JP4740791B2 - 内視鏡洗滌装置 - Google Patents

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この発明は、使用後の内視鏡を洗滌するのに好適な装置に関する。
従来、使用後の内視鏡を自動洗滌するための装置は周知である。また、かかる装置であって、内視鏡を収容する洗滌槽と、その洗滌槽に対する洗滌水供給手段と、その洗滌槽の開口部を開閉する蓋とを有する装置もまた周知である。例えば、興研(株)が平成15年5月10日付で発行した「セーフティニュース」No.532(非特許文献1)の第3頁には、商品名を「鏡内侍」とする内視鏡洗滌装置が記載されている。この装置の洗滌槽には蓋があって、その蓋は旋回して開閉できるようにヒンジを介して洗滌槽に取り付けられている。蓋の天板部分周縁には、防漏用ゴムパッキングが取り付けられている。
興研(株)発行「セーフティニュース」No.532(平成15年5月10日発行)
前記従来技術の洗滌槽では、蓋を閉じた後に、内視鏡に向かって洗滌水が噴射される。洗滌終了後には蓋の内面に水滴が付着している。その蓋をあけて斜めに立てると、水滴は蓋の内面を伝って下方へ流れて蓋の縁に集まり、その縁から溢れ出すように洗滌槽の外へ流れたり、再び蓋を閉めるときに蓋の外へ流れたりして洗滌槽の周囲を汚すということがある。また、そのように汚すことがない場合でも、蓋を開けているときに、そのように水が溜まっていることは衛生的な面から考えて好ましいことではない。また、洗滌水によるこのような問題は、洗滌水を噴射するタイプの洗滌槽に限らない。洗滌槽に洗滌水を貯えて内視鏡を洗滌するタイプのものであっても、蒸発した洗滌水が蓋の内面に水滴となって凝縮すれば、その蓋を開けたときに同じような問題が生じる。さらにはまた、内視鏡を洗滌中に洗滌槽の運転が何らかの理由で停止するという場合もある。そのときに急いで蓋を開けると、蓋の内面には多量の洗滌液が付着していて、その洗滌液の臭気が洗滌槽の外へ出て、作業者に不快感を与えることがある。このような場合には、蓋に付着した洗滌液を洗滌槽の排水口に速やかに流入させることが一層強く望まれる。
そこで、この発明は、洗滌槽の蓋の内面に付着した水滴を速やかに排水口へ流入させることができるように、前記洗滌槽を初めとする従来技術の洗滌槽に改良を施すことを課題にしている。
前記課題を解決するために、この発明が対象とするのは、内視鏡を収容可能でありかつ収容した前記内視鏡を洗滌するための洗滌水を供給可能である洗滌槽と、ヒンジ手段の作用で旋回して前記洗滌槽の開口部を開閉することが可能な蓋とを有する内視鏡洗滌装置である。
かかる内視鏡洗滌装置において、この発明が特徴とするところは、次のとおりである。前記洗滌槽は、互いに直交する上下方向と前後方向と横方向とを有し、前記上下方向における下方には排水孔を有する底面部が形成され、前記底面部の周縁には前記底面部から立ち上がって前記洗滌槽を実質的に一周する周面部が形成され、前記周面部は前記底面部の上方に前記開口部を画成している。前記蓋は、前記開口部を閉じることが可能な天板部と、前記天板部の周縁から垂下していて前記蓋が閉じた状態で前記周面部の内側に納まる周壁部とを有し、前記前後方向の後方部分が前記ヒンジ手段を介して前記洗滌槽の前記開口部近傍に取り付けられている。前記蓋が前記開口部を閉じた状態においての前記周壁部は、第1周壁部と第2周壁部とを有していて、前記第1周壁部は前記天板部の前記周縁から垂下して前記天板部を一周しており、前記第2周壁部は前記第1周壁部の下縁から前記洗滌槽の内側に向かって延びていて前記天板部を一周している。前記天板部と前記第1周壁部と前記第2周壁部とが協働して前記第1周壁部を底とする横向きの溝を形成しており、前記蓋の前記後方部分には、前記第1周壁部と前記第2周壁部とのいずれかに前記蓋の内外を貫通する透孔が形成されていて、前記第1周壁部は、前記蓋が開いた状態において、前記第1周壁部のうちで前記透孔の近傍が前記上下方向において最も低くなるように、前記第1周壁部の周方向において前記透孔の両側に位置する部分が前記透孔に向かって下り勾配となる傾斜を有している。
