JP5585219B2 - スイッチング装置および仮想lan構築方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の仮想パスを提供するスイッチング装置、および仮想LANを構築する方法に係わる。
近年、サーバコンピュータ上で複数の仮想マシンを稼働させ、仮想マシン単位でユーザにプラットフォームを提供するPaaS(Platform as a Service)が注目されている。
PaaSは、例えば、データセンターに複数のサーバ(数台〜数万台)を配備し、ネットワークを介してサーバ資源を外部に提供することにより実現される。このとき、サーバ資源は、仮想サーバとして提供される。そして、ユーザは、インターネット、イントラネット、専用線等を介してデータセンター内の仮想サーバを利用する。この構成によれば、物理サーバが複数のユーザにより共有されるので、物理資源(例えば、プロセッサ、ストレージ)が効率的に利用される。
このように、PaaSは、物理サーバが複数のユーザによって共有される。このため、PaaS環境は、セキュリティを向上するための機能が要求される。
ネットワークのセキュリティを確保するための方法の1つとして、仮想ローカルエリアネットワーク(以下、「仮想LAN」または「VLAN」と呼ぶ。)技術が実用化されている。仮想LANは、例えば、物理回線を仮想的に分割して互いに独立する複数の仮想パスを設定し、各仮想パスをそれぞれ対応するユーザに割り当てることで実現される。これにより、ユーザ間のデータ通信が互いに遮断され、セキュリティが確保される。
回線を分割する方式としては、IPパケット層(L3)で分割する方式、MAC層(L2)で分割する方式などが提案されている。現在は、IEEE802.1Q規格で規定されているL2層の仮想LAN技術を使用する方式が最も広く利用されている。
IEEE802.1Q規格では、各仮想LANは、12ビットのVLAN−IDで識別される。ここで、12ビットのVLAN−IDは、4096個の仮想LANを識別できる。ただし、一般に、VLAN−IDとしてオール1およびオールゼロは使用されない。したがって、この規格では、通常、最大で4094個の仮想LANが構築される。
ところが、PaaSは、上述のように、各物理サーバ上に複数の仮想マシンが構築される。そして、各仮想マシンに対して仮想LANが割り当てられる。このため、複数の物理サーバを備える大規模なデータセンター内のPaaS環境等においては、実質的なマシンの台数(すなわち、仮想マシンの総数)は膨大であり、4094を超える仮想LANを必要とすることが予想される。
この問題は、例えば、IPルータ等を介して複数のL2ネットワークを接続した構成により解決される。この場合、各L2ネットワーク上で4094個の仮想LANが構築される。
しかし、この構成では、IPルータを追加すると共に、IPルータを接続するためのポートを用意する必要がある。すなわち、ネットワークを構築するための装置のコストが増大するおそれがある。また、IPルータの性能が十分でない場合は、IPルータ(あるいは、L3ネットワーク)において通信性能のボトルネック(すなわち、スループットの低下)が発生するおそれがある。さらに、ネットワーク管理者は、L2プロトコルと比較して複雑なIPルーティングを理解する必要があり、運用コストが増大するおそれがある。
なお、上述の問題は、PaaS環境のみにおいて発生するものではない。すなわち、上述の問題は、多数の仮想LANを必要とする環境において発生し得る。
関連技術として、下記のパケットルーティング方法が提案されている。すなわち、仮想ハブにおいて、受け取ったパケット中のユーザMACヘッダ内の送元MACアドレスと、このパケットが通過した端末側仮想インタフェースとの関係を学習してこの情報を記憶する。記憶した情報を元にパケットを転送する。網側には、VPN番号を付加し、IPパケットにカプセル化して送出する。(例えば、特許文献1)
他の関連技術として、複数のスイッチング・ハブ間で共通のマイクロセグメントを各ポート単位に設定可能とする構成が提案されている。すなわち、スイッチング・ハブは複数のポートを有し、各ポートに端末等の他のデバイスが接続される。セグメント管理部はセグメント管理テーブルを有する。セグメント管理テーブルには、各ポートが複数のマイクロセグメントの何れに属するかが設定されており、セグメント管理部によって管理されている。パケットはポートに接続されるデバイスのネットワークアドレスを参照しないで、マイクロセグメント単位で送受信される。すなわち、複数のスイッチング・ハブ間で各々のポート単位に共通のマイクロセグメントを任意の組み合わせで設定し共有することができる。(例えば、特許文献2)
さらに他の関連技術として、光多重分割方式の光パスを含むネットワークで用いられる経路制御方法が提案されている。この方法は、受信パケットからVLAN識別子を導出するVLAN識別子導出手順と、受信パケットの搬送波波長に関する波長識別子を導出する波長識別子導出手順と、光VLANにおける転送経路を決定するために、少なくともVLAN識別子と波長識別子との双方を用いる転送経路決定手順とを有する。(例えば、特許文献3)
さらに他の関連技術として、下記のパケット通信方法が提案されている。すなわち、パケットが第1の二重VLANタグ付与装置から第1のバックボーンノードに転送される途中の第1の二重VLANタグ付与装置でタグテーブルを用いてVLANタグから二重VLANタグ(共通タグ)に置き換えられる。目的のネットワークのユーザ宅内装置に到達する前の二重VLANタグ付与装置20でタグテーブルを用いて元のVLANタグに戻される。(例えば、特許文献4)
特開2002−247089号公報 特開平10−224391号公報 特開2004−140780号公報 特開2008−227695号公報
上述のように、ネットワーク上に構築できる仮想LANの数は、規格等により制限されている。或いは、多数の仮想LANを構築するためには、ネットワーク機器の追加等に起因してコストが増加する。
したがって、本発明の課題は、仮想LANの数を増やすための構成または方法を提供することである。
本発明の1つの態様のスイッチング装置は、複数のポートを備えると共に、入力ポート識別子、入力仮想パス識別子、送信先アドレスの組み合わせに対して、出力ポート識別子を格納するスイッチ情報格納部と、入力パケットに付与されている第1の入力仮想パス識別子および第1の送信先アドレスを検出する検出部と、前記入力パケットが入力されたポートを識別する第1の入力ポート識別子、前記第1の入力仮想パス識別子、前記第1の送信先アドレスに基づいて、前記スイッチ情報格納部から第1の出力ポート識別子を検索する検索部と、前記第1の出力ポート識別子により識別されるポートへ前記入力パケットを転送するパケットスイッチ部、を備える。
本発明の1つの態様の仮想LAN構築方法は、ネットワークトポロジを表すトポロジ情報を生成する手順と、仮想LANに属する端末を識別する仮想LAN情報を生成する手順と、前記トポロジ情報および前記仮想LAN情報に基づいて、前記仮想LANを構築するために使用される回線を抽出する手順と、前記抽出された回線の中の第1および第2の回線が接続されるスイッチング装置において、前記第1および第2の回線に対してそれぞれ第1および第2の仮想パス識別子を割り当てる手順と、前記スイッチング装置において、前記第1の回線が接続されるポートを識別する第1のポート識別子、前記第1の仮想パス識別子、送信先アドレスの組み合わせに対して、前記第2の回線が接続されるポートを識別する第2のポート識別子および前記第2の仮想パス識別子を表すスイッチ情報を生成する手順、を有する。
本出願において開示される方法または構成によれば、仮想LANの数を増やすことができる。
実施形態のスイッチング装置が使用されるデータセンターシステムの構成を示す図である。 スイッチング装置の構成を示す図である。 実施形態で使用されるパケットのフォーマットを示す図である。 スイッチング装置の動作を説明する図である。 スイッチング装置の機能ブロック図である。 スイッチング装置の動作の実施例を示す図である。 グループID検索処理を示すフローチャートである。 L2学習テーブル検索処理を示すフローチャートである。 VID書き換え処理を示すフローチャートである。 汎用MACスイッチを利用して仮想LANの数を拡張する構成の一例を示す図である。 図10に示す構成で使用される仮想LAN管理テーブルの実施例である。 複数のスイッチング装置で構成されるL2ネットワークの実施例を示す図である。 他の実施形態のスイッチング装置の動作を説明する図である。 MPLSヘッダを示す図である。 MPLSネットワークに設けられるスイッチング装置の機能ブロック図である。 複数のスイッチング装置を含むネットワークの構成の一実施例を示す図である。 ネットワークトポロジ管理テーブルの実施例である。 仮想LANを構築する手順を示すシーケンス図である。 仮想LAN管理テーブルの実施例である。
