JP4731266B2 - チロシナーゼ活性阻害剤、美白剤及び皮膚化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は、植物抽出物を有効成分として含有するチロシナーゼ活性阻害剤、美白剤又は皮膚化粧料に関する。
皮膚においてメラニンは、紫外線から生体を保護する役目も果たしているが、過剰生成や不均一な蓄積は、皮膚の黒化やシミの原因となる。一般にメラニンは、色素細胞の中で生合成される酵素チロシナーゼの働きによって、チロシンからドーパ、ドーパからドーパキノンに変化し、ついで5,6−ジヒドロキシインドフェノール等の中間体を経て形成されるものとされている。したがって、皮膚の色黒(皮膚色素沈着症)を予防、治療又は改善するためには、メラニンの産生に関与するチロシナーゼの活性を阻害することが考えられる。
従来、皮膚色素沈着症、シミ、ソバカス等の予防、治療又は改善には、ハイドロキノン等の化学合成品を有効成分とする美白剤を外用する処置が行われてきた。しかしながら、ハイドロキノン等の化学合成品は、皮膚刺激、アレルギー性等の副作用のおそれがある。そこで、安全性の高い天然原料を有効成分とする美白剤の開発が望まれており、チロシナーゼ活性阻害作用を有するものとしては、例えば、桑葉抽出物(特許文献1参照)、サウスウレア属に属する植物の抽出物(特許文献2参照)、藤茶抽出物(特許文献3参照)、ヤナギタデ抽出物(特許文献4参照)、タケノコ及びカンゾウ根抽出物(特許文献5参照)、マンゴージンジャー抽出物(特許文献6参照)等が知られている。
特開平11−246424号公報 特開2002−201122号公報 特開2002−370962号公報 特開2004−83488号公報 特開2004−352697号公報 特開2005−104886号公報
本発明は、天然物の中からチロシナーゼ活性阻害作用を有するものを見出し、それを有効成分として含有するチロシナーゼ活性阻害剤、美白剤及び皮膚化粧料を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1に、本発明は、クロバナツルアズキ抽出物を有効成分として含有することを特徴とするチロシナーゼ活性阻害剤を提供する。第2に、本発明は、クロバナツルアズキ抽出物を有効成分として含有することを特徴とする美白剤を提供する。第3に、本発明は、クロバナツルアズキ抽出物を配合したことを特徴とする皮膚化粧料を提供する。
本発明によれば、優れたチロシナーゼ活性阻害作用を有するクロバナツルアズキ抽出物を有効成分として含有するチロシナーゼ活性阻害剤、美白剤及び皮膚化粧料を提供することができる。
以下、本発明について説明する。
〔チロシナーゼ活性阻害剤,美白剤〕
本発明のチロシナーゼ活性阻害剤又は美白剤は、クロバナツルアズキ抽出物を有効成分として含有する。
ここで、本発明において「抽出物」には、クロバナツルアズキを抽出原料として得られる抽出液、当該抽出液の希釈液若しくは濃縮液、当該抽出液を乾燥して得られる乾燥物、又はこれらの粗精製物若しくは精製物のいずれもが含まれる。
本発明において使用する抽出原料は、クロバナツルアズキ(学名:Phaseolus atropurpureus)である。クロバナツルアズキ(Phaseolus atropurpureus)は、本州、九州、沖縄等に分布しているマメ科インゲンマメ属に属するつる性の多年草であり、これらの地域から容易に入手することができる。抽出原料として使用し得る部位としては、例えば、幹部、地上部、根部、全草等が挙げられるが、好ましくは幹部である。
クロバナツルアズキ抽出物に含有されるチロシナーゼ活性阻害作用を有する物質の詳細は不明であるが、植物の抽出に一般に用いられている抽出方法によって、クロバナツルアズキからチロシナーゼ活性阻害作用を有する抽出物を得ることができる。
例えば、クロバナツルアズキを乾燥した後、そのまま又は粗砕機を用いて粉砕し、抽出溶媒による抽出に供することにより、チロシナーゼ活性阻害作用を有する抽出物を得ることができる。乾燥は天日で行ってもよいし、通常使用される乾燥機を用いて行ってもよい。また、ヘキサン等の非極性溶媒によって脱脂等の前処理を施してから抽出原料として使用してもよい。脱脂等の前処理を行うことにより、極性溶媒による抽出処理を効率よく行うことができる。
抽出溶媒としては、極性溶媒を使用するのが好ましく、例えば、水、親水性有機溶媒等が挙げられ、これらを単独で又は2種以上を組み合わせて、室温又は溶媒の沸点以下の温度で使用することが好ましい。
抽出溶媒として使用し得る水としては、純水、水道水、井戸水、鉱泉水、鉱水、温泉水、湧水、淡水等のほか、これらに各種処理を施したものが含まれる。水に施す処理としては、例えば、精製、加熱、殺菌、濾過、イオン交換、浸透圧調整、緩衝化等が含まれる。したがって、本発明において抽出溶媒として使用し得る水には、精製水、熱水、イオン交換水、生理食塩水、リン酸緩衝液、リン酸緩衝生理食塩水等も含まれる。
抽出溶媒として使用し得る親水性有機溶媒としては、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の炭素数1〜5の低級脂肪族アルコール;アセトン、メチルエチルケトン等の低級脂肪族ケトン;1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等の炭素数2〜5の多価アルコール等が挙げられる。
2種以上の極性溶媒の混合液を抽出溶媒として使用する場合、その混合比は適宜調整することができる。例えば、水と低級脂肪族アルコールとの混合液を使用する場合には、水10質量部に対して低級脂肪族アルコール1〜90質量部を混合することが好ましく、水と低級脂肪族ケトンとの混合液を使用する場合には、水10質量部に対して低級脂肪族ケトン1〜40質量部を混合することが好ましく、水と多価アルコールとの混合液を使用する場合には、水10質量部に対して多価アルコール1〜90質量部を混合することが好ましい。
抽出処理は、抽出原料に含まれる可溶性成分を抽出溶媒に溶出させ得る限り特に限定はされず、常法に従って行うことができる。例えば、抽出原料の5〜15倍量(質量比)の抽出溶媒に、抽出原料を浸漬し、常温又は還流加熱下で可溶性成分を溶出させた後、濾過して抽出残渣を除去することにより抽出液を得ることができる。得られた抽出液は、該抽出液の希釈液若しくは濃縮液、該抽出液の乾燥物、又はこれらの粗精製物若しくは精製物を得るために、常法に従って希釈、濃縮、乾燥、精製等の処理を施してもよい。
精製は、例えば、活性炭処理、吸着樹脂処理、イオン交換樹脂処理等により行うことができる。得られた抽出液はそのままでもチロシナーゼ活性阻害剤又は美白剤の有効成分として使用することができるが、濃縮液又は乾燥物としたものの方が使用しやすい。
クロバナツルアズキ抽出物は、特有の匂いと味とを有しているため、その生理活性の低下を招かない範囲で脱色、脱臭等を目的とする精製を行うことも可能であるが、皮膚化粧料等に配合する場合には大量に使用するものではないから、未精製のままでも実用上支障はない。
以上のようにして得られるクロバナツルアズキ抽出物は、チロシナーゼ活性阻害作用又は美白作用を有しているため、それらの作用を利用してチロシナーゼ活性阻害剤又は美白剤の有効成分として用いることができる。
クロバナツルアズキ抽出物が有する美白作用は、例えば、チロシナーゼ阻害作用に基づいて発揮される。ただし、クロバナツルアズキ抽出物が有する美白作用は、この作用に基づいて発揮される美白作用に限定されるものではない。
本発明のチロシナーゼ活性阻害剤又は美白剤は、クロバナツルアズキ抽出物のみからなるものであってもよいし、クロバナツルアズキ抽出物から製剤化したものであってもよい。
クロバナツルアズキ抽出物は、デキストリン、シクロデキストリン等の薬学的に許容し得るキャリアーその他任意の助剤を用いて、常法に従い、粉末状、顆粒状、液状等の任意の剤形に製剤化することができる。この際、助剤としては、例えば、賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、安定剤、矯臭剤等を用いることができる。また、クロバナツルアズキ抽出物は、他の組成物(例えば、後述する皮膚化粧料等)に配合して使用することができるほか、軟膏剤、外用液剤、貼付剤等として使用することができる。
なお、本発明のチロシナーゼ活性阻害剤は、必要に応じて、チロシナーゼ活性阻害作用を有する他の天然抽出物を配合して有効成分として用いることができる。また、本発明の美白剤は、必要に応じて、美白作用を有する他の天然抽出物を有効成分として用いることができる。
本発明のチロシナーゼ活性阻害剤は、クロバナツルアズキからの抽出物が有するチロシナーゼ活性阻害作用を通じて、チロシナーゼの活性を阻害することができる。これにより、皮膚の黒化、シミ、ソバカス等を予防、治療又は改善することができる。ただし、本発明のチロシナーゼ活性阻害剤は、これらの用途以外にもチロシナーゼ活性阻害作用を発揮することに意義のあるすべての用途に用いることができる。
本発明の美白剤は、クロバナツルアズキからの抽出物が有する美白作用を通じて、皮膚の黒化、シミ、ソバカス等を予防、治療又は改善することができる。ただし、本発明の美白剤は、これらの用途以外にも美白作用を発揮することに意義のあるすべての用途に用いることができる。
〔皮膚化粧料〕
クロバナツルアズキ抽出物は、皮膚に適用した場合の使用感と安全性とに優れているため、皮膚化粧料に配合するのに好適である。この場合、クロバナツルアズキ抽出物を配合してもよいし、クロバナツルアズキ抽出物から製剤化したチロシナーゼ活性阻害剤又は美白剤を配合してもよい。クロバナツルアズキ抽出物、チロシナーゼ活性阻害剤又は美白剤を皮膚化粧料に配合することによって、皮膚化粧料にチロシナーゼ活性阻害作用を付与することができる。
クロバナツルアズキ抽出物を配合し得る皮膚化粧料としては、特に限定されるものではなく、例えば、軟膏、クリーム、乳液、ローション、パック、ファンデーション、リップクリーム、入浴剤、ヘアートニック、ヘアーローション、石鹸、ボディーシャンプー等が挙げられる。
クロバナツルアズキ抽出物を皮膚化粧料に配合する場合、その配合量は、皮膚化粧料の種類に応じて適宜調整することができるが、好適な配合率は、標準的な抽出物に換算して約0.0001〜10質量%であり、特に好適な配合率は、標準的な抽出物に換算して約0.001〜1質量%である。
本発明の皮膚化粧料は、クロバナツルアズキ抽出物が有するチロシナーゼ活性阻害作用を妨げない限り、通常の皮膚化粧料の製造に用いられる主剤、助剤又はその他の成分、例えば、収斂剤、殺菌・抗菌剤、美白剤、紫外線吸収剤、保湿剤、細胞賦活剤、消炎・抗アレルギー剤、抗酸化・活性酸素除去剤、油脂類、ロウ類、炭化水素類、脂肪酸類、アルコール類、エステル類、界面活性剤、香料等を併用することができる。このように併用することで、より一般性のある製品となり、また、併用された他の有効成分との間の相乗作用が通常期待される以上の優れた効果をもたらすことがある。
なお、本発明のチロシナーゼ活性阻害剤、美白剤又は皮膚化粧料は、ヒトに対して好適に適用されるものであるが、それぞれの作用効果が奏される限り、ヒト以外の動物に対して適用することもできる。
以下、製造例、試験例及び配合例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の各例に何ら制限されるものではない。
〔製造例1〕クロバナツルアズキ抽出物の製造
乾燥したクロバナツルアズキの幹部を粉砕し、その粉砕物200gに抽出溶媒2000mLを加え、穏やかに攪拌しながら80℃の温度条件下にて3時間加熱抽出し、熱時濾過した。ろ液を40度で減圧下にて濃縮し、さらに減圧乾燥機で乾燥してクロバナツルアズキ抽出物を得た。抽出溶媒として水、50質量%エタノール(水とエタノールとの質量比=1:1)、エタノールを用いたときの各抽出物の収率を表1に示す。
[表1]
試料 抽出溶媒 抽出物収率(質量%)
1 水 20.5
2 50%エタノール 14.3
3 エタノール 8.4
〔試験例1〕チロシナーゼ活性阻害作用試験
製造例1で得られたクロバナツルアズキ抽出物(試料1〜3)について、以下のようにしてチロシナーゼ活性阻害作用を試験した。
試験管に、1/15Mのリン酸緩衝液(pH6.8)0.45mL、0.1mg/mLのチロシン溶液1.0mL、クロバナツルアズキ抽出物40mgを50質量%エタノール1mLに溶解して得た試料溶液(試料1〜3)0.05mLを加え、さらにチロシナーゼ溶液(マッシュルーム由来,128.4unit/mL,Sigma社製)0.5mLを加えて、37℃で1時間インキュベーションした。反応終了後、波長475nmにおける吸光度を測定した。同様の操作と吸光度測定を、酵素溶液を添加せずに1/15Mのリン酸緩衝液(pH6.8)を用いて行った。さらに、試料溶液を添加せず、試料溶液の溶媒のみについても同様の測定を行った。得られた結果から、下記の式によりチロシナーゼ活性阻害率(%)を算出した。
チロシナーゼ活性阻害率(%)={1−(A−B)/(C−D)}×100
ただし、上記式において、Aは「酵素溶液添加・試料溶液添加時の吸光度」を、Bは「酵素溶液無添加・試料溶液添加時の吸光度」を、Cは「酵素溶液添加・試料溶液無添加時の吸光度」を、Dは「酵素溶液無添加・試料溶液無添加時の吸光度」を示す。
次に、試料溶液の濃度を段階的に減少させて上記阻害率の測定を行い、各濃度におけるチロシナーゼ活性阻害率(%)を求め、その結果から内挿法により、チロシナーゼの活性を50%阻害する試料濃度IC50(ppm;μg/mL)を求めた。結果を表2に示す。
[表2]
試料 IC 50 (μg/mL)
1 60.0
2 41.0
3 38.0
表2に示すように、クロバナツルアズキ抽出物は、優れたチロシナーゼ活性阻害作用を有することが確認された。
〔配合例1〕
下記組成の乳液を常法により製造した。
クロバナツルアズキ幹部50%エタノール抽出物(製造例1) 0.01g
ホホバオイル 4.0g
黄杞エキス 0.1g
オリーブオイル 2.0g
スクワラン 2.0g
セタノール 2.0g
モノステアリン酸グリセリル 2.0g
ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.O) 2.5g
オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O) 2.0g
グリチルレチン酸ステアリル 0.1g
1,3−ブチレングリコール 3.0g
ヒノキチオール 0.15g
香料 0.05g
精製水 残部(全量を100gとする)
〔配合例2〕
下記組成のクリームを常法により製造した。
クロバナツルアズキ幹部50%エタノール抽出物(製造例1) 0.05g
クジンエキス 0.1g
オウゴンエキス 0.1g
流動パラフィン 5.0g
サラシミツロウ 4.0g
スクワラン 10.0g
セタノール 3.0g
ラノリン 2.0g
ステアリン酸 1.0g
オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O) 1.5g
モノステアリン酸グリセリル 3.0g
油溶性甘草エキス 0.1g
1,3−ブチレングリコール 6.0g
パラオキシ安息香酸メチル 1.5g
香料 0.1g
精製水 残部(全量を100gとする)
〔配合例3〕
下記組成のクリームを常法により製造した。
クロバナツルアズキ幹部50%エタノール抽出物(製造例1) 0.05g
エイジツエキス 0.1g
ワレモコウエキス 0.1g
モノステアリン酸ポリエチレングリコール 2.0g
自己乳化型モノステアリン酸グリセリン 5.0g
ステアリン酸 2.0g
セタノール 2.0g
スクワラン 12.0g
マカダミアナッツ油 3.0g
メチルポリシロキサン 0.2g
香料 0.01g
防腐剤(パラオキシ安息香酸メチル) 0.15g
油溶性甘草エキス 0.1g
1,3−ブチレングリコール 7.0g
キサンタンガム 0.2g
精製水 残部(全量を100gとする)
〔配合例4〕
下記組成の美容液を常法により製造した。
クロバナツルアズキ幹部50%エタノール抽出物(製造例1) 0.01g
カミツレエキス 0.1g
ニンジンエキス 0.1g
キサンタンガム 0.3g
ヒドロキシエチルセルロース 0.1g
カルボキシビニルポリマー 0.1g
1,3−ブチレングリコール 4.0g
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1g
グリセリン 2.0g
水酸化カリウム 0.25g
香料 0.01g
防腐剤(パラオキシ安息香酸メチル) 0.15g
エタノール 2.0g
精製水 残部(全量を100gとする)
〔配合例5〕
下記組成の美容液を常法により製造した。
クロバナツルアズキ幹部50%エタノール抽出物(製造例1) 0.05g
クワエキス 0.1g
コンキオリンエキス 0.1g
カルボキシビニルポリマー 0.2g
キサンタンガム 0.2g
ヒアルロン酸ナトリウム 0.1g
ポリエチレングリコール 3.0g
グリセリン 6.0g
1,3−ブチレングリコール 3.0g
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1g
防腐剤(パラオキシ安息香酸メチル) 0.15g
L−アルギニン 0.15g
精製水 残部(全量を100gとする)
〔配合例6〕
下記組成のパックを常法により製造した。
クロバナツルアズキ幹部50%エタノール抽出物(製造例1) 0.05g
ヨクイニンエキス 0.1g
西洋サンザシエキス 0.1g
ポリビニルアルコール 15.0g
ポリエチレングリコール 3.0g
プロピレングリコール 7.0g
エタノール 10.0g
パラオキシ安息香酸エチル 0.05g
香料 0.05g
精製水 残部(全量を100gとする)
〔配合例7〕
下記組成の洗浄用化粧水を常法により製造した。
クロバナツルアズキ幹部50%エタノール抽出物(製造例1) 0.05g
ラベンダーエキス 0.1g
インチンコウエキス 0.1g
1,3−ブチレングリコール 4.0g
グリセリン 4.0g
ジプロピレングリコール 2.0g
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン
デシルテトラデシルエーテル 0.7g
エタノール 3.0g
香料 0.001g
防腐剤(パラオキシ安息香酸メチル) 0.15g
精製水 残部(全量を100gとする)
〔配合例8〕
下記組成の乳液を常法により製造した。
クロバナツルアズキ幹部50%エタノール抽出物(製造例1) 0.05g
ローズマリーエキス 0.1g
アロエエキス 0.1g
モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン 1.0g
テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット 1.5g
親油型モノステアリン酸グリセリン 1.0g
ステアリン酸 0.5g
ベヘニルアルコール 1.5g
パルミチン酸セチル 0.5g
スクワラン 10.0g
メチルポリシロキサン 0.5g
香料 適量
防腐剤(パラオキシ安息香酸メチル) 0.15g
1,3−ブチレングリコール 7.0g
グリチルレチン酸ステリアル 0.1g
キサンタンガム 0.1g
精製水 残部(全量を100gとする)
本発明のチロシナーゼ活性阻害剤、美白剤又は皮膚化粧料は、メラニンの過剰生成や不均一な蓄積に伴う皮膚の黒化、シミ、ソバカス等の予防、治療又は改善に有用である。

Claims (3)

  1. クロバナツルアズキからの抽出物を有効成分として含有することを特徴とするチロシナーゼ活性阻害剤。
  2. クロバナツルアズキからの抽出物を有効成分として含有することを特徴とする美白剤。
  3. クロバナツルアズキからの抽出物を配合したことを特徴とする皮膚化粧料。
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