JP4735675B2 - 投影装置及びそれを用いた投写型画像表示装置 - Google Patents

投影装置及びそれを用いた投写型画像表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、光源からの光を赤、緑、青の色光束に分光する分光光学系と分光さ
れたそれぞれの色光束を、光強度を変調する手段を有する画素をマトリックス状
に配置した映像表示素子に入射させ、それぞれの映像表示素子により映像信号に
応じて強度が変調された光を、再度合成する合成光学系に入射させて合成し、拡
大投写装置によりキャビネットの所定位置に設けた透過型スクリーン上に拡大投
影される投影装置とスクリーン上の画面位置を制御する制御方法及び背面投写型
画像ディスプレイ装置に関する。
近年、金属ハロゲン化物を発光管内に封入し、その金属特有の発光を利用して
かつ電極間距離を短くしたショートアークタイプのメタルハライドランプや高輝
度化が容易な超高圧水銀ランプや艶色性が高いキセノンランプ等の白色光源から
の光を同一偏波に変換する偏光変換装置と赤(R),緑(G),青(B)の各色
光に分光する光束分光光学系と赤、緑、青色光束の光路をそれぞれ折り返す光路
折り返し手段とそれぞれの色光束に対応して設けられた映像表示素子とこれら映
像表示素子により映像信号に対応して強度を変調した光束を光学フィルターを設
けたプリズムを貼り合せて形成する色合成光学系に入射させ、この合成光学系に
より重ね合わされたカラー画像をスクリーン上に拡大投写する投写光学系とを有
する投影装置が盛んに開発されている。
この装置は光の偏光特性の高精度な制御を必要とするものであり、偏光子及び
検光子となる偏光ビームスプリッタは偏光特性を支配するため、投写画像の画質
に極めて大きく影響を与える。このため近年この偏光ビームスプリッタの性能向
上について多くの研究がなされている。
この例としては、特開平9−54213号公報に記載されているように、偏光
ビームスプリッタを誘電体多層膜とこの誘電体多層膜を挟み込む透光性材料部材
から構成し、この透光性材料部材に入射する入射光の波長に対して、その光弾性
定数の絶対値が所定の値以下になるように選択すること。また、特開平10−2
6936号公報に記載されたように、白色光源からの光を赤(R),緑(G),
青(B)の各色光に分離し、それぞれの色光に対応した偏光分離部の光学部材を
構成する基材を光弾性定数の絶対値が最小となる波長が互いに異なるようにして
最適な性能を得るよう工夫している。
これら偏光ビームスプリッタを偏光子または検光子とし、照明光学系により光
源からの光束を効率良くかつ均一な分布とする照明光学系についても夫々の改良
がなされている。以上述べた照明光束の強度を変調する手段として液晶パネルな
ど画素を縦横所定の比率にマトリックス状に配置した映像表示素子にテレビジョ
ン画像やコンピュータからの出力画像を表示し、前記映像表示素子上の表示画像
を投写レンズにより拡大する投写型画像プロジェクター装置や拡大投写された画
像を写し出すスクリーンを備えた所謂リアタイプの投写型画像ディスプレイ装置
が市場に広く普及してきている。
コンピュータ画面表示用として使用される映像表示素子は画面のアスペクト比
が4:3(横:縦)のものが多い。一方テレビジョン画像表示用としては、近年
、北米市場において開始された地上波デジタル放送や国内のBSデジタル放送の
普及により従来から存在する画面のアスペクト比が4:3(横:縦)のものから
画面のアスペクト比が16:9(横:縦)のものが増えてきている。
上記した従来技術に示すように偏光ビームスプリッタを設ける透光性材料部材
そのものを、入射する入射光の波長に対してその光弾性定数の絶対値が所定の値
以下になるように選択したり、白色光源からの光束を赤(R),緑(G),青(
B)の各色光束に分光し、それぞれの色光束に対応した偏光ビームスプリッタの
基材を光弾性定数の絶対値が最小となる波長が互いに異なるようにしても充分で
はなく、偏光ビームスプリッタ通過後に発生する偏光の乱れによるS偏光、P偏
光の消光比の低化により、スクリーン上の拡大投写像に照度むらや色むらが発生
した。
一方、前述した照明光学系や色合成系においても従来から最適な性能を得るよ
う夫々の工夫がなされているがまだまだ十分な利用効率が得られていない。
更に、 上述した投影装置をリア方式の画像ディスプレイ装置内に配設し得られ
た拡大投写像を折返しミラーを介してキャビネットの所定位置に設けた透過型ス
クリーン上に拡大投影する場合に、R、G、B3枚の映像表示素子からの映像光
の表示画面位置を良好に制御する制御方法が確立されていなかった。
本発明の第一の目的はスクリーン上への拡大投写像の色むらや照度むらが少な
い投影装置を得ることにある。また、第2の目的は光源から発した光束を効率良
く活用可能な照明光学系及び色合成光学系を得ることである。さらに第3の目的
は背面投写型画像ディスプレイ装置に本願発明の投影装置を配設した場合に、赤
、緑、青色映像に対応した映像表示素子からの映像光の表示画面上位置を最適に
することにある。
上記目的を実現するために、本願発明では、光源からの光束を同一偏波に変換
する偏光変換手段と、該変換された光束を波長帯域に基づいて第1、第2、第3
の色光束とに分離する色分離手段と、該分離された色光束それぞれの光路を変更
する第1、第2及び第3の光路変更手段と、該光路変更手段により光路が変更さ
れたそれぞれの色光束が入射する第1、第2及び第3の偏光分離手段と、該偏光
分離手段からの前記第1、第2、第3の色光束各々が入射され、該偏光分離手段
に各々からの反射光束を出射する第1、第2、第3の反射型映像表示素子と、前
記偏光分離手段を介して入射される該反射型映像表示素子からのそれぞれの反射
光束を合成する色合成手段と、該色合成手段により合成されたカラー画像を拡大
投写する投写手段とを有し、前記第1、第2及び第3の光路変更手段の内の1つ
が、波長560nm以上の長波長光束を透過する特性を有する反射鏡であるよう
に構成する。
また、色合成手段は所定の波長の光を選択的に透過または反射する光学フィル
ターを設けたプリズムを貼り合せて成り、前記偏光分離手段を介して入射される
該反射型映像表示素子からのそれぞれの反射光束を合成するものであって、光弾
性定数の絶対値が最小となる波長が異なる、少なくとも2種類以上の基材からな
るプリズムにより構成する。
また、前記偏光変換手段と前記色合成光学系の空気界面に反射防止膜を設け、
該反射防止膜は、波長が略550nmの光に対する反射率Rg、波長が略630
nmの光に対する反射率をRr、波長が略430nmの光に対する反射率をRb
としたとき、前記反射率Rgが最小となると共に、前記Rr、Rg、Rbの比率
が、6>Rr/Rg 、10>Rb/Rgとなるように構成する。
また、光源からの光束を波長帯域に基づいて第1、第2、第3の色光束とに分
離する色分離手段と、有効表示領域以外にも駆動可能な余剰画素が配列され、該
色分離手段により分離された前記第1、第2、第3の色光束各々が入射される映
像表示素子と、該映像表示素子からのそれぞれの光束を合成する色合成手段と、
該色合成手段により合成されたカラー画像を拡大投写する投写手段と、所定位置
に設置され、該投写手段からの投写映像光が投影表示されるスクリーンと、 該
スクリーンの外側に、光の強弱を検出する2個以上の受光素子とを有し、該受光
素子からの第1、第2及び第3の投写映像光に対応する検出結果に基づいて、前
記映像表示素子の駆動領域を制御できるように構成する。
以上述べた本発明の第一の効果は、スクリーン上への拡大投写像の色むらや照
度むらが少ない投影装置を得ることができる。また、第2の効果は光源から発し
た光束を効率良く活用可能な照明光学系及び色合成光学系を得ることができる。
さらに第3の効果は、背面投写型画像ディスプレイ装置に本願発明の投影装置を
配設した場合に、赤、緑、青色映像に対応した映像表示素子の表示位置を最適に
することができる。
以下、本発明の実施の形態について図を用いて説明する。図1は本願発明の一
実施形態である照明系と色合成光学系、映像表示素子及び投写レンズの配置を示
した図である。同図において白色光源である光源ランプ36において発生した白
色光束は集光され(本実施の形態では光源ランプのリフレクタ形状が楕円)、光
束変換変換レンズ35に入射する。光束変換レンズ35の発散作用により白色光
束はほほ平行光束に変換され、マルチレンズアレイ34に入射する。マルチレン
ズアレイ34では、前記白色光束はマルチレンズの数に合わせて光束が分割され
対応するマルチレンズ33により、マルチレンズ34で分割された光束は、PB
S(偏光変換素子)32によりS偏波に変換され光路折返しミラー31により光
路が折り返され、フィールドレンズ30に入射し、結像倍率と位置を調整されて
偏光分離装置1R,1G,1Bにおいて一旦反射し映像表示素子2の有効画面寸
法とほぼ同一の大きさに拡大されて映像表示素子2上で重ね合わされるいわゆる
アフォーカル照明系を構成する。本実施の形態ではPBSでS偏波に変換された
ものとして以下説明する。
このため映像表示素子上の光束は均一な光束量分布を持つことができる。図2
に示す色分離光学系により赤、青、緑色光束に分離されたS偏波の光束は、それ
ぞれの色光に対応する偏光分離装置1R,1G,1Bで一旦反射され、映像表示
素子2に入射し、フレキシブル端子3を介して供給される駆動信号により映像信
号に合わせて強度が変調されかつP偏光に変換され出射する。このうち赤色映像
光束と青色映像光束はλ/2板4及び6を通過することによりS偏光に変換され
た後、合成光学系であるプリズム10R、10B、10G、10Wによりカラー
映像として合成される。すなわち、図25に模式的に示したようにプリズム10
Wとプリズム10Bの接合面及びプリズム10Rとプリズム10Gの接合面によ
り形成された反射面に設けた赤色反射フィルターの特性により赤色映像光束は反
射され投写レンズ20に向かう。同様に青色映像光束はプリズム10Wとプリズ
ム10Rの接合面及びプリズム10Bとプリズム10Gの接合面により形成され
た反射面に設けた青色反射フィルターの特性に合わせて反射され投写レンズ20
に向かう。さらに緑色映像光束は前述したそれぞれの反射面を通過し他の2色と
合成されてカラー映像を得るわけである。そして合成されたカラー画像は検光子
12を介して投写レンズ20に供給されスクリーン上に拡大投写される。
図2は図1に示した本願発明の照明光学系と色分離光学系、偏光分離装置及び
投写レンズの配置を示したものである。共通部品には同一番号を付し説明を省略
する。フィールドレンズ30を通過した白色光束は偏光子11を通過することで
偏光方向が揃うのでコントラスト性能が向上する。本実施の形態では偏光子11
を設けているがコスト優先で省略する場合もある。
偏光子11を通過し偏光方向が揃った白色光束は色分離光学系であるプリズム
9W、9R、9B、9Gにより赤、青、緑の光束にそれぞれ分離される。すなわ
ち図24に模式的に示したように、プリズム9Wとプリズム9Bの接合面及びプ
リズム9Rとプリズム9Gの接合面により形成された反射面に設けた赤色反射フ
ィルターの特性により白色光束の内赤色成分が選択反射され全反射ミラー7によ
って紙面手前方向に光路を折り返される。同様に青色成分はプリズム9Wとプリ
ズム9Rの接合面及びプリズム9Bとプリズム9Gの接合面により形成された反
射面に設けた青色反射フィルターの特性により白色光束の内青色成分が選択反射
され全反射ミラー7によって紙面手前方向に光路を折り返される。赤色成分と青
色成分が分離された光束は前述した色分離光学系を通過しダイクロイックミラー
8により緑色成分のみ選択反射され紙面手前方向に光路を折り返される。
図1に示した色合成光学系は、図2の色分離光学系と上下に重ね合う位置関係
で配置されているが、上下光束の漏れ込みが発生しないようにケースの壁面(底
面)等で完全に分離された構成とするのが望ましい。
図3は図1に示した本願発明の実施の形態のうち、投写レンズと色合成光学系
部分を示した平面図である。また図4は色分離光学系と色合成光学系の位置関係
を示した図3の側面図である。図1及び図2に示した共通部品には同一番号を付
し説明を省略する。
例えば、図4において色分離光学系により分光された青色光束は、全反射ミラ
ー7により偏光分離装置1Bに入射し1Bdと1Bcの界面で反射し映像表示素
子2に入射し、青色映像信号により変調されるとともに偏光方向もP偏光に変化
して出射する。偏光分離装置1Bに再度入射した青色映像光束は1Bdと1Bc
の界面を通過し、λ/2板4を通過してS偏光に変化した後図3に示す色合成光
学系に入射し、プリズム10Wとプリズム10Rの接合面及びプリズム10Bと
プリズム10Gの接合面により形成された反射面に設けた青色反射フィルターの
特性に合わせて反射され投写レンズ20に向かう。同様に赤色光束は、全反射ミ
ラー7により偏光分離装置1Rに入射し1Rdと1Rcの界面で反射し映像表示
素子2に入射し、赤色映像信号により変調されるとともに偏光方向もP偏光に変
化して出射する。偏光分離装置1Rに再度入射した青色映像光束は1Rdと1R
cの界面を通過し、λ/2板6を通過してS偏光に変化した後図3に示す色合成
光学系に入射し、プリズム10Wとプリズム10Bの接合面及びプリズム10R
とプリズム10Gの接合面により形成された反射面に設けた赤色反射フィルター
の特性に合わせて反射され、検光子12により偏光方向が揃った光が投写レンズ
20に向かう。次に緑色光束は、波長565nm以上の長波長光を透過するダイ
クロイックミラー8により偏光分離装置1Gに入射し1Gdと1Gcの界面(図
示せず)で反射し映像表示素子2に入射し、緑色映像信号により変調されるとと
もに偏光方向もP偏光に変化して出射する。このダイクロイックミラー8により
、中心波長が略580nmの黄色成分を除去することができ、色純度を向上させ
ることができる。このとき、更に緑色の純度を上げるために、ダイクロイックミ
