JP4734741B2 - Dc−dcコンバータ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は各種電子機器に用いられ、バッテリ等の直流電圧を入力されて負荷に制御された直流電圧を供給するDC−DCコンバータであり、特に入出力非反転で昇降圧可能なDC−DCコンバータに関する。
【0002】
【従来の技術】
バッテリ等の直流電圧を入力されて、入出力非反転で昇降圧制御された直流電圧を負荷に供給するDC−DCコンバータとしては、特公昭58−40913号公報に開示されたものがある。図4(a)は特公昭58−40913号公報に開示されたDC−DCコンバータの回路図であり、図4(b)はそのDC−DCコンバータの信号波形図である。
【0003】
図4(a)に示すように、このDC−DCコンバータには、電圧Eiの入力直流電源31が接続されており、第1のスイッチ手段32、第2のスイッチ手段33、第1のダイオード34、第2のダイオード35、チョークコイル36、および出力コンデンサ37が設けられている。出力コンデンサ37の電圧Eoは出力直流電圧として負荷38に供給されている。図4(b)に示すように、第1のスイッチ手段32及び第2のスイッチ手段33は同じスイッチング周期Tを有してオンオフ動作する。また、第1のスイッチ手段32及び第2のスイッチ手段33の1スイッチング周期におけるオン時間の割合、即ち時比率を、それぞれδ1、δ2とし、図に示すようにδ1>δ2とする。
【0004】
入力直流電源31の電圧Eiは、第1のスイッチ手段32及び第2のスイッチ手段33が共にオンしている時、チョークコイル36に印加される。この印加時間はδ2Tである。この時、入力直流電源31からチョークコイル36に電流が流れ、磁気エネルギーが蓄積される。次に、第2のスイッチ手段33がオフすると、第1のダイオード34が導通し、チョークコイル36には入力直流電圧Eiと出力直流電圧Eoの差Ei−Eoが印加される。この印加時間はδ1T−δ2Tであり、チョークコイル36を介して入力直流電源31から出力コンデンサ37へ電流が流れる。最後に、第1のスイッチ手段32がオフすると、第2のダイオード35が導通し、チョークコイル36には出力直流電圧Eoが逆方向に印加される。この印加時間はT−δ1Tであり、チョークコイル36から出力コンデンサ37へ電流が流れ、蓄積された磁気エネルギーは放出される。
【0005】
以上のように磁気エネルギーの蓄積と放出の動作を繰り返すことにより、出力コンデンサ37から負荷38へ電力が供給される。チョークコイル36の磁気エネルギーの蓄積と放出が均衡する安定動作状態においては、その電圧時間積の和はゼロであるから、
Ei×δ2T+(Ei−Eo)×(δ1T−δ2T)−Eo×(T−δ1T)=0
が成り立ち、この式を整理して、Eo/Ei=δ1/(1−δ2)という変換特性が得られる。δ2=0の場合は、Eo/Ei=δ1となり降圧コンバータとして動作する。δ1=1の場合は、Eo/Ei=1/(1−δ2)となり、昇圧コンバータとして動作する。また、各スイッチ手段の時比率を制御することにより、δ1/(1−δ2)は0から無限大まで設定可能である。即ち、理論上は任意の入力直流電圧Eiから任意の出力直流電圧Eoを形成することができる昇降圧コンバータとしてDC−DCコンバータは動作する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように構成された従来のDC−DCコンバータにおいては、第1のスイッチ手段のようなハイサイドスイッチにPチャネルMOSFETやPNPトランジスタが通常用いられる。これは、第1のスイッチ手段をオンする際に、そのゲート端子やベース端子をゼロ電位側へ抵抗などを介して引き落とせばよく、駆動が容易だからである。しかしながら、入力直流電圧が低い場合、第1のスイッチ手段のゲート電圧やベース電流が小さくなり、第1のスイッチ手段のオン電圧が上昇して導通損失が大きくなるといった問題点があった。また、定電流制御や過負荷垂下時などように制御したい出力直流電圧が低い場合、第1のダイオードに同期整流器としてPチャネルMOSFETやPNPトランジスタを用いても、同様の問題点があった。
【0007】
