JP4739122B2 - 車載カメラの画像合成装置および画像合成方法 - Google Patents

車載カメラの画像合成装置および画像合成方法 Download PDF

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本発明は車両に搭載された複数のカメラから撮像された画像を合成して表示する車載カメラの画像合成装置および画像合成方法に関し、特に車両周囲の画像を視認しやすく合成するための車載カメラの画像合成装置および画像合成方法に関するものである。
車両を運転する際、運転者の視界にはいくつかの死角が生じてしまう。特に車両を後退させる際は死角が多く車両の後方を視認することは難しい。また、前方に走行中であっても、併走している車両が自車両のドアピラーに隠れる位置にくると、並走している車両が運転者の視界から消えてしまう。そのため、近年では、運転者の死角に位置する自車両の周囲を監視するカメラを搭載し、そのカメラにより撮像した自車両の周囲の画像をカーナビゲーション用の表示装置に表示するものがある。
図8は5台のカメラを搭載した車両の例で、カメラA20〜カメラE24の5台を搭載し、車両の後部に取り付けたカメラC22が車両の真後ろを監視し、車両の左サイドの前後に取り付けたカメラD23、カメラE24が車両の左サイド斜め後方を監視し、車両の右サイド前後に取り付けたカメラA20、カメラB21が車両の右サイド斜め後方を監視するようになっている。最近では、前方、左側方、右側方、後方などのように多数のカメラを搭載し車両の全周囲を監視できるようにしたものがある。
しかし、このように多数のカメラを用いて車両周囲を撮像しても、全ての画像を個別に視認するのは煩雑であり運転の危険を伴う。そこで、重複した撮像領域を持った多数のカメラから撮像した画像を自車両の上方から下方を見下ろしたように仮想視点から見た画像に変換して合成して表示することにより、自車両の周囲を撮像した画像の視認性を高め、安全に自車両の周囲の状況を把握することができるようになる。図9は合成画像の例であり、図8に示す5台のカメラA20〜カメラE24から得られたカメラAの画像30〜カメラEの画像34の視点を変換して合成し、自車の上方から下方を見下ろした合成画像35にしたものである。ここで自車両を表す部分はカメラの撮像画像ではなくグラフィックデータを重畳させて合成したものである。
しかし、このような合成画像であっても、自車両の周囲に設置されたカメラは各々異なる方位を撮像しているため、カメラA20〜カメラE24のそれぞれの撮像範囲は明るい場合や暗い場合が存在し、それに応じて各カメラは明るさや色合いを自動調整するため、カメラAの画像30〜カメラEの画像34の重複した撮像範囲で明るさや色合いが異なり、見づらく違和感を感じる場合がある。このような複数のカメラの撮像画像を合成する際の明るさや色合いを補正して見やすくする技術が知られている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
特許文献1に記載のものはカメラ画像を合成するための手法に関する技術で、カメラが3台以上ある場合、全カメラの画素データの平均値に最も近いカメラを基準画像とし、この基準画像に隣接するカメラ画像の明るさや色合いを順に合わせるように補正処理を行うというものである。
特許文献2に記載のものは複数の隣接するカメラ画像と画質を合わせるために画像両端で異なるパラメータを直線またはなだらかな曲線に沿って画像内で変化させるパラメータをカメラに対し制御するものである。
特開2002−324235号公報 特開2001−320616号公報
しかし、特許文献1に記載のものにおいては、画素データの平均値に最も近いカメラを基準として明るさや色合いを合わせていくと、特に、各カメラ画像の明るさや色合いのばらつきが大きい場合には基準となるカメラが切り替わった際に明るさや色合いが急激に変化してしまうという問題がある。
また、特許文献2に記載のものにおいては、両端で隣接する画像と画質を合わせるパラメータを画像内で変化させても両端のパラメータ値が大きく異なる際にはその画像内での明るさや色合いに大きな傾きを持ってしまい不自然となることがあるという問題がある。また、この手法はカメラに対してパラメータ値を詳細に制御するものであり、外部からの制御が可能な特殊なカメラや制御データ用の配線が必要となるが、車載用途の撮像装置ではコストや車両重量の点から、可能な限り単純な構成で配線も少ないことが重視される。そのため汎用のカメラを用い、入力された撮像画像に対して補正を行うことで見やすい合成画像を生成できることが望ましい。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであり、従来における諸問題点を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。すなわち、本発明は、複数のカメラから入力された撮像画像が互いに重なる画像重複領域の明るさや色合いの変化を目立たなくし、かつ、複数のカメラから入力された撮像画像の明るさや色合いが近づくように画像データを補正することにより視認しやすい合成画像が得られる車載カメラの画像合成装置および画像合成方法を提供することを目的とする。
本発明に係る車載カメラの画像合成装置においては、上記課題を解決するために(1)車両に設置した複数のカメラが撮像した自車両の周囲の画像を合成して表示する車載カメラの画像合成装置において、前記複数のカメラが撮像した複数のカメラ画像の内、隣接したカメラ画像が重複した画像重複領域における明るさおよび色合いの少なくともいずれかからなる色調を揃えるための初期ゲインを算出する初期ゲイン算出部と、前記画像重複領域にて隣接しているカメラ画像の各々が、他のカメラの画像と隣接している場合、算出された前記初期ゲインによって前記画像重複領域の前記色調が揃えられた状態を保持し、さらに前記他のカメラの画像との画像重複領域における前記色調の差異を小さくするための補正ゲインを算出する補正ゲイン算出部と、前記補正ゲインに基づいてカメラ画像を構成する各画素に応じたゲインを決定し、該ゲインを入力された各画素に乗じて画像を補正する画像補正部とを有し、前記画像補正部で補正した補正画像を合成するように構成する。
この構成により、複数のカメラから入力された画像における明るさや色合いの差異が小さくなるように補正され、補正後の画像が合成されるので、撮像の視点が変換されて各画像が合成されても、重複した撮像範囲における合成画像の繋ぎ目が目立たず、かつ全てのカメラ画像の明るさや色合いが近づいた自然な合成画像が得られる。
また、本発明に係る車載カメラの画像合成装置においては、(2)前記初期ゲイン算出部が、第1カメラ画像と隣接した第2カメラ画像とが重複した第1第2カメラ画像重複領域における第1カメラ画像データの前記色調の第1平均値および第2カメラ画像データの前記色調の第1平均値を算出し、前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像データの前記色調の第1平均値と、前記第2カメラ画像データの前記色調の第1平均値との平均値である第2平均値を算出し、隣接した前記第1カメラ画像および前記第2カメラ画像の各々について、前記色調の第1平均値が、前記第2平均値に一致するようなゲインを、隣接する前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の初期ゲインおよび前記第2カメラ画像の初期ゲインとして算出し、さらに、前記第1平均値の算出、前記第2平均値の算出、および前記初期ゲインとしての算出を他の各カメラ画像の重複した領域において各カメラ画像に対しても行うよう構成してもよい。
この構成により、互いに隣接したカメラ画像における明るさや色合いを揃えるための初期ゲインの値が得られる。
また、本発明に係る車載カメラの画像合成装置においては、(3)前記補正ゲイン算出部が、前記第1カメラ画像が前記第2カメラ画像以外の第3カメラ画像と隣接し、かつ、前記第2カメラ画像が前記第1カメラ画像以外の第4カメラ画像と隣接する場合、前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の初期ゲインと、前記第1カメラ画像と前記第3カメラ画像とが重複した第1第3カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の初期ゲインの、前記第1カメラ画像に対する2つの初期ゲインの比、および、前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第2カメラ画像の初期ゲインと、前記第2カメラ画像と前記第4カメラ画像とが重複した第2第4カメラ画像重複領域における前記第2カメラ画像の初期ゲインの、前記第2カメラ画像に対する2つの初期ゲインの比を算出し、前記第1カメラ画像に対する初期ゲインの比と、前記第2カメラ画像に対する初期ゲインの比の平均値を算出し、前記比の平均値を前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の初期ゲイン、および、前記第2カメラ画像の初期ゲインの各々に乗じた値を前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲイン、および、前記第2カメラ画像の補正ゲインとして算出し、さらに、前記初期ゲインの比の算出、前記初期ゲインの比の平均値の算出および前記補正ゲインとしての算出の各算出を他の各カメラ画像の重複した領域において各カメラ画像に対しても行うよう構成してもよい。
この構成により、互いに隣接したカメラ画像における明るさや色合いが揃った状態を保ちながら、さらに周囲のカメラ画像との明るさや色合いを近づけるための補正ゲインが得られる。
また、本発明に係る車載カメラの画像合成装置においては、(4)前記補正ゲイン算出部が、前記第1カメラ画像が前記第2カメラ画像以外の前記第3カメラ画像と隣接し、かつ、前記第2カメラ画像が前記第1カメラ画像以外の前記第4カメラ画像と隣接する場合、前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲインと、前記第1第3カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲインの、前記第1カメラ画像に対する2つの補正ゲインの比、および、前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第2カメラ画像の補正ゲインと、前記第2第4カメラ画像重複領域における前記第2カメラ画像の補正ゲインの、前記第2カメラ画像に対する2つの補正ゲインの比を算出し、前記第1カメラ画像に対する補正ゲインの比と、前記第2カメラ画像に対する補正ゲインの比の平均値を算出し、前記比の平均値を前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲイン、および、前記第2カメラ画像の補正ゲインの各々に乗じた値を、前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の新たな補正ゲイン、および、前記第2カメラ画像の新たな補正ゲインとして算出し、さらに、前記補正ゲインの比の算出、前記補正ゲインの比の平均値の算出および新たな前記補正ゲインとしての算出の各算出を他の各カメラ画像の重複した領域において各カメラ画像に対しても行い、各カメラ画像の持つ2つの補正ゲイン値が一致、あるいは、予め決められた閾値未満となるまで複数回繰り返すよう構成してもよい。
