JP4729334B2 - 炉蓋側装入石炭粒子の昇温促進用コークス炭化炉蓋 - Google Patents
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Description
図1は、コークス炭化炉のコークス排出側(またはコークス押出側)の出入口を閉塞した炭化炉蓋とその近傍のコークス炭化炉の断面図を示す。1はコークス炭化炉で、石炭粒子2が装入されている。すなわち、コークス炭化炉1は、両側に隣接した加熱炉(図示せず)で、石炭粒子2を加熱し乾留する炉体構造に設けられている。3は炭化炉蓋である。炭化炉蓋3は、コークス炭化炉1の炉口枠4を押圧する締結機能構造に製作された頑丈な鋼鉄製炉蓋フレーム5のコークス炭化炉側にスライドプレート6、ナイフエッジ断面形状のフランジ部材7を周設してコークス炭化炉1の炉口枠4に当接する耐熱金属のシールプレート8や炉内プレート9などを介装してコークス炭化炉内を気密保持する構造に設け、さらにアルミナシリケートやセラミックスファイバーなど一般に使用される断熱材10を充填した断熱ボックス11を介してコークス炭化炉1の出入口12に突出する炉内ガス燃焼室13を設けて構成されている。炉内ガス燃焼室13は、コークス炭化炉1で石炭粒子2を乾留する際に発生する炉内ガスが流れ込み易い様に、対面また側面あるいはその両者に狭隘なガス流通隙間(またはガス流通孔)を設けた耐熱金属製の中空構造物であって、例えば図示する様に、断熱ボックス11の炉高方向を複数段に分割する位置に固定した横支持枠14に、耐熱金属製の短冊板15を、左右または上下あるいはその両者にガス流通隙間16を設けかつ着脱自在な係合手段を利用して縦横に架設した構造体である。また炉内ガス燃焼室13は、環状または不連続環状の形状に成形した多数の耐熱金属製短冊フレームの上下側にガス流通隙間を設けて多段状に横設したり、コークス炭化炉側を低く断熱ボックス側を高く傾設した短冊フレームの中空構造体であってもよい。すなわち、本発明において炉内ガス燃焼室13とは、炉内ガスが流れ込む枠体構造の炉内ガス流通構造に設けたもので、その形状と構造については特に限定するものでない。17は炉内ガス燃焼用空気送出量制御ノズルで、炭化炉蓋3に付設され、接続パイプを介して炉内ガス燃焼室13に連通する構造に設けられている。炉内ガス燃焼用空気送出量制御ノズル17は、コークス炭化炉1からガス流通隙間16を通って炉内ガス燃焼室13に流れ込んだ炉内ガスを燃焼させるに必要な量の空気を吸い込み該炉内ガス燃焼室13に送給する装置で、その構造の詳細については後述するが、炭化炉蓋3の炉高方向へ1基または任意な間隔を設けて2基以上が付設される。18は閂である。閂18は、炭化炉蓋3を炉口枠4に強く押圧するもので、圧縮バネや螺子ボルトなどの締結部材を組み合わせて製作されている。また炭化炉蓋3には、出入口12を封着するシールプレート8のフランジ部材7を炉口枠4に押圧するシリンダーやバネなどを使用した進退自在な押圧機構に設けられている。すなわち本発明における炭化炉蓋3は、コークス炭化炉1の出入口12を開閉可能に設け、かつ気密性を保持しつつ炉内ガスを炉内ガス燃焼室13で燃焼させる構造に設けられている。
上記の様に組立てられた本発明における炉内ガス燃焼用空気送出量制御ノズル17の本体は、炉内ガス燃焼室13が正圧の場合は連通する空気チャンバー19も正圧になり、閉塞弁盤37の上面に圧力が掛かってコイルバネ38を圧縮し、閉塞弁盤37が空気吸引パイプ26の上端面に押さえ付けられる様に載置し、空気の吸引を制止する。その反対に、炉内ガス燃焼室13が負圧に転じた場合は空気チャンバー19も負圧になり、閉塞弁盤37が吸い上げられる様に浮上し、伸長するコイルバネ38にも押し上げられながら、空気吸引パイプ26の吸入空気吐出口25を開放し、その間に空気を吸引する。この様に閉塞弁盤37が炉内ガス燃焼室13の炉圧状況に追従する開閉動作を繰り返しながら、炉内ガス燃焼室13に流入した炉内ガスを燃焼するに必要な量の空気を、空気チャンバー19を介して、該炉内ガス燃焼室13に送り込む機械的構造に設けられている。
尚、上記した炉内ガス燃焼用空気送出量制御ノズル17において、閉塞弁盤37の昇降動作を効果的に駆動させるにはガラス板、金属板、雲母板や合成樹脂などの軽量材料を使用するとよい。中でもガラス板は、炉内ガスに変質する事がなく、使用温度に変形する事がなく、平坦性にも優れているため、他の材料よりも適している。
3 炭化炉蓋
13 炉内ガス燃焼室
17 炉内ガス燃焼用空気送出量制御ノズル
19 空気チャンバー
23 ガス昇降流通ガイド板
26 空気吸引パイプ
29 流通邪魔板
30 吸引空気送出パイプ
32 吸引空気送出カップ
37 閉塞弁盤
38 コイルバネ
40 閉塞弁盤飛行制止板
41 閉塞昇降用ガイドフレーム
45 下向き外套カップ
A 隔離室
B 隔離室
S 噴留空間室
Claims (2)
- 空気チャンバー内にガス昇降流通ガイド板を設けて左右に二分する一側の隔壁室には下方側を空気吸入口とし上方側を水平端面な吸入空気吐出口とする空気吸引パイプをまた他側の隔壁室には炭化炉蓋のコークス炭化炉側に設けた炉内ガス燃焼室に連通する吸入空気送出口を下方側としかつ内部に流通邪魔板を設けた吸引空気送出パイプまたは側壁上部側に吸引空気通気孔を穿設し内部に流通邪魔板を設けた吸引空気送出カップを前記空気チャンバーの底板を貫通して該空気チャンバー内に突設し、さらに前記空気吸引パイプの吸入空気吐出口に着脱自在な閉塞弁盤を載置しかつ該空気吸引パイプの外周に遊嵌し該閉塞弁盤の搭載自重で圧縮するコイルバネを空気チャンバーの底板にまたは架台で載置すると共に、空気吸引パイプの吸入空気吐出口上方に閉塞弁盤飛行制止板を架設しかつ吸入空気の気流ガイド板を囲繞した閉塞弁盤昇降ガイドフレームを該空気吸引パイプからコイルバネを介して離隔する位置に設け、さらには閉塞弁盤の空気吸入口側に閉塞弁盤昇降ガイド用のコイルバネ遊嵌リングを設けまた空気チャンバーの底板または架台にコイルバネの下端部側を定着するコイルバネ遊嵌リングを設けて構成した炉内ガス燃焼用空気送出量制御ノズルを、前記炉内ガス燃焼室に付設した事を特徴とする炉蓋側装入石炭粒子の昇温促進用コークス炭化炉蓋。
- 空気チャンバー内にガス昇降流通ガイド板を設けて左右に二分する一側の隔壁室には下方側を空気吸入口とし上方側を水平端面な吸入空気吐出口とする空気吸引パイプをまた他側の隔壁室には炭化炉蓋のコークス炭化炉側に設けた炉内ガス燃焼室に連通する吸入空気送出口を下方側としかつ内部に流通邪魔板を設けた吸引空気送出パイプまたは側壁上部側に吸引空気通気孔を穿設し内部に流通邪魔板を設けた吸引空気送出カップを前記空気チャンバーの底板を貫通して該空気チャンバー内に突設し、さらに前記空気チャンバー内の吸引空気パイプまたは吸引空気送出カップの上方側に炉内ガス淀み空間を形成する大口径の下向き外套カップを被着しまた前記した空気吸引パイプの吸入空気吐出口に着脱自在な閉塞弁盤を載置しかつ該空気吸引パイプの外周に遊嵌し該閉塞弁盤の搭載自重で圧縮するコイルバネを空気チャンバーの底板にまたは架台で載置すると共に、空気吸引カップの吸入空気吐出口上方に閉塞弁盤飛行制止板を架設しかつ吸入空気の気流ガイド板を囲繞した閉塞弁盤昇降ガイドフレームを該空気吸引パイプからコイルバネを介して離隔する位置に設け、さらには閉塞弁盤の空気吸入口側に閉塞弁盤昇降ガイド用のコイルバネ遊嵌リングを設けまた空気チャンバーの底板または架台にコイルバネの下端部側を定着するコイルバネ遊嵌リングを設けて構成した炉内ガス燃焼用空気送出量制御ノズルを、前記炉内ガス燃焼室に付設した事を特徴とする炉蓋側装入石炭粒子の昇温促進用コークス炭化炉蓋。
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