図1は、実施形態のスイッチング装置が使用されるデータセンターシステムの構成を示す図である。データセンターシステムは、複数のサーバシステム1(#1〜#N)、複数のストレージシステム2(#1〜#M)、スイッチング装置3、ルータ4、ファイアウォール5を備える。
各サーバシステム1は、それぞれ、例えば、物理サーバに相当する。そして、各サーバシステム1は、それぞれ、NIC(Network Interface Card)1a、Dom-01b、仮想マシン(VM)1c、仮想ブリッジ(BR)1dを備える。NIC1aは、サーバシステム1に実装され、スイッチング装置3との間で信号を送受信するためのインタフェースを提供する。なお、各サーバシステム1とスイッチング装置3との間は、それぞれ光ファイバ回線またはメタル回線で接続されている。メタル回線は、例えば、UTPケーブルである。
Dom-01bは、物理サーバ内に構築される仮想サーバを統括するソフトウェア(管理OS)である。すなわち、各仮想サーバは、Dom-01bにより管理される。なお、Dom-0はドメインゼロを意味する。
仮想マシン1cは、ハードウェア(物理サーバのCPU、メモリ等)を仮想化し、仮想ハードウェア上でOSが動作する環境を提供することにより実現される。サーバシステム1においては、仮想マシン1cは、Dom-01b上に展開されるOSに相当する。また、各サーバシステム1の中に、複数の仮想マシン1cを実装可能である。
仮想ブリッジ1dは、各仮想マシン1cに対してそれぞれ設けられる。そして、仮想ブリッジ1dは、NIC1aと仮想マシン1cとの間で、仮想フレーム処理およびパケット転送処理などを行う。
各ストレージシステム2は、それぞれ、NIC2aおよびディスク装置2bを備える。NIC2aは、ストレージシステム2に実装され、スイッチング装置3との間で信号を送受信するためのインタフェースを提供する。なお、各ストレージシステム2とスイッチング装置3との間も、光ファイバ回線またはメタル回線で接続されている。
ディスク装置2bは、1または複数の記録ディスクを備え、情報を格納する。なお、特に限定されるものではないが、例えば、光学的または磁気的な作用により記録ディスクに情報が記録され、また、光学的または磁気的な作用により記録ディスクから情報が読み出される。
スイッチング装置3は、サーバシステム1(#1〜#N)、ストレージシステム2(#1〜#M)、ルータ4に接続されている。なお、図1に示す例では、スイッチング装置3とルータ4との間にファイアウォール5が設けられている。ファイアウォール5は、サーバシステム1(#1〜#N)およびストレージシステム2(#1〜#M)への不正なアクセスを排除する。ただし、データセンターシステムは、必ずしもファイアウォール5を備えている必要はない。
また、スイッチング装置3は、例えば、OSI参照モデルのレイヤ2(以下、L2)においてスイッチングを行う。この実施例では、スイッチング装置3は、イーサネット(登録商標)のMACフレームをスイッチングする。なお、以下の説明では、スイッチング装置3により処理されるフレームまたはデータユニットを「パケット」と呼ぶものとする。
ルータ4は、上述のサーバシステム1(#1〜#N)、ストレージシステム2(#1〜#M)を収容すると共に、ネットワーク11に接続されている。ネットワーク11は、特に限定されるものではないが、例えば、インターネットまたはイントラネットである。なお、データセンターシステムは、ルータ4の代わりに、ゲートウェイを備えてもよい。また、ネットワーク11には、ユーザ端末12、13が接続されている。ユーザ端末12、13は、例えば、パーソナルコンピュータである。
ユーザ端末12、13は、上述のデータセンターシステムからサービスを受けるときには、それぞれ仮想マシン1cに接続する。すなわち、データセンターシステムは、ユーザ端末12、13にサービスを提供するときは、対応する仮想マシン1cをそれぞれ生成してユーザ端末12、13に割り当てる。そして、ユーザ端末12、13は、異なる仮想LANを介して、対応する仮想マシン1cと通信を行う。ここで、仮想LANは、スイッチング装置3により提供される。なお、仮想マシン1c、1c間の通信、および仮想マシン1cとストレージシステム2との間の通信も、スイッチング装置3を介して行われる。
図2は、スイッチング装置3の構成を示す図である。スイッチング装置3は、プロセッサ3a、バッファメモリ3b、スイッチ情報格納部3cを備えている。なお、スイッチ情報格納部3cは、スイッチング装置3が備えるメモリにより実現される。また、スイッチング装置3は、複数の入力ポート21−1〜21−K、22−1〜22−Pおよび複数の出力ポート23−1〜23−K、24−1〜24−Pを備えている。
入力ポート21−1〜21−Kには、それぞれ、回線25−1〜25−Kが接続されている。回線26は、波長多重光信号を伝送する。WDMデマルチプレクサ27は、回線26を介して伝送される波長多重光信号を波長ごとに分離し、入力ポート22−1〜22−Pに導く。
出力ポート23−1〜23−Kには、それぞれ回線28−1〜28−Kが接続されている。波長多重マルチプレクサ29は、出力ポート24−1〜24−Pから出力される光信号を多重化する。なお、出力ポート24−1〜24−Pは、異なる波長の光信号を出力する。そして、波長多重マルチプレクサ29により生成される波長多重光信号は、回線30へ出力される。
入力ポート21−1〜21−K、22−1〜22−Pを介して入力されるパケットは、いったんバッファメモリ3bに格納される。そうすると、プロセッサ3aは、スイッチ情報格納部3cを参照し、出力ポートを決定する。このとき、プロセッサ3aは、パケットを受信した入力ポートを識別する入力ポート識別子、入力パケットに付与されている仮想LAN識別子、入力パケットの送信先アドレスに基づいて、出力ポートを決定する。なお、スイッチ情報格納部3cには、入力ポート識別子、入力仮想パス識別子、送信先アドレスの組み合わせに対して、出力ポート識別子が格納されている。そして、バッファメモリ3bに格納されているパケットは、プロセッサ3aにより決定された出力ポートを介して出力される。このとき、プロセッサ3aは、入力パケットに付与されている仮想LAN識別子を書き換えるようにしてもよい。
なお、スイッチング装置3に接続される回線が、双方向に信号を伝送する場合は、入力ポートは出力ポートとしても動作し、出力ポートは入力ポートとしても動作する。たとえば、回線25−1が双方向に信号を伝送するときは、入力ポート21−1は、入出力ポートとして動作する。
また、図2に示す構成は、1つの実施例であり、スイッチング装置3に接続される回線は、WDM回線を含まなくてもよい。さらに、スイッチング装置3には、無線リンクが接続されてもよい。この場合、無線リンクも、入力ポート、出力ポート、または入出力ポートに接続される。
このように、実施形態のスイッチング装置3は、通信パス毎にポートを備える。なお、各物理回線(光ファイバ回線、メタル回線)は、それぞれ通信パスに相当する。例えば、回線25−1〜25−Nは、それぞれ通信パスに相当し、回線25−1〜25−Nに対して入力ポート21−1〜21−Nが設けられている。また、物理回線上に複数のパスが多重化されている場合は、各パスに対してポートを設けるようにしてもよい。例えば、回線26上には、複数の波長パスが設定されており、それら複数の波長パスに対して入力ポート22−1〜22−Nが設けられている。或いは、異なる周波数を利用する複数の無線リンクが設定されるときは、各周波数パスに対してそれぞれポートを設けるようにしてもよい。
図3は、実施形態で使用されるパケットのフォーマットを示す図である。ここでは、スイッチング装置3により転送されるパケットは、IEEE802.1Qで定義されているVLAN−ID付きイーサネットフレームであるものとする。
このフレームのヘッダは、プリアンブル、SFD、送信先アドレス、送信元アドレス、802.1Qタグタイプ、タグ制御情報(TAG CONTROL INFORMATION)、MACクライアント長さ/タイプを含む。送信先アドレスおよび送信元アドレスは、それぞれMACアドレスである。そして、タグ制御情報の中の所定の12ビットを用いて、仮想LAN識別子(VLAN IDENTIFIER またはVID)が表わされる。また、上記ヘッダに続いてデータが格納される。
仮想LAN識別子VIDは、仮想LANまたは仮想パスを識別するために使用される。ただし、実施形態のスイッチング装置においては、仮想LAN識別子VIDは、仮想LANまたは仮想パスを識別するための情報の一部として使用される。すなわち、仮想LANまたは仮想パスは、例えば、仮想LAN識別子VIDと入力ポート識別子との組み合わせにより識別される。
