JP4719231B2 - ヘリコプタ、そのロータ、及びその制御方法 - Google Patents

ヘリコプタ、そのロータ、及びその制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、ヘリコプタに関する。
ヘリコプタの高速化が望まれている。
図1を参照して、従来のヘリコプタのロータにおいて、前進側ブレード101の対気速度は回転速度(周速度)とヘリコプタの前進速度との和で表され、後退側ブレード102の対気速度は回転速度とヘリコプタの前進速度との差で表される。ヘリコプタが前進飛行をする場合、ロータのブレードのピッチ角を変化させるサイクリック操舵によりロータの回転面を前傾させて前進方向の推力を発生する。
ヘリコプタの前進速度が大きい場合、対気速度が大きい前進側ブレード101において衝撃波が発生し、対気速度が小さい後退側ブレード102において失速が起きる。後退側ブレード102において失速が起きると、ロータの回転面は後傾し、前進方向の推力を発生することができなくなる。
上述の理由から、シングルロータのヘリコプタの前進速度は200ノット(370km/h)程度が限界とされていた。
特許文献1は、リードラグ拘束装置を開示している。リードラグ拘束装置は、ブレードのリードラグ方向の変位を制限するストッパを備える。ストッパは、地上ロータラン時にはブレードのリードラグ方向の変位をほとんど拘束する位置に移動し、空中ロータラン時にはブレードの変位を許容する位置に移動する。
特開平9−48398号公報
本発明の目的は、高速飛行が可能なヘリコプタ、ヘリコプタのロータ及びヘリコプタの制御方法を提供することである。
以下に、(発明を実施するための最良の形態)で使用される番号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、(特許請求の範囲)の記載と(発明を実施するための最良の形態)との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、(特許請求の範囲)に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明によるヘリコプタのロータは、ブレード(3)と、ブレード(3)を支持するロータハブ(21)と、ロータハブ(21)の回転に同期してブレード(3)のリードラグ角を変化させるリードラグ角制御機構(6、6’)を具備する。
ブレード(3)がリードラグヒンジ(40)まわりに回動することでリードラグ角が変化する場合、リードラグヒンジ(40)は、ブレード(3)の重心に位置することが好ましい。
本発明によるヘリコプタのロータは、ロータハブ(21)に支持されたスパー(4)を具備する。リードラグヒンジ(40)はスパー(4)に設けられる。ブレード(3)は、リードラグヒンジ(40)の位置よりロータハブ(21)側のブレードハブ側部分(34)を備える。スパー(4)は、リードラグヒンジ(40)よりロータハブ(21)側のスパーハブ側部分(41)を備える。スパーハブ側部分(41)は、ブレードハブ側部分(34)内に配置されることが好ましい。
ブレード(3)の捩り角は、ブレード(3)のロータハブ(21)側の端縁(32)からリードラグヒンジ(40)の位置にかけて同じであり、リードラグヒンジ(40)の位置からブレード(3)の翼端(31)に向かって減少することが好ましい。ブレード(3)のコード長は、端縁(32)からリードラグヒンジ(40)の位置に向かって減少し、リードラグヒンジ(40)の位置から翼端(31)にかけて同じであることが好ましい。
ブレードハブ側部分(34)が第1レール(35)を備え、スパーハブ側部分(41)が第1レール(35)と係合する第1コロ(43)を備えることが好ましい。
ブレードハブ側部分(34)が上面側外板(34a)と、下面側外板(34b)と、下面側外板(34b)に設けられた第2レール(35)を備え、スパーハブ側部分(41)が第2レール(35)と係合する第2コロ(43)を備えることが好ましい。第1レール(35)は上面側外板(34a)に設けられる。
