JP4724501B2 - 超音波トランスデューサおよびその製造方法 - Google Patents

超音波トランスデューサおよびその製造方法 Download PDF

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    • B06B1/0292Electrostatic transducers, e.g. electret-type

Description

本発明は、超音波トランスデューサの製造技術に関し、特に、MEMS(Micro Electro Mechanical System)技術により製造した超音波トランスデューサの構造と、その製造方法に適用して有効な技術に関する。
例えば、超音波トランスデューサは、超音波を送信、受信することにより、人体内の腫瘍などの診断に用いられている。
これまでは、圧電体の振動を利用した超音波トランスデューサが用いられてきたが、近年のMEMS技術の進歩により、振動部をシリコン基板上に作製した容量検出型超音波トランスデューサ(CMUT:Capacitive Micromachined Ultrasonic Transducer)が実用化を目指して盛んに開発されている。
例えば、米国特許第6320239B1号明細書(特許文献1)には、単体のCMUTとアレイ状に配置したCMUTが開示されている。
また、米国特許第6571445B2号明細書(特許文献2)および米国特許第65626502号明細書(特許文献3)には、シリコン基板上に形成された信号処理回路の上層にCMUTを形成する技術が開示されている。
また、2004 IEEE ULTRASONICS SYMPOSIUM、p709−p710(非特許文献1)には、下部電極上に支柱を形成した構造のCMUTが開示されている。
米国特許第6320239B1号明細書 米国特許第6571445B2号明細書 米国特許第65626502号明細書 2004 IEEE ULTRASONICS SYMPOSIUM、p709−p710
ところで、CMUTは、圧電体を用いたトランスデューサと比較して、使用できる超音波の周波数帯域が広い、あるいは高感度であるなどの利点がある。また、LSI加工技術を用いて作製するので微細加工が可能である。特に、超音波素子をアレイ状に並べて、それぞれの素子を独立に制御を行う場合には、CMUTは必須となると考えられる。何故ならば、各素子への配線が必要になり、アレイ内の配線数は膨大な数になることが考えられるが、配線や、さらには超音波送受信部からの信号処理回路の1チップへの混載も、CMUTでは可能だからである。
図1を用いて、CMUTの基本的な構造および動作を説明する。下部電極101の上層に空洞層(空洞部)102が形成されており、メンブレン(絶縁膜)103が空洞層102を囲む構造をしている。メンブレン103の上層には上部電極104が配置されている。上部電極104と下部電極101の間に直流電圧と交流電圧を重畳すると、静電気力が上部電極104と下部電極101の間に働き、メンブレン103および上部電極104が印加した交流電圧の周波数で振動することで、超音波を発信する。
逆に、受信の場合は、メンブレン103の表面に到達した超音波の圧力により、メンブレン103および上部電極104が振動する。すると、上部電極104と下部電極101との間の距離が変化するため、容量の変化として超音波を検出できる。
上記動作原理からも明らかであるが、電極間の電圧印加に起因する静電力によるメンブレンの振動と、振動による電極間の容量変化を利用して超音波の発信および受信を行うので、電極間の電圧差の安定性が、安定した動作やデバイスの信頼性向上には重要な点となる。
上記動作原理では、上部電極104と下部電極101の間に直流電圧を印加することにより、両電極間に静電力が働き、メンブレンは変形し、変形したことによるバネ復元力と静電力が釣合う変形量でメンブレンは安定する。
