JP4718764B2 - 光仮想ローカルエリアネットワークにおける経路制御方法、経路切替装置、切替器及び情報伝送方法 - Google Patents

光仮想ローカルエリアネットワークにおける経路制御方法、経路切替装置、切替器及び情報伝送方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、バーチャル・ローカル・エリア・ネットワーク(VLAN:Virtual Local Area Network)を構築する方法及び装置に関し、特に、IEEE規格に規定されたタグ付きフレーム及び波長分割多重方式(Wavelength Division Multiplexing)を用いてVLANを構築する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)は、企業ネットワーク、校内ネットワーク等で一般的に用いられている。米国電気電子学会(IEEE)によってIEEE802.3規格として規定されたLAN技術であるイーサネット(登録商標、以下同じ)は、LANを構築するための最も一般的かつ有用な技術の一つである。
【0003】
典型的なLANは、スイッチと、スイッチ間を接続する通信線とで構成される。通信線は、同軸ケーブル、シールドなしツイストペア(UTP)ケーブル又は光ファイバで構成される。通信線が光ファイバであれば、スイッチが電気信号を処理するため、スイッチのインタフェースは光/電気変換器及び電気/光変換器を有する。
【0004】
VLANは、VLANを構成する装置(メンバー)が、互いに物理的に異なるLANセグメントにあっても、あたかも各装置が同じセグメントを共有するように、各装置が互いに通信することができるブロードキャスト・ドメインを構成している。換言すると、VLANは、論理LANセグメントである。
【0005】
IEEE802.1Q規格には、いくつかの種類のVLANが規定されている。それらの一つは、VLAN識別子(VLANタグ)をフレームに加え、タグ付きフレームとしている。図9は、タグ付きイーサネット・フレームの一例を示す。宛先アドレス(DESTINATION ADDRESS)及び発信元アドレス(SOURCE ADDRESS)は、それぞれ宛先及び発信元のMAC(Media Access Control)アドレスである。VLANプロトコル識別子(VLAN PROTOCOL ID)は、「0X8100」の値を有する領域である。VLANプロトコル識別子領域が「0X8100」の値をとる場合、このフレームはVLANタグ付きフレームである。優先順位(PRIORITY)は、フレームの利用者の優先順位を示す領域である。CFIは、正規フォーマットを示す。正規フォーマットは、フレーム内のバイトのビット順序(すなわち、リトルエンディアンか、ビッグエンディアンか)を示す。VLAN識別子(VLAN ID)は12ビットの領域である。全て”1”、全て”0”の値の双方は、VLAN IDとして利用することはできず、VLAN IDによって識別可能なVLANの最大数は4094である。図18は、VLAN IDを有するネットワーク構成の一つの簡単な例を示す。VLAN ID=1を有するフレームは、VLAN2のいずれの装置に対しても転送されない。
【0006】
近年、イーサネットは、ネットワーク通信事業者の大都市圏通信網(Metro Area Network)及び広域通信網(Wide Area Network)に用いられるようになっている。通信事業者は、MANやWAN等のネットワークを制御し、MANやWANによって互いに接続されたLAN間に通信サービスを提供する。通信事業者は、仮想専用線(Virtual Private Network)のようなサービスを提供することができる。このような仮想大都市圏通信網(vMAN:Virtual Metro Area Network)は、Extreme Networkによって実現される。vMANスキームは、Extreme Networks社による"Extreme Networks Virtual Metropolitan Area Networks"(非特許文献1)に示されている。要するに、vMANは、IEEE802.1Q規格のVLANタグ(VLAN ID)のようなvMANタグと呼ばれるタグを有するトンネリング技術を用いている。図19に、vMANの概念を示す。
【0007】
波長分割多重方式(WDM)技術は公知のものである。WDMは、光フィルタを用いることにより、複数のチャネルの光信号を光ファイバにおいて多重化する技術である。WDMは、光ファイバのより大きな伝送容量を可能にする。
【0008】
スイッチを有する典型的なLANの利点の一つは、VLAN(IEEE802.1Q規格)技術を用いることができる点である。John Wiley & Sons,Inc.による”The Switch Book”の11〜12章(非特許文献2)は、VLAN技術に関する詳細を提供する。
【0009】
また、米国特許第5572347号明細書(特許文献1)には、スイッチ式ビデオ・アーキテクチャに関し、スイッチ式ビデオ及び標準的な狭帯域電話サービスを提供する統合光ファイバ通信ネットワークが記載されている。ビデオ分配用EMチャネルを有する狭帯域電話サービス及び制御信号の周波数分割多重が用いられている。
【0010】
2001年7月31日に発行された、Crayfordによる米国特許第6269098号明細書(特許文献2)には、VLANパケットの経路制御について記載されている。アドレス表は、VLANのインデックス領域を含む。意思決定エンジンは、パケット又はフレームからVLAN IDを受け取り、VLAN IDをVLANインデックスに変換し、変換されたVLANインデックスに基づいて、データ転送先情報をアドレス表から検索する。対応可能なVLANの最大数がVLAN容量である。VLAN容量は、VLAN領域の大きさを変化させることによって増加又は減少される。
【0011】
1999年10月5日に発行された、Varghese等による米国特許第5963556号明細書(特許文献3)には、大規模LANを、ルーターで相互接続された複数のVLANに、ブリッジ・ポートによって分割することが記載されている。
【0012】
2000年3月7日に発行された、McCloghrie等による米国特許第6035105号明細書(特許文献4)は、フレームが第1種のVLANから第2種のVLANにブリッジされ又は経路制御される場合のパケット内のVLAN識別子の問題に関するものである。
【0013】
Yuasa等による米国特許第6085238号明細書(特許文献5)には、グループIDを特定の周波数(又は、帯域幅)に関連付けるルーティングテーブルによって、所定の周波数(又は、帯域幅)を用いてVLAN中のデータの経路制御をすることが記載されている。
【0014】
2001年6月28日に公開された、Klothによる米国特許出願公開第2001/5369号明細書(特許文献6)には、受信フレーム種類指示又は受信ポートをVLAN値の導出に用いることが記載されている。
【0015】
2001年12月6日に発行された、Lindenによる国際公開第01/93480号パンフレット(特許文献7)には、波長分割多重方式(WDM)及びVLANの使用について説明する。
【0016】
【特許文献1】
米国特許第5572347号明細書
【特許文献2】
米国特許第6269098号明細書
【特許文献3】
米国特許第5963556号明細書
【特許文献4】
米国特許第6035105号明細書
【特許文献5】
米国特許第6085238号明細書
【特許文献6】
米国特許出願公開第2001/0005369号明細書
【特許文献7】
国際公開第01/93480号パンフレット
【非特許文献1】
”Extreme Networks Virtual Metropolitan Area Networks”,Extreme Networks
【非特許文献2】
Rich Selfer,”The Switch Book”,第11章〜第12章,John Wiley&Sons,Inc.
