JP4724696B2 - 異なる種類のネットワークにわたる呼ルーティングおよび呼出しのためのシステムおよび方法 - Google Patents

Description

本発明は、ネットワークアーキテクチャおよび無線ネットワークアーキテクチャに関する。より詳細には、本発明は、通信サービスのために複数のネットワークシステムを使用することに関する。

現在の無線技術は、単一の無線アクセスネットワークのドメイン内でユーザが着呼（incoming call）のために呼び出され、呼（call）がユーザの無線送受信装置（ＷＴＲＵ）にルーティングされることを可能にする。しかし、異なるアクセス技術（例えば、２Ｇ／３Ｇ無線ネットワーク、ＣＤＭＡ２０００ネットワーク、ＷＬＡＮ／Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）ネットワーク）間の呼出し（paging）および呼ルーティングのサポートは、現在の機構では提供されていない。

「アプリケーションレベル」の呼出しおよび呼ルーティングが異種のアクセスネットワークにわたって可能となり、ＷＴＲＵがこれらのネットワーク間でローミングでき、現在接続されているアクセスネットワークを介して呼をシームレスに受信できるようにする機構が求められている。

本発明によれば、ネットワークサービスを提供するためのアーキテクチャは、少なくとも複数の外部音声および／またはデータ通信ネットワークのサブセットを介してＷＴＲＵに接続するアプリケーションサーバ自律型アクセス（ＡＳＡＡ：Application Server Autonomous Access）サーバを含む。ＡＳＡＡサーバは、複数のネットワークからの受信メッセージに応答し、特定のＷＴＲＵからの呼出し要求、およびネットワークのうちの１つから受信される呼出し要求への応答は、ネットワークのうちの１つを介してＷＴＲＵの接続についての表示を提供する。通信は、呼出し要求への受信された応答に応答して、ネットワークのうちの１つを含むネットワークルーティングを介してネットワークとＷＴＲＵとの間で確立される。

本発明のさらなる態様によれば、無線通信サービスは、ＷＴＲＵに無線リンクを提供することができる１つまたは複数の無線アクセスネットワークを識別することによって少なくとも１つのＷＴＲＵに提供される。サーバは、複数の無線アクセスネットワークと通信することができ、１つまたは複数の無線アクセスネットワークとの無線リンクを確立する能力（ability）という意味において、ＷＴＲＵの状況を決定する。サーバは、ＷＴＲＵが無線リンクを確立する能力を有する無線アクセスネットワークとサーバ通信リンクを確立し、その通信リンクを使用してＷＴＲＵとの通信を確立する。サーバ通信リンクは、アクセスネットワークのうちの１つを介して、ＷＴＲＵとさらなる宛先（destination）との間の通信を確立するために使用される。

本発明では、「無線送受信装置（ＷＴＲＵ）」という用語には、それだけに限らないが、ユーザ機器、移動局、固定式または移動式加入者装置、ページャ、あるいは無線環境において動作することができる他の種類の装置が含まれる。「基地局」という用語には、それだけに限らないが、ノードＢ，サイトコントローラ、アクセスポイント、または無線環境における他の種類のインターフェース装置が含まれる。「アクセスポイント」（ＡＰ）は、装置がＬＡＮとの無線接続を確立するための無線アクセスを提供し、無線ＬＡＮ（ＷＬＡＮ）の一部を確立する局または装置である。ＡＰがＷＬＡＮ上の固定された装置である場合、ＡＰは、データを送受信する局である。ＡＰは、ＷＬＡＮ自体がネットワークへの接続を有するならば、ＷＴＲＵのネットワークへの接続を可能にする。

