JP4724144B2 - 推力加工装置及び推力加工方法 - Google Patents

推力加工装置及び推力加工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4724144B2
JP4724144B2 JP2007094668A JP2007094668A JP4724144B2 JP 4724144 B2 JP4724144 B2 JP 4724144B2 JP 2007094668 A JP2007094668 A JP 2007094668A JP 2007094668 A JP2007094668 A JP 2007094668A JP 4724144 B2 JP4724144 B2 JP 4724144B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thrust
output
period
vibration
basic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007094668A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008246657A (ja
Inventor
隆博 藤田
文雄 河原
利夫 橋本
裕章 庄山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Meiwa eTec Co Ltd
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Meiwa eTec Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp, Meiwa eTec Co Ltd filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2007094668A priority Critical patent/JP4724144B2/ja
Publication of JP2008246657A publication Critical patent/JP2008246657A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4724144B2 publication Critical patent/JP4724144B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Automatic Assembly (AREA)

Description

本発明は、基本推力と該基本推力の前後方向に振幅を有する振動推力とを合成した合成推力をワークに与えることでワークを加工する推力加工装置及び推力加工方法に関する。
油圧シリンダ、エアーシリンダ、ボールネジを用いたモータ等により発生させた基本推力と、圧電アクチュエータ、超磁歪素子、超音波振動子などにより発生させた振動推力とを合成した推力をワークに与えることでワークを圧入加工する装置が知られている(例えば特許文献1〜4参照)。
特開2003−311553号公報(第3−5頁、図1) 特許第3256038号公報(第3−4頁、図1) 特開2007−7767号公報(第3−4頁、図1−6) 特開2006−315112号公報(第3頁、図1)
これらの特許文献の技術では振動推力発生手段を支持している側のダンパー作用により振動推力発生手段が出力する振動推力が十分にワークに作用できない。したがって合成推力を高くするためには、基本推力や振動推力、あるいは両方の推力を高めなければならず、装置全体を大型化する必要がある。
例えばエアーシリンダを基本推力発生手段として、エアーシリンダのピストンロッド先端に超磁歪素子による振動子を配置した構成を用いて圧入時の推力を測定すると、図5に示すタイミングチャートのごとくとなる。すなわちエアーシリンダにより基本推力を生じさせている状態で振動子により振動推力を発生させると(ta〜)、振動推力発生初期においては極めて高い推力の極大が生じる(tb)。しかし、その後(tb〜)は振動推力発生手段を支持している側のダンパー作用にてワークに対する振動中心が後退することで、極大推力から大きく低減した定常出力レベルの推力となる(tc〜)。
したがって定常出力レベルよりも高い推力領域Hはほとんど圧入に寄与できないので、実際に圧入加工を完了させるためには定常出力レベルを圧入可能なレベルとなるように設定する必要がある。このためにエアーシリンダを大型化して基本推力を高くすることが考えられる。しかし、これではワーク側に過大な圧力が掛かり、ワークによっては加工不良となる変形を生じさせるおそれがある。また、エアーシリンダの代わりに振動子を大型化する場合には加工不良となる変形は防止できるが、大型の振動子は高価であり製造コストを悪化させるおそれがある。
特許文献2では「シャフトへの振動付与は、圧入行程の全期間でなくてもよく、例えば圧入の初期は省いてもよい。また、間欠的に振動を付与してもよい。」との記載がある。しかし、この特許文献2の技術では、スプリングバックを生じる圧入時の弾性歪みを除去して高精度な挿入深さを設定することを目的として圧入時に振動を加えるものである。したがって上記記載は推力とは直接関係なく弾性歪み除去のためであるので、弾性歪みが除去されるタイミングのみが必要である。このため上述のごとく弾性歪みを除去するために「圧入の初期は省いてもよい。」、「間欠的に振動を付与してもよい。」との表現がなされており、このような間欠的振動付与では推力を高めることには貢献できない。
特許文献3では「駆動回路7で駆動コイル5を間欠的に駆動して、残存磁界が生じている間に駆動コイル5を検出コイルとして使用してその起電力より検出回路8で圧入荷重を検出し」との記載のごとく、間欠的な振動は振動停止時に圧入荷重を測定するためである。したがってこのような目的でなされる間欠的駆動では推力を高めることには貢献できない。