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
フレームの転送先を決定を作成するための一つの構成は、バーチャル・ローカル・エリア・ネットワーク(VLAN)におけるタグを用いるものである。このVLANタグは、互いに物理的に離れた場所に位置するユーザのワークグループを作成することによって複数の局へのデータの伝送を容易にするものである。ネットワークにおける局数が増加すると、通常、VLAN数も増加する。近年、VLANは大都市圏通信網(MAN)に採用されており、このことは、ネットワークにおけるVLANユーザの数の増加をもたらしている。
【0018】
従って、データパケットのヘッダ情報を変更することなく、そして、スイッチの構造の最小の変更によって、バーチャル・ローカル・エリア・ネットワーク(VLAN)においてサポートされるVLANの数を増加させるように、スイッチ装置及びネットワークを管理する必要がある。
【0019】
このため、一般的にはVLAN IDが使用されるが、VLAN IDは、例えば、IEEE802.3Qの規定に従ってパケットのMACフレームのヘッダの12ビットの領域に格納される。VLAN ID領域を12ビットとすると、2の12乗である4096の固有な識別子が存在する。解決方法として、VLAN ID領域を拡張して多数のVLANを得る方法があるが、ネットワーク及びその装置の再構築が必要である。それは複雑で、費用がかかり、その他の特性を犠牲にしてしまう。
【0020】
本発明は、前述した問題点及びその他の必要性を解決するもので、VLAN ID領域を変更することなく、また、ネットワークのハードウェアを変更することなく、一つのネットワークにおけるVLANユーザを増加することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明は、少なくとも一つの光多重分割方式の光パスを含むネットワークで用いられる経路制御方法であって、受信パケットからVLAN識別子を導出するVLAN識別子導出手順と、前記受信パケットの搬送波波長に関する波長識別子を導出する波長識別子導出手順と、少なくとも前記VLAN識別子と前記波長識別子との双方を用いてパケット出力ポート及び出力搬送波波長の選択を行う出力ポート選択手順と、送受信されたパケットが記録しているVLAN識別子及び波長識別子を記憶する転送情報データベースを管理するデータベース管理手順とを有し、前記出力ポート選択手順は、前記データベースからデータ転送情報を検索し、前記検索の結果に応じて前記パケットの出力ポート及び出力搬送波波長の選択を行う手順を含み、前記出力ポート及び前記出力搬送波波長の選択を行う手順は、該受信パケットのVLAN識別子及び波長識別子の組み合わせと該受信パケットが送出されるリンク上ですでに割り当てられているVLAN識別子及び波長識別子とが重複しないように選択し、重複する場合にはVLAN識別子又は出力搬送波波長を変更する
【0022】
また、光多重分割方式の光パスから又は光多重分割方式の光パスへ、受信パケットを切り替える光パス切替手段と、前記受信パケットからVLAN識別子を導出するVLAN識別子導出手段と、前記パケットに波長識別子を割り当てる波長識別子割当手段と、少なくとも前記VLAN識別子と前記波長識別子との双方を用いてパケット出力ポート及び出力搬送波波長の選択を行う出力ポート選択手段と、送受信されたパケットが記録しているVLAN識別子及び波長識別子を記憶する転送情報データベースを管理するデータベース管理手段とを有し、前記出力ポート選択手段は、前記データベースからデータ転送情報を検索し、前記検索の結果に応じて前記パケットの出力ポート及び出力搬送波波長の選択を行い、前記出力ポート及び前記出力搬送波波長を選択する場合には、該受信パケットのVLAN識別子及び波長識別子の組み合わせと該受信パケットが送出されるリンク上ですでに割り当てられているVLAN識別子及び波長識別子とが重複しないように選択し、重複する場合にはVLAN識別子又は出力搬送波波長を変更する
【0023】
また、本発明の情報伝送方法は、同一のVLAN識別子を含むフレームを有する第1VLANタグ付きフレーム及び第2VLANタグ付きフレームの双方を受信し、波長分割多重ネットワークの光ファイバを介して、第1波長を使用して前記第1VLANタグ付きフレームを伝送し、前記波長分割多重ネットワークの光ファイバを介して、前記第1波長とは異なる第2波長を使用して前記第2VLANタグ付きフレームを伝送する。
【0024】
【発明の実施の形態】
本実施形態では、新しい光バーチャル・ローカル・エリア・ネットワーク識別子(OVLAN ID)は、パケットヘッダのフィールド又はMACフレームで見出される既知のVLAN IDと、WDMリンクの波長によって定まる光パスIDとの組合せとして規定される。光VLAN(OVLAN)変換表は、光VLANスイッチノードにおいて用いられる、OVLAN ID、VLAN ID及び光パスIDの情報を記憶する。
【0025】
本実施形態は、より多くの数のVLANを処理できるように簡単かつ安価に変更される既知のWDM光ネットワーク資源をもたらす。それによって、ネットワーク資源の効率は改良される。利点として、MACは変化も変更もされないし、実現することができるOVLANの最大数は、WDMネットワークで用いられる波長の数に比例して増加し、特に既知のマルチ・プロトコル・ラベル・スイッチ(MPLS)ネットワークとの比較において、利用可能な帯域幅を効果的に使用することができる。前述したように、本発明の一態様が、多数のVLANをサポートすることであると共に、本発明の別の態様は、本発明においてVLANがVLAN IDと波長との組合せによって識別されるため、異なるVLANドメインに同じVLAN IDの使用が許容されることである。
【0026】
多ポートスイッチは、局間におけるデータフレームの通信を制御する。スイッチは、データフレームを受信する受信装置と、VLAN情報(VLANインデックス領域)を記憶するアドレス表とを含む。また、スイッチは、VLAN識別子を含むデータフレームから情報を受け、前記アドレス表からデータ転送情報を検索する制御装置(意思決定エンジン)を含む。この内部意思決定エンジンは、VLAN識別子からVLANインデックスを生成し、データ転送情報に対してデータ表を検索する。
【0027】
本発明は、光バーチャル・ローカル・エリア・ネットワークにおける好適な実施形態及び最適な実施例によって説明される。この好適な実施形態及び最適な実施例は、特有の用語による限定的な物理的意味で用いられるのではなく、ユーザにとってはOVLANがLANであるように論理的意味で用いられる。すなわち、インターネットのような大都市圏通信網(MAN)又は広域通信網(WAN)とは対照的に、優先順位アクセスによって、OVLANが一以上のMAN又はWANで物理的に実現することができたとしても、論理的意味で用いられるのである。
【0028】
本発明のその他の態様、特徴及び効果は、単に、本発明を実施するために意図される最適実施例を含む多数の特定の実施形態及び実施例を示すことによって、以下の詳細な説明から容易に理解することができる。また、本発明は、他の異なる実施形態によっても構成可能であり、その多くの詳細は、本発明の技術的思想及び適用範囲から逸脱しない全ての種々の自明な形態に変更することができる。従って、図面及び説明は、その性質において限定的ではなく、説明的なものと解すべきである。
【0029】