この発明の好ましい実施態様の一つにおいて、前記洗滌槽の前記周面部には、前記蓋が閉じたときに前記第2周壁部が上方から当接可能な面を有する段差部が形成されており、前記面が前記洗滌槽の内側に向かって下り勾配の傾斜を有している。
この発明に係る内視鏡洗滌装置によれば、洗滌槽の蓋には、天板部と第1周壁部と第2周壁部とによって溝が形成される。蓋を旋回させて開き、斜めに立つようにすると、内視鏡の洗滌中に蓋の内面に付着した水滴は、蓋の内面や溝を伝って下方へ流れ、蓋の後方部分に形成されている溝に集まる。その溝の第1周壁部または第2周壁部には透孔が形成され、溝の底を形成している第1周壁部は、その透孔の近傍が最も低くなるように、透孔の両側部分が透孔に向かって下り勾配となる傾斜を有しているから、蓋の後方部分に集まった洗滌水は、溝の中を第1周壁部の傾斜に従って流れて透孔に達し、その透孔から流出して洗滌槽へ入り、洗滌槽の底面部に形成されている排水孔へ流入することが可能になる。それゆえ、この発明によれば、蓋に付着した水は洗滌槽の外へ流れ出ることがない。
洗滌槽の周壁部に段差部が形成されていて、蓋が閉じると、蓋の第2周壁部がその段差部に形成された面に上方から当接可能な態様のこの発明では、その面が洗滌槽の内側に向かって下り勾配の傾斜を有しているから、洗滌槽の周壁部に付着した水はその面を伝って洗滌槽の底面部へ速やかに流れ、周壁部には水が溜まらない。
添付の図面を参照して、この発明に係る内視鏡洗滌装置の詳細を説明すると、以下のとおりである。
図1は、内視鏡洗滌装置1の斜視図である。この装置1は、本体2と、本体2の頂部に形成された洗滌槽3(図2参照)と、本体2に取り付けられていて洗滌槽3の開口部6(図3参照)を開閉することができる蓋4とを有する。本体2は互いに直交する幅方向Xと上下方向Yと前後方向Zとを有し、その本体2には操作パネル7や表示パネル8,9、電源スイッチ11、足踏み式ペダル12等が設けられている他に、内視鏡を洗滌するための各種機械類(図示せず)が内蔵されている。蓋4は、その平面形状がほぼ矩形に形成されていて、前方から後方に向かって見たときに前辺4、後辺4、左辺4、右辺4を有し、前辺4には把手13が取り付けられていて、把手13の先端部分が本体2の内部へ進入してその内部に設けられたラッチ(図示せず)に係合して施錠された状態にある。但し、ペダル12を踏めば、そのラッチが動いて蓋4は開錠状態になる。蓋4はまた、その後辺4が開閉手段であるヒンジ16を構成している部材16aを介して本体2に取り付けられている。ヒンジ16は、蓋4を開く方向へ付勢するばね(図示せず)を有しており、開錠状態にある蓋4をそれが開く方向へ自動的に旋回させることができる(図9参照)。前辺4、後辺4、左辺4、右辺4は、一例として40〜60cmの長さを有する。
図2,3は、図1のII−II線切断面を示す図と、図2の部分拡大図であって、II−II線は後記の排水孔33と図7〜9において詳述される透孔40とを縦断している。本体2の頂部に位置する洗滌槽3は、水平な床面Fに対して約10°傾斜した底面部31と、底面部31の周縁から立ち上がりその周縁を実質的に一周している周面部32と、その周面部32によって底面部31の上方に画成されている開口部6とを有する。底面部31には、排水孔33が形成されている。周面部32は、開口部6の近傍に段差部34を有し、その段差部34よりも上に形成された上方周面部32aと、段差部34よりも下に形成された下方周面部32bとに分けられる。開口部6を閉じた状態にある蓋4は、中高に形成されてはいるが底面部31にほぼ平行している天板部41と、周面部32の内側に位置する周壁部42とを有し、天板部41はヒンジ部材16aの取り付け部位48がやや低くかつ平坦に形成されている。図3において明らかなように、蓋4の前辺4における周壁部42は、天板部41から垂下する上方周壁部42aと、上方周壁部42aの下縁部分から洗滌槽3の内側に向かって延びていて天板部41の下方に位置する下方周壁部42bとを有する。