本発明は、加工装置を大型化することなく、かつワーク側を変形させることなく、高い推力を加工作業に適用できる推力加工装置及び推力加工方法を目的とするものである。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項に記載の推力加工装置は基本推力を出力する基本推力発生手段と該基本推力発生手段により発生する基本推力の前後方向に振幅を有する振動推力を出力する振動推力発生手段とを備え、前記基本推力発生手段と前記振動推力発生手段との両推力を合成した合成推力をワークに与えることでワークを加工する推力加工装置であって、前記基本推力発生手段による基本推力を継続出力状態として、前記振動推力発生手段による振動推力を出力期間と停止期間とを繰り返す間欠出力状態に制御するとともに、前記出力期間は前記合成推力の定常出力レベルよりも高いレベルの推力領域が完了するタイミングを終期とする期間とし、前記停止期間は次の前記出力期間にて前記合成推力が定常出力レベルよりも高いレベルの推力領域を回復させる期間とする出力制御手段を備えたことを特徴とする
このように出力制御手段は、間欠出力される振動推力の出力期間を、合成推力の定常出力レベルよりも高いレベルの推力領域が完了するタイミングを終期とする期間とし、振動推力の停止期間は次の出力期間にて合成推力が定常出力レベルよりも高いレベルの推力領域を回復させる期間としている。
このように振動推力を間欠出力することにより、基本推力出力中に、合成推力を初期のみでなく繰り返し定常出力レベルよりも高いレベルの推力領域となるようにすることができ、定常出力レベルよりも高いレベルの合成推力を加工のための推力として高頻度に利用できる。また、このように出力期間の終期を設定することで、定常出力レベルよりも高いレベルの推力領域を十分に利用できる。これらのことにより、加工装置を大型化することなく、かつワーク側を変形させることなく、高い推力を加工作業に適用できる。
請求項に記載の推力加工装置は基本推力を出力する基本推力発生手段と該基本推力発生手段により発生する基本推力の前後方向に振幅を有する振動推力を出力する振動推力発生手段とを備え、前記基本推力発生手段と前記振動推力発生手段との両推力を合成した合成推力をワークに与えることでワークを加工する推力加工装置であって、前記基本推力発生手段による基本推力を継続出力状態として、前記振動推力発生手段による振動推力を出力期間と停止期間とを繰り返す間欠出力状態に制御するとともに、前記出力期間は前記合成推力の定常出力レベルよりも高いレベルとなる推力領域内であって、前記合成推力が極大となった後のタイミングを終期とする期間とし、前記停止期間は次の前記出力期間にて前記合成推力が定常出力レベルよりも高いレベルの推力領域を回復させる期間とする出力制御手段を備えたことを特徴とする
このように出力制御手段は、間欠出力される振動推力の出力期間を、合成推力の定常出力レベルよりも高いレベルとなる推力領域内であって、前記合成推力が極大となった後のタイミングを終期とする期間とし、振動推力の停止期間は次の出力期間にて合成推力が定常出力レベルよりも高いレベルの推力領域を回復させる期間としている。
このように振動推力を間欠出力することにより、基本推力出力中に、合成推力を初期のみでなく繰り返し定常出力レベルよりも高いレベルの推力領域となるようにすることができ、定常出力レベルよりも高いレベルの合成推力を加工のための推力として高頻度に利用できる。また、このように出力期間の終期を設定することで、定常出力レベルよりも高いレベルの推力領域を利用できる。これらのことにより、加工装置を大型化することなく、かつワーク側を変形させることなく、高い推力を加工作業に適用できる。
請求項に記載の推力加工装置では、請求項1又は2において、前記基本推力発生手段は、液圧駆動又は空気圧駆動のアクチュエータであり、前記振動推力発生手段は前記アクチュエータの駆動部の先端部分を振動させる振動手段であることを特徴とする。
このように液圧駆動又は空気圧駆動のアクチュエータにより基本推力を発生させ、更にこのアクチュエータの駆動部の先端部分を振動させる振動手段により振動推力を発生させている。そして出力制御手段により上述したごとく制御することにより、加工装置を大型化することなく、かつワーク側を変形させることなく、高い推力を加工作業に適用できる。
請求項に記載の推力加工装置では、請求項において、前記アクチュエータはピストンロッドを駆動するエアーシリンダであり、前記振動手段は前記ピストンロッドの先端部分に設けられた振動子であることを特徴とする。
このようにエアーシリンダにより基本推力を発生させ、更にこのエアーシリンダのピストンロッドの先端部分に設けた振動子により振動推力を発生させている。そして出力制御手段により上述したごとく制御することにより、加工装置を大型化することなく、かつワーク側を変形させることなく、高い推力を加工作業に適用できる。
請求項に記載の推力加工装置では、請求項において、前記振動子は、超磁歪素子に対する磁界の時間的変化により振動するものであることを特徴とする。
振動子としては、超磁歪素子を用いて磁界の時間的変化により振動させることで、十分大きい振動推力を発生させることができる。そして出力制御手段により上述したごとく制御することで、小型の加工装置でも、ワーク側を変形させることなく高い推力を加工作業に効果的に適用できる。
請求項に記載の推力加工装置では、請求項において、前記振動子は、超音波振動子であることを特徴とする。
このように超音波振動子を用いて振動推力を発生させても良い。
請求項に記載の推力加工装置では、請求項1〜6のいずれかにおいて、前記出力制御手段は、前記出力期間と前記停止期間との終了を、経過時間により判定していることを特徴とする。
出力期間と停止期間とは、その終了を経過時間により判定しても良い。推力加工装置によって出力期間と停止期間とは自ずと決定しているので、実験や推定計算などで各時間を予め求めることができ、この時間に基づいて出力制御手段により容易に間欠出力を実行することができる。