本発明は、同じ参照番号が付されたものは同一の構成である。添付した図面の図において、限定的に説明されるのではなく、例示的に説明される。
【0030】
[実施例]
光バーチャル・ローカル・エリア・ネットワーク(OVLAN:Optical Virtual Local Area Network)を実現するシステム、装置、方法、信号、媒体及びソフトウェアを本発明の説明及び実施形態として、そしてまた、本発明を実施するために本発明者にとって現在知られている最良のモードの説明としても記述する。
【0031】
好適な実施形態では、特定のノードを超えた一定の容量を有する既知のVLAN IDに関する問題を解決される
以下の説明では、説明のために、多くの特定の詳細は、本発明のより広義な態様の完全な理解を提供し、並びに本発明のより狭義な態様による特定の詳細自体の効果を理解するために示される。しかし、当業者には明らかなように、本発明のより広義な態様は、これらの特定の詳細はなく、又は、本明細書に明白に規定された均等物により、又は本明細書に示した技術的思想によって規定された均等物により実施することができる。周知の構造及び装置は、不要な詳細によって、本発明が不必要に不明瞭となることを避けるためにブロック図によって示す。図面及び実施例の記載は説明のためであり、限定的なものではない。
【0032】
VLANでは、端末はネットワークのバックボーンにわたった優先アクセスを許可されているので、端末は、企業(例えば、法人組織)レベルLANの同一セグメント上にあるように見える。VLANは、MACアドレス又はポートアドレスに基づいて、同様なスイッチ機能を有するLANスイッチ及びルーターで実現される。メディアアクセス制御(MAC)は、LANの副階層である。MACアドレスは、例えば、各LANに固有な48ビットの符号である。既知のVLANIDは、MACの固定長の領域であり、従って、VLAN IDには、異なるVLANを識別するための最大容量が存在する。例えば、12ビットのVLANID領域は、4096の異なる数を作成することができるのみであり、領域の大きさを増加することは、パケット長の問題が生じる。
【0033】
イーサネットの最大パケット長は、ヘッダ及びデータ領域を含めて、1514バイトである。一般的に、イーサネットにおける転送装置は1514バイトを超えるパケットを破棄する。VLAN容量を増加するために用いられる既知の方法として、従来のイーサネットフレームに新しいヘッダを追加して、最大利用可能なVLAN数を増加する方法がある。しかし、この既知の方法は、パケット長を変えるので、汎用のイーサネット機器を用いることができない点で不利である。
【0034】
本発明は、新しい光LVAN ID(OVLAN ID)に基づくLAN利用者に対する仮想通信網であり、新しい光VLAN(OVLAN)を提供する。OVLAN IDは、イーサネットフレームの既知のVLANタグ(VLAN ID)と、パケットの一部ではない新しく規定された光パスID(又は、波長経路ID(WL ID))との組合せとして定義される。
【0035】
図1には、本発明の実施形態におけるネットワーク構成の例を示す。
【0036】
光VLANシステムは、多数のOVLAN利用者、及び、光仮想LAN(OVLAN)を形成するネットワークノード間のWDMリンクを含む。各リンクは、それぞれが光ファイバにおける固有の波長によって規定された一以上の光パスを有することができ、各光パスは二つのノード間でイーサネットパケット/フレームを転送する。図示した3つのOVLAN1の利用者(例えば、端末又はサブネット)は、3つのOVLAN2利用者と波長を共有しながら通信する。WDMネットワークは、スイッチノードNODE100、NODE110、NODE120、NODE130及びNODE140を有し、太い実線で示したリンクによって接続される。
【0037】
図1では、実施形態の一例として、OVLAN1の利用者は、NODE120に接続された米国の西海岸のサンフランシスコ(OVLAN1)、NODE130に接続された米国の東海岸のニューヨーク(OVLAN1)、及び、NODE110に接続されたテキサス州ダラス(OVLAN1)において3つのネットワーク又は端末を有する。OVLAN1に関する通信サービスは、ネットワーク通信事業者によって提供される。通信事業者は、これら3つの地域のネットワーク又は端末(OVLAN1)を論理的に接続する。また、OVLAN2利用者は、NODE120に接続された米国の西海岸のロサンゼルス(OVLAN2)、NODE100に接続された米国の東海岸のワシントンDC(OVLAN2)、及び、NODE110に接続されたテキサス州フォートワース(OVLAN2)において3つのネットワーク又は端末を有する。通信事業者は、これら3つの地域のネットワーク又は端末(OVLAN2)を論理的に接続する。論理的接続は物理的接続とは異なるものである。
【0038】
本実施形態では、異なる搬送波波長を使用する異なるOVLANを識別することによって、ネットワーク資源を共有する(即ち、同じVLANタグ又はVLAN IDを共有する)多数の異なる光VLANを提供する。従って、4096の異なるVLANを識別可能な12ビットVLANタグに対して、WDMシステムにおいて一つの追加される波長に対して、さらに4096の識別を提供することができる。それゆえ、ネットワーク資源(VLAN ID)及びスイッチ装置の効率が向上する。VLAN容量の増加は、OVLANが物理的接続ではなく論理的接続に基づくため、ソフトウェアのみを変更することによって、既存のハードウェア構成において得ることができる。それゆえ、低コストでかつ容易な変更によって、VLAN容量を増大することができる。
【0039】
ネットワークマネジャー、アドミニストレータ又はオペレータ等のネットワーク管理者(MANAGER)は、どの顧客がどのVLANを有するかを管理かつ設定し、異なる顧客にVLANタグを割り当て、汎用ネットワークの対象となる全ノードのデータベースに対応する情報を設定する。
【0040】
光VLANに対する入力及び出力パケットの典型的なデータに対する機能を図15に簡単に示す。多重ポートスイッチ(SWITCH)は、転送先情報に基づきフレーム転送先を切り換える。スイッチは、データフレームを受信するための受信装置TRと、発信元アドレス、宛先アドレス及びVLAN情報(VLAN索引フィールド)を記憶するためのアドレス表(TABLE)とを含む。また、スイッチは、制御装置又は意思決定エンジン(CPUを有するコンピュータ)を含む。この制御装置又は意思決定エンジンは、VLAN識別子(VLAN ID)を含むデータフレームから情報を取得し、次いでアドレス表からデータ転送情報を検索する。内部に設けられた意思決定エンジンは、VLAN識別子からVLANインデックスを生成し、アドレス表からデータ転送情報を検索する。
【0041】
図示されたノードは、パケット交換に関して、第1波長の搬送波(WL1)及び第2波長の搬送波(WL2)に対応する二つの入力ポートを図中左側に有し、二種類の搬送波波長(WL3、WL4)に対する二つの出力ポートを図中右側に有する。ノードは両方向(双方向)に動作するものが好ましいが、本発明を不明瞭にすることを避けるために一方向のみを図示している。この逆方向の送受信は、正方向の送受信機能を鏡のように反転させたものである。詳細な図示は省略するが、この波長の増加に応じてVLAN容量を増加させるためには、ノードが二種以上の入力波長及び二種以上の出力波長を有することが好ましい。その場合、説明した機能は、追加される波長に関して単に増設されるだけである。スイッチの4つの異なる波長は、単に例の一部であり、一方のポートで用いた波長は、他方のポートで繰り返し用いることができる。例えば、波長WL4はWL1と同じ波長でもよい。
