JP2001045745A - Dc−dcコンバータ - Google Patents

Dc−dcコンバータ

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JP2001045745A
JP2001045745A JP11215434A JP21543499A JP2001045745A JP 2001045745 A JP2001045745 A JP 2001045745A JP 11215434 A JP11215434 A JP 11215434A JP 21543499 A JP21543499 A JP 21543499A JP 2001045745 A JP2001045745 A JP 2001045745A
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Japan
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mosfet
switching element
terminal
voltage
choke coil
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JP11215434A
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Inventor
Noriaki Mukaide
徳章 向出
Narihiro Kubo
成博 久保
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Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
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Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイオードの順方向電圧降下による損失を改
善する。 【解決手段】 第2端子5と第5端子8間にMOSFE
T10を接続し、昇圧時にはMOSFET10はスイッ
チング動作を行わずオフ状態のままとすることにより、
チョークコイル1、MOSFET11、ショットキダイ
オード2で昇圧回路を構成し、降圧時にはMOSFET
10はMOSFET9と同期してPWM制御することに
より、チョークコイル1、MOSFET9,10、ショ
ットキダイオード2で降圧回路を構成したので、降圧回
路の作動においてチョークコイルに発生した逆起電力を
コンデンサに充電するとき、MOSFET10がPWM
制御でのオン制御により導通状態となり、ショットキダ
イオードの順方向電圧降下より小さいオン電圧を有する
バイパス用素子として働く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PWM回路を用い
たDC−DCコンバータに関し、特に必要とする出力電
圧に対して入力電圧が高いときは降圧し、低いときは昇
圧するDC−DCコンバータに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のDC−DCコンバータは、例え
ば、特開平8−9630号公報に提案されている。この
DC−DCコンバータは、電源電圧を必要とする出力電
圧と比較し、この比較結果に応じ、電源電圧を所定出力
電圧に昇圧する際には、降圧用のPチャネル型MOSF
ETをオン状態にするとともに、昇圧用のNチャネル型
MOSFETをPWM制御して、チョークコイル、昇圧
用のNチャネル型MOSFET、逆流防止用のショット
キダイオードからなる昇圧回路を作動させることによ
り、電源電圧をチョークコイルへ供給し、チョークコイ
ルに発生した逆起電力を電源電圧に加算してコンデンサ
に充電しながら所定出力電圧に昇圧し、電源電圧を所定
出力電圧に降圧する際には、昇圧用のNチャネル型MO
SFETをスイッチング動作を行なわずオフ状態のまま
とするとともに、降圧用のPチャネル型MOSFETを
PWM制御して、降圧用のPチャネル型MOSFET、
チョークコイル、バイパス用のショットキダイオードか
らなる降圧回路を作動させることにより、電源電圧をチ
ョークコイルへ供給し、チョークコイルに発生した逆起
電力をコンデンサに充電しながら所定出力電圧に降圧す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
DC−DCコンバータでは、降圧用のPチャネル型MO
SFET、チョークコイル、バイパス用のショットキダ
イオードからなる降圧回路が作動するとき、バイパス用
のショットキダイオードとさらに逆流防止用のショット
キダイオードの順方向電圧降下による損失が発生すると
いう問題がある。また、チョークコイル、昇圧用のNチ
ャネル型MOSFET、逆流防止用のショットキダイオ
ードからなる昇圧回路が作動するとき、逆流防止用のシ
ョットキダイオードの順方向電圧降下による損失が発生