請求項に記載の推力加工装置では、請求項1〜6のいずれかにおいて、ワークが受ける圧力を検出する圧力センサを備え、前記出力制御手段は、前記出力期間と前記停止期間との終了を、前記圧力センサによる圧力変化に基づいて判定することを特徴とする。
合成推力の程度は上記圧力センサにて検出される圧力に比例する。したがって上記圧力センサの検出圧力値により、出力期間と停止期間との終了タイミングを判定できる。このタイミングに基づいて出力制御手段により容易に間欠出力を実行することができる。
請求項に記載の推力加工装置では、請求項1〜6のいずれかにおいて、ワークとの間の接触状態を検出する接触センサを備え、前記出力制御手段は、前記出力期間と前記停止期間との終了を、前記接触センサによる接触状態の変化に基づいて判定することを特徴とする。
推力加工装置とワークとの接触状態は、合成推力の定常出力レベルよりも高いレベルの推力領域にある状態や、この推力領域が回復した状態では、密な接触状態にある。これ以外では粗な接触状態となる。したがってこの接触の粗密を接触センサにて判定することにより、出力期間と停止期間との終了タイミングを判定できる。このタイミングに基づいて出力制御手段により容易に間欠出力を実行することができる。
請求項10に記載の推力加工装置では、請求項1〜9のいずれかにおいて、ワークを圧入する圧入加工装置として構成されていることを特徴とする。
推力加工装置としてはこのような圧入加工装置に適用できる。したがって圧入加工装置を大型化することなく、かつワーク側を変形させることなく、高い推力にて圧入加工が可能となる。
請求項11に記載の推力加工装置では、請求項1〜9のいずれかにおいて、ワークをプレスするプレス加工装置として構成されていることを特徴とする。
推力加工装置としてはこのようなプレス加工装置に適用できる。したがってプレス加工装置を大型化することなく、かつワーク側の不要な変形を起こすことなく、高い推力にてプレス加工が可能となる。
請求項12に記載の推力加工装置では、請求項1〜11のいずれかにおいて、ワークに対する加工量検出手段を備え、前記出力制御手段は、前記振動推力の間欠出力回数が基準回数に到達した状態にて前記加工量検出手段が加工完了を示す加工量を検出していない場合には、前記基本推力発生手段による基本推力出力と前記振動推力発生手段による振動推力出力とを停止することを特徴とする。
このように基本推力の継続出力状態にて、振動推力の間欠出力を基準回数繰り返しても、加工量が加工完了を示さない場合には、出力制御手段は、基本推力発生手段による基本推力出力と振動推力発生手段による振動推力出力とを停止している。このことにより何らかの異常が生じた場合に適切に加工処理を停止でき、加工作業の安全を図ることができる。
請求項13に記載の推力加工方法は、基本推力と該基本推力の前後方向に振幅を有する振動推力とを合成した合成推力をワークに与えることでワークを加工する推力加工方法であって、前記基本推力を継続出力状態として前記振動推力を出力期間と停止期間とを繰り返す間欠出力状態とするとともに、前記出力期間は前記合成推力の定常出力レベルよりも高いレベルの推力領域が完了するタイミングを終期とする期間とし、前記停止期間は次の前記出力期間にて前記合成推力が定常出力レベルよりも高いレベルの推力領域を回復できる期間とすることを特徴とする。
このように、間欠出力する振動推力の出力期間を、合成推力の定常出力レベルよりも高いレベルの推力領域が完了するタイミングを終期とする期間とし、振動推力の停止期間は次の出力期間にて合成推力が定常出力レベルよりも高いレベルの推力領域を回復できる期間としている。
このように振動推力を間欠出力することにより、基本推力出力中に、合成推力を初期のみでなく繰り返し定常出力レベルよりも高いレベルの推力領域となるようにできるので、定常出力レベルよりも高いレベルの合成推力を加工のための推力として高頻度に利用できる。また、このように出力期間の終期を設定することで、定常出力レベルよりも高いレベルの推力領域を十分に利用できる。これらのことにより、大型の加工装置を用いずに、かつワーク側を変形させることなく、高い推力にて加工作業を実行することが可能となる。
請求項14に記載の推力加工方法は、基本推力と該基本推力の前後方向に振幅を有する振動推力とを合成した合成推力をワークに与えることでワークを加工する推力加工方法であって、前記基本推力を継続出力状態として前記振動推力を出力期間と停止期間とを繰り返す間欠出力状態とするとともに、前記出力期間は前記合成推力の定常出力レベルよりも高いレベルとなる推力領域内であって、前記合成推力が極大となった後のタイミングを終期とする期間とし、前記停止期間は次の前記出力期間にて前記合成推力が定常出力レベルよりも高いレベルの推力領域を回復できる期間とすることを特徴とする。
このように、間欠出力する振動推力の出力期間を、合成推力の定常出力レベルよりも高いレベルとなる推力領域内であって、前記合成推力が極大となった後のタイミングを終期とする期間とし、振動推力の停止期間は次の出力期間にて合成推力が定常出力レベルよりも高いレベルの推力領域を回復できる期間としている。
このように振動推力を間欠出力することにより、基本推力出力中に、合成推力を初期のみでなく繰り返し定常出力レベルよりも高いレベルの推力領域となるようにできるので、定常出力レベルよりも高いレベルの合成推力を加工のための推力として高頻度に利用できる。また、このように出力期間の終期を設定することで、定常出力レベルよりも高いレベルの推力領域を利用できる。これらのことにより、大型の加工装置を用いずに、かつワーク側を変形させることなく、高い推力にて加工作業を実行することが可能となる。
[実施の形態1]