【0042】
光VLANノード(OVLAN)は、各入力ポートにおけるタグ取得手段(TR)と、各出力ポートにおけるタグ付与手段(TW)と、パケットスイッチ手段(SWITCH)と、タグ取得手段、タグ付与手段及びパケットスイッチを制御する一以上のCPUと、記憶手段(より一般的には、転送情報データベース)の一部である光VLAN表(TABLE)とを有する。ノードは、入力パケットの第2階層(L2:ネットワーク層)ヘッダを取得するLANスイッチ又はL2ヘッダを読み取る読取手段を有するルーターである。
【0043】
本発明は、その他の階層や、その他のフレームや、その他の種類のデータの単位におけるVLAN IDの実現を想定し、それらを含むものである。パケットのL2ヘッダにおけるMACフレームの構造は、周知であり、かつ本明細書における例ではVLAN ID又はVLANタグは、MACの12ビットの領域である。
【0044】
図10は、光VLAN表の例を詳細に示す。
【0045】
タグ取得手段(TR)及びタグ付与手段(TW)は、当業者に対して更なる開示を必要としない周知の方法で、それぞれ、入出力パケット又はフレームのMACイーサネットフレーム(第2階層のヘッダ)のVLANタグIDを読み取って取得し、VLANタグIDを書き込んで付与する。
【0046】
パケットスイッチ手段(SWITCH)は、接続されたCPUに制御されて、電気的、光学的又は電子光学的に切り換える周知の方法で動作して、入力ポートから受信したパケットを、光VLAN表の情報に基づいて選択された出力ポートに切り換える。特に図示していないが、CPUは、光VLAN表、オペレーティングシステム及び前述した手段を機能させるためのソフトウェアを保持する記憶手段(ストレージ装置)を動作させるように接続されている。また、CPUは、本明細書に開示した新しいOVLAN機能を提供するために本明細書に開示したソフトウェアと共に専用コンピュータとなる汎用コンピュータを提供するためにその他の装置(周知の構造の説明により本発明を不明瞭にすることを回避するために説明を省略する)にも接続される。
【0047】
コンピュータは、代表的には、情報を伝達するためのバス又はその他の通信手段と、メインメモリから命令として受信した情報を処理し、前記バスに接続された演算装置(CPU)、情報(光VLAN表)及び前記CPUが実行する命令(図2や図11の処理を実現する命令)を保持し、前記バスに接続されたランダム・アクセス・メモリ(RAM)又はその他の動的な記憶装置とを含んでいる。また、メインメモリは、CPUによる命令の実行中に一時的に必要とされる変数、その他の中間情報を記憶するために用いられる。コンピュータシステムは、代表的には、変化しない情報及びプロセッサに対する変化しない命令を保持する、バスに接続された読み出し専用メモリ(ROM)、その他の静的記憶装置を、さらに含んでいる。例えば、この静的記憶装置(ROM)には、再起動中のCPUに対する命令が記憶されている。この静的記憶装置(ROM)は、代表的には、さらに磁気ディスク又は光ディスクを含んで構成することができ、バスに接続されて、情報及び命令を永続的に保持する。
【0048】
図10に示す光VLAN表(TABLE)は、光VLAN ID(OVLANID)、光パスID(又は波長経路ID(WL ID))及びVLAN IDの対応に関する情報を記憶する。パケットスイッチ手段(SWITCH)は、好ましくは、通常の、ネットワーク層(第2階層)のスイッチ又はトランスポート層(第3階層)のLANスイッチ、又はIPスイッチ、又はスイッチ機能を有するトランスポート層(第3階層)のルーターである。
【0049】
例として、図10に示す光LAN表(TABLE)の第1行によると、光パス1(WL1)においてVLANタグ”1”を有するMACフレーム(イーサネットフレーム)のデータ1は入力ポート1に入力される。そして、タグ取得手段(TR)は、VLAN IDとして”1”を取得する。そして、コンピュータはスイッチ(本明細書では2×2クロスバースイッチ)を制御する。すなわち、パケットのVLANタグが”1”に保持されたまま、パケットがポート3を介して光パス3(WL3)に出力されるようにスイッチが制御される。図10では、VLAN入力及びVLAN出力は、VLAN ID(VLANタグ)@WL ID(経路)の形式で表記されている。
【0050】
図10に示す光LAN表(TABLE)の第3行によると、光パス2(WL2)においてVLANタグ”1”を有するMACフレームのデータ3は入力ポート2に入力される。タグ取得手段(TR)は、VLAN IDとして”1”を取得する。そして、コンピュータは、図10に示す光LAN表の第1行において、VLANタグ1が光パス3で既に用いられるため、パケットのVLANタグは”1”から”2”に変換され、パケットがポート3を介して光パス3(WL3)に出力されるようにスイッチを制御する。光LAN表は、データ3に関する転送情報のデータベースである。
【0051】
光パス1においてVLANタグ”2”を有するMACフレームのデータ2は入力ポート1に入力される。タグ取得手段(TR)は、VLAN IDとして”2”を取得する。そして、コンピュータは、パケットのVLANタグは”2”から”1”に変換され(この場合には、VLANタグは”2”であってもよい)、ポート4を介して光パス4(WL4)に出力されるようにスイッチが制御される。
【0052】
図16及び図17に、ノードの他の実施例を示す。
【0053】
WDM DEMAX、WDM MAXは、それぞれWDMデマルチプレクサ(WDM demultiplexer)、WDMマルチプレクサ(WDM multiplexer)である。Input Port I/Fは、少なくとも、O/E(Optical/Electrical)コンバータとMAC処理ユニットを有する。Output Port I/Fは、少なくとも、MAC処理ユニットとE/O(Electrical/ Optical)コンバータを有する。スイッチモジュールは、エレクトリカルスイッチモジュールであり、例えば、クロスバースイッチで構成される。Input Port I/Fは、入力されたMACフレームからVALN IDを取り出し、それをCPUに送る。
【0054】
CPUはフォワーディングテーブル(転送情報データ)を参照して、出力ポート及び出力MACフレームにつけるVLAN IDを決定する。Input Port I/Fは、入力MACフレームのVLAN IDを、CPUにより決定された出力MACフレーム用のVALN IDに書き換え、スイッチモジュールに出力する。
【0055】
スイッチモジュールは、入力されたフレームを、CPUにより決定される出力ポートに出力する。Output Port I/Fは、スイッチから受信したフレームに対しMAC処理、E/O変換処理を行い、それらの処理がなされたフレームをWDM MAXに出力する。
【0056】
図17は、転送情報データが格納されるフォワーディングテーブルの一実施例を示す。例えば、Input Port I/F11にVALN ID1のフレームが入力された場合、このフレームが出力されるOutput Port I/Fは21であり、VALN IDは1から2に書き換えられる。
【0057】
