JP4741294B2 - ハードディスクドライブのハウジング,ハードディスクドライブ - Google Patents

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Description

本発明は,ハードディスクドライブ(HDD;Hard Disk Drive,以下,「HDD」とする)に係り,より詳細には,ダンピングプレートを有するHDDのハウジングに関する。
コンピュータの情報保存装置の一つであるHDDは,読み出し/書き込みヘッドを使用して,ディスクから/にデータを再生/記録する装置である。このようなHDDにおいて,ヘッドは,回転するディスクの記録面から所定高さ浮上した状態で,アクチュエータにより所定の位置に移動しつつ,その機能を行う。
図1は,従来のHDDの一例を示す概略的な分離斜視図である。また,図2は,図1に示す従来のハウジングの部分垂直断面図である。
図1および図2に示すように,HDDは,ベース部材11およびカバー部材12からなるハウジング10と,ベース部材11上に設置されたスピンドルモータ30と,スピンドルモータ30に装着された1または複数のデータ保存用ディスク20と,データの再生および記録のための読み出し/書き込みヘッドをディスク20上の所定位置に移動させるためのアクチュエータ40とを備えている。
アクチュエータ40は,ベース部材11に設置されたピボット42に回転自在に結合されたスイングアーム44と,スイングアーム44の一側端部に設置されて,ヘッドが搭載されたスライダー48を,ディスク20の表面方向に付勢されるように支持するサスペンション46と,スイングアーム44を回転させるためのボイスコイルモータ(VCM;Voice Coil Motor,以下,「VCM」とする)50とを有する。
VCM50は,例えば,サーボ制御システムにより制御され,VCMコイルに入力される電流とマグネットにより形成された磁場との相互作用により,フレミングの左手の法則による方向にスイングアーム44を回転させる。すなわち,HDDの電源がオンとなってディスク20が回転し始めると,VCM50は,スイングアーム44を回転させて,読み出し/書き込みヘッドが搭載されたスライダー48をディスク20の記録面上に移動させる。一方,HDDの電源がオフとなってディスク20の回転が停止すると,VCM50は,スイングアーム44を回転させて,ヘッドがディスク20の記録面から外れるようにする。
そして,ベース部材11の上部には,カバー部材12が,複数の締結スクリュー19を使用して組立てられる。このとき,ベース部材11とカバー部材12との間には,HDDの内部にホコリや湿気が流れ込むことを防止するために,ガスケット13が付着される。ガスケット13は,一般的に粘弾性物質,例えば,ゴムからなり,HDDの振動を減衰させる機能も行う。
カバー部材12には,アクチュエータ40のピボット42に締結されるピボット固定スクリュー18が挿入されるスクリュー挿入ホール17が貫通して形成されている。カバー部材12は,一般的にアルミニウム合金を使用して,ダイカストにより製造される。
HDDのハウジング10は,一般的に外部からの衝撃および内部のノイズを吸収する構造となっている。具体的には,カバー部材12の上面には,ステンレス材質の薄いダンピングプレート15が設置され,このダンピングプレート15は,緩衝部材14によりカバー部材12の上面から所定間隔離隔される。これにより,ダンピングプレート15とカバー部材12との間には,エアーギャップ16が形成される。エアーギャップ16は,HDD内部のノイズを低減させる役割と共に,ダンピングプレート15に加わる衝撃エネルギーを吸収するエアーダンパーの役割を行う。緩衝部材14は,ダンピングプレート15からカバー部材12に伝わる衝撃エネルギーを吸収して低減させる役割を行うものであり,粘弾性物質,例えば,NBR(Nitrile Butadiene Rubber)ゴムから形成することができる。
このような構造を持つHDDは,その組立て過程中に洗浄工程が行われる。その後,乾燥工程を,乾燥効率を高めるために真空状態で行う。このような真空乾燥工程では,エアーギャップ16の内部と外部との高い気圧差により,エアーギャップ16の内部の空気が外部に抜けながら,ダンピングプレート15がカバー部材12側(図2の紙面下側)に曲がって,カバー部材12の上面に圧着される。乾燥工程が完了した後も,エアーギャップ16内に長時間空気が満たされない。
また,組立てが完了したHDDには,高度テストを行う。高度テストは,色々な気圧条件で実施されるので,エアーギャップ16の内部と外部との気圧差により,エアーギャップ16の内部の空気が外部に抜けながら,ダンピングプレート15がカバー部材12に圧着されるという問題点が発生する。
