JP4739042B2 - ガスセンサ及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ガスセンサ及びその製造方法に関する。
特許文献1に従来のガスセンサが開示されている。このガスセンサは、軸方向に延び、先端側が測定対象ガスに晒されることが予定される検出部をもつガスセンサ素子と、ガスセンサ素子の後端側に接続され、検出部の出力信号を取り出すためのリード部材と、主体金具と、外筒と、プロテクタとを備えている。
ガスセンサ素子は、矩形の固体電解質体及び電極が積層されて形成された板状のものである。主体金具は、筒状をなして自身の内側にガスセンサ素子を挿通し、少なくとも検出部が先端側に露出するようにガスセンサ素子を保持している。外筒は、主体金具の後端側に接続され、リード部材を内部に収容している。プロテクタは、主体金具の先端側に接続され、ガスセンサ素子の検出部を覆っている。
このガスセンサは、以下のように製造され得る。まず、積層体形成工程として、焼成後に固体電解質体となる未焼成固体電解質体及び焼成後に電極となる未焼成電極を積層し、積層体を形成する。
次いで、成形体形成工程として、焼成後に絶縁層となる未焼成絶縁層を積層体上に形成して成形体を形成する。この未焼成絶縁層は、積層体の外周面にアルミナ(Al23)を主成分とするペーストを用いて形成される。
そして、焼成工程として、成形体を焼成し、ガスセンサ素子を得る。そして、このガスセンサ素子とセラミックヒータとを貼り合わせる。なお、このセラミックヒータは、ガスセンサ素子が一般に600°C以上の高温で活性状態となることから、検出部を加熱して検出部の活性化を図るために設けられる。また、主体金具、外筒、プロテクタ等が用意され、これらを組付ける。
こうして得られたガスセンサは、例えばエンジンの排気管等の排気系に装着され、排気ガス中における測定対象ガスを検出するために用いられる。
この際、排気ガス中には水滴や油滴等が含まれるため、例えガスセンサ素子の検出部をプロテクタによって覆っていたとしても、その水滴等の一部がガスセンサ素子に付着することがある。また、ガスセンサの装着位置によっては、プロテクタの壁面に凝縮していた凝縮水がガスセンサ素子に付着することもある。これらの場合、ガスセンサ素子は、排気ガスに晒されたり、セラミックヒータにより加熱されたりすることから、水滴等が付着した部分とその周囲との間に大きな温度差を生じ、これに起因する熱衝撃によってクラックが発生する虞があるが、外周面に形成された絶縁層がこのクラックの発生を防止する。
特開2003−322632号公報
近年、特許文献1のようなガスセンサは、ディーゼルエンジンの排気管等にも装着され、排気ガス中の測定対象ガスを検出するために用いられる。このディーゼルエンジンの排気ガス中には、水滴や油滴のほか、煤やカーボン等が多く含まれている。すると、ガスセンサ素子にブラックニング(blackning)が発生し、ガスセンサ素子の割れや出力の異常等が発生する虞があった。
すなわち、排気ガス中の煤やカーボン等がガスセンサ素子に付着し、それ自身が導体となる。このとき、特許文献1のようなガスセンサ素子には絶縁層が設けられており、主体金具とガスセンサ素子とは通常は絶縁が図られているものの、積層体に未焼成絶縁層を形成する際、未焼成絶縁層を形成する位置に対してズレが発生し、未焼成固体電解質体が外部に剥き出しとなることがある。また、未焼成絶縁層にピンホール等が発生していると、同様に未焼成固体電解質体が外部に剥き出しとなることがある。すると、ガスセンサ素子の内部に位置された電極と主体金具とが固体電解質体及び煤やカーボンにより導通してしまい、ガスセンサ素子が電位を有していることから、その両者に電流が流れる。すると、固体電解質体中のジルコニアがジルコニウムに還元されるブラックニング(黒色化)が発生するのである。こうしてブラックニングが発生したガスセンサ素子は、脆くなって割れを生じやすく、特性の変化によってガスセンサの出力に異常が生じるのである。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、ブラックニングの発生を抑えたガスセンサ素子を得、優れた耐久性を有するガスセンサ及びその製造方法を提供することを解決すべき課題としている。
本発明のガスセンサの製造方法は、固体電解質体及び電極が積層された板状のガスセンサ素子と、
該ガスセンサ素子の周囲を取り囲むケーシングと、を有するガスセンサの製造方法において、