リードラグ角制御機構(6)は、スオッシュプレート(60)と、スオッシュプレート(60)とブレード(3)とを接続するリンク機構(7)とを備えることが好ましい。
リードラグ角制御機構(6’)は、ロータハブ(21)に支持された電動アクチュエータ(66)を備えることが好ましい。電動アクチュエータ(66)は、ロータハブ(21)の回転に同期してリードラグ角が変化するようにブレード(3)を駆動する。
本発明によるヘリコプタのロータは、ロータハブ(21)に支持されたスパー(4)を具備する。スパー(4)に設けられたリードラグヒンジ(40)まわりにブレード(3)が回動することでリードラグ角が変化する。ブレード(3)は、リードラグヒンジ(40)の位置よりロータハブ(21)側のブレードハブ側部分(34)を備える。スパー(4)は、リードラグヒンジ(40)よりロータハブ(21)側のスパーハブ側部分(41)を備える。スパーハブ側部分(41)は、ブレードハブ側部分(34)内に配置されることが好ましい。
本発明によるヘリコプタ(10)は、ロータ(20)と、リードラグ角制御系(5、5’)とを具備する。ロータ(20)は、ブレード(3)と、ブレード(3)を支持するロータハブ(21)を備える。リードラグ角制御系(5、5’)は、ロータハブ(21)の回転に同期してブレード(3)のリードラグ角を変化させる。
ブレード(3)がリードラグヒンジ(40)まわりに回動することでリードラグ角が変化する場合、リードラグヒンジ(40)は、ブレード(3)の重心に位置することが好ましい。
ロータ(20)は、ロータハブ(21)に支持されたスパーを備える。スパー(4)に設けられたリードラグヒンジ(40)まわりにブレード(3)が回動することでリードラグ角が変化する。ブレード(3)は、リードラグヒンジ(40)の位置よりロータハブ(21)側のブレードハブ側部分(34)を備える。スパー(4)は、リードラグヒンジ(40)よりロータハブ(21)側のスパーハブ側部分(41)を備える。スパーハブ側部分(41)は、ブレードハブ側部分(34)内に配置されることが好ましい。
リードラグ角制御系(5、5’)は、ヘリコプタ(10)の速度を検出する速度センサ(51)を備え、速度と閾値を比較し、速度が閾値より大きい場合、ロータハブ(21)の回転に同期してリードラグ角を変化させることが好ましい。
リードラグ角制御系(5、5’)は、ヘリコプタ(10)の速度を検出する速度センサ(51)を備え、速度が大きいほどリードラグ角の変化の振幅を大きくすることが好ましい。
本発明によるヘリコプタの制御方法は、ヘリコプタ(10)のロータハブ(21)の回転に同期してロータハブ(21)に支持されたブレード(3)のリードラグ角を変化させるステップを具備する。
本発明によるヘリコプタの制御方法は、ヘリコプタ(10)の速度を検出するステップと、速度と閾値とを比較するステップとを更に具備することが好ましい。速度が閾値より大きい場合、リードラグ角を変化させるステップを実行する。
リードラグ角を変化させるステップにおいて、速度が大きいほどリードラグ角の変化の振幅を大きくすることが好ましい。
本発明によるヘリコプタの制御方法は、ヘリコプタ(10)の高度を検出するステップを更に具備することが好ましい。ここで、高度が高いほど閾値は小さい。
本発明によるヘリコプタの制御方法は、ヘリコプタ(10)のバンク角を検出するステップを更に具備することが好ましい。ここで、バンク角が大きいほど閾値は小さい。
ブレード(3)は、リンク機構(7)を介してスオッシュプレート(60)に接続されることが好ましい。リンク機構(7)は、スオッシュプレート(60)に連結された第1部分(73a)を備え、第1部分(73a)のロータハブ(21)の回転軸方向の運動に基づいてリードラグ角を変化させる。速度が閾値より大きい場合、スオッシュプレート(60)を回転軸方向に垂直な状態から傾けることでリードラグ角を変化させるステップを実行する。
本発明によるヘリコプタの制御方法は、ヘリコプタ(10)の速度を検出するステップを更に具備することが好ましい。リードラグ角を変化させるステップにおいて、速度が大きいほどリードラグ角の変化の振幅を大きくする。