このように,気圧差によりダンピングプレート15が曲がって,カバー部材12に圧着された場合には,エアーギャップ16が正常な動作を行うことができず,外部からダンピングプレート15に加わる衝撃エネルギーがカバー部材12に直接伝えられてしまう。また,HDDの内部のノイズがエアーギャップ16に吸収されないので,外部に放出されるノイズが増加するという問題点も発生する。
本発明は,このような問題に鑑みてなされたもので,その目的は,外部衝撃および内部ノイズを吸収するエアーギャップの性能を維持するため,ダンピングプレートとカバー部材との圧着を防止できる構造を有することの可能な,新規かつ改良されたHDDのハウジングを提供することにある。
上記課題を解決するために,本発明のある観点によれば,データ保存用ディスクを回転させるスピンドルモータと,読み出し/書き込みヘッドを持つアクチュエータとを支持するベース部材と;ベース部材に結合されて,ディスク,スピンドルモータおよびアクチュエータを包囲するカバー部材と;カバー部材の上面から所定間隔だけ離隔配置され,カバー部材との間にエアーギャップを形成するダンピングプレートと;カバー部材のエッジ部位とダンピングプレートのエッジ部位との間に配置されて,エアーギャップを密封する緩衝部材と;エアーギャップを,カバー部材,緩衝部材およびダンピングプレートのうち少なくとも一部分の内側で,カバー部材,緩衝部材およびダンピングプレートのうち少なくとも一部分の外側と連通させる空気チャンネルと;を備えるHDDのハウジングが提供される。
ここで,空気チャンネルは,例えば,カバー部材の上面エッジ部位,またはダンピングプレートの底面エッジ部位に形成することができる。前者の場合に,空気チャンネルは,例えばダイカストにより,カバー部材と共に形成することができる。また,後者の場合には,空気チャンネルは,例えばプレス加工により,ダンピングプレートと共に形成することができる。
また,空気チャンネルは,空気は通過させ,水分および異物の通過は抑制するように形成される。このため,空気チャンネルは,直線が左右に何回も折れ曲がった形状であるジグザグ状(Z形状)に形成されることが望ましい。また,空気チャンネルの深さおよび幅は,それぞれ1mmより小さいことが望ましい。
さらに,本発明の別の観点によれば,データ保存用ディスクを回転させるスピンドルモータと;読み出し/書き込みヘッドを持つアクチュエータと;スピンドルモータおよびアクチュエータを支持するベース部材と;ベース部材に結合されて,スピンドルモータおよびアクチュエータを包囲するカバー部材と;カバー部材の上面から所定間隔だけ離隔配置されて,カバー部材との間にエアーギャップを形成するダンピングプレートと;カバー部材のエッジ部位とダンピングプレートのエッジ部位との間に配置されて,エアーギャップを密封する緩衝部材と;エアーギャップを,カバー部材,緩衝部材およびダンピングプレートのうち少なくとも一部分の内側で,カバー部材,緩衝部材およびダンピングプレートのうち少なくとも一部分の外側と連通させる空気チャンネルと;を備えるHDDが提供される。
ここで,かかるHDDの空気チャンネルは,上記と同様,例えば,カバー部材の上面エッジ部位,またはダンピングプレートの底面エッジ部位に形成することができる。前者の場合に,空気チャンネルは,例えばダイカストにより,カバー部材と共に形成することができる。また,後者の場合には,空気チャンネルは,例えばプレス加工により,ダンピングプレートと共に形成することができる。空気チャンネルは,空気は通過させ,水分および異物の通過は抑制するように形成される。このため,空気チャンネルは,ジグザグ状に形成されることが望ましい。また,空気チャンネルの深さおよび幅は,それぞれ1mmより小さいことが望ましい。
かかる構成により,外部の気圧条件が変化しても,エアーギャップ内部と外部とを連通させる空気チャンネルにより,エアーギャップ内部と外部との気圧を同一に維持することができる。これにより,気圧差によるダンピングプレートとカバー部材との圧着が防止される。したがって,ダンピングプレートとカバー部材との間に形成されたエアーギャップの外部衝撃および内部ノイズの吸収性能を維持することができる。
以上説明したように,本発明によれば,外部衝撃および内部ノイズを吸収するエアーギャップの性能を維持し,ダンピングプレートとカバー部材との圧着を防止できる構造を有するHDDのハウジングを提供することができる。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書および図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態)
