JP4738933B2 - 放射線を放出した被検体の部位を検出する放射線検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、放射線検査装置に関し、特に、放射線を放出した被検体の部位を検出する放射線検査装置に関する。
被検体の精密情報が得られる装置としてポジトロンCT(Computed Tomography)(PET)がある。図1及び図2を用いて、ポジトロンCTの原理を説明する。ポジトロンCTは、予め、陽電子放出核種で標識された検査用薬剤を、注射や吸入等により被検体の体内に導入する。体内に導入された検査用薬剤は、検査用薬剤に応じた機能を有する特定の部位に蓄積される。例えば、糖類の検査用薬剤を用いた場合、ガン細胞等の新陳代謝の盛んな部位に選択的に蓄積される。このとき、図1に示すように、検査用薬剤の陽電子放出核種から陽電子11が放出され、放出された陽電子と周囲の電子13とが結合して消滅する際に2つの511keVのガンマ線が互いに約180度の方向に放出される。そこで、この2つのガンマ線を被検体20の周りに配置した(図2では、2個の放射線検出装置が記載されているが、実際には、多数の放射線検出装置が被検体20の周りに配置される。)ガンマ線を検出する放射線検出装置21、22により同時に検出し、CPU(Central Processing UNIT)24で処理することにより陽電子消滅部位Xを知り、もって、被検体における放射性同位元素の分布画像データを取得する。CPU24では、検出された時間データと、放射線検出装置21、22の検出部の位置データに基づいて放射性同位元素の放射位置を算出する。
精密診断装置として用いられるCTスキャン(コンピュータ断層撮影)装置が体内の病変等の構造情報が得られるのに対し、ポジトロンCT装置は、被検体の体内の機能情報が得られるため、様々な難病の病理解明が可能である。
ポジトロンCT装置では、ポジトロン核種から互いに約180度の方向に放出される2つのガンマ線を、被検体を挟む一対のガンマ線検出器が同時に検出した場合に有効なデータと判定する。そのため、ポジトロンCTの放射線検出器では、一対のガンマ線検出器がガンマ線を同時に検出したか否かを判定する必要があるので、放射線検出器で検出された信号を、例えば、CFD(Constant Fraction Discriminator)、カウンタ、ラッチ等を用いて、放射線を検出した時間を確定している。
また、放射線検出の技術分野において、カウンタを用いて、放射線をモニタする技術が知られている(例えば、特許文献1及び2参照。)。
特開平7−140253号公報 特開2001−215277号公報
ところで、カウンタに放射線が当たると、カウンタ内部で放射線がイオン化して電子回路の動作を狂わせて、誤った値が出力されるという不具合がある。
しかしながら、特開平7−140253号公報に開示されている技術は、ノイズ成分を除去して、放射線による信号のみを出力可能にするものであり、特開2001−215277号公報に開示されている技術は、放射線測定器において、小型化を図ると共に、エネルギー推定精度を高めるものであり、これらの公知文献には、カウンタにγ線が当たることによる誤動作に関して、何ら配慮されていない。
なお、カウンタに放射線が当たることによる誤動作を防止するために、カウンタの全面に鉛を置いて放射線を遮断することも考えられるが、被検体の周りに配置した多くのカウンタを、完全に遮断することはできないので、ある確率での誤動作は避けられないという問題がある。
本発明は、上記の点に鑑みて、これらの問題を解消するために発明されたものであり、放射線検出素子により検出された検出信号を処理する検出信号処理回路におけるカウンタが、放射線により誤動作したとしても、誤ったカウンタの値が出力されないようにした放射線検査装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の放射線検査装置は、被検体の周囲に配置されて該被検体より放出される放射線を検出する放射線検出素子と、該放射線検出素子により検出された検出信号を処理する検出信号処理回路と、を有する放射線検出装置の出力に基づいて前記放射線を放出した被検体の部位を検出する放射線検査装置であって、
前記放射線の検出時刻を特定するためのカウント値を出力すると共に、冗長に設けられたA(Aは、3以上の自然数)個のカウンタと、
