JP4728021B2 - 均熱性評価方法及び均熱性評価装置 - Google Patents

均熱性評価方法及び均熱性評価装置 Download PDF

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Description

本発明は、円盤形状のセラミックプレート内に、ヒーターエレメントを半径が第1の長さを有する第1の円及び半径が第2の長さを有する第2の円となるように配置した場合に、各ヒーターエレメントに通電し前記セラミックプレートを加熱したときの均熱性を評価する方法及び装置に関する。
第1の材料からなるプレート内に、第2の材料からなるヒータを埋設し、埋設されているヒータに通電して発熱させ、均熱画像を撮って、プレートが均等に加熱されているかを評価することによって、ヒータが均等に配置されているかを評価する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−079440号公報
しかしながら、実際にヒータに通電し、発熱させ、均熱画像を撮って、ヒータが均等に配置されているかを評価する方法は、均熱画像を撮る前に、ヒータへ通電用の電極を取り付け、ヒータに所定時間通電し、プレート全体を加熱する必要がある。このため、均熱画像を撮ることが可能になるまでに数十分かかるという問題がある。そして、プレートが大型化するにつれて、ヒータに通電し、プレート全体を加熱するために要する時間は益々長くなっている。
そこで、本発明は、ヒータに通電し、プレートを加熱するというプロセスを経なくても、プレートの均熱性を評価可能な技術を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、円盤形状のセラミックプレート内に、ヒーターエレメントを半径が第1の長さを有する第1の円及び半径が第2の長さを有する第2の円となるように配置した場合に、各ヒーターエレメントに通電し前記セラミックプレートを加熱したときの均熱性を評価する方法であって、前記セラミックプレートの外周上の位置であって、前記外周をほぼ均等にn個に分割した第1の位置から第nの位置までを測定し、前記セラミックプレートの中心と前記第1の位置とを結ぶ第1の半径と、前記第1の円の円弧との交点である第(n+1)の位置から、前記セラミックプレートの中心と前記第nの位置とを結ぶ第nの半径と、前記第1の円の円弧との交点である第2nの位置までを測定し、前記第1の半径と前記第2の円の円弧との交点である第(2n+1)の位置から、前記第nの半径と前記第2の円の円弧との交点である第3nの位置までを測定し、前記第(n+1)の位置を始点とし前記第1の位置を終点とする第1のベクトルから、前記第2nの位置を始点とし前記第nの位置を終点とする第nのベクトルまでを算出し、前記第(2n+1)の位置を始点とし前記第(n+1)の位置を終点とする第(n+1)のベクトルから、前記第3nの位置を始点とし前記第2nの位置を終点とする第2nのベクトルまでを算出し、前記第1のベクトルから前記第nのベクトルまでを加算して第1の合成ベクトルを算出し、前記第(n+1)のベクトルから前記第2nのベクトルまでを加算して第2の合成ベクトルを算出し、前記第1の合成ベクトルと前記第2の合成ベクトルを加算して第3の合成ベクトルを算出し、該第3の合成ベクトルを、角度が温度分布を対称分布にするための偏心方向を表し、長さが温度分布の温度差をなくすための偏心量を表す均熱性評価用のベクトルに換算することにある(nは、4以上の自然数)
セラミックスプレートの材料としては、窒化珪素、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、サイアロン等の窒化物系セラミックス、アルミナ−炭化珪素複合材料などが好ましい。
ヒーターエレメントの材料としては、タンタル、タングステン、モリブデン、白金、レニウム、ハフニウムなどの高融点金属又はこれらの合金が好ましい。また、金属以外の導電性材料としては、カーボン、TiN、TiCなどを使用することができる。
ヒーターエレメントを半径が第1の長さを有する第1の円となるように配置し」とは、ヒーターエレメントを「完全な」円となるように配置しなくても良い。後述するように、円弧の一部が欠けていても良い。また、「・・・の円となるように」とは、円となるように「意図」してという意味である。通常、セラミックスプレート内に、ヒーターエレメントを所定の円形となるように配置しようとしても、設計どおりに配置することは容易ではない。本発明は、設計どおりに配置しようとしたヒーターエレメントが、実際はある程度、設計上の位置からずれることに鑑み、そのヒーターエレメントに通電しセラミックスプレートを加熱したときの均熱性を評価するものである。