図1は、上述した発明が適用された圧入加工装置2及びその制御回路を示すブロック図である。圧入加工装置2は、超磁歪振動と空気圧とを利用した圧入装置であり、架台4、エアーシリンダ6(基本推力発生手段及びアクチュエータに相当)及び超磁歪振動子8(振動推力発生手段、振動手段及び振動子に相当)を備えている。架台4は圧入時の応力を受けるためであり、この架台4の上部側基板4aにエアーシリンダ6が固定されている。エアーシリンダ6内のピストンから伸びるピストンロッド6a(駆動部に相当)は上部側基板4aの軸受4bを貫通しており、上部側基板4aと下部側基板4cとの間の空間に配置されている先端部分には超磁歪振動子8を固定している。
超磁歪振動子8は、超磁歪素子と駆動コイルとを備えている。この駆動コイルに対する電流制御により超磁歪素子に対する磁界を時間的に変化させることで、超磁歪素子をピストンロッド6aの軸方向に伸縮変形させることができ、この伸縮変形により超磁歪振動子8の図示下端に設けられた加圧端部8aをピストンロッド6aの軸方向に振動させる。
したがって加圧端部8aは、その端面8bにて圧入物としてのワーク10に対して、エアーシリンダ6により出力される基本推力と超磁歪振動子8の駆動により出力される振動推力との合成推力を与えることができる。このことによりワーク10を被圧入体12の圧入凹部12aに圧入する加工ができる。
このような圧入処理は、シーケンサ14の制御処理により実行される。すなわちシーケンサ14は、作業者によるコントロールパネル16からの指示あるいは自動制御により、エアー回路18を制御することでエアーシリンダ6を駆動し、ピストンロッド6aを空気圧により移動させる。このピストンロッド6aの軸方向移動量はストロークセンサ20(加工量検出手段に相当)により検出されて、シーケンサ14にて圧入深さが判断できるようにされている。
更にシーケンサ14は作業者によるコントロールパネル16からの指示あるいは自動制御により超磁歪振動子駆動回路22を制御し、電流量調節によって超磁歪振動子8の駆動状態を調節している。
シーケンサ14はマイクロコンピュータを主体として構成されており、本実施の形態では図2のフローチャートに示す圧入制御処理を実行する。この圧入制御処理は、被圧入体12及びワーク10を所定の位置に配置した後に、作業者がコントロールパネル16を操作することにより実行される処理である。尚、個々の処理内容に対応するフローチャート中のステップを「S〜」で表す。処理進行の一例を図3のタイミングチャートに示す。
作業者の操作により図2に示した処理が開始されると、まず超磁歪振動子8は停止状態でエアーシリンダ6により、被圧入体12に対するワーク10の圧接と初期圧入が行われる(S100:t0〜)。このことにより図1に示したごとく、ワーク10はエアーシリンダ6の基本推力により部分的に被圧入体12の圧入凹部12aに圧入される。
この初期圧入の完了(t1)は、ストロークセンサ20による圧入量の変化が停止した時点、あるいは圧入量が予め設定された基準値を越えた時点で判断される。尚、ステップS100の処理はシーケンサ14に自動処理させるのではなく、作業者によるエアーシリンダ6の手動操作にて実行しても良い。
ステップS100の処理が完了すると、次にシーケンサ14に備えられている作業メモリ内に設定された間欠処理回数iに0の値が設定される(S102)。
次に超磁歪振動子駆動回路22から超磁歪振動子8に対して図3のごとく電流を印加して振動推力を生じさせて、エアーシリンダ6の基本推力に加える(S104)。この超磁歪振動子8の駆動は規定出力期間(t1〜t2)なされる。
既に図5にて説明したごとく、ピストンロッド6aの先端に設けた超磁歪振動子8から振動推力を発生させても、振動推力発生初期においては極めて高い合成推力が極大値として生じるが、その後はエアーシリンダ6のダンパー作用による振動中心の後退により定常出力レベルの推力に大きく低減する。ステップS104での規定出力期間は、この合成推力の定常出力レベルよりも高いレベルの推力領域を含む期間として、予め実験や理論計算にて設定したものである。より具体的には、合成推力の定常出力レベルよりも高いレベルの推力領域が完了するタイミングを終期とする期間(図5ではタイミングtaからタイミングtcまでの期間)に、前記規定出力期間を設定している。規定出力期間として例えば1sが設定される。
そしてこの規定出力期間が経過すると(t2)、超磁歪振動子8を規定停止期間(t2〜t3)、駆動を停止させる(S106)。この規定停止期間は、超磁歪振動子8の振動時にエアーシリンダ6のダンパー作用にて加圧端部8aの振動中心がワーク10側から上方へ後退していた状態から、振動停止中に再度エアーシリンダ6の基本推力により加圧端部8aが十分にワーク10に押しつけられた状態とするための期間である。すなわち合成推力が定常出力レベルよりも高いレベルの推力領域を回復させるための期間である。この規定停止期間は予め実験や理論計算にて設定したものである。規定停止期間として例えば0.5sが設定される。
そしてこの規定停止期間が経過すると、圧入深さが、圧入加工の基準値At(加工完了を示す加工量に相当)に到達したか否かが判定される(S108)。この圧入深さはストロークセンサ20により測定される圧入量から判定される。
圧入深さが未だ基準値Atに到達していない場合には(S108でno)、次に間欠処理回数iが基準回数N(例えば10回)に到達しているか否かが判定される(S110)。最初の1回が終了したタイミングであれば、i<Nであるので(S110でno)、間欠処理回数iがインクリメントされて(S112)、ステップS104の処理に戻る。したがって再度、規定出力期間、超磁歪振動子8が駆動され(S104:t3〜t4)、規定停止期間駆動が停止される(S106:t4〜t5)。
以後、圧入深さが基準値Atに到達しておらず(S108でno)、間欠処理回数iが基準回数Nに到達していなければ(S110でno)、ステップS104,S106により振動推力の間欠処理を繰り返すことになる(t5〜t17)。