焼成後に前記固体電解質体となる未焼成固体電解質体及び焼成後に前記電極となる未焼成電極を含む積層体を形成するとともに、該積層体の先端側には測定対象ガスが導入されるガス検出室を形成し、且つ該未焼成固体電解質体が露出する該積層体の側面には該ガス検出室と外部とを連通する焼成後に拡散律速体となる未焼成拡散体を露出させる積層体形成工程と、
該側面のうち、該積層体の少なくとも前記ガスセンサ素子の使用時に600°C未満の温度状態となり、且つ該未焼成拡散体よりも後端側の露出部のみに、アルミナを主成分とするペーストを複数回繰り返して塗布して形成され、焼成後に緻密絶縁層となる未焼成緻密絶縁層を備える成形体を形成する成形体形成工程と、
該成形体を焼成して該ガスセンサ素子を得る焼成工程とを備えたことを特徴とする。
本発明の製造方法は、積層体形成工程と成形体形成工程と焼成工程とを備えている。
積層体形成工程では、焼成後に固体電解質体となる未焼成固体電解質体及び焼成後に電極となる未焼成電極を含む積層体を形成するとともに、積層体の先端側には測定対象ガスが導入されるガス検出室を形成し、且つ未焼成固体電解質体が露出する積層体の側面にはガス検出室と外部とを連通する焼成後に拡散律速体となる未焼成拡散体を露出させる。なお、未焼成固体電解質体にはジルコニアが主成分として含有されている。なお、本明細書において、「主成分」とはその成分の含有量が最も多いことをいう。
成形体形成工程では、側面のうち、積層体の少なくとも未焼成拡散体よりも後端側の露出部のみに、焼成後に緻密絶縁層となるアルミナを主成分とする未焼成緻密絶縁層を備える成形体を形成する。特に、未焼成緻密絶縁層は、アルミナを主成分とするペーストを複数回繰り返して塗布する。これにより、積層体に未焼成緻密絶縁層を形成する際、本来未焼成緻密絶縁層が形成される位置に対してズレが発生したとしても、複数回塗布されることで、未焼成固体電解質体が外部に剥き出しとなることを抑制できる。また、複数回塗布されることで、前に形成された未焼成緻密絶縁層にピンホール等が発生しても、後に形成される未焼成緻密絶縁層がそのピンホールを埋めて未焼成固体電解質体が外部に剥き出しとなることを抑制できる。
発明者らの試験結果によれば、ガスセンサ素子の表面に煤やカーボンが蓄積されるのは、ガスセンサ素子の使用時に煤が燃焼され難い600°C未満の温度状態となる部位である。つまり、ガスセンサ素子は排気ガスやセラミックヒータにより加熱されているが、600°C未満の温度状態となる部位では、煤やカーボンが燃焼されず、蓄積すると考えられる。
煤が600°C未満で燃焼され難いことは特開2003−80031号公報、特開2003−166412号公報、特開2003−106205号公報、特開2003−35129号公報、特開2004−293416号公報、特開2004−162611号公報等でも公知のことである。そして、ガスセンサにおいては、ガスセンサ素子のその部位が主体金具やプロテクタ等のケーシングと最も近接する。そこで、本発明の製造方法では、少なくともガスセンサ素子の使用時に600°C未満の温度状態となる積層体の露出部に、未焼成緻密絶縁層を形成する。これにより、少なくともガスセンサ素子の煤やカーボンが燃焼せずに蓄積される部位にのみ未焼成緻密絶縁層が形成され、未焼成固体電解質体が外部に剥き出しとなることを抑制できる。
そして、焼成工程では、成形体を焼成してガスセンサ素子を得る。
こうして得られたガスセンサ素子は、ガスセンサ素子の周囲を取り囲むケーシングに取り付けられ、ガスセンサの一部として、エンジンの排気系に装着され、測定対象ガス中における特定ガスを検出するために用いられる。この際、ガスセンサ素子は、使用時に600°C未満の温度状態とされる部分に煤やカーボンが蓄積しても、ガスセンサ素子の内部に配置された電極とケーシングとが導通することを抑制できる。このため、ガスセンサ素子にブラックニングが生じ難い。
したがって、本発明の製造方法によれば、ブラックニングの発生を抑えたガスセンサ素子を製造することができる。こうして得られるガスセンサ素子は、ブラックニングが発生し難いことから、優れた耐久性を発揮するガスセンサを得ることができる。
成形体形成工程の未焼成緻密絶縁層の形成方法としては、スクリーン印刷、浸漬(ディップ)、刷毛塗り、転写、グリーンシートの貼付等を採用することができる。
未焼成緻密絶縁層はアルミナを主成分とする。具体的には、アセトン、トルエン等の溶剤と、ポリビニルブチラール、CMC等のバインダとを混合したものとすることができる。溶剤及びバインダは1種のみでも良いし、2種以上を併用しても良い。
