JP4734427B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器に係り、特に、半導体等の発熱体とこれを冷却する冷却装置を内蔵する電子機器に関する。
近時、パーソナルコンピュータ等の電子機器では情報処理速度が大きく向上してきており、これに伴ってCPU等の半導体素子の発熱量も増大してきている。このため、これらの半導体素子の性能を維持するためには、強制冷却が不可欠となってきている。
また、近年は、CPUだけでなく画像処理を行うグラフィックコトローラといった高速信号処理用の半導体素子の発熱も増加してきており、ひとつの筐体のなかに強制冷却を必要とする複数の半導体素子を含む電子機器の形態も多くなってきている。
CPU等の強制冷却方法には従来から種々の形態が採られている。これらの中で、発熱体(CPU等)に熱的に接続した受熱体の熱を、ヒートパイプで放熱体へ伝熱し、放熱体をファン等で強制空冷する形態がある。
特許文献1は、この形態に係る技術のひとつを開示している。特許文献1が開示する電子機器は、例えばノートブック型パーソナルコンピュータであり、電子機器本体とパネル部とがヒンジ部を介して開閉自在に結合されている。電子機器本体は、薄型の筐体に構成品を収納しており、CPU等の発熱体や冷却装置はこの筐体に収納されている。筐体の側壁には、通風孔が設けられており、冷却装置は通風孔に近接して配設されている。冷却装置の冷却風はこの通風孔を介して筐体の外部に排出される。
冷却装置は、放熱体、冷却ファン、ヒートパイプ、及び受熱体を備えて構成されている。ヒートパイプの一端にある受熱体は、発熱体(CPU)と熱的に接続されている。また、ヒートパイプの他端は、放熱体に熱的に接続されており、発熱体(CPU)の熱は受熱体を介してヒートパイプを伝熱し、放熱体へ伝わる。
放熱体は多数のフィンを備えて構成されており、これらのフィンと冷却ファンで発生する冷却風との間で熱交換が行われる。受熱した冷却風は、通風孔を介して外部に排出される。
特開2003−97892号公報
ところで、上記のように構成された従来の電子機器には、受熱した冷却風の総てが筐体外部に排出されるわけではなく、その一部が筐体の内部に環流してくるという問題がある。
受熱した冷却風を効率良く外部に排出するためには、冷却フィンと放熱体とを可能な限り通風孔(側壁)に接近させればよい。しかしながら、冷却フィンや放熱体を筐体に組み込む際の作業容易性の観点や、固定部材の配置上の制約等から、側壁と放熱体との間に形成される空隙を完全に排除することは困難である。
このため、受熱した冷却風の一部は、通風孔の隔壁に当たった後、空隙を通り、筐体の内部に環流冷却風として戻ってくることになる。
この結果、筐体の内部温度が上昇し、冷却ファンで発生させる冷却風そのものの温度が上昇することになり、発熱体に対する冷却性能が低下することになる。このため、所要の冷却性能を確保するためには、冷却ファンや放熱体を大型化せざるを得ない状況になりかねない。
また、筐体内部の温度上昇は、強制空冷までは必要としない他の半導体素子や電子部品に対しても悪影響を与えかねない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、受熱した冷却風の筐体内部への環流を低減し、冷却効率を向上させると共に、筐体内部の温度上昇を低減することができる電子機器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る電子機器は、通風孔が設けられた側壁と、底壁とを有した筐体と、前記筐体に収容された発熱体と、前記通風孔の近傍に設けられた放熱体と、一端が前記発熱体に熱接続され、他端が前記放熱体に熱接続されたヒートパイプと、前記放熱体に冷却風を送るファンが収納されたファンケースと、前記ファンケースとは別体として前記放熱体の両側方に前記筐体の前記底壁および前記側壁と一体に設けられ、前記放熱体の位置決めをするとともに前記ファンケースから前記通風孔までの領域を挟んで前記冷却風を導く一対のリブと、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る電子機器によれば、受熱した冷却風の筐体内部への環流を低減し、冷却効率を向上させると共に、筐体内部の温度上昇を低減することができる。