本発明は、上記問題点を解決することを課題として、入力直流電圧が低い場合、あるいは制御したい出力直流電圧が低い場合においても、導通損失を低減することができる高効率な昇降圧コンバータを提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るDC−DCコンバータは、直列に接続されたPチャンネルの第1のスイッチ手段とチョークコイルと第2のスイッチ手段が入力直流電源と並列に接続され、直列に接続された第3のスイッチ手段とチョークコイルと第4のスイッチ手段が出力コンデンサと並列に接続された構成であって、第1から第4のスイッチ手段のオンオフ時間を制御する第1の制御回路と、第3のスイッチ手段と並列に接続される第5のスイッチ手段と第1のコンデンサからなる第1の整流平滑回路と、第5のスイッチ手段と並列に接続される第6のスイッチ手段と第2のコンデンサからなる第2の整流平滑回路と、第1のスイッチ手段に並列に接続されるNチャンネルの第7のスイッチ手段と、第2のコンデンサと出力コンデンサとの加算電圧を駆動電圧源とし、第7のスイッチ手段を第1のスイッチ手段と同期してオンオフさせる第2の制御回路とを有する。このように構成されたDC−DCコンバータは、入力直流電圧が低い場合においても、充分な駆動電圧を供給される第7のスイッチ手段のオン電圧の低減が、第1のスイッチ手段の特性劣化を補い、導通損失を低減することができる。
【0009】
他の観点の発明のDC−DCコンバータは、直列に接続された第1のスイッチ手段とチョークコイルと第2のスイッチ手段が入力直流電源と並列に接続され、直列に接続されたPチャンネルの第3のスイッチ手段とチョークコイルと第4のスイッチ手段が出力コンデンサと並列に接続された構成であって、第1から第4のスイッチ手段のオンオフ時間を制御する第1の制御回路と、チョークコイルと第3のスイッチ手段に跨って接続されて第9のスイッチ手段と第3のコンデンサからなる第3の整流平滑回路と、第1のスイッチ手段と第3のコンデンサに跨って接続され第10のスイッチ手段と第4のコンデンサからなる第4の整流平滑回路と、第3のスイッチ手段と並列に接続されるNチャンネルの第11のスイッチ手段と、第4のコンデンサと入力直流電源との加算電圧を駆動電圧源とし、第11のスイッチ手段を第3のスイッチ手段と同期してオンオフさせる第3の制御回路とを有する。このように構成されたDC−DCコンバータは、出力直流電圧が低い場合においても、充分な駆動電圧を供給される第11のスイッチ手段のオン電圧の低減が、第3のスイッチ手段の特性劣化を補い、導通損失を低減することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るDC−DCコンバータに係る好ましい実施の形態について添付の図面を参照しつつ説明する。
【0011】
(実施の形態1)
図1は本発明に係る実施の形態1のDC−DCコンバータの構成を示す回路図である。図1に示すように、実施の形態1のDC−DCコンバータには、電圧Eiの入力直流電源1が接続されており、第1のスイッチ手段2、第2のスイッチ手段3、第3のスイッチ手段4、第4のスイッチ手段5、チョークコイル6、および出力コンデンサ7が設けられている。出力コンデンサ7の電圧Eoは出力直流電圧として負荷9に供給されている。
【0012】
第1のスイッチ手段2と第3のスイッチ手段4はソース端子が高電位側に接続されるPチャネルMOSFETである。また、第2のスイッチ手段3と第4のスイッチ手段5はソース端子が設置されるNチャネルMOSFETである。第1のスイッチ手段2とチョークコイル6と第2のスイッチ手段3は直列に接続され、第1のスイッチ手段2と第2のスイッチ手段3が共にオンするとチョークコイル6に入力直流電圧Eiが印加される。また、第3のスイッチ手段4とチョークコイル6と第4のスイッチ手段5は直列に接続され、第3のスイッチ手段4と第4のスイッチ手段5が共にオンするとチョークコイル6の電圧が出力コンデンサ7に印加されるように構成される。
【0013】
