JP2000102166A - 電子機器及びその電源制御方法 - Google Patents
電子機器及びその電源制御方法Info
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- JP2000102166A JP2000102166A JP10269609A JP26960998A JP2000102166A JP 2000102166 A JP2000102166 A JP 2000102166A JP 10269609 A JP10269609 A JP 10269609A JP 26960998 A JP26960998 A JP 26960998A JP 2000102166 A JP2000102166 A JP 2000102166A
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- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02H—EMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
- H02H9/00—Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection
- H02H9/001—Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection limiting speed of change of electric quantities, e.g. soft switching on or off
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- Power Sources (AREA)
- Direct Current Feeding And Distribution (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 低コストで小型・簡素な装置電源を有す
ること。 【解決手段】 装置電源102からマザーボード101
を介して各カード103に供給される電源を、各カード
103内の電源遅延部104が、装置電源が投入されて
から各カード103内の電子回路105が立ち上がるま
での時間がカード毎に異なるようにし、又、そのカード
間の立ち上がりまでの時間差をカードの突入電流の持続
時間より大きくなるようにし、突入電流を時間的に分散
させる。
ること。 【解決手段】 装置電源102からマザーボード101
を介して各カード103に供給される電源を、各カード
103内の電源遅延部104が、装置電源が投入されて
から各カード103内の電子回路105が立ち上がるま
での時間がカード毎に異なるようにし、又、そのカード
間の立ち上がりまでの時間差をカードの突入電流の持続
時間より大きくなるようにし、突入電流を時間的に分散
させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器及びその
電源制御方法に関し、特に複数のカードから成る電子機
器及びその電源制御方法に関する。
電源制御方法に関し、特に複数のカードから成る電子機
器及びその電源制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル信号処理技術の発達に伴い、高
速CPU、高速DSP、高速ゲートアレイ、高速メモリ
等が開発され、電子機器の消費電流は増大している。特
に、高度なデジタル信号処理が必要なデジタル方式の移
動体通信の基地局では、収容回線数を増やすために、消
費電流の大きい電子部品が高密度に実装された処理カー
ドが用いられる。この処理カードの消費電流は極めて大
きく、また、装置に収容されるカードの枚数も増える方
向にあるので基地局における装置電源の消費電流は非常
に大きい。
速CPU、高速DSP、高速ゲートアレイ、高速メモリ
等が開発され、電子機器の消費電流は増大している。特
に、高度なデジタル信号処理が必要なデジタル方式の移
動体通信の基地局では、収容回線数を増やすために、消
費電流の大きい電子部品が高密度に実装された処理カー
ドが用いられる。この処理カードの消費電流は極めて大
きく、また、装置に収容されるカードの枚数も増える方
向にあるので基地局における装置電源の消費電流は非常
に大きい。
【0003】従来の複数の処理カードから成る電子機器
は、すべての処理カードに同時に電流を流すため、装置
電源投入時の突入電流により一時に大電流が流れる場合
でも電流制限により出力電圧が低下しないように充分な
電源容量を備えている。
は、すべての処理カードに同時に電流を流すため、装置
電源投入時の突入電流により一時に大電流が流れる場合
でも電流制限により出力電圧が低下しないように充分な
電源容量を備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置には以下のような問題がある。すなわち、突入電流