この構成により、2つの重複部を持つカメラ画像において、2つの補正ゲイン値の差を小さくしながら、さらに周囲のカメラ画像との明るさや色合いを近づけるための補正ゲインが得られる。
また、本発明に係る車載カメラの画像合成装置においては、(5)前記補正ゲイン算出部が、前記第1カメラ画像は前記第2カメラ画像以外の前記第3カメラ画像と隣接するが、前記第2カメラ画像は前記第1カメラ画像以外のカメラ画像とは隣接しない場合、他の隣接したカメラ画像を持つ前記第1カメラ画像においては、前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の初期ゲインと、前記第1第3カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の初期ゲインの、前記第1カメラ画像に対する2つの初期ゲインの比を算出し、前記他の隣接したカメラ画像を持たない前記第2カメラ画像においては、初期ゲインの比の値を1とみなし、前記第1カメラ画像に対する初期ゲインの比と、前記第2カメラ画像に対する初期ゲインの比の平均値を算出し、前記比の平均値を前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の初期ゲイン、および、前記第2カメラ画像の初期ゲインの各々に乗じた値を前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲイン、および、前記第2カメラ画像の補正ゲインとして算出し、さらに、前記初期ゲインの比の算出、前記初期ゲインの比の平均値の算出および前記補正ゲインとしての算出の各算出を他の各カメラ画像の重複した領域において各カメラ画像に対しても行うよう構成してもよい。
この構成により、片側にしか重複した撮像領域を持たないカメラ画像と隣接しているカメラ画像においても、互いに隣接したカメラ画像の明るさや色合いが揃った状態を保ちながら、さらに周囲のカメラ画像との明るさや色合いを近づけるための補正ゲインが得られる。
また、本発明に係る車載カメラの画像合成装置においては、(6)前記補正ゲイン算出部が、前記第1カメラ画像は前記第2カメラ画像以外の前記第3カメラ画像と隣接するが、前記第2カメラ画像は前記第1カメラ画像以外のカメラ画像とは隣接しない場合、他の隣接したカメラ画像を持つ前記第1カメラ画像においては、前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲインと、前記第1第3カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲインの、前記第1カメラ画像に対する2つの補正ゲインの比を算出し、前記他の隣接したカメラ画像を持たない前記第2カメラ画像においては、補正ゲインの比の値を1とみなし、前記第1カメラ画像に対する補正ゲインの比と、前記第2カメラ画像に対する補正ゲインの比の平均値を算出し、前記比の平均値を前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像補正ゲイン、および、前記第2カメラ画像の補正ゲインの各々に乗じた値を、前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の新たな補正ゲイン、および、前記第2カメラ画像の新たな補正ゲインとして算出し、さらに、前記補正ゲインの比の算出、前記補正ゲインの比の平均値の算出および新たな前記補正ゲインとしての算出の各算出を他の各カメラ画像の重複した領域において各カメラ画像に対しても行い、各カメラ画像の持つ2つの補正ゲイン値が一致、あるいは、予め決められた閾値未満となるまで複数回繰り返すよう構成してもよい。
この構成により、片側にしか重複した撮像領域を持たないカメラ画像と隣接しているカメラ画像においても、2つの重複部における2つの補正ゲイン値の差を小さくしながら、さらに周囲のカメラ画像との明るさや色合いを近づけるための補正ゲインが得られる。
また、本発明に係る車載カメラの画像合成装置においては、(7)前記画像補正部が、前記自車両の周囲を撮像する前記第1カメラ画像において、前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲインと、前記第1第3カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲインの、前記第1カメラ画像に対する2つの補正ゲインの値が異なる際、前記2つの補正ゲインの値を2つの重複した撮像領域からの距離に応じた加重平均によって各画素のゲインを決定するよう構成してもよい。
この構成により、2つの重複部を持つカメラ画像においても、カメラ画像内でゲインをなだらかに変化させることができ、明るさや色合いの傾きを目立たなくすることが可能となる。
また、本発明に係る車載カメラの画像合成方法においては、(8)車両に設置した複数のカメラが撮像した自車両の周囲の画像を合成して表示する車載カメラの画像合成方法において、前記複数のカメラが撮像した複数の画像の内、隣接したカメラ画像が重複した画像重複領域における前記色調を揃えるための初期ゲインを算出する初期ゲイン算出ステップと、前記画像重複領域にて隣接しているカメラ画像の各々が、他のカメラの画像と隣接している場合、算出された前記初期ゲインによって前記画像重複領域の前記色調が揃えられた状態を保持し、さらに前記他のカメラの画像との画像重複領域における前記色調の差異を小さくするための補正ゲインを算出する補正ゲイン算出ステップと、前記補正ゲインに基づいてカメラ画像を構成する各画素に応じたゲインを決定し、該ゲインを入力された各画素に乗じて画像を補正する画像補正ステップとを有し、前記画像補正ステップで補正した補正画像を合成するように構成する。
この構成により、複数のカメラから入力された画像における明るさや色合いの差異が小さくなるように補正され、補正後の画像が合成されるので、撮像の視点が変換されて各画像が合成されても、重複した撮像範囲における合成画像の繋ぎ目が目立たず、かつ全てのカメラ画像の明るさや色合いが近づいた自然な合成画像が得られる。
また、本発明に係る車載カメラの画像合成方法においては、(9)前記初期ゲイン算出ステップが、第1カメラ画像と隣接した第2カメラ画像とが重複した第1第2カメラ画像重複領域における第1カメラ画像データの前記色調の第1平均値および第2カメラ画像データの前記色調の第1平均値を算出し、前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像データの前記色調の第1平均値と、前記第2カメラ画像データの前記色調の第1平均値との平均値である第2平均値を算出し、隣接した前記第1カメラ画像および前記第2カメラ画像の各々について、前記色調の第1平均値が、前記第2平均値に一致するようなゲインを、隣接する前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の初期ゲインおよび前記第2カメラ画像の初期ゲインとして算出し、さらに、前記第1平均値の算出、前記第2平均値の算出、および前記初期ゲインとしての算出を他の各カメラ画像の重複した領域において各カメラ画像に対しても行うよう構成してもよい。
この構成により、互いに隣接したカメラ画像における明るさや色合いを揃えるための初期ゲインの値が得られる。
また、本発明に係る車載カメラの画像合成方法においては、(10)前記補正ゲイン算出ステップが、前記第1カメラ画像が前記第2カメラ画像以外の第3カメラ画像と隣接し、かつ、前記第2カメラ画像が前記第1カメラ画像以外の第4カメラ画像と隣接する場合、前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の初期ゲインと、前記第1カメラ画像と前記第3カメラ画像とが重複した第1第3カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の初期ゲインの、前記第1カメラ画像に対する2つの初期ゲインの比、および、前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第2カメラ画像の初期ゲインと、前記第2カメラ画像と前記第4カメラ画像とが重複した第2第4カメラ画像重複領域における前記第2カメラ画像の初期ゲインの、前記第2カメラ画像に対する2つの初期ゲインの比を算出し、前記第1カメラ画像に対する初期ゲインの比と、前記第2カメラ画像に対する初期ゲインの比の平均値を算出し、前記比の平均値を前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の初期ゲイン、および、前記第2カメラ画像の初期ゲインの各々に乗じた値を前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲイン、および、前記第2カメラ画像の補正ゲインとして算出し、さらに、前記初期ゲインの比の算出、前記初期ゲインの比の平均値の算出および前記補正ゲインとしての算出の各算出を他の各カメラ画像の重複した領域において各カメラ画像に対しても行うよう構成してもよい。
この構成により、互いに隣接したカメラ画像における明るさや色合いが揃った状態を保ちながら、さらに周囲のカメラ画像との明るさや色合いを近づけるための補正ゲインが得られる。
また、本発明に係る車載カメラの画像合成方法においては、(11)前記補正ゲイン算出ステップが、前記第1カメラ画像が前記第2カメラ画像以外の前記第3カメラ画像と隣接し、かつ、前記第2カメラ画像が前記第1カメラ画像以外の前記第4カメラ画像と隣接する場合、前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲインと、前記第1第3カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲインの、前記第1カメラ画像に対する2つの補正ゲインの比、および、前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第2カメラ画像の補正ゲインと、前記第2第4カメラ画像重複領域における前記第2カメラ画像の補正ゲインの、前記第2カメラ画像に対する2つの補正ゲインの比を算出し、前記第1カメラ画像に対する補正ゲインの比と、前記第2カメラ画像に対する補正ゲインの比の平均値を算出し、前記比の平均値を前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲイン、および、前記第2カメラ画像の補正ゲインの各々に乗じた値を、前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の新たな補正ゲイン、および、前記第2カメラ画像の新たな補正ゲインとして算出し、さらに、前記補正ゲインの比の算出、前記補正ゲインの比の平均値の算出および新たな前記補正ゲインとしての算出の各算出を他の各カメラ画像の重複した領域において各カメラ画像に対しても行い、各カメラ画像の持つ2つの補正ゲイン値が一致、あるいは、予め決められた閾値未満となるまで複数回繰り返すよう構成してもよい。