ブレード(3)は、リンク機構(7)を介してスオッシュプレート(60)に接続されることが好ましい。リンク機構(7)は、スオッシュプレート(60)に連結された第1部分(73a)を備え、第1部分(73a)のロータハブ(21)の回転軸方向の運動に基づいてリードラグ角を変化させる。リードラグ角を変化させるステップにおいて、速度が大きいほどスオッシュプレート(60)を回転軸方向に垂直な状態から大きく傾けることが好ましい。
リードラグ角を変化させるステップにおいて、ロータハブ(21)に支持された電動アクチュエータ(66)が、リードラグ角がロータハブ(21)の回転に同期して変化するようにブレード(3)を駆動することが好ましい。
リードラグ角を変化させるステップにおいて、電動アクチュエータ(66)は、リードラグ角の変化が第1周波数成分と第2周波数成分を含むようにブレード(3)を駆動することが好ましい。第1周波数成分の周波数は、ロータハブ(21)の回転周波数と一致する。記第2周波数成分の周波数は、回転周波数の3倍である。
リードラグ角を変化させるステップにおいて、ブレード(3)がヘリコプタ(10)の後方側から前方側に向かって動いているときにブレード(3)の翼端(31)の周速度が遅くなり、ブレード(3)が前方側から後方側に向かって動いているときに翼端(31)の周速度が速くなるように、リードラグ角を変化させることが好ましい。
本発明によれば、高速飛行が可能なヘリコプタ、ヘリコプタのロータ及びヘリコプタの制御方法が提供される。
添付図面を参照して、本発明によるヘリコプタ、ヘリコプタのロータ及びヘリコプタの制御方法を実施するための最良の形態を以下に説明する。
(第1の実施形態)
図2は、本発明の第1の実施形態に係るヘリコプタ10を示す。ヘリコプタ10は、メインロータとしてのロータ20を備える。
図3を参照して、ロータ20は、回転系としてのロータハブ21と、ロータハブ21に支持されたスパー4と、スパー4を介してロータハブ21に支持されるブレード3と、ブレード3のピッチ角を制御するフェザリング用スオッシュプレート9と、ブレード3のリードラグ角を制御するリードラグ角制御機構6を備える。スパー4は、ブレード3に作用する遠心力を受け持つ。リードラグ角制御機構6は、ロータハブ21の回転に同期してブレード3のリードラグ角を変化させる。フェザリング用スオッシュプレート9は、図示されないロッドを介してブレード3に接続される。リードラグ角制御機構6は、固定系としての中空軸22と、回動軸63まわりに回動可能なように中空軸22に支持されたリードラグ用スオッシュプレート60と、ロッド67を備える。リードラグ用スオッシュプレート60は、円板形状を有し、内側の固定部分61と外側の回転部分62を備える。スパー4は、リードラグ用スオッシュプレート60とフェザリング用スオッシュプレート9との間に配置される。固定部分61は、回動軸63まわりに回動可能なように中空軸22に支持される。回転部分62は、回転自在なように固定部分61に支持される。ロータハブ21は、中空軸形状を有している。中空軸22は、ロータハブ21の内側に同軸となるように配置されている。ロッド67は、中空軸22の内側に通され、固定部分61に接続されている。ロータハブ21がその回転軸まわりに回転すると、スパー4及びブレード3はロータハブ21と共に回転する。ロッド67がロータハブ21の回転軸方向に変位することでリードラグ用スオッシュプレート60が回動軸63まわりに回動し、その結果、ロータハブ21の回転軸に対するリードラグ用スオッシュプレート60の傾きが変化する。回動軸63は、例えば、ヘリコプタ10の左右方向に平行である。
図4を参照して、スパー4にはリードラグヒンジ40が設けられている。スパー4は、リードラグヒンジ40よりロータハブ21側(ロータ20の回転半径方向内側)のハブ側部分41と、リードラグヒンジ40より外側(ロータ20の回転半径方向外側)の翼端側部分42を備える。ブレード3は翼端側部分42に結合されている。リードラグ角制御機構6は、リードラグ用スオッシュプレート60とブレード3とを接続するリンク機構7を備える。リンク機構7は、ハブ側部分41に回動可能に支持されたプレート71と、翼端側部分42に結合されたプレート72と、ロータハブ21に回動可能に支持されたクランク73と、回転部分62とクランク73の第1部分73aとを連結するロッド74と、クランク73の第2部分73bとプレート71とを連結するロッド75と、プレート71とプレート72とを連結するロッド76及びロッド77を備える。ハブ側部分41には、フェザリング用ヒンジやフラッピング用ヒンジ等通常の関節型ヘリコプタの機構(不図示)が設けられている。