するという問題がある。本発明は上記問題点を解決する
ために、バイパス用のショットキダイオードまたはバイ
パス用のショットキダイオードと逆流防止用のショット
キダイオードの替わりにMOSFETを用いたDC−D
Cコンバータを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】(1)本発明に係るDC
−DCコンバータは、電源電圧のチョークコイルへの供
給をPWM制御しチョークコイルに発生した逆起電力を
逆流防止用素子を介してコンデンサに充電することによ
り電源電圧を所定電圧に昇圧または降圧して出力するD
C−DCコンバータにおいて、前記電源電圧のチョーク
コイルへの供給をオンオフする第1スイッチング素子
と、前記チョークコイルの電源電圧供給側である一端へ
の接地電圧の供給をオンオフする第2スイッチング素子
と、前記チョークコイルの他端への接地電圧の供給をオ
ンオフする第3スイッチング素子と、前記電源電圧を前
記所定電圧と比較する比較器とを含む半導体集積回路装
置を備え、前記比較器の比較結果に応じて、前記昇圧時
に前記第1スイッチング素子をオン制御、前記第2スイ
ッチング素子をオフ制御、および前記第3スイッチング
素子をPWM制御させるとともに、前記降圧時に前記第
1および第2スイッチング素子をPWM制御させ、前記
第3スイッチング素子をオフ制御させるようにしたこと
を特徴とする。 (2)本発明に係るDC−DCコンバータは上記(1)
項において、前記逆流防止用素子がショットキダイオー
ドであることを特徴とする。 (3)本発明に係るDC−DCコンバータは上記(1)
項において、前記逆流防止用素子が前記半導体集積回路
装置に含まれ、寄生ダイオードを有する第4スイッチン
グ素子であり、この第4スイッチング素子を昇圧時にオ
フ制御させて前記寄生ダイオードを逆流防止用として使
用し、降圧時にオン制御させるようにしたことを特徴と
する。 (4)本発明に係るDC−DCコンバータは上記(1)
項において、前記逆流防止用素子が、寄生ダイオードを
有する第4スイッチング素子と第4スイッチング素子に
並列接続されたショットキダイオードとからなり、前記
第4スイッチング素子は前記半導体集積回路装置に含ま
れ、前記第4スイッチング素子を昇圧時にオフ制御させ
て前記寄生ダイオードを逆流防止用として使用し、降圧
時にオン制御させるようにしたことを特徴とする (5)本発明に係るDC−DCコンバータは上記(1)
項から(4)項のうちの一つにおいて、前記第1乃至第
3スイッチング素子が第1乃至第3MOSFETからな
ることを特徴とする。 (6)本発明に係るDC−DCコンバータは上記(5)
項において、前記第1MOSFETがPチャネル型であ
り、前記第2および第3MOSFETがNチャネル型で
ある請求項5記載のDC−DCコンバータ。 (7)本発明に係るDC−DCコンバータは上記(3)
項または(4)項において、前記第4スイッチング素子
がPチャネル型MOSFETからなることを特徴とす
る。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に基づき第1実施
例のDC−DCコンバータを図1乃至図3と図7を参照
して説明する。図1において、DC−DCコンバータ
は、DC−DCコンバータ用IC100と、チョークコ
イル1と、逆流防止用素子であるショットキダイオード
2と、コンデンサ3とを備えている。DC−DCコンバ
ータ用IC100には接続端子として、IC100へ電
源電圧Viを供給するための電源端子としての第1端子
4、チョークコイル1への電源電圧または接地電圧の供
給端子としての第2端子5、チョークコイル1への接地
電圧またはチョークコイル1からショットキダイオード
2への出力の供給端子としての第3端子6、電源電圧が
所定電圧Voに昇圧または降圧されて出力される出力端
子としての第4端子7、およびIC100へ接地電圧を
供給するための接地端子としての第5端子8を有し、第
1端子4には図示されない電源が接続され、第2端子5
にはチョークコイル1の一端が接続され、第3端子6に
はチョークコイル1の他端とショットキダイオード2の
アノード側とが接続され、第4端子7にはショットキダ
イオード2のカソード側とコンデンサ3の一端とが接続
され、第5端子8にはコンデンサ3の他端とアースとが
接続される。
【0006】DC−DCコンバータ用IC100は内部
回路として、チョークコイル1、ショットキダイオード
2、およびコンデンサ3とで昇降圧回路を構成する第1
乃至第3スイッチング素子としての第1乃至第3MOS
FET9,10,11と、MOSFET9,10,11
をPWM制御するための信号を生成するPWM回路12
と、基準電圧を必要とする所定出力電圧に設定した基準
電圧源13と、電源電圧と基準電圧源13の電圧との比
較信号を生成する比較器14と、比較器14の比較信号
に応じて昇圧回路を動作させるかまたは降圧回路を動作
させるかを切換える切換え手段として構成される第1乃
