3の実施形態のアンテナ103の構成を示す。図6は、アンテナ103の表面及び裏面における導体パターンの態様を一括して示すものである。本実施形態のアンテナ103と、図1に示す前述のアンテナ101との差異は、短絡手段の有無と、対極電位部となる導体パターンの形状にある。すなわち、アンテナ103は、プリント基板1の表裏間の短絡手段を具備せず、また、対極電位部として、図1の導体11及び導体12に替わる導体31及び導体32を備える。
導体31は、プリント基板1の表面において第1の長手方向外周辺の中央近傍より上方の短手方向外周辺に向かって広がるテーパ形状の導体パターンである。導体32は、プリント基板1の裏面において第2の長手方向外周辺の中央近傍より上方の短手方向外周辺に向かって広がるテーパ形状の導体パターンである。これら導体31および導体32は、図5及び図6に示すように、それぞれ前述の導体11及び導体12のような凸部を具備しない大略直角三角形に形成される。
図7に、本発明の第4の実施形態のアンテナ104の構成を示す。図8は、アンテナ104の表面及び裏面における導体パターンの態様を一括して示すものである。本実施形態のアンテナ104は、図1に示す前述のアンテナ101のプリント基板1の裏面に、スタブとなる導体41を付加したものと同等である。
導体41は、プリント基板1の裏面において、一部がプリント基板1の表面の導体13と対向するように形成され、本発明における接地電位部のためのインピーダンス整合部となる第2のスタブ導体としての機能を果たす。図示の導体41は、プリント基板1の裏面において第1の長手方向外周辺の中央近傍から延びていて、いずれの導体パターンにも接合されることなく独立して形成されており、その屈曲方向はプリント基板1の表面のスタブ導体17のそれと水平方向(即ち、プリント基板1の短手方向外周辺と平行な方向)に関して対称になるよう配置されている。すなわち、第2のスタブ導体41は、その屈曲方向がその先端部が第2のスタブ導体41と容量結合する接地電位部の導体13に誘電体基板1の表裏で(すなわち誘電体基板1を介して)対向する(すなわち導体13の斜辺と概ね平行になる)ように形成されている。なお、導体41の形状は、プリント基板1の表面のスタブ導体17と同様にカギ形状(L字状)であるが、これに替えて曲がりのない帯形状であってもよい。
図9に、本発明の第5の実施形態のアンテナ105の構成を示す。図10は、アンテナ105の表面及び裏面における導体パターンの態様を一括して示すものである。
本実施形態のアンテナ105と、図7に示す前述のアンテナ104との差異は、短絡手段にある。具体的には、図7のアンテナ104が短絡手段としてプリント基板1の側面の導体15及び導体16を具備するのに対し、アンテナ105は、図9に示すように、スルーホール21を短絡手段とする。このスルーホール21は、図3に示す前述のアンテナ102が具備するものと同様のものであり、説明を省略する。
図11に、本発明の第6の実施形態のアンテナ106の構成を示す。図12は、アンテナ106の表面及び裏面における導体パターンの態様を一括して示すものである。本実施形態のアンテナ106は、図5に示す前述のアンテナ103、すなわち短絡手段を具備しないアンテナ103に対し、その裏面に図7に示す前述のアンテナ104と同様な第2のスタブとなる導体41を付加したものと同等である。
図13に、本発明の第7の実施形態のアンテナ107の構成を示す。図14は、アンテナ107の表面及び裏面における導体パターンの態様を一括して示すものである。本実施形態のアンテナ107は、図7に示す前述のアンテナ104に対し、プリント基板1の表面の導体13と、プリント基板1の裏面に形成された第2のスタブ導体41とを基板側面で短絡する導体42を付加したものと同等である。