通常は、電極間の静電力とメンブレンのバネ復元力が釣合う直流電圧で駆動を行うが、メンブレンの変形量が電極間隔の約3分の1となるようなカラプス電圧と呼ばれる電圧よりも大きな直流電圧を印加すると、電極間の静電力がメンブレンのバネ復元力よりも大きくなり、メンブレンが一定位置に安定することができず、メンブレンの下面が下部電極の上面に接触することになる。接触すると、メンブレンは上部電極と下部電極に挟まれる構造となり、両電極から電荷が注入され、膜中の固定電荷となる。再度、両電極間に直流電圧を印加しても、絶縁膜中の固定電荷に電極間の電界が遮られ、CMUTを最適に使用する電圧が変動することになる。したがって、前記特許文献1や特許文献2、特許文献3に開示されたCMUTでは、メンブレンが下部電極に接触することを防止するために、通常、カラプス電圧よりもかなり低い電圧で使用することとなる。
しかし、送受信の感度を向上するためには、CMUT使用中の両電極の間隔をできるだけ狭くする必要があり、したがって両電極間に印加する電圧をカラプス電圧にできるだけ近くすることが重要である。
前記非特許文献1では、CMUTの下部電極上に支柱を形成し、カラプス電圧以上の電圧を印加した場合でも、メンブレンが下部電極に接触しない構造が示されている。しかし、この構造を実現するためにはLSIの加工技術のみならず、Siウェハの貼り合わせ技術が必要であり、ウェハ貼り合わせ装置といった通常のLSIプロセスでは使用しない装置が必要であり、かつウェハを2枚使用することから高コストでもある。
そこで、本発明の目的は、ウェハ貼り合わせ技術を使用せずに、メンブレンの下面が下部電極へ接触した場合でも絶縁膜に電荷が注入されにくい構造と、その製造方法を提供することである。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明による超音波トランスデューサは、第1電極と、第1電極上に形成された空洞層と、空洞層に形成された絶縁膜の突起と、空洞層上に形成された第2電極とを備え、第1電極と第2電極とのうち、少なくとも一方の電極は絶縁膜の突起と上面から見て重ならない位置に配置されていることを特徴とするものである。
あるいは、本発明による超音波トランスデューサは、第1電極と、第1電極上に形成された空洞層と、空洞層を覆うように形成された絶縁膜と、絶縁膜上に形成された第2電極とを備え、空洞層には絶縁膜の突起を有することを特徴とするものである。
また、本発明による超音波トランスデューサの製造方法は、第1電極を形成する工程と、第1電極上に犠牲層を形成する工程と、犠牲層に窪みを形成する工程と、犠牲層を覆うように第1絶縁膜を形成するとともに、窪みに充填して第1絶縁膜の突起を形成する工程と、第1絶縁膜上に第2電極を形成する工程と、第2電極および第1絶縁膜を覆う第2絶縁膜を形成する工程と、第1絶縁膜および第2絶縁膜を貫通して犠牲層に達する開口部を形成する工程と、開口部を利用して犠牲層を除去することにより空洞層を形成する工程とを有することを特徴とするものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
本発明によれば、ウェハ貼り合わせ技術を使用せずに、メンブレンの下面が下部電極へ接触した場合でも絶縁膜に電荷が注入されにくい構造と、その製造方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
以下の実施の形態においては、便宜上、その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらは互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。
また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうではないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
なお、平面図であっても理解を容易にするため、ハッチングを付す場合がある。
下記の実施の形態の記載では、電極間の絶縁膜への電荷注入がない超音波トランスデューサを作製するという目的を、電極間の絶縁膜に突起を設けることと、突起と電極が上面から見て重ならない位置に配置することで実現している。
(実施の形態1)