図4は、実施形態のスイッチング装置3の動作を説明する図である。この例では、スイッチング装置3は、ポート#1〜#6を備えている。なお、以下の説明では、ポート#1〜#3は入力ポートとして使用され、ポート#4〜#6は出力ポートとして使用されるものとする。そして、ポート#1〜#3は、不図示の通信パス#1〜#3を介して伝送されるパケットを受信する。また、ポート#4〜#6を介して出力されるパケットは、不図示の通信パス#4〜#6を介して伝送される。
スイッチング部3は、各入力ポートに対してそれぞれ入力処理部を備える。図4に示す例では、ポート#1〜#3に対して、それぞれ入力処理部31−1〜31−3が設けられている。入力処理部31−1〜31−3は、それぞれ、入力パケットを、仮想LAN識別子に対応するパケットスイッチ部32a〜32cへ転送する。
スイッチング装置3は、仮想LAN毎にパケットスイッチ部を備える。図4では、3つのパケットスイッチ部32a〜32cが描かれている。そして、パケットスイッチ部32a〜32cは、それぞれ、入力パケットを、送信先アドレスに対応する出力ポート(ここでは、ポート#4〜#6)へ転送する。
スイッチング部3は、各出力ポートに対してそれぞれVID書き換え部を備える。図4に示す例では、ポート#4〜#6に対して、それぞれVID書き換え部33−4〜33−6が設けられている。VID書き換え部33−4〜33−6は、それぞれ、出力パケットの仮想LAN識別子を書き換える。
以下の説明では、ポート#1を介してパケットA、B、Cが入力されるものとする。また、ポート#2を介してパケットDが入力されるものとする。
パケットA、B、Cの送信先アドレスDAは、それぞれ、AAA、BBB、CCCである。また、パケットA、B、Cに付与されている仮想LAN識別子VIDは、それぞれ、300、300、100である。すなわち、パケットA、Bは、同じ仮想LANを介して伝送される。また、送信先端末AAA、BBBは、同じ仮想LANに接続している。
入力処理部31−1は、パケットA、B、Cを、仮想LAN識別子VIDに対応するパケットスイッチ部へ転送する。この例では、入力処理部31−1は、VID300が付与されているパケットA、Bをパケットスイッチ部32aへ転送する。また、入力処理部31−1は、VID100が付与されているパケットCをパケットスイッチ部32bへ転送する。
各パケットスイッチ部32a〜32cは、送信先アドレスに対応する出力ポートへパケットを転送する。この例では、パケットスイッチ部32aは、送信先アドレスAAAに従ってパケットAをポート#4へ転送し、送信先アドレスBBBに従ってパケットBをポート#5へ転送する。また、パケットスイッチ部32bは、送信先アドレスCCCに従ってパケットCをポート#5へ転送する。
VID書き換え部33−4は、ポート#4を介して出力されるパケットの仮想LAN識別子VIDを書き換える。この例では、パケットAの仮想LAN識別子VIDが、300から100に書き換えられている。また、VID書き換え部33−5は、ポート#5を介して出力されるパケットの仮想LAN識別子VIDを書き換える。この例では、パケットBの仮想LAN識別子VIDが300から200に書き換えられ、パケットCの仮想LAN識別子VIDが100から300に書き換えられている。
このように、入力パケットは、仮想LAN識別子VIDに応じて対応するスイッチユニット部32a〜32cに転送される。そして、各スイッチユニット部32a〜32cは、入力パケットを、送信先アドレスDAに対応する出力ポートへ転送する。すなわち、スイッチング装置3は、仮想LAN毎にパケットをスイッチングする。これにより、仮想LANが構築され、各通信のセキュリティが確保される。
ただし、実施形態のスイッチング装置3においては、仮想LANは、入力ポート毎に仮想LAN識別子VIDにより識別される。すなわち、仮想LANは、入力パケットを受信したポートを表す入力ポート識別子と仮想LAN識別子VIDとの組み合わせに基づいて識別される。
例えば、ポート#1を介して入力されるパケットCには、VID100が付与されている。また、ポート#2を介して入力されるパケットDにも、VID100が付与されている。すなわち、これら2つのパケットC、Dには、同じ仮想LAN識別子VIDが付与されている。しかし、スイッチング装置3においては、これら2つのパケットC、Dは、異なる仮想LANを介して転送される。具体的には、パケットCは、上述したように、パケットスイッチ部32bに転送される。パケットスイッチ部32bは、「入力ポート#1+VID100」で識別される仮想LANのスイッチング動作を提供する。一方、入力処理部31−2は、パケットDをパケットスイッチ部32cへ転送する。パケットスイッチ部32cは、「入力ポート#2+VID100」で識別される仮想LANのスイッチング動作を提供する。このように、パケットC、Dは、異なるパケットスイッチ部によって処理される。
パケットスイッチ部32cは、送信先アドレスDDDに従ってパケットDをポート#6へ転送する。また、VID書き換え部33−6は、ポート#6を介して出力されるパケットDの仮想LAN識別子VIDを、100から300に書き換える。
このように、実施形態のスイッチング装置3においては、入力ポートと仮想LAN識別子VIDとの組み合わせに基づいて仮想LANが識別される。ここで、この例では、入力ポートは、入力パケットを伝送する通信パス(物理回線、波長パス、周波数パスなど)に対応する。よって、通信パス毎に独立して仮想LAN識別子VIDを使用でき、通信パス毎に独立して仮想LANを構築できる。すなわち、図3に示すように、仮想LAN識別子VIDが12ビットである場合、通信パス毎に4094個まで仮想LANを構築することができる。したがって、実施形態の構成によれば、仮想LANの数を、通信パスの数に比例して拡張することができる。
図5は、スイッチング装置3の機能ブロック図である。スイッチング装置3は、任意のポートから入力されるパケットを送信先アドレスへ転送するために、入力フィルタ機能F1、グループIDテーブル検索機能F2、L2学習テーブル検索機能F3、VID書き換え機能F4、ルーティング機能F5を有する。
入力フィルタ機能F1は、入力パケットのヘッダ情報を参照してフィルタリング処理を行う。ヘッダ情報は、図3に示すプリアンブル、SFD、送信先アドレス、送信元アドレス、802.1Qタグタイプ、タグ制御情報、MACクライアント長さ/タイプである。このとき、入力フィルタ機能F1は、エラーパケットまたは正常でないパケットを廃棄してもよい。また、入力フィルタ機能F1は、入力パケットを受信したポートを識別する入力ポート識別子、入力パケットに付与されている仮想LAN識別子、入力パケットの送信先アドレスを検出する。入力ポート識別子は、例えば、入力パケットを受信したポートから出力されるイネイブル信号を利用して検出される。また、仮想LAN識別子および送信先アドレスは、入力パケットのヘッダから抽出される。
なお、入力パケットは、入力フィルタ機能F1による処理に際して、図2に示すバッファメモリ3bに格納される。或いは、入力パケットは、入力フィルタ機能F1による処理の後に、図2に示すバッファメモリ3bに格納される。このとき、入力パケットの入力ポート識別子は、その入力パケットに対応づけて保持される。すなわち、入力ポート識別子は、実質的に、入力パケットに付与される。
グループIDテーブル検索機能F2は、入力パケットの入力ポート識別子および仮想LAN識別子でグループIDテーブルを検索する。グループIDテーブルは、入力ポート識別子および入力仮想LAN識別子の組み合わせに対して、グループIDを格納している。なお、グループIDテーブルは、図2に示すスイッチ情報格納部3cの一部として作成される。グループIDは、スイッチング装置3の内部で仮想LANを識別する。また、グループIDは、図4においては、パケットスイッチ部32a〜32cを識別する。
グループIDテーブル検索機能F2は、上記検索により得られるグループIDを入力パケットに付与する。入力パケットにグループIDを付与する処理は、例えば、バッファメモリ3bにおいて、入力パケットに対応づけてグループIDを保持することにより実現される。なお、入力パケットの入力ポート識別子および仮想LAN識別子の組み合わせがグループIDテーブルに登録されていなければ、グループIDテーブル検索機能F2は、入力パケットを廃棄する。
L2学習テーブル検索機能F3は、入力パケットのグループIDおよび送信先アドレスでL2学習テーブルを検索する。L2学習テーブルは、グループIDおよび送信先アドレスの組み合わせに対して、出力ポート識別子を格納している。L2学習テーブルは、図2に示すスイッチ情報格納部3cの一部として作成される。
L2学習テーブル検索機能F3は、上記検索により得られる出力ポート識別子を入力パケットに付与する。入力パケットに出力ポート識別子を付与する処理は、例えば、バッファメモリ3bにおいて、入力パケットに対応づけて出力ポート識別子を保持することにより実現される。なお、入力パケットのグループIDおよび送信先アドレスの組み合わせがL2学習テーブルに登録されていなければ、L2学習テーブル検索機能F3は、グループIDに対応するマルチキャスト情報を取得する。
