JPH0510718A - 同心度計測装置 - Google Patents

同心度計測装置

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JPH0510718A
JPH0510718A JP19253791A JP19253791A JPH0510718A JP H0510718 A JPH0510718 A JP H0510718A JP 19253791 A JP19253791 A JP 19253791A JP 19253791 A JP19253791 A JP 19253791A JP H0510718 A JPH0510718 A JP H0510718A
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JP
Japan
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measured
measuring device
diameter annular
scanning light
light beam
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP19253791A
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English (en)
Inventor
Takayuki Mori
隆行 森
Atsufumi Kawakami
篤文 川上
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Nidec Corp
Original Assignee
Nidec Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大径環状物品と、内外径共にそれよりも小さ
い小径環状物品が同心状に組み合わされた被計測物にお
ける両者の中心のずれを容易に而も精度良く計測し得、
計測の自動化することも容易。 【構成】 セット部18の保持部26に被計測物46を
セットすると、被計測物46の軸心線はレーザマイクロ
メータの走査光線に実質上平行となる。走査光線がm−
mに沿い走査すると、a、bの部分以外は第1スリット
部22を透過し、a、bが計測される。セット部18
を、その軸心線を中心として90度回転させると、走査
光線はn−nに沿い走査する。c、dの部分以外は第2
スリット部24を透過し、c、dが計測される。a、
b、c及びdの値を用いれば、ずれが求まる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大径環状物品と、内外
径共に前記大径環状物品よりも小さい小径環状物品が同
心状に組み合わされた被計測物における大径環状物品と
小径環状物品との中心のずれを計測するための同心度計
測装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び解決しようとする課題】大径環状物品
と、内外径共に前記大径環状物品よりも小さい小径環状
物品が同心状に組み合わされた被計測物における大径環
状物品と小径環状物品との中心のずれの計測は、例えば
2次元カメラを用いて行うことができる。しかしながら
2次元カメラを用いる場合は、例えば15mm程度の直
径に対し20μmの中心のずれを求めることは分解能の
点で不可能であり、また測定の自動化は容易には行い得
ない。
【0003】本発明は、従来技術に存した上記のような
問題点に鑑み行われたものであって、その目的とすると
ころは、大径環状物品と、内外径共に前記大径環状物品
よりも小さい小径環状物品が同心状に組み合わされた被
計測物における大径環状物品と小径環状物品との中心の
ずれを容易に而も精度良く計測し得、計測の自動化する
ことも容易な同心度計測装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の同心度計測装置は、大径環状物品と、内外
径共に前記大径環状物品よりも小さい小径環状物品が同
心状に組み合わされた被計測物における大径環状物品と
小径環状物品との中心のずれδを次式(I) δ=1/2・{(a−b)2 +(c−d)21/2 ・・・・(I) [式(I)中、a及びbは、前記被計測物がその軸心線
に直交する平面に投影された場合の平面図形の内周縁を
横切る第1計測直線がその平面図形と交差する部分の各
長さ、c及びdは、第1計測直線に実質上直交して前記
平面図形の内周縁を横切る第2計測直線がその平面図形
と交差する部分の各長さを示す。]によって算出するた
めの計測装置であって、光走査式長さ計測装置と、その
光走査式長さ計測装置によって計測可能な位置に、被計
測物の軸心線が前記光走査式長さ計測装置の走査光線に
実質上平行となるようにその被計測物がセットされるセ
ット部と、そのセット部と前記光走査式長さ計測装置と
を走査光線に平行な軸線を中心として相対的に約90度
回転させるための回転手段とを備えてなり、前記セット
部は、前記回転手段の回転によって生ずる2つの計測位
置のそれぞれにおいて、セット部にセットされた被計測
物の4つの内外周縁部について走査光線が走査して計測
し得るように走査光線が透過する透過部を有するものと
している。
【0005】
【作用】セット部に被計測物をセットすると、その被計
測物は、軸心線が光走査式長さ計測装置の走査光線に実
質上平行となり、而も光走査式長さ計測装置によって計
測可能な位置に位置する。セット部における透過部は、
回転手段によりセット部と前記光走査式長さ計測装置と
が約90度回転することによって生ずる2つの計測位置
のそれぞれにおいて、セット部にセットされた被計測物
の4つの内外周縁部について、その透過部を通じて走査
光線が走査して計測し得る。従って、1つの計測位置に
おいては走査光線が第1計測直線上を走査し、他の1つ
の計測位置においては走査光線が第2計測直線上を走査
することとなる。
【0006】そのため1つの計測位置において被計測物
の4つの内外周縁部を走査光線が走査することによりa
及びbが計測され、回転手段の回転によって、他の1つ
の計測位置においても同様にc及びdが計測される。従
って式(I)によりずれδが求まる。このずれδは、第
1計測直線及び第2計測直線が被計測物の直径に一致し
なくても、式(I)によって精度良く求まる。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を、図面を参照しつつ説明す
る。図面は何れも本発明の1実施例としての同心度計測