のために充分な電源容量を備えるとなると、装置電源の
容量は定常状態で必要な電源容量の数倍必要になり、コ
スト高及び装置の大型化・煩雑化を招くという問題があ
る。
装置には以下のような問題がある。すなわち、突入電流
のために充分な電源容量を備えるとなると、装置電源の
容量は定常状態で必要な電源容量の数倍必要になり、コ
スト高及び装置の大型化・煩雑化を招くという問題があ
る。
【0005】装置電源容量が不十分である場合、電源投
入時の突入電流を流しきれずに電流制限機能が働き、出
力電圧が低下し、発振現象が起こる可能性も生ずるとい
う問題がある。又、この場合、出力の立ち上がり時間が
長くなるという問題もある。
入時の突入電流を流しきれずに電流制限機能が働き、出
力電圧が低下し、発振現象が起こる可能性も生ずるとい
う問題がある。又、この場合、出力の立ち上がり時間が
長くなるという問題もある。
【0006】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、低コストで小型・簡素な装置電源を有する電子機
器及びその電源制御方法を提供することを目的とする。
あり、低コストで小型・簡素な装置電源を有する電子機
器及びその電源制御方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の骨子は、電子機
器が有する各カードに同時に電源が入らないように突入
電流を分散させることによって、装置電源が有すべき電
源容量を低下させ、電子機器を低コスト化・小型化し、
又、電源投入から出力立ち上がりまでの時間を短縮する
ことである。
器が有する各カードに同時に電源が入らないように突入
電流を分散させることによって、装置電源が有すべき電
源容量を低下させ、電子機器を低コスト化・小型化し、
又、電源投入から出力立ち上がりまでの時間を短縮する
ことである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の第1の態様に係る電子機
器は、少なくとも1枚のマザーボードと、このマザーボ
ードに挿抜可能である複数のカードと、カード毎に電源
遅延時間を変えて突入電流を分散させる電源遅延手段
と、を具備する構成を採る。
器は、少なくとも1枚のマザーボードと、このマザーボ
ードに挿抜可能である複数のカードと、カード毎に電源
遅延時間を変えて突入電流を分散させる電源遅延手段
と、を具備する構成を採る。
【0009】この構成によれば、装置電源が有すべき電
源容量を低下させることができるため、電子機器を低コ
スト・小型化することができる。又、電源投入から出力
立ち上がりまでの時間を短縮する。
源容量を低下させることができるため、電子機器を低コ
スト・小型化することができる。又、電源投入から出力
立ち上がりまでの時間を短縮する。
【0010】本発明の第2の態様に係る電子機器は、第
1の態様において、前記電源遅延手段は、カード毎に時
定数を異ならせることにより前記複数のカードへの電源
供給タイミングを制御する構成を採る。
1の態様において、前記電源遅延手段は、カード毎に時
定数を異ならせることにより前記複数のカードへの電源
供給タイミングを制御する構成を採る。
【0011】この構成によれば、各カード毎に設けられ
ている抵抗の抵抗値を予めカード毎に異なるように設け
ることにより、簡易にカード毎の時定数及び電源遅延時
間を異なるようにすることができる。
ている抵抗の抵抗値を予めカード毎に異なるように設け
ることにより、簡易にカード毎の時定数及び電源遅延時
間を異なるようにすることができる。
【0012】本発明の第3の態様に係る電子機器は、第
2の態様において、各カードのスロット位置を示すスロ
ットアドレス信号によりカード毎の時定数を異ならせる
構成を採る。
2の態様において、各カードのスロット位置を示すスロ
ットアドレス信号によりカード毎の時定数を異ならせる
構成を採る。
【0013】この構成によれば、各カード毎に設けられ
ている抵抗を省いた構成とすることができるため、装置
を小型化・簡素化することができる。
ている抵抗を省いた構成とすることができるため、装置
を小型化・簡素化することができる。
【0014】本発明の第4の態様は、第1の態様から第
3の態様のいずれかの電子機器を備えることを特徴とす
る移動体通信システムの基地局装置である。
3の態様のいずれかの電子機器を備えることを特徴とす
る移動体通信システムの基地局装置である。
【0015】この構成によれば、移動体通信システムの
基地局装置が有すべき電源容量を低下させることができ
るため、基地局装置を低コスト・小型化することができ
る。又、電源投入から出力立ち上がりまでの時間を短縮
することができる。
基地局装置が有すべき電源容量を低下させることができ
るため、基地局装置を低コスト・小型化することができ
る。又、電源投入から出力立ち上がりまでの時間を短縮
することができる。
【0016】本発明の第5の態様に係る電源制御方法
は、少なくとも1枚のマザーボードに複数のカードを接
続する工程と、各カード毎に電源遅延時間を変えること
により電源投入時の突入電流を分散させる工程と、を具