リードラグ用スオッシュプレート60がロータハブ21の回転軸に垂直な状態から傾いている場合、クランク73の第1部分73aは、ロータハブ21の回転に同期してロータハブ21の回転軸方向に運動する。その結果、翼端側部分42、プレート72及びブレード3は、ロータハブ21の回転に同期してリードラグヒンジ40まわりに回動する。ブレード3がリードラグヒンジ40まわりに回動することで、ブレード3のリードラグ角が変化する。したがって、ブレード3のリードラグ角は、ロータハブ21の回転に同期して変化する。
図5に示すように、ヘリコプタ10のリードラグ角制御系5は、ヘリコプタ10の速度Vを検出する速度センサ51と、ヘリコプタ10の高度を検出する高度センサ52と、バンク角のようなヘリコプタ10の姿勢を検出する姿勢センサ53と、情報処理装置50と、リードラグ角制御機構6と、ブレード3を備える。リードラグ角制御機構6は、ロッド67を介してリードラグ用スオッシュプレート60を駆動するアクチュエータ65を備える。
本実施形態によれば、一つのアクチュエータ65でロータ20が備える全てのブレード3のリードラグ角をロータハブ21の回転に同期して変化させることができる。
図6を参照して、ブレード3は、リードラグヒンジ40の位置よりロータハブ21側(ブレード3のハブ側端縁32側)のハブ側部分34と、リードラグヒンジ40の位置よりロータ20の回転半径方向外側(ブレードの翼端31側)の翼端側部分33とを備える。翼端側部分33は、翼端側部分42に結合されている。翼端側部分42は、翼端側部分33内に配置され、ハブ側部分41は、少なくともその一部がハブ側部分34内に配置される。ハブ側部分41がハブ側部分34内に配置されるため、ハブ側部分41の空気抵抗が低減される。
ロータ20の回転軸(ロータハブ21の回転軸)を中心として方位角(アジマス角)AZが定義されている。ヘリコプタ10の後方に対応する方位角AZを0度とする。方位角AZが増加する方向をロータ20の回転方向に一致させる。ロータ20が上から見て反時計回りに回転する場合、ヘリコプタ10の右方向は方位角AZが90度であることに対応し、ヘリコプタ10の前方(前進方向)は方位角AZが180度であることに対応し、ヘリコプタ10の左方向は方位角AZが270度であることに対応する。
リードラグ用スオッシュプレート60がロータハブ21の回転軸に垂直な状態から傾いている場合、リードラグ角制御機構6は、ブレード3がヘリコプタ10の後方側から前方側に向かって動いているときにブレード3の翼端31の周速度が遅くなり、ブレード3がヘリコプタ10の前方側から後方側に向かって動いているときに翼端31の周速度が速くなるように、ブレード3のリードラグ角を変化させる。
リードラグヒンジ40がブレード3の重心に近いほど、アクチュエータ65の負荷が低減される。リードラグヒンジ40がブレード3の重心に位置する場合、アクチュエータ65の負荷が最も低減される。リードラグヒンジ40をブレード3の重心よりもロータ20の回転半径方向内側に位置させることで、リードラグ角制御機構6が故障した場合のブレード3の挙動が安定する。
ブレード3の枚数は、図6に示すように4枚であってもよく、4枚以外であってもよい。