第1の制御回路8は、制御回路80、ダイオード81、抵抗82、ダイオード83、抵抗84、ダイオード85、抵抗86、ダイオード87、抵抗88から構成される。制御回路80は出力直流電圧Eoを検出して安定化するように、第1の駆動信号Vd1と第2の駆動信号Vd2を出力する。第1の駆動信号Vd1と第2の駆動信号Vd2は同じスイッチング周期Tを有するパルス信号である。第1の駆動信号Vd1は、ダイオード81と抵抗82の並列回路を介して第1のスイッチ手段2のゲート端子に入力され、ダイオード87と抵抗88の並列回路を介して第4のスイッチ手段5のゲート端子に入力され、さらに後述する第2の制御回路17に入力される。第1の駆動信号Vd1が“H”の時、第1のスイッチ手段2はオフ状態となり、第4のスイッチ手段5はオン状態となる。
【0014】
従って、第1のスイッチ手段2と第4のスイッチ手段5は、第1の駆動信号Vd1に同期して交互にオンオフ制御される。第2の駆動信号Vd2は、ダイオード85と抵抗86の並列回路を介して第3のスイッチ手段4のゲート端子に入力され、ダイオード83と抵抗84の並列回路を介して第2のスイッチ手段3のゲート端子に入力される。第2の駆動信号Vd2が“H”の時、第3のスイッチ手段4はオフ状態となり、第2のスイッチ手段3はオン状態となる。従って、第2のスイッチ手段3と第3のスイッチ手段4は、第2の駆動信号Vd2に同期して交互にオンオフ制御される。第1のスイッチ手段2と第2のスイッチ手段3の1スイッチング周期におけるオン時間の割合、即ち時比率を、それぞれδ1、δ2とし、1≧δ1>δ2≧0とする。
【0015】
第5のスイッチ手段であるダイオード10と第1のコンデンサ11は第1の整流平滑回路12を構成し、第3のスイッチ手段4の電圧を整流平滑した電圧が第1のコンデンサ11の両端に発生する。第6のスイッチ手段であるダイオード13と第2のコンデンサ14は第2の整流平滑回路15を構成し、第5のスイッチ手段であるダイオード10の電圧を整流平滑した電圧が第2のコンデンサ14の両端に発生する。第2のコンデンサ14は出力コンデンサ7に直列に接続される。第7のスイッチ手段16はNチャネルMOSFETであり、第1のスイッチ手段2と並列に接続される。
【0016】
第2の制御回路17は、抵抗170、トランジスタ171、抵抗172、ダイオード173から構成される。抵抗170は、第7のスイッチ手段16のゲート端子と第2のコンデンサ14を接続する。第1の制御回路8から出力される第1の駆動信号Vd1は、抵抗172とダイオード173との並列回路を介してトランジスタ171のゲート端子に入力される。第1の駆動信号Vd1が“H”の時、トランジスタ171はオン状態となり、第7のスイッチ手段16のゲート端子の電圧をゼロ電圧にして、第7のスイッチ手段16をオフ状態にする。従って、第7のスイッチ手段16は第1のスイッチ手段2と同期してオンオフ動作する。
【0017】
次に、実施の形態1のDC−DCコンバータの動作を説明する。入力直流電源1の電圧Eiは、第1のスイッチ手段2及び第2のスイッチ手段3が共にオン状態の時、チョークコイル6に印加される。この印加時間はδ2Tである。この時、入力直流電源1からチョークコイル6に電流が流れ、磁気エネルギーが蓄積される。次に、第2のスイッチ手段3がオフして、第3のスイッチ手段4がオン状態になると、チョークコイル6には入力直流電圧Eiと出力直流電圧Eoの差Ei−Eoが印加される。この印加時間はδ1T−δ2Tであり、チョークコイル6を介して入力直流電源1から出力コンデンサ7へ電流が流れる。最後に、第1のスイッチ手段2がオフして、第4のスイッチ手段5がオン状態になると、チョークコイル6には出力直流電圧Eoが逆方向に印加される。この印加時間はT−δ1Tであり、チョークコイル6から出力コンデンサ7へ電流が流れ、蓄積された磁気エネルギーは放出される。
【0018】
以上のように磁気エネルギーの蓄積と放出の動作を繰り返すことにより、出力コンデンサ7から負荷9へ電力が供給される。チョークコイル6の磁気エネルギーの蓄積と放出が均衡する安定動作状態においては、その電圧時間積の和はゼロであるから、
Ei×δ2T+(Ei−Eo)×(δ1T−δ2T)−Eo×(T−δ1T)=0
が成り立ち、この式を整理して、Eo/Ei=δ1/(1−δ2)という変換特性が得られる。この変換特性からも分かるように、δ1とδ2を制御することにより、理論上は任意の入力直流電圧Eiから任意の出力直流電圧Eoを形成することができる昇降圧コンバータとしてDC−DCコンバータは動作する。
【0019】