ラー8の通過波長を560nm以上としても良い。
偏光分離装置1Gに再度入射した緑色映像光束は1Gdと1Gcの界面を通過
し、P偏光のまま図3に示す色合成光学系に入射し、プリズム10Wプリズム1
0B、プリズム10R、プリズム10Gの接合面に形成された反射面に設けた反
射フィルターを透過し投写レンズ20に向かう。以上述べた色合成手段によりカ
ラー映像を得て最後に検光子12により偏光性を向上させ投写レンズ20により
スクリーン上に拡大投影する。
コントラスト性能を重視するために、比視感度が高い緑光束に対応した光路に
偏光分離装置を2段設けてもよい。すなわち、本願発明の第一の実施の形態にお
いてはダイクロミラー8のかわりに第一段目の偏光分離装置を配置し(図示せず
)S偏光を入射させ、一旦反射により光路を折り曲げたのち第二段目の偏光分離
装置1Gに入射させる。以降の作用は前述の実施の形態1と同様であり説明は省
略する。さらに、コントラストを重視する場合には緑色光束だけでなく比視感度
が次に高い赤色光束及び最も感度が低い青色光束についても二段階の偏光分離を
実施しても良い。
また図3に示すように映像表示素子2と偏光分離装置1B,1G,1Rを直接
結合することで空気界面が減り反射損失が低減できるばかりでなく映像表示素子
の機械的強度も向上する。さらに、物面である映像表示素子と厚肉の透明媒質で
ある偏光分離装置が直接結合することで、映像表示素子に直接ゴミが付着するこ
とによる投影映像の画質低下が無くなるという新しい効果が得られる。更には前
記偏光変換装置の映像表示装置側開口面積Siと色合成光学系側開口面積Scの
関係をSc<Siとすることで平行度の悪い光束が色合成光学系に入射するのを
防ぐことができる。この結果、最終的に得られるカラー映像の色むらや輝度むら
が軽減される。
映像表示素子2と偏光分離装置1B、1R、1Gとの具体的な結合方法につい
て図31及び図32により説明する。図31は映像表示素子の外観形状を示す外
観図で、シリコンチップを含む外装2bの片面には金属基板2aが熱伝導性接着
剤により接着固定されており、他方の面には厚さ2mm程度の保護ガラス2dが
接着されている。第一の結合着方法としては保護ガラス2dの表面に接着または
粘着する。第二の結合方法としては保護ガラス2dの代用として直接シリコンチ
ップを含む外装に接着または粘着固定すると保護ガラス2dが不要となりコスト
面でも有利になる。
偏光分離装置としては偏光ビームスプリッタを用いる。この偏光ビームスプリ
ッタは基材に生じる光学的異方性から複屈折を誘発し、光の偏光特性を乱してし
まう。このため偏光分離装置においてはS偏光、P偏光分離の消光比(コントラ
スト比)が低下する、照度むら及び3色合成後の色むら等画質を大幅に低下させ
る。そこで本願発明ではそれぞれの光に対応した偏光分離装置の基材を、互いに
異なる波長で光弾性定数の絶対値が最小となる材料を用いることで照度むら及び
3色合成後の色むら等を低減する。またコスト重視の場合には比視感度の低い青
色光束に対応した偏光分離装置の基材を緑色光束に対応した偏光分離装置の基材
と共通にしても良い。広い波長領域において光弾性定数が小さい基材としてはシ
ョット社のSF1、SF2、SF57、小原(株)のPBH55等があり、試作
によりその効果を確認できた。
本願発明の実施の形態では、照度むらや色むらを十分に低減するため、投写レ
ンズ20の直前の検光子12を設けている。このため色合成光学系を構成するプ
リズムについても、前述した偏光分離装置と同様に低複屈折の基材を用いると優
れた性能を得ることができる。この時、図3に示した光合成プリズムの内10G
、10Wについては視感度が最も高い緑色波長領域の光に対する光弾性定数が最
小となる基材を使用すると良好な性能が得られる。また、プリズム10Rについ
ては赤色波長領域の光に対する光弾性定数が最小となる基材を用いることで更な
る性能改善が実現できる。この時10Wは緑色波長領域と赤色波長領域において
光弾性定数が小さくなる基材を選ぶとさらに良い。
図5は本願発明の第2の実施の形態としての、投写レンズと色合成光学系部分
を示した平面図である。また図6は色分離光学系と色合成光学系の位置関係を示
した図5の側面図である。図3及び図4に示した実施の形態と共通部品には同一
番号を付し説明を省略する。
第1の実施の形態との大きな違いは偏光分離装置1B、1Rと色合成光学系を
構成するプリズム10B、10Rとがλ/2板4、6を介して粘着または接着さ
れている点である。但し緑色光束に対応した偏光分離装置1Gは色合成プリズム
10Gに直接粘着または接着される。映像表示素子2と偏光分離装置1B、1G
、1Rの間にはλ/4板70を配置し偏光軸を最適点にあわせ込むことで良好な
性能を得る。その他の動作については図3及び図4に示した実施の形態と同様で
あるため説明は省略する。
図7は本願発明の第3の実施の形態としての、投写レンズと色合成光学系部分
を示した平面図である。また図8は色分離光学系と色合成光学系の位置関係を示
した図7の側面図である。図3及び図4に示した実施の形態と共通部品には同一
番号を付し説明を省略する。
第1の実施の形態との大きな違いは偏光分離装置1B、1Rと色合成光学系を
構成するプリズム10R、10Bとがλ/2板を介して粘着または接着されてい
る点である。但し緑色光束に対応した偏光分離装置1Gは色合成プリズム10G
に直接粘着または接着される。映像表示素子2と偏光分離装置1B、1G、1R
の間にはλ/4板70を配置し偏光軸を最適点にあわせ込み調整後に接着または
粘着固定する。同時に検光子12を色合成プリズム10Wに接着または粘着固定
してもよい。この結果不要な空気界面が減り画質低下要因が減少する。その他の
動作については図3及び図4に示した実施の形態と同様であるため説明は省略す
る。
図9は本願発明の第4の実施の形態としての投写レンズと色合成光学系部分を
示した平面図である。また図10は色分離光学系と色合成光学系の位置関係を示
した図9の側面図である。図3及び図4に示した実施の形態と共通部品には同一
番号を付し説明を省略する。
図10において色分離光学系により分光された青色光束は、全反射ミラー7に
よりλ/2板4を透過後にP偏光に変換され偏光分離装置1Bに入射し1Bdと
1Bcの界面を通過する。その後、映像表示素子2に入射し、青色映像信号によ
り変調されるとともに偏光方向もS偏光に変換され出射する。偏光分離装置1B
に再度入射した青色映像光束は1Bdと1Bcの界面で反射した後図9に示す色
合成光学系に入射し、プリズム10Wとプリズム10Rの接合面及びプリズム1
0Bとプリズム10Gの接合面により形成された反射面に設けた青色反射フィル
ターの特性に合わせて反射され投写レンズ20に向かう。同様に赤色光束は、全
反射ミラー7によりλ/2板6を透過後にP偏光に変換され偏光分離装置1Rに
入射し1Rdと1Rcの界面を通過する。その後、映像表示素子2に入射し、赤
色映像信号により変調されるとともに偏光方向もS偏光に変換されて出射する。
偏光分離装置1Rに再度入射した青色映像光束は1Rdと1Rcの界面で反射し
た後図9に示す色合成光学系に入射し、プリズム10Wとプリズム10Bの接合
面及びプリズム10Rとプリズム10Gの接合面により形成された反射面に設け
た赤色反射フィルターの特性に合わせて反射され投写レンズ20に向かう。次に
緑色光束は、波長585nm以上の長波長光を透過するダイクロイックミラー7
によりλ/2板(図示せず)を透過後にP偏光に変換され偏光分離装置1Gに入
射し1Gdと1Gcの界面(図示せず)を通過し映像表示素子2に入射し、緑色
映像信号により変調されるとともに偏光方向もS偏光に変化して出射する。偏光
分離装置1Gに再度入射した緑色映像光束は1Gdと1Gcの界面で反射し、S
偏光のまま図9に示す色合成光学系に入射し、プリズム10Wプリズム10B、
プリズム10R、プリズム10Gの接合面に形成された反射面に設けた反射フィ
ルターを透過し投写レンズ20に向かう。以上述べた色合成手段によりカラー映
像を得て投、3個の映像表示素子2が全て同一平面内に存在する構成が可能とな
るのでファンなどによる強制空冷を行う場合の風路設計が容易となる。
また図10に示すように映像表示素子2と偏光分離装置1B,1G,1Rを直
接結合することで空気界面が減り反射損失が低減できるばかりでなく映像表示素
子の機械的強度も向上する。さらに、物面である映像表示素子と厚肉の透明媒質
である偏光分離装置が直接結合することで、映像表示素子に直接ゴミが付着する
ことによる投影映像の画質低下が無くなるという新しい効果が得られる。
図11は本願発明の第5の実施の形態としての、投写レンズと色合成光学系部
分を示した平面図である。また図12は色分離光学系と色合成光学系の位置関係
を示した図11の側面図である。図3及び図4に示した実施の形態と共通部品に
は同一番号を付し説明を省略する。
第4の実施の形態との大きな違いは偏光分離装置1B、1R、1Gと色合成光
学系を構成するプリズム10R、10B、10Gとが粘着または接着されている
点である。映像表示素子2と偏光分離装置1B、1G、1Rも接着または粘着さ
れている。その他の動作については図9及び図10に第4の実施の形態と同様で
あるため説明は省略する。
図13は本願発明の第6の実施の形態としての、投写レンズと色合成光学系部
