JP4726796B2 - 自動調整、能動的補正式精砕機ステータ・プレート・システム - Google Patents

自動調整、能動的補正式精砕機ステータ・プレート・システム Download PDF

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Description

この出願は、2003年6月9日出願の米国特許仮出願第60/477014号明細書の優先権の利益を主張するものである。
本発明は、改善された機械的精砕機に関する。より詳しくは、本発明は第1の精砕要素を組み込んだステータおよび精砕隙間を画成するために前記第1の精砕要素から間隔を開けられた第2の精砕要素を組み込んだロータを有する機械的な精砕機の改良に関する。精砕隙間および互いに対する相対的な精砕要素のトリム、または角度の向きの配置は、精砕機が使用中であっても、精砕要素の様々な状態またはモータ回転数に従って能動的に維持される。精砕隙間の平均または全体幅とステータのロータに対するトリム、または角度の向きを調整するために、複数のアクチュエータがステータおよび制御器に連結され、その結果、ステータとロータの間の隙間に対して3以上の制御度をもたらす。
紙パルプ、バガス、絶縁またはファイバ・ボード材料、綿等などのセルローズ繊維は一般に、相対的に回転するバーと溝要素の複数のセットの間で繊維を機械的に擦ることからなる精砕行程を受ける。例えば、ディスク・タイプの精砕機では、これらの要素は一般に、それらの作用表面を画成する、原料がパターンの中心からその外側周辺の方に独力で進むように、回転要素の軸から全体的に半径方向に延びる、またはよりしばしば環状パターンの中心の半径に対して傾いた角度で延びるバーおよび溝の状態の、環状に配置されたバーおよび溝パターンを有する複数のプレートから構成される。
ディスク精砕機は一般に、シングルおよびツインの両方のディスク・タイプで製造される。シングル・ディスク精砕機では、ロータの作用表面は、やはり環状プレートまたは環を形成する一連のセグメント・プレートを備えるステータ上の相補的な作用表面と協働する作用動作用の環状の精砕プレート、またはセグメントから構成される精砕プレートのセットを備える。ツイン・ディスク精砕機では、ロータは両側に作用表面が設けられている。ロータのこの作用表面は、ステータの1対の対向する相補的作用表面と協働し、これらの作用表面は全体的にシングル・ディスク精砕機と同じタイプの構造である。
プラグまたはコーン・タイプ精砕機を含む、説明する紙パルプ精砕機は、精砕機の負荷を制御する目的、および特に精砕された紙繊維製品の品質を制御する目的のために、相対的に回転する部材の位置および軸間隔を制御する必要がある。プラグ・タイプ精砕機は、Staege他による米国特許第2666368号明細書に示されおり、一方入口2個のディスク・タイプ精砕機の制御配置は、Haywardによる米国特許第3506199号明細書に示されている。
公知の精砕機は、ロータの回転軸に沿って1つの精砕要素をもう1つの精砕要素に近づけたり離したり移動させるための機械的駆動システムを含んで来ている。モータ負荷、電圧変動または動力因子、またはパルプの品質に応答して、精砕機要素の軸間隔を制御するために、Haywardに示されているような電気的または電子的制御器を設けることも知られている。Baxterの米国特許第2986434号明細書も参照することができ、そこでは入口2個のラジアル・ディスク・タイプ精砕機、およびそれによってステータおよびロータ要素の軸位置を正確に判定し維持することができる減速歯車が示されている。
機械的精砕機は、ステータおよびロータの精砕要素間の隙間が0.025mmから0.25mm(0.001インチから0.010インチ)程度のとき最適化される。ステータおよびロータ・プレートの実際の間隔は、精砕機のアセンブリ内の多くの積み重ねられた項目に依存する。通常の製造公差に起因する設計上のずれは1.1mm(0.045インチ)ほどになる可能性がある。
公知の精砕システムの1つの欠点は、精砕機要素の互いに対する相対的なトリム、または角度向きの誤りを修正する用意が何もされていないことである。したがって、例えば、ステータ・プレートがロータ・プレートに対して傾いているとき、ステータ・プレートに取り付けられた精砕要素の精砕表面のある部分は、ロータに取り付けられた精砕要素の相補的表面に対して、精砕表面の他の部分より近くなるであろう。これは、平均的または全体的精砕隙間が最適化されているときでさえ、精砕要素の表面に沿った精砕要素間の精砕隙間内での幅の変動を意味する。