この間欠処理の繰り返しにより、圧入深さが基準値Atに到達すると(S108でyes:t17)、圧入完了報知出力がなされる(S114)。すなわちコントロールパネル16に設けられたディスプレイやランプにて圧入正常完了が表示される。そしてエアーシリンダ6による基本推力の出力を停止して(S116)、圧入制御処理を停止する。このことにより作業者はワーク10の圧入が完了した被圧入体12を排除して、次のワーク10と被圧入体12とを架台4に配置し、上述した処理を繰り返して圧入作業を行う。
尚、圧入深さが基準値Atに到達する前に(S108でno)、間欠処理回数iが基準回数Nに到達すると(S110でyes)、圧入異常報知出力がなされる(S118)。すなわちコントロールパネル16のディスプレイやランプにて圧入異常が表示される。そしてエアーシリンダ6による基本推力の出力を停止して(S116)、圧入制御処理を停止する。このことにより作業者は圧入に失敗したワーク10と被圧入体12とを架台4上から排除して、新たなワーク10と被圧入体12とを架台4に配置し、上述した処理を繰り返して圧入作業を行う。
このように圧入制御処理が実行されることにより、従来のごとく間欠処理を実行しないで継続的に超磁歪振動子8を駆動する場合に比較して、約2倍の圧入深さの圧入能力を示す。あるいは従来の圧入能力と同等にする場合には超磁歪振動子8については約半分の小型化が可能となる。
上述した構成において、シーケンサ14が実行する圧入制御処理(図2)が出力制御手段としての処理に相当する。
以上説明した本実施の形態1によれば、以下の効果が得られる。
(イ).シーケンサ14の圧入制御処理(図2)にて、基本推力出力の下で前述したごとく規定出力期間の振動推力発生と規定停止期間の振動推力停止とを繰り返している。このことにより、図3に示したごとく、各規定出力期間の合成推力は、定常出力レベルよりも高いレベルの推力を実現することができ、高いレベルの合成推力を加工のための推力として高頻度に利用できる。このことにより、圧入加工装置2を大型化することなく、かつワーク側(ここでは特に被圧入体12)を変形させることなく、高い推力を加工作業に適用できる。
(ロ).特に振動子として超磁歪素子を用いた超磁歪振動子8を採用しているため、十分に大きい振動推力を発生させることができる。したがって小型の圧入加工装置2であっても、高い推力を圧入加工作業に効果的に適用できる。
(ハ).前記間欠処理は、規定出力期間と規定停止期間との終了を経過時間により判定しているので、容易に間欠出力を実行することができる。しかも規定出力期間は定常出力レベルよりも高いレベルの推力領域が完了するタイミングを終期としているため、定常出力レベルよりも高いレベルの推力領域を十分に利用できる。
(ニ).前記間欠処理を基準回数N分繰り返しても、圧入深さが基準値Atに到達していない場合には、エアーシリンダ6による基本推力出力と超磁歪振動子8による振動推力出力とを停止している。このことにより圧入加工装置2に何らかの異常が生じた場合に適切に圧入加工処理を停止でき、加工作業の安全を図ることができる。
[実施の形態2]
図4はプレス加工装置102及びその制御回路を示すブロック図である。プレス加工装置102は、超磁歪振動と空気圧とを利用したプレス加工装置である。このプレス加工装置102は、架台104、エアーシリンダ106(基本推力発生手段及びアクチュエータに相当)及び超磁歪振動子108(振動推力発生手段、振動手段及び振動子に相当)を備え、これらの各構成は前記実施の形態1の圧入加工装置2(図1)と基本的に同一である。前記実施の形態1と異なるのは、架台104の下部側基板104c上には、ダイ112が配置され、ダイ112上に配置された板状のワーク110を、超磁歪振動子108の加圧端部108aに取り付けたパンチ108bを押し下げて、プレス加工する点である。
したがってパンチ108bは、エアーシリンダ106により出力される基本推力と超磁歪振動子108の駆動により出力される振動推力との合成推力を、ワーク110に対して与えることができる。このことによりワーク110をダイ112の凹部112a内へ押圧してプレス加工できる。
制御回路側は、前記実施の形態1と同様に、シーケンサ114、コントロールパネル116、エアー回路118、ストロークセンサ120及び超磁歪振動子駆動回路122を備え、シーケンサ114が前記圧入制御処理(図2)と同様に処理することでプレス加工を実行する。尚、図2において圧入深さはプレス深さとすることで前記実施の形態1にて圧入制御にて説明したごとくプレス制御が実行される。
このことにより正常にプレス加工が完了すれば、コントロールパネル116のディスプレイやランプにてプレス正常完了が表示される。そしてエアーシリンダ106による基本推力の出力を停止して、プレス制御処理を停止する。このことにより作業者はプレス加工されたワーク110を排除して、次のワーク110を架台104上のダイ112に配置し、上述した処理を繰り返してプレス作業を行う。
また、プレス深さが基準値に到達する前に、間欠処理回数iが基準回数Nに到達すると、プレス異常報知出力がなされる。すなわちコントロールパネル116のディスプレイやランプにてプレス異常が表示される。そしてエアーシリンダ106による基本推力の出力を停止して、プレス制御処理を停止する。このことにより作業者はプレスに失敗したワーク110を架台104上のダイ112から排除して、新たなワーク110をダイ112上に配置し、上述した処理を繰り返してプレス作業を行う。
このようにプレス制御処理が実行されることにより、従来のごとく間欠処理を実行しないで継続的に超磁歪振動子108を駆動する場合に比較して、約2倍のプレス能力を示す。あるいは従来のプレス能力と同等にする場合には超磁歪振動子108については約半分の小型化が可能となる。
以上説明した本実施の形態2によれば、以下の効果が得られる。
(イ).プレス加工においても、前記実施の形態1と同様な効果を生じることができる。
[その他の実施の形態]
