JP4580299B2 - 液状混合物用ミキサー - Google Patents

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Description

本発明は、製鋼スラグ、石炭灰、焼却灰等の粉粒体材料と溶融硫黄等の高温液体とを撹拌、混合する液状混合物用ミキサーに関するものである。
従来、垂直に立設された架台上に上から下へ順にホッパー、計量槽、フィーダ、ミキサーを配置し、ロータリキルン等で加熱乾燥した製鋼スラグ、製鋼ダストや焼却灰等の粉粒体材料を前記ホッパーに供給して貯蔵し、該粉粒体材料を前記計量槽で計量した後にフィーダで前記ミキサーに投入すると共に、硫黄タンクと添加剤タンクからそれぞれポンプにより配管を通して液状硫黄と添加剤を所定量前記ミキサーに供給して、該ミキサーにおいて前記粉粒体材料と液状硫黄および添加剤とを混練して流動性の混練物(液状混合物)を調製し、該液状混合物を所定の形状に成形して硫黄固化成形物を製造する装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−318244号公報
前記硫黄固化成形物製造装置においては、前記ミキサーとして2軸パグミル式ミキサーが使用されることが示されているが、従来、この種の2軸パグミル式ミキサーは、アスファルト合材混練用のミキサーやコンクリート混練用のミキサーにおいて知られているように、一般に、ミキサーのケーシングが、パドルにおける撹拌羽根の先端の回転半径に沿った一対の半円弧面状の底部を有し、この底部の上端縁から上方へ向けて一対の側壁部を垂設すると共に、前記底部と両側壁部の両端に端部壁を結合して箱形に形成されており、ケーシングの上端は撹拌、混合すべき材料の供給部と連絡されている。
しかし、従来の2軸パグミル式ミキサーをそのまま硫黄固化成形物製造装置のミキサーに適用した場合には、前記ケーシング内で回転する撹拌羽根の先端が通過しない両側壁部の内面に液状混合物が滞留して付着してしまい、このため、ケーシング内に投入された全ての材料を確実に混合して均質な性状の液状混合物を得ることができない問題がある。
また、前記硫黄固化成形物製造装置におけるミキサーは、引火性を有する高温の溶融硫黄を高温状態を維持して撹拌、混合する必要があるが、従来の2軸パグミル式ミキサーでは、それに対応した設備が付設されていないので、前記液状混合物を安全に、かつ効率的に調製することができない問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、粉粒体材料と高温液体とを適切な温度で安全に、かつ効率的に撹拌、混合して均質な性状の液状混合物を調製することができる液状混合物用ミキサーを提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために、以下の点を特徴としている。
すなわち、請求項1に係る液状混合物用ミキサーは、上端に上部ゲート装置によって開閉される材料投入口を設け、下端に下部ゲート装置によって開閉される材料排出口を設けて密閉可能なミキサーケースと、該ミキサーケース内に回転自在に設けられた撹拌羽根と、前記ミキサーケースの上方に配置され、該ミキサーケース内に高温液体を散布するスプレー管と、前記ミキサーケースの外周に設けられミキサーケース内の被混合物を加熱する加熱手段と、ミキサーケースの上部に設けられミキサーケースの上部空間内の空気を置換する不活性ガス導入管およびブリーザ弁とを備えており、
前記上部ゲート装置が、上部ゲートと、該上部ゲートを前記材料投入口の閉鎖位置と開放位置との間で案内、移動させるゲート移動手段と、前記上部ゲートをその閉鎖位置で前記材料投入口に対して押圧し、また、該押圧を解放して材料投入口から分離するゲート押圧手段とを備えていて、
前記上部ゲート装置に、前記上部ゲートの閉鎖位置への移動と開放位置への移動を検出する位置検出手段と、上部ゲートの材料投入口に対する押圧と分離を検出する押圧検出手段とが設けられ、前記位置検出手段による上部ゲートの閉鎖位置への移動が検出されたときに、前記ゲート押圧手段が上部ゲートを前記材料投入口に押圧し、前記押圧検出手段による上部ゲートの材料投入口からの分離が検出されたときに、前記ゲート移動手段が上部ゲートを開放位置へ移動させるようにしたことを特徴としている。
請求項2に係る液状混合物用ミキサーは、請求項1に記載の液状混合物用ミキサーにおいて、前記ミキサーケースが、正面視において、上方の開口部の開口幅をミキサーケースの全幅より小さく設定されると共に、底部と該底部から前記開口部の縁に至る側壁の内面を前記撹拌羽根の回転半径に沿った円弧状に形成されていることを特徴としている。
請求項3に係る液状混合物用ミキサーは、請求項1または2に記載の液状混合物用ミキサーにおいて、前記下部ゲート装置が、撹拌羽根の回転軸方向に前記材料排出口を摺動して移動するスライドゲートと、該スライドゲートを前記材料排出口の閉鎖位置と開放位置との間で案内、移動させるゲート移動手段とを備えていることを特徴としている。
請求項4に係る液状混合物用ミキサーは、請求項3に記載の液状混合物用ミキサーにおいて、前記スライドゲートの外面側に加熱手段が設けられていることを特徴としている。
本発明によれば、以下の優れた効果を奏する。
すなわち、請求項1に係る液状混合物用ミキサーによれば、ミキサーケースの外周に設けた加熱手段によって、加熱乾燥した粉粒体材料と高温液体とを適切な温度を維持した状態で円滑に撹拌、混合することができるので、能率良く均質な液状混合物を調製することができる。また、上部ゲート装置と下部ゲート装置で材料投入口と材料排出口をそれぞれ閉鎖してミキサーケース内を密閉し、かつミキサーケース内の空気を不活性ガスで置換した状態において、前記粉粒体材料と高温液体とを混合することができるので、前記高温液体が引火性を有する液体であっても、引火を確実に防止して安全に撹拌、混合することができる。
また、前記ミキサーケースの材料投入口を上部ゲートで閉鎖するときは、上部ゲートがゲート押圧手段によって材料投入口に押圧されて該材料投入口を気密に閉鎖するので、材料投入口を通して液状混合物の熱が外部へ放散するのを可及的に少なく抑えることができると共に、材料投入口を開放するときには、ゲート押圧手段によって上部ゲートが材料投入口から分離されるので、ゲート移動手段による上部ゲートの開放位置への移動を円滑に行うことができる。
また、位置検出手段と押圧検出手段による上部ゲートの動作位置を検出することによって、ゲート移動手段とゲート押圧手段の連係動作を誤りなく的確に行うことができるので、上部ゲートによる材料投入口の開閉と密閉操作を円滑、確実に行うことができる。
請求項2に係る液状混合物用ミキサーによれば、回転する撹拌羽根が通過しないで被混合物が滞留する領域を可及的に減少させることができ、ミキサーケースの上部の内壁面に混合物が付着するのを防止して、粉粒体材料と高温液体とを均質に、かつ効率的に撹拌、混合することができる。
請求項3に係る液状混合物用ミキサーによれば、スライドゲートがゲート移動手段によって案内、移動されることにより、ミキサーケースの材料排出口を円滑に開閉することができる。また、スライドゲートが開放時には、その内面側に付着した混合物が材料排出口の縁との摺動によって掻き取られるので、スライドゲートの内面側に付着した混合物が外気で直接冷却して固着するといった事態を防止することができる。
請求項4に係る液状混合物用ミキサーによれば、スライドゲートを加熱手段で常時所要温度に加熱することができるので、ミキサーケースの材料排出口部における温度降下を抑えることができて、ミキサーケース内での被混合物の撹拌、混合条件を均一に維持することができる。また、万一、スライドゲートの内面側に付着した混合物が、開放時にミキサーケース外で外気に露出されても温度降下することがなく、スライゲートが固着した混合物によって材料排出口を閉鎖することができなく事態を防止できる。
以下、本発明の一実施の形態に係る液状混合物用ミキサーについて、添付図面を参照して説明する。
図1〜図5において、1は本発明の一実施の形態に係る液状混合物用ミキサーである。この液状混合物用ミキサー1は、水平方向に離間した中心C,Cを中心とする一対の円弧面を有する底部2a,2aと、該底部2a,2aに連続した円弧面を有する側壁2b,2bと、前記底部2aと側壁2bの両端に垂直に接合された端部壁2c,2cとによって箱形状に形成されたミキサーケース2を備えている。そして、該ミキサーケース2は、架台3に固定したフレーム4に支持され、上方に平面視で矩形の開口部2dが設けられ、底部2aに平面視で矩形状の材料排出口2eが設けられている。前記開口部2dは、正面視(図2、図5)において、開口幅(開口縁2f,2f間の距離)をミキサーケース2の全幅8(図5で左右の側壁2b,2b間の距離)より小さく、前中心C,C間の距離よりやや大きく設定され、開口部長を前記端部壁2c,2cの内面間の距離に等しく設定されている。
また、前記ミキサーケース2の底部2a,2aと側壁2b,2bの内側面には、体摩耗材料からなる円弧面状のライナー5a,5aが、前記端部壁2c,2cの内側面には垂直平面状のライナー5b,5bがそれぞれ装着されている。前記ミキサーケース2の底部2aと側壁2bの外周には、複数の隔て金6aによって平行に隔てられた円弧面状のオイルジャケット板6b,6bが液密に固定されており、該オイルジャケット板6bと前記底部2a、側壁2bとの間にオイルジャケット(加熱手段)6が設けられている。該オイルジャケット6の下部と上部には、熱油を導入、排出するオイル入口管6cとオイル出口管6dが連絡されている。前記ミキサーケース2の内部には、前記中心C,Cの回りに回転する一対のパドル式撹拌羽根(撹拌羽根)7,7が設けられている。該パドル式撹拌羽根7は、従来周知の2軸式パドルミキサーと同様ように、回転軸7aに直径方向に向けて着脱可能に固定したパドルアーム7bの先端にパドルチップ7cを着脱可能に取り付けてなり、前記回転軸7aの両端側がミキサーケース2の端部壁2c、2cを液密に貫通されて、前記フレーム4に固定された軸受8,8によって支持されている。
前記各回転軸7a,7aの一端部(図3、図4で右端部)にはスプロケット9,9が固定され、該スプロケット9,9は、前記架台3に設置されたインバータ制御の減速機付モータ10の出力軸に固定したスプロケット11に、チェーン12を介して連絡されている。なお、前記チェーン12は、前記回転軸7a,7aの一方(図2で左方、図3で下方)に固定されたスプロケット9の上部に巻き掛けられ、他方(図2で右方、図3で上方)に固定されたスプロケット9の下部に巻き掛けられると共に、円弧状のチェーンガイド13の上部に支持、案内されており、前記減速機付モータ10の回転によって前記各パドル式撹拌羽根7,7が、矢印x,yで示すように互いに反対方向に回転するようになっている。
また、前記ミキサーケース2の上部における開口部2dの幅方向(図3で上下方向、図5で左右方向)の両外側寄りの位置には、下方に開口するノズル孔14aを軸方向に沿って複数配列された一対のスプレー管14,14が、前記回転軸7a,7aの軸方向に平行にして前記端部壁2c,2cを液密に貫通して設けられている。該スプレー管14,14の一端部は蓋板14bで閉鎖され、他端部は配管p2を介して高温液体供給装置に連絡され、該高温液体供給装置から供給された高温液体が前記ミキサーケース2内にその上部から散布されるようになっている。さらに、前記ミキサーケース2の開口部2dの側部には、圧力計付二次減圧弁(ブリーザ弁)15aを取り付けた配管15と不活性ガス供給源に連絡された不活性ガス導入管16がミキサーケース2内に連通して設けられ、ミキサーケース2の上部空間内の空気を不活性ガスで置換するようになっている(図3、図5、図9参照)。
前記ミキサーケース2の上端には、前記開口部2dの開口幅より狭い開口幅を有する平面視で矩形の材料投入口2gを設けた矩形枠状の材料投入口部材2hが取り付けられており(図2、図6〜図8参照)、該材料投入口部材2hの上方には、前記材料投入口2gを開閉する上部ゲート装置17が配置されている。該上部ゲート装置17は、図1、図2、図6〜図8に示すように、上部ゲート17と、該上部ゲート18を前記材料投入口2gの閉鎖位置と開放位置との間で案内、移動させるゲート移動手段19と、前記上部ゲート18をその閉鎖位置で前記材料投入口2gに対して押圧し、また、該押圧を解放して材料投入口2gから分離するゲート押圧手段20とを備えている。
前記上部ゲート18は、平面視(図1)で矩形状の平板で形成され、下面には、上部ゲート18が前記材料投入口部材2gの上端フランジ2jに押圧されたときに、ミキサーケース2内を密封するをシール板18aが接着されている。
前記ゲート移動手段19は、溝型鋼をその溝側を互いに向かい合わせて接合して平面視で矩形枠状に形成したゲート案内フレーム22と、前記上部ゲート18を支持して前記ゲート案内フレーム22に沿って移動するゲート支持フレーム23と、該ゲート支持フレーム23をゲート案内フレーム22に沿って移動させるアクチュエータ等からなる駆動手段24とを備えている。そして、前記ゲート案内フレーム22は、前後方向(図1、図2で左右方向)に長く構成され、その後端部(前記材料投入口2gと反対側の端部)の左右(図1で上下)に水平に固定した支軸25,25が、前記架台3の垂直梁3aに水平に固定した一対のサポート26,26に軸受26a,26aを介して支持され、該支軸25,25を支点に上下に回動し得るように設けられている。
前記ゲート支持フレーム23は、一対の縦部材23a,23aを、左右(図1で上下)にゲート案内フレーム22の縦部材22a,22aの内側においてそれと平行になるように配置し、各縦部材23a,23aを前後の一対のの横部材23b,23cで相互に連結して構成されている。そして、前記縦部材23a,23aの左右に水平に突き出して固定された左右、前後の2対の支軸には、それぞれフランジ付きのローラ27がそれらの内部に設けた軸受を介して鉛直面内で回転するように支持されている。各ローラ27は前記ゲート案内フレーム22の縦部材22a,22aの溝22a1,22a1内に挿入されて転動するようになっており、前記ゲート支持フレーム23が前記ゲート案内フレーム22に沿って前後に移動可能とされている。
前記ゲート支持フレーム23の各縦部材23a,23aの内側には、前後に支持具28,28が固定されており、該支持具28,28にナット28aで締め付けて上下に位置調節可能に垂設された支持棒28bの下端部には、前記上部ゲート18の四隅部がねじ28cで固定されている。したがって、前記上部ゲート18はゲート支持フレーム23に水平に保持されてそれと一緒にゲート案内フレーム22の縦部材22a,22aに沿って移動されるようになっている。
前記駆動手段24は、アクチュエータとしてのエアシリンダ29がその中間部を、前記ゲート案内フレーム22の後端側の横部材22bにおける中央に固定したブラケット30にピン軸を介して上下に回動自在に支持され、エアシリンダ29のロッド29aの先端が連結具31を介して、前記上部ゲート支持フレーム23の横部材23bの上面に突設した接続金具32に上下に回動自在に連結されて構成されている。
また、前記ゲート押圧手段20は、前記ミキサーケース2に設けた支持座33に固定したブラケット34にピン軸を介して鉛直面内で回動するように支持されたアクチュエータとしてのエアシリンダ35を備え、該エアシリンダ35のロッド35aが、その上端部の連結具を介して、前記ゲート案内フレーム22の前端側の横部材22bに固定した接続金具36にピン軸によって連結されており、前記エアシリンダ35がそのロッド35aを伸縮させると、前記ゲート案内フレーム22が前記支軸25,25を支点にして上下に回動して、前記上部ゲート18がゲート支持フレーム23を介して上下に動くようになっている。
前記ゲート案内フレーム22の右側(図1で下側)の縦部材22aには、前側と後側に固定した支持部材37,37を介して、一対のリミットスイッチ37a,37bが前後方向に位置調節可能に取り付けられ、一方、前記ゲート支持フレーム23の右側の縦部材23aには、その中間付近に支持部材38を介して1つのスイッチ作動片39が固定して設けられており、前記上部ゲート18が前記材料投入口部材2hの材料投入口2gの上方位置(閉鎖位置)に位置されたとき(図1で実線で示した位置にあるとき)には、前記スイッチ作動片39がその前側の傾斜面で前記前側のリミットスイッチ37aを動作させ、前記上部ゲート18が前記材料投入口2gを開放してゲート案内フレーム22の後端位置(図1で鎖線で示す開放位置)に位置されたときには、前記スイッチ作動片39がその後側の傾斜面で前記後側のリミットスイッチ37bを動作させるようになっている。
また、前記ミキサーケース2に固定した支持部材40にリミットスイッチ41が取り付けられると共に、前記ゲート案内フレーム22の前側の横部材22bにスイッチ作動片42が取り付けられており、該スイッチ作動片42は、前記上部ゲート18が閉鎖位置に位置されて前記ゲート案内フレーム22(ゲート支持フレーム23)がエアシリンダ35で下降されたときに、前記リミットスイッチ41を作動させて、上部ゲート18が前記材料投入口2gを閉鎖して押圧したことを検出させ、エアシリンダ35でゲート案内フレーム20が上昇されてリミットスイッチ41を不作動としたときに、上部ゲート18が材料投入口2gから分離(開口部2dの開放)したことを検出させるようになっている。
前記各リミットスイッチ37a,37b、スイッチ作動片39等によって、前記ゲート18の閉鎖位置への移動と開放位置への移動を検出する位置検出手段43が構成され、前記リミットスイッチ41、スイッチ作動片42等によって、上部ゲート18の材料投入口2gに対する押圧と分離を検出する押圧検出手段44が構成されている。そして、前記位置検出手段43による上部ゲート18の閉鎖位置への移動が検出されたときに、前記ゲート押圧手段20が前記上部ゲート18を前記材料投入口2gに押圧し、前記押圧検出手段41による上部ゲート18の材料投入口2gからの分離が検出されたときに、前記ゲート移動手段19が上部ゲート18を開放位置へ移動させるようになっている。
なお、前記ゲート支持フレーム23の前端には弾力性を有する板状のスクレーパ21が取り付けられており、上部ゲート18が前後に移動するときに、前記材料投入口部材2hの上端フランジ2jの表面を清浄に拭くようになっている。また、前記上部ゲート18の上面の中央部は、前記ゲート支持フレーム23の横部材23b,23cに対し、連結金具45を介して鉛直面内で相対的に回動可能に支持されている。
また、前記ミキサーケース2の底部2aの下端には前記材料排出口2eを開閉する下部ゲート装置46が設けられている。該下部ゲート装置46は、図9、図10に示すように、ミキサーケース2の底部2aの下側と前記フレーム4に垂設された複数の支持部材47、47の下端部に取り付けられると共に、前記パドル式撹拌羽根7の回転軸7aの軸方向に水平に延長され、かつ相互に該回転軸7aに直交する方向に所定間隔をあけて平行に設けた一対のガイドレール48,48と、該ガイドレール48,48に支持されて回転軸7aの軸方向に前記材料排出口2aを摺動して移動するスライドゲート49と、該スライドゲート49を前記材料排出口2eの閉鎖位置と開放位置との間で移動させるゲート移動手段50とを備えている。
前記スライドゲート49は、正面視(図10)で上部が山形状に形成されて前記回転軸7aの軸方向に延長されたゲート板49aの両側に沿って垂直板49b,49bを固着してなるゲート本体49cと、前記各垂直板49b,49bの前後部(図9で左右部)に、前記回転軸7aに直交する方向に延長されて軸受51,51を介して回転自在に支持されたローラ軸52と、各ローラ軸52の両端部に固定され、かつ前記ガイドレール48,48上を転動するフランジ付きのガイドローラ53,53とを備えている。前記ゲート板49aの表面には前記ミキサーケース2の材料排出口2eの縁に固着された正面視で山形状の摺接板54に摺接する耐摩耗性材料からなるライナー49dがボルト・ナット49eにより着脱可能に装着されている。
また、前記ゲート板49aの山形の両背面に、電熱式のパネルヒータ(加熱手段)55(片側の背面のみ図示)が複数個取り付けられると共に、該パネルヒータ55に電力を供給する配線の端子箱56とパネルヒータ55の加熱温度を調節するサーモスタット57がゲート本体49cの背面側の収納箱58内に設けられている。さらに、前記垂直板49b,49bの一方の外側面には1つのスイッチ作動片59が固定され、一方、前記ミキサーケース2に設けた適宜支持材(図示せず)には、前記スライドゲート49が前記ミキサーケース2の材料排出口2eを閉鎖する閉鎖位置と開放する開放位置に位置されたときに、前記スイッチ作動片59によって動作する前後一対のリミットスイッチ59a,59a(図10で1つのみ図示)が取り付けられている。
前記ゲート移動手段50は、架台3の支持フレーム3bに固定したブラケット60に、中間部をピン軸によって垂直面内で回動自在に支持されたエアシリンダ(アクチュエータ)61と、一端を前記ゲート本体49cの後部の連結板49fに接続金具を介して上下に回動可能に連結され、他端を前記エアシリンダ61のロッド61aに接続金具を介して上下に回動可能に連結されたリンク62とを備えており、エアシリンダ61の作動により前記スライドゲート49が前記ガイドローラ53、53を介してガイドレール48,48に沿って移動するようになっている。
なお、図2、図3、図5、図9において、63はミキサーケース2の両側壁2b、2bに設けたミキサーケース2内を点検する点検口であり、着脱可能な蓋板64によって開閉し得るようようになっている。また、図示しないが、前記ミキサーケース2の外周にはロックウール等の保温材が装着されている。
次に、前記構成の液状混合物用ミキサー1の作用を、図12に示す硫黄固化物製造プラント65に前記液状混合物用ミキサー1を適用した場合にもとづいて説明する。
先ず、前記硫黄固化物製造プラント65について説明する。この硫黄固化物製造プラント65は、図12に示すように、添加剤を添加されて改質された溶融硫黄に石炭灰を混練してなる液状混練物(高温液体)を供給する混練物供給装置66と、ドライヤ等の材料加熱乾燥装置67によって乾燥加熱されバケットエレベータ68によって搬送された製鋼スラグ、焼却灰、珪砂等の粉粒体材料と前記混練物供給装置66から供給された高温の液状混練物とを計量して混合する計量混合装置69とを備えている。
前記計量混合装置69は、前記バケットエレベータ68によって搬送された粉粒体材料をホットビン70に受け入れて貯蔵し、該粉粒体材料を適時に粉体計量槽71に投入してロードセル71aで質量を計測した後、前記上部ゲート装置17を開いて前記液状混合物用ミキサー1内に投入する。そして、前記混練物供給装置66から配管p1によって供給された液状混練物を液体計量槽72に受け入れて、ロードセル72aによって計量し、ポンプ72bにより配管p2を介して前記液状混合物用ミキサー1に送り、配管p2に接続された前記スプレー管14によって液状混合物用ミキサー1の内部の粉粒体材料上に散布して、該液状混合物用ミキサー1によって粉粒体材料と高温の液状混練物との撹拌、混合が行われるようになっている。
前記液状混合物用ミキサー1で混練されて生成された粉粒体材料と液状混練物との混合物である液状混合物は、ホッパ73を介してスキップコンベヤ74のバケット74aに受けられて上方に搬送され、硫黄固化物成型装置75に供給される。該硫黄固化物成型装置75においては、スキップコンベヤ74から供給された液状混合物が、液状混合物保存サイロ76に貯蔵されると共に、適時に計量ホッパ77に落下、投入されてロードセル77aで計量されてから型枠78内に打設される。そして、型枠78内に打設された液状混合物が所定の冷却時間を経ることによって硬化して成型された硫黄固化物が製造されるようになっている。
また、前記液状混合物用ミキサー1、混練物供給装置66、液体計量槽72の内部の上方には、不活性ガス供給源79のガスタンク79aからコンプレッサー79bによって配管p3を介して窒素ガス等の不活性ガスが所定圧力で供給され、前記各装置1,66,72内の収容液体が空気から遮断されるようになっている。
なお、前記液状混合物用ミキサー1、混練物供給装置66、液体計量槽72、ポンプ72bおよび前記配管p1,p2は、それらの外周に設けたオイルジャケットに熱油加熱器80から配管80a,80bによって熱油が循環、供給されて、それらが所定の温度(例えば、130〜150℃)に加熱されている。
次に、前記硫黄固化物製造プラント65に使用した場合における実施の形態に係る液状混合物用ミキサー1の作用を具体的に説明する。硫黄固化物製造プラント65が運転されて、前記計量混合装置69のホッパ70に加熱乾燥された高温(130〜150℃)の粉粒体材料が貯蔵され、前記液体計量槽72に高温(130〜150℃)の液状混練物が貯留されている状態において、前記ゲート押圧手段20が作動されてそのエアシリンダ35のロッド35aが伸長されると、前記ゲート案内フレーム22が支軸25を支点にして前端側を上昇されて、材料投入部材2hの材料投入口2gを閉鎖していた前記上部ゲート18が材料投入口2g(上端フランジ2j)から上方へ分離される。この上部ゲート18の分離が、リミットスイッチ41からゲート案内フレーム22と一緒に上昇するスイッチ作動片42が離れることにより検出されると、前記駆動手段24のエアシリンダ29のロッド29aが収縮し、前記ゲート支持フレーム23を介して前記上部ゲート18が、図1に鎖線で示すように、前記材料投入口2gを完全に開放する開放位置まで移動される(図11(a)参照)。なお、予め、前記ミキサーケース2の材料排出口2eは下部ゲート装置46によって閉じられている。
前記上部ゲート18の開放位置への移動が前記スイッチ作動片39を介して作動される後側のリミットスイッチ37bによって検出されると、前記ホッパ70から粉体計量槽71に投入されてロードセル71aで計量された所定量の粉粒体材料が、前記材料投入口2gからミキサーケース2内に投入される。ミキサーケース2内に粉粒体材料が投入されると、前記エアシリンダ29のロッド29aが伸長されて、前記ゲート支持フレーム23を介して前記上部ゲート18が、図1に実線で示すように、前記材料投入口2gの上方に至る閉鎖位置まで移動される(図11(b)参照)。このとき、ゲート支持フレーム23の前端に取り付けたワイパー21によって前記材料投入口部材2hの上端フランジ2jの表面を拭って清浄にする。そして、前記上部ゲート18の閉鎖位置への移動を前側のリミットスイッチ37aがスイッチ作動片39で作動されて検出すると、前記エアシリンダ35のロッド35aが収縮されて、ゲート案内フレーム22とゲート支持フレーム23を介して前記上部ゲート18が前記材料投入口2gを閉鎖してその上端フランジ2jに押圧される(図11(c)参照)。エアシリンダ35はロッド35aの収縮状態を維持され、前記ミキサーケース2内に高温の粉粒体材料が密封された状態とされる。
続いて、前記減速機付モータ10が作動されてパドル式撹拌羽根7,7が回転されて投入された粉粒体材料の撹拌を開始すると共に、前記ポンプ72bが作動されて前記液体計量槽72から高温の液体混練物が計量されて所定量だけ配管p2を介して前記スプレー管14,14に供給される。スプレー管14,14に供給された液状混練物は、スプレー管14,14のノズル孔14aからミキサーケース2内で撹拌されている粉粒体材料の上に散布され、前記パドル式撹拌羽根7,7によって粉粒体材料と混合される。粉粒体材料(被混合物)と液状混練物(被混合物)は、パドル式撹拌羽根7,7のパドルチップ7cの作用による回転軸7a,7aの軸方向、周方向における撹拌、流動を所定時間繰り返えされることにより、均一に混合されてスラリー状の液状混合物として調製される。
前記ミキサーケース2内での粉粒体材料と液状混練物との撹拌、混合中は、前記ミキサーケース2の側壁2b,2bの円弧内面の上端が、パドル式撹拌羽根7,7のパドルチップ7cの先端の回転軌跡の上端近くまで達しているので、ミキサーケース2内の上部に存在する前記被混合物は、パドルチップ7cによって側壁2b,2bの円弧内面に沿って下方に押し込まれる。これにより、パドルチップ7cが通過せずに被混合物が対流する領域が可及的に減少され、したがって、ミキサーケース2の上部の内壁面に被混合物が付着するのを防止される。また、前記ミキサーケース2の底部2aと側壁2bが、オイル入口管6dからオイルジャケット6に導入された後にオイル出口管6eから排出される所定温度(130〜150℃)の熱油によって加熱されると共に、下部ゲート装置46のゲート本体49cがパネルヒータ55によって加熱されるので、粉粒体材料と液状混練物は放熱による温度降下を来すことなく、所定の温度条件のもとに良好に撹拌、混合される。また、前記ミキサーケース2内の上部空間に前記不活性ガス導入管16から不活性ガスが導入され、上部空間内の残留空気が排出されて不活性ガスと置換されているので、高温の液状混練物が溶融硫黄を含んで引火性を有していても、引火を起こすことはない。
しかして、前記ミキサーケース2内で液状混合物の調製が終了すると、前記パドル式撹拌羽根7,7の回転が停止されると共に、下部ゲート装置46が作動されて、そのゲート移動手段50におけるエアシリンダ61のロッド61aが縮小されて、リンク62を介してスライドゲート49が開放位置へ移動され、ミキサーケース2の底部2aの材料排出口2eが開放されるので、ミキサケース2内の液状混合物がミキサケース2の下方に設置されている前記ホッパ73内に落下、投入される。そして、液状混合物のミキサーケース2からの排出が終了すると、再びゲート移動手段50が作動されてエアシリンダ61のロッド61aが伸長されてスライドゲート49が前記材料排出口2eを閉鎖する。
なお、前記スライドゲート49による材料排出口2eの開閉時には、ゲート本体49cのゲート板49a(ライナー49d)の表面が材料排出口2eの縁に設けた摺接板54を摺接して移動するので、ゲート板49aの表面に付着している液状混合物は摺接板54によって掻き取られ、ゲート板49aに付着したまま外部に露出することはない。また、ゲート板49aはその背面がパネルヒータ55によって加熱されているので、万一、開放して外部に露出したゲート板49aの表面に液状混合物が付着している場合であっても、付着した液状混合物が大気で冷却されて硬化するおそれはなく、スライドゲート49の開閉動作に支障を来すことはない。
以上説明したように、実施の形態に係る液状混合物用ミキサー1は、上端に上部ゲート装置17によって開閉される材料b投入口2gを材料投入口部材2hによって設け、下端に下部ゲート装置46によって開閉される材料排出口2eを設けて密閉可能なミキサーケース2と、該ミキサーケース2内に回転自在に設けられた一対のパドル式撹拌羽根7,7と、前記ミキサーケース2の上方に配置され、該ミキサーケース2内に高温の液状混練物を散布する一対のスプレー管14,14と、前記ミキサーケース2の外周に設けられミキサーケース2内の被混合物を加熱するオイルジャケット6と、ミキサーケース2の上部に設けられミキサーケース2の上部空間内の空気を不活性ガスで置換する不活性ガス導入管16および圧力計付減圧弁15aとを備えた構成とされている。
したがって、実施の形態に係る液状混合物用ミキサー1によれば、前記ミキサーケース2の外周に設けたオイルジャケット6によって、加熱乾燥した粉粒体材料と高温の液状混練物とを適切な温度を維持した状態で円滑に撹拌、混合することができるので、粉粒体材料と液状混練物とからなる均質な液状混合物を能率良く調製することができる。また、上部ゲート装置17と下部ゲート装置46で材料投入口2gと材料排出口2eをそれぞれ閉鎖してミキサーケース2内を密閉し、かつミキサーケース2内の空気を不活性ガスで置換した状態において、前記粉粒体材料と液状混練物とを混合することができるので、前記液状混練物がが引火性を有する液体であっても、引火を確実に防止して安全に撹拌、混合することができる。
また、実施の形態に係る液状混合物用ミキサー1によれば、前記ミキサーケース2が、正面視において、前記開口部2dの開口部幅がミキサーケース2の全幅より小さく設定されると共に、底部2aと該底部2aから前記開口部2dの縁に至る側壁2b,2bの内面が前記パドル式撹拌羽根7,7の回転半径に沿った円弧状に形成された構成とされているので、回転するパドル式撹拌羽根7,7のパドルチップ7cが通過しないで被混合物が滞留する領域を可及的に減少させることができ、ミキサーケース2の上部の内壁面に被混合物が付着するのを防止して、粉粒体材料と高温の液状混練物とを均質に、かつ効率的に撹拌、混合することができる。
また、実施の形態に係る液状混合物用ミキサー1によれば、前記上部ゲート装置17が、上部ゲート18と、該上部ゲート18を前記材料投入口2hの材料投入口2gの閉鎖位置と開放位置との間で案内、移動させるゲート移動手段19と、上部ゲート18をその閉鎖位置で前記材料投入口2gに対して押圧し、また、該押圧を解放して材料投入口2gから分離するゲート押圧手段20とを備えた構成とされているので、前記材料投入口部材2hの材料投入口2gを上部ゲート18で閉鎖するときは、上部ゲート18がゲート押圧手段20によって材料投入口2gに押圧されて該材料投入口2gを気密に閉鎖するので、材料投入口2gを通して液状混合物の熱が外部へ放散するのを可及的に少なく抑えることができると共に、材料投入口2gを開放するときには、ゲート押圧手段20によって上部ゲート18が材料投入口2gから分離されるので、ゲート移動手段19による上部ゲート18の開放位置への移動を円滑に行うことができる。
また、実施の形態に係る液状混合物用ミキサー1によれば、前記上部ゲート装置17に、前記上部ゲート18の閉鎖位置への移動と開放位置への移動を検出する位置検出手段43と、上部ゲート18の材料投入口2gに対する押圧と分離を検出する押圧検出手段44とが設けられ、前記位置検出手段43による上部ゲート18の閉鎖位置への移動が検出されたときに、前記ゲート押圧手段20が上部ゲート18を前記材料投入口2gに押圧し、前記押圧検出手段44による上部ゲート18の材料投入口2gからの分離が検出されたときに、前記ゲート移動手段19が上部ゲート18を開放位置へ移動させるようにした構成とされているので、位置検出手43と押圧検出手段44による上部ゲート18の動作位置を検出することによって、ゲート移動手段19とゲート押圧手段20の連係動作を誤りなく的確に行うことができるので、上部ゲート18による材料投入口2gの開閉と密閉操作を円滑、確実に行うことができる。
また、実施の形態に係る液状混合物用ミキサー1によれば、前記下部ゲート装置46が、パドル式撹拌羽根7,7の回転軸7a,7aの軸方向に前記材料排出口2eをゲート板49a(ライナー49d)を介して摺動して移動するスライドゲート49と、該スライドゲート49を材料排出口2eの閉鎖位置と開放位置との間でガイドレール48,48に沿って案内し、エアシリンダ61によって移動させるゲート移動手段50とを備えた構成とされているので、前記ミキサーケース2の材料排出口2eをスライドゲート49によって円滑に開閉することができる。また、スライドゲート49が開放時には、その内面側であるゲート板49a(ライナー49d)に付着した液状混合物が材料排出口2eの縁との摺動によって掻き取られるので、スライドゲート49の内面側に付着した液状混合物が外気で直接冷却して固着するといった事態を防止することができる。
さらに、実施の形態に係る液状混合物用ミキサー1によれば、前記スライドゲート49のゲート板49aの背面側にパネルヒータ55が設けられた構成とされているので、スライドゲート49をパネルヒータ55で常時所要温度に加熱することができるので、ミキサーケース2の材料排出口2eにおける液状混合物の温度降下を抑えることができて、ミキサーケース2内での被混合物の撹拌、混合条件を均一に維持することができる。また、万一、スライドゲート49のゲート板49a(ライナー49d)の内面側に付着した混合物が、開放時にミキサーケース2外で外気に露出されても温度降下することがなく、スライゲート49が固着した混合物によって材料排出口2eを閉鎖することができなく事態を防止できる。
なお、前記実施の形態に係る液状混合物用ミキサー1においては、前記材料投入口部材2hの材料投入口2gによって前記ミキサーケース2へ粉粒体材料を投入する材料投入口を構成したが、これに代えて、ミキサーケース2の開口部2dをそのまま材料投入口としてもよい。また、ミキサーケース2の底部2aと側壁2bの外周を加熱する加熱手段としてオイルジャケットを使用した例を示したが、本発明はこれに限らず、前記オイルジャケットに代えて電気ヒータを使用してもよい。また、前記ミキサーケース2内において、改質した溶融硫黄に石炭灰とを混練してなる液状混練物と高温の粉粒体材料を混合する場合に適用した例を示したが、本発明はこれに限らず、溶融状態の合成樹脂等に前記粉粒体材料を混合する場合にも適用することができる。
本発明の一実施の形態に係る液状混合物用ミキサーを示す平面図である。 同じく正面図である。 図2のイ−イ矢視図である。 図3のロ−ロ断面図である。 図4のハ−ハ断面図である。 図2のニ矢視拡大図である。 図2のホ矢視拡大図である。 図1のへ−へ断面拡大である。 図2のト矢視図である。 図9のチ−チ断面図である。 本発明の一実施の形態に係る液状混合物用ミキサーにおける上部ゲート装置の作動説明図である。 本発明の一実施の形態に係る液状混合用ミキサーを適用した硫黄固化物製造プラントの一例を示す系統図である。
符号の説明
1 液状混合物用ミキサー
2 ミキサーケース
2d 開口部
2e 材料排出口
6 オイルジャケット(加熱手段)
7 パドル式撹拌羽根(撹拌羽根)
7a 回転軸
14 スプレー管
15a 圧力計付二次減圧弁(ブリーザ弁)
16 不活性ガス導入管
17 上部ゲート装置
18 上部ゲート
19,50 ゲート移動手段
20 ゲート押圧手段
22 ゲート案内フレーム
23 ゲート支持フレーム
24 駆動手段
27 ローラ
29,35,61 エアシリンダ
37a,37b,41,59a リミットスイッチ
39,42,59 スイッチ作動片
43 位置検出手段
44 押圧検出手段
46 下部ゲート装置
48 ガイドレール
49 スライドゲート
49a ゲート板
53 ガイドローラ

Claims (4)

  1. 上端に上部ゲート装置によって開閉される材料投入口を設け、下端に下部ゲート装置によって開閉される材料排出口を設けて密閉可能なミキサーケースと、該ミキサーケース内に回転自在に設けられた撹拌羽根と、前記ミキサーケースの上方に配置され、該ミキサーケース内に高温液体を散布するスプレー管と、前記ミキサーケースの外周に設けられミキサーケース内の被混合物を加熱する加熱手段と、ミキサーケースの上部に設けられミキサーケースの上部空間内の空気を置換する不活性ガス導入管およびブリーザ弁とを備えており、
    前記上部ゲート装置は、上部ゲートと、該上部ゲートを前記材料投入口の閉鎖位置と開放位置との間で案内、移動させるゲート移動手段と、前記上部ゲートを閉鎖位置で材料投入口に対して押圧し、また、該押圧を解放して材料投入口から分離するゲート押圧手段とを備えていて、
    前記上部ゲート装置には、前記上部ゲートの閉鎖位置への移動と開放位置への移動を検出する位置検出手段と、上部ゲートの材料投入口に対する押圧と分離を検出する押圧検出手段とが設けられ、前記位置検出手段による上部ゲートの閉鎖位置への移動が検出されたときに、前記ゲート押圧手段が上部ゲートを前記材料投入口に押圧し、前記押圧検出手段による上部ゲートの材料投入口からの分離が検出されたときに、前記ゲート移動手段が上部ゲートを開放位置へ移動させるようにしたことを特徴とする液状混合物用ミキサー。
  2. 前記ミキサーケースは、正面視において、上方の開口部の開口幅がミキサーケースの全幅より小さく設定されると共に、底部と該底部から前記開口部の縁に至る側壁の内面が前記撹拌羽根の回転半径に沿った円弧状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の液状混合物用ミキサー。
  3. 前記下部ゲート装置は、撹拌羽根の回転軸方向に前記材料排出口を摺動して移動するスライドゲートと、該スライドゲートを前記材料排出口の閉鎖位置と開放位置との間で案内、移動させるゲート移動手段とを備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の液状混合物用ミキサー。
  4. 前記スライドゲートの外面側に加熱手段が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の液状混合物用ミキサー。
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