VID書き換え機能F4は、入力パケットのグループIDおよび出力ポート識別子でVID変換テーブルを検索する。VID変換テーブルは、グループIDおよび出力ポート識別子の組み合わせに対して、出力仮想LAN識別子を格納している。なお、VID変換テーブルは、図2に示すスイッチ情報格納部3cの一部として作成される。
VID書き換え機能F4は、入力パケットに付与されていた仮想LAN識別子(すなわち、入力仮想LAN識別子)を、上記検索により得られた出力仮想LAN識別子に書き換える。なお、入力パケットのグループIDおよび出力ポート識別子の組み合わせがVID変換テーブルに登録されていなければ、VID書き換え機能F4は、エラー信号を出力する。
ルーティング機能F5は、VID書き換え機能F4により仮想LAN識別子が書き換えられたパケットをバッファメモリ3bから読み出す。そして、ルーティング機能F5は、このパケットを、L2学習テーブル検索機能F3によって検索された出力ポート識別子が指示するポートに転送する。これにより、このパケットは、このポートを介して出力される。
このように、入力フィルタ機能F1は、入力パケットに付与されている入力仮想パス識別子および送信先アドレスを検出する検出部として動作する。また、グループIDテーブル検索機能F2およびL2学習テーブル検索機能F3は、入力パケットが入力されたポートを識別する入力ポート識別子、入力仮想パス識別子、送信先アドレスに基づいて、スイッチ情報格納部から出力ポート識別子を検索する検索部として動作する。
なお、上述の機能F1〜F5は、プロセッサ3aがプログラムを実行することにより実現される。また、機能F1〜F5の一部は、ハードウェア回路により実現されてもよい。
図6は、スイッチング装置3の動作の実施例を示す図である。ここでは、グループIDテーブル41、L2学習テーブル42、マルチキャストビットマップテーブル43、VID変換テーブル44が作成されているものとする。なお、各テーブル41〜44の最大エントリ数は、「Q×V」である。Qは、スイッチング装置3が備える入力ポートまたは入出力ポートの数である。例えば、スイッチング装置3が10個の入力ポートおよび10個の出力ポートを備えている場合は、Q=10である。あるいは、スイッチング装置3が20個の入出力ポートを備えている場合は、Q=20である。また、Vは、仮想LAN識別子VIDのビット数に応じて決まる。例えば、仮想LAN識別子が12ビットであるときは、V=4094である。なお、VIDとして、オール1およびオールゼロは使用できないものとする。
以下の説明では、ポート#1からパケットが入力されたものとする。また、この入力パケットに付与されている仮想LAN識別子は「α」であり、送信先アドレスは「A」であるものとする。
入力フィルタ機能F1は、入力パケットに対してフィルタリングを行う。ここでは、入力パケットは、廃棄されることなく、フィルタを通過するものとする。また、入力フィルタ機能F1は、入力パケットを受信したポートを表す入力ポート識別子を検出する。ここでは、「#1」が検出されるものとする。さらに、仮想LAN識別子および送信先アドレスとして「α」「A」が検出される。
グループIDテーブル検索機能F2は、「入力ポート=#1」及び「入力VID=α」でグループIDテーブル41を検索する。この例では、この検索により「グループID=1」が検索される。なお、グループID検索する処理は、図4において、入力処理部がパケットスイッチ部を特定する処理に相当する。
L2学習テーブル検索機能F3は、「グループID=1」及び「送信先アドレス=A」でL2学習テーブル42を検索する。この例では、この検索により「出力ポート=#3」が検索される。
VID書き換え機能F4は、「グループID=1」及び「出力ポート=#3」でVID変換テーブル44を検索する。この例では、この検索により「出力VID=λ」が検索される。そうすると、VID書き換え機能F4は、入力パケットに付与されている仮想LAN識別子αを、VID変換テーブル44から検索された出力仮想LAN識別子λに書き換える。
ルーティング機能F5は、VID書き換え機能F4により仮想LAN識別子が書き換えられたパケットを、出力ポート識別子により識別されるポートを介して出力する。すなわち、仮想LAN識別子λが付与されたパケットが、ポート#3を介して出力される。このとき、出力パケットには、グループIDおよび出力ポート識別子は付与されていない。
なお、入力パケットのグループIDおよび送信先アドレスの組み合わせがL2学習テーブル42に登録されていなければ、L2学習テーブル検索機能F3は、マルチキャストビットマップテーブル43からグループIDに対応するマルチキャストビットマップを抽出する。マルチキャストビットマップの各ビットは、例えば、スイッチング装置3が備えるポートに対応する。この場合、「1」が割り当てられている各ポートを介してパケットが出力される。
このように、実施形態のスイッチング装置3によれば、入力ポートおよび仮想LAN識別子VIDの組み合わせに対してグループIDが特定され、このグループIDを利用して仮想LANが識別される。このため、異なる通信パス上では、仮想LAN識別子を重複して使用することができる。この結果、スイッチング装置3が提供可能な仮想LANの数は増大する。
図7は、グループID検索処理を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、例えば、プロセッサ3aにより実現されるグループIDテーブル検索機能F2により実行される。
ステップS1において、グループIDテーブル検索機能F2は、入力パケットの入力ポート識別子および仮想LAN識別子VIDの組み合わせで、グループIDテーブル41を検索する。検索がヒットしたときは、ステップS2において、グループIDテーブル41から対応するグループIDが抽出される。抽出されたグループIDは、入力パケットに付加される。一方、上記組み合わせがグループIDテーブル41に登録されていなかったときは、ステップS3において、入力パケットは廃棄される。
図8は、L2学習テーブル検索処理を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、例えば、プロセッサ3aにより実現されるL2学習テーブル検索機能F3により実行される。
ステップS11において、L2学習テーブル検索機能F3は、入力パケットのグループIDおよび送信先アドレスDAの組み合わせで、L2学習テーブル42を検索する。グループIDは、図7に示すフローチャートで検索されたものである。検索がヒットしたときは、ステップS12において、L2学習テーブル42から対応する出力ポート識別子が抽出される。そして、抽出された出力ポート識別子は、入力パケットに付加される。このとき、入力パケットは、抽出された出力ポート識別子により識別されるポートへ転送されてもよい。或いは、入力パケットの転送は、図5〜図6を参照しながら説明したように、VID書き換えの後に実行されてもよい。
上記組み合わせがL2学習テーブル42に登録されていなかったときは(ステップS11:登録なし)、L2学習テーブル検索機能F3は、ステップS13において、グループIDでマルチキャストビットマップテーブル43を検索する。この検索がヒットしたときは、ステップS14において、入力パケットは、抽出されたビットマップにより表わされる各出力ポートへ転送される。なお、グループIDがマルチキャストビットマップテーブル43に登録されていなかったときは、ステップS15において、入力パケットは廃棄される。
図9は、VID書き換え処理を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、たとえば、プロセッサ3aにより実現されるVID書き換え機能F4により実行される。
ステップS21において、VID書き換え機能F4は、グループIDおよび出力ポート識別子の組み合わせで、VID変換テーブル44を検索する。検索がヒットしたときは、ステップS22において、入力パケットの仮想LAN識別子を、ステップS21で得られた出力仮想LAN識別子に書き換える。一方、上記組み合わせがVID変換テーブル44に登録されていなかったときは、ステップS23において、入力パケットは廃棄される。
図10は、汎用MACスイッチを利用して仮想LANの数を拡張する構成の一例を示す図である。図10に示すスイッチング装置には、回線#1〜#Nが接続されている。そして、このスイッチング装置は、汎用MACスイッチ50A、50B、インタフェース部51−1〜51−N、セレクタ(SEL)52−1〜52−N、VID変換部53A−1〜53A−N、53B−1〜53B−N、マルチプレクサ(MUX)54−1〜54−Nを備えている。また、このスイッチング装置は、図11に示す仮想LAN管理テーブルを備えている。なお、「汎用MACスイッチ」は、12ビットの仮想LAN識別子VIDに対応する4094個のパケットスイッチ部を備え、各パケットスイッチ部が送信先MACアドレスに応じて出力ポートを決定する。