分を示した平面図である。また図14は色分離光学系と色合成光学系の位置関係
を示した図13の側面図である。図9及び図10に示した実施の形態と共通部品
には同一番号を付し説明を省略する。
第4の実施の形態との大きな違いは偏光分離装置1B、1R、1Gと色合成光
学系を構成するプリズム10R、10B、10Gとが粘着または接着されている
点である。映像表示素子2と偏光分離装置1B、1G、1Rの間にはλ/4板7
0が配置され偏光軸を最適点にあわせ込みことが可能になっている。またλ/2
板4及び6(緑光束用は図示せず)は偏光分離装置1B、1R、1Gに接着また
は粘着されている。
図15は本願発明の第7の実施の形態としての、投写レンズと色合成光学系部
分を示した平面図である。また図16は色分離光学系と色合成光学系の位置関係
を示した図15の側面図である。図9及び図10に示した実施の形態と共通部品
には同一番号を付し説明を省略する。
第4の実施の形態との大きな違いは偏光分離装置1B、1R、1Gと色合成光
学系を構成するプリズム10R、10B、10Gとが粘着または接着されている
点である。映像表示素子2と偏光分離装置1B、1G、1Rの間にはλ/4板7
0が配置され偏光軸を最適点にあわせ込み、その後前記三者を接着または粘着固
定する。この結果不要な空気界面が減り画質低下要因が減少する。
またλ/2板4及び6(緑光束用は図示せず)は偏光分離装置1B、1R、1
Gに接着または粘着されている。その他の動作については図9及び図10に示し
た実施の形態と同様であるため説明は省略する。
図17、図18、図19、図20、図21は本願発明の色分離光学系の実施の
形態を示したものである。詳細な作用の説明は前述しているのでここでは省略す
る。
図17、図18、図19の違いは偏光子11の有無と色分離プリズム11に
偏光子が接着または粘着されているか否かである。図19で示した実施の形態で
は空気界面が図18に示した実施の形態に比べ2面減少していることから良好な
光学特性が得られる。図20、図21は色分離光学系の他の実施の形態で色分離
プリズム9W、9R、9G、9Bに変わってクロスダイクロミラー9を使用しコ
スト低減を図ったタイプである。
図22及び図23は金属多層膜により得られる一般的な反射フィルターの特性
を示したもので、図22は青色光透過で緑色光、赤色光反射のフィルター特性を
示し、図23は青色光、緑色光反射で赤色光透過のフィルター特性を示している
。偏波の種類によって同一の金属多層膜でも得られる特性が大きく異なることが
判る。このため、偏光軸が不揃いな光束が色分離・合成光学系を通過すると得ら
れる拡大映像に色むらや照度むらが発生することになる。
本願発明の実施の形態では白色光束を分光する色分離光学系にはS偏光で光が
入射する。この時色分離光学系のプリズム面に設ける反射膜の特性を図26に示
す。この特性では、赤色波長領域(600nm以上)の反射特性は急峻で良好な
特性となる。一方、青色波長領域(490nm以下)の反射特性も急峻になるが
、赤色波長領域での透過率にリップル成分が生じるため反射膜の膜数の増加が必
要となる。
本願発明の映像表示素子は光を映像信号に応じて変調すると同時に出射した光
束の偏光方向が入射した光束に対して180度回転(S偏光→P偏光)するため
、色合成光学系では緑色波長領域(おおよそ510nmから575nmの範囲)
の光をそのままP偏光とすれば図27に示すような急峻な特性を少ない膜数実現
できる。一方、赤色光束と青色光束についてはλ/2板を通過後させS偏光に変
換して光合成光学系に入射させる。この時得られる特性は図28に示されるよう
に良好なものとなる。
色合成光学系の合成プリズム10W及び検光子12及び投写レンズ20に設け
る反射防止膜の膜特性は従来図29に示すような広帯域に亙って平均的に反射率
を低減することを目的として設計されている。このため比視感度が最も強い緑色
波長領域(おおよそ510nmから575nmの範囲)の光に対する反射率が赤
色波長領域(600nm以上)の反射率や青色波長領域(490nm以下)の反
射率に比べ大きくなっている。これに対して本願発明の反射膜は図30に示すよ
うに比視感度が最も強い緑色波長領域(おおよそ510nmから575nmの範
囲)の光に対する反射率を最小となるように設計し、次いで赤色波長領域(60
0nm以上)の反射特性を押さえると良好な性能が得られる。例えば550nm
の光に対する反射率Rgに対して630nmの光に対する反射率Rrを6倍まで
、430nmの光に対する反射率Rbを10倍までの範囲に押さえ比視感度を含
め総合の反射率低減を実現している。
図34は本願発明の投写光学系を搭載した背面投写型画像ディスプレイ装置の
