JP4720343B2 - 表面保護シート及び該表面保護シートを用いた太陽電池モジュール - Google Patents

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本発明は、太陽光発電に使用する太陽電池モジュール用の表面保護シートと該表面保護シートを用いた太陽電池モジュールに関するものであり、特には、太陽電池モジュールの低価格化、軽量化、高耐久化に役立つ表面保護シートと該表面保護シートを用いた太陽電池モジュールに関する。
半導体P−N接合ダイオード等の光起電力効果を利用して、太陽光のエネルギーを電気エネルギーに変換する太陽電池は、深刻化する地球環境問題などを背景として、クリーンなエネルギー源として注目されている。
そして、従来の太陽電池モジュールの表面保護材としては、屋外での使用を考慮し、機械的な強度面、耐候性や防湿性の付与といった面からガラスが使用されてきた。
しかし、ガラスは重量的に重たく、使用用途が限られる.折り曲げられずフレキシブル性に欠ける.作業性が悪い(メーカーでのモジュール生産時及びユーザーでの製品据え付け時).といった問題を抱えている。また、価格的にも高価で、太陽電池の普及を妨げる要因の一つになっている。
さらに、軽量化・低価格化の一つとしてガラスをプラスチックフィルムに変えるという方法も検討されているが、透明性に優れるポリエチレンテレフタレートフィルム等では、バリア性不足(防湿性不足)や、耐候性不足(フィルムの劣化)により、太陽電池の出力低下が発生するなどの問題がある。
また、アクリルフィルムに関しても一般的に耐熱性がなく、モジュール製造時の熱による収縮等の問題がある。
本発明は、太陽電池モジュールの表面保護材に関する以上のような問題に鑑みてなされたもので、フレキシブル性が有り、作業性に優れ、価格的にも安価な太陽電池用の表面保護シート及び該表面保護シートを用いた太陽電池を提供することを課題とする。
本発明の請求項1の発明は、アクリル系塗料を電子線照射により硬化させて作製されている、耐熱性に優れたアクリルフィルムと透明な無機化合物蒸着プラスチックフィルムとが二液反応型のポリウレタン樹脂系接着剤層を介して積層されていることを特徴とする、表面保護シートである。
このように請求項1記載の発明によれば、アクリル系塗料を電子線照射により硬化させて作製されている、耐熱性に優れたアクリルフィルムと透明な無機化合物蒸着プラスチックフィルムとが二液反応型のポリウレタン樹脂系接着剤層を介して積層されているので、耐熱性、耐候性に優れた高い透明性を有する表面保護シートとなる。
また、請求項の発明は、請求項1記載の表面保護シートを用いて作製した太陽電池モジュールである。
このように本発明の表面保護シートは、重量が軽く、バリア性・耐候性に優れた表面保護シートであり、フレキシブル性が有り、作業性に優れ、価格的にも安価な太陽電池用の表面保護シート及び該表面保護シートを用いた太陽電池を提供することができる。
本発明を一実施形態に基づいて以下に詳細に説明する。
本発明の表面保護シートは、例えば、図1に示すように、アクリルフィルム(11)と透明な無機化合物蒸着プラスチックフィルム(12)とが二液反応型のポリウレタン樹脂系接着剤層(13)を介して積層されていることを特徴とする、表面保護シート(10)である。
アクリルフィルム(11)は、アクリル系塗料を電子線照射により硬化させて作製する。具体的には、シーアイ化成株式会社製のベルビュートが良い。厚みは20〜300μmが好ましく、機械的強度、コストを考慮すると50〜100μmが好適に使用できる。厚さが20μm以下の場合はフィルム製造が難しく、100μm以上の場合はフィルムの価格が高くなり経済的でない。
アクリルフィルム(11)を使用することにより、耐熱性、耐候性、高透明性が付与される。
透明な無機化合物蒸着プラスチックフィルム(12)には、太陽電池のセルや配線の湿度による腐食を防止し、電池の出力低下を防止するため高い防湿性が求められる。アクリルフィルム(11)のみでは防湿性が不足するため、太陽光を透過させ太陽電池の発電効率を低下させない高透明で、高防湿性をもつフィルムであることが要求される。
このため、一軸ないし二軸延伸されたポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリアミドフィルム、ポリオレフィンフィルムなどの延伸された基材フィルム上に、酸化アルミニウムや酸化ケイ素などの無機化合物の薄膜を物理蒸着あるいは化学蒸着などの蒸着法により20〜100nm程度の厚さに設けた無機化合物蒸着プラスチックフィルム(12)が好ましく使用できる。
この場合、基材フィルムとしては、耐熱性や強度面からポリエチレンテレフタレートフィルムが好適に使用できる。より具体的には、透明な無機化合物蒸着プラスチックフィルム(12)として凸版印刷株式会社製のGLフィルムを使用する。
以下実施例により本発明を詳細に説明する。
アクリルフィルム(11)として厚さ50μmのベルビュート(シーアイ化成株式会社製)を、透明な無機化合物蒸着プラスチックフィルム(12)として厚さ12μmのGLフィルム(GL−AEHグレード)(凸版印刷株式会社製)をそれぞれ準備した。
GLフィルム(12)の蒸着面側にポリウレタン樹脂系接着剤(三井武田ケミカル株式会社製、主剤タケラックA511/硬化剤A50=10/1)をグラビアコート法により塗布量が5g/m2 (dry)になるように塗布し、ベルビュートフィルムとドライラミ
ネート法により貼り合わせ、実施例1の表面保護シート(10)とした。
この表面保護シート(10)を用い、図2に示すように、厚さ400μmの紫外線吸収剤入りのエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)フィルムを充填材(20)として積層し、ついで、太陽電池素子(30)を配置し、さらに厚さ400μmの紫外線吸収剤入りのEVAフィルムを充填材(20)として積層し、裏面保護シート(40)を重ね合わせ、150°C、10分、1torrの真空加熱によりラミネートして実施例1の試験用太陽電池モジュール(1)とした。
なお、裏面保護シート(40)は、ポリエチレンテレフタレートフィルムが広く使用されており、透明ポリエチレンテレフタレートフィルム/GLフィルム/白色ポリエチレンテレフタレートフィルムからなる積層構成等が例示できる。50はスペーサー(Al)である。
表面保護シートとして、厚さ3mmのガラス板(60)を用いて実施例2の表面保護シートとし、これを用いて実施例1と同様の方法により、実施例2の試験用太陽電池モジュールを作製した(図3参照)。
厚さ125μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ株式会社製、ルミラー S−10)単体を実施例3の表面保護シートとした。この表面保護シートを用いて実施例1と同様の方法により、実施例3の試験用太陽電池モジュールを作製した。
実施例1で用いた、厚さ12μmのGLフィルム(GL−AEHグレード)(凸版印刷株式会社製)の蒸着面にポリウレタン樹脂系接着剤(三井武田ケミカル株式会社製、主剤タケラックA511/硬化剤A50=10/1)をグラビアコート法により塗布量が5g/m2 (dry)になるように塗布し、実施例3で用いた厚さ125μmのルミラー S−10フィルムとドライラミネート法により貼り合わせ、実施例4の表面保護シートとした。
この表面保護シートを用い、実施例1と同様にして実施例4の試験用太陽電池モジュールを作製した。
このようにして作製した実施例1種類(実施例1)、比較例3種類(実施例2〜4)の表面保護シートならびに太陽電池モジュールの重量、防湿性、耐候性、,曲げ性、出力試験、コストを下記の方法により測定・評価した。その結果を表1に示す。
重量 ; 表面保護材の1m×1m(1m2 )の重さを測定
防湿性 ; JIS K7129に準ずる(40°C−90%RH)
耐候性 ; 表面保護材を85°C−90%RH環境下で3000時間保存後
の外観、物性劣化の度合い
曲げ性 ; 折り曲げ可能か否かを手で曲げて判定
出力試験; 太陽電池モジュールを85°C−90%RH環境下で500時間
保存後の電池の出力試験
コスト ; ガラスの価格を100とした場合の割合
Figure 0004720343
表1からわかるように、アクリルフィルムと透明な無機化合物蒸着プラスチックフィル
ムを積層した複合シートを表面保護シートに使用することにより、重量が軽く、バリア性・耐候性に優れた太陽電池モジュールを得ることができた。また、コスト的にも比較的安価に作製することができた。
本発明の表面保護シートの一実施例を示す、断面説明図である。 本発明の表面保護シートを用いて作製した太陽電池モジュールの一実施例を示す、断面説明図である。 従来の表面保護材を用いて作製した太陽電池モジュールの一実施例を示す、断面説明図である。
符号の説明
1‥‥太陽電池モジュール
10‥‥表面保護シート
11‥‥アクリルフィルム
12‥‥透明な無機化合物蒸着プラスチックフィルム
13‥‥接着剤層
20‥‥充填材
30‥‥太陽電池素子
40‥‥裏面保護シート
50‥‥スペーサー
60‥‥ガラス板

Claims (2)

  1. アクリル系塗料を電子線照射により硬化させて作製されている、耐熱性に優れたアクリルフィルムと透明な無機化合物蒸着プラスチックフィルムとが、二液反応型のポリウレタン樹脂系接着剤層を介して積層されていることを特徴とする、表面保護シート。
  2. 請求項1記載の表面保護シートを用いて作製した太陽電池モジュール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH09314727A (ja) * 1996-05-31 1997-12-09 Mitsubishi Chem Corp ガスバリア性フィルム
JP2002083988A (ja) * 2000-09-08 2002-03-22 Dainippon Printing Co Ltd 太陽電池モジュ−ル用裏面保護シ−トおよびそれを使用した太陽電池モジュ−ル
JP2005144719A (ja) * 2003-11-12 2005-06-09 Reiko Co Ltd 耐候性に優れたガスバリア複合フイルム

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