さらに、本発明の製造方法は、成形体形成工程ではスクリーン印刷を行うことにより緻密絶縁層を形成する場合に顕著な効果を発揮する。未焼成緻密絶縁層をスクリーン印刷にて形成することでその形成が容易になる。この際、スクリーン印刷には網材が用いられるが、この網材を構成する線材の交点が未焼成緻密絶縁層にピンホールを生じさせやすい。そこで、このスクリーン印刷において、未焼成緻密絶縁層の形成を複数回行なえば、各回での線材の交点が重なり難く、ピンホールが生じ難いので、外部に未焼成固体電解質体が剥き出しとなることを抑制でき、ブラックニングの発生を抑制できる。
また、本発明の製造方法では、未焼成緻密絶縁層は厚みが2μm以上であることが好ましい。厚みが2μm未満では固体電解質体とケーシングとの通電を防止することができ難く、本発明の効果を奏し難い。なお、厚みが2μm以上の緻密絶縁層は十分な絶縁抵抗を発揮する。実用的には、未焼成緻密絶縁層の厚みを30μm程度までにはすることが可能である。
成形体形成工程は、未焼成緻密絶縁層のうち初回に形成される第1未焼成緻密絶縁層の厚みを2μm以上とすることが好ましい。ピンホールやズレが重ならないことを条件とすれば、初回の厚みが2μm以上あれば、初回に生じたピンホール等を次回の塗布によってその厚みまで埋めることができるため、例え2回の塗布であっても、合計で最低2μmの厚みの未焼成緻密絶縁層が得られ、上記によって本発明の効果が得られるからである。
また、本発明のガスセンサは、固体電解質体及び電極が積層された板状のガスセンサ素子と、
該ガスセンサ素子の周囲を取り囲むケーシングと、を有するガスセンサにおいて、
前記ガスセンサ素子は、先端側に設けられ、測定対象ガスが導入されるガス検出室と、該ガス検出室と外部とを連通し、自身の積層方向に延びるとともに前記ケーシングの内周面に対して間隙を介して向かい合う両側面に露出する拡散律速体とを有する素子本体と、
少なくとも該ガスセンサ素子の使用時に600°C未満の温度状態となる該両側面上であって、該拡散律速体よりも後端側の露出部のみに設けられ、該素子本体と一体焼成されるとともに自身の表面から該素子本体の該両側面が視認できないアルミナを主成分とする緻密絶縁層とを有することを特徴とする。
本発明のガスセンサは、素子本体が先端側に設けられて測定対象ガスが導入されるガス検出室と、ガス検出室と外部とを連通し、自身の積層方向に延びるとともにケーシングの内周面に対して間隙を介して向かい合う両側面に露出する拡散律速体とを有する。そして、素子本体のうち、両側面上であって、拡散律速体よりも後端側の露出部のみには、素子本体と一体焼成されるとともに自身の表面から素子本体の両側面が視認できないアルミナを主成分とする緻密絶縁層が設けられている。これにより、緻密絶縁層上に煤やカーボンが蓄積しても、ガスセンサ素子の内部に配置された電極とケーシングとが導通することを抑制できる。このため、ガスセンサ素子にブラックニングが生じ難く、優れた耐久性を発揮するガスセンサを得ることができる。
さらに、この緻密絶縁層は、アルミナを主成分とし、素子本体と一体焼成されているので、緻密絶縁層が素子本体に強固に固着している。
特に、発明者らの試験結果によれば、ガスセンサ素子の表面に煤やカーボンが蓄積されるのは、ガスセンサ素子の使用時に煤が燃焼され難い600°C未満の温度状態となる部位である。つまり、ガスセンサ素子は排気ガスやセラミックヒータにより加熱されているが、600°C未満の温度状態となる部位では、煤やカーボンが燃焼されず、蓄積すると考えられる。
煤が600°C未満で燃焼され難いことは特開2003−80031号公報、特開2003−166412号公報、特開2003−106205号公報、特開2003−35129号公報、特開2004−293416号公報、特開2004−162611号公報等でも公知のことである。そして、ガスセンサにおいては、ガスセンサ素子のその部位が主体金具やプロテクタ等のケーシングと最も近接する。そこで、本発明のガスセンサでは、少なくともガスセンサ素子の使用時に600°C未満の温度状態となる素子本体の両側面に緻密絶縁層を形成している。
なお、自身の表面から素子本体の表面が視認できない緻密絶縁層は、ガスセンサ素子をSEM写真にて撮影し、そのSEM写真にて素子本体に向かう貫通孔が形成されているかどうかで判断することができる。さらには、ケーシングと緻密絶縁層表面との抵抗が20kΩとなるように緻密絶縁層表面にカーボンを付着させ、ガスセンサをリッチ雰囲気でガスセンサ素子温が780°Cとなるように加熱したとき、電極とケーシングとの抵抗が500kΩ以上となることで判断しても良い。
また、本発明のガスセンサでは、緻密絶縁層は厚みが2μm以上であることが好ましい。厚みが2μm未満では固体電解質体とケーシングとの通電を防止することができにくく、本発明の効果を奏し難い。なお、厚みが2μm以上の緻密絶縁層は十分な絶縁抵抗を発揮する。実用的には、緻密絶縁層の厚みを30μm程度までにはすることが可能である。
以下、本発明を具体化した実施例1、2を比較例1、2と比較しつつ説明する。実施例1、2及び比較例1、2のガスセンサは酸素センサである。
まず、積層体形成工程として、図1に構造を示す積層体100を成形した。この際、成形型内には、下方から順に第1未焼成保護層150、未焼成基体101、第1未焼成電極102、第1外部電極301、第1未焼成固体電解質体103、第2未焼成電極104、未焼成絶縁層105、第2、3外部端子302、303、第3未焼成電極106a、106b、第2未焼成固体電解質体107、第4未焼成電極108及び第2未焼成保護層109が設けられる。
第1未焼成保護層150は、アルミナ粉末とシリカ粉末との混合粉末97質量%(内訳は、アルミナ粉末99.7質量%、シリカ粉末0.3質量%)と、焼結調整剤(SiO2−MgO−CaO系フラックス)3質量%とを湿式混合により分散したスラリーからなる。ドクターブレード装置を使用したシート成形法により、このスラリーを厚さ0.4mmのシート状物に成形し、第1未焼成保護層150を得た。そして、この第1未焼成保護層150を140mm×140mmにし、成形型内に設けた。
未焼成基体101は原料粉末と可塑剤とを湿式混合により分散したスラリーからなる。原料粉末は、ジルコニア粉末97質量%と、焼結調整剤としてシリカ(SiO2)粉末及びアルミナ粉末合計3質量%とからなる。可塑剤は、この原料粉末100質量部に対して加えたブチラール樹脂11質量部、ジブチルフタレート(DBP)6質量部からなる。第1未焼成保護層150と同様の大きさで、未焼成基体101を成形型内に設けた。
第1未焼成電極102は白金90質量%及びジルコニア粉末10質量%の白金ペーストからなる。この白金ペーストを用いたスクリーン印刷法により、第1未焼成電極102を成形した。この第1未焼成電極102は、先端側に形成された電極部102aと、この電極部102aと一体をなして軸方向後方に延びるリード部102bと、リード部102bと一体をなして軸方向後端側に形成された接続部102cとからなる。
第1未焼成固体電解質体103は未焼成基体101と同様のスラリーからなる。第1未焼成保護層150及び未焼成基体101と同様の大きさで、第1未焼成固体電解質体103を成形型内に設けた。
第2未焼成電極104は第1未焼成電極102と同様の材料である。この第2未焼成電極104は、先端側に形成された電極部104aと、この電極部104aと一体をなして軸方向後方に延びるリード部104bと、リード部104bと一体をなして軸方向後端側に形成された接続部104cとからなる。
未焼成絶縁層105は未焼成本体105aと未焼成拡散体105bとからなる。未焼成本体105aは第1未焼成保護層150と同様のスラリーからなる。そして、未焼成本体105aには、第1、2未焼成電極102、104の電極部102a、104aと高さ方向で同一の位置にガス検出室105cを形成する。このガス検出室105cが未焼成拡散体105bを介して幅方向両側で外部に連通するようにする。未焼成拡散体105bはアルミナ粉末100質量%を湿式混合により分散したスラリーからなる。
第3未焼成電極106a、106bは第1、2未焼成電極102、104と同様の材料である。第3未焼成電極106aは、先端側に形成された電極部106cと、この電極部106cと一体をなして軸方向後方に延びるリード部106dと、リード部106dと一体をなして軸方向後端側に形成された接続部106eとからなる。第3未焼成電極106bは第3未焼成電極106aの接続部106eと幅方向で平行に形成されている。
第2未焼成固体電解質体107は第1未焼成固体電解質体103と同様の材料である。第2未焼成固体電解質体107の後端側には挿通孔107aが厚さ方向に貫設されている。第1未焼成保護層150、未焼成基体101、第1未焼成固体電解質体103及び未焼成絶縁層105と同様の大きさで、第2未焼成固体電解質体107を成形型内に設けた。