図7に示されたグラフを参照して、本実施形態による効果を説明する。グラフの横軸はブレード3の方位角(例えば、ブレード3のリードラグヒンジ40の位置の部分の方位角)を示し、グラフの縦軸は翼端31の対気速度をマッハ数で示す。ロータ20の半径Rを8m、リードラグヒンジ40の位置を半径Rの40%の位置、ロータ20の回転数を250rpmとする。曲線91は、ヘリコプタ10の前進速度を250ノット(463km/h)、ブレード3のリードラグ角の振幅を15度とした場合における、翼端31の対気速度と方位角の関係を示す。曲線92は、ヘリコプタ10の前進速度を250ノット、ブレード3のリードラグ角を固定した場合における、翼端31の対気速度と方位角の関係を示す。曲線93は、ヘリコプタ10の前進速度を150ノット(278km/h)、ブレード3のリードラグ角を固定した場合における、翼端31の対気速度と方位角の関係を示す。
ブレード3のリードラグ角をロータハブ21の回転に同期して変化させることで、ブレード30が前進側(方位角が90度の位置)にあるときの翼端31の対気速度が小さくなり、ブレード30が後退側(方位角が270度の位置)にあるときの翼端31の対気速度が大きくなる。したがって、ヘリコプタ10は高速で飛行することが可能である。
図8を参照して、リードラグ角の制御方法を詳細に説明する。情報処理装置50は、ヘリコプタ10の速度Vと閾値Vcとを比較する。アクチュエータ65は、速度Vが閾値Vc以下の場合にブレード3のリードラグ角の変化の振幅が0になるようにリードラグ用スオッシュプレート60を位置決めし、速度Vが閾値Vcより大きい場合にリードラグ角の変化の振幅が0でないように、且つ、速度Vが大きいほどリードラグ角の変化の振幅が大きくなるようにリードラグ用スオッシュプレート60を位置決めする。
より具体的には、アクチュエータ65は、速度Vが閾値Vc以下の場合にリードラグ用スオッシュプレート60をロータハブ21の回転軸に対して垂直な状態に保持する。アクチュエータ65は、速度Vが閾値Vcより大きい場合にリードラグ用スオッシュプレート60をロータハブ21の回転軸に対して垂直な状態から傾ける。アクチュエータ65は、速度Vが大きいほどリードラグ用スオッシュプレート60をロータハブ21の回転軸に対して垂直な状態から大きく傾ける。したがって、速度Vが閾値Vc以下の場合、リードラグ角はロータハブ21の回転に同期して変化しない。速度Vが閾値Vcより大きい場合、リードラグ角はロータハブ21の回転に同期して変化し、速度Vが大きいほどリードラグ角の変化の振幅が大きくなる。リードラグ角の変化の振幅が大きいほど、ブレード3がヘリコプタ10の後方側から前方側に向かって動いているときにブレード3の翼端31の周速度が遅くなり、ブレード3がヘリコプタ10の前方側から後方側に向かって動いているときに翼端31の周速度が速くなる。
情報処理装置50は、ヘリコプタ10の高度が高いほど閾値Vcを小さくする。情報処理装置50は、ヘリコプタ10のバンク角が大きいほど閾値Vcを小さくする。
このような制御により、必要なときに必要なだけブレード3の周速度が調節される。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係るヘリコプタ10は、第1の実施形態に係るヘリコプタ10が部分的に変更されたものである。以下、変更に係る部分に関して本実施形態に係るヘリコプタ10を説明する。
図9を参照して、本実施形態に係るロータ20は、リードラグ角制御機構6のかわりに、ブレード3のリードラグ角を制御するリードラグ角制御機構6’を備える。リードラグ角制御機構6’は、ロータハブ21に支持されたアクチュエータ66を備える。アクチュエータ66は、電動アクチュエータである。電力及び制御信号は、ロータハブ21に設けられたスリップリング(不図示)を介してアクチュエータ66に供給される。アクチュエータ66は、各ブレード3に対応して設けられる。
図10を参照して、リードラグ角制御機構6’は、上述のリンク機構7を備える。本実施形態において、リンク機構7は、アクチュエータ66とブレード3とを接続する。アクチュエータ66は、ロータハブ21の回転に同期してロッド74をロータハブ21の回転軸方向に動かす。その結果、ブレード3のリードラグ角がロータハブ21の回転に同期して変化する。
本実施形態に係るヘリコプタ10はリードラグ角制御系5のかわりにリードラグ角制御系5’を備える。図11に示すように、リードラグ角制御系5’は、速度センサ51と、高度センサ52と、姿勢センサ53と、ロータハブ21の方位角(回転角度位置)を検出する方位角センサ54と、情報処理装置50と、リードラグ角制御機構6’と、ブレード3を備える。
