JP4737382B2 - 情報処理システム、情報処理装置及び管理用サーバ、情報処理装置制御プログラム及び管理用サーバ制御プログラム、並びに情報処理装置制御方法及び管理用サーバ制御方法 - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置及び管理用サーバ、情報処理装置制御プログラム及び管理用サーバ制御プログラム、並びに情報処理装置制御方法及び管理用サーバ制御方法 Download PDF

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本発明は、ネットワーク上の複数の情報処理装置によって、当該情報処理装置の行う処理を協調して行うことが可能なシステムに係り、特に、情報処理装置が処理の一部をプログラマブル論理回路によって実行可能である場合の協調動作に対して、システム全体としての処理性能が向上する構成となるように、前記プログラマブル論理回路を再構成するのに好適な情報処理システム、情報処理装置及び管理用サーバ、報処理装置制御プログラム及び管理用サーバ制御プログラム、並びに報処理装置制御方法及び管理用サーバ制御方法に関する。
近年、機器に組み込まれた状態でコンフィギュレーション可能なデバイスが登場したことにより、ソフトウェアにより行われた各種処理を、これよりも処理速度を高速化できる前記したコンフィギュレーション可能なデバイスにより代替させることが可能になってきている。そこで、通常はネットワーク上でのソフトウェアとして提供されている機能をコンフィギュレーション可能なデバイスを用いてハードウェアとして実現し、ネットワーク上で利用できる高速な機能として提供するといった技術が考え出されている。このような技術としては、特許文献1に記載の画像再生装置、特許文献2及び特許文献3に記載の情報処理システムがある。
特許文献1記載の画像再生装置は、それぞれ異なったアルゴリズムによって符号化された動画像データを、特定のアルゴリズムのみに対応した専用動画像再生装置の動画像再生能力と同程度に単一の動画像再生装置で再生することを目的としており、動画像再生装置内の動画像複合部をプログラマブルな素子で構成し、動画像再生アルゴリズムを論理記述言語で記述したプログラムを受信部で受信し、プログラム変換部で動画像複合部を書き換えることができる形式と制御部でソフト的に処理できる形式に変換する。その結果によって動画像複合部を書き換えることによって再構成するものである。
特許文献2及び特許文献3記載の情報処理システムは、複数個の処理モジュールからなる一連の処理の実行に当たって、必要な情報を効率よくネットワークから取得して、各処理モジュールをソフトウェアとハードウェアとを組み合わせて効率良く実行することを目的としており、特許文献2の情報処理システムは、アプリケーションプログラムを、プログラム言語で処理を記述した複数個のソフトウェアモジュールで構成し、プログラム内のソフトウェアモジュールが行う処理と同じ処理をプログラマブル論理回路に再構成する回路情報で記述したハードウェアモジュールを、ネットワーク上の記憶装置から取得する。更に、プログラム記述された処理モジュールを、ソフトウェアモジュールと、ハードウェアモジュールのどちらで実行するかを、プログラムの実行前、あるいは実行時に決める実行モジュール決定手段を設けたものである。一方、特許文献3の情報処理システムは、特許文献2の情報処理システムに加え、上記したハードウェアモジュールを、ネットワーク上の転送処理能力の高い記憶装置を選択して取得するようにしたものである。
特開平9−74556号公報 特開平11−232081号公報 特開平11−232309号公報
しかしながら、上記した従来技術においては、機器がネットワーク上に複数あった場合にネットワーク全体での機器の処理能力等の機能提供における各種処理のバランスを判断した上でのハードウェア化を行っていないため、ネットワーク上で提供されるシステム全体としては処理性能を向上するのに適切なハードウェア化を実施できず、ネットワーク・システムが持つ性能を十分に発揮できない問題があった。例えば、処理をハードウェア化したものを組み込んだ機器に対し、そのハードウェア性能を超える処理案件が発生したとする。このような場合、該当する処理をネットワーク上の別の端末でもハードウェア化し、複数の端末で協調分散的に処理を行えばより良い応答ないしスループットが得られると考える。
特に、特許文献2及び特許文献3の情報処理システムにおいては、ネットワーク上の複数機器間において、各機器の処理能力や処理内容に対してシステム全体を観点とした調整を行っていないことに加え、機器が既に自身の処理能力を超えた場合に、別の機器に処理を分散するといったことができない。
また、特許文献2の情報処理システムにおいては、処理に対し、ハードウェアにより処理するのかソフトウェアで処理するのかを、その処理をハードウェア化するのに必要な時間を考慮して、ハードウェア及びソフトウェアの両者の処理時間を比較して決定する。このような方法であると、必要な処理のうち一部処理のハードウェア化を素早く行うことができる場合に、その処理ばかりがハードウェア化され、それ以外のものについては、いつまでもハードウェア化が行われないといった状況が発生する恐れがあり、システム全体として見た場合に、特定の処理ばかりがハードウェア化により高速化されたアンバランスな状態となる恐れがある。つまり、肝心な処理がいつまでもハードウェア化されないといった問題が生じる可能性がある。
また、ネットワーク上の各機器において、呼び出される回数が多いモジュールを単純にハードウェア化すれば良いという訳ではなく、機器1台あたりにおいては呼び出される回数は少ないが、ネットワーク全体で総じて見ると呼び出される回数が多いモジュールが存在する場合や、ネットワーク全体で呼び出される回数は少ないが非常に時間のかかってしまう処理を行い、ネットワーク全体のサービスレベルを下げてしまうモジュールが存在する場合などが考えられる。これらは、ネットワーク全体の観点から解決が行われるべき問題であり、特許文献2及び特許文献3の情報処理システムのように、各機器の内部での処理効率を高めるようなシステムでは解決するのが困難な問題である。
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、処理の一部をプログラマブル論理回路によって実行可能な情報処理装置をネットワークを介して複数備えたシステムにおいて、これら複数の情報処理装置による協調動作に対して、システム全体としての処理性能を向上することができる構成となるように、前記プログラマブル論理回路を再構成するのに好適な情報処理システム、情報処理装置及び管理用サーバ、報処理装置制御プログラム及び管理用サーバ制御プログラム、並びに報処理装置制御方法及び管理用サーバ制御方法を提供することを目的としている。
〔発明1〕 上記目的を達成するために、発明1の情報処理システムは、処理の少なくとも一部をプログラマブル論理回路により行うことが可能な情報処理装置をネットワーク上に複数備え、前記情報処理装置の行う処理を、前記複数の情報処理装置によって協調して行うことが可能な情報処理システムであって、
前記複数の情報処理装置における前記プログラマブル論理回路に関する情報に基づき、前記情報処理装置における前記プログラマブル論理回路の再構成内容を決定する再構成内容決定手段と、
前記再構成内容決定手段によって決定された再構成内容に基づき対応する前記情報処理装置の前記プログラマブル論理回路の構成を再構成する再構成手段と、を備えることを特徴としている。
このような構成であれば、再構成内容決定手段によって前記複数の情報処理装置における前記プログラマブル論理回路に関する情報に基づき、前記情報処理装置における前記プログラマブル論理回路の再構成内容を決定することが可能であり、再構成手段によって前記再構成内容決定手段によって決定された再構成内容に基づき対応する前記情報処理装置の前記プログラマブル論理回路の構成を再構成することが可能である。
従って、複数の情報処理装置のプログラマブル論理回路に関する情報(利用状況情報、性能情報等)から協調動作を考慮した適切な再構成内容の決定を行うことで、複数の情報処理装置におけるプログラマブル論理回路の各構成内容の組み合わせを、システム全体としての処理性能を向上できる構成となるように再構成できるという効果が得られる。
ここで、プログラマブル論理回路は、公知のPLD(Programable Logic Device)のように、プログラム可能な論理素子によって構成される回路である。PLDは、規模もさまざまで、代表的なものに、比較的小規模なPAL(Programmable Logic Array)、GAL(Generic Array Logic)があり、比較的大規模なものとしては数百万ゲートレベルに達するものもある、FPGA(Field Prgramble Gate Array)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)がある。また、PLDは、例えば、内部回路として複数のANDゲートを格子状にしたANDアレイを有しており、各ANDゲート相互間の接続構成を公知のハードウェア記述言語等を用いてプログラムすることが可能となっている。そして、このプログラムされた接続構成に内部回路の構成を再構成することによって、PLDに所望の機能を持たせることができる。また、プログラマブル論理回路としては、公知のDAP/DNA(Digital Application Processor/Distributed Network Architecture)のようなアーキテクチャもある。このDAP/DNAは、大きく分けて、プロセッサ全体のコントロール処理を行うRISCプロセッサ部(DAP)と、多数の演算回路が整列している「DNAマトリックス」部とで構成される。このDNAマトリックスは「Reconfigurable(再構成可能)」になっており、実行する処理命令ごとに、わずか1クロックでそのネットワークトポロジーを変え、ハードウェアを再構築することが可能である。以下、発明2の情報処理システム、発明10の管理用サーバ、発明18の情報処理装置、発明19の情報処理システム制御プログラム、発明20の管理用サーバ制御プログラム、発明28の情報処理装置制御プログラム、発明29の情報処理方法、発明30の管理用サーバ制御方法、並びに発明38の情報処理装置制御方法において同じである。
また、上記「協調して行う」とは、システム利用者などから依頼されたジョブに対し、情報処理装置が、自情報処理装置で処理できないときや、自情報処理装置が、ジョブを多数抱えていて過負荷状態のときなどに、依頼された各ジョブの一部又は全部、あるいは多数のジョブの一部又は全部を他の情報処理装置に分散し、依頼されたジョブを複数の情報処理装置と協力して行うことである。ここで、ジョブの完了に必要な処理の一部のみを他の情報処理装置に代行させる場合は、その処理結果を受けてジョブを完了させる必要があるため各情報処理装置間でのデータの授受等の協調動作が必要となる。以下、発明2の情報処理システム、発明10の管理用サーバ、発明18の情報処理装置、発明19の情報処理システム制御プログラム、発明20の管理用サーバ制御プログラム、発明28の情報処理装置制御プログラム、発明29の情報処理方法、発明30の管理用サーバ制御方法、並びに発明38の情報処理装置制御方法において同じである。
また、プログラマブル論理回路に関する情報は、論理回路そのものの情報に限らず、論理回路の利用形態に関する情報等も含む。以下、発明2の情報処理システム、発明10の管理用サーバ、発明18の情報処理装置、発明19の情報処理システム制御プログラム、発明20の管理用サーバ制御プログラム、発明28の情報処理装置制御プログラム、発明29の情報処理方法、発明30の管理用サーバ制御方法、並びに発明38の情報処理装置制御方法において同じである。
また、上記再構成内容決定手段及び上記再構成手段は、これら各手段を1つの装置が備えていても良いし、複数の装置がそれぞれを別々に備えていても良い。また、これら各手段は、ハードウェアだけで実現されても良いし、ソフトウェアだけ、又はソフトウェアとハードウェアとの協働で実現されても良い。以下、発明2の情報処理システム、発明10の管理用サーバ、発明18の情報処理装置、発明19の情報処理システム制御プログラム、発明20の管理用サーバ制御プログラム、発明28の情報処理装置制御プログラム、発明29の情報処理方法、発明30の管理用サーバ制御方法、並びに発明38の情報処理装置制御方法において同じである。
〔発明2〕 一方、上記目的を達成するために、発明2の情報処理システムは、処理の少なくとも一部をプログラマブル論理回路により行うことが可能な情報処理装置をネットワーク上に複数備えると共に、前記情報処理装置の行う処理を、前記複数の情報処理装置によって協調して行うことが可能な情報処理システムであって、
前記複数の情報処理装置を管理する管理用サーバを前記ネットワーク上に備え、
前記管理用サーバは、
前記複数の情報処理装置から当該複数の情報処理装置における前記プログラマブル論理回路に関する情報を取得する回路情報取得手段と、
前記回路情報取得手段によって取得された前記回路情報に基づき、前記情報処理装置における前記プログラマブル論理回路の再構成内容を決定する再構成内容決定手段と、
前記再構成内容決定手段によって決定された再構成内容情報を対応する前記情報処理装置に送信する再構成内容情報送信手段と、を備え、
前記情報処理装置は、
前記管理用サーバに前記プログラマブル論理回路に関する情報を送信する回路情報送信手段と、
前記再構成内容情報送信手段によって送信された前記再構成内容情報を取得する再構成内容情報取得手段と、
前記再構成内容情報取得手段によって取得した前記再構成内容情報に基づき前記プログラマブル論理回路の構成を再構成する再構成手段と、を備えることを特徴としている。
このような構成であれば、管理用サーバは、回路情報取得手段によって前記複数の情報処理装置から当該複数の情報処理装置における前記プログラマブル論理回路に関する情報を取得することが可能であり、再構成内容決定手段によって、前記回路情報取得手段によって取得された前記所定情報に基づき、前記情報処理装置における前記プログラマブル論理回路の再構成内容を決定することが可能であり、再構成内容情報送信手段によって前記再構成内容決定手段によって決定された再構成内容情報を前記各情報処理装置に送信することが可能である。
また、情報処理装置は、回路情報送信手段によって管理用サーバに前記プログラマブル論理回路に関する情報を送信することが可能であり、再構成内容情報取得手段によって前記再構成内容情報送信手段によって送信された前記再構成内容情報を取得することが可能であり、再構成手段によって前記再構成内容情報取得手段によって取得した前記再構成内容情報に基づき前記プログラマブル論理回路の構成を再構成することが可能である。
従って、複数の情報処理装置の協調動作を考慮した適切な再構成内容の決定を行うことで、複数の情報処理装置におけるプログラマブル論理回路の各構成内容の組み合わせを、システム全体としての処理性能を向上できる構成となるように再構成できるという効果が得られる。
〔発明3〕 更に、発明3の情報処理システムは、発明2の情報処理システムにおいて、前記プログラマブル論理回路に関する情報は、前記プログラマブル論理回路の構成情報を含むことを特徴としている。
このような構成であれば、複数の情報処理装置におけるプログラマブル論理回路の構成情報に基づき、複数の情報処理装置の協調動作を考慮した適切な再構成内容の決定を行うことで、複数の情報処理装置におけるプログラマブル論理回路の各構成内容の組み合わせを、システム全体としての処理性能を向上できる構成となるように再構成できるという効果が得られる。
ここで、上記構成情報とは、プログラマブル論理回路の構成内容を示す情報(例えば、回路素子(セル)の結線情報など)、当該構成内容によって実行可能な処理内容を示す情報などである。例えば、FPGA/CPLDにおいては、セル同士をどのように接続するかといった、トランジスタ(FET)間の接続情報となり、DPA/DNAにおいては、PEと呼ばれる所定の機能を有したブロックをどのように接続するかを示す接続情報となる。また、上記構成情報は、これら構成内容を示す情報に対するURLや、構成内容を示す情報を有するデータベースの構成内容に対する識別子であるといったように、構成内容そのものでなくとも、構成内容を示す情報へアクセスを可能にする情報としても良い。以下、発明2の情報処理システム、発明11の管理用サーバ、発明20の情報処理システム制御プログラム、発明21の管理用サーバ制御プログラム、並びに発明31の管理用サーバ制御方法において同じである。
〔発明4〕 更に、発明4の情報処理システムは、発明2又は3の情報処理システムにおいて、前記プログラマブル論理回路に関する情報は、前記プログラマブル論理回路の構成内容毎の利用状況情報を含み、
前記回路情報取得手段は、前記複数の情報処理装置における前記プログラマブル論理回路の構成内容毎の利用状況情報を取得するようになっており、
前記再構成内容決定手段は、前記回路情報取得手段によって取得された前記利用状況情報に基づき前記情報処理装置における前記プログラマブル論理回路の再構成内容を決定するようになっていることを特徴としている。
このような構成であれば、前記再構成内容決定手段は、前記回路情報取得手段によって取得された前記利用状況情報に基づき前記各情報処理装置における前記プログラムマブル論理回路の再構成内容を決定することが可能である。
従って、プログラマブル論理回路の構成内容毎の利用状況に応じて複数の情報処理装置におけるプログラマブル論理回路の構成内容の組み合わせを、システム全体としての処理性能を向上できる構成となるように再構成できるという効果が得られる。
ここで、上記利用状況情報は、利用状況そのものを示す情報、利用状況を推測するための情報、利用状況を算出するための情報などであり、例えば、プログラマブル論理回路における、構成内容の利用状態、利用時の処理のステップ数、利用時の処理時間(例えば、要求到達後に実際に処理が開始されるまでの処理待ち時間、通信にかかった時間、プログラマブル論理回路における実際に要した処理時間等)などの情報が、少なくとも一つ設定可能である。以下、発明12の管理用サーバ、発明22の管理用サーバ制御プログラム及び発明32の管理用サーバ制御方法において同じである。
〔発明5〕 更に、発明5の情報処理システムは、発明4の情報処理システムにおいて、前記回路情報取得手段によって取得された前記利用状況情報に基づき前記複数の情報処理装置における前記プログラマブル論理回路の構成内容毎の利用頻度を算出する利用頻度算出手段を備え、
前記再構成内容決定手段は、前記利用頻度算出手段によって算出した利用頻度に基づき前記各情報処理装置の前記再構成内容を決定するようになっていることを特徴としている。
このような構成であれば、利用頻度算出手段によって、前記回路情報取得手段によって取得された前記利用状況情報に基づき前記複数の情報処理装置における前記プログラマブル論理回路の構成内容毎の利用頻度を算出することが可能であり、前記再構成内容決定手段は、前記利用頻度算出手段によって算出した利用頻度に基づき前記各情報処理装置の前記再構成内容を決定することが可能である。
