JPH09237318A - イメージスキャナ入力文字画像データの傾き補正方法 - Google Patents

イメージスキャナ入力文字画像データの傾き補正方法

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JPH09237318A
JPH09237318A JP8045693A JP4569396A JPH09237318A JP H09237318 A JPH09237318 A JP H09237318A JP 8045693 A JP8045693 A JP 8045693A JP 4569396 A JP4569396 A JP 4569396A JP H09237318 A JPH09237318 A JP H09237318A
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Yoshikazu Shigeoka
美和 重岡
Ichiro Ogura
一郎 小倉
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Fuji Electric Co Ltd
Fuji Facom Corp
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Fuji Electric Co Ltd
Fuji Facom Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】OCRに傾斜して入力された文字画像データを
データ保護用のメモリ領域を用いずに同一メモリ内で正
しい配置に補正転送する。 【解決手段】OCRに入力された文字画像データを表示
装置の画面に文書画像として表示し、傾きの補正処理に
おいて基準なる直線を文章の流れに沿うように指定入力
し、指定入力した基準線の傾斜角度を求めてその絶対値
によって補正対象文書の横書き縦書きの書式区分を判定
し、符号によって傾斜の方向を判定して補正にあたって
行う回転処理における補正角度を得る。そうして、当初
入力の文字画像データを文字画像データがもともと入力
されていないブランク領域または既に転送処理が終了し
たアドレス領域となるように行アドレスの補正をしなが
ら回転転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は光学的文字読取装
置においてイメージスキャナの走査によって得られた文
字画像データから文字を正しく認識するために前処理と
して行う文字画像データの傾きの補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】文字読取装置(以下OCRと略記する)
1は、図9に例示のようにイメージスキャナ21と文字認
識プロセッサ22からなる文字読取認識部2およびホスト
コンピュータ3によって構成されており、文字認識プロ
セッサ22は、イメージスキャナ21が読み取り対象の文書
を光学走査して得た文字画像データを入力とし、概略を
図10に示したフローの処理に従い、先ず文字画像データ
を観測して1文字として処理すべき文字パターンデータ
領域を切出し、切り出した文字パターンデータを解析し
て特徴パラメータを抽出し、この特徴パラメータを読み
取り対象範囲の各文字に対応して予め容易した各文字に
属する特徴パラメータの辞書と照合して特徴パラメータ
が整合する文字を抽出することによって読取った文字を
認識し、該文字に割当た文字区分コードを文字情報とし
て出力する作用を基本機能とするものである。
【0003】上記のOCRの基本処理において、イメー
ジスキャナ21が読取対象の文書を横従1インチ(25.4m
m)当り例えば 400ドットほどの区画に分けて光学セン
サで走査して得た各区画の明暗階調の数値は、区画の配
列の順にアドレスされた文字認識プロセッサ22のメモリ
に確保された画像メモリ領域に書込まれて一時記憶され
るれる。したがって、A4版( 210×297mm )の文書を
イメージスキャナにかけると、該文書は、たとえば横34
56ドット従4672ドットの区画に分割されて各区画の明階
調データが3456列,4672行イメージにアドレスが配列さ
れた画像メモリ領域に文字画像データとして書込まれる
こととなる。
【0004】ところで、読取対象の文書が分厚い図書の
ような場合、読取対象の頁をイメージスキャナーの、ス
キャニングベッド上の正しい位置に配置設定することが
むづかしく傾斜して設定されてしまうことがあり、この
ようなときスキャナの走査で得られた文字画像データ
は、図11および図12に例示のようにメモリの列の行とア
ドレス配列に対して傾斜して書込まれてしまうことにな
る。
【0005】入力文字画像データが画像メモリ領域に傾
斜して入力されている状態では、文字を認識するための
図10のBおよびCの観測処理の正確な実行が期待しえ
ず、その結果正確な文字認識結果が得られないこととな
るので、観測処理に先立って入力文字画像データの傾斜
を補正する処理行程の挿入が必要となり、この傾斜格納
文字画像データの補正処理方法としては、入力されて表
示装置の画面に表示された文字画像上で 水平にしたい直線を基準線として引くことで文字画像
データを格納した画像メモリ領域におけるアドレスの回
転角度を求め、 アドレスを回転させるために元の文字画像データを一
時的に別の記憶領域に一旦退避し、 各文字画像データを格納した退避先メモリのアドレス
をで得た回転角度で回転して新アドレスを求め、元の
記憶領域の新アドレスの位置に該文字画像データを転送
書き込みする方法が従来適用されている。
【0006】この目標基準線を水平線と解釈して処理す
る方法を、縦書き文書と横書き文書からの入力文字画像
データに適用する場合の基準線の設定例を図11および図
12中に示す。図11は横書文書の入力文字画像データ上で
行に平行に水平とすべき基準線を設定した例であり、こ
の場合基準線は比較的に容易に設定できる。一方、図12
は縦書き文書の入力文字画像データ上で各行の先頭文字
をつなげる要領で水平基準線を引いた例であり、基準線
の引ける範囲が限られるために精度良く直線を引くこと
は比較的にむずかしい。
【0007】上記のようにして設定した直線を水平線と
解釈してその傾斜角度を求め、この回転角度をもとに入
力文字画像データを格納したメモリセルのアドレス座標
を補正演算して正しいアドレス座標を求め、この補正ア
ドレス座標に補正前アドレス座標に格納の文字画像デー