図15に、本発明の第8の実施形態のアンテナ108の構成を示す。図16は、アンテナ108の表面及び裏面における導体パターンの態様を一括して示すものである。本実施形態のアンテナ108は、図9に示す前述のアンテナ105に対し、プリント基板1の表面の導体13とプリント基板1の裏面の第2のスタブ導体41とをスルーホール51により短絡したものと同等である。このスルーホール51の構造は、プリント基板1の上方端部にあるスルーホール21と同様であり、説明を省略する。
図17に、本発明の第9の実施形態のアンテナ109の構成を示す。図18は、アンテナ109の表面及び裏面における導体パターンの態様を一括して示すものである。本実施形態のアンテナ109は、図11に示す前述のアンテナ106に対し、プリント基板1の表面の導体13とプリント基板1の裏面の第2のスタブ導体41とをスルーホール51により短絡したものと同等である。
次に、本発明の小型広帯域アンテナにおける給電に関し、その実施形態を説明する。図19に、第10の実施形態のアンテナ110の構成を示す。図示のアンテナ110は、便宜上、前述の第1の実施形態(図1及び図2)の導体パターンを適用したものであるが、導体パターンは、これに限らず他の実施形態のものであってもよい。
アンテナ110の給電は、同軸ケーブル2の同軸中心導体3が、導体11のテーパ頂部にハンダ付けされる一方で、同軸外部導体4は、同軸外部導体接続線5により導体13のテーパ頂部に接続される。より詳しくは、同軸外部導体接続線5の一端が同軸外部導体4にハンダ付けされ、他端が導体13のテーパ頂部にハンダ付けされる。
前述の第1〜第9の各実施形態では、同軸ケーブル2が、プリント基板1に対しその長手方向に沿って配置されて接続されたのに対し、図19に示す本実施形態では、同軸中心導体3に曲げを施すことにより、同軸ケーブル2がプリント基板1に対しその長手方向にほぼ直交する方向に配置されて接続される。
図20に、給電に関する他の実施形態としての第11の実施形態の構成を示す。本実施形態のアンテナ111と、図19に示す前述のアンテナ110との差異は、同軸外部導体4の接続態様にある。前述のアンテナ110は導体13及び同軸外部導体4が同軸外部導体接続線5により接続されているのに対し、本実施形態のアンテナ111は、図20に示すように、同軸外部導体4が導体13のテーパ頂部に点接触により直接的にハンダ付けされる。
このように、本発明を実施するにあたっては、同軸ケーブル2の配線方向の都合に応じて、図1に示すような前述の給電方法、あるいは図19又は図20に示す給電方法を適用すればよい。
図21に、本発明の第12の実施形態の構成を示す。前述の各実施形態は、プリント基板1の寸法がアンテナの外周寸法を規定するものであったが、本実施形態は、前述のプリント基板1よりも大型のプリント基板61の一部の領域(アンテナ領域)にアンテナ112を形成するものである。このプリント基板61は、携帯情報端末に装着するUSB対応の無線インタフェース機器のような無線通信装置に搭載される誘電体基板であり、プリント基板61を用いて、図示しない通信回路がアンテナ112と共に形成される。
即ち、誘電体基板61は矩形状をなしており、放射素子は誘電体基板61の長手方向外周辺の一部と短手方向外周辺の一部とにより規定される矩形状のアンテナ領域に形成されている。誘電体基板61の長手方向とアンテナ領域の長手方向とは、一致する必要はなく、たとえば互いに直交していてもよい。
以上のようにして、小型広帯域アンテナと、そのプリント基板61を用いて形成され且つ小型広帯域アンテナと電気的に接続された無線通信回路部とを含む無線通信装置が構成される。このような無線通信装置の概略ブロック図を図31に示す。
図21に示すアンテナ112は、その導体パターンとしては図3に示すアンテナ102のものが適用され、また、給電方法としては、図19に示すものが適用されたものである。プリント基板61に形成するアンテナの導体パターンとしては、図示のものに替えて他の実施形態のものを適用することができるが、短絡手段を持たせる場合は、スルーホールを具備する実施形態のものを適用する。
図22に、本発明の第13の実施形態の構成を示す。図23は、本実施形態のアンテナ113の表面及び裏面における導体パターンの態様を一括して示すものである。
本実施形態のアンテナ113は、図21に示す前述のアンテナ112の給電手段として、同軸ケーブル2を接続することに替えて、プリント基板1の表裏にマイクロストリップライン71及びグランド72を形成したものと同等である。具体的には、図22に示すように、同軸中心導体3に対応するマイクロストリップライン71をプリント基板1の表面の導体31に接続し、同軸外部導体4に対応するプリント基板1の裏面のグランド72とプリント基板1の表面の導体13とをプリント基板1に形成されたスルーホール73により短絡する。
なお、表面の導体13と裏面のグランド72との短絡形態は、図示のものに限らず、例えば、棒状の導体または導線によってハンダ付けで接続する、あるいは、グランド72のパターンを導体13の下まで形成し、静電容量によって両者を高周波的に短絡させるという形態がある。
以上の実施形態では、短絡手段の一つとして、プリント基板1の側面に形成される導体15及び導体16(例えば図1)を説明したが、短絡手段の形態としては、プリント基板1の上方の側面、すなわち基板1の上方の短手方向外周辺に、導体11及び導体12を短絡する導体を形成するという形態であってもよい。その場合、導体パターンとしては、上方端部付近で矩形を成す導体11及び導体12(図1)に替えて、図5に示すような導体31及び導体32であってもよい。
また、本発明に係る小型広帯域アンテナに関し、その放射素子の形状は、上記各実施形態のものに限定されない。例えば、放射素子となる各導体パターンの形状は、大略直角三角形に替えて、直角点を有しない大略三角形であってもよい。さらにまた、給電点が設定される頂点を具備するテーパ形状であれば、上記実施形態のような直線のみにより形成される形状に限らず、例えば曲線を含む形状であってもよい。また、接地電位部および対極電位部のそれぞれの導体は、そのテーパ頂部を挟む2つの辺のいずれもがプリント基板の外周辺に合致しなくともよい。
《電気的作用の説明1》
次に、本発明の小型広帯域アンテナの電気的作用について説明する。まず、短絡手段を具備しない図5に示すアンテナ103を例に挙げて説明する。アンテナ103の基本的な動作は、ダイポールアンテナに基づく。図5より、同軸ケーブル2はプリント基板1の表面において導体31及び導体13に接続されているが、これら導体31及び導体13は、ダイポールアンテナの双極のエレメントに相当する。
しかしながら、基板表面に導体31及び導体13を形成したのみでは、各エレメントとしての絶対的な長さが不足する。そこで、この不足分の長さを補うべく形成されているのが導体32及び導体14である。すなわち、表面の導体31及び裏面の導体32により本発明に係る対極電位部を形成し、また、表面の導体13及び裏面の導体14が接地電位部を形成する。
対極電位部に関し、表面の導体31と裏面の導体32は、直流的には導通していないが、高周波的には接続されているとみなすことができる。高周波的な接続とは、導体31及び導体32間の容量結合による作用を指す。より詳細には、同軸ケーブル2からの給電により、プリント基板1を挟む導体31及び導体32の重複箇所において容量結合が生じ、結果、導体31及び導体32間が電気的に接続されることを指す。
したがって、アンテナ103をダイポールアンテナとして見た場合、同軸中心導体3に接続される放射素子の長さは、導体31及び導体32の長さを足したものと考えることができる。また、導体31及び導体32は上方端部で接続され、且つ、導体32が裏面側に折り曲げられたものと解釈できる。
ここで、導体31及び導体32はそれぞれテーパ形状に形成されていることから、両者を同一平面上にて接続した状態を想定すると、その形状は、概ね平行四辺形を成す。よって、給電点となる導体31のテーパ頂部から導体32への電気の伝播ルートとして、多様な長さのルートを確保できる。このことは、多様な長さの波長が分布できることを意味し、すなわち、広帯域特性を得ることができる所以である。
ダイポールアンテナの他方のエレメントとなる接地電位部については、上記説明を導体13及び導体14に適用したものと同等であり、説明を省略する。また、導体17は、前述したように、インピーダンス整合をとるために適正な位置に形成されたスタブである。
次に、本発明の電気的作用について、短絡手段を具備する図1に示すアンテナ101を例に挙げて説明する。図1のアンテナ101の作用も、基本的には、図5のアンテナ103の作用と同様である。アンテナ101とアンテナ103との違いは、インピーダンスを整合させるための短絡手段が付加されていることである。すなわち、アンテナ101において、対極電位部となる導体11及び導体12が凸部を有しており、その凸部に接合された導体15及び導体16により導体11及び導体12が短絡されている。
図5のアンテナ103に対し、図1のアンテナ101には上記のような構造の違いはあるが、各アンテナエレメントをプリント基板1の端部で折り返した状態に形成し、且つ、折り返しによる重複箇所で容量結合させるということに関しては、アンテナ101及びアンテナ103間の差異はない。両者の構造の違いは、インピーダンスの整合手段と考えて差し支えなく、原理的な差異はない。
このように、本発明に係る小型広帯域アンテナは、いずれも双極のエレメントを持つダイポールアンテナと原理的に同様な動作をする。
本発明の小型広帯域アンテナの実際のアンテナ寸法について説明する。アンテナ寸法は、使用周波数の最小値の波長で計算して、例えば、短手方向を約0.1波長分の寸法とし、また、長手方向を約0.2波長分の寸法とすることができる。図1及び図5では、X=約0.1波長、Y=約0.2波長となる。
本発明のアンテナは、前述したように、ダイポールアンテナの各エレメントの中央付近に幅を持たせ、それらを折り返したものとみなすことができる。よって、この見地によれば、折り返した状態での縦(Y)の長さが0.2波長であることは、折り返し分を伸ばせば、各エレメントの長さは0.2波長となる。さらに、エレメントの斜め方向、すなわち前述した擬似的な平行四辺形における対角線方向にも電流が流れることを考慮すれば、各エレメントの全長は概ね0.25波長になると考えられる。よって、本発明の原理が、広帯域通信において十分に実用的かつ効果的なものであることがわかる。
上記のことから、使用周波数の最小値が例えば3.1GHzの場合、その波長は約97mmであることから、アンテナ寸法としては、約10mm×約20mm確保できれば実現可能である。よって、本発明によれば、UWBによりUSB接続を実現するための無線インタフェース機器に好適となる。
図24は、図1の構成に関するリターンロス特性の実測値である。ここで、図1に示すプリント基板1の寸法は、長さ(Y)が約20mm、幅(X)が約10mm、厚さは約0.8mmとしている。また、プリント基板1の材料は、FR−4基板(ガラスエポキシ基板)である。図24より、3.1GHzから4.9GHzのリターンロスは、約−7.4dBであり、VSWRは、2.5以下である。
以上説明した実施形態によれば、UWBのような広帯域の無線通信に対処し得るアンテナをプリント基板上に小型に形成することができる。
《実施形態の構成の説明2》
図26に、本発明の第14の実施形態の構成を示す。図26は、本実施形態のアンテナ114の表面及び裏面における導体パターンの態様を一括して示すものである。本実施形態のアンテナ114は、給電手段としてマイクロストリップ線路(71、72)を具備する前述のアンテナ113(図22及び図23)を応用したものである。
