JP4733716B2 - マイグレーション防止回路 - Google Patents

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本発明は、電子機器・電気機器の実装技術に関し、特にイオンマイグレーションの防止技術に関する。
一般的に、電子機器等は、ワンチップマイコンなどの論理回路の動作を設定するために種々の設定値を保持させる必要があることが多い。このような各種設定値を保持するための手段としては、ディップスイッチやロータリスイッチなどの機械的なスイッチや、不揮発性の記憶素子が用いられる。前者は回路構成が簡単であるとともに部品コストも安いが保持可能な情報量が少ないという特徴がある。一方、後者は保持可能な情報量は多いが回路構成が複雑でコストも高くなるという特徴がある。どちらを選択するかは、電子機器の仕様等により適宜決定される。設定値の保持手段としてスイッチを用いる場合、従来周知のように、スイッチとプルアップ抵抗又はプルダウン抵抗との直列回路を直流電源に接続し、抵抗器とスイッチの接続点を論理回路の入力部に接続する。ここで、スイッチは、保持させる設定値の情報量に応じて複数回路や複数接点を備えたものが用いられることが多い。このため、実装面積を抑えるためにプルアップ抵抗又はプルダウン抵抗はアレイ抵抗器が用いられることが多い。
特開2003−158450号公報
ところで近年、電子機器・電気機器の小型化に伴い、各種実装部品の小型化や印刷配線板における配線パターンの狭ピッチ化がすすんでいる。しかし、このような小型化により、スイッチの端子やアレイ抵抗器の端子にイオンマイグレーションが生じるという問題があった。すなわち、スイッチは設定値の保持に用いられるものであり、この設定値の変更頻度は余り高くないのが一般的である。このためスイッチの端子やアレイ抵抗器の端子は常に設定値に応じた電位となっている。したがって、設定値によってはスイッチの端子間やアレイ抵抗器の端子の間に常に電位差が生じた状態となる。そして、前述したように、スイッチの端子間の距離やアレイ抵抗器の端子間の距離が小さくなると、端子間の電位差によりイオンマイグレーションが生じやすくなる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、電子機器や電気機器の印刷配線板におけるマイグレーションを防止する回路を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係るマイグレーション防止回路は、複数の端子を有する設定値保持用のスイッチと該スイッチの各端子に接続した第1のアレイ抵抗器との直列回路が直流電源に接続され、前記スイッチと第1のアレイ抵抗器との接続点が論理回路の入力部に接続され、前記直流電源の前記直列回路への供給の有無を切り替える第1のスイッチング素子を備え、前記論理回路は前記スイッチが保持する設定値を読み出す際にのみ前記直流電源から前記直列回路への電源供給が行われるように前記第1のスイッチング素子を制御することを特徴とする。
本発明によれば、論理回路が設定値を読み出す際にのみ、設定保持用のスイッチや第1のアレイ抵抗器の各端子の電圧が設定値に応じた値になる。すなわち、端子間に電位差が生じるのは、論理回路が設定値を読み出している時間のみであり、他の時間は端子間に電位差は生じない。これにより端子間の電位差によるマイグレーションを防止できる。
本発明の好適な態様の一例としては、前記直列回路は前記スイッチがオフの際に論理回路への入力電圧を高位にするプルアップ回路からなることを特徴とするものが挙げられる。さらに、前記論理回路の入力部は第2のアレイ抵抗器及び第2のスイッチング素子の直列回路を介して接地され、前記論理回路は前記スイッチが保持する設定値を読み出す際にのみ前記第2のスイッチング素子をオフに制御することを特徴とするものが挙げられる。
以上説明したように本発明によれば、論理回路が設定値を読み出す際にのみ、設定保持用のスイッチや第1のアレイ抵抗器の各端子の電圧が設定値に応じた値になる。すなわち、端子間に電位差が生じるのは、論理回路が設定値を読み出している時間のみであり、他の時間は端子間に電位差は生じない。これにより端子間の電位差によるマイグレーションを防止できる。
本発明の一実施の形態に係るマイグレーション防止回路について図面を参照して説明する。図1はマイグレーション防止回路の回路図、図2はマイグレーション防止回路の動作を説明するフローチャートである。
本実施の形態に係るマイグレーション防止回路は、図1に示すように、CPU・メモリ・I/O・タイマなどを1チップに集積したマイコン10と、マイコン10における動作を決定する設定値を記憶するディップスイッチ20、ロータリスイッチ30とを印刷配線板(図示省略)に実装したものである。マイコン10は、内部メモリ又は外部メモリに記憶されたプログラムにより動作する。ディップスイッチ20及びロータリスイッチ30は複数回路又は複数極を有しており、すなわち複数端子を備えている。ディップスイッチ20及びロータリスイッチ30の一方の端子はアレイ抵抗器40及びNPN型のトランジスタ50の直列回路を介して直流電源端子Vccに接続し、他方の端子は接地している。ディップスイッチ20及びロータリスイッチとアレイ抵抗器40との接続点は、マイコン10の入力端子11に接続している。すなわちアレイ抵抗器40はプルアップ抵抗として機能する。トランジスタ50はアレイ抵抗器40及び各スイッチ20,30の直列回路への直流電源の供給又は供給停止を切り替えるスイッチング素子として機能する。トランジスタ50のベースはマイコン10の出力端子12に接続している。これによりマイコン10は、アレイ抵抗器40及び各スイッチ20,30の直列回路への直流電源の供給を制御できる。
次に本実施の形態に係るマイグレーション防止回路の動作について図2のフローチャートを参照して説明する。マイコン10は、図2に示すように、トランジスタ50をオンに制御し、入力端子11に入力された各スイッチ20,30の状態を読み取る(ステップS1)。そしてマイコン10は、各スイッチ20,30の状態を読み取りが完了したら、トランジスタ50をオフに制御し(ステップS2)、次回の読み取り処理まで所定時間(例えば500ms)待機する(ステップS3)。以上の動作を換言すれば、マイコン10は、入力端子11に入力された各スイッチ20,30の状態を読み取る際にのみトランジスタ50をオンに制御し、その他の時間はトランジスタ50をオフに制御する。
このように本実施の形態に係るマイグレーション防止回路によれば、マイコン10が各スイッチ20,30の状態を読み取る際にのみ、アレイ抵抗器40と各スイッチ20,30との直列回路に直流電源が供給される。したがって、アレイ抵抗器40の各スイッチ20,30側の各端子間や、各スイッチ20,30のアレイ抵抗器40側の各端子間の電位差は、読み取り処理という短時間のみ生じ、他の時間では各端子間に電位差は生じない。すなわち、アレイ抵抗器40及び各スイッチ20,30の各端子間に電位差が生じる期間を最小限に抑えることができる。これにより電位差によるイオンマイグレーションの発生を防止することができる。
以上本発明の一実施の形態について詳述したが本発明はこれに限定されるものではない。本発明の変形例に係るマイグレーション防止回路を図3及び図4を参照して説明する。図3はマイグレーション防止回路の回路図、図4はマイグレーション防止回路の動作を説明するフローチャートである。図において上記実施の形態と同様の構成については同一の符号を付した。
図3に示すように、このマイグレーション防止回路は、図1に示したマイグレーション防止回路に対して、第2のアレイ抵抗器60及びNPN型の第2のトランジスタ70の直列回路をマイコン10の各入力端子11とグランドの間に接続したものである。第2のトランジスタ70のベースはマイコン10の出力端子13に接続している。図4に示すように、マイコン10は、トランジスタ50をオンに制御するとともに第2のトランジスタ70をオフに制御し、入力端子11に入力された各スイッチ20,30の状態を読み取る(ステップS11)。そしてマイコン10は、各スイッチ20,30の状態を読み取りが完了したら、トランジスタ50をオフに制御するとともに第2のトランジスタ70をオンに制御し(ステップS12)、次回の読み取り処理まで所定時間(例えば500ms)待機する(ステップS13)。このマイグレーション防止回路では、マイコン10が各スイッチ20,30の状態を読み取りを行わない際には、マイコン10の各入力端子11の電位を確実に低電位にすることができる。すなわち、マイコン10の各入力端子11がオープンな状態となることを回避できるので、回路の安定性が向上する。
なお、上記実施の形態では、各スイッチ20,30にマイコン10への入力電位を安定させるためにアレイ抵抗器40により入力電位をプルアップしていたが、プルダウンさせるように構成してもよい。また、上記実施の形態では、スイッチング素子としてNPN型のトランジスタを用いたが他の素子を用いてもよい。
マイグレーション防止回路の回路図 マイグレーション防止回路の動作を説明するフローチャート 他の例に係るマイグレーション防止回路の回路図 他の例に係るマイグレーション防止回路の動作を説明するフローチャート
符号の説明
10…マイコン、20…ディップスイッチ、30…ロータリースイッチ、40…アレイ抵抗、50…トランジスタ、60…第2のアレイ抵抗、70…第2のトランジスタ。

Claims (3)

  1. 複数の端子を有する設定値保持用のスイッチと該スイッチの各端子に接続した第1のアレイ抵抗器との直列回路が直流電源に接続され、
    前記スイッチと前記第1のアレイ抵抗器との接続点が論理回路の入力部に接続され、
    前記直流電源の前記直列回路への供給の有無を切り替える第1のスイッチング素子を備え、
    前記論理回路は前記スイッチが保持する設定値を読み出す際にのみ前記直流電源から前記直列回路への電源供給が行われるように前記第1のスイッチング素子を制御する
    ことを特徴とするマイグレーション防止回路。
  2. 前記直列回路は前記スイッチがオフの際に論理回路への入力電圧を高位にするプルアップ回路からなる
    ことを特徴とする請求項1記載のマイグレーション防止回路。
  3. 前記論理回路の入力部は第2のアレイ抵抗器及び第2のスイッチング素子の直列回路を介して接地され、
    前記論理回路は前記スイッチが保持する設定値を読み出す際にのみ前記第2のスイッチング素子をオフに制御する
    ことを特徴とする請求項2記載のマイグレーション防止回路。
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