本発明の第2の特徴は、中心と第2の円との間にも第2の材料からなる部材が第3、・・・第mの円となるように配置され、第2の円と第1の円との間にも第2の材料からなる部材が第(m+1)、・・・、第(m+k)の円となるように配置され、隣接する各円の半径の長さの差が、全てほぼ等しいことにある。
例えば、m=4、k=4であるなら、最も小さい円が第3の円、第3の円より少し大きい円が第4の円、第4の円より少し大きい円が第5の円、第5の円より少し大きい円が第6の円、第6の円より少し大きい円が第2の円、第2の円より少し大きい円が第7の円、第7の円より少し大きい円が第8の円、第8の円より少し大きい円が第1の円となる。
そして、隣接する2つの円の半径長差をΔrとすると、
(第3の円の半径長)+Δr≒(第4の円の半径長)、
(第4の円の半径長)+Δr≒(第5の円の半径長)、
(第5の円の半径長)+Δr≒(第6の円の半径長)
(第6の円の半径長)+Δr≒(第2の円の半径長)
(第2の円の半径長)+Δr≒(第7の円の半径長)
(第7の円の半径長)+Δr≒(第8の円の半径長)
(第8の円の半径長)+Δr≒(第1の円の半径長)
という関係がほぼ成立する。
本発明の第3の特徴は、第1の円の半径が、第1、第2、第3、・・・第m、第(m+1)、・・・第(m+k)の半径の中で最長であり、第2の円の半径が、第1の円の半径の長さのほぼ半分であることにある。
例えば、(第3の円の半径長)<(第4の円の半径長)<(第5の円の半径長)<(第6の円の半径長)<(第2の円の半径長)<(第7の円の半径長)<(第8の円の半径長)<(第1の円の半径長)という関係が成立し、
(第2の円の半径長)≒(第1の円の半径長)/2
という関係が成立する。
第1の特徴によれば、第3の合成ベクトルに基づいて、ヒーターエレメントに通電しセラミックスプレートを加熱したときの均熱性を短時間で評価することができる。
第2の特徴によれば、上記手法を用いた合成ベクトルと均熱性結果から求めた偏心方向とが良く一致することが測定データに基づく統計処理によって明らかになり、ヒーターエレメントに通電しセラミックスプレートを加熱したときの均熱性をより精度良く評価することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明するが、かかる実施形態は本発明の一例に過ぎず、本発明の技術的範囲はかかる実施形態に限定されるものではない。
均熱性評価装置の構成>
図1は、均熱性評価装置の概略構成を示す。図1(A)は均熱性評価装置の全体構成図であり、図1(B)はXYステージの動きを説明するための平面図である。図1(A)及び1(B)に示すように、均熱性評価装置100は、X線カメラ101と、測定対象物(試料)103を載せてX方向及びY方向に移動可能なXYステージ102と、X線カメラ101及びXYステージ102を制御するパーソナルコンピュータ(PC)104を備える。PC104は、CRTや液晶ディスプレイなどの表示装置105と、マウス、トラックパッド、スティックポインタなどのポインティングデバイス106と、キーボードなどの文字・数値入力手段107と、図示しないハードディスクドライブ(HDD)や中央処理装置(CPU)を備える。HDDは試料及び部材の測定対象位置を記憶可能な記憶手段の一例であり、CPUは一方の測定対象位置を始点とし、他方の測定対象位置を終点とするベクトルを算出可能であり、かつ2以上のベクトルの和を算出可能な計算手段の一例である。
均熱性評価装置100は、さらに図示しないXYステージ駆動手段を備える。X線カメラ101が一回の撮影では測定対象物103の全体を観察することができなくても、XYステージ102をX方向及びY方向に適宜移動させることによって、測定対象物103の全体を漏れなく観察できる。例えば、X線カメラ101が一回の撮影で観察可能な範囲が直径200mmであっても、XYステージ102がX方向及びY方向にそれぞれ100mm移動可能であれば、5回に分けることによって撮影可能範囲は直径400mmとなる。
複数回に分けて測定対象物103の全体を撮影するということは、一回の撮影で測定対象物103の全体を撮影する場合に比べて、X線カメラ101が一回の撮影で観察する範囲が狭くなることを意味し、一回の撮影で観察する範囲が狭い方が、測定誤差が少なくなるというメリットがある。
均熱性評価処理のプレート加工全体における位置づけ>
図2は、粗加工プレートから最終的な評価段階までの流れを示す。図2に示すように、未加工プレートを粗加工し(ステップS201)、均熱性を評価し(ステップS203)、偏心加工が必要か否かを判断し(ステップS205)、偏心加工が必要な場合は、偏心加工をしてから(ステップS207)、一次加工をし(ステップS209)、偏心加工が不要な場合は、偏心加工を省略して一次加工を行う(ステップS209)。その後、一次加工済みプレートにシャフトを接合し(ステップS211)、二次加工をした後に(ステップS213)、最終評価を行う(ステップS215)。
このように、本実施例の均熱性評価(ステップS203)及び偏心加工要否判定(ステップS205)は、プレートの粗加工(ステップS201)と偏心加工(ステップS207)との間で行われる。また、均熱性評価(ステップS203)に基づいて偏心加工の要否が判定される(ステップS205)。
例えば、プレート内に、プレートの中心から外周に向かって、第1周ヒーターエレメント、第2周ヒーターエレメント、・・・第8周ヒーターエレメントが埋設されているとする。このような場合に、プレート外周と最外周ヒーターエレメント(第8周ヒーターエレメント)の距離を複数箇所について測定し、また最外周ヒーターエレメントと第5周ヒーターエレメントとの距離を複数箇所について測定し、それら測定データに基づいて、プレート外周に対する最外周ヒーターエレメントの相対的な位置、及び最外周ヒーターエレメントに対する第5周ヒーターエレメントの相対的位置を割り出す。
均熱性評価処理の流れ>
図3は、均熱性評価処理の流れを示すフローチャートである。図3に示すように、まず円盤形状の第1の材料の外周をほぼ均等にn個に分割した第1の位置から第nの位置までを測定する(ステップS301)。
実施例では、円盤形状の第1の材料は、セラミックプレートであり、かかるプレートの外周を12等分した第1の位置から第12の位置までを測定する。
次に、円盤形状の第1の材料の中心と第1の位置とを結ぶ第1の半径と、第1の円の円弧との交点である第(n+1)の位置から、第1の材料の円盤形状の中心と第nの位置とを結ぶ第nの半径と、第1の円の円弧との交点である第2nの位置までを測定する(ステップS303)。
実施例では、セラミックプレート内に第1周ヒーターエレメント、第2周ヒーターエレメント、・・・第8周ヒーターエレメントを形成する。第1周ヒーターエレメントがプレートの中心に最も近いヒーターエレメントとなり、第8周ヒーターエレメントがプレートの外周に最も近いヒーターエレメントとなる。
プレートの中心とプレート外周上の第1の位置とを結ぶ半径が第1の半径となり、
プレートの中心とプレート外周上の第2の位置とを結ぶ半径が第2の半径となり、
プレートの中心とプレート外周上の第3の位置とを結ぶ半径が第3の半径となり、

プレートの中心とプレート外周上の第12の位置とを結ぶ半径が第12の半径となる。つまり、n=12である。
また、第1の半径と第8周ヒーターエレメントとの交点が第13の位置となり、
第2の半径と第8周ヒーターエレメントとの交点が第14の位置となり、
第3の半径と第8周ヒーターエレメントとの交点が第15の位置となり、

第12の半径と第8周ヒーターエレメントとの交点が第24の位置となる。
次に、第1の半径と第2の円の円弧との交点である第(2n+1)の位置から、第nの半径と第2の円の円弧との交点である第3nの位置までを測定する(ステップS305)。
実施例では、第2の円は、第5周ヒーターエレメントとなる。そして、
第1の半径と第5周ヒーターエレメントとの交点が第25の位置となり、
第2の半径と第5周ヒーターエレメントとの交点が第26の位置となり、
第3の半径と第5周ヒーターエレメントとの交点が第27の位置となり、

第12の半径と第5周ヒーターエレメントとの交点が第36の位置となる。
次に、第(n+1)の位置を始点とし第1の位置を終点とする第1のベクトルから、第2nの位置を始点とし第nの位置を終点とする第nのベクトルまでを算出する(ステップS307)。
実施例では、第13の位置を始点とし、第1の位置を終点とするベクトルが第1のベクトルとなり、
第14の位置を始点とし、第2の位置を終点とするベクトルが第2のベクトルとなり、
第15の位置を始点とし、第3の位置を終点とするベクトルが第3のベクトルとなり、

第24の位置を始点とし、第12の位置を終点とするベクトルが第12のベクトルとなる。
次に、第(2n+1)の位置を始点とし第(n+1)の位置を終点とする第(n+1)のベクトルから、第3nの位置を始点とし第2nの位置を終点とする第2nのベクトルまでを算出する(ステップS309)。
実施例では、第25の位置を始点とし、第13の位置を終点とするベクトルが第13のベクトルとなり、
第26の位置を始点とし、第14の位置を終点とするベクトルが第14のベクトルとなり、
第27の位置を始点とし、第15の位置を終点とするベクトルが第15のベクトルとなり、

第36の位置を始点とし、第24の位置を終点とするベクトルが第24のベクトルとなる。
次に、第1のベクトルから第nのベクトルまでを加算して第1の合成ベクトルを算出する(ステップS311)。
実施例では、第1のベクトル、第2のベクトル、第3のベクトル、・・・第12のベクトルの全てを合計して第1の合成ベクトルを算出する。
次に、第(n+1)のベクトルから第2nのベクトルまでを加算して第2の合成ベクトルを算出する(ステップS313)。
実施例では、第13のベクトル、第14のベクトル、第15のベクトル、・・・第24のベクトルの全てを合計して第2の合成ベクトルを算出する。
最後に、第1の合成ベクトルと第2の合成ベクトルを加算して得られる第3の合成ベクトルに基づいて、各ヒーターエレメントに通電しセラミックスプレートを加熱したときの均熱性を評価する(ステップS315)。
<測定個所の座標情報>
各位置を測定する場合、設計上の位置に目印を表示し、その目印に最近接の外周、最近接の第1の円の円弧、又は最近接の第2の円の円弧をそれぞれ実測位置とする。
外周を12等分する例では、設計上の半径を有する円の円弧を12等分した各位置に目印を表示し、その目印に最近接の外周を実測位置とする。もし、セラミックプレートが設計どおりの寸法を有すれば、外周上の位置に関する全ての目印は、X線カメラによって撮影されたプレート外周上に重ねて表示されるはずである。しかし、様々な理由から、全ての目印が外周上に表示されるとは限らない。同様に、ヒータが設計どおりの位置に埋設されれば、第8周ヒーターエレメントの位置に関する全ての目印は、X線カメラによって撮影された第8周ヒーターエレメント上に重ねて表示されるはずである。しかし、様々な理由から、全ての目印が第8周ヒーターエレメント上に表示されるとは限らない。第5周ヒーターエレメントについても同様である。
図4及び図5に基づいて、設計上の位置(以下適宜、「設計値」と表す。)を算出する方法の一例を説明する。また、図6に設計上の位置と実測位置がずれてしまう状態の一例を示す。
図4は、設計上の位置を算出するための基礎情報の一例を示す。図4に示すように、入力欄401には測定対象物の品番名を、入力欄402には測定対象形状の番号を、入力欄403には外周測定用情報の点数を、入力欄404には外周測定用情報のオフセット角を、入力欄405にはPCD用穴直径を、入力欄406には座標系がXY座標系かRθ座標系かを、入力欄407にはRθ座標系の場合は半径R、XY座標系の場合はX座標値を、入力欄408にはRθ座標系の場合は角度θ、XY座標系の場合はY座標値を、入力欄409には対象形状が外周又はPCDの場合の直径を、入力欄410には座標番号を、入力欄411には距離を測定したい2点の座標番号をそれぞれ入力する。
なお、例えば、対象形状番号「1」は対象形状が「点」であることを、対象形状番号「2」は対象形状が「穴(3点測定)」であることを、対象形状番号「3」は対象形状が「外周(n点測定)」であることを、対象形状番号「4」は対象形状が「PCD測定」であることを示す。
入力欄411に入力された座標番号に対応する「対象形状:名称」が「穴」又は「外周」である場合、穴又は外周の「中心」との距離を測定する。また、対象形状の「PCD」とは、ピッチ円の直径でありリフトピン穴中心位置を結んだ円の直径である。外周測定用情報の「測定角度」とは、各測定点と中心を結んだ半径方向の線と線の間の角度ことであり、PCD用の「穴直径」とは、リフトピン穴の直径 である。
<設計上の測定位置>
図5は、設計上の位置の一例を示す。図4に示したような座標情報に基づいて、図5に示すような設計上の測定位置(設計値)を算出する。図5に示す例では、設計値は半径rと角度θで表される。
図5の「点2,対象番号1」は、図4の座標情報No.1に対応する。図4に示すように、座標情報No.1は当初からRθ座標系として半径r=123[mm]と角度θ=180度が与えられているから、図5の「点2,対象番号1」の設計値も半径r=123.00[mm]と角度θ=180.00度となる。
図5の「点3,対象番号2」から「点11,対象番号2」は、図4の座標情報No.2に対応する。図4に示すように、座標情報No.2は外周測定用情報としてオフセット角=30度と直径318[mm]が与えられているから、図5の「点3,対象番号2」の設計値は半径r=159.00[mm]と角度θ=30.00度となる。また、座標情報No.2は外周測定用情報として点数=9を与えられているから、「点3,対象番号2」と「点4,対象番号2」の間隔は、360/9=40度となる。よって、図5の「点4,対象番号2」の設計値は半径r=159.00[mm]と角度θ=70.00度となる。
同様に、図5の「点5,対象番号2」の設計値は半径r=159.00[mm]と角度θ=110.00度となり、
「点6,対象番号2」の設計値は半径r=159.00[mm]と角度θ=150.00度となり、
「点7,対象番号2」の設計値は半径r=159.00[mm]と角度θ=190.00度となり、
「点8,対象番号2」の設計値は半径r=159.00[mm]と角度θ=230.00度となり、
「点9,対象番号2」の設計値は半径r=159.00[mm]と角度θ=270.00度となり、
「点10,対象番号2」の設計値は半径r=159.00[mm]と角度θ=310.00度となり、
「点11,対象番号2」の設計値は半径r=159.00[mm]と角度θ=350.00度となる。
図5の「点12,対象番号3」は、図4の座標情報No.3に対応する。図4に示すように、座標情報No.3はXY座標系としてX座標値=11.2[mm]とY座標値=8[mm]が与えられている。かかる値に基づいて、図5の「点12,対象番号3」の設計値として半径r=13.76[mm]と角度θ=35.54度とを算出する。
同様に、座標情報No.4のX座標値=−4.8[mm]とY座標値=8[mm]に基づいて、図5の「点13,対象番号4」の設計値として半径r=9.33[mm]と角度θ=120.96度とを算出し、
座標情報No.5のX座標値=−4.8[mm]とY座標値=−8[mm]に基づいて、図5の「点14,対象番号5」の設計値として半径r=9.33[mm]と角度θ=239.04度とを算出し、
座標情報No.6のX座標値=11.2[mm]とY座標値=−8[mm]に基づいて、図5の「点15,対象番号6」の設計値として半径r=13.76[mm]と角度θ=324.46度とを算出する。このようにして各品番ごとに設計上のヒータ位置を求める。
<実際のヒータ位置>
図6に設計上のヒータ位置(以下適宜「ヒーターエレメント位置」と表す。)と実際のヒーターエレメント位置の一例を示す。図6(A)に示すように、X線カメラ101を用いて撮影したヒーターエレメントの映像601を、表示装置105の表示画面に表示させる。
図6(B)は、図6(A)の中心部の拡大図を示す。図6(B)に示すように、撮影したヒーターエレメントの映像中の予め求めた設計上のヒーターエレメント位置にカーソル603を表示させる。図6(B)に示すように、カーソル603が指し示す設計上のヒーターエレメントの位置と、X線カメラによって撮影された実際のヒーターエレメントの位置とは一致しないことがある。このような場合に、カーソル603を、マウス106などのポインティングデバイスを用いて、表示画面に表示されているヒーターエレメント上に移動する。そして、マウス106のボタンをクリックする又はキーボード107の「Enter」キーを押すなどして、かかるイベント発生時のカーソル603の位置を、実際のヒーターエレメント位置としてPC104の記憶手段に取り込む。このような実際のヒーターエレメント位置の取り込み作業を予め設定した座標数分、繰り返し行う。
かかる実際のヒーターエレメント位置コイル位置の取り込み処理は、自動化しても良い。例えば、ヒーターエレメント位置判別画像処理機能を用いれば設計情報による位置と実際との相違を自動取り込み処理できる。
<測定結果の処理>
図7に、実際のヒーターエレメント位置(測定結果)とその測定結果から算出される測定位置間の距離などを示す。図7に示すように、表示欄701に測定結果から求められる半径rと角度θとを表示する。具体的には、点1に対応する測定結果として半径r=147[mm]、角度θ=0が表示され、点2に対応する測定結果として半径r=123[mm]、角度θ=180.27が表示され、点3に対応する測定結果として半径r=158.2[mm]、角度θ=19.99が表示され、点4に対応する測定結果として半径r=158.29[mm]、角度θ=59.99が表示され、点5に対応する測定結果として半径r=158.31[mm]、角度θ=99.99が表示される。
表示欄703に、測定結果から求められたX座標値又は半径r、Y座標値又は角度θが表示される。表示欄703の1行目は、角度θの基準点に関し、角度θの基準点が半径R=147.00mm、角度θ=0.0度であることを示す。
表示欄703の2行目は、座標情報No.1の点に関し、測定結果が半径r=123.00[mm]、角度θ=180.27度であることを示し、
表示欄703の3行目は、座標情報No.2の外周に関し、測定結果が半径R=0.20mm、角度θ=237.83度ずれていることを示す。
表示欄703の4行目は、座標情報No.3の点に関し、測定結果がX座標値=10.94[mm]、Y座標値=7.81[mm]であることを示し、
表示欄703の5行目は、座標情報No.4の点に関し、測定結果がX座標値=11.51[mm]、Y座標値=−8.23[mm]であることを示し、
表示欄703の6行目は、座標情報No.5の点に関し、測定結果がX座標値=−4.95[mm]、Y座標値=−8.25[mm]であることを示し、
表示欄703の7行目は、座標情報No.6の点に関し、測定結果がX座標値=−4.52[mm]、Y座標値=7.54[mm]であることを示し、
表示欄703の8行目は、座標情報No.7の点に関し、測定結果がX座標=0.00mm、Y座標=0.00mmであることを示す。
表示欄705に、穴の穴径、外周の外周径、PCDのPCD径が表示される。「穴径」とはリフトピン穴の直径、「外周径」とはヒーターエレメント最外部における直径、「PCD径」とはリフトピン穴中心を結んだピッチ円直径である。
表示欄707に、2点間のX座標値の差、Y座標値の差、及び距離が表示される。表示欄707の1行目は、点3と点4に関し、点3のX座標値+0.57[mm]=点4のX座標値、点3のY座標値−16.04[mm]=点4のY座標値、点3と点4との距離=16.05であることを示す。
表示欄707の2行目は、点4と点5に関し、点4のX座標値−16.46[mm]=点5のX座標値、点4のY座標値−0.02[mm]=点5のY座標値、点4と点5との距離=16.46であることを示す。
表示欄707の3行目は、点5と点6に関し、点5のX座標値+0.43[mm]=点6のX座標値、点5のY座標値+15.79[mm]=点6のY座標値、点5と点6との距離=15.80であることを示す。
<プレート外周、最外周ヒーターエレメント及び第5周ヒーターエレメント>
図8に、プレート外周−最外周ヒーターエレメント間距離及び最外周ヒーターエレメント第5周ヒーターエレメント間距離を示す。図8に示すように、プレート外周−最外周ヒーターエレメント間距離は、プレート外周801と最外周ヒーターエレメント803との距離d1を意味し、最外周ヒーターエレメント第5周ヒーターエレメント間距離は、最外周ヒーターエレメント803と第5周ヒーターエレメント805との距離d2を意味する。距離d1、d2ともに実際の測定値に基づいて算出される。
<ヒーターエレメントの均熱性解析>
図9は、実際の測定位置から算出されるベクトル又は合成ベクトルの一例を示す。図9に基づいて、ヒーターエレメントの均熱性解析について説明する。図9に示す例では、プレート外周上の角度15度の位置を第1の位置、角度45度の位置を第2の位置、角度75度の位置を第3の位置、・・・角度345度の位置を第12の位置とする。また、最外周ヒーターエレメント上のプレート外周−最外周ヒーターエレメント間距離d1を角度θ=15度、45度、75度、105度、135度、165度、195度、225度、255度、285度、315度及び345度のそれぞれについてプロットする。
グラフ901は、品番名:ヒーターサンプルAに関して、表1の内容を示す。
グラフ901の中心点を始点とするベクトル903は、最外周ヒーターエレメント上の第13の位置を始点としプレート外周上の第1の位置を終点とする第1のベクトルであり、
ベクトル904は、第14の位置を始点とし第2の位置を終点とする第2のベクトルであり、
ベクトル905は、第15の位置を始点とし第3の位置を終点とする第3のベクトルであり、
ベクトル914は、第24の位置を始点とし第12の位置を終点とする第12のベクトルである。
ベクトル903〜914を合成して得られるベクトル916は、第1の合成ベクトルに相当する。ベクトル916は、角度θ=25度、長さ=10.2[mm]である。
グラフ920は、品番名:ヒーターサンプルAに関して、表2の内容を示す。
グラフ920の中心点を始点とするベクトル923は、第5周ヒーターエレメント上の第25の位置を始点とし最外周ヒーターエレメント上の第13の位置を終点とする第13のベクトルであり、
ベクトル924は、第26の位置を始点とし第14の位置を終点とする第14のベクトルであり、
ベクトル925は、第27の位置を始点とし第15の位置を終点とする第15のベクトルであり、
ベクトル934は、第36の位置を始点とし第24の位置を終点とする第24のベクトルである。
ベクトル923〜934を合成して得られるベクトル936は、第2の合成ベクトルに相当する。ベクトル936は、角度θ=251度、長さ=5.7[mm]である。
ベクトル916とベクトル936を合成して得られる第3の合成ベクトルは、角度θ=351度、長さ=7.4[mm]である。

グラフ940は、品番名:ヒーターサンプルBに関して、表3の内容を示す。
グラフ940の中心点を始点とするベクトル943は、最外周ヒーターエレメント上の第13の位置を始点としプレート外周上の第1の位置を終点とする第1のベクトルであり、
ベクトル944は、第14の位置を始点とし第2の位置を終点とする第2のベクトルであり、
ベクトル945は、第15の位置を始点とし第3の位置を終点とする第3のベクトルであり、
ベクトル954は、第24の位置を始点とし第12の位置を終点とする第12のベクトルである。
ベクトル943〜954を合成して得られるベクトル956は、第1の合成ベクトルに相当する。ベクトル956は、角度θ=291度、長さ=9.1[mm]である。
グラフ960は、品番名:ヒーターサンプルBに関して、表4の内容を示す。
グラフ960の中心点を始点とするベクトル963は、第5周ヒーターエレメント上の第25の位置を始点とし最外周ヒーターエレメント上の第13の位置を終点とする第13のベクトルであり、
ベクトル964は、第26の位置を始点とし第14の位置を終点とする第14のベクトルであり、
ベクトル965は、第27の位置を始点とし第15の位置を終点とする第15のベクトルであり、
ベクトル974は、第36の位置を始点とし第24の位置を終点とする第24のベクトルである。
ベクトル963〜974を合成して得られるベクトル976は、第2の合成ベクトルに相当する。ベクトル976は、角度θ=259度、長さ=2.6[mm]である。
ベクトル916とベクトル936を合成して得られる第3の合成ベクトルは、角度θ=284度、長さ=11.4[mm]である。
<従来方法で均熱性評価>
一方、図9のグラフ940,960に種々のベクトルを示した品番名:HC46302−00089に関して、ヒーターエレメントに通電し、プレート全体を加熱し、赤外線放射温度計を使用して均熱性を評価する従来方法の結果を図10に示す。
図10に示すように、半径方向レンジに関しては4.5−7.5℃、同一円周上の温度差の最大値は4.8℃、プレート上の温度差の最大値は9.0℃であって。また、ベクトル1001は、角度θ=280度、長さ=1.1[mm]である。
半径方向レンジとは、複数の同一半径上の温度差を求めた場合におけるその最大値である。また、ベクトル1001の角度と長さを求める方法は、得られた温度分布を基にそれを対称分布にするための角度を多変量解析により求める。長さについては得られた温度分布マップ外周部の同一半径上の最大温度差を先ず求め、次にデータベース化されている温度差1℃あたりを修正するのに必要な偏心量を乗算し求める。
<実施例の方法と従来の方法との比較>
前記の如く、実施例に記載の方法によって得られた第3の合成ベクトルは、角度θ=284度、長さ=11.4[mm]である。ベクトル合成値の偏心量換算レートは10%であるから、換算後偏心量は1.14[mm]となる。
一方、従来の方法によって得られたベクトル1001は、角度θ=280度、長さ=1.1[mm]である。つまり、偏心量及び偏心方向に関して、実施例に記載の方法によっても、従来の方法とほぼ同等の結果を得ることが可能となる。
このように、実施例に記載の方法によって、従来の同等の精度を有する偏心量及び偏心方向を取得することができる。そして、実施例に記載の方法は、ヒーターエレメントへの通電し、プレート全体が加熱されることを待つ必要がないため、従来の方法に比べて短時間で処理可能という効果を有する。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で改良や変更が可能であることは言うまでもない。
均熱性評価装置の概略構成を示し、(A)は均熱性評価装置の全体構成図であり、図1(B)はXYステージの動きを説明するための平面図である。 粗加工プレートから最終的な評価段階までの流れを示すフローチャートである。 均熱性評価処理の流れを示すフローチャートである。 設計上の位置を算出するための基礎情報の一例を示す図である。 設計上の位置の一例を示す図である。 設計上のヒーターエレメント位置と実際のヒーターエレメント位置の一例を示し、(A)はX線カメラを用いて撮影したヒーターエレメントの映像を示し、(B)は(A)の中心部の拡大図である。 実際のヒーターエレメント位置(測定結果)とその測定結果から算出される測定位置間の距離などを示す図である。 プレート外周−最外周ヒーターエレメント間距離d1及び最外周ヒーターエレメント第5周ヒーターエレメント間距離d2を示す図である。 実際の測定位置から算出されるベクトル又は合成ベクトルの一例を示す。 赤外線放射温度計を使用する従来方法による均熱性評価結果を示す図である。
符号の説明
100…均熱性評価装置 101…X線カメラ
102…XYステージ 103…測定対象物(試料)
104…パーソナルコンピュータ(PC) 105…表示装置
106…ポインティングデバイス 107…文字・数値入力手段

Claims (4)

  1. 円盤形状のセラミックプレート内に、ヒーターエレメンを半径が第1の長さを有する第1の円及び半径が第2の長さを有する第2の円となるように配置した場合に、各ヒーターエレメントに通電し前記セラミックプレートを加熱したときの均熱性を評価する方法であって、
    前記セラミックプレートの外周上の位置であって、前記外周をほぼ均等にn個に分割した第1の位置から第nの位置までを測定し、
    前記セラミックプレートの中心と前記第1の位置とを結ぶ第1の半径と、前記第1の円の円弧との交点である第(n+1)の位置から、前記セラミックプレートの中心と前記第nの位置とを結ぶ第nの半径と、前記第1の円の円弧との交点である第2nの位置までを測定し、
    前記第1の半径と前記第2の円の円弧との交点である第(2n+1)の位置から、前記第nの半径と前記第2の円の円弧との交点である第3nの位置までを測定し、
    前記第(n+1)の位置を始点とし前記第1の位置を終点とする第1のベクトルから、前記第2nの位置を始点とし前記第nの位置を終点とする第nのベクトルまでを算出し、
    前記第(2n+1)の位置を始点とし前記第(n+1)の位置を終点とする第(n+1)のベクトルから、前記第3nの位置を始点とし前記第2nの位置を終点とする第2nのベクトルまでを算出し、
    前記第1のベクトルから前記第nのベクトルまでを加算して第1の合成ベクトルを算出し、
    前記第(n+1)のベクトルから前記第2nのベクトルまでを加算して第2の合成ベクトルを算出し、
    前記第1の合成ベクトルと前記第2の合成ベクトルを加算して第3の合成ベクトルを算出し、該第3の合成ベクトルを、角度が温度分布を対称分布にするための偏心方向を表し、長さが温度分布の温度差をなくすための偏心量を表す均熱性評価用のベクトルに換算する、均熱性評価方法(nは、4以上の自然数)。
  2. 前記第1の円と前記第2の円との間にもヒーターエレメントが第3、・・・第mの円となるように配置され、
    前記第2の円と前記中心との間にもヒーターエレメントが第(m+1)、・・・、第(m+k)の円となるように配置され、
    隣接する前記各円の半径の長さの差が、全てほぼ等しい請求項1に記載の均熱性評価方法。
  3. 前記第1の円の半径が、前記第1、第2、第3、・・・第m、第(m+1)、・・・第(m+k)の半径の中で最長であり、
    前記第2の円の半径が、前記第1の円の半径の長さのほぼ半分である請求項2記載の均熱性評価方法。
  4. XYステージと、
    前記XYステージをX方向またはY方向に移動させるXYステージ駆動手段と、
    前記XYステージの上方に配置され、前記XYステージに載置されている円盤形状のセラミックプレートの外周と、そのセラミックプレート内に埋設されているヒーターエレメントであって半径が第1の長さを有する第1の円及び半径が第2の長さを有する第2の円とを撮影可能なカメラと、
    前記試料及び前記部材の測定対象位置を記憶可能な記憶手段と、
    一方の測定対象位置を始点とし、他方の測定対象位置を終点とするベクトルを算出可能であり、かつ2以上のベクトルの和を算出可能な計算手段と、
    前記XYステージ駆動手段、前記カメラ、前記記憶手段及び前記計算手段を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記XYステージ駆動手段に、前記試料及び前記部材の撮像対象箇所が前記カメラの撮像可能範囲内に入るように前記XYステージを移動させ、
    前記カメラに、
    前記セラミックプレートの外周上の位置であって、前記外周をほぼ均等にn個に分割した第1の位置から第nの位置まで、
    前記セラミックプレートの中心と前記第1の位置とを結ぶ第1の半径と、前記第1の円の円弧との交点である第(n+1)の位置から、前記セラミックプレートの中心と前記第nの位置とを結ぶ第nの半径と、前記第1の円の円弧との交点である第2nの位置まで、及び
    前記第1の半径と前記第2の円の円弧との交点である第(2n+1)の位置から、前記第nの半径と前記第2の円の円弧との交点である第3nの位置までを測定させ、
    前記記憶手段に、前記第1の位置から第3nの位置までを記憶させ、
    前記計算手段に、
    前記第(n+1)の位置を始点とし前記第1の位置を終点とする第1のベクトルから、前記第2nの位置を始点とし前記第nの位置を終点とする第nのベクトルまで、
    前記第(2n+1)の位置を始点とし前記第(n+1)の位置を終点とする第(n+1)のベクトルから、前記第3nの位置を始点とし前記第2nの位置を終点とする第2nのベクトルまでを算出させ、
    前記第1のベクトルから前記第nのベクトルまでを加算して第1の合成ベクトルを、
    前記第(n+1)のベクトルから前記第2nのベクトルまでを加算して第2の合成ベクトルを、
    前記第1の合成ベクトルと前記第2の合成ベクトルを加算して、角度が温度分布を対称分布にするための偏心方向を表し、長さが温度分布の温度差をなくすための偏心量を表す均熱性評価用のベクトルに換算可能な第3の合成ベクトルを算出する、均熱性評価装置(nは、4以上の自然数)。
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