図2は、本実施の形態1における超音波トランスデューサ(CMUT)を示した上面図である。図2では、1つのCMUTを示している。CMUTは、下部電極(第1電極)302と、下部電極302上に形成された空洞層304と、空洞層304に形成された絶縁膜の突起306と、空洞層304上に形成された上部電極(第2電極)307などを備えて構成される。310は空洞部を形成するためのウェットエッチング孔である。すなわち、ウェットエッチング孔310は、空洞部となる空洞層304に接続されている。311は下部電極302へ接続する開口部、312は上部電極307へ接続する開口部である。上部電極307と空洞層304の間に空洞層304および下部電極302を覆うように絶縁膜が形成されているが、空洞層304、下部電極302を示すために図示していない。前記絶縁膜に形成した突起306は、実際には上部電極307の下部にあるので、上面からは見ることはできないが、図2では、理解の助けのために示してある。
図3(a)は図2のA−A’線で切断した断面図を示しており、図3(b)は図2のB−B’線で切断した断面図を示している。図3(a)および図3(b)に示すように、半導体基板に形成された絶縁膜301上にCMUTの下部電極302が形成されている。下部電極302の上層には絶縁膜303を介して空洞層(空洞部)304が形成されている。空洞層304を囲むように絶縁膜(第1絶縁膜)305を形成し、絶縁膜305の上層に上部電極307が形成されている。空洞層304には絶縁膜305の下面から突起306が形成されている。上部電極307の上層には絶縁膜(第2絶縁膜)308と絶縁膜309が形成されている。また、絶縁膜305および絶縁膜308にはこれらの膜を貫通するウェットエッチング孔310が形成されている。このウェットエッチング孔310は、空洞層304を形成するために形成されたものであり、空洞層304の形成後、絶縁膜309によって埋め込まれている。311、312はそれぞれ下部電極302、上部電極307へ電圧を供給するための開口部である。
本実施の形態1の特徴は、図2および図3(a)、(b)に示すように、絶縁膜305の下面に空洞層304に突き出た突起306を設けた点にある。このような構造にすることにより、絶縁膜305の下面が下部電極302の上面を覆う絶縁膜303に接触する程の電圧を上部電極307と下部電極302に印加した場合でも突起306が支柱となり、絶縁膜305の下面全面が下部電極302を覆う絶縁膜303へ接触することを防止できる。つまり、突起306がない場合は、絶縁膜305の下面全面が下部電極302を覆う絶縁膜303へ接触し、接触部全領域にわたって絶縁膜305および303に電荷が注入されることになり、使用電圧の大きな変動の原因となる。しかし、本実施の形態1では、絶縁膜305の下面に突起306を設けているので、支柱の役割をし、絶縁膜305の下面全面が下部電極302を覆う絶縁膜303に接触することを防止でき、絶縁膜305および303への電荷注入量を軽減することができる。このため、CMUTの動作信頼性を向上させることができる。
次に、図面を用いて本実施の形態1に記載されたCMUTの製造方法を説明する。図4〜図13はCMUTの製造工程を示した断面図であり、図4〜図13中の(a)は、図2のA−A’線で切断した断面図を示しており、図4〜図13中の(b)は、図2のB−B’線で切断した断面図を示している。
まず、図4(a)、(b)に示すように、半導体基板上にシリコン酸化膜の絶縁膜301と窒化チタン膜とアルミニウム合金膜と窒化チタン膜の積層した下部電極302を形成する。そして、この下部電極302上にプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法によりシリコン酸化膜の絶縁膜303を約50nm堆積させる。
次に、シリコン酸化膜の絶縁膜303の上面に多結晶シリコン膜404をプラズマCVD法により約50nm堆積する。そして、フォトリソグラフィ技術とドライエッチング技術により、多結晶シリコン膜404に開口部405を形成する(図5(a)、(b))。
続いて、多結晶シリコン膜404および開口部405の上面に再度、多結晶シリコン膜をプラズマCVD法により約50nm堆積する。そして、フォトリソグラフィ技術とドライエッチング技術により、多結晶シリコン膜を残す。この残された部分が犠牲層407となり、その後の工程で空洞部となる。図5の開口部405は多結晶シリコン膜を堆積することにより犠牲層407に形成された窪み408となる(図6(a)、(b))。
続いて、犠牲層407、シリコン酸化膜の絶縁膜303および窪み408を覆うように、プラズマCVD法によりシリコン酸化膜の絶縁膜305を200nm堆積する。このとき窪み408はシリコン酸化膜の絶縁膜305により埋められ、突起306がシリコン酸化膜の絶縁膜305の下面に形成される(図7(a)、(b))。
次に、CMUTの上部電極307を形成するため、スパッタリング法により窒化チタン膜とアルミニウム合金膜と窒化チタン膜の積層膜をそれそれ50nm、300nm、50nm堆積する。そして、フォトリソグラフィ技術とドライエッチング技術により、上部電極307を形成する(図8(a)、(b))。
次に、プラズマCVD法により、シリコン窒化膜の絶縁膜308をシリコン酸化膜の絶縁膜305および上部電極307を覆うように300nm堆積する(図9(a)、(b))。
続いて、シリコン窒化膜の絶縁膜308およびシリコン酸化膜の絶縁膜305にフォトリソグラフィ技術とドライエッチング技術を使用して、犠牲層407に到達する開口部413を形成する(図10(a)、(b))。
その後、開口部413を介して、犠牲層407を水酸化カリウムでウェットエッチングすることにより、空洞層(空洞部)304を形成する(図11(a)、(b))。
次に、開口部413を埋め込むために、プラズマCVD法によりシリコン窒化膜の絶縁膜309を約800nm堆積する。(図12(a)、(b))。
その後、下部電極302、上部電極307へそれぞれ電圧を供給するための開口部311、312をドライエッチング技術により形成する(図13(a)、(b))。このようにして、図3(a)、(b)に対応する、本実施の形態1におけるCMUTを形成することができる。
以上説明したように、本実施の形態1のCMUTによれば、メンブレン(絶縁膜305)が下部電極302へ接触しても、絶縁膜305に設けた突起306により、接触面積が低減され、絶縁膜305、303への電荷注入が抑制でき、使用電圧の変動を小さくすることができる。これにより、カラプス電圧に近い電圧でCMUTを駆動でき、CMUTの感度を向上することができる。
さらに、ウェハ貼り合わせ等の特殊な技術を使用する必要がないことから、低コストなCMUTを製造できる。
なお、図2において、CMUTは六角形の形状をしているが、形状はこれに限らず、例えば、円形形状をしていてもよい。
突起の配置に関しても、7つの突起を空洞部に配置しているが、突起の配置はこれに限らず、カラプス電圧よりも大きな電圧が上部電極、下部電極間に印加された場合にメンブレンが下部電極に接触しないよう、突起が支柱の役割をすればよい。
また、本実施の形態1として示したCMUTを構成する材料は、その組み合わせの一つを示したものであり、上部電極、下部電極の材料として、タングステンやその他の導電性を持つ材料にしてもよい。犠牲層の材料も、犠牲層の周りを囲む材料とのウェットエッチング選択性が確保することができればよい。したがって、多結晶シリコン膜の他に、SOG膜(Spin−on−Glass)あるいは金属膜などであってもよい。
また、本実施の形態1として示した製造方法では、平坦化された面上ならばCMUTを製造できる。したがって、下部電極がSi基板であってもよく、また、LSIの配線部の一部を下部電極にしてもよい。
(実施の形態2)
本実施の形態2におけるCMUTは、電極間の空洞部にある絶縁膜の突起と電極(上部電極)が重ならないことを特徴とするものである。
図14は、本実施の形態2におけるCMUTを示した上面図である。1502は下部電極、1504は空洞層、1507は上部電極、1510は空洞部を形成するためのウェットエッチング孔である。すなわち、ウェットエッチング孔1510は、空洞部となる空洞層1504に接続されている。1511は下部電極1502へ接続する開口部、1512は上部電極1507へ接続する開口部である。上部電極1507と空洞層1504の間に空洞層1504および下部電極1502を覆うように絶縁膜が形成されているが、空洞層1504、下部電極1502を示すために図示していない。1506は前記絶縁膜に形成した突起であり、1513は上部電極1507に形成した開口部である。開口部1513は突起1506と重ならない配置としてある。1514は突起1506の外周面、1515は開口部1513の内周面である。