この構成により、2つの重複部を持つカメラ画像において、2つの補正ゲイン値の差を小さくしながら、さらに周囲のカメラ画像との明るさや色合いを近づけるための補正ゲインが得られる。
また、本発明に係る車載カメラの画像合成方法においては、(12)前記補正ゲイン算出ステップが、前記第1カメラ画像は前記第2カメラ画像以外の前記第3カメラ画像と隣接するが、前記第2カメラ画像は前記第1カメラ画像以外のカメラ画像とは隣接しない場合、他の隣接したカメラ画像を持つ前記第1カメラ画像においては、前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の初期ゲインと、前記第1第3カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の初期ゲインの、前記第1カメラ画像に対する2つの初期ゲインの比を算出し、前記他の隣接したカメラ画像を持たない前記第2カメラ画像においては、初期ゲインの比の値を1とみなし、前記第1カメラ画像に対する初期ゲインの比と、前記第2カメラ画像に対する初期ゲインの比の平均値を算出し、前記比の平均値を前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の初期ゲイン、および、前記第2カメラ画像の初期ゲインの各々に乗じた値を前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲイン、および、前記第2カメラ画像の補正ゲインとして算出し、さらに、前記初期ゲインの比の算出、前記初期ゲインの比の平均値の算出および前記補正ゲインとしての算出の各算出を他の各カメラ画像の重複した領域において各カメラ画像に対しても行うよう構成してもよい。
この構成により、片側にしか重複した撮像領域を持たないカメラ画像と隣接しているカメラ画像においても、互いに隣接したカメラ画像の明るさや色合いが揃った状態を保ちながら、さらに周囲のカメラ画像との明るさや色合いを近づけるための補正ゲインが得られる。
また、本発明に係る車載カメラの画像合成方法においては、(13)前記補正ゲイン算出ステップが、前記第1カメラ画像は前記第2カメラ画像以外の前記第3カメラ画像と隣接するが、前記第2カメラ画像は前記第1カメラ画像以外のカメラ画像とは隣接しない場合、他の隣接したカメラ画像を持つ前記第1カメラ画像においては、前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲインと、前記第1第3カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲインの、前記第1カメラ画像に対する2つの補正ゲインの比を算出し、前記他の隣接したカメラ画像を持たない前記第2カメラ画像においては、補正ゲインの比の値を1とみなし、前記第1カメラ画像に対する補正ゲインの比と、前記第2カメラ画像に対する補正ゲインの比の平均値を算出し、前記比の平均値を前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像補正ゲイン、および、前記第2カメラ画像の補正ゲインの各々に乗じた値を、前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の新たな補正ゲイン、および、前記第2カメラ画像の新たな補正ゲインとして算出し、さらに、前記補正ゲインの比の算出、前記補正ゲインの比の平均値の算出および新たな前記補正ゲインとしての算出の各算出を他の各カメラ画像の重複した領域において各カメラ画像に対しても行い、各カメラ画像の持つ2つの補正ゲイン値が一致、あるいは、予め決められた閾値未満となるまで複数回繰り返すよう構成してもよい。
この構成により、片側にしか重複した撮像領域を持たないカメラ画像と隣接しているカメラ画像においても、2つの重複部における2つの補正ゲイン値の差を小さくしながら、さらに周囲のカメラ画像との明るさや色合いを近づけるための補正ゲインが得られる。
また、本発明に係る車載カメラの画像合成方法においては、(14)前記画像補正ステップが、前記自車両の周囲を撮像する前記第1カメラ画像において、前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲインと、前記第1第3カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲインの、前記第1カメラ画像に対する2つの補正ゲインの値が異なる際、前記2つの補正ゲインの値を2つの重複した撮像領域からの距離に応じた加重平均によって各画素のゲインを決定するよう構成してもよい。
この構成により、2つの重複部を持つカメラ画像においても、カメラ画像内でゲインをなだらかに変化させることができ、明るさや色合いの傾きを目立たなくすることが可能となる。
本発明によれば、複数のカメラから入力された撮像画像が互いに重なる画像重複領域の明るさや色合いの変化を目立たなくし、かつ、複数のカメラから入力された撮像画像の明るさや色合いが近づくように画像データを補正することにより視認しやすい合成画像が得られる車載カメラの画像合成装置および画像合成方法を提供することができる。
以下、本発明に係る車載カメラの画像合成装置および画像合成方法の第1の実施の形態〜第3の実施の形態について図面を参照して説明する。
本発明に係る画像合成方法は、本発明に係る画像合成装置により実施することができ、この画像合成装置の説明を通じてその詳細をも明らかにする。
本発明に係る画像合成方法における初期ゲイン算出ステップは、本発明に係る画像合成装置における初期ゲイン算出部により好適に行うことができ、本発明に係る画像合成方法における補正ゲイン算出ステップは、本発明に係る画像合成装置における補正ゲイン算出部により好適に行うことができ、本発明に係る画像合成方法における画像補正ステップは、本発明に係る画像合成装置における画像補正部により好適に行うことができる。
<第1の実施の形態>
本発明に係る車載カメラの画像合成装置の第1の実施の形態を図1に示す。図1において、車載カメラの画像合成装置100は画像メモリ101と、画像読み出し制御部102と、初期ゲイン算出部103と、補正ゲイン算出部104と、画像補正部105と、画像合成部106とを有している。
本発明に係る車載カメラの画像合成装置においては、車両に設置された複数のカメラが撮像した複数のカメラ画像を入手し、その複数のカメラ画像に基づいて画像を合成するようになっている。この複数のカメラの撮像範囲は各々広く設定されており、例えば、図2に示すように、車両40の左側にカメラ50と51が設置された場合、カメラ50の撮像範囲は50a、カメラ51の撮像範囲は51aのように各々広く設定され、重複した撮像範囲52を有している。
図3に示すように、本第1の実施の形態においては、車両40に図示しないカメラ0〜4の5台のカメラを、カメラ0は前方に、カメラ1は右側面に、カメラ2は右後方に、カメラ3は左後方に、カメラ4は左側面に各々設置し、カメラ0は撮像範囲210、カメラ1は撮像範囲211、カメラ2は撮像範囲212、カメラ3は撮像範囲213、カメラ4は撮像範囲214のように各々広い撮像範囲を有し、互いに重複した撮像範囲を有している。カメラ0の撮像範囲210とカメラ1の撮像範囲211とは重複部301、カメラ1の撮像範囲211とカメラ2の撮像範囲212とは重複部302、カメラ2の撮像範囲212とカメラ3の撮像範囲213とは重複部303、カメラ3の撮像範囲213とカメラ4の撮像範囲214とは重複部304、カメラ4の撮像範囲214とカメラ0の撮像範囲210とは重複部305において各々重複している。
本第1の実施の形態においては、このようにカメラ0〜4が隣接する各々のカメラが重複した撮像領域を有するように設置されているので、カメラ0〜4によって、車両の全周囲を空白部分が生ずることなく撮像できるようになっている。
画像メモリ101は、例えば、図1に示すカメラ0〜4の5台のカメラが車両の周囲を撮像し出力したカメラ画像を格納するようになっている。
図3に示す、重複部301はカメラ0の画像とカメラ1の画像が重複した画像重複領域であるため、重複部301におけるカメラ0の画像とカメラ1の画像を表示するためには各カメラ画像を構成する各画素の合成処理がなされる。重複部301の各画素の合成処理は、通常カメラ0の重複部301に当たる画素およびカメラ1の重複部301に当たる画素の両方を画像メモリ101から出力して行われる。画像メモリ101から重複部301に当たる画素の両方を出力して以降の処理では、重複部301に当たる画素を他の画像部分から判別する必要がある。例えば、カメラ0の撮像範囲210の画像は、カメラ1の撮像範囲211の画像との重複部301と、カメラ4の撮像範囲214の画像との重複部305の2つの重複部を有し、カメラ1の撮像範囲211の画像は、カメラ0の撮像範囲210の画像との重複部301と、カメラ2の撮像範囲212の画像との重複部302の2つの重複部を有しているので、これらの画像の中から重複部301を抽出するには、重複部301を他の画像から判別する必要がある。
そのため、本第1の実施の形態においては、画像読み出し制御部102によって、画像メモリ101から出力される画素値に対し、合成画像における画素の位置情報と、どのカメラによって撮像された画素データであるかを示すカメラ番号のフラグデータと、その画素データがどのカメラとの重複部であるか、若しくはどのカメラとも重複しない画素であるかを判別できるようにフラグデータが付されるようになっている。
初期ゲイン算出部103は、画像メモリ101から出力される画像データが入力されるようになっている。また、初期ゲイン算出部103は、入力された画像データにおける各画素データに付されているフラグデータを参照し、画素データのカメラ番号と、何番のカメラ画像と重複する画素データであるかを判別し、その画素値を用いて各カメラ画像の各重複部毎に画素値の平均値を算出するようになっている。
具体的には、重複部302におけるカメラ1の画像データの明るさや色合いの第1平均値1とカメラ2の画像データの明るさや色合いの第1平均値2とを算出し、第1平均値1と第1平均値2との平均値である第2平均値を算出し、第1平均値1と第1平均値2が、第2平均値に一致するようなゲインを算出し、このゲインを重複部302におけるカメラ1の画像の初期ゲイン1およびカメラ2の画像の初期ゲイン2とするようになっている。
第2平均値は、算出された第1平均値1と第1平均値2とを掛け合わせて平方根を算出することで、重複部302において隣接するカメラ1とカメラ2との画像間の画素平均値の相乗平均値として算出されるようになっている。
重複部302における画素平均値の相乗平均値を、第1平均値1で割った値を初期ゲイン1とし、第1平均値2で割った値を初期ゲイン2として出力するようになっている。
