JP4725778B2 - 光学特性測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被測定対象の光学特性、特に被測定対象の伝達関数行列(例えば、ジョーンズ行列)を求める光学特性測定装置に関するものであり、詳しくは、第1、第2の入力光の周波数差が変動しても、精度よく測定することができる光学特性測定装置に関するものである。
光学特性測定装置とは、被測定対象(例えば、光学素子、光学装置、これら光学素子や光学装置の試験装置・測定装置等)の光学特性(例えば、挿入損失、反射率、透過率、偏光依存性、波長分散、偏波モード分散等)を求めるものであり、具体的には被測定対象の伝達関数行列(例えば、ジョーンズ行列)を測定によって求め、この伝達関数から被測定対象の光学特性を一括して、または必要な光学特性のみを求めるものである。
伝達関数行列を測定によって求めるには、被測定対象に周波数fsの信号光を入射し、被測定対象から出力される信号光(透過光や反射光)を参照光(周波数fr)と合波して干渉させる。そして、干渉信号を受光部で受光して干渉信号の振幅と位相を測定する(いわゆるヘテロダイン検出)。また、所定の測定波長範囲において伝達関数を求めるため、光源を波長掃引(周波数掃引)する(例えば、特許文献1〜特許文献3参照)。
図6は、被測定対象1への入出力特性を示した図である。図6において、被測定対象1への入力光、出力光は、直交する2偏光の振幅と位相を表す2行1列の列ベクトル(いわゆるジョーンズベクトル)で表され、被測定対象1の伝達関数行列(いわゆるジョーンズ行列)は、下記式(1)で示される。
Figure 0004725778
このようなジョーンズ行列を求めるには、偏光状態が互いに直交する偏光(直線偏光、楕円偏光、円偏光)を有する第1、第2の入力光を被測定対象1に入力する。そして、入力光と被測定対象1から出力される出力光のジョーンズベクトルの振幅と位相を測定して求める。
入力光、出力光の測定結果から演算によってジョーンズ行列を容易に求めるために、一般的には、偏光面が直交する直線偏光(例えば、s偏光、p偏光)を第1、第2の入力光に用いる。そして、被被測定対象1へのs偏光、p偏光それぞれの入力光の偏光状態は、被測定対象1の光学特性によって変化して出射する。なお、演算を容易とするため、被測定対象1からの出力光のうち、偏光面が直交する直線偏光(例えば、s偏光、p偏光)を参照光で干渉させて測定する。
つまり、入射s偏光に対する出射s偏光と出射p偏光が存在し、入射p偏光に対する出射s偏光と出射p偏光が存在する。なお、入射s偏光とは、被測定対象1に入力するs偏光のことであり、出射s偏光とは、被測定対象1から出力されるs偏光のことである。入射p偏光、出射p偏光も同様に、被測定対象1に入力、出力するp偏光のことである。
従って、上記の式(1)において、T11は、入射s偏光に対する出射s偏光の関係を表し、T21は、入射s偏光に対する出射p偏光の関係を表し、T12は、入射p偏光に対する出射s偏光の関係を表し、T22は、入射p偏光に対する出射p偏光の関係を表す。つまり、Txyのうち、xは出射側の偏光状態(x=1がs偏光、x=2がp偏光)を表し、yは入射側の偏光状態(y=1がs偏光、y=2がp偏光)を表している。
例えば、被測定対象1からの出力光は、被測定対象1への入力光(つまり、信号光)がs偏光であればT11とT21が合わさった光となり、入力光がp偏光であればT12とT22が合わさった光となる。
このように、偏光面の異なるs偏光、p偏光を入力光として測定する必要があるため、測定方法には、s偏光で波長掃引した後にp偏光で再度波長掃引して測定する場合と、s偏光とp偏光を同時に被測定対象1に入力し、1回の波長掃引で測定する場合がある。1回の波長掃引で測定する場合は、測定時間が短縮できると共に、1回目と2回目の波長掃引における再現性(例えば、波長再現性)から生じる誤差もなく、精度よく測定できる。
ただし、s偏光とp偏光を被測定対象1に同時に入力するので、s偏光と参照光との干渉信号と、p偏光と参照光との干渉信号とを分離する必要がある。分離には、s偏光の干渉信号とp偏光の干渉信号それぞれを異なる測定光路長差にすることで、時間領域で分離する方法や(例えば、特許文献2参照)、s偏光の干渉信号とp偏光の干渉信号それぞれを異なる周波数で強度変調し、強度変調する変調周波数の違いから分離する方法(例えば、特許文献3参照)がある。
しかしながら、s偏光に基づく干渉信号とp偏光に基づく干渉信号とを時間領域で分離することは非常に困難であり、変調周波数の違いから分離する場合、強度変調器自身の波長依存性により測定波長範囲が限定されると共に、非常に高価という問題があった。
図7は、従来の光学特性測定装置の構成を示した図である(例えば、特許文献1参照)。図7において、波長可変光源2は、所定の波長掃引速度で波長掃引しつつ、レーザ光を出力する。ハーフミラー(以下HMと略す)3は、波長可変光源2からのレーザ光を2分岐する。偏光ビームスプリッタ(以下PBSと略す)4は、レーザ光を偏光面が直交する光(p偏光、s偏光)に2分岐する。ここで、光路OP1によって、p偏光が伝送され、光路OP2によってs偏光が伝送されるものとする。
PBS5は、PBS4で分岐され異なる光路OP1、OP2によって伝送されてきた光を合波し、被測定対象1に出力する。ここで、被測定対象1に入力される光は信号光である。遅延ファイバ6は、PBS4、5間の、光路OP2上に設けられ、一方の分岐光を遅延される。
従って、入射s偏光が、遅延ファイバ6を通過するので、入射p偏光の周波数をf1(t)とすれば、入射s偏光の周波数はf2(t)(f2(t)≠f1(t))となる。ここで、f1(t)、f2(t)のそれぞれは、以下、f1、f2で示す。
HM7は、被測定対象1からの出力光と、HM3で分岐され光路OP3によって伝送された他方の光とを合波する。ここで、光路OP3によって伝送されてきた光は参照光である。PBS8は、HM7が合波した光を、偏光面が直交する光に2分岐する。