本発明によれば、コマンド、実行およびユーザインターフェース、ならびに呼出しおよび呼ルーティングは、異種のアクセスネットワークにわたって可能であり、ユーザの無線送受信装置（ＷＴＲＵ）がこれらのネットワーク間でローミングし、現在接続されているアクセスネットワークを介して呼をシームレスに受信することが可能となる。これらのサービスは、特定のエアインターフェースに依存しないという点で、「アプリケーションレベル」機能と見なされる。システムアーキテクチャは、異なる種類の無線および有線のアクセスネットワークにわたる呼出しおよび呼ルーティングを可能にする。そのシステムアーキテクチャは、アプリケーションサーバ自律型アクセス（ＡＳＡＡ）プロトコルに適応可能なものと定義され、そのプロトコルによって、異なる種類のネットワークにわたる呼出しおよび呼ルーティングが可能となる。本発明によれば、サービスは、「ＡＳＡＡサーバ」と呼ばれるサーバから生じる。個々のネットワークは、たとえば住居、企業、ホットスポットおよび類似のドメインなどの異なるドメイン内の無線アクセスを提供する。ユーザは、アクセスサービスのために異なる無線アクセスネットワークに加入することができるが、「ＡＳＡＡオペレータ」による統合されたサービスの提供にも加入することができる。あるいは、アクセスオペレータにアクセス料金を支払う加入者が、ＡＳＡＡオペレータとの１つの契約を有することが可能である。アクセスネットワーク内の処理は、様々なネットワークが現在アクセスを処理するやり方で達成される。

ＡＳＡＡは、ユーザが異なるアクセスネットワーク間をローミングしている間、一貫したシームレスなサービスをユーザに提供するためのサービスフレームワークを提供する。そのアーキテクチャは、ユーザがこれらの異なるアクセスネットワーク間をローミングしている間、ユーザが着呼に接触可能であることを可能にする。それは、ユーザがアクセスネットワーク間をローミングする間、一貫した１組のサービスをユーザが受信することをも可能にする。ＡＳＡＡサーバは、このサービス統合を提供する。

ＷＴＲＵは、これらのネットワーク間をローミングする間、現在接続されているアクセスネットワークを介してシームレスに呼を受信することができる。このアーキテクチャおよびシステム概念では、サーバは、ＷＴＲＵが異なるアクセスネットワーク間を移動する間、外部音声／データネットワークへの固定の相互接続点を提供する。外部音声／データネットワークの例は、公衆交換電話網（ＰＳＴＮ：public switched telephone network）および公衆データネットワーク（ＰＤＮ：public data network）である。ＡＳＡＡアーキテクチャは、アプリケーションレベルの通信サービスがサーバに無線接続サービスとは独立に、および異なる接続ネットワークにわたって提供されることを可能にし、異なる接続ネットワーク間のアプリケーションサービス転送をさらに可能にする。ＡＳＡＡアーキテクチャはさらに、同じ通信セッションにおいて異なるＷＴＲＵでサービスが連続したやり方で提供されることを可能にする。

ＡＳＡＡアーキテクチャは、ネットワークアーキテクチャの統合を提供し、異なる技術ネットワークは、無線送受信装置（ＷＴＲＵ）と相互運用可能である。様々なネットワークの例には、以下が含まれる。

−ＵＭＴＳ（Universal Mobile Telecommunication System）の実装である、３ＧＰＰ（third generation partnership program）の広帯域符号分割多重アクセス（Ｗ−ＣＤＭＡ：wideband code division multiple access）通信システム、
−他の広域公衆地上移動網（ＰＬＭＮ：public land mobile network）システム、
−ＷＬＡＮシステム、ＩＥＥＥ「８０２」システムおよびＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）システムを介して実装されるネットワークなどの私設（private）ネットワーク、
−同様にＷＬＡＮシステム、ＩＥＥＥ「８０２」システムおよびＢｌｕｅｔｏｏｔｈシステムを介して実装される私設の小規模事業者（ＳＯＨＯ：small office/home office）ネットワーク、および
−地上電話網ベースのシステム。

本発明によれば、ＡＳＡＡサーバは、加入ユーザのために、位置（location）、サービスおよびルーティング情報を統合する。ＡＳＡＡサーバは、ポリシープロファイルに基づいて、呼をルーティングし、ユーザの適切なサービス側ネットワークにサービスをプッシュする。ポリシープロファイルは、位置、技術ネットワーク能力、行動要因、料金基準、および呼ルーティングに関係する他の基準を含む。ＡＳＡＡサーバは、セッション開始プロトコル（ＳＩＰ：session initiation protocol）などの、技術収束（technology convergence）をサポートするインターネットプロトコル（ＩＰ：Internet protocol）ベースの技術の使用を可能にする。これらの標準プロトコルの使用によって、ＩＰおよびＴＣＰ／ＩＰなどの標準のプロトコルに基づいてＡＳＡＡアーキテクチャおよびサービスを実装する能力がもたらされる。

ＡＳＡＡアプリケーションを備えた、本発明に従って構成されたＷＴＲＵは、ＡＳＡＡアプリケーションサーバへのアクセスを試みる。これによって、登録動作が生じる。ＷＴＲＵとＡＳＡＡサーバとの間の位置情報を定期的に送信することによって、ＡＳＡＡサーバに接続データが提供される。ＡＳＡＡプロトコルは、複数の技術ネットワークにわたるＡＳＡＡユーザについての位置、サービスおよびルーティング情報の統合を提供する。これは、共通のＩＰベース手法を使用して、異なる技術ネットワーク間でシームレスなモビリティを可能にする。

ＡＳＡＡサーバは、使用可能なネットワークサービスの識別表示（identification）をＷＴＲＵに提供する。ＷＴＲＵへの呼がＡＳＡＡサーバ内に入るとき、ＡＳＡＡサーバは、ＷＴＲＵ用に構成された、あり得るすべての基礎アクセスネットワークを介してＷＴＲＵへの呼出しを発行する。呼出し機構は、ＩＰベースであり、アプリケーション層で機能する。ＷＴＲＵは、ＷＴＲＵの現在の接続されているアクセスネットワークを介して呼出し要求を受信し、接続されたアクセスネットワークを介して呼出し応答をＡＳＡＡサーバへ発行する。呼出し応答によってＡＳＡＡサーバに、ＷＴＲＵの現在の接続されているアクセスネットワークの識別表示が知らされる。ＡＳＡＡサーバは、そのアクセスネットワークを介して、待ち行列に入れられた着呼をルーティングする。これは、ＷＴＲＵがアクセスネットワーク間を移動する間、ユーザに連続したサービス体験を提供することを可能にする。ＡＳＡＡサーバは、ＷＴＲＵがどのアクセスネットワークに接続されているかに関係なく、一様な１組の補足サービスをＷＴＲＵに提供することができる。呼出し機構は、エンドツーエンドのアプリケーションレベルであり、好ましくはＩＰベースである。

これは、特定のネットワークが少なくともサービスの通信をサポートするならば、シームレスなモビリティ、シームレスな転送機能、および異なるネットワークに転送可能なサービスを提供できることを可能にする。これは、ユーザのプロファイルが複数のネットワークにわたって適用されることを可能にし、ユーザが単一のプロファイルに従ってサービスを選択することを可能にする。したがって、特定のサービスが無料であり、または定額で提供される場合、ユーザは、定められた条件によるサービスだけを受け付けることを予め決定することができる。同様に、ＡＳＡＡサーバの使用によって、請求処理などのサービスの統合が可能となる。

図１は、本発明によるＡＳＡＡサーバ１２、ネットワークサービスエンティティおよびＷＴＲＵ１３の間の例示的な関係を示すネットワーク環境１１の概略図である。図面には、ネットワーク環境１１およびＡＳＡＡサーバ１２に加えて、公衆交換電話網または公衆データネットワーク（ＰＳＴＮ／ＰＤＮ）１４、および公衆地上移動網（ＰＬＭＮ）１５が示されている。

ＰＬＭＮ１５は、ＷＬＡＮサービスを提供する空港内にある娯楽店舗２１、空港ラウンジ２２、オフィスネットワーク２３、喫茶店２４、およびホームネットワーク２５として示された複数のＬＡＮ２１〜２５を含む。ＰＬＭＮ１５は、この実施例では３Ｇ装置２７とＳＩＰ装置２８とを含む広域モバイルサービス２６をも含む。広域モバイルサービス２６は、ＷＬＡＮ、ＢＴおよびＵＭＴＳを介して通信を提供する。ＬＡＮ２１〜２５および広域モバイルサービス２６は、アクセスネットワークを形成する。ＬＡＮ２１〜２５を介した一般的な通信は、ＩＰプロトコル、ＳＩＰプロトコルまたは他のパケット交換プロトコルによるものである。一般にこうした通信は、共通のチャネルを使用し、要求に応じて帯域幅が割り当てられる。

