JP4740577B2 - 共焦点走査型顕微鏡装置 - Google Patents
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Description
請求項5に記載の発明は、前記注目領域抽出手段は、前記注目領域指示手段により指示された前記注目領域の体積を算出することを特徴とする。
そして、表示部11は、CPU8で生成された三次元の三次元像や三次元ワイヤーフレーム像を、フレームメモリ10を介して表示するようにしている。ここで、CPU8、メモリ9、フレームメモリ10等は一般的なパーソナルコンピュータを利用してもかまわない。
そして、必要に応じて前記パーソナルコンピュータのメモリ上に前記処理プログラムを読み出し、CPU8により実行しパーソナルコンピュータに接続されている各装置を制御している。
(実施例1)
上記構成における実施例1の動作について図2を参照しながら説明する。なお、図2で用いている記号を以下に示す。また、共焦点画像のZ軸方向の測定間隔ΔZは予め指定することができる。
k :共焦点画像のZ軸方向の測定位置(k=0,1,2,3・・・Nk)
I(i,j,k):共焦点画像のデータ
まず、ステップS21でステージ5の移動を開始する。次に、ステップS22で共焦点画像データI(i,j,k)を取得する。ここで、ステップS22は全領域(走査可能なXY平面)を対象に共焦点画像データを取得する処理を実施する。ただし、ステップS22ではi、jを更新する処理は記載しないが、原点座標I(0,0,0)から走査を始め、Y軸方向の走査がNjまで完了したら、次にX軸をI(1,0,0)としてまたY軸方向の走査をNjまでし、I(Ni,Nj,0)になったら、Z軸k=0での共焦点画像データの取得を完了する。尚、Y軸を基準にX軸方向の走査をして共焦点画像データを取得してもかまわない。
ステップS28では、指示が終了したら、各面の三次元ワイヤーフレーム像上の指示した領域を二次元画像上へ展開する。
そして、上記処理をメモリ9に保存されたすべての二次元画像の各画素について実施することにより三次元ワイヤーフレーム像で指示した領域内の注目領域がZ軸方向に関連付けができる。
(実施例2)
次に実施例2について図5を用いて説明する。基本的な構成は実施例1と同様で、CPU8に、投影像から領域を抽出する手段を追加している。
k :共焦点画像の測定位置(k=0,1,2,3・・・Nk)
I(i,j,k):共焦点画像のデータ
まず、ステップS61で、Zステージ5の移動を開始する。次に、ステップS62共焦点画像データI(i,j, k)を取得する。S62は走査できる全領域を対象に前記共焦点画像データの取得する処理を実施する。
そして、ステップS64で、Z軸方向に指定間隔ΔZ分移動し、Z移動の終了位置かどうかを判定する。YESであればS65に進み、NOであればS62に戻る。
次に、ステップS67で、三次元ワイヤーフレーム像の中心もしくは重心を三次元表示された試料の内に移動する。
つぎに、ステップS69で、試料と背景を区別するための光強度(画像輝度)を設定する。尚、利用する閾値は予め用意しておき、その中から指定してもかまわない。
抽出領域を二次元画像上へ展開する方法は、実施例1の指示領域を展開する方法と同様であり、メモリ9に保存された二次元画像上のすべての画素について実施すると、三次元の注目領域が抽出できる。
また、指定領域を3次元的に表示できるので利用者が直感的に理解でき、作業能率向上や操作ミスの防止に有用である。
上記実施例では、Z軸方向の相対移動として、ステージを移動しているが、対物レンズを移動してもよい。
2・・・ 二次元走査スキャナ
3・・・ 対物レンズ
4・・・ 試料
5・・・ ステージ
6・・・ 光検出器
7・・・ A/D変換器
8・・・ CPU
9・・・ メモリ
10・・・ フレームメモリ
11・・・ 表示部
12・・・ 記憶装置
13・・・ 入力装置
Claims (9)
- 光源からの出射光を試料に対して走査し、前記試料からの光を受光して前記試料の光強度を検出し、前記検出した光強度に基づき複数の二次元像を構築し、さらに前記複数の二次元像を処理することで前記試料の三次元像を構築する共焦点走査型顕微鏡において、
前記三次元像を、任意の形状の三次元ワイヤーフレーム像とともに表示する表示手段と、
前記三次元ワイヤーフレーム像を変形する変形手段と、
前記変形手段により変形された前記三次元ワイヤーフレーム像を前記三次元像の注目領域として指示する注目領域指示手段と、
前記注目領域指示手段により指示された前記注目領域内の二次元像各々において各画素を抽出する注目領域抽出手段と、
を具備することを特徴とする共焦点走査型顕微鏡装置。 - 光源からの出射光を試料に対して走査し、前記試料からの光を受光して前記試料の光強度を検出し、前記検出した光強度に基づき複数の二次元像を構築し、さらに前記複数の二次元像を処理することで前記試料の三次元像を構築する共焦点走査型顕微鏡において、
前記三次元像を、任意の形状の三次元ワイヤーフレーム像とともに表示する表示手段と、
前記三次元ワイヤーフレーム像の重心を前記試料の三次元像内に移動する手段と、