受光部9は、PBS8が分岐した一方の光(例えば、p偏光)を受光する。受光部10は、PBS8が分岐した他方の光(例えば、s偏光)を受光する。受光部11は、PBS5が合波した光を受光する。なお、PBS5が、被測定対象1に出射したのとは異なる面からの光を受光する。
従って、受光部9には、参照光(周波数f1’)、出射p偏光(周波数f1、f2)の3種類の光が干渉している。なお、参照光が信号光と異なる周波数f1’になるのはは、HM3で分岐されて光路OP1、PBS5、被測定対象1、HM7までの光路と、光路OP3の光路との光路長差で生ずるものであり、この光路長差は、遅延ファイバ6を含む光路OP1と光路OP2との光路長差に比較して十分に小さい。従って、周波数差の関係は|f1−f2|>>|f1’−f1|である。
もちろん、HM3で分岐されて光路OP1、PBS5、被測定対象1、HM7までの光路と、光路OP3の光路との光路長差=0ならば、周波数f1=f1’である。
このような装置の動作を説明する。
波長可変光源2が、所定の掃引速度で波長掃引(周波数掃引)する。そして、HM3が、波長可変光源からのレーザ光を2分岐する。なお、PBS4にて、レーザ光が2分岐されるように、波長可変光源2とHM3間の図示しない偏波コントローラが、偏光を適度に調整する。
そして、PBS4がレーザ光を分岐し、光路OP1,OP2を経てPBS5によって合波される。合波された光は、一方が、被測定対象1に出力し、他方が、受光部11で受光される。
HM7が、被測定対象1からの出力光(信号光)を、光路OP3他方の光(参照光)と合波する。そして、PBS8が、合波した干渉光を偏光面の直交する直線偏光に2分岐する。さらに、PBS8で分岐された一方の光は、受光部9で受光され、他方の光は受光部10で受光される。
そして、後段の図示しないフィルタでフィルタリングし、図示しない演算手段で被測定対象1のジョーンズ行列を演算する。フィルタリングするのは、例えば、受光部9には、周波数f1、f2の出射p偏光と、周波数f1’の参照光による干渉信号が存在する。
従って、受光部9からの出力信号でジョーンズ行列の各要素を求めるには、周波数f1の出射p偏光と周波数f1’の参照光の干渉信号を抽出し、さらに、周波数f2の出射p偏光と周波数f1’の参照光の干渉信号とを抽出する必要がある。従って、直流成分付近を通過させるローパスフィルタ(Low-Pass Filter)、周波数差|f1−f2|近傍を通過するバンドパスフィルタ(Band-Pass Filter)によって、所定の干渉信号を得て、後段の図示しない演算手段に出力する。そして、演算手段が、ジョーンズ行列を求める。なお、受光部11の出力によって、波長可変光源2の波長掃引の非直線性を補正する。
特開2002−243585号公報 米国特許第6376830号 特開2004−20567号公報
図7に示す装置では、入射p偏光、入射s偏光の周波数差(|f1−f2|)は、光路OP1、OP2の光路長差と波長掃引速度(周波数掃引速度)とによって定まり、干渉信号の高周波成分の周波数も定まる。
従って、受光部から出力される信号を、フィルタリングすることにより、高周波成分(数十〜数百[MHz])の干渉信号と、直流〜低周波成分(高周波成分に対して十分に低く、例えば、DC〜200[kHz]程度)の干渉信号とを分離している。
しかしながら、波長可変光源2は、直線性をもって全波長範囲を波長掃引することが、現状では非常に困難である。そのため、波長掃引の非直線性に起因して、光路OP1、OP2を通過したp偏光、s偏光の波長差(周波数差|f1−f2|)が一定せず、干渉信号の高周波成分の周波数が変動し、精度よく光学特性を求めることが困難であるという問題があった。
また、高周波成分の信号を扱うため、低周波成分の信号を扱う場合と比較して、高周波成分のみを通過させるバンドパスフィルタ、フィルタ後段の電気回路等の回路設計が困難、回路構成が複雑になるという問題があった。
そこで本発明の目的は、第1、第2の入力光の周波数差が変動しても、精度よく測定することができる光学特性測定装置を実現することにある。
請求項1記載の発明は、
被測定対象の光学特性を測定する光学特性測定装置において、
周波数が異なり、偏光状態が互いに直交する第1、第2の入力光それぞれを波長掃引して出力する光源部と、
この光源部からの第1、第2の入力光それぞれを分岐し、一方の分岐光を前記被測定対象に入力させ、前記被測定対象からの出力光を他方の分岐光で干渉させ、複数の干渉光を出力する干渉部と、
この干渉部から出力される干渉光ごとに設けられ、干渉光を受光して、干渉光の光パワーに応じた信号を出力する受光部と、
この受光部から出力される信号をフィルタリングするローパスフィルタと
を設け、
前記干渉部は、
前記第1の入力光と前記被側対象からの出力光のうち第1の偏光状態の出力光とを干渉した第1の干渉光と、
前記第2の入力光と前記被側対象からの出力光のうち第1の偏光状態の出力光とを干渉した第2の干渉光と、
前記第1の入力光と前記被側対象からの出力光のうち第2の偏光状態の出力光とを干渉した第3の干渉光と、
前記第2の入力光と前記被側対象からの出力光のうち第2の偏光状態の出力光とを干渉した第4の干渉光と
を出力し、前記第1、第2の偏光状態が互いに直交し、
前記ローパスフィルタは、前記光源部が出力する第1、第2の入力光の周波数差よりも低周波の信号を通過させることを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、
光源部は、直線偏光を出力することを特徴とするものである。
請求項記載の発明は、請求項1記載の発明において、
干渉部は、
前記光源部からの第1、第2の入力光を合波する合波部と、
偏光状態に依存せずに合波した光を分岐し、一方の分岐光を前記被測定対象に出力する入力光分岐部と、
前記被測定対象からの出力光を分岐する第1の偏光ビームスプリッタと、
この第1の偏光ビームスプリッタの一方の分岐光と前記入力光分岐部の他方の分岐光とを合波、分岐する第2の偏光ビームスプリッタと、
