JP4738920B2 - 距離リレー装置 - Google Patents
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Description
上記1.5CB母線系統とそれに接続される送電線上に発生した事故による上記2つの電流変成器に流れる事故電流の二次側電流の合成電流と、上記電圧変成器の二次側電圧とが入力され、上記距離リレー装置の設置点から上記事故の発生点までのインピーダンスを演算する距離演算手段と、
上記事故の発生点が前方方向か後方方向かを電流波形の向きから演算し、前方方向の信号を出力する方向演算手段と、
上記二次側電流の急変を検出する電流急変検出手段と、
上記方向演算手段の演算が後方方向の場合の信号を出力する信号反転手段とを備え、
上記距離演算手段の出力が所定の値以下であり、上記前方方向の信号が上記方向演算手段から出力された場合に上記2つの遮断器を開とする信号を出力し、
上記電流急変検出手段が二次側電流の急変を検出した後、上記2つの電流変成器が上記事故電流により飽和するまでの間の所定の時間の間、上記信号反転手段から後方方向の信号を検出した場合に、上記2つの遮断器を開とする信号を出力させないようにするロック信号を出力するものである。
上記1.5CB母線系統とそれに接続される送電線上に発生した事故による上記2つの電流変成器に流れる事故電流の二次側電流の合成電流と、上記電圧変成器の二次側電圧とが入力され、上記距離リレー装置の設置点から上記事故の発生点までのインピーダンスを演算する距離演算手段と、
上記事故の発生点が前方方向か後方方向かを演算し、前方方向の信号を出力する方向演算手段と、
上記二次側電流の急変を検出する電流急変検出手段と、
上記2つの電流変成器それぞれの二次側電流の位相を検出し、上記検出した二次側電流の位相が同相か逆相かを判定し逆相の場合に後方方向の信号を出力する外部故障検出手段とを備え、
上記距離演算手段の出力が所定の値以下であり、上記前方方向の信号が上記方向演算手段から出力された場合に上記2つの遮断器を開とする信号を出力し、
上記電流急変検出手段が二次側電流の急変を検出した後、上記2つの電流変成器が上記事故電流により飽和するまでの間の所定の時間の間、上記外部故障検出手段から後方方向の信号を検出した場合に、上記2つの遮断器を開とする信号を出力させないようにするロック信号を出力するものである。
上記1.5CB母線系統とそれに接続される送電線上に発生した事故による上記2つの電流変成器に流れる事故電流の二次側電流の合成電流と、上記電圧変成器の二次側電圧とが入力され、上記距離リレー装置の設置点から上記事故の発生点までのインピーダンスを演算する距離演算手段と、
上記事故の発生点が前方方向か後方方向かを演算し、前方方向の信号を出力する方向演算手段と、
上記二次側電流の急変を検出する電流急変検出手段と、
上記2つの電流変成器それぞれの二次側電流の値を検出し、上記検出した二次側電流の同時間における瞬時値の積を演算して上記演算した積が負になっている場合に後方方向の信号を出力する外部故障検出手段とを備え、
上記距離演算手段の出力が所定の値以下であり、上記前方方向の信号が上記方向演算手段から出力された場合に上記2つの遮断器を開とする信号を出力し、
上記電流急変検出手段が二次側電流の急変を検出した後、上記2つの電流変成器が上記事故電流により飽和するまでの間の所定の時間の間、上記外部故障検出手段から後方方向の信号を検出した場合に、上記2つの遮断器を開とする信号を出力させないようにするロック信号を出力するものである。
まず、外部故障が発生した場合の従来の距離リレー装置における誤動作について図1、図2及び図3で説明する。
図2に示したように、第2母線2上のF1に短絡または地絡の故障が発生すると、F1に向かって母線貫通故障電流I1と送電線故障電流I3が流れる。CT6には母線貫通故障電流I1が流れ、CT7にはI2=I1+I3が流れ、I1及びI2の二次電流i1及びi2の合成電流がPT8の二次電圧vとともに距離演算手段20と方向演算手段21に入力される。距離演算手段20は、v/iの演算をして距離リレー装置10の設置点から故障点までのインピーダンスを演算する。方向演算手段21は、電流波形の向きから故障が前方方向(内部故障)か後方方向(外部故障)かを判定する演算を行う。AND手段22は、故障点までのインピーダンスが所定の値(整定値)以内であり、故障が前方方向である場合に信号を出力し、CB3,4を開とする。
外部故障発生時点までは方向演算手段21の出力B以外の出力A,C,Dは復帰状態(OFF)であり、出力Bは負荷電流の向きによって不定な状態である。
上記実施の形態1は、2つのCTの合成電流の急変と方向演算手段の後方方向の信号を後方方向信号出力手段から出力して距離リレー装置をロックし、後方方向の事故の場合に距離リレー装置から信号を出力させないようにするものであるが、この実施の形態2では、後方方向信号出力手段を2つのCTから個別に電流を距離リレー装置に取り込み、取り込んだ相互の電流の位相関係から内部故障、外部故障の故障判定をして後方方向の場合に信号を出力して、外部故障の場合に距離リレー装置から出力しないようにロックするものである。
位相検出手段31により、電流i1と電流i2とが同相か逆相かが後述のように判定され、逆相の場合に出力Bがなされる。また、電流急変検出手段32,33により電流i1及び電流i2のいずれか一方でも電流の急変が検出されるとOR手段34から信号が出力され、復帰タイマー手段35は急変信号Cを出力する。AND手段36は逆相の場合に出力される出力Bと急変信号Cによって信号を出力し、判定動作タイマー手段37はAND手段36の出力信号をt2時間検出した場合にロック信号を図6の復帰タイマー手段17に出力し、復帰タイマー手段17はロック信号をt3時間引き延ばしてNOT付AND手段18に出力する。