タを転送書込みして画像メモリ領域への入力文字画像デ
ータの傾斜格納を補正している。この転送書込みの処理
実行にあたって文字画像データが破壊されないようにす
るため、従来技術にもとづく入力文字画像データの傾き
補正方法では入力文字画像データの保存領域と同サイズ
のメモリ領域をデータ退避領域としてあらかじめ確保し
ておかねばならない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】水平基準線を前提とす
る上記従来技術による文字画像データ傾き補正方法にお
いては、補正対象が縦書き文書である場合基準線の設定
が容易でないという問題がある。また、文字画像データ
を破壊することなく別のメモリ領域に移動させるために
同サイズのメモリ領域を確保する必要があり、文字画像
データを転送させるために行う補正演算に要する時間が
多くかかるという問題もある。
【0009】本発明は、読み取り対象文書が横書き縦書
きいずれであっても簡単に精度よく基準線を引くことが
でき、傾斜補正処理実行時の文字画像データ保護のため
のデータ退避領域としての入力文字画像データ書き込み
領域と同サイズのメモリ領域を必要としないイメージス
キャナ入力文字画像データの傾き補正方法の提供を目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的達成のため、
本発明にもとづくイメージスキャナ入力文字画像データ
の傾き補正方法においては、イメージスキャナから文字
認識プロセッサのメモリに確保された画像メモリ領域に
メモリの行列のアドレス配列に対して傾斜して書込み入
力された文字画像データを表示装置の画面にそのまま傾
斜した文書画像として表示し、表示された文書画像上で
文章をなす文字列に沿って直線を基準線として指定入力
する。
【0011】基準線が指定入力されたら基準線の始点と
終点の座標偏差の比Rを演算し、イメージスキャナのス
キャニングベッドに読取対象の文書を載せるとき正規の
方向に対して±45°以上傾いて設定されることがないこ
とを前提に、この基準線の始点と終点の座標偏差の比R
の絶対値が1以下なら読取対象文書の書式を横書きと判
定し1以上なら縦書きと判定する。
【0012】続いて、基準線の始点と終点の座標偏差の
比Rの逆正接の値を求めて基準線の傾斜角度θを検出
し、書式を横書きと判定しているときには画像メモリ領
域において文字画像データを回転再配列して傾きを補正
するにあたっての補正回転角度ψの値を基準線の傾斜角
度θの符号反転値とし、書式を横書きと判定している場
合には補正回転角度ψの値を基準線の傾斜角度θの余角
相当値とし、この補正回転角度ψの絶対値が予め定めた
上限角度以下で符号が負のときには空でない文字画像デ
ータが存在している実画像域に外接する四辺形の左上隅
に相当のアドレスを回転の中心として反時計方向に前記
補正回転角度ψで各文字画像データを格納のメモリセル
のアドレスを回転変換して得た変換アドレスの行アドレ
ス成分に対してのみ予め定めた補正を行って転送先アド
レスとし、一方、補正回転角度ψの絶対値が上限角度以
下で符号が正のときには前記実画像域に外接する四辺形
の右上隅に相当のアドレスを回転の中心として時計方向
に前記補正回転角度ψで各文字画像データを格納のメモ
リセルのアドレスを回転変換して得た変換アドレスの行
アドレス成分に対してのみ予め定めた補正を行って転送
先アドレスとする。
【0013】また、補正回転角度ψの絶対値が上限角度
以上で符号が負のときには、実画像域に外接する四辺形
の中心を求めて回転変換の中心とし、反時計方向に前記
補正回転角度ψで各文字画像データを格納のメモリセル
のアドレスを回転変換して得た変換アドレスの行アドレ
ス成分に対してのみ予め定めた補正を行って転送先アド
レスとし、補正回転角度ψの絶対値が上限角度以上で符
号が正のときには、実画像域に外接する四辺形の中心を
求めて回転変換の中心とし、時計方向に前記補正回転角
度ψで各文字画像データを格納のメモリセルのアドレス
を回転変換して得た変換アドレスの行アドレス成分に対
してのみ予め定めた補正を行って転送先アドレスとす
る。
【0014】以上によって得た転送先アドレスに変換前
のアドレスのメモリセルに格納の文字画像データを転送
するようにして、文字画像データの転送先画像メモリ領
域が、イメージスキャナによる文字画像データの書込み
がもともと入力されていないブランク領域、または、す
でに転送処理が終了した転送済領域のいずれかになるよ
うにする。
【0015】上記の転送処理において行アドレス成分に
対して行う補正は、補正回転角度ψの絶対値が上限角度
以下の場合には実画像域をなす行アドレスの最高位と最
低位の行アドレス偏差Dに補正回転角度ψの余弦と数値
1との差分を乗じて得られる行アドレス偏差分を差し引
く演算、または、読み取り対象の文書の寸法に対応して
予め定めた所定値を差し引く演算とし、補正回転角度ψ
の絶対値が上限角度以上の場合には、実画像域に外接す
る四角形の頂点位置に相当のアドレスを補正回転角度ψ
で回転変換したときの変換前後の行アドレス偏差絶対値
相当を差し引く演算とする。
【0016】
【発明の実施の形態】画像メモリ領域のアドレス配置に
対して傾斜して入力格納された文字画像データを正規の
アドレス配置に再配列する本発明にもとづく文字画像デ
ータ傾き補正方法の原理を、先ず、図11に例示のような
横書きの文書が右下がりに予め定めた比較的に小さな上
限角度以下たとえば10°以下に傾斜して入力格納された
事例へ適用する場合を主体に、処理の過程を説明する図
を図1と図2に挙げて説明する。なお、従来技術の説明
で用いた図9ないし図12も必要に応じて随時引用するも
のとする。
【0017】本発明の画像傾き補正方法においては、イ
メージスキャナ21から文字画像データが入力されたら、
まず、これをホストコンピュータ3の表示装置31上に文
書画像として表示し、表示された文書画像上でOCR操
作者が画像の傾きの補正にあたって基準とする文字列に
平行な直線の始点Bと終点Eとを、たとえばマウスなど
をクリック操作することによって指定入力する。この基
準線の始点Bと終点Eとは、表示された文書画像におけ
る文章の流れに沿って指定することとし、横書の文書に
ついては図2の(a)に例示のように横に並ぶ文字列に
平行に左端を始点とし、右端を終点とする横基準線SH
を、また、縦書き文書に対しては図2の(b)に例示の
ように、縦に並ぶ文字列に平行に上端を始点とし、下端