第4未焼成電極108は第1〜3未焼成電極102、104、106と同様の材料である。第4未焼成電極108は、先端側に形成された電極部108aと、この電極部108aと一体をなして軸方向後方に延びるリード部108bと、リード部108bと一体をなして軸方向後端側に形成された接続部108cとからなる。
第2未焼成保護層109は未焼成本体109aと未焼成多孔体109bとからなる。未焼成本体109aは、第1未焼成保護層150及び未焼成絶縁層105の未焼成本体105aと同様のスラリーからなる。第2未焼成保護層109を成形型内に設けた。未焼成本体109aの先端には、検出部としてのガス検出室105c、未焼成電極106、108の電極部106c、108aと高さ方向で同一の位置に未焼成多孔体109bが設けられる。未焼成多孔体109bはアルミナ粉末83質量%と、焼結調整剤としてのシリカ3質量%と、白金粉末14質量%を湿式混合により分散したスラリーからなる。これにより、第1未焼成保護層150、未焼成基体101、第1未焼成固体電解質体103、未焼成絶縁層105及び第2未焼成固体電解質体107と同様の大きさとされる。
そして、これらを150MPaで加圧して圧着後、図1に示す大きさで切断し、1成形型から8個の積層体100を得た。
次いで、成形体形成工程を行なった。すなわち、アルミナ粉末とシリカ粉末との混合粉末97質量%(内訳は、アルミナ粉末99.7質量%、シリカ粉末0.3質量%)と、焼結調整剤(SiO2−MgO−CaO系フラックス)3質量%とを湿式混合により分散したペーストを用意し、積層体100にこのペーストを用いて2回のスクリーン印刷を行い、図2に示すように、未焼成緻密絶縁層110を形成した。
まず、1回目のスクリーン印刷は、未焼成拡散体105bをマスキングで覆い、図3に示すように、積層体100の側面全体に厚さ10〜20μmの第1未焼成緻密絶縁層111を形成した。
さらに、2回目のスクリーン印刷は、先端から8mmまでをマスキングで覆い、より後方側の側面の部分に厚さ10〜20μmの第2未焼成緻密絶縁層112を形成した。先端から8mmより後方側に第2未焼成緻密絶縁層112を形成したのは、後述するガスセンサ素子300の使用時に600°C未満の温度状態となる部位が含まれるからである。こうして、図2に示すように、積層体100上に未焼成緻密絶縁層110を形成し、成形体200とした。
そして、焼成工程として、成形体200を1350〜1550°Cで焼成する。こうして、図3に示すように、排気ガス中の酸素濃度を検出するガスセンサ素子300を得る。なお、焼成後のガスセンサ素子300に形成された第2緻密絶縁層112は、収縮して先端から6.5mmまでの部分に形成されている。
焼成工程により、図1に示す第1未焼成保護層150は第1保護層150となる。未焼成基体101はガスセンサ素子300の強度を保つための基体101となる。未焼成電極102は、電極部102aとリード部102bと接続部102cとからなる基準電極102となる。基準電極102の接続部102cは第1外部端子301に接続される。第1未焼成固体電解質体103は第1固体電解質体103となる。第2未焼成電極104は、電極部104aとリード部104bと接続部104cとからなる測定電極104となる。未焼成絶縁層105の未焼成本体105aは絶縁層105aとなり、未焼成絶縁層105の未焼成拡散体105bは多孔質の拡散律速体105bとなる。絶縁層105aのガス検出室105cは絶縁層105の幅方向両側で拡散律速体105bを介して外部と連通している。拡散律速体105bは外部とガス検出室105cとの間のガス拡散を所定の律速条件下で実現する。第3未焼成電極106aは、電極部106cとリード部106dと接続部106eとからなるポンピング電極106aとなる。ポンピング電極106aの接続部106eは第2外部端子302と接続される。第3未焼成電極106bは信号取り出し用端子106bとなる。信号取り出し用端子106bは第3外部端子303と接続される。第2未焼成固体電解質体107は第2固体電解質体107となる。第4未焼成電極108は、電極部108aとリード部108bと接続部108cとからなるポンピング電極108となる。ポンピング電極108の接続部108cは、第2固体電解質体107の挿通孔107aを介して、信号取り出し用端子106bと接続される。第2未焼成保護層109の未焼成本体109aは第2固体電解質体107を保護するための絶縁保護層109aとなり、第2未焼成保護層109の未焼成多孔体109bはポンピング電極108を被毒から防御するための多孔質の電極保護層109bとなる。また、図2に示す未焼成緻密絶縁層110は緻密絶縁層110となる。
また、主体金具3、外筒8、プロテクタ4等が用意され、これらを組付ける。こうして、図4に示すガスセンサが得られる。このガスセンサは、ガスセンサ素子300、ガスセンサ素子300に積層されるセラミックヒータ2、ガスセンサ素子300等を内部に保持する主体金具3、主体金具3の先端部に装着されるプロテクタ4等を有している。なお、実施例1において、図4に示すガスセンサ素子300の軸に沿う方向のうち、測定ガス(排気ガス)に晒される側(図中の下側)を「先端側」とし、これと反対方向(図中の上側)に向かう側を「後端側」として説明する。
ガスセンサ素子300は軸線方向に延びるように配置されている。このガスセンサ素子300に貼り合わせ層(図示せず)を介してセラミックヒータ2が積層されている。セラミックヒータ2は、軸線方向に延びるように配置されており、複数のアルミナグリーンシートの内部にPtを主体とする発熱抵抗体を備えている。このセラミックヒータ2は、ヒータ用リード線11、12を介して通電されることにより、発熱抵抗体が発熱してガスセンサ素子300を活性化させる。
ガスセンサ素子300の後端側には支持碍管19が接着されている。この支持碍管19は、ガスセンサ素子300の軸線方向と平行に延設され、その延設された軸線方向と直交する方向の断面が略コ字形状を有する部材である。支持碍管19の凹面側がガスセンサ素子300の側面側に向けて接着されている。この支持碍管19の材質としては、シール部材65を構成するガラス成分の熱膨張率に近い材質、具体的にはアルミナが使用される。支持碍管19はガスセンサ素子300とシール部材65との熱膨張差によるガスセンサ素子300のクラックの発生を抑制するために設けられている。
主体金具3は、SUS430製のものであり、ガスセンサを排気管に取り付けるための雄ねじ31と、取り付け時に取り付け工具をあてがう六角部32とを有している。また、主体金具3には、径方向内側に向かって突出する金具側段部33が設けられており、この金具側段部33にパッキン5を介してガスセンサ素子300と絶縁を図るためのアルミナ製の円筒部材6が支持されている。具体的には、円筒部材6の径方向外側に向かって突出する突出部61が金具側段部33に支持されている。一方、突出部61の後端側における主体金具3の内面と円筒部材6の外面との間には、滑石粉末からなる充填部材34が配設され、さらにこの充填部材34の後端側にスリーブ35が主体金具3に内挿された状態で配置されている。
また、円筒部材6の内部には、アルミナ製のホルダ62と、ホルダ62とガスセンサ素子300及びセラミックヒータ2とを固定するための接着部材63とが先端側から順に配置されている。さらに、円筒部材6とガスセンサ素子300及びセラミックヒータ2との間に充填される滑石粉末からなる第2充填部材64と、その後端側において、センサ素子300及びセラミックヒータ2を取り囲むように配置されるガラスシールからなるシール部材65とを有している。第2充填部材64は、ガラス成分を12質量%含有する活性混合粉末を溶融、固化させたものである。また、シール部材65は、結晶化ガラス粉末(シリカ、ホウ酸亜鉛マグネシウム系ガラス)を溶融、固化することで形成されている。
さらに、主体金具3の後端側内側には、SUS304製の内筒7の先端側が挿入されている。この内筒7は、先端側の拡径した開口端部71を主体金具3の後端側内部に挿入した状態で主体金具3の後端部36を内側先端方向に加締めることで、主体金具3に固定されている。また、主体金具3の後端部36を加締めることを通じ、充填部材34がスリーブ35を介して圧縮充填される構造になっている。また、内筒7は、円筒部材6の後端部を保護している。さらに、内筒7は、後端側に配置されるセパレータ9を先端側から支持している。
外筒8は、筒状に形成されたSUS304製のものであり、先端側が内筒7に対して同軸状に連結されている。外筒8と内筒7とは外側から重なりを生じるように配置されており、その重なり部の少なくとも一部が周方向の内側に向けて加締められることで、互いに連結されている。
一方、主体金具3の先端側外周には、図5に示すように、主体金具3の先端から突出するガスセンサ素子300の先端部を覆うとともに、複数のガス取り入れ孔4aを有する金属製のプロテクタ4が溶接によって取り付けられている。このプロテタタ4は、二重構造をなしており、外側には一様な外径を有する有底円筒状の外側プロテクタ41、内側には後端部の外径が先端部の外径よりも大きく形成された有底円筒状の内側プロテタタ42が配置されている。内側フロテクタ42の底部の外面は、外側プロテクタ41の底部の内面にスポット溶接されており、外側プロテクタ41と内側プロテクタ42とは一体化されている。