本発明に係る電子機器の一実施形態の外観例を示す斜視図。 本発明に係る電子機器の第1の実施形態における冷却装置および冷却構造を模式的に示す平面図。 本発明に係る電子機器の第1の実施形態における冷却装置および冷却構造を模式的に示す側面図。 本発明に係る電子機器の第2の実施形態における冷却装置および冷却構造を模式的に示す平面図。 本発明に係る電子機器の第2の実施形態における冷却装置および冷却構造を模式的に示す側面図。 本発明に係る電子機器の第3の実施形態における冷却装置および冷却構造を例示する斜視図。 第3の実施形態における第2の放熱体に係る冷却系の構造を例示する斜視図。 第3の実施形態における第1の放熱体に係る冷却系の構造を例示する斜視図。 第3の実施形態において、冷却ファンおよび放熱体を取り除いた状態を例示する斜視図。 第3の実施形態から第2の放熱体に係る冷却系を取り除いた形態を例示する斜視図。 側方閉塞板の他の実施形態に係る形状を例示する側面図。
本発明に係る電子機器の実施形態について、添付図面を参照して説明する。
(1)第1の実施形態
図1は、本発明の一実施形態に係る電子機器1、例えばノートブック型パーソナルコンピュータの外観例を示す斜視図である。
電子機器1は、図1に示したように、電子機器本体3とパネル部2とがヒンジ部5を介して開閉自在に結合されている。パネル部2には、各種情報や画像等を表示する液晶パネル6が設けられている。
電子機器本体3は、薄型の筐体7に各種構成品を収納しており、CPUやグラフィックコントローラ等の発熱体50や冷却装置20はこの筐体7に収納されている。筐体7は、側壁8、側壁9、前壁10、底壁11、上壁12、および後壁13から構成されている。
側壁8には、複数の通風孔15が設けられており、冷却装置20は通風孔15に近接して配設されている。冷却装置20によって発熱体50を冷却し、冷却後の受熱した冷却風はこの通風孔15を介して筐体7の外部に排出される。
図2は、発熱体50、冷却装置20、および冷却装置20周辺の冷却構造を模式的に示した平面図である。
冷却装置20は、冷却ファン(ファン)21、放熱体40、ヒートパイプ(熱伝達手段)24、および受熱体25を備えて構成されている。
冷却ファン21は、モータ(図示せず)によって回転駆動される回転ファン(ファン)22と、回転ファン22を収納するファンケース21aとを備えている。
放熱体40は、ファンケース21aのファン開口21bを覆うようにファンケース21aに近接して配設されている。放熱体40は、例えば、多数の板状フィン41から構成されている。板状フィン41は、熱伝導率の高い金属、例えばアルミニウムや銅等で形成されている。
ヒートパイプ24は、高速で熱を伝達することができる熱伝達素子であり、その外周は銅等の金属で覆われている。ヒートパイプ24の一端24aは受熱体25に熱的に接続されている。受熱体25は、銅等の伝熱性の高い金属で形成され、CPU等の発熱体50と熱的に接続されている。
一方、ヒートパイプ24の他端24bは、放熱体40の板状フィン41を貫通し、板状フィン41と熱的に接続されている。
側壁8には、受熱した冷却風60を筐体7の外部に排出するための複数の通風孔15が設けられている。
冷却ファン21及びこれに連接する放熱体40は、受熱した冷却風60を効率良く筐体7の外部に排出するため、通風孔15に近接して対向するように配置されるが、側壁8と放熱体40との間には僅かな空隙70が存在する。冷却ファン21や放熱体40を筐体7に組み込む際の作業容易性の観点や、これらを底壁11に固定するための固定部材の配置上の制約等から、側壁8と放熱体40との間の空隙70を完全に排除することは困難であるためである。
放熱体40の長手方向の両側に設けられている側方閉塞板(閉塞板:閉塞部材:第1閉塞部)30a、30b、および上方閉塞板(閉塞板:閉塞部材:第2閉塞部)45(図3参照)は、この空隙70から、受熱した冷却風60が筐体7に環流することを防止するために設けられているものである。側方閉塞板30a、30bおよび上方閉塞板45の存在により、受熱した冷却風60を筐体7の内部に環流させることなく、効率良く通風孔15を介して筐体7の外部に排出することが可能となる。
図3は、冷却装置20及びその近傍の冷却構造を模式的に示す側面図である。
冷却ファン21及び放熱体40は、筐体7の底壁11側に近接して配置される。冷却ファン21で発生される冷却風は、放熱体40の板状フィン41の間隙を通り抜ける間に板状フィン41と熱交換が行われ受熱する。受熱した冷却風60は、空隙70を通り抜けて側壁8の設けられている通風孔15を通って筐体7の外部に排出される。
この時、空隙70は、側方閉塞板30a、30b(図3では側方閉塞板30aは反対側に位置するため見えていない)と上方閉塞板45とで塞がれているため、筐体7の内部に環流することなく、ほぼ総ての受熱した冷却風60が通風孔15を通り抜けて筐体7の外部に排出される。