Dodson−Edgarsによる米国特許第4820980号明細書は、隙間、軌道(tram)、機械的精砕機に見られるような回転研磨プレートの偏位または磨耗を測定する装置および方法を開示する。特に、Dodson−Edgarsは、第1の研磨プレートの表面から凹部はめ込み式に取り付けられ、かつ、第2の研磨プレートの凹部の非磨耗表面に対向して配置される複数の誘導センサを開示する。これらのセンサは、隙間、軌道、偏位および磨耗を求めるためセンサからの信号を処理するマイクロプロセッサ・システムによって監視される。Dodson−Edgarsは、プレート軌道は回転プレートの1つを駆動する駆動軸の角変位によって、あるいは相手側、静止プレートの角変位によって制御できることを教示するが、そのような調整を行うためのどんな装置も開示していない。
米国特許仮出願第60/477014号 米国特許第2666368号 米国特許第3506199号 米国特許第2986434号 米国特許第4820980号 米国特許第5947394号 国際公開第99/52197号
したがって、ステータおよびロータに互いに対して取り付けられた精砕要素のトリムの制御、好ましくは自動制御を可能にする、ならびに要素間の平均的または全体的精砕隙間の自動制御を可能にする改善された機械的精砕システムが当技術において依然として求められている。
このニーズおよびその他のニーズは、精砕要素間の精砕隙間の全体的な、または平均的な隙間、ならびに精砕要素の互いに対するトリム、または角度の向きを調整することを可能にする機械的精砕機システムによって取り扱われる。好ましい装置は、例えば、ステータに連結される3個以上のアクチュエータと、精砕隙間の平均的、または全体的軸方向幅を調整し、ならびに、精砕要素の互いに対するトリム、または角度の向きを調整するために、アクチュエータを独立に動作させるためにこれらのアクチュエータと連通する制御器とを含む機械的精砕システムである。
本発明の好ましい装置は、機械的精砕システムの精砕要素の分離の改善された制御度をもたらす。これによって、オペレータは、平均的、または全体的精砕隙間を調整し、かつ、組立て後直ぐに、あるいは稼動の途中で精砕要素が磨耗するとき、精砕要素のずれを是正することが可能になる。この方法によって、オペレータは精砕要素の耐用寿命の間中、この機械的な精砕システムの性能を改善することができる。
特に好ましい実施形態によれば、この装置は端部プレート、精砕要素を含むステータ、およびロータに対するステータの位置および向きを制御するためにステータに連結される3個以上のアクチュエータを備える。この実施形態によれば、好ましい機械的精砕機は開端部を有する精砕機隔室を画成するケーシングを含む。端部プレートは、精砕機隔室の開端部を閉じ、かつアクチュエータを支持し、そのアクチュエータはステータおよびロータの間隔および相対的な角度向きを調整する。好ましいアクチュエータには電気モータ、油圧モータおよび空圧モータが含まれるが、この3個以上のアクチュエータの性質は本発明に対して重要ではない。この3個以上のアクチュエータが電気モータであり、制御器が、精砕隙間の全体的な軸方向幅および精砕要素の相対的なトリム、または角度向きの両方を調整するためにアクチュエータを独立に動作させるようにプログラムされた電子制御器またはエンコーダであることが最も好ましい。
別の特に好ましい実施形態によれば、アクチュエータのうちの少なくとも1つが、精砕隙間の調整を可能にするようにロータがその周りを回転する軸と実質的に平行に延びるラムを有する。さらに別の特に好ましい実施形態によれば、少なくとも1つのアクチュエータは、この軸に対して横方向に延びる駆動軸を有する。そのような装置は、アクチュエータからの回転力をロータに対するステータの軸方向並進移動に変換するために、アクチュエータとステータの間に結合される伝動装置を含むことが好ましい。
さらに別の好ましい実施形態によれば、この装置はステータの精砕表面上の異なる位置での精砕機隙間の軸方向幅に関する複数のセンサ信号を発生させるための、ステータに取り付けられた少なくとも3個の距離センサを含む。この実施形態によれば、好ましい制御器またはエンコーダは、センサ信号を、例えば、初期化された値などの1つまたは複数の基準値と比較するようにプログラムされている。さらに、この好ましい制御器またはエンコーダは、精砕隙間の全体的な幅および互いに対する精砕要素のトリムの両方を調整するためにアクチュエータを独立に動作させるようにプログラムされている。この構造は、たとえシステムのオペレータが熟練していないときでも、これらの要素の耐用寿命の間中、精砕要素の間隔およびトリムまたは角度向きの自動的な最適化をもたらすことができる。