第1の制御回路8の制御回路80は、出力直流電圧Eoを検出して、これを安定化するように(1−δ1)Tのパルス幅を有する第1の駆動信号Vd1と、(1−δ2)Tのパルス幅を有する第2の駆動信号Vd2を発生する。制御回路80は、δ1>δ2の関係を保ちながら、出力直流電圧Eoが制御したい設定値よりも高くなろうとすると、δ1およびδ2を小さくする。逆に、出力直流電圧Eoが制御したい設定値よりも低くなろうとすると、δ1およびδ2を大きくする。各スイッチ手段のゲート端子が抵抗とダイオードの並列回路を介して駆動信号を入力されるのは、ターンオンは遅く、ターンオフは速く動作させるためである。このようにして、例えば第1のスイッチ手段2と第4のスイッチ手段5が、瞬時にも同時オン状態となることを避けている。
【0020】
出力直流電圧Eoに対し、入力直流電圧Eiがある程度高くなると、δ2=0(第2の駆動信号Vd2は常時“L”)となる。この場合、DC−DCコンバータの変換特性は、Eo/Ei=δ1となり、降圧コンバータとして動作する。このような降圧モードにおいては、第3のスイッチ手段4はオン状態に固定されている。このため、第3のスイッチ手段4の両端はゼロ電圧であり、第1のコンデンサ11もゼロ電圧となる。同様に第2のコンデンサ14にも電圧は発生しない。このため第7のスイッチ手段16の駆動電源電圧は出力直流電圧Eoとなる。第1のスイッチ手段2がオン状態にある時に第7のスイッチ手段16をオンしようとしても、Eoは入力直流電圧Eiよりも低いため、駆動電圧である第7のスイッチ手段16のゲート−ソース電圧がマイナス電圧となる。即ち、降圧モードにおいては第7のスイッチ手段16はオフ状態に固定される。
【0021】
次に入力直流電圧Eiが出力直流電圧Eoに近い電圧値である場合、1>δ1>δ2>0となる。この場合、DC−DCコンバータの変換特性は、前述の通りEo/Ei=δ1/(1−δ2)となり、昇降圧コンバータとして動作する。このような昇降圧モードの時、第3のスイッチ手段4のオフ状態の電圧は出力直流電圧Eoであるから、これを整流平滑した第1のコンデンサ11の電圧もEoとなる。同様に、第5のスイッチ手段10のオフ状態の電圧は第1のコンデンサ11の電圧であるから、これを整流平滑した第2のコンデンサ14の電圧もEoとなる。このため、第7のスイッチ手段16の駆動電源電圧は出力直流電圧Eoに第2のコンデンサ14の電圧Eoが加算された2Eoとなる。
【0022】
既に説明したように、第2の制御回路17は、第1の駆動信号Vd1を入力されることにより、第1のスイッチ手段2のオンオフと同期して、第7のスイッチ手段16をオンオフする。第7のスイッチ手段16がオン状態にある時、第7のスイッチ手段16のゲート端子には、抵抗170を介して2Eoの電圧が印加されている。この時、ドレイン端子が入力直流電源1に接続されている第7のスイッチ手段16のドレイン−ソース間は、ほぼ短絡状態であり、第7のスイッチ手段16のゲート−ソース間には、2Eo−Eiの電圧が印加されている。
【0023】
さらに、入力直流電圧Eiが出力直流電圧Eoよりある程度低くなると、δ1=1(第1の駆動信号Vd1が常時“L”)となる。この場合、DC−DCコンバータの変換特性は、Eo/Ei=1/(1−δ2)となり、昇圧コンバータとして動作する。このような昇圧モードにおいても、第2のコンデンサ14の電圧がEoとなるのは昇降圧モードと同様である。即ち、第7のスイッチ手段16の駆動電源電圧は2Eoとなる。昇降圧モードと異なるのは、第1のスイッチ手段2が常時オン状態にあるので、第7のスイッチ手段16のゲート端子にも常時2Eoの電圧が印加されてオン状態にあることである。第7のスイッチ手段16のゲート−ソース間には、2Eo−Eiの電圧が印加される。
【0024】
以上のように、実施の形態1のDC−DCコンバータは、昇降圧モード及び昇圧モードにおいて、第1のスイッチ手段2と並列接続された第7のスイッチ手段16が第1のスイッチ手段2に同期してオンオフする。このため、第1のスイッチ手段2に用いたPチャネルのMOSFETに充分大きなゲート−ソース電圧が印加できなくなっても、並列接続されたNチャネルのMOSFETである第7のスイッチ手段16がオン状態になって導通損失を低減する。しかもそのゲート−ソース電圧は2Eo−Eiであるので、入力直流電圧Eiが低くなるほど大きな駆動電圧が印加され、第1のスイッチ手段2のオン抵抗の増加を、第7のスイッチ手段16のオン抵抗の減少で補うことができるのである。
【0025】
尚、以上の実施の形態1のDC−DCコンバータにおいて、第5のスイッチ手段10および第6のスイッチ手段13にダイオードを用いて説明してきたが、ダイオード以外の整流用スイッチ手段、例えば同期整流器であっても構わない。
【0026】
(実施の形態2)
図2は本発明に係る実施の形態2のDC−DCコンバータの構成を示す回路図である。図2に示すように、実施の形態2のDC−DCコンバータは、実施の形態1のDC−DCコンバータとほぼ同様の構成を有している。実施の形態1のDC−DCコンバータと異なるところは、入力直流電源1から第1のコンデンサ11へ第8のスイッチ手段であるダイオード18が接続されている点である。図2において、第1の制御回路8と第2の制御回路17の詳細は、図1と同様であるので省略した。
【0027】
次に、実施の形態2のDC−DCコンバータの動作であるが、これも実施の形態1のDC−DCコンバータとほぼ同様である。即ち、第1の制御回路8と第2の制御回路17によってオンオフ制御された各スイッチ手段により、チョークコイル6の磁気エネルギーの蓄積と放出の動作が繰り返され、出力コンデンサ7から負荷9へ電力が供給される。入出力直流電圧の関係や降圧/昇降圧/昇圧モードも、実施の形態1のDC−DCコンバータと同様であるので、その説明は省略する。
【0028】
以下に、実施の形態1のDC−DCコンバータと異なる構成である第8のスイッチ手段であるダイオード18の係わる動作について説明する。第8のスイッチ手段であるダイオード18に電流が流れるのは、第2のスイッチ手段3がオン状態の時であり、且つ入力直流電圧Eiが出力直流電圧Eoより高い時である。この時、第8のスイッチ手段であるダイオード18を介して、第1のコンデンサ11は入力直流電圧Eiに充電される。第2のスイッチ手段3がオフ状態になると、第6のスイッチ手段であるダイオード13を介して、第2のコンデンサ14は第1のコンデンサ11の電圧即ち入力直流電圧Eiに充電される。第7のスイッチ手段16の駆動電源電圧は、第2のコンデンサ14と出力直流電圧Eoとの加算電圧であるので、Ei+Eoとなる。第7のスイッチ手段16がオン状態にある時のゲート−ソース間には、Ei+Eo−Ei=Eoの電圧が印加される。
【0029】
このように、第7のスイッチ手段16がオン状態にある時のゲート−ソース間にEoの電圧が印加されるのは、昇降圧モードで入力直流電圧Eiが出力直流電圧Eoより高い場合である。この場合、実施の形態1のDC−DCコンバータであれば、第7のスイッチ手段16のゲート−ソース間に印加される電圧は2Eo−Eiである。Ei>Eoであるときには、Eo>2Eo−Eiであるから、実施の形態1のDC−DCコンバータの場合よりも高い駆動電圧を第7のスイッチ手段16に供給することができる。
【0030】
以上のように、本発明の実施の形態2のDC−DCコンバータによれば、昇降圧モードで入力直流電圧Eiが出力直流電圧Eoより高い場合においても、第7のスイッチ手段16がオン状態にある時のゲート−ソース間にEoの電圧が印加され、実施の形態1のDC−DCコンバータの場合よりも高い駆動電圧を供給することができるという効果を奏する。
【0031】
尚、以上の実施の形態2のDC−DCコンバータにおいて、第5のスイッチ手段10、第6のスイッチ手段13および第8のスイッチ手段18にダイオードを用いて説明してきたが、ダイオード以外の整流用スイッチ手段、例えば同期整流器であっても構わない。しかしながら、第5のスイッチ手段10と第8のスイッチ手段18を共に同期整流器のような構成にする場合には、入力直流電源1と出力コンデンサ7が短絡状態とならないように、いずれかのスイッチ手段のみがオン状態となるように工夫する必要がある。本実施の形態のDC−DCコンバータのように第5のスイッチ手段10と第8のスイッチ手段18にダイオードを用いておけば、入力直流電源1の電圧が出力コンデンサ7の電圧より高い場合には、第5のスイッチ手段であるダイオード10が導通し、低い場合は第8のスイッチ手段であるダイオード18が導通する。
【0032】
(実施の形態3)
図3は本発明に係る実施の形態3のDC−DCコンバータの構成を示す回路図である。図3に示すように、実施の形態3のDC−DCコンバータには、電圧Eiの入力直流電源1が接続されており、第1のスイッチ手段2、第2のスイッチ手段3、第3のスイッチ手段4、第4のスイッチ手段5、チョークコイル6、および出力コンデンサ7が設けられている。出力コンデンサ7の電圧Eoは出力直流電圧として負荷9に供給されている。
【0033】
第1のスイッチ手段2と第3のスイッチ手段4はソース端子が高電位側に接続されるPチャネルMOSFETである。また、第2のスイッチ手段3と第4のスイッチ手段5はソース端子が設置されるNチャネルMOSFETである。第1のスイッチ手段2とチョークコイル6と第2のスイッチ手段3は直列に接続され、第1のスイッチ手段2と第2のスイッチ手段3が共にオンするとチョークコイル6に入力直流電圧Eiが印加される。また、第3のスイッチ手段4とチョークコイル6と第4のスイッチ手段5は直列に接続され、第3のスイッチ手段4と第4のスイッチ手段5が共にオンするとチョークコイル6の電圧が出力コンデンサ7に印加されるように構成される。
【0034】
第1の制御回路8は、出力直流電圧Eoを検出して安定化するように、第1のスイッチ手段2と第4のスイッチ手段5を交互にオンオフ制御し、第3のスイッチ手段4と第2のスイッチ手段3を交互にオンオフ制御する。各スイッチ手段は同じスイッチング周期Tを有しており、第1のスイッチ手段2と第2のスイッチ手段3の1スイッチング周期におけるオン時間の割合、即ち時比率を、それぞれδ1、δ2とし、1≧δ1>δ2≧0とする。また、第2のスイッチ手段3のオンオフ動作に同期した駆動信号を出力し、後述する第3の制御回路26に入力される。以上の構成における入出力直流電圧の関係や降圧/昇降圧/昇圧モードの基本的な動作は、実施の形態1のDC−DCコンバータと同様であるので説明は省略する。
【0035】
第9のスイッチ手段であるダイオード19と第3のコンデンサ20は第3の整流平滑回路21を構成する。第10のスイッチであるダイオード22と第4のコンデンサ23は第4の整流平滑回路24を構成する。第4のコンデンサ23は入力直流電源1に直列に接続される。第11のスイッチ手段25はNチャネルMOSFETであり、第3のスイッチ手段4と並列に接続される。第3の制御回路26は、第1の制御回路8から出力される駆動信号を入力され、第11のスイッチ手段25を第3のスイッチ手段4と同期してオンオフ動作する。第11のスイッチ手段25の駆動電圧は第4のコンデンサ23から供給される。
【0036】
以下に、実施の形態1のDC−DCコンバータと異なる構成である第3の整流平滑回路21、第4の整流平滑回路24、第11のスイッチ手段25、および第3の制御回路26の係わる動作について説明する。
【0037】
まず、第1のスイッチ手段2がオフ状態で第4のスイッチ手段5がオン状態になると、第9のスイッチであるダイオード19を介して、第3のコンデンサ20は出力コンデンサ7の電圧即ち出力直流電圧Eoに充電される。次に、第1のスイッチ手段2がオン状態になると、第10のスイッチであるダイオード22を介して、第4のコンデンサ23は第3のコンデンサ20の電圧即ち出力直流電圧Eoに充電される。即ち、第1のスイッチ手段2と第4のスイッチ手段5のオンオフ動作により、第4のコンデンサ23には出力直流電圧Eoと同じ電圧が発生する。
【0038】
第4のコンデンサ23は入力直流電源1と直列に接続されているので、第3の制御回路26に入力される第11のスイッチ手段25の駆動電圧は、Ei+Eoとなる。第3の制御回路26は第11のスイッチ手段25を、第3のスイッチ手段4に同期させてオンオフする。第11のスイッチ手段25がオン状態の時には、第3のスイッチ手段4もオン状態である。このため、第11のスイッチ手段25のゲート−ソース間には、Ei+Eo−Eo=Eiが印加される。
【0039】
尚、第4のコンデンサ23に出力直流電圧Eoが発生するのは、前述の説明のように、第1のスイッチ手段2及び第4のスイッチ手段5のオンオフ動作による。従って、第3の制御回路26によって、第11のスイッチ手段25がオン状態の時にゲート−ソース間にEiが印加されるのは、降圧モードまたは昇降圧モードの場合である。
【0040】
以上のように、実施の形態3のDC−DCコンバータは、出力直流電圧Eoが低い降圧モード及び昇降圧モードにおいて、第3のスイッチ手段4と並列接続された第11のスイッチ手段25が第3のスイッチ手段4に同期してオンオフする。このため、第3のスイッチ手段4に用いたPチャネルのMOSFETに充分大きなゲート−ソース電圧が印加できなくなっても、並列接続されたNチャネルのMOSFETである第11のスイッチ手段25がオン状態になって導通損失を低減する。しかもそのゲート−ソース電圧はEiであるので、出力直流電圧Eoによらない。
【0041】
尚、以上の実施の形態3のDC−DCコンバータにおいて、第9のスイッチ手段19および第10のスイッチ手段22にダイオードを用いて説明してきたが、ダイオード以外の整流用スイッチ手段、例えば同期整流器であっても構わない。
【0042】
【発明の効果】
以上、実施の形態において詳細に説明したところから明らかなように、本発明は次の効果を有する。
【0043】
本発明のDC−DCコンバータによれば、直列に接続された第1のスイッチ手段とチョークコイルと第2のスイッチ手段が入力直流電源に並列に接続され、直列に接続された第3のスイッチ手段と前記チョークコイルと第4のスイッチ手段とが出力コンデンサと並列に接続された構成を有し、第3のスイッチ手段と並列に接続される第5のスイッチ手段と第1のコンデンサからなる第1の整流平滑回路と、第5のスイッチ手段と並列に接続される第6のスイッチ手段と第2のコンデンサからなる第2の整流平滑回路と、第1のスイッチ手段に並列に接続される第7のスイッチ手段と、第2のコンデンサと出力コンデンサとの加算電圧を駆動電圧源とし、第7のスイッチ手段を第1のスイッチ手段と同期してオンオフさせる第2の制御回路を有することにより、入力直流電圧が低い昇圧モードまたは昇降圧モードにおいて、第1のスイッチ手段に充分な駆動電圧が供給できなくなっても、並列接続された第7のスイッチ手段がオン状態になって導通損失を低減する。しかも、その駆動電圧は約2倍の出力直流電圧と入力直流電圧との差であるので、入力直流電圧が低くなるほど大きな駆動電圧が得られ、第1のスイッチ手段の特性劣化を第7のスイッチ手段のオン電圧の低減が補うことができる。即ち、低い入力直流電圧時であっても高効率な電力伝達特性を有することができる。
【0044】
また、上記の構成において、入力直流電源と第1のコンデンサとを結ぶ第8のスイッチ手段であるダイオードを設けることにより、昇降圧モードで入力直流電圧が出力直流電圧より高い場合においても、第7のスイッチ手段がオン状態にある時のゲート−ソース間に出力直流電圧と同じ電圧が印加され、より高い駆動電圧を供給することができる。特に第5のスイッチ手段と第8のスイッチ手段は、共にダイオードで構成すれば、入出力間を短絡状態にすることはない。
【0045】
また、他の観点による本発明のDC−DCコンバータによれば、直列に接続された第1のスイッチ手段とチョークコイルと第2のスイッチ手段が入力直流電源に並列に接続され、直列に接続された第3のスイッチ手段と前記チョークコイルと第4のスイッチ手段とが出力コンデンサと並列に接続された構成を有し、チョークコイルと第3のスイッチ手段に跨って接続されて第9のスイッチ手段と第3のコンデンサからなる第3の整流平滑回路と、第1のスイッチ手段と第3のコンデンサに跨って接続され第10のスイッチ手段と第4のコンデンサからなる第4の整流平滑回路と、第3のスイッチ手段と並列に接続される第11のスイッチ手段と、第4のコンデンサと入力直流電源との加算電圧を駆動電圧源とし、第11のスイッチ手段を第3のスイッチ手段と同期してオンオフさせる第3の制御回路とを有することにより、定電流制御や過負荷垂下時などように、制御したい出力直流電圧が低い降圧モードまたは昇降圧モードにおいて、第3のスイッチ手段に充分な駆動電圧が印加できなくなっても、並列接続された第11のスイッチ手段がオン状態になって導通損失を低減する。しかもその駆動電圧は入力直流電圧と同じ電圧であるので、出力直流電圧によらない。即ち、低い出力直流電圧であっても高効率な電力伝達特性を有することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるDC−DCコンバータの構成を示す回路図