(a).前記各実施の形態においては、基本推力の出力用アクチュエータに、空気圧駆動のアクチュエータに相当するエアーシリンダを用いていたが、この代わりに、液圧駆動のアクチュエータに相当する油圧シリンダを用いても良い。このようなシリンダ型のアクチュエータの代わりに、モータとボールネジとの組み合わせによる圧力装置をアクチュエータとして用いても良い。このようなアクチュエータにおいても超磁歪振動子を支持している構成全体としてダンパー効果が或程度存在する。したがって図2にて述べたごとく振動推力を間欠的に出力することにより、合成推力を高めることができ、推力加工装置を大型化することなく、かつワーク側を変形させることなく、高い推力を加工作業に適用できる。
(b).前記各実施の形態の振動推力発生手段は超磁歪素子によるものであるが、これ以外に各種の振動手段、例えば超音波振動子であっても良い。
(c).前記圧入制御処理(図2)において、振動子の規定出力期間の終了と規定停止期間の終了とは、時間経過により判定した。この代わりに、振動子とワークとの間に圧力センサを設けて、この圧力センサにより検出される圧力が、振動子駆動時にダンパー効果により低下した場合に規定出力期間の終了とし、振動子停止時に圧力が回復した場合に規定停止期間の終了と判定しても良い。振動子とワークとの間としては、例えば図1では超磁歪振動子8と加圧端部8aとの間、あるいは加圧端部8aとワーク10との間である。また、圧力センサの配置としては、ワークが受ける圧力を検出できれば良いことから、図1に示した被圧入体12と下部側基板4cとの間に配置しても良い。実施の形態2(図4)の場合では、圧力センサは、超磁歪振動子108と加圧端部108aとの間、加圧端部108aとパンチ108bとの間、あるいはダイ112と下部側基板104cとの間に配置しても良い。
圧力センサの代わりに振動子とワークとの間の接触状態を検出する接触センサを用いても良い。この接触センサにより検出される接触状態が、振動子駆動時にダンパー効果により接触頻度が低下する変化を生じた場合に規定出力期間の終了とし、振動子停止時に接触頻度が上昇して接触状態が回復した場合に規定停止期間の終了と判定しても良い。
このような接触センサとしては、振動子とワークとの接触面の離間を、例えば電気的あるいは光学的に検出する構成を用いることができ、接触状態を判定することができる。
(d).前記圧入制御処理(図2)においては、規定出力期間の終了タイミングは、合成推力の定常出力レベルよりも高いレベルの推力領域が完了するタイミング(図5のタイミングtc)としていたが、このタイミングtcの前後に近接するタイミングを終期としても良い。
これ以外に、合成推力の定常出力レベルよりも高いレベルとなる推力領域内であって、合成推力が極大となった後のタイミングを終期としても良い。例えば図5の極大タイミングtb〜タイミングtcの間のいずれかとしても良い。
実施の形態1の圧入加工装置及びその制御回路を示すブロック図。 実施の形態1のシーケンサが実行する圧入制御処理のフローチャート。 実施の形態1の処理の一例を示すタイミングチャート。 実施の形態2のプレス加工装置及びその制御回路を示すブロック図。 従来例を示すタイミングチャート。
符号の説明
2…圧入加工装置、4…架台、4a…上部側基板、4b…軸受、4c…下部側基板、6…エアーシリンダ、6a…ピストンロッド、8…超磁歪振動子、8a…加圧端部、8b…端面、10…ワーク、12…被圧入体、12a…圧入凹部、14…シーケンサ、16…コントロールパネル、18…エアー回路、20…ストロークセンサ、22…超磁歪振動子駆動回路、102…プレス加工装置、104…架台、104c…下部側基板、106…エアーシリンダ、108…超磁歪振動子、108a…加圧端部、108b…パンチ、110…ワーク、112…ダイ、112a…凹部、114…シーケンサ、116…コントロールパネル、118…エアー回路、120…ストロークセンサ、122…超磁歪振動子駆動回路。

Claims (24)

  1. 基本推力を出力する基本推力発生手段と該基本推力発生手段により発生する基本推力の前後方向に振幅を有する振動推力を出力する振動推力発生手段とを備え、前記基本推力発生手段と前記振動推力発生手段との両推力を合成した合成推力をワークに与えることでワークを加工する推力加工装置であって、
    前記基本推力発生手段による基本推力を継続出力状態として、前記振動推力発生手段による振動推力を出力期間と停止期間とを繰り返す間欠出力状態に制御するとともに、前記出力期間は前記合成推力の定常出力レベルよりも高いレベルの推力領域が完了するタイミングを終期とする期間とし、前記停止期間は次の前記出力期間にて前記合成推力が定常出力レベルよりも高いレベルの推力領域を回復させる期間とする出力制御手段を備えたことを特徴とする推力加工装置。
  2. 基本推力を出力する基本推力発生手段と該基本推力発生手段により発生する基本推力の前後方向に振幅を有する振動推力を出力する振動推力発生手段とを備え、前記基本推力発生手段と前記振動推力発生手段との両推力を合成した合成推力をワークに与えることでワークを加工する推力加工装置であって、
    前記基本推力発生手段による基本推力を継続出力状態として、前記振動推力発生手段による振動推力を出力期間と停止期間とを繰り返す間欠出力状態に制御するとともに、前記出力期間は前記合成推力の定常出力レベルよりも高いレベルとなる推力領域内であって、前記合成推力が極大となった後のタイミングを終期とする期間とし、前記停止期間は次の前記出力期間にて前記合成推力が定常出力レベルよりも高いレベルの推力領域を回復させる期間とする出力制御手段を備えたことを特徴とする推力加工装置。
  3. 請求項1又は2において、前記基本推力発生手段は、液圧駆動又は空気圧駆動のアクチュエータであり、前記振動推力発生手段は前記アクチュエータの駆動部の先端部分を振動させる振動手段であることを特徴とする推力加工装置。
  4. 請求項において、前記アクチュエータはピストンロッドを駆動するエアーシリンダであり、前記振動手段は前記ピストンロッドの先端部分に設けられた振動子であることを特徴とする推力加工装置。