インタフェース部51−1〜51−Nは、それぞれ、回線#1〜#Nに対して、物理レイヤおよびMACレイヤのインタフェースを提供する。セレクタ52−1〜52−Nは、それぞれ、入力パケットに付与されている仮想LAN識別子に応じて、入力パケットを汎用MACスイッチ50Aまたは50Bに転送する。VID変換部53A−1〜53A−N、53B−1〜53B−Nは、仮想LAN管理テーブルを参照し、入力パケットの仮想LAN識別子を内部仮想LAN識別子に変換する。また、VID変換部53A−1〜53A−N、53B−1〜53B−Nは、仮想LAN管理テーブルを参照し、汎用MACスイッチ50A、50Bから出力されるパケットの仮想LAN識別子を逆変換する。マルチプレクサ55−1〜55−Nは、汎用MACスイッチ50A、50Bから出力されるパケットを多重化する。
また、図10に示すスイッチング装置においては、新たに仮想LANが構築されるときに、図11に示す仮想LAN管理テーブル上に新たなエントリが生成される。この実施例では、各汎用MACスイッチ50A、50Bは、それぞれ4094個の仮想LANを提供できる。したがって、第1〜4094番目に登録される仮想LANは、汎用MACスイッチ50Aに割り当てられ、第4095〜8188番目に登録される仮想LANは、汎用MACスイッチ50Bに割り当てられる。
図11に示す例では、仮想LAN1(登録番号=1)には、回線#1に接続される端末Xおよび回線#2に接続される端末Yが属している。なお、端末X、Yは、ユーザ端末であってもよいし、サーバ上に設けられる仮想マシンVMであってもよい。そして、この仮想LANは、回線#1上では、仮想LAN識別子100で識別され、回線#2上では、仮想LAN識別子200で識別され、汎用MACスイッチ50A内では、内部仮想LAN識別子1で識別される。
上記構成において、端末Xから端末Yへパケットを送信するものとする。この場合、このパケットには「VID=100」「DA=Y」が付与される。また、このパケットは、回線#1を介して伝送され、スイッチング装置に入力される。
入力パケットは、インタフェース部51−1により終端された後、セレクタ52−1に転送される。セレクタ52−1は、「入力ポート=#1」「VID=100」で図11に示す仮想LAN管理テーブルを検索する。この検索により「スイッチ=50A」が得られる。そうすると、セレクタ52−1は、入力パケットを汎用MACスイッチ50Aへ転送する。
VID変換部53A−1は、汎用MACスイッチ50Aへ入力されるパケットの仮想LAN識別子を変換する。すなわち、VID変換部53A−1は、「入力ポート#1」「VID=100」で図11に示す仮想LAN管理テーブルを検索する。これにより「内部VID=1」が得られる。よって、VID変換部53A−1は、入力パケットの仮想LAN識別子を「100」から「1」に変換する。
汎用MACスイッチ50Aは、入力パケットの送信先アドレスDAに従って出力ポートを決定する。この実施例では、「DA=Y」に基づいて「出力ポート#2」が得られるものとする。そうすると、このパケットは、回線#2に導かれるように汎用MACスイッチ50Aから出力される。
VID変換部53A−2は、汎用MACスイッチ50Aから回線#2へ出力されるパケットの仮想LAN識別子を変換する。すなわち、VID変換部53A−2は「出力ポート#2」「内部VID=1」で図11に示す仮想LAN管理テーブルを検索する。これにより「出力VID=200」が得られる。よって、VID変換部53A−2は、出力パケットの仮想LAN識別子を「1」から「200」に変換する。
この出力パケットは、マルチプレクサ54−2、インタフェース部51−2を介して回線#2に出力される。この結果、上記パケットは、端末Yへ伝送される。なお、端末Yから端末Xへパケットが送信される際には、端末Xから端末Yへパケットが送信されるときとは逆のVID変換が行われる。
このように、図10に示すスイッチング装置は、汎用MACスイッチを利用する。ただし、この構成においても、パケットを伝送する回線(すなわち、入出力ポート)と仮想LAN識別子との組み合わせにより仮想LANが識別される。したがって、複数の汎用MACスイッチを使用することにより、提供可能な仮想LANの数を増やすことができる。また、図10に示す構成では、汎用MACスイッチ50A、50B間にルータ等のレイヤ3機器を設ける必要がない。よって、スイッチング装置の管理またはメンテナンスが簡単である。
図12は、複数のスイッチング装置で構成されるL2ネットワークの実施例を示す図である。この例では、3台のスイッチング装置が接続されている。各スイッチング装置L2SW−1〜L2SW−3は、例えば、図2〜図9を参照しながら説明したスイッチング装置3により実現される。
スイッチング装置L2SW−1とルータ4との間は、4本の回線で接続されている。スイッチング装置L2SW−1、L2SW−2間は、4本の回線で接続されている。スイッチング装置L2SW−1、L2SW−3間は、4本の回線で接続されている。すなわち、スイッチング装置L2SW−1には、12本の回線が接続されている。換言すれば、スイッチング装置L2SW−1は、12個のポートを備えている。
スイッチング装置L2SW−2とサーバ群Aとの間は、4本の回線で接続されている。また、スイッチング装置L2SW−2とサーバ群B、サーバ群C、サーバ群Dとの間も、それぞれ4本の回線で接続されている。すなわち、スイッチング装置L2SW−2には、20本の回線が接続されている。換言すれば、スイッチング装置L2SW−2は、20個のポートを備えている。
同様に、スイッチング装置L2SW−3とサーバ群E、サーバ群F、サーバ群G、サーバ群Hとの間も、それぞれ4本の回線で接続されている。すなわち、スイッチング装置L2SW−3には、20本の回線が接続されている。換言すれば、スイッチング装置L2SW−3は、20個のポートを備えている。
各スイッチング装置L2SW−1〜L2SW−3は、それぞれスイッチドメインD1〜D5を有している。スイッチドメインD1〜D4においては、それぞれ、接続される回線と仮想LAN識別子1〜3000との組み合わせで仮想LANが識別される。また、スイッチドメインD5においては、接続される回線と仮想LAN識別子3001〜4094との組み合わせで仮想LANが識別される。
<ケース1>
1つのサーバ群内の通信は、スイッチング装置L2SW−2、L2SW−3のスイッチドメインD1〜D4の中の1つを利用して実現される。例えば、サーバ群A内の1組の仮想マシン間の通信は、スイッチング装置L2SW−2のスイッチドメインD1を利用して実現される。この場合、仮想LANは、スイッチング装置L2SW−2とサーバ群Aとの間の回線と、1〜3000の中から選択される仮想LAN識別子との組み合わせで識別される。
<ケース2>
異なるサーバ群間の通信は、スイッチング装置L2SW−2、L2SW−3のスイッチドメインD5を利用して実現される。例えば、サーバ群E内の仮想マシンとサーバ群F内の仮想マシンとの間の通信は、スイッチング装置L2SW−3のスイッチドメインD5を利用して実現される。この場合、仮想LANは、スイッチング装置L2SW−3とサーバ群E、Fとの間の回線と、3001〜4094の中から選択される仮想LAN識別子との組み合わせで識別される。
<ケース3>
異なるスイッチング装置に収容されるサーバ間の通信は、スイッチング装置L2SW−1のスイッチドメインD5、スイッチング装置L2SW−2のスイッチドメインD1〜D4の中の1つ、およびスイッチング装置L2SW−3のスイッチドメインD1〜D4の中の1つを利用して実現される。図12では、サーバ群C内の仮想マシンとサーバ群G内の仮想マシンとの間の通信パスが描かれている。
<ケース4>
ルータ4と任意のサーバとの間の通信は、スイッチング装置L2SW−1のスイッチドメインD1〜D4の中の1つ、およびスイッチング装置L2SW−2、L2SW−3のスイッチドメインD1〜D4の中の1つを利用して実現される。図12では、ルータ4とサーバ群H内の仮想マシンとの間の通信パスが描かれている。
このように、スイッチング装置L2SW−2において、スイッチドメインD1〜D4はいずれも仮想LAN識別子1〜3000を使用できる。すなわち、仮想LAN識別子1〜3000は、スイッチドメインD1〜D4において重複して割り当て可能である。したがって、スイッチング装置L2SW−2は、スイッチドメインD1〜D4を利用して13000個以上の仮想LANを提供できる。また、スイッチング装置L2SW−2は、スイッチドメインD5を利用して約1094個以上の仮想LANを提供できる。この結果、スイッチング装置L2SW−2は、スイッチドメインD1〜D5を利用して約13000個以上の仮想LANを提供できる。同様に、スイッチング装置L2SW−3も約13000個以上の仮想LANを提供できる。この結果、図12に示すL2ネットワーク上には、最大で約26000個以上の仮想LANを構築することができる。