複数のＡＳＡＡアプリケーションサーバ４１〜４３は、ＷＬＡＮ２３、ホームネットワーク２５および広域モバイルサービス２６を含めて、様々な位置で提供される。これらは、その個々のアクセスネットワーク２３、２５および２６を介してアプリケーションサービスを提供するが、他のアクセスネットワークを介してもアクセス可能である。

ＷＴＲＵ１３が示されているが、ＷＴＲＵ１３はアクセスネットワーク２１〜２６のうちの様々なアクセスネットワークと通信することができる。ＡＳＡＡサーバ１２は、ＷＴＲＵ１３が通信リンクを確立しているネットワーク２１〜２６のうちの個々のネットワークに直接にまたは間接に接続することによってＷＴＲＵ１３との通信リンクを確立することができる。サービスは、このアーキテクチャではＡＳＡＡサーバから生じる。アクセスネットワークはユーザにアクセスを提供し、ユーザとＡＳＡＡサーバとの間の呼および他の対話（interaction）は、ユーザが接続されているアクセスネットワークを介してルーティングされる。これによって、ＡＳＡＡサーバ１２は、アクセスネットワーク２１〜２６のうちの様々なアクセスネットワークを介してユーザにサービスを提供するために、サービスプラットフォームとして機能することができる。

ＷＴＲＵ１３は、ＷＬＡＮ２３を介して提供される様々なサービスを介して通信することができるが、一旦接続されるとＡＳＡＡサーバ１２は、ＡＳＡＡサーバ１２を介して直接にサービスを提供するか、または様々なアクセスネットワーク２１〜２６間で、ＷＴＲＵ１３に接続されたアクセスネットワークにサービスがルーティングされることを要求するように管理機能を提供することができる。このサービスは、このアーキテクチャではＡＳＡＡサーバ１２によって提供される。アクセスネットワークはＷＴＲＵ１３へのアクセスを提供し、ＷＴＲＵ１３とＡＳＡＡサーバ１２との間の呼および他の対話は、ＷＴＲＵ１３が接続されているアクセスネットワーク２１〜２６を介してルーティングされる。

ＡＳＡＡサーバ１２は、サーバ機能モジュール６１、６２をも含む。サーバ機能モジュール６１、６２は、ＡＳＡＡサーバ１２を動作させるための管理機能を提供し、ＷＴＲＵ１３の位置およびアクセスネットワーク２１〜２６への接続の可用性（availability）についてのデータベースを維持する。サーバ機能モジュール６１、６２は、アクセスネットワーク２１〜２６への接続を介してＷＴＲＵによって実行されることが可能なアプリケーション機能も提供する。

ＡＳＡＡサーバ１２は、呼の受信／送信の試みのため、ＰＳＴＮ／ＰＤＮ１４へのアンカー型（anchored）インターフェースを提供し、ＷＴＲＵの位置に基づいて、ＷＴＲＵのサービス側アクセスネットワークに着呼をルーティングする。着呼のルーティングの際に、ＡＳＡＡサーバ１２は、ＷＴＲＵ１３用に構成されたあり得るすべての基礎サービス側アクセスネットワークを呼び出す。ＷＴＲＵ１３は、現在接続されているサービス側ネットワークを介してルーティングされる呼出し応答で応答する。ＡＳＡＡサーバ１２は、ＷＴＲＵ１３が現在接続されているサービス側アクセスネットワークを介して着呼を送る。

ＷＴＲＵ１３は、サービス側アクセスネットワークの識別表示を用いてＡＳＡＡサーバ１２を、呼をその宛先にルーティングするように適切に構成することによって、指定されたサービス側アクセスネットワークを介して着呼を「強制ルーティング（force-route）」することもできる。アクセスネットワークを指定することによって、ＷＴＲＵ１３は、どのサービスが使用されているか制御することができる。