例えば、図3において、カメラ1が撮像した画像とカメラ2が撮像した画像との明るさや色合いを揃えるための初期ゲインを算出する際には、カメラ1の重複部302にあたる画素値の第1平均値1、カメラ2の重複部302にあたる画素値のと第1平均値2をそれぞれ算出し、算出した第1平均値1をAve1_12、第1平均値2をAve2_12とすると、次式(1)および(2)に示すように、これら画素値の第1平均値1と第1平均値2の相乗平均値に、Ave1_12、Ave2_12が一致するようなゲインが、重複部302におけるカメラ1の画像の初期ゲインIg1_12、カメラ2の画像の初期ゲインIg2_12として求められる。




重複部302におけるカメラ1の画像の初期ゲインIg1_12およびカメラ2の画像の初期ゲインIg2_12においては、光の3原色である赤緑青(RGB)のそれぞれについて初期ゲインを算出するようになっている。
また、初期ゲイン算出部103においては、どのカメラの撮像画像とも重複しない画像における画素は初期ゲインの算出から除外されている。重複部301と同様に重複部302〜305までのすべての重複部についても上記と同様の第1平均値の算出、第2平均値の算出、初期ゲインの算出を行うことによって、互いに隣接したカメラ画像と明るさや色合いを揃えるための算出処理がなされるようになっている。
補正ゲイン算出部104においては、第1カメラ画像が第2カメラ画像以外の第3カメラ画像と隣接し、かつ、第2カメラ画像が第1カメラ画像以外の第4カメラ画像と隣接する態様における補正ゲインを算出するようになっている。
本第1の実施の形態においては、上記隣接する態様として、図3に示すように、第1カメラとしてのカメラ0の画像が第2カメラとしてのカメラ1の画像以外の第3カメラとしてのカメラ4の画像と隣接し重複部305を有し、かつ、第2カメラとしてのカメラ1の画像が第1カメラとしてのカメラ0以外の第4カメラとしてのカメラ2の画像と隣接し重複部302を有する場合、第1カメラとしてのカメラ1の画像が第2カメラとしてのカメラ2の画像以外の第3カメラとしてのカメラ0の画像と隣接し重複部301を有し、かつ、第2カメラとしてのカメラ2の画像が第1カメラとしてのカメラ1以外の第4カメラとしてのカメラ3の画像と隣接し重複部303を有する場合などが挙げられる。
このような態様において、例えば、重複部302におけるカメラ1の画像の初期ゲインIg1_12と重複部301におけるカメラ1の画像の初期ゲインIg1_01との比Aと、重複部302におけるカメラ2の画像の初期ゲインIg2_12と、重複部303におけるカメラ2の画像の初期ゲインIg2_23との比Bとを算出し、比Aと比Bとの平均値ABを算出し、平均値ABと重複部302におけるカメラ1の画像の初期ゲインIg1_12とを乗じた値をカメラ1の画像の補正ゲインAB1、平均値ABと重複部302におけるカメラ2の画像の初期ゲインIg2_12とを乗じた値をカメラ2の画像の補正ゲインAB2として算出するようになっている。
さらに、比Aおよび比Bの算出、平均値ABの算出および補正ゲインAB1と補正ゲインAB2の算出の各算出を他の重複部301、重複部303、重複部304、重複部305においても同様に各カメラの画像に対しても算出処理がなされているようになっている。このような算出処理により互いに隣接したカメラ画像における明るさや色合いが揃った状態を保ちながら、さらに周囲のカメラ画像との明るさや色合いを近づけるための補正ゲインが得られる。
重複部302におけるカメラ1の画像の補正ゲインを補正ゲインAB1とし、重複部301におけるカメラ1の画像の補正ゲインを補正ゲインAB3とすると、補正ゲインAB1と補正ゲインAB3との比C、および、重複部302におけるカメラ2の画像の補正ゲインを補正ゲインAB2とし、重複部303におけるカメラ2の画像の補正ゲインを補正ゲインAB4とすると、補正ゲインAB2と補正ゲインAB4との比Dを算出し、比Cと比Dの平均値CDを算出し、平均値CDを補正ゲインAB1に乗じた値をカメラ1の画像の新たな補正ゲインCD1、平均値CDを補正ゲインAB2に乗じた値をカメラ2の画像の新たな補正ゲインCD2として算出するようになっている。
さらに、比Cおよび比Dの算出、平均値CDの算出および新たな補正ゲインCD1、新たな補正ゲインCD2の算出の各算出を他の重複部301、重複部303、重複部304、重複部305においても同様に各カメラ画像に対しても行い、各重複部における新たな補正ゲインの計算は、各カメラ画像の持つ2つの補正ゲイン値が一致、あるいは、予め決められた閾値未満となるまで複数回繰り返すことができるようになっている。
このような処理により、2つの重複部を持つカメラ画像において、2つの補正ゲイン値の差を小さくしながら、さらに周囲のカメラ画像との明るさや色合いを近づけるための補正ゲインが得られる。
具体的には、図3において重複部301におけるカメラ1の画像の初期ゲインIg1_01、重複部302におけるカメラ1の画像の初期ゲインをIg1_12、カメラ2の画像の初期ゲインをIg2_12、重複部303におけるカメラ2の画像の初期ゲインをIg2_23とすると、重複部302に対する補正係数M12は、次式(3)に基づいて算出することができ、この補正係数M12を用いて重複部302における補正ゲインCg1_12、Cg2_12は、次式(4)および(5)に基づいて算出することができる。





上記の算出処理をすべての重複部301〜305において行い、すべてのカメラ画像の重複部301〜305に対して補正ゲインを算出する。この計算は重複部における隣接したカメラ画像の初期ゲインに対し同一の係数を乗じているため明るさや色合いの揃った状態を維持したまま、さらに周囲のカメラ画像との明るさや色合いを近づけるようなゲインを算出することができる。
上記のように、補正ゲインの算出は隣接したカメラ画像との明るさや色合いを揃えたまま、さらに周囲のカメラ画像との明るさや色合いが揃うように近づけるために行うが、この状態では、1つのカメラ画像が両側に隣接したカメラ画像を持つため両側に2つの補正ゲインを持ち、これらの値が等しくなる可能性は低く、仮にどちらか一方のゲインをそのカメラ画像のゲインとして用いても、すべての隣接したカメラ画像の明るさや色合いを揃えることはできず、重複部で明るさや色合いの傾きが生じ、違和感を感じる画像となる。また、2つの補正ゲインの値が大きく異なる場合には、後述するようにカメラ画像内で明るさや色合いを変化させても、その変化の傾きが大きくなり、違和感のある画像が得られてしまう場合がある。そのため、2つの重複部を持つカメラ画像における2つの補正ゲインはできる限り近い値になるようにする処理を行うことが望ましい。
そこで、補正ゲインの算出を複数回繰り返すことにより2つの補正ゲインを極めて近い値にすることができる。上記の補正ゲインは各重複部における初期ゲインを用いて算出していたが、2回目の補正ゲイン算出には、1回目に算出した補正ゲインに対し、1回目の初期ゲインに行った計算と同様の処理を行うことで、新たな補正ゲインを算出する。このように補正ゲインを複数回繰り返して算出することにより各カメラの明るさや色合いが揃っていき、さらに、2つの補正ゲインの値が等しくなるように収束させることができる。
図4は本第1の実施の形態において、図3に示すような複数のカメラ画像から合成した画像を得る際の各カメラ画像の画素レベルの値を表している。ここでは簡単に考えるため、車両周囲の地面は同一の状況で、合成画像に用いられない撮像領域の要因により異なる露出となった状況を仮定する。カメラ0の画像の画素レベルの値がLEV400、カメラ1の画像の画素レベルの値がLEV401、カメラ2の画像の画素レベルの値がLEV402、カメラ3の画像の画素レベルの値がLEV403、カメラ4の画像の画素レベルの値がLEV404で一定であり、LEV400/LEV404=a、LEV401/LEV400=b、LEV402/LEV401=c、LEV403/LEV402=d、LEV404/LEV403=eとすると全周囲を重複しながら撮像しているので、a×b×c×d×e=1となる。
これらの条件において、重複部305におけるカメラ0の画像の初期ゲインIg0_40、重複部301におけるカメラ0の画像の初期ゲインIg0_01、カメラ1の画像の初期ゲインIg1_01、重複部302におけるカメラ1の画像の初期ゲインIg1_12、カメラ2の画像の初期ゲインIg2_12、重複部303におけるカメラ2の画像の初期ゲインをIg2_23とすると、1回目(n=1)の補正ゲインを算出した際の、カメラ1の画像における2つの補正ゲインCg1_01_n、Cg1_12_n(n=1)と、これらを除算したCg1_01_n/Cg1_12_n(n=1)は、次式(6)〜(16)に基づいて算出することができる。



















式(6)〜(16)に基づく算出と同様に、繰り返し算出した補正ゲインを用いて、n=2、3、4におけるCg1_01_n/Cg1_12_nを算出すると、表1のようになる。

表1のように補正ゲインを複数回繰り返して算出していくと、Cg1_01_n/Cg1_12_nの値は1に収束していき、これは2つの補正ゲイン値の比が1に収束していくことを表している。よって上記の補正ゲインの計算を、すべてのカメラ画像それぞれが持つ2つの補正ゲインの値が一致、または2つの補正ゲインの差が所定の閾値未満となるまで繰り返して行うようになっている。
画像補正部105では、自車両の周囲を撮像する第1カメラ画像において、第1第2カメラ画像重複領域における第1カメラ画像の補正ゲインと、第1第3カメラ画像重複領域における第1カメラ画像の補正ゲインの、第1カメラ画像に対する2つの補正ゲインの値が異なる際、この2つの補正ゲインの値を2つの重複した撮像領域からの距離に応じた加重平均によって各画素のゲインを決定するようになっている。
この補正により、2つの重複部を持つカメラ画像においても、カメラ画像内でゲインをなだらかに変化させることができ、明るさや色合いの傾きが目立たなくなる。
具体的には、補正ゲイン算出部104で算出された補正ゲインを用いて、画像メモリ101から読み出された画素に応じたゲインを乗じる。補正ゲイン算出部104では1つのカメラ画像に対する2つの補正ゲインの差がある閾値未満となるまで算出を繰り返しているので2つのゲインは近い値を持つことができる。よって、この2つの補正ゲインの値を用いて、そのカメラ画像の中で画像の端からの距離による加重平均によって各画素のゲインを決定し明るさや色合いをなだらかに変化させる。本第1の実施の形態においては、差を小さくした2つの補正ゲインを用いた加重平均であると、初期ゲインをそのまま用いた加重平均に比べて、明るさや色合いの傾きは小さくなり、違和感の少ない合成画像を得ることができる。
なお、本第1の実施の形態においては、加重平均によって明るさや色合いに傾きを持たせる方法を用いたが、補正ゲイン算出部104において算出する1つのカメラ画像に対する2つの補正ゲイン値は閾値の設定によってその差を小さくできるため、2つの補正ゲインの平均値をそのカメラ画像のゲインとして用いたり、2つの補正ゲインの内、いずれか一方をそのカメラ画像のゲインとして用いても重複部における明るさや色合いの変化は小さくなり違和感の少ない画像を得ることが可能となる。また、補正ゲイン算出部104において算出した1つのカメラ画像に対する2つの補正ゲイン値が一致した場合にはその値をそのカメラ画像のゲインとして用いることで同様の効果を得ることができる。
