JP4741739B2 - 引き出し構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、1対のスライド機構を介して左右両側部が垂直な壁面に保持され、前後方向に引き出し自在な棚板を有し、該スライド機構は、棚板を前方へスライドさせる第1のスライドユニットと共に、壁面に対して移動しないガイドレールと、棚板に取り付けられる可動レールと、ガイドレールと可動レールとに挟まれ両者に対して各々スライド自在に係合する中間子とを備え、棚板を後方へスライドさせる第2のスライドユニットを備えた引き出し構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば薬品の定量分析をする場合に、多数のサンプルを棚板上にサンプル番号順に整列させて並べる。サンプル数が多数の場合には棚板の前方に配置したロボットアームで棚板を把持し、棚板を前方に引き出して棚板上に載置されたサンプルを順次ロボットアームで取り上げて分析を行う。そして、棚板上の全てのサンプルについての分析が終了すると、棚板上のサンプルを未分析の新たなサンプルに交換する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
棚板の前方にはロボットアームが配置されているので、棚板上のサンプルを新たなものに交換する際、棚板を前方に引き出して交換を行うとすると、ロボットアームが邪魔となり交換作業の作業性が極めて悪くなる。そのため、棚板を前方へスライドさせるスライドユニットの他に棚板を後方に引き出すための第2のスライドユニットを設けて、ロボットアームが配置されていない後方へと棚板をスライドさせてサンプルの交換を行うことが考えられる。
【0004】
ここで、ロボットアームを用いて分析作業を自動で行っている最中では棚板が不用意に後方にスライドしないようにする必要があり、一方、サンプルを交換する際に棚板の後方から容易に棚板を引き出せるようにする必要がある。
【0005】
そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、通常は後方にスライドしない棚板をサンプル交換作業等を行う際に容易に後方に引き出すことのできる引き出し機構を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明による引き出し機構は、1対のスライド機構を介して左右両側部が垂直な壁面に保持され、前後方向に引き出し自在な1個の棚板を有し、該スライド機構は、棚板を前方へスライドさせる第1のスライドユニットと共に、壁面に対して移動しないガイドレールと、棚板に取り付けられる可動レールと、ガイドレールと可動レールとに挟まれ両者に対して各々スライド自在に係合する中間子とを備え、棚板を後方へスライドさせる第2のスライドユニットを備えた引き出し構造において、第2のスライドユニットの作動を規制し棚板を後方へスライドさせることを禁止する禁止位置と、第2スライドユニットの作動に対する規制を解除し棚板の後方へのスライドを許容する解除位置との間を手動により移動されるストッパーレバーを備えるものであって、このストッパレバーは棚板に取り付けられ、棚板側から可動レールおよび中間子をまたいでガイドレールに係合して棚板がガイドレールに対して後方に移動できなくすることにより棚板の後方へのスライドを禁止するものであることを特徴とする。
【0007】
ストッパーレバーが禁止位置にある状態では棚板は後方にスライドしないので、例えばロボットアームで棚板を把持し前方へ引き出して棚板上に載置されたサンプルを順次自動分析する際に棚板の位置が変動しない。また、例えば棚板上に載置したサンプルを交換する場合にはストッパーレバーを手動で解除位置に移動させれば棚板を後方に引き出すことができる。そしてこのようにストッパーレバーを手動で移動させるので作業者が目視により安全を確認した状態で棚板を後方に引き出すことができる。
【0008】
尚、棚板を後方に引き出す際、作業者は棚板の後方に位置する場合が多いので、上記ストッパレバーの操作を棚板の後方から行えるようにすれば一層作業性が向上する。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1を参照して、1は長方形の棚板であり、例えば定量分析する粉体試料が入った複数の容器(図示せず)が規則的に載置されている。該棚板1は左右1対の垂直な壁面である枠板2にスライド機構3を介して取り付けられている。該スライド機構3は棚板1を前後方向にスライド自在に保持するものである。棚板1の前端部中央には棚板1の上面から垂直に把持部12が立設されている。粉体試料を自動分析する際にはロボットアームRHで把持部12を把持し、棚板1を前方に引き出し、棚板1上の容器を順次ロボットアームRHで取り出して分析を行う。棚板1の上面にはドッグ11が取り付けられ、図1において左側の枠板2にはドッグ11の通過を検知するセンサ21・22が取り付けられている。
【0010】
図2を参照して、スライド機構3は枠板2にねじ止めされ固定されるガイドレール33aと、該ガイドレール33aに対してボール列34を介してスライド自在に係合する中間子32aと、該中間子32aに対して同じくボール列34を介してスライド自在に係合する可動子31aを備えている。そして、これら可動子31aと中間子32aとガイドレール33aとからなる第1のスライドユニットと同様のユニットであって、可動子31bと中間子32bとガイドレール33bとからなる第2のスライドユニットが、可動子31a・31bが連結されることによって両ユニットが連結された構造になっている。そして、図3に示すように、棚板1の端部にはガイドレール33bが固定されている。
【0011】
但し、枠板2に固定されるガイドレール33aには1対のストッパ片36が切り起こされており、中間子32a及び可動子31aがストッパ片36に当接して後方に移動しないように構成されているが、棚板1に固定されるガイドレール33bには両端いずれにもストッパ片36に相当するものは形成されていない。
【0012】
4は棚板1に構成されたアクチュエータであって、空圧によってロッド41が進退する。空圧を作用させると、図3に示すように、ロッド41は中間子32aに係合する状態まで突き出す。また、空圧を解除すると内蔵されたばねの付勢力によりロッド41は中間子32aに係合しない状態まで引き込む。但し、ロッド41が引き込んだ状態でもロッド41は可動子31aに係合する。
【0013】
更に、図4に示すように、棚板1の下面には支点52を中心に手動により揺動自在なストッパーレバー5が取り付けられている。該ストッパーレバー5の先端は図示のようにL字状に屈曲しており、屈曲した先端部51は通常状態で可動子31bに係合する。従って、図示の禁止位置では、棚板1を後方に引き出そうとしても、可動子31a及び中間子32aはストッパ片36に規制されスライドできず、可動子31b及び中間子32bは先端部51により規制されスライドできない。従って、棚板1を後方に引き出すことができない。尚、図4ではアクチュエータ4を省略している。
【0014】
ここで、ストッパーレバー5を図において時計回りに回動し、図5に示すようにストッパーレバー5の先端部51を可動子31b及び中間子32bに係合しない解除位置まで退避させると、棚板1を後方に引き出そうとした際に可動子31b及び中間子32bのスライドが許容される。そのため図6に示すように中間子32bはガイドレール33bに対してスライドし、且つ可動子31bは中間子32bに対してスライドし、棚板1を後方に大幅に引き出すことができる。ロボットアームRHが棚板1の前方に位置してもこのように棚板1を後方に引き出すことができるので、棚板1上に試料の入った容器をセットし、あるいは新たな容器と交換する作業を行い得る。そしてこのような作業が終了すると棚板1を元の位置まで押し込みストッパーレバー5を図4に示す状態に復帰させる。
【0015】
図7を参照して、次に、ロボットアームRHで棚板1を前方に引き出す際には、把持部12をロボットアームRHが把持して前方に引くが、その際、アクチュエータ4のロッド41が突き出しているので、ロッド41の先端に中間子32aが係合し中間子32aはロッド41に押されてガイドレール33aに対してスライドする。一方、可動子31aもロッド41に押されるので中間子32aと共に移動し、そのため中間子32aと可動子31aとの間にはスライド状態は生じない。
【0016】
中間子32aがガイドレール33aに対してスライド限界位置までスライドすると、スライド限界位置に到達する直前にドッグ11がセンサ22の下方を通過し、中間子32aがスライド限界位置までスライドしたことが検知される。すると、アクチュエータ4に作用していた空圧が解除され、ロッド41が引っ込む。すると、図8に示すように、可動子31aは中間子32aに対してスライドできる状態になる。そして更に棚板1を前方に引き出すと図9に示すように棚板1は大きく前方に引き出される。
【0017】
尚、ロボットアームRHを用いて棚板1上の試料の自動分析が全て終了するとロボットアームRHで把持部12を把持して棚板1を元の位置に押し込むが棚板1が元の位置に復帰する際ドッグ11がセンサ21の下方を通過する。該センサ21からの検知信号によって棚板1が原位置に復帰したことを検知すると、アクチュエータ4に空圧を作用させ、ロッド41を再び突き出させる。尚、棚板1を前方に引き出す状態を示す図7乃至図9ではロッド41によって中間子32b及び可動子31bのスライドが規制されるので、図の理解を容易にするため、可動子31b・中間子32b・スライドレール33bの記載を省略した。
【0018】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明は、中間子を備えたスライド機構によって左右端部をスライド自在に保持された棚板を例えばロボットアームで把持して引き出す際に、中間子の位置が左右のスライド機構で相違しないので、棚板が引き出し途中で引っ掛からない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の構成を示す図
【図2】スライド機構の詳細な構造を示す分解斜視図
【図3】スライド機構とアクチュエータとの関係を示す図
【図4】棚板を後方に引き出す前の状態を示す図
【図5】棚板を後方に引き出せる状態を示す図
【図6】棚板を完全に後方に引き出した状態を示す図
【図7】棚板を前方へ引き出す前の状態を示す図
【図8】棚板を前方へ途中まで引き出した状態を示す図
【図9】引き出しを完全に前方へ引き出した状態を示す図
【符号の説明】
1 棚板
2 枠板
3 スライド機構
4 アクチュエータ
5 ストッパーレバー
11 ドッグ
21 センサ
22 センサ
31a 可動子
32a 中間子
33a ガイドレール

Claims (2)

  1. 1対のスライド機構を介して左右両側部が垂直な壁面に保持され、前後方向に引き出し自在な1個の棚板を有し、該スライド機構は、棚板を前方へスライドさせる第1のスライドユニットと共に、壁面に対して移動しないガイドレールと、棚板に取り付けられる可動レールと、ガイドレールと可動レールとに挟まれ両者に対して各々スライド自在に係合する中間子とを備え、棚板を後方へスライドさせる第2のスライドユニットを備えた引き出し構造において、第2のスライドユニットの作動を規制し棚板を後方へスライドさせることを禁止する禁止位置と、第2スライドユニットの作動に対する規制を解除し棚板の後方へのスライドを許容する解除位置との間を手動により移動されるストッパーレバーを備えるものであって、このストッパレバーは棚板に取り付けられ、棚板側から可動レールおよび中間子をまたいでガイドレールに係合して棚板がガイドレールに対して後方に移動できなくすることにより棚板の後方へのスライドを禁止するものであることを特徴とする引き出し機構。
  2. 上記ストッパレバーの操作を棚板の後方から行えるようにしたことを特徴とする請求項1記載の引き出し構造。
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