JP4721204B2 - 混合・造粒装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軸方向に混合ゾーンと造粒ゾーンとに仕切壁で仕切られている横長の容器と、該容器内に回転駆動可能に設けられている回転軸と、該回転軸に取り付けられている攪拌羽根とからなり、前記混合ゾーンに供給される被処理物が該混合ゾーンで混合され、そして前記仕切壁の開口部を通って前記造粒ゾーンに送られ、該造粒ゾーンで造粒されて排出されるようになっている混合・造粒装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
浄水場の排水処理過程で生じする脱水ケーキ、建設現場で生じる高含水粘土、石炭の焼却灰等は環境に対する配慮から、さらには資源の有効利用の観点から、単なる投棄処理から、粒状化処理して道路用材料、グランド改良材、園芸用土等に利用することが計られている。そのための処理方法も従来から色々提案されている。例えば、浄水場の排水処理過程で生じる脱水ケーキに、安定剤として山砂、セメント系固化剤等を加えて改良土を製造する研究もなされている。また、特開平11−156326号には、石炭火力発電所から排出されるフライアッシュを、埋立て材、盛り土造成材、土木工材等に利用するために、フライアッシュに消石灰と水とを加えて湿潤混練物を得て、これを転動処理して造粒し、炭酸ガス雰囲気中に放置して固化するフライアッシュの固化方法が示されている。
【0003】
一方、造粒装置も、文献名を挙げるまでもなく従来周知で、例えばミキサーとパンタイプ型のペレタイザとロータリーキルンとからなる組み合わせ型の造粒装置が知られている。また、1台の装置で造粒できる造粒装置、例えば造粒容器内の被処理物を攪拌羽根で攪拌・混合して造粒する強制攪拌形、筒型容器を回転駆動して内部の被処理物を造粒する転動造粒形、スクリュをシリンダ内で回転駆動してシリンダの先方から押し出し造粒する押出形、被処理物が入れられている槽を振動させる振動形等、多種類の造粒装置が知れれている。
【0004】
組み合わせ型の造粒装置によると、ミキサで被処理物を混合攪拌し、ベルトコンベヤでペレタイザへ搬送し、該レタイザで造粒された造粒物をベルトコンベヤでロータリーキルンへ搬送し、そして乾燥して製品を得ることができる。また、強制攪拌形の造粒装置は、概略的には造粒容器と、この造粒容器の内部で回転駆動される攪拌羽根とから構成されているので、造粒容器に被処理物と水とを供給し、攪拌羽根を所定時間回転駆動すると、塊状物は破砕され、そして造粒される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、造粒物は次の2つの作用から得られる。すなわち、被処理物を攪拌羽根で混合・分散し、そして造粒物の核となる小さな核造粒物を得る分散・造核作用と、この分散・造核作用で得られた多数の核が混在している被処理物を、同様に攪拌羽根で大きな脈流的な運動をするように混合・攪拌し、核の周囲に被処理物を付着させ所定の大きさに造粒する造粒作用とからなっている。造核作用では、被処理物を粒子単位に分散・混合する必要があるので、攪拌羽根は小さくて高速で回転駆動されるのが望ましい。一方、造核作用を行う攪拌羽根は、大きくて低速で回転駆動されるのが望ましい。
【0006】
ところで、上記従来の組み合わせ型の造粒装置によると、ミキサとペレタイザは独立しているので、造核作用するミキサの攪拌羽根を小さく、そして高速で回転駆動するように構成することができる。一方、ペレタイザの攪拌羽根は大きくし、低速で回転駆動するように構成することができる。したがって、ミキサはミキサの機能を、そしてペレタイザはペレタイザのそれぞれの機能を充分に生かすことができ、高品質の所望の製品を得ることができる利点はある。しかしながら、ミキサとペレタイザの2台の装置を必要とし、場合によってはロータリーキルンも必要とするので、造粒装置が大型化し、高価格になってしまう欠点がある。したがって、製品のコストアップにもなる。また、造粒中に被処理物を一方のミキサから他方のペレタイザへ移し替えて、再度混合・造粒しなければならないので、処理効率が落ち、これによっても製品のコストアップになる。このように理由により、上記の組み合わせ型の造粒装置は、汚泥のような安価な被処理物の処理装置としては適当ではない。
【0007】