このアーキテクチャは、従来のセル呼出し（cellular paging）および呼ルーティング機構を、幅広いアクセスネットワークにわたって機能するように拡大する。一実施形態では、ＷＴＲＵ１３の位置を示すことを助けるために、様々なアクセスネットワークにわたって動作するＩＰベースのアプリケーションレベル呼出し機構が使用される。

一実施形態は、ＰＳＴＮ／ＰＤＮ１４の呼受信を可能にするために、ＡＳＡＡサーバ１２を介して統合型インターフェースを提供することを含む。ＡＳＡＡサーバ１２は、ＰＳＴＮ／ＰＤＮ１４の呼受信が単一のアンカーポイント（anchor point）を介して行われることを可能にする。その効果は、ユーザの観点からすると、無線リンクサービスが、アクセスネットワーク２１〜２６のうちの個々の１つである特定の無線リンクによって提供されることである。ユーザのインターフェースであるサービス管理は、ローカルネットワーク２１〜２６のうちの１つまたはＡＳＡＡサーバ１２である場合がある。したがって、破線６９で示されるように、このシステムは、ユーザのサービスのためのネットワーク管理、およびユーザのためのサービス管理を、個々のアクセスネットワーク２１〜２６からＡＳＡＡサーバ１２へと「上方」に（upward）シフトする。ＡＳＡＡサーバ１２は、ユーザの観点からは仮想サーバとなる。ネットワークサービスは、無線リンクについては個々のアクセスネットワーク２１〜２６によって提供され、無線リンク以外のユーザに提供されるサービスについてはＡＳＡＡサーバ１２によって提供される。ＡＳＡＡサーバ１２のオペレータが、個々のアクセスネットワーク２１〜２６によって提供される無線サービスを取得できる場合、ユーザは、ＡＳＡＡサーバ１２のオペレータへのサービス加入の手配を行うことができる。

このアーキテクチャは、複数のアクセスネットワークにわたるＷＴＲＵ１３のモビリティをサポートし、ＷＴＲＵ１３の位置をシームレスに示すのに役立つ。ＡＳＡＡサーバ１２の使用により、所定のアクセスネットワークを介したユーザ構成による呼ルーティングが可能となる。これは、複数のアクセスネットワークにわたって一様な１組の補足サービスおよび特徴をも提供し、ネットワーク変更にかかわらず連続したユーザ体験がもたらされる。このアーキテクチャは、複数の基礎アクセスネットワークにわたってＷＴＲＵ１３にプッシュサービスを提供する一様な機構のための構成を提供することもできる。

様々なアクセスネットワーク１２〜２６へのサービスルーティングに関する管理機能を提供するＡＳＡＡサーバ１２の役割によって、ＡＳＡＡサーバ１２はユーザプロファイルのための共通の位置を維持することができる。ユーザは、どのサービスを使用すべきか、およびどの物理的状況においてかを決定することができる。パラメータの例には、呼処理、種類によるサービスの選択、コストおよびコスト構造によるサービスの選択、ネットワーク所有権によるサービスの選択、サービスへの接続の可用性についての通知、ユーザによって決定された最低限のサービス品質（ＱＯＳ：quality of service）、特定の機能に必要なサービスの帯域幅が含まれる。呼処理プロファイル選択機能には、音声メール、呼の選択的許可および「チャレンジ」応答が含まれることが可能である。同様に、ＡＳＡＡサーバ１２は、音声メールおよび他のデータ管理サービスを提供することもできる。