前記A個のカウンタの出力の正誤を判別する正誤判別回路と、を有し、
前記正誤判別回路は、多数決論理によって、前記A個のカウンタの出力の正誤を判別して正しい値を出力するように構成することができる。
これにより、カウンタに放射線が当たり、その結果、カウンタに誤動作が発生したとしても、誤ったカウンタの値が出力されないようにした放射線検査装置を提供することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の放射線検査装置は、誤ったカウンタを判別する誤りカウンタ判別回路を有し、該誤りカウンタ判別回路が判別した誤ったカウンタのカウント値を、前記正誤判別回路の出力によって修正するように構成することができる。
これにより、放射線によるカウンタの誤動作が発生したとしても、誤ったカウンタの値を修正することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の放射線検査装置は、前記A個のカウンタとは別に、マスタカウンタを設け、前記マスタカウンタの出力によって、所定の周期で、前記A個のカウンタを同時にリセットするように構成することができる。
このように、A個のカウンタを所定の周期で同時にリセットするようにしたので、放射線によるカウンタの誤動作が発生したとしても、その後のリセットのタイミングで、誤動作したカウンタを正常な状態に戻すことができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の放射線検査装置におけるマスタカウンタは、検出される放射線の当たらない場所に設けられように構成することができる。
これにより、放射線によるマスタカウンタの誤動作を無くし、A個のカウンタのリセットを正確に行うことができる。その結果、放射線検出素子の入射時刻を正確に算出することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の放射線検査装置は、前記3個以上のカウンタをそれぞれNビットカウンタとし、前記マスタカウンタをM(M>N)ビットカウンタとするように構成することができる。
これにより、「A個のカウンタ」のサイズを小さくすることができ、その結果、放射線検出装置を小型化することができる。また、仮にカウンタが誤動作しても、誤動作したカウンタが短時間で回復することが可能となる。
また、上記目的を達成するために、本発明の放射線検査装置は、前記マスタカウンタの下位Nビットが全て0になった時点で、前記3個以上のカウンタを同時にリセットするように構成することができる。
これにより、カウンタのリセットを周期的に、正確かつ確実に行うことができ、その結果、放射線検出素子の入射時刻を正確に算出することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の放射線検査装置の半導体検出素子は、半導体結晶体と、該半導体結晶体の一方の面を略覆う一つの第1の電極と、他方の面に設けられたストライプ状の複数の第2の電極とを有し、該第2の電極の各々から前記検出信号が出力され、前記半導体結晶体を共有する複数の前記放射線検出装置で一つのブロックを構成し、前記A個のカウンタは、ブロック毎に設けられているように構成することができる。
これにより、ブロック毎に「A個のカウンタ」を共有することができ、放射線検査装置を小型化することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の放射線検査装置の検出信号処理回路は、前記放射線検出素子により検出された検出信号と基準電圧とを比較する複数の比較器と、放射線の検出時刻を特定するためのカウンタと、該カウンタのカウント値を前記比較器の出力によりラッチするラッチ回路と、該ラッチ回路の出力に基づいて前記放射線検出素子により入射された時刻を算出する入射時刻算出回路とを有し、前記複数の比較器の基準電圧は、お互いに異なるように構成することができる。
これにより、放射線検出素子により入射された時刻を正確に算出することができる。
本発明によれば、放射線検出素子により検出された検出信号を処理する検出信号処理回路におけるカウンタが、放射線により誤動作したとしても、誤ったカウンタの値が出力されないようにした放射線検査装置を提供することができる。
以下に、放射線検査装置に用いられる放射線検出装置について説明する。
図3は、放射線検出装置の例である。図3の放射線検出装置は、検出素子30、検出信号処理回路29から構成されている。