装置に関するものであって、そのうち図1は正面一部断
面図、図2はセット部の平面図、図3は、被計測物がセ
ットされたセット部についての拡大平面図及び拡大断面
図である。
【0008】10はレーザマイクロメータである。10
aはその光走査部、10bは受光部であって、両者の軸
線は一致している。このレーザマイクロメータ10にお
けるレーザ光は、そのレーザマイクロメータ10の軸線
に平行であり、図1における左右方向に走査する。
【0009】12は円筒部材であって、軸線がレーザマ
イクロメータ10の軸線と一致するように、軸受14を
介して固定支持部16に対し回動自在に支持されてい
る。18は、円筒部材12の上端部に同軸状に設けられ
たセット部である。20は、セット部18の軸心線を貫
通する円形横断面の貫通孔、22及び24は、セット部
18の軸心線において直交する第1スリット部及び第2
スリット部である。
【0010】またセット部18の上面中央部に設けられ
た円形凹部は、被計測物を保持するための保持部26で
ある。保持部26の底面はセット部18の軸線に直交し
ている。また被計測物を保持し易くするために、保持部
26の外周縁部は上方に向かって外側に拡開している。
28は、その拡開部である。第1スリット部22及び第
2スリット部24の両端は、何れも保持部26の直径の
両端より外側に位置する。
【0011】30は、円筒部材の下端部外周に固定され
た従動プーリ、32は、電動機や油圧モータ等のロータ
リアクチュエータ、34は、そのロータリアクチュエー
タ32の出力軸36に固定された駆動プーリ34であ
る。これらの駆動プーリ34と従動プーリ30には、タ
イミングベルト40が掛け渡されている。
【0012】ロータリアクチュエータ32を駆動するこ
とにより円筒部材12及びセット部18が90度ずつ回
転するよう構成され、而も90度中心角毎の各位置にお
いて、レーザマイクロメータ10の走査光線が両スリッ
ト部22及び24をその両端に亙って交互に走査するよ
うに設定されている。
【0013】42は、環状をなす磁性流体シールキャッ
プ、44は、内外径共にその磁性流体シールキャップ4
2よりも小さい環状の磁性流体シールアセンブリであ
る。両者は同心状に接着されることにより被計測物46
を構成している。但し、この両者の中心のずれは、内周
縁同士及び外周縁同士が交差しない範囲に収まってい
る。
【0014】セット部18における保持部26の底面に
被計測物46の底面を当接させてセットすると、被計測
物46は、軸心線がレーザマイクロメータ10の走査光
線に実質上平行となり、而もレーザマイクロメータ10
によって計測可能な位置に位置する。この場合、レーザ
マイクロメータ10の光走査部10aから発した走査光
線は、図3(a) における第1計測直線m−mに沿って走
査する。
【0015】セット部18にセットされた被計測物46
と第1計測直線m−mが交差する4つの内外周縁部1、
2、3及び4を走査光線が走査すると、被計測物46に
よって遮蔽されるa及びbの部分以外は、第1スリット
部22を透過し、円筒部材12の内部を経て受光部10
bに達する。従ってa及びbが計測される。
【0016】例えば光走査部が下側に、受光部が上側に
ある場合は、走査光線は円筒部材12の内部を経、第1
スリット部22を透過して被計測物46の4つの内外周
縁部を走査し、被計測物46によって遮蔽されるa及び
bの部分以外は受光部に達する。従ってそのような配置
でもa及びbが計測される。
【0017】次にロータリアクチュエータ32を回転さ
せると、セット部18及び被計測物46が、セット部1
8の軸心線を中心として90度回転する。この場合、レ
ーザマイクロメータ10の光走査部10aから発した走
査光線は、図3(a) における第2計測直線n−nに沿っ
て走査する。この第2計測直線n−nは、第1計測直線
m−mに実質上直交するものである。なお、実質上直交
とは、計測されるずれの誤差が許容範囲となる程度をい
う。
【0018】セット部18にセットされた被計測物46
と第2計測直線n−nが交差する4つの内外周縁部5、
6、7及び8を走査光線が走査すると、被計測物46に
よって遮蔽されるc及びdの部分以外は、第2スリット
部24を透過し、円筒部材12の内部を経て受光部10
bに達する。従ってc及びdが計測される。このように
して計測されたa、b、c及びdの値を用いれば、式
(I)により、ずれδが求まる。このずれδは、第1計
測直線m−m及び第2計測直線n−nが被計測物46の
直径に一致しなくても、式(I)によって精度良く求ま
る。
【0019】以上のような動作を、シーケンサやマイク
ロコンピュータ等によって自動制御することができるこ
とは云うまでもない。
【0020】なお、大径環状物品と小径環状物品が完全
な環状でなくとも、円周部分を計測するようにすれば計
測可能である。また透過部は、2つの計測位置のそれぞ
れにおいて、セット部にセットされた被計測物の4つの
内外周縁部について走査光線が走査して計測し得るよう
に走査光線が透過するものであればよく、例えばスリッ
ト部は、被計測物によって必ず遮蔽される部分について
不連続であってもよい。またスリット状のものでなく、
より大きく開口する透過部であっても良い。更に、計測
に支障を来さない材料を用いれば、透過部を透明体によ
って構成することもできる。場合によってはセット部全
体を透明体によって構成することも可能である。
【0021】
【発明の効果】本発明の同心度計測装置では、セット部
に被計測物をセットして走査光線を走査させ、回転手段
によりセット部と前記光走査式長さ計測装置との間を約
90度回転させたのち、再び走査光線を走査させれば、
何れの場合も走査光線がセット部の透過部を透過するこ
とにより、式(I)におけるa、b、c及びdが計測さ
れて容易に而も精度良く被計測物における大径環状物品
と小径環状物品との中心のずれδを求めることができ、
計測を自動化することも容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】正面一部断面図である。
【図2】セット部の平面図である。
【図3】被計測物がセットされたセット部についての拡
大平面図及び拡大断面図である。
【符合の説明】
10 レーザマイクロメータ 12 円筒部材 14 軸受 18 セット部 22 第1スリット部 24 第2スリット部 26 保持部 30 従動プーリ 32 ロータリアクチュエータ 34 駆動プーリ 40 タイミングベルト 42 磁性流体シールキャップ 44 磁性流体シールアセンブリ 46 被計測物 m−m 第1計測直線 n−n 第2計測直線

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】大径環状物品と、内外径共に前記大径環状
    物品よりも小さい小径環状物品が同心状に組み合わされ
    た被計測物における大径環状物品と小径環状物品との中
    心のずれδを次式(I) δ=1/2・{(a−b)2 +(c−d)21/2・・・・(I) [式(I)中、a及びbは、前記被計測物がその軸心線
    に直交する平面に投影された場合の平面図形の内周縁を
    横切る第1計測直線がその平面図形と交差する部分の各
    長さ、c及びdは、第1計測直線に実質上直交して前記
    平面図形の内周縁を横切る第2計測直線がその平面図形
    と交差する部分の各長さを示す。]によって算出するた
    めの計測装置であって、光走査式長さ計測装置と、その
    光走査式長さ計測装置によって計測可能な位置に、被計
    測物の軸心線が前記光走査式長さ計測装置の走査光線に
    実質上平行となるようにその被計測物がセットされるセ
    ット部と、そのセット部と前記光走査式長さ計測装置と
    を走査光線に平行な軸線を中心として相対的に約90度
    回転させるための回転手段とを備えてなり、前記セット
    部は、前記回転手段の回転によって生ずる2つの計測位
    置のそれぞれにおいて、セット部にセットされた被計測
    物の4つの内外周縁部について走査光線が走査して計測
    し得るように走査光線が透過する透過部を有することを
    特徴とする同心度計測装置。
JP19253791A 1991-07-05 1991-07-05 同心度計測装置 Withdrawn JPH0510718A (ja)

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JP19253791A JPH0510718A (ja) 1991-07-05 1991-07-05 同心度計測装置

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JPH0510718A true JPH0510718A (ja) 1993-01-19

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006258665A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Ngk Insulators Ltd 位置精度評価方法及び位置精度評価装置
CN114018180A (zh) * 2021-11-01 2022-02-08 中国十九冶集团有限公司 筒体同心度检测方法

Cited By (3)

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JP2006258665A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Ngk Insulators Ltd 位置精度評価方法及び位置精度評価装置
JP4728021B2 (ja) * 2005-03-17 2011-07-20 日本碍子株式会社 均熱性評価方法及び均熱性評価装置
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19981008