JP4740972B2 - 印刷情報と印刷データの連携を行う情報連携サーバ、方法及びプログラム - Google Patents

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本発明は、印刷情報と印刷データの連携を行う情報連携サーバ、方法及びプログラムに関する。特に、印刷情報の位置情報により印刷情報に関連付けられた印刷データを読み出す情報連携サーバ、方法及びプログラムに関する。
従来、地図等の媒体に重畳印刷されたドットパターンに、座標位置に関する情報とコード情報とを含めることによって、座標位置に対応した情報と、コード情報に対応した情報とを選択的又は重複的に出力させることが可能となるドットパターンが印刷された媒体とその情報出力装置があった。
特開2007−79993号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、ユーザがペン型デバイスで印刷媒体上において始点と終点が同一となるように任意の形状を描くと、その形状が指定範囲になるため、始点と終点が同一となるようにペン型デバイスを操作する必要があり、或いは、始点と終点を対角線とする矩形に囲まれた領域を選択する方法によっても、必ずしも当該ユーザが意図した選択範囲を認識することができない場合があった。
そこで、本発明は、印刷情報を重畳的に印刷した印刷媒体において、座標入力手段を用いて当該印刷媒体上の範囲をより好適に選択することが可能な情報連携サーバ、方法及びシステムを提供することを目的とする。
本発明では、以下のような解決手段を提供する。
(1) 印刷データ記憶手段と選択範囲判定手段とを備え、座標入力手段と通信ネットワークを介して接続可能な情報連携サーバであって、
前記印刷データ記憶手段は、印刷媒体に重畳して印刷した印刷情報を示す印刷データ及び前記印刷媒体における座標位置を示す座標位置データを関連付けて記憶し、
前記選択範囲判定手段は、前記座標入力手段から、前記印刷媒体上に二次元座標系を設定した場合における座標位置を示す座標位置データを順次受信し、最初に受信した位置、前記座標位置の各次元成分の最小値或いは最大値を有する位置及び最後に受信した位置を順次連結した場合に規定されるベクトルの各次元成分が、三方向以上存在している場合に、前記座標位置の選択範囲を確定する、情報連携サーバ。
このような構成によれば、情報連携サーバは、印刷媒体に重畳して印刷した印刷情報を示す印刷データ及び印刷媒体における座標位置を示す座標位置データを関連付けて記憶し、座標入力手段から、印刷媒体上に二次元座標系を設定した場合における座標位置を示す座標位置データを順次受信し、最初に受信した位置、座標位置の各次元成分の最小値或いは最大値を有する位置及び最後に受信した位置を順次連結した場合に規定されるベクトルの各次元成分が、三方向以上存在している場合に、座標位置の選択範囲を確定する。
そのため、情報連携サーバは、座標入力手段から、座標位置データを順次受信し、最初に受信した位置、座標位置の各次元成分の最小値或いは最大値を有する位置及び最後に受信した位置を順次連結した場合に規定されるそれぞれのベクトルを2次元直交座標における二つの次元成分に分解した場合であって、それぞれのベクトルの分解した二つの次元成分が、4方向のうち3方向以上存在している場合に、座標位置の選択範囲を確定することができる。したがって、当該情報連携サーバは、座標入力手段を操作するユーザの感覚により近い条件で、選択範囲を確定することができ、印刷情報を重畳的に印刷した印刷媒体において、座標入力手段を用いて当該印刷媒体上の範囲をより好適に選択することができる。
(2) 前記選択範囲判定手段は、順次受信した前記座標位置データが示す座標位置が、それ以前に受信した前記座標位置データが示す座標位置と一致する場合に、前記座標位置の選択範囲を確定する、ことを特徴とする(1)記載の情報連携サーバ。
このような構成によれば、情報連携サーバは、順次受信した前記座標位置データが示す座標位置が、それ以前に受信した前記座標位置データが示す座標位置と一致する場合に、前記座標位置の選択範囲を確定する。
そのため、情報連携サーバは、座標入力手段より受信した印刷媒体における座標位置を示す座標位置データより構成される境界線データのうち領域を囲んでいる境界線以外の境界線を除外して選択範囲データを確定することができる。したがって、座標入力手段より受信した座標位置を示す座標位置データより構成される境界線データが閉曲線を有するとき、情報連携サーバは閉曲線に囲まれた範囲を選択範囲として確定することができる。従って、座標入力手段を操作するユーザは、操作軌道のうち冗長な部分を排除してより正確に選択範囲を確定することができる。
(3) 前記印刷媒体は、略正三角形を構成する頂点の組み合わせを基本単位として縦横に配したドットが規定する複数の略正六角形の所定の一の頂点に位置する前記ドットのみ所定の方向に所定距離シフトして配し、
前記略正六角形を構成する略正三角形の幾何学的中心位置から所定の方向に所定距離シフトして更にドットを配することにより、前記略正六角形に係る情報を示すことを特徴とする(1)又は(2)記載の情報連携サーバ。
このような構成によれば、印刷媒体は、略正三角形を構成する頂点の組み合わせを基本単位として縦横に配したドットが規定する複数の略正六角形の所定の一の頂点に位置する前記ドットのみ所定の方向に所定距離シフトして配し、前記略正六角形を構成する略正三角形の幾何学的中心位置から所定の方向に所定距離シフトして更にドットを配することにより前記略正六角形に係る情報を示す。
そのため、印刷媒体は、略正三角形を構成する頂点の組み合わせを基本単位として縦横に配したドットが規定する複数の略正六角形の所定の一の頂点に位置する前記ドットのみ所定の方向に所定距離シフトして配することにより、前記印刷媒体における方向を規定することができる。更に、前記略正六角形を構成する略正三角形の幾何学的中心位置から所定の方向に所定距離シフトして更にドットを配することにより、各正六角形に係る情報を示すことができる。