前記第1の偏光ビームスプリッタの他方の分岐光と前記入力光分岐部の他方の分岐光とを合波、分岐する第3の偏光ビームスプリッタと、
前記第2、第3の偏光ビームスプリッタの分岐光ごとに設けられ、合波された光を干渉させる偏光子と
を有することを特徴とするものである。
請求項記載の発明は、請求項1記載の発明において、
干渉部は、
偏光状態に依存せずに第1の入射光を分岐する第1の入力光分岐部と、
偏光状態に依存せずに第2の入射光を分岐する第2の入力光分岐部と、
前記第1、第2の入力光分岐部からの一方の分岐光を合波し、前記被測定対象に出力する合波部と、
偏光状態に依存せずに前記被測定対象からの出力光を分岐する出力光分岐部と、
この出力光分岐部の一方の分岐光と前記第1の入力光分岐部の他方の分岐光とを合波、分岐する第1の偏光ビームスプリッタと、
前記出力光分岐部の他方の分岐光と前記第2の入力光分岐部の他方の分岐光とを合波、分岐する第2の偏光ビームスプリッタと、
前記第1、第2の偏光ビームスプリッタの分岐光ごとに設けられ、合波された光を干渉させる偏光子と
を有することを特徴とするものである。
請求項記載の発明は、請求項1記載の発明において、
干渉部は、
偏光状態に依存せずに第1の入射光を分岐する第1の入力光分岐部と、
偏光状態に依存せずに第2の入射光を分岐する第2の入力光分岐部と、
前記第1、第2の入力光分岐部からの一方の分岐光を合波し、前記被測定対象に出力する合波部と、
偏光状態に依存せずに前記被測定対象からの出力光を分岐する出力光分岐部と、
この出力光分岐部の一方の分岐光と前記第1の入力光分岐部の他方の分岐光とを合波して干渉させる第1の出力光合波部と、
この第1の出力光合波部の干渉光を分岐する第1の偏光ビームスプリッタと、
前記出力光分岐部の他方の分岐光と前記第2の入力光分岐部の他方の分岐光とを合波して干渉させる第2の出力光分岐部と、
この第2の出力光合波部の干渉光を分岐する第2の偏光ビームスプリッタと
を有することを特徴とするものである。
請求項記載の発明は、請求項6記載の発明において、
第1、第2の出力光合波部が共通であることを特徴とするものである。
請求項記載の発明は、請求項5〜7記載の発明において、
第1、第2の入力光分岐部が共通であることを特徴とするものである。
請求項記載の発明は、請求項5〜8のいずれかに記載の発明において、
第1、第2の偏光ビームスプリッタが共通であることを特徴とするものである。
請求項記載の発明は、請求項6記載の発明において、
第1、第2の偏光ビームスプリッタの分岐光ごとに設けられ、所定の偏光面の干渉光のみを通過させる偏光子を設けたことを特徴とするものである。
請求項10記載の発明は、請求項1記載の発明において、
干渉部は、空間光型の干渉計であることを特徴とするものである。
本発明によれば、以下のような効果がある。
請求項1〜10によれば、干渉部が、第1の入力光と被測定対象の出力光(第1、第2の入力光に対する出力光)のうち第1の偏光状態の光との干渉光、第2の入力光と被測定対象の出力光のうち第1の偏光状態の光との干渉光、第1の入力光と被測定対象の出力光のうち第2の偏光状態(第1の偏光状態に対して直交)の光との干渉光、第2の入力光と被測定対象の出力光(第1、第2の入力光に対する出力光)のうち第2の偏光状態の光との干渉光を出力する。そして、これらの干渉光に基づく信号を、ローパスフィルタがフィルタリングする。これにより、ローパスフィルタを通過した低周波成分の干渉信号は、光源部の周波数掃引の非直線性で生ずる第1、第2の入力光の周波数差の影響をうけない。従って、第1、第2の入力光の周波数差が変動しても、精度よく測定することができる。また、低周波成分の信号のみを扱うので、ローパスフィルタ、フィルタ後段の電気回路等の回路設計が容易であり、回路構成が簡単になる
請求項によれば、第1、第2の出力光合波部を共通にするので、部品点数が少なくなり、小型化、アライメントの容易化、コスト低減になる。
請求項によれば、第1、第2の入力光分岐部を共通にするので、部品点数が少なくなり、小型化、アライメントの容易化、コスト低減になる。
請求項によれば、第1、第2の偏光ビームスプリッタを共通にするので、部品点数が少なくなり、小型化、アライメントの容易化、コスト低減になる。
請求項によれば、偏光子が、所定の偏光面の光のみを通過させ、受光部に出力するので、干渉信号のノイズを低減することができる。
請求項10によれば、干渉部を、空間光型の干渉計にすることにより、光学系が小型化でき、振動にも強くなる。
以下図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の実施の形態を示した構成図である。ここで、図6、図7と同一のものには同一符号を付し、説明を省略する。図1において、光源部13は、周波数(光周波数)が互いに異なり、かつ偏光状態が互いに直交する入射p偏光(第1の入力光)、入射s偏光(第2の入力光)それぞれを波長掃引(周波数掃引)して出力する。ここで、入射p偏光の周波数をf1とし、入射s偏光の周波数をf2(f1≠f2)とする。
干渉部14は、光源部13からの入射s偏光、入射p偏光それぞれを分岐し、一方の分岐光を信号光として被測定対象1に入力する。この入射p偏光、入射s偏光に対する被測定対象1からの出力光(信号光)を他方の分岐光(参照光)で干渉させ、複数の干渉光を出力する。なお、干渉部14が出力する干渉光は、下記の(a)〜(d)である。
(a)参照光の入射p偏光と、信号光の出射p偏光。
(b)参照光の入射s偏光と、信号光の出射p偏光。
(c)参照光の入射p偏光と、信号光の出射s偏光。
(d)参照光の入射s偏光と、信号光の出射s偏光。
また、干渉部14における信号光と参照光とは、当然、異なる光路によって伝送された後に合波される。ここで、信号光と合波される直前における参照光の周波数をf1’、f2’とすると、光源部13が出力する第1、第2の入力光の周波数差(|f1−f2|)は、信号光と参照光との光路長差により生ずる周波数差(|f2−f2’|、|f1−f1’|)に比べ、十分に大きくなるように設定される。