図3から図5は、それぞれ、どのように光VLANがネットワーク・プロバイダによって構築されるかを示す。この例では、3つの異なるVLANを有する3つの顧客が存在し、これらのVLANは単一のネットワークを共有する。以下の方法で、通信事業者はネットワークにおける光VLANサービスを提供する。
【0058】
本発明の実施形態では、VLAN IDと搬送波波長との双方の組合せによって規定された、OVLAN IDを用いる。このようにすると、VLAN IDと波長との関係(異なる波長であること)を容易に理解することができる。しかし、本発明は、波長以外の他の経路識別子、例えば、入力ポート番号又は経路タグに適用しても効果的である。各ポートに異なる波長が割り当てられている場合、ポートの識別によって波長を識別することができる。経路識別のための波長IDは、一つのポートに複数の搬送波波長が割り当てられている場合に特に有効である。経路IDがネットワークのスイッチ機能付きノードで決定される間に、VLAN IDは、パケットヘッダにあるか、さもなければ、フレームによって転送される。
【0059】
図3から図8に例を示す。図3はVLAN1を示し、図4はVLAN2を示し、図5はVLAN3を示す。各VLANは太線で表され、ノードとノード間のリンクとを含んでいる。
【0060】
これらの図では、20のノードによるネットワークが示される。これらのノードは、その全部又は一部にスイッチ機能を有している。各ノードは、本明細書では参照のためにのみ番号を付されている。図3では、ネットワークの物理的レイアウトを示し、第1の顧客はノード7から10とノード12から15とを相互接続するように設定されたVLAN1を有する。図4では、図3に示したものと同じ物理的レイアウトのネットワークにおいて、第2の顧客はノード1から4とノード6から9とを相互接続するように設定されたVLAN2を有する。図5では、図3に示したものと同じ物理的レイアウトのネットワークにおいて、第3の顧客は、ノード2から4、ノード7から9及びノード12から14を相互接続するように設定されたVLAN3設定を有する。
【0061】
図示されたVLANのリンクは、全てWDMを有する光通信路である。他のいくつかのノード(例えば、ノード5、11及び16から20)は、WDMを有する光リンク以外の通信路によって構成してもよい。さらに、一部のノードは、異なるネットワークセグメント間又は一つ以上の図示したノードを含むネットワーク間のブリッジ又はゲートウェイであってもよい。即ち、一つのVLAN内で、複数の物理的LAN、WAN等が存在しうる。例えば、図3から図5に示すネットワークは、LAN、WAN又はインターネットで構成してもよい。VLANのノードの一つが異なる波長を用いなければ、このノードは別の手段によるリンクを用いることができる。
【0062】
この例では、VLAN IDは、パケットヘッダのMACフレームの12ビットの領域によって規定されるので、最大4096の一意のVLANを識別することができる。よって、特定のノードが特定のリンクに対して4096以上の異なるVLANを取り扱うのであれば、通常のVLAN IDを用いるのみでは不十分となる。
【0063】
図3において、VLAN1のパケットがノード8と9の間を転送されるためにノード8に到達した場合、少なくとも4096の異なるVLANがノード8で既に規定されているかもしれない。本発明は、固有のOVLAN IDを有する新しいパケットを転送することができる。OVALN IDは、偶然に、同じVLAN IDが付与されている異なるVLANによって使用されていない波長を用いることができる。新しいパケットが異なる入力ポートに又は異なる波長で到達したので、ノードは、新しいパケットが前のパケットと同じVLAN IDを有していても、異なるVLANが含まれることを決定する。3種類の波長のWDM及び12ビットVLAN IDを有するOVLAN IDを用いることによって、最大12288=3×4096のOVLAN IDを定義することができる。こてれによって、例えば、ハードウェア又はネットワークの接続(物理的構成)を変更することなく、VLAN容量を300%増加させることができる。
【0064】
各光パスは、パケットヘッダに12ビットVLAN IDを有する4096の異なるVLANタグを用いることができる。VLANタグがリンクに対して使用されたならば、リンクは、さらに搬送波波長が異なることを識別することによって、より多くの光VLAN IDを効果的に使用することができる。本実施形態によれば、OVLANは、図2に示す各ノード又は図11に示す所定のVLAN数を超えたノードのみで、VLAN IDとWDM通信路で用いられる複数の搬送波波長のうちの一つの波長との双方によって規定される。
【0065】
図6は、WDMにおける波長1(WL1)に関するネットワークを示し、図3に示した第1のVLANの一部を実現するための光VLAN(OVLAN1)の二つのセグメントを示す。図7は、WDMにおける波長2(WL2)に関する同じネットワークを示し、図4に示した第2のVLANの一部を実現するための光VLAN(OVLAN2)の二つのセグメント、及び、図3に示した第1のVLANの一部を実現するために構築された光VLAN(OVLAN1)の一つのセグメントを示す。図8は、WDMにおける波長3(WL3)に関する同じネットワークを示し、図4に示した第2のVLANを一部に実現するための光VLAN(OVLAN2)の一つのセグメント、及び、図5に示した第3のVLANの全部を実現するための光VLAN(OVLAN3)を示す。図6〜図8に示すリンクは双方向であるため、例えば、リンク表記7−8は、リンク表記8−7と同じである。
【0066】
従って、OVLAN1は、図6に示す波長1(WL1)を有する7−8、7−12、8−13、13−12、9−10、9−14、14−15及び15−10のリンクを含む。また、図7に示す波長2(WL2)を有する8−9及び13−14のリンクを含んでいる。
【0067】
同様に、OVLAN2は、図7に示す波長2(WL2)を有する1−2、1−6、6−7、2−7、3−4、4−9及び9−8のリンクを含む。また、図8に示す波長3(WL3)を有する2−3、7−8及び8−3のリンクを含んでいる。
【0068】
そして、OVLAN3は、図8に示す波長3(WL3)を有する2−3、3−4、2−7、3−8、4−9、7−8、8−9、7−12、8−13、9−14、12−13及び13−14。のリンクを含んでいる。
【0069】
図6〜図8において、OVLAN2とOVLAN3とを比較すると、以下のことが分かる。リンク2−3、3−8及び7−8は、同じ波長で、OVLAN2及びOVLAN3によって共有される。これらのリンクでは、OVLAN2及びOVLAN3は、異なるVLAN IDを必要とする。しかし、OVLAN2及びOVLAN3はリンク2−7、3−4、4−9及び9−8を共有するが、OVLAN2とOVLAN3とは異なる波長が(OVLAN2には波長2が、OVLAN3には波長3が)割り当てられている。よって、OVLAN2及びOVLAN3には、異なるVLAN IDの他、同じVLAN IDも割り当てることができる。
【0070】
図2は、図1によるネットワークの動作のフローチャートであって、特に、OVLAN IDに関して処理される全てのVLAN識別パケット又はフレームを有するノードに関する。
【0071】
図2のステップ200では、パケットはネットワークのノード(WDMを有するノード)で受信される。例えば、パケットはOVLAN2からのものであり、図1のノード120で受信される。
【0072】