また、強制攪拌形の造粒装置は、攪拌羽根で塊状物もある程度破砕され、そして造粒されるので、例えば脱水ケーキのような塊状物の造粒には適していると言える。しかしながら、造粒物は、前述したように分散・造核作用と造粒作用の相容れない両作用で得られるので、1台の造粒装置で両作用を同時に得ることは難しく、造粒物はある大きさに成長すると破壊されて、大きな造粒物にはならないという欠点がある。
【0008】
本発明は、上記したような従来の問題点を解決した混合・造粒装置を提供しようとするもので、具体的には分散・造核作用と造粒作用の両作用を奏する混合・造粒装置を安価に提供することを目的としている。他の発明は、上記目的に加えて、造粒中に乾燥処理も実施できる混合・造粒装置を提供することを目的としている。
【0009】
本発明の上記目的は、横長の容器を混合ゾーンと造粒ゾーンとに選定し、攪拌羽根をそれぞれのゾーンに適した速度で駆動するように構成することにより達成される。すなわち、請求項1に記載の発明は上記目的を達成するために、仕切壁が内部に設けられ、それによって混合ゾーンと造粒ゾーンとに仕切られている横長の容器からなり、前記混合ゾーンに供給される被処理物が該混合ゾーンで混合され、そして前記仕切壁の開口部を通って前記造粒ゾーンに連続的に送られ、該造粒ゾーンで造粒されて排出されるようになっている混合・造粒装置であって、前記混合ゾーンには、第1の回転軸が、前記造粒ゾーンには第2の回転軸が、それぞれの回転速度で駆動されるように設けられ、鋤形の攪拌羽根は前記第1の回転軸に、そして板状の造粒羽根は前記第2の回転軸にそれぞれ取り付けられており、前記仕切壁開口部は開口面積が調節可能になっており、それによって前記被処理物の前記混合ゾーンにおける滞留時間が調整されるように構成される。請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の混合・造粒装置において、前記混合ゾーンには、比較的高速で回転駆動されるチョッパー羽根が前記容器に設けられるように構成される。請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の混合・造粒装置において、前記造粒ゾーンに位置する容器の外周部には加熱ジャケットが設けられるように構成される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図1、2により本発明の実施の形態を説明する。図1は、第1の実施の形態に係る混合・造粒装置を示す図で、その(イ)は全体の、そしてその(ロ)は仕切壁の実施の形態を示す図であるが、図1に示されているように、第1の実施の形態に係わる混合・造粒装置は、軸芯が水平方向になるように配置される、横長の容器1を備えている。この横長の容器1の、図1の(イ)において左方が混合ゾーンKに、右方が造粒ゾーンPに選定されている。そして、第1の実施の形態によると、これらのゾーンK、Pにまたがって1本の共通の回転軸30が回転駆動可能に設けられている。
【0011】
容器1は、略円筒状を呈している。そして、本実施の形態では、粉体、高含水粘土、石炭の焼却灰、脱水ケーキ等の被処理物は、容器1の左方の端部寄りから混合ゾーンKに供給され、右方へ送られる過程で分散・混合され、そして核が形成され、次いで造粒ゾーンP送られ造粒され、必要に応じて乾燥された製品は造粒ゾーンPの右端部近傍から排出されるようになっている。そのために、容器1の左端部近傍の上方には、被処理物供給口2が設けられ、容器1の右端部の下方には製品排出口3が設けられている。被処理物供給口2に対応して、後述する機械式定量供給装置10が、製品排出口3に対応してシュート3’がそれぞれ設けられている。また、混合ゾーンKには、その上流側に寄った位置にバインダ供給用の噴霧ノズル4、4…が取り付けられ、水、キレート等のバインダは分散・混合中の被処理物に均一に散水されるようになっている。
【0012】
このように、被処理物供給口2、製品排出口3等が設けられている容器1の両サイドは側壁5、5’で閉鎖されている。そして容器1の中央部よりの位置に、混合ゾーンKと造粒ゾーンPとを区画する仕切壁20が取り付けられている。仕切壁20は、容器1を横切り閉鎖する形で取り付けられ、本実施の形態では、図1の(ロ)に示されているように、2個の被処理物通過孔21、21が、軸心を中心として上下に分かれて、略三角形を呈するようにして明けられている。これらの被処理物通過孔21、21の開口面積は、左右方向にスライド可能な調節板22、22で調節されるが、そのためにこれらの調節板22、22の左端部にはネジ棒23、23が取り付けられている。一方、容器1の外側には、その内部に雌ネジが形成されているナット24、24が固定されている。そして、前記ネジ棒23、23は、ナット24、24にそれぞれ螺合している。