画像合成部106は、画像補正部105にて補正ゲインを乗じられた画素を入力し、隣接するカメラ画像の重複部の画素を合成して図9に示す合成画像35のような上方から下方を見下ろすように視点変換された画像を作成し、表示装置107に出力するようになっている。
表示装置107は、例えば、液晶からなる表示画面を備えた表示部で構成され、画像合成部106により合成され、自車両およびその周囲を上方から見た画像として表示するようになっている。
本第1の実施の形態における、画像合成処理の作用について説明する。
まず、図1に示すように、カメラ0〜カメラ4が撮像した画像は、画像メモリ101にそれぞれ格納される。格納された画像データは画像読み出し制御部102によって、合成画像における画素の位置情報、各々のカメラ番号のフラグデータ、重複部を判別するフラグデータが付与されて、順次初期ゲイン算出部103に入力され、重複部301〜305における各カメラの画像データについて明るさや色合いを揃えるための初期ゲインが算出される。初期ゲインが算出されると、補正ゲイン算出部に算出された初期ゲインが入力され、初期ゲインに基づいて補正ゲインが算出される。この補正ゲインが算出されると、さらに新たな補正ゲインが算出され、所定の閾値未満となるまで新たな補正ゲインの算出が繰り返される。所望の補正ゲインが算出されると、画像補正部105に算出された補正ゲインが入力され、この補正ゲインに基づいて重複した撮像領域からの距離に応じた加重平均によって各画素のゲインが決定される。各画素のゲインが決定されると、画像合成部106に、各画素のゲインが入力され、隣接するカメラ画像の重複部の画素が合成され、表示装置107に重複部の画像および各カメラ画像が出力され、表示画面に図9に示すような合成画像として表示される。
この第1の実施の形態により、車両の全周囲を重複しながら撮像する場合において隣接したカメラ画像の明るさや色合いを揃え、かつ合成画像全体の明るさや色合いを平均的に保つことができる。なお、第1の実施の形態はカメラが5個の場合に限定されるものではなく、さらに多数のカメラを用いて車両の全周囲を撮像する場合にもカメラが5個の場合と同様の処理が適用可能である。
<第2の実施の形態>
次に、本発明に係る車載カメラの画像合成装置の第2の実施の形態について説明する。
本第2の実施の形態においては、図5に示すように、5台の図示しないカメラ0〜カメラ4を車両40の側方と後方に設置し側方と後方を撮像し、車両40の前方部を撮像しない未撮像範囲を有するよう構成されている。また、本第2の実施の形態では、車載カメラの画像合成装置の構成は、図1に示す第1の実施の形態と同様に構成されており、各構成部分の説明は省略する。
本第2の実施の形態においては、カメラ0は撮像範囲510、カメラ1は撮像範囲511、カメラ2は撮像範囲512、カメラ3は撮像範囲513、カメラ4は撮像範囲514のように各々広い撮像範囲を有し、互いに重複した撮像範囲を有している。カメラ0の撮像範囲510とカメラ1の撮像範囲511とは重複部501、カメラ1の撮像範囲511とカメラ2の撮像範囲512とは重複部502、カメラ2の撮像範囲512とカメラ3の撮像範囲513とは重複部503、カメラ3の撮像範囲513とカメラ4の撮像範囲514とは重複部504において各々重複している。
本第2の実施の形態においては、このようにカメラ0〜4が隣接する各々のカメラが重複した撮像領域を有するように設置されているので、カメラ0〜4によって、車両40の側方および後方の範囲を空白部分が生ずることなく撮像できるようになっている。
本第2の実施の形態においては、第1カメラ画像は第2カメラ画像以外の第3カメラ画像と隣接するが、第2カメラ画像は第1カメラ画像以外のカメラ画像とは隣接しない場合、例えば、図5に示すように、第1カメラ画像としてのカメラ1は第2カメラ画像としてのカメラ0と第3カメラ画像としてのカメラ2と隣接するが、第2カメラ画像としてのカメラ0は第1カメラとしてのカメラ1の画像以外の画像とは隣接しない未撮像範囲505を有するよう構成されている。
本第2の実施の形態においては、重複部501におけるカメラ1の画像の初期ゲインを初期ゲインI1とし、重複部502におけるカメラ1の画像の初期ゲインを初期ゲインI2とすると、初期ゲインI1と初期ゲインI2との比Eを算出し、カメラ0の画像においては、重複部が501のみであるため初期ゲインの比Fの値を1とみなし、比Eと比Fの平均値EFを算出し、平均値EFを初期ゲインI1に乗じた値をカメラ1の画像の補正ゲインEF1、平均値EFを初期ゲインI2に乗じた値をカメラ2の画像の補正ゲインEF2として算出し、さらに、比Eと比Fの算出、平均値EFの算出、補正ゲインEF1および補正ゲインEF2の算出の各算出を他の重複部504においても同様に各カメラ画像に対しても行うようになっている。このような算出により、片側にしか重複した撮像領域を持たないカメラ画像と隣接しているカメラ画像においても、互いに隣接したカメラ画像の明るさや色合いが揃った状態を保ちながら、さらに周囲のカメラ画像との明るさや色合いを近づけるための補正ゲインが得られる。また、重複部502、重複部503については第1の実施の形態における補正ゲインの計算と同様の計算を行うようになっている。
また、補正ゲインEF1と補正ゲインEF2の比Gを算出し、他の隣接したカメラ画像を持たないカメラ0の画像においては、補正ゲインの比Hの値を1とみなし、比Gと比Hの平均値GHを算出し、平均値GHを補正ゲインEF1に乗じた値をカメラ1の画像の新たな補正ゲインGH1、平均値GHを補正ゲインEF2に乗じた値をカメラ2の画像の新たな補正ゲインGH2として算出するようになっている。
さらに、比Gと比Hの算出、平均値GHの算出、新たな補正ゲインGH1および新たな補正ゲインGH2の算出の各算出を他の重複部504においても同様に各カメラ画像に対しても行うようになっている。また、重複部502、重複部503については第1の実施の形態における新たな補正ゲインの計算と同様の計算を行うようになっている。これらの各重複部における新たな補正ゲインの計算を、各カメラ画像の持つ2つの補正ゲイン値が一致、あるいは、予め決められた閾値未満となるまで複数回繰り返すよう算出するようになっている。
この算出により、片側にしか重複した撮像領域を持たないカメラ画像と隣接しているカメラ画像においても、2つの重複部における2つの補正ゲイン値の差を小さくしながら、さらに周囲のカメラ画像との明るさや色合いを近づけるための補正ゲインが得られる。
具体的には、図5に示すような合成画像を得る本第2の実施形態においては、カメラ0とカメラ4の撮像範囲501、504のように重複部が1つしかないカメラ画像が存在する。そのため、カメラ0の画像とカメラ4の画像については初期ゲインや補正ゲインも1つしか持たないことになる。初期ゲインや補正ゲインが1つであると、重複部501、504については第1の実施の形態にて示したような補正係数の算出が不可能である。
そこで、本第2の実施の形態においては、重複部が1つしかないカメラに対してはその重複部における初期ゲインおよび補正ゲインの値をそのカメラ画像におけるもう1つの初期ゲインおよび補正ゲインとみなすことで初期ゲインおよび補正ゲインの比を1とする。
これにより第1の実施の形態と同様に補正係数の算出を行うことができ、補正ゲインを算出することが可能となる。
本第2の実施の形態における、画像合成処理の作用について説明する。
本第2の実施の形態における、画像合成処理は、本第1の実施の形態における、画像合成処理と同様に行われその作用も本第1の実施の形態における画像合成処理の作用と同様に行われる。
この第2の実施の形態においては、車両40の周囲の一部を重複しながら撮像する場合においても隣接したカメラ画像の明るさや色合いを揃え、かつ合成画像全体の明るさや色合いを平均的に保つことができる。なお、第2の実施の形態はカメラの個数に限定されるものではなく、カメラを複数個用いて車両周囲の一部を重複しながら撮像していれば、上記のようにカメラが5個の場合と同様の処理が適用可能である。
<第3の実施の形態>
次に、本発明に係る車載カメラの画像合成装置の第3の実施の形態について説明する。
本第3の実施の形態においては、図6に示すように、4台の図示しないカメラ0〜カメラ3を車両40に設置し、車両40の全周囲を撮像できるよう構成されている。また、本第3の実施の形態では、車載カメラの画像合成装置は、図1に示す第1の実施の形態と同様に構成されており、各構成部分の説明は省略する。
本第3の実施の形態においては、カメラ0は撮像範囲610、カメラ1は撮像範囲611、カメラ2は撮像範囲612、カメラ3は撮像範囲613のように各々広い撮像範囲を有し、互いに重複した撮像範囲を有している。カメラ0の撮像範囲610とカメラ1の撮像範囲611とは重複部601、カメラ1の撮像範囲611とカメラ2の撮像範囲612とは重複部602、カメラ2の撮像範囲612とカメラ3の撮像範囲613とは重複部603、カメラ3の撮像範囲613とカメラ0の撮像範囲610とは重複部604において各々重複している。
本第3の実施の形態においては、このようにカメラ0〜3が隣接する各々のカメラが重複した撮像領域を有するように設置されているので、カメラ0〜3によって、車両40の全周囲を空白部分が生ずることなく撮像できるようになっている。
ここで、補正ゲインの算出方法については第1の実施の形態と同様であるが、本第3の実施の形態においては、全ての重複部601、重複部602、重複部603、重複部604における補正ゲインの算出は1度のみで、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
図6に示すような合成画像を得る本第3の実施の形態では、車両40の周囲の地面は同一の状況で、合成画像に用いられない撮像領域の要因により異なる露出となった状況を仮定した場合の各々のカメラ画像の画素レベルの関係を図7に示す。図7に示すように、LEV700/LEV703=a、LEV701/LEV700=b、LEV702/LEV701=c、LEV703/LEV702=dとすると、a×b×c×d=1となる。また、これらの条件において、重複部604におけるカメラ0の画像の初期ゲインIg0_30、重複部601におけるカメラ0の画像の初期ゲインIg0_01、カメラ1の画像の初期ゲインIg1_01、重複部602におけるカメラ1の画像の初期ゲインIg1_12、カメラ2の画像の初期ゲインIg2_12、重複部603におけるカメラ2の画像の初期ゲインをIg2_23とすると、カメラ1の画像における1回目(n=1)の補正ゲインを算出した際のカメラ1の画像における2つの補正ゲインCg1_01_n、Cg1_12_n(n=1)は、次式(17)〜(26)のように算出することができる。




















さらに、カメラ1の画像における2つの補正ゲイン値は、a×b×c×d=1の関係を用いると、次式(27)〜(28)に示すように等しい値となる。