側方閉塞板30a、30bの底壁11に対向する縁部、および側壁8に対向する縁部を、それぞれ底壁11及び側壁8の少なくとも一方と連結し、リブ構造状に一体的に形成するようにしても良い。このような構造にすれば、空隙70からの受熱した冷却風60の漏れをより確実に防止できる。また、側方閉塞板30a、30bの組立作業も簡素化され作業性が向上する。
側方閉塞板30a、30bには、図3に示したように切り欠き36が設けられている。この切り欠き36は、放熱体40を貫通するヒートパイプ24と側方閉塞板30a、30bとの機械的な干渉を避けるためのものである。ヒートパイプ24と側方閉塞板30a、30bとの間に機械的な干渉があると、ヒートパイプ24に不要な力が加わり、ヒートパイプ24自体の変形のみならず、ヒートパイプ24の一端24aに接合されている受熱体25や発熱体50に対してストレスを与え、場合によっては接合剥離が生じる可能性もある。切り欠き36によってこのような問題を解消することができる。
側方閉塞板30a、30bの材質は、特に限定するものではないが、筐体7の材質と同種の樹脂や軽量合金等で形成される。
上方閉塞板45は、放熱体40の上に載置される形態であるため特に強度は必要なく、例えば薄い樹脂フィルム等で形成できる。
第1の実施形態にかかる電子機器1の冷却装置20及び冷却構造によれば、放熱体40と通風孔15との空隙70に閉塞板を設けたことで、受熱した冷却風60の筐体7内部への環流を防止することが可能となり、筐体7の内部の温度上昇を低減することができる。この結果、従来技術に係る電子機器に比べると、冷却ファン21で発生する冷却風自体の温度が低下し、発熱体50の冷却性能が向上する。このため、従来の冷却装置20に比べて小型の冷却装置20で所要の冷却性能を確保することが可能となる。また、冷却装置20の低電力化にも寄与する。
また、筐体7の内部の温度上昇を低減することができるため、強制冷却を必要としない半導体素子や電子部品に対しても熱による影響を低減することができる。
(2)第2の実施形態
図4は、第2の実施形態に係る電子機器1の冷却装置20及び冷却構造を模式的に示す平面図である。
第1の実施形態との相違点は、2つの冷却系を有している点である。即ち、第1の発熱体51の冷却系として、側壁8に近接して配設される第1の放熱体42、これに他端26bが熱的に接続される第1のヒートパイプ26、第1のヒートパイプ26の一端26aに熱的に接続される第1の受熱体27とを備えている。
同様に、第2の発熱体50の冷却系として、第1の放熱体42と冷却ファン21との間に配設される第2の放熱体40、これに他端24bが熱的に接続される第2のヒートパイプ24、第2のヒートパイプ24の一端24aに熱的に接続される第2の受熱体25とを備えている。
それぞれの冷却系自体は、第1の実施形態で説明した内容と同様のものであるため、説明は省略する。
第2の実施形態に係る電子機器の冷却構造では、側壁8と第1の放熱体42との間に形成される第1の空隙72と、第1の放熱体42と第2の放熱体40との間に形成される第2の空隙71の2つの空隙が生じる。
このため、第2の実施形態に係る閉塞板は、これら2つの空隙からの受熱した冷却風60の環流を防止することができる構造としている。具体的には、側方閉塞板31a、31b、及び上方閉塞板46、47(図5参照)によって閉塞板を構成している。
図5は、第2の実施形態に係る電子機器1の冷却装置20及び冷却構造を模式的に示す側面図である。第1の空隙72と第2の空隙71の双方をカバーするため、側方閉塞板31a、31b(図5では、側方閉塞板31aは反対側にあるため見えていない)は、第1の実施形態に比べると冷却風の流れる方向に長い形状となっている。また、側方閉塞板31a、31bには、第1および第2のヒートパイプ26、24との機械的干渉を回避するため、2つの切り欠き38、37が設けられている。
上方閉塞板は、2つの空隙72、71に対応して、分割した2つの上方閉塞板46、47を備えている。なお、これら2つの上方閉塞板を一体的に1つの上方閉塞板として形成する形態であっても良い。
第2の実施形態に係る電子機器の冷却装置20および冷却構造によれば、第1の実施形態による効果を有する他、複数の発熱体、例えばCPUとグラフィックコントローラ、を冷却することができる。
(3)第3の実施形態
図6は、第3の実施形態に係る電子機器の冷却装置20および冷却構造を示す斜視図である。図6では、放熱体から延出しているヒートパイプの先の構造を省略して図示してある。
第3の実施形態は、第2の実施形態と類似するが、相違点は、2本のヒートパイプによって1つの発熱体を冷却可能に構成している点である。具体的には、第2の放熱体40に、2本のヒートパイプ24、28を貫通させ、これら2本のヒートパイプ24、28のそれぞれで1つの発熱体の熱を伝熱させる形態としている。