本発明による好ましい装置は、機械的精砕システムの当初の構成部品として、または既存の装置の改造品として役立つことができる。この目的のために、ステータ・ハウジングおよびステータ・プレートの形状は本発明に対し重要ではなく、むしろ、この分野の技術者は、この装置が使用されるべきシステムの仕様に応じた、多種多様なステータ・ハウジングおよびステータ・プレート形状が本発明の範囲内であることを理解するであろう。
本発明の別の態様は、精砕されるべきスラリーを受けるための入口と、精砕されたスラリーを排出するための出口と、精砕表面を画成する第1の精砕要素が取り付けられたステータと、前記入口および前記排出出口と連通する精砕隙間を画成するために前記精砕表面に対面する第2の精砕要素が取り付けられたロータとを有する、機械的精砕機を使用してスラリーを精砕する方法を含む。本発明による好ましい方法は、前記精砕表面に沿った3以上の位置で、精砕隙間の局所的軸方向幅を、例えば、初期化された隙間値などの1つまたは複数の基準値と比較するステップと、精砕隙間の軸方向幅および第2の精砕要素に対する第1の精砕要素のトリム、または角度向きの両方を調整するために、ステータの3個以上の部分を軸に沿って独立に移動させるステップと、前記入口を通り前記精砕隙間内に前記スラリーが流れ込むように誘導するステップと、精砕隙間内のスラリーを精砕するために、ロータを軸周りに、かつステータに対して相対的に回転させるステップとを含む。ステータの3個以上の部分の、軸に沿った独立の移動が、距離センサによって発生するセンサ信号の影響下で働く3個以上のアクチュエータによって達成されることが最も好ましい。
したがって、本発明の目的の1つは、精砕隙間全体にわたる、精砕要素のトリム、または角度向きの相対的なより良い制御を提供することである。本発明の別の目的は、そのような制御を自動的に可能にすることである。本発明のこれらの、かつ他の目的および利点は、以下の説明、添付の図面および添付の特許請求の範囲から明らかになるであろう。
アクチュエータにより制御される精砕隙間の位置決めを有する、例示的な2重ディスク・タイプ精砕システムの好ましい例示的実施形態を、図1〜6を参照して本明細書で開示する。この分野の技術者は、本明細書で開示される本発明の様々な例示的な実施形態は、はなはだしい試験なしに精砕装置の他の従来型形態に採用することができることを理解するであろう。
図1は、紙およびパルプのスラリーを精砕するのに好ましく適用するために計画された本発明による2重ディスク精砕機システム10の例示的実施形態を全体的に示す。この精砕機10は、1999年9月7日に発行されたEgan他による米国特許第5947394号明細書、およびに1999年10月14日に公開されたEgan他による国際公開第99/52197号パンフレットに開示された原理および利点のいくつかを組み込んでおり、両者の開示を本明細書に参考として援用する。同様に、バーおよび溝パターンを有する半径方向に配置されたディスク・タイプ精砕機プレートを含む、紙パルプ精砕機についてよく知られていることが前提とされている。
このシステム10は、駆動軸18を支持する軸受取付部14、16を有する取付基台12から構成される。駆動軸18は、駆動軸18の一端にあるモータ20によって回転可能に駆動される。駆動軸18は、長手方向軸に沿ってモータ20が設けられている一端から精砕隔室30が設けられている第2の端部に延びる。精砕隔室30は、その中に固定されたステータ42を収容する枢動可能なステータ・ドア40、およびステータ・ドア40に対向する、ロータ52を収容するロータ・チャンバ50から構成される。したがって、精砕隔室は、ステータ・ドア40がその閉位置にあるとき、ステータ・ドア40およびロータ・チャンバ50によって形成される。その結果、ステータ・ドア40が閉じられているとき、ロータ・チャンバ50内に設けられたロータ52、およびステータ・ドア40内に設けられたステータ42は、極めて接近して互いに対向する。ステータ・ドア40が閉じられているとき、精砕隔室30内のステータ42とロータ52の間の幅が精砕隙間60であり、これは精砕システムが使用されると変化する可能性がある。
駆動軸18は、ステータ・ドア40が閉じられているとき、ロータ52およびステータ42の中央ハブを貫通して長手方向に延びる。精砕機システム10の動作中、駆動軸18の振動を和らげ、ステータ42またはロータ52の小さな軸方向および角度方向移動を適切に可能とすることができるように、シール80がステータ42およびロータ52のこれらの中央ハブ部分で駆動軸18を取り囲むことが最も好ましい。勿論、この分野の技術者は、本明細書で開示するもの以外の、モータまたはアクチュエータの様々な使用形態は、本発明の範囲内であることを理解するであろう。
