JP4732143B2 - 眼科撮影装置 - Google Patents

眼科撮影装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4732143B2
JP4732143B2 JP2005333627A JP2005333627A JP4732143B2 JP 4732143 B2 JP4732143 B2 JP 4732143B2 JP 2005333627 A JP2005333627 A JP 2005333627A JP 2005333627 A JP2005333627 A JP 2005333627A JP 4732143 B2 JP4732143 B2 JP 4732143B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light source
fundus
value
imaging
eye
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005333627A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007135868A (ja
JP2007135868A5 (ja
Inventor
康浩 土橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2005333627A priority Critical patent/JP4732143B2/ja
Priority to US11/560,003 priority patent/US7556379B2/en
Publication of JP2007135868A publication Critical patent/JP2007135868A/ja
Publication of JP2007135868A5 publication Critical patent/JP2007135868A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4732143B2 publication Critical patent/JP4732143B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B3/00Apparatus for testing the eyes; Instruments for examining the eyes
    • A61B3/10Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions
    • A61B3/14Arrangements specially adapted for eye photography
    • A61B3/145Arrangements specially adapted for eye photography by video means
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B3/00Apparatus for testing the eyes; Instruments for examining the eyes
    • A61B3/10Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions
    • A61B3/12Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions for looking at the eye fundus, e.g. ophthalmoscopes
    • A61B3/1241Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions for looking at the eye fundus, e.g. ophthalmoscopes specially adapted for observation of ocular blood flow, e.g. by fluorescein angiography

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Ophthalmology & Optometry (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Eye Examination Apparatus (AREA)