従って、例えば、利用頻度の高い構成内容を増やすように各情報処理装置の再構成内容を決定するなど、利用頻度に応じて各情報処理装置の再構成内容を決定することで、複数の情報処理装置におけるプログラマブル論理回路の各構成内容の組み合わせを、システム全体としての処理性能を向上できる構成となるように再構成できるという効果が得られる。
〔発明6〕 更に、発明6の情報処理システムは、発明4又は5の情報処理システムにおいて、前記回路情報取得手段によって取得された前記利用状況情報に基づき前記複数の情報処理装置における前記プログラマブル論理回路の構成内容毎の今後の利用状況を予測する利用状況予測手段を備え、
前記再構成内容決定手段は、前記利用状況予測手段によって予測された利用状況に基づき前記各情報処理装置の前記再構成内容を決定するようになっていることを特徴としている。
このような構成であれば、利用状況予測手段によって、前記回路情報取得手段によって取得された前記利用状況情報に基づき前記複数の情報処理装置における前記プログラマブル論理回路の構成内容毎の今後の利用状況を予測することが可能であり、前記再構成内容決定手段は、利用状況予測手段によって予測された利用状況に基づき前記各情報処理装置の前記再構成内容を決定することが可能である。
従って、適切な予測の元に再構成内容を決定し各情報処理装置のプログラマブル論理回路の再構成を行うことにより、複数の情報処理装置におけるプログラマブル論理回路の各構成内容の組み合わせを、利用状況の変化に応じて、システム全体としての処理性能を向上できる構成となるようにいち早く再構成できるという効果が得られる。
〔発明7〕 更に、発明7の情報処理システムは、発明2乃至6のいずれか1の情報処理システムにおいて、前記プログラマブル論理回路に関する情報は、前記情報処理装置への処理の依頼元に関する情報及び前記処理を行った情報処理装置に関する情報を含み、
前記構成内容決定手段は、前記回路情報取得手段によって取得された前記情報処理装置への処理の依頼元に関する情報及び前記処理を行った情報処理装置に関する情報に基づき前記情報処理装置の前記再構成内容を決定するようになっていることを特徴としている。
このような構成であれば、前記構成内容決定手段は、前記回路情報取得手段によって取得された前記情報処理装置への処理の依頼元に関する情報及び前記処理を行った情報処理装置に関する情報に基づき前記情報処理装置の前記再構成内容を決定することが可能である。
従って、複数の情報処理装置におけるプログラマブル論理回路の構成内容の組み合わせを、依頼元と実際に処理を行う情報処理装置との関係を考慮して再構成するようにしたので、システム全体としての処理性能を向上できるという効果が得られる。
〔発明8〕 更に、発明8の情報処理システムは、発明7の情報処理システムにおいて、前記依頼元に対する前記プログラマブル論理回路の各構成内容毎の利用状況から前記依頼元毎に前記各構成内容毎の利用頻度を算出する依頼元別利用頻度算出手段を備え、
前記構成内容決定手段は、前記依頼元別利用頻度算出手段によって算出した利用頻度に基づき前記各情報処理装置の再構成内容を決定するようになっていることを特徴としている。
このような構成であれば、依頼元別利用頻度算出手段によって、前記依頼元に対する前記プログラマブル論理回路の各構成内容毎の利用状況から前記依頼元毎に前記各構成内容毎の利用頻度を算出することが可能であり、再構成内容決定手段は、前記依頼元別利用頻度算出手段によって算出した利用頻度に基づき前記各情報処理装置の再構成内容を決定することが可能である。
従って、複数の情報処理装置におけるプログラマブル論理回路の各構成内容の組み合わせを、依頼元の利用頻度に応じて再構成できるので、システム全体としての処理性能を向上できるという効果が得られる。
〔発明9〕 更に、発明9の情報処理システムは、発明2乃至8のいずれか1の情報処理システムにおいて、前記プログラマブル論理回路に関する情報は、前記各プログラマブル論理回路の性能に関する情報を含み、
前記構成内容決定手段は、前記回路情報取得手段によって取得された前記性能に関する情報に基づき前記情報処理装置の前記再構成内容を決定するようになっていることを特徴としている。
このような構成であれば、前記構成内容決定手段は、前記回路情報取得手段によって取得された各プログラマブル論理回路の性能に関する情報に基づき前記情報処理装置の前記再構成内容を決定することが可能である。
従って、複数の情報処理装置におけるプログラマブル論理回路の構成内容の組み合わせを、各情報処理装置のプログラマブル論理回路の性能に応じて再構成することができるので、各情報処理装置毎に適切な処理を行わせることが可能となり、システム全体としての処理性能を向上できるという効果が得られる。
ここで、上記プログラマブル論理回路の性能に関する情報は、プログラマブル論理回路の情報処理性能に関する情報であり、例えば、動作周波数、素子数(回路規模)、特定処理に対するベンチマーク値等の情報である。以下、発明17の管理用サーバ、発明27の管理用サーバ制御プログラム及び発明37の管理用サーバ制御方法において同じである。
〔発明10〕 一方、上記目的を達成するために、発明10の管理用サーバは、情報処理システムに適用可能な前記管理用サーバであって、
前記複数の情報処理装置から当該複数の情報処理装置における前記プログラマブル論理回路に関する情報を取得する回路情報取得手段と、
前記回路情報取得手段によって取得された前記回路情報に基づき、前記情報処理装置における前記プログラマブル論理回路の再構成内容を決定する再構成内容決定手段と、
前記再構成内容決定手段によって決定された再構成内容情報を対応する前記情報処理装置に送信する再構成内容情報送信手段と、を備えることを特徴としている。
ここで、本発明は、発明2記載の情報処理システムに適用可能な管理用サーバであり、発明2の管理用サーバと同等の作用効果となる。
〔発明11〕 更に、発明11の管理用サーバは、発明10の管理用サーバにおいて、前記プログラマブル論理回路に関する情報は、前記プログラマブル論理回路の構成情報を含むことを特徴としている。
ここで、本発明は、発明3記載の情報処理システムに適用可能な管理用サーバであり、発明3の管理用サーバと同等の作用効果となる。
〔発明12〕 更に、発明12の管理用サーバは、発明11の管理用サーバにおいて、前記プログラマブル論理回路に関する情報は、前記プログラマブル論理回路の構成内容毎の利用状況情報を含み、
前記回路情報取得手段は、前記複数の情報処理装置における前記プログラマブル論理回路の構成内容毎の利用状況情報を取得するようになっており、
前記再構成内容決定手段は、前記回路情報取得手段によって取得された前記利用状況情報に基づき前記各情報処理装置における前記プログラムマブル論理回路の再構成内容を決定するようになっていることを特徴としている。
ここで、本発明は、発明4記載の情報処理システムに適用可能な管理用サーバであり、発明4の管理用サーバと同等の作用となる。
〔発明13〕 更に、発明13の管理用サーバは、発明12の管理用サーバにおいて、前記回路情報取得手段によって取得された前記利用状況情報に基づき前記複数の情報処理装置における前記プログラマブル論理回路の構成内容毎の利用頻度を算出する利用頻度算出手段を備え、
前記再構成内容決定手段は、前記利用頻度算出手段によって算出した利用頻度に基づき前記各情報処理装置の前記再構成内容を決定するようになっていることを特徴としている。
本発明は、発明5記載の情報処理システムに適用可能な管理用サーバであり、発明5の管理用サーバと同等の作用となる。
〔発明14〕 更に、発明14の管理用サーバは、発明12又は13の管理用サーバにおいて、前記回路情報取得手段によって取得された前記利用状況情報に基づき前記複数の情報処理装置における前記プログラマブル論理回路の構成内容毎の今後の利用状況を予測する利用状況予測手段を備え、
前記再構成内容決定手段は、前記利用状況予測手段によって予測された利用状況に基づき前記各情報処理装置の前記再構成内容を決定するようになっていることを特徴としている。
本発明は、発明6記載の情報処理システムに適用可能な管理用サーバであり、発明6の管理用サーバと同等の作用となる。
〔発明15〕 更に、発明15の管理用サーバは、発明11乃至13のいずれか1の管理用サーバにおいて、前記プログラマブル論理回路に関する情報は、前記情報処理装置への処理の依頼元に関する情報及び前記処理を行った情報処理装置に関する情報を含み、
前記構成内容決定手段は、前記回路情報取得手段によって取得された前記情報処理装置への処理の依頼元に関する情報及び前記処理を行った情報処理装置に関する情報に基づき前記各情報処理装置の前記再構成内容を決定するようになっていることを特徴としている。
本発明は、発明7記載の情報処理システムに適用可能な管理用サーバであり、発明7の管理用サーバと同等の作用となる。
〔発明16〕 更に、発明16の管理用サーバは、発明15の管理用サーバにおいて、前記依頼元に対する前記プログラマブル論理回路の各構成内容毎の利用状況から前記依頼元毎に前記各構成内容毎の利用頻度を算出する依頼元別利用頻度算出手段を備え、
前記構成内容決定手段は、前記依頼元別利用頻度算出手段によって算出した利用頻度に基づき前記各情報処理装置の再構成内容を決定するようになっていることを特徴としている。
本発明は、発明8記載の情報処理システムに適用可能な管理用サーバであり、発明8の管理用サーバと同等の作用となる。
〔発明17〕 更に、発明17の管理用サーバは、発明11乃至16のいずれか1の管理用サーバにおいて、前記プログラマブル論理回路に関する情報は、前記各プログラマブル論理回路の性能に関する情報を含み、
前記構成内容決定手段は、前記回路情報取得手段によって取得された前記性能に関する情報に基づき前記各情報処理装置の前記再構成内容を決定するようになっていることを特徴としている。
本発明は、発明9記載の情報処理システムに適用可能な管理用サーバであり、発明3の管理用サーバと同等の作用となる。
〔発明18〕 一方、上記目的を達成するために、発明18の情報処理装置は、情報処理システムに適用可能な前記情報処理装置であって、
前記管理用サーバに前記プログラマブル論理回路に関する情報を送信する回路情報送信手段と、
前記再構成内容情報送信手段によって送信された前記再構成内容情報を取得する再構成内容情報取得手段と、
前記再構成内容情報取得手段によって取得した前記再構成内容情報に基づき前記プログラマブル論理回路の構成を再構成する再構成手段と、を備えることを特徴としている。
ここで、本発明は、発明2記載の情報処理システムに適用可能な情報処理装置であり、発明2の情報処理装置と同等の作用効果となる。
〔発明19〕 一方、上記目的を達成するために、発明19の情報処理システム制御プログラムは、処理の少なくとも一部をプログラマブル論理回路により行うことが可能な情報処理装置をネットワーク上に複数備え、前記情報処理装置の行う処理を、前記複数の情報処理装置によって協調して行うことが可能な情報処理システムを制御するためのプログラムであって、
前記複数の情報処理装置における前記プログラマブル論理回路に関する情報に基づき、前記情報処理装置における前記プログラマブル論理回路の再構成内容を決定する再構成内容決定手段及び、
前記再構成内容決定手段によって決定された再構成内容に基づき対応する前記情報処理装置の前記プログラマブル論理回路の構成を再構成する再構成手段として実現される処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであることを特徴としている。
本発明は、発明1の情報処理システムに適用可能なプログラムであり、発明1の情報処理システムと同等の効果が得られる。
〔発明20〕 一方、上記目的を達成するために、発明20の管理用サーバ制御プログラムは、処理の少なくとも一部をプログラマブル論理回路により行うことが可能な情報処理装置をネットワーク上に複数備えると共に、前記複数の情報処理装置を管理する管理用サーバを前記ネットワーク上に備え、前記情報処理装置の行う処理を、前記複数の情報処理装置によって協調して行うことが可能な情報処理システムにおける前記管理用サーバを制御するためのプログラムであって、
前記複数の情報処理装置から当該複数の情報処理装置における前記プログラマブル論理回路に関する情報を取得する回路情報取得手段、
前記回路情報取得手段によって取得された前記回路情報に基づき、前記情報処理装置における前記プログラマブル論理回路の再構成内容を決定する再構成内容決定手段及び、
前記再構成内容決定手段によって決定された再構成内容情報を対応する前記情報処理装置に送信する再構成内容情報送信手段として実現される処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであることを特徴としている。
本発明は、発明2の情報処理システムにおける管理用サーバに適用可能なプログラムであり、これにより発明2の情報処理システムと同等の効果が得られる。
〔発明21〕 更に、発明21の管理用サーバ制御プログラムは、発明20の管理用サーバ制御プログラムにおいて、前記プログラマブル論理回路に関する情報は、前記プログラマブル論理回路の構成情報を含むことを特徴としている。
本発明は、発明3の情報処理システムにおける管理用サーバに適用可能なプログラムであり、これにより発明3の情報処理システムと同等の効果が得られる。
〔発明22〕 更に、発明22の管理用サーバ制御プログラムは、発明21の管理用サーバ制御プログラムにおいて、前記プログラマブル論理回路に関する情報は、前記プログラマブル論理回路の構成内容毎の利用状況情報を含み、
前記回路情報取得手段は、前記複数の情報処理装置における前記プログラマブル論理回路の構成内容毎の利用状況情報を取得するようになっており、
前記再構成内容決定手段は、前記回路情報取得手段によって取得された前記利用状況情報に基づき前記情報処理装置における前記プログラムマブル論理回路の再構成内容を決定するようになっていることを特徴としている。
本発明は、発明4の情報処理システムにおける管理用サーバに適用可能なプログラムであり、これにより発明4の情報処理システムと同等の効果が得られる。
〔発明23〕 更に、発明23の管理用サーバ制御プログラムは、発明22の管理用サーバ制御プログラムにおいて、前記回路情報取得手段によって取得された前記利用状況情報に基づき前記複数の情報処理装置における前記プログラマブル論理回路の構成内容毎の利用頻度を算出する利用頻度算出手段として実現される処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを更に含み、
前記再構成内容決定手段は、前記利用頻度算出手段によって算出した利用頻度に基づき前記各情報処理装置の前記再構成内容を決定するようになっていることを特徴としている。
本発明は、発明5の情報処理システムにおける管理用サーバに適用可能なプログラムであり、これにより発明5の情報処理システムと同等の効果が得られる。
〔発明24〕 更に、発明24の管理用サーバ制御プログラムは、発明22又は23の管理用サーバ制御プログラムにおいて、前記回路情報取得手段によって取得された前記利用状況情報に基づき前記複数の情報処理装置における前記プログラマブル論理回路の構成内容毎の今後の利用状況を予測する利用状況予測手段として実現される処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを更に含み、
前記再構成内容決定手段は、前記利用状況予測手段によって予測された利用状況に基づき前記各情報処理装置の前記再構成内容を決定するようになっていることを特徴としている。
本発明は、発明6の情報処理システムにおける管理用サーバに適用可能なプログラムであり、これにより発明6の情報処理システムと同等の効果が得られる。
〔発明25〕 更に、発明25の管理用サーバ制御プログラムは、発明21乃至24のいずれか1の管理用サーバ制御プログラムにおいて、前記プログラマブル論理回路に関する情報は、前記情報処理装置への処理の依頼元に関する情報及び前記処理を行った情報処理装置に関する情報を含み、
前記構成内容決定手段は、前記回路情報取得手段によって取得された前記情報処理装置への処理の依頼元に関する情報及び前記処理を行った情報処理装置に関する情報に基づき前記情報処理装置の前記再構成内容を決定するようになっていることを特徴としている。
本発明は、発明7の情報処理システムにおける管理用サーバに適用可能なプログラムであり、これにより発明7の情報処理システムと同等の効果が得られる。
〔発明26〕 更に、発明26の管理用サーバ制御プログラムは、発明25の管理用サーバ制御プログラムにおいて、前記依頼元に対する前記プログラマブル論理回路の各構成内容毎の利用状況から前記依頼元毎に前記各構成内容毎の利用頻度を算出する依頼元別利用頻度算出手段として実現される処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを更に含み、
前記構成内容決定手段は、前記依頼元別利用頻度算出手段によって算出した利用頻度に基づき前記各情報処理装置の再構成内容を決定するようになっていることを特徴としている。
本発明は、発明8の情報処理システムにおける管理用サーバに適用可能なプログラムであり、これにより発明8の情報処理システムと同等の効果が得られる。
〔発明27〕 更に、発明27の管理用サーバ制御プログラムは、発明21乃至26のいずれか1の管理用サーバ制御プログラムにおいて、前記プログラマブル論理回路に関する情報は、前記各プログラマブル論理回路の性能に関する情報を含み、
前記構成内容決定手段は、前記回路情報取得手段によって取得された前記性能に関する情報に基づき前記情報処理装置の前記再構成内容を決定するようになっていることを特徴としている。
本発明は、発明9の情報処理システムにおける管理用サーバに適用可能なプログラムであり、これにより発明9の情報処理システムと同等の効果が得られる。
〔発明28〕 一方、上記目的を達成するために、発明28の情報処理装置制御プログラムは、処理の少なくとも一部をプログラマブル論理回路により行うことが可能な情報処理装置をネットワーク上に複数備えると共に、前記複数の情報処理装置を管理する管理用サーバを前記ネットワーク上に備え、前記情報処理装置の行う処理を、前記複数の情報処理装置によって協調して行うことが可能な情報処理システムにおける前記情報処理装置を制御するためのプログラムであって、
前記管理用サーバに前記プログラマブル論理回路に関する情報を送信する回路情報送信手段、
前記再構成内容情報送信手段によって送信された前記再構成内容情報を取得する再構成内容情報取得手段及び、
前記再構成内容情報取得手段によって取得した前記再構成内容情報に基づき前記プログラマブル論理回路の構成を再構成する再構成手段として実現される処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであることを特徴としている。
本発明は、発明2の情報処理システムにおける情報処理装置に適用可能なプログラムであり、これにより発明2の情報処理システムと同等の効果が得られる。
〔発明29〕 一方、上記目的を達成するために、発明29の情報処理方法は、処理の少なくとも一部をプログラマブル論理回路により行うことが可能な情報処理装置をネットワーク上に複数備え、前記情報処理装置の行う処理を、前記複数の情報処理装置によって協調して行うことが可能な情報処理方法であって、
前記複数の情報処理装置における前記プログラマブル論理回路に関する情報に基づき、前記情報処理装置における前記プログラマブル論理回路の再構成内容を決定する再構成内容決定ステップと、
前記再構成内容決定ステップにおいて決定された再構成内容に基づき対応する前記情報処理装置の前記プログラマブル論理回路の構成を再構成する再構成ステップと、を含むことを特徴としている。
これにより、発明1の情報処理システムと同等の効果が得られる。
〔発明30〕 一方、上記目的を達成するために、発明31の管理用サーバ制御方法は、処理の少なくとも一部をプログラマブル論理回路により行うことが可能な情報処理装置をネットワーク上に複数備えると共に、前記複数の情報処理装置を管理する管理用サーバを前記ネットワーク上に備え、前記情報処理装置の行う処理を、前記複数の情報処理装置によって協調して行うことが可能な情報処理システムにおける前記管理用サーバを制御するための方法であって、
前記複数の情報処理装置から当該複数の情報処理装置における前記プログラマブル論理回路に関する情報を取得する回路情報取得ステップと、
前記回路情報取得手段によって取得された前記回路情報に基づき、前記情報処理装置における前記プログラマブル論理回路の再構成内容を決定する再構成内容決定ステップと、
前記再構成内容決定ステップにおいて決定された再構成内容情報を対応する前記情報処理装置に送信する再構成内容情報送信ステップと、を含むことを特徴としている。
これにより、発明2の情報処理システムと同等の効果が得られる。
〔発明31〕 更に、発明31の管理用サーバ制御方法は、発明30の管理用サーバ制御方法において、前記プログラマブル論理回路に関する情報は、前記プログラマブル論理回路の構成情報を含むことを特徴としている。含むことを特徴としている。
これにより、発明3の情報処理システムと同等の効果が得られる。
〔発明32〕 更に、発明32の管理用サーバ制御方法は、発明30又は32の管理用サーバ制御方法において、前記プログラマブル論理回路に関する情報は、前記プログラマブル論理回路の構成内容毎の利用状況情報を含み、
前記回路情報取得ステップにおいては、前記複数の情報処理装置における前記プログラマブル論理回路の構成内容毎の利用状況情報を取得し、
前記再構成内容決定ステップにおいては、前記回路情報取得ステップにおいて取得された前記利用状況情報に基づき前記情報処理装置における前記プログラムマブル論理回路の再構成内容を決定することを特徴としている。
これにより、発明4の情報処理システムと同等の効果が得られる。
〔発明33〕 更に、発明33の管理用サーバ制御方法は、発明32の管理用サーバ制御方法において、前記回路情報取得ステップにおいて取得された前記利用状況情報に基づき前記複数の情報処理装置における前記プログラマブル論理回路の構成内容毎の利用頻度を算出する利用頻度算出ステップを更に含み、
前記再構成内容決定ステップにおいては、前記利用頻度算出手段によって算出した利用頻度に基づき前記各情報処理装置の前記再構成内容を決定するようになっていることを特徴としている。
これにより、発明5の情報処理システムと同等の効果が得られる。
〔発明34〕 更に、発明34の管理用サーバ制御方法は、発明32又は33の管理用サーバ制御方法において、前記回路情報取得ステップにおいて取得された前記利用状況情報に基づき前記複数の情報処理装置における前記プログラマブル論理回路の構成内容毎の今後の利用状況を予測する利用状況予測ステップを更に含み、
前記再構成内容決定ステップにおいては、前記利用状況予測ステップにおいて予測された利用状況に基づき前記各情報処理装置の前記再構成内容を決定するようになっていることを特徴としている。
これにより、発明6の情報処理システムと同等の効果が得られる。
〔発明35〕 更に、発明35の管理用サーバ制御方法は、発明31乃至34のいずれか1の管理用サーバ制御方法において、前記プログラマブル論理回路に関する情報は、前記情報処理装置への処理の依頼元に関する情報及び前記処理を行った情報処理装置に関する情報を含み、
前記構成内容決定ステップにおいては、前記回路情報取得ステップにおいて取得された前記情報処理装置への処理の依頼元に関する情報及び前記処理を行った情報処理装置に関する情報に基づき前記情報処理装置の前記再構成内容を決定することを特徴としている。
これにより、発明7の情報処理システムと同等の効果が得られる。
〔発明36〕 更に、発明36の管理用サーバ制御方法は、発明35の管理用サーバ制御方法において、前記依頼元に対する前記プログラマブル論理回路の各構成内容毎の利用状況から前記依頼元毎に前記各構成内容毎の利用頻度を算出する依頼元別利用頻度算出ステップを更に含み、
前記構成内容決定ステップにおいては、前記依頼元別利用頻度算出ステップにおいて算出した利用頻度に基づき前記各情報処理装置の再構成内容を決定するようになっていることを特徴としている。
これにより、発明8の情報処理システムと同等の効果が得られる。
〔発明37〕 更に、発明37の管理用サーバ制御方法は、発明31乃至36のいずれか1の管理用サーバ制御方法において、前記プログラマブル論理回路に関する情報は、前記各プログラマブル論理回路の性能に関する情報を含み、
前記構成内容決定ステップにおいては、前記回路情報取得ステップにおいて取得された前記性能に関する情報に基づき前記情報処理装置の前記再構成内容を決定することを特徴としている。
これにより、発明9の情報処理システムと同等の効果が得られる。
〔発明38〕 一方、上記目的を達成するために、発明の情報処理装置制御方法は、処理の少なくとも一部をプログラマブル論理回路により行うことが可能な情報処理装置をネットワーク上に複数備えると共に、前記複数の情報処理装置を管理する管理用サーバを前記ネットワーク上に備え、前記情報処理装置の行う処理を、前記複数の情報処理装置によって協調して行うことが可能な情報処理システムにおける前記情報処理装置を制御するための方法であって、
前記管理用サーバに前記プログラマブル論理回路に関する情報を送信する回路情報送信ステップと、
前記管理用サーバから送信された前記プログラマブル論理回路の再構成内容情報を取得する再構成内容情報取得ステップと、
前記再構成内容情報取得ステップにおいて取得した前記再構成内容情報に基づき前記プログラマブル論理回路の構成を再構成する再構成ステップと、を含むことを特徴としている。
これにより、発明2の情報処理システムと同等の効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1〜図28は、本発明に係る情報処理システムの実施の形態を示す図である。
まず、本発明に係る情報処理システムの構成を図1に基づき説明する。図1は、本発明に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、情報処理システム1は、第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eと、管理用サーバ3と、ネットワーク4と、を含んだ構成となっている。
第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eは、そのそれぞれが、印刷処理の少なくとも一部を行うことが可能なプログラマブル論理回路を備えており、管理用サーバ3からの指示に応じてプログラマブル論理回路の回路構成を再構成し、現在の構成による処理機能を別の機能へと変更したり、現在の構成による処理機能に新たな処理機能を追加したりすることが可能となっている。また、第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eは、公知のプリンタ装置が持つ標準の機能(紙などの被印刷物への印刷機能やソフトウェアによるレンダリング処理機能など)を有している。
更に、第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eは、これらのうちのいずれかに要求のあった印刷処理をネットワーク4を介して複数台で協調して行うことが可能である。ここで、協調処理としては、あるプリンタ装置に対して要求のあった印刷処理を他のプリンタ装置に代行させたり、あるプリンタ装置に対して要求のあった印刷処理を複数台のプリンタ装置で分散して行ったりするなどの処理形態がある。また、印刷処理とは、図示しないシステム利用者の管理下にある端末からプリンタ装置に送信される印刷ジョブに対して行われる処理である。印刷ジョブのデータ形式としては、文書エディタや画像エディタ等により作成された文書ファイルや画像ファイル等の作成ファイルそのものや、これら文書ファイルや画像ファイルを中間言語(例えば、PDL等のページ記述言語)の記述に変換した中間ファイルなどがある。従って、プリンタ装置で行われる印刷処理としては、文書ファイルや画像ファイルを中間言語の記述に変換する処理や、中間ファイルを印刷用の画像データ(例えば、ビットマップデータ)に変換するレンダリング処理などがある。
なお、本実施の形態において、第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eにおいて、プログラマブル論理回路を用いて印刷処理(協調動作含む)を行う機能部や、プログラマブル論理回路の再構成処理を行う機能部を印刷処理部と称する。また、印刷処理部の詳細な構成は後述する。
管理用サーバ3は、システム全体(主に第1〜第5のプリンタ装置2A〜2E)の処理性能を向上させるためのシステム最適化部を有しており、第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eのプログラマブル論理回路に関する情報を収集し、これら収集した情報に基づき、システム全体の処理性能が向上するように各プリンタ装置のプログラマブル論理回路の再構成内容を決定する。そして決定した再構成内容の情報を各プリンタ装置に送信し、各プリンタ装置にプログラマブル論理回路の再構成を行わせる。更に、システム最適化部は、プログラマブル論理回路の再構成に必要な再構成情報を有しており、必要に応じて再構成情報を各プリンタ装置に提供する。なお、システム最適化部の詳細な構成は後述する。
ネットワーク4は、LAN、WAN、インターネット等の公知のネットワークであり、第1〜第5のプリンタ装置2A〜2E及び管理用サーバ3は、ネットワーク4を介して各種データの送受信を行う。
更に、図2に基づき、第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eにおける印刷処理部の詳細な構成と、管理用サーバ3におけるシステム最適化部の詳細な構成とを説明する。ここで、第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eにおける印刷処理部は、プログラマブル論理回路の性能に差はあっても基本的な構成はどれも同じであるので、第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eの印刷処理部を共通して印刷処理部200とし、以下では印刷処理部200の詳細な構成を説明する。図2(a)は、印刷処理部200の詳細構成を示すブロック図であり、(b)は、管理用サーバにおけるシステム最適化部の詳細構成を示すブロック図である。
まず、図2(a)に基づき、印刷処理部200の詳細な構成を説明する。
図2(a)に示すように、印刷処理部200は、情報管理部200aと、プログラマブル論理回路200bと、再構成処理部200cと、モジュールアクセス部200dと、モジュールアクセス受付部200eと、データ通信部200fとを含んだ構成となっている。
情報管理部200aは、プログラマブル論理回路200bの各種情報を管理し、定期的且つ必要に応じたタイミングで管理情報をデータ通信部200fを介して管理用サーバ3に送信する。ここで、管理情報としては、各プリンタ装置のプログラマブル論理回路200bの構成内容の情報、各構成内容毎の利用状況の情報、各プログラマブル論理回路200bの性能情報等が含まれる。
プログラマブル論理回路200bは、アレイ状に形成された多数のゲート(例えば、ANDゲート)を有しており、これらゲートの接続構成を処理内容に応じて決定し(プログラムするとも言う)、決定された接続構成に再構成することにより、処理内容の処理を行うことが可能な回路を構成することができるものである。つまり、処理内容に応じて回路構成を変更することにより、様々な処理を行うことができる。本実施の形態においては、プログラマブル論理回路200bの構成内容に応じて提供される処理機能部をハードウェアモジュール(HWモジュール)と称する。一方、印刷処理部200ではなく、各プリンタ装置において、ソフトウェアによって提供される印刷処理機能をソフトウェアモジュール(SWモジュール)と称する。また、プログラマブル論理回路200bの有するゲート数(以下、ハードウェアリソースと称す)によって、1つのプログラマブル論理回路200bに複数のHWモジュールを構成することも可能である。
再構成処理部200cは、管理用サーバ3からの再構成内容情報に基づき、プログラマブル論理回路200bの構成を再構成する機能を備えたものである。ここで、再構成の対象となるプリンタ装置が再構成に必要な情報を有していない場合は、管理用サーバ3から再構成に必要な情報を取得してプログラマブル論理回路200bの再構成を行う。なお、再構成に必要な情報は、管理用サーバから取得するだけに限らず、ネットワーク上の他のプリンタ装置から取得するようにしても良い。更に、管理用サーバ3からの指示に応じて、図示しないSWモジュール起動部に対してSWモジュールの起動指示及び停止指示も行う。
モジュールアクセス部200dは、システム利用者や他のプリンタ装置などから依頼された印刷ジョブを自己で処理できないときや、自己が印刷ジョブを多数抱えていているときなどに、他のプリンタ装置と協調して印刷処理を行うための協調処理機能を有したものである。つまり、印刷処理を協調して行うことが可能な他のプリンタ装置をネットワーク上から探索して処理を代行させる機能を有している。本実施の形態においては、管理用サーバ3に問い合わせて、処理の代行が可能な他のプリンタ装置を探索し、見つかったプリンタ装置に対して協調処理の要求を行う。
モジュールアクセス受付部200eは、システム利用者からの印刷ジョブの処理の依頼や、他のプリンタ装置から協調処理の依頼を受け付ける機能を有したものである。協調処理の依頼の場合は、自己の有するHWモジュールの情報を依頼元のプリンタ装置に返したり、協調処理を受けるか否かを判断したりする。協調処理を行った場合はその処理後のデータを依頼元のプリンタ装置に送信する。一方、自己で処理が完結するような場合は、プリンタ装置は印刷物を出力する処理を行うことになる。
データ通信部2fは、ネットワーク4を介して、他のプリンタ装置との間でデータ通信を行う機能を有したもので、本実施の形態においては、他のプリンタ装置や管理用サーバとの間でデータ通信を行う。
ここで、第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eは、図示しないが、上記各部の処理を制御するためのプログラムの記憶された記憶媒体と、プログラムを実行するためのプロセッサと、プログラムの実行に必要なデータを一時記憶するRAMと、上記各部間のデータの授受を行うためのデータ伝送路であるバスと、を備えている。そして、記憶媒体に記憶された制御プログラムをプロセッサにより実行することにより上記各部の処理を行うようになっている。
また、記憶媒体とは、RAM、ROM等の半導体記憶媒体、FD、HD等の磁気記憶型記憶媒体、CD、CDV、LD、DVD等の光学的読取方式記憶媒体、MO等の磁気記憶型/光学的読取方式記憶媒体であって、電子的、磁気的、光学的等の読み取り方法のいかんにかかわらず、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体であれば、あらゆる記憶媒体を含むものである。
更に、図2(b)に基づき、管理用サーバにおけるシステム最適化部の詳細な構成を説明する。
図2(b)に示すように、システム最適化部300は、管理情報記憶部300aと、再構成内容決定部300bと、再構成情報記憶部300cと、データ通信部300dとを含んだ構成となっている。
管理情報記憶部300aは、再構成内容決定部300bの指示に応じて、第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eから定期的に取得されるプログラマブル論理回路の上記した管理情報を記憶する機能を有したものである。更に、再構成内容決定部300bからの情報取得要求に応じて要求のあった情報を再構成内容決定部300bに伝送する。
再構成内容決定部300bは、管理情報記憶部300aに記憶された管理情報に基づき各プリンタ装置のプログラマブル論理回路の再構成内容を決定する機能を有したものである。更に、第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eから送信される管理情報を管理情報記憶部300aに記憶する処理も行う。本実施の形態においては、管理情報を用いて、構成内容毎の利用頻度を算出したり、今後の利用状況を予測したりして、これらの情報に基づき再構成内容を決定する。
再構成情報記憶部300cは、本システム1が提供するプログラマブル論理回路による各印刷処理機能に応じたHWモジュールの構成に必要な構成情報を記憶するものである。
データ通信部300dは、ネットワーク4を介して、他のプリンタ装置との間でデータ通信を行う機能を有したもので、本実施の形態においては、第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eとの間でデータ通信を行う。
ここで、管理用サーバ3は、図示しないが、上記各部の処理を制御するためのプログラムの記憶された記憶媒体と、プログラムを実行するためのプロセッサと、プログラムの実行に必要なデータを一時記憶するRAMと、上記各部間のデータの授受を行うためのデータ伝送路であるバスと、を備えている。そして、記憶媒体に記憶された制御プログラムをプロセッサにより実行することにより上記各部の処理を行うようになっている。
また、記憶媒体とは、RAM、ROM等の半導体記憶媒体、FD、HD等の磁気記憶型記憶媒体、CD、CDV、LD、DVD等の光学的読取方式記憶媒体、MO等の磁気記憶型/光学的読取方式記憶媒体であって、電子的、磁気的、光学的等の読み取り方法のいかんにかかわらず、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体であれば、あらゆる記憶媒体を含むものである。
[第1の実施の形態]
以下、上記したように図1及び図2に示す構成を有した情報処理システム1の第1の実施の形態を、図3〜図5に基づき説明する。ここで、図3は、再構成処理前の情報処理システム1の動作状態を示す図であり、図4(a)〜(c)は、第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eから取得した管理情報の蓄積状態を示す図であり、(d)は、各種HWモジュールとその構成に必要なHWリソースとの関係を示す図であり、(e)は、第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eにおけるプログラマブル論理回路のHWリソースの残量を示す図である。また、図5は、第1の実施の形態における再構成処理後の情報処理システム1の動作状態を示す図である。
本実施の形態において、管理用サーバ3は、第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eにおいて構成されたHWモジュールの利用状況情報(各HWモジュールの利用回数)から利用頻度を算出し、当該算出された利用頻度に基づき各プリンタ装置におけるプログラマブル論理回路の再構成内容を決定する。
以下、本実施の形態における情報処理システム1の具体的な動作を説明する。
まず、第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eは、電源が投入されると、情報管理部200aによって管理用サーバ3に対して自己の装置情報を送信して管理情報記憶部300aの記憶内容の更新を要求する。ここで、装置情報は、管理情報の1つでありプリンタ装置の種類とプログラマブル論理回路の性能情報を含んだものである。また、第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eは、電源投入後初期に起動すべきHWモジュールがある場合に、再構成処理部200cによってプログラマブル論理回路200bにおいてそのHWモジュールを構成する。この構成内容の情報は、情報管理部200aによってデータ通信部200fを介して管理用サーバ3に送信される。なお、管理用サーバ3は、装置情報を取得することによってシステム内に第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eがあることを判別すると共に、新たに追加されるプリンタ装置の存在を知ることができる。このようにして、第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eが起動することにより、情報処理システム1の動作が開始する。
情報処理システム1の動作開始後は、管理情報は定期的に第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eから管理用サーバ3に送信され、これら送信された管理情報は管理用サーバ3における再構成内容決定部300bによって管理情報記憶部300aに記憶される。
そして、システムの動作開始後しばらくすると管理用サーバ3では、管理情報記憶部300aに、図4(a)〜(c)に示すような管理情報が蓄積される。本実施の形態において、管理用サーバ3は、一定周期毎に、再構成内容決定部300bにおいて、管理情報記憶部300aに記憶された管理情報のうち最新の5つの情報に基づき第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eの各プログラマブル論理回路に対する再構成内容を決定する。図4(a)に示すように、管理情報記憶部300aには情報番号に対応付けて利用状況情報が記憶されている。ここでは、情報番号の大きい方が新しいデータであり、最新の5つは図4(a)に示す情報番号8〜12の5つとなる。つまり、情報処理システム1においては、HWモジュールとしてM_Bが2回、M_Dが3回利用されていることが解る。ここで、本実施の形態において、レンダリング処理等の印刷処理に対応した処理モジュールの種類としては、M_A〜M_Dの4種類があることとする。また、これら処理モジュールはプログラマブル論理回路200b(ハードウェア)及びソフトウェアのいずれでも構成でき、それぞれHWモジュールM_A〜M_D、SWモジュールM_A〜M_Dと称して区別する。
現在、第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eにおいて起動されているHWモジュールは、図3及び図4(b)に示すように、第1のプリンタ装置2Aにおいては、HWモジュールM_B及びM_Cの2種類のHWモジュールが起動しており、第4のプリンタ装置2Dにおいては、HWモジュールM_AとSWモジュールM_Dが起動している。それ以外のプリンタ装置においては、被印刷物への印刷といった通常の印刷処理が行われる。
本実施の形態において、再構成内容決定部300bは、利用状況情報からHWモジュールの利用頻度を算出する。つまり、最新5つの利用状況情報からHWモジュールM_Bの利用頻度が40%、HWモジュールM_Dの利用頻度が60%と算出される。本システムにおいてプリンタ装置の台数は第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eと5台あるので、単純に利用頻度(%)を台数に乗じることにより、本システムにおける、HWモジュールM_Dを構成するプリンタ装置の数(5×0.6=3)と、HWモジュールM_Bを構成するプリンタ装置の数(5×0.4=2)とを決定する。つまり、再構成内容決定部300bは、HWモジュールM_Dを3台のプリンタ装置において起動するように再構成内容を決定し、更に、HWモジュールM_Bを2台のプリンタ装置において起動するように再構成内容を決定する。ここでは、第1及び第2のプリンタ装置2A及び2BにおいてHWモジュールM_Bを起動させ、第3〜第5のプリンタ装置2C〜2EにおいてHWモジュールM_Dを起動させることとする。なお、各HWモジュールを起動するプリンタ装置の選別については、図4(d)に示す各プリンタ装置の性能情報(ここでは、各プリンタ装置の有するプログラマブル論理回路のハードウェアリソースの量)と図4(b)に示す各プリンタ装置のプログラマブル論理回路の現在の利用状況とに基づき算出される、図4(e)に示すような各プリンタ装置の有するプログラマブル論理回路のハードウェアリソースの残量を考慮して行われる。ここで、第1のプリンタ装置2Aにおいて、HWモジュールM_Bが既に起動しているので、第1のプリンタ装置2Aは再構成不要となる。一方、第4のプリンタ装置2Dにおいては、SWモジュールとしてM_Dが起動されているので、このSWモジュールM_Dを停止してHWモジュールM_Dを起動するように再構成内容が決定される。その他のプリンタ装置については、第2のプリンタ装置2BはHWモジュールM_Bを起動するように再構成内容が決定され、第3及び第5のプリンタ装置2C及び2EはそれぞれHWモジュールM_Dを起動するように再構成内容が決定される。これら決定された再構成内容は、再構成内容決定部300bによって最適化作業リストとして記録される。
最適化作業リストが完成すると、再構成内容決定部300bは、最適化作業リストに従って、データ通信部300dを介して第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eに再構成内容の情報を通知する。第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eは、再構成処理部200cによって再構成内容の情報をデータ通信部200fを介して取得すると、再構成処理部200cにおいて再構成内容の情報を解析し、その解析結果に基づきプログラマブル論理回路200bの構成内容を再構成する。本実施の形態においては、第1のプリンタ装置2Aは、再構成の必要がないので現状を維持し、第2のプリンタ装置2Bは、再構成処理部200cによってプログラマブル論理回路200bにおいてHWモジュールM_Bを起動できるように再構成が行われ、第3及び第5のプリンタ装置2C及び2Eはそれぞれ、再構成処理部200cによってプログラマブル論理回路200bにおいてHWモジュールM_Dを起動できるように再構成が行われ、第4のプリンタ装置2Dは、再構成処理部200cによって、SWモジュールとしてM_Dが起動されているので、このSWモジュールM_Dの停止指示をSWモジュール起動部に対して行うと共に、プログラマブル論理回路200bにおいてHWモジュールM_Dを起動できるように再構成を行う。ここで、各プリンタ装置の再構成処理部200cは、再構成に必要な情報を有していない場合に、他のプリンタ装置から再構成に必要な情報を取得したり、管理用サーバ3の備える再構成情報記憶部300cから取得したりする。
更に、図6に基づき、プリンタ装置の印刷処理部200における情報管理部200aの動作処理の流れを説明する。図6は、印刷処理部200における情報管理部200aの動作処理を示すフローチャートである。
図6に示すように、まずステップS100に移行し、プリンタ装置の電源投入に応じて過去に取得した管理情報のクリア等の初期化処理を行いステップS102に移行する。
ステップS102では、プリンタ装置の装置情報を取得し、データ通信部200fを介して管理用サーバ3の管理情報記憶部300aに装置情報の更新要求を送信してステップS104に移行する。これにより、管理用サーバ3は、新たなプリンタ装置がシステムに追加されたことを知ることができる。
ステップS104では、プリンタ装置内において起動すべき初期HWモジュールがあるか否かを判定し、あると判定された場合(Yes)はステップS106に移行し、そうでない場合(No)はステップS110に移行する。
ステップS106に移行した場合は、起動すべき初期HWモジュールの形態にあわせ、再構成処理部200cに起動リクエストを伝送してステップS108に移行する。
ステップS108では、起動した初期モジュールの情報を追加するように、データ通信部200fを介して管理用サーバ3の管理情報記憶部300aに更新要求を送信してステップS110に移行する。
ステップS110では、プリンタ装置内の他の構成要素からのリクエストがくるのを待ち、リクエストがきたらステップS112に移行する。
ステップS112では、リクエストの内容がプリンタ装置の終了要求であるか否かを判定し、終了要求であると判定された場合(Yes)はステップS114に移行し、そうでない場合(No)はステップS126に移行する。
ステップS114に移行した場合は、プリンタ装置内のプログラマブル論理回路200bにおいて起動している初期HWモジュールの停止要請を示す情報を、データ通信部200fを介して管理用サーバ3の再構成内容決定部に送信してステップS116に移行する。
ステップS116では、プリンタ装置内のプログラマブル論理回路200bにおいて起動しているHWモジュールの移動要請を示す情報をデータ通信部200fを介して管理用サーバ3の再構成内容決定部に送信してステップS118に移行する。
ステップS118では、管理用サーバ3から起動中のHWモジュール停止のリクエストがくるのを待ち、リクエストがきたらステップS120に移行する。
ステップS120では、リクエストの内容を再構成処理部200cに伝送してステップS122に移行する。
ステップS122では、プリンタ装置内のプログラマブル論理回路200bにおいて起動しているHWモジュールが全て終了したか否かを判定し、終了したと判定された場合(Yes)はステップS124に移行し、そうでない場合(No)はステップS118に移行する。
ステップS124に移行した場合は、自己のプリンタ装置に関する管理情報を削除するように、データ通信部200fを介して管理用サーバ3の管理情報記憶部300aに管理情報の更新要求を送信して処理を終了する。
一方、ステップS112において、リクエストの内容がプリンタ装置の終了要求ではなくてステップS126に移行した場合は、プログラマブル論理回路200bにおいて起動中のHWモジュールの変更要求であるか否かを判定し、変更要求であると判定された場合(Yes)はステップS128に移行し、そうでない場合(No)はステップS130に移行する。
ステップS128に移行した場合は、HWモジュールの変更要求を再構成処理部200cに伝送してステップS132に移行する。
一方、ステップS130に移行した場合は、定期になったか否かを判定し、定期になったと判定された場合(Yes)はステップS132に移行し、そうでない場合(No)はステップS110に移行する。
ステップS132では、プログラマブル論理回路200bの管理情報を、データ通信部200fを介して管理用サーバ3の管理情報記憶部300aに送信してステップS110に移行する。ここで、本実施の形態においては、上記したように所定周期毎にプログラマブル論理回路200bの管理情報を管理用サーバ3に送信するようになっている。
更に、図7に基づき、プリンタ装置の印刷処理部200における再構成処理部200cの動作処理の流れを説明する。図7は、印刷処理部200における再構成処理部200cの動作処理を示すフローチャートである。
図7に示すように、まずステップS200に移行し、プリンタ装置内の他の構成要素からのリクエストを待ち、リクエストがきたらステップS202に移行する。
ステップS202では、モジュールの起動リクエストがきたか否かを判定し、起動リクエストがきたと判定された場合(Yes)はステップS204に移行し、そうでない場合(No)はステップS210に移行する。
ステップS204に移行した場合は、起動リクエストのあったモジュールがSWモジュールであるか否かを判定し、SWモジュールであると判定された場合(Yes)はステップS206に移行し、そうでない場合(No)はステップS208に移行する。
ステップS206に移行した場合は、リクエスト中に指定されたSWモジュールの起動指示を図示しないSWモジュール起動部に伝送してステップS200に移行する。
一方、ステップS208に移行した場合は、プログラマブル論理回路200bをリクエスト中に指定されたHWモジュールに再構成してステップS200に移行する。
また、ステップS202において、モジュールの起動リクエストではなく、モジュールの停止リクエストがきてステップS210に移行した場合は、停止リクエストのあったモジュールがSWモジュールであるか否かを判定し、SWモジュールであると判定された場合(Yes)はステップS212に移行し、そうでない場合(No)はステップS214に移行する。
ステップS212に移行した場合は、リクエスト中に指定されたSWモジュールの停止指示を図示しないSWモジュール起動部に伝送してステップS200に移行する。
一方、ステップS214に移行した場合は、プログラマブル論理回路200bにおいて起動中のHWモジュールを停止してステップS200に移行する。
更に、図8に基づき、管理用サーバ3のシステム最適化部300における管理情報記憶部300aの動作処理の流れを説明する。図8は、システム最適化部300における管理情報記憶部300aの動作処理を示すフローチャートである。
図8に示すように、まずステップS300に移行し、プリンタ装置及び管理用サーバ3の他の構成要素からのリクエストを待ち、リクエストがきたらステップS302に移行する。
ステップS302では、リクエストの内容が再構成内容決定部300bからの利用状況情報の取得要求であるか否かを判定し、利用状況情報の取得要求である場合(Yes)はステップS304に移行し、そうでない場合(No)はステップS306に移行する。
ステップS304に移行した場合は、再構成内容決定部300bに利用状況情報を提供してステップS300に移行する。
一方、ステップS306に移行した場合は、リクエストの内容が再構成内容決定部300bからの装置情報の取得要求であるか否かを判定し、装置情報の取得要求である場合(Yes)はステップS308に移行し、そうでない場合(No)はステップS310に移行する。
ステップS308に移行した場合は、再構成内容決定部300bに装置情報を提供してステップS300に移行する。
一方、ステップS310に移行した場合は、リクエストの内容がプリンタ装置からの装置情報の更新要求であるか否かを判定し、装置情報の更新要求であると判定された場合(Yes)はステップS312に移行し、そうでない場合(No)はステップS314に移行する。
ステップS312に移行した場合は、該当するプリンタ装置の装置情報を更新してステップS300に移行する。
一方、ステップS314に移行した場合は、該当するプリンタ装置の利用状況情報を更新してステップS300に移行する。
更に、図9に基づき、管理用サーバ3のシステム最適化部300における再構成内容決定部300bの動作処理の流れを説明する。図9は、システム最適化部300における再構成内容決定部300bの動作処理を示すフローチャートである。
図9に示すように、まずステップS400に移行し、プリンタ装置からのリクエストを取得してステップS402に移行する。
ステップS402では、取得したリクエストの内容がモジュールの移動要請であるか否かを判定し、モジュールの移動要請であると判定された場合(Yes)はステップS404に移行し、そうでない場合(No)はステップS408に移行する。ここで、本実施の形態においては、再構成された情報処理システム1にあるプリンタ装置が故障等により終了するような場合に再構成後の状態を維持するために、終了するプリンタ装置において起動中のHWモジュールをシステム内の他のプリンタ装置に移動させる処理を行うようになっている。
ステップS404に移行した場合は、システム内にあるプリンタ装置の中からHWモジュールの移動先となるプリンタ装置を検索し、該当するプリンタ装置が見つかった場合にステップS406に移行する。
ステップS406では、見つかったプリンタ装置に対して、データ通信部300dを介して該当するHWモジュールへの変更要請あるいは該当するHWモジュールの追加要請を通知してステップS400に移行する。
一方、ステップS402においてリクエストの内容がモジュールの移動要請ではないと判定されてステップS408に移行した場合は、リクエストの内容がモジュールの終了要請であるか否かを判定し、モジュールの終了要請であると判定された場合(Yes)はステップS410に移行し、そうでない場合(No)はステップS414に移行する。
ステップS410に移行した場合は、該当するHWモジュールが起動しているプリンタ装置を検索し、該当するプリンタ装置が見つかった場合にステップS412に移行する。
ステップS412では、見つかったプリンタ装置に対して、データ通信部300dを介して該当するHWモジュールの停止要請を通知してステップS400に移行する。
一方、ステップS408においてリクエストの内容がモジュールの終了要請ではないと判定されステップS414に移行した場合は、リクエストの内容がプリンタ装置からの管理情報の報告であるか否かを判定し、管理情報の報告であると判定された場合(Yes)はステップS416に移行し、そうでない場合(No)はステップS400に移行する。
ステップS416に移行した場合は、管理情報記憶部300aに管理情報を追加記憶してステップS418に移行する。
ステップS418では、最適化処理を行う定期になったか否かを判定し、定期になったと判定された場合(Yes)はステップS420に移行し、そうでない場合(No)はステップS400に移行する。
ステップS420に移行した場合は、管理情報を編集してステップS422に移行する。
ステップS422では、編集された管理情報に基づきシステム内にあるプリンタ装置におけるプログラマブル論理回路200bの再構成内容を決定してステップS424に移行する。
ステップS424では、最適化作業リストに基づき、データ通信部300dを介して各プリンタ装置に対して再構成内容の情報を通知してステップS400に移行する。
更に、図10に基づき、再構成内容決定部300bにおける管理情報の編集処理の流れを説明する。図10は、再構成内容決定部300bにおける管理情報の編集処理を示すフローチャートである。
図10に示すように、まずステップS500に移行し、編集処理用の設定情報を読み出しステップS502に移行する。ここで、設定情報には、管理情報記憶部300aに記憶された管理情報のうちどのような情報を用いて再構成内容を決定するのか等を設定したものである。本実施の形態においては、上記したように、最新の利用状況情報を5つ用いて利用頻度を算出するといった内容が設定されている。
ステップS502では、設定情報に従い、管理情報記憶部300aに対して利用状況情報の最新5つの取得要求を伝送し、利用状況情報の最新5つを取得してステップS504に移行する。
ステップS504では、取得した利用状況情報から各HWモジュールの利用回数を求め、当該利用回数から各HWモジュールの利用頻度を算出してステップS506に移行する。
ステップS506では、算出した各HWモジュール毎の利用頻度情報を記憶して処理を終了する。
更に、図11に基づき、再構成内容決定部300bにおける再構成内容の決定処理の流れを説明する。図11は、再構成内容決定部300bにおける再構成内容の決定処理を示すフローチャートである。
図11に示すように、まずステップS600に移行し、最新5つの利用状況情報によって算出された利用頻度情報を取得してステップS602に移行する。
ステップS602では、取得した利用頻度情報に含まれるHWモジュールの中で、利用頻度にプリンタ装置の総数5を乗じた数よりも該当HWモジュールの起動数の少ないものがあるか否かを判定し、少ないものがあると判定された場合(Yes)はステップS604に移行し、そうでない場合(No)はステップS612に移行する。
ステップS604に移行した場合は、プリンタ装置のHWリソースにゆとりがあるか否かを判定し、ゆとりがあると判定された場合(Yes)はステップS606に移行し、そうでない場合(No)はステップS610に移行する。
ステップS606に移行した場合は、各HWモジュールに関し、利用頻度にプリンタ装置の総数5を乗じた数から既に該当HWモジュールが起動済みの台数を減じた数分のHWリソースを有したプリンタ装置を探索して該当するプリンタ装置が見つかった場合にステップS608に移行する。
ステップS608では、見つかったプリンタ装置に対して、該当するHWモジュールを構成し、同じ内容のSWモジュールが起動している場合はそれを停止するように最適化作業リストに記録して最適化作業リストの作成処理を完了して処理を終了する。
一方、ステップS610に移行した場合は、利用頻度にプリンタ装置の総数5を乗じた数よりも該当HWモジュールの起動数の方が多いものがある場合に、余剰分として選択されたプリンタ装置に対して該当HWモジュールを停止又はSWモジュールに変換するように最適化作業リストに記録してステップS606に移行する。
また、ステップS602において、利用頻度にプリンタ装置の総数5を乗じた数よりも該当HWモジュールの起動数の少ないものがなくステップS612に移行した場合は、最適化処理なしとして最適化作業リストの作成を完了して処理を終了する。
更に、図12に基づき、プリンタ装置の印刷処理部200におけるモジュールアクセス受付部200eの動作処理の流れを説明する。図12は、プリンタ装置の印刷処理部200におけるモジュールアクセス受付部200eの動作処理を示すフローチャートである。
図12に示すように、まずステップS700に移行し、モジュールへのアクセス要求を待ち、アクセス要求があった場合にステップS702に移行する。
ステップS702では、モジュールの利用記録を開始してステップS704に移行する。
ステップS704では、アクセス要求のあったモジュールがHWモジュールか否かを判定し、HWモジュールであると判定された場合(Yes)はステップS706に移行し、そうでない場合(No)はステップS710に移行する。
ステップS706に移行した場合は、該当するHWモジュールを呼び出してステップS708に移行する。
ステップS708では、モジュールの利用記録を終了してステップS700に移行する。
一方、ステップS710に移行した場合は、該当するSWモジュールを呼び出してステップS708に移行する。
更に、図13に基づき、プリンタ装置の印刷処理部200におけるモジュールアクセス部200dの動作処理の流れを説明する。図13は、印刷処理部200におけるモジュールアクセス部200dの動作処理を示すフローチャートである。
図13に示すように、まずステップS800に移行し、モジュールアクセス受付部200eからの他のプリンタ装置へのモジュールアクセス要求を待ち、要求があった場合にステップS802に移行する。
ステップS802では、要求されたモジュールを有するプリンタ装置の所在を、データ通信部200fを介して管理用サーバ3の管理情報記憶部300aに問い合わせてステップS804に移行する。
ステップS804では、該当するモジュールを有するプリンタ装置を発見したか否かを判定し、発見したと判定された場合(Yes)はステップS806に移行し、そうでない場合(No)はステップS812に移行する。
ステップS806に移行した場合は、該当するプリンタ装置のモジュールにアクセスするための情報を作成しステップS808に移行する。
ステップS808では、該当するプリンタ装置のモジュールにアクセスして処理を代行させステップS810に移行する。
ステップS810では、該当するプリンタ装置から処理結果を受け取り、アクセス要求元(自プリンタ装置も含む)に返却してステップS800に移行する。
一方、ステップS812に移行した場合は、処理可能なモジュールを有するプリンタ装置がシステム内に存在しないため、エラーメッセージ等をアクセス要求元に返却してステップS800に移行する。
以上、情報処理システム1における各HWモジュールの利用回数から算出された利用頻度に基づき第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eの各プログラマブル論理回路200bの構成内容を再構成することにより、情報処理システム1は、図5に示すような構成となる。従って、利用頻度の高いHWモジュールM_B及びM_Dを有したプリンタ装置が、再構成前よりもネットワーク上に多く存在するようになるので、以降のHWモジュールM_B及びM_Dの処理を効率よく協調分散して行うことが可能となる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態においては、各HWモジュールの処理ステップ数及び処理時間を利用状況情報として管理情報記憶部300aに記憶し、これら処理ステップ数及び処理時間に基づき再構成内容を決定し情報処理システム1における各プリンタ装置のプログラマブル論理回路の構成を、システム全体の処理性能が向上する構成となるように再構成する例を説明する。
以下、図3及び図14〜図18に基づき、本発明に係る情報処理装置1の第2の実施の形態を説明する。図14(a)は、管理情報記憶部300aに記憶されたHWモジュールに関する情報を示す図であり、(b)は、管理情報記憶部300aに記憶された利用状況情報を示す図であり、(c)は、再構成内容決定部300bにおいて算出された各HWモジュールの総利用ステップ数に基づく利用頻度情報を示す図である。
まず、第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eにおいて構成されたHWモジュールの利用状況情報(各HWモジュールの利用ステップ数)から利用頻度を算出し、当該算出された利用頻度に基づき各プリンタ装置におけるプログラマブル論理回路の再構成内容を決定する実施の形態を説明する。
本実施の形態においては、図14(a)に示すように、管理情報記憶部300aには、各HWモジュールM_A〜M_Dに関する情報として、必要なHWリソースの量及び印刷処理時の基本ステップ数の情報が記憶されていることとする。また、情報処理システム1の動作開始までの処理は、上記第1の実施の形態と同様となるので記載を省略する。
情報処理システム1の動作開始後しばらくすると管理用サーバ3では、管理情報記憶部300aに、図14(b)に示すような管理情報(利用状況情報)が蓄積される。本実施の形態においては、最適化内容決定部300bにおいて各プリンタ装置から管理情報を取得する毎に、そこに含まれる各HWモジュールの利用情報から、システム全体として利用された各HWモジュールの総利用ステップ数を算出して管理情報記憶部300aに記憶する。従って、図14(b)に示すように、情報番号に対応付けて利用されたHWモジュールの種類及び利用ステップ総数が記憶される。ここで、情報番号の大きいものほど新しい情報であることを示す。
更に、管理用サーバ3は、一定周期毎に、再構成内容決定部300bにおいて、管理情報記憶部300aに記憶された管理情報のうち最新の5つの情報に基づき第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eの各プログラマブル論理回路に対する再構成内容を決定する。図14(b)に示すように、最新の5つとして情報番号8〜12の5つが選択される。つまり、情報処理システム1においては、HWモジュールとして総利用ステップ数90でM_Bが2回、総利用ステップ数40でM_Dが3回利用されていることが解る。
現在、第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eにおいて起動されているHWモジュールは、図3に示すように、第1のプリンタ装置2Aにおいては、HWモジュールM_B及びM_Cの2種類のHWモジュールが起動しており、第4のプリンタ装置2Dにおいては、HWモジュールM_AとSWモジュールM_Dが起動している。それ以外のプリンタ装置においては、被印刷物への印刷といった通常の印刷処理が行われる。
再構成内容決定部300bは、管理情報記憶部300bに記憶された最新5つの利用状況情報からHWモジュールの利用頻度を算出する。ここでは、図14(c)に示すようにHWモジュールM_Bの合計総利用ステップ数が180、HWモジュールM_Dの合計総利用ステップ数が120となるので、この比率からHWモジュールM_Bの利用頻度60%とHWモジュールM_Dの利用頻度40%が算出される。本システムにおいてプリンタ装置の台数は第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eと5台あるので、単純に利用頻度(%)を台数に乗じることにより、本システムにおける、HWモジュールM_Bを構成するプリンタ装置の数(5×0.6=3)と、HWモジュールM_Dを構成するプリンタ装置の数(5×0.4=2)とを決定する。つまり、再構成内容決定部300bは、HWモジュールM_Bを3台のプリンタ装置において起動するように再構成内容を決定し、HWモジュールM_Dを2台のプリンタ装置において起動するように再構成内容を決定する。ここでは、第1及び第2のプリンタ装置2A〜2CにおいてHWモジュールM_Bを起動させ、第4及び第5のプリンタ装置2D及び2EにおいてHWモジュールM_Dを起動させることとする。ここで、第1のプリンタ装置2Aにおいて、HWモジュールM_Bが既に起動しているので、第1のプリンタ装置2Aは再構成不要となる。一方、第4のプリンタ装置2Dにおいては、SWモジュールとしてM_Dが起動されているので、このSWモジュールM_Dを停止してHWモジュールM_Dを起動するように再構成内容が決定される。その他のプリンタ装置については、第2及び第3のプリンタ装置2B及び2CはHWモジュールM_Bを起動するように再構成内容が決定され、第5のプリンタ装置2EはHWモジュールM_Dを起動するように再構成内容が決定される。これら決定された再構成内容は、再構成内容決定部300bによって最適化作業リストとして記録される。以降の処理は上記第1の実施の形態と同様であるので記載を省略する。
更に、図15に基づき、第2の実施の形態(利用ステップ数の例)における最適化内容決定部300bにおける管理情報の編集処理の流れを説明する。図15は、第2の実施の形態(利用ステップ数の例)における再構成内容決定部300bにおける管理情報の編集処理を示すフローチャートである。
図15に示すように、まずステップS900に移行し、編集処理用の設定情報を読み出しステップS902に移行する。ここで、設定情報には、管理情報記憶部300aに記憶された管理情報のうちどのような情報を用いて再構成内容を決定するのか等を設定したものである。本実施の形態においては、上記したように、最新の利用状況情報を5つ用いて利用頻度を算出するといった内容が設定されている。
ステップS902では、設定情報に従い、管理情報記憶部300aに対して利用状況情報の最新5つの取得要求を伝送し、利用状況情報の最新5つを取得してステップS904に移行する。
ステップS904では、取得した利用状況情報から各HWモジュールの利用ステップ数の総和を算出してステップS906に移行する。
ステップS906では、上記算出された各HWモジュールの利用ステップ数の総和から各HWモジュールの利用頻度を算出してステップS908に移行する。
ステップS908では、算出した各HWモジュール毎の利用頻度情報を記憶して処理を終了する。
以上、情報処理システム1における各HWモジュールの総利用ステップ数から算出された利用頻度に基づき第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eにおいて、プログラマブル論理回路の再構成が行われると、図16に示すように、情報処理システム1は、第1〜第3のプリンタ装置2A〜2CにおいてHWモジュールM_Bが起動され、第4及び第5のプリンタ装置2D及び2EにおいてHWモジュールM_Dが起動される。従って、利用頻度の高いHWモジュールM_B及びM_Dを有したプリンタ装置が、再構成前よりもネットワーク上に多く存在するようになるので、以降のHWモジュールM_B及びM_Dの処理を効率よく協調分散して行うことが可能となる。
次に、第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eにおいて構成されたHWモジュールの利用状況情報(各HWモジュールの利用時間数)から利用頻度を算出し、当該算出された利用頻度に基づき各プリンタ装置におけるプログラマブル論理回路の再構成内容を決定する実施の形態を説明する。
ここで、図17(a)は、管理情報記憶部300aに記憶されたHWモジュールに関する情報を示す図であり、(b)は、管理情報記憶部300aに記憶された利用状況情報を示す図であり、(c)は、再構成内容決定部300bにおいて算出されたHWモジュールの利用合計時間に基づく利用頻度情報を示す図である。
本実施の形態においては、図17(a)に示すように、管理情報記憶部300aには、各HWモジュールM_A〜M_Dに関する情報として、必要なHWリソースの量及び印刷処理時の基本処理時間の情報が記憶されていることとする。また、情報処理システム1の動作開始までの処理は、上記第1の実施の形態と同様となるので記載を省略する。
情報処理システム1の動作開始後しばらくすると管理用サーバ3では、管理情報記憶部300aに、図17(b)に示すような管理情報(利用状況情報)が蓄積される。本実施の形態においては、最適化内容決定部300bにおいて各プリンタ装置から管理情報を取得する毎に、そこに含まれる各HWモジュールの利用情報から、システム全体として利用された各HWモジュールの総利用時間を算出して管理情報記憶部300aに記憶する。従って、図17(b)に示すように、情報番号に対応付けて利用されたHWモジュールの種類及び総利用時間が記憶される。ここで、情報番号の大きいものほど新しい情報であることを示す。
更に、管理用サーバ3は、一定周期毎に、再構成内容決定部300bにおいて、管理情報記憶部300aに記憶された管理情報のうち最新の5つの情報に基づき第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eの各プログラマブル論理回路に対する再構成内容を決定する。図17(b)に示すように、最新の5つとして情報番号8〜12の5つが選択される。つまり、情報処理システム1においては、HWモジュールとして総利用時間90でM_Bが2回、総利用時間40でM_Dが3回利用されていることが解る。
現在、第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eにおいて起動されているHWモジュールは、図3に示すように、第1のプリンタ装置2Aにおいては、HWモジュールM_B及びM_Cの2種類のHWモジュールが起動しており、第4のプリンタ装置2Dにおいては、HWモジュールM_AとSWモジュールM_Dが起動している。それ以外のプリンタ装置においては、被印刷物への印刷といった通常の印刷処理が行われる。
再構成内容決定部300bは、管理情報記憶部300bに記憶された最新5つの利用状況情報からHWモジュールの利用頻度を算出する。ここでは、図17(c)に示すようにHWモジュールM_Bの合計総利用時間が180、HWモジュールM_Dの合計総利用時間が120となるので、この比率からHWモジュールM_Bの利用頻度60%とHWモジュールM_Dの利用頻度40%が算出される。本システムにおいてプリンタ装置の台数は第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eと5台あるので、単純に利用頻度(%)を台数に乗じることにより、本システムにおける、HWモジュールM_Bを構成するプリンタ装置の数(5×0.6=3)と、HWモジュールM_Dを構成するプリンタ装置の数(5×0.4=2)とを決定する。つまり、再構成内容決定部300bは、HWモジュールM_Bを3台のプリンタ装置において起動するように再構成内容を決定し、HWモジュールM_Dを2台のプリンタ装置において起動するように再構成内容を決定する。ここでは、第1及び第2のプリンタ装置2A〜2CにおいてHWモジュールM_Bを起動させ、第4及び第5のプリンタ装置2D及び2EにおいてHWモジュールM_Dを起動させることとする。ここで、第1のプリンタ装置2Aにおいて、HWモジュールM_Bが既に起動しているので、第1のプリンタ装置2Aは再構成不要となる。一方、第4のプリンタ装置2Dにおいては、SWモジュールとしてM_Dが起動されているので、このSWモジュールM_Dを停止してHWモジュールM_Dを起動するように再構成内容が決定される。その他のプリンタ装置については、第2及び第3のプリンタ装置2B及び2CはHWモジュールM_Bを起動するように再構成内容が決定され、第5のプリンタ装置2EはHWモジュールM_Dを起動するように再構成内容が決定される。これら決定された再構成内容は、再構成内容決定部300bによって最適化作業リストとして記録される。以降の処理は上記第1の実施の形態と同様であるので記載を省略する。
更に、図18に基づき、第2の実施の形態(利用時間の例)における最適化内容決定部300bにおける管理情報の編集処理の流れを説明する。図18は、第2の実施の形態(利用時間の例)における再構成内容決定部300bにおける管理情報の編集処理を示すフローチャートである。
図18に示すように、まずステップS1000に移行し、編集処理用の設定情報を読み出しステップS1002に移行する。ここで、設定情報には、管理情報記憶部300aに記憶された管理情報のうちどのような情報を用いて再構成内容を決定するのか等を設定したものである。本実施の形態においては、上記したように、最新の利用状況情報を5つ用いて利用頻度を算出するといった内容が設定されている。
ステップS1002では、設定情報に従い、管理情報記憶部300aに対して利用状況情報の最新5つの取得要求を伝送し、利用状況情報の最新5つを取得してステップS1004に移行する。
ステップS1004では、取得した利用状況情報から各HWモジュールの利用時間の総和を算出してステップS1006に移行する。
ステップS1006では、上記算出された各HWモジュールの利用時間の総和から各HWモジュールの利用頻度を算出してステップS1008に移行する。
ステップS1008では、算出した各HWモジュール毎の利用頻度情報を記憶して処理を終了する。
以上、情報処理システム1における各HWモジュールの総利用時間から算出された利用頻度に基づき第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eにおいて、プログラマブル論理回路の再構成が行われると、図16に示すように、情報処理システム1は、第1〜第3のプリンタ装置2A〜2CにおいてHWモジュールM_Bが起動され、第4及び第5のプリンタ装置2D及び2EにおいてHWモジュールM_Dが起動される。従って、利用頻度の高いHWモジュールM_B及びM_Dを有したプリンタ装置が、再構成前よりもネットワーク上に多く存在するようになるので、以降のHWモジュールM_B及びM_Dの処理を効率よく協調分散して行うことが可能となる。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態においては、各HWモジュールの利用状況を予測し、当該予測された利用状況に基づき再構成内容を決定し情報処理システム1における各プリンタ装置のプログラマブル論理回路の構成を、システム全体の処理性能が向上する構成となるように再構成する例を説明する。
以下、図3及び図19〜図21に基づき、本発明に係る情報処理装置1の第3の実施の形態を説明する。図19(a)は、管理情報記憶部300aに記憶された各HWモジュールの利用状況情報を示す図であり、(b)は、再構成内容決定部300bにおいて算出された予測利用頻度情報を示す図である。
ここで、情報処理システム1の動作開始までの処理は、上記第1の実施の形態と同様となるので記載を省略する。
本実施の形態においては、情報処理システム1の動作開始後しばらくすると管理用サーバ3では、管理情報記憶部300aに、図19(a)に示すような管理情報(利用状況情報)が蓄積される。ここで、情報番号の大きいものほど新しい情報であることを示す。
更に、管理用サーバ3は、一定周期毎に、再構成内容決定部300bにおいて、管理情報記憶部300aに記憶された管理情報のうち前回の管理情報編集時の5つの情報及び最新の5つの情報に基づき第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eの各プログラマブル論理回路に対する今後の利用状況を予測して再構成内容を決定する。前回の5つとして図19(a)に示す情報番号5〜9が選択され、最新の5つとして図19(a)に示す情報番号8〜12の5つが選択される。つまり、情報処理システム1において、前回の編集時の5つについて見るとHWモジュールとしてM_Bが4回、M_Dが1回利用されており、最新の5つについて見るとHWモジュールとしてM_Bが2回、M_Dが3回利用されていることが解る。
現在、第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eにおいて起動されているHWモジュールは、図3に示すように、第1のプリンタ装置2Aにおいては、HWモジュールM_B及びM_Cの2種類のHWモジュールが起動しており、第4のプリンタ装置2Dにおいては、HWモジュールM_AとSWモジュールM_Dが起動している。それ以外のプリンタ装置においては、被印刷物への印刷といった通常の印刷処理が行われる。
再構成内容決定部300bは、管理情報記憶部300bに記憶された前回の5つの利用状況情報及び最新5つの利用状況情報からHWモジュールの利用頻度を算出する。つまり、前回編集時においては、HWモジュールとしてM_Bが4回、M_Dが1回利用されているので、この比率から図19(b)に示すように、前回の利用頻度はHWモジュールM_Bが80%、HWモジュールM_Dが20%と算出される。一方、最新5つの利用情報については、HWモジュールとしてM_Bが2回、M_Dが3回利用されているので、この比率から図19(b)に示すように、今回の利用頻度はHWモジュールM_Bが40%、HWモジュールM_Dが60%となる。従って、これらの情報からHWモジュールM_Bは前回よりも利用頻度が40%減少しており、HWモジュールM_Dは前回よりも利用頻度が40%増加していることが解る。このような利用頻度の推移から、本実施の形態においては、図19(b)に示すように、HWモジュールM_Bの次回の利用頻度は、今回の利用頻度40%から40%を減算した0%となり、HWモジュールM_Dの次回の利用頻度は、今回の利用頻度60%に40%を加算した100%となると予想する。本システムにおいてプリンタ装置の台数は第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eと5台あるので、予想された利用頻度(%)を単純に台数に乗じることにより、本システムにおける、HWモジュールM_Bを構成するプリンタ装置の数(5×0=0)と、HWモジュールM_Dを構成するプリンタ装置の数(5×1=5)とを決定する。つまり、再構成内容決定部300bは、HWモジュールM_Dを全て(5台)のプリンタ装置において起動するように再構成内容を決定する。ここで、第4のプリンタ装置2Dにおいては、SWモジュールとしてM_Dが起動されているので、このSWモジュールM_Dを停止してHWモジュールM_Dを起動するように再構成内容が決定される。その他のプリンタ装置については、HWモジュールM_Dを起動するように再構成内容が決定される。これら決定された再構成内容は、再構成内容決定部300bによって最適化作業リストとして記録される。以降の処理は上記第1の実施の形態と同様であるので記載を省略する。
更に、図20に基づき、第3の実施の形態における再構成内容決定部300bの動作処理の流れを説明する。図20は、第3の実施の形態における再構成内容決定部300bの動作処理を示すフローチャートである。
図20に示すように、まずステップS1100に移行し、編集処理用の設定情報を読み出しステップS1102に移行する。ここで、設定情報には、管理情報記憶部300aに記憶された管理情報のうちどのような情報を用いて再構成内容を決定するのか等を設定したものである。本実施の形態においては、上記したように、前回編集時の利用状況情報5つと最新の利用状況情報5つとを用いて利用頻度を算出するといった内容が設定されている。
ステップS1102では、設定情報に従い、管理情報記憶部300aに対して、利用状況情報における前回の5つと最新の5つとの取得要求を伝送し、利用状況情報の前回の5つと最新5つとを取得してステップS1104に移行する。
ステップS1104では、取得した利用状況情報の前回の5つと最新の5つとを比較し、次回の利用状況を予測してステップS1106に移行する。
ステップS1106では、上記予測された次回の利用状況から各HWモジュールの次回の利用頻度を算出してステップS1108に移行する。
ステップS1108では、算出した各HWモジュール毎の次回の利用頻度情報を記憶して処理を終了する。
以上、情報処理システム1における各HWモジュールの予測された利用頻度に基づき第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eにおいて、プログラマブル論理回路の再構成が行われると、図21に示すように、情報処理システム1は、第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eの全てのプログラマブル論理回路においてHWモジュールM_Dが起動される。従って、今後の利用頻度が高くなるであろうと予測されたHWモジュールM_Dを有したプリンタ装置が、再構成前よりもネットワーク上に多く存在するようになるので、以降発生するHWモジュールM_Dの処理を効率よく協調分散して行うことが可能となる。
[第4の実施の形態]
第4の実施の形態においては、各HWモジュールの利用元の情報を考慮して再構成内容を決定し情報処理システム1の構成における各プリンタ装置のプログラマブル論理回路の構成を、システム全体の処理性能が向上する構成となるように再構成する例を説明する。
以下、図3及び図22〜図25に基づき、本発明に係る情報処理装置1の第4の実施の形態を説明する。図22(a)は、管理情報記憶部300aに記憶された各HWモジュールの利用状況情報を示す図であり、(b)は、再構成内容決定部300bにおいて算出された利用元毎の利用頻度情報を示す図である。
ここで、情報処理システム1の動作開始までの処理は、上記第1の実施の形態と同様となるので記載を省略する。
情報処理システム1の動作開始後しばらくすると管理用サーバ3では、管理情報記憶部300aに、図22(a)に示すような管理情報(利用状況情報)が蓄積される。本実施の形態においては、各HWモジュールの利用状況情報として利用元のプリンタ装置の情報も記憶する。従って、図22(a)に示すように、情報番号に対応付けて利用されたHWモジュールの種類及び利用元のプリンタ装置の情報が記憶される。ここで、情報番号の大きいものほど新しい情報であることを示す。
更に、管理用サーバ3は、一定周期毎に、再構成内容決定部300bにおいて、管理情報記憶部300aに記憶された管理情報のうち最新の5つの情報に基づき第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eの各プログラマブル論理回路に対する再構成内容を決定する。最新の5つの利用状況情報として図22(a)に示す情報番号8〜12の5つが選択される。つまり、情報処理システム1においては、HWモジュールM_Bが第1のプリンタ装置2A及び第4のプリンタ装置2Dによって利用され、HWモジュールM_Dが第1〜第3のプリンタ装置2A〜2Cによって利用されていることが解る。
現在、第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eにおいて起動されているHWモジュールは、図3に示すように、第1のプリンタ装置2Aにおいては、HWモジュールM_B及びM_Cの2種類のHWモジュールが起動しており、第4のプリンタ装置2Dにおいては、HWモジュールM_AとSWモジュールM_Dが起動している。それ以外のプリンタ装置においては、被印刷物への印刷といった通常の印刷処理が行われる。
再構成内容決定部300bは、管理情報記憶部300bに記憶された最新5つの利用状況情報からHWモジュールの利用頻度を算出する。ここでは、図22(b)に示すようにHWモジュールM_Bの利用元のプリンタ装置毎の利用回数が、第1のプリンタ装置2A及び第4のプリンタ装置2Dとにおいてそれぞれ1回となり、HWモジュールM_Dのプリンタ装置毎の利用回数が第1〜第3のプリンタ装置2A〜2Cにおいてそれぞれ1回となる。従って、この比率からHWモジュールM_Bの利用頻度は、第1及び第2のプリンタ装置2A及び2Dのそれぞれが20%と算出され、HWモジュールM_Dの利用頻度は、第1〜第3のプリンタ装置2A〜2Cのそれぞれが20%と算出される。本システムにおいてプリンタ装置の台数は第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eと5台あるので、単純に利用頻度(%)を台数に乗じることにより、本システムにおける、HWモジュールM_Bを構成するプリンタ装置の数(5×0.4=2)と、HWモジュールM_Dを構成するプリンタ装置の数(5×0.6=3)とを決定する。つまり、再構成内容決定部300bは、HWモジュールM_Bを2台のプリンタ装置において起動するように再構成内容を決定し、HWモジュールM_Dを3台のプリンタ装置において起動するように再構成内容を決定する。
本実施の形態において、再構成内容決定部300bは、更に、各HWモジュールの利用元となっているプリンタ装置を考慮してHWモジュールの割り振りを決定する。つまり、第1のプリンタ装置2Aは、HWモジュールM_B及びM_Dの両方の利用元になっているので、HWモジュールM_B及びM_Dを両方とも起動させるように再構成内容を決定する。ここで、第1のプリンタ装置2Aにおいては、HWモジュールM_Bが既に起動しているので、HWモジュールH_Dを追加起動するように再構成内容が決定される。第2のプリンタ装置2B及び第3のプリンタ装置2CはHWモジュールM_Dの利用元になっているので、HWモジュールM_Dを起動するように再構成内容を決定する。更に、第4のプリンタ装置2Dは、HWモジュールM_Bの利用元になっているのでHWモジュールM_Bを起動するように再構成内容を決定する。第5のプリンタ装置2Eについては、HWモジュールM_B及びM_Dを共に利用していないため、今回は再構成無しとなる。これら決定された再構成内容は、再構成内容決定部300bによって最適化作業リストとして記録される。以降の処理は上記第1の実施の形態と同様であるので記載を省略する。
更に、図23に基づき、第4の実施の形態における再構成内容決定部300bの管理情報の編集処理について動作処理の流れを説明する。図23は、第4の実施の形態における再構成内容決定部300bの管理情報の編集処理を示すフローチャートである。
図23に示すように、まずステップS1200に移行し、編集処理用の設定情報を読み出しステップS1202に移行する。ここで、設定情報には、管理情報記憶部300aに記憶された管理情報のうちどのような情報を用いて再構成内容を決定するのか等を設定したものである。本実施の形態においては、上記したように、最新の利用状況情報5つを用いて各HWモジュールの利用元毎の利用頻度を算出するといった内容が設定されている。
ステップS1202では、設定情報に従い、管理情報記憶部300aに対して、利用状況情報における最新5つの取得要求を伝送し、利用状況情報の最新5つを取得してステップS1204に移行する。
ステップS1204では、取得した利用状況情報の最新5つから、各HWモジュールの利用もと毎の利用回数を算出してステップS1206に移行する。
ステップS1206では、上記算出された各HWモジュールの利用元毎の利用回数から各HWモジュールの利用元毎の利用頻度を算出してステップS1208に移行する。
ステップS1208では、算出した各HWモジュールの利用元毎の利用頻度情報を記憶して処理を終了する。
更に、図24に基づき、第4の実施の形態における再構成内容決定部300bの再構成内容の決定処理の流れを説明する。図24は、第4の実施の形態における再構成内容決定部300bの再構成内容の決定処理を示すフローチャートである。
図24に示すように、まずステップS1300に移行し、最新5つの利用状況情報によって算出された利用元毎の利用頻度情報を取得してステップS1302に移行する。
ステップS1302では、取得した利用頻度情報に含まれるHWモジュールの中で、利用頻度にプリンタ装置の総数5を乗じた数よりも該当HWモジュールの起動数の少ないものがあるか否かを判定し、少ないものがあると判定された場合(Yes)はステップS1304に移行し、そうでない場合(No)はステップS1312に移行する。
ステップS1304に移行した場合は、プリンタ装置のHWリソースにゆとりがあるか否かを判定し、ゆとりがあると判定された場合(Yes)はステップS1306に移行し、そうでない場合(No)はステップS1310に移行する。
ステップS1306に移行した場合は、各HWモジュールに関し、利用頻度にプリンタ装置の総数5を乗じた数から既に該当HWモジュールが起動済みの台数を減じた数分のHWリソースを有した利用元のプリンタ装置を探索して該当するプリンタ装置が見つかった場合にステップS1308に移行する。
ステップS1308では、見つかったプリンタ装置に対して、該当するHWモジュールを構成し、同じ内容のSWモジュールが起動している場合はそれを停止するように最適化作業リストに記録して最適化作業リストの作成処理を完了して処理を終了する。
一方、ステップS1310に移行した場合は、利用頻度にプリンタ装置の総数5を乗じた数よりも該当HWモジュールの起動数の方が多いものがある場合に、余剰分として選択されたプリンタ装置に対して該当HWモジュールを停止又はSWモジュールに変換するように最適化作業リストに記録してステップS1306に移行する。
また、ステップS1302において、利用頻度にプリンタ装置の総数5を乗じた数よりも該当HWモジュールの起動数の少ないものがなくステップS1312に移行した場合は、最適化処理なしとして最適化作業リストの作成を完了して処理を終了する。
以上、情報処理システム1における各HWモジュールの利用元毎の利用頻度に基づき第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eにおいて、プログラマブル論理回路の再構成が行われると、図25に示すように、情報処理システム1は、第1のプリンタ装置2AにおいてHWモジュールM_B及びM_Dが起動され、第2及び第3のプリンタ装置2B及び2CにおいてHWモジュールM_Dが起動され、第4のプリンタ装置2DにおいてHWモジュールM_Bが起動された状態となる。従って、利用頻度が高いHWモジュールM_B及びM_Dを有したプリンタ装置が、再構成前よりもネットワーク上に多く存在するようになり、且つ、各HWモジュールの利用元において該当するHWモジュールを起動するようにしたので、以降のHWモジュールM_B及びM_Dの処理を効率よく協調分散して行うことが可能となる。
[第5の実施の形態]
第5の実施の形態においては、各HWモジュールの利用状況を予測し、当該予測された利用状況に基づき、各HWモジュールの利用元の情報及び各プリンタ装置のプログラマブル論理回路のHWリソース性能を考慮して再構成内容を決定し情報処理システム1における各プリンタ装置のプログラマブル論理回路の構成を、システム全体の処理性能が向上する構成となるように再構成する例を説明する。
以下、図3及び図26〜図28に基づき、本発明に係る情報処理装置1の第5の実施の形態を説明する。図26(a)は、管理情報記憶部300aに記憶された第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eにおける各プログラマブル論理回路200bのHWリソース量情報と各HWリソースの性能情報とを示す図であり、(b)は、第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eにおける各プログラマブル論理回路200bのHWリソースの残量を示す図であり、(c)は、再構成内容決定部300bにおいて算出された利用元毎の利用頻度情報を示す図である。
ここで、情報処理システム1の動作開始までの処理は、上記第1の実施の形態と略同様となるので記載を省略する。但し、本実施の形態においては、第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eは、管理用サーバ3に対して送信する自己の装置情報に、プログラマブル論理回路のHWリソース量の情報に加え、プログラマブル論理回路の性能情報(HWリソース性能情報)を含むものとする。
本実施の形態においては、上記第3の実施の形態において説明したように、前回の5つの利用状況情報及び最新5つの利用状況情報から次回の利用状況情報を予測し、この予測結果に基づきHWモジュール毎の利用頻度を算出する。ここで、各HWモジュールの利用状況の予測処理は、上記第3の実施の形態において説明したので、ここでは記載を省略する。但し、HWモジュールM_Dの起動数は利用頻度(100%)に本システム内のプリンタ装置の総数5を乗じた台数(5×1=5)となる。
予測された利用状況情報に対する利用頻度は、図26(c)に示すように、HWモジュールM_Dが100%となる。更に、本実施の形態において、再構成内容決定部300bは、上記第4の実施の形態において説明したように、HWモジュールの利用元の情報を考慮して再構成内容を決定する。つまり、次回に利用されるHWモジュールとその利用元のプリンタ装置とが予測されているので、利用元となるプリンタ装置に、なるべくHWモジュールM_Dの機能を持たせるように再構成内容を決定する。更に、本実施の形態において、再構成内容決定部300bは、利用元の情報に加え、各プリンタ装置のプログラマブル論理回路200bのHWリソース性能を考慮して再構成内容を決定するため、予測された利用元のプリンタ装置で且つHWリソース性能の高いプリンタ装置を優先してHWモジュールM_Dが起動されるように再構成内容を決定する。
従って、図26(a)及び(b)から、HWリソース性能が最も高く且つ次回の利用元として予測されている第1のプリンタ装置2Aを最優先してHWモジュールM_Dを起動させる。本実施の形態においては、HWリソースの残量から第1のプリンタ装置2AにおいてHWモジュールM_Dを2つ起動するように再構成内容を決定する。次いで、第2及び第3のプリンタ装置2B及び2Cは、同じHWリソース性能を有しており且つ次回の利用元として予測されているので、それぞれHWモジュールM_Dを起動するように再構成内容を決定する。但し、第2のプリンタ装置2Bに関してはHWリソース残量に余裕があるのでHWモジュールM_Dを2つ起動させるように再構成内容を決定する。これら決定された再構成内容は、再構成内容決定部300bによって最適化作業リストとして記録される。以降の処理は上記第1の実施の形態と同様であるので記載を省略する。
更に、図27に基づき、第5の実施の形態における再構成内容決定部300bの再構成内容の決定処理の流れを説明する。図27は、第5の実施の形態における再構成内容決定部300bの再構成内容の決定処理を示すフローチャートである。
図27に示すように、まずステップS1400に移行し、前回の5つ及び最新5つの利用状況情報によって予測された次回の利用情報情報に対して算出された利用頻度情報を取得してステップS1402に移行する。
ステップS1402では、取得した利用頻度情報に含まれるHWモジュールの中で、利用頻度にプリンタ装置の総数5を乗じた数よりも該当HWモジュールの起動数の少ないものがあるか否かを判定し、少ないものがあると判定された場合(Yes)はステップS1404に移行し、そうでない場合(No)はステップS1418に移行する。
ステップS1404に移行した場合は、プリンタ装置のHWリソースにゆとりがあるか否かを判定し、ゆとりがあると判定された場合(Yes)はステップS1406に移行し、そうでない場合(No)はステップS1416に移行する。
ステップS1406に移行した場合は、各HWモジュール毎に、利用頻度にプリンタ装置の総数5を乗算した数から該当するHWモジュールの起動数を減じた該当HWモジュールの不足数を算出してステップS1408に移行する。
ステップS1408では、システム内のプリンタ装置を、HWモジュールを起動することが可能なHWリソース残量を有し且つHWリソース性能の高いものから順に並べ替えてステップS1410に移行する。
ステップS1410では、利用状況情報に基づき、上記並べ替えられた順に利用元のプリンタ装置と一致するものがあれば該当HWモジュールを起動する候補として選択してステップS1412に移行する。
ステップS1412では、不足数分のHWモジュールが全て割り当てられたか否かを判定し、割り当てられたと判定された場合(Yes)はステップS1414に移行し、そうでない場合(No)はステップS1410に移行する。
ステップS1414に移行した場合は、割り当てられたプリンタ装置に対して、該当するHWモジュールを構成し、同じ内容のSWモジュールが起動している場合はそれを停止するように最適化作業リストに記録して最適化作業リストの作成処理を完了して処理を終了する。
また、ステップS1402において、利用頻度にプリンタ装置の総数5を乗じた数よりも該当HWモジュールの起動数の少ないものがなくステップS1418に移行した場合は、最適化処理なしとして最適化作業リストの作成を完了して処理を終了する。
以上、情報処理システム1における各HWモジュールの予測された利用状況情報に対する各HWモジュールの利用元毎の利用頻度と、各プリンタ装置におけるプログラマブル論理回路200bの性能情報とに基づき決定された再構成内容によって、第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eにおいて、プログラマブル論理回路の再構成が行われると、図28に示すように、情報処理システム1は、第1のプリンタ装置2AにおいてHWモジュールM_B、M_C及びM_D×2が起動され、第2のプリンタ装置2BにおいてHWモジュールM_D×2が起動され、第3のプリンタ装置2CにおいてHWモジュールM_Dが起動され、第4のプリンタ装置2DにおいてHWモジュールM_Aが起動された状態となる。従って、予測された利用状況において利用頻度が高いHWモジュールM_Dを有したプリンタ装置が、再構成前よりもネットワーク上に多く存在するようになり、且つ、HWモジュールM_Dの利用元となる第1〜第3のプリンタ装置2A〜2CにおいてHWモジュールM_Dを起動するようにしたので、以降発生するHWモジュールM_Dの処理を効率よく協調分散して行うことが可能となる。
[変形例]
上記第1〜第5の実施の形態の情報処理システム1においては、プリンタ装置として、図2に示す、印刷処理部200を備えた上記第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eを備え、これらのプログラマブル論理回路200bの構成内容を、システム全体の処理性能を向上すべく再構成すると共に、第1〜第5のプリンタ装置2A〜2E間において印刷処理を協調して行う例を説明したが、本変形例では、上記した標準の機能を有する公知のプリンタ装置に、図2に示す印刷処理部200における、モジュールアクセス部200d及びデータ通信部200fを搭載した第6のプリンタ装置2Fを構成し、図29に示すように、当該第6のプリンタ装置2Fを、上記第1〜第5の実施の形態における情報処理システム1のネットワーク4に接続し、当該第6のプリンタ装置2Fが、前記搭載されたモジュールアクセス部200d及びデータ通信部200fによって、上記再構成された第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eの各ハードウェアモジュールを利用する構成を説明する。
以下、図29及び図30に基づき、上記第6のプリンタ装置2Fが接続された情報処理システム1の具体的な動作を説明する。ここで、図29は、再構成処理後の情報処理システム1の動作状態の一例を示す図である。また、図30は、図29の構成において、管理用サーバ3の管理情報記憶部300aに記憶される利用状況情報の一例を示す図である。
図29に示すように、再構成処理によって、現在第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eにおいて起動されているHWモジュールは、第1のプリンタ装置2Aにおいては、HWモジュールM_B及びM_Cが起動しており、第2のプリンタ装置2Bにおいては、HWモジュールM_Bが起動しており、第3のプリンタ装置2Cにおいては、HWモジュールM_Bが起動しており、第4のプリンタ装置2Dにおいては、HWモジュールM_A及びHWモジュールM_Dが起動しており、第5のプリンタ装置2Eにおいては、HWモジュールM_Dが起動している。例えば、第6のプリンタ装置2Fが、システム利用者等の端末から自装置に依頼がきた印刷処理のうちHWモジュールM_Aで実行可能な処理を、他のプリンタ装置に代行させる場合を説明する。
まず、第6のプリンタ装置2Fは、自プリンタ装置の図示しないデータ制御部等からのHWモジュールM_Aへのアクセス要求に応じて、モジュールアクセス部200dによって、要求されたHWモジュールM_Aを有するプリンタ装置の所在を、データ通信部200fを介して管理用サーバ3の管理情報記憶部300aに問い合わせる。
一方、管理用サーバ3は、管理情報記憶部300aに記憶された情報から、第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eにおいて起動されているHWモジュールの中から、HWモジュールM_Aを起動しているプリンタ装置を検索する。これにより、図29に示すように、HWモジュールM_Aは、第4のプリンタ装置2Eにおいて起動されているので、当該第4のプリンタ装置2Eで起動されている旨を示す応答情報を、第6のプリンタ装置2Fに送信する。
そして、第6のプリンタ装置2Fは、管理用サーバ3からの上記応答情報に基づき、HWモジュールM_Aを起動している第4のプリンタ装置2Dに対して、自装置における、HWモジュールM_Aによって実行可能な処理を代行して貰うためのアクセス情報(アクセス要求)を作成して、当該作成したアクセス要求を第4のプリンタ装置2Dに送信する。
一方、第4のプリンタ装置2Dは、第6のプリンタ装置2Fからのアクセス要求に応じて、該当するHWモジュールM_Aが起動していない場合は、HWモジュールM_Aを起動し、第6のプリンタ装置2Fから依頼された処理を実行する。ここで、処理内容は、アクセス要求に含まれていても良いし、第6のプリンタ装置2Fが、第4のプリンタ装置2Dからの応答を待って後から送信するようにしても良い。そして、第4のプリンタ装置2Dは、HWモジュールM_Aによって処理した、依頼された処理内容の処理結果を、第6のプリンタ装置2Fに送信する。
これによって、第6のプリンタ装置2Fは、第4のプリンタ装置2Dからの処理結果を受け取り、当該処理結果を用いてジョブの全てを完了させることが可能となる。
なお、第6のプリンタ装置2Fから依頼され、第4のプリンタ装置2Dにおいて実行された上記HWモジュールM_Aの処理については、第4のプリンタ装置2Dの情報管理部200aにおいて管理されると共に、図30に示すように、管理用サーバ3において利用状況情報として、最新を示す情報番号14に対応付けられて、管理情報記憶部300aに記憶されることとなる。従って、第6のプリンタ装置2Fに対して行われる印刷処理に対する利用状況情報も、情報処理システム1において反映されることとなる。
ここで、第6のプリンタ装置2Fにおけるモジュールアクセス部200dの動作処理の流れは、上記第1〜第5の実施の形態における図13に示すフローチャートとほぼ同様となり、ステップS800において、モジュールアクセス受付部200eから送られてくるモジュールアクセス要求が、自装置の図示しないデータ制御部等の別の機能部から送られてくる点のみが異なる。従って、ここでは、動作処理の流れの説明は省略する。
上記したように、モジュールアクセス部200d及びデータ通信部200fを搭載したプリンタ装置であれば、上記第1〜第5の実施の形態における情報処理システム1に接続するだけで、当該情報処理システム1を構成するプリンタ装置の各プログラマブル論理回路によって構成される各種モジュールを利用することが可能となるので、依頼されたジョブにおける、自装置では実行困難な処理の一部又は全部を、例えば、自装置よりも高速に実行することができるHWモジュールの構成された他のプリンタ装置に代行させることができるので、ジョブの処理効率を向上させることができるという効果が得られる。
ここで、図1に示す、第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eは、発明1、2、4、5、6、7、9、10、12、13、14、15、16、17、18、19、20、22、23、24、25、26、27、28、29、30、32、33、34、35、36、37及び38のいずれかの情報処理装置に対応し、管理用サーバ3は、発明2、10、11、12、13、14、15、16、17、18、20、21、22、23、24、25、26、27、28、30、31、32、33、34、35、36、37及び38のいずれかの管理用サーバに対応する。
また、図2(a)に示す、情報管理部200aにおいて管理情報をデータ通信部200fを介して管理用サーバ3に送信する処理は、発明2、18及び28のいずれかの回路情報送信手段に対応し、再構成処理部200cによって管理用サーバ3からの再構成内容の情報をデータ通信部200fを介して取得する処理は、発明2、18及び28のいずれかの再構成内容情報取得手段に対応し、再構成処理部200cにおいて再構成内容の情報を解析し、その解析結果に基づきプログラマブル論理回路200bの構成内容を再構成する処理は、発明1、2、18、19及び28のいずれかの再構成手段に対応する。
また、図2(b)に示す、再構成内容決定部300bによって、最適化作業リストに従って、データ通信部300dを介して第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eに再構成内容の情報を通知する処理は、発明2、10、18、20及び28のいずれかの再構成内容情報送信手段に対応する。
また、図2に示す、データ通信部300dを介してプリンタ装置からの管理情報を取得し、当該取得した管理情報を再構成内容決定部300b及び管理情報記憶部300aによって記憶する処理は、発明2、4、5、6、7、9、10、12、13、14、15、17、20、22、23、24、25及び27のいずれかの回路情報取得手段に対応する。
なお、上記実施の形態においては、第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eの5台のプリンタ装置によって情報処理システム1を構成する例を示したが、これに限らず、もっと多数のプリンタ装置によって構成するようにしても良い。
また、上記実施の形態においては、プリンタ装置によって情報システム1を構成する例を説明したが、これに限らず、画像処理を行う画像情報処理装置等の他の装置によって情報処理システム1を構成しても良い。
また、上記第1の実施の形態においては、利用状況情報である利用回数のみから利用頻度を算出し、上記第2の実施の形態においては、利用状況情報である利用ステップ数のみから利用頻度を算出するようにしているが、これに限らず、利用回数及び利用ステップ数の双方を用いて利用頻度を算出するなど、複数種類の利用状況情報を用いて利用頻度を算出する構成としても良い。
また、上記第1〜第5の実施の形態においては、利用頻度の算出処理と、再構成内容の決定処理とを、管理用サーバ3のシステム最適化部300における再構成内容決定部300bにおいて行う例を説明したが、これに限らず、利用頻度の算出処理を管理用サーバ3とは異なる別の装置において行う構成としても良い。
また、上記第3の実施の形態においては、利用状況の予測処理と、再構成内容の決定処理とを、管理用サーバ3のシステム最適化部300における再構成内容決定部300bにおいて行う例を説明したが、これに限らず、利用頻度の予測処理を管理用サーバ3とは異なる別の装置において行う構成としても良い。
また、上記第4の実施の形態においては、利用元毎の利用頻度の算出処理と、再構成内容の決定処理とを、管理用サーバ3のシステム最適化部300における再構成内容決定部300bにおいて行う例を説明したが、これに限らず、利用元毎の利用頻度の算出処理を管理用サーバ3とは異なる別の装置において行う構成としても良い。
本発明に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。 (a)は、印刷処理部200の詳細構成を示すブロック図であり、(b)は、管理用サーバにおけるシステム最適化部の詳細構成を示すブロック図である。 再構成処理前の情報処理システム1の動作状態を示す図である。 (a)〜(c)は、第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eから取得した管理情報の蓄積状態を示す図であり、(d)は、各種HWモジュールとその構成に必要なHWリソースとの関係を示す図であり、(e)は、第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eにおけるプログラマブル論理回路のHWリソースの残量を示す図である。 第1の実施の形態における再構成処理後の情報処理システム1の動作状態を示す図である。 印刷処理部200における情報管理部200aの動作処理を示すフローチャートである。 印刷処理部200における再構成処理部200cの動作処理を示すフローチャートである。 システム最適化部300における管理情報記憶部300aの動作処理を示すフローチャートである。 システム最適化部300における再構成内容決定部300bの動作処理を示すフローチャートである。 再構成内容決定部300bにおける管理情報の編集処理を示すフローチャートである。 再構成内容決定部300bにおける再構成内容の決定処理を示すフローチャートである。 プリンタ装置の印刷処理部200におけるモジュールアクセス受付部200eの動作処理を示すフローチャートである。 印刷処理部200におけるモジュールアクセス部200dの動作処理を示すフローチャートである。 (a)は、管理情報記憶部300aに記憶されたHWモジュールに関する情報を示す図であり、(b)は、管理情報記憶部300aに記憶された利用状況情報を示す図であり、(c)は、再構成内容決定部300bにおいて算出された各HWモジュールの総利用ステップ数に基づく利用頻度情報を示す図である。 第2の実施の形態(利用ステップ数の例)における再構成内容決定部300bにおける管理情報の編集処理を示すフローチャートである。 第2の実施の形態における再構成処理後の情報処理システム1の動作状態を示す図である。 (a)は、管理情報記憶部300aに記憶されたHWモジュールに関する情報を示す図であり、(b)は、管理情報記憶部300aに記憶された利用状況情報を示す図であり、(c)は、再構成内容決定部300bにおいて算出されたHWモジュールの利用合計時間に基づく利用頻度情報を示す図である。 第2の実施の形態(利用時間の例)における再構成内容決定部300bにおける管理情報の編集処理を示すフローチャートである。 (a)は、管理情報記憶部300aに記憶された各HWモジュールの利用状況情報を示す図であり、(b)は、再構成内容決定部300bにおいて算出された予測利用頻度情報を示す図である。 第3の実施の形態における再構成内容決定部300bの動作処理を示すフローチャートである。 第3の実施の形態における再構成処理後の情報処理システム1の動作状態を示す図である。 (a)は、管理情報記憶部300aに記憶された各HWモジュールの利用状況情報を示す図であり、(b)は、再構成内容決定部300bにおいて算出された利用元毎の利用頻度情報を示す図である。 第4の実施の形態における再構成内容決定部300bの管理情報の編集処理を示すフローチャートである。 第4の実施の形態における再構成内容決定部300bの再構成内容の決定処理を示すフローチャートである。 第4の実施の形態における再構成処理後の情報処理システム1の動作状態を示す図である。 (a)は、管理情報記憶部300aに記憶された第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eにおける各プログラマブル論理回路200bのHWリソース量情報と各HWリソースの性能情報とを示す図であり、(b)は、第1〜第5のプリンタ装置2A〜2Eにおける各プログラマブル論理回路200bのHWリソースの残量を示す図であり、(c)は、再構成内容決定部300bにおいて算出された利用元毎の利用頻度情報を示す図である。 第5の実施の形態における再構成内容決定部300bの再構成内容の決定処理を示すフローチャートである。 第5の実施の形態における再構成処理後の情報処理システム1の動作状態を示す図である。 再構成処理後の情報処理システム1の動作状態の一例を示す図である。 図29の構成において、管理用サーバ3の管理情報記憶部300aに記憶される利用状況情報の一例を示す図である。
符号の説明
1…情報処理システム、2A〜2F…第1〜第6のプリンタ装置、3…管理用サーバ、4…ネットワーク、200…印刷処理部、200a…情報管理部、200b…プログラマブル論理回路、200c…再構成処理部、200d…モジュールアクセス部、200e…モジュールアクセス受付部、200f…データ通信部、300…システム最適化部、300a…管理情報記憶部、300b…再構成内容決定部、300c…再構成情報記憶部、300d…データ通信部

Claims (13)

  1. 処理の少なくとも一部をプログラマブル論理回路により行うことが可能な情報処理装置をネットワーク上に複数備えると共に、前記情報処理装置の行う処理を、前記複数の情報処理装置によって協調して行うことが可能な情報処理システムであって、
    前記複数の情報処理装置を管理する管理用サーバを前記ネットワーク上に備え、
    前記管理用サーバは、
    前記複数の情報処理装置から送信される、当該複数の情報処理装置における前記プログラマブル論理回路の構成内容毎の、前記複数の情報処理装置によって協調して行った処理に対する少なくとも利用したか否かを示す情報を含む各構成内容の利用状況を示す情報である利用状況情報を取得する利用状況情報取得手段と、
    前記利用状況情報取得手段で取得した利用状況情報を記憶する利用状況情報記憶手段と、
    前記複数の情報処理装置の各プログラマブル論理回路の回路規模を示すリソース量の情報を含む前記各プログラマブル論理回路の性能に関する情報を取得する性能情報取得手段と、
    複数種類の構成内容について、各構成内容を前記プログラマブル論理回路で構成するのに必要なリソース量の情報を記憶するリソース量情報記憶手段と、
    前記利用状況情報記憶手段に記憶された、前記複数の情報処理装置における前記各プログラマブル論理回路の前記各構成内容の過去所定数の利用状況情報に基づき、前記各構成内容の利用頻度を算出する利用頻度算出手段と、
    前記情報処理装置の総数と前記利用頻度算出手段で算出した各構成内容の利用頻度とに基づき、利用頻度の高い構成内容ほど構成数が多くなるように、前記複数の情報処理装置における前記各構成内容の構成数を決定する構成数決定手段と、
    前記構成数決定手段で決定した各構成内容の構成数と、前記性能情報取得手段で取得した前記各プログラマブル論理回路の性能に関する情報と、前記リソース量情報記憶手段の前記リソース量の情報とに基づき、少なくとも前記各構成内容を構成可能なリソース量を有するプログラマブル論理回路を備える情報処理装置を各構成内容の振り分け先として決定する振り分け先決定手段と、
    前記振り分け先決定手段で決定した前記各構成内容の振り分け先の情報処理装置のプログラマブル論理回路において前記各構成内容を構成させるための少なくとも各振り分け先の構成内容を示す情報を含む再構成内容情報を生成する再構成内容情報生成手段と、
    前記再構成内容情報生成手段によって生成された再構成内容情報を前記各振り分け先の情報処理装置に送信する再構成内容情報送信手段と、を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記管理用サーバに前記利用状況情報を定期的に送信する利用状況情報送信手段と、
    前記管理用サーバに前記プログラマブル論理回路の性能に関する情報を送信する性能情報送信手段と、
    前記再構成内容情報送信手段によって送信された前記再構成内容情報を取得する再構成内容情報取得手段と、
    前記再構成内容情報取得手段によって取得した前記再構成内容情報に基づき該再構成内容情報で指示された構成内容を含むように前記プログラマブル論理回路の構成を再構成する再構成手段と、を備えることを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記利用頻度算出手段は、前記利用状況情報記憶手段に記憶された、前記各構成内容の最新を含む過去所定数の利用状況情報に基づき第1の利用頻度を算出し、前記各構成内容の前記最新よりも過去の所定数の利用状況情報に基づき第2の利用頻度を算出し、
    前記各構成内容の第1の利用頻度と前記各構成内容の第2の利用頻度との差分値を算出し、該算出した差分値を前記第1の利用頻度に加算して前記各構成内容の利用頻度の予測値を算出する利用状況予測手段を備え、
    前記構成数決定手段は、前記情報処理装置の総数と前記利用状況予測手段で算出した各構成内容の利用頻度の予測値とに基づき、利用頻度の予測値の高い構成内容ほど構成数が多くなるように、前記複数の情報処理装置における前記各構成内容の構成数を決定するようになっていることを特徴とする請求項記載の情報処理システム。
  3. 前記利用状況情報は、各利用状況情報に対応する各構成内容を構成していたプログラマブル論理回路を備える情報処理装置の情報である利用元情報処理装置情報を含み、
    前記振り分け先決定手段は、前記利用元情報処理装置情報に基づき、前記少なくとも各構成内容を構成可能なリソース量を有する複数の情報処理装置のうち、前記利用頻度の算出に用いた利用状況情報に対応する各構成内容を構成していた情報処理装置を優先して、前記各構成内容の振り分け先として決定するようになっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記プログラマブル論理回路の性能に関する情報は、前記プログラマブル論理回路の動作性能を示す情報を含み、
    前記振り分け先決定手段は、前記少なくとも各構成内容を構成可能なリソース量を有する複数の情報処理装置のうち、前記動作性能の比較的高いプログラマブル論理回路を備える情報処理装置を優先して、前記各構成内容の振り分け先として}決定するようになっていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  5. 前記利用頻度算出手段は、前記各構成内容の過去所定数の利用状況情報から、過去所定数の前記利用状況情報の取得期間における前記各構成内容の総利用回数を算出し、該算出した各構成内容の総利用回数に基づき前記各構成内容の利用頻度を算出することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  6. 前記利用状況情報は、前記各構成内容を利用したか否かを示す情報に加えて、各構成内容を利用したときの処理ステップ数の情報を含み、
    前記利用頻度算出手段は、前記各構成内容の過去所定数の利用状況情報から、過去所定数の前記利用状況情報の取得期間における前記各構成内容の総処理ステップ数を算出し、該算出した総処理ステップ数に基づき前記各構成内容の利用頻度を算出することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  7. 前記利用状況情報は、前記各構成内容を利用したか否かを示す情報に加えて、各構成内容を利用したときの処理時間の情報を含み、
    前記利用頻度算出手段は、前記各構成内容の過去所定数の利用状況情報から、過去所定数の前記利用状況情報の取得期間における前記各構成内容の総処理時間を算出し、該算出した総処理時間に基づき前記各構成内容の利用頻度を算出することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  8. 請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の情報処理システムを構成する管理用サーバであって、
    前記複数の情報処理装置から送信される、当該複数の情報処理装置における前記プログラマブル論理回路の構成内容毎の、前記複数の情報処理装置によって協調して行った処理に対する少なくとも利用したか否かを示す情報を含む各構成内容の利用状況を示す情報である利用状況情報を取得する利用状況情報取得手段と、
    前記利用状況情報取得手段で取得した利用状況情報を記憶する利用状況情報記憶手段と、
    前記複数の情報処理装置の各プログラマブル論理回路の回路規模を示すリソース量の情報を含む前記各プログラマブル論理回路の性能に関する情報を取得する性能情報取得手段と、
    複数種類の構成内容について、各構成内容を前記プログラマブル論理回路で構成するのに必要なリソース量の情報を記憶するリソース量情報記憶手段と、
    前記利用状況情報記憶手段に記憶された、前記複数の情報処理装置における前記各プログラマブル論理回路の前記各構成内容の過去所定数の利用状況情報に基づき、前記各構成内容の利用頻度を算出する利用頻度算出手段と、
    前記情報処理装置の総数と前記利用頻度算出手段で算出した各構成内容の利用頻度とに基づき、利用頻度の高い構成内容ほど構成数が多くなるように、前記複数の情報処理装置における前記各構成内容の構成数を決定する構成数決定手段と、
    前記構成数決定手段で決定した各構成内容の構成数と、前記性能情報取得手段で取得した前記各プログラマブル論理回路の性能に関する情報と、前記リソース量情報記憶手段の前記リソース量の情報とに基づき、少なくとも前記各構成内容を構成可能なリソース量を有するプログラマブル論理回路を備える情報処理装置を各構成内容の振り分け先として決定する振り分け先決定手段と、
    前記振り分け先決定手段で決定した前記各構成内容の振り分け先の情報処理装置のプログラマブル論理回路において前記各構成内容を構成させるための少なくとも各振り分け先の構成内容を示す情報を含む再構成内容情報を生成する再構成内容情報生成手段と、
    前記再構成内容情報生成手段によって生成された再構成内容情報を前記各振り分け先の情報処理装置に送信する再構成内容情報送信手段と、を備えることを特徴とする管理用サーバ。
  9. 請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の情報処理システムを構成する情報処理装置であって、
    前記管理用サーバに前記利用状況情報を定期的に送信する利用状況情報送信手段と、
    前記管理用サーバに前記プログラマブル論理回路の性能に関する情報を送信する性能情報送信手段と、
    前記再構成内容情報送信手段によって送信された前記再構成内容情報を取得する再構成内容情報取得手段と、
    前記再構成内容情報取得手段によって取得した前記再構成内容情報に基づき該再構成内容情報で指示された構成内容を含むように前記プログラマブル論理回路の構成を再構成する再構成手段と、を備えることを特徴とする情報処理装置。
  10. 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の情報処理システムを構成する管理用サーバを制御するためのプログラムであって、
    前記複数の情報処理装置から送信される、当該複数の情報処理装置における前記プログラマブル論理回路の構成内容毎の、前記複数の情報処理装置によって協調して行った処理に対する少なくとも利用したか否かを示す情報を含む各構成内容の利用状況を示す情報である利用状況情報を取得する利用状況情報取得手段、
    前記利用状況情報取得手段で取得した利用状況情報を記憶する利用状況情報記憶手段と、
    前記複数の情報処理装置の各プログラマブル論理回路の回路規模を示すリソース量の情報を含む前記各プログラマブル論理回路の性能に関する情報を取得する性能情報取得手段、
    前記利用状況情報記憶手段に記憶された、前記複数の情報処理装置における前記各プログラマブル論理回路の前記各構成内容の過去所定数の利用状況情報に基づき、前記各構成内容の利用頻度を算出する利用頻度算出手段、
    前記情報処理装置の総数と前記利用頻度算出手段で算出した各構成内容の利用頻度とに基づき、利用頻度の高い構成内容ほど構成数が多くなるように、前記複数の情報処理装置における前記各構成内容の構成数を決定する構成数決定手段、
    前記構成数決定手段で決定した各構成内容の構成数と、前記性能情報取得手段で取得した前記各プログラマブル論理回路の性能に関する情報と、複数種類の構成内容について、各構成内容を前記プログラマブル論理回路で構成するのに必要なリソース量の情報を記憶したリソース量情報記憶手段の前記リソース量の情報とに基づき、少なくとも前記各構成内容を構成可能なリソース量を有するプログラマブル論理回路を備える情報処理装置を各構成内容の振り分け先として決定する振り分け先決定手段、
    前記振り分け先決定手段で決定した前記各構成内容の振り分け先の情報処理装置のプログラマブル論理回路において前記各構成内容を構成させるための少なくとも各振り分け先の構成内容を示す情報を含む再構成内容情報を生成する再構成内容情報生成手段及び、
    前記再構成内容情報生成手段によって生成された再構成内容情報を前記各振り分け先の情報処理装置に送信する再構成内容情報送信手段として実現される処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであることを特徴とする管理用サーバ制御プログラム。
  11. 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の情報処理システムを構成する情報処理装置を制御するためのプログラムであって、
    前記管理用サーバに前記利用状況情報を定期的に送信する利用状況情報送信手段、
    前記管理用サーバに前記プログラマブル論理回路の性能に関する情報を送信する性能情報送信手段、
    前記再構成内容情報送信手段によって送信された前記再構成内容情報を取得する再構成内容情報取得手段及び、
    前記再構成内容情報取得手段によって取得した前記再構成内容情報に基づき該再構成内容情報で指示された構成内容を含むように前記プログラマブル論理回路の構成を再構成する再構成手段として実現される処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであることを特徴とする情報処理装置制御プログラム。
  12. 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の情報処理システムを構成する管理用サーバを制御するための方法であって、
    前記複数の情報処理装置から送信される、当該複数の情報処理装置における前記プログラマブル論理回路の構成内容毎の、前記複数の情報処理装置によって協調して行った処理に対する少なくとも利用したか否かを示す情報を含む各構成内容の利用状況を示す情報である利用状況情報を取得する利用状況情報取得ステップと、
    前記利用状況情報取得ステップにおいて取得した利用状況情報を記憶する利用状況情報記憶ステップと、
    前記複数の情報処理装置の各プログラマブル論理回路の回路規模を示すリソース量の情報を含む前記各プログラマブル論理回路の性能に関する情報を取得する性能情報取得ステップと、
    前記利用状況情報記憶ステップにおいて記憶された、前記複数の情報処理装置における前記各プログラマブル論理回路の前記各構成内容の過去所定数の利用状況情報に基づき、前記各構成内容の利用頻度を算出する利用頻度算出ステップと、
    前記情報処理装置の総数と前記利用頻度算出ステップにおいて算出した各構成内容の利用頻度とに基づき、利用頻度の高い構成内容ほど構成数が多くなるように、前記複数の情報処理装置における前記各構成内容の構成数を決定する構成数決定ステップと、
    前記構成数決定ステップにおいて決定した各構成内容の構成数と、前記性能情報取得手段で取得した前記各プログラマブル論理回路の性能に関する情報と、複数種類の構成内容について、各構成内容を前記プログラマブル論理回路で構成するのに必要なリソース量の情報を記憶したリソース量情報記憶手段の前記リソース量の情報とに基づき、少なくとも前記各構成内容を構成可能なリソース量を有するプログラマブル論理回路を備える情報処理装置を各構成内容の振り分け先として決定する振り分け先決定ステップと、
    前記振り分け先決定ステップにおいて決定した前記各構成内容の振り分け先の情報処理装置のプログラマブル論理回路において前記各構成内容を構成させるための少なくとも各振り分け先の構成内容を示す情報を含む再構成内容情報を生成する再構成内容情報生成ステップと、
    前記再構成内容情報生成ステップにおいて生成された再構成内容情報を前記各振り分け先の情報処理装置に送信する再構成内容情報送信ステップと、を含むことを特徴とする管理用サーバ制御方法。
  13. 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の情報処理システムを構成する情報処理装置を制御するための方法であって、
    前記管理用サーバに前記利用状況情報を定期的に送信する利用状況情報送信ステップと、
    前記管理用サーバに前記プログラマブル論理回路の性能に関する情報を送信する性能情報送信ステップと、
    前記再構成内容情報送信ステップにおいて送信された前記再構成内容情報を取得する再構成内容情報取得ステップと、
    前記再構成内容情報取得ステップにおいて取得した前記再構成内容情報に基づき該再構成内容情報で指示された構成内容を含むように前記プログラマブル論理回路の構成を再構成する再構成ステップと、を含むことを特徴とする情報処理装置制御方法。
JP2005062715A 2004-03-09 2005-03-07 情報処理システム、情報処理装置及び管理用サーバ、情報処理装置制御プログラム及び管理用サーバ制御プログラム、並びに情報処理装置制御方法及び管理用サーバ制御方法 Expired - Fee Related JP4737382B2 (ja)

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