このように、重複部601〜604において各カメラ画像の補正ゲインの算出を一度だけ行うと、各カメラの持つ2つの補正ゲインの値は等しくなるため、第1の実施の形態および第2の実施の形態のように補正ゲイン算出を複数回繰り返す必要はない。また、2つの補正ゲインの値は等しいため、画像補正部105において、カメラ画像の中で画像の端からの距離による加重平均によって各画素のゲインを決定する必要もなく、算出された各カメラ画像の補正ゲインの値をそのまま用いることができる。
本第3の実施の形態における、画像合成処理の作用について説明する。
本第3の実施の形態における、画像合成処理は、本第1の実施の形態における、画像合成処理と同様に行われ、その作用も本第1の実施の形態における画像合成処理の作用と同様に行われる。
この第3の実施の形態のように、4台のカメラ0〜3で全周囲を重複しながら撮像する場合には、第1の実施の形態とは異なり、1度の補正ゲインの計算で各々のカメラ画像が持つ2つの補正ゲインの値は等しくなり、その補正ゲイン値を用いて各カメラ画像を補正することで、各々のカメラ画像は両側にて隣接するカメラ画像との明るさや色合いを揃えることができる。よって全てのカメラ画像の明るさや色合いを揃えることができるため、画像補正部105において加重平均によってゲインを変化させる処理は必要なく、回路規模の削減や処理時間の短縮が可能である。
以上のように、本発明に係る車載カメラの画像合成装置および画像合成方法によれば、複数のカメラから入力された画像を合成する際、互いに隣接したカメラ画像の明るさや色合いを揃えることで、重複した撮像領域における明るさや色合いの変化を無くすことができ、また、合成画像全体の明るさや色合いも平均的に保つことが可能な、カメラの画像合成装置および画像合成方法として有用である。
本発明に係る車載カメラの画像合成装置の第1の実施の形態におけるブロック図である。 重複した撮像領域を持つカメラの撮像範囲の例を示す説明図である。 本発明に係る車載カメラの画像合成装置の第1の実施の形態における合成画像の各カメラの撮像画像の配置の例を示す配置図である。 本発明に係る車載カメラの画像合成装置の第1の実施の形態における各カメラ画像の画素レベルの例を示す説明図である。 本発明に係る車載カメラの画像合成装置の第2の実施の形態における合成画像の各撮像画像の配置の例を示す配置図である。 本発明に係る車載カメラの画像合成装置の第3の実施の形態における合成画像の各撮像画像の配置の例を示す配置図である。 本発明に係る車載カメラの画像合成装置の第3の実施の形態における各カメラ画像の画素レベルの例を示す説明図である。 (a)5台のカメラを搭載した車両の平面図である。(b)5台のカメラを搭載した車両の側面図である。 図8に示す車両における各カメラの撮像画像および合成画像の例を示す説明図である。
符号の説明
20 カメラA
21 カメラB
22 カメラC
23 カメラD
24 カメラE
30 カメラAの画像
31 カメラBの画像
32 カメラCの画像
33 カメラDの画像
34 カメラEの画像
35 合成画像
40 車両
50、51 カメラ
50a カメラ50の撮像範囲
51a カメラ51の撮像範囲
52 カメラ50と51の撮像重複範囲
100 カメラの画像合成装置
101 画像メモリ
102 画像読み出し制御部
103 初期ゲイン算出部
104 補正ゲイン算出部
105 画像補正部
106 画像合成部
107 表示装置
210 第1の実施の形態におけるカメラ0の撮像範囲
211 第1の実施の形態におけるカメラ1の撮像範囲
212 第1の実施の形態におけるカメラ2の撮像範囲
213 第1の実施の形態におけるカメラ3の撮像範囲
214 第1の実施の形態におけるカメラ4の撮像範囲
301 第1の実施の形態におけるカメラ0とカメラ1の重複部
302 第1の実施の形態におけるカメラ1とカメラ2の重複部
303 第1の実施の形態におけるカメラ2とカメラ3の重複部
304 第1の実施の形態におけるカメラ3とカメラ4の重複部
305 第1の実施の形態におけるカメラ4とカメラ0の重複部
LEV400 第1の実施の形態におけるカメラ0の画像の画素レベル
LEV401 第1の実施の形態におけるカメラ1の画像の画素レベル
LEV402 第1の実施の形態におけるカメラ2の画像の画素レベル
LEV403 第1の実施の形態におけるカメラ3の画像の画素レベル
LEV404 第1の実施の形態におけるカメラ4の画像の画素レベル
501 第2の実施の形態におけるカメラ0とカメラ1の重複部
502 第2の実施の形態におけるカメラ1とカメラ2の重複部
503 第2の実施の形態におけるカメラ2とカメラ3の重複部
504 第2の実施の形態におけるカメラ3とカメラ4の重複部
510 第2の実施の形態における重複部を1つだけ持つカメラ0の撮像範囲
511 第2の実施の形態におけるカメラ1の撮像範囲
512 第2の実施の形態におけるカメラ2の撮像範囲
513 第2の実施の形態におけるカメラ3の撮像範囲
514 第2の実施の形態における重複部を1つだけ持つカメラ4の撮像範囲
601 第3の実施の形態におけるカメラ0とカメラ1の重複部
602 第3の実施の形態におけるカメラ1とカメラ2の重複部
603 第3の実施の形態におけるカメラ2とカメラ3の重複部
604 第3の実施の形態におけるカメラ3とカメラ0の重複部
610 第3の実施の形態におけるカメラ0の撮像範囲
611 第3の実施の形態におけるカメラ1の撮像範囲
612 第3の実施の形態におけるカメラ2の撮像範囲
613 第6の実施の形態におけるカメラ3の撮像範囲
LEV700 第3の実施の形態におけるカメラ0の画像の画素レベル
LEV701 第3の実施の形態におけるカメラ1の画像の画素レベル
LEV702 第3の実施の形態におけるカメラ2の画像の画素レベル
LEV703 第3の実施の形態におけるカメラ3の画像の画素レベル

Claims (20)

  1. 車両に設置した複数のカメラが撮像した自車両の周囲の画像を合成して表示する車載カメラの画像合成装置において、
    前記複数のカメラが撮像した複数のカメラ画像の内、隣接したカメラ画像が重複した画像重複領域における明るさおよび色合いの少なくともいずれかからなる色調を揃えるための初期ゲインを算出する初期ゲイン算出部と、
    前記画像重複領域にて隣接しているカメラ画像の各々が、他のカメラの画像と隣接している場合、算出された前記初期ゲインによって前記画像重複領域の前記色調が揃えられた状態を保持し、さらに前記他のカメラの画像との画像重複領域における前記色調の差異を小さくするための補正ゲインを算出する補正ゲイン算出部と、
    前記補正ゲインに基づいてカメラ画像を構成する各画素に応じたゲインを決定し、該ゲインを入力された各画素に乗じて画像を補正する画像補正部とを有し、
    前記カメラ画像が第1カメラ画像、第2カメラ画像、第3カメラ画像および第4カメラ画像で構成され、
    前記補正ゲイン算出部が、前記第1カメラ画像が前記第2カメラ画像以外の第3カメラ画像と隣接し、かつ、前記第2カメラ画像が前記第1カメラ画像以外の第4カメラ画像と隣接する場合、前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の初期ゲインと、前記第1カメラ画像と前記第3カメラ画像とが重複した第1第3カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の初期ゲインの、前記第1カメラ画像に対する2つの初期ゲインの比、および、前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第2カメラ画像の初期ゲインと、前記第2カメラ画像と前記第4カメラ画像とが重複した第2第4カメラ画像重複領域における前記第2カメラ画像の初期ゲインの、前記第2カメラ画像に対する2つの初期ゲインの比を算出し、
    前記第1カメラ画像に対する初期ゲインの比と、前記第2カメラ画像に対する初期ゲインの比の平均値を算出し、
    前記比の平均値を前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の初期ゲイン、および、前記第2カメラ画像の初期ゲインの各々に乗じた値を前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲイン、および、前記第2カメラ画像の補正ゲインとして算出し、
    さらに、前記初期ゲインの比の算出、前記初期ゲインの比の平均値の算出および前記補正ゲインとしての算出の各算出を他の各カメラ画像の重複した領域において各カメラ画像に対しても行い、
    前記画像補正部で補正した補正画像を合成することを特徴とする車載カメラの画像合成装置。
  2. 前記補正ゲイン算出部が、前記第1カメラ画像が前記第2カメラ画像以外の前記第3カメラ画像と隣接し、かつ、前記第2カメラ画像が前記第1カメラ画像以外の前記第4カメラ画像と隣接する場合、前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲインと、前記第1第3カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲインの、前記第1カメラ画像に対する2つの補正ゲインの比、および、前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第2カメラ画像の補正ゲインと、前記第2第4カメラ画像重複領域における前記第2カメラ画像の補正ゲインの、前記第2カメラ画像に対する2つの補正ゲインの比を算出し、
    前記第1カメラ画像に対する補正ゲインの比と、前記第2カメラ画像に対する補正ゲインの比の平均値を算出し、
    前記比の平均値を前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲイン、および、前記第2カメラ画像の補正ゲインの各々に乗じた値を、前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の新たな補正ゲイン、および、前記第2カメラ画像の新たな補正ゲインとして算出し、
    さらに、前記補正ゲインの比の算出、前記補正ゲインの比の平均値の算出および新たな前記補正ゲインとしての算出の各算出を他の各カメラ画像の重複した領域において各カメラ画像に対しても行い、各カメラ画像の持つ2つの補正ゲイン値が一致、あるいは、予め決められた閾値未満となるまで複数回繰り返すことを特徴とする請求項に記載の車載カメラの画像合成装置。
  3. 前記画像補正部が、前記自車両の周囲を撮像する前記第1カメラ画像において、前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲインと、前記第1第3カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲインの、前記第1カメラ画像に対する2つの補正ゲインの値が異なる際、前記2つの補正ゲインの値を2つの重複した撮像領域からの距離に応じた加重平均によって各画素のゲインを決定することを特徴とする請求項に記載の車載カメラの画像合成装置。
  4. 前記初期ゲイン算出部が、第1カメラ画像と隣接した第2カメラ画像とが重複した第1第2カメラ画像重複領域における第1カメラ画像データの前記色調の第1平均値および第2カメラ画像データの前記色調の第1平均値を算出し、
    前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像データの前記色調の第1平均値と、前記第2カメラ画像データの前記色調の第1平均値との平均値である第2平均値を算出し、
    隣接した前記第1カメラ画像および前記第2カメラ画像の各々について、前記色調の第1平均値が、前記第2平均値に一致するようなゲインを、隣接する前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の初期ゲインおよび前記第2カメラ画像の初期ゲインとして算出し、
    さらに、前記第1平均値の算出、前記第2平均値の算出、および前記初期ゲインとしての算出を他の各カメラ画像の重複した領域において各カメラ画像に対しても行うことを特徴とする請求項1に記載の車載カメラの画像合成装置。
  5. 前記画像補正部が、前記自車両の周囲を撮像する前記第1カメラ画像において、前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲインと、前記第1第3カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲインの、前記第1カメラ画像に対する2つの補正ゲインの値が異なる際、前記2つの補正ゲインの値を2つの重複した撮像領域からの距離に応じた加重平均によって各画素のゲインを決定することを特徴とする請求項1に記載の車載カメラの画像合成装置。
  6. 車両に設置した複数のカメラが撮像した自車両の周囲の画像を合成して表示する車載カメラの画像合成装置において、
    前記複数のカメラが撮像した複数のカメラ画像の内、隣接したカメラ画像が重複した画像重複領域における明るさおよび色合いの少なくともいずれかからなる色調を揃えるための初期ゲインを算出する初期ゲイン算出部と、
    前記画像重複領域にて隣接しているカメラ画像の各々が、他のカメラの画像と隣接している場合、算出された前記初期ゲインによって前記画像重複領域の前記色調が揃えられた状態を保持し、さらに前記他のカメラの画像との画像重複領域における前記色調の差異を小さくするための補正ゲインを算出する補正ゲイン算出部と、
    前記補正ゲインに基づいてカメラ画像を構成する各画素に応じたゲインを決定し、該ゲインを入力された各画素に乗じて画像を補正する画像補正部とを有し、
    前記カメラ画像が第1カメラ画像、第2カメラ画像、第3カメラ画像および第4カメラ画像で構成され、
    前記補正ゲイン算出部が、前記第1カメラ画像は前記第2カメラ画像以外の前記第3カメラ画像と隣接するが、前記第2カメラ画像は前記第1カメラ画像以外のカメラ画像とは隣接しない場合、他の隣接したカメラ画像を持つ前記第1カメラ画像においては、前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の初期ゲインと、前記第1第3カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の初期ゲインの、前記第1カメラ画像に対する2つの初期ゲインの比を算出し、
    前記他の隣接したカメラ画像を持たない前記第2カメラ画像においては、初期ゲインの比の値を1とみなし、前記第1カメラ画像に対する初期ゲインの比と、前記第2カメラ画像に対する初期ゲインの比の平均値を算出し、
    前記比の平均値を前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の初期ゲイン、および、前記第2カメラ画像の初期ゲインの各々に乗じた値を前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲイン、および、前記第2カメラ画像の補正ゲインとして算出し、
    さらに、前記初期ゲインの比の算出、前記初期ゲインの比の平均値の算出および前記補正ゲインとしての算出の各算出を他の各カメラ画像の重複した領域において各カメラ画像に対しても行い、
    前記画像補正部で補正した補正画像を合成することを特徴とする車載カメラの画像合成装置。
  7. 前記補正ゲイン算出部が、前記第1カメラ画像は前記第2カメラ画像以外の前記第3カメラ画像と隣接するが、前記第2カメラ画像は前記第1カメラ画像以外のカメラ画像とは隣接しない場合、他の隣接したカメラ画像を持つ前記第1カメラ画像においては、前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲインと、前記第1第3カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲインの、前記第1カメラ画像に対する2つの補正ゲインの比を算出し、
    前記他の隣接したカメラ画像を持たない前記第2カメラ画像においては、補正ゲインの比の値を1とみなし、前記第1カメラ画像に対する補正ゲインの比と、前記第2カメラ画像に対する補正ゲインの比の平均値を算出し、
    前記比の平均値を前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像補正ゲイン、および、前記第2カメラ画像の補正ゲインの各々に乗じた値を、前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の新たな補正ゲイン、および、前記第2カメラ画像の新たな補正ゲインとして算出し、
    さらに、前記補正ゲインの比の算出、前記補正ゲインの比の平均値の算出および新たな前記補正ゲインとしての算出の各算出を他の各カメラ画像の重複した領域において各カメラ画像に対しても行い、各カメラ画像の持つ2つの補正ゲイン値が一致、あるいは、予め決められた閾値未満となるまで複数回繰り返すことを特徴とする請求項に記載の車載カメラの画像合成装置。
  8. 前記画像補正部が、前記自車両の周囲を撮像する前記第1カメラ画像において、前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲインと、前記第1第3カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲインの、前記第1カメラ画像に対する2つの補正ゲインの値が異なる際、前記2つの補正ゲインの値を2つの重複した撮像領域からの距離に応じた加重平均によって各画素のゲインを決定することを特徴とする請求項に記載の車載カメラの画像合成装置。
  9. 前記初期ゲイン算出部が、第1カメラ画像と隣接した第2カメラ画像とが重複した第1第2カメラ画像重複領域における第1カメラ画像データの前記色調の第1平均値および第2カメラ画像データの前記色調の第1平均値を算出し、
    前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像データの前記色調の第1平均値と、前記第2カメラ画像データの前記色調の第1平均値との平均値である第2平均値を算出し、
    隣接した前記第1カメラ画像および前記第2カメラ画像の各々について、前記色調の第1平均値が、前記第2平均値に一致するようなゲインを、隣接する前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の初期ゲインおよび前記第2カメラ画像の初期ゲインとして算出し、
    さらに、前記第1平均値の算出、前記第2平均値の算出、および前記初期ゲインとしての算出を他の各カメラ画像の重複した領域において各カメラ画像に対しても行うことを特徴とする請求項に記載の車載カメラの画像合成装置。
  10. 前記画像補正部が、前記自車両の周囲を撮像する前記第1カメラ画像において、前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲインと、前記第1第3カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲインの、前記第1カメラ画像に対する2つの補正ゲインの値が異なる際、前記2つの補正ゲインの値を2つの重複した撮像領域からの距離に応じた加重平均によって各画素のゲインを決定することを特徴とする請求項に記載の車載カメラの画像合成装置。
  11. 車両に設置した複数のカメラが撮像した自車両の周囲の画像を合成して表示する車載カメラの画像合成方法において、
    前記複数のカメラが撮像した複数のカメラ画像の内、隣接したカメラ画像が重複した画像重複領域における前記色調を揃えるための初期ゲインを算出する初期ゲイン算出ステップと、
    前記画像重複領域にて隣接しているカメラ画像の各々が、他のカメラの画像と隣接している場合、算出された前記初期ゲインによって前記画像重複領域の前記色調が揃えられた状態を保持し、さらに前記他のカメラの画像との画像重複領域における前記色調の差異を小さくするための補正ゲインを算出する補正ゲイン算出ステップと、
    前記補正ゲインに基づいてカメラ画像を構成する各画素に応じたゲインを決定し、該ゲインを入力された各画素に乗じて画像を補正する画像補正ステップとを有し、
    前記カメラ画像が第1カメラ画像、第2カメラ画像、第3カメラ画像および第4カメラ画像で構成され、
    前記補正ゲイン算出ステップが、前記第1カメラ画像が前記第2カメラ画像以外の第3カメラ画像と隣接し、かつ、前記第2カメラ画像が前記第1カメラ画像以外の第4カメラ画像と隣接する場合、前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の初期ゲインと、前記第1カメラ画像と前記第3カメラ画像とが重複した第1第3カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の初期ゲインの、前記第1カメラ画像に対する2つの初期ゲインの比、および、前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第2カメラ画像の初期ゲインと、前記第2カメラ画像と前記第4カメラ画像とが重複した第2第4カメラ画像重複領域における前記第2カメラ画像の初期ゲインの、前記第2カメラ画像に対する2つの初期ゲインの比を算出し、
    前記第1カメラ画像に対する初期ゲインの比と、前記第2カメラ画像に対する初期ゲインの比の平均値を算出し、
    前記比の平均値を前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の初期ゲイン、および、前記第2カメラ画像の初期ゲインの各々に乗じた値を前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲイン、および、前記第2カメラ画像の補正ゲインとして算出し、
    さらに、前記初期ゲインの比の算出、前記初期ゲインの比の平均値の算出および前記補正ゲインとしての算出の各算出を他の各カメラ画像の重複した領域において各カメラ画像に対しても行い、
    前記画像補正ステップで補正した補正画像を合成することを特徴とする車載カメラの画像合成方法。
  12. 前記補正ゲイン算出ステップが、前記第1カメラ画像が前記第2カメラ画像以外の前記第3カメラ画像と隣接し、かつ、前記第2カメラ画像が前記第1カメラ画像以外の前記第4カメラ画像と隣接する場合、前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲインと、前記第1第3カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲインの、前記第1カメラ画像に対する2つの補正ゲインの比、および、前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第2カメラ画像の補正ゲインと、前記第2第4カメラ画像重複領域における前記第2カメラ画像の補正ゲインの、前記第2カメラ画像に対する2つの補正ゲインの比を算出し、
    前記第1カメラ画像に対する補正ゲインの比と、前記第2カメラ画像に対する補正ゲインの比の平均値を算出し、
    前記比の平均値を前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲイン、および、前記第2カメラ画像の補正ゲインの各々に乗じた値を、前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の新たな補正ゲイン、および、前記第2カメラ画像の新たな補正ゲインとして算出し、
    さらに、前記補正ゲインの比の算出、前記補正ゲインの比の平均値の算出および新たな前記補正ゲインとしての算出の各算出を他の各カメラ画像の重複した領域において各カメラ画像に対しても行い、各カメラ画像の持つ2つの補正ゲイン値が一致、あるいは、予め決められた閾値未満となるまで複数回繰り返すことを特徴とする請求項11に記載の車載カメラの画像合成方法。
  13. 前記画像補正ステップが、前記自車両の周囲を撮像する前記第1カメラ画像において、前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲインと、前記第1第3カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲインの、前記第1カメラ画像に対する2つの補正ゲインの値が異なる際、前記2つの補正ゲインの値を2つの重複した撮像領域からの距離に応じた加重平均によって各画素のゲインを決定することを特徴とする請求項12に記載の車載カメラの画像合成方法。

  14. 前記初期ゲイン算出ステップが、第1カメラ画像と隣接した第2カメラ画像とが重複した第1第2カメラ画像重複領域における第1カメラ画像データの前記色調の第1平均値および第2カメラ画像データの前記色調の第1平均値を算出し、
    前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像データの前記色調の第1平均値と、前記第2カメラ画像データの前記色調の第1平均値との平均値である第2平均値を算出し、
    隣接した前記第1カメラ画像および前記第2カメラ画像の各々について、前記色調の第1平均値が、前記第2平均値に一致するようなゲインを、隣接する前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の初期ゲインおよび前記第2カメラ画像の初期ゲインとして算出し、
    さらに、前記第1平均値の算出、前記第2平均値の算出、および前記初期ゲインとしての算出を他の各カメラ画像の重複した領域において各カメラ画像に対しても行うことを特徴とする請求項11に記載の車載カメラの画像合成方法。
  15. 前記画像補正ステップが、前記自車両の周囲を撮像する前記第1カメラ画像において、前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲインと、前記第1第3カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲインの、前記第1カメラ画像に対する2つの補正ゲインの値が異なる際、前記2つの補正ゲインの値を2つの重複した撮像領域からの距離に応じた加重平均によって各画素のゲインを決定することを特徴とする請求項11に記載の車載カメラの画像合成方法。
  16. 車両に設置した複数のカメラが撮像した自車両の周囲の画像を合成して表示する車載カメラの画像合成方法において、
    前記複数のカメラが撮像した複数のカメラ画像の内、隣接したカメラ画像が重複した画像重複領域における前記色調を揃えるための初期ゲインを算出する初期ゲイン算出ステップと、
    前記画像重複領域にて隣接しているカメラ画像の各々が、他のカメラの画像と隣接している場合、算出された前記初期ゲインによって前記画像重複領域の前記色調が揃えられた状態を保持し、さらに前記他のカメラの画像との画像重複領域における前記色調の差異を小さくするための補正ゲインを算出する補正ゲイン算出ステップと、
    前記補正ゲインに基づいてカメラ画像を構成する各画素に応じたゲインを決定し、該ゲインを入力された各画素に乗じて画像を補正する画像補正ステップとを有し、
    前記カメラ画像が第1カメラ画像、第2カメラ画像、第3カメラ画像および第4カメラ画像で構成され、
    前記補正ゲイン算出ステップが、前記第1カメラ画像は前記第2カメラ画像以外の前記第3カメラ画像と隣接するが、前記第2カメラ画像は前記第1カメラ画像以外のカメラ画像とは隣接しない場合、他の隣接したカメラ画像を持つ前記第1カメラ画像においては、前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の初期ゲインと、前記第1第3カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の初期ゲインの、前記第1カメラ画像に対する2つの初期ゲインの比を算出し、
    前記他の隣接したカメラ画像を持たない前記第2カメラ画像においては、初期ゲインの比の値を1とみなし、前記第1カメラ画像に対する初期ゲインの比と、前記第2カメラ画像に対する初期ゲインの比の平均値を算出し、
    前記比の平均値を前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の初期ゲイン、および、前記第2カメラ画像の初期ゲインの各々に乗じた値を前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲイン、および、前記第2カメラ画像の補正ゲインとして算出し、
    さらに、前記初期ゲインの比の算出、前記初期ゲインの比の平均値の算出および前記補正ゲインとしての算出の各算出を他の各カメラ画像の重複した領域において各カメラ画像に対しても行い、
    前記画像補正ステップで補正した補正画像を合成することを特徴とする車載カメラの画像合成方法。
  17. 前記補正ゲイン算出ステップが、前記第1カメラ画像は前記第2カメラ画像以外の前記第3カメラ画像と隣接するが、前記第2カメラ画像は前記第1カメラ画像以外のカメラ画像とは隣接しない場合、他の隣接したカメラ画像を持つ前記第1カメラ画像においては、前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲインと、前記第1第3カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲインの、前記第1カメラ画像に対する2つの補正ゲインの比を算出し、
    前記他の隣接したカメラ画像を持たない前記第2カメラ画像においては、補正ゲインの比の値を1とみなし、前記第1カメラ画像に対する補正ゲインの比と、前記第2カメラ画像に対する補正ゲインの比の平均値を算出し、
    前記比の平均値を前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像補正ゲイン、および、前記第2カメラ画像の補正ゲインの各々に乗じた値を、前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の新たな補正ゲイン、および、前記第2カメラ画像の新たな補正ゲインとして算出し、
    さらに、前記補正ゲインの比の算出、前記補正ゲインの比の平均値の算出および新たな前記補正ゲインとしての算出の各算出を他の各カメラ画像の重複した領域において各カメラ画像に対しても行い、各カメラ画像の持つ2つの補正ゲイン値が一致、あるいは、予め決められた閾値未満となるまで複数回繰り返すことを特徴とする請求項16に記載の車載カメラの画像合成方法。
  18. 前記画像補正ステップが、前記自車両の周囲を撮像する前記第1カメラ画像において、前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲインと、前記第1第3カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲインの、前記第1カメラ画像に対する2つの補正ゲインの値が異なる際、前記2つの補正ゲインの値を2つの重複した撮像領域からの距離に応じた加重平均によって各画素のゲインを決定することを特徴とする請求項17に記載の車載カメラの画像合成方法。
  19. 前記初期ゲイン算出ステップが、第1カメラ画像と隣接した第2カメラ画像とが重複した第1第2カメラ画像重複領域における第1カメラ画像データの前記色調の第1平均値および第2カメラ画像データの前記色調の第1平均値を算出し、
    前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像データの前記色調の第1平均値と、前記第2カメラ画像データの前記色調の第1平均値との平均値である第2平均値を算出し、
    隣接した前記第1カメラ画像および前記第2カメラ画像の各々について、前記色調の第1平均値が、前記第2平均値に一致するようなゲインを、隣接する前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の初期ゲインおよび前記第2カメラ画像の初期ゲインとして算出し、
    さらに、前記第1平均値の算出、前記第2平均値の算出、および前記初期ゲインとしての算出を他の各カメラ画像の重複した領域において各カメラ画像に対しても行うことを特徴とする請求項16に記載の車載カメラの画像合成方法。
  20. 前記画像補正ステップが、前記自車両の周囲を撮像する前記第1カメラ画像において、前記第1第2カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲインと、前記第1第3カメラ画像重複領域における前記第1カメラ画像の補正ゲインの、前記第1カメラ画像に対する2つの補正ゲインの値が異なる際、前記2つの補正ゲインの値を2つの重複した撮像領域からの距離に応じた加重平均によって各画素のゲインを決定することを特徴とする請求項16に記載の車載カメラの画像合成方法。
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