図2のステップ205では、ノード120におけるコンピュータ(CPUを含む)は、タグ取得手段(TR)からの信号を受信する。このとき、各入力ポートに異なる波長が割り当てられている場合には、入力される搬送波波長によって、波長1(WL1)が割り当てられるポートで受信したものであるとパケットを識別して受信する。入力ポートに一種類以上の波長が割り当てられている場合、既知の装置によって、搬送波波長が容易に識別され、コンピュータに通知される。
【0073】
図2のステップ210では、受信されたパケットは、解析エンジン(パーシングエンジン)に送られる。解析エンジンは、既知の方法でパケットの構文を解析するようにコンピュータにプログラムされたものであり、当該技術分野で周知である。
【0074】
図2のステップ215では、受信したパケットのヘッダがデータから解析され、OVLAN IDがヘッダ(特に、MAC)から解析される。
【0075】
図2のステップ220では、OVLAN IDが有効であるか否かに対する決定がなされる。OVLAN IDが有効であるかの判定は、OVLAN IDが存在するか否かの識別に過ぎない。この処理による判定結果が肯定的である場合はステップ225に進む、この処理による判定結果が肯定的でない場合はステップ245に進む。
【0076】
図2のステップ245、250、260及び240では、解析したパケットヘッダから宛先情報を導出し(ステップ245)、導出した宛先情報を使用して転送情報データベースにアクセスし(ステップ250)、その後、必要に応じて、パケットヘッダに設定する転送情報を導出する(ステップ260)。そして、ステップ240で、これらの転送情報に従ってパケットが転送される。
【0077】
図2のステップ225では、ステップ215で解析され、ステップ220で存在することが検出されたVLAN ID、及び、ステップ205で決定された入力搬送波波長(WL1)から、OVLAN IDを導出する。
【0078】
図2のステップ230では、転送情報データベース(例えば、図10に示す表を含む)にアクセスするために、ステップ225で導出されたOVLAN IDを用いる。
【0079】
図2のステップ235では、ステップ230で得られた転送情報データベースからの情報によって、出力搬送波波長及びポートを導出する。
【0080】
図2のステップ240では、必要に応じて、所定の情報をパケットヘッダに設定する。このパケットヘッダに設定される所定の情報は、当該技術分野において公知のものである。そして、パケットは、ステップ235で導出された搬送波波長で、出力ポートから転送される。これによって、出力搬送波波長の信号は、次のスイッチノードにおける入力搬送波波長の信号になり、次のスイッチノードにおいて受信処理(ステップ205)が実行される。
【0081】
前述した特定のOVLANリンクは、二方向通信リンクであるのが好ましいが、本発明は、一方向リンクにおいても実施することができる。例えば、一つのリンクは、一つの方向に波長1を、反対の方向に波長3を含むようにする。
【0082】
図11は、図1によるネットワークの、図2に示す方法とは異なる動作のフローチャートであり、VLANを識別するためにVLAN IDの容量を超えた場合にのみ、図2のように、VLAN識別パケット又はフレームがOVLAN IDによって処理されるものである。
【0083】
図11のステップ200、215、205、220、245、250、260及び240では、図2の方法において対応する番号が付けられたステップと同じ動作をするので、その詳細な説明は省略する。
【0084】
順番に依存しないステップ(例えば、ステップ205、ステップ215)は、実行順序が逆でもよいことが分る。このことを示すために、図11に示す処理では、図2に示す処理に対して、ステップ205とステップ215との実行順序が変更されている。また、本発明から逸脱することなく組合せたり又は分けることができるステップもある。このことを示すために、図2に明示されているステップ210は、図11に示す処理ではステップ200又はステップ215のいずれかに含まれている。さらに、図2と比較して図11において追加されたステップによって示されるように、その他のステップを必要に応じて追加することができる。
【0085】
図11のステップ270では、ステップ220で決定された有効なVLAN IDを受信されたパケットが有する場合、ノードデータベースは、最大VLANID容量に達したかどうかを決定するための判定がされる。この判定は、異なるVLANとして識別可能な数の100%又はそれ以下の値(例えば、異なるVLANとして識別可能な数の80%)を用いる。前述したように、異なるVLAN IDとして識別可能な数は、例えば、MACのVLANタグ領域の関数として与えられる。例えば、VLAN ID領域が12ビットである場合、異なるVLANとして可能な数は4096である。
【0086】
図11のステップ225、230、235及び240は、図2の対応するステップと同じ動作をする。ステップ270において、VLAN IDの容量が最大値に達していると決定された場合に、これらのステップが実行される。
【0087】
図11のステップ280では、ステップ270において、VLAN IDの容量が最大値に達していないと決定された場合、波長IDを用いることなく、VLAN IDが転送情報データベースへのアクセスのために用いられる。この転送情報データベースへのアクセスは、例えば、周知の従来技術が用いられる。
【0088】
図11のステップ290では、VLANは、転送情報データベースから転送情報を導出するために用いられる。この転送情報データベースへのアクセスは、例えば、周知の従来技術が用いられる。
【0089】
図11のステップ240では、必要に応じて、所定の情報がパケットヘッダに設定される。このパケットヘッダに設定される所定の情報は、当該技術分野において公知のものである。そして、パケットは、ステップ290で導出された出力ポートから転送される。
【0090】
方法を実現するためのコード(プログラム)を記録するコンピュータ読取可能媒体は、本発明により機能するために実行可能なコードを供給することができるあらゆる媒体を意味する。例えば、このコードは、図1に示す多重ポートスイッチ(SWITCH)に設けられたCPUによって実行される。また、例えば、この記憶媒体には、不揮発性媒体、揮発性媒体及び伝送媒体を含む。光LAN表(TABLE)を含む記憶装置のような不揮発性媒体には、例えば、光又は磁気フレキシブルディスク又はテープ及びハードディスクが含まれる。より具体的には、CD−ROM、CDRW、DVD、パンチカード、紙テープ、光学的マークシート又は穿孔パターンを有する他の物理的媒体を含む。揮発性媒体には、RAMによって構成される主記憶装置が含まれる。本明細書で用いられる汎用コンピュータ読取可能媒体には、コンピュータがそれからコードを読み取ることができる、一時的又はより永久的な、物理的固定を含む。
【0091】
実施形態のスイッチ装置において本発明を実現するための信号を搬送する伝送線は、同軸ケーブル、銅線、無線回線及び光ファイバを含む。これらは、例えば、無線周波数(RF)、光、赤外線(IR)等によるデータ通信が可能な、音、光又は電磁波を送ることができるものであればよい。
【0092】
図12から図14に示す実施形態において、伝送線は、WDM DEMAX(WDMデマルチプレクサ)モジュールで接続された光ファイバである。例えば、このWDM DEMAXモジュールは、前述したようなクロスバースイッチのような、電気的スイッチモジュールである。入力ポートは、少なくとも一つのO/E(光/電気)変換器及び少なくとも一つのMAC処理装置を有する。入力ポートは、VLAN IDを読みとり、出力フレームからVLAN IDを取得して、VLAN IDを書き直す。出力ポートは、少なくともMAC処理装置及び少なくとも一つのE/O変換器を有する。