例えば、周波数差(|f2−f2’|、|f1−f1’|)は、0〜200[kHz]程度であり、光源部13による周波数差(|f1−f2|)は、数十〜数百[MHz]程度である。もちろん、信号光と参照光の光路長が同一であっても構わない。
受光部15〜18は、干渉部14から出力される干渉光ごとに設けられ、干渉光を受光して、干渉光の光パワーに応じた信号を出力する。
ローパスフィルタ19〜22は、受光部15〜18ごとに設けられ、各受光部15〜18から出力される信号をフィルタリングし、入射s偏光と入射p偏光の周波数差(|f1−f2|)よりも、低周波成分の信号のみを通過させる。
このような装置の動作を説明する。
光源部13が、所定の波長範囲において、入射s偏光、入射p偏光を波長掃引し、干渉部14に出力する。
干渉部14が、入射s偏光、入射p偏光を分岐し、一方を信号光として被測定対象1に出力する。そして、被測定対象1からの出力光が干渉部14に戻ってくる。すなわち、入射s偏光に対する出射s偏光と出射p偏光が戻り、入射p偏光に対する出射s偏光と出射p偏光が戻ってくる。そして、干渉部14が、被測定対象1からの出射s偏光、出射p偏光を、参照光の入射s偏光、入射p偏光で合波し干渉する。
さらに、干渉部14が、出射s偏光(周波数f1、f2)と入射s偏光(f2’)の干渉光を受光部15に出力し、出射s偏光(周波数f1、f2)と入射p偏光(f1’)の干渉光を受光部16に出力し、出射p偏光(周波数f1、f2)と入射s偏光(f2’)の干渉光を受光部17に出力し、出射p偏光(周波数f1、f2)と入射p偏光(f1’)の干渉光を受光部18に出力する。
そして、各受光15〜18が、干渉光の光パワーに応じた信号をローパスフィルタ19〜22に出力する。さらに、ローパスフィルタ19〜22が、受光部15〜18から出力される干渉信号のうち、低周波成分(例えば、DC〜200[kHz]程度)の信号を通過し、後段の図示しない演算手段に出力する。
具体的には、受光部15では、出射s偏光(周波数f1、f2)、すなわち、ジョーンズ行列のT11、T12の作用を受けた信号光と、参照光とが入力される。従って、受光部15からの干渉信号を、ローパスフィルタ19がフィルタリングすることにより、このフィルタリング後の干渉信号(周波数f2’の入射s偏光と、周波数f2の出射s偏光)は、ジョーンズ行列のT11のみの作用をうけた干渉信号だけを抽出している。
同様に、ローパスフィルタ20〜22それぞれによるフィルタリング後の干渉信号は、ジョーンズ行列のT12、T21、T22のみの作用をうけた干渉信号だけを抽出している。
そして、後段の図示しない演算手段が、ローパスフィルタ19〜22からの出力信号である干渉信号の振幅と位相から、ジョーンズ行列の各要素を求め、このジョーンズ行列から被測定対象1の光学特性を求める。
このように、干渉部14が、入射p偏光と出射s偏光の干渉光、入射p偏光と出射p偏光の干渉光、入射s偏光と出射s偏光の干渉光、入射s偏光と出射p偏光の干渉光を出力し、干渉信号をローパスフィルタ19〜22でフィルタリングする。これにより、ローパスフィルタ19〜22を通過した低周波成分の干渉信号は、光源部13の周波数掃引の非直線性から生ずる入射s偏光と入射p偏光の周波数差の影響を受けない。従って、入射p偏光と入射s偏光の周波数差が変動しても、精度よく測定することができる。また、低周波成分の信号のみを扱うので、ローパスフィルタ19〜22、フィルタ後段の電気回路等の回路設計が容易であり、回路構成が簡単になる
次に、図2は、図1に示す装置における干渉部14を詳細に示した構成図である。ここで、図1と同一のものには同一符号を付し、説明を省略する。図2において、干渉部14は、合波部14a、分岐部14b、PBS14c〜14e、波長板14f、14g、偏光子14h〜14kを有する。
なお、分岐部14bは、偏光状態に依存せずに光を分岐するものであり、例えば、HM、無偏光ビームスプリッタ、光ファイバカプラ等である。また、波長板14f、14gは、例えば、1/2波長板等である。
合波部14aは、例えば、無偏光ビームスプリッタ、HM、光ファイバカプラ等であり、光源部13からの入射s偏光、入射p偏光を合波する。
入力光分岐部14bは、合波部14aが合波した光を分岐し、第1の分岐光を信号光として被測定対象に入力する。なお、第2、第3の分岐光は、参照光になる。
第1のPBS14cは、被測定対象1からの出力光を出射s偏光、出射p偏光とに分岐する。波長板14fは、PBS14cとPBS14dとの間に設けられ、出射s偏光の偏光面を45°傾ける。波長板14gは、PBS14cとPBS14eとの間に設けられ、出射p偏光の偏光面を45°傾ける。
第2のPBS14dは、分岐部14cからの第2の分岐光(参照光)と、波長板14fからの出射s偏光とを合波し、直交する偏光面の光に2分岐し、受光部15、16に出力する。
第3のPBS14eは、分岐部14cからの第3の分岐光(参照光)と、波長板14gからの出射p偏光とを合波し、直交する偏光面の光に2分岐し、受光部17、18に出力する。
偏光子14h〜14kのそれぞれは、PBS14d、14eの分岐光ごとに設けられ、すなわち、PBS14dと受光部15間、PBS14dと受光部16間、PBS14eと受光部17間、PBS14eと受光部18間に設けられる。
このような装置の動作を説明する。
合波部14aが、光源部13からの入射s偏光(周波数f2)、入射p偏光(周波数f1)を合波する。そして、分岐部14bが信号光と参照光とに分岐し、信号光を被測定対象1に出力する。ここで、被側対象1から出射s偏光(周波数f1、f2)、出射p偏光(周波数f1、f2)が出力されるが、出射s偏光は、T11、T12の作用を受け、出射p偏光は、T21、T22の作用を受けている。
そして、PBS14cが、出射s偏光、出射p偏光とに分岐する。分岐された出射s偏光は、波長板14fによって偏光面が45°傾けられた後、PBS14dで参照光(入射p偏光(周波数f1’)、入射s偏光(周波数f2’))と合波されると共に、偏光面が直交する光に分岐される。