至第3切換え回路15,16,17およびインバータ1
8と、第4端子7の出力電圧を分割してPWM回路12
内の図示しない誤差増幅器にフィードバックするための
分割抵抗19,20とを含んでいる。
【0007】Pチャネル型MOSFET9は電源電圧の
チョークコイル1への供給をオンオフするためにソース
とドレインとで第1端子4と第2端子5間に、Nチャネ
ル型MOSFET10はチョークコイル1の電源電圧供
給側である一端への接地電圧の供給をオンオフするため
にドレインとソースとで第2端子5と接地端子8間に、
Nチャネル型MOSFET11はチョークコイル1の他
端への接地電圧の供給をオンオフするためにドレインと
ソースとで第2端子6と接地端子8間にそれぞれ接続さ
れている。第1乃至第3切換え回路15,16,17
は、例えば、図7に示すようにPチャネル型MOSFE
T21とNチャネル型MOSFET22からなるCMO
S回路で構成され、MOSFET21のソースに接続さ
れた一方の入力端子23と、MOSFET22のソース
に接続された他方の入力端子24と、MOSFET21
とMOSFET22の接続点に接続された出力端子25
と、MOSFET21とMOSFET22のゲートに共
通接続された制御端子26を有している。切換え回路1
5の端子25はMOSFET9のゲートに,切換え回路
16の端子25はMOSFET10のゲートに,切換え
回路17の端子25はMOSFET11のゲートにそれ
ぞれ接続され,各切換え回路15,16,17の端子2
4は第5端子8に共通接続されている。尚、図1では切
換え回路15,16,17は降圧動作時の接続状態を示
す。PWM回路12は、図示を省略するが三角波発生回
路、誤差増幅器、PWM制御回路等を含み、各回路を駆
動するため第1端子4と第5端子8間に接続され、PW
M回路12の出力は各切換え回路15,16,17の端
子23にそれぞれ接続されている。比較器14の一方の
入力は第1端子4に接続されるとともに、他方の入力は
基準電圧源13に接続され、比較器14の出力は第1お
よび第2切換え回路15,16の端子26に接続される
とともにインバータ18を介して第3切換え回路17の
端子26に接続されている。分割抵抗19,20の直列
回路は第4端子7と第5端子8間に接続され、その分割
点はPWM回路12内の図示しない誤差増幅器の入力に
接続されている。
【0008】上記構成のDC−DCコンバータの動作に
ついて説明する。端子7からの所定出力電圧Voが例え
ば、Vo=8.5Vとし、端子4に電源電圧Viが例え
ば、Vi=6Vで供給されると、電源電圧は所定出力電
圧より低いので比較器14からの比較信号により第1お
よび第2切換え回路15,16は端子24と端子25間
が接続されるとともに第3切換え回路17は端子23と
端子25間が接続され、従ってMOSFET9はオン状
態となり、MOSFET10はスイッチング動作を行わ
ずオフ状態のままで、MOSFET11はPWM制御さ
れ、チョークコイル1、MOSFET11、ショットキ
ダイオード2からなる昇圧回路が作動する。この昇圧回
路の動作は図2に示すように、PWM制御によりMOS
FET11がオン状態のときには電源電圧Viからチョ
ークコイル1、MOSFET11の経路で電流I1が流
れ、オフ状態になるとチョークコイル1に発生する逆起
電力が電源電圧Viに加えられてショットキダイオード
2、コンデンサ3の経路で電流I2が流れ、出力端子に
昇圧された電圧Voが発生する。
【0009】次に、端子7からの所定出力電圧Voが同
じく、Vo=8.5Vとし、端子4に電源電圧Viが例
えば、Vi=15Vで供給されると、電源電圧は所定出
力電圧より高いので比較器14からの比較信号により第
1および第2切換え回路15,16は端子23と端子2
5間が接続されるとともに第3切換え回路17は端子2
4と端子25間が接続され、従ってMOSFET9,1
0はPWM制御され、MOSFET11はスイッチング
動作を行わずオフ状態のままで、チョークコイル1、M
OSFET9,10、ショットキダイオード2からなる
降圧回路が作動する。この降圧回路の動作は図3に示す
ように、PWM制御によりMOSFET9がオン状態
で、且つMOSFET10がオフ状態のときには電源電
圧ViからMOSFET9、チョークコイル1、ショッ
トキダイオード2、コンデンサ3の経路で電流I1が流
れ、MOSFET9がオフ状態で、且つMOSFET1
0がオン状態になるとチョークコイル1に発生する逆起
電力からショットキダイオード2、コンデンサ3、MO
SFET10の経路で電流I2が流れ、出力端子に降圧
された電圧Voが発生する。
【0010】以上のように、第2端子5と第5端子8間
にMOSFET10を接続し、昇圧時にはMOSFET
10はスイッチング動作を行わずオフ状態のままとする
ことにより、チョークコイル1、MOSFET11、シ
ョットキダイオード2で昇圧回路を構成し、降圧時には
MOSFET10はMOSFET9と同期してPWM制
御することにより、チョークコイル1、MOSFET