図7は、第2の放熱体40に係る冷却系を取り出して図示した斜視図である。ヒートパイプ24の一端24aには受熱体29が熱的に接続され、受熱体29は発熱体52と熱的に接続されている。さらに、ヒートパイプ28の一端28aも受熱体29と熱的に接続され、発熱体52と熱的に接続されている。
一方、ヒートパイプ24、28の夫々の他端24b、28bは、第2の放熱体40の板状フィン41を貫通している。かかる冷却構造によって、発熱体52で発生する熱は2本のヒートパイプ24、28を介して第2の放熱体40に伝熱し、冷却ファン21によって冷却される。
第2の放熱体40を上方から覆う上方閉塞板47は、隣接する第1の放熱体42との間の空隙71(図5参照)の上方からの冷却風の漏れを塞ぐと共に、各板状フィン41の夫々の間隙の上方からの冷却風の漏れも塞いでいる。
図8は、第1の放熱体42に係る冷却系を取り出して図示した斜視図である。ヒートパイプ26の一端26aには受熱体27が熱的に接続され、受熱体27は発熱体51と熱的に接続されている。ヒートパイプ26の他端26b、第1の放熱体42の板状フィン43を貫通している。第1の放熱体42を上方から覆う上方閉塞板46は、第1の放熱体42と側壁8との間の空隙72(図5参照)の上方からの冷却風の漏れを塞ぐと共に、各板状フィン43の夫々の間隙の上方からの冷却風の漏れも塞いでいる。
図9は、図6に示した冷却装置20および冷却構造の斜視図から、冷却ファン21、第1及び第2の放熱体42、40を取り除いた状態を示す斜視図である。
底壁11には、凹部11aが形成されており、この凹部11aに接するように冷却ファン21や第1及び第2の放熱体42、40が載置される。このため、冷却ファン21から通風孔15へ至る経路上において、受熱した冷却風60の下方からの漏れは殆ど発生しない。
側方閉塞板31a、31bに設けられている切り欠き37、38の形状は、図5に例示した形状と若干異なっているが、ヒートパイプとの機械的干渉を回避するという効果は同じである。
第3の実施形態に係る電子機器の冷却装置20及び冷却構造によれば、第2の実施形態による効果に加えて、さらに多くの発熱体を冷却することが可能である。
(4)その他の実施形態
図10は、第3の実施形態(図6参照)から、第1の放熱体42に係る冷却系を取り除いた形態を示している。パーソナルコンピュータ等の電子機器では、強制冷却が必要となる発熱体の数が機種によって異なることがある。このため、強制冷却を必要とする発熱体の数に応じて、冷却系を容易に組み替えることができる形態がコスト低減の観点から好ましい。例えば、強制空冷が必要な発熱体が3つの場合には図6に例示した形態で使用し、強制空冷が必要な発熱体が2つの場合には図10に例示したように、第1の放熱体42に係る冷却系を取り除いた形態で使用する等である。このような使用形態によって、冷却装置20や冷却構造の部品の共通化が可能となりコスト低減に寄与する。
なお、第1の放熱体42を取り除くことによって生じる新たな空隙によって、受熱した冷却風60の漏れは若干増加するものの、側方閉塞板31a、31bの存在によって、従来の冷却構造に比べると冷却性能は向上している。
図11は、側方閉塞板の形状に係る他の実施形態を示す図である。
図11(a)に示す形態の側方閉塞板32a、32bは、第2の実施形態(図5参照)に比べて、さらに冷却風の通路方向に長くし、冷却ファン21と第2の放熱体40との間に形成される空隙73も塞ぐことができるように形成したものである。
冷却ファン21と第2の放熱体40との間の空隙73は、元々それ程大きなものではないが、この空隙を塞ぐことで受熱した冷却風60の筐体7の内部への環流をさらに低減することができる。
なお、上方閉塞板46は、図11(a)に示したように、空隙71および空隙72を上方から覆う1枚の上方閉塞板46として形成する形態でもよい。また、さらに延出させて空隙73をも覆う形態としても良い。
図11(b)は、側方閉塞板を分割構成とする形態である。第1の側方閉塞板33a、33bによって側壁8と第1の放熱体42との間の第1の空隙72を塞ぎ、第2の側方閉塞板34a、34bによって第2の放熱体40と第1の放熱体42との間の第2の空隙71を塞ぐように構成している。
第2の側方閉塞板34a、34bは、例えば底壁11から垂直方向に延出させ、第2の側方閉塞板34a、34bの下縁部が底壁11に連結するように形成してもよい。また、第1の側方閉塞板33a、33bは、下縁部を底壁11に連結させると共に、1つの側縁部を側壁8にも連結させるように形成しても良い。
なお、この分割構成の形態では、各側方閉塞板とヒートパイプとの間の機械的干渉が回避できるため、切り欠きは不要となる。
また、この場合にも、上方閉塞板46は、図11(b)に示したように、空隙71および空隙72を上方から覆う1枚の上方閉塞板46として形成する形態でもよい。また、さらに延出させて空隙73をも覆う形態としても良い。
上述したように、本実施形態に係る電子機器によれば、受熱した冷却風の筐体内部への環流を低減し、冷却効率を向上させると共に、筐体内部の温度上昇を低減することができる。
なお、本発明は上記の各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせても良い。
1 電子機器
7 筐体
8 側壁
11 底壁
15 通風孔
20 冷却装置
21 冷却ファン
24 ヒートパイプ(第2のヒートパイプ)
26 第1のヒートパイプ
30a、30b、31a、31b、32a、32b、33a、33b 側方閉塞板
40 放熱体(第2の放熱体)
41 板状フィン(フィン)
42 第1の放熱体
43 板状フィン(フィン)
50 発熱体(第2の発熱体)
51 第1の発熱体
70、71、72 空隙

Claims (8)

  1. 通風孔が設けられた側壁と、底壁とを有した筐体と、
    前記筐体に収容された発熱体と、
    前記通風孔の近傍に設けられた放熱体と、
    一端が前記発熱体に熱接続され、他端が前記放熱体に熱接続されたヒートパイプと、
    前記放熱体に冷却風を送るファンが収納されたファンケースと、
    前記ファンケースとは別体として前記放熱体の両側方に前記筐体の前記底壁および前記側壁と一体に設けられ、前記放熱体の位置決めをするとともに前記ファンケースから前記通風孔までの領域を挟んで前記冷却風を導く一対のリブと、
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  2. 前記リブは、前記放熱体と前記ファンケースとの間の第1空隙および前記放熱体と前記側壁との間の第2空隙を塞ぐことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記リブは、前記放熱体の両側方に設けられる第1リブと第2リブとで構成され、
    前記放熱体の上方に設けられ、前記第1リブおよび前記第2リブとともに、前記ファンケースから前記通風孔まで前記冷却風を導く上方閉塞部材、をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  4. 前記リブには、前記ヒートパイプとの干渉を避ける切欠きが設けられたことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  5. 前記放熱体は、フィンを有し、前記ヒートパイプの他端は、当該フィンを貫通して構成されたことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  6. 通風孔が設けられた側壁と、底壁とを有した筐体と、
    前記筐体に収容された第1発熱体と、
    前記筐体に収容された第2発熱体と、
    前記通風孔の近傍に設けられた第1放熱体と、
    前記第1放熱体の近傍に設けられた第2放熱体と、
    一端が前記第1発熱体に熱接続され、他端が前記第1放熱体に熱接続された第1のヒートパイプと、
    一端が前記第2発熱体に熱接続され、他端が前記第2放熱体に熱接続された第2のヒートパイプと、
    前記第2放熱体の近傍に配設され、前記第1放熱体と第2放熱体とに冷却風を送るファンが収納されたファンケースと、
    前記ファンケースとは別体として前記第1放熱体および第2放熱体の両側方に前記筐体の前記底壁および前記側壁と一体に設けられ、前記第1放熱体および第2放熱体の位置決めをするとともに前記ファンケースから前記通風孔までの領域を挟んで前記冷却風を導く一対のリブと、
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  7. 前記リブは、前記第1放熱体および前記第2放熱体の両側方に設けられる第1リブと第2リブとで構成され、
    前記前記第1放熱体および前記第2放熱体の上方に設けられ、前記第1リブおよび前記第2リブとともに、前記ファンケースから前記通風孔まで前記冷却風を導く上方閉塞部材、をさらに備えたことを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
  8. 前記第2放熱体は、前記第1放熱体と前記ファンとの間に配置された
    ことを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
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