主要部を示す正面図である。45は投影装置、46はキャビネット、47は画面
フレーム、48はスクリーンの有効表示領域を示す。
投影装置45に用いる映像表示素子には画面有効表示領域以外にも駆動可能な
余剰画素領域を設け、投写レンズによりこの余剰画素領域含めて透過型スクリー
ン外形寸法よりも大きく拡大投写する。この時、透過型スクリーンの取り付け位
置の外側に光の強弱を電気信号に変換する受光素子49a、49b、49c、4
9d、49e、49fを配設する。受光素子49b、49eで画面水平方向の表
示位置を、受光素子49d、49fで画面垂直方向の表示位置を検出し、4個の
受光素子からの出力信号の変化により画面の回転情報を算出する。受光素子49
a、49cを設けることで画面の位置検出だけでなく画面歪みの検出も実現でき
る。
具体的な位置検知法としては、赤、緑、青色光束に対応したそれぞれの映像表
示素子の所定位置に一画素以上を順次表示し、この表示画素に対応して生じる前
記受光素子からの出力信号変化により前記それぞれの色光束に対応した映像表示
素子の最適画面全体の表示位置を求め、各映像表示素子ごとに駆動領域を制御す
ることにより、表示画面の位置を移動させて色ずれやラスターずれを最小とする
。この構成により、色ずれやラスターずれの補正のための光学部品の位置調整が
不要となり、電気的に高精度な補正を行うことができる。映像表示素子の駆動領
域の上記した調整は、通常、ディスプレイ装置の出荷時に行うが、購入後に視聴
者が行っても良い。この場合には、調整用のスイッチ(図示せず)を設け、該スイ
ッチにより上記調整を開始するように構成される。更には、所定時間ごとに、或
いは所定の使用時間(視聴時間)ごとに、或いは電源投入時ごとに、上記調整を行
うように構成しても良い。
次に図35及び図36は本願発明の投写光学系を搭載した背面投写型画像ディ
スプレイ装置の主要部を示す垂直方向断面図である。図35においては投影装置
50において得られる映像を投写用レンズ20により折り返しミラー52を介し
てスクリーン55上に拡大投写する構成となっている。54はキャビネット(筺
体)、51はバックカバーである。スクリーン55の外形中心に対して投写レン
ズの20の光軸がほぼ一致する構成であり、画面周辺部でのフレネルレンズによ
る反射損失が四隅で均一となる。有効画面サイズが異なる映像表示素子において
投影装置の色合成光学系を共通化して使用する場合には図33に示すように有効
画面サイズが大きい映像表示素子44に対応した拡大投影像41の画面中心をス
クリーンの外形中心に一致させる。これに対して有効画面サイズが小さい映像表
示素子43(同図中斜線にて表示)は、投写レンズ42の光軸に対して偏心させ
て配置する。この結果得られる拡大投影像40の中心位置は投写レンズの光軸中
心から離れた場所となる。この結果、図36に示すように、より奥行きが低減さ
れたセットが実現可能となる。同図において56は投影装置を20は投写用レン
ズを示している。その他図35と同一構成部品には同一番号が付してある。この
時、画面周辺部でのフレネルレンズによる光反射損失はスクリーンの上端と下端
で異なるが、投写レンズの周辺光量比が15%以下であれば偏心量が1:3程度
でも実用上問題無いレベルである。
本願発明の照明系の一部と色合成光学系、映像表示素子及び投写レンズの配置を示した構成図。 図1に示した本願発明の照明光学系と偏光分離装置及び投写レンズの配置を示した構成図。 本発明の色合成光学系の一実施の形態を示す平面図。 図1に示した本発明の色合成光学系の一実施の形態を示す側面図。 本発明の色合成光学系の一実施の形態を示す平面図。 図3に示した本発明の色合成光学系の一実施の形態を示す側面図。 本発明の色合成光学系の一実施の形態を示す平面図。 図5に示した本発明の色合成光学系の一実施の形態を示す側面図。 本発明の色合成光学系の一実施の形態を示す平面図。 図7に示した本発明の色合成光学系の一実施の形態を示す側面図。 本発明の色合成光学系の一実施の形態を示す平面図。 図9に示した本発明の色合成光学系の一実施の形態を示す側面図。 本発明の色合成光学系の一実施の形態を示す平面図。 図11に示した本発明の色合成光学系の一実施の形態を示す側面図。 本発明の色合成光学系の一実施の形態を示す平面図。 図13に示した本発明の色合成光学系の一実施の形態を示す側面図。 本発明の色分離光学系の一実施の形態を示す平面図。 本発明の色分離光学系の一実施の形態を示す平面図。 本発明の色分離光学系の一実施の形態を示す平面図。 本発明の色分離光学系の一実施の形態を示す平面図。 本発明の色分離光学系の一実施の形態を示す平面図。 色合成・分離光学系の反射膜特性を示す特性図。 色合成・分離光学系の反射膜特性を示す特性図。 本願発明の色分離光学系の構成を示す構成図。 本願発明の色合成光学系の構成を示す構成図。 本願発明の色合成・分離光学系の反射膜特性を示す特性図。 従来技術による色合成・分離光学系の反射膜特性を示す特性図。 従来技術による色合成・分離光学系の反射膜特性を示す特性図。 従来技術による反射防止多層膜の反射特性を示す特性図。 本願発明技術による反射防止多層膜の反射特性を示す特性図。 本願発明の映像表示素子と偏光分離装置の結合状態を示す構成図。 本願発明の映像表示素子と偏光分離装置の結合状態を示す構成図。 投写レンズによりスクリーン上に拡大された画像の位置を説明するための説明図。 本願発明の一実施形態である投写型画像ディスプレイ装置の正面図。 本願発明の投写光学系を搭載した背面投写型画像ディスプレイ装置の主要部を示す垂直方向断面図。 本願発明の投写光学系を搭載した背面投写型画像ディスプレイ装置の主要部を示す垂直方向断面図。
符号の説明
1G…緑光束用偏光分離装置、1R…赤光束用偏光分離装置、1B…青光束用
偏光分離装置、2…映像表示素子、2a,2b,2c,2d…映像表示素子の構
造部品、3…フレキシブル端子、4,5,6…λ/2板、70…λ/4板、7…
全反射ミラー、8…ダイクロィックミラー、9…色分離光学系、9R,9G,9B
…色分離プリズム、10W,10B,10R…色合成プリズム、11…偏光子、1
2…検光子、20…投写レンズ、30…フィールドレンズ、31…光路折返しミ
ラー、32…PBS、33…マルチレンズアレイ、34…マルチレンズアレイ、
35…光束変換レンズ、36…光源ランプ、40…拡大投影像(小)、41…拡大
投影像(大)、42…投写レンズ、43…映像表示素子(小)、44…映像表示素子
(大)、45…投影装置、46…キャビネット(筺体)、47…画面フレーム、4
8…スクリーン有効領域、49a,49b,49c,49d,49e…光センサ
ー、50…投影装置、51…バックカバー、52…光路折返しミラー、53…画
面フレーム、54…キャビネット(筺体)、55…透過型スクリーン。

Claims (7)

  1. 光源からの光束を同一偏波に変換する偏光変換手段と、
    該変換された光束を波長帯域に基づいて第1、第2、第3の色光束とに分離する色分離手段と、
    該分離された色光束それぞれの光路を変更する第1、第2及び第3の光路変更手段と、
    該光路変更手段により光路が変更されたそれぞれの色光束が入射する第1、第2及び第3の偏光分離手段と、
    該偏光分離手段からの前記第1、第2、第3の色光束各々が入射され、該偏光分離手段に各々からの反射光束を出射する第1、第2、第3の反射型映像表示素子と、
    所定の波長の光を選択的に透過または反射する光学フィルターを設けたプリズムを貼り合せて成り、前記偏光分離手段を介して入射される該反射型映像表示素子からのそれぞれの反射光束を合成する色合成手段と、
    該色合成手段により合成されたカラー画像を拡大投写する投写手段とを有し、
    前記色合成手段は、光弾性定数の絶対値が最小となる波長が異なる、少なくとも2種類以上の基材からなるプリズムにより構成されることを特徴とする投影装置。
  2. 前記色分離手段により分離される色光束は、赤色、緑色、青色であり、前記色合成手段を構成する前記プリズムの内の少なくとも一つは、光弾性定数の絶対値が最小となる波長が緑色波長領域であることを特徴とする請求項1に記載の投影装置。
  3. 前記偏光分離手段の前記反射型映像表示素子側面の開口面積Siと前記色合成手段側面の開口面積Scが下式を満足することを特徴とする請求項1乃至請求項2の何れかに記載の投影装置。
    Sc<Si
  4. 前記偏光分離手段と前記反射型映像表示素子とを貼り合わせるように構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の投影装置。
  5. 前記偏光分離手段と前記色合成手段とを貼り合わせるように構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の投影装置。
  6. 前記偏光分離手段は、偏光ビームスプリッタと偏光板とにより構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載の投影装置。
  7. 請求項1乃至請求項6の何れかに記載の投影装置と、
    所定位置に設置され、前記投写手段からの投写映像光が投影表示されるスクリーンとを有することを特徴とする投写型画像表示装置。
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