また、外筒8内にはセパレータ9が挿入配置されている。セパレータ9には、ヒータ用リード線11、12と素子用リード線13〜15とを挿入するための挿通孔91が先端側から後端側にかけて貫設されている。
挿入孔91内には、ヒータ用リード線11、12及び素子用リード線13〜15と、ガスセンサ素子300の外部端子301〜303及びセラミッタヒータ2の外部端子に接続される接続端子16とを接続する接続部材17が収容されている。これらヒータ用リード線11、12及び素子用リード線13〜15は、外部において、図示しないコネクタに接続されるようになっている。このコネクタを介してECU等の外部機器と各リード線11、12、13〜15とは電気信号の入出力が行われことになる。また、各リード線11、12、13〜15は詳細に図示しないが、導線を樹脂からなる絶縁皮膜にて披覆した構造を有している。
さらに、セパレータ9の後端側には、外筒8の後端側の開口部を閉塞するための略円柱状のゴムキャップ18が配置されている。このゴムキャップ18は、外筒8の後端内に装着された状態で、外筒8の外周を径方向内側に向かって加締めることにより、外筒8に固着されている。ゴムキャップ18にも、ヒータ用リード線11、12と素子用リード線13〜15とを挿入するための挿通孔18aが先端側から後端側にかけて貫設されている。
以上の構成のガスセンサにおいて、ガスセンサ素子300の先端からの距離(mm)と使用時の温度(°C)とを測定した。結果を図6に示す。
図6より、ガスセンサ素子300は、先端から6.5mm付近が使用時に600°C以上の温度状態とされる部分であることがわかる。このため、ガスセンサ素子300のより後方側は、使用時に600°C未満の温度状態とされ、煤が蓄積されてブラックニングを生じ易い環境であることがわかる。
次に、このガスセンサにおいて、ブラックニングしやすい条件下で現実にブラックニングするかどうかを確認する耐久試験を行った。はじめに、実施例1にて作成されたガスセンサ素子300の緻密絶縁層110をSEM写真にて撮影した。結果を図7に示す。図7には、緻密絶縁層110にピンホールが生じていないことが示されている。次に、ガスセンサ素子300に、先端より8mmまでをマスキングテープでマスクしてカーボンスプレーを吹き付けた。この時、ガスセンサ素子300の表面と主体金具3との間が導通状態(1kΩ以下)になるまで、カーボンスプレーを吹き付けた。そして、ガスセンサ素子300の先端のマスキングテープを剥がし、プロテクタ4を留めた。
A/F(空燃比)=11.5(リッチ)、炉温450°Cの炉にガスセンサを取付け、14時間制御を行なった。リッチで試験を行うのは、カーボンが燃焼してサンプル状態が変化しないようにするためである。制御終了後、ガスセンサのガスセンサ素子300を取り出し、超音波洗浄器を用いてカーボンを剥がした。そして、ガスセンサ素子300のブラックニングを金属顕微鏡で確認した。結果を表1に示す。
表1より、実施例1のガスセンサはガスセンサ素子300にブラックニングを生じないことがわかる。
実施例2のガスセンサは、上述の積層体100にスクリーン印刷を4回行なった。なお、1回目のスクリーン印刷は、未焼成拡散体105bをマスキングで覆い、成形体100に第1未焼成緻密絶縁層111を形成した。そして、2回目以降のスクリーン印刷は、先端から8mmまでをマスキングで覆い、より後方側の部分に第2未焼成緻密絶縁層112を形成した。他の構成は実施例1と同様である。実施例2のガスセンサも実施例1と同様に耐久試験に供した。結果を表1に示す。
表1より、実施例2のガスセンサもガスセンサ素子300にブラックニングを生じないことがわかる。
比較例1
一方、比較例1のガスセンサは、積層体100にスクリーン印刷を1回行った。つまり、実施例1、2の1回目と同様のスクリーン印刷を行っている。他の構成は実施例1と同様である。そして、比較例1にて作成されたガスセンサ素子300の緻密絶縁層110をSEM写真にて撮影した。結果を図8に示す。図8には、緻密絶縁層110にピンホールが生じていることが示されており、これらのピンホールにより第1固体絶縁層103又は第2個体電解質層が剥き出しになっていることがわかる。次に、比較例1のガスセンサも実施例1と同様に耐久試験に供した。結果を表1に示す。
表1より、比較例1のガスセンサはガスセンサ素子300にブラックニングを生じることがわかる。
比較例2
比較例2のガスセンサは、積層体100の側面にスクリーン印刷を行わなかった。他の構成は実施例1と同様である。比較例2のガスセンサも実施例1と同様に耐久試験に供した。結果を表1に示す。
表1より、比較例2のガスセンサはガスセンサ素子300にブラックニングを生じることがわかる。これは、ガスセンサ素子300が第1未焼成固体電解質体103又は第2未焼成固体電解質体107を直接剥き出しにしているからである。
以上より、ガスセンサ素子300の側面へのアルミナの印刷を複数回数行えば、緻密絶縁層110にピンホールが形成されず、ガスセンサ素子300にブラックニングが発生しないことがわかる。
本発明に係るガスセンサは、エンジン、特にディーゼルエンジンの排ガスセンサ(酸素センサ、炭化水素センサ、NOxセンサ等)及び他の各種センサ等に広く利用され得る。
実施例1等のガスセンサ素子用積層体の模式分解斜視図である。 実施例1等のガスセンサ素子用成形体の模式斜視図である。 実施例1等のガスセンサ素子用積層体を図1のIII−III線で切断した場合の焼成後のガスセンサ素子の模式断面図である。 実施例1等のガスセンサの断面図である。 実施例1等のガスセンサの要部拡大断面図である。 実施例1のガスセンサ素子における先端からの距離と温度との関係を示すグラフである。 実施例1のガスセンサ素子の耐久試験後のSEM写真である。 比較例1のガスセンサ素子の耐久試験後のSEM写真である。
符号の説明
103…第1未焼成固体電解質体、第1固体電解質体
107…第2未焼成固体電解質体、第2固体電解質体
102…第1未焼成電極、基準電極
104…第2未焼成電極、測定電極
106a…第3未焼成電極、ポンピング電極
106b…第3未焼成電極、信号取り出し用端子
108…第4未焼成電極、ポンピング電極
100…積層体
110…未焼成緻密絶縁層、緻密絶縁層
200…成形体
300…ガスセンサ素子

Claims (6)

  1. 固体電解質体及び電極が積層された板状のガスセンサ素子と、
    該ガスセンサ素子の周囲を取り囲むケーシングと、を有するガスセンサの製造方法において、
    焼成後に前記固体電解質体となる未焼成固体電解質体及び焼成後に前記電極となる未焼成電極を含む積層体を形成するとともに、該積層体の先端側には測定対象ガスが導入されるガス検出室を形成し、且つ該未焼成固体電解質体が露出する該積層体の側面には該ガス検出室と外部とを連通する焼成後に拡散律速体となる未焼成拡散体を露出させる積層体形成工程と、
    該側面のうち、該積層体の少なくとも前記ガスセンサ素子の使用時に600°C未満の温度状態となり、且つ該未焼成拡散体よりも後端側の露出部のみに、アルミナを主成分とするペーストを複数回繰り返して塗布して形成され、焼成後に緻密絶縁層となる未焼成緻密絶縁層を備える成形体を形成する成形体形成工程と、
    該成形体を焼成して該ガスセンサ素子を得る焼成工程とを備えたことを特徴とするガスセンサの製造方法。
  2. 前記成形体形成工程では、スクリーン印刷を行うことにより、前記未焼成緻密絶縁層を形成することを特徴とする請求項1記載のガスセンサの製造方法。
  3. 前記未焼成緻密絶縁層は厚みが2μm以上であることを特徴とする請求項2記載のガスセンサの製造方法。
  4. 前記成形体形成工程では、前記未焼成緻密絶縁層のうち初回に形成される第1未焼成緻密絶縁層の厚みを2μm以上とすることを特徴とする請求項2又は3記載のガスセンサの製造方法。
  5. 固体電解質体及び電極が積層された板状のガスセンサ素子と、
    該ガスセンサ素子の周囲を取り囲むケーシングと、を有するガスセンサにおいて、
    前記ガスセンサ素子は、先端側に設けられ、測定対象ガスが導入されるガス検出室と、該ガス検出室と外部とを連通し、自身の積層方向に延びるとともに前記ケーシングの内周面に対して間隙を介して向かい合う両側面に露出する拡散律速体とを有する素子本体と、
    少なくとも該ガスセンサ素子の使用時に600°C未満の温度状態となる該両側面上であって、該拡散律速体よりも後端側の露出部のみに設けられ、該素子本体と一体焼成されるとともに自身の表面から該素子本体の該両側面が視認できないアルミナを主成分とする緻密絶縁層とを有することを特徴とするガスセンサ。
  6. 前記緻密絶縁層は、厚みが2μm以上であることを特徴とする請求項5記載のガスセンサ。
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