【図2】本発明の実施の形態2におけるDC−DCコンバータの構成を示す回路図
【図3】本発明の実施の形態3におけるDC−DCコンバータの構成を示す回路図
【図4】従来の昇降圧コンバータの構成を示す回路図
【符号の説明】
1 入力交流電源
2 第1のスイッチ手段
3 第2のスイッチ手段
4 第3のスイッチ手段
5 第4のスイッチ手段
6 チョークコイル
7 出力コンデンサ
8 第1の制御回路
9 負荷
10 第5のスイッチ手段
11 第1のコンデンサ
12 第1の整流平滑回路
13 第6のスイッチ手段
14 第2のコンデンサ
15 第2の整流平滑回路
16 第7のスイッチ手段
17 第2の制御回路
Claims (4)
- 直列に接続されたPチャンネルの第1のスイッチ手段とチョークコイルと第2のスイッチ手段が入力直流電源に並列に接続され、直列に接続された第3のスイッチ手段と前記チョークコイルと第4のスイッチ手段とが出力コンデンサと並列に接続された構成を有するDC−DCコンバータであって、
前記第1のスイッチ手段と前記第4のスイッチ手段を交互にオンオフし、前記第2のスイッチ手段と前記第3のスイッチ手段を交互にオンオフすると共に、前記出力コンデンサから制御された直流電圧を出力するように、前記第1のスイッチ手段と前記第2のスイッチ手段と前記第3のスイッチ手段と前記第4のスイッチ手段のオンオフ時間を制御する第1の制御回路と、
第5のスイッチ手段と第1のコンデンサからなり、前記第3のスイッチ手段と並列に接続され、前記第2のスイッチ手段がオン状態の時に前記出力コンデンサから前記第1のコンデンサへ充電されるように構成された第1の整流平滑回路と、
第6のスイッチ手段と第2のコンデンサからなり、前記第5のスイッチ手段と並列に接続され、前記第2のスイッチ手段がオフ状態の時に前記第1のコンデンサから前記第2のコンデンサへ充電されるように構成された第2の整流平滑回路と、
前記第1のスイッチ手段と並列に接続されるNチャンネルの第7のスイッチ手段と、
前記第2のコンデンサと前記出力コンデンサとの加算電圧を駆動電圧源とし、前記第7のスイッチ手段を前記第1のスイッチ手段と同期してオンオフさせる第2の制御回路と、を有するDC−DCコンバータ。 - 前記第1のコンデンサに前記入力直流電源の電圧が充電されるように、前記入力直流電源と前記第1のコンデンサとを結ぶ第8のスイッチ手段を設けた請求項1記載のDC−DCコンバータ。
- 少なくとも、前記第5のスイッチ手段と前記第8のスイッチ手段がダイオードである請求項2記載のDC−DCコンバータ。
- 直列に接続された第1のスイッチ手段とチョークコイルと第2のスイッチ手段が入力直流電源に並列に接続され、直列に接続されたPチャンネルの第3のスイッチ手段と前記チョークコイルと第4のスイッチ手段とが出力コンデンサと並列に接続された構成を有するDC−DCコンバータであって、
前記第1のスイッチ手段と前記第4のスイッチ手段を交互にオンオフし、前記第2のスイッチ手段と前記第3のスイッチ手段を交互にオンオフすると共に、前記出力コンデンサから制御された直流電圧を出力するように、前記第1のスイッチ手段と前記第2のスイッチ手段と前記第3のスイッチ手段と前記第4のスイッチ手段のオンオフ時間を制御する第1の制御回路と、
第9のスイッチ手段と第3のコンデンサからなり、前記チョークコイルと前記第3のスイッチ手段に跨って接続され、前記第1のスイッチ手段がオフ状態の時に前記出力コンデンサから前記第3のコンデンサへ充電されるように構成された第3の整流平滑回路と、
第10のスイッチ手段と第4のコンデンサからなり、前記第1のスイッチ手段と前記第3のコンデンサに跨って接続され、前記第1のスイッチ手段がオン状態の時に前記第3のコンデンサから前記第4のコンデンサへ充電されるように構成された第4の整流平滑回路と、
前記第3のスイッチ手段と並列に接続されるNチャンネルの第11のスイッチ手段と、
前記第4のコンデンサと前記入力直流電源との加算電圧を駆動電圧源とし、前記第11のスイッチ手段を前記第3のスイッチ手段と同期してオンオフさせる第3の制御回路と、を有するDC−DCコンバータ。
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