  5. 請求項において、前記振動子は、超磁歪素子に対する磁界の時間的変化により振動するものであることを特徴とする推力加工装置。
  6. 請求項において、前記振動子は、超音波振動子であることを特徴とする推力加工装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかにおいて、前記出力制御手段は、前記出力期間と前記停止期間との終了を、経過時間により判定していることを特徴とする推力加工装置。
  8. 請求項1〜6のいずれかにおいて、ワークが受ける圧力を検出する圧力センサを備え、前記出力制御手段は、前記出力期間と前記停止期間との終了を、前記圧力センサによる圧力変化に基づいて判定することを特徴とする推力加工装置。
  9. 請求項1〜6のいずれかにおいて、ワークとの間の接触状態を検出する接触センサを備え、前記出力制御手段は、前記出力期間と前記停止期間との終了を、前記接触センサによる接触状態の変化に基づいて判定することを特徴とする推力加工装置。
  10. 請求項1〜9のいずれかにおいて、ワークを圧入する圧入加工装置として構成されていることを特徴とする推力加工装置。
  11. 請求項1〜9のいずれかにおいて、ワークをプレスするプレス加工装置として構成されていることを特徴とする推力加工装置。
  12. 請求項1〜11のいずれかにおいて、ワークに対する加工量検出手段を備え、前記出力制御手段は、前記振動推力の間欠出力回数が基準回数に到達した状態にて前記加工量検出手段が加工完了を示す加工量を検出していない場合には、前記基本推力発生手段による基本推力出力と前記振動推力発生手段による振動推力出力とを停止することを特徴とする推力加工装置。
  13. 基本推力と該基本推力の前後方向に振幅を有する振動推力とを合成した合成推力をワークに与えることでワークを加工する推力加工方法であって、
    前記基本推力を継続出力状態として前記振動推力を出力期間と停止期間とを繰り返す間欠出力状態とするとともに、前記出力期間は前記合成推力の定常出力レベルよりも高いレベルの推力領域が完了するタイミングを終期とする期間とし、前記停止期間は次の前記出力期間にて前記合成推力が定常出力レベルよりも高いレベルの推力領域を回復できる期間とすることを特徴とする推力加工方法。
  14. 基本推力と該基本推力の前後方向に振幅を有する振動推力とを合成した合成推力をワークに与えることでワークを加工する推力加工方法であって、
    前記基本推力を継続出力状態として前記振動推力を出力期間と停止期間とを繰り返す間欠出力状態とするとともに、前記出力期間は前記合成推力の定常出力レベルよりも高いレベルとなる推力領域内であって、前記合成推力が極大となった後のタイミングを終期とする期間とし、前記停止期間は次の前記出力期間にて前記合成推力が定常出力レベルよりも高いレベルの推力領域を回復できる期間とすることを特徴とする推力加工方法。
  15. 請求項13又は14において、前記基本推力は、液圧駆動又は空気圧駆動のアクチュエータにより出力され、前記振動推力は前記アクチュエータの駆動部の先端部分を振動させる振動手段により発生させられることを特徴とする推力加工方法。
  16. 請求項15において、前記アクチュエータはピストンロッドを駆動するエアーシリンダであり、前記振動手段は前記ピストンロッドの先端部分に設けられた振動子であることを特徴とする推力加工方法。
  17. 請求項16において、前記振動子は、超磁歪素子に対する磁界の時間的変化により振動するものであることを特徴とする推力加工方法。
  18. 請求項16において、前記振動子は、超音波振動子であることを特徴とする推力加工方法。
  19. 請求項13〜18のいずれかにおいて、前記出力期間と前記停止期間との終了を、経過時間により判定していることを特徴とする推力加工方法。
  20. 請求項13〜18のいずれかにおいて、ワークが受ける圧力を検出する圧力センサによりワークが受ける圧力を検出し、前記出力期間と前記停止期間との終了を、前記ワークが受ける圧力の変化に基づいて判定することを特徴とする推力加工方法。
  21. 請求項13〜18のいずれかにおいて、ワークとの間の接触状態を検出する接触センサによりワークとの間の接触状態を検出し、前記出力期間と前記停止期間との終了を、ワークとの間の接触状態の変化に基づいて判定することを特徴とする推力加工方法。
  22. 請求項13〜21のいずれかにおいて、ワークを圧入する圧入加工方法として適用されることを特徴とする推力加工方法。
  23. 請求項13〜21のいずれかにおいて、ワークをプレスするプレス加工方法として適用されることを特徴とする推力加工方法。
  24. 請求項13〜23のいずれかにおいて、ワークに対する加工量を検出し、前記振動推力の間欠出力回数が基準回数に到達した状態にて加工完了を示す加工量が検出されていない場合には、前記基本推力の出力と前記振動推力の出力とを停止することを特徴とする推力加工方法。
JP2007094668A 2007-03-30 2007-03-30 推力加工装置及び推力加工方法 Expired - Fee Related JP4724144B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007094668A JP4724144B2 (ja) 2007-03-30 2007-03-30 推力加工装置及び推力加工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007094668A JP4724144B2 (ja) 2007-03-30 2007-03-30 推力加工装置及び推力加工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008246657A JP2008246657A (ja) 2008-10-16