備するようにした。
は、少なくとも1枚のマザーボードに複数のカードを接
続する工程と、各カード毎に電源遅延時間を変えること
により電源投入時の突入電流を分散させる工程と、を具
備するようにした。
【0017】この方法によれば、装置電源が有すべき電
源容量を低下させることができるため、電子機器を低コ
スト・小型化することができる。又、電源投入から出力
立ち上がりまでの時間を短縮することができる。
源容量を低下させることができるため、電子機器を低コ
スト・小型化することができる。又、電源投入から出力
立ち上がりまでの時間を短縮することができる。
【0018】本発明の第6の態様に係る電源制御方法
は、第5の態様において、カード毎に時定数を異ならせ
ることにより電源投入時の突入電流を分散させるように
した。
は、第5の態様において、カード毎に時定数を異ならせ
ることにより電源投入時の突入電流を分散させるように
した。
【0019】この方法によれば、電圧変換器を有するカ
ードにおいても電源遅延時間をカード毎に異なるように
することができるため、装置電源が有すべき電源容量を
低下させることができ、電子機器を低コスト・小型化す
ることができる。又、電源投入から出力立ち上がりまで
の時間を短縮することができる。
ードにおいても電源遅延時間をカード毎に異なるように
することができるため、装置電源が有すべき電源容量を
低下させることができ、電子機器を低コスト・小型化す
ることができる。又、電源投入から出力立ち上がりまで
の時間を短縮することができる。
【0020】(実施の形態1)最初に実施の形態1に係
る電子機器の構成を図1を用いて説明する。図1は実施
の形態1に係る電子機器の構成を示す概略構成図であ
る。
る電子機器の構成を図1を用いて説明する。図1は実施
の形態1に係る電子機器の構成を示す概略構成図であ
る。
【0021】マザーボード101には、装置電源102
が接続されている。又マザーボード101は、複数のカ
ード103が挿抜可能に構成されている。各々の処理カ
ード103は、電源遅延部104と、カード内電子回路
105を有する。このような電子機器においては、装置
電源102の電源スイッチを投入すると、マザーボード
101を経由して各カードに電源が同時に供給される。
この時、各カードが有する電源遅延部104の働きによ
って各カードの主要部分であるカード内電子回路105
に電源が到達する時間はカード毎に異なる。
が接続されている。又マザーボード101は、複数のカ
ード103が挿抜可能に構成されている。各々の処理カ
ード103は、電源遅延部104と、カード内電子回路
105を有する。このような電子機器においては、装置
電源102の電源スイッチを投入すると、マザーボード
101を経由して各カードに電源が同時に供給される。
この時、各カードが有する電源遅延部104の働きによ
って各カードの主要部分であるカード内電子回路105
に電源が到達する時間はカード毎に異なる。
【0022】このカード毎に遅延時間が異なる様子を図
2を用いて説明する。図2は各カードの立ち上げ時期を
時系列に並べた模式図である。図示するように、カード
103はマザーボード101に搭載されている順に#
1、#2・・・#nと電源が供給され、各カードの立ち
上げ時期の時間間隔は均等にΔTである。ここでΔTを
突入電流の持続時間よりも長く設けることで、各カード
の突入電流が流れる時間の重複を避けることができ、こ
れにより突入電流による大電流を時間的に分散させるこ
とができる。
2を用いて説明する。図2は各カードの立ち上げ時期を
時系列に並べた模式図である。図示するように、カード
103はマザーボード101に搭載されている順に#
1、#2・・・#nと電源が供給され、各カードの立ち
上げ時期の時間間隔は均等にΔTである。ここでΔTを
突入電流の持続時間よりも長く設けることで、各カード
の突入電流が流れる時間の重複を避けることができ、こ
れにより突入電流による大電流を時間的に分散させるこ
とができる。
【0023】次いで図3を用いて電源遅延部104の構
成を示す。図3はマザーボード101及び一カードの概
略構成図である。
成を示す。図3はマザーボード101及び一カードの概
略構成図である。
【0024】マザーボード101からカード103に供
給された電源は、カード103内でリレー301の接点
を経由してカード内電子回路105に供給される。マザ
ーボード101には、各カードが挿入されるスロット毎
に抵抗値が異なる抵抗302が搭載されている。この抵
抗302は、一端がマザーボード101上で電源に接続
され、もう一端はカード102内のトランジスタ303
のベースと接続される。
給された電源は、カード103内でリレー301の接点
を経由してカード内電子回路105に供給される。マザ
ーボード101には、各カードが挿入されるスロット毎
に抵抗値が異なる抵抗302が搭載されている。この抵
抗302は、一端がマザーボード101上で電源に接続
され、もう一端はカード102内のトランジスタ303
のベースと接続される。
【0025】トランジスタ303のベースとエミッタ間
にはコンデンサ304が設けられており、電源が投入さ
れるとコンデンサ304は抵抗302を介して充電され
る。そしてトランジスタ303のベース電圧が充分に大
きくなるとトランジスタ303がONとなり、リレー3
01に励磁電流が流れ導通状態になり、カード103の
電子回路105に電源が供給される。
にはコンデンサ304が設けられており、電源が投入さ
れるとコンデンサ304は抵抗302を介して充電され
る。そしてトランジスタ303のベース電圧が充分に大
きくなるとトランジスタ303がONとなり、リレー3
01に励磁電流が流れ導通状態になり、カード103の
電子回路105に電源が供給される。
【0026】電源の供給遅延時間は、マザーボード10
1上の抵抗302の大きさと、カード103内のコンデ
ンサ304の時定数で定まる。したがって、マザーボー
ド101上の抵抗302をスロット毎に異なる抵抗値に
しておくことにより、カード103内のコンデンサ30
4の容量が同じでもカード毎に異なる遅延時間を実現す
ることができる。
1上の抵抗302の大きさと、カード103内のコンデ
ンサ304の時定数で定まる。したがって、マザーボー
ド101上の抵抗302をスロット毎に異なる抵抗値に
しておくことにより、カード103内のコンデンサ30
4の容量が同じでもカード毎に異なる遅延時間を実現す
ることができる。
【0027】このように各カードへ電源を供給するタイ
ミングをずらすことによって、突入電流を時間的に分散
させることができ、一時に大電流が流れることを防止で
きる。なお、リレー301は、半導体スイッチで代替し
ても同様の効果を得ることができる。
ミングをずらすことによって、突入電流を時間的に分散
させることができ、一時に大電流が流れることを防止で
きる。なお、リレー301は、半導体スイッチで代替し
ても同様の効果を得ることができる。
【0028】(実施の形態2)実施の形態2の電子機器
は、電源遅延部の構成が異なる以外は実施の形態1と同
一構成を採る。図4に本発明の実施の形態2に係る電子
機器のマザーボード及び一カードの概略構成図を示す。
は、電源遅延部の構成が異なる以外は実施の形態1と同
一構成を採る。図4に本発明の実施の形態2に係る電子
機器のマザーボード及び一カードの概略構成図を示す。
【0029】マザーボード401上には、パターンエッ
ジングでスロット毎に異なるスロットアドレス402が
設けられている。カード403上には、デジタル制御可
変抵抗器404が設られており、スロット毎のスロット
アドレス402はデジタル制御可変抵抗器404の抵抗
値がカード毎に異なるように定められている。これによ
って、実施の形態1と同様にカード毎に異なる抵抗値が
設けられていることになり、カード毎に異なる電源遅延
時間を定めることができる。なお、スロットアドレス4
02をマザーボード401上のスイッチで代替しても同
様の効果を得ることができる。
ジングでスロット毎に異なるスロットアドレス402が
設けられている。カード403上には、デジタル制御可
変抵抗器404が設られており、スロット毎のスロット
アドレス402はデジタル制御可変抵抗器404の抵抗
値がカード毎に異なるように定められている。これによ
って、実施の形態1と同様にカード毎に異なる抵抗値が
設けられていることになり、カード毎に異なる電源遅延
時間を定めることができる。なお、スロットアドレス4
02をマザーボード401上のスイッチで代替しても同
様の効果を得ることができる。
【0030】次いで本実施の形態に係る電源遅延部の動
作について述べる。電源が投入されると、コンデンサ4
05はデジタル制御可変抵抗器404を介して充電さ
れ、ベース電圧が充分に大きくなるとトランジスタ40
6がON状態となり、リレー407に励磁電流が流れて
導通状態になり、カード403の電子回路408に電源
が供給される。
作について述べる。電源が投入されると、コンデンサ4
05はデジタル制御可変抵抗器404を介して充電さ
れ、ベース電圧が充分に大きくなるとトランジスタ40
6がON状態となり、リレー407に励磁電流が流れて
導通状態になり、カード403の電子回路408に電源
が供給される。
【0031】このように各カードへ電源を供給するタイ
ミングをずらすことによって、突入電流を時間的に分散
させることができ、一時に大電流が流れることを防止で
きる。又、本実施の形態においては、マザーボードから
カード毎に設ける抵抗を省けるため、簡素な構成とする
ことができる。
ミングをずらすことによって、突入電流を時間的に分散
させることができ、一時に大電流が流れることを防止で
きる。又、本実施の形態においては、マザーボードから
カード毎に設ける抵抗を省けるため、簡素な構成とする
ことができる。
【0032】(実施の形態3)実施の形態3に係るカー
ドは、装置電源から供給された電源をカード内のスイッ
チングレギュレータで変圧してからカード内電子回路へ
供給する構成を有する。図5に実施形態3に係るマザー
ボード及び一カードの概略構成図を示す。
ドは、装置電源から供給された電源をカード内のスイッ
チングレギュレータで変圧してからカード内電子回路へ
供給する構成を有する。図5に実施形態3に係るマザー
ボード及び一カードの概略構成図を示す。
【0033】マザーボード501上には、スロットアド
レス502が設けられ、カード503内のデジタル制御
可変抵抗器504の抵抗値がスロットアドレスによりカ
ード毎に異なるように定められているのは実施の形態2
と同様である。
レス502が設けられ、カード503内のデジタル制御
可変抵抗器504の抵抗値がスロットアドレスによりカ
ード毎に異なるように定められているのは実施の形態2
と同様である。
【0034】この構成においては、電源が投入されると
コンデンサ508はデジタル制御可変抵抗器504を介
して充電され、ベース電圧が充分に大きくなるとトラン
ジスタ509がON状態となり、リレー506に励磁電
流が流れて導通状態になる。スイッチング電源回路50
5は、リレー506の出力を変圧してカード内電子回路
507へ供給する。変圧を必要としない電子回路に対し
てはリレー506の入力端から電源を供給することもで
きる。
コンデンサ508はデジタル制御可変抵抗器504を介
して充電され、ベース電圧が充分に大きくなるとトラン
ジスタ509がON状態となり、リレー506に励磁電
流が流れて導通状態になる。スイッチング電源回路50
5は、リレー506の出力を変圧してカード内電子回路
507へ供給する。変圧を必要としない電子回路に対し
てはリレー506の入力端から電源を供給することもで
きる。
【0035】このように本実施の形態においては、スイ
ッチングレギュレータを有するカードにおいて、カード
毎の時定数を変えることによって、突入電流を時間的に
分散させることができ、一時に大電流が流れることを防
止できる。
ッチングレギュレータを有するカードにおいて、カード
毎の時定数を変えることによって、突入電流を時間的に
分散させることができ、一時に大電流が流れることを防
止できる。
【0036】(実施の形態4)実施の形態4に係るカー
ドは、リレーの機能も有するスイッチングレギュレータ
を用いており、実施の形態3と同様のスイッチングレギ
ュレータを有するカードからリレーを省いた構成を採
る。図6に実施の形態4に係るマザーボード及び一カー
ドの概略構成図を示す。
ドは、リレーの機能も有するスイッチングレギュレータ
を用いており、実施の形態3と同様のスイッチングレギ
ュレータを有するカードからリレーを省いた構成を採
る。図6に実施の形態4に係るマザーボード及び一カー
ドの概略構成図を示す。
【0037】マザーボード601上には、スロットアド
レス602が設けられ、カード603内のデジタル制御
可変抵抗器604の抵抗値がスロットアドレス602に
よりカード毎に異なるように定められているのは実施の
形態2及び実施の形態3と同様である。
レス602が設けられ、カード603内のデジタル制御
可変抵抗器604の抵抗値がスロットアドレス602に
よりカード毎に異なるように定められているのは実施の
形態2及び実施の形態3と同様である。
【0038】この構成においては、スイッチング電源回
路605に用いられるスイッチング制御IC606は、
動作を停止させるためのシャットダウン端子607を有
する。シャットダウン端子607がLOWレベルである
間はスイッチング制御IC606は動作せず、スイッチ
ング電源回路605も動作しない。電源が投入されると
コンデンサ608はデジタル制御可変抵抗器404を介
して充電され、電圧が充分に大きくなるとシャットダウ
ン端子607がON状態となり、スイッチング制御IC
606が導通状態になり、カード603の電子回路60
9に電源が供給される。
路605に用いられるスイッチング制御IC606は、
動作を停止させるためのシャットダウン端子607を有
する。シャットダウン端子607がLOWレベルである
間はスイッチング制御IC606は動作せず、スイッチ
ング電源回路605も動作しない。電源が投入されると
コンデンサ608はデジタル制御可変抵抗器404を介
して充電され、電圧が充分に大きくなるとシャットダウ
ン端子607がON状態となり、スイッチング制御IC
606が導通状態になり、カード603の電子回路60
9に電源が供給される。
【0039】このような構成を採ることにより、スイッ
チングレギュレータがリレーの機能も有するため、各カ
ードへ電源を供給するタイミングをずらすことができ、
簡易な構成で変圧後の負荷に対して突入電流を時間的に
分散させることができる。よって、一時に大電流が流れ
ることを防止できる。
チングレギュレータがリレーの機能も有するため、各カ
ードへ電源を供給するタイミングをずらすことができ、
簡易な構成で変圧後の負荷に対して突入電流を時間的に
分散させることができる。よって、一時に大電流が流れ
ることを防止できる。
【0040】このように、上記いずれの実施の形態にお
いても、装置電源から電源投入と同時に一斉に供給され
る電源を時間的に分散させて各カードに供給することが
できる。したがって、装置電源の容量をすべてのカード
の突入電流の和に耐え得る容量から分散化された突入電
流の大きさに耐え得る容量まで小さくすることができ
る。
いても、装置電源から電源投入と同時に一斉に供給され
る電源を時間的に分散させて各カードに供給することが
できる。したがって、装置電源の容量をすべてのカード
の突入電流の和に耐え得る容量から分散化された突入電
流の大きさに耐え得る容量まで小さくすることができ
る。
【0041】なお、上記実施の形態以外の構成によって
も、装置電源から電源投入と同時に一斉に供給される電
源をタイミングをずらして各カードに供給することがで
きれば、本発明の効果を得ることができる。
も、装置電源から電源投入と同時に一斉に供給される電
源をタイミングをずらして各カードに供給することがで
きれば、本発明の効果を得ることができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
低コストで小型・簡素な装置電源を有する電子機器及び
その電源制御方法を提供することができる。
低コストで小型・簡素な装置電源を有する電子機器及び
その電源制御方法を提供することができる。
【図1】本発明の実施の形態1に係る電子機器の構成を
示す概略構成図
示す概略構成図
【図2】本発明の実施の形態1に係る電子機器の各カー
ドの立ち上げ時期を時系列に並べた模式図
ドの立ち上げ時期を時系列に並べた模式図
【図3】本発明の実施の形態1に係る電子機器のマザー
ボード及び一カードの概略構成図
ボード及び一カードの概略構成図
【図4】本発明の実施形態2に係る電子機器のマザーボ
ード及び一カードの概略構成図
ード及び一カードの概略構成図
【図5】本発明の実施形態3に係る電子機器のマザーボ
ード及び一カードの概略構成図
ード及び一カードの概略構成図
【図6】本発明の実施の形態4に係る電子機器のマザー
ボード及び一カードの概略構成図
ボード及び一カードの概略構成図
101 マザーボード 102 カード 103 装置電源 104 電源遅延部 105 カード内電子回路 301 リレー 302 抵抗 303 トランジスタ 304 コンデンサ 402 スロットアドレス 404 デジタル制御可変抵抗器 505 スイッチング電源回路 606 スイッチング制御IC 607 シャットダウン端子
Claims (6)
- 【請求項1】 少なくとも1枚のマザーボードと、この
マザーボードに挿抜可能である複数のカードと、カード
毎に電源遅延時間を変えて突入電流を分散させる電源遅
延手段と、を具備することを特徴とする電子機器。 - 【請求項2】 前記電源遅延手段は、カード毎に時定数
を異ならせることにより前記複数のカードへの電源供給
タイミングを制御することを特徴とする請求項1記載の
電子機器。 - 【請求項3】 前記電源遅延手段は、各カードのスロッ
ト位置を示すスロットアドレス信号によりカード毎の時
定数を異ならせることを特徴とする請求項2記載の電子
機器。 - 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
の電子機器を備えることを特徴とする移動体通信システ
ムの基地局装置。 - 【請求項5】 少なくとも1枚のマザーボードに複数の
カードを接続する工程と、各カード毎に電源遅延時間を
変えることにより電源投入時の突入電流を分散させる工
程と、を具備することを特徴とする電源制御方法。 - 【請求項6】 カード毎に時定数を異ならせることによ
り電源投入時の突入電流を分散させることを特徴とする
請求項5記載の電源制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10269609A JP2000102166A (ja) | 1998-09-24 | 1998-09-24 | 電子機器及びその電源制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10269609A JP2000102166A (ja) | 1998-09-24 | 1998-09-24 | 電子機器及びその電源制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000102166A true JP2000102166A (ja) | 2000-04-07 |
Family
ID=17474749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10269609A Pending JP2000102166A (ja) | 1998-09-24 | 1998-09-24 | 電子機器及びその電源制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000102166A (ja) |
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1998
- 1998-09-24 JP JP10269609A patent/JP2000102166A/ja active Pending
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