図15(a)は図14のA−A’線で切断した断面図を示しており、図15(b)は図14のB−B’線で切断した断面図を示している。図15(a)および図15(b)に示すように、半導体基板に形成された絶縁膜1501上にCMUTの下部電極1502が形成されている。下部電極1502の上層には絶縁膜1503を介して空洞層(空洞部)1504が形成されている。空洞層1504を囲むように絶縁膜1505を形成し、絶縁膜1505の上層に上部電極1507が形成されている。空洞層1504には絶縁膜1505の下面から突起1506が形成されている。突起1506の上層の上部電極1507には開口部1513が設けてある。上部電極1507の上層には絶縁膜1508と絶縁膜1509が形成されている。また、絶縁膜1505および絶縁膜1508にはこれらの膜を貫通するウェットエッチング孔1510が形成されている。このウェットエッチング孔1510は、空洞層1504を形成するために形成されたものであり、空洞層1504の形成後、絶縁膜1509によって埋め込まれている。1511、1512はそれぞれ下部電極1502、上部電極1507へ電圧を供給する開口部である。また、1514は突起1506の外周面、1515は開口部1513の内周面である。
本実施の形態2の特徴は、図14および図15(a)、(b)に示すように、絶縁膜1505の下面に空洞層1504に突き出た突起1506の上層の上部電極1507に開口部1513を設けた点にある。このような構造にすることにより、絶縁膜1505の下面が下部電極1502の上面を覆う絶縁膜1503に接触する程の電圧を上部電極1507と下部電極1502に印加した場合でも突起1506が支柱となり、絶縁膜1505の下面全面が下部電極1502を覆う絶縁膜1503へ接触することを防止できる。さらに、上部電極1507に開口部1513を設けることにより、突起1506が支柱となった場合でも、突起1506は上部電極1507に挟まれることはなく、突起1506の絶縁膜1505、1503への電荷の注入を大幅に軽減できる。このため、CMUTの動作信頼性を向上させることができる。
また、好ましくは、突起1506の外周面1514と上部電極1507に設けられた開口部1513の内周面1515の上面からみた距離を絶縁膜1505の膜厚以上とした方が良い。それにより、突起1506での上部電極1507と下部電極1502による電界が一層緩和され、突起1506への電荷の注入を一層軽減できる。
本実施の形態2におけるCMUTの製造方法は、主に突起1506の上層となる上部電極1507に開口部1513を形成する点が異なる以外は、前記実施の形態1とほぼ同様であるので、詳細な説明は省略する。上部電極1507の開口部1513は、フォトリソグラフィ技術とドライエッチング技術により形成することができる。
以上説明したように、本実施の形態2のCMUTによれば、前記実施の形態1と同様に、メンブレン(絶縁膜1505)が下部電極1502へ接触しても、絶縁膜1505に設けた突起1506により、接触面積が低減され、絶縁膜1505、1503への電荷注入が抑制でき、使用電圧の変動を小さくすることができる。さらに、前記突起1506と上部電極1507の位置が重ならない配置とすることで、上部電極1507、下部電極1502から絶縁膜1505、1503の突起1506への電荷の注入も防止できる。これにより、カラプス電圧に近い電圧でCMUTを駆動でき、CMUTの感度を向上することができる。
さらに、ウェハ貼り合わせ等の特殊な技術を使用する必要がないことから、低コストなCMUTを製造できる。
なお、図14において、CMUTは六角形の形状をしているが、形状はこれに限らず、例えば、円形形状をしていてもよい。
突起および上部電極の開口部の配置に関しても、7つの突起と開口部を空洞部に配置しているが、突起の配置はこれに限らず、カラプス電圧よりも大きな電圧が上部電極、下部電極間に印加された場合にメンブレンが下部電極に接触しないよう、突起が支柱の役割をすればよい。
また、本実施の形態2として示したCMUTを構成する材料は、その組み合わせの一つを示したものであり、上部電極、下部電極の材料として、タングステンやその他の導電性を持つ材料にしてもよい。犠牲層の材料も、犠牲層の周りを囲む材料とのウェットエッチング選択性が確保することができればよい。したがって、多結晶シリコン膜の他に、SOG膜(Spin−on−Glass)あるいは金属膜などであってもよい。