まず,本発明の第1の実施形態にかかるHDDのハウジングについて説明する。ここで,図3は,本実施形態にかかるハウジングを有するHDDを示す分離斜視図である。また,図4は,図3に示すハウジングの部分垂直断面図である。
図3と図4とに示すように,HDDには,データ保存用ディスク120と,ディスク120を回転させるためのスピンドルモータ130と,読み出し/書き込みヘッドをディスク120上の所定位置に移動させるアクチュエータ140とが備えられている。そして,ディスク120と,スピンドルモータ130と,アクチュエータ140とは,ハウジング110により包囲されて保護される。
ディスク120は,データの記録のための記録媒体であり,1または複数個がスピンドルモータ130に装着されて,スピンドルモータ130により回転される。ディスク120の内周側には,HDDの作動停止時にヘッドをパーキングさせるためのパーキングゾーン121が設けられ,その外周側には,データが記録されるデータゾーン122が設けられる。
アクチュエータ140は,ディスク120から/にデータを再生/記録するための読み出し/書き込みヘッドを,ディスク120上の所定位置に移動させるためのものであり,ハウジング110のベース部材111上に回動自在に設置される。具体的には,アクチュエータ140は,ベース部材111に設置されたピボット142に回転自在に結合されたスイングアーム144と,スイングアーム144の一側端部に設置されて,ヘッドが搭載されたスライダー148を,ディスク120の表面側に付勢されるように支持するサスペンション146と,スイングアーム144を回転させるためのVCM150とを有する。
VCM150は,例えばサーボ制御システムにより制御され,VCMコイルに入力される電流とマグネットにより形成された磁場との相互作用により,フレミングの左手の法則による方向にスイングアーム144を回転させる。すなわち,HDDの電源がオンとなってディスク120が回転し始めると,VCM150は,スイングアーム144を時計回り方向に回転させて,読み出し/書き込みヘッドが搭載されたスライダー148を,ディスク120のパーキングゾーン121からデータゾーン122上に移動させる。
スライダー148は,回転するディスク120により発生する揚力により,ディスク120の表面から所定高さ浮上し,かかる状態で,スライダー148に搭載されたヘッドは,ディスク120の記録面から/にデータを再生/記録する機能を行う。一方,HDDが作動しないとき,すなわち,ディスク120の回転が停止した時には,VCM150は,スイングアーム144を逆時計回り方向に回転させて,ヘッドが搭載されたスライダー148をディスク120のパーキングゾーン121にパーキングさせる。
一方,ヘッドパーキングシステムには,上記のようなCSS(Contact Start Stop)方式だけでなく,ランプローディング方式がある。ランプローディング方式のヘッドパーキングシステムは,ディスク120の外側にランプ(図示せず)を設置して,このランプにヘッドをパーキングさせるシステムである。本実施形態は,CSS方式だけでなく,ランプローディング方式のヘッドパーキングシステムを持つHDDにも適用できる。
ハウジング110は,ディスク120,スピンドルモータ130およびアクチュエータ140を支持するベース部材111と,ベース部材111に結合されてディスク120,スピンドルモータ130およびアクチュエータ140を包囲して保護するカバー部材112とを備える。カバー部材112は,複数の締結スクリュー119によりベース部材111に結合される。このとき,ベース部材111とカバー部材112との間には,HDD内部にホコリや湿気が流れ込むことを防止するガスケット113が装着される。ガスケット113は,一般的に粘弾性物質,例えば,ゴムからなり,HDDの振動を減衰させる機能も行う。
また,かかるハウジング110は,カバー部材112の上部に配置されたダンピングプレート115と,ダンピングプレート115とカバー部材112との間に設けられた緩衝部材114と,空気チャンネル117とをさらに備える。
具体的には,ダンピングプレート115は,弾性を持つ金属板材から形成することができ,例えば,ダンピングプレート115は,約1mm以下の厚さを持つステンレス鋼板を,カバー部材112の上面形状と対応する形状を有するようにプレス加工して製造することができる。このように製造されたダンピングプレート115は,カバー部材112の上面から所定間隔だけ離隔配置される。したがって,ダンピングプレート115とカバー部材112との間には,エアーギャップ116が形成される。エアーギャップ116は,HDD内部のノイズを吸収して外部に放出されるノイズを低減させると共に,ダンピングプレート115に加わる衝撃エネルギーを吸収するエアーダンパーの役割を行う。