Description

本発明は、蛍光撮影が可能な眼科撮影装置に関するものである。
従来から、CCDに代表される撮像素子により被検眼像を撮像して映像信号に変換し、被検眼の観察・撮影を行う装置が知られている。特に、眼底カメラで赤外蛍光撮影を行う際には光学ファインダでは観察できないため、撮像素子を用いて位置合わせ、ピント合わせを行っている。
一般に、蛍光撮影の造影時期の分類として、(1)造影初期:脈絡膜造影開始より脈絡膜静脈が造影されるまで、(2)造影中期:脈絡膜静脈から蛍光剤が消失するまで、(3)造影後期:びまん性の脈絡膜背景蛍光が見られる時期に分けられる。造影初期では、蛍光剤を被検者の静脈に注射、所謂静注された蛍光剤が血液循環により、先ず眼底の太い血管内に到達し、中期、後期になるに従って時間と共に細い血管内に徐々に浸透してゆく。
このため、蛍光造影初期に血管内に存在する蛍光剤の濃度は、蛍光撮影後期に血管内に存在する蛍光剤の濃度よりも高くなる。従って、赤外蛍光撮影を行う際に、蛍光剤の循環具合によって造影初期の被検眼は、中期、後期の被検眼に比べ非常に明るく、その明るさの変化量も大きい。そのため、蛍光輝度のダイナミックレンジが撮像素子のダイナミックレンジに対して非常に大きくなり、蛍光輝度が低いときと高いときの両方で、良好な画質を得るための撮影光量及び撮像素子の増幅率等を一意的に決定することは極めて困難である。
この問題を解決するために、(a)被検眼の観察時に、蛍光輝度が変化しても常に一定の映像信号を得ることが可能なオートゲインコントロール、所謂AGCを用いる手法が提案されている。この手法では、蛍光観察の際に撮像素子の増幅率を自律的に変化させることで、被検眼の明るさ、観察光量が変化しても被検眼像からの映像信号の出力の平均値が常に一定になるように制御している。一方、静止画撮影の際には、撮影用光源の発光時間は数msと短く、AGCを動作させても追従できない。そこで、増幅率制御方式をAGC方式から固定ゲイン方式に変更し、撮影前の撮像素子の増幅率、観察光量値及び被検眼の明るさから、撮影光量を適正露出になるように調光し、被検眼の撮影像が常に最適になるように制御を行っている。
また、(b)蛍光撮影開始後に眼底の蛍光輝度が時間と共に減少しても、撮影光量を適正露光量に簡易に調整できることを目的として、蛍光剤を静注した後の経過時間を検知するタイマを持つ装置及び撮影手法が特許文献1に提案されている。特許文献1では、そのタイマからの経過時間信号を受けて、静注後からの経過時間に伴って撮影発光量を増加してゆく撮影手法を提案している。
特開平2−124137号公報
上記(a)の従来例においては、蛍光撮影時に撮影直前の観察時におけるAGCの増幅率の読み出し、撮影に最適な増幅率及び発光量の算出、露出値設定の3動作を瞬時に行う必要がある。そのため、撮影開始から撮影終了するまでの期間に眼科撮影装置が行う作業量が多く、複雑なシステムが必要となってしまうことが考えられる。
(b)の従来例においては、眼底における撮影経過時間と蛍光輝度値の関係は、年齢・性別・体重・身長・疾患などの被検者による個人差、或いは静注する蛍光剤の量、静注する速度などの検者による撮影手段の差などにより、大きく異なる。そのためこの手法のように、静注してからの経時時間のみのパラメータで撮影光量を増加させる手法では、造影初期段階におけるハレーションや後期のコントラストの不足が避けられず、撮影に支障をきたすことが考えられる。
本発明の目的は、撮影光量や撮像素子の増幅率を決定することができる眼科撮影装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る眼科撮影装置の技術的特徴は、第1の光源と、該第1の光源からの光で被検眼の眼底を照明するための第1の光学系と、該第1の光学系を介して照明した被検眼の眼底像を撮像する第1の撮像手段と、被検眼の眼底における蛍光材が蛍光発光する光の輝度値を得る手段と、前記輝度値の時間に対する変化量を算出する算出手段と、被検眼の眼底における前記輝度値及び前記変化量に基づいて前記第1の光源の光量、前記第1の撮影手段の増幅率の少なくとも何れか一方の制御を行う制御手段とを有することにある。
本発明に係る眼科撮影装置によれば、眼底における輝度値の変化量を得ることで、蛍光撮影に適した撮影光量や撮像素子の増幅率を決定することができる。
本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は眼底カメラの構成図を示し、観察用光源1から被検眼Eに対向する対物レンズ2に至る光路上には、コンデンサレンズ3、撮影用光源4、ミラー5が配列されている。更に、ミラー5の反射方向には、リング状の開口を有する絞り6、挿脱自在に配置された赤外蛍光エキサイタフィルタ7、リレーレンズ8、孔あきミラー9が順次に配列され、眼底照明光学系が構成されている。