【0093】
ネットワーク管理者が、新しいVLAN利用者(例えば、VLAN C)に、VLANサービスを提供する場合、利用者は経路を選択する。図12に示すように、経路に二つのVLAN利用者、VLAN A(VLAN ID=1)とVLAN B(VLAN ID=2)が存在し、かつVLAN A及びVLAN Bからのタグ付きフレームが同じ波長f1で転送されている場合には、管理者は、VLAN Cに対して、VLAN ID=1に用いなかった波長(例えば、f2)を選択する。このような方法の一つとして、図13に示す表(フォワーディングテーブル)を用いることができる。このようにすれば、VLAN Cからのタグ付きフレームのVLAN IDをネットワーク中において異なるVLAN IDに置換える必要はない。従って、ノードはタグ書換機能を必要としない。フォワーディングテーブルの例を図14に示す。ノードはタグ書換機能を必要としないので、図17で説明したフォワーディングテーブルと異なり、図14に示すフォワーディングテーブルでは出力フレーム用のVLAN IDのフィールドが不要となる。
【0094】
図12から図14に示す実施形態のネットワークは、図1から図11に示す実施形態のネットワークよりも少ない数のVLANしかサポートすることができない。しかし、図12から図14に示す実施形態においては、VLAN IDの書き換えが不要なので、既存のLANスイッチが利用可能である。また、図12から図14に示す実施の形態においては、リンク毎にVLAN IDを管理する必要がないので、ネットワーク管理者の負担が軽減される。
【0095】
[結論]
従って、パケットスイッチ及びWDMを含むネットワークでは、パケットヘッダにおけるVLAN IDのみを使用した場合と比べ、光VLANに関してより多くの容量を提供することができる。
【0096】
図9〜図11の特徴を含む実施形態は、多数のVLANをサポートする。VLANがVLAN IDと波長との組合せによって識別されるため、異なるVLANドメインに同じVLAN IDを使用することが許容される。
【0097】
ある意味では、細分性は、装置のスケーラビリティに関係している。本明細書では、必要に応じて処理されるVLAN数の増加を処理するスイッチのスケーラビリティに関係している。細分性は、一般的には曖昧な意味のマーケティング用語であるが、費用の不均衡な大きな増加を伴わないで、小さな増加で装置の機能を増加する装置の能力に関係する。本発明では、スイッチの機能は、VLAN IDのみを用いる機能の簡単な倍数になる。この倍数は、出力における異なる波長の数に等しく、増加した費用は、主としてソフトウェア及びその実装のための費用である。よって、このスイッチの機能は、非常に小さい費用増加に比べて大きな機能の増加をもたらすことができる。
【0098】
本発明のいくつかの特徴は、以下のものを含む。既知のVLAN ID(例えばL2又はMACフレームにおける既知のVLAN ID)は変更されないが、異なるVLANに対する容量を拡張するために、異なる経路又は波長に関して、VLAN IDは再使用される。VLAN容量は、制御トラフィックを増大することなく、特に拡張を管理する管理者を含めることなく。それによってノードでサービス可能なVLANの最大数、すなわちVLANの容量は、経路と波長の数に比例して増大する。
【0099】
従って、本発明は、特に、ネットワーク通信事業者にとって有用である。特に、公共イーサネットの地域交換事業者が、適応性の高いVLANサービスを提供することができ、VLAN利用者に対するネットワーク容量を増大することによってネットワーク資源を効果的に管理することができる。本発明は、バックボーン・ネットワーク、大都市圏通信網(MAN)及びアクセス・ネットワークにおいて、WDM技術を用いるバーチャル・ローカル・エリア・ネットワーク(VLAN)に一般的に用いることができる。
【0100】
本発明は、狭帯域サービスの単一の光ファイバによってビデオサービスを伝送するために用いることができ、全てのサービスに対して共通の装置を使用することができる。周波数分割多重の狭帯域電話サービス、及び、ビデオ分配用のEMチャネルの制御信号に用いることができる。本発明のシステムはこの使用に対して従来技術よりもより適応性が高い。
【0101】
本発明を多数の実施形態及び実施に関して説明したが、本発明は、そのような説明をした実施に制限されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲に含まれる様々な自明の変更及び均等の変更に及ぶ。
【0102】
【発明の効果】
本発明は、パケットのMACフレームに格納されるVLAN IDを用いる光データ伝送ネットワークにおいて、光データ伝送ネットワークによって用いられる波長分割多重方式(WDM)の波長の数の倍数まで、VLAN IDのみによって設けられる固有のID数を超えて一意に識別可能なVLANの最大数を増加する。そして、パケットヘッダからのVLAN識別子(VLAN ID)とWDM伝送線において利用可能なもののうち選択された波長を識別する波長識別子との組合せである光VLAN番号(OVLAN ID)を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の光バーチャル・ローカル・エリア・ネットワーク(OVLAN)を有するネットワークの一実施形態を示すブロック図である。
【図2】図1に示すネットワークの動作のフローチャートであり、特に、OVLAN IDに関して処理される全てのVLAN識別パケット又はフレームを処理するノードの代表的なフローチャートである。
【図3】図1に示すネットワークにおいて、ノード7−10及びノード12−15を接続する第1のVLANを示すネットワーク構成図である。
【図4】図1に示すネットワークにおいて、ノード1−4及びノード6−9を接続する第2のVLANを示すネットワーク構成図である。
【図5】図1に示すネットワークにおいて、ノード2−4、ノード7−9及びノード12−14を接続する第3のVLANを示すネットワーク構成図である。
【図6】波長分割多重方式における第1の波長に関して、図3に示した第1のVLANの一部を実現するための光VLAN(OVLAN1)の二つのセグメントを示すネットワーク構成図である。
【図7】波長分割多重方式における第2の波長に関して、図4に示した第2のVLANの一部を実現するための光VLAN(OVLAN2)の二つのセグメント、及び、図3に示した第1のVLANの一部を実現するために構築された光VLAN(OVLAN1)の一つのセグメントを示すネットワーク構成図である。
【図8】波長分割多重方式における第3の波長に関して、図4に示した第2のVLANを一部に実現するための光VLAN(OVLAN2)の一つのセグメント、及び、図5に示した第3のVLANの全部を実現するための光VLAN(OVLAN3)を示すネットワーク構成図である。
【図9】ネットワークのノードに対応するデータパケットのフォーマット図である。
【図10】ノードにおける転送経路データベースの内容の説明図であり、特に、OVLANで図9に示すパケットを転送するための表形式にされた転送情報データを示す。