下方周壁部42bは、図の上下方向の下方に下縁部分43を有し、その下縁部分43の一部分は、洗滌槽3の周面部32から離間するように洗滌槽3の内側に向かって延びる水滴案内壁44を形成している。蓋4の後辺4における周壁部42は、上方周壁部42aと下方周壁部42bとを有し、下方周壁部42bは下縁部分43を有する。図示例の蓋4においては、開口部6に内側から嵌合して開口部6を閉じている蓋4の上方周壁部42aが、水平面Fに対して約80度の角度で交差するように上下方向Yへ延びていて、上方周面部32aに接近した状態で向かい合っている。下方周壁部42bは、その一部分が段差部34の上面部分に上方から当接している。下方周壁部42bはまた、それと向かい合う下方周面部32bに接触または接近している。加えて、蓋4の前辺4における下方周壁部42bの下縁部分43では、水滴案内壁44が水平面Fに対して2〜60度、より好ましくは5〜40度傾斜した状態で下方周面部32bから離間して洗滌槽の内側へ向かって延びている。
図4は、図1のIV−IV線切断面を示す図である。洗滌槽3は、底面部31と周面部32とを有し、図の底面部31は水平な床面Fに平行している。蓋4は、天板部41と周壁部42とを有し、天板部41は中高であって、周壁部42は、図2,3の場合と同様に上方周壁部42aと下方周壁部42bとを有していて、洗滌槽3における開口部6の内側に嵌合している。周壁部42ではまた、水滴案内壁44が、下方周面部32bから離間するように、洗滌槽3の内側に向かって延びている。
図5は、図1のV−V線切断面を示す図である。洗滌槽3は、この切断面に現れる部分の形状が図4における形状と異なり、図の右方に隆起部36を有する。隆起部36は、その下方に形成されるスペースに本体2の部材(図示せず)を納めることができるもので、その部材を操作するための開口37と、その開口37を閉じている取り外し可能なキャップ38とを有する。上下方向Yにおいて、キャップ38の位置は洗滌槽3の段差部34の近傍にある。蓋4は、左辺4における周壁部42が図4の左辺における周壁部42と同じように形成された上方周壁部42aと下方周壁部42bとを有するが、右辺4における周壁部42は、図4の右辺4における周壁部42とはやや異なっていて、下方周壁部42bが水平に近い状態で洗滌槽3の内側へ延びている。
図2〜5において明らかなように、蓋4の前辺4、後辺4、左辺4、右辺4のそれぞれには、上方周壁部42aが底となり、天板部41と下方周壁部42bとが側壁となった横向きの溝部51a,51b,51c,51dのそれぞれが一連のものとして形成されている。
図6,7,8は、蓋4が外されている本体2と洗滌槽3とを洗滌槽3の底面部31の垂直方向上方から見たときの状態を示す本体2と洗滌槽3との頂面図(図6)と、本体2から外された蓋4の天板部41の内面をその内面の垂直方向上方から見た状態を示す蓋4の部分破断頂面図(図7)と、図7の部分拡大図(図8)である。図6において、洗滌槽3は、ほぼ矩形に形成されていて、仮想線で示す内視鏡90を収容することができる。洗滌槽3では、周面部32が底面部31の周縁を実質的に一周するように形成されていて、その周面部32のうちの前方および左方における周面部32,32と、後方および右方における周面部32,32の一部分とには、図2〜4に示される上方周面部32a、下方周面部32bおよび段差部34が形成されている。また、後方および右方における周面部32,32の残りの部分では、段差部34が隆起部36の頂面につながっている。その頂面には、開口37を閉じるためのキャップ38が2個取り付けられている。隆起部36と底面部31とからは、洗滌水や洗滌用ブラシ(図示せず)を送り込むための第1、第2ホース91,92と、洗滌水やエアーを送り込むための第3ホース93とが内視鏡90にまで延びている。後方の周面部32には第1〜第3ノズル94a,94b,94cが取り付けられており、前方の周面部32と左方の周面部32との交差部および前方の周面部32と右方の周面部32との交差部にも第4、第5ノズル94d,94eが取り付けられている。これら第1〜第5ノズル94a〜94eからは、本体2の操作パネル7における設定条件に従って、本体2の内部にある洗滌水(図示せず)が内視鏡90に向かって噴射される。図示のヒンジ部材16bは、図1のヒンジ部材16aが着脱される部位であって、これら両部材16a,16bが一体になったヒンジ16では、ばね(図示せず)の作用によって蓋4をそれが開く方向へ付勢することができる。
図7の蓋4は、図6の本体2から取り外されていて、天板部41の内面を上にしてほぼ水平に置かれているが、ヒンジ部材16a(図1参照)の図示が省略されている。蓋4の周壁部42は、上方周壁部42aと下方周壁部42bとが、天板部41の周縁を一周するように、換言すると洗滌槽3の開口部6を一周するように延びている。しかし、下方周壁部42bにおける水滴案内壁44は、前辺4と左辺4と右辺4とに形成されているが、後辺4には形成されていない。蓋4はまた、前辺4に把手部13を有し、後辺4にヒンジ取り付け部48を有する。
図8において明らかなように、蓋4の後辺4では、下方周壁部42bにおける幅方向Xのほぼ中央であって溝部51bの底の近傍となる位置に蓋4の内外を貫通する透孔40が形成されている。また、上方周壁部42aは、幅方向Xにおける透孔40の両側部分56,57が透孔40の近傍に向かって下り勾配となるように傾斜している。かような透孔40と傾斜している両側部分56,57とは、後記するように蓋4を開けたときの水抜きとして作用する。
かように形成されている図1の状態の内視鏡洗滌装置1では、洗滌槽3に収容された内視鏡90に対して、第1〜第5ノズル94a〜94eから強酸性水や水道水等の洗滌水が噴射される。洗滌水のうちで、洗滌槽3の周面部32に向かって飛散したものは、蓋4における周壁部42に衝接して、洗滌槽3から漏れることがない。例えば、ヒンジ16の下方にある第1〜第3ノズル94a〜94cから噴射される洗滌水の一部はヒンジ16と対向している蓋4の周壁部42に衝接する。第4ノズル94dから噴射される洗滌水は隆起部36等に衝接する。また、第5ノズル94eからの洗滌水の一部は、左辺4や後辺4の周壁部42に衝接する。さらに、周面部32のうちの下方周面部32bと周壁部42のうちの下方周壁部42bとの間に洗滌槽3の下方から浸入した洗滌水は、周面部32における段差部34に蓋4の下方周面部42bが接触していることで、それ以上に先へ進むことが阻まれて、洗滌槽3の外へ出ることがない。また、段差部34は、洗滌槽3の内側に向かって下り勾配となるように傾斜しているから、段差部34を初めとして周面部32には水の溜まることがない。
図9は、蓋4の開閉状態を示す図2と同様な図であるが、開いた状態の蓋4が実線で示されていて、閉じた状態にある蓋4が仮想線で示されている。内視鏡洗滌装置1では、内視鏡90に洗滌水を噴射することによって、洗滌後にはその洗滌水が蓋4の内面に多数の水滴となって付着している。その蓋4が図示の如くヒンジの軸16cを中心に旋回して開き、斜めに立つようになる過程では、水滴の多くが天板部41の内面を伝って後辺4の溝部51bに集まる。開いた蓋4の溝部51bにおいて、その底を形成している上方周壁部42aは透孔40の両側部分56,57が透孔40の近傍に向かって下り勾配となるように傾斜していて、溝部51bのうちで透孔40の近傍が最も低くなるように形成されており、しかも透孔40は上方周壁部42aに接近しているから、溝部51bに集まった水は、透孔40に向かって流れて透孔40から蓋4の外へ出る。図9の透孔40はまた、洗滌槽3の開口6の上方に位置しているので、その水は洗滌槽3に落ちて排水孔33へ流入することが可能である。このように、この内視鏡洗滌装置1では、蓋4を開けたときに後辺4に集まる水が、後辺4に溜まったり、洗滌槽3の外へ流れたりするということがない。一方、蓋4の前辺4における周壁部42の内面に付着している水滴は、後辺4に向かって流れることがなくても、周壁部42の水滴案内壁44が洗滌槽3の内側へ向かうように傾斜して延びているから、その案内壁44に沿って洗滌槽3の内側へ向かって流れる。このような蓋4では、ヒンジ16の作用によって、または作業者の手作業によって、蓋4が開く方向へ勢いよく旋回したときでも、強酸性電解水や強アルカリ性電解水、水道水と消毒薬との混合水の如き洗滌水が水滴となって洗滌槽3の外へ飛び散ることもない。
蓋4は、例えば塩化ビニル樹脂、ポリカーボネート樹脂等の熱可塑性合成樹脂のシート材料を真空成形することによって、各部が滑らかにつながる一体のものとして作ることができる。また、これらの樹脂を射出成形することによって蓋4を作ることもできる。図示例の蓋4は、その周囲が溝部51a,51b,51c,51dによって囲まれており、また天板部41が中高に作られているので、シート材料の厚さが1〜4mm程度の薄さであっても、実用上において支障を来たすように大きくゆがんだりすることがない。それゆえ、蓋4では、その厚さを薄くすることによって軽量化を図ることができる。図示例において矩形に形成されている洗滌槽3と蓋4は、円形その他適宜の形状のものに代えることが可能である。透孔40の径は、適宜に設計すればよいものではあるが、一般的には2〜10mmであることが好ましい。また、透孔40は、溝部51bの底または底の近傍に形成されるものであって、図示例の他に、上方周壁部42aに形成されることもある。
この発明によれば、蓋の内面に付着した水滴を排水孔へ流入させることが可能な内視鏡洗滌装置の製造が可能になる。
内視鏡洗滌装置の斜視図。 図1のII−II線切断面を示す図。 図2の部分拡大図。 図1のIV−IV線切断面を示す図。 図1のV−V線切断面を示す図。 洗滌槽の頂面図。 蓋の内面を示す部分破断図。 図7の部分拡大図。 蓋の旋回状態を示す図2と同様な図。
符号の説明
1 内視鏡洗滌装置
3 洗滌槽
4 蓋
6 開口部
16 ヒンジ手段
31 底面部
32 周面部
34 段差部
40 透孔
41 天板部
42 周壁部
42a 第1周壁部(上方周壁部)
42b 第2周壁部(下方周壁部)
90 内視鏡
X 横方向
Y 上下方向
Z 前後方向

Claims (2)

  1. 内視鏡を収容可能でありかつ収容した前記内視鏡を洗滌するための洗滌水を供給可能である洗滌槽と、ヒンジ手段の作用で旋回して前記洗滌槽の開口部を開閉することが可能な蓋とを有する内視鏡洗滌装置であって、
    前記洗滌槽は、互いに直交する上下方向と前後方向と横方向とを有し、前記上下方向における下方には排水孔を有する底面部が形成され、前記底面部の周縁には前記底面部から立ち上がって前記洗滌槽を実質的に一周する周面部が形成され、前記周面部は前記底面部の上方に前記開口部を画成しており、
    前記蓋は、前記開口部を閉じることが可能な天板部と、前記天板部の周縁から垂下していて前記蓋が閉じた状態で前記周面部の内側に納まる周壁部とを有し、前記前後方向の後方部分が前記ヒンジ手段を介して前記洗滌槽の前記開口部近傍に取り付けられており、
    前記蓋が前記開口部を閉じた状態においての前記周壁部は、第1周壁部と第2周壁部とを有していて、前記第1周壁部は前記天板部の前記周縁から垂下して前記天板部を一周しており、前記第2周壁部は前記第1周壁部の下縁から前記洗滌槽の内側に向かって延びていて前記天板部を一周しており、前記天板部と前記第1周壁部と前記第2周壁部とが協働して前記第1周壁部を底とする横向きの溝を形成しており、前記蓋の前記後方部分には、前記第1周壁部と前記第2周壁部とのいずれかに前記蓋の内外を貫通する透孔が形成されていて、前記第1周壁部は、前記蓋が開いた状態において、前記第1周壁部のうちで前記透孔の近傍が前記上下方向において最も低くなるように、前記第1周壁部の周方向において前記透孔の両側に位置する部分が前記透孔に向かって下り勾配となる傾斜を有していることを特徴とする前記内視鏡洗滌装置。
  2. 前記洗滌槽の前記周面部には、前記蓋が閉じたときに前記第2周壁部が上方から当接可能な面を有する段差部が形成されており、前記面が前記洗滌槽の内側に向かって下り勾配の傾斜を有している請求項1記載の内視鏡洗滌装置。
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