を終点とする従基準線SVを指定入力する。
【0018】基準線SHまたはSVの始点Bと終点Eと
を指定入力すると、文字認識プロセッサ22は始点Bの座
標(X1,Y1)と終点Eの座標(X2,Y2)それぞれに対応
の画像メモリ領域の行列のアドレスを認識できるので、
この基準線SHまたはSVの始点と終点の座標(X1,Y
1)および(X2,Y2)とを下記の式(1)に適用して基
準線の傾き角度θを求める。
【0019】
【数1】 ここに、R=(Y2−Y1)/(X2−X1) 画像メモリ領域の行と列のアドレスに対応の座標軸の方
向を、図2に例示のように行および列のアドレスに沿っ
て設定すると、横書き文書の場合、横基準線SHの始点
Bと終点EのX座標の差(X2−X1)は正の値となるのに
対し、Y座標の差(Y2−Y1)は、図2の(a)のような
右下がりのときには正の値となり右上がりの場合には負
の値となるので、結局横書き文書について横基準線SH
を文章の流れに沿って指定入力したとき、横基準線SH
の傾き角度θを与える式(1)の右辺の分数項Rの値は
右下がりに格納のときには正の数値となり、右上がりに
格納の場合には負の数値となる。
【0020】一方、縦書き文書の場合、縦基準線SVの
始点Bと終点EのY座標の差(Y2−Y1)は常に正の値と
なるのに対し、X座標の差(X2−X1)は図2の(b)の
ような右下がりの場合には負数となり右上がりのときに
は正数となりるので、式(1)の右辺の分数項の値R
は、横書き文書の場合とは逆に、右下がりに格納のとき
には正の数値となり、右上がりの場合には負の数値とな
る。
【0021】ところで、読取対象の文書をイメージスキ
ャナ21のスキャニングベッド上に設定するとき、横ある
いは縦書き文書の本来の方向に対し45°以上も傾斜して
設定されることは故意に実行する場合のほか通常はあり
えない。そこで、読取対象文書の設定が本来の方向に対
し45°を超えることはないことを前提にすると、横書き
文書では横基準線SHの始点Bと終点EのX座標の差
(X2−X1)の値はY座標の差(Y2−Y1)の値の絶対値よ
り大きくなるので、式(1)右辺内の分数項の値Rの絶
対値は1以下となり、したがって、入力した横基準線S
Hの傾斜角度θの絶対値は45°以内となる。一方、縦書
き文書では縦基準線SVの始点B終点EのY座標の差
(Y2−Y1)の値はX座標の差(X2−X1)の値の絶対値よ
り大きくなって分数項の値Rの絶対値は1を超えるので
縦基準線SVの傾斜角度θの絶対値は45°以上となる。
【0022】基準線の指定によって横書き縦書きの書式
の区分と傾斜の方向が判別されたら、この判別結果にも
とづいて当初画像メモリ領域に傾斜して書込み入力され
た文字画像データを正しい位置に再配列する図1によっ
て説明の処理に移行する。図1の(a)は、図2(a)
に例示のような横書きの文書の文字画像データが画像メ
モリ領域の行列のアドレス配列に対し当初右下がりに予
め定めた上限角度以内に傾斜して入力格納された状態の
概念を説明する図であり、図中のGMは文字認識プロセ
ッサ22のメモリに行と列とでアドレスして確保した画像
メモリ領域を表し、空でない文字画像データが存在して
いる文字部分がドット模様で示され、文字部分を囲む頂
点Si(i=1,2,3,4) でなる外接四角形は、イメージスキャ
ナ21から入力された文字画像データが当初傾斜角度θで
書き込み格納された実画像域CAであり、※印を付して
示した領域BAは、当初文字画像データが書き込まれて
いないブランク域である。そして、外接四角形の行アド
レス軸方向に対向する頂点間の距離DYは、実画像域CA
をなす行アドレスの最低位と最高位の差分を示してい
る。
【0023】図1の(b)は、同図の(a)に例示の当
初右下がりに傾斜して入力格納された横書きの文書の文
字画像データを順次本発明の方法によって求めたアドレ
スに転送する補正処理が画像メモリ領域GMの行アドレ
スJより低位のアドレスについては終了し、行アドレス
J上のP点に格納の文字画像データを転送する補正処理
の進行中間の状態を説明する図であり、当初の実画像域
CAを示す外接四辺形において、行アドレスJより上の
領域は補正のための転送処理が終了した転送済実画像域
CTを、一方、行アドレスJより下の領域は転送処理が
終了していない未転送実画像域CUを示している。上記
のように横書き文書の文字画像データが画像メモリ領域
に右下がりに小傾斜して入力格納されたとき、補正処理
開始前には実画像域CAに対し右上方にブランク領域B
Aが存在しており、横基準線SHを指定したとき式
(1)で求められる傾斜角度θはすでに説明のように絶
対値が45°以内の正の値となる。
【0024】そこで、実画像域CAを囲む外接四角形の
左上の隅rCを回転中心として、実画像域CAに格納の文
字画像データを、左上隅から順に横基準線SHの傾斜角
度θの符号と反対の負の方向すなわち反時計方向へ同じ
角度だけ回転した位置に相当するアドレスに転送するよ
うにすると、転送先において文字画像データは画像メモ
リ領域GMの行および列のアドレスに沿って配列されて
傾斜が補正される。
【0025】しかしながら、上記の回転処理において大
部分の転送先は文字画像データの書込みがもともと入力
されていないブランク領域BA、または、すでに転送処
理が終了した転送済領域CTになるが、回転中心rCから
行アドレスYj に沿って引いた線LLより左側の実画像領
域に格納されている例えば図2(b)において符号Iで
示される位置に相当のアドレスに格納の文字画像データ
は、図示されているように回転処理によって未転送実画
像域CUの他の部分に侵入することとなり、転送元デー
タが転送先のデータを破壊してしまう。そこで、回転処
理の結果に行アドレスの低位の方向に所定量移動する処
理を加えて転送先が全てブランク領域BAまたは転送済
領域CTとなるようにする。以上の回転処理に続く行ア
ドレス低位方向への移動処理によって、転送先がブラン
ク領域BAまたは転送済領域CTとなるようにして横書
文書の右下がり格納状態を補正する傾き補正転送処理に
おける転送先アドレスの設定原理を図1の(b)をもと
に説明する。
【0026】先ず、回転処理においては、文字画像デー
タを実画像域CAの左上隅rCを回転中心として横基準線
SHの傾斜角度θの符号反転角度だけ回転した位置が回
転処理先のアドレスとなるので、行アドレスJ上の座標
(Xpi,YpJ) で表されるP点の回転処理先Rのアドレス(X
Ri,YRJ) は、座標(XrC,YrC)の回転中心rCから見たP点
の位置の極座標表示を(D,ω)とすると、図1から明
らかなように下記の式(2)ないし式(3)によって与
えられる。
【0027】
【数2】ψ=−θ (2)
【0028】
【数3】XRi=XrC+D cos(ω+ψ) (3)
【0029】
【数4】YRj=YrC+D sin(ω+ψ) (4) そして、式(3)及び(4)における極座標の値Dとω
とは下記の式(4)と式(5)によって与えられる。
【0030】
【数5】
【0031】
【数6】 続いて行アドレス方向への移動処理について説明する。
先に図1の(b)による説明から見て取られるように、
回転処理による未転送実画像域CUの文字画像データの
未転送実画像域CUの他の部分への侵入量は、実画像域
CAの左下端の頂点S4の回転処理において最大となり、
この最大侵入量δの値は頂点S4の座標を(XS4,YS4) ,回
転中心rCとの距離をLとして下記の式(7)によって求
めることができる。
【0032】
【数7】 上記の式(7)によって与えられる最大侵入量δの値
が、重ね書きによる格納データの破壊を予防するために
回転処理に続いて行うべき行アドレスの移動処理の移動
量下限値を与えることとなるが、基準線の傾斜角度θが
小さい場合この最大侵入量δは小さな値となるので、多
段の処理ステップを要する式(7)に従って正確に求め
る必要はなく、より簡便な手法によって短時間に実用に
十分な近似値IDを得るようにすると効果的である。
【0033】ところで、この事例で前提としているよう
な格納文書画像の傾斜角度θが小さいとき、実画像域C
Aを囲む四辺形の右下頂点S3は、特別に幅が狭い文書の
場合を除き、回転中心rCから行アドレスYj に沿って引
いた線LLより右側に位置することとなり、この場合、実
画像域CAの左下頂点S4と回転中心rC間の距離Lの値
は、実画像域CAをなす行アドレスの上下限差分DY=Y
S3−YrCを超えることはない。そこで、この実画像域行
アドレス上下限差分DYの値をLの値に代用すると最大侵
入量δを下回ることのない幾分大きめの近似値IDが得ら
れる。
【0034】上記の実画像域CAの行アドレス上下限差
分DYを求める処理は、実画像域CAの長さLを求める処
理演算にくらべ処理ステップは大幅に少なくなるので、
式(7)のLの値に行アドレス上下限差分DYを適用して
行アドレス移動処理量としてのIDを式(8)によって求
めるようにすると処理時間を短縮できる。
【0035】
【数8】 δ<ID=DY(1− cosψ) (8) さらに、行アドレス移動処理量IDの値は読取対象文書の
大きさに比べ十分に小さいので、これを予め文書の大き
さに割り当てた固定値として設定しておくことが可能で
あり、IDの値を固定値とすると実画像域の境界座標を検
出して演算によってIDの値を導く処理を設ける必要がな
くなり処理時間を更に短縮できる。
【0036】以上によって行アドレスの移動処量IDの値
が得られたら、式(3)と(4)で示される回転処理の
結果にこのIDによる補正を加えてP点の最終転送先とし
てのQ点のアドレス(XQi,YQJ)が式(9)と(10)のよ
うに得られる。
【0037】
【数9】 XQi=XrC+D cos(ω+ψ) (9)
【0038】
【数10】 YQJ=YrC+D sin(ω+ψ)−ID (10) 上記の転送先アドレス設定方法のもとに、横書き文書の
文字画像データが右下がりに入力格納されているた画像
メモリ領域の左上隅に相当のアドレスから列方向アドレ
スを上位すなわち水平方向を優先して順次読み出を行
い、実画像域CAに到達したら、読み出しアドレスPに
格納の文字文字画像データを上記式(2)ないし(10)
の演算処理によって求めた新アドレスQに書込むように
すれば、書込み先は文字画像データがもともと入力され
ていないブランク領域BA、または、すでに転送処理が
終了した転送済領域CTになり、該アドレスに転送元デ
ータを上書してもデータ設定が破壊されることはない。
すなわち上記の手順で転送書込みを行うようにすれば文
字画像データ保護のための転送書込み先としてのメモリ
領域を別途確保しておく必要はなくなる。
【0039】以上、画像メモリ領域GMに横書き文書が
右下がりに小角度で傾斜して格納されている場合の補正
方法を説明したが、縦書き文書が同じく小角度で右下が
りに傾斜して図2の(b)のイメージで格納されている
場合には、縦基準線SVを指定したとき式(1)右辺の
分数項はすでに説明のように絶対値が1を超える負の値
を与えるが、図1の画像データの格納アドレスと座標の
対応関係から傾斜角度θは90°を超え 135°未満と解釈
されるので、実際の文字行列の傾斜角度は縦基準線SV
の傾斜角度θから90°を引いた値となり、この角度分だ
け画像メモリ領域に格納のデータを反時計方向へ回転転
送すれば文字画像データは正常に配置されることとな
る。即ち縦書右下がり文書の場合には補正角度ψを下記
の式(11)によって求められる縦基準線SVの傾斜角度
θの余角相当とし、上記の横書き文書右下がり格納の場
合と同様に処理すればよい。
【0040】
【数11】 ψ=−(θ−90)=90−θ (11) 図3は、以上に説明の縦書き文書が小角度で右下がりに
傾斜して画像メモリ領域に格納されている場合の補正過
程を説明する図である。図3の(a)は、画像メモリ領
域への文字画像データの当初の入力格納状態の概念を説
明する図であり、図3の(b)は、傾斜補正の転送処理
が画像メモリ領域GMの行アドレスJより低位のアドレ
スについては終了し、行アドレスJ上のP点に格納の文
字画像データを転送する補正処理の進行中間の状態を説
明する図であり、傾き補正角度ψが式(11)で与えられ
る以外の処理の内容は図1によって説明の内容と同等で
あるのでその詳細説明は省略する。
【0041】続いて、文字画像データが画像メモリ領域
に右上がりに予め定めた角度以内の小角度に傾斜して入
力格納されている場合の補正方法を、先ず横書き文書の
場合を例に図4によって説明する。この図4において、
(a)は画像メモリ領域への文字画像データの当初の入
力格納状態の概念を説明する図であり、(b)は傾斜補
正の転送処理が画像メモリ領域GMの行アドレスJより
低位のアドレスについては終了し、行アドレスJ上のP
点に格納の文字画像データを転送する補正処理の進行中
間の状態をを説明する図である。
【0042】横書き文書が右上がりに傾斜して格納され
ている場合に、文章の流れに沿って横基準線SHの始点
Bと終点Eとを指定入力すると、式(1)右辺の分数項
の値はすでに説明のように絶対値が1以下の負数とな
り、イメージスキャナに読み取り対象文書が大きく傾い
て設定されることはないとの前提から横基準線SHの傾
斜角度θの絶対値は45°以下と解釈される。
【0043】横基準線SHを指定入力して式(1)の演
算によって求めた基準線の傾斜角度θが上記の条件を満
たすならば、補正対象の文字画像データは横書き文書で
画像メモリ領域に右上がりに格納されていると判定で
き、この場合には図4の(a)に示されているように実
画像域CAの左上方領域にブランク領域BAが存在して
いる。そこで、実画像域CAを囲む外接四角形の右上隅
の頂点を回転中心rCとして、実画像域CAに格納の文字
画像データを右上隅から順に横基準線SHの傾斜角度θ
の符号を反転した方向つまり時計方向に同じ角度だけ回
転した後に、回転処理における処理対象文字画像データ
の未転送実画像域への最大侵入量δに係わる行アドレス
補正IDを行った位置に相当のアドレスに転送するように
すると、転送先において文字画像データは画像メモリ領
域GMの行および列のアドレスに沿って配列されて傾斜
が補正されるとともに、転送先は文字画像データの書込
みがもともと入力されていないブランク領域BA、また
は、すでに転送処理が終了した転送済領域CTになる。
【0044】上記の転送処理を図4の(b)においてP
点の位置に相当のアドレスに格納の文字画像データに対
して実行するときの転送先Q点に相当のアドレスは、座
標と回転の方向の符号を行列のアドレス軸の方向符号に
整合するように設定する規則のもとですでに説明の式
(2)ないし(10)と同形の式によって求められる。但
し、実画像域CAの領域の長さLの値を実画像域CAの
行アドレス上下限の差分DYの値で代用して行アドレスの
移動量の近似値を求める場合には、DYの値として回転中
心とするrCのY座標と実画像域CAの左下端の頂点S4の
Y座標の差を適用するものとする。
【0045】読み取り対象の文書が縦書きで右上がりに
格納されている場合には、式(1)右辺の分数項Rの値
はすでに説明のように絶対値が1以上の正数となり、イ
メージスキャナに読み取り対象文書が大きく傾いて設定
されることはないとの前提から縦基準線SVの傾斜角度
θの絶対値は45°を超えるが90°以下と解釈され、実際
の縦書き文字行列の傾斜角度は縦基準線SVの傾斜角度
θの余角相当分であるので、この余角相当の角度で画像
メモリ領域GMに格納のデータを実画像域CAを囲む外
接四角形の右上の隅rCを回転中心として、時計方向へ
回転転送すれば文字画像データは正常に配置されること
となる。即ち縦書右上がり文書の場合も補正角度ψを先
の式(11)によって得られる角度とし、式(2)ないし
式(10)と同等の演算によって転送先のアドレスを求め
るようにすればよい。
【0046】以上に、読み取り対象の横書き又は縦書き
の文書の文字画像データが、OCRの文字認識プロセッ
サ22のメモリに確保された画像メモリ領域に予め定めた
角度以内の小角度に傾斜して入力格納された場合の本発
明による傾き補正方法について説明した。ところで、文
字画像データが画像メモリ領域に図5に例示のように予
め定めた上限角度以上に大きく傾いて格納されていると
きに、上記に説明の方法によって回転補正すると回転処
理に対応して求められた新アドレスの一部があらかじめ
メモリに確保した文字画像域の範囲を超えてしまうこと
があり、また、回転処理に続いて未転送域のデータを破
壊しないために行う行アドレスの移動処理の移動量も傾
斜角度が小さいときに比べて大きな値となり、上記に説
明の簡易な近似計算でこの値を求めると必要以上に大き
な値が得られ、この値によって行アドレスの移動処理を
行うと転送先の行アドレスが画像メモリ領域の行アドレ
ス範囲を超えてしまう可能性もあり、傾斜補正処理によ
って一部データの消滅が発生する。したがって、画像メ
モリ領域に格納の文字画像データの傾きが大きい場合に
は回転処理の回転中心は実画像域の隅でない箇所に設定
し、行アドレスの移動処理量もより正確な計算によって
求めるようにする必要がある。
【0047】図6に縦書きの文書の文字画像データが予
め定めた上限角度以上に大きく傾いて画像メモリ領域に
格納されている場合の本発明にもとづく傾き補正方法の
原理を示し、この図によって傾斜角度が大きい場合の傾
斜補正方法を説明する。なお、この場合においても、読
取対象文書のイメージスキャナへの設定が本来の方向に
対し45°を超えることはないことを前提に文字画像デー
タの傾きは予め定めた角度を超えることがあっても45°
を超えることはないとする。
【0048】文字画像データが画像メモリ領域に大きく
傾斜して入力格納された場合であっても、指定入力され
た基準線の傾斜角度を求め、この傾斜角度の値をもと
に、入力された文書の横書き縦書きの区分と右上がり右
下がりの傾斜の方向および実質傾斜角度が予め定めた角
度を超えたか否かを判定するまでの処理は、これまでに
説明の実質傾斜角度が設定値以下の場合と同等であるの
で、その詳細の繰り返し説明は省略する。
【0049】基準線を指定入力した結果、縦書き文書の
文字画像データが予め設定した上限角度を超えて右上が
りに画像メモリ領域に入力格納されていると判定された
とすると、この場合、先に説明のように縦基準線SVの
傾斜角度θを与える式(1)の右辺分数項の値Rとして
1を超える正の数が得られており、縦基準線SVの傾斜
角度θは45°を超え90°以内と判断できるが、実際の縦
書き文字行列の傾斜角度は縦基準線SVの傾斜角度θの
余角相当分であり、この余角相当分だけ文字行列の傾斜
を補正すれば文字画像データは画像メモリ領域の行列の
アドレスに沿い傾斜が補正されて格納されることとな
る。
【0050】文字画像データが上限角度を超えて右上が
りに画像メモリ領域に入力格納されていると判定された
場合には、まず、実画像域CAの認識を行って実画像域
CAを囲む四辺形の各頂点Siの座標(XSi,YSi) (i=1,2,
3,4 )を検出し、対向する頂点間を結ぶ対角線の交点す
なわち実画像域CAの中心cRの座標(XcR,YcR) を公知の
2直線の交点を求める手段を適用して求める。
【0051】実画像域CAの中心cRの座標(XcR,YcR) が
求められたら、このcRを回転の中心として実画像域CA
に格納された文字画像データをアドレスが若い順、すな
わち、実画像域CAの右上の隅から順に縦基準線SVの
傾斜角度θの余角ψに等しい角度だけ正方向つまり時計