図13は、他の実施形態のスイッチング装置の動作を説明する図である。図13に示すスイッチング装置6の構成および動作は、基本的には、図4〜図9を参照しながら説明したスイッチング装置3と同じである。
ただし、図4〜図9に示すスイッチング装置3においては、仮想パス(或いは、仮想LAN)を識別する情報として、IEEE802.1Qの仮想LAN識別子VIDが使用される。これに対して図13に示すスイッチング装置6では、仮想パスを識別する情報として、MPLS(Multi-Protocol Label Switching)のラベル情報が使用される。
MPLSは、RFC3032により規定されている。MPLSネットワーク上では、パケットは、MPLSヘッダに応じて転送される。MPLSヘッダは、図14に示すように20ビットのラベルを含んでいる。そして、このラベル情報が、仮想パスを表す識別情報として使用される。なお、MPLSパケットは、例えば、図3に示すイーサネットフレームの先頭にMPLSヘッダを付加することで作成される。
図13において、スイッチング装置6には、MPLSパケットが入力される。スイッチング装置6が備える入力処理部61−1〜61−3、パケットスイッチ部62a〜62c、ラベル書き換え部63−4〜63−6の動作は、基本的に、図4に示す入力処理部31−1〜31−3、パケットスイッチ部32a〜32c、ラベル書き換え部33−4〜33−6と同じである。
ただし、入力処理部61−1〜61−3は、それぞれ、入力MPLSパケットを、ラベル情報に対応するパケットスイッチ部62a〜62cへ転送する。また、パケットスイッチ部62a〜62cは、それぞれ、入力MPLSパケットを、送信先アドレスに対応する出力ポート(ここでは、ポート#4〜#6)へ転送する。さらに、ラベル書き換え部63−4〜63−6は、それぞれ、出力パケットのラベル情報を書き換える。
図15は、MPLSネットワークに設けられるスイッチング装置の機能ブロック図である。MPLSネットワークに設けられるスイッチング装置6が有する入力MPLSフィルタ機能F6、グループIDテーブル検索機能F7、L2学習テーブル検索機能F8、ラベル書き換え機能F9、ルーティング機能F10は、基本的には、スイッチング装置3が備える入力フィルタ機能F1、グループIDテーブル検索機能F2、L2学習テーブル検索機能F3、VID書き換え機能F4、ルーティング機能F5と同じである。
ただし、入力MPLSフィルタ機能F6は、MPLSパケットのフィルタリングを行うと共に、入力MPLSパケットを受信したポートを識別する入力ポート識別子、入力MPLSパケットに付与されているラベル情報、入力MPLSパケットの送信先アドレスを検出する。グループIDテーブル検索機能F7は、入力MPLSパケットの入力ポート識別子およびラベル情報でグループIDテーブルを検索する。グループIDテーブルは、入力ポート識別子およびラベル情報の組み合わせに対して、グループIDを格納している。
L2学習テーブル検索機能F8は、入力MPLSパケットのグループIDおよび送信先アドレスでL2学習テーブルを検索する。L2学習テーブルは、グループIDおよび送信先アドレスの組み合わせに対して、出力ポート識別子を格納している。ラベル書き換え機能F9は、入力MPLSパケットのグループIDおよび出力ポート識別子でラベル変換テーブルを検索する。ラベル変換テーブルは、グループIDおよび出力ポート識別子の組み合わせに対して、出力ラベル情報を格納している。そして、ルーティング機能F10は、MPLSパケットを、L2学習テーブル検索機能F8により検索された出力ポート識別子が指示するポートに転送する。なお、このMPLSパケットのラベルは、ラベル書き換え機能F9により書き換えられている。
なお、図4〜図9に示すスイッチング装置3は、IEEE802.1Qの仮想LAN識別子VIDを利用して仮想パスが識別されるネットワークにおいて、回線毎(または、ポート毎)に仮想LAN識別子VIDを使用して仮想LANを提供できる。また、図13および図15に示すスイッチング装置6は、MPLSのラベル情報を利用して仮想パスが識別されるネットワークにおいて、回線毎(または、ポート毎)にラベル情報を使用して仮想LANを提供きる。さらに、発明に係るスイッチング装置は、仮想LAN識別子VIDまたはMPLSラベルに限定されず、回線毎(または、ポート毎)に仮想パス情報を使用して仮想LANを提供することができる。例えば、発明に係るスイッチング装置は、PBB(Provider Backbone Bridging)ネットワークにも適用可能である。
このように、より大きなビット数で仮想パスを表す形式のパケットを使用すれば、回線毎(または、ポート毎)に設定可能な仮想LANの数を増やすことができる。このとき、実施形態のスイッチング装置を導入したネットワークにおいては、MACベースのスイッチと同じ構成で、異なる形式のパケットを転送することができる。したがって、ネットワーク管理者は、様々なフォーマット(MPLS、PBB、Q−IN−Q、ATM等)を理解しなくても、仮想LANを構築できる。
また、実施形態のスイッチング装置を導入する場合は、複数のパケット形式が混在してもよい。例えば、トラフィックが集中する領域にはMPLSネットワークを構築し、他の領域にはIEEE802.1Qで仮想LANを構築するようにしてもよい。この場合、トラフィックが集中する領域では、回線ごとに、4094を超える仮想LANを構築することができる。
次に、実施形態のスイッチング装置を利用して仮想LANを構築する方法について説明する。以下では、図16に示すネットワークにおいて仮想LANを構築する場合の手順を説明する。
図16に示すネットワークは、3台のスイッチング装置L2SW−1〜L2SW−3を備えている。各スイッチング装置L2SW−1〜L2SW−3は、例えば、図4〜図9に示すスイッチング装置3である。
スイッチング装置L2SW−1のポート#1は、スイッチング装置L2SW−2のポート#1に接続されている。スイッチング装置L2SW−1のポート#2は、スイッチング装置L2SW−3のポート#1に接続されている。スイッチング装置L2SW−2のポート#2、#3は、それぞれサーバシステムA、Bに接続されている。スイッチング装置L2SW−3のポート#2、#3は、それぞれサーバシステムC、Dに接続されている。
監視制御装置71は、ユーザの指示に応じて仮想LANを構築する。また、監視制御装置71は、コンピュータ、入出力デバイス、通信デバイスを備える。入出力デバイスは、例えば、キーボード、マウス、ディスプレイ等を含む。そして、ユーザは、この入出力デバイスを利用して、仮想LANの構成を指示することができる。また、通信デバイスは、各スイッチング装置L2SW−1〜L2SW−3および各サーバシステムA〜Dとの間で情報を送受信する。
各スイッチング装置L2SW−1〜L2SW−3は、それぞれネットワークトポロジ管理テーブル72を備えている。ネットワークトポロジ管理テーブル72は、ネットワークトポロジを表す情報を管理する。すなわち、ネットワークトポロジ管理テーブル72は、装置(スイッチング装置L2SW−1〜L2SW−3、サーバシステムA〜D)間を接続する物理回線の接続関係を表す情報を管理する。
図17は、ネットワークトポロジ管理テーブル72の実施例を示す。図17に示すネットワークトポロジ管理テーブル72は、図16に示すネットワークのトポロジを表している。そして、ネットワークトポロジ管理テーブル72が管理するトポロジ情報により、ネットワーク上の物理的なルートが一意に特定される。
上記構成のネットワークにおいて仮想LANを構築する手順を図18に示すシーケンス図を参照しながら説明する。なお、図18に示すL2SWは、図16に示す各スイッチング装置L2SW−1〜L2SW−3に相当する。また、図18に示す端末は、図16に示す各サーバシステムA〜D(または、サーバシステム内に生成される仮想マシンVM)を表す。
ステップSB0において、各L2SWは、ネットワークトポロジ管理テーブル72を作成する。ネットワークトポロジ管理テーブル72は、特に限定されるものではないが、例えば、LLDP(Link Layer Discovery Protocol)で自動的に作成される。LLDPは、IEEE802.1ABで規定されている隣接探索プロトコルであり、ノード(すなわち、L2SW)間でLLDPフレームを送受信することで、隣接ノードを認識する。ただし、この方法は、各L2SWがLLDPをサポートしているときに使用される。なお、ネットワークトポロジ管理テーブル72は、ネットワーク管理者が手作業で作成するようにしてもよい。
L2SW−1〜L2SW−3の中の任意の1つは、作成したネットワークトポロジ管理テーブル72を監視制御装置71へ送信する。L2SWと監視制御装置71との間の通信は、例えば、SNMP/TL-1レスポンスフォーマット、FTP等で実現される。この後、各L2SWは、ステップSB1において、監視制御装置71から仮想LAN番号および端末番号を待ち受ける。また、各端末は、ステップSC1において、監視制御装置71から仮想LAN番号および端末番号を待ち受ける。
監視制御装置71は、ステップSA1において、L2SWからネットワークトポロジ管理テーブル72を受信する。続いて、監視制御装置71は、ステップSA2において、ユーザから新たな仮想LANの構築の指示を受け取る。この例では、ユーザは、サーバシステムA、C、D間を接続する仮想LANを構築する旨の指示を入力するものとする。そうすると、監視制御装置71は、上記指示に基づいて仮想LAN指定情報を生成し、仮想LAN管理テーブルに登録する。仮想LAN指定情報は、仮想LANを識別する仮想LAN番号に対して、その仮想LANに属する2以上の端末を識別する端末番号を表す。仮想LAN番号は、図16に示すネットワーク内でユニークな値が割り当てられる。
図19は、仮想LAN管理テーブルの実施例である。仮想LAN管理テーブルの各エントリには、仮想LAN番号および接続区間情報が登録される。接続区間情報は、仮想LANに接続される端末のグループを表す。この例では、登録番号1に対して、「仮想LAN番号:100」および「接続区間:サーバシステムA_VM1、サーバシステムC_VM1、サーバシステムDA_VM1」が登録されている。この仮想LAN指定情報は、図16に示す仮想LANを表している。また、登録番号2に対して、「仮想LAN番号:200」および「接続区間:サーバシステムA_VM2、サーバシステムB_VM2」が登録されている。
監視制御装置71は、ステップSA4において、ネットワークトポロジ管理テーブル72を参照し、仮想LAN管理テーブルに新たに登録した仮想LANを実現する物理回線ルートを抽出する。この例では、上述した仮想LAN番号100に対して、下記の物理回線ルートが得られる。
サーバシステムA:(1(1))−((1)2(2))−A
サーバシステムC:(1(2))−((1)3(2))−C
サーバシステムD:(3(3))−D
上記表記において、例えば(1(1))は、L2SW−1のポート#1を表している。また、((1)2(2))は、L2SW−2のポート#1及びポート#2を表している。そして、(1(1))−((1)2(2))−Aは、L2SW−1のポート#1とL2SW−2のポート#1との間の物理回線、およびL2SW−2のポート#2とサーバシステムAとの間の物理回線が使用されることを表している。したがって、仮想LAN番号100に対して、下記の5本の物理回線#1〜#5が抽出される。
回線#1:L2SW−1のポート#1とL2SW−2のポート#1との間の物理回線
回線#2:L2SW−2のポート#2とサーバシステムAとの間の物理回線
回線#3:L2SW−1のポート#2とL2SW−3のポート#1との間の物理回線
回線#4:L2SW−3のポート#2とサーバシステムCとの間の物理回線
回線#5:L2SW−3のポート#3とサーバシステムDとの間の物理回線
各L2SWは、ステップSB2において、監視制御装置71から仮想LAN番号および端末番号を含む仮想LAN指定情報を受信する。そうすると、各L2SWは、ステップSB3において、仮想LAN識別子VIDの設定が終了するまでの期間、新たな仮想LAN番号および端末番号の受け付けを禁止する。
ステップSB4において、各L2SWは、監視制御装置71から通知された仮想LAN番号および端末番号に対して、仮想LAN識別子の設定が必要か否かを確認する。このとき、各L2SWは、ネットワークトポロジ管理テーブル72を参照して、仮想LAN識別子の設定が必要か否かを確認する。例えば、L2SW−1は、仮想LAN番号100に対して、回線1、回線2についてそれぞれ仮想LAN識別子VIDを設定する必要があると判定する。
ステップSB5において、各L2SWは、仮想LANを構築するために使用されるポートに対して仮想LAN識別子を設定する。このとき、L2SWは、回線ごとに割り当てられている仮想LAN識別子の中から、未使用かつ最小の仮想LAN識別子を抽出する。この例では、仮想LAN番号100を構築するために、以下の設定が行われる。
L2SW−1
ポート#1(回線#1):VID2
ポート#2(回線#3):VID5
L2SW−2
ポート#1(回線#1):VID2
ポート#2(回線#2):VID1
L2SW−3
ポート#1(回線#3):VID5
ポート#2(回線#4):VID2
ポート#3(回線#5):VID1
このように、各L2SWは、それぞれ「回線ごとに割り当てられている仮想LAN識別子の中から、未使用かつ最小の仮想LAN識別子を抽出する」という規則に従って、仮想LAN識別子を設定する。したがって、各回線の両側に接続される1組のL2SWにおいて、その回線上の仮想パスに対して同じ仮想LAN識別子が割り当てられる。例えば、L2SW−1およびL2SW−2において、回線#1上の仮想パスに対して「VID2」が割り当てられている。この結果、仮想LAN番号100を構築するために、物理回線#1〜#5に対してそれぞれ仮想LAN識別子VID2、VID1、VID5、VID2、VID1が設定される。
そして、各L2SWは、監視制御装置71に対して、設定完了報告を送信する。なお、設定完了報告は、仮想LAN番号および仮想LAN識別子が割り当てられた物理回線の番号を含む。例えば、L2SW−1は、設定完了報告を利用して「仮想LAN番号100」および「回線#1、#3」を監視制御装置71に通知する。
各端末(図16では、サーバシステムA、C、D)により実行されるステップSC2〜SC6は、L2SWにより実行されるステップSB2〜SB6と同じである。ただし、各端末は、ステップSC6において、設定完了報告を利用して監視制御装置71に仮想LAN番号を通知する。
監視制御装置71は、ステップSA4において、各L2SWおよび各端末から設定完了報告を受信する。そして、監視制御装置71は、ステップSA5において、各L2SWおよび各端末において仮想LANの設定が完了したか否かを確認する。このとき、監視制御装置71は、ステップSA3で抽出した各回線(この例では、回線#1〜#5)に対してそれぞれ仮想LAN識別子VIDの設定が完了しているか否かを確認する。
すべての設定が完了していれば、監視制御装置71は、ステップSA6において、各L2SWおよび各端末に対して、設定完了確認報告を送信する。この設定完了確認報告は、受付禁止解除メッセージを含んでいる。その後、監視制御装置71は、ステップSA7において、次の仮想LANの設定を受け付けるモードに移る。
各L2SWは、上記設定完了確認報告を受信すると、ステップSB7において、次の仮想LAN番号および端末番号を受け付けるモードに移る。同様に、各端末は、上記設定完了確認報告を受信すると、ステップSC7において、次の仮想LAN番号および端末番号を受け付けるモードに移る。
なお、図18に示す手順において、監視制御装置71から各L2SWへ通知される仮想LAN番号は、たとえば、図5〜図6に示す実施例においてグループIDとして使用される。また、図18に示すステップSB5においてポートと仮想LAN識別子VIDとの対応関係を設定することにより、図6に示すグループIDテーブル41、L2学習テーブル42、VID変換テーブル44が作成される。
一例として、図16に示す仮想LANにおいて、サーバシステムAからサーバシステムCへパケットを送信するための仮想パスについて考える。ここで、この仮想パスの送信先アドレスはCCCであるものとする。この場合、L2SW−1のグループIDテーブル41、L2学習テーブル42、VID変換テーブル44には、以下の情報が登録される。
グループIDテーブル41:
「入力ポート:#1」「入力VID:2」「グループID:100」
L2学習テーブル42:
「グループID:100」「送信先アドレス:CCC」「出力ポート:#2」
VID変換テーブル44:
「グループID:100」「出力ポート:#2」「出力VID:5」
L2SW−2のグループIDテーブル41、L2学習テーブル42、VID変換テーブル44には、以下の情報が登録される。
グループIDテーブル41:
「入力ポート:#2」「入力VID:1」「グループID:100」
L2学習テーブル42:
「グループID:100」「送信先アドレス:CCC」「出力ポート:#1」
VID変換テーブル44:
「グループID:100」「出力ポート:#1」「出力VID:2」
L2SW−3のグループIDテーブル41、L2学習テーブル42、VID変換テーブル44には、以下の情報が登録される。