なお、前記略正六角形の所定の位置の頂点のうち所定の一の頂点を適宜選択することにより、前記ドット二つを結ぶ線分を一辺とする略正六角形、或いは前記ドット3つを結ぶ線分を一辺とする略正六角形等、適当な大きさの略正六角形を規定することができる。このように、略正六角形の大きさを適宜選択することにより、前記略正六角形を構成する略正三角形の数を6、24、・・・と適宜調整することができる。このことにより、示したい情報の大きさ(ビット数)に応じて、略正六角形の大きさを適宜選択して対応することができる。
更に、前記略正六角形を構成する略正三角形の幾何学的中心位置から所定の方向に所定距離シフトして更に配したドットは、その所定の方向、所定の距離の種類は適宜選択されてよい。より具体的には、前記所定の方向は、互いに60°ずつ変化させることとすれば、1つの略正三角形で、6つの方向を規定でき、6ビットの情報を示すことができる。或いは、互いに30°ずつ変化させることとすれば、1つの略正六角形で、12の方向を規定でき、12ビットの情報を示すことができる。
同様にして、前記所定の距離は、1つのみを設定することにより、1ビットの情報を示すことができる。或いは、所定の距離を2種類設定することにより、2ビットの情報を示すことができる。このようにして、所定の方向と所定の距離を適宜設定して組み合わせることにより様々な大きさの情報を示すことができる。例えば、所定の方向を互いに45°ずつ変化させ、所定の距離を2種類設定すると、4×2=8ビットの情報を示すことが可能となり、所定の方向を互いに30°ずつ変化させ、所定の距離を3種類設定すると、12×3=36ビットの情報を示すことが可能となる。従って、略正三角形6つで構成する略正六角形を1つの単位とすれば、前者の場合は8×6=48ビット、後者の場合は、36×6=216ビットの情報を示すことが可能となる。
ここで、略正六角形を充分に小さくなる様にドットを配した場合、均一な網点となり、ドットを充分に小さくした場合、拡大して撮像すれば光学的にドットが視認可能であると共に、肉眼ではきわめて薄いグレーとして認識される。したがって、情報連携サーバは、印刷媒体に重畳して印刷された座標位置を含む情報を読み取ることができる。
また、前記幾何学的中心とは、所定のものとして様々なものが採用可能である。具体的には、例えば、重心、垂心等、様々なものを所定の幾何学的中心として設定してよい。
(4) 前記ドットは、前記略正六角形の座標位置を含む情報を示すことを特徴とする(3)記載の情報連携サーバ。
このような構成によれば、前記ドットは、前記略正六角形の座標位置を示す。
このことにより、略正三角形を構成する頂点の組み合わせを基本単位として縦横に配したドットが規定する複数の略正六角形はそれぞれ、前記印刷媒体におけるそれぞれの位置をそれぞれの位置において示すことができる。
その結果、前記略正六角形は、それ自身が前記印刷媒体における座標位置を示すため、前記印刷媒体上の位置を光学的に読み取り可能な情報として表示することができる。
(5) 前記ドットは、前記略正六角形が前記二次元座標系の各座標軸に沿って等ピッチとなるように配されることを特徴とする(3)又は(4)記載の情報連携サーバ。
このような構成によれば、前記ドットは、略正六角形が二次元座標系の各座標軸に沿って等ピッチとなるように配される。
したがって情報に座標位置を含む場合に、略正六角形により、例えば、二次元座標系の各座標軸を設定することができる。
その結果、例えば、前記印刷媒体上にX軸、Y軸を有する2次元2次元直交座標を設定し、座標軸に沿って前記略正六角形が等ピッチとなるように前記ドットを配した場合、前記略正六角形を構成する略正三角形の幾何学的中心位置から所定の方向に所定距離シフトして配したドットにより、それぞれの略正六角形の位置のX座標、Y座標を示す情報を示すことができる。
このことにより、前記略正六角形は、それ自身が前記2次元2次元直交座標系におけるX座標、Y座標を示し、前記印刷媒体上に方眼紙を設定したのと同様の効果を奏する。
(6) 印刷データ記憶手段と選択範囲判定手段とを備え、座標入力手段と通信ネットワークを介して接続可能な情報連携サーバによる情報連携方法であって、
前記印刷データ記憶手段が、印刷媒体に重畳して印刷した印刷情報を示す印刷データ及び前記印刷媒体における座標位置を示す座標位置データを関連付けて記憶するステップと、
前記選択範囲判定手段が、前記座標入力手段から、前記印刷媒体上に二次元座標系を設定した場合における座標位置を示す座標位置データを順次受信し、最初に受信した位置、前記座標位置の各次元成分の最小値或いは最大値を有する位置及び最後に受信した位置を順次連結した場合に規定されるベクトルの各次元成分が、三方向以上存在している場合に、前記座標位置の選択範囲を確定するステップと、を含む情報連携方法。
このような構成によれば、当該方法により、(1)と同様の効果が期待できる。
(7) 印刷媒体と、印刷データ記憶手段及び選択範囲判定手段を備え、座標入力手段と通信ネットワークを介して接続可能な情報連携サーバと、を備える情報連携システムであって、
前記印刷媒体は、略正三角形を構成する頂点の組み合わせを基本単位として縦横に配したドットが規定する複数の略正六角形の所定の一の頂点に位置する前記ドットのみ所定の方向に所定距離シフトして配し、
前記略正六角形を構成する略正三角形の幾何学的中心位置から所定の方向に所定距離シフトして更にドットを配することにより、前記略正六角形に係る情報を示し、
前記印刷データ記憶手段は、前記印刷媒体に重畳して印刷した印刷情報を示す印刷データ及び前記印刷媒体における座標位置を示す座標位置データを関連付けて記憶し、
前記選択範囲指定手段は、前記座標入力手段から、前記印刷媒体上に二次元座標系を設定した場合における座標位置を示す座標位置データを順次受信し、最初に受信した位置、前記座標位置の各次元成分の最小値或いは最大値を有する位置及び最後に受信した位置を順次連結した場合に規定されるベクトルの各次元成分が、三方向以上存在している場合に、前記座標位置の選択範囲を確定する、情報連携システム。
このような構成によれば、当該システムにより、(1)と同様の効果が期待できる。
本発明によれば、印刷情報を重畳的に印刷した印刷媒体において、座標入力手段を用いて当該印刷媒体上の範囲をより好適に選択することが可能な情報連携サーバ、方法及びシステムを提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る情報連携サーバ10を含むシステム構成の一例を示す図である。
情報連携サーバ10は、印刷媒体11から情報を読み取る座標入力手段12と通信ネットワークを介して通信可能に接続されている。
情報連携サーバ10は、座標入力手段12から受信した座標位置データに応じて、検索処理を行う情報処理装置である。情報連携サーバ10は、例えば、この情報連携サーバ10が処理する情報、データを制御する制御部と、通信ネットワークと接続されて通信を実現する通信部と、この情報連携サーバ10が処理する情報、データを記憶する記憶部と、この情報連携サーバ10が処理する情報、データを表示する表示部と、この情報連携サーバ10の入力を受け付ける入力部とより構成されてよい。なお、情報連携サーバ10は、例えば、コンピュータ、ネットワークテレビであってよく、携帯電話、PDA等の携帯情報端末であってもよい。
印刷媒体11は、肉眼ではほとんど不可視な微細なドットにより座標位置に関する情報を印刷した印刷物である。印刷媒体11は、例えば、ドットが印刷可能な紙であってよく、ドットが印刷可能なプラスティックであってもよい。ドットを重畳印刷するためのインクは、例えば、後述する座標入力手段12の受像装置に入力する赤外光を反射するカーボンインクであってよく、可視的に印刷を重畳印刷する場合に用いるインクは、例えば、可視光を反射し赤外光を反射しないノンカーボンインクであってよい。
座標入力手段12は、印刷媒体11から読み取った座標位置データを情報連携サーバ10に送信する情報処理装置である。座標入力手段12は、例えば、この座標入力手段12が処理する情報、データを制御する制御部と、通信ネットワークと接続されて通信を実現する通信部と、この座標入力手段12が処理する情報、データを記憶する記憶部と、この座標入力手段12が処理する情報、データを表示する表示部と、この座標入力手段12の入力を受け付ける入力部とより構成されてよい。なお、座標入力手段12は、例えば、コンピュータ、ネットワークテレビであってよく、携帯電話、PDA等の携帯情報端末であってもよい。
また、上述の入力部は、例えば、印刷媒体11に印刷されたドットを読み取るための読み取り装置であるペン型デバイスを備えていてもよい。ペン型デバイスは、例えば、上述の、肉眼ではほとんど不可視なドットを印刷した印刷物を画像処理可能に撮影可能なCCDカメラを備えていてもよい。また、ペン型デバイスは、例えば、上述の画像処理を行うためのプログラムを記憶するための記憶装置及び上述の画像処理を行うためのプログラムを実行するためのCPUを備えていてもよく、上述の画像処理を行うためのASIC(Application Specific Integrated Circuit)である画像プロセッサを備えていてもよい。
また、座標入力手段12は、例えば、ペン型デバイス12aとコンピュータ、ネットワークテレビ、携帯電話及びPDA等の携帯情報端末12bとにより構成されるようにしてもよい。ペン型デバイスと他の装置の接続インタフェース12cは、例えば、USB(Universal Serial Bus)を含む有線による通信可能な通信回線であってよく、また、例えば、Bluetoothを含む無線による通信可能な通信回線であってもよい。
上述のシステム構成の考えられうる代替装置としては、例えば、座標入力手段12と情報連携サーバ10を上述のペン型デバイスに全て組み込んだ装置であってもよい。また、例えば、検索処理を行う情報処理装置、印刷媒体を撮影した画像データから印刷媒体に印刷されたドットを読み取る画像処理装置を備え、撮像範囲の大きさ及び形状を変更できる撮像範囲変更手段を備えた撮像装置であってもよい。
図2は、本発明の好適な実施形態の一例に係るシステムの機能構成を表すブロック図である。
情報連携サーバ10は、座標入力手段12と通信ネットワークを介して通信可能に接続されている。
印刷媒体11は、印刷面に、図11〜図18において後述するユーザが視認する印刷情報と、当該印刷情報に重畳して縦横に印刷した複数の微細なドットを有する。当該複数の微細なドットは、互いの位置関係により、印刷媒体11における座標位置を示す。座標入力手段12は、当該複数の微細なドットを撮像することにより当該座標位置データを順次読み取り可能な撮像装置であって、当該座標位置データを通信ネットワークを介して順次情報連携サーバ10に送信する。なお、撮像した当該複数の微細なドットから当該座標位置を読み取る処理は、座標入力手段12において行ってもよいが、情報連携サーバ10において行ってもよい。或いは、座標入力手段12と情報連携サーバ10を、一体として構成してもよい。
印刷データ記憶手段101は、印刷媒体11に印刷した印刷情報を示す印刷データと印刷媒体11上にに二次元座標系を設定した場合における座標位置データとを関連付けて記憶している。
選択範囲判定手段102は、座標入力手段12が送信した座標位置データを順次受信して、図4〜図10において後述する方法により、最初に受信した位置、印刷媒体11上に二次元座標系を設定した場合における座標位置の各次元成分の最小値或いは最大値を有する位置及び最後に受信した位置を順次連結した場合に規定されるベクトルの各次元成分が三方向以上存在している場合に、選択範囲を確定する。
更に、選択範囲判定手段102は、確定した選択範囲に対応する座標位置データに基づいて、当該座標位置データに関連付けて記憶している印刷データを印刷データ記憶手段101から読み出すことにより、印刷情報を取得することができる。
図3は、図2で説明した本発明の好適な実施形態の一例に係る情報連携サーバ10のハードウェア構成図である。
情報連携サーバ10は、制御部105を構成するCPU(Central Processing Unit)1010(マルチプロセッサ構成ではCPU1012等複数のCPUが追加されてもよい)、バスライン1005、通信I/F1040、メインメモリ1050、BIOS(Basic Input Output System)1060、USBポート1090、I/Oコントローラ1070、並びにキーボード及びマウス1100等の入力手段や表示装置1022を備えるコンピュータであってよい。
I/Oコントローラ1070には、テープドライブ1072、ハードディスク1074、光ディスクドライブ1076、半導体メモリ1078、等の記憶手段を接続することができる。
BIOS1060は、情報連携サーバ10の起動時にCPU1010が実行するブートプログラムや、情報連携サーバ10のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
データ記憶部107を構成するハードディスク1074は、情報連携サーバ10がサーバとして機能するための各種プログラム及び本発明の機能を実行するプログラムを記憶しており、印刷データ記憶手段101を含む各種データベースを構成可能である。
光ディスクドライブ1076としては、例えば、DVD−ROMドライブ、CD−ROMドライブ、DVD−RAMドライブ、CD−RAMドライブを使用することができる。この場合は各ドライブに対応した光ディスク1077を使用する。光ディスク1077から光ディスクドライブ1076によりプログラム又はデータを読み取り、I/Oコントローラ1070を介してメインメモリ1050又はハードディスク1074に提供することもできる。また、同様にテープドライブ1072に対応したテープメディア1071を主としてバックアップのために使用することもできる。
情報連携サーバ10に提供されるプログラムは、ハードディスク1074、光ディスク1077、又はメモリーカード等の記録媒体に格納されて提供される。このプログラムは、I/Oコントローラ1070を介して、記録媒体から読み出され、又は通信I/F1040を介してダウンロードされることによって、情報連携サーバ10にインストールされ実行されてもよい。
上述のプログラムは、内部又は外部の記憶媒体に格納されてもよい。ここで、データ記憶部107を構成する記憶媒体としては、ハードディスク1074、光ディスク1077、又はメモリーカードの他に、MD等の光磁気記録媒体、テープ媒体を用いることができる。また、専用通信回線やインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスク1074又は光ディスクライブラリー等の記憶装置を記録媒体として使用し、通信回線を介してプログラムを情報連携サーバ10に提供してもよい。
また、表示装置1022は、ユーザにデータの入力を受付ける画面を表示したり、情報連携サーバ10による演算処理結果の画面を表示したりするものであり、ブラウン管表示装置(CRT)、液晶表示装置(LCD)等のディスプレイ装置を含む。
また、入力手段は、ユーザによる入力の受付を行うものであり、キーボード及びマウス1100等により構成してよい。
また、通信I/F1040は、情報連携サーバ10を専用ネットワーク又は公共ネットワークを介して座標入力手段12を含む端末と接続できるようにするためのネットワーク・アダプタである。通信I/F1040は、モデム、ケーブル・モデム及びイーサネット(登録商標)・アダプタを含んでよい。
以上の例は、情報連携サーバ10について主に説明したが、装置に、プログラムをインストールして、その装置をサーバ装置として動作させることにより上記で説明した機能を実現することもできる。したがって、本発明において一実施形態として説明したサーバにより実現される機能は、上述の方法を当該装置により実行することにより、或いは、上述のプログラムを当該装置に導入して実行することによっても実現可能である。
図4〜図10は選択範囲判定手段102において、選択範囲を確定する方法を表す説明図である。
図4は二次元座標系及び座標入力手段12より順次受信した座標位置データを示す説明図である。X軸及びY軸は印刷媒体上に設定した2次元直交座標を示す。選択範囲判定手段102は座標入力手段12より順次受信した座標位置データにより、順次受信したそれぞれの座標が隣接している場合に隣接しあう座標位置データにより構成される境界線Wを決定する。
また、選択範囲判定手段102は、境界線Wを構成する座標位置データのうち、選択範囲判定手段102が最も先に受信した座標位置データを始点S、最も後に受信した座標位置データを終点Eに決定する。なお、選択範囲判定手段は、当該最も先に受信した座標位置データ、最も後に受信した座標位置データを様々な方法により判定してよい。例えば、所定の時間以上、新たな座標位置データの受信がなかった場合に、最後に受信した座標位置データを終点Eとし、その後新たに座標位置データを受信した場合に、始点Sとしてもよい。或いは、座標入力手段に設けたボタン等(図示しない)を押下したことを示すデータを受信したことによって、その前後に受信した座標データを始点S或いは終点Eとしてもよい。
図5は図4に続き境界線Wの各次元成分の最小値或いは最大値を有する位置を示す説明図である。選択範囲判定手段102は、境界線WのX方向の最大値Xmaxを有する点を点Cに決定する。境界線WのX方向の最小値Xminを有する点を点Aに決定する。境界線WのY方向の最大値Ymaxを有する点を点Bに決定する。境界線WのY方向の最小値Yminを有する点は始点Sに重なるため始点Sを優先する。このようにして、選択範囲判定手段は、少なくとも始点S及び終点Eを決定し、更に、2次元直交座標の各次元成分において、最小値或いは最大値を含む点を抽出する。
図6は図5に続き境界線Wの最初に受信した位置、座標位置の各次元成分の最小値或いは最大値を有する位置及び最後に受信した位置を順次連結した場合に規定されるベクトルを示す説明図である。選択範囲判定手段102は、点S、点A、点B、点C及び点Eを座標位置データとして受信した順に連結してベクトルL、ベクトルM、ベクトルN、ベクトルOを規定する。
図7は図6に続きベクトルL、ベクトルM、ベクトルN、ベクトルOの規定する各次元成分を示す説明図である。選択範囲判定手段102は、ベクトルLのX軸方向の成分Lx及びY軸方向の成分Lyと、ベクトルMのX軸方向の成分Mx及びY軸方向の成分Myと、ベクトルNのX軸方向の成分Nx及びY方向の成分Nyと、ベクトルOのX軸方向の成分Ox及びY軸方向の成分Oyとを検出する。また、成分LxはX軸に対して負の方向の成分であり、成分LyはY軸に対して正の方向成分であると検出する。また、成分MxはX軸に対して正の方向の成分であり、成分MyはY軸に対して正の方向の成分であると検出する。また、成分NxはX軸に対して正の方向の成分であり、成分NyはY軸に対して負の方向の成分であると検出する。また、成分OxはX軸に対して負の方向の成分であり、成分OyはY軸に対して負の方向の成分であると検出する。したがって、成分Lx、Ly、Mx、My、Nx、Ny、Ox及びOyは、X軸に対して正の方向、X軸に対して負の方向、Y軸に対して正の方向及びY軸に対して負の方向の4方向の成分を含み、3方向以上であるため、選択範囲判定手段102は、座標位置の選択範囲を確定する。このようにして、選択範囲判定手段は、各次元成分が3方向以上であれば、選択範囲を確定させ、2方向以下であれば、ユーザは選択操作を完了していないと判断して、次の座標位置データの受信を待機する。
図8は図7に続き選択範囲の判定方法を示す説明図である。選択範囲判定手段102は、境界線Wが確定されたため、始点Sと終点Eとを直線Vで結び、境界線Wと直線Vとにより囲まれた範囲Uを選択範囲として確定することができる。したがって、選択範囲判定手段102は、座標入力手段12から、座標位置データを順次受信し、印刷媒体11上に二次元座標系を設定した場合における座標位置を示す座標位置データを順次受信し、最初に受信した位置、座標位置の各次元成分の最小値或いは最大値を有する位置及び最後に受信した位置を順次連結した場合に規定されるベクトルの各次元成分が、三方向以上存在している場合に、選択範囲を確定することができ、印刷情報を重畳的に印刷した印刷媒体において、座標入力手段12を用いて当該印刷媒体上の範囲をより好適に選択することができる。なお、この例では、始点Sと終点Eを直線で結んで選択範囲を確定したが、これに限らず、始点Sと終点Eをスプライン曲線、ベジェ曲線等の滑らかな曲線で補完して選択範囲を確定してもよい。このように、何らかの線で始点Sと終点Eを補完することにより、ユーザは必ずしも始点Sと終点Eを一致させなくとも、大まかに曲線で囲む、というきわめて自然な操作をするだけで、印刷媒体11上で選択範囲を確定させることができる。
図9は二次元座標系及び座標入力手段12より順次受信した座標位置データを示す説明図である。X軸及びY軸は印刷媒体上に設定した2次元直交座標を示す。選択範囲判定手段102は座標入力手段12より順次受信した座標位置データにより、順次受信したそれぞれの座標が隣接している場合に隣接しあう座標位置データにより構成される境界線W1を決定する。
また、選択範囲判定手段102は、境界線W1を構成する座標位置データのうち、選択範囲判定手段102が最も先に受信した座標位置データを始点S、それ以前に受信した座標位置データが示す座標位置と一致する座標位置データを終点Eに決定する。
図10は図9に続き選択範囲の判定方法を示す説明図である。選択範囲判定手段102は、境界線W1のうち、曲線SEを除き、境界線W2により囲まれた範囲Uを判定する。そのため、選択範囲判定手段102は、座標入力手段12から、座標位置データを順次受信し、それ以前に受信した座標位置データが示す座標位置と一致する座標位置データが得られた場合に、選択範囲を確定することができ、印刷情報を重畳的に印刷した印刷媒体において、座標入力手段12を用いて当該印刷媒体上の範囲をより好適に選択することができる。このようにすることで、ユーザは、座標入力手段12を用いて、冗長な操作軌跡の部分(上述の例では曲線SEの部分)を除いて、より正確に印刷媒体11上の選択範囲を指定することができる。
図11〜図18は、印刷媒体11において、ユーザが視認する印刷情報に、印刷媒体11上の座標位置を示すドットを重畳して印刷する方法の説明図である
図11は印刷媒体11上に略正三角形を構成する頂点の組み合わせを基本単位として縦横に配したドットを示す説明図である。印刷媒体11は、このような微細なドットを印刷することにより、図11に実線で示した略正六角形ABCDEFをはじめとして、様々な大きさの正六角形を規定することができる。なお、ドットは赤外線を反射する、例えば、カーボンインクにより座標入力手段12によりドットの位置を読み取り可能に印刷される。この例ではカーボンインクを使用する例を示しているが、これに限らず、ユーザが肉眼で視認する印刷情報(番組表、地図、アイコン、写真その他のもの)を印刷するインクと光学的な性質(例えば赤外線を吸収するか否か、紫外線を吸収するか否か等)の異なるインクであれば、様々な組み合わせが採用可能である。
図12は上述の略正六角形を構成する略正三角形を示す説明図である。上述の略正六角形の頂点の位置に印刷したドットより、対向する頂点に位置するドットを結ぶ直線の中点を点Gとする。略正六角形の隣接する2つの頂点と点Gは略正六角形を構成する6個の略正三角形を規定する。
図13は上述の略正三角形の幾何学的中心位置を示す説明図である。上述の略正六角形の隣接する2つの頂点である点A及び点Fと点Gとによって構成される略正三角形において、頂点と対向する辺の中点を結んだ直線の交点(重心)を略正三角形の幾何学的中心位置を示す点Hとする。なお、この幾何学的中心位置は、これに限らず、垂心その他の所定のものが採用されてよい。
図14は上述の幾何学的中心位置から所定の方向に所定距離シフトしたドットの説明図である。上述の幾何学的中心位置を示す点Hから所定の方向に所定距離シフトしたドットIを印刷する。点HとドットIの距離及び図16において後述する方向を基準にした方向より規定されるベクトルSにより情報を表現することができる。
図15は複数の略正六角形の所定の一の頂点に位置するドットのみ所定の方向に所定距離シフトして配したドットの説明図である。頂点C及び頂点KLMNOにより構成される略正六角形のブロックにおいて頂点CをドットJ1に印刷する。頂点C及び頂点KLMNOにより構成される略正六角形のブロックと同じサイズの略正六角形のブロックにおいて同じ位置の頂点をドットJ2〜J4のようにドットJ1と同じ方向に同じ距離移動した位置に印刷する。そのため、略正六角形の頂点の位置を比較して略正六角形のブロックの大きさ及び方向を定めることができる。したがって、略正六角形のブロックの大きさを任意に変更して略正六角形のブロックに含まれる上述の情報を表現する点Iの数を任意に決定することができ、点Iを複数組み合わせることにより、より複雑な情報を表現することが可能になる。
図16は上述の複数の略正六角形の所定の一の頂点を所定の方向にシフトしたドット及び略正三角形の幾何学的中心位置から所定の方向にシフトしたドットの関係を示す図である。上述の略正六角形の所定の一の頂点Cを所定の方向に所定距離シフトして配したドットJ1の方向に対する上述のベクトルSの角度θをベクトルSの方向とする。
図17は二次元座標系の各座標軸に沿って互いに直行する略正六角形の配列を抽出したものを示す説明図である。この図に示すように、例えば、G1、G2、G3、G4を含む略正六角形を抽出すると、直交する2次元座標系の各座標軸に沿って、略正六角形を配することができる。これにより、印刷媒体に2次元直交座標を規定でき、印刷媒体11に位置情報を持たせる場合にユーザや設計者がイメージしやすい2次元直交座標系に基づいて座標位置情報と印刷情報との関係を設計することができる。
図18は図17の二次元座標系の各座標軸に沿って等ピッチとなる様に略正六角形が規定できるようにドットを印刷した例を示す説明図である。図17の場合と比較して、各座標軸上の略正六角形の配列が等ピッチとなるため、印刷媒体11上に方眼紙を導入した様に更にユーザや設計者がイメージしやすい2次元座標系を規定することができる。
図19は、本発明の好適な実施形態の一例に係る情報連携サーバ10における情報連携処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS1においては、情報連携サーバ10は印刷データ及び座標位置データを関連付けて記憶している。具体的には、情報連携サーバ10の印刷データ記憶手段101は印刷媒体11においてユーザに可視的に認識される(視認される)印刷情報(番組表、地図、アイコン、写真その他のもの)及びこれに重畳して印刷した微細な複数のドットにより表現される印刷媒体11上の座標位置を示す座標位置データを関連付けて記憶している。このようにしておくことにより、情報連携サーバ10は、座標入力手段からの座標位置データに基づいて確定した印刷媒体11上の選択範囲に基づいて、ユーザが選択したと推定される印刷情報(番組表、地図、アイコン、写真その他のもの)を認識することができる。
ステップS2においては、情報連携サーバ10は座標入力手段から座標位置データを受信し、選択範囲を確定する。具体的には、情報連携サーバ10の選択範囲判定手段102は座標入力手段12から印刷媒体11上に2次元直交座標系を設定した場合における座標位置を示す座標位置データを順次受信し、最初に受信した位置、座標位置の各次元成分の最小値或いは最大値を有する位置及び最後に受信した位置を順次連結した場合に規定されるベクトルの各次元成分が、三方向以上存在している場合、すなわち、上述の境界線が境界線の始点と終点と以外に各次元成分の最小値或いは最大値を1つ以上有する場合に、座標位置の選択範囲を確定する。
図20は本発明の好適な実施形態の一例に係る印刷データ記憶手段101において記憶するデータを示すデータテーブルである。印刷データ記憶手段101は、印刷媒体上に印刷されてユーザに視認される印刷情報(この例では番組表)を示す印刷データである番組名、チャンネル及び時間と、印刷媒体11上の座標位置を示す座標位置データであると、を関連付けて記憶している。このように、情報連携サーバは、様々な印刷媒体11における印刷データと座標位置データとを組み合わせて記憶しておくことにより、番組表だけでなく、地図や、写真や絵本、新聞、雑誌、掲示板等極めて多様な印刷媒体上の印刷情報を座標入力手段(ペン型デバイス)12を用いてユーザに適宜選択させることが可能となる。
図21は本発明の好適な実施形態の一例に係る印刷媒体11における表示例を示す説明図である。印刷媒体11には印刷情報としてTVの番組表が可視的に印刷され、印刷媒体11上の座標位置を示す微細な複数のドットが印刷されている。その一例である。説明のために、3チャンネルの9:00〜10:00の番組KKKKを印刷した領域をA、4チャンネルの9:00〜9:30の番組LLLLを印刷した領域をB、及び、4チャンネルの9:30〜10:00の番組OOOOを印刷した領域をCとする。
図22は本発明の好適な実施形態の一例に係る印刷媒体11に重畳印刷され、印刷媒体11上の座標位置を表現した微細な複数のドットの機能を説明するための説明図である。微細な複数のドットは、上述したような方法によって、印刷媒体11上に印刷媒体11の左下を原点とした2次元直交座標系を規定する。更に、当該複数の微細なドットは、座標位置を示し、上述の可視的に印刷したTVの番組表に、肉眼ではほとんど視認することができない(きわめて薄いグレー)状態で重畳印刷される。このように、上述の略正六角形及びドットを肉眼で認識できる大きさに対して充分小さくすることにより、均一かつ肉眼で認識できない程度にグレーの印刷となり、座標位置を示す座標位置データを、肉眼ではほとんど不可視に重畳印刷することができる。
図23は本発明の好適な実施形態の一例に係る上述の印刷媒体11における領域A、B及びCにおける上述の2次元直交座標系を示す説明図である。説明のために、領域Aの左下を(X0,Y0)とする。領域Aには座標(X1,Y1)、座標(X7,Y1)、座標(X7,Y14)、座標(X1,Y14)に囲まれた矩形内の座標位置を表現する微細な複数のドットが重畳印刷されている。領域Bには座標(X8,Y8)、座標(X14,Y8)、座標(X14,Y14)、座標(X8,Y14)に囲まれた矩形内の座標位置を表現する微細な複数のドットが重畳印刷されている。領域Cには座標(X8,Y1)、座標(X14,Y1)、座標(X14,Y7)、座標(X8,Y7)に囲まれた矩形内の座標位置を表現する微細な複数のドットが重畳印刷されている。
図24は本発明の好適な実施形態の一例に係る範囲Aが選択された例を示す説明図である。印刷媒体11上において座標入力手段12により範囲Uを規定する境界線を構成する座標位置データが入力され、順次情報連携サーバ10に送信される。情報連携サーバ10は上述の範囲判定方法により、黒点(ドット)で表現される座標位置に基づいて、印刷媒体11上の選択範囲と確定する。選択範囲判定手段102は、選択範囲となった座標位置の個数が図20に示した印刷データ記憶手段101が記憶する座標位置データの個数に対して所定の割合以上(例えば半分以上)であれば領域Aが選択されたものと判定する。そのため、情報連携サーバ10は、選択範囲となった座標位置の個数が図20に示した印刷データ記憶手段101が記憶する座標位置の個数に対して所定の割合以上であれば印刷データ記憶手段101が座標位置データに関連付けて記憶する番組名、チャンネル及び時間といった印刷データを読み出すことができる。このようにして、情報連携サーバ10は、印刷情報と微細な複数のドットを重畳的に印刷した印刷媒体11において、座標入力手段12を用いて印刷媒体11上の選択範囲をより好適に確定することができる。
図25は本発明の好適な実施形態の一例に係る範囲Aが選択された例を示す説明図である。印刷媒体11上において座標入力手段12により範囲U1を規定する境界線を構成する座標位置データが入力され、順次情報連携サーバ10に送信される。情報連携サーバ10は上述の範囲判定方法により、範囲U1内の黒点(ドット)で示される座標位置を選択範囲と判定する。選択範囲判定手段102は、選択範囲となった座標位置に対して、印刷データ記憶手段101にAの範囲として記憶されている座標位置が所定以上含まれている場合に、領域Aが選択されたものと判定する。選択範囲判定手段102は、範囲U1においては範囲Aの座標位置の割合が100%となるため、範囲Aを選択するが、同じ個数の座標位置に関する情報を選択範囲と判定する範囲U2においては、範囲Aの座標位置の割合が46%であるため、領域Aが選択されたものと判定しない。そのため、情報連携サーバ10は、選択範囲となった座標位置に対して、判定対象の印刷情報の位置として印刷データ記憶手段101に記憶されている座標位置の割合が所定の割合以上である場合に、印刷データ記憶手段101が座標位置データに関連付けて記憶する番組名、チャンネル及び時間といった印刷データを認識することができる。このようにして、情報連携サーバ10は、印刷情報と微細な複数のドットとを重畳的に印刷した印刷媒体11において、座標入力手段12を用いて当該印刷媒体11上の選択範囲をより好適に確定することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施例に記載されたものに限定されるものではない。
本発明の好適な実施形態に係るシステムの概念図。 本発明の好適な実施形態の一例に係るシステムの全体構成を表すブロック図。 本発明の好適な実施形態の一例に係るシステムの一部である情報連携サーバ10の構成を表すブロック図。 本発明の好適な実施形態の一例に係る選択範囲判定手段において、選択範囲を確定する方法を表す説明図。 本発明の好適な実施形態の一例に係る選択範囲判定手段において、選択範囲を確定する方法を表す説明図。 本発明の好適な実施形態の一例に係る選択範囲判定手段において、選択範囲を確定する方法を表す説明図。 本発明の好適な実施形態の一例に係る選択範囲判定手段において、選択範囲を確定する方法を表す説明図。 本発明の好適な実施形態の一例に係る選択範囲判定手段において、選択範囲を確定する方法を表す説明図。 本発明の好適な実施形態の一例に係る選択範囲判定手段において、選択範囲を確定する方法を表す説明図。 本発明の好適な実施形態の一例に係る選択範囲判定手段において、選択範囲を確定する方法を表す説明図。 本発明の好適な実施形態の一例に係る印刷媒体において、ユーザが視認する印刷情報に座標位置を示すドットを重畳して印刷する方法を表す説明図。 本発明の好適な実施形態の一例に係る印刷媒体において、ユーザが視認する印刷情報に座標位置を示すドットを重畳して印刷する方法を表す説明図。 本発明の好適な実施形態の一例に係る印刷媒体において、ユーザが視認する印刷情報に座標位置を示すドットを重畳して印刷する方法を表す説明図。 本発明の好適な実施形態の一例に係る印刷媒体において、ユーザが視認する印刷情報に座標位置を示すドットを重畳して印刷する方法を表す説明図。 本発明の好適な実施形態の一例に係る印刷媒体において、ユーザが視認する印刷情報に座標位置を示すドットを重畳して印刷する方法を表す説明図。 本発明の好適な実施形態の一例に係る印刷媒体において、ユーザが視認する印刷情報に座標位置を示すドットを重畳して印刷する方法を表す説明図。 本発明の好適な実施形態の一例に係る印刷媒体において、ユーザが視認する印刷情報に座標位置を示すドットを重畳して印刷する方法を表す説明図。 本発明の好適な実施形態の一例に係る印刷媒体において、ユーザが視認する印刷情報に座標位置を示すドットを重畳して印刷する方法を表す説明図。 本発明の好適な実施形態の一例に係る情報連携サーバにおける情報連携処理の流れを表すフローチャート。 本発明の好適な実施形態の一例に係る印刷データ記憶手段において記憶するデータを示すデータテーブル。 本発明の好適な実施形態の一例に係る印刷媒体における表示例を表す説明図。 本発明の好適な実施形態の一例に係る印刷媒体に不可視に重畳印刷されたドットが示す座標位置を表す説明図。 本発明の好適な実施形態の一例に係る印刷媒体上における2次元直交座標系を表す図。 本発明の好適な実施形態の一例に係る範囲が選択された例を表す説明図。 本発明の好適な実施形態の一例に係る範囲が選択された例を表す説明図
符号の説明
10 情報連携サーバ
11 印刷媒体
12 座標入力手段
13 広告データ入札端末
101 印刷データ記憶手段
102 選択範囲判定手段

Claims (7)

  1. 印刷データ記憶手段と選択範囲判定手段とを備え、座標入力手段と通信ネットワークを介して接続可能な情報連携サーバであって、
    前記印刷データ記憶手段は、印刷媒体に重畳して印刷した印刷情報を示す印刷データ及び前記印刷媒体における座標位置を示す座標位置データを関連付けて記憶し、
    前記選択範囲判定手段は、前記座標入力手段から、前記印刷媒体上に二次元座標系を設定した場合における座標位置を示す座標位置データを順次受信し、最初に受信した位置、前記座標位置の各次元成分の最小値或いは最大値を有する位置及び最後に受信した位置を順次連結した場合に規定されるベクトルの各次元成分が、三方向以上存在している場合に、前記座標位置の選択範囲を確定する、情報連携サーバ。
  2. 前記選択範囲判定手段は、順次受信した前記座標位置データが示す座標位置が、それ以前に受信した前記座標位置データが示す座標位置と一致する場合に、前記座標位置の選択範囲を確定する、ことを特徴とする請求項1記載の情報連携サーバ。
  3. 前記印刷媒体は、略正三角形を構成する頂点の組み合わせを基本単位として縦横に配したドットが規定する複数の略正六角形の所定の一の頂点に位置する前記ドットのみ所定の方向に所定距離シフトして配し、
    前記略正六角形を構成する略正三角形の幾何学的中心位置から所定の方向に所定距離シフトして更にドットを配することにより、前記略正六角形に係る情報を示すことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の情報連携サーバ。
  4. 前記ドットは、前記略正六角形の座標位置を含む情報を示すことを特徴とする請求項3記載の情報連携サーバ。
  5. 前記ドットは、前記略正六角形が前記二次元座標系の各座標軸に沿って等ピッチとなるように配されることを特徴とする請求項3又は請求項4記載の情報連携サーバ。
  6. 印刷データ記憶手段と選択範囲判定手段とを備え、座標入力手段と通信ネットワークを介して接続可能な情報連携サーバによる情報連携方法であって、
    前記印刷データ記憶手段が、印刷媒体に重畳して印刷した印刷情報を示す印刷データ及び前記印刷媒体における座標位置を示す座標位置データを関連付けて記憶するステップと、
    前記選択範囲判定手段が、前記座標入力手段から、前記印刷媒体上に二次元座標系を設定した場合における座標位置を示す座標位置データを順次受信し、最初に受信した位置、前記座標位置の各次元成分の最小値或いは最大値を有する位置及び最後に受信した位置を順次連結した場合に規定されるベクトルの各次元成分が、三方向以上存在している場合に、前記座標位置の選択範囲を確定するステップと、を含む情報連携方法。
  7. 印刷媒体と、印刷データ記憶手段及び選択範囲判定手段を備え、座標入力手段と通信ネットワークを介して接続可能な情報連携サーバと、を備える情報連携システムであって、
    前記印刷媒体は、略正三角形を構成する頂点の組み合わせを基本単位として縦横に配したドットが規定する複数の略正六角形の所定の一の頂点に位置する前記ドットのみ所定の方向に所定距離シフトして配し、
    前記略正六角形を構成する略正三角形の幾何学的中心位置から所定の方向に所定距離シフトして更にドットを配することにより、前記略正六角形に係る情報を示し、
    前記印刷データ記憶手段は、前記印刷媒体に重畳して印刷した印刷情報を示す印刷データ及び前記印刷媒体における座標位置を示す座標位置データを関連付けて記憶し、
    前記選択範囲判定手段は、前記座標入力手段から、前記印刷媒体上に二次元座標系を設定した場合における座標位置を示す座標位置データを順次受信し、最初に受信した位置、前記座標位置の各次元成分の最小値或いは最大値を有する位置及び最後に受信した位置を順次連結した場合に規定されるベクトルの各次元成分が、三方向以上存在している場合に、前記座標位置の選択範囲を確定する、情報連携システム。
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