JP4724144B2 true JP4724144B2 (ja) 2011-07-13

Family

ID=39972211

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007094668A Expired - Fee Related JP4724144B2 (ja) 2007-03-30 2007-03-30 推力加工装置及び推力加工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4724144B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5849709B2 (ja) * 2012-01-11 2016-02-03 トヨタ自動車株式会社 圧入装置の制御方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006315112A (ja) * 2005-05-11 2006-11-24 Meiwa E Tec:Kk 圧入装置
JP2007007767A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Meiwa E Tec:Kk 圧入装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01234128A (ja) * 1988-03-15 1989-09-19 Nagao Saito 嵌合方法
JP3256038B2 (ja) * 1993-07-09 2002-02-12 株式会社ベルデックス シャフト圧入装置
JP4461105B2 (ja) * 2006-02-07 2010-05-12 東芝ストレージデバイス株式会社 キャリッジアセンブリの組立方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006315112A (ja) * 2005-05-11 2006-11-24 Meiwa E Tec:Kk 圧入装置
JP2007007767A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Meiwa E Tec:Kk 圧入装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008246657A (ja) 2008-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110869163B (zh) 超声辊抛光系统和方法以及用于机加工部件的方法
JP4216048B2 (ja) ボビンツールを用いた摩擦攪拌接合装置とその接合方法
JP3092460B2 (ja) 幅圧縮加工機及び圧延機
EP2789408A1 (en) Die cushion force control method and die cushion apparatus
WO2008030329A2 (en) Ultrasonic welding using amplitude profiling
JP4724144B2 (ja) 推力加工装置及び推力加工方法
CN201143613Y (zh) 一种振动压光装置
JP2006315112A (ja) 圧入装置
JP5380906B2 (ja) かしめ装置およびかしめ方法
DE102015215362A1 (de) Verfahren zum Einstellen mindestens eines Parameters einer Handwerkzeugmaschine
JP5136107B2 (ja) 接合良否検査方法および接合良否検査装置
JP4873322B2 (ja) プレス方法および該方法を用いるプレス装置
JP4595020B2 (ja) ボンディング装置及びボンディングツール振巾測定方法ならびにボンディングツール振巾較正方法
JPH10504371A (ja) 液圧駆動制御装置
US20200271558A1 (en) Tensile testing machine and control method of tensile testing machine
JP2510178B2 (ja) 折曲加工機械
JP2007007767A (ja) 圧入装置
JP5702637B2 (ja) 加振装置および加振方法
JP2009039813A (ja) 圧入装置
JP2013111675A (ja) 圧入装置
JP2012202724A (ja) 試験装置および試験方法
GB2570778A (en) Setting unit for a self-piercing rivet device, self-piercing rivet device and method for connecting component parts
CN110007646B (zh) 伺服电动机控制装置
EP4129553A1 (en) Linear friction joining device
JP4412709B2 (ja) 曲げ加工方法及びその装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090821

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100916

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100928

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110322

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110408

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees