JP4730809B2 - 切粉排出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、切断加工機、穴開け加工機などから発生した切粉を圧縮して容積を縮小させ、該容積が縮小した一定量の切粉を排出する切粉排出装置に関する。
従来より、切断加工機、穴開け加工機などから発生した切粉を排出する装置
としては、例えば特開平10−58273号公報に開示されているものがある。
この装置は、スクリューコンベアを有し、取り入れた切粉を、該スクリューコンベアで搬送し、排出口を介して外部の回収ボックスへ排出することにより、回収するようになっている。
特開平10−58273号公報
しかし、上記従来技術では、加工機側の加工効率の向上に伴って、単位時間当たりの切粉量が増えると、前記切粉の回収ボックスが、短時間で満杯になる。
その結果、切粉で満杯になった回収ボックスの処理作業を頻繁に行わなければならず、結局は切粉の処理効率が低下することになる。
また、切粉と共に外部に持ち出される切削油の量も多くなり、切粉と十分に分離できないので、切削油の分離効率も低下する。
この課題を解決するために、切粉圧縮・固化装置を設置する考えもあるが、設置スペースが増加し、また装置全体が複雑になると共に大型になる。
本発明の目的は、切粉の処理効率を向上させると共に、切削油の分離効率を向上させ、且つ設置スペースを節約し、構成が簡単でコンパクトに纏まった切粉排出装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明は、
切粉Aの上流側と下流側に切粉搬送用スクリューコンベア6と切粉圧縮用スクリューコンベア7を設けると共に、両者6、7を連結し、
前者を搬送ケース3に後者を圧縮ケース8にそれぞれ収納し、
両ケース3、8を油タンク2に対して上下方向に傾斜させ、圧縮ケース8を搬送ケース3よりも上位に設け、該搬送ケース3に形成された切削油排出用の穴を油タンク2の内側に配置し、該搬送ケース3の圧縮ケース8側の一端3Aを油タンク2の開口部2Aに取り付け、
該圧縮ケース8の切粉排出口9側に、弾性体11により切粉排出口9に対して付勢されて上記両スクリューコンベア6、7と同軸の移動自在な蓋10を設け、
該蓋10に関して切粉排出口9と反対側に、切粉圧縮用スクリューコンベア7に接続した駆動源Mを設け、
圧縮された切粉Dの圧縮力が上記蓋10の付勢力に打ち勝つと該蓋10が後退して切粉排出口9が開き、押しつぶされ容積が縮小した一定量の切粉Dが油タンク2外方の回収ボックス17に回収されると同時に該切粉Dから切削油Bが分離されて圧縮ケース8から搬送ケース3に流れ上記穴を介して油タンク2に回収されることを特徴とする切粉排出装置1という技術的手段を講じている。
上記本発明の構成によれば、本発明による切粉排出装置1を(図1)、油タンク2に対して上下方向に傾斜した状態で設ければ、例えば切断加工機、穴開け加工機などの加工部18から発生した切粉Aが、切粉取入口4を介して搬送ケース3に取り入れられると、切粉搬送用スクリューコンベア6により上流側から下流側へ搬送されて圧縮ケース8に入り、該切粉Aは、圧縮ケース8内で切粉圧縮用スクリューコンベア7により圧縮され押しつぶされ、これにより、圧縮ケース8内には(図4(A))、押しつぶされて前記搬送ケース3内の切粉Aよりも容積が縮小した切粉Dが形成されるので、圧縮ケース8内で押しつぶされる切粉Dの量が徐々に増大し(図4(B))、該押しつぶされる切粉D側の圧縮力が(図4(C))、蓋10側の付勢力に打ち勝つと、蓋10が後退して切粉排出口9が開き、押しつぶされて容積が縮小した一定量の切粉Dが、切粉排出口9を介して回収ボックス17に回収されるので、回収ボックス17が満杯になる時間が延長されることにより、切粉Dで満杯になった回収ボックス17を処理する頻度が減り、切粉Dの処理効率が向上する。
また、上記圧縮ケース8内で切粉Aが圧縮されれば、該切粉Aに付着した切削油Bが分離され(図4(A))、圧縮されて押しつぶされる切粉Dの量が増大すれば、それに比例して分離される切削油Bの量も増大し(図4(B))、該分離された切削油Bは、蓋10(図4(C))とは反対方向の上下方向に傾斜している圧縮ケース8側から搬送ケース3側に流れて該搬送ケース3に形成された無数の穴(図示省略)から落下することにより、油タンク2(図1)に回収され、これにより、切削油Bは、切粉D(図4(C))と共に外部に持ち出される量が少なくなり、該切削油Bの分離効率も向上する。
更に、切粉圧縮・固形装置を設けることなく、上記切粉搬送用スクリューコンベア6とその搬送ケース3、切粉圧縮用スクリューコンベア7と圧縮ケース8とを一体化し、1つの駆動源Mで両コンベア6、7を駆動可能としたことにより、設置スペースが節約され、これにより、装置全体の構成が簡単でコンパクトに纏まる。
よって、本発明によれば、切粉の処理効率を向上させると共に、切削油の分離効率を向上させ、且つ設置スペースを節約し、構成が簡単でコンパクトに纏まった切粉排出装置を提供することが可能となる。
以下、本発明を、実施の形態により添付図面を参照して、説明する。
図1は本発明の実施例を示す全体図である。
図1において、切断加工機、穴開け加工機などの加工部18の下方には、油タンク2が設置され、該油タンク2には、本発明による切粉排出装置1が設けられている。
切粉排出装置1は、図示するように、上下方向に傾斜し、断面形状が例えば矩形である筒状の搬送ケース3と圧縮ケース8を有し、長さ(軸線C方向)に関しては、前者3が比較的大きく、後者8が比較的小さい。
そして、後述する切粉Aに対して、搬送ケース3は、上流側に、圧縮ケース8は、下流側にそれぞれ配置されており、搬送ケース3内では、前記加工部18で発生した切粉Aが搬送され、圧縮ケース8内では、搬送ケース3側から送られた切粉Aが圧縮されることにより,その容量が縮小する。
搬送ケース3のうちの上方に位置する一端3A側は、前記油タンク2の開口部2Aに固設され、該一端3Aには、圧縮ケース8の他端8Aが接合することにより、該圧縮ケース8が油タンク2の外方に突出している。
また、搬送ケース3のうちの下方に位置する他端3B側は、油タンク2の内部に配置され、該他端3B側には、切粉取入口4が設けられ、前記加工部18で発生した切粉Aを、搬送ケース3に取り入れるようになっている。
上記搬送ケース3と圧縮ケース8には、切粉搬送用スクリューコンベア6と切粉圧縮用スクリューコンベア7がそれぞれ収納され、両者は連結されている。
両コンベア6、7は、前記した搬送ケース3と圧縮ケース8の軸線C方向の長さに応じて、コンベア6は、比較的大きく、コンベア7は、比較的小さい。
図示する例では、構造上の理由から後述する蓋10が圧縮ケース8側に若干進入しているので、切粉圧縮用スクリューコンベア7が、搬送ケース3側に若干進入しているが、蓋10を小さくするか、圧縮ケース8を搬送ケース3側に延長することにより、両コンベア6、7を該当する両ケース3、8内に完全に収納することが可能である。
上記切粉搬送用スクリューコンベア6は、例えば無軸スパイラルシャフト6Aにより、切粉圧縮用スクリューコンベア7は、例えば有軸スパイラルシャフト7Aによりそれぞれ構成されている。
無軸スパイラルシャフト6Aは(図2)、頭部6Bを有し、該頭部6Bには、有軸スパイラルシャフト7Aの軸7Bが接合し、該無軸スパイラルシャフト6Aの一端6A1は、有軸スパイラルシャフト7Aの他端7A1と結合しており、これにより、無軸スパイラルシャフト6Aと有軸スパイラルシャフト7Aとは直接に連結されている。
この構成により、後述する駆動源Mを介して有軸スパイラルシャフト7Aを回転させると、該有軸スパイラルシャフト7Aの回転運動は、無軸スパイラルシャフト6Aに対してより円滑に伝達され、無軸スパイラルシャフト6Aと有軸スパイラルシャフト7Aは、一体となって同じ速度で回転するようになっている。
また、無軸スパイラルシャフト6Aの他端6A2側は、搬送ケース3の他端3Bに固定された支持部材5に支持され、該無軸スパイラルシャフト6Aが、上記回転時に脈動しないようになっている。
無軸スパイラルシャフト6Aは、搬送ケース3の下面3Cに接触するように配置され、上面3Dとの間には、隙間が形成されており、有軸スパイラルシャフト7Aは、圧縮ケース8の下面8Cと上面8Dに対して、両者共に接触するように配置されている。
これにより、図示するように、搬送ケース3内には、圧縮ケース8内と比べて、極め広い空間が形成され、反対に、圧縮ケース8内には、搬送ケース3内と比べて、付勢された蓋10との間に極めて狭い空間が形成されていることになる。
更に、無軸スパイラルシャフト6AのピッチL1 は比較的大きいのに対して、有軸スパイラルシャフト7AのピッチL2 は比較的小さく、従って、無軸スパイラルシャフト6Aにより送られる切粉Aは、より速く送られ、有軸スパイラルシャフト7Aにより送られる切粉Aは、より遅く送られるようになっている。
この構成により、搬送ケース3内(図4(A))においては、回転する無軸スパイラルシャフト6Aにより、より容量が大きい切粉Aが、より速く搬送されて圧縮ケース8側に送られ、該圧縮ケース8内においては、同速度で回転する有軸スパイラルシャフト7Aにより、該切粉Aが狭い空間内に封じ込められることにより、ゆっくりと強い力で圧縮され、押しつぶされて前記搬送ケース3内の切粉Aよりも容積が縮小した切粉Dが形成される。
従って、圧縮ケース8内(図4(B))においては、押しつぶされる切粉Dの量が徐々に増大し、該切粉D側の圧縮力が、後述する蓋10側の付勢力に打ち勝つと、該蓋10が(図4(C))後退して切粉排出口9が開き、上記押しつぶされ容積が縮小した一定量の切粉Dが排出し、回収ボックス17に(図1)回収される。
よって、容積が縮小した一定量の切粉Dのみが回収ボックス17に回収されるので、本発明によれば、回収ボックス17が満杯になる時間が延長され、これにより、切粉で満杯になった回収ボックス17を処理する頻度が減り、切粉の処理効率が向上する。
また、この場合、圧縮ケース8内で切粉Aが圧縮され押しつぶされると、該押しつぶされた切粉Dからは切削油Bが分離されるが、該圧縮ケース8と前記搬送ケース3は、共に傾斜している(図1)ことから、分離された切削油Bは(図4(A)〜図4(C))、蓋10とは反対側の搬送ケース3側に流れ、既述したように、該搬送ケース3に形成された無数の穴(図示省略)を介して油タンク2(図1)に回収される。
従って、切削油Bは、切粉D(図4(C))と共に外部に持ち出される量が少なくなり、これにより、本発明によれば、切削油Bの分離効率も向上する。
一方、上記圧縮ケース8の(図2)一端8Aには、切粉排出口9が形成され、該切粉排出口9には、付勢された蓋10が設けられている。
この場合、蓋10は、通常時は、図示するように、切粉排出口9を閉鎖している。
この蓋10の付勢手段は、例えばコイルばね11により構成され、該コイルばね11の一端11Aは、後述するフランジ13に当接し、他端11Bは、蓋10内部のばね受け20に当接し、該ばね受け20は、スタッド21を介して、蓋10にねじ止めされている。
この構成により、既述したように、圧縮ケース8内で(図4(C))圧縮され押しつぶされた切粉D側の圧縮力が、蓋10側の付勢力に打ち勝つと、蓋10がコイルばね11の復元力に抗して後退し,これにより圧縮ケース8を閉鎖していた切粉排出口9が開き、押しつぶされ容積が縮小した一定量の切粉Dが回収ボックス17に回収される。
上記コイルばね11の一端11Aが当接しているフランジ13は(図3)、その両側(Y軸方向)において、板19を介して、前記圧縮ケース8の両側に連結し、該フランジ13は、後述するベアリングハウジング14(図2)にねじ止めされている。
この場合、前記板19(図3)と圧縮ケース8、及び板19とフランジ13は、例えば溶接により接合されている。
前記有軸スパイラルシャフト7A(図2)の軸7Bは、切粉排出口9側が細くなっていて、その細くなっている部分が、前記蓋10とコイルばね11を貫通し、連結軸12を介して、駆動源Mの回転軸15に連結している。
上記連結軸12は、左側が、前記フランジ13側に配置され、右側が、軸受け22に対して回転自在に支持され、該軸受け22は、ベアリングハウジング14に内蔵されている。
この場合、ベアリングハウジング14の前端(左側)には、前記フランジ13が取り付けられ、このフランジ13が、図示するように、突出した連結軸12全体を覆うことにより、ベアリングハウジング14に内蔵した軸受け22に粉塵などが付着しないようにし、軸受け22が保護されている。
ベアリングハウジング14の後端(右側)には、駆動源Mがその取付部16を介して取り付けられ、該駆動源Mは、例えば油圧モータMであって、該油圧モータMの回転軸15は、既述したように、連結軸12を介して、有軸スパイラルシャフト7Aの軸7Bに連結している。
従って、前記油圧モータMを作動すれば、該油圧モータMの回転軸15が回転し、その回転運動は、連結軸12を介して有軸スパイラルシャフト7Aの軸7Bに伝達され、該軸7Bの回転運動は、頭部6Bを介して、無軸スパイラルシャフト6Aに伝達され、これにより、1つの駆動源Mにより、両スパイラルシャフト6A、7Aが回転する。
よって、このように、切粉圧縮・固形装置を設けることなく、上記切粉搬送用スクリューコンベア6とその搬送ケース3、切粉圧縮用スクリューコンベア7と圧縮ケース8とを一体化し、1つの駆動源Mで両コンベア6、7を駆動可能としたことにより、本発明によれば、設置スペースが節約され、これにより、装置全体の構成が簡単でコンパクトに纏まる。
また、図2の例によれば、切粉搬送用スクリューコンベア6とその搬送ケース3、切粉圧縮用スクリューコンベア7と圧縮ケース8、及び蓋10と付勢手段11、駆動源Mを全て同軸上に設置したので、設置スペースがより一層節約され、装置全体の構成がより一層簡単でコンパクトに纏まる。
尚、前記蓋10の付勢部材としては、コイルばね11について詳述したが、それには限定されず、流体シリンダなどであってもよい。
以下、前記構成を有する本発明の動作を図4に基づいて説明する。
(1)切粉Aの搬送動作。
この場合、前記駆動源M(図1)である油圧モータMを作動させることにより、前記無軸スパイラルシャフト6Aと有軸スパイラルシャフト7Aを予め回転させておく。
この状態で、加工部18から発生した切粉Aが、切粉取入口4を介して搬送ケース3に取り入れられると、回転する無軸スパイラルシャフト6A(図4(A))により、より容量が大きい切粉Aが、より速く搬送され、圧縮ケース8側に送られる。
この場合、切粉Aは、より広い搬送ケース3からより狭い圧縮ケース8に送られるので、圧縮ケース8の入口付近で、噛み込まれ停止することがあるが、そのときには、スパイラルシャフト6A、7Aを逆転させて噛み込まれた切粉Dを外し、再度スパイラルシャフト6A、7Aを正転させれば、切粉Dは圧縮ケース8内に搬送されるようになる。
(2)切粉Aの圧縮動作。
これにより、上記圧縮ケース8内においては、同速度で回転する有軸スパイラルシャフト7Aにより、容積が大きい切粉Aが、狭い空間内に封じ込められることにより、ゆっくりと強い力で圧縮され、該圧縮ケース8内には、押しつぶされて前記搬送ケース3内の切粉Aよりも容積が縮小した切粉Dが形成される。
この状態で、搬送ケース3側から切粉Aが送られて来ると、圧縮ケース8内では、圧縮されて押しつぶされる切粉Dの量が徐々に増大して行く(図4(B))。
よって、押しつぶされる切粉D側の圧縮力が、切粉排出口9を(図4(C))閉鎖している蓋10側の付勢力に打ち勝つと、該蓋10が後退して切粉排出口9が開くことにより、押しつぶされて容積が縮小した一定量の切粉Dが排出し、回収ボックス17に(図1)回収される。
(3)切削油Bの分離動作。
上記圧縮ケース8内(図4(A))において、回転する有軸スパイラルシャフト7Aにより、容積が大きい切粉Aが圧縮されて押しつぶされ、容積が縮小した切粉Dが形成されると、同時に、該切粉Dに付着された切削油Bが分離される。
そして、この切削油Bは、傾斜している圧縮ケース8から搬送ケース3に流れて行く。
この状態で、押しつぶされる切粉Dの量が徐々に増大すると(図4(B))、それに比例して分離する切削油Bの量も増大し、増大した切削油Bは、同様に、搬送ケース3側に流れ、更に、押しつぶされる切粉D側の圧縮力が、切粉排出口9を(図4(C))閉鎖している蓋10側の付勢力に打ち勝ち、切粉排出口9が開いて、押しつぶされて容積が縮小した切粉Dが排出しても、前記圧縮ケース8と搬送ケース3は、傾斜していることから、分離された切削油Bは、蓋10とは反対側の搬送ケース3側に流れる。
このようにして、搬送ケース3側に流れた切削油Bは、該搬送ケース3に形成された無数の穴(図示省略)を介して、落下し、油タンク2に(図1)回収される。
図5は、本発明の第2実施例を示す図であり、図2の第1実施例とは、圧縮ケース8の内面に、長手方向(X軸方向)に沿った溝状の凹部22が設けられている点が異なる。
圧縮ケース8(図5)の内面と、切粉Dとの間には、摩擦抵抗が少ない場合があり、その場合には、該切粉Dが有軸スパイラルシャフト7Aと一緒に回転することがある。
その結果、切粉Dは、蓋10の前面10A付近に溜まらなくなり、切粉排出口9を閉鎖している蓋10側の付勢力に打ち勝つ程の圧縮力を及ぼさなくなる。
そのため、前記したように、圧縮ケース8の内面に、切粉Dとの間の摩擦抵抗を増すべく、凹部22を設け、切粉Dが回転せずに蓋10の前面10A付近に溜まるようにして、圧縮力を強めた切粉Dが、蓋10を後退させて切粉排出口9を開くようにした。
この場合、摩擦抵抗を増すためには、前記凹部22の以外にも、該凹部22とは反対に、圧縮ケース8の内面から突出した長手方向(X軸方向)に沿った凸部を設けることもできる。
図6は、本発明の第3実施例を示す図であり、図2の第1実施例、図5の第2実施例とは、蓋10が、圧縮ケース8の切粉排出口9に対して固定されている点が異なる。
この構成により、圧縮ケース8内の切粉Dは、回転する有軸スパイラルシャフト7Aと固定された蓋10との間で磨り潰され、細かく砕かれることにより、容積が減少する。
そして、この砕かれて容積が減少した切粉Dを、有軸スパイラルシャフト7Aの軸7Bとの間に形成された隙間23から、外部に排出させるようになっている。
即ち、この隙間23を切粉排出用の開口部として使用している。
これにより、蓋10を(図2、図5)、切粉排出口9に対してコイルばね11により付勢するといった複雑な構成に比べて、該蓋10を、図6に示すように、切粉排出口9に対して固定するといった極めて簡単な構成が実現でき、また、それに伴ってコストダウンも可能となる。
図7は、本発明の第4実施例を示す図であり、図6の第3実施例とは、蓋10が、圧縮ケース8の切粉排出口9に対して固定されている点では、共通するが、切粉圧縮用スクリューコンベア7が、無軸スパイラルシャフト7Cにより構成されている点と、蓋10と圧縮ケース8に切粉排出用の穴24、25を設けた点が、異なる。
この構成により、図6のように、切粉圧縮用スクリューコンベア7を有軸スパイラルシャフト7Aにより構成した場合と比べて、図7は、圧縮ケース8内の空間が、より広くなり、それに伴い、該圧縮ケース8に入り込む切粉Dの容量が増すようになる。
また、前記隙間23以外にも、切粉排出用穴24、25を介して切粉Dが排出され、排出量も増す。
図8は、本発明の第5実施例を示す図であり、図7の第4実施例とは、切粉圧縮用スクリューコンベア7が、無軸スパイラルシャフト7Cにより構成されている点で、共通するが、蓋10を(図8)、無軸スパイラルシャフト7C側に固定し、また、すり割溝26を、圧縮ケース8側に設けた点が、異なる。
即ち、蓋10を切粉排出口9に固定してしまうと、該固定した蓋10と切粉Dとの間で摩擦熱が発生し、その分、無軸スパイラルシャフト7Cの回転エネルギが熱として無駄に消費され、該無軸スパイラルシャフト7Cの回転エネルギは、切粉Dを磨り潰すために有効に使用されないことになる。
従って、図8に示すように、無軸スパイラルシャフト7Cの切粉排出口9側に、蓋10を固定することにより,該蓋10を無軸スパイラルシャフト7Cと共に回転させながら、切粉Dを磨り潰すようにして、摩擦熱の発生を防止し、該無軸スパイラルシャフト7Cの回転エネルギを有効に使用することにより、切粉Dの磨り潰し効率の向上を図ることとした。
また、図8では、蓋10と圧縮ケース8間の隙間から切粉Dを排出させるだけでは、排出量があまりに少ないので、前記したように、すり割溝26を設けることにより、該すり割溝26からも切粉Dを排出可能とすることにより、切粉Dの排出量を増すようにした。
更に、図8では、無軸スパイラルシャフト7Cは、頭部7Dを有し、該頭部7Dは、例えば連結軸(図示省略)とスプロケット・チェーン機構(図示省略)を介して、駆動源であるモータに連結されている。
上記図8においては、切粉圧縮用スクリューコンベア7が無軸スパイラルシャフト7Cにより構成されているが、有軸スパイラルシャフトにより構成されている場合、即ち、切粉搬送用スクリューコンベア6(図2)が無軸スパイラルシャフト6Aにより、切粉圧縮用スクリューコンベア7が有軸スパイラルシャフト7Aにより構成されていてもよい。
上記のとおり、本発明は、切粉の処理効率を向上させると共に、切削油の分離効率を向上させ、且つ設置スペースを節約し、構成が簡単でコンパクトに纏まった切粉排出装置に利用され、具体的には、切断加工機、穴開け加工機など加工中に切粉を発生する加工機に有用である。
本発明の実施例を示す全体図である。 本発明による切粉排出装置1の第1実施例を示す図である。 図2の詳細図である。 本発明の動作説明図である。 本発明の第2実施例を示す図である。 本発明の第3実施例を示す図である。 本発明の第4実施例を示す図である。 本発明の第5実施例を示す図である。
符号の説明
1 切粉排出装置
2 油タンク
3 搬送ケース
4 切粉取入口
5 支持部材
6 切粉搬送用スクリューコンベア
7 切粉圧縮用スクリューコンベア
8 圧縮ケース
9 切粉排出口
10 蓋
11 付勢手段
12 連結軸
13 フランジ
14 ベアリングハウジング
15 回転軸
16 駆動源取付部
17 回収ボックス
18 加工部
19 板
20 ばね受け
21 スタッド
22 凹部
23 隙間
24、25 切粉排出用穴
26 すり割溝
A 切粉
B 切削油
C 軸線
D 押しつぶされて容積が縮小した切粉

Claims (2)

  1. 切粉の上流側と下流側に切粉搬送用スクリューコンベアと切粉圧縮用スクリューコンベアを設けると共に、両者を連結し、
    前者を搬送ケースに後者を圧縮ケースにそれぞれ収納し、
    両ケースを油タンクに対して上下方向に傾斜させ、圧縮ケースを搬送ケースよりも上位に設け、該搬送ケースに形成された切削油排出用の穴を油タンクの内側に配置し、該搬送ケースの圧縮ケース側の一端を油タンクの開口部に取り付け、
    該圧縮ケースの切粉排出口側に、弾性体により切粉排出口に対して付勢されて上記両スクリューコンベアと同軸の移動自在な蓋を設け、
    該蓋に関して切粉排出口と反対側に、切粉圧縮用スクリューコンベアに接続した駆動源を設け、
    圧縮された切粉の圧縮力が上記蓋の付勢力に打ち勝つと該蓋が後退して切粉排出口が開き、押しつぶされ容積が縮小した一定量の切粉が油タンク外方の回収ボックスに回収されると同時に該切粉から切削油が分離されて圧縮ケースから搬送ケースに流れ上記穴を介して油タンクに回収されること特徴とする切粉排出装置。
  2. 上記切粉搬送用スクリューコンベアが無軸スパイラルシャフトにより、切粉圧縮用スクリューコンベアが有軸スパイラルシャフトによりそれぞれ構成され、上記無軸スパイラルシャフトと有軸スパイラルシャフト7のピッチに関して、前者は比較的大きく、後者は比較的小さく、
    無軸スパイラルシャフトは、搬送ケースの下面に接触するように配置されている一方で上面との間には隙間が形成され、有軸スパイラルシャフトは、圧縮ケースの下面と上面の両者に接触するように配置されている請求項1記載の切粉排出装置。
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