9,10、ショットキダイオード2で降圧回路を構成し
たので、降圧回路の作動においてチョークコイルに発生
した逆起電力をコンデンサに充電するとき、従来回路の
場合ではバイパス用のショットキダイオードの順方向電
圧降下による損失が発生するという問題があったが、本
実施例ではMOSFET10がPWM制御でのオン制御
により導通状態となりバイパス用素子として働き、ショ
ットキダイオードの順方向電圧降下による損失より小さ
いオン電圧による損失となる。また、MOSFET10
はIC内に内臓することができるので、外付けする部品
の点数を減らすことができる。尚、昇圧時、降圧時とも
ショットキダイオード2の順方向電圧降下による損失は
残っている。
【0011】次に、本発明の第2実施例について、図4
乃至図7を参照して説明する。尚、図1と同一のものに
ついては同一符号を付してその説明を省略する。図4に
おいて、図1との違いはショットキダイオード2の替わ
りにDC−DCコンバータ用IC200の第3端子6と
第4端子7間にPチャネル型MOSFET27を接続す
るとともに、比較器14からの比較信号により制御し
て、MOSFET27のゲートを昇圧時に第4端子7
に、および降圧時に第5端子8に接続するためにインバ
ータ28を介した第4切換え回路29を設けた点であ
る。第4切換え回路29は、例えば、図7に示した回路
が用いられ、端子23は第4端子7に、端子24は第5
端子8に、端子25はMOSFET27のゲートに,端
子26はインバータ28を介して比較器14の出力にそ
れぞれ接続されている。尚、図4では切換え回路15,
16,17,29は降圧動作時の接続状態を示す。
【0012】上記構成のDC−DCコンバータの動作に
ついて第1実施例と異なる点のみを説明する。端子7か
らの所定出力電圧Voが例えば、Vo=8.5Vとし、
端子4に電源電圧Viが例えば、Vi=6Vで供給され
ると、比較器14からの比較信号により第4切換え回路
29は端子23と端子25間が接続され、従ってMOS
FET27はスイッチング動作を行わずオフ状態のまま
で、MOSFET27の寄生ダイオードが図1のショッ
トキダイオード2と同様に逆流防止用ダイオードとして
働き、チョークコイル1、MOSFET11、MOSF
ET27からなる昇圧回路が作動する。この昇圧回路の
動作は図5に示すように、PWM制御によりMOSFE
T11がオン状態のときには電源電圧Viからチョーク
コイル1、MOSFET11の経路で電流I1が流れ、
オフ状態になるとチョークコイル1に発生する逆起電力
が電源電圧Viに加えられてMOSFET27の寄生ダ
イオード、コンデンサ3の経路で電流I2が流れ、出力
端子に昇圧された電圧Voが発生する。
【0013】次に、端子7から出力される電圧Voの所
定出力電圧が同じく、Vo=8.5Vとし、端子4に電
源電圧Viが例えば、Vi=15Vで供給されると、比
較器14からの比較信号により第4切換え回路29は端
子24と端子25間が接続され、従ってMOSFET2
7は導通状態となり、チョークコイル1、MOSFET
9,10,27からなる降圧回路が作動する。この降圧
回路の動作は図6に示すように、PWM制御によりMO
SFET9がオン状態で、且つMOSFET10がオフ
状態のときには電源電圧ViからMOSFET9、チョ
ークコイル1、MOSFET27、コンデンサ3の経路
で電流I1が流れ、MOSFET9がオフ状態で、且つ
MOSFET10がオン状態になるとチョークコイル1
に発生する逆起電力からMOSFET27、コンデンサ
3、MOSFET10の経路で電流I2が流れ、出力端
子に降圧された電圧Voが発生する。
【0014】従って、MOSFET27は昇圧時には寄
生ダイオードの順方向電圧降下により損失が発生する
が、降圧時にはショットキダイオードの順方向電圧降下
による損失より小さいオン電圧による損失となり、第1
実施例の場合より更にショットキダイオードの順方向電
圧降下による損失を減少させることができる。また、M
OSFET27はIC内に内臓することができるので、
外付けする部品の点数を更に減らすことができる。尚、
第2実施例において、第1実施例と同様にショットキダ
イオードを第3端子6と第4端子7間に接続してもよ
く、この場合は、外付けする部品の点数が第1実施例と
同じとなるが、昇圧時にMOSFET27の寄生ダイオ
ードの順方向電圧降下より小さいショットキダイオード
の順方向電圧降下による損失となる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、チョークコイルの電源
電圧供給側である一端への接地電圧の供給をオンオフす
る第2スイッチング素子を設け、この第2スイッチング
素子を昇圧時にオフ制御、降圧時にPWM制御すること
により、降圧回路の作動においてチョークコイルに発生
した逆起電力をコンデンサに充電するとき、従来回路の
場合ではバイパス用のショットキダイオードの順方向電
圧降下による損失が発生するという問題があったが、本
発明では第2スイッチング素子のPWM制御でのオン制
御によりショットキダイオードの順方向電圧降下による
損失より小さいオン電圧による損失となる。また、第2
スイッチング素子をIC内に内臓したので、外付けする
部品の点数を減らすことができる。また、本発明によれ
ば、逆流防止用のショットキダイオードの替わりに第4
スイッチング素子を設け、この第4スイッチング素子を
昇圧時にオフ制御、降圧時にオン制御することにより、
昇圧時には寄生ダイオードの順方向電圧降下により損失
が発生するが、降圧時にはショットキダイオードの順方
向電圧降下による損失より小さいオン電圧による損失と
なり、更にショットキダイオードの順方向電圧降下によ
る損失を減少させることができる。また、第4スイッチ
ング素子をIC内に内臓することができるので、外付け
する部品の点数を更に減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例であるDC−DCコンバ
ータの回路図
【図2】 図1に示すDC−DCコンバータの昇圧回路
としての動作を示す説明図。
【図3】 図1に示すDC−DCコンバータの降圧回路
としての動作を示す説明図。
【図4】 本発明の第2実施例であるDC−DCコンバ
ータの回路図
【図5】 図4に示すDC−DCコンバータの昇圧回路
としての動作を示す説明図。
【図6】 図4に示すDC−DCコンバータの降圧回路
としての動作を示す説明図。
【図7】 図1および図4に示すDC−DCコンバータ
に用いられる切換え回路の回路図。
【符号の説明】
1 チョークコイル 2 ショットキダイオード 3 コンデンサ 9 第1MOSFET(第1スイッチング素子) 10 第2MOSFET(第2スイッチング素子) 11 第3MOSFET(第3スイッチング素子) 14 比較器 27 第4MOSFET(第4スイッチング素子)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源電圧のチョークコイルへの供給をPW
    M制御しチョークコイルに発生した逆起電力を逆流防止
    用素子を介してコンデンサに充電することにより電源電
    圧を所定電圧に昇圧または降圧して出力するDC−DC
    コンバータにおいて、 前記電源電圧のチョークコイルへの供給をオンオフする
    第1スイッチング素子と、前記チョークコイルの電源電
    圧供給側である一端への接地電圧の供給をオンオフする
    第2スイッチング素子と、前記チョークコイルの他端へ
    の接地電圧の供給をオンオフする第3スイッチング素子
    と、前記電源電圧を前記所定電圧と比較する比較器とを
    含む半導体集積回路装置を備え、 前記比較器の比較結果に応じて、前記昇圧時に前記第1
    スイッチング素子をオン制御、前記第2スイッチング素
    子をオフ制御、および前記第3スイッチング素子をPW
    M制御させるとともに、前記降圧時に前記第1および第
    2スイッチング素子をPWM制御させ、前記第3スイッ
    チング素子をオフ制御させるようにしたことを特徴とす
    るDC−DCコンバータ。
  2. 【請求項2】前記逆流防止用素子がショットキダイオー
    ドであることを特徴とする請求項1記載のDC−DCコ
    ンバータ。
  3. 【請求項3】前記逆流防止用素子が前記半導体集積回路
    装置に含まれ、寄生ダイオードを有する第4スイッチン
    グ素子であり、この第4スイッチング素子を昇圧時にオ
    フ制御させて前記寄生ダイオードを逆流防止用として使
    用し、降圧時にオン制御させるようにしたことを特徴と
    する請求項1記載のDC−DCコンバータ。
  4. 【請求項4】前記逆流防止用素子が、寄生ダイオードを
    有する第4スイッチング素子と第4スイッチング素子に
    並列接続されたショットキダイオードとからなり、前記
    第4スイッチング素子は前記半導体集積回路装置に含ま
    れ、前記第4スイッチング素子を昇圧時にオフ制御させ
    て前記寄生ダイオードを逆流防止用として使用し、降圧
    時にオン制御させるようにしたことを特徴とする請求項
    1記載のDC−DCコンバータ。
  5. 【請求項5】前記第1乃至第3スイッチング素子が第1
    乃至第3MOSFETからなることを特徴とする請求項
    1乃至請求項4のうち一の請求項記載のDC−DCコン
    バータ。
  6. 【請求項6】前記第1MOSFETがPチャネル型であ
    り、前記第2および第3MOSFETがNチャネル型で
    ある請求項5記載のDC−DCコンバータ。
  7. 【請求項7】前記第4スイッチング素子がPチャネル型
    MOSFETからなることを特徴とする請求項3または
    請求項4記載のDC−DCコンバータ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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