孔あきミラー9の後方の光路上には、合焦レンズ10、撮影レンズ11、挿脱自在に配置され眼底での反射光を遮断し励起光のみを透過する赤外蛍光バリアフィルタ12、撮像素子13が順次に配列され、眼底観察・撮影光学系が構成されている。
撮像素子13の出力は、蓄積電荷読取部14、増幅部15、画像信号処理部16を介してシステム制御部17に順次に接続されている。増幅部15には増幅率制御部18の出力が接続され、増幅率制御部18で設定された増幅率により映像信号を増幅する。画像信号処理部16の出力は画像表示部19に接続され、被検眼Eの眼底の観察、撮影画像が表示される。
システム制御部17には眼底輝度検出手段17a、輝度変化算出手段17b、最適露出決定手段17cが内蔵されている。またシステム制御部17には、増幅率制御部18、撮影スイッチ20、時間計測手段21、撮影用光源制御部22、メモリ23、観察光量制御部24が接続されている。また、撮影用光源制御部22の出力は撮影用光源4に接続されている。
観察光量制御部24には、ボリューム又はタクトスイッチなどで構成された観察光量入力部25の出力が接続されている。この観察光量入力部25からの入力は、例えば1〜9まで段階的に変化し、図示しない観察光量表示部により検者に表示される。また、観察光量制御部24の出力は撮像素子13の増幅率の制御を行う増幅率制御部18と、観察用光源1の光量制御を行う観察用光源制御部26に接続されている。
観察用光源1を出射した光束は、コンデンサレンズ3、撮影用光源4を通り、ミラー5で反射される。ミラー5での反射光は、絞り6、赤外蛍光エキサイタフィルタ7、リレーレンズ8を通り、孔あきミラー9の周辺で反射し、対物レンズ2、被検眼Eの瞳孔Epを通り眼底Erを照明する。照明された眼底像は、被検眼Eの瞳孔Ep、対物レンズ2、孔あきミラー9の孔を通り、合焦レンズ10、撮影レンズ11、赤外蛍光バリアフィルタ12を通過し、撮像素子13上に結像する。
撮像素子13は光電変換後の蓄積電荷を保持し、蓄積電荷読取部14は撮像素子13の蓄積電荷の読み取り及び保持された電荷のクリアを連続的に行いながら、読み取った信号を増幅部15を介して画像信号処理部16に出力する。なお、この撮像素子13は最低限、蛍光造影初期の観察・撮影を行うための感度を持っている。画像信号処理部16は画像表示部19に出力可能な処理を行い、そのときの観察画像が画像表示部19に映出される。
観察光量入力部25により設定された値は、観察光量制御部24に入力され、観察光量制御部24は例えば表1に従って、増幅率制御部18の増幅率を調整し、観察用光源制御部26に対し観察用光源1に印加する電圧を制御する。
表1
観察光量入力部25 観察用光源1に印加 増幅率制御部18の
の設定値 する電圧値 増幅率
1 0V 0dB
2 3V 0dB
3 6V 0dB
4 9V 0dB
5 12V 0dB
6 12V 3dB
7 12V 6dB
8 12V 9dB
9 12V 12dB
即ち、例えば観察光量入力部25の設定目盛りが3であるときには、観察用光源1に印加する電圧は6Vであり、増幅率制御部18の増幅率は0dBである。また、観察光量入力部25の設定が5の場合には、観察用光源1に印加する電圧は12Vであり、増幅率は0dBである。更に、観察光量入力部25の設定が7である場合には、観察用光源1に印加する電圧は12Vのままであり、増幅率は6dBである。設定が9の場合には、観察用光源1に印加する電圧は12Vのままであり、増幅率は12dBである。
このように、観察光量入力部25を調整し、被検眼Eの眼底Erを適当な明るさで観察しながら、図示しない操作手段を用いて被検眼Eとの位置合わせ及び合焦レンズ10を動かしてピント合わせ及び撮影範囲の確認を行う。
また本実施例では、観察光量制御部24はよりノイズの少ない高精細な画像を検者に表示するために、観察光量入力部25の設定値の増加に伴い、初めに観察用光源1の値を増加させた後に、撮像素子13の増幅率を増加させる制御を行っている。
図2はシステム制御部17による赤外蛍光撮影時の動作フローチャート図である。検者はステップS1で赤外撮影用の蛍光剤を体内に静注した時点から、眼底Erにおける蛍光像の動画観察を開始する。蛍光剤の静注直後は蛍光剤が眼底Erに到達していないため、赤外蛍光バリアフィルタ12を通過する光はなく、画像表示部19には何も表示されていない。そのため、眼底Erに蛍光剤が循環するまでは、観察光量入力部25で最大の9に設定しておき、眼底Erにおいて蛍光が励起されるに伴い、画像表示部19において適当な明るさになるように観察光量入力部25による調整を行い動画像の観察を行う。