図２は、ＷＴＲＵ８１、ＡＳＡＡサーバ８３およびアクセスネットワーク９１〜９５の間の関係を示す図である。ＷＴＲＵは、ＲＦリンクを確立するための回路８７と、データを処理するための回路８８とを含むが、これらの機能の一部は回路機能に統合される。ＷＴＲＵ８１は、ＡＳＡＡサーバ８３との通信リンクを確立するが、一般にサービス接続は、ＷＴＲＵ８１と、サービスネットワーク９１〜９５のうちの１つとの間のものである。サービスは、ＡＳＡＡサーバ８３、またはＷＴＲＵ８１と無線通信しているサービスネットワークを介して通信されることが可能である。あるいは、サービスは、ＡＳＡＡサーバ８３を通過せずに、あるサービスネットワークから、ＷＴＲＵ８１と無線リンクを確立するサービスネットワークに通信されることが可能である。ＡＳＡＡサーバによって監視される通信の場合、ＡＳＡＡサーバ８３を通過しない、またはＡＳＡＡサーバ８３から生じていない通信が、ＡＳＡＡサーバ８３によって依然として監視されることが可能である。処理回路８８がデータをそのソースに関係なく処理するので、特定のサービスネットワーク９１〜９５への実際の接続は、ユーザに気付かれないことが可能である。

図３は、本発明の一実施形態の機能を示すフロー図１００である。ＷＴＲＵとのＡＳＡＡ関連付けが、アクセスネットワークに接続し（ステップ１１１）、かつＡＳＡＡサーバに通信を提供する（ステップ１１２）ＷＴＲＵによって確立され、それによってサーバにＷＴＲＵの可用性について知らせる（ステップ１１３）。ＡＳＡＡサーバが可用性について知らせを受ける（ステップ１１３）必要はないが、これによって、ＡＳＡＡサーバがＷＴＲＵとの通信要求を受信する場合にＷＴＲＵの位置を示すことが容易になる。

ＷＴＲＵは、アクセスネットワークを介してＡＳＡＡサーバに要求を通信することによって（ステップ１２３）、サービス要求を開始する（ステップ１２１）。ＡＳＡＡサーバは、通信を確立するのに好ましいアクセスネットワークを決定することによって（ステップ１２６）応答する。好ましいアクセスネットワークは、好ましいサービスのデータベース入力（ステップ１２７）、サービスのコストおよび他の変数（ステップ１２８）、ならびにＷＴＲＵとの接続の可用性についてのアクセスネットワークからの応答（ステップ１２９）に基づくものである。ＡＳＡＡは、ＡＳＡＡサーバを介して提供されるサービス（ステップ１３１）、またはＡＳＡＡサーバを介して提供される通信（ステップ１３２）の形でサービスを提供する。あるいは、サービスのための接続は、アクセスネットワークを介して直接行われることが可能である（ステップ１３５）。

外部の通信要求に応答して、ＡＳＡＡサーバはＷＴＲＵへの呼出し要求を発行し（ステップ１４１）、この要求は１つまたは複数のアクセスネットワークを介して通信される（ステップ１４２）。ＡＳＡＡサーバがＷＴＲＵの位置を識別している場合（ステップ１４４）、この呼出し要求は、１つのアクセスネットワーク、またはアクセスネットワークの限られたサブセットを介して通信することに制限される場合がある。通信リンクは、ＷＴＲＵとアクセスネットワークとの間で確立され（ステップ１４６）、かつアクセスネットワークとＡＳＡＡサーバとの間（ステップ１４７）で確立される。

ＡＳＡＡサーバは、ＷＴＲＵの可用性について事前に（a priori）知らせを受けずに（ステップ１１３）、ＷＴＲＵと通信することが可能である。図４は、ＷＴＲＵとのＡＳＡＡ関連付けが事前に確立されることなしに通信が開始される、本発明の一実施形態の機能を示すフロー図２００である。ＷＴＲＵは、アクセスネットワークに接続し（ステップ２１１）、アクセスネットワークを介してＡＳＡＡサーバに通信要求を提供する（ステップ２２３）。ＡＳＡＡサーバは、通信要求においてＷＴＲＵによって確立されているＷＴＲＵとの初期接続を決定するために、その通信を使用する。