アンテナ114は、図26に示すように全体が長方形、または、少なくともアンテナ114が形成される部分(アンテナ領域)が長方形を成すプリント基板200と、プリント基板200の端部周辺の表裏に形成された導体11、導体12、導体13及び導体14と、給電手段としてのマイクロストリップライン202及びグランド201とを備える。ここで、マイクロストリップライン202は、本発明におけるマイクロストリップ線路を構成する第1の導体に対応し、グランド201は第2の導体に対応する。
導体11〜導体14の形状は、基本的には、前述の実施形態において対応するものと同様であるが、導体13は、テーパ形状に広がった端部でグランド201と接続されており、実質的にはグランド201と一体化された形状を成す。元来、グランド201は、プリント基板200に実装されるUWB用LSI(図示略)等の部品に接地電位を供給するためにプリント基板200上に形成される、いわゆるグランド板である。本実施形態では、導体13をグランド201と一体化することにより、アンテナ114と実装部品とでグランド201を共用する。
図26に示すように、アンテナ114は、プリント基板200の表面の導体13のテーパ頂部から伸長する鉤状のスタブ導体であるスタブ203を有する。スタブ203は、その屈曲方向がスタブ先端部が導体13に対向する(すなわち導体13の斜辺と概ね平行になる)ように設定されている。このスタブ203は、アンテナ114の電気的なインピーダンスを調整するものであるから、配置及び数量は、図示のものに限らず、必要に応じて適宜変更してよい。
アンテナ114における給電は、導体11のテーパ頂部にスルーホール204を介して接続されたマイクロストリップライン202により行われる。マイクロストリップライン202の端部は、必要に応じて、グランド201側に実装されるUWB用LSI等の回路に接続される。
以上のようにして、小型広帯域アンテナと、そのプリント基板200を用いて形成され且つ小型広帯域アンテナと電気的に接続された無線通信回路部とを含む無線通信装置が構成される。
《電気的作用の説明2》
アンテナ114の電気的作用は、原理的には、アンテナ101及びアンテナ103(図1及び図5)を例に挙げて説明した前述の電気的作用と同様である。前述の説明を引用すると、アンテナ114は、垂直のダイポールアンテナとみなすことができる。また、アンテナ114は、導体13がグランド201と一体化されていることから、図26における導体13の右端も、部分的には図5に示すアンテナに関する電気的作用の説明において記載したように、ダイポールの他方のエレメントの一部として作用する。よって、導体13をグランド201と接続し、導体13上の電流がグランド201側にも自由に流れることができるようにすることで、インピーダンスの整合の効果が高められる。
図27に、図26の構成におけるリターンロス特性を示す。図示の特性は、プリント基板200の寸法が、幅10mm、長さ45mm、厚さ0.8mmであり、基板部材としてガラスエポキシ基板(FR−4基板)を用いた場合の実測例である。図27に示すように、使用帯域の3.1GHz〜4.9GHzにおいて、−11dBのリターンロスが得られている。この値は、VSWRで1.8以下に相当する。このように良好なVSWRが得られることで、インピーダンスの不整合に起因してアンテナから反射される電力も減るため、アンテナの放射効率および利得が高められる。
このように、プリント基板(200)に実装されるUWB用LSI等の回路のためのグランド板(201)をアンテナと共用するよう構成することで、より良好なVSWR特性、放射効率及び利得を実現することができる。
《実施形態の構成の説明3》
前述したように、図26に示すスタブ203のようなスタブ導体の配置および数量は、図示のものに限定されない。以下、図28、図29及び図30を参照して、アンテナ114の構成からスタブ導体(203)の配置あるいは数量を変更した実施形態について説明する。
図28に、本発明の第15の実施形態の構成を示す。図28は、本実施形態のアンテナ115の表面及び裏面における導体パターンの態様を一括して示すものである。前述のアンテナ114(図26)が、導体13から伸長するスタブ203を有するのに対し、本実施形態のアンテナ115は、図28に示すように、プリント基板200の裏面にてマイクロストリップライン202から伸長するスタブ301を有する。スタブ301は、スタブ203と同様に鉤状を成し、その屈曲方向がスタブ先端部がプリント基板200を介して導体11に対向する(すなわち導体11の斜辺と概ね平行になる)ように設定されている。
図29に、本発明の第16の実施形態の構成を示す。図29は、本実施形態のアンテナ116の表面及び裏面における導体パターンの態様を一括して示すものである。アンテナ116のスタブ導体は、導体11のテーパ頂部、すなわちプリント基板200の表面におけるスルーホール204付近から伸長する鉤状のスタブ401である。スタブ401は、図29に示すように、その屈曲方向がスタブ先端部が導体11に対向する(すなわち導体11の斜辺と概ね平行になる)ように設定されている。
図30に、本発明の第17の実施形態の構成を示す。図30は、本実施形態のアンテナ117の表面及び裏面における導体パターンの態様を一括して示すものである。アンテナ117は、スタブ導体として、プリント基板200の表面において導体13から伸長する前述のスタブ203(図26)と、裏面においてマイクロストリップライン202から伸長する前述のスタブ301(図28)とを備える。
図26に示すアンテナ114を基本としてスタブ導体(203)の配置及び数量を変更した構成は、図28〜図30に示す上記のものに限らず、インピーダンス整合の都合に応じて適宜変更してよい。
本発明の小型広帯域アンテナは、UWB無線技術に用いるアンテナ、無線LAN用アンテナ、地上波デジタルTV放送受信用アンテナ、及び、携帯電話用アンテナ等、小型に形成でき且つ広い周波数帯域を必要とする用途に好適である。

Claims (30)

  1. 誘電体基板に形成された放射素子および該放射素子に双極の電位を供給する給電手段を備え、
    前記放射素子は、前記給電手段から接地電位が供給される給電点を有する接地電位部と、前記給電手段から接地電位と対の電位が供給される給電点を有する対極電位部とを有し、
    前記接地電位部および対極電位部は、それぞれが前記誘電体基板の表裏にテーパ形状に形成され且つ相互に容量結合する一対の導体を含み、それぞれの前記給電点が前記誘電体基板の表裏いずれかの同一面の各導体のテーパ頂部に位置することを特徴とする小型広帯域アンテナ。
  2. 前記接地電位部および対極電位部のそれぞれの前記一対の導体は、各導体のテーパ頂部の近傍の領域同士が前記誘電体基板を介して対向することなく配置され、各導体の前記テーパ頂部の近傍の領域以外の領域同士が前記誘電体基板を介して対向して配置されていることを特徴とする請求項1記載の小型広帯域アンテナ。
  3. 前記誘電体基板は矩形状をなしており、前記放射素子は前記誘電体基板の長手方向外周辺の少なくとも一部と短手方向外周辺の少なくとも一部とにより規定される矩形状のアンテナ領域に形成されており、
    前記接地電位部および対極電位部のそれぞれの前記給電点の位置する導体は、そのテーパ頂部同士が前記アンテナ領域の第1の長手方向辺の中央の近傍に配置され且つ前記テーパ頂部を挟む辺のうちの一方が前記アンテナ領域の第1の長手方向辺に合致しており、
    前記接地電位部および対極電位部のそれぞれの前記給電点の位置する導体と対をなす導体は、そのテーパ頂部同士が前記アンテナ領域の第2の長手方向辺の中央の近傍に配置され且つ前記テーパ頂部を挟む辺のうちの一方が前記アンテナ領域の第2の長手方向辺に合致しており、
    前記接地電位部の一対の導体の前記テーパ頂部を挟む辺のうちの他方同士が交差し、前記対極電位部の一対の導体の前記テーパ頂部を挟む辺のうちの他方同士が交差していることを特徴とする請求項1〜2のいずれか一項記載の小型広帯域アンテナ。
  4. 更に、前記放射素子と前記給電手段との間でインピーダンスを整合させるためのインピーダンス整合部を備えていることを特徴とする請求項1記載の小型広帯域アンテナ。
  5. 前記インピーダンス整合部は、前記対極電位部の一方の導体から伸長し且つその端部が開放されたスタブ導体を含むことを特徴とする請求項4記載の小型広帯域アンテナ。
  6. 前記スタブ導体が鉤状であることを特徴とする請求項5記載の小型広帯域アンテナ。
  7. 前記インピーダンス整合部は、前記スタブ導体の形成された前記誘電体基板の表裏いずれかの面と同一面にある前記接地電位部の導体と前記誘電体基板を介して相互に容量結合し、且つ前記スタブ導体の形成された前記誘電体基板の表裏いずれかの面の反対面に配された第2のスタブ導体を含むことを特徴とする請求項5記載の小型広帯域アンテナ。
  8. 前記インピーダンス整合部は、前記誘電体基板の側面に形成され且つ前記対極電位部の一対の導体と接合され且つ該一対の導体を短絡する側面導体を含むことを特徴とする請求項4〜7のいずれか一項記載の小型広帯域アンテナ。
  9. 前記インピーダンス整合部は、前記誘電体基板に設けられ且つ前記対極電位部の一対の導体を短絡するスルーホールを含むことを特徴とする請求項4〜7のいずれか一項記載の小型広帯域アンテナ。
  10. 前記接地電位部および対極電位部のそれぞれの一対の導体は、各導体が、前記テーパ形状を形成する一辺を斜辺とした大略直角三角形を成し且つ他方の導体と前記斜辺同士が交差するように配されたことを特徴とする請求項1記載の小型広帯域アンテナ。
  11. 前記接地電位部および対極電位部のそれぞれの一対の導体は、各導体が、前記テーパ形状を形成する一辺を斜辺とした大略直角三角形を成し且つ他方の導体と前記斜辺同士が交差するように配され、
    前記対極電位部の一対の導体は、それぞれの前記斜辺に付属する凸部を有し、該凸部が前記側面導体と接合されていることを特徴とする請求項8記載の小型広帯域アンテナ。
  12. 前記接地電位部および対極電位部のそれぞれの一対の導体は、各導体が、前記テーパ形状を形成する一辺を斜辺とした大略直角三角形を成し且つ他方の導体と前記斜辺同士が交差するように配され、
    前記対極電位部の一対の導体は、それぞれの前記斜辺に付属する凸部を有し、該凸部が前記スルーホールと接合されていることを特徴とする請求項9記載の小型広帯域アンテナ。
  13. 前記インピーダンス整合部は、前記スタブ導体の形成された前記誘電体基板の表裏いずれかの面の反対面に配された第2のスタブ導体を含み、更に、前記誘電体基板の側面に形成され且つ前記第2のスタブ導体と前記第2のスタブ導体の形成された前記誘電体基板の表裏いずれかの面の反対面に形成されている前記接地電位部の導体とを短絡すべく該導体及び前記第2のスタブ導体に接合された側面導体を含むことを特徴とする請求項5記載の小型広帯域アンテナ。
  14. 前記インピーダンス整合部は、前記スタブ導体の形成された前記誘電体基板の表裏いずれかの面の反対面に配された第2のスタブ導体を含み、更に、前記誘電体基板に設けられ且つ前記第2のスタブ導体と前記第2のスタブ導体の形成された前記誘電体基板の表裏いずれかの面の反対面に形成されている前記接地電位部の導体とを短絡すべく該導体及び前記第2のスタブ導体に接合されたスルーホールを含むことを特徴とする請求項5記載の小型広帯域アンテナ。
  15. 前記スタブ導体は、前記対極電位部の導体のテーパ頂部から伸長し且つその鉤状の屈曲方向がその先端部が前記対極電位部の導体に対向するように形成されたことを特徴とする請求項6に記載の小型広帯域アンテナ。
  16. 前記第2のスタブ導体は、鉤状であり、その鉤状の屈曲方向がその先端部が前記第2のスタブ導体と容量結合する前記接地電位部の導体に前記誘電体基板の表裏で対向するよう形成されたことを特徴とする請求項7記載の小型広帯域アンテナ。
  17. 前記スタブ導体または第2のスタブ導体が直線状であることを特徴とする請求項5、7、13及び14のいずれか一項に記載の小型広帯域アンテナ。
  18. 前記給電手段は、前記対極電位部の一方の導体と接合される中心導体および該中心導体を被覆し前記接地電位部に接地電位を供給する外部導体を備える同軸ケーブルであることを特徴とする請求項1記載の小型広帯域アンテナ。
  19. 前記同軸ケーブルの外部導体が、前記中心導体が接合された前記対極電位部の導体の形成された前記誘電体基板の表裏いずれかの面と同一面にある前記接地電位部の導体に、前記テーパ頂部を挟む辺のうちの一方であって前記誘電体基板の外周辺に合致する辺に沿って接合されていることを特徴とする請求項18記載の小型広帯域アンテナ。
  20. 前記同軸ケーブルは前記給電点の位置する前記対極電位部および接地電位部の導体のテーパ頂部を挟む辺のうちの一方であって前記誘電体基板の外周辺に合致する辺を横切る向きに配置されていることを特徴とする請求項18記載の小型広帯域アンテナ。
  21. 前記外部導体が接続線を介して前記導体と接合されることを特徴とする請求項20記載の小型広帯域アンテナ。
  22. 前記給電手段は、前記誘電体基板に形成されたマイクロストリップ線路であることを特徴とする請求項1記載の小型広帯域アンテナ。
  23. 前記マイクロストリップ線路は、前記対極電位部の一方の導体から伸長する導体と、前記接地電位部の一方の導体に前記誘電体基板に形成されたスルーホールにより短絡された導体とを含むことを特徴とする請求項22記載の小型広帯域アンテナ。
  24. 前記放射素子の外周を規定する寸法および形状が適用波長の最小値に基づく0.1波長x0.2波長の矩形であることを特徴とする請求項1記載の小型広帯域アンテナ。
  25. 前記誘電体基板の寸法が前記放射素子の外周を規定する寸法と同一であることを特徴とする請求項24記載の小型広帯域アンテナ。
  26. 請求項1記載の小型広帯域アンテナと、該小型広帯域アンテナの誘電体基板を用いて形成された無線通信回路部とを含むことを特徴とする無線通信装置。
  27. 前記マイクロストリップ線路は、前記対極電位部の一方の導体に前記誘電体基板に形成されたスルーホールにより短絡された第1の導体と、前記接地電位部の一方の導体と一体化され且つ無線通信回路が搭載される第2の導体とを含むことを特徴とする請求項23記載の小型広帯域アンテナ。
  28. 前記インピーダンス整合部は、前記第2の導体と一体化された前記接地電位部の一方の導体から伸長し且つその端部が開放された鉤状のスタブ導体を含み、
    前記鉤状のスタブ導体は、屈曲方向がその先端部が前記接地電位部の一方の導体に対向するよう形成されたことを特徴とする請求項27記載の小型広帯域アンテナ。
  29. 前記インピーダンス整合部は、前記第1の導体から伸長し且つその端部が開放された鉤状のスタブ導体を含み、
    前記第1の導体から伸長する前記鉤状のスタブ導体は、屈曲方向がその先端部が前記対極電位部の一方の導体に対向するよう形成されたことを特徴とする請求項27〜28のいずれか一項記載の小型広帯域アンテナ。
  30. 前記インピーダンス整合部は、前記第2の導体の形成された前記誘電体基板の表裏いずれかの面と同一面に配された前記対極電位部の一方の導体から伸長し且つその端部が開放された鉤状のスタブ導体を含み、
    前記鉤状のスタブ導体は、屈曲方向がその先端部が前記対極電位部の一方の導体に対向するよう形成されたことを特徴とする請求項27記載の小型広帯域アンテナ。
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