ここで、撮像素子13による動画像の表示は、実際には決まった時間間隔で表示される静止画の連続表示であり、一般的に15〜30フレーム/秒の間隔で表示の切換えが行われている。ただし、本実施例における撮影用光源4を用いた静止画撮影と区別する意味で、以後は単に動画像として説明する。
ステップS2で、輝度検出手段17aは画像信号処理部16から得られた眼底蛍光像及び観察光量制御部24の情報から、毎フレーム又は適当なフレームおきに蛍光輝度値の検出を行う。ステップS3では、輝度検出手段17aにより蛍光輝度値の検出が行われたときの時間を、時間計測手段21から読み出しを行う。
ステップS4において、システム制御部17はステップS2で得られた蛍光輝度値に、ステップS3で得られた時間情報を付加した形でメモリ23に保存する。ステップS5では、輝度変化算出手段17bはメモリ23に蓄積された蛍光輝度値と時間情報から、単位時間当りの蛍光輝度値の変化量の算出を行う。
ステップS6で、検者は画像表示部19の映像を見ながらアライメントを行い、アライメントが合ったところで撮影スイッチ20を押す。システム制御部17は検者により撮影スイッチ20が押されるまで、ステップS2〜ステップS5を繰り返し行う。
ここで、本実施例の最も特徴的な制御方法は、システム負荷の軽い動画像の観察中に、撮影スイッチ20が押される前の眼底輝度情報から、撮影スイッチ20が押されたときの蛍光輝度値を予測し算出し続けることにある。
図3は表示部19に表示される眼底Erの明るさがほぼ一定になるように、観察光量入力部25を調整したときの撮像素子13の増幅率、観察用光源1に与える制御値及び眼底Erにおける蛍光輝度値を表している。ここで、輝度検出手段17aはシステム内部に観察光量入力部25を入力とし、眼底Erにおける蛍光輝度値を出力とした相対テーブルを備えている。
撮像素子13の増幅率及び観察用光源1に与える電圧値により、図3に示すように蛍光輝度値を一意的に決定することができる。例えば、増幅率が9dB、観察用光源1に印加する電圧が12Vで眼底輝度値はβとなり、更に増幅率が0dB、観察用光源1に印加する電圧が3Vで眼底輝度値はαとなる。
また、眼底Erにおける蛍光輝度値の特性として、蛍光剤の静注直後から造影初期にかけては、眼底Erの蛍光濃度が上がるにつれ蛍光輝度値も急速に増加する。そして、或るピークを越えた後に、造影後期になると蛍光濃度が下がるに従い、蛍光輝度値も比較的緩やかに減少する。そのため、同じ増幅率、観察光量において決定された眼底輝度値α、βは、蛍光濃度の増加時α1、β1と、減少時α2、β2のそれぞれ2つ場合が考えられる。しかし、メモリ23に蓄積された直前の輝度値を考慮すると、眼底輝度値α、βはそれぞれ一意的に決定することができる。
例えば、眼底Erの蛍光輝度値αは同じ増幅率、観察光量からα1、α2の可能性が考えられる。しかし、直前の蛍光輝度値α-との関係がα>α-であることから、蛍光輝度値αは増加時の蛍光輝度値α1であることが一意的に決まる。更に蛍光輝度値βに関しても、β<β-であることより、減少時の蛍光輝度値β2であることが決定される。
図4は一次の平均変化率より輝度変化量の算出方法を示している。いま、眼底輝度検出手段17aにより得られた眼底Erにおける蛍光輝度値がy1であり、そのときの輝度検出時間がt1であったとする。更に、輝度値y2のときの時間がt2であったとき、平均変化率γはγ=(y2−y1)/(t2−t1)で表される。
そこで、t2のΔt秒後のt3で、撮影スイッチ20が押されたとすると、そのときの眼底輝度値y3は、Δtが十分小さいとき、y3=y2+Δy=y2+γ×Δtとして算出することができる。
図3では輝度検出手段により輝度値α、βが一意に決まっている。従って、α-とβ-から求めたそれぞれの平均変化率をγα、γβとすると、Δtα及びΔtβ秒後の輝度値α+及びβ+は、輝度変化算出手段17bからそれぞれ、α+=α+γα×Δtα、β+=β+γβ×Δtβとなる。これにより、撮影スイッチ20が押されたときの眼底Erにおける蛍光輝度値は、輝度変化算出手段17b及び時間計測手段21から算出することが可能となる。
図2のステップS2〜S5のサイクルで得られた蛍光輝度値の算出結果と、検者が撮影スイッチ20を押したときの時間を時間計測手段21で読み出すことで、ステップS6で撮影スイッチ20を押した瞬間の蛍光輝度値が容易に求まる。
図5はステップS7において、最適露出決定手段17cが決定する眼底Erの蛍光輝度値から、撮影用光源の発光量及び撮像素子13の増幅率を求める方法の一例を示している。本実施例では、よりノイズの少ない高精細な撮影画像を検者に提供することを目的としている。従って、動画観察時に観察光量制御部24が行った制御と同様に、静止画像を得るための撮像素子13の増幅率と撮影用光源の光量設定では、撮影光量の設定値での調光を優先する。これにより、撮影光量のみの調整では制御不可能な眼底輝度において、併せて増幅率の制御を行っている。
即ち、眼底Erの蛍光輝度値が高くなり始めると、初めに増幅率の制御値を下げ、最低値まで下がり切った後に、撮影用光源4の照明光量を下げる。逆に、輝度が低くなってきた場合とは、初めに撮影用光源4の照明光量を上げ、上がり切った後に増幅率の制御値を上げる制御を行う。ここで、撮像素子13の増幅率の制御幅は0dB〜8dBまで変更可能とし、撮影用光源4の出力はISO200相当〜ISO12.5相当まで変更可能とする。
図5に示すように、最適露出決定手段17cは蛍光輝度値が得られると、蛍光輝度値から最適な増幅率と撮影光量を上述の制御方法に基づいて一意的に決定する。例えば、輝度値がεのときの撮影光量と増幅率は、それぞれISO50相当と0dBと求まり、輝度値がψのときの撮影光量と増幅率制御値は、それぞれISO12.5相当とゲイン2dBと求まる。
図2のステップS8で、システム制御部17は増幅率制御部18にステップS7により得られた増幅率を設定する。また、ステップS9で撮影用光源制御部22にステップS7により得られた撮影光量を設定し、更にステップS10で撮影用光源制御部22に発光指令を行い静止画撮影を行う。
一通りの撮影動作が終了した後に、増幅率制御部18の増幅率を静止画撮影直前の値に設定し直し、撮影作業を終了する。撮影作業が終了した後は、ステップS2に戻り動画観察を行う。
なお実施例では、適正な露出を得るためにステップS8とS9で、増幅率と撮影光量の2つの値を設定したが、何れか一方だけの設定でもよい。また、実施例では撮影を終了した後に、撮影された画像の記録を実行しなかったが、画像の記録を行ってもよい。即ち、読み取られた映像信号を増幅部15において増幅し、画像信号処理部16を介して図示しないA/Dコンバータによりデジタル信号に変換し、システム制御部17に入力する。そして、変換されたデジタル映像信号はステップS10の後に、システム制御部17に接続された図示しない画像記録部に記録する。
ここで、画像記録部はハードディスク、MO、Zip、Jazz、CD−R/RW、DVD−RAM、DVD−R/RW、半導体メモリ等の記録媒体を用いることができる。
更に実施例では、図2のステップS5で2点の動画像情報から平均変化率を求めて、次回撮影時における蛍光輝度値を求めたが、複数の動画像情報から指数近似、多項式近似を用いて次回撮影時の蛍光輝度値を求めてもよい。
実施例では、動画像から輝度検出と輝度変化量を求め、次回の撮影時の蛍光輝度値を算出したが、撮影間隔が十分に短い場合においては、連続する静止画像から輝度検出を行い、輝度変化量を求めて次回撮影時の眼底輝度値を算出することもできる。
本実施例によれば、眼底における蛍光輝度の変化量を算出し、撮影時における眼底輝度値を常に予測しておくことで、蛍光撮影を行う際に適正な撮影光量や撮像素子の増幅率を一意的に決定することができ、失敗のない静止画像が得られる。
また、装置への負荷の軽い蛍光観察中に、蛍光輝度の変化量を算出することができるため、撮影の瞬間に装置にかかる負荷を分散することが可能であり、高価な装置を用いず、安価な装置において安定して撮影を行うことができる。
実施例1の構成図である。 動作フローチャート図である。 蛍光剤静注後の経過時間における動画観察時の撮像素子の増幅率と観察光量及び蛍光による眼底輝度値の説明図である。 輝度変化算出手段による平均変化率算出用のグラフ図である。 最適露出決定手段による蛍光による眼底輝度値から静止画撮影時の撮像素子の増幅率と撮影光量を決定するための説明図である。
符号の説明
1 観察用光源
2 対物レンズ
4 撮影用光源
7 赤外蛍光エキサイタフィルタ
9 孔あきミラー
10 合焦レンズ
11 撮影レンズ
12 赤外蛍光バリアフィルタ
13 撮像素子
14 蓄積電荷読取部
15 増幅部
16 画像信号処理部
17 システム制御部
17a 眼底輝度検出手段
17b 輝度変化算出手段
17c 最適露出決定手段
18 増幅率制御部
19 画像表示部
20 撮影スイッチ
21 時間計測手段
22 撮影用光源制御部
23 メモリ
24 観察光量制御部
25 観察光量入力部
26 観察用光源制御部

Claims (6)

  1. 第1の光源と、該第1の光源からの光で被検眼の眼底を照明するための第1の光学系と、該第1の光学系を介して照明した被検眼の眼底像を撮像する第1の撮像手段と、被検眼の眼底における蛍光材が蛍光発光する光の輝度値を得る手段と、前記輝度値の時間に対する変化量を算出する算出手段と、被検眼の眼底における前記輝度値及び前記変化量に基づいて前記第1の光源の光量、前記第1の撮影手段の増幅率の少なくとも何れか一方の制御を行う制御手段とを有することを特徴とする眼科撮影装置。
  2. 第2の光源と、該第2の光源からの光により被検眼の眼底を照明するための第2の光学系と、該第2の光学系を介して照明した被検眼の眼底像を撮像する第2の撮像手段とを備え、前記輝度値を得る手段は、前記第2の撮像手段からの映像信号及び前記第2の光源の発する光の光量に応じた値から被検眼の眼底における前記輝度値を得ることを特徴とする請求項1に記載の眼科撮影装置。
  3. 前記第1の撮像手段と前記第2の撮像手段は同一の撮像素子を用いて光電変換を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の眼科撮影装置。
  4. 前記第2の光源の光源に電圧を印加する電源と、前記電源を印加する電圧の値、前記第2の撮像手段の増幅率の値の何れかを入力する入力手段とを備え、前記輝度値を得る手段は、前記入力手段で入力した値に基づいて輝度値を得ることを特徴とする請求項2に記載の眼科撮影装置。
  5. 前記算出手段は、前記第2の撮像手段により撮像した画像の撮像時間の間隔に基づいて前記変化量を計算することを特徴とする請求項4に記載の眼科撮影装置。
  6. 前記第1の光源と前記第1の撮像手段は静止画撮影に用い、前記第2の光源と前記第2の撮像手段は動画撮影に用いることを特徴とする請求項2に記載の眼科撮影装置。
JP2005333627A 2005-11-18 2005-11-18 眼科撮影装置 Expired - Fee Related JP4732143B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005333627A JP4732143B2 (ja) 2005-11-18 2005-11-18 眼科撮影装置
US11/560,003 US7556379B2 (en) 2005-11-18 2006-11-15 Ophthalmologic apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005333627A JP4732143B2 (ja) 2005-11-18 2005-11-18 眼科撮影装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2007135868A JP2007135868A (ja) 2007-06-07
JP2007135868A5 JP2007135868A5 (ja) 2009-01-08
JP4732143B2 true JP4732143B2 (ja) 2011-07-27