ＡＳＡＡサーバは、通信の確立に好ましいアクセスネットワークを決定することによって（ステップ２２６）応答する。好ましいアクセスネットワークは、好ましいサービスのデータベース入力、サービスのコストおよび他の変数、ならびにＷＴＲＵとの接続の可用性についてのアクセスネットワークからの応答に基づくものである。ＡＳＡＡは、ＡＳＡＡサーバを介して提供されるサービス（ステップ２３１）、またはＡＳＡＡサーバを介して提供される通信（ステップ２３２）の形でサービスを提供する。あるいは、サービスのための接続は、アクセスネットワークを介して直接行われることが可能である（ステップ２３５）。

外部の通信要求に応答して、ＡＳＡＡサーバはＷＴＲＵへの呼出し要求を発行し（ステップ２４１）、この要求は１つまたは複数のアクセスネットワークを介して通信される（ステップ２４２）。ＡＳＡＡサーバがＷＴＲＵの位置を識別している場合（ステップ２４４）、この呼出し要求は、１つのアクセスネットワーク、またはアクセスネットワークの限られたサブセットを介して通信することに制限される場合がある。通信リンクが、ＷＴＲＵとアクセスネットワークとの間で確立され（ステップ２４６）、かつアクセスネットワークとＡＳＡＡサーバとの間（ステップ２４７）で確立される。

本発明の特徴および要素について、特定の組合せの好ましい実施形態において述べたが、それぞれの特徴または要素は、（好ましい実施形態の他の特徴および要素なしに）単独で、あるいは本発明の他の特徴および要素との様々な組合せで、またはそれなしに使用されることが可能である。

本発明に係るＡＳＡＡサーバ、ネットワークサービスおよびＷＴＲＵの間の例示的な関係を示す概略図である。 ＷＴＲＵ、ＡＳＡＡサーバおよびアクセスネットワークの間の関係を示す図である。 本発明の一実施形態の機能を示すフロー図である。 ＷＴＲＵとのＡＳＡＡ関連付けを事前に確立せずに通信が開始される一実施形態の機能を示すフロー図である。

Claims (20)