ステータ42は、例えば、必要に応じステータ42の個々の扇形部44の、より容易な、より安価な保守または取替えに対応できるように、いくつかの扇形部44から構成することができる。ロータ52も、例えば、必要な場合ロータ52の扇形部54のより容易な、より安価な保守または取替えに同様に対応できるように、同じようにいくつかの扇形部54から構成することができる。各扇形部44、54は、ステータ・ドア40が閉じているとき、ステータ42とロータ52の間の精砕隙間60内のスラリー(図示せず)の精砕を促進するために互いに補完する、バーおよび溝通路パターンなどの精砕表面をさらに備える。ステータ42およびロータ52上のバーおよび溝通路パターンは、パターンがステータ42またはロータ52の中央から周辺へ離れて延びるにつれて、ステータ42およびロータ52の中央にある内径での、より大きな通路からより小さな通路にだんだん変化させることができる。この結果、バーおよび溝通路は、精砕されたスラリーの流れが精砕隔室30を出るのを誘起する助けになる。
したがって、精砕隔室30は、ステータ42とロータ52の間の精砕隙間60区域にスラリーを導入するためのスラリー入口70、およびチャンバ50の周辺で精砕されたスラリーを精砕隔室30から排出するためのスラリー出口72を含む。このスラリー入口70は、一般に駆動軸18の第2の端部に近いロータ52の中央ハブ部分にスラリーを導入する。スラリー入口70およびスラリー出口72は、具体的な作業の流れの必要性に従って、運搬可能な取付部品(図示せず)を要望通りにスラリー入口70および出口72に挿入し/そこから取り外すことによって、寸法を変化させることができる。
図2は、図1に記載する精砕機システムによるステータ・ドア40の例示的一実施形態を示す。図2の例示的ステータ・ドア40は、ステータ・ドア40に取り外し可能に取り付けられた3個以上のアクチュエータ100を含み、各アクチュエータ100の移動可能な、または作動可能な部分は、ステータ・ドア40の凹所内に埋め込まれている。ねじ切りされた穴102が各アクチュエータ100の露出した部分から突き出している。
図3は、図2に示す例示的なステータ・ドア40の各アクチュエータ100のねじ切りされた穴102に取り付けられたステータ42を示す。すなわち、図3および図4に示すように、ステータ42はアクチュエータ100に、ステータ42の外側バンド48にねじ切りされた穴47を貫通して打ち込まれたねじ46によって各アクチュエータ100に取り付けられる。したがって、ステータ42は、各アクチュエータ100の一端でねじ切りされた穴102に取り付けられ、各アクチュエータ100の別の端部は、ステータ・ドア40内の対応する凹部に取り付けられる。この方法でステータ42をアクチュエータ100に取り付けることによって、アクチュエータ100は、変動する精砕隙間60の幅状態、またはステータ42およびロータ52の様々な扇形部44、54のそれぞれの間での変化する圧力または温度状態に応答して、互いに独立に3度(three degree)の動作でステータ42を移動させることが可能になる。
図4は、図3の例示的な好ましいアクチュエータ100の代替実施形態を示す。図4に示すように、アクチュエータ100のおのおのは、ステータ42およびステータ・ドア40に連結されたアクチュエータ100のラム110(図2に1つのみ示す)を含む。図4に示す実施形態では、アクチュエータ100のおのおのは、それを貫通してねじ46が挿入されるねじ切りされた穴102を介してステータに取り付けられて、各アクチュエータのラム110は、各アクチュエータ100の取り外し、交換または修理を容易にするために取り外し可能な固定具を使用してステータ・ドア40に取り付けられる。この分野の技術者は、アクチュエータ100がステータに連結される方法は、本発明に対して重要ではないことを理解するであろう。アクチュエータ100が互いに独立に動作するとき、ステータ42を軸に対し横断する複数の軸(図示せず)の周りを枢動できるようにするため、アクチュエータ100をステータ・ドア40およびステータ42に取り付けるために枢動可能な継手または自在継手を使用することは本発明の範囲内である。
図4にも示すように、かつ、例示的一実施形態によれば、ステータ42にも精砕隙間60の局所的軸方向幅を測定するための3個以上の距離センサ120(1つのみを図4に示す)が取り付けられている。距離センサ120が隙間60の局所的幅を測定するのを助ける標的を設けるために、複数の感知し得る要素または凹所122をロータ52に取り付けることが好ましい。距離センサ120は、精砕隙間60の全体的な幅と、精砕要素すなわちステータ42およびロータ52の互いに対するトリムまたは角度の向きの両方についての情報を提供できるように、軸に対して対称に配置された電気センサであることが最も好ましい。そのようなセンサの例は、Dodson−Edgarsによる米国特許第4820980号明細書に開示されており、その開示は参考として援用する。
当業技術者は、使用される距離センサ120の種類は本発明に対して重要ではないことを理解するであろう。潜在的に有用なセンサの種類には、(適切な電磁気的または音響的特性を有する材料から構成される感知し得る要素122と関連する)電気的または磁気的誘導センサおよび超音波センサが含まれる。他の適切なセンサの種類は本発明の範囲から逸脱することなく、この分野の技術者には明らかであろう。
図5は、本発明によるステータ・アセンブリ200のさらに別の代替形態を示す。このステータ・アセンブリ200は、ステータ・ドア(図5に図示せず)に取付可能な端部プレート241および端部プレート241に支持されるステータ・プレート242を含む。この端部プレート241は、ステータ端部プレート241をステータ・ドアに固定するためにボルトをその中を貫通して挿入することができるボルト穴211を有する中央ハブ部分210を介してステータ・ドアに取り付け可能である。ステータ端部プレート241にはさらに、3個以上のアクチュエータ250が取り付けられている。アクチュエータ250のおのおのは、回転または枢動動作を伝達するための駆動軸251を含む電気モータであることが好ましい。さらに、ステータ・アセンブリ200は、アクチュエータ250と関連する複数の伝動装置260を含む。
この好ましい伝動装置260のおのおのは、アクチュエータ250の駆動軸に取り付けられた歯車262、軸aに対して横断する軸(図示せず)周りの回転または枢動動作を軸aに対し平行な軸(図示せず)周りの回転または枢動動作に変換させるようにステータ端部プレート241に取り付けられた対合歯車264、および軸aに対して平行な軸(図示せず)周りの回転または枢動動作を軸aに対する並進移動に変換するように対合歯車264と噛み合っている、またはねじで係合するラム266とを含む。ラム266は、ラム110(図4)が前の実施形態のステータ・プレート42(図4)に連結されていたのと同じ方法でステータ・プレート242に連結されることが好ましいが、そのような連結の方法は、本発明に対して重要ではない。この好ましいアクチュエータ250は、ステータ・プレート242の位置およびトリムを調整するように、アクチュエータ250の独立した動作ができるように制御器(図示せず)と連通することが好ましい。
図5のステータ・アセンブリ200は、ステータ・プレート242を貫通して延びる入口通路284を画成する入口パイプ280をさらに含む。この入口通路284は、原料懸濁スラリー(図示せず)を前に説明した方法で精砕できるようにステータ・プレート242とロータ・プレート(図示せず)の間の精砕隙間(図示せず)内に原料懸濁液またはスラリー(図示せず)を導入するための通路を提供する。
図6を参照すると、3個以上の距離センサ120(図6に3個のみ示す)が制御器130と連通する。好ましい制御器130は、センサ120から受信した信号に応答してアクチュエータ100を自動的に動作させるようにプログラムされたマイクロプロセッサ132を含む電気的または電子的制御器あるいはエンコーダである。この機能を果たすためのマイクロプロセッサ132のプログラミングは、この分野の通常の技術範囲内であり、実施するのにはなはだしい試験は全く必要としないであろう。
動作の例示的モードによれば、かつ図4を参照すると、距離センサ120は、ステータ42とロータ52の精砕表面に沿った異なる位置での精砕隙間60の局所的軸方向幅に関する信号を発生させる。マイクロプロセッサ132は、精砕隙間60の全体的幅を求めるためにこれらの局所的軸方向幅を平均し、かつ、これらの局所的軸方向幅を、ロータ52に対するステータ42のトリム、または角度向きを求めるために互いに比較する。この情報は、信号に応答してアクチュエータ100を動作させるために、好ましい制御器130(図6)によってオペレータ(図示せず)に通信され、あるいは制御器130(図3)内で使用される。
電子制御器130(図6)は、精砕隙間60の全体的幅、ならびにロータ52に対するステータ42のトリム、または角度向きを調整するためアクチュエータ100を独立に付勢することがより好ましい。より具体的には、マイクロプロセッサ132(図6)は、センサ120から受けた信号(図示せず)をデジタル化し、これらの信号のデジタル化された値を平均し、精砕隙間60の全体的幅が望ましい幅または幅の範囲から異なる程度を求めるために、この平均値を基準値と比較する。この好ましいマイクロプロセッサ132(図6)は、センサ120から受けた信号のデジタル化された値を、ステータ42がロータ52に対してトリムから離れている程度を求めるために基準値とも比較する。
アクチュエータ100への協調された付勢によって、精砕隙間60の全体的幅の誤りが是正される傾向になる。他と独立にアクチュエータ100の1つに付勢することは、ステータ42の1つの部分をステータ42の他の部分に対して軸方向に相対的に移動させる。好ましいステータ42は剛体であるため、これはステータ42を軸aに対して横断する軸(図示せず)の周りを枢動させ、それによってステータ42とロータ52の間のずれを是正させる。このような方法で、この好ましい装置は、全体的な精砕隙間60ならびにステータ42およびロータ52のトリム、または角度向きの自動調整を可能にする。
別法として、全体的な精砕隙間60の幅ならびにステータ42のロータ52に対するトリムの手動調整を可能にするために、制御器130(図6)にスイッチ(図示せず)を設けることは本発明の範囲内である。そのような手動調整は、オペレータ(図示せず)の目視観察に応じて、あるいは距離センサ130によって生成される信号に由来する情報の読み出し(図示せず)に応じて行うことができる。
図7は、アクチュエータ300が同様に図2〜4のようにステータ42に取り付けれられているが、図4のような距離センサ120ではなく、ロータリ・エンコーダ320または他の同様な技術に応答する、本発明の別の代替実施形態を示す。この例示的な実施形態のアクチュエータ300は、精密ねじ312に隣接する与圧されたボール・ナット310から構成される。エンコーダ320は、結果的に与圧されたボール・ナット310を駆動するモータ330の回転を数える。モータ330が精密ねじ312を介して所望の位置にボール・ナット310を駆動したとエンコーダ320が判定するとき、ブレーキ340を使用することができる。
したがって、図1〜7を参照して説明した例示的実施形態の全てにおいて、最初の精砕工程が行われるのに先立って、精砕隙間60は所望の隙間値に初期化される。その後、精砕工程が行われると、初期化された隙間値に対する精砕隙間の変化を求めるために、ロータリ・エンコーダ320(図7)がモータの前進および後退方向の回転を追跡し、あるいはセンサ120(図1〜6)が現在の圧力、温度またはステータとロータの間の隙間状態を比較する。必要な場合、万一精砕隙間が許容できる限界を越えて変化した場合、精砕隙間60は所望により手動でまたは自動で再初期化することもできる。再初期化が必要とされる前に、多くの精砕工程が行われる可能性がある。したがって、そのような再初期化は、例えば、モータ回転の数、または精砕工程中受ける他の圧力および/または温度条件に起因する精砕要素の予想可能な磨耗に応じて行われる可能性がある。したがって、初期化された隙間値および進行する工程条件に基づく戦略的な再初期化スケジュールに能動的に係合させることによって、プレート磨耗およびシステムの誤りを補正することができ、より良い精砕要素の配置を達成することができる。勿論、本明細書で説明した精砕隙間60を調整するためのセンサ100およびアクチュエータを使用しても同様な利点を達成することが可能であることを理解されたい。
本発明の好ましい実施形態は、新たに製造される精砕システムの当初の装置構成部品として、または既存のシステムの改造品として使用することができる。本発明の一利点は、精砕隙間60の全体的幅ならびにロータ52に対するステータ42のトリム、または角度向きの調整の両方の調整ができることである。この方法で、オペレータは、精砕機システム10の組立て中に発生するずれを是正し、かつ、精砕機システム10の稼動から結果として生じる、ステータ42またはロータ52の扇形部44、54の不均一な磨耗から結果として起こる可能性のあるずれなどの、ずれを是正することができる。ステータ42およびロータ52の全体精砕表面に沿った精砕隙間60の局所的軸方向幅を最適化すること、すなわち精砕隙間60の全体幅のみではないことは、精砕システム10の効率を改善し、ステータ42およびロータ52の耐用寿命を増加させる傾向がある。
本発明の別の利点は、そのような調整を自動的に可能にすることである。精砕システム10が流体で満たされていても、あるいはシステム10が動作中であっても、そのような調整が可能であることは本発明の範囲内である。
本明細書で開示された方法および装置の形態は、この発明の好ましい実施形態を構成するけれども、本発明はこの正確な方法および装置の形態に限定されず、添付の特許請求の範囲に定義される本発明の範囲から逸脱することなく、その中に変更を加えることができることを理解されたい。
本発明による精砕システムの例示的な一実施形態の斜視図である。 図1の精砕システム内の、アクチュエータを有する例示的なステータ・ドアの部分側面図である。 図2のステータ・ドアに取り付けられたステータの側面図である。 図3の精砕システムのアクチュエータの代替実施形態を示す図である。 本発明による精砕システムに使用するためのアクチュエータを有するステータの、代替の例示的実施形態の側面図である。 本発明により精砕隙間を制御するセンサとアクチュエータの間の関係の概略図である。 本発明による精砕システムの第2の例示的実施形態の概略図である。
符号の説明
10 2重ディスク精砕機システム
12 取付基台
14、16 軸受取付部
18 駆動軸
20 モータ
30 精砕隔室
40 枢動可能なステータ・ドア
42 ステータ
44 42の扇形部
46 ねじ
47 ねじ切りされた穴
48 42の外側バンド
50 ロータ・チャンバ
52 ロータ
54 52の扇形部
60 精砕隙間
70 スラリー入口
72 スラリー出口
80 シール
100 アクチュエータ
102 ねじ切りされた穴
110 100のラム
120 距離センサ
122 凹所、要素
130 制御器
132 マイクロプロセッサ
200 ステータ・アセンブリ
210 中央ハブ部分
211 ボルト穴
241 端部プレート
242 ステータ・プレート
250 アクチュエータ
251 駆動軸
260 伝動装置
262 歯車
264 対合歯車
266 ラム
280 入口パイプ
284 入口通路
300 アクチュエータ
310 ボール・ナット
312 精密ねじ
320 エンコーダ
330 モータ
340 ブレーキ

Claims (21)

  1. 精砕されるべきスラリーを受けるための入口と、精砕されたスラリー用の排出出口と、第1の精砕要素が取り付けられたステータと、前記入口および前記排出出口と連通する精砕隙間を画成するために前記第1の精砕要素から間隔を開けられた第2の精砕要素が取り付けられたロータとを有し、前記ロータが前記精砕隙間内で前記スラリーを精砕するために、軸周りに、かつ前記ステータに対して相対的に回転動作をするように支持される機械的精砕機において、
    前記ステータに連結された3個以上のアクチュエータと、
    前記精砕隙間の軸方向幅を調整し、前記第1の精砕要素の前記第2の精砕要素に対するトリムを調整するために、前記3個以上のアクチュエータを独立に動作させるための、前記3個以上のアクチュエータと連通する制御器とを含む、機械的精砕機
  2. 当該第1および第2の精砕要素を当該精砕隔室内に取り囲むことができるように、開端部と前記開端部を閉じる端部プレートを有する精砕隔室を画成するケーシングを含み、前記端部プレートに当該3個以上のアクチュエータが取り付けられている、請求項1に記載の機械的精砕機
  3. 当該3個以上のアクチュエータが当該軸の周りに対称に配置される、請求項1に記載の機械的精砕機
  4. 回転力を軸方向延びに変換するための、当該ステータに結合された伝動装置を含み、当該3個以上のアクチュエータのうちの少なくとも1つが、前記伝動装置に回転力を供給するために前記伝動装置に連結され、かつ前記ステータの1部分の軸方向動作を誘起させる駆動軸を有する、請求項1に記載の機械的精砕機
  5. 当該制御器が、当該精砕隙間の軸方向幅を調整し、当該第2の精砕要素に対する当該第1の精砕要素のトリムを調整するために、当該3個以上のアクチュエータを独立に動作させるようにプログラムされた電子制御器である、請求項1に記載の機械的精砕機
  6. 精砕されるべきスラリーを受けるための入口と、精砕されたスラリー用の排出出口と、第1の精砕要素が取り付けられたステータと、前記入口および前記排出出口と連通する精砕隙間を画成するために前記第1の精砕要素から間隔を開けられた第2の精砕要素が取り付けられたロータとを有し、前記ロータが前記精砕隙間内で前記スラリーを精砕するために、軸周りに、かつ前記ステータに対して相対的に回転動作をするように支持される機械的精砕機を使用してスラリーを精砕する方法であって、
    a)前記第1の精砕要素に沿った3以上の位置で精砕隙間の局所的軸方向幅を1つまたは複数の基準値と比較するステップと、
    b)前記精砕隙間の軸方向幅を調整し、かつ前記第2の精砕要素に対する前記第1の精砕要素のトリムを調整するために、前記ステータの3個以上の間隔を開けた部分を前記軸に沿って独立に移動させるステップと、
    c)前記入口を通り前記精砕隙間内に前記スラリーが流れ込むように誘導するステップと、
    d)前記精砕隙間内の前記スラリーを精砕するために、前記ロータを前記軸周りに、かつ前記ステータに対して相対的に回転させるステップと、
    を含む方法。
  7. 端部プレートと、
    1つの軸を画成する精砕要素を含むステータと、
    前記端部プレートによって支持され、かつ前記精砕要素の軸方向位置およびトリムを制御するために前記ステータに連結される3個以上のアクチュエータと、
    を備える、機械的精砕機に使用する装置。
  8. 当該3個以上のアクチュエータが当該軸の周りに対称に配置される、請求項に記載の装置。
  9. 当該3個以上のアクチュエータのうちの少なくとも1つが、電気モータ、油圧モータおよび空圧モータから構成される群から選択されるモータを含む、請求項に記載の装置。
  10. 当該3個以上のアクチュエータのうちの少なくとも1つが、当該軸と実質的に平行に延びるラムを有する、請求項に記載の装置。
  11. 当該3個以上のアクチュエータのうちの少なくとも1つが、当該軸に対して横方向に延びる駆動軸を有する、請求項に記載の装置。
  12. 回転力を軸方向延びに変換するための、当該ステータに結合された伝動装置を含み、当該3個以上のアクチュエータのうちの少なくとも1つが、前記伝動装置に回転力を供給するために前記伝動装置に連結され、前記ステータの1部分の軸方向動作を誘起させる駆動軸を有する、請求項に記載の装置。
  13. 当該制御器が、当該精砕隙間の軸方向幅を調整し、当該第1の精砕要素のトリムを調整するために、当該3個以上のアクチュエータを独立に動作させるようにプログラムされた電子制御器である、請求項に記載の装置。
  14. 複数のセンサ信号を発生させるために当該ステータに取り付けられた少なくとも3つのセンサを含み、当該制御器が前記複数のセンサ信号を1つまたは複数の基準値と比較し、当該第1の精砕要素の軸方向位置およびトリムを調整するために当該3個以上のアクチュエータを独立に動作させるようにプログラムされた電子制御器である、
    請求項に記載の装置。
  15. 発生する当該信号が、精砕隙間および処理状態を示す、隙間、圧力および温度状態うちの1つである、請求項14に記載の装置。
  16. 当該アクチュエータが、さらに、エンコードされた情報により駆動されるモータに応答して、精密ねじに係合可能なボール・ナットから構成される、請求項1に記載の機械的精砕機
  17. 当該制御器が、動作状態の変化に従って当該精砕隙間の軸方向幅および当該トリムを能動的に調整するエンコーダである、請求項16に記載の機械的精砕機
  18. 当該動作状態が、精砕機要素の磨耗、圧力、温度およびモータ回転数のうちの少なくとも1つである、請求項17に記載の機械的精砕機
  19. 精砕されるべきスラリーを受けるための入口と、精砕されたスラリー用の排出出口と、第1の精砕要素が取り付けられたステータと、前記入口および前記排出出口と連通する精砕隙間を画成するために前記第1の精砕要素から間隔を開けられた第2の精砕要素が取り付けられたロータとを有し、前記ロータが前記精砕隙間内で前記スラリーを精砕するために、軸周りに、かつ前記ステータに対して相対的に回転動作をするように支持される機械的精砕機を使用してスラリーを精砕する方法であって、
    a)前記精砕隙間をゼロに初期化するステップと、
    b)前記機械的精砕機の動作状態を1つまたは複数の基準値と比較するステップと、
    c)動作状態に従って、前記精砕隙間の軸方向幅を調整し、前記第2の精砕要素に対する前記第1の精砕要素のトリムを調整するために、前記ステータの3個以上の間隔を開けた部分を前記軸に沿って独立に移動させるステップと、
    d)前記入口を通り前記精砕隙間内に前記スラリーが流れ込むように誘導するステップと、
    e)前記精砕隙間内の前記スラリーを精砕するために、前記ロータを前記軸周りに、かつ前記ステータに対して相対的に回転させるステップと、
    を含む方法。
  20. 当該動作状態が、精砕機要素の磨耗、圧力、温度およびモータ回転数のうちの少なくとも1つである、請求項19に記載の方法。
  21. 当該アクチュエータが、エンコードされた情報により駆動されるモータに応答して、当該ステータの当該間隔を開けた部分を移動させる精密ねじに係合可能なボール・ナットを備える、請求項19に記載の方法。
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