これにより、PBS14dから出力される分岐光は、一方の分岐光が入射s偏光(周波数f2’)と出射s偏光(周波数f1、f2)とを合波した光であり、他方の分岐光が入射p偏光(周波数f1’)と出射s偏光(周波数f1、f2)を合波した光となる。
そして、PBS14dで合波され分岐された光は、偏光面が直交しているので、偏光子14h、14iによって偏光面を傾けて干渉させ、受光部15、16で受光される。
同様に、PBS14cによって分岐された出射p偏光は、波長板14gによって偏光面が45°傾けられた後、PBS14eで参照光(入射p偏光(周波数f1’)、入射s偏光(周波数f2’))と合波後、偏光面が直交する光に分岐される。
これにより、PBS14eから出力される分岐光は、一方の分岐光が入射s偏光(周波数f2’)と出射p偏光(周波数f1、f2)とを合波した光であり、他方の分岐光が入射p偏光(周波数f1’)と出射p偏光(周波数f1、f2)とを合波した光となる。
そして、PBS14eで合波され分岐された光は、偏光面が直交しているので、偏光子14j、14kによって偏光面を傾けて干渉させ、受光部17、18で受光される。
さらに、受光部15〜18からの出力信号をローパスフィルタ19〜22それぞれがフィルタリングし、フィルタリング後の信号のそれぞれが、ジョーンズ行列のT11、T12、T21、T22のみの作用をうけた干渉信号になる。なお、上記以外の動作は、図1に示す装置と同様なので説明を省略する。
次に、図3は、図1に示す装置における干渉部のその他の実施例を詳細に示した構成図である。ここで、図1と同一のものには同一符号を付し、説明を省略する。図3において、干渉部14の代わりに干渉部23が設けられ、干渉部23は、干渉部14と同様の干渉光を出力し、分岐部23a〜23c、合波部23d、PBS23e、23f、波長板23g、23h、偏光子23i〜23lを有する。
なお、分岐部23a〜23cは、偏光状態に依存せずに光を分岐するものであり、例えば、HM、無偏光ビームスプリッタ、光ファイバカプラ等である。また、波長板23g、23hは、例えば、1/2波長板等である。
第1の入力光分岐部23aは、光源部13からの入射p偏光(周波数f1)を2分岐し、一方を信号光として合波部23dに出力し、他方を参照光として波長板23gに出力する。
第2の入力光分岐部23bは、光源部13からの入射s偏光(周波数f2)を2分岐し、一方を信号光として合波部23dに出力し、他方を参照光として波長板23hに出力する。
合波部23dは、例えば、PBS、無偏光ビームスプリッタ、HM、光ファイバカプラ等であり、分岐部23a、23bからの信号光を合波し、被測定対象1に出力する。
出力光分岐部23cは、被側対象1からの出力光(信号光)を2分岐し、一方をPBS23eに出力し、他方をPBS23fに出力する。
波長板23gは、分岐部23aとPBS23eとの間に設けられ、参照光の入射p偏光の偏光面を45°傾ける。波長板23hは、分岐部23bとPBS23fとの間に設けられ、参照光の出射s偏光の偏光面を45°傾ける。
第1のPBS23eは、分岐部23cからの一方の分岐光(信号光)と、波長板23gからの参照光の入射p偏光とを合波すると共に、直交する偏光面の光に2分岐し、受光部16、18に出力する。
第2のPBS23fは、分岐部23cからの他方の分岐光(信号光)と、波長板23hからの参照光の入射s偏光とを合波すると共に、直交する偏光面の光に2分岐し、受光部15、17に出力する。
偏光子23i〜23lのそれぞれは、PBS23e、23fの分岐光ごとに設けられ、すなわち、PBS23fと受光部15間、PBS23eと受光部16間、PBS23fと受光部17間、PBS23eと受光部18間に設けられる。
このような装置の動作を説明する。
分岐部23aが、光源部13からの入射p偏光(周波数f1)を2分岐し、一方を信号光として合波部23dに出力し、他方を参照光として波長板23gに出力する。また、分岐部23bが、光源部13からの入射s偏光(周波数f2)を2分岐し、一方を信号光として合波部23dに出力し、他方を参照光として波長板23hに出力する。さらに、波長板23g、23hのそれぞれが、参照光の偏光面を45°傾ける。
そして、合波部23dが、分岐部23a、23bからの信号光を合波し、被測定対象1に出力する。なお、合波部23dにPBSを用いて合波すると、偏光状態に依存せずに光を合波・分岐する光学素子(例えば、HM、無偏光ビームスプリッタ、光ファイバカプラ等)に比較して、効率よく合波できる。
そして、分岐部23cが、被測定対象1から出力される出射s偏光(周波数f1、f2)、出射p偏光(周波数f1、f2)を2分岐し、一方をPBS23eに出力し、他方をPBS23fに出力する。もちろん、出射s偏光は、T11、T12の作用を受け、出射p偏光は、T21、T22の作用を受けている。
さらに、PBS23eが、波長板23gからの参照光(入射p偏光(周波数f1’))と、信号光(出射s偏光(周波数f1、f2)、出射p偏光(周波数f1、f2))とを合波後、偏光面が直交する光に分岐し、一方を、偏光子23jに出力し、他方を、偏光子23lに出力する。
これにより、PBS23eから出力される分岐光は、一方の分岐光が入射p偏光(周波数f1’)と出射s偏光(周波数f1、f2)を合波した光であり、他方の分岐光が入射p偏光(周波数f1’)と出射p偏光(周波数f1、f2)を合波した光となる。
そして、PBS23eで合波され分岐された光は、偏光面が直交しているので、偏光子23j、23lによって偏光面を傾けて干渉させ、受光部16、18で受光される。
同様に、PBS23fが、波長板23hからの参照光(入射s偏光(周波数f2’))と、信号光(出射s偏光(周波数f1、f2)、出射p偏光(周波数f1、f2))とを合波後、偏光面が直交する光に分岐し、一方を、偏光子23iに出力し、他方を、偏光子23kに出力する。
これにより、PBS23fから出力される分岐光は、一方の分岐光が入射s偏光(周波数f2’)と出射s偏光(周波数f1、f2)を合波した光であり、他方の分岐光が入射s偏光(周波数f2’)と出射p偏光(周波数f1、f2)を合波した光となる。
そして、PBS23fで合波され分岐された光は、偏光面が直交しているので、偏光子23i、23kによって偏光面を傾けて干渉させ、受光部15、17で受光される。
受光部15〜18からの出力信号をローパスフィルタ19〜22それぞれがフィルタリングし、フィルタリング後の信号のそれぞれが、ジョーンズ行列のT11、T12、T21、T22のみの作用をうけた干渉信号になる。なお、上記以外の動作は、図1に示す装置と同様なので説明を省略する。
次に、図4は、図1に示す装置における干渉部のその他の実施例を詳細に示した構成図である。ここで、図1と同一のものには同一符号を付し、説明を省略する。図4において、干渉部14の代わりに干渉部24が設けられ、干渉部24は、干渉部14と同様の干渉光を出力し、分岐部24a〜24c、合波部24d〜24f、波長板24g、24h、PBS24i、24jを有する。
なお、分岐部24a〜24cは、偏光状態に依存せずに光を分岐するものであり、例えば、HM、無偏光ビームスプリッタ、光ファイバカプラ等である。合波部24e、24fは、偏光状態に依存せずに光を合波するものであり、例えば、HM、無偏光ビームスプリッタ、光ファイバカプラ等である。波長板23g、24hは、例えば、1/2波長板である。
第1の入力光分岐部24aは、光源部13からの入射p偏光(周波数f1)を2分岐し、一方を信号光として合波部24dに出力し、他方を参照光として波長板24gに出力する。
第2の入力光分岐部24bは、光源部13からの入射s偏光(周波数f2)を2分岐し、一方を信号光として合波部24dに出力し、他方を参照光として波長板24hに出力する。
合波部24dは、例えば、PBS、無偏光ビームスプリッタ、HM、光ファイバカプラ等であり、分岐部24a、24bからの信号光を合波し、被測定対象1に出力する。分岐部24cは、被側対象1からの出力光(信号光)を2分岐し、一方を合波部24eに出力し、他方を合波部24fに出力する。
波長板24gは、分岐部24aと合波部24eとの間に設けられ、参照光の入射p偏光の偏光面を45°傾ける。波長板24hは、分岐部24bと合波部24hとの間に設けられ、参照光の出射s偏光の偏光面を45°傾ける。
第1の出力光合波部24eは、分岐部24cからの一方の分岐光(信号光)と、波長板24gからの参照光の入射p偏光とを合波し干渉させる。
第2の出力光合波部24fは、分岐部24cからの他方の分岐光(信号光)と、波長板24hからの参照光の入射s偏光とを合波し干渉させる。
第1のPBS24iは、合波部24eからの合波光を、偏光面が直交する光に2分岐し、受光部16、18に出力する。第2のPBS24jは、合波部24fからの合波光を、偏光面が直交する光に2分岐し、受光部15、17に出力する。
このような装置の動作を説明する。
分岐部24aが、光源部13からの入射p偏光(周波数f1)を2分岐し、一方を信号光として合波部24dに出力し、他方を参照光として波長板24gに出力する。また、分岐部24bが、光源部13からの入射s偏光(周波数f2)を2分岐し、一方を信号光として合波部24dに出力し、他方を参照光として波長板24hに出力する。さらに、波長板24g、24hのそれぞれが、参照光の偏光面を45°傾ける。
そして、合波部24dが、分岐部24a、24bからの信号光を合波し、被測定対象1に出力する。なお、合波部24dにPBSを用いて合波すると、偏光状態に依存せずに光を合波・分岐する光学素子(例えば、HM、無偏光ビームスプリッタ、光ファイバカプラ等)に比較して、効率よく合波できる。
そして、分岐部24cが、被測定対象1から出力される出射s偏光(周波数f1、f2)、出射p偏光(周波数f1、f2)を2分岐し、一方を合波部24eに出力し、他方を合波部24fに出力する。もちろん、出射s偏光は、T11、T12の作用を受け、出射p偏光は、T21、T22の作用を受けている。
さらに、合波部24eが、波長板24gからの参照光(入射p偏光(周波数f1’))と、信号光(出射s偏光(周波数f1、f2)、出射p偏光(周波数f1、f2))とを合波し干渉させる。そして、PBS24iが、合波部24eによって合波された干渉光を、偏光面が直交する光に分岐し、一方を、受光部16に出力し、他方を受光部18に出力する。
これにより、PBS24iから出力される分岐光は、一方の分岐光が入射p偏光(周波数f1’)と出射s偏光(周波数f1、f2)とを合波した干渉光であり、他方の分岐光が入射p偏光(周波数f1’)と出射p偏光(周波数f1、f2)を合波した干渉光となる。
そして、PBS24iで分岐されたそれぞれの分岐光が、受光部16、18で受光される。
同様に、合波部24fが、波長板24hからの参照光(入射s偏光(周波数f2’))と、信号光(出射s偏光(周波数f1、f2)、出射p偏光(周波数f1、f2))とを合波し干渉させる。そして、PBS24jが、合波部24fによって合波された干渉光を、偏光面が直交する光に分岐し、一方を、受光部15に出力し、他方を受光部17に出力する。
これにより、PBS24jから出力される分岐光は、一方の分岐光が入射s偏光(周波数f2’)と出射s偏光(周波数f1、f2)とを合波した干渉光であり、他方の分岐光が入射s偏光(周波数f2’)と出射p偏光(周波数f1、f2)を合波した干渉光となる。
そして、PBS24jで分岐されたそれぞれの分岐光が、受光部15、17で受光される。
さらに、受光部15〜18からの出力信号をローパスフィルタ19〜22それぞれがフィルタリングし、フィルタリング後の信号のそれぞれが、ジョーンズ行列のT11、T12、T21、T22のみの作用をうけた干渉信号になる。なお、上記以外の動作は、図1に示す装置と同様なので説明を省略する。
次に、図5は、図1に示す装置における干渉部のその他の実施例を具体的に示した構成図である。ここで、図1、図4と同一のものには同一符号を付し、説明を省略する。図5において、HM24kは、分岐部24a、24bを一体化し共通にしたものであり、HM24lは、合波部24e、24fを一体化し共通にしたものであり、PBS24mは、PBS24i、24jを一体化し共通にしたものである。
光源部13は、波長可変光源13a、光ファイバ13b、13c、レンズ(コリメータ手段)13d、13e、偏波コントローラ13fを有する。波長可変光源13aは、周波数が異なる光それぞれを波長掃引して出力する。光ファイバ13bは、光源部13aからの周波数f1の光を伝送する。光ファイバ13cは、光源部13aからの周波数f2の光を伝送する。また、光ファイバ13b、13cは、出射される光の光軸が平行となるように設置される。
レンズ13d、13eのそれぞれは、光ファイバ13b、13cから出射される光を平行光にする。偏波コントローラ13fは、例えば、1/4波長板、1/2波長板を直列に配置したものが、両光路上に設けられ、レンズ13dからの光を入射p偏光(第1の入力光)に変換し、レンズ13eからの光を入射s偏光(第2の入力光)に変換し、干渉部24に出力する。
ミラー24nは、HM24kからの入射s偏光を、PBS24dに反射する。
レンズ(集光手段)24oは、PBS24dで合波された光を、光ファイバ24pに入射する。光ファイバ24pは、干渉部24からの入射p偏光、入射s偏光を、被測定対象1に伝送する。
光ファイバ24qは、被測定対象1からの出射p偏光、出射s偏光を伝送する。レンズ(コリメータ手段)24rは、光ファイバ24qからの出射p偏光、出射s偏光を平行光にし、HM24cに出力する。ミラー24sは、HM24cからの一方の分岐光をHM24lに反射する。
偏光子24t〜24wのそれぞれは、PBS24mと受光部16間、PBS24mと受光部17間、PBS24mと受光部18間、PBS24mと受光部19間に設けられ、所定の偏光面のみの光を通過させる。
このような装置の動作を説明する。
波長可変光源13aからの周波数f1、f2の光それぞれが、ファイバ13b、13c、レンズ13d、13eによって、偏波コントローラ13fに伝送される。そして、偏波コントローラ13fが、周波数f1、f2の光それぞれの偏光状態を変換し、入射p偏光、入射s偏光として干渉部24のHM24kに出力する。
そして、HM24kが、入射s偏光、入射p偏光を信号光と参照光とに分岐する。分岐された入射s偏光(信号光)は、ミラー24nで反射され、PBS24dで入射p偏光(信号光)と合波され、レンズ24o、光ファイバ24pを経て、被測定対象1に入力される。
さらに、被測定対象1からの出射p偏光、出射s偏光は、光ファイバ24q、レンズ24rを経て、HM24cに入力する。
そして、HM24cが、出射p偏光、出射s偏光を2分岐し、一方の分岐光がミラー24sで反射されHM24lに入射し、他方の分岐光がHM24lに入射する。
これによって、HM24lが、波長板24gからの参照光(入射p偏光(周波数f1’))と、信号光(出射s偏光(周波数f1、f2)、出射p偏光(周波数f1、f2))とを合波すると共に、波長板24hからの参照光(入射s偏光(周波数f2’))と、信号光(出射s偏光(周波数f1、f2)、出射p偏光(周波数f1、f2))とを合波する。
そして、PBS24mが、合波部24lによって合波された干渉光を、偏光面が直交する光に分岐し、偏光子24t〜24wを介して、受光部15〜18に出力する。ここで、偏光子24t〜24wは、図2、図3に示す偏光子とは異なり、所定の偏光面のみの光を通過させるものである。例えば、偏光子24t、24uは、偏波コントローラ13fからの入射s偏光と同じ偏光面の光を通過せ、偏光し24v、24wは、偏波コントローラ13fからの入射p偏光と同じ偏光面の光を通過させる。すなわち、PBS24mが、入力された光を偏光面が直交する光に完全に分岐することが困難なためで、分岐しきれなかった光を除去する。
そして、受光部15〜18が干渉信号を受光し、後段の図示しないローパスフィルタ19〜22に出力する。さらに、受光部15〜18からの出力信号をローパスフィルタ19〜22それぞれがフィルタリングする。これにより、フィルタリング後の信号のそれぞれが、ジョーンズ行列のT11、T12、T21、T22のみの作用をうけた干渉信号になる。なお、上記以外の動作は、図1に示す装置と同様なので説明を省略する。
このように、偏光子24t〜24wが、所定の偏光面の光のみを通過させ、受光部に15〜18に出力するので、干渉信号のノイズを低減することができる。
また、分岐部24a、24bを共通にし、合波部24e、24fを共通にし、PBS24i、24jを共通にするので、部品点数が少なくなり、小型化、アライメントの容易化、コスト低減になる。
さらに、干渉部24を、空間光型の干渉計にすることにより、光学系が小型化でき、振動にも強くなる。
なお、本発明はこれに限定されるものではなく、以下に示すようなものでもよい。
図1〜図5に示す装置において、光源部13が、直線偏光で偏光面が直交するp偏光、s偏光を、第1、第2の入力光として出力する構成を示したが、第1、第2の入力光の偏光状態が互いに直交するもの(例えば、円偏光、楕円偏光)であればよい。
図1〜図5に示す装置において、参照光と干渉させるための出力光(出射p偏光、出射s偏光)を、互いに直線偏光に分岐する構成を示したが、周波数f1、f2を含む出力光を、第1の偏光状態の光と、第2の偏光状態の光とに分岐し、それぞれを参照光と干渉させてもよい。なお、第1、第2の偏光状態は、互いに直交する。
図2〜図5に示す装置において、波長板14f、14g、23g、23h、24g、24hを設ける構成を示したが、後段のPBSに入力する光の偏光面が、PBSの光学軸に対して傾いている場合等設けなくともよい。
図2〜図5に示す装置において、干渉部14、23、24は、マッハ・ツェンダー型の干渉計を用いる構成を示したが、どのような2光束干渉計を用いてもよい。
図3に示す装置において、図5に示す装置と同様に、分岐部23a、23bを共通にし、PBS23e。23fを共通にしてもよい。
図5に示す装置において、偏波コントローラ13fを、HM24kとレンズ13d、13eの間に設ける構成を示したが、例えば、光ファイバ13b、13cの途中に設け、光ファイバ13b、13cから出射される光が既に入射p偏光、入射s偏光になっていてもよい。
図5に示す装置において、偏光子24t〜24wを設ける構成を示したが、偏光子24t〜24wを設けなくてもよい。
本発明の実施の形態を示した装置全体の構成図である。 本発明の第1の実施例を示した構成図である。 本発明の第2の実施例を示した構成図である。 本発明の第3の実施例を示した構成図である。 本発明の第4の実施例を示した構成図である。 被測定対象の入出力特性を示した図である。 従来の光学特性測定装置の構成を示した図である。
符号の説明
1 被測定対象
13 光源部
14、23、24 干渉部
15〜18 受光部
19〜21 ローパスフィルタ
14a、23d、24d〜23f 合波部
14b、23a〜23c、24a〜24c 分岐部
14c〜14e、23e、23h、24i、24j、24m PBS
14h〜14k、23i〜23l、24t〜24w 偏光子
24k、24l HM

Claims (10)

  1. 被測定対象の光学特性を測定する光学特性測定装置において、
    周波数が異なり、偏光状態が互いに直交する第1、第2の入力光それぞれを波長掃引して出力する光源部と、
    この光源部からの第1、第2の入力光それぞれを分岐し、一方の分岐光を前記被測定対象に入力させ、前記被測定対象からの出力光を他方の分岐光で干渉させ、複数の干渉光を出力する干渉部と、
    この干渉部から出力される干渉光ごとに設けられ、干渉光を受光して、干渉光の光パワーに応じた信号を出力する受光部と、
    この受光部から出力される信号をフィルタリングするローパスフィルタと
    を設け、
    前記干渉部は、
    前記第1の入力光と前記被側対象からの出力光のうち第1の偏光状態の出力光とを干渉した第1の干渉光と、
    前記第2の入力光と前記被側対象からの出力光のうち第1の偏光状態の出力光とを干渉した第2の干渉光と、
    前記第1の入力光と前記被側対象からの出力光のうち第2の偏光状態の出力光とを干渉した第3の干渉光と、
    前記第2の入力光と前記被側対象からの出力光のうち第2の偏光状態の出力光とを干渉した第4の干渉光と
    を出力し、前記第1、第2の偏光状態が互いに直交し、
    前記ローパスフィルタは、前記光源部が出力する第1、第2の入力光の周波数差よりも低周波の信号を通過させることを特徴とする光学特性測定装置。
  2. 光源部は、直線偏光を出力することを特徴とする請求項1記載の光学特性測定装置。
  3. 干渉部は、
    前記光源部からの第1、第2の入力光を合波する合波部と、
    偏光状態に依存せずに合波した光を分岐し、一方の分岐光を前記被測定対象に出力するする入力光分岐部と、
    前記被測定対象からの出力光を分岐する第1の偏光ビームスプリッタと、
    この第1の偏光ビームスプリッタの一方の分岐光と前記入力光分岐部の他方の分岐光とを合波、分岐する第2の偏光ビームスプリッタと、
    前記第1の偏光ビームスプリッタの他方の分岐光と前記入力光分岐部の他方の分岐光とを合波、分岐する第3の偏光ビームスプリッタと、
    前記第2、第3の偏光ビームスプリッタの分岐光ごとに設けられ、合波された光を干渉させる偏光子と
    を有することを特徴とする請求項1記載の光学特性測定装置。
  4. 干渉部は、
    偏光状態に依存せずに第1の入射光を分岐する第1の入力光分岐部と、
    偏光状態に依存せずに第2の入射光を分岐する第2の入力光分岐部と、
    前記第1、第2の入力光分岐部からの一方の分岐光を合波し、前記被測定対象に出力する合波部と、
    偏光状態に依存せずに前記被測定対象からの出力光を分岐する出力光分岐部と、
    この出力光分岐部の一方の分岐光と前記第1の入力光分岐部の他方の分岐光とを合波、分岐する第1の偏光ビームスプリッタと、
    前記出力光分岐部の他方の分岐光と前記第2の入力光分岐部の他方の分岐光とを合波、分岐する第2の偏光ビームスプリッタと、
    前記第1、第2の偏光ビームスプリッタの分岐光ごとに設けられ、合波された光を干渉させる偏光子と
    を有することを特徴とする請求項1記載の光学特性測定装置。
  5. 干渉部は、
    偏光状態に依存せずに第1の入射光を分岐する第1の入力光分岐部と、
    偏光状態に依存せずに第2の入射光を分岐する第2の入力光分岐部と、
    前記第1、第2の入力光分岐部からの一方の分岐光を合波し、前記被測定対象に出力する合波部と、
    偏光状態に依存せずに前記被測定対象からの出力光を分岐する出力光分岐部と、
    この出力光分岐部の一方の分岐光と前記第1の入力光分岐部の他方の分岐光とを合波して干渉させる第1の出力光合波部と、
    この第1の出力光合波部の干渉光を分岐する第1の偏光ビームスプリッタと、
    前記出力光分岐部の他方の分岐光と前記第2の入力光分岐部の他方の分岐光とを合波して干渉させる第2の出力光分岐部と、
    この第2の出力光合波部の干渉光を分岐する第2の偏光ビームスプリッタと
    を有することを特徴とする請求項1記載の光学特性測定装置。
  6. 第1、第2の出力光合波部が共通であることを特徴とする請求項5記載の光学特性測定装置。
  7. 第1、第2の入力光分岐部が共通であることを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の光学特性測定装置。
  8. 第1、第2の偏光ビームスプリッタが共通であることを特徴とする請求項4〜7のいずれかに記載の光学特性測定装置。
  9. 第1、第2の偏光ビームスプリッタの分岐光ごとに設けられ、所定の偏光面の干渉光のみを通過させる偏光子を設けたことを特徴とする請求項5記載の光学特性測定装置。
  10. 干渉部は、空間光型の干渉計であることを特徴とする請求項1記載の光学特性測定装置。
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