1. 無線送受信装置（ＷＴＲＵ）にサービスを提供するサーバにおいて実行される方法であって、
   前記方法は、
   第１のメッセージを複数の無線アクセスネットワークを介して前記無線送受信装置（ＷＴＲＵ）に送信するステップと、
   第２のメッセージを前記複数の無線アクセスネットワークの１つの無線アクセスネットワークを介して前記無線送受信装置（ＷＴＲＵ）から受信するステップであって、該第２のメッセージは、前記第１のメッセージに応答するものであり、該第２のメッセージは、前記１つの無線アクセスネットワークの識別子を示す、ステップと、
   前記１つの無線アクセスネットワークを介して前記無線送受信装置（ＷＴＲＵ）にサービスをルーティングするステップと
   を含むことを特徴とする方法。
2. 前記第１のメッセージは、呼び出し要求メッセージであり、
   前記第２のメッセージは、呼び出し応答メッセージである、ことを特徴とする請求項１に記載の方法。
3. 前記第１のメッセージを送信するステップは、前記無線送受信装置（ＷＴＲＵ）への着呼に応えて行われ、
   前記サービスをルーティングするステップは、前記着呼をルーティングするステップを含む、ことを特徴とする請求項１に記載の方法。
4. 前記第１のメッセージを送信するステップは、前記無線送受信装置（ＷＴＲＵ）との通信の要求に応えて行われることを特徴とする請求項１に記載の方法。
5. 前記通信の要求は、公衆交換電話網（ＰＳＴＮ）または公衆データネットワーク（ＰＤＮ）から受信されることを特徴とする請求項４に記載の方法。
6. 前記第１のメッセージを送信するステップおよび前記第２のメッセージを受信するステップは、インターネットプロトコル（ＩＰ）を用いて行われることを特徴とする請求項１に記載の方法。
7. 無線送受信装置（ＷＴＲＵ）で使用する方法であって、
   前記方法は、
   前記無線送受信装置（ＷＴＲＵ）が、アクセスネットワークを介して第１のメッセージをサーバから受信するステップと、
   前記無線送受信装置（ＷＴＲＵ）が、前記アクセスネットワークを介して第２のメッセージを前記サーバに送信するステップと
   を含み、
   前記第２のメッセージは、前記第１のメッセージに応答するものであり、
   前記第２のメッセージは、前記アクセスネットワークの識別子を示す、ことを特徴とする方法。
8. 前記第１のメッセージは、呼び出し要求メッセージであり、
   前記第２のメッセージは、呼び出し応答メッセージである、ことを特徴とする請求項７に記載の方法。
9. 前記無線送受信装置（ＷＴＲＵ）が、前記第２のメッセージを送信するステップに応答して、前記アクセスネットワークを介してサービスを受信するステップをさらに含むことを特徴とする請求項７に記載の方法。
10. 前記サービスを受信するステップは、公衆交換電話網（ＰＳＴＮ）または公衆データネットワーク（ＰＤＮ）からデータを受信するステップをさらに含むことを特徴とする請求項９に記載の方法。
11. 前記無線送受信装置（ＷＴＲＵ）が、第２のアクセスネットワークを介して前記サーバに登録するステップをさらに含み、
    前記アクセスネットワークは、第１のアクセス技術に基づくものであり、
    前記第２のアクセスネットワークは、第２のアクセス技術に基づくものであり、
    前記第１のアクセス技術および前記第２のアクセス技術は、異なるものである、
    ことを特徴とする請求項７に記載の方法。
12. 前記第１のメッセージを受信するステップおよび前記第２のメッセージを送信するステップは、インターネットプロトコル（ＩＰ）を用いて行われることを特徴とする請求項７に記載の方法。
13. 前記サーバは、ＡＳＡＡ（Application Server Autonomous Access）サーバであることを特徴とする請求項７に記載の方法。
14. 無線送受信装置（ＷＴＲＵ）であって、
    前記無線送受信装置（ＷＴＲＵ）は、
    アクセスネットワークを介して第１のメッセージをサーバから受信するように構成された回路と、
    前記アクセスネットワークを介して第２のメッセージを前記サーバに送信するように構成された回路と
    を備え、
    前記第２のメッセージは、前記第１のメッセージに応答するものであり、
    前記第２のメッセージは、前記アクセスネットワークの識別子を示す、ことを特徴とする無線送受信装置（ＷＴＲＵ）。
15. 前記第１のメッセージは、呼び出し要求メッセージであり、
    前記第２のメッセージは、呼び出し応答メッセージである、ことを特徴とする請求項１４に記載の無線送受信装置（ＷＴＲＵ）。
16. 前記第２のメッセージを送信することに応答して、前記アクセスネットワークを介してサービスを受信するように構成された回路をさらに備えたことを特徴とする請求項１４に記載の無線送受信装置（ＷＴＲＵ）。
17. 前記サービスを受信するように構成された回路は、公衆交換電話網（ＰＳＴＮ）または公衆データネットワーク（ＰＤＮ）からデータを受信することによって前記サービスを受信するように構成される、ことを特徴とする請求項１６に記載の無線送受信装置（ＷＴＲＵ）。
18. 第２のアクセスネットワークを介して前記無線送受信装置（ＷＴＲＵ）を前記サーバに登録するように構成された回路をさらに備え、
    前記アクセスネットワークは、第１のアクセス技術に基づくものであり、
    前記第２のアクセスネットワークは、第２のアクセス技術に基づくものであり、
    前記第１のアクセス技術および前記第２のアクセス技術は、異なるものである、
    ことを特徴とする請求項１４に記載の無線送受信装置（ＷＴＲＵ）。
19. 前記第１のメッセージを受信するように構成された回路は、インターネットプロトコル（ＩＰ）を用いて前記第１のメッセージを受信するように構成され、
    前記第２のメッセージを送信するように構成された回路は、インターネットプロトコル（ＩＰ）を用いて前記第２のメッセージを送信するように構成された、ことを特徴とする請求項１４に記載の無線送受信装置（ＷＴＲＵ）。
20. 前記サーバは、ＡＳＡＡ（Application Server Autonomous Access）サーバであることを特徴とする請求項１４に記載の無線送受信装置（ＷＴＲＵ）。

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