方向に回転した位置に相当のアドレスに転送するように
すると、実画像域CAの回転中心cRを通り行アドレスY
j軸の方向に対し上記の余角ψの1/2の角度で傾斜す
る直線に関して左側に格納されている文字画像データの
転送先が未転送領域UAに侵入することはないが、直線
の右側に格納されている例えば図6において符号Pで示
されている位置に格納の文字画像データの転送先は未転
送領域UAに侵入してしまう。
【0052】しかしながら、この未転送領域UAへの侵
入量の行アドレスYj方向の成分は、回転中心cRから最
も離れている実画像域CAの頂点Siを回転処理したとき
の処理前後における行アドレスの差分Δ以下なので、回
転処理の結果を行アドレスの低位の方向に上記の差分Δ
だけ移動する処理を加えることによって転送先が全てブ
ランク領域BAまたは転送済領域CTとなるようにする
ことができる。
【0053】図6は、縦書きの文書の文字画像データが
当初大きく傾いて画像メモリ領域GMに格納され、傾き
を正す上記の転送処理が行アドレスJ上のP点に格納の
文字画像データデータを転送する段階まで進んだ状態を
例示しており、当初の実画像域CAを示す外接四辺形に
おいて、行アドレスJより上の領域は傾き補正の転送処
理が終了した転送済実画像域CTを、一方、行アドレス
Jより下の領域は転送処理が終了していない未転送実画
像域CUを示している。
【0054】P点に相当のアドレス(XPi,YPJ)に格納
のデータの転送先としてのQ点のアドレス(XQi
QJ)は、上記に説明のように、P点のアドレスを実画
像域CAの中心cRを回転中心に縦基準線SVの傾斜角度
θの余角ψに等しい角度だけ正方向に回転した後、その
行アドレスを実画像域CAの例えば右上隅の頂点S2を回
転処理したときの前と後の行アドレスの差分Δだけ減じ
たアドレスとすればよいので、回転中心cRから見たP点
の位置の極座標表示を(D,ω)とすると下記の式(1
2)ないし式(14)によって表すことができる。
【0055】
【数12】 ψ=90−θ (12)
【0056】
【数13】 XQi=XcR+D cos(ω+ψ) (13)
【0057】
【数14】 YQJ=YcR+D sin(ω+ψ)−Δ (14) そして、式(13)及び(14)におけるDとωの値は図6
の幾何学的説明から明らかなように下記の式(15)と
(16)によって与えられる。
【0058】
【数15】
【0059】
【数16】 また、行アドレス補正量Δの値は、実画像域CAの右上
頂点S2の回転処理前後の行アドレスの差分であるから回
転中心cRから見た右上頂点S2の位置の極座標表示を
(H,α)とすると下記の式(17)によって表すことが
できる。
【0060】
【数17】 Δ=YS2−{YcR+H cos(α+ψ)} (17) そして、頂点S2の極座標表示値(H,α)は直交座標系
であるS2点の座標アドレス(XS2,YS2)と次の式(1
8)と式(19)によって関係づけられている。
【0061】
【数18】
【0062】
【数19】 実画像域CAの各文字画像データの転送先を上記の式
(12)〜式(19)によって与えられるアドレスとする
と、転送先のアドレスの範囲は図6から視て取れるよう
に、当初入力の実画像域CAの行列それぞれのアドレス
の最高位と最低位の範囲に納まるので、読取対象文書の
文字画像データが傾斜していても画像メモリ領域に納ま
るように入力されている限り、傾斜補正の転送処理によ
って画像メモリ領域をはみ出して失われてしまう文字画
像データが発生することはない。
【0063】上記の縦書き文書が右上がりに大きく傾斜
して格納されているときの補正方法に対し、横書き文書
が同じく右上がりに大きく傾斜して画像メモリ領域に格
納されている場合には、横基準線SHを指定したとき式
(1)右辺内の分数項の値Rはすでに説明のように絶対
値が1未満の負の数値を与え、横基準線SHの列アドレ
スの方向Xiに関する傾斜が反時計方向に45°以内であ
ることを表しており、横書き文書では文字列の配列方向
は列アドレスの方向Xiに一致すべきであるから、実画
像域CAの文字画像データを横基準線SHの傾斜の反対
方向に同じ角度だけ回転させれば文字画像データは画像
メモリ領域の行列のアドレスに沿って格納され傾斜が補
正さることとなる。すなわち、右上がりに大きく傾斜し
て入力格納された横書き文書の傾斜補正は、横基準線S
Hの傾斜角度θの符号を反転した下記式(20)で与えら
れる角度を縦書き文書の場合の式(12)に替る補正角度
ψの値とし、式(13)ないし式(19)の演算処理によっ
て得られるアドレスに当初入力の文字画像データを転送
するようにすればよい。
【0064】
【数20】 ψ=−θ (12) 以上に、読み取り対象文書が右上がりに大きく傾斜して
格納されているときの本発明にもとづく補正方法を説明
したが、読み取り対象文書が右下がりに傾斜して格納さ
れている場合には、先に説明のように文字画像データが
当初入力格納されていないブランク領域BAが文字画像
データが格納された実画像域CAの右上方向に存在して
いるので、傾斜補正のために行う文字画像データの回転
処理を右上がり格納の場合とは逆の時計方向とし、右上
がり傾斜のときと同等の行アドレス低位方向への移動処
理を行うと転送先をブランク領域BA、または、すでに
転送処理が終了した転送済領域CTにすることができ
る。
【0065】上記のように読み取り対象文書が右上がり
に大きく傾斜して格納されているときの補正方法は、回
転処理における回転方向が右上がり格納の場合と逆にな
る以外右上がり傾斜のときと同等の処理となるので、そ
の詳細説明は省略する。以上に説明した文字画像データ
の傾き補正方法における文字画像データの入力格納状態
に対する検出された基準線の傾斜角度および補正角度の
関係を図7に整理して示す。この図7は、OCRに傾斜
して入力された文字画像データによって表示装置に表示
された文書画像上で文章の流れに沿って基準線の始点と
終点とを指定入力して求めた始点終点の座標偏差の比す
なわち式(1)右辺の分数項の値Rの絶対値が1以下な
ら、入力された文字画像データは横書き文書と判定さ
れ、1を超えているなら縦書き文書と判定できることを
示しており、Rの絶対値が1以下で横書き文書と判定さ
れたときにRの値が正数なら傾斜は右下がりであり、負
数なら右上がり傾斜と判断でき、傾斜補正にあたって回
転すべき補正角度ψは式(1)によって求められる横基
準線の傾斜角度θの符号を反転した角度であり、一方、
Rの絶対値が1を超え縦書き文書と判定されたときにR
の値が負数なら傾斜は右下がりであり、正数なら右上が
り傾斜と判断でき、傾斜補正にあたって回転すべき補正
角度ψは式(1)によって求められる縦基準線の傾斜角
度θの余角相当の角度であることを示している。
【0066】
【実施例】以上に画像データが画像メモリ領域に傾斜し
て入力格納されたときに行う文字画像データの傾きを補
正する本発明の方法のそれぞれの要素手段を説明した。
そこで、OCRのイメージスキャナが読取対象の文書を
走査して得た文字画像データを文字認識プロセッサのメ
モリに確保された画像メモリ領域に傾斜して書き込み入
力してしまったとき、入力の状態を判別して入力の状態
に適合する補正手段要素を選択して該入力文書画像の傾
斜を正す統一化した傾斜補正方法の1実施例における処
理のフローを図8に示し、この図によって本発明をもと
に統一化したイメージキャナ入力文字画像データの傾き
補正方法を説明する。なお、図8の処理フロー説明にお
いては、既に説明の図1ないし図7および従来技術の項
で説明した図9ないし図12も必要に応じて随時引用する
こととする。
【0067】図8に例示の統一化した傾斜補正方法にお
いては、イメージスキャナ21で検出されて文字認識プロ
セッサ22の画像メモリ領域に文字画像データとして傾斜
イメージで書込まれた明暗階調データを一旦ホストコン
ピュータ3の表示装置31上に文字画像として表示し(S
1)、表示されて文字画像上でOCR操作者が画像の傾
の補正にあたって基準とする文字の並びに平行な横書文
書なら横方向の、縦書き文書なら従方向の直線の始点B
と終点Eとをたとえばマウスなどをクリック操作するこ
とによって指定入力する(S2)。
【0068】基準線の始点Bと終点Eとが指定入力され
たら、文字認識プロセッサ22は始点Bの座標(X1,Y1)
と終点Eの座標(X2,Y2)それぞれに対応の画像メモリ
領域の行列のアドレスを認識して基準線の傾き角度θを
先に説明の式(1)によって求めるべく、まず、式
(1)右辺内の分数項としての基準線始点終点座標偏差
比Rの値を計算し(S3)、イメージスキャナーのスキ
ャニングベッドに読取り対象文書を設定するとき本来の
方向に対して45°以上傾斜して設定されることは通常な
いことを前提に、Rの絶対値が1以下なら読取り対象文
書は横書き文書と判定し、1以下なら縦書き文書と判定
する(S4)。
【0069】横書き縦書きの文書の書式判定に続いて基
準線始点終点座標偏差比Rの値の逆正接の値を求めて方
向も含めた基準線の傾斜角度θの値を得る。なお、Rの
値が負数で絶対値が1を超えている場合には基準線の傾
斜角度θは90°以上で上記の前提のもと 135°以下と解
釈する。そして、傾斜補正角度ψをS4工程で横書き文
書と判定したときには基準線の傾斜角度θの符号反転角
度とし、縦書き文書と判定した場合には直角と基準線の
傾斜角度θの差分つまり基準線傾斜角度の余角相当とす
る(S5)。
【0070】以上の傾斜補正角度ψを算出する処理が終
了した段階で、文字画像データの入力格納状態に対する
基準線の傾斜角度θおよび傾斜補正角度ψの関係が図7
に例示のように把握されることとなる。なお、傾斜補正
角度ψについてもその符号が回転の方向を与えており、
正数なら時計方向の回転を、負数の場合は反時計方向の
回転を示している。
【0071】傾斜補正角度ψの値が得られたらその絶対
値があらかじめ定めた上限の角度たとえば10°を超える
か否かを、続いてその符号の正負を調べ(S6)(S
7)、傾斜補正角度ψが上限角度以下で、かつ、符号が
正なら文書画像は右上がりに上限角度以下に傾斜して格
納されていると判定できるので実画像域CAの右上隅を
回転中心とする先に説明の小角度傾斜補正処理を実行し
(S8A)、符号が負なら文書画像は右下がりに傾斜し
て格納されていることになるので、実画像域CAの左上
隅を回転中心とする小角度傾斜補正処理を実行する(S
8B)。
【0072】一方、傾斜補正角度ψの絶対値が上限角度
を超過していることが検出され、かつ、符号が正なら文
書画像は右上がりに上限角度を超える角度で大きく傾斜
して格納されていると判定できるので先に説明の実画像
域CAの中心を回転中心とする大角度傾斜補正処理を実
行し(S8C)、符号が負なら文書画像は右下がりに傾
斜して格納されていることになるので、実画像域CAの
中心を回転中心とする大角度傾斜補正処理を実行する
(S8D)。
【0073】
【発明の効果】本発明にもとづく文字画像データの傾き
補正方法においいては、表示装置の画面に表示された文
書画像上で傾きの補正処理において基準なる直線を文章
の流れに沿うように指定入力し、指定入力した基準線の
傾斜角度を求めてその絶対値によって補正対象文書の横
書き縦書きの書式区分を判定し、その符号によって傾斜
の方向を判定して補正にあたって行う回転処理における
補正角度を得るようにしているので、補正処理にあたっ
ての指示操作を容易かつ正確に実行できるという効果が
先ず得られる。そして、傾きの補正は基準線の指定によ
って導かれた補正角度で文字画像データを文字画像デー
タがもともと入力されていないブランク領域または既に
転送処理が終了したアドレス領域となるように行アドレ
スの補正をしながら回転転送しているので、補正処理の
間のデータ保護のために画像メモリ領域と同等の大きさ
のメモリを別途確保しておく必要がなくなりOCRを簡
素に構成できるという効果が得られる。
【0074】また、補正角度ψの大きさ応じて処理の内
容を選択することとし、補正角度ψが小さい場合の行ア
ドレスの補正分を実画像域の行アドレス上下限偏差値か
ら導かれる近似値とし、実画像域に外接する四角形の傾
斜方向によって選択された頂点を回転中心とする補正方
法では、回転中心の設定と行アドレス補正分を求める演
算処理が簡素で処理速度が早いので、殆どの場合傾斜角
度が小さい読み取り対象文書を高能率に処理でき、一
方、補正角度ψが大きい場合の実画像域の中心を求めて
これを回転処理の中心とするとともに、実画像域に外接
する四角形の頂点を回転処理したときの処理前後の行ア
ドレス偏差分を行アドレス補正値とする方法における傾
斜補正にあたっての転送先は、当初入力の実画像域CA
のアドレスの最高位と最低位の範囲に納まるので、大き
く傾いて入力された文書であっても傾斜補正処理によっ
て入力された文字画像データがカットされる事態は発生