上記実施の形態2では、後方方向信号出力手段として、電流急変時の2つのCTからの二次電流の位相を位相検出手段で演算するものとした。この実施の形態3における後方方向信号出力手段では、電流急変時における2つのCTからの二次電流の瞬時値の正負により位相を判定する。
10 距離リレー装置、11 電圧トランス、12,14,15 電流トランス、
13 距離リレー要素、16 外部故障検出手段、
17,24,28,35 復帰タイマー手段、18,29 NOT付AND手段、
20 距離演算手段、21 方向演算手段、22,26,36 AND手段、
23 電流急変検出手段、25 信号反転手段、27,37 判定動作タイマー手段、
31 位相検出手段、32,33 電流急変検出手段、34 OR手段、
41 瞬時値比較手段。
Claims (3)
- 第1母線と第2母線との間に直列に接続された常時閉の2つの遮断器と、上記第1母線と上記第1母線側の上記遮断器及び上記第2母線と上記第2母線側の上記遮断器との間それぞれに設置された電流変成器と、上記2つの遮断器の間に接続された送電線と、上記送電線の電圧を取り出す電圧変成器とを備えた1.5CB母線系統に接続され、上記1.5CB送電系統を事故から保護するための距離リレー装置において、
上記1.5CB母線系統とそれに接続される送電線上に発生した事故による上記2つの電流変成器に流れる事故電流の二次側電流の合成電流と、上記電圧変成器の二次側電圧とが入力され、上記距離リレー装置の設置点から上記事故の発生点までのインピーダンスを演算する距離演算手段と、
上記事故の発生点が前方方向か後方方向かを電流波形の向きから演算し、前方方向の信号を出力する方向演算手段と、
上記二次側電流の急変を検出する電流急変検出手段と、
上記方向演算手段の演算が後方方向の場合の信号を出力する信号反転手段とを備え、
上記距離演算手段の出力が所定の値以下であり、上記前方方向の信号が上記方向演算手段から出力された場合に上記2つの遮断器を開とする信号を出力し、
上記電流急変検出手段が二次側電流の急変を検出した後、上記2つの電流変成器が上記事故電流により飽和するまでの間の所定の時間の間、上記信号反転手段から後方方向の信号を検出した場合に、上記2つの遮断器を開とする信号を出力させないようにするロック信号を出力することを特徴とする距離リレー装置。 - 第1母線と第2母線との間に直列に接続された常時閉の2つの遮断器と、上記第1母線と上記第1母線側の上記遮断器及び上記第2母線と上記第2母線側の上記遮断器との間それぞれに設置された電流変成器と、上記2つの遮断器の間に接続された送電線と、上記送電線の電圧を取り出す電圧変成器とを備えた1.5CB母線系統に接続され、上記1.5CB送電系統を事故から保護するための距離リレー装置において、
上記1.5CB母線系統とそれに接続される送電線上に発生した事故による上記2つの電流変成器に流れる事故電流の二次側電流の合成電流と、上記電圧変成器の二次側電圧とが入力され、上記距離リレー装置の設置点から上記事故の発生点までのインピーダンスを演算する距離演算手段と、
上記事故の発生点が前方方向か後方方向かを演算し、前方方向の信号を出力する方向演算手段と、
上記二次側電流の急変を検出する電流急変検出手段と、
上記2つの電流変成器それぞれの二次側電流の位相を検出し、上記検出した二次側電流の位相が同相か逆相かを判定し逆相の場合に後方方向の信号を出力する外部故障検出手段とを備え、
上記距離演算手段の出力が所定の値以下であり、上記前方方向の信号が上記方向演算手段から出力された場合に上記2つの遮断器を開とする信号を出力し、
上記電流急変検出手段が二次側電流の急変を検出した後、上記2つの電流変成器が上記事故電流により飽和するまでの間の所定の時間の間、上記外部故障検出手段から後方方向の信号を検出した場合に、上記2つの遮断器を開とする信号を出力させないようにするロック信号を出力することを特徴とする距離リレー装置。 - 第1母線と第2母線との間に直列に接続された常時閉の2つの遮断器と、上記第1母線と上記第1母線側の上記遮断器及び上記第2母線と上記第2母線側の上記遮断器との間それぞれに設置された電流変成器と、上記2つの遮断器の間に接続された送電線と、上記送電線の電圧を取り出す電圧変成器とを備えた1.5CB母線系統に接続され、上記1.5CB送電系統を事故から保護するための距離リレー装置において、
上記1.5CB母線系統とそれに接続される送電線上に発生した事故による上記2つの電流変成器に流れる事故電流の二次側電流の合成電流と、上記電圧変成器の二次側電圧とが入力され、上記距離リレー装置の設置点から上記事故の発生点までのインピーダンスを演算する距離演算手段と、
上記事故の発生点が前方方向か後方方向かを演算し、前方方向の信号を出力する方向演算手段と、
上記二次側電流の急変を検出する電流急変検出手段と、
上記2つの電流変成器それぞれの二次側電流の値を検出し、上記検出した二次側電流の同時間における瞬時値の積を演算して上記演算した積が負になっている場合に後方方向の信号を出力する外部故障検出手段とを備え、
上記距離演算手段の出力が所定の値以下であり、上記前方方向の信号が上記方向演算手段から出力された場合に上記2つの遮断器を開とする信号を出力し、
上記電流急変検出手段が二次側電流の急変を検出した後、上記2つの電流変成器が上記事故電流により飽和するまでの間の所定の時間の間、上記外部故障検出手段から後方方向の信号を検出した場合に、上記2つの遮断器を開とする信号を出力させないようにするロック信号を出力することを特徴とする距離リレー装置。
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