グループIDテーブル41:
「入力ポート:#1」「入力VID:5」「グループID:100」
L2学習テーブル42:
「グループID:100」「送信先アドレス:CCC」「出力ポート:#2」
VID変換テーブル44:
「グループID:100」「出力ポート:#2」「出力VID:2」
また、必要に応じて、他の仮想パスについて情報が各L2S−1〜L2SW−3に登録される。これにより、図16に示す仮想LANが構築される。
この後、例えば、サーバシステムAの仮想マシンVM1からサーバシステムCの仮想マシンへVM1のデータ送信は、以下のようにして実現される。
(1)サーバシステムAは、回線#2を介してパケットを送信する。このパケットの送信先アドレスDAは、サーバシステムCの仮想マシンへVM1を指し示す。また、このパケットには、仮想LAN識別子としてVID1が付与される。
(2)サーバシステムAから送信されたパケットは、回線#2を介して伝送され、L2SW−2のポート#2に入力される。L2SW−2は、「VID=1」および「ポート#2」に基づいて「仮想LAN=100」を検出し、検出した仮想LANに対応するパケットスイッチ部を利用して、出力ポートを決定する。この例では、送信先アドレスDAに応じて「出力ポート#1」が決定される。そうすると、L2SW−2は、仮想LAN識別子を「VID1」から「VID2」に書き換えた後、ポート#1を介してそのパケットを回線#1に出力する。
(3)L2SW−2から送信されたパケットは、回線#1を介して伝送され、L2SW−1のポート#1に入力される。L2SW−1は、「VID=2」および「ポート#1」に基づいて「仮想LAN=100」を検出し、検出した仮想LANに対応するパケットスイッチ部を利用して、出力ポートを決定する。この例では、「出力ポート#2」が決定される。そうすると、L2SW−1は、仮想LAN識別子を「VID2」から「VID5」に書き換えた後、ポート#2を介してそのパケットを回線#3に出力する。
(4)L2SW−1から送信されたパケットは、回線#3を介して伝送され、L2SW−3のポート#1に入力される。L2SW−3は、「VID=5」および「ポート#1」に基づいて「仮想LAN=100」を検出し、検出した仮想LANに対応するパケットスイッチ部を利用して、出力ポートを決定する。この例では、「出力ポート#2」が決定される。そうすると、L2SW−3は、仮想LAN識別子を「VID5」から「VID2」に書き換えた後、ポート#2を介してそのパケットを回線#4に出力する。
(5)L2SW−3から送信されたパケットは、回線#4を介して伝送され、サーバシステムCに入力される。サーバシステムCは、「VID=2」に基づいて「仮想LAN=100」を検出し、検出した仮想LANに対応する仮想マシンに受信パケットを渡す。
このように、実施形態の仮想LAN構築方法によれば、監視制御装置71から各スイッチング装置に仮想LAN番号および仮想LANに属する端末が通知されると、各スイッチング装置は、それぞれグループIDテーブル41、L2学習テーブル42、VID変換テーブル44を生成する。すなわち、実施形態のスイッチング装置において仮想LANパスを設定する作業は、従来の仮想LANと比較して、同等またはより簡単になる。
1 サーバシステム
1c 仮想マシン(VM)
3、6 スイッチング装置
3a プロセッサ
3b バッファメモリ
3c スイッチ情報格納部
21−1〜21−K、22−1〜22−P 入力ポート
23−1〜23−K、24−1〜24−P 出力ポート
31−1〜31−3 入力処理部
32a〜32c パケットスイッチ部
33−4〜33−6 VID書き換え部
41 グループIDテーブル
42 L2学習テーブル
43 マルチキャストビットマップテーブル
44 VID変換テーブル
50A、50B 汎用MACスイッチ
53A−1〜53A−N、53B−1〜53B−N VID変換部
61−1〜61−3 入力処理部
62a〜62c パケットスイッチ部
63−4〜63−6 ラベル書き換え部
71 監視制御装置
72 ネットワークトポロジ管理テーブル

Claims (9)

  1. 複数の入力ポートおよび複数の出力ポートを備えるスイッチング装置であって、
    複数のパケットスイッチと、
    前記複数のパケットスイッチの中から、入力パケットを受信した入力ポートを識別する入力ポート識別子および前記入力パケットに付与されている入力仮想パス識別子の組合せに対応するパケットスイッチを選択し、選択したパケットスイッチに前記入力パケットを導く入力処理部と、を有し、
    前記入力処理部により選択されたパケットスイッチは、前記入力パケットの送信先アドレスに対応する出力ポートへ前記入力パケットを導く
    ことを特徴とするスイッチング装置。
  2. 請求項1に記載のスイッチング装置であって、
    力ポート識別子および入力仮想パス識別子の組み合わせに対してグループ識別子を格納する第1の格納部と、
    グループ識別子と送信先アドレスとの組み合わせに対して出力ポート識別子を格納する第2の格納部、を備える
    ことを特徴とするスイッチング装置。
  3. 請求項1に記載のスイッチング装置であって、
    入力パケットに付与されている入力仮想パス識別子を、前記入力ポート識別子、前記入力仮想パス識別子、及び前記送信先アドレスの組合せに対応する出力仮想パス識別子に書き換える書き換え部をさらに備える
    とを特徴とするスイッチング装置。
  4. 請求項3に記載のスイッチング装置であって、
    力ポート識別子および入力仮想パス識別子の組み合わせに対してグループ識別子を格納する第1の格納部と、
    グループ識別子と送信先アドレスとの組み合わせに対して出力ポート識別子を格納する第2の格納部と、
    グループ識別子と出力ポート識別子との組み合わせに対して出力仮想パス識別子を格納する第3の格納部、を備える
    ことを特徴とするスイッチング装置。
  5. 請求項1に記載のスイッチング装置であって、
    前記入力仮想パス識別子は、仮想LANを識別する仮想LAN識別子である
    ことを特徴とするスイッチング装置。
  6. 請求項1に記載のスイッチング装置であって、
    前記入力仮想パス識別子は、MPLSヘッダ内のラベル情報である
    ことを特徴とするスイッチング装置。
  7. 複数のスイッチおよび複数のポートを備えるスイッチング装置であって、
    第1のポートを介して入力される入力パケットに付与されている第1の仮想パス識別子に応じて決まる第1のスイッチに前記入力パケットを転送するセレクタと、
    前記セレクタと前記第1のスイッチとの間に設けられ、前記入力パケットに付与されている前記第1の仮想パス識別子を、前記第1のポートと前記第1の仮想パス識別子との組み合わせに対応する内部識別子に変換する第1の変換部と、
    前記第1のスイッチと第2のポートとの間に設けられ、前記第1のスイッチから前記第2のポートへ出力される出力パケットに付与されている前記内部識別子を、前記第2のポートと前記内部仮想パス識別子との組み合わせに対応する第2の仮想パス識別子に変換する第2の変換部、
    を備えるスイッチング装置。
  8. 複数の入力ポートと、
    複数の出力ポートと、
    複数のパケットスイッチと、
    プロセッサと、を有し、
    前記プロセッサが、前記複数のパケットスイッチの中から、入力パケットを受信した入力ポートを識別する入力ポート識別子および前記入力パケットに付与されている入力仮想パス識別子の組合せに対応するパケットスイッチを選択し、選択したパケットスイッチに前記入力パケットを導き、
    前記プロセッサにより選択されたパケットスイッチは、前記入力パケットの送信先アドレスに対応する出力ポートへ前記入力パケット導く
    ことを特徴とするスイッチング装置。
  9. ネットワークトポロジを表すトポロジ情報を生成する手順と、
    仮想LANに属する端末を識別する仮想LAN情報を生成する手順と、
    前記トポロジ情報および前記仮想LAN情報に基づいて、前記仮想LANを構築するために使用される回線を抽出する手順と、
    前記抽出された回線の中の第1および第2の回線が接続されるスイッチング装置において、前記第1および第2の回線に対してそれぞれ第1および第2の仮想パス識別子を割り当てる手順と、
    前記スイッチング装置において、前記第1の回線が接続されるポートを識別する第1のポート識別子、前記第1の仮想パス識別子、送信先アドレスの組み合わせに対して、前記第2の回線が接続されるポートを識別する第2のポート識別子および前記第2の仮想パス識別子を表すスイッチ情報を生成する手順、
    を有する仮想LAN構築方法。
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