アクチュエータ66は、方位角センサ54が検出したロータハブ21の方位角(ロータハブ21の代表位置の方位角)に基づいて、リードラグ角がロータハブ21の回転に同期して変化するようにリンク機構7を介してブレード3を駆動する。
リードラグ角制御系5’は、第1の実施形態において説明したリードラグ角の制御を実行することが可能である。更に、本実施形態においてはアクチュエータ66がブレード3ごとに設けられているため、リードラグ角制御系5’は、より高度なリードラグ角の制御を実行可能である。
図12及び13を参照して、より高度なリードラグ角の制御を説明する。
図12に示されたグラフにおいて、横軸はブレード3の方位角を示し、縦軸はブレード3のリードラグ角を示す。アクチュエータ66は、ブレード3のリードラグ角が曲線94のように変化するようにブレード3を駆動する。ここで、曲線94で表されるリードラグ角の変化は、曲線95で表される第1周波数成分と、曲線96で表される第2周波数成分の和で表される。第1周波数成分の周波数は、ロータハブ21の回転周波数と一致する。第2周波数成分の周波数は、ロータハブ21の回転周波数の3倍である。第1周波数成分と第2周波数成分の位相差は、例えば30度である。曲線94におけるリードラグ角の振幅は、10度である。
図13に示されたグラフにおいて、横軸はブレード3の方位角を示し、縦軸は翼端31の対気速度をマッハ数で示す。ロータ20の半径Rを8m、リードラグヒンジ40の位置を半径Rの40%の位置、ロータ20の回転数を250rpmとする。曲線97は、ヘリコプタ10の前進速度を250ノット、ブレード3のリードラグ角を曲線94のように変化させた場合における、翼端31の対気速度と方位角の関係を示す。曲線97は、上述の曲線92及び曲線93と比較されている。本実施形態によれば、第1の実施形態の場合に比べてリードラグ角の振幅を低減しながら、第1の実施形態の場合と同等の効果が達成される。
図14を参照して、第2の実施形態の変形例を説明する。本変形例において、アクチュエータ66は、ロッド75をロータ20の回転半径方向に動かすことで、ブレード3のリードラグ角を変化させる。
図15及び16を参照して、第1及び第2の実施形態に係るブレード3の形状の一例を説明する。
図15は、ブレード3の捩り角分布を示すグラフである。グラフの横軸はブレード3におけるロータ20の回転半径方向位置を示し、グラフの縦軸はブレード3における捩り角を示す。捩り角は、ハブ側端縁32からリードラグヒンジ40の位置にかけて同じであり、リードラグヒンジ40の位置から翼端31に向かって減少する。ハブ側部分34における捩り角が一定であるため、リードラグ角が変化するときにハブ側部分41とハブ側部分34とが干渉することが防がれる。
図16は、ブレード3のコード長分布を示すグラフである。グラフの横軸はブレード3におけるロータ20の回転半径方向位置を示し、グラフの縦軸はブレード3におけるコード長を示す。コード長は、ハブ側端縁32からリードラグヒンジ40の位置に向かって減少し、リードラグヒンジ40の位置から翼端31にかけて同じである。ハブ側部分34におけるコード長がハブ側端縁32からリードラグヒンジ40の位置に向かって減少するため、ハブ側部分34における回転半径方向の揚力分布が適正化される。
上述のブレード3の形状は、ホバリング時と前進時との双方において効率的である。
図17及び図18を参照して、第1及び第2の実施形態に係るロータ20の変形例を説明する。
図17を参照して、ハブ側部分34は、リードラグヒンジ40を中心とする円弧状のレール35をハブ側端縁32の近傍に備える。
図18を参照して、ハブ側部分34は、上面側外板34aと、上面側外板34aの内側に設けられたレール35と、下面側外板34bと、下面側外板34bの内側に設けられたレール35を備える。ハブ側部分41は、上面側外板34aに設けられたレール35と係合するコロ43と、下面側外板34bに設けられたレール35と係合するコロ43を備える。
図19を参照して、レール35は、台形の横断面形状を有し、上面35aと、斜面35bと、斜面35cを備える。斜面35b及び斜面35cは、上面35aを挟むように配置され、上面35aに対して互いに反対側に傾斜している。斜面35bはリードラグヒンジ40の反対側を向くように傾斜し、斜面35cは、リードラグヒンジ40を向くように傾斜する。コロ43は、上面35aと対向して係合する係合面43aと、斜面35bと対向して係合する係合面43bと、斜面35cと対向して係合する係合面43cを備える。
レール35及びコロ43により、ブレード3のリードラグ角を滑らかに変化させることが可能となる。更に、ハブ側部分41がレール35及びコロ43を介してハブ側部分34を支持するため、ハブ側部分34に作用する空力荷重がハブ側部分41に伝達される。
図20に示すように、上述のスパー4をスパー8で置き換えることも可能である。スパー8は、フレックスビームとして形成されている。スパー8は、リードラグヒンジ40に対応する屈曲部分80と、ハブ側部分41に対応するハブ側部分81と、翼端側部分42に対応する翼端側部分82とを備える。翼端側部分82は、ブレード3の翼端側部分33に結合される。スパー8が屈曲部分80において屈曲することで、ブレード3のリードラグ角が変化する。スパー8が屈曲部分80においてブレード3のリードラグ角が変化する方向に大きく屈曲し、ハブ側部分81及び翼端側部分82においてブレード3のリードラグ角が変化する方向にほとんど屈曲しないため、ブレード3のリードラグ角が変化したときにブレード3の重心位置が大きく変化することが防がれる。
リードラグ角制御機構6及び6’は、ブレード3のリードラグ角がブレード3の方位角に対応して変化するようにブレード3を駆動する。リードラグ角制御機構6及び6’は、ブレード3の翼端31の周速度が前進側で遅く後退側で速くなるようにブレード3のリードラグ角を変化させる。したがって、ヘリコプタ10は高速飛行が可能である。
図1は、従来のロータの上面図である。 図2は、本発明の第1の実施形態に係るヘリコプタの側面図である。 図3は、第1の実施形態に係るロータの断面図である。 図4は、第1の実施形態に係るロータの斜視図である。 図5は、第1の実施形態に係るヘリコプタの制御系のブロック図である。 図6は、第1の実施形態に係るロータの上面図である。 図7は、第1の実施形態に係るロータのブレード翼端の対気速度と方位角との関係を示すグラフである。 図8は、第1の実施形態に係る制御規則を説明するグラフである。 図9は、本発明の第2の実施形態に係るロータの側面図である。 図10は、第2の実施形態に係るロータの斜視図である。 図11は、第2の実施形態に係るヘリコプタの制御系のブロック図である。 図12は、第2の実施形態に係るロータのブレードのリードラグ角と方位角との関係を示すグラフである。 図13は、第2の実施形態に係るロータのブレード翼端の対気速度と方位角との関係を示すグラフである。 図14は、第2の実施形態の変形例に係るロータの斜視図である。 図15は、ブレードの捩り角分布を示すグラフである 図16は、ブレードのコード長分布を示すグラフである。 図17は、レール及びコロを備えたロータの上面図である。 図18は、レール及びコロを備えたロータの側面図である。 図19は、レール及びコロの係合状態を示す。 図20は、フレックスビームがスパーとして用いられたロータの上面図である。
符号の説明
10…ヘリコプタ
20…ロータ
21…ロータハブ(回転系)
22…中空軸(固定系)
3…ブレード
31…翼端
32…ハブ側端縁
33…翼端側部分
34…ハブ側部分
34a…上面側外板
34b…下面側外板
35…レール
35a…上面
35b、35c…斜面
4…スパー
40…リードラグヒンジ
41…ハブ側部分
42…翼端側部分
43…コロ
43a〜43c…係合面
5、5’…リードラグ角制御系
50…情報処理装置
51…速度センサ
52…高度センサ
53…姿勢センサ
54…方位角センサ
6、6’…リードラグ角制御機構
60…リードラグ用スオッシュプレート
61…固定部分
62…回転部分
63…回動軸
65、66…アクチュエータ
67…ロッド
7…リンク機構
71、72…プレート
73…クランク
73a…第1部分
73b…第2部分
74〜77…ロッド
8…スパー
80…屈曲部
81…ハブ側部分
82…翼端側部分
9…フェザリング用スオッシュプレート
91〜97…曲線
101…前進側ブレード
102…後退側ブレード

Claims (9)

  1. ブレードと、
    前記ブレードを支持するロータハブと、
    前記ロータハブの回転に同期して前記ブレードのリードラグ角を変化させるリードラグ角制御機構と
    前記ロータハブに支持されたスパーと
    を具備し、
    前記ブレードがリードラグヒンジまわりに回動することで前記リードラグ角が変化し、
    前記リードラグヒンジは、前記ブレードの重心に位置し、
    前記リードラグヒンジは前記スパーに設けられ、
    前記ブレードは、前記リードラグヒンジの位置より前記ロータハブ側のブレードハブ側部分を備え、
    前記スパーは、前記リードラグヒンジより前記ロータハブ側のスパーハブ側部分を備え、
    前記スパーハブ側部分は、前記ブレードハブ側部分内に配置された
    ヘリコプタのロータ。
  2. 前記ブレードの捩り角は、前記ブレードの前記ロータハブ側の端縁から前記位置にかけて同じであり、前記位置から前記ブレードの翼端に向かって減少し、
    前記ブレードのコード長は、前記端縁から前記位置に向かって減少し、前記位置から前記翼端にかけて同じである
    請求項1のヘリコプタのロータ。
  3. 前記ブレードハブ側部分は、第1レールを備え、
    前記スパーハブ側部分は、前記第1レールと係合する第1コロを備える
    請求項1又は2のヘリコプタのロータ。
  4. 前記ブレードハブ側部分は、前記第1レールが設けられた上面側外板と、下面側外板と、前記下面側外板に設けられた第2レールを備え、
    前記スパーハブ側部分は、前記第2レールと係合する第2コロを備える
    請求項3のヘリコプタのロータ。
  5. 前記リードラグ角制御機構は、スオッシュプレートと、前記スオッシュプレートと前記ブレードとを接続するリンク機構とを備える
    請求項1乃至4のいずれかに記載のヘリコプタのロータ。
  6. 前記リードラグ角制御機構は、前記ロータハブに支持された電動アクチュエータを備え、
    前記電動アクチュエータは、前記ロータハブの回転に同期して前記リードラグ角が変化するように前記ブレードを駆動する
    請求項1乃至4のいずれかに記載のヘリコプタのロータ。
  7. ロータと、
    リードラグ角制御系と
    を具備し、
    前記ロータは、
    ブレードと、
    前記ブレードを支持するロータハブを備え、
    前記リードラグ角制御系は、前記ロータハブの回転に同期して前記ブレードのリードラグ角を変化させ、
    前記ブレードがリードラグヒンジまわりに回動することで前記リードラグ角が変化し、
    前記リードラグヒンジは、前記ブレードの重心に位置し、
    前記ロータは、前記ロータハブに支持されたスパーを備え、
    前記リードラグヒンジは前記スパーに設けられ、
    前記ブレードは、前記リードラグヒンジの位置より前記ロータハブ側のブレードハブ側部分を備え、
    前記スパーは、前記リードラグヒンジより前記ロータハブ側のスパーハブ側部分を備え、
    前記スパーハブ側部分は、前記ブレードハブ側部分内に配置された
    ヘリコプタ
  8. 前記リードラグ角制御系は、
    本ヘリコプタの速度を検出する速度センサを備え、
    前記速度と閾値を比較し、
    前記速度が閾値より大きい場合、前記ロータハブの回転に同期して前記リードラグ角を変化させる
    請求項7のヘリコプタ
  9. 前記リードラグ角制御系は、
    本ヘリコプタの速度を検出する速度センサを備え、
    前記速度が大きいほど前記リードラグ角の変化の振幅を大きくする
    請求項7のヘリコプタ
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