緩衝部材114は,カバー部材112のエッジ部位とダンピングプレート115のエッジ部位との間に配置される。緩衝部材114は,ダンピングプレート115とカバー部材112との間に形成されたエアーギャップ116の周囲を包囲する形状を有する。緩衝部材114の上面と底面とは,それぞれ所定の接着剤により,ダンピングプレート115の底面とカバー部材112の上面とに接着される。
このような緩衝部材114は,ダンピングプレート115からカバー部材112に伝えられる衝撃エネルギーを吸収して低減させる役割を行う。このため,緩衝部材114は,粘弾性物質,例えば,ゴムまたはポリマーから形成されることが望ましい。
空気チャンネル117は,本発明の特徴的部分であって,カバー部材112とダンピングプレート115との間に設けられて,エアーギャップ116の内部と外部とを連通させる。これにより,エアーギャップ116の内部と外部との気圧を同一に維持することができる。
具体的には,空気チャンネル117は,カバー部材112の上面エッジ部位に所定深さに形成できる。空気チャンネル117は,様々な方法により形成できる。例えば,カバー部材112は,一般にアルミニウム合金を使用してダイカストにより製造される。また,空気チャンネル117も,ダイカストによりカバー部材112を製造するとき,このように同時に形成することができる。一方,空気チャンネル117は,カバー部材112の上面を機械切削加工することによっても形成できる。
空気チャンネル117は,気圧を同一に維持するために,空気は通過させるが,水分および異物の通過は抑制できるように形成される。このため,空気チャンネル117は,例えば,図3に示すように,なるべく長い長さを有するように,ジグザグ状に形成されることが望ましい。このとき,空気チャンネル117は,緩衝部材114により包囲されて形成されるが,その一端117aは,エアーギャップ116の内部と連通させ,他端117bは,エアーギャップ116の外部,すなわち,ハウジング110の外部と連通される。
そして,空気チャンネル117は,エアーギャップ116の内部への水分および異物の侵入を抑制できるように,その深さおよび幅をなるべく小さく形成することが望ましい。本実施形態における空気チャンネル117の深さおよび幅は,それぞれ1mmより小さく,例えば,幅0.8mm,深さ0.6mmとなるように形成することができる。
このような構成を有する本実施形態にかかるHDDは,例えば,HDDの真空乾燥工程や高度テスト工程において,エアーギャップ116の内部と外部とを連結する空気チャンネル117により,エアーギャップ116の内部と外部との気圧が同一に維持される。したがって,気圧差によってダンピングプレート115が曲がり,カバー部材112に圧着されるという従来の問題点が防止できる。これにより,ダンピングプレート115とカバー部材112との間に形成されたエアーギャップ116の外部衝撃および内部ノイズの吸収性能が維持される。
(第2の実施形態)
図5は,本発明の第2の実施形態によるハウジングの部分垂直断面図である。図5に示すように,ダンピングプレート115とカバー部材112との間に形成されたエアーギャップ116の内部と外部とを連通させるための空気チャンネル217は,ダンピングプレート115に形成することができる。具体的には,空気チャンネル217は,ダンピングプレート115の底面エッジ部位に,その一端217aと他端217bとが,それぞれエアーギャップ116の内部と外部とに連通するように形成される。このとき,ダンピングプレート115を製造する金属板材(例えば,ステンレス鋼板)のプレス加工工程において,空気チャンネル217も共に形成することができる。
空気チャンネル217も,エアーギャップ116の内部への水分および異物の侵入を抑制できるように,例えば図3に示すように,ジグザグ状に形成されることが望ましく,その深さおよび幅もなるべく小さく形成されることが望ましい。
このように,空気チャンネル217が,カバー部材112の上面でなくダンピングプレート115の底面に形成された場合にも,前述した実施形態と同じ効果を得ることができる。すなわち,外部衝撃および内部ノイズを吸収するエアーギャップの性能維持のために,ダンピングプレートとカバー部材との圧着を防止することが可能となる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は,HDDに適用可能であり,特に,ダンピングプレートを有するHDDのハウジングに適用可能である。