検出素子30は、薄板状の半導体結晶体と、その両面の各々に形成された電極からなる。半導体結晶体の材料としては、例えば、エネルギーが511keVのガンマ線に有感なテルル化カドミウム(CdTe)、Cd1-xZnxTe(CZT)、臭化タリウム(TlBr)などが用いられる。半導体結晶体は、例えば、厚さが1mm、幅が0.6mm、奥行きが10mm程度の寸法を有する。
検出素子30の下側の電極と上側の電極との間に電圧(−HV)をかける。半導体結晶体にγ線が当たると、電子と正孔が生成される。ところで、下側の電極と上側の電極との間に電界が存在するため、正孔は、下側の負の電極に引っ張られ、電子は、上側の正電極に引っ張られる。その結果、検出信号が、電極から出力される。
検出信号処理回路29は、プリアンプ31、コンパレータ32〜34、カウンタ35、ラッチ回路36、37及び入射時刻算出回路38から構成されている。
プリアンプ31は、検出素子30の検出信号を増幅する。増幅された検出信号は、コンパレータ31、コンパレータ32及びコンパレータ33に同時に印加される。コンパレータ32は、基準電圧Vref1と比較され、入力信号が、基準電圧Vref1以下であれば、ローレベルの信号を出力し、入力信号が、基準電圧Vref1を超えると、ハイレベルの信号を出力する。同様に、コンパレータ32及びコンパレータ33は、入力信号と、基準電圧Vref2及び基準電圧Vref3とを比較する。なお、基準電圧Vref1、Vref2及びVref3は、
Vref1<Vref2<Vref3 ・・・(1)
の関係を有している。
なお、プリアンプ31の後段に波形整形回路を設けてもよい。
カウンタ35は、8ビットカウンタであり、リセット信号によってリセットされ、「00000000」を出力し、クロック信号が供給される毎に、そのクロックをカウントして、その値を出力する。なお、カウンタ35は、8ビットのカウンタに限られない。8〜16ビットのカウンタを用いてもよい。
ラッチ回路36は、コンパレータ32の出力がローレベルからハイレベルになった時点のカウンタ35の値をラッチする。同様に、ラッチ回路37は、コンパレータ33の出力がローレベルからハイレベルになった時点のカウンタ35の値をラッチする。
入射時刻算出回路38は、ラッチ回路36、ラッチ回路37及びコンパレータ34の出力に基づいて、放射線検出素子30に入射した放射線の入射時刻を算出するものである。
ところで、検出素子30から出力された検出信号Y(t)は、図4の太線で示される。コンパレータ34は、検出信号Y(t)を基準電圧Vref1と比較するので、図4における時刻t1で、ラッチ36にトリガーをかける。したがって、ラッチ回路36には、時刻t1に対したカウンタ値がラッチされる。同様に、コンパレータ33は、検出信号Y(t)を基準電圧Vref2と比較するので、図4における時刻t2で、ラッチ37にトリガーをかけ、その結果、ラッチ回路37には、時刻t2に対したカウンタ値がラッチされる。
入射時刻算出回路38は、時刻t1と時刻t2とから、時刻t0を算出する。時刻t0は、検出信号Y(t)の立ち上がり時刻であるが、この時刻t0は、放射線検出素子30に入射した放射線の入射時刻と見なせることができる。
なお、検出信号Y(t)が、t0からt2において、直線近似できるとすれば、時刻t0は、
t0=(Vref1×t2−Vref2×t1)/(Vref1−Vref2)・・・(2)
となる。
入射時刻算出回路38は、式(2)に基づいて算出した時刻t0をCPU24に送信する。
なお、コンパレータ34は、検出信号Y(t)を基準電圧Vref3と比較し、検出信号Y(t)が基準電圧Vref3を超えた時点で、出力をローレベルからハイレベルにして、入射時刻算出回路38に算出要求信号を出力する。一方、入射時刻算出回路38は、コンパレータ34から算出要求信号を受信した場合に、式(2)に基づいて、入射時刻の算出を開始するように構成されている。したがって、検出素子30から出力された検出信号Y(t)の最大値Vmaxが、基準電圧Vref3以下の場合は、入射時刻算出回路38は、ラッチ回路36及び37から、時刻t1及び時刻t2の情報が入力されても無視し、検出素子30から出力された検出信号が、基準電圧Vref3超えた場合に初めて、入射時刻算出回路38は、時刻t1及び時刻t2の情報に基づいて、立上がり開始時刻算出する。なお、基準電圧Vref3は、ガンマ線のエネルギーに換算して200keV〜300keVに相当する電圧に設定する。