しないという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】右下り小角度傾斜横書き文書文字画像データの
傾き補正方法の原理説明図
【図2】横書従書文書画像に対する基準線設定説明図
【図3】右下り小角度傾斜縦書き文書文字画像データの
傾き補正方法の原理説明図
【図4】右上り小角度傾斜横書き文書文字画像データの
傾き補正方法の原理説明図
【図5】大きく傾斜して格納された文字画像データの回
転補正時の不具合説明図
【図6】大きく傾斜して格納された文字画像データとシ
フト回転させて補正する過程の説明図
【図7】本発明にもとづく傾斜格納文字画像データ統合
補正方法の一実施例のフローチャート
【図8】本発明にもとづく傾斜格納文字画像データ統合
補正方法の一実施例のフローチャート
【図9】文字読取装置基本構成図
【図10】文字読取装置の基本処理フロー図
【図11】傾斜格納横書き文書の例を示す図
【図12】傾斜格納文書縦書きの例を示す図
【符号の説明】
1 文字読み取り装置 2 文字読み取り認識部 21 イメージスキャナ 22 文字認識プロセッ
サ 3 ホストコンピュータ 31 表示装置 32 プロセッサ GM 画像メモリ領域 CA 実画像領域 BA ブランク領域

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】読取対象の文書がイメージスキャナのスキ
    ャニングベッドに正しく配置設定されず、イメージスキ
    ャナの走査によって得られた文字画像データが文字認識
    プロセッサの画像メモリ領域にメモリの行列のアドレス
    配列に対して傾斜して書込み入力されたとき、この入力
    文字画像データの傾きを補正する方法であって、 入力されて表示装置の画面に傾斜して表示された文書画
    像上で文章をなす文字列に沿って直線を基準線として指
    定入力し、 指定入力した基準線の始点と終点の座標偏差の比Rを演
    算し、イメージスキャナスキャニングベッドへの読取対
    象文書の設定が正規の方向に対して±45°以上傾いて設
    定されることがないことを前提に、基準線の始点終点の
    座標偏差の比Rの絶対値が1以下なら読取対象文書の書
    式を横書きと判定し、1以上なら縦書きと判定し、 前記基準線の始点終点の座標偏差の比Rの逆正接の値を
    求めて基準線の傾斜角度θを検出し、書式を横書きと判
    定したときには画像メモリ領域において文字画像データ
    を回転再配列して傾きを補正するにあたっての補正回転
    角度ψの値を基準線の傾斜角度θの符号反転値とし、書
    式を横書きと判定している場合には補正回転角度ψの値
    を基準線の傾斜角度θの余角相当値とし、 この補正回転角度ψの絶対値が予め定めた上限角度以下
    で符号が負のときには空でない文字画像データが存在し
    ている実画像域に外接する四辺形の左上隅に相当のアド
    レスを回転の中心として反時計方向に前記補正回転角度
    ψで各文字画像データを格納のメモリセルのアドレスを
    回転変換して得た変換アドレスの行アドレス成分に対し
    てのみ予め定めた補正を行って転送先アドレスとし、 前記補正回転角度ψの絶対値が上限角度以下で符号が正
    のときには前記実画像域に外接する四辺形の右上隅に相
    当のアドレスを回転の中心として時計方向に前記補正回
    転角度ψで各文字画像データを格納のメモリセルのアド
    レスを回転変換して得た変換アドレスの行アドレス成分
    に対してのみ予め定めた補正を行って転送先アドレスと
    し、 補正回転角度ψの絶対値が上限角度以上で符号が負のと
    きには、実画像域に外接する四辺形の中心を求めて回転
    変換の中心とし、反時計方向に前記補正回転角度ψで各
    文字画像データを格納のメモリセルのアドレスを回転変
    換して得た変換アドレスの行アドレス成分に対してのみ
    予め定めた補正を行って転送先アドレスとし、 補正回転角度ψの絶対値が上限角度以上で符号が正のと
    きには、実画像域に外接する四辺形の中心を求めて回転
    変換の中心とし、時計方向に前記補正回転角度ψで各文
    字画像データを格納のメモリセルのアドレスを回転変換
    して得た変換アドレスの行アドレス成分に対してのみ予
    め定めた補正を行って転送先アドレスとし、 上記によって得た転送先アドレスに変換前のアドレスの
    メモリセルに格納の文字画像データを転送するようにし
    て、 文字画像データの転送先画像メモリ領域が、イメージス
    キャナによる文字画像データの書込みがもともと入力さ
    れていないブランク領域、または、すでに転送処理が終
    了した転送済領域のいずれかになるようにしたことを特
    徴とするイメージスキャナ入力文字画像データの傾き補
    正方法。
  2. 【請求項2】補正回転角度ψの絶対値が上限角度以下の
    場合に行アドレス成分に対して行う予め定めた補正が、
    実画像域をなす行アドレスの最高位と最低位の行アドレ
    ス偏差Dに補正回転角度ψの余弦と数値1との差分を乗
    じて得られる行アドレス偏差分を差し引く演算であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のイメージスキャナ入力
    文字画像データの傾き補正方法。
  3. 【請求項3】補正回転角度ψの絶対値が上限角度以下の
    場合に行アドレス成分に対して行う予め定めた補正が、
    読み取り対象の文書の寸法に対応して予め定めた所定値
    を差し引く演算であることを特徴とする請求項1に記載
    のイメージスキャナ入力文字画像データの傾き補正方
    法。
  4. 【請求項4】補正回転角度ψの絶対値が上限角度以上の
    場合に行アドレス成分に対して行う予め定める補正が、
    実画像域に外接する四角形の頂点位置に相当のアドレス
    を補正回転角度ψで回転変換したときの変換前後の行ア
    ドレス偏差絶対値相当を差し引く演算であることを特徴
    とする請求項1に記載のイメージスキャナ入力文字画像
    データの傾き補正方法。
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Cited By (7)

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