従来のHDDの一例を示す概略分離斜視図である。 図1に示す従来のハウジングの部分垂直断面図である。 本発明の第1の実施形態にかかるハウジングを有するHDDを示す分離斜視図である。 図3に示すハウジングの部分垂直断面図である。 本発明の第2の実施形態にかかるハウジングの部分垂直断面図である。
符号の説明
110 ハウジング
111 ベース部材
112 カバー部材
113 ガスケット
114 緩衝部材
115 ダンピングプレート
116 エアーギャップ
117 空気チャンネル
117a 空気チャンネルの一端
117b 空気チャンネルの他端
119 締結スクリュー
120 データ保存用ディスク
121 パーキングゾーン
122 データゾーン
130 スピンドルモータ
140 アクチュエータ
142 ピボット
144 スイングアーム
146 サスペンション
148 スライダー
150 VCM

Claims (10)

  1. データ保存用ディスクを回転させるスピンドルモータと,読み出し/書き込みヘッドを有するアクチュエータとを支持するベース部材と;
    前記ベース部材に結合されて前記ディスク,前記スピンドルモータおよび前記アクチュエータを包囲するカバー部材と;
    前記カバー部材の上面から所定間隔だけ離隔配置されて,前記カバー部材との間にエアーギャップを形成するダンピングプレートと;
    前記カバー部材のエッジ部位と前記ダンピングプレートのエッジ部位との間に配置されて,前記エアーギャップを密封する緩衝部材と;
    前記エアーギャップを,前記カバー部材,前記緩衝部材および前記ダンピングプレートのうち少なくとも一部分の内側で,前記カバー部材,前記緩衝部材および前記ダンピングプレートのうち少なくとも一部分の外側と連通させる空気チャンネルと;
    を備え
    前記空気チャンネルは,前記カバー部材の上面エッジ部位または前記ダンピングプレートの底面エッジ部位に形成されることを特徴とする,ハードディスクドライブのハウジング。
  2. 前記空気チャンネルは,前記カバー部材の上面エッジ部位に形成されるとき,ダイカストにより,前記カバー部材と共に形成されることを特徴とする,請求項に記載のハードディスクドライブのハウジング。
  3. 前記空気チャンネルは,前記ダンピングプレートの底面エッジ部位に形成されるとき,プレス加工により,前記ダンピングプレートと共に形成されることを特徴とする,請求項に記載のハードディスクドライブのハウジング。
  4. 前記空気チャンネルは,空気を通過させ,水分および異物の通過は抑制することを特徴とする,請求項1に記載のハードディスクドライブのハウジング。
  5. 前記空気チャンネルは,ジグザグ状に形成されることを特徴とする,請求項に記載のハードディスクドライブのハウジング。
  6. 前記空気チャンネルの深さおよび幅は,それぞれ1mmより小さいことを特徴とする,請求項に記載のハードディスクドライブのハウジング。
  7. データ保存用ディスクを回転させるスピンドルモータと;
    読み出し/書き込みヘッドを有するアクチュエータと;
    前記スピンドルモータおよび前記アクチュエータを支持するベース部材と;
    前記ベース部材に結合されて,前記スピンドルモータおよびアクチュエータを包囲するカバー部材と;
    前記カバー部材の上面から所定間隔離隔して配置されて,前記カバー部材との間にエアーギャップを形成するダンピングプレートと;
    前記カバー部材のエッジ部位と前記ダンピングプレートのエッジ部位との間に配置されて,前記エアーギャップを密封する緩衝部材と;
    前記エアーギャップを,前記カバー部材,前記緩衝部材および前記ダンピングプレートのうち少なくとも一部分の内側で,前記カバー部材,前記緩衝部材および前記ダンピングプレートのうち少なくとも一部分の外側と連通させる空気チャンネルと;
    を備え
    前記空気チャンネルは,前記カバー部材の上面エッジ部位または前記ダンピングプレートの底面エッジ部位に形成されることを特徴とするハードディスクドライブ。
  8. 前記空気チャンネルは,空気を通過させ,水分と異物の通過は抑制することを特徴とする,請求項に記載のハードディスクドライブ。
  9. 前記空気チャンネルは,ジグザグ状に形成されることを特徴とする,請求項に記載のハードディスクドライブ。
  10. 前記空気チャンネルの深さおよび幅は,それぞれ1mmより小さいことを特徴とする,請求項に記載のハードディスクドライブ。
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