次に、別の放射線検出装置の例を示す。図5の放射線検出装置は、検出素子300及び検出信号処理回路290から構成されている。
検出素子300は、薄板状の半導体結晶体と、その両面の各々に形成された電極からなる。半導体結晶体の材料としては、図3と同様に、エネルギーが511keVのガンマ線に有感なテルル化カドミウム(CdTe)、Cd1-xZnxTe(CZT)等が用いられる。半導体結晶体は、例えば、厚さが1mm、幅が20mm、奥行きが10mm程度の寸法を有する。
検出素子30の下側の電極は、べた電極であり、材料として、例えば、プラチナを用いる。また、検出素子30の上側の電極は、ストライプ状の電極であり、材料として、例えば、インジウムを用いる。この上側の電極は、20mmの幅中に、0.6mm間隔で32本が並行に配置されている。
この32本の上側のそれぞれの電極から、検出信号が出力される。32本の電極から、出力されるそれぞれの検出信号について、放射線検出素子300に入射した放射線の入射時刻を算出する。
先ず、32本の上側の電極の内、最左端の電極から出力された検出信号は、プリアンプ310、コンパレータ320、コンパレータ330、コンパレータ340、共用カウンタ350、ラッチ回路360、ラッチ回路370及び入射時刻算出回路380から構成される回路によって、図3と同様に、最左端の電極に入射された放射線の入射時刻が算出される。
この内、プリアンプ310、コンパレータ320、コンパレータ330、コンパレータ340、ラッチ回路360、ラッチ回路370及び入射時刻算出回路380(以下、「最左端の電極の入射時刻算出用の専用回路350」と言う。)は、最左端の電極に入射された放射線の入射時刻を算出するための専用の回路であり、共用カウンタ350は、32本の上側のそれぞれの電極に入射された放射線の入射時刻を算出するための専用の回路が、共用する共用カウンタである。
また、32本の電極の内、左端から2番目の電極に出力された検出信号は、最左端の電極の場合と同様に、「最左端の電極の入射時刻算出用の専用回路350」に対応する左端から2番目の電極の入射時刻算出用の専用回路と共用カウンタ350とにより、左端から2番目の電極の入射時刻を算出する。
このように、32本の電極の全てについて、それぞれの電極の入射時刻算出用の専用回路と共用カウンタ350とにより、それぞれの電極の入射時刻を算出することができる。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態は、放射線検出装置におけるカウンタにおいて、冗長性を持たせて3重にしたものである。
つまり、図3のカウンタ35又は図5の共用カウンタ350として、図6に示すように、カウンタ41、カウンタ42及びカウンタ43を用いる。
カウンタ41、カウンタ42及びカウンタ43の出力は、多数決論理回路44に供給される。多数決論理回路44では、カウンタ41、カウンタ42及びカウンタ43の出力をビット毎に、多数決論理をとって、出力する。
例えば、図に示すように、カウンタ41のカウント値が「00000101」であり、カウンタ42のカウント値が「00000111」であり、カウンタ43のカウント値が「00000101」に場合は、多数決論理回路44からは、「00000101」が出力される。
つまり、1ビット目は、カウンタ41のカウント値が「1」であり、カウンタ42のカウント値が「1」であり、カウンタ43のカウント値が「1」であり、全てのカウンタの値が「1」であるので、多数決論理回路44からは、「1」が出力される。
2ビット目は、カウンタ41のカウント値が「0」であり、カウンタ42のカウント値が「1」であり、カウンタ43のカウント値が「0」であり、カウンタ41及びカウンタ43のカウント値が「0」であるのに対し、カウンタ42のみが、カウント値が「1」であるので、多数決論理の結果「0」が多数決論理回路44から出力される。
3ビット目は、カウンタ41のカウント値が「1」であり、カウンタ42のカウント値が「1」であり、カウンタ43のカウント値が「1」であり、全てのカウンタの値が「1」であるので、多数決論理回路44からは、「1」が出力される。
また、4ビット目〜8ビット目は、全てのカウンタの値が「0」であるので、多数決論理回路44からは、「0」が出力される。