また、本実施の形態2として示した製造方法では、平坦化された面上ならばCMUTを製造できる。したがって、下部電極がSi基板であってもよく、また、LSIの配線部の一部を下部電極にしてもよい。
(実施の形態3)
本実施の形態3におけるCMUTも、電極間の空洞部にある絶縁膜の突起と電極(下部電極)が重ならないことを特徴とするものである。
図16は、本実施の形態3におけるCMUTを示した上面図である。1702は下部電極、1704は空洞層、1707は上部電極、1710は空洞部を形成するためのウェットエッチング孔である。すなわち、ウェットエッチング孔1710は、空洞部となる空洞層1704に接続されている。1711は下部電極1702へ接続する開口部、1712は上部電極1707へ接続する開口部である。上部電極1707と空洞層1704の間に空洞層1704および下部電極1702を覆うように絶縁膜が形成されているが、空洞層1704、下部電極1702を示すために図示していない。1706は前記絶縁膜に形成した突起であり、1713は下部電極1702に形成した開口部である。開口部1713は突起1706と重ならない配置としてある。1714は突起1706の外周面、1715は開口部1713の内周面である。
図17(a)は図16のA−A’線で切断した断面図を示しており、図17(b)は図16のB−B’線で切断した断面図を示している。図17(a)および図17(b)に示すように、半導体基板に形成された絶縁膜1701上にCMUTの下部電極1702が形成されている。下部電極1702の上層には絶縁膜1703を介して空洞層(空洞部)1704が形成されている。空洞層1704を囲むように絶縁膜1705を形成し、絶縁膜1705の上層に上部電極1707が形成されている。空洞層1704には絶縁膜1705の下面から突起1706が形成されている。突起1706の下層の下部電極1702には開口部1713が設けてある。上部電極1707の上層には絶縁膜1708と絶縁膜1709が形成されている。また、絶縁膜1705および絶縁膜1708にはこれらの膜を貫通するウェットエッチング孔1710が形成されている。このウェットエッチング孔1710は、空洞層1704を形成するために形成されたものであり、空洞層1704の形成後、絶縁膜1709によって埋め込まれている。1711、1712はそれぞれ下部電極1702、上部電極1707へ電圧を供給する開口部である。また、1714は突起1706の外周面、1715は開口部1713の内周面である。
本実施の形態3の特徴は、図16および図17(a)、(b)に示すように絶縁膜1705の下面に空洞層1704に突き出た突起1706の下層の下部電極1702に開口部1713を設けた点にある。このような構造にすることにより、絶縁膜1705の下面が下部電極1702の上面を覆う絶縁膜1703に接触する程の電圧を上部電極1707と下部電極1702に印加した場合でも突起1706が支柱となり、絶縁膜1705の下面全面が下部電極1702を覆う絶縁膜1703へ接触することを防止できる。さらに、下部電極1702に開口部1713を設けることにより、突起1706が支柱となった場合でも、突起1706は下部電極1702に挟まれることはなく、突起1706の絶縁膜1705、1703への電荷の注入を大幅に軽減できる。このため、CMUTの動作信頼性を向上させることができる。
また、好ましくは、突起1706の外周面1714と開口部1713の内周面1715の上面からみた距離を絶縁膜1705の膜厚以上とした方が良い。それにより、突起1706での上部電極1707と下部電極1702による電界が一層緩和され、突起1706への電荷の注入を一層軽減できる。
本実施の形態3におけるCMUTの製造方法は、主に突起1706の下層となる下部電極1702に開口部1713を形成する点と、開口部1713を絶縁膜で埋め込んで平坦化する点が異なる以外は、前記実施の形態1とほぼ同様であるので、詳細な説明は省略する。下部電極1702の開口部1713は、フォトリソグラフィ技術とドライエッチング技術により形成することができる。開口部1713の絶縁膜による埋め込みは、プラズマCVD法により行うことができる。