【図11】図1に示すネットワークの動作のフローチャートであり、特に、図2に示すフローチャートに代わって、VLAN IDの容量が単にVLANを識別するために超過した場合に、OVLAN IDに関して処理される全てのVLAN識別パケット又はフレームを処理するノードの代表的なフローチャートである。
【図12】本発明の別の実施形態を示すブロック図である。
【図13】図12に示すスイッチのフォワーディングテーブルの説明図である。
【図14】図12に示すスイッチの別のフォワーディングテーブルの説明図である。
【図15】光VLANからの入出力パケットのデータに対する機能を示すブロック図である。
【図16】ノードの他の実施例を示すブロック図である。
【図17】図16に示すノードのフォワーディングテーブルの説明図である。
【図18】VLAN IDを有するネットワーク構成の一例を示すブロック図である。
【図19】vMANの概念を示す説明図である。
【符号の説明】
100、110、120、130、140 ノード

Claims (12)

  1. 少なくとも一つの光多重分割方式の光パスを含むネットワークで用いられる経路制御方法であって、
    受信パケットからVLAN識別子を導出するVLAN識別子導出手順と、
    前記受信パケットの搬送波波長に関する波長識別子を導出する波長識別子導出手順と、
    少なくとも前記VLAN識別子と前記波長識別子との双方を用いてパケット出力ポート及び出力搬送波波長の選択を行う出力ポート選択手順と
    送受信されたパケットが記録しているVLAN識別子及び波長識別子を記憶する転送情報データベースを管理するデータベース管理手順と、を有し、
    前記出力ポート選択手順は、前記データベースからデータ転送情報を検索し、前記検索の結果に応じて前記パケットの出力ポート及び出力搬送波波長の選択を行う手順を含み、
    前記出力ポート及び前記出力搬送波波長の選択を行う手順は、該受信パケットのVLAN識別子及び波長識別子の組み合わせと該受信パケットが送出されるリンク上ですでに割り当てられているVLAN識別子及び波長識別子とが重複しないように選択し、重複する場合にはVLAN識別子又は出力搬送波波長を変更する経路制御方法。
  2. 受信パケットを解析し、該受信パケット中に有効なVLAN識別子が存在するか否かを決定するVLAN識別子決定手順と、をさらに含み、
    前記VLAN識別子決定手順によって、有効なVLAN識別子が存在すると決定された場合に、前記VLAN識別子導出手順、前記波長識別子導出手順、及び、前記出力ポート選択手順を実行する請求項1に記載の経路制御方法。
  3. 受信パケットを解析し、該受信パケット中に有効なVLAN識別子が存在するか否かを決定するVLAN識別子決定手順と、
    予め設定されたVLAN識別子の最大容量に達したか否かを判定するVLAN上限判定手順と、をさらに含み、
    前記VLAN上限判定手順によって、前記VLAN識別子の最大容量に達したと判定された場合に、前記VLAN識別子導出手順、前記波長識別子導出手順、及び、前記出力ポート選択手順を実行する請求項1に記載の経路制御方法。
  4. コンピュータに、請求項1に記載した手順の経路制御方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  5. コンピュータに、請求項1に記載した手順の経路制御方法を実行させるためのプログラム。
  6. 光多重分割方式の光パスから又は光パスへ、受信パケットを切り替える光パス切替手段と、
    前記受信パケットからVLAN識別子を導出するVLAN識別子導出手段と、
    前記受信パケットに波長識別子を割り当てる波長識別子割当手段と、
    少なくとも前記VLAN識別子と前記波長識別子との双方を用いてパケット出力ポート及び出力搬送波波長の選択を行う出力ポート選択手段と、
    送受信されたパケットが記録しているVLAN識別子及び波長識別子を記憶する転送情報データベースを管理するデータベース管理手段と、を有し、
    前記出力ポート選択手段は、
    前記データベースからデータ転送情報を検索し、前記検索の結果に応じて前記パケットの出力ポート及び出力搬送波波長の選択を行い、
    前記出力ポート及び前記出力搬送波波長を選択する場合には、該受信パケットのVLAN識別子及び波長識別子の組み合わせと該受信パケットが送出されるリンク上ですでに割り当てられているVLAN識別子及び波長識別子とが重複しないように選択し、重複する場合にはVLAN識別子又は出力搬送波波長を変更する経路切替装置。
  7. 既に使用されたVLAN識別子が所定の閾値に達したことが、経路情報データベースによって示された場合に、前記波長識別子割当手段が機能する請求項6に記載の経路切替装置。
  8. 受信パケットを解析し、該受信パケット中に有効なVLAN識別子が存在するか否かを決定するVLAN識別子決定手段を有し、
    前記VLAN識別子決定手段によって、前記受信パケット中に有効なVLAN識別子が存在すると決定された場合に、前記波長識別子割当手段が機能する請求項6に記載の経路切替装置。
  9. パケットを受信する入力ポートと、
    前記パケットを転送する出力ポートと、
    少なくとも前記ポートの一つが使用する波長分割多重方式の光パスと、
    前記受信パケットのVLAN領域からVLAN識別子を導出する解析手段と、
    コンピュータと、
    前記コンピュータに請求項1に記載の手順の経路制御方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体とを備える切替器。
  10. パケットを受信する入力ポートと、
    前記パケットを転送する出力ポートと、
    少なくとも前記ポートの一つが使用する波長分割多重方式の光パスと、
    前記受信パケットのVLAN領域からVLAN識別子を導出する解析手段と、
    コンピュータと、
    前記コンピュータに請求項2に記載の手順の経路制御方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体とを備える切替器。
  11. パケットを受信する入力ポートと、
    前記パケットを転送する出力ポートと、
    少なくとも前記ポートの一つが使用する波長分割多重方式の光パスと、
    前記受信パケットのVLAN領域からVLAN識別子を導出する解析手段と、
    コンピュータと、
    前記コンピュータに請求項3に記載の手順の経路制御方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体とを備える切替器。
  12. 受信した第1のフレーム及び第2のフレームの双方から前記VLAN識別子導出手段が同一のVLAN識別子を導出し、
    前記波長識別子割当手段が前記第1のフレームに第1波長を使用した第1波長識別子を割り当て、
    前記波長識別子割当手段が前記第2のフレームに前記第1波長とは異なる第2波長を使用した第2波長識別子を割り当て、
    前記VLAN識別子と前記第1波長識別子との双方を用いて前記第1のフレームの出力ポート及び出力搬送波波長の選択を行い、
    前記VLAN識別子と前記第2波長識別子との双方を用いて前記第2のフレームの出力ポート及び出力搬送波波長の選択を行い、
    前記第1のフレームと前記第2のフレームを異なるポートに出力する請求項6に記載の経路切替装置。
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