このように構成したので、放射線検出素子により検出された検出信号を処理する検出信号処理回路におけるカウンタが、例え、放射線により誤動作したとしても、誤ったカウンタの値が出力されない。
なお、多数決論理回路44は、多数決論理によって、カウンタの出力の正誤を判別している回路なので、正誤判別回路とも言い得る。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、カウンタを冗長に設け、設放射線により誤動作したとしても、誤ったカウンタの値が出力されないようにしたものであった。
第2の実施の形態は、カウンタを冗長に設け、放射線により、カウンタが誤動作した場合、誤ったカウンタの値を修正するものである。
図7を用いて第2の実施の形態を説明する。図7のカウンタ部は、カウンタA51、カウンタB52、カウンタC53及び多数決論理回路54から構成されている。
なお、カウンタA51、カウンタB52、カウンタC53は、それぞれ、ロード信号(LoadA、LoadB及びLoadC)が印加されたとき、多数決論理回路54の出力を、それぞれのカウント値としてセットするように構成されている。
カウンタA51、カウンタB52、カウンタC53の出力は、多数決論理及び誤りカウンタ判別部54に供給される。多数決論理回路541では、図6と同様に、カウンタA51、カウンタB52、カウンタC53の出力をビット毎に、多数決論理をとって、出力する。
ところで、図の場合、カウンタB52の2ビット目が誤っている。この誤りを誤りカウンタ判別回路542が検出する。
誤りカウンタ判別回路542が誤りを検出すると、カウンタB52にロード信号Bを供給し、多数決論理回路54の出力である正しいカウント値「00000101」をロードする。誤りカウンタ判別回路542は、クロックが入力される度に誤りカウンタの判別を行っても良いし、適宜、所定間隔毎に(例えば8ビット毎に)、誤りカウンタの判別を行っても良い。
図8に、誤りカウンタ判別回路の例を示す。図8の誤りカウンタ判別回路は、排他的論理和回路61、62、63及び論理積回路64、65、66から構成されている。
ここでは、カウンタAのiビットの値をAiとし、カウンタBのiビットの値をBiとし、カウンタCのiビットの値をCiとする。
排他的論理和回路61からは、Aiの値とBiの値が異なる場合に「1」が出力され、
排他的論理和回路62からは、Biの値とCiの値が異なる場合に「1」が出力され、排他的論理和回路63からは、Ciの値とAiの値が異なる場合に「1」が出力される。
したがって、論理積回路64からは、カウンタBのiビットの値(Bi)が誤った場合に、「1」が出力(Y1)され、論理積回路65からは、カウンタCのiビットの値(Ci)が誤った場合に、「1」が出力され(Y2)、論理積回路66からは、カウンタAのiビットの値(Ai)が誤った場合に、「1」が出力される(Y3)。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態は、リセット信号とクロック信号に関する。図9は、図5に対応したカウンタを示している。
カウンタA、カウンタB及びカウンタCのカウンタの組は、検出素子30の上側の電極(32本のストライプ状の電極)のそれぞれに対応して、設けられている。したがって、カウンタの組は32個(350〜35032)ある。
32個の組のカウンタA、カウンタB及びカウンタCには、クロック信号とリセット信号が、遮蔽領域400に設置されているクロック源401及びマスタカウンタ402から供給される。
リセット信号は、マスタカウンタ402の下位8ビットが全て「0」の状態を、下位8ビットの0検出器403が検出したとき出力される。したがって、リセット信号は、マスタカウンタ402の下位8ビットが全て「0」になる都度出力する。これにより、32組のカウンタA、カウンタB及びカウンタCは、定期的にリセットされる。
放射線検出の測定に約2時間程度要するので、それに対応できるような、マスタカウンタ402を用いる。図では、48ビットのマスタカウンタであるが、32ビットカウンタでもよい。
カウンタA、カウンタB及びカウンタCは、8ビットカウンタであるので、8ビットカウンタで計測できない時間は、マスタカウンタ402の上位40ビットを用いる。
(実施例)
図10に、図7のカウンタA51、カウンタB52、カウンタC53のi番目のビットに関する動作を説明する回路例示す。図10の回路は、カウンタ51、52、53、排他的論理和回路74、75、76及び論理積回路77、78、79、86、87、88、論理和回路80、81、82、89から構成されている。なお、論理和回路80、81、82、89以外の回路は、カウンタのビット毎に設けられ、論理和回路80、81、82、89の回路は、カウンタの各ビットの処理回路で共用される回路である。つまり、論理和回路80、81、82、89以外の回路は、カウンタ51、カウンタ52、カウンタ53が、8ビットカウンタの場合、1ビット目、2ビット目、・・・8ビット目毎に設けられ、論理和回路80、81、82、89の回路は、ビット毎に設けられた回路に対して1つ設けれている。
カウンタA51のiビットの値をAiとし、カウンタB52のiビットの値をBiとし、カウンタC53のiビットの値をCiとすると、図8の動作と同様に、論理積回路77からは、カウンタA51のiビットの値(Ai)が誤っている場合に、「1」が出力され、論理積回路78からは、カウンタB52のiビットの値(Bi)が誤っている場合に、「1」が出力され、論理積回路79からは、カウンタC53のiビットの値(Ci)が誤っている場合に、「1」が出力される。この論理積回路77、78、79の出力は、反転されて、論理積回路86、87、88に供給される。
したがって、論理積回路86には、カウンタA51のiビットの値Aiと論理積回路77からの反転出力とが入力されるので、論理積回路86の出力からは、Aiが正しい場合にAiが出力され、Aiが誤っている場合は、Aiは出力されない。
同様に、論理積回路87、88の出力からは、それぞれBi、Ciが正しい場合にBi、Ciが出力され、Bi、Ciが誤っている場合はBi、Ciは出力されない。
その結果、論理和回路89からはi番目の正しい値が出力される。
また、論理和回路80には、iビット以外の、全8ビットの信号が供給される。つまり、カウンタAの8ビットのそれぞれの値が正しいか、又は、誤っているかの信号が印加される。カウンタAのあるビットの値が正ければ「0」の信号が供給され、誤って居れば「1」の信号が供給される。したがって、論理和回路80の出力が「0」であれば、カウンタAの8ビットの全部の値が正しいことを示している。
一方、カウンタAの8ビットのいずれかが(少なくとも一つ)、誤っていると、論理和回路80の出力は「1」となる。
したがって、論理和回路80の出力が「1」であることは、カウンタA51のカウント値に誤りがあることを示している。
同様に、論理和回路81からは、カウンタB52のカウント値が誤っている場合に「1」が出力され、論理和回路82からは、カウンタC53のカウント値が誤っている場合に「1」が出力される。
この論理和回路80、81又は82からの「1」の出力は、カウンタ51、52又は53が誤動作していることを示しているので、この「1」の出力信号は、各カウンタへのロード信号とすることができる。
このロード信号を用いることにより、ビット毎に、カウンタの誤りを検出して、ビット毎に誤ったカウンタに正しい値をセットすることができる。
なお、上記説明では、ビット毎に、カウンタの誤りを検出して、ビット毎に正しい値をセットする場合について説明したが、頻繁にカウンタが誤らない場合は、ロード信号をビット毎に行うのではなく、8ビット毎に誤ったカウンタにロード信号を供給して、8ビット毎に正しい値をセットするようにしても良い。
(その他)
カウンタのリセットは、周知の技術を用いて実現することができる。図11は、JKフリップ・フロップ回路を用いた非同期4ビットのアップカウンタのリセットを説明するための図である。
リセット信号がカウンタ91、92、93、94のクリア端子(CLR)に供給されると、カウンタ91、92、93、94の出力は、「0000」にリセットされる。
カウンタの値を所定値にセットすることも、周知の技術を用いて実現することができる。図12は、JKフリップ・フロップ回路を用いた非同期4ビットのアップカウンタの所定値のセットを説明するための図である。
ロード信号とロードするカウント値が、カウンタ95、96、97、98のクリア端子(CLR)及びプリセット端子(PR)に供給されると、カウンタ91、92、93、94の出力は、所定の値にセットされる。
図において、セット入力D1、D2、D3、D4が、「0101」であれば、セット後、カウンタ95、96、97、98の出力は、「0101」となる。
なお、上記説明では、放射線検出素子により入射された時刻を特定するためのカウンタの場合について説明した。

また、カウンタとして、3重の場合について説明したが、本発明は3重以上の場合に適用できる。
以上、発明を実施するための最良の形態について説明を行ったが、本発明は、この最良の形態で述べた実施の形態に限定されるものではない。本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能である。
ポジトロンCTの原理(その1)を説明するための図である。 ポジトロンCTの原理(その2)を説明するための図である。 放射線検出装置(その1)を説明するための図である。 検出信号の立上がり特性を説明するための図である。 放射線検出装置(その2)を説明するための図である。 カウンタ部の構成(その1)を説明するための図である。 カウンタ部の構成(その2)を説明するための図である。 誤りカウンタ判別回路を説明するための図である。 リセット信号とクロックを説明するための図である。 i番目のビットに関する動作を説明するための図である。 カウンタのリセットを説明するための図である。 カウンタへの所定値のセットを説明するための図である。
符号の説明
29、290 検出信号処理回路
30、300 検出素子
31、310 プリアンプ
32、33、34、320 コンパレータ
35、41、42、43、51、52、53、350 カウンタ
36、37、360、370 ラッチ回路
38、380 入射時刻算出回路
44、541 多数決論理回路
54 多数決論理及び誤りカウンタ判別部
401 クロック源
402 マスタカウンタ
542 誤りカウンタ判別回路

Claims (8)

  1. 被検体の周囲に配置されて該被検体より放出される放射線を検出する放射線検出素子と、該放射線検出素子により検出された検出信号を処理する検出信号処理回路と、を有する放射線検出装置の出力に基づいて前記放射線を放出した被検体の部位を検出する放射線検査装置であって、
    前記放射線の検出時刻を特定するためのカウント値を出力すると共に、冗長に設けられたA(Aは、3以上の自然数)個のカウンタと、
    前記A個のカウンタの出力の正誤を判別する正誤判別回路と、を有し、
    前記正誤判別回路は、多数決論理によって、前記A個のカウンタの出力の正誤を判別して正しい値を出力することを特徴とする放射線検査装置。
  2. 誤った出力をするカウンタを判別する誤りカウンタ判別回路を有し、
    該誤りカウンタ判別回路が判別した前記誤った出力をするカウンタのカウント値を、前記正誤判別回路の出力によって修正することを特徴とする請求項1記載の放射線検査装置。
  3. 前記A個のカウンタとは別に、マスタカウンタを設け、
    前記マスタカウンタの出力によって、所定の周期で、前記A個のカウンタを同時にリセットすることを特徴とする請求項1又は2記載の放射線検査装置。
  4. 前記マスタカウンタは、検出される放射線の当たらない場所に設けられていることを特徴とする請求項3記載の放射線検査装置。
  5. 前記A個のカウンタをそれぞれNビットカウンタとし、前記マスタカウンタをM(但し、M>N)ビットカウンタとすることを特徴とする請求項3又は4記載の放射線検査装置。
  6. 前記マスタカウンタの下位Nビットが全て0になった時点で、前記A個のカウンタを同時にリセットすることを特徴とする請求項5記載の放射線検査装置。
  7. 前記放射線検出素子は、半導体結晶体と、該半導体結晶体の一方の面を略覆う一つの第1の電極と、他方の面に設けられたストライプ状の複数の第2の電極とを有し、該第2の電極の各々から前記検出信号が出力され、
    前記半導体結晶体を共有する複数の前記放射線検出装置で一つのブロックを構成し、前記A個のカウンタは、ブロック毎に設けられていることを特徴とする請求項1ないし6いずれか一項に記載の放射線検査装置。
  8. 前記検出信号処理回路は、前記放射線検出素子により検出された検出信号と基準電圧とを比較する複数の比較器と、前記カウンタのカウント値を前記比較器の出力によりラッチするラッチ回路と、該ラッチ回路の出力に基づいて前記放射線検出素子により入射された時刻を算出する入射時刻算出回路とを有し、
    前記複数の比較器の基準電圧は、お互いに異なることを特徴とする請求項1ないし7いずれか一項に記載の放射線検査装置。
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