【0013】
したがって、ネジ棒23、23の上端部に取り付けられているハンドル25、25を正逆方向に回すと、ネジ棒23、23が図1の(ロ)において左右方向に移動し、調節板22、22が左右方向にスライドし、被処理物通過孔21、21の開口面積が調節されることになる。なお、図1の(ロ)に示されている実施の形態では、調節板22、22は左右方向にスライド的に駆動されるようになっているが、上下方向にスライドするように実施できる。このように本実施の形態によると、2個の被処理物通過孔21、21が明けられているので、後述する攪拌羽根34、34、…の回転方向に合わせて、一方の開口面積を広くし、他方を狭くする等の調節が自在にできる。
【0014】
このように構成されている容器1の造粒ゾーンPの外周壁には、加熱ジャケット6が設けられている。この加熱ジャケット6は、容器1の内周壁とこの内周壁と所定の間隔をおいて設けられている外周壁とから構成されている。このように構成されている加熱ジャケット6の内部は、加熱蒸気の流路となっているが、加熱蒸気が加熱ジャケット6内で短絡しないように邪魔板、ガイド板等が適宜設けられている。加熱ジャケット6の、図1の(イ)において右方の下方端部には、蒸気コネクタ7が取り付けられている。また、この蒸気コネクタ7に対向して、加熱ジャケット6の、図1において左方の上方部には排気コネクタ8が取り付けられている。蒸気コネクタ7から供給される蒸気は、造粒ゾーンPの内部を加熱し、そして排気コネクタ8から図示されないボイラへ還流され、そしてボイラで再度加熱され加熱コネクタ7から加熱ジャケット6内へ供給されるようになっている。なお、容器1の造粒ゾーンPの上流側にもバインダ供給用の噴霧ノズル4が設けられている。また、造粒ゾーンPには、乾燥中の水蒸気を排出するための排気管9も取り付けられている。
【0015】
上記のように構成されている容器1の内部には、その軸心と同軸的に本実施の形態では1本の共通の回転軸30が水平方向に設けられている。回転軸30は、その両端は容器1から両側壁5、5’を通って外方へ出て、第1、2の軸受31、31’により回転自在に軸受けされている。そして、第1の軸受31の外側において、モータ、ベルト等からなる駆動装置32により回転駆動されるようになっている。なお、本実施の形態によると、モータにはインバータが取り付けられており、回転軸30はその回転速度が任意に調節できるようになっている。
【0016】
このように回転速度が任意に調節される回転軸30の、混合ゾーンKに位置する部分には、軸方向および回転角度方向に所定の間隔をおいて複数個のアーム33、33、…が固定され、これらのアーム33、33、…に攪拌羽根34、34、…が取り付けられている。攪拌羽根34、34、…は、本実施の形態では鋤形すなわちショベル形を呈し、被処理物はこれらの攪拌羽根34、34、…により、浮遊分散混合される。図1に示されている実施の形態によると、容器1の混合ゾーンKの内部には、攪拌羽根34、34、…の他にチョッパー羽根が、望ましくは複数個のチョッパー羽根35、35、…が設けられている。これらのチョッパー羽根35、35、…は、容器1の被処理物供給口2の下部近傍に、攪拌羽根34、34、…と干渉しない位置に設けられ、攪拌羽根34、34、…により持ち上げられ、そして落下してくる被処理物を剪断、分散するもので、外部に設けられているモータにより、攪拌羽根34、34、…とは関係なく独立的に比較的高速で回転駆動されるようになっている。このように混合ゾーンKには、チョッパー羽根35、35、…が設けられているので、回転軸30を造粒作用に適した比較的低速度で回転駆動しても、被処理物は充分に剪断、分散作用を受けることになる。
【0017】
造粒ゾーンP内に位置する回転軸30には、本実施の形態によると、軸方向に所定の間隔をおいて、回転方向には比較的疎に、例えば180度間隔に複数個のアーム36、36、…が固定され、これらのアーム36、36、…の先端部に軸方向に長い板状の造粒羽根37、37、…が取り付けられている。
【0018】
機械式定量供給装置10は、モータ14で回転駆動されるスクリュ12を備え、このスクリュ12の上方にホッパ13が設けられている。したがって、モータ14によりスクリュ12を所定速度で回転駆動すると、ホッパ13内の被処理物は所定の割合で容器1に供給される。なお、本実施の形態に係わる混合・造粒装置も制御装置を備え、自動的に造粒することができるが、制御装置は図1には示されていない。
【0019】
次に、上記実施の形態の造粒作用について説明する。駆動装置32により回転軸30を比較的低速で駆動する。さらには、加熱ジャケット6に加熱蒸気を供給する。スクリュ12を所定速度で回転駆動する。そうすると、ホッパ13内の被処理物は、所定の割合で容器1の混合ゾーンKに供給される。被処理物は、攪拌羽根34、34、…により持ち上げられ、そして落下し混合される。このとき、主としてチョッパー羽根35、35、…により、投入された被処理物は、短時間で混合・剪断・分散される。噴霧ノズル4、4、…からバインダを適宜散布する。これにより小さな核造粒物が生成される。
【0020】
核造粒物が混在した被処理物は、撹拌羽根34、34、…により、仕切壁20の被処理物通過孔21、21を通って下流側の造粒ゾーンPへと連続的に送られる。このとき、仕切壁20の被処理物通過孔21、21の開口面積により、混合ゾーンKの滞留時間を調節し、分散・混合の度合い、あるいは核造粒物の形成度合いを適宜調節する。噴霧ノズル4から必要に応じてバインダを噴霧する。そうすると、回転軸30に取り付けられている造粒羽根37、37、…により、攪拌される。このとき核造粒物の外周面に被処理物が付着し、造粒される。造粒されながら乾燥され、製品となってシュート3’から連続的に排出される。
【0021】
このとき、造粒羽根37、37、…の、回転軸30の軸方向の取り付け間隔は、例えば180度になっているので、壊れやすい造粒物も壊れることなく、所定大きさに造粒され、製品排出口3から排出される。このように、本実施の形態によると、1台の混合・造粒装置により、比較的低速の共通の回転軸30により造粒されるが、混合ゾーンKには比較的高速で回転駆動されるチョッパ羽根35、35、…が設けられているので、被処理物は充分に混合・分散され、そして造核される。また、回転軸30は比較的低速で回転駆動されるので、壊れやすい被処理物も壊れることなく所定大きさに造粒される。上記のようにして、脱水ケーキ、粘土、焼却灰等の鉱物以外の例えば化学薬品、食品等を同様にして処理できることは明らかである。
【0022】
上記の第1の実施の形態は色々な変形が可能である。例えば、第2の実施の形態として図2の(イ)に示されているように、図1に示されている実施の形態の仕切壁20の中心部に第3の軸受31”を設けると共に、回転軸30を混合ゾーンKに位置する第1の回転軸30kと、造粒ゾーンPに位置する第2の回転軸30pとに分割し、そして上記第3の軸受31”に、第1の回転軸30kの端部と、第2の回転軸30pの端部とをそれぞれ軸受けするように実施することもできる。このように回転軸30を分割すると、第1の回転軸30kは混合・分散および造核に適した比較的高速で、また第2の回転軸30pは造粒に適した比較的低速で回転駆動することができる。また、攪拌羽根34、34、…および造粒羽根37、37、…の構造に融通性が得られるようにもなる。さらには、第1の回転軸30kを高速で回転駆動すると、充分な混合・分散および造核作用が得られるので、チョッパー羽根35、35、…を省略することもできる。
【0023】
図2の(ロ)、(ハ)に、本発明の第3の実施の形態が示されている。前述した第1および第2の実施の形態と同様な部材には同じ参照数字あるいは符号を付けて重複説明はしないが、第3の実施の形態によると、造粒ゾーンPは造粒ドラム40から構成されている。さらに詳しく説明すると、第2の回転軸30pには複数本のアーム41、41、…が取り付けられ、造粒ドラム40はこれらのアーム41、41、…により第2の回転軸30pと一体になって駆動装置32’により回転駆動されるようになっている。造粒ドラム40の仕切壁20側は、テーパ壁42により縮径されている。そして、混合ゾーンK中の被処理物は、仕切壁20の被処理物通過孔21、21からガイド43により造粒ドラム40内へ供給されるようになっている。造粒ドラム40の右端部は、エンドプレート45で封鎖されているが、このエンドプレート45には、図2の(ハ)に示されているように、同心的に円弧状の複数個の製品排出口46、46、…が明けられている。したがって、造粒ドラム40が回転駆動されるときも、製品は実質上連続的に製品排出口46、46、…から排出される。
【0024】
第3の実施の形態によっても、例えば第2の回転軸30pを第1の回転軸30きょりも低速で回転駆動することにより、従来の技術の項で説明した筒型容器を回転駆動して内部の被処理物を造粒する原理により、造粒できることは明らかである。このとき、造粒ドラム40の内周壁に被処理物を掬い上げる羽根、製品排出口46、46、…の方へ案内するガイド部材等を設けることができることも明らかである。さらには、第1の回転軸30kを高速で回転駆動することにより、チョッパー羽根35、35、…を省略できることも明らかである。なお、図2の(ロ)に示されている実施の形態では、容器1の本体は造粒ドラム40の方まで延びているが、造粒ドラム40の方は無くても実施できる。また、図には示されていないが、造粒ドラム40の内部を外周部に設けたヒータ等により加熱することもできる。このとき生じる蒸気は、排気管9から排気される。
【0025】
【発明の効果】
以上のように、本発明によると、仕切壁が内部に設けられ、それによって混合ゾーンと造粒ゾーンとに仕切られている横長の容器からなり、前記混合ゾーンに供給される被処理物が該混合ゾーンで混合され、そして前記仕切壁の開口部を通って前記造粒ゾーンに連続的に送られ、該造粒ゾーンで造粒されて排出されるようになっている混合・造粒装置の前記混合ゾーンには、第1の回転軸が、前記造粒ゾーンには第2の回転軸が、それぞれの回転速度で駆動されるように設けられ、鋤形の攪拌羽根は前記第1の回転軸に、そして板状の造粒羽根は前記第2の回転軸にそれぞれ取り付けられているので、分散・造核作用と造粒作用の両作用を奏するにも拘わらず、混合・造粒装置を安価に得ることができるという本発明に特有の効果が得られる。特に、混合ゾーンと造粒ゾーンとにそれぞれ設けられている第1、2の回転軸は、それぞれの回転速度で回転駆動されるようになっているので、混合には混合に適した回転速度で、そして造粒には造粒に適した回転速度で回転駆動することができる。また、他の発明によると、混合ゾーンには剪断・分散用のチョッパー羽根が設けられているので、被処理物は充分に分散・混合され、そして造粒核が形成される。したがって、安価な混合・造粒装置で高品質の製品を安価に得ることができる。さらに他の発明によると、造粒ゾーンに位置する容器の外周部には加熱ジャケットが設けられているので、上記効果に加えて、造粒と同時に乾燥製品を得ることができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を模式的に示す図で、その(イ)は全体を示す断面図、その(ロ)は仕切壁の側面図である。
【図2】本発明の他の実施の形態を模式的に示す図で、その(イ)は第2の実施の形態の仕切壁部分のみを示す断面図、その(ロ)は第3の実施の形態の要部のみを示す断面図、そしてその(ハ)はエンドプレートの側面図である。
【符号の説明】
1 容器 4 噴霧ノズル
6 加熱ジャケット 20 仕切壁
30 回転軸 30k 第1の回転軸
30p 第2の回転軸 32” 第3の軸受
34 攪拌羽根 35 チョッパ羽根
37 造粒羽根 40 造粒ドラム

Claims (3)

  1. 仕切壁が内部に設けられ、それによって混合ゾーンと造粒ゾーンとに仕切られている横長の容器からなり、前記混合ゾーンに供給される被処理物が該混合ゾーンで混合され、そして前記仕切壁の開口部を通って前記造粒ゾーンに連続的に送られ、該造粒ゾーンで造粒されて排出されるようになっている混合・造粒装置であって、
    前記混合ゾーンには、第1の回転軸が、前記造粒ゾーンには第2の回転軸が、それぞれの回転速度で駆動されるように設けられ、鋤形の攪拌羽根は前記第1の回転軸に、そして板状の造粒羽根は前記第2の回転軸にそれぞれ取り付けられており、
    前記仕切壁開口部は開口面積が調節可能になっており、それによって前記被処理物の前記混合ゾーンにおける滞留時間が調整されるようになっていることを特徴とする混合・造粒装置。
  2. 請求項1に記載の混合・造粒装置において、前記混合ゾーンには、比較的高速で回転駆動されるチョッパー羽根が前記容器に設けられていることを特徴とする混合・造粒装置。
  3. 請求項1または2に記載の混合・造粒装置において、前記造粒ゾーンに位置する容器の外周部には加熱ジャケットが設けられていることを特徴とする混合・造粒装置。
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