前記三次元ワイヤーフレーム像の重心と前記三次元ワイヤーフレーム像の前記ワイヤーの各交点とを直線で結び前記直線上の画像輝度を読み出す読み出し手段と、
前記読み出し手段で検出した画像輝度と、前記試料と背景を区別するための閾値とを比較し、前記閾値を超える検出点を求め、前記三次元ワイヤーフレーム像の前記交点を前記検出点に移動し、前記三次元ワイヤーフレーム像を変形する変形手段と、
前記変形手段によって前記三次元ワイヤーフレーム像を変形して前記三次元像の注目領域を指示する注目領域指示手段と、
前記注目領域指示手段により指示された前記注目領域内の二次元像各々において各画素を抽出する注目領域抽出手段と、
を具備することを特徴とする共焦点走査型顕微鏡装置。 - 前記注目領域抽出手段は、前記注目領域指示手段により指示された前記注目領域を展開して前記注目領域内に含まれる前記二次元像を抽出することを特徴とする請求項1または2記載の共焦点走査型顕微鏡装置。
- 前記注目領域抽出手段は、前記注目領域指示手段により指示された前記注目領域の表面積を算出することを特徴とする請求項1または2記載の共焦点走査型顕微鏡装置。
- 前記注目領域抽出手段は、前記注目領域指示手段により指示された前記注目領域の体積を算出することを特徴とする請求項1または2記載の共焦点走査型顕微鏡装置。
- 光源からの出射光を試料に対して走査し、前記試料からの光を受光して前記試料の光強度を検出し、前記検出した光強度に基づき複数の二次元像を構築し、さらに前記複数の二次元像を処理することで前記試料の三次元像を構築する共焦点走査型顕微鏡の注目領域指示方法において、
前記三次元像を、任意の形状の三次元ワイヤーフレーム像とともに表示し、
前記三次元ワイヤーフレーム像を変形して前記三次元像の注目領域とし、前記注目領域内の二次元像各々において各画素を抽出する、
ことを特徴とする共焦点走査型顕微鏡装置の注目領域指示方法。 - 光源からの出射光を試料に対して走査し、前記試料からの光を受光して前記試料の光強度を検出し、前記検出した光強度に基づき複数の二次元像を構築し、さらに前記複数の二次元像を処理することで前記試料の三次元像を構築する共焦点走査型顕微鏡の注目領域抽出方法において、
前記三次元像を、任意の形状の三次元ワイヤーフレーム像とともに表示し、
前記三次元ワイヤーフレーム像の重心を前記試料の三次元像内に移動し、
前記三次元ワイヤーフレーム像の重心と記三次元ワイヤーフレーム像の前記ワイヤーの各交点とを直線で結び前記直線上の画像輝度を読み出し、
前記読み出しにより検出した画像輝度と、前記試料と背景を区別するための閾値とを比較し、前記画像輝度が前記閾値を超える検出点を求め、前記三次元ワイヤーフレーム像の前記交点を前記検出点に移動し、前記三次元ワイヤーフレーム像を変形し、
前記変形により変形された前記三次元ワイヤーフレーム像を前記三次元像の注目領域とし、前記注目領域内の二次元像各々において各画素を抽出する、
ことを特徴とする共焦点走査型顕微鏡装置の注目領域指示方法。 - 光源からの出射光を試料に対して走査し、前記試料からの光を受光して前記試料の光強度を検出し、前記検出した光強度に基づき複数の二次元像を構築し、さらに前記複数の二次元像を処理することで前記試料の三次元像を構築するコンピュータで実行するプログラムであって、
前記三次元像は、任意の形状の三次元ワイヤーフレーム像とともに表示する表示機能と、
前記三次元ワイヤーフレーム像を変形する変形機能と、
前記変形機能により変形された前記三次元ワイヤーフレーム像を前記三次元像の注目領域として指示する注目領域指示機能と、
前記注目領域指示機能により指示された前記注目領域内の二次元像各々において各画素を抽出する注目領域抽出機能と、
を実現させるためのプログラム。 - 光源からの出射光を試料に対して走査し、前記試料からの光を受光して前記試料の光強度を検出し、前記検出した光強度に基づき複数の二次元像を構築し、さらに前記複数の二次元像を処理することで前記試料の三次元像を構築するコンピュータで実行するプログラムであって、
前記三次元像は、任意の形状の三次元ワイヤーフレーム像とともに表示する表示機能と、
前記三次元ワイヤーフレーム像の重心を前記試料の三次元像内に移動する機能と、
前前記三次元ワイヤーフレーム像の重心と記三次元ワイヤーフレーム像の前記ワイヤーの各交点とを直線で結び前記直線上の画像輝度を読み出す読み出し機能と、
前記読み出し機能で検出した画像輝度と、前記試料と背景を区別するための閾値とを比較し、前記画像輝度が前記閾値を超える検出点を求め、前記三次元ワイヤーフレーム像の前記交点を前記検出点に移動し、前記三次元ワイヤーフレーム像を変形する変形機能と、
前記変形機能により変形された前記三次元ワイヤーフレーム像を前記三次元像の注目領域として指示する注目領域指示機能と、
前記注目領域指示機能により指示された前記注目領域内の二次元像各々において各画素を抽出する注目領域抽出機能と、
を実現させるためのプログラム。
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