以上説明したように、本実施の形態3のCMUTによれば、前記実施の形態1と同様に、メンブレン(絶縁膜1705)が下部電極1702へ接触しても、絶縁膜1705に設けた突起1706により、接触面積が低減され、絶縁膜1705、1703への電荷注入が抑制でき、使用電圧の変動を小さくすることができる。さらに、前記突起1706と下部電極1702の位置が重ならない配置とすることで、上部電極1707、下部電極1702から絶縁膜1705、1703の突起1706への電荷の注入も防止できる。これにより、カラプス電圧に近い電圧でCMUTを駆動でき、CMUTの感度を向上することができる。
さらに、ウェハ貼り合わせ等の特殊な技術を使用する必要がないことから、低コストなCMUTを製造できる。
なお、図16において、CMUTは六角形の形状をしているが、形状はこれに限らず、例えば、円形形状をしていてもよい。
突起および上部電極の開口部の配置に関しても、7つの突起と開口部を空洞部に配置しているが、突起の配置はこれに限らず、カラプス電圧よりも大きな電圧が上部電極、下部電極間に印加された場合にメンブレンが下部電極に接触しないよう、突起が支柱の役割をすればよい。
また、本実施の形態3として示したCMUTを構成する材料は、その組み合わせの一つを示したものであり、上部電極、下部電極の材料として、タングステンやその他の導電性を持つ材料にしてもよい。犠牲層の材料も、犠牲層の周りを囲む材料とのウェットエッチング選択性が確保することができればよい。したがって、多結晶シリコン膜の他に、SOG膜(Spin−on−Glass)あるいは金属膜などであってもよい。
また、本実施の形態3として示した製造方法では、平坦化された面上ならばCMUTを製造できる。したがって、下部電極がSi基板であってもよく、また、LSIの配線部の一部を下部電極にしてもよい。
本発明の超音波トランスデューサは、半導体装置を製造する製造業に幅広く利用することができる。
本発明者らが検討した超音波トランスデューサの断面図である。 本発明の実施の形態1における超音波トランスデューサを示した上面図である。 (a)は図2のA−A’線で切断した断面図であり、(b)は図2のB−B’線で切断した断面図である。 (a)は図2のA−A’線で切断した断面での超音波トランスデューサの製造工程を示した断面図であり、(b)は図2のB−B’線で切断した断面での超音波トランスデューサの製造工程を示した断面図である。 (a)は図4(a)に続く超音波トランスデューサの製造工程を示した断面図であり、(b)は図4(b)に続く超音波トランスデューサの製造工程を示した断面図である。 (a)は図5(a)に続く超音波トランスデューサの製造工程を示した断面図であり、(b)は図5(b)に続く超音波トランスデューサの製造工程を示した断面図である。 (a)は図6(a)に続く超音波トランスデューサの製造工程を示した断面図であり、(b)は図6(b)に続く超音波トランスデューサの製造工程を示した断面図である。 (a)は図7(a)に続く超音波トランスデューサの製造工程を示した断面図であり、(b)は図7(b)に続く超音波トランスデューサの製造工程を示した断面図である。 (a)は図8(a)に続く超音波トランスデューサの製造工程を示した断面図であり、(b)は図8(b)に続く超音波トランスデューサの製造工程を示した断面図である。 (a)は図9(a)に続く超音波トランスデューサの製造工程を示した断面図であり、(b)は図9(b)に続く超音波トランスデューサの製造工程を示した断面図である。 (a)は図10(a)に続く超音波トランスデューサの製造工程を示した断面図であり、(b)は図10(b)に続く超音波トランスデューサの製造工程を示した断面図である。 (a)は図11(a)に続く超音波トランスデューサの製造工程を示した断面図であり、(b)は図11(b)に続く超音波トランスデューサの製造工程を示した断面図である。 (a)は図12(a)に続く超音波トランスデューサの製造工程を示した断面図であり、(b)は図12(b)に続く超音波トランスデューサの製造工程を示した断面図である。 本発明の実施の形態2における超音波トランスデューサを示した上面図である。 (a)は図14のA−A’線で切断した断面図であり、(b)は図14のB−B’線で切断した断面図である。 本発明の実施の形態3における超音波トランスデューサを示した上面図である。 (a)は図16のA−A’線で切断した断面図であり、(b)は図16のB−B’線で切断した断面図である。
符号の説明
101 下部電極
102 空洞層
103 メンブレン
104 上部電極
301,1501,1701 絶縁膜
302,1502,1702 下部電極
303,1503,1703 絶縁膜
304,1504,1704 空洞層
305,1505,1705 絶縁膜
306,1506,1706 突起
307,1507,1707 上部電極
308,1508,1708 絶縁膜
309,1509,1709 絶縁膜
310,1510,1710 ウェットエッチング孔
311,1511,1711 開口部
312,1512,1712 開口部
404 多結晶シリコン膜
405 開口部
407 犠牲層
408 窪み
413 開口部
1513,1713 開口部
1514,1714 突起の外周面
1515,1715 開口部の内周面

Claims (11)

  1. 第1電極と
    洞層と、
    前記空洞層を介して前記第1電極と対向する第2電極と
    前記第1電極と前記第2電極との間に形成され、前記空洞層に突き出た突起を有する第1絶縁膜とを備え、
    前記第1電極と前記第2電極の少なくとも一方の電極には、前記突起と上面から見て重なる位置に配置され、第2絶縁膜で埋め込まれた開口部が設けられていることを特徴とする超音波トランスデューサ。
  2. 請求項1記載の超音波トランスデューサにおいて、
    前記第1絶縁膜はシリコン酸化膜であることを特徴とする超音波トランスデューサ。
  3. 請求項記載の超音波トランスデューサにおいて、
    前記第1絶縁膜は前記空洞層と前記第2電極の間に配置されていることを特徴とする超音波トランスデューサ。
  4. 請求項3記載の超音波トランスデューサにおいて、
    前記開口部は前記第2電極に設けられていることを特徴とする超音波トランスデューサ。
  5. 請求項記載の超音波トランスデューサにおいて、
    前記開口部は前記第1電極に設けられていることを特徴とする超音波トランスデューサ。
  6. 請求項記載の超音波トランスデューサにおいて、
    前記突起の外周面と前記一方の電極の開口部の内周面との距離は前記第1絶縁膜の膜厚以上であることを特徴とする超音波トランスデューサ。
  7. 第1電極を形成する工程と、
    前記第1電極上に犠牲層を形成する工程と、
    前記犠牲層に窪みを形成する工程と、
    前記犠牲層を覆うように第1絶縁膜を形成するとともに、前記窪みに充填して前記第1絶縁膜の突起を形成する工程と、
    前記第1絶縁膜上に第2電極を形成する工程と、
    前記第2電極および前記第1絶縁膜を覆う第2絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1絶縁膜および前記第2絶縁膜を貫通して前記犠牲層に達する開口部を形成する工程と、
    前記開口部を利用して前記犠牲層を除去することにより空洞層を形成する工程とを有することを特徴とする超音波トランスデューサの製造方法。
  8. 請求項7記載の超音波トランスデューサの製造方法において、
    前記第2電極に第2開口部を形成する工程をさらに有し、
    前記第2開口部は前記第2絶縁膜により埋め込まれ、
    前記第2開口部は前記第1絶縁膜の突起と上面から見て重なる位置に配置されることを特徴とする超音波トランスデューサの製造方法。
  9. 請求項8記載の超音波トランスデューサの製造方法において、
    前記突起の外周面と前記第2開口部の内周面との距離は前記第1絶縁膜の膜厚以上であることを特徴とする超音波トランスデューサの製造方法。
  10. 請求項7記載の超音波トランスデューサの製造方法において、
    前記第1電極に第2開口部を形成する工程と、
    前記第2開口部を第3絶縁膜で埋め込む工程をさらに有し、
    前記第2開口部は前記第1絶縁膜の突起と上面から見て重なる位置に配置されていることを特徴とする超音波トランスデューサの製造方法。
  11. 請求項10記載の超音波トランスデューサの製造方法において、
    前記突起の外周面と前記第2開口部の内周面との距離は前記第1絶縁膜の膜厚以上であることを特徴とする超音波トランスデューサの製造方法。
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