Family

ID=38053109

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005333627A Expired - Fee Related JP4732143B2 (ja) 2005-11-18 2005-11-18 眼科撮影装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7556379B2 (ja)
JP (1) JP4732143B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2768330A1 (en) * 2009-07-28 2011-02-03 F. Hoffmann-La Roche Ag Non-invasive in vivo optical imaging method
JP5725706B2 (ja) * 2009-12-16 2015-05-27 キヤノン株式会社 眼科装置、画像生成方法およびプログラム。
JP5602501B2 (ja) * 2010-06-01 2014-10-08 キヤノン株式会社 眼科装置及びその制御方法、処理装置、処理方法、プログラム
JP5867990B2 (ja) * 2010-08-31 2016-02-24 キヤノン株式会社 光量制御装置、眼科装置、光量制御方法、眼科方法及びプログラム
US20150125032A1 (en) * 2012-06-13 2015-05-07 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Object detection device
JP5675887B2 (ja) * 2013-04-24 2015-02-25 キヤノン株式会社 情報処理装置および情報処理方法
JP7302924B2 (ja) * 2018-08-24 2023-07-04 興和株式会社 眼科撮影装置
JP2024060426A (ja) * 2022-10-19 2024-05-02 株式会社ナノルクス 眼観察装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2738852B2 (ja) 1988-11-04 1998-04-08 株式会社トプコン 眼底カメラ
JP2927446B2 (ja) * 1989-04-26 1999-07-28 株式会社トプコン 眼科撮影装置
JPH1170081A (ja) * 1997-08-29 1999-03-16 Canon Inc 眼科撮影装置
JP2002034923A (ja) * 2000-07-19 2002-02-05 Canon Inc 眼科撮影装置
JP3796427B2 (ja) * 2001-10-15 2006-07-12 キヤノン株式会社 眼科撮影装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007135868A (ja) 2007-06-07
US7556379B2 (en) 2009-07-07
US20070115430A1 (en) 2007-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4732143B2 (ja) 眼科撮影装置
US6832835B2 (en) Fundus image-taking apparatus and method
US7429107B2 (en) Ophthalmic photography apparatus
US7331673B2 (en) Ophthalmic photography apparatus and ophthalmic photography method
EP1417924B1 (en) Ophthalmologic image taking apparatus
US7270414B2 (en) Ophthalmic photographic apparatus
KR20030036714A (ko) 디지털 카메라의 노출 제어 방법
JP4280563B2 (ja) 眼科撮影装置
JP2000107133A (ja) 眼撮影装置
JP2001137192A (ja) 眼科撮影装置及び方法及び記憶媒体
JP2001275977A (ja) 眼底血流計
JP2000237144A (ja) 眼科撮影装置
JP3056287B2 (ja) 眼科撮影装置
JP4500616B2 (ja) 眼科撮影装置及びその制御方法、プログラム
JPH0852114A (ja) 眼撮像装置
JP2007007044A (ja) 眼科撮影装置
JP2005087300A (ja) 眼科撮影装置
JP2000287933A (ja) 眼科撮影装置
JP2003210411A (ja) 眼科撮影装置
JP2002058645A (ja) 眼科検査装置
JPS59207126A (ja) 眼底カメラ
JP2005278745A (ja) 眼科撮影装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081113

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081113

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20100218

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20100630

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110415

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110419

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110420

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140428

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4732143

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees