JP4731258B2 - 光ファイババンドル - Google Patents

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Description

本発明は、光ファイババンドルに関する。
光ファイバを数本から数千本束ねて、端末部を接着・研磨加工したものを光ファイババンドルといい、照明用やエネルギー伝送用として使用されている。また、光ファイババンドルには、複数の光ファイバ心線が互いに並列に延びるように束ねられて形成された帯状のバンドル構造を有するものが知られている。
ここで、一般的な帯状のバンドル構造を有する光ファイババンドルについて、図を用いて説明する。
図10は、一般的な帯状の光ファイババンドル70の端部を示す概略図である。図11は、一般的な帯状の光ファイババンドル70の端部を構成する部材を示す概略図である。
この光ファイババンドル70は、光ファイバ15が保護膜16により被覆されてなる複数本の光ファイバ心線17が集束されて構成されており、その一端部では光ファイバ心線17の被膜が除去され多数本の光ファイバ15が剥き出しにされている。剥き出しにされた多数本の光ファイバ15は集束され、その先端が箱型の筐体71内に挿入されている。また、剥き出しにされた多数本の光ファイバ15が挿入された筐体71は、その内部に光ファイバ15の補強のための樹脂製の充填材13が充填されており、この充填材13により光ファイバ15の束が筐体71内で固定されている。
また、このようなタイプの光ファイババンドルとして、特許文献1には、並列に配置した複数の光ファイバ素線と、この複数の光ファイバ素線を結ぶ並列の第1方向に直交する第2方向の前記複数の光ファイバ素線の一側面側のみを接着剤層で一括連結する接着テープと、から構成されているものが開示されている。
そして、これによると、各光ファイバ素線は前記第2方向の他側面側へ容易に且つ極めて弱い力で接着剤層から分離できるので、心線分離時に生じるロス増を低減できる、と記載されている。
さらに、特許文献2には、複数本の光ファイバ挿通孔と接着剤注入用凹部とを有する光コネクタフェルールへの光ファイバを取付ける際に、複数本の光ファイバ挿通孔にそれぞれ光ファイバの一部を挿通させた後、接着剤注入用凹部の開口部より接着剤を注入して、接着剤注入用凹部における接着剤の注入高さが複数本の光ファイバの中心線がなす平面よりも0.3mm〜0.6mmの高さとなるところまで接着剤を注入した後接着剤を硬化させてなるものが開示されている。
そして、これによると、光コネクタフェルールへの光ファイバの取付けにおいて、光ファイバの接着固定に要する接着剤の硬化時間を短縮することができる、と記載されている。
特開2005-122017号公報 特開2001-116953号公報
しかしながら、一般的に、光ファイババンドルの筐体内に充填材を注入する際に筐体の内部の体積以上に注入すると充填材が筐体内から溢れだしてしまうため、図10に示すように、筐体71内の最上部の高さからある程度の空隙73が空くような高さまで充填材を注入している。
このとき、上記特許文献1及び2等の一般的な光ファイババンドル70は、光ファイバ15の下側では筐体71まで密に充填材13が詰まっているが、上側では筐体71との間に上記空隙73ができている。すると、充填材13が加熱等により筐体71内で膨張する際、光ファイバ15の下側の充填材13は膨張による圧縮力をそのまま光ファイバ15に加えるが、光ファイバ15の上側の充填材13はその上の筐体71との間に空隙73があるため、この部分で膨張による圧縮力が緩和されて光ファイバ15に加わる圧縮力が減少する。
従って、光ファイバ15を挟んで両側から加わる圧縮力が不均一になり、光ファイバ15がいずれか一方向(図10では点線で示すような上方)へ曲げられて、図10の筐体71と光ファイバ15との接続部77で光ファイバ15の折れ曲がりや断線等が生じる可能性があるという問題がある。
本発明の目的はかかる点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、充填材が充填された筐体内に収容された光ファイバの断線等を阻止することができる光ファイババンドルを提供することである。
請求項1に係る発明は、各々、光ファイバとそれを被覆する被覆部とを有し、互いに並行に延びるように束ねられて帯状に形成された複数の光ファイバ心線からなると共に、少なくとも一方の先端部分が、該複数の光ファイバ心線のそれぞれの被覆部が剥がされた複数の光ファイバが結束されて構成されたバンドル本体と上記バンドル本体の先端部分を収容し、上記複数の光ファイバとの接続部を有する筐体とを備えた光ファイババンドルであって、上記バンドル本体の先端部分と上記筐体との間には、樹脂製の充填材が充填されていると共に、該バンドル本体の両表面側で且つ該筐体と該充填材との間には、該充填材の膨張による該バンドル本体への圧縮力を緩和させる緩衝部がそれぞれ設けられている光ファイババンドルに関する。
上記の構成によれば、筐体に収容されているバンドル本体の両表面側で且つ筐体と充填材との間に充填材の膨張によるバンドル本体への圧縮力を緩和させる緩衝部がそれぞれ設けられているため、筐体内部の充填材が昇温等により膨張しても、バンドル本体が充填材からの圧縮力をいずれか一方側からのみ受けることはない。従って、バンドル本体がいずれか一方へ押し曲げられることがなくなり、接続部を起点として光ファイバが断線する可能性もなくなる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載された光ファイババンドルにおいて、上記緩衝部の少なくとも一方が空隙であることを特徴とする。
上記の構成によれば、緩衝部の少なくとも一方が空隙であるため、他方のみ緩衝部材を設けるだけでよく、光ファイババンドルの作製が簡便化する。
すなわち、筐体へ充填材を注入した後、図10に示したような空隙73がバンドル本体の表面の一方側に生じる。ここで、従来ではこの空隙73が充填材の膨張による圧縮力を緩和する緩衝材の役割を果たしており、反対側の充填材の膨張による圧縮力のみがバンドル本体に働いていた。しかし、上記の構成によれば、この空隙73をそのまま一方の緩衝部とし、反対側に充填材からの圧縮力を緩和する新たな緩衝部を設けることにより、バンドル本体が一方側からのみ圧縮力を受けることがなくなり、いずれか一方へ押し曲げられず、断線する可能性もなくなる上に、両側に緩衝部材を設けるものと比較して、光ファイババンドルの作製が簡便化する。
また、上述したように一方側のみの緩衝部が空隙であるのみならず、両側の緩衝部をそれぞれ空隙にしてもよい。このような構成によれば、光ファイババンドルがより軽量となる上に、緩衝部材を設けなくてもよいため、より経済的である。
請求項3に係る発明は、請求項1に記載された光ファイババンドルにおいて、上記緩衝部の少なくとも一方は、上記充填材より体積膨張率の小さい緩衝部材で構成されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、緩衝部の少なくとも一方が充填材より体積膨張率の小さい緩衝部材であるため、筐体内部の充填材が昇温等により膨張すると、緩衝部材は充填材からの圧縮力に対してそれを押し返さず吸収する。そのため、充填材からバンドル本体へ加わる圧縮力が緩和され、バンドル本体が充填材からの圧縮力をいずれか一方側からのみ受けることはない。さらに、充填材と筐体との間に空間を作らず緩衝部材で埋めている構成であるため、よりバンドル本体の位置が安定する。従って、バンドル本体がいずれか一方へ押し曲げられず、断線する可能性もなくなり、且つ、その状態が安定して継続し得る。
なお、体積膨張率とは、熱膨張において、体積の増加率の温度変化に対する割合をいい、体積V1の物体が熱膨張して体積V2に変化したとき、温度がT1からT2へ変化したとすると、この物体の体積膨張率Κは、
K=((V2−V1)/V1)/(T2−T1)
で与えられる。
以上説明したように、本発明によれば、充填材が充填された筐体内に収容された光ファイバの断線等を阻止することができる光ファイババンドルを提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
(実施形態1)
(光ファイババンドル10の構成)
図1は、本発明の実施形態1に係る光ファイババンドル10の一端部の概略図である。また、図2は、本発明の実施形態1に係る光ファイババンドル10の一端部を構成する部材を示す概略図である。
光ファイババンドル10は、バンドル本体11、筐体12、充填材13及びスポンジ部材14で構成されている。
バンドル本体11は、光ファイバ15と光ファイバ15を被覆して保護する保護膜16(被覆部)とを有する複数の光ファイバ心線17が一列の帯状となった束で構成されている。
光ファイバ心線17は、外径が例えば125μmの石英ガラスで形成されている光ファイバ15の外周部に例えば光ファイバ心線17の外径が250〜400μm程度になるまでUV硬化アクリル樹脂からなる保護膜16(被覆部)がコーティングされている。光ファイバ心線17は、その両端において、それぞれの先端から例えば2〜3cmの範囲で保護膜16が除去されて光ファイバ15が剥き出しになっている。
光ファイバ心線17の先端の剥き出しになった複数本の光ファイバ15は、互いが帯状に並ぶように一列に束ねられている。
なお、上記光ファイバ15は、石英ガラスで形成されていなくてもよく、その他の無機系材料又はプラスチック等の有機系材料で形成されていてもよい。
筐体12は、筐体本体18、押さえ部材19及び蓋20で構成されている。
筐体本体18は、細長直方体形状のケーシングを構成している。筐体本体18は、その一側面から内部まで光ファイバ15等を収容するための内空部21が設けられており、図1に示すように、上述の図10の光ファイババンドル70の筐体71と同様に、筐体12は、複数本の光ファイバ15との接続部を有する。内空部21は、複数の光ファイバ15の束及びそれに連続する保護膜16がコーティングされている光ファイバ心線17が数mm〜数cmまで収まるような大きさに形成されている。
筐体本体18は、その細長直方体形状のケーシングが延びる方向の端部に、それぞれ段差部及び挿入孔24が形成されている。
段差部は、並列した光ファイバの先端部の束が収容される第1段差部22と、並列した光ファイバ15の先端部の束を筐体本体18へ押さえつけるための押さえ部材19が収容される第2段差部23とで構成されている。
挿入孔24は、帯状に形成されたバンドル本体11が挿入される貫通孔で、その断面が筐体本体18の幅方向に延びるような細長直方体形状に形成されている。
押さえ部材19は、直方体形状に形成されている。押さえ部材19は、筐体本体18の第2段差部23上であって、且つ、バンドル本体11についてその先端部分1〜2cmを筐体本体18から出るような先端部分80の所定箇所を押さえるような位置に設けられている。尚、この先端部分80は、光ファイババンドルの完成の際には切除される。
蓋20は、所定の厚さを有する細長板状に形成されており、筐体本体18の側面において、その内空部21を覆うように設けられている。
また、筐体本体18、蓋20及び押さえ部材19は、いずれも熱伝達を容易にするために、ステンレススチール等の高い熱伝導係数を有する材料で形成されている。
さらに、筐体本体18、蓋20及び押さえ部材19は、いずれもその接合部で接着剤により接着固定されている。
充填材13は、筐体本体18の内空部21に充填されて固化されることにより、バンドル本体11、スポンジ部材14、筐体本体18、押さえ部材19及び蓋20を一体に固定している。充填材13は、それが筐体12内の内空部21に充填される際に内空部21から溢れださないように、内空部21の体積より所定量少なめに充填されている。従って、充填材13が筐体12内で固化されたとき、筐体12の蓋20と充填材13との間には、図1に示すような空隙25が形成されている。この空隙25は、充填材13が昇温等により膨張する際に他へ加える圧縮力を緩和する緩和部を構成する。充填材13は、接着固定強度に優れていること、耐温度、耐湿度、耐薬品等の耐環境性の信頼性に優れていること、短時間で硬化でき、固定強度が増大できることなどの理由から、光硬化単独あるいは熱硬化との併用が可能なRTVシリコンゴム(Room Temperature Vulcanization silicon rubber)やエポキシ樹脂等が用いられる。好適なエポキシ樹脂としては、エマーソンアンドカミング社製のSTYCASTに代表される、芳香族アミンが含まれた硬化剤を使用したビスフェノールAとエピクロルヒドリンの重合物が挙げられる。ここで、硬化剤に含まれる芳香族アミンとしては、メタフェニレンジアミン(MPDA)、ジアミノジフェニルメタン(DDM)、メチレンジアニリン(MDA)等が用いられる。さらに、硬化剤としては、芳香族アミンに限らず、トリエチレントリアミン等の脂肪族アミン、バーサミド等のポリアミド、無水フタル酸等の酸無水物や三フッ化ホウ素・モノエチルアミン(BF:MEA)等も用いられる。また、エポキシ樹脂はこれに限られない。例えば、3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレートに代表される、シクロアルケンの環内二重結合を過酸化物で酸化し、エポキシドを導入したものも用いられる。
また、このような樹脂としては、柔軟性の付与や硬化速度の促進などの点で1分子中に水酸基を2個以上もつ化合物、好ましくは多価アルコールが含まれていることが好ましい。この多価アルコールとしてはヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、グリセリン等も好適に用いられる。
スポンジ部材14は、筐体本体18の内空部21の底に敷かれており、これにより充填材13の膨張によるバンドル本体11への圧縮力を緩和させる緩衝部を構成している。スポンジ部材14は、細長の板状に形成されている。スポンジ部材14は、その幅が筐体本体18の内空部21の幅と略同長に形成されており、その厚さが数mm〜数cmとなるように形成されている。
スポンジ部材14は、柔軟な発泡ゴムからなり、未硬化のラテックスに空気を強く吹き込んだり、強力に素練りを行なったゴムに発泡剤(たとえば重炭酸ナトリウム)を加えて作製される。ただし、スポンジ部材14を構成する材料は、筐体12へ充填する充填材13よりその体積膨張率が小さいものでなければならない。
なお、バンドル本体11の表面の両側にスポンジ部材14が挿入されていてもよい。この場合、挿入する両側のスポンジ部材14の材質は同じであるか、又は異なる材質のものであっても体積膨張率が同程度のものであるのが好ましい。また、挿入するスポンジ部材14の厚さ等、形状が同様のものであるのが好ましい。
さらに、緩衝部は、上記のようにスポンジ部材14で構成されていなくてもよく、図3,4のように、プラスチック製等の複数のストロー状部材26を帯状に束ねてなるもので構成されていてもよい。なお、このストロー状部材26は図4のように一列の帯状に束ねられていなくてもよく、多列の帯状であってもよい。また、このプラスチック製のストロー状部材26は、その体積膨張率が樹脂製の充填材13より小さいものでなくてはならない。
このように、本実施形態1に係る光ファイババンドル10は、筐体12と充填材13との間であって、バンドル本体11の表面の一方側には空隙25があり、他方側には充填材13より体積膨張率の小さいスポンジ部材14がある。このため、充填材13が昇温等で膨張した場合、これらの空隙25及びスポンジ部材14がそれぞれ充填材13の圧縮力を吸収する。よって、充填材13からのバンドル本体11への圧縮力が緩和する。従って、バンドル本体11が充填材13からの圧縮力をいずれか一方側からのみ受けることはないため、バンドル本体11がいずれか一方へ押し曲げられることがなくなり、接続部を起点として光ファイバが断線する可能性もなくなる。
(実施形態2)
(光ファイババンドル30の構成)
次に、本発明の実施形態2に係る光ファイババンドル30について説明する。なお、上記実施形態1と同様の構成によるものは、同様の符号を付し、その説明を省略する。
図5は、本発明の実施形態2に係る光ファイババンドル30の一端部の概略図である。また、図6は、本発明の実施形態2に係る光ファイババンドル30の一端部を構成する部材を示す概略図である。
光ファイババンドル30は、バンドル本体11、筐体31及び充填材13で構成されている。
バンドル本体11は、上記実施形態1と同様に、光ファイバ15と光ファイバ15を被覆して保護する保護膜16(被覆部)とを有する複数の光ファイバ心線17が一列の帯状となった束で構成されている。
筐体31は、筐体本体32、押さえ部材33,34及び蓋35,36で構成されている。
筐体本体32は、細長直方体形状のケーシングを構成している。筐体本体32は、その両側面から内部まで光ファイバ15等を収容するための内空部37が設けられており、図5に示すように、上述の図10の光ファイババンドル70の筐体71と同様に、筐体31は、複数本の光ファイバ15との接続部を有する。内空部37は、複数の光ファイバ15の束及びそれに連続する保護膜16がコーティングされている光ファイバ心線17が数mm〜数cmまで収まるような大きさに形成されている。
筐体本体32は、その細長直方体形状のケーシングが延びる方向の端部に、それぞれ段差部及び不図示の挿入孔が形成されている。
段差部は、並列した光ファイバ15の先端部の束が収容される第1段差部41と、並列した光ファイバ15の先端部の束を筐体本体32へ押さえつけるための押さえ部材33,34がそれぞれ収容される第2段差部42,43とで構成されている。
挿入孔は、帯状に形成されたバンドル本体11が挿入される貫通孔で、その断面が筐体本体32の幅方向に延びるような細長直方体形状に形成されている。
押さえ部材33,34は、それぞれ直方体形状に形成されている。押さえ部材33,34は、それぞれ筐体本体32の第2段差部42,43上であって、且つ、バンドル本体11についてその先端部分80が1〜2cm程度筐体本体32から出るように押さえる位置に設けられている。尚、この先端部分80は、光ファイババンドルの完成の際には切除される。
蓋35,36は、それぞれ所定の厚さを有する細長板状に形成されており、筐体本体32の両側面において、その内空部37を覆うように設けられている。
また、筐体本体32、蓋35,36及び押さえ部材33,34は、いずれも熱伝達を容易にするために、ステンレススチール等の高い熱伝導係数を有する材料で形成されている。
さらに、筐体本体32及び押さえ部材33,34は、いずれもその接合部で接着剤により接着固定されている。
充填材13は、筐体本体32の内空部37に充填されて固化されることにより、バンドル本体11、筐体本体32及び押さえ部材33,34を一体に固定している。充填材13は、まず筐体本体32のいずれか一方の側面に蓋35又は36を仮固定した後、他方の側面から充填される。このとき、充填材13は、それが筐体12内の内空部37に充填される際に内空部37から溢れださないように、内空部37の体積より所定量少なめに充填されている。従って、充填材13が筐体31内で固化されたとき、筐体31の蓋35又は36と充填材13との間に空隙45又は46が形成されている。さらに、他方の蓋を取り外し、密に充填されている充填材13を削る等して、上記の一方の側面側に形成された空隙45又は46と同様な形状の空隙を蓋と充填材13との間に形成する。これにより、図5に示すように、筐体31内の蓋35,36と充填材13との間には、それぞれ略同形状の空隙45,46が形成される。これらの空隙45,46は、それぞれ、充填材13が昇温等により膨張する際に他へ加える圧縮力を緩和する緩和部を構成する。充填材13は、その材質としては上記実施形態1と同様に、RTVシリコンゴムやエポキシ樹脂等が用いられる。
このように、本実施形態2に係る光ファイババンドル30は、筐体31と充填材13との間であって、バンドル本体11の表面の一方及び他方の両側に略同形状の空隙45,46が形成されている。このため、充填材13が昇温等で膨張した場合、これらの空隙45,46がそれぞれ充填材13の圧縮力を吸収する。よって、充填材13からのバンドル本体11への圧縮力が緩和する。従って、バンドル本体11が充填材13からの圧縮力をいずれか一方側からのみ受けることはないため、バンドル本体11がいずれか一方へ押し曲げられることがなくなり、接続部を起点として光ファイバが断線する可能性もなくなる。さらに、緩衝部がいずれも空隙45,46であるため光ファイババンドル30がより軽量となる上に、緩衝部材を設けない点で、より経済的である。
(実施形態3)
(光ファイババンドル50の構成)
次に、本発明の実施形態3に係る光ファイババンドル50について説明する。なお、上記実施形態1と同様の構成によるものは、同様の符号を付し、その説明を省略する。
図7は、本発明の実施形態3に係る光ファイババンドル50の一端部の概略図である。また、図8は、本発明の実施形態3に係る光ファイババンドル50の一端部を構成する部材を示す概略図である。
光ファイババンドル50は、バンドル本体11、筐体51、充填材13及びスポンジ部材52で構成されている。
バンドル本体11は、上記実施形態1と同様に、光ファイバ15と光ファイバ15を被覆して保護する保護膜16(被覆部)とを有する複数の光ファイバ心線17が一列の帯状となった束で構成されている。
筐体51は、筐体本体53、押さえ部材54及び蓋55で構成されている。
筐体本体53は、細長円柱形状のケーシングを構成している。筐体本体53は、その側面の一部が開口し、そこから内部まで光ファイバ15等を収容するための内空部56が設けられており、図7、図8に示すように、上述の図10の光ファイババンドル70の筐体71と同様に、筐体51は、複数本の光ファイバ15との接続部を有する。内空部56は、複数の光ファイバ15の束及びそれに連続する保護膜16がコーティングされている光ファイバ心線17が数mm〜数cmまで収まるような大きさに形成されている。
筐体本体53は、その細長直方体形状のケーシングが延びる方向の端部に、それぞれ段差部及び挿入孔59が形成されている。
段差部は、並列した光ファイバ15の先端部の束が収容される第1段差部57と、並列した光ファイバ15の先端部の束を筐体本体53へ押さえつけるための押さえ部材54が収容される第2段差部58とで構成されている。
挿入孔59は、帯状に形成されたバンドル本体11が挿入される貫通孔で、その断面が筐体本体53の幅方向に延びるような細長直方体形状に形成されている。
押さえ部材54は、直方体形状に形成されている。押さえ部材54は、筐体本体53の第2段差部58上であって、且つ、バンドル本体11についてその先端部分1〜2cmを筐体本体53から出るような先端部分80の所定箇所を押さえるような位置に設けられている。尚、この先端部分80は、光ファイババンドルの完成の際には切除される。
さらに、筐体本体53は、その側面の一部の開口部の両端には、筐体本体53の長さ方向に沿って延びるようにそれぞれ蓋55が嵌め込まれる側面段差部90が形成されている。
蓋55は、略蒲鉾形に形成されており、筐体本体53の側面において、その内空部56を覆うように設けられている。
また、筐体本体53、蓋55及び押さえ部材54は、いずれも熱伝達を容易にするために、ステンレススチール等の高い熱伝導係数を有する材料で形成されている。
さらに、筐体本体53、蓋55及び押さえ部材54は、いずれもその接合部で接着剤により接着固定されている。
充填材13は、筐体本体53の内空部56に充填されて固化されることにより、バンドル本体11、スポンジ部材52、筐体本体53、押さえ部材54及び蓋55を一体に固定している。充填材13は、それが筐体51内の内空部56に充填される際に内空部56から溢れださないように、内空部56の体積より所定量少なめに充填されている。従って、充填材13が筐体51内で固化されたとき、筐体51の蓋55と充填材13との間には、図7に示すような空隙60が形成されている。この空隙60は、充填材13が昇温等により膨張する際に他へ加える圧縮力を緩和する緩和部を構成する。充填材13は、その材質としては上記実施形態1と同様に、RTVシリコンゴムやエポキシ樹脂等が用いられる。
スポンジ部材52は、筐体本体53の内空部56の底に敷かれており、これにより充填材13の膨張によるバンドル本体11への圧縮力を緩和させる緩衝部を構成している。スポンジ部材52は、細長の板状でその厚さが数mm〜数cmに形成されている。
スポンジ部材52は、柔軟な発泡ゴムからなり、未硬化のラテックスに空気を強く吹き込んだり、強力に素練りを行なったゴムに発泡剤(たとえば重炭酸ナトリウム)を加えて作製される。ただし、スポンジ部材52を構成する材料は、筐体51へ充填する充填材13よりその体積膨張率が小さいものでなければならない。
なお、バンドル本体11の表面の両側にスポンジ部材52が挿入されていてもよい。この場合、挿入する両側のスポンジ部材52の材質は同じであるか、又は異なる材質のものであっても体積膨張率が同程度のものであるのが好ましい。また、挿入するスポンジ部材52の厚さ等、形状が同様のものであるのが好ましい。
このように、本実施形態3に係る光ファイババンドル50は、筐体51と充填材13との間であって、バンドル本体11の表面の一方側には空隙60があり、他方側には充填材13より体積膨張率の小さいスポンジ部材52がある。このため、充填材13が昇温等で膨張した場合、これらの空隙60及びスポンジ部材52がそれぞれ充填材13の圧縮力を吸収する。よって、充填材13からのバンドル本体11への圧縮力が緩和する。従って、バンドル本体11が充填材13からの圧縮力をいずれか一方側からのみ受けることはないため、バンドル本体11がいずれか一方へ押し曲げられることがなくなり、接続部を起点として光ファイバ15が断線する可能性もなくなる。
また、光ファイババンドルの光ファイバ配列様式として、上記実施形態1〜3では図9(a)に示すように、その断面が一列ライン型となるようなものを用いたが、これに限定されない。具体的には、例えば、図9(b)〜(d)に示すように、断面がアレイ型、多列型又は角型となるような配列であってもよい。
(作用効果)
次に、作用効果について説明する。
本実施形態1〜3に係る光ファイババンドル10,30,50は、各々、光ファイバ15とそれを被覆する被覆部16とを有し、互いに並行に延びるように束ねられて帯状に形成された複数の光ファイバ心線17からなると共に、少なくとも一方の先端部分が、複数の光ファイバ心線17のそれぞれの被覆部16が剥がされた複数の光ファイバ15が結束されて構成されたバンドル本体11とその先端部分を収容し、複数の光ファイバ15との接続部を有する筐体12,31,51とを備えたものであって、バンドル本体11の先端部分と筐体12,31,51との間には、樹脂製の充填材13が充填されていると共に、バンドル本体11の両表面側で且つ筐体12,31,51と充填材13との間には、充填材13の膨張によるバンドル本体11への圧縮力を緩和させる緩衝部がそれぞれ設けられている。
このような構成によれば、筐体12,31,51に収容されているバンドル本体11の両表面側で且つ筐体12,31,51と充填材13との間に充填材13の膨張によるバンドル本体11への圧縮力を緩和させる緩衝部がそれぞれ設けられているため、筐体12,31,51内部の充填材13が昇温等により膨張しても、バンドル本体11が充填材13からの圧縮力をいずれか一方側からのみ受けることはない。従って、バンドル本体11がいずれか一方へ押し曲げられることがなくなり、接続部を起点として光ファイバ15が断線する可能性もなくなる。
また、本実施形態1〜3に係る光ファイババンドル10,30,50は、その緩衝部の少なくとも一方が空隙25,45,46,60であることを特徴とする。
このような構成によれば、緩衝部の少なくとも一方が空隙25,45,46,60であるため、他方のみ緩衝部材を設けるだけでよく、光ファイババンドルの作製が簡便化する。
すなわち、筐体12,31,51へ充填材13を注入した後、空隙25,45,46,60がバンドル本体11の表面の一方側に生じる。ここで、従来ではこの空隙25,45,46,60が充填材13の膨張による圧縮力を緩和する緩衝材の役割を果たしており、反対側の充填材13の膨張による圧縮力のみがバンドル本体11に働いていた。しかし、上記の構成によれば、この空隙25,45,46,60をそのまま一方の緩衝部とし、反対側に充填材13からの圧縮力を緩和する新たな緩衝部を設けることにより、バンドル本体11が一方側からのみ圧縮力を受けることがなくなり、いずれか一方へ押し曲げられず、断線する可能性もなくなる上に、両側に緩衝部材を設けるものと比較して、光ファイババンドルの作製が簡便化する。
また、実施形態2に係る光ファイババンドル30は、両側の緩衝部がそれぞれ空隙45,46で構成されている。このような構成によれば、光ファイババンドルがより軽量となる上に、緩衝部材を設けなくてもよいため、より経済的である。
実施形態1及び3に係る光ファイババンドル10,50は、緩衝部の一方が、充填材13より体積膨張率の小さい緩衝部材で構成されていることを特徴とする。
このような構成によれば、緩衝部の一方が充填材13より体積膨張率の小さい緩衝部材であるため、筐体12,51内部の充填材13が昇温等により膨張すると、緩衝部材は充填材13からの圧縮力に対してそれを押し返さず吸収する。そのため、充填材13からバンドル本体11へ加わる圧縮力が緩和され、バンドル本体11が充填材13からの圧縮力をいずれか一方側からのみ受けることはない。さらに、充填材13と筐体12,51との間に空間を作らず緩衝部材で埋めている構成であるため、よりバンドル本体11の位置が安定する。従って、バンドル本体11がいずれか一方へ押し曲げられず、断線する可能性もなくなり、且つ、その状態が安定して継続し得る。
以上説明したように、本発明は、光ファイババンドルについて有用である。
本発明の実施形態1に係る光ファイババンドル10の一端部の概略図である。 本発明の実施形態1に係る光ファイババンドル10の一端部を構成する部材を示す概略図である。 緩衝部がストロー部材26で構成されている光ファイババンドル10の一端部の概略図である。 緩衝部がストロー部材26で構成されている光ファイババンドル10の一端部を構成する部材を示す概略図である。 本発明の実施形態2に係る光ファイババンドル30の一端部の概略図である。 本発明の実施形態2に係る光ファイババンドル30の一端部を構成する部材を示す概略図である。 本発明の実施形態3に係る光ファイババンドル50の一端部の概略図である。 本発明の実施形態3に係る光ファイババンドル50の一端部を構成する部材を示す概略図である。 断面がそれぞれ(a)一列ライン型、(b)アレイ型、(c)多列ライン型、(d)角型となるような配列を有する光ファイババンドルを示す図である。 従来の一般的な光ファイババンドル70の一端部の概略図である。 従来の一般的な光ファイババンドル70の一端部を構成する部材を示す概略図である。
10,30,50,70 光ファイババンドル
11 バンドル本体
12,31,51,71 筐体
13 充填材
14,52 スポンジ部材
15 光ファイバ
16 保護膜
17 光ファイバ心線
20,35,36,55 蓋
21,37,56 内空部
25,45,46,60,73 空隙

Claims (3)

  1. 各々、光ファイバとそれを被覆する被覆部とを有し、互いに並行に延びるように束ねられて帯状に形成された複数の光ファイバ心線からなると共に、少なくとも一方の先端部分が、該複数の光ファイバ心線のそれぞれの被覆部が剥がされた複数の光ファイバが結束されて構成されたバンドル本体と、
    上記バンドル本体の先端部分を収容し、上記複数の光ファイバとの接続部を有する筐体と、
    を備えた光ファイババンドルであって、
    上記バンドル本体の先端部分と上記筐体との間には、樹脂製の充填材が充填されていると共に、該バンドル本体の両表面側で且つ該筐体と該充填材との間には、該充填材の膨張による該バンドル本体への圧縮力を緩和させる緩衝部がそれぞれ設けられている光ファイババンドル。
  2. 請求項1に記載された光ファイババンドルにおいて、
    上記緩衝部の少なくとも一方が空隙である光ファイババンドル。
  3. 請求項1に記載された光ファイババンドルにおいて、
    上記緩衝部の少なくとも一方は、上記充填材より体